WO2004093349A1 - ハンドオーバー機能試験方法及びスペクトラム拡散移動通信システム - Google Patents

Abstract

移動端末１０と、移動端末１０と通信を行う基地局無線装置２０ａ，２０ｂと、基地局無線装置２０ａ，２０ｂにおける送信電力を制御する無線基地局制御装置３０とを少なくとも有し、基地局無線装置２０ａ，２０ｂがカバーするセル間におけるハンドオーバー機能の試験を行う場合に、無線基地局制御装置３０において、移動端末１０におけるハンドオーバー試験の対象となるセルをカバーする基地局無線装置２０ａ，２０ｂからの受信電界レベルの差分を算出し、差分が予め決められたしきい値以下となるように基地局無線装置２０ａ，２０ｂにおける送信電力を制御し、受信電界レベルの差分がしきい値以下となる基地局無線装置２０ａ，２０ｂがカバーするセル間におけるハンドオーバー機能の試験を行う。

Description

明 細 書 ハンドオーバ一機能試験方法及びスぺクトラム拡散移動通信システム 技術分野：

本発明は、スペクトラム拡散移動通信システムにおけるハンドオーバー機能試験 方法及びスペクトラム拡散移動通信システムに関する。

背景技術：

スペクトラム拡散移動通信システムにおいて、 2つのセル間におけるソフト ·ソ フタ一ハンドオーバ一機能試験を実行する場合、それら 2つのセルをそれぞれカバ —する 2つの基地局無線装置からの送信波を受信することができ、 かつ、 ソフト · ソフタ一ハンドオーバー可能な電界環境にある場所を探す必要がある。

しかし、要求されるセル間のソフト ·ソフターハンドオーバーエリアを実フィー ルドで探すことは、 電波環境が予測できないことから困難である。

また、電波環境を測定できる測定器をソフト ·ソフ夕一ハンドオーバー試験に使 用し、 電波環境を探しながら、 試験を実行することも考えられるが、 その場合、 電 波環境を測定するための測定器が必要であり、かつ、電波環境を探すために時間を 要するという欠点があつた。

そこで、 例えば、 C D MA方式における基地局試験装置において、試験を実施す る基地局試験装置の移動端末機と基地局の複数のセクタ対応送受信機との間にお ける、 最も良い呼接続状態になる結合度と、 呼接続開始可能状態になる結合度と、 呼切断状態になる三段階の結合度とを制御することによって任意のセクタ間のソ フタ一ハンドオーバー状態を再現し、それにより、 ソフ夕一ハンドオーバ一機能試 験を実行可能とした試験装置が考えられている （例えば、特開 2 0 0 2— 2 5 2 5 8 8号公報参照。）。

しかしながら、上述したような試験装置を用いてハンドオーバー機能試験を実行 する場合、その試験装置が必要となるとともに、試験を実施する基地局試験装置の 移動端末機と基地局の複数のセクタ対応送受信機との間における、最も良い呼接続 状態になる結合度と、呼接続開始可能状態になる結合度と、呼切断状態になる三段 階の結合度とを制御する必要があることにより制御が煩雑となってしまうという 問題点がある。 発明の開示：

本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであ つて、 フィールドでのソフト ·ソフ夕一ハンドオーバー機能試験を、 容易に、 かつ 短時間で実行することができるハンドオーバ一機能試験方法及びスぺクトラム拡 散移動通信システムを提供することを目的とする。

上記目的を達成するために本発明は、

移動端末と、該移動端末と通信を行う基地局無線装置と、該基地局無線装置にお ける送信電力を制御する無線基地局制御装置とを少なくとも有してなる移動通信 システムにて前記基地局無線装置がカバ一するセル間におけるハンドォ一バー機 能の試験を行うハンドオーバ一試験方法であって、

前記移動端末における前記ハンドオーバー試験の対象となるセルをカバーする 基地局無線装置からの受信電界レベルの差分を算出し、前記差分が予め決められた しきい値以下となるように前記基地局無線装置における送信電力を制御し、前記受 信電界レベルの差分が前記しきい値以下となる基地局無線装置がカバ一するセル 間におけるハンドオーバ一機能の試験を行うことを特徴とする。

また、前記差分が予め決められたしきい値以下となるように、前記差分が算出さ れた基地局無線装置のうち、前記受信電界レベルが大きな基地局無線装置における 送信電力を制御することを特徴とする。

また、 前記移動端末における受信電界レベルを測定する処理と、

前記測定された受信電界レベルを前記無線基地局制御装置に報告する処理と、 報告された受信電界レベルの差分を算出する処理と、

算出された受信電界レベルの差分と前記しきい値とを比較する処理と、 前記差分が前記しきい値を超える場合、前記差分が予め決められたしきい値以下 となるように前記基地局無線装置における送信電力を制御するための調整値を算 出する処理と、

算出された調整値を用いて、前記基地局無線装置における送信電力を制御する処 理とを有することを特徴とする。

また、移動端末と、 該移動端末と通信を行う基地局無線装置と、 該基地局無線装 置における送信電力を制御する無線基地局制御装置とを少なくとも有し、前記基地 局無線装置がカバ一するセル間におけるハンドオーバ一機能の試験を行うスぺク トラム拡散移動通信システムであって、

前記無線基地局制御装置は、前記移動端末における前記ハンドオーバー試験の対 象となるセルをカバ一する基地局無線装置からの受信電界レベルの差分を算出し、 前記差分が予め決められたしきい値以下となるように前記基地局無線装置におけ る送信電力を制御し、前記受信電界レベルの差分が前記しきい値以下となる基地局 無線装置がカバ一するセル間におけるハンドオーバ一機能の試験を行うことを特 徴とする。

また、前記無線基地局制御装置は、前記差分が予め決められたしきい値以下とな るように、前記差分が算出された基地局無線装置のうち、前記受信電界レベルが大 きな基地局無線装置における送信電力を制御することを特徴とする。

また、 前記無線基地局制御装置は、

前記移動端末における受信電界レベルを認識する受信電界レベル認識手段と、 前記受信電界レベル認識手段にて認識された受信電界レベルの差分を算出する 受信電界レベル差算出手段と、

前記受信電界レベル差算出手段にて算出された受信電界レベルの差分と前記し きい値とを比較する受信電界レベル差比較手段と、

前記受信電界レベル差比較手段における比較の結果、前記差分が前記しきい値を 超える場合、前記差分が予め決められたしきい値以下となるように前記基地局無線 装置における送信電力を制御するための調整値を算出する調整値算出手段と、 前記調整値算出手段にて算出された調整値を用いて、前記基地局無線装置におけ る送信電力を制御するための送信電力制御値を算出する送信電力制御値算出手段 と、 前記送信電力制御値算出手段にて算出された送信電力制御値に基づいて、前記基 地局無線装置の送信電力を制御する送信電力制御手段とを有することを特徴とす る。 図面の簡単な説明：

図 1は、本発明のハンドオーバー機能試験方法を実現可能なスぺクトラム拡散移 動通信システムの実施の一形態を示す図である。

図 2は、図 1に示したスペクトラム拡散移動通信システムにおけるハンドオーバ 一機能試験方法を説明するためのフローチャートである。 発明を実施するための最良の形態：

以下に、 本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。

図 1は、本発明のハンドオーバー機能試験方法を実現可能なスぺクトラム拡散移 動通信システムの実施の一形態を示す図である。

本形態に係るスペクトラム拡散移動通信システムは、 図 1に示すように、携帯端 末や自動車電話等といった移動端末 1 0と、移動端末 1 0に対して通信可能なセル をカバーし、 このセル内にて移動端末 1 0と通信を行う基地局無線装置 2 0 a , 2 0 bと、 基地局無線装置 2 0 a， 2 0 bの動作を制御するとともに、 ソフト ·ソフ ターハンドオーバー機能試験モードを具備し、通常のサービス時あるいは、通常の サービス中の基地局無線基地局 2 0 a , 2 0 bに対しては、そのモード設定機能が 実行できない仕組みを有する無線基地局制御装置 3 0とから構成されている。 なお、移動端末 1 0については、 1つしか図示していないが、 実際には複数の移 動端末が存在することになる。 また、 基地局無線装置 2 0 a , 2 0 bにおいても、 2つしか図示していないが、実際には複数の基地局無線装置が無線基地局制御装置 3 0に接続されている。

また、移動端末 1 0には、基地局無線装置 2 0 a , 2 0 bとの間にて信号の送受 信を行うための送受信部 1 1と、基地局無線装置 2 0 , 2 0 bから送信された信号 のセル毎の受信電力を測定し、測定結果を基地局無線装置 2 0 a , 2 0 bを介して 無線基地局制御装置 3 0に報告する受信電力測定部 1 2と、 ソフト ·ソフタ一ハン ドオーバー状態にあるセル番号を表示する表示部 1 3とが設けられている。

また、 基地局無線装置 2 0 a , 2 0 bには、移動端末 1 0との信号の送受信を行 う送受信部 2 l a , 2 1 bと、無線基地局制御装置 3 0における制御に従って送受 信部 2 1 a， 2 1 bにおける送信電力を制御する送信電力制御部 2 2 a， 2 bとが 設けられている。

また 無線基地局制御装置 3 0には、 ソフト 'ソフタ一ハンドォ一パー機能試験 モードに設定された場合に、 フィールドにてソフト ·ソフタ一ハンドオーバーの試 験を実行するセル番号を認識するセル番号認識部 3 1と、移動端末 1 0から報告さ れた移動端末 1 0におけるセル毎の受信電界レベルを認識する受信電界レベル認 識部 3 2と、受信電界レベル認識部 3 2にて認識された移動端末 1 0におけるセル 毎の受信電界レベルの差を算出する受信電界レベル差算出部 3 3と、受信電界レべ ル差算出部 3 3にて算出された受信電界レベルの差と予め決められたしきい値と を比較する受信電界レベル差比較部 3 4と、受信電界レベル差比較部 3 4における 比較結果に基づいて、受信電界レベル差算出部 3 3にて算出された受信電界レベル の差が予め決められたしきい値よりも大きな場合に、受信電界レベル差算出部 3 3 にて算出された受信電界レベルの差が予め決められたしきい値以下となるような 調整値を算出する調整値算出部 3 5と、調整値算出部 3 5にて算出された調整値を 用いて、基地局無線装置 2 0 a , 2 0 bにおける送信電力を制御するための送信電 力制御値を算出する送信電力算出部 3 6と、送信電力算出部 3 6にて算出された送 信電力制御値に基づいて基地局無線装置 2 0 a , 2 0 bにおける送信電力を制御す る送信電力制御部 3 7とが設けられている。

以下に、上記のように構成されたスぺクトラム拡散移動通信システムにおけるハ ンドオーバ一機能試験方法について説明する。

図 2は、図 1に示したスペクトラム拡散移動通信システムにおけるハンドオーバ —機能試験方法を説明するためのフローチャートである。

まず、 無線基地局制御装置 3 0に対して、 フィールドにてソフト ·ソフタ一ハン ドオーバー機能試験の実行対象となるセル番号が入力されると、無線基地局制御装 置 30のセル番号認識部 31において、 フィールドにてソフト 'ソフタ一ハンドォ 一バー機能試験の実行対象となるセル番号が認識される （ステップ S l)。 なお、 本形態においては、基地局無線装置 20 a, 20 bによってカバーされるセルのセ ル番号が入力、 認識されることとする。

また、移動端末 10において、 基地局無線装置 20 a, 20 bから送信された信 号が受信されると、移動端末 10の受信電力測定部 12において、基地局無線装置 20 a, 20 bから送信された信号毎の移動端末 10における初期受信電力が測定 され (ステップ S 2)、 測定された初期受信電力が基地局無線装置 20 a， 20 b を介して無線基地局制御装置 30に報告される (ステップ S 3)。 ここで、 基地局 無線装置 20 a， 20 bからの送信電力をそれぞれ P (AO), P (B O) とし、 また、基地局無線装置 20 a， 20 bから送信された信号の移動端末 10における 初期受信電力をそれぞれ L (AO), L (B O) とする。 基地局無線装置 20 a， 20 bから移動端末 10への伝搬ロスがそれぞれ異なるため、基地局無線装置 20 aからの送信電力 P (AO) と、 基地局無線装置 20 bからの送信電力 P (B 0) が互いに同一であっても、基地局無線装置 20 aから送信された信号の移動端末 1 0における初期受信電力 L (AO) と、基地局無線装置 20 bから送信された信号 の移動端末 10における初期受信電力 L (B 0) とは同一では無い。

無線基地局制御装置 30においては、受信電界レベル認識部 32において、移動 端末 10から報告された初期受信電界レベルのうち、ステップ S 1にて認識された セル番号、 すなわち、基地局無線装置 20 a, 20 bにてカバーされるセルのセル 番号の初期受信電界レベル L (AO), L (B O) が認識される （ステップ S 4)。 次に、無線基地局制御装置 30の受信電界レベル差算出部 33において、ステツ プ S 4にて認識された初期受信電界レベル L (AO), L (B O) の差が算出され る （ステップ S 5)。 なお、 本形態においては、 初期受信電界レベル L (AO), L (B O) の大小関係を、 L (AO) >L (B O) とする。 無線基地局制御装置 30 においては、移動端末 10における初期受信電界レベルが最も高い、初期受信電界 レベル L (AO) を供給する基地局無線装置 20 aが、端末装置 10と通信する回 線として選択される。 次に、無線基地局制御装置 30の受信電界レベル差比較部 34において、ステツ プ S 5にて算出された初期受信電界レベル L (AO), L (B 0) の差と予め受信 電界レベル差比較部 34に設定されているしきい値 Tとが比較され （ステップ S 6)、 L (AO) 一 L (B 0) ≤Tである場合、 初期受信電界レベル L (Β 0) を 供給する基地局無線装置 20 bも端末装置 10と通信をする回線として選択され る。

また、 ステップ S 5にて算出された初期受信電界レベル L (AO) tL (BO) の差と、 しきい値 Tとが比較された結果、 L (AO) 一 L (B 0) >Tである場合 は、 無線基地局制御装置 30において、 初期受信電界レベル L (Β 0) を供給する 基地局無線装置 20 bが端末装置 10と通信をする回線として選択されない。つま り、基地局無線装置 20 a, 20 bがカバーするセルにおけるソフトハンドオーバ 一機能をフィールドで試験するためには、 L (A0) 一 L (B 0) ≤Tとする必要 がある。

そこで、 無線基地局制御装置 30の調整値算出部 35において、 L (AO) -L (BO) 一 AL≤Tとなる、 調整値 の値が算出される （ステップ S 7)。

次に、無線基地局制御装置 30の送信電力制御値算出部 36において、基地局無 線装置 20 aにおける送信電力が、 P (AO)から調整値 だけ低い値になるよ うな送信電力制御値が算出される （ステップ S 8)。

その後、基地局無線装置 20 aにおいては、無線基地局制御装置 30の送信電力 制御部 37における送信電力制御値に基づく制御によって、送信電力が、 P (AO) — ALとなる P (A1) に設定される （ステップ S 9)。 それにより、 端末装置 1 0にて受信される基地局無線装置 20 a, 20 bからの受信電界レベルは L (A 1)， L (BO) となる。

端末装置 10からは、 ソフト ·ソフタ一八ンドオーバー機能試験を実行したいセ ルの受信電力として L (Al), L (B 0) が基地局無線装置 20 a, 20 bを介 して無線基地局制御装置 30に報告される。無線基地局制御装置 30において、基 地局無線装置 20 bが、端末装置 10と通信を行う回線として選択される。結果的 に、 ソフト ·ソフタ一ハンドオーバ一状態に設定することができなかった基地局無 線装置 2 O bが、 ソフト ·ソフターハンドオーバ一状態に自動的に設定される。 本形態においては、ソフト ·ソフ夕一ハンドオーバーを実行するしきい値として、 端末装置 1 0にて受信される受信電界レベルが使用された。 尚、 しきい値として、 E b /N Oを使用してもよい。その場合、 無線基地局装置 2 0 a , 2 0 bそれぞれ の送信波の受信 E b ZN Oが、端末装置 1 0から無線基地局装置 2 0 a , 2 0 bを 介して無線基地局制御装置 3 0に報告される。 ソフト 'ソフタ一ハンドオーバー可 能な受信 E b /N Oが端末装置 1 0にて得られるよう基地局無線装置 2 0 a , 2 0 bの送信電力を制御する機能を無線基地局制御装置 3 0及び無線基地局装置 2 0 a， 2 0 bに設けることによって、 ソフト ·ソフタ一ハンドオーバ一試験をフィ一 ルドにて容易に実行することができる。

以上説明したように本発明においては、移動端末と、該移動端末と通信を行う基 地局無線装置と、該基地局無線装置における送信電力を制御する無線基地局制御装 置とを少なくとも有してなる移動通信システムにおいて、移動端末におけるハンド オーバー試験の対象となるセルをカバ一する基地局無線装置からの受信電界レべ ルの差分を算出し、算出された差分が予め決められたしきい値以下となるように基 地局無線装置における送信電力を制御し、受信電界レベルの差分がしきい値以下と なる基地局無線装置がカバ一するセル間におけるハンドオーバー機能の試験を行 う構成とした。 このため、 フィールドでのソフト ·ソフタ一ハンドオーバー機能の 試験に特殊な測定器を用いることなく、 フィ一ルドでのソフト ·ソフ夕一ハンドォ 一バー機能試験を、 容易に、 かつ短時間で実行することができる。

Claims

請 求 の 範 囲 移動端末と、 該移動端末と通信を行う基地局無線装置と、 該基地局無線装 置における送信電力を制御する無線基地局制御装置とを少なくとも有してなる移 動通信システムにて前記基地局無線装置がカバーするセル間におけるハンドォ— バー機能の試験を行うハンドオーバ一試験方法であって、

前記移動端末における前記ハンドォ一バー試験の対象となるセルをカバ一する 基地局無線装置からの受信電界レベルの差分を算出するステップと、

前記差分が予め決められたしきい値以下となるように前記基地局無線装置にお ける送信電力を制御するステップと、

前記受信電界レベルの差分が前記しきい値以下となる基地局無線装置がカバー するセル間におけるハンドォ一バ一機能の試験を行うステップ

を有することを特徴とするハンドオーバー機能試験方法。

2 . 前記送信電力を制御するステップにおいて、

前記差分が予め決められたしきい値以下となるように、前記差分が算出された基 地局無線装置のうち、前記受信電界レベルが大きな基地局無線装置における送信電 力を制御することを特徴とする請求項 1に記載のハンドオーバー機能試験方法。

3 . 前記移動端末における受信電界レベルを測定する処理ステップと、 前記測定された受信電界レベルを前記無線基地局制御装置に報告する処理ステ ップと、

報告された受信電界レベルの差分を算出する処理ステップと、

算出された受信電界レベルの差分と前記しきい値とを比較する処理ステップと、 前記差分が前記しきい値を超える場合、前記差分が予め決められたしきい値以下 となるように前記基地局無線装置における送信電力を制御するための調整値を算 出する処理ステップと、

算出された調整値を用いて、前記基地局無線装置における送信電力を制御する処 有することを特徴とする請求項 1または請求項 2に記載のハンドオーバ一機能 試験方法。

4 . 移動端末と、 該移動端末と通信を行う基地局無線装置と、 該基地局無線装 置における送信電力を制御する無線基地局制御装置とを少なくとも有し、前記基地 局無線装置がカバーするセル間におけるハンドオーバ一機能の試験を行うスぺク トラム拡散移動通信システムであって、

前記無線基地局制御装置は、

前記移動端末における前記ハンドオーバー試験の対象となるセルをカバーする 基地局無線装置からの受信電界レベルの差分を算出し、

前記差分が予め決められたしきい値以下となるように前記基地局無線装置にお ける送信電力を制御し、

前記受信電界レベルの差分が前記しきい値以下となる基地局無線装置が力バー するセル間におけるハンドオーバー機能の試験を行う

ことを特徴とするスペクトラム拡散移動通信システム。

5 . 前記無線基地局制御装置は、前記差分が予め決められたしきい値以下とな るように、前記差分が算出された基地局無線装置のうち、前記受信電界レベルが大 きな基地局無線装置における送信電力を制御することを特徴とする請求項 4に記 載のスペクトラム拡散移動通信システム。

6 . 前記無線基地局制御装置は、

前記移動端末における受信電界レベルを認識する受信電界レベル認識手段と、 前記受信電界レベル認識手段にて認識された受信電界レベルの差分を算出する 受信電界レベル差算出手段と、

前記受信電界レベル差算出手段にて算出された受信電界レベルの差分と前記し きい値とを比較する受信電界レベル差比較手段と、

前記受信電界レベル差比較手段における比較の結果、前記差分が前記しきい値を 超える場合、前記差分が予め決められたしきい値以下となるように前記基地局無線 装置における送信電力を制御するための調整値を算出する調整値算出手段と、 前記調整値算出手段にて算出された調整値を用いて、前記基地局無線装置におけ る送信電力を制御するための送信電力制御値を算出する送信電力制御値算出手段 と、

前記送信電力制御値算出手段にて算出された送信電力制御値に基づいて、前記基 地局無線装置の送信電力を制御する送信電力制御手段とを

有することを特徴とする請求項 4または請求項 5に記載のスぺクトラム拡散移 動通信システム。