JP2014216679A - 通信方法、通信システム、及び通信装置 - Google Patents

通信方法、通信システム、及び通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 通信設定を切り替えてパケットを送信する場合に、パケットが受信側に届けられるまでの時間差を実測していると、時間差を実測している期間は、送信側から送信する順序で受信側にパケットを届けさせるための設定が待たされてしまう。切り替え前の通信設定と切り替え後の通信設定との違いが、パケットが受信側に届けられるまでの時間差を発生させる。
【解決手段】 パケット通信の通信設定を切り替える通信方法であって、送信側から送信する順序とは異なる順序で受信側にパケットが届けられると予測されると、前記通信設定の切り替える場合に、前記送信側から送信する前記順序で前記受信側に前記パケットが届けられるように、前記パケットの送信タイミングを調整する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、通信方法、通信システム、及び通信装置に関する。
通信のスループットを向上させる技術として、リンクアグリゲーション技術が知られている。リンクアグリゲーション技術とは、送信側と受信側との間に、通信に使用可能な通信リンクを複数用意しておき、通信リンクの使用状況に合わせて、送信側からのデータを送信するための通信リンクを切り換えることによって、通信のスループットを向上させるという技術である。そして、送信側から送信されるデータは、主に、TCP(Transmission Control Protocol)や、UDP(User Datagram Protocol)といったプロトコルに従って送信される。
ところで、リンクアグリゲーション技術を使用した場合、通信リンクの通信速度や通信遅延などの通信性能の差によって、送信側から送信された順序とは異なる順序で、受信側にパケットが届けられることがある。そして、TCPにリンクアグリゲーション技術を適用した場合には、このパケットの順序逆転によって、TCPの再送制御などが実行されることがある。
なお、pingパケット等のプロブパケットを使用して、無線システム区間における無線通信方式毎の遅延差を実測し、遅延時間の短い無線通信方式で送信されるパケット全てを当該遅延差分だけ遅延させて、パケットの順序逆転を回避する技術が知られている。また、IP網で送信された複数のパケットの遅延時間の分布を記録して、パケットの送出時刻を算出する技術が知られている。
特開2011−135145号公報 国際公開第2006−070471号公報
通信設定を切り替えてパケットを送信する場合に、パケットが受信側に届けられるまでの時間差を実測していると、時間差を実測している期間は、送信側から送信する順序で受信側にパケットを届けさせるための設定が待たされてしまう。切り替え前の通信設定と切り替え後の通信設定との違いが、パケットが受信側に届けられるまでの時間差を発生させる。
本願は、送信側から送信された順序とは異なる順序で受信側にパケットが届かないように設定させる通信方法を提供することを目的とする。
開示の通信方法は、パケット通信の通信設定を切り替える通信方法であって、送信側から送信する順序とは異なる順序で受信側にパケットが届けられると予測されると、前記通信設定を切り替える場合に、前記送信側から送信する前記順序で前記受信側に前記パケットが届けられるように、前記パケットの送信タイミングを調整する。
本開示の一側面によれば、送信側から送信する順序で受信側にパケットを届けさせるための設定までにかかる時間が短縮される。
実施例の通信システムの例。 実施例の通信システムにおける通信の例。 通信の比較例。 実施例の通信システムにおける通信の他の例。 実施例の通信装置のハードウェア構成の例。 実施例の基地局の機能ブロックの例。 実施例の通信装置が記憶する情報の例。 実施例の通信装置が記憶する情報の他の例。 実施例の通信装置が実行する処理の例。 実施例の通信装置が実行する処理の他の例。 実施例の通信装置が実行する処理の他の例。 実施例の通信装置が実行する処理の他の例。 実施例の通信装置が実行する処理の他の例。 実施例の通信装置が実行する処理の他の例。 実施例の通信装置が実行する処理の他の例。 実施例の端末の機能ブロックの例。
図1に、実施例の通信システムの例が示される。通信システム1は、基地局10及び端末20及び21を含む。マクロ基地局30がカバーするネットワーク50に含まれる基地局10は、アプリケーションサーバであるサーバ40から送信されたパケットを、基地局30を介して受信し、このパケットを端末20や端末21へ送信する。なお、図1にはクライアント装置として端末20及び21が図示されているが、実施例はこれらに限定されない。基地局10は、基地局10がカバーするネットワーク60における無線リソースの使用状況に応じて複数の無線リンクを切り替えながら、ネットワーク60内に存在する端末20及び21のような複数のクライアント装置にパケットを送信する。また、実施例は、基地局10と端末20及び21とが複数の無線リンクを使用して通信する場合を例に後述されるが、無線通信や有線通信に限定されずに、ホスト装置とクライアント装置との間でリンクアグリゲーションを実現させるための通信リンク一般に適用可能である。
図2に、実施例の通信システムにおける通信の例が示される。図2には、トランスポート層のプロトコルの一例であるTCP(Transmission Control Protocol)に従って、基地局10と端末20とが通信する例であって、基地局10が、無線リソースの空き状況に応じて、TCPに従うパケットを送信するための無線リンクをAからBに切り換える通信の例が示される。ここで、無線リンクAは、例えば、移動体通信の通信方式に従ってデータ通信を無線で行うための無線リンクであり、無線リンクBは、例えば、無線LAN方式に従ってデータ通信を無線で行うための無線リンクであるとする。通信方式の違いによって、一般には、無線リンクの通信速度や通信遅延が異なるが、図2に示される例は、そのような通信速度等の差があっても、端末20によって受信されたパケットに順序逆転が発生しない例である。なお、送信側が基地局10で、受信側が端末20の例を示すが、実施例はこれに限定されず、送信側が端末20で、受信側が基地局10であってもよい。
ホスト装置であるサーバ40と端末20間におけるTCPに従う通信では、受信側である端末20がパケットを受信すると、端末20は、サーバ40によってパケットに付与された、パケットの順序を示すためのシーケンス番号に基づき、未受信のパケットを判定する。そして、まだ受信していないパケットの送信要求をするために、まだ到着していないパケットのうち順序が先頭のパケットのシーケンス番号をACKにおいて示して、これを送信側である基地局10に送信する。ACKを受信した基地局10は、ACKに示されているシーケンス番号のパケットの送信が要求されたとして、このパケットが未送信であれば、このシーケンス番号のパケットを端末20へ送信する。他方、このパケットを基地局10から送信済みであれば、その後、同じシーケンス番号のACKを所定回数受け取った場合に、このパケットが端末20に届かなかったと判定して、再送する。なお、パケットを送信済みであるというのは、基地局10から端末20にはパケットを少なくとも送信したという意味である。例えば、サーバ40から送信済みであっても、基地局10に至るまでの通信経路でパケットロスが発生した場合には、基地局10はパケットを直ちには送信できないことをここに補足しておく。
ところで、端末20は、パケットを受信する度にACKを送信するのではなく、ACKの送信を所定時間待機することによって、複数の受信パケットに対して、1つのACKが送信されるようにする。そのため、基地局10から送信された順序通りに端末20にパケットが到着している場合には、基地局10へ送信されるACKの数が減ることにより、パケット毎にACKが発生するよりも、通信帯域の利用効率を向上させることができる。なお、基地局10は、パケット毎にACKを受信しなくても、受信したACKに示されているシーケンス番号より前までのパケットまでは、少なくとも端末20によって受信されたと判定することができる。
また、端末20は、基地局10へACKを送信する場合に、まだ到着していないパケットのうち順序が先頭のパケットのシーケンス番号をACKに書き込むことに加えて、端末20の受信バッファの空き容量などに応じて、連続して受信可能なデータ量をACKによって基地局10に通知する。この連続して受信可能なデータ量がウィンドウサイズとよばれ、基地局10は、ウィンドウサイズの範囲内に納まる数のパケットを所定の送信間隔で連続的に端末20に送信する。
例えば、図2に示されるように、無線リンクBを使用して基地局10からパケット1(B)が端末20へ送信される。ここで、パケットに続く数字がシーケンス番号を表し、()によって示されるアルファベットが、パケットが送信される際に使用される無線リンクを識別するための情報であるとする。すなわち、図2に示される例では、パケット1は複数のパケットが送信される場合の1番目のパケットであって、無線リンク(B)によって送信されてることが示される。なお、無線リンクは後述される通信設定の一例である。
パケット1(B)を受信した端末20は、端末20にまだ到着していないパケットのうち順序が先頭のパケットのシーケンス番号として、1に次ぐ2をACKにおいて示して(図2にはACK2として表示される)、このACK2を基地局10に送信することで、パケット2の送信要求をする。さらに、端末20は連続して受信可能なデータサイズであるウィンドウサイズをACK2によって基地局10に通知する。なお、実施例はこの例に限定されないが、端末20から基地局10に送信されるACKに順序逆転が発生しないよう、受け取ったパケットに適用された無線リンクにかかわらず、同一の無線リンク(例えば無線リンクB)を使用して、基地局10へ送信されるとする。これは、基地局10から端末20に送信されるパケットにはサーバ40からのアプリケーションデータが含まれる場合があるのに対して、ACKのデータサイズが小さいため、ACKに対する無線リンクの割り当ての許容範囲が大きくとれるためである。
このACK2を受信した基地局10は、少なくともパケット1(B)が端末20に届けられたことをACK2によって確認し、送信が要求されたパケット2(A)と、ウィンドウサイズ内で送信可能な、パケット3(B)及びパケット4(B)を端末20に送信する。ここで、図2に示される例では、基地局10における無線リンクに切り替え規則に従って、パケット2(A)がパケット1(B)とは異なる無線リンクAによって送信されており、パケット2(A)が送信された後、無線リンクが切り換えられてパケット3(B)及びパケット4(B)が無線リンクBによって送信された例が示される。
なお、無線リンクの切り替えは、例えば、無線リソースの空き状況に応じて実行される。例えば、無線リンクBを複数の端末で共有して使用していた場合に、無線リンクBの無線リソースの空きが所定よりも小さくなると、無線リンクAの無線リソースに空きがある場合には、ある端末に送信するパケットの一部を、無線リンクAを使用して送信する。これは、無線リンクBの無線リソースが空くまでパケット送信を遅らせるよりも、単位時間あたりに基地局10から送信されるパケットのデータ量と、端末によって受信されるパケットのデータ量を近づけることによって、良好なデータ通信となるからである。また、無線リンクAから無線リンクBへの切り替えも同様の理由によって実行される。ところで、ACKの送信が、トランスポート層のプロトコルであるTCPに従って実行されるのに対して、通信設定の一例である無線リンクの切り替えは、トランスポート層よりも下位の通信レイヤである、例えば無線レイヤで実行される。
パケット2(A)、パケット3(B)及びパケット4(B)を受信した端末20は、受信バッファの空き容量に応じてウィンドウサイズを更新して、更新されたウィンドウサイズと共に、5番目のシーケンス番号を特定したACK5を基地局10に送信する。なお、実施例はこれに限定されないが、基地局10から送信されるパケットのヘッダ部に、パケット送信に使用された通信設定である無線リンクの通信方式を識別する情報が含まれている。そのため、端末10はこの情報に従って、通信方式に合わせて受信パケットを処理することができ、基地局10へACKを送信できる。 基地局10は、ACK5を受信すると、更新されたウィンドウサイズに従い、パケット5(B)、パケット6(A)、パケット7(B)及びパケット8(B)を端末20に送信する。
図3に、通信の比較例が示される。図3には、トランスポート層のプロトコルの一例であるTCPに従って、基地局10と端末20とが通信する場合の比較例が示される。そして、図3に示される例は、図2に示される例と異なり、基地局10から端末20にパケットが送信される場合に、パケットを送信するための無線リンクが切り換えられた結果、通信速度の遅い無線リンクAと通信速度の速い無線リンクBとの通信速度差によって、端末20によって受信されたパケットに順序逆転が発生した場合の例である。
なお、図3に示されるようなパケットの順序逆転は、無線リンク間の通信速度に仮に差がなくても、無線リンクAによる通信遅延が無線リンクBによる通信遅延よりも大きい場合には発生しうる。また、無線リンクの通信方式が同じであっても、パケットに施される変調方式や符号化率が変更されることによって、無線リンクが切り替えられた場合と同じようにパケットの伝送レートが変わってしまい、パケットの順序逆転が発生する場合がある。このような種々の通信設定の切り替えや通信遅延差によってパケットの順序逆転が発生する可能性があるが、ここでは、無線リンクの切り替えによって、パケットの順序逆転が発生する場合を例示する。また、実施例はこれに限定されないが、端末20では、処理負荷を極力下げるために、順序逆転が発生してしまったパケットの順序整列を実行しないものとして説明する。
図3に示されるように、無線リンクBを使用して基地局10からパケット1(B)が端末20へ送信される。パケット1(B)を受信した端末20は、端末20にまだ到着していないパケットのうち順序が先頭のパケットのシーケンス番号として、1に次ぐ2をACKにおいて示して(図3にはACK2として表示される)、このACK2を基地局10に送信することで、パケット2の送信要求をする。さらに、端末20は連続して受信可能なデータサイズであるウィンドウサイズをACK2によって基地局10に通知する。
このACK2を受信した基地局10は、少なくともパケット1(B)が端末20に届けられたことをACK2によって確認し、送信が要求されたパケット2(A)と、ウィンドウサイズ内で送信可能な、パケット3(B)及びパケット4(B)を端末20に送信する。ここで、図3に示される例では、基地局10における無線リンクに切り替え規則に従って、パケット2(A)がパケット1(B)とは異なる無線リンクAによって送信されており、パケット2(A)が送信された後、無線リンクが切り換えられてパケット3(B)及びパケット4(B)が無線リンクBによって送信された例が示される。
ここで、図3に示される例では、無線リンクAの通信速度の方が、無線リンクBの通信速度よりも遅く、無線リンクA及びBとの通信速度差がある。そのため、端末20は、パケット2(A)を受信するよりも前に、パケット3(B)及びパケット4(B)を受信することとなる。パケット3(B)を受信した端末20は、パケット1(B)に次いで受信したパケットがパケット3(B)であり、パケット2をまだ受信していないため、TCPのプロトコルに従い、パケット2の送信を基地局10に要求するために、ACK2を再び基地局10へ送信する。そして、パケット4(B)を受信した端末20は、パケット2をまだ受信していないため、TCPのプロトコルに従い、パケット2の送信を基地局10に要求するために、ACK2をあらためて基地局10へ送信する。
つまり、端末20は、パケットのシーケンス番号に基づき、パケットを順序通り受信できている場合には、パケットの受信の度にACKを送信せずに、ACKの送信を所定時間待つが、パケットを順序通り受信できていない場合には、TCPのプロトコルに従い、先に受け取ってしまったパケットの受信に応答して、未受信のパケットのシーケンス番号を示したACKを、基地局10へ送信することとなる。
こうして、図3に示された例では、基地局10は、パケット2(A)を送信する前に受信したACK2に加えて、同じシーケンス番号が示されたACK2を2回受信することになる。このように、同じシーケンス番号のパケットが重複して要求された場合のACKがDuplicate ACKとよばれ、基地局10は、既に受信したACKとシーケンス番号が重複していれば、そのACKをDuplicate ACKと判定する。なお、シーケンス番号が重複する場合のACKがDuplicate ACKであって、ACKとDuplicate ACKとは実質的には同じであるが、説明のために、ACKとDuplicate ACKとを区別して使用する。
上述したように、TCPのプロトコルに従う通信では、シーケンス番号通りにパケットが受信できていない場合に、受信側である端末20は、先に到着してしまった各パケットを受信する度に、シーケンス番号が先であってまだ受け取っていないパケットの送信を要求するACKを基地局10に送信する。例えば、パケット2(B)がパケットロスをしておらず、無線リンクの通信速度差によって端末20への到着が遅れているだけであって、待っていれば端末20にパケット2(B)が届けられる場合であっても、端末20はパケットロスとパケットの順序逆転とをこの時点では区別できないため、上述のような重複したACK送信が実行されてしまう。実行されてしまう。そして、パケットの順序逆転によって、端末20からのDuplicate ACKの送信が増加してしまうと、端末20から基地局10への通信に使用される無線リソースが増加してしまう。
また、TCPのプロトコルに従う通信では、同じシーケンス番号を示すDuplicate ACKが、基地局10によって所定数以上受信されると、基地局10と端末20との通信経路においてパケットロスが発生したと判定する。そして、基地局10は、TCPのウィンドウサイズを小さくして、単位時間あたりに送信するデータ量を少なくする制御を行い、パケットを再送する。このため、待っていれば端末20にパケットが届けられるにもかかわらず、パケットの順序逆転によってDuplicate ACKが増加すると、パケットロスが発生していない場合であっても、ウィンドウサイズが小さくされてしまうことで、スループットが下げられてしまう。さらには、再送される必要のなかったパケット2(B)がネットワークに再送されてしまう。
ところで、図3に示される例の説明の戻ると、パケット3(B)及びパケット4(A)を受信した後にパケット2(A)を受信した端末20は、まだ受け取っていないパケットのシーケンス番号として5番目をACKにおいて示して、このACK5を基地局10に送信する。
ここで、基地局10は、Duplicate ACKを複数受信したことで、ウィンドウサイズを小さくしているとする。そのため、図3に示される例では、ACK5を受信した基地局10は、送信するパケット数を少なくし、その結果としてパケット5(B)を1つ送信する。
パケット5(B)を受信した端末20、まだ受け取っていないパケットのシーケンス番号として6番目をACKにおいて示して、このACK6を基地局10に送信する。なお、基地局10が送信するパケット数は、正しくACKを受信できることを確認しながら徐々に増加するが、図3に示される例では、ACK6を受信した基地局10が、この後、3つのパケットを端末20に送信することとする。
このACK6を受信した基地局10は、パケット5(B)が端末20に受信されたことを確認して、送信が要求されたパケット6(A)と、ウィンドウサイズ内で送信可能な、パケット7(B)及びパケット8(B)を端末20に送信する。ここで、図3に示される例では、基地局10における無線リンクの切り換え規則に従って、パケット6(A)が無線リンクAによって送信されており、パケット6(A)が送信された後、無線リンクが切り換えられてパケット7(B)及びパケット8(B)が無線リンクBによって送信されたとする。
図3に示される例では、依然として、無線リンクAの通信速度の方が、無線リンクBの通信速度よりも遅く、無線リンクA及びBとの通信速度差があるため、端末20は、パケット6(A)を受信するよりも前に、パケット7(B)及びパケット8(B)を受信する。従って、端末20は、パケット6をまだ受信していないため、パケット6の送信を要求するために、図3に図示されるように、基地局10にACK6を2回送信することになってしまう。
これは、無線リンクの切り替えが無線レイヤにおいて無線リソースの空き状況に応じて切り換えられるのに対して、これとは別に、TCPのプロトコルに従ってパケットが受信側に届けられるように送信制御されることによる。このように、異なる通信レイヤが独立して通信制御をしているため、無線リンクの通信速度差や通信遅延差によってパケットの順序逆転が生じ、待っていればパケットが受信側に届けられる場合であっても、冗長なDuplicate ACKが発生することになる。そして、冗長なDuplicate ACKによって、無線リソースが使用されてしまい、また、TCPのプロトコルに従ってスループットを下げるような制御が働き、再送する必要のないパケットが再送されてしまう。このような技術的な課題は、発明者によって新規に見出された課題である。
図4に、実施例の通信システムにおける通信の他の例が示される。図4に示された例は、図3に沿って説明した理由によってパケットの順序逆転が発生する可能性のある通信設定の切り替えが実行されたとしても、後述される実施例によって、パケットの順序逆転が生じないように、基地局10によってパケット送信を遅延させた場合の例である。
まず、無線リンクBを使用して基地局10からパケット1(B)が端末20へ送信される。無線リンクBを使用して基地局10からパケット1(B)が端末20へ送信される。パケット1(B)を受信した端末20は、端末20にまだ到着していないパケットのうち順序が先頭のパケットのシーケンス番号として、1に次ぐ2をACKにおいて示して(図4にはACK2として表示される)、このACK2を基地局10に送信することで、パケット2の送信要求をする。さらに、端末20は連続して受信可能なデータサイズであるウィンドウサイズをACK2によって基地局10に通知する。
このACK2を受信した基地局10は、パケット2(A)と、ウィンドウサイズ内で送信可能な、パケット3(B)及びパケット4(B)を端末20に送信する。ここで、図4に示される例では、基地局10における無線リンクに切り換え規則に従って、パケット2(A)がパケット1(B)とは異なる無線リンクAによって送信されており、パケット2(A)が送信された後、無線リンクが切り換えられてパケット3(B)及びパケット4(B)が無線リンクBによって送信された例が示される。
ここで、図4に示される例では、無線リンクAの通信速度の方が、無線リンクBの通信速度よりも遅く、無線リンクA及びBとの通信速度差があるとする。なお、図3に示される例は、無線リンク間の通信速度に仮に差がなくても、無線リンクAによる通信遅延が無線リンクBによる通信遅延よりも大きい場合には発生しうる。また、無線リンクの通信方式が同じであっても、パケットに施される変調方式や符号化率が変更されることによって、無線リンクが切り替えられた場合と同じようにパケットの伝送レートが変わってしまい、パケットの順序逆転が発生する場合がある。このような種々の通信設定の切り替えや通信遅延差によってパケットの順序逆転が発生する可能性があるが、ここでは、無線リンクの切り替えによって、パケットの順序逆転が発生する場合を例示する。 無線リンクA及びBとの通信速度差があるため、端末20は、パケット2(A)を受信するよりも前に、パケット3(B)及びパケット4(B)を受信することとなる。パケット3(B)を受信した端末20は、パケット1(B)に次いで受信したパケットがパケット3(B)であり、パケット2をまだ受信していないため、TCPのプロトコルに従い、パケット2の送信を基地局10に要求するために、ACK2を再び基地局10へ送信する。そして、パケット4(B)を受信した端末20は、パケット2をまだ受信していないため、TCPのプロトコルに従い、パケット2の送信を基地局10に要求するために、ACK2をあらためて基地局10へ送信する。
こうして、図4に示された例では、基地局10は、パケット2(A)を送信する前に受信したACK2に加えて、同じシーケンス番号が示されたACK2を2回受信することになる。
パケット2(A)が無線リンクAによって送信されることで、パケット3(B)及びパケット4(B)を受信した後にパケット2(A)を受信した端末20は、まだ受け取っていないシーケンス番号として5番目をACKにおいて示して、このACK5を基地局10に送信する。
基地局10は、Duplicate ACKを複数受信したことで、ウィンドウサイズを小さくしているとする。そのため、図4に示される例では、ACK5を受信した基地局10は、送信するパケット数を少なくし、その結果としてパケット5(B)を1つ送信する。

なお、詳細は後述するが、実施例によれば、図8に示されるように、基地局10によってACK2が最初に受信された時刻とACK5が受信される時刻が記録される。また、その時間範囲に受信するDuplicate ACKの回数も記録される。そして、通信速度が遅い方の無線リンクから通信速度が速い方の無線リンクに切り換えられたりした場合に、ACKの受信時刻やDuplicate ACKの受信回数に応じて、通信速度が速い方の無線リンクによって送信されるパケットを遅延させて送信して、パケットの順序逆転を発生しないようにしている。
ところで、パケット5(B)を受信した端末20、まだ受け取っていないパケットのシーケンス番号として6番目をACKにおいて示して、このACK6を基地局10に送信する。なお、基地局10が送信するパケット数は、正しくACKを受信できることを確認しながら徐々に増加するが、図4に示される例では、ACK6を受信した基地局10が、この後、パケット6(A)と、ウィンドウサイズ内で送信可能な、パケット7(B)及びパケット8(B)を端末20に送信することとする。ここで、図3に示される例では、基地局10における無線リンクに切り換え規則に従って、パケット6(A)が無線リンクAによって送信されており、パケット6(A)が送信された後、無線リンクが切り換えられてパケット7(B)及びパケット8(B)が無線リンクBによって送信されたとする。
図4に示される例では、無線リンクAの通信速度の方が無線リンクBの通信速度よりも遅く、無線リンクA及びBとの通信速度差があるが、実施例によって、パケット7(B)が遅延させられて送信されている。そして、詳細は後述するが、パケット7(B)に与えられる遅延量は、ACKの受信時刻などに応じて設定され、無線リンクA及びBとの通信速度差があっても、パケット7(B)がパケット6(A)よりも早く端末20に到着しないような遅延に設定される。
従って、端末20は、パケット6(A)、パケット7(B)及びパケット8(B)を、その順序通りに受信することとなる。つまり、図3に示される例とは異なり、端末20は、ACK6を再び送信しない。そして、端末20は、パケット8(B)を受け取ると、まだ受け取っていないパケットのシーケンス番号として9番目をACKにおいて示して、このACK9を基地局10に送信する。
図4に沿って実施例による効果の一側面を説明した。実施例の一側面によれば、複数の無線リンクにパケットを振り分けるような通信設定が切り替えられる場合に、基地局10が、Duplicate ACKによって、送信済みのパケットの送信要求を受け取ると、当該シーケンス番号のパケットを送信した場合に使用した無線リンクよる遅延が大きいと判定する。つまり、当該無線リンクの通信遅延の方が、他の無線リンクの通信遅延よりも大きいと判定する。
そして、当該無線リンクから他の無線リンクに切り換えてパケットを送信する場合に、当該他の無線リンクを使用して送信されるパケットを送信側で遅延させることで、無線リンクが切り替えられてもパケットの順序逆転が生じないようにしている。このように、通常の通信中に送信側と受信側とでやり取りされるACKの受信状況を利用することで通信設定による差を予測し、通信設定の切り替えに合わせて順序逆転が発生しないように、送信側がパケット送信のタイミング調整している。これによって、端末20から基地局10への冗長なDuplicate ACKが減少し、ウィンドウサイズが縮小されてスループットが低下してしまうことが防止される。また、再送される必要のないパケットが再送されなくなる。
また、図4に示される例では、遅延の大きい無線リンクのパケット転送から遅延の小さい無線リンクへのパケット転送に切り替えた場合に、全てのパケットに遅延を与えるのではなく、例えば、最初のパケットに対して遅延を与えることで、無線リソースを効率的に使用している。
例えば、テスト信号によって無線リンク間の固定遅延差を測定し、その遅延差分の遅延を遅延の小さな無線リンクによって送信される全てのパケットに与えると、順序逆転が発生する度に、全ての無線リンクに対してテスト信号による測定が必要となり、また、全てのパケットを遅延させることで無線リソースの使用効率を下げてしまう。
なお、順序逆転の発生を解消する方法として、受信側の装置に受信バッファを設置して、受信側の装置のTCPレイヤにパケット処理を渡す前に、パケットの順序を整列させる方法がある。この場合、受信側の装置では、パケットの順序整列のための処理負荷が高くなったりしてしまう。そのため、受信側の装置ではなく、実施例のように、送信側でパケットの順序逆転が発生しないように制御できることがより好まれる。
そして、実施例は、無線リンクの切り替えだけでなく、変調方式や符号化率の切り替えによって伝送レートが変わり、パケットの順序逆転が発生してしまうような場合にも効果がある。例えば、基地局がパケット送信に適用する変調方式や符号化率を、より速い伝送レートの変調方式や符号化率に切り替えた場合に、これに合わせて、パケット送信のタイミングを遅延させて、受信側に届けられるパケットに順序逆転が発生しないようにするようにしてもよい。
つまり、実施例は、上述したような種々の通信設定の切り替えが実行される場合に、通信設定の切り替えによってパケットの順序逆転が発生してしまう可能性があっても、ACKの受信状況に応じて、通信設定の切り替えに合わせてパケットの送信タイミングを調整することにより、パケットの順序逆転を起こさないよう、速やかに対処できる。なお、後述される実施例では、通信設定の一例として無線リンクが切り替えられる場合について例示するが、以上に説明した通り、実施例はこの例示に限定されないことは明らかである。図5に、実施例の通信装置のハードウェア構成の例が示される。通信装置の一例である基地局10や端末20は、CPU500、メモリコントローラ501、メモリ502、メモリバス503、IOバスコントローラ504、NIC505、及びIOバス506を含み、IOバス506には記憶装置507が接続される。
メモリバス503に接続されたメモリ502には、基地局10や端末20の各種処理を実行するためのプログラムが格納されている。CPU500は、メモリコントローラ501を介して、メモリ502からプログラムを読み出し、各種処理を実行する。CPU500によって実行される各種処理の実行に伴い、メモリ502に対するデータの書き込み及び読み出しがメモリコントローラ501を介して実行される。なお、CPU500によって実行されるプログラムは、出荷時に基地局10や端末20に記憶されていてもよいし、出荷後に記録媒体やネットワーク経由で提供されてもい。
CPU500は、IOバスコントローラ504を介して、IOバス506に接続されたNIC505にデータを転送し、また、NIC505からデータやパケットを受け取る。CPU500は、IOバスコントローラ504を介して、IOバス506に接続された記憶装置507からデータを読み出し、また記憶装置507にデータを書き込む。
CPU500は、各種処理を実行するための1以上のCPUコアを含んでいてもよい。また、各CPUコアは1以上のプロセッサを含んでいてもよい。メモリ502は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)などのRAMである。記憶装置507は、例えば、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、又はHDD(Hard Disk Drive)等の磁気ディスク装置である。
なお、CPU500、メモリコントローラ501、メモリ502、NIC505、及び、記憶装置507が同じバスに接続された構成を管理サーバ200に適用してもよい。図5に示されるハードウェア構成によって、図6に示される機能ブロックが実現され、図9〜15に示される処理が実行されることで、図2や図4に示される通信が可能となる。
図6に、実施例の基地局の機能ブロックの例が示される。通信装置の一例である基地局10は、ワーキングメモリとして使用されるメモリ502にロードされたプログラムがCPU500によって実行されることにより、ネットワークインタフェース部600、パケット識別部601、パケット振分部602、制御部603、応答監視部609、判定部612、特定部613、及び遅延設定部614として機能する。また、バッファ604及び605が、メモリ502や通信装置に含まれるFIFO(First In First Out)メモリによって実現され、送信部606及び607並びに受信部610及び611がNIC505によって実現される。記憶部608は、メモリ502や記憶装置507によって実現される。
ネットワークインタフェース部600は、アプリケーションサーバであるサーバ40側との通信を行うためのネットワークに繋がり、TCPのパケットを受信する。パケット識別部601は、受信したTCPのパケットを識別する。パケット振分部602は、制御部603の指示に従って、受信したパケットを通信設定の一例である無線リンク毎に対応付けられたバッファ604又は605へ転送する。バッファ604及び送信部606、並びにバッファ605及び送信部607の各々が通信設定の一例である無線リンク毎に備えられる。そして、送信されるパケットは、バッファ604及び送信部606、又はバッファ605及び送信部607を介して、端末20に送信される。
制御部603は、通信装置の動作を制御する。パケット振分部602におけるパケットのスケジューリングや、無線リンクの振り分けの設定や、無線リンクの変調方式や符号化方式といった通信設定を設定する。記憶部608には、パケット振分部602が、リンクアグリゲーション対象のTCPのパケットを各無線リンクに振り分けた場合に、パケットのシーケンス番号と当該パケットを送信するために選択された無線リンクとの対応関係の情報が記憶される。また、記憶部608には、TCPのパケットに施す変調方式や符号化率を変更した場合に、パケットのシーケンス番号と当該パケットに施した変調方式や符号化率との対応関係の情報を記憶してもよい。また、記憶部608には、応答監視部609によって監視されたTCPのACK及びDuplicate ACKに関する情報が記憶される。
応答監視部609は、端末20から受信部610又は611を介して受信されるパケットに含まれるTCPのACK及びDuplicate ACKを監視する。この場合に、TCPのACK及びDuplicate ACKの受信時刻を監視して、この受信時刻を記憶部608に記録する。
判定部612は、応答監視部609によって監視されたTCPのACK及びDuplicate ACKに関する情報に従い、パケットの順序逆転を判定する。
特定部613は、TCPのACK及びDuplicate ACKの情報及び記憶部608に記憶されている情報に従い、通信設定(例えば、無線リンク)の違いによる通信速度差の大小関係を特定する。
遅延設定部614は、特定部613によって特定された通信設定に対応するバッファ604又は605に遅延を設定して、パケットの送信タイミングを調整する調整部の一例である。なお、遅延設定部614によって設定された遅延によって遅延させられたパケットの後に、別のパケットがバッファ604又は605に入力された場合、遅延させられたパケットが送信部606又は607に送信されるまで、別のパケットはバッファ604又は605でバッファリングされる。つまり、通信装置内で、パケットへの遅延設定によるパケットの追い越しは発生しない。
なお、図6に示される各機能ブロックにより実行される処理が、図9〜15に示される処理と対応させて後述される。
図7に、実施例の通信装置が記憶する情報の例が示される。図7に、記憶部608に記憶される、パケットのシーケンス番号と当該パケットを送信するために選択された通信設定(例えば、無線リンク)との対応関係の情報の例が示され、例えば、シーケンス番号が1番目のパケットが無線リンクBを使用して送信されたことが示される。図7に示される情報の例は、リンクアグリゲーション対象のパケットが各無線リンクに振り分けられた場合に、パケット振分部602によって更新される。なお、図7に示される情報は、パケットの順序逆転が発生したと判定された場合に、特定部613によって通信設定(例えば、無線リンク)の違いによる通信速度差の大小関係が特定される際に参照される。
図8に、実施例の通信装置が記憶する情報の他の例が示される。図8に、記憶部608に記憶される、TCPのACK及びDuplicate ACKの情報の例が示される。図8では、例えば、受信時刻“51:48.93845”にACK(2)を通信装置が受け取り、その後、ACK(2)を2回受けとったことに基づいて、Dupulication ACKの数が2であることが互いに関連付けられている。また、最新のACKを受け取った受信時刻“51:49.00122”とそのACKのシーケンス番号である5が互いに関連付けられている。
図8に示される情報は、リンクアグリゲーション対象のパケットに対するTCPのACK又はDuplicate ACKを受信したときに、応答監視部609によって更新される。なお、図8に示される情報は、判定部612がパケットの順序逆転を判定する場合や、特定部613が通信設定(例えば、無線リンク)の違いによる通信速度差の大小関係を特定する場合や、遅延設定部614が特定のパケットに遅延を与える場合に参照される。
図9に、実施例の通信装置が実行する処理の例が示される。図9に示される各処理は、通信装置における応答監視部609によって実行される処理の例である。処理900によって、リンクアグリゲーション対象のパケットに対するTCPのACK及びDuplicate ACKの監視が開始される。
ACKを検出する処理901が実行されて、ACKが検出されると、ACKのシーケンス番号が特定される。ACKのシーケンス番号が特定されると、図8に示されるように、ACKの受信時刻をメモリ502などに記録する処理902が実行される。
特定されたシーケンス番号と、図8に示される情報における最新の受信時刻に関連付けられたシーケンス番号とが同じであるか否かを判定する処理903が実行される。同じであれば、検出されたACKがDuplicate ACKであると判定して処理904に移る。他方、同じでなければ、新規のシーケンス番号が指定されたACKを受信したと判定して処理905に移る。
処理903によって、検出されたACKがDuplicate ACKであると判定されると、図8に示される情報において、最新の受信時刻に関連付けられたDuplicate ACKの数をインクリメントする処理904が実行される。処理904が終了すると処理907に移る。
処理903によって、新規のシーケンス番号が指定されたACKを受信したと判定されると、処理902によって特定された受信時刻を最新の受信時刻として、この最新の受信時刻に新規のシーケンス番号を関連付けた情報を、図8に示される情報に新規に追加する処理905を実行する。なお、新規のシーケンス番号が指定されたACKであるため、処理905では、最新の受信時刻にDuplicate ACKの数として“0”を関連付ける。
次いで、処理906によって、パケットの順序逆転を判定する処理を判定部612に指示して、処理907によって図9に示される処理を終了する。
図10に、実施例の通信装置が実行する処理の他の例が示される。図10に示される各処理は、通信装置における判定部612によって実行される処理であって、リンクアグリケーションによってパケットの順序逆転が発生しているか否かを判定するための処理の例である。処理1000によって図10に示される処理が開始され、処理1001によって、応答監視部609による処理906の指示を受け付ける。
最新の受信時刻よりも1つ前の受信時刻に関連付けられたDupilicate ACKの数が回数閾値を超えるか否かを判定する処理1002が実行される。処理1002では、例えば図8に示される情報を参照することで、TCPのACK及びDuplicate ACKの情報を参照し、最新の受信時刻よりも1つ前の受信時刻に関連付けられたDupilicate ACKの数と回数閾値とを比較する。なお、回数閾値は、後述されるパケットの遅延処理を実行する基準として、パケットの順序逆転をどの程度まで許容するかに応じて決定すればよい。例えば、Dupilicate ACKの数が1の場合には、パケットの順序逆転が1回生じていることとなるが、通信設定(例えば、無線リンク)の違いによる通信速度差は時々刻々と変化しているため、順序逆転が1回の場合にはパケットの遅延処理をさせずに様子をみるとして、例えば、回数閾値を1よりも大きく設定してもよい。このように、回数閾値は適宜設定されてよく、例えば、基地局毎の通信状況などに応じて別々に設定してもよい。そして、Dupilicate ACKの数が回数閾値を超えると判定された場合には処理1003に移り、Dupilicate ACKの数が回数閾値を超えないと判定された場合には処理1005に移る。
最新の受信時刻と1つ前の受信時刻との差分が時間閾値を超えるか否かを判定する処理1003が実行される。処理1003では、例えば図8に示される情報を参照することで、TCPのACK及びDuplicate ACKの情報を参照し、最新の受信時刻と1つ前の受信時刻との差分と、時間閾値とを比較する。なお、時間閾値は、Duplicate ACKの数が回数閾値を超えた原因が、パケットの順序逆転によるものなのか、又は所定時間待っても受信側にパケットが届かなかったり、受信側にパケットが届けられるまでに長時間かかったりしたことによるものかを区別するための閾値である。つまり、送信側から送信済みであるパケットが受信側に届けられなかったと判定するための時間に基づく閾値である。この時間閾値は、基地局毎の通信状況などに応じて別々に設定してもよく、最新の受信時刻と1つ前の受信時刻との差分が時間閾値を超える場合には、例えば、送信側と受信側との間の無線リンクでパケットロスが起きたことによってDuplicate ACKが発生したと判定して、パケットの再送制御などを実行し、処理1004に移る。なお、最新の受信時刻と1つ前の受信時刻との差分が時間閾値を超える場合として、サーバ40が送信したパケットが基地局10まで届いていないケースも考えられる。この場合には、基地局10がサーバ40にパケットの再送を要求してもよい。例えば、サーバ40は、端末20からのDuplicate Ackの受信状況からパケットの再送を判断する。基地局10は、サーバ40と端末20間で送受されるTCPに従ったパケットの状況を把握でき、それによってパケットの再送が必要であると判断し、サーバ40にパケットの再送を要求してもよい。この再送要求は、TCPにおいて規定されていない特別なメッセージを利用してサーバ40に通知されるものであってもよい。また、パケットロスが生じる以前に、基地局10の無線レイヤによる再送制御が実行され続けられていることで、結果として、最新の受信時刻と1つ前の受信時刻との差分が時間閾値を超える場合がある。これらの例は、受信側にパケットが届かない場合や、受信側にパケットが届くまでの時間が長時間かかってしまう例であるが、これらの場合に合わせて、パケットの送信タイミングを遅延させてしまうと、通常の通信状況とはかけ離れた遅延設定になってしまい、通信効率を悪くさせてしまう。そこで、時間閾値を使用して、パケットの順序逆転が発生したのか、それ以外の事象が発生したのかを区別し、送信タイミングを調整する場合としない場合とを判定する。
他方で、最新の受信時刻と1つ前の受信時刻との差分が時間閾値を超えない場合には、パケットロスは発生せずにパケットの順序逆転が発生していると判定して、処理1004に移る。
次いで、処理1004によって、通信遅延の小さい通信設定(例えば、無線リンク)を特定する処理を特定部613に指示して、処理1005によって図10に示される処理が終了する。
図11に、実施例の通信装置が実行する処理の他の例が示される。図11に示される各処理は、通信装置における特定部613によって実行される処理であって、Duplicate ACKの受信状況を使用することで通信遅延の大きい通信設定(例えば、無線リンク)を特定し、そして、通信遅延の大小関係に参考にして、通信遅延の小さい通信設定(例えば、無線リンク)を使用して送信されるパケットに遅延を設定させる指示をするための処理の例である。処理1100によって図11に示めされる処理が開始され、処理1101によって、判定部612による処理1004の指示を受け付ける。
最新の受信時刻の1つ前の受信時刻に関連付けられたACKのシーケンス番号を特定する処理1102が実行される。処理1102では、例えば図8に示される情報を参照することで、最新の受信時刻よりも1つ前の受信時刻に関連付けられたACKのシーケンス番号を特定する。なお、この特定されたシーケンス番号は、端末20に届けられるまでの遅延が大きいパケットであったことを示している。
特定されたシーケンス番号に関連付けられた通信設定(例えば、無線リンク)を特定する処理1103が実行される。処理1103では、例えば図7に示される情報を参照することで、パケットのシーケンス番号と通信設定(例えば、無線リンク)との対応関係を参照し、特定されたシーケンス番号に関連付けられた通信設定(例えば、無線リンク)を特定する。例えば、処理1102によって特定されたシーケンス番号が2である場合には、図7に示される情報を参照することで、シーケンス番号が2であるパケットが無線リンクAを使用して送信されたことが特定される。
特定された通信設定(例えば、無線リンク)の通信遅延が大きいと判定する処理1104が実行される。処理1104では、例えば、処理1103によって特定された無線リンクAにおける通信遅延が大きいと判定する。この判定によって、無線リンクBの通信遅延は、無線リンクAの通信遅延よりも小さいことが併せて判定される。
通信遅延の小さい通信設定(例えば、無線リンク)で送信されるパケットに遅延を設定するよう、遅延設定部614に指示する処理1105が実行される。処理1105では、処理1104の処理結果に基づいて通信遅延の大小関係を特定し、例えば、無線リンクBを使用して送信されるパケットに遅延を設定するよう、遅延設定部614に指示がされる。処理1105に次いで、処理1106によって図11に示される処理が終了する。
図12に、実施例の通信装置が実行する処理の他の例が示される。図12に示される各処理は、通信装置における遅延設定部614によって実行される処理であって、通信遅延の小さい通信設定(例えば、無線リンク)を使用して送信されるパケットに遅延を設定するための処理の例である。処理1200によって図12に示めされる処理が開始され、処理1201によって、特定部613による処理1105の指示を受け付ける。
通信遅延の小さい通信設定(例えば、無線リンク)を使用して送信されるパケットに与える遅延を、最新の受信時刻と1つ前の受信時刻との差分に応じて設定する処理1202が実行される。処理1202では、例えば図8に示される情報を参照することで、最新の受信時刻と1つ前の受信時刻との差分に応じた遅延を、通信遅延が小さい通信設定(例えば、無線リンク)に対応付けられたバッファ604又は605の何れかに設定することとなる。
ところで、最新の受信時刻と1つ前の受信時刻との差分は、例えば、通信遅延の大きい無線リンクを使用してパケットを送信した場合に、端末20までにパケットが届けられるまでの時間を反映している。そのため、この差分に応じて、通信遅延の大きい無線リンクから通信遅延の小さい無線リンクに切り換えられてパケットが送信されたとしても、通信遅延の小さい無線リンクを使用して送信されたパケットが、通信遅延の大きい無線リンクを使用して送信されたパケットよりも先に端末20に到着しない遅延を設定すればよい。
加えて、パケットを送信する際の通信設定として変調方式や符号化率も記録しておき、変調方式や符号化率が変更されたか否かに応じて、処理1202によって設定される遅延量を調整してもよい。例えば、無線リンクAを使用することによって、Duplicate ACKを受け取ることになってしまったパケットに施された変調方式や符号化率と、その後、無線リンクAを使用して送信されることとなるパケットに施される変調方式や符号化率が異なると、伝送レートが変わり、受信側に届けられるまでの時間が変化する。つまり、変調方式や符号化率を変えない場合と比較して、伝送レートが小さくなるような変調方式や符号化率に切り替えられる場合には、設定する遅延量をより大きくしておくことで、その後の無線リンクBで送信されるパケットとの順序逆転をさせないようにすることができる。また、無線リンクAに適用する変調方式や符号化率が変わらなくても、例えば、無線リンクBに適用する変調方式や符号化率を、より伝送レートの大きくなる変調方式や符号化率とする場合には、遅延量をより大きく設定することが好ましい。このように、実施例によれば、変調方式や符号化率の変更による伝送レートの変化に合わせて、遅延量を調整してもよい。
なお、図15に沿って後述されるが、処理1202によって設定される遅延は、例えば、通信遅延の大きい無線リンクから通信遅延の小さい無線リンクに切り換えられた後の最初のパケットに与えられるように設定される。処理1202に次いで、処理1203によって図12に示される処理が終了する。
図13に、実施例の通信装置が実行する処理の他の例が示される。図13に示される各処理は、通信装置における遅延設定部614によって実行される処理であって、通信遅延の小さい通信設定(例えば、無線リンク)を使用して送信されるパケットに遅延を設定するための処理の他の例である。処理1300によって図13に示される処理が開始され、処理1301によって、特定部613による処理1105の指示を受け付ける。
通信遅延の小さい通信設定(例えば、無線リンク)を使用して送信されるパケットに与える遅延に、固定遅延を設定する処理1302が実行される。処理1302で設定される固定遅延は、例えば、通信遅延の大きい無線リンクから通信遅延の小さい無線リンクに切り換えられてパケットが送信されたとしても、通信遅延の小さい無線リンクを使用して送信されたパケットが、通信遅延の大きい無線リンクを使用して送信されたパケットよりも先に端末20に到着しないような遅延である。
なお、図15に沿って後述されるが、処理1302によって設定される固定遅延は、例えば、通信遅延の大きい無線リンクから通信遅延の小さい無線リンクに切り換えられた後の最初のパケットに与えられるように設定される。処理1302に次いで、処理1303によって図13に示される処理が終了する。
図14に、実施例の通信装置が実行する処理の他の例が示される。図14に示される各処理は、通信装置における遅延設定部614よって実行される処理であって、設定されている遅延を変更するための処理の例である。処理1400によって図14に示めされる処理が開始される。処理1401では、特定部613によって特定された通信設定(例えば、無線リンク)を使用して送信されるパケットに遅延を設定するための指示を特定部613から受け付ける。
特定部613からの指示に基づく通信設定(例えば、無線リンク)が、遅延がすでに設定されている通信設定(例えば、無線リンク)と同じか否かを判定する処理1402が実行される。同じであると判定された場合には処理1403に移り、遅延がすでに設定されている通信設定(例えば、無線リンク)に与える遅延量を増やすために処理1403を実行する。他方で、処理1402の判定の結果、同じでないと判定された場合には処理1404に移る。なお、すでに設定されている遅延を現在の遅延とする。
現在の遅延が、新たに決定された遅延よりも大きいか否かを判定する処理1404が実行される。ここで、新たに決定された遅延とは、特定部613からの指示に基づく通信設定(例えば、無線リンク)に対して、図12又は13に示される処理が実行されることで決定された遅延である。現在の遅延が、新たに決定された遅延よりも大きいと判定された場合には、遅延がすでに設定されている通信設定(例えば、無線リンク)に与える遅延量を減らすために処理1405を実行する。他方で、処理1404の判定の結果、現在の遅延が、新たに決定された遅延よりも大きくないと判定された場合には処理1406に移る。
遅延がすでに設定されている通信設定(例えば、無線リンク)に与える遅延量を0に設定する処理1406が実行される。次いで、別の通信設定(例えば、無線リンク)に、新たに決定された遅延から現在の遅延を減算した遅延を設定する処理1407が実行される。処理1406及び1407は、遅延がすでに設定されている通信設定(例えば、無線リンク)に与える遅延をマイナスにするのではなく、この遅延を0とし、図12あるいは図13で設定した遅延から現在の遅延を引いた分を、別の通信設定(例えば、無線リンク)に与える遅延として設定する。そして、処理1408によって図14に示される処理が終了する。
図15に、実施例の通信装置が実行する処理の他の例が示される。図15に示される各処理は、通信装置における遅延設定部614よって実行される処理であって、設定されている遅延をパケットに与えるための処理の例である。処理1500によって図15に示めされる処理が開始される。
パケット振分部602から、通信設定(例えば、無線リンク)の切り替えの通知を取得する処理1501が実行される。処理1501によって取得する通知は、リンクアグリゲーションによって、通信設定(例えば、無線リンク)がパケット振分部602によって切り替えられた場合に取得する通知である。
切り換え後の通信設定(例えば、無線リンク)は遅延が設定されている通信設定(例えば、無線リンク)か否かを判定する処理1502が実行される。例えば、切り換え後の無線リンクが、遅延が設定されている無線リンクであると判定されると処理1503に移り、他方の場合には処理1504に移る。
遅延が設定されている通信設定(例えば、無線リンク)を使用して送信される最初のパケットに、図12によって設定された遅延や、図14によって設定あるいは変更された遅延を付与する処理1503が実行される。処理1503では、通信設定(例えば、無線リンク)に対応づけられたバッファ604又は605の何れかにおいて遅延が設定されて、最初のパケットが遅延させられる。
図16に、実施例の端末装置の機能ブロックが示される。通信装置の一例である端末20は、ワーキングメモリとして使用されるメモリ502にロードされたプログラムがCPU500によって実行されることにより、アプリケーション部1600、上位レイヤ部1601、パケット識別部601、パケット振分部602、制御部603、応答監視部609、判定部612、特定部613、及び遅延設定部614として機能する。また、バッファ604及び605が、メモリ502や通信装置に含まれるFIFO(First In First Out)によって実現され、送信部606及び607並びに受信部610及び611がNIC505によって実現される。記憶部608は、メモリ502や記憶装置507によって実現される。なお、図6に示された機能ブロックと同じものについては同一の符号を付した。
アプリケーション部1600は、アプリケーションデータを上位レイヤ部1601に転送する。上位レイヤ部1601は、アプリケーションデータをTCPのパケットに変換して、パケット識別部601に転送する。
端末20は、図16に示される機能ブロックによって、図7及び8に示される情報を管理して、図9〜15に示される処理を実行することで、複数の通信設定(例えば、無線リンク)の切り替える場合であっても、図4に示されるように、ACKの受信状況を使用してパケットの順序逆転を予測し、パケットの送信タイミングを調整することで、パケットの順序逆転をさせないようにできる。
以上に述べた実施例の一側面によれば、例えば、通信設定を利用し、TCPのパケットを各リンクに転送するパケット転送装置は、TCPのパケットを各リンクに転送する際に、パケットのシーケンス番号と転送したリンクの対応関係を記憶する。また、TCPのパケットを受信する受信側からのTCPのACK及びDuplicate ACKの応答を監視し、通信設定の違いによるパケットの順序逆転を検出する。また、パケットのシーケンス番号と通信設定との対応関係と、TCPのACK及びDuplicate ACKの受信結果を照合し、通信遅延の違いによるパケットの通信遅延の大小関係を判定する。そして、通信遅延の大きい通信設定から通信遅延の小さい通信設定に切り替わった最初のパケットに対して遅延を与える。これによって、ACKの受信状況を使用してパケットの順序逆転を予測し、パケットの送信タイミングを調整することで、パケットの順序逆転をさせないようにできる。従って、端末20と基地局10との間の無線リソースが、冗長なDuplicate ACKに使用されることが抑制され、ウィンドウサイズが縮小されてスループットが低下してしまうことが防止される。
なお、以上の実施例に関し、以下の付記としてまとめる。
(付記1) パケット通信の通信設定を切り替える通信方法であって、送信側から送信する順序とは異なる順序で受信側にパケットが届けられると予測されると、前記通信設定を切り替える場合に、前記送信側から送信する前記順序で前記受信側に前記パケットが届けられるように、前記パケットの送信タイミングを調整することを特徴とする通信方法。
(付記2) 第1通信設定で送信された送信済みパケットに対する送信要求が発生すると、前記送信側から送信された順序とは異なる順序で前記受信側にパケットが届けられると予測し、調整される前記送信タイミングは、前記通信設定を前記第1通信設定から第2通信設定へ切り替える場合に、前記第2通信設定で送信されるパケットの送信タイミングであることを特徴とする付記1に記載の通信方法。
(付記3) 前記第1通信設定から前記第2通信設定へ切り替える場合に、前記第2通信設定で送信される前記パケットの送信を遅延させることによって、前記送信タイミングを調整することを特徴とする付記2に記載の通信方法。
(付記4) 前記送信済みパケットに対する送信要求を最初に受信した第1時刻から、前記送信済みパケットに付与されたパケット順序を識別するための順序情報とは異なる順序情報が付与される予定のパケットに対する送信要求を受信した第2時刻までの時間に応じた遅延量に従って、前記第2通信設定で送信される前記パケットを遅延させることを特徴とする付記3に記載の通信方法。
(付記5) 前記第1時刻から、前記送信済みパケットが前記受信側に届けられなかったと判定するための時間を過ぎても、前記異なる順序情報が付与されたパケットに対する送信要求を受信しない場合に、前記送信済みパケットを再送することを特徴とする付記4に記載の通信方法。
(付記6) 調整される前記送信タイミングは、前記第1通信設定から前記第2通信設定へ切り替えられた後、前記第2通信設定で送信される最初のパケットの送信タイミングであることを特徴とする付記2〜5の何れか1つに記載の通信方法。
(付記7) 前記パケット通信に使用した通信設定と当該パケットとの対応関係を記録し、前記対応関係に基づいて、前記送信済みパケットに使用した通信設定を特定する
ことを特徴とする付記2〜6の何れか1つに記載の通信方法。
(付記8) 前記第2通信設定は、前記第1通信設定よりも小さい通信遅延でパケットを前記受信側へ届ける通信設定であることを特徴とする付記2〜7の何れか1つに記載の通信方法。
(付記9) 前記通信設定は、通信方式の異なる通信リンクの切り替えによって、切り替えられることを特徴とする付記1〜9の何れか1つに記載の通信方法。
(付記10) 前記通信リンクの通信リソースの使用状況に応じて、単位時間あたりに前記送信側から送信されるパケットのデータ量と前記受信側によって受信されるパケットのデータ量が近づくように、前記通信リンクを切り替えることを特徴とする付記9に記載の通信方法。
(付記11) 前記第1通信設定として設定された第1通信リンクを使用して送信された前記送信済みパケットに使用した変調方式と、前記第2通信設定として設定された前記第2通信リンクを使用して送信される前記パケットに使用した変調方式との差に応じて、前記遅延量を調整することを特徴とする付記4〜10の何れか1つに記載の通信方法。
(付記12) 前記通信設定は、前記パケット通信に使用する変調方式または符号化率の切り替えによって切り替えられることを特徴とする付記1〜8の何れか1つに記載の通信方法。
(付記13) 前記送信済みのパケットに対する送信要求を、第1通信レイヤのプロトコルに従って発生させ、前記通信設定の切り替えを、前記第1通信レイヤよりも下位の第2通信レイヤで実行することを特徴とする付記2〜12の何れか1つに記載の通信方法。
(付記14) 前記通信設定は、前記パケット通信の伝送レートを切り替えることによって切り替えられ、第1伝送レートで第1パケットを送信した後に、前記第1伝送レートよりも大きい理第2伝送レートで送信された第2パケットが前記第1パケットよりも早く前記受信側に届けられると予測される場合に、前記送信側から送信された順序とは異なる順序で前記受信側にパケットが届けられると予測し、調整される前記送信タイミングは、前記第2パケットが前記第1パケットよりも早く前記受信側に届けられないように、前記第2伝送レートで送信される前記第2パケットの送信タイミングであることを特徴とする付記1に記載の通信方法。
(付記15) パケット通信の通信設定を切り替えてパケットを送信する第1通信装置と、前記第1通信装置によって送信されたパケットを受信する第2通信装置とを有し、前記第1通信装置は、前記第1通信装置から送信した順序とは異なる順序で前記第2通信装置にパケットが届けられると予測されると、前記通信設定を切り替える場合に、パケットの送信タイミングを調整することを特徴とする通信システム。
(付記16) パケット通信の通信設定を切り替える通信装置であって、送信側から送信した順序とは異なる順序で受信側にパケットが届けられると予測されると、前記通信設定を切り替える場合に、パケットの送信タイミングを調整する調整部を有することを特徴とする通信装置。
10、30 基地局
20、21 端末
40 サーバ
50、60 ネットワーク
500 CPU
501 メモリコントローラ
502 メモリ
503 メモリバス
504 IOバスコントローラ
505 NIC
506 IOバス
507 記憶装置
600 ネットワークインタフェース部
601、1601 パケット識別部
602、1602 パケット振分部
603、1603 制御部
604、605、1604、1605 バッファ
606、607、1606、1607 送信部
608、1608 記憶部
609、1609 応答監視部
610、611、1610、1611 受信部
612、1612 判定部
613、1613 特定部
614、1614 遅延設定部
1600 アプリケーション部
1601 上位レイヤ部

Claims (10)

  1. パケット通信の通信設定を切り替える通信方法であって、
    送信側から送信する順序とは異なる順序で受信側にパケットが届けられると予測されると、前記通信設定を切り替える場合に、前記送信側から送信する前記順序で前記受信側に前記パケットが届けられるように、前記パケットの送信タイミングを調整する
    ことを特徴とする通信方法。
  2. 第1通信設定で送信された送信済みパケットに対する送信要求が発生すると、前記送信側から送信された順序とは異なる順序で前記受信側にパケットが届けられると予測して、
    調整される前記送信タイミングは、前記通信設定を前記第1通信設定から第2通信設定へ切り替える場合に、前記第2通信設定で送信されるパケットの送信タイミングである
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記第1通信設定から前記第2通信設定へ切り替える場合に、前記第2通信設定で送信される前記パケットの送信を遅延させることによって、前記送信タイミングを調整する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信方法。
  4. 前記送信済みパケットに対する送信要求を最初に受信した第1時刻から、前記送信済みパケットに付与されたパケット順序を識別するための順序情報とは異なる順序情報が付与される予定のパケットに対する送信要求を受信した第2時刻までの時間に応じた遅延量に従って、前記第2通信設定で送信される前記パケットを遅延させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信方法。
  5. 前記第1時刻から、前記送信済みパケットが前記受信側に届けられなかったと判定するための時間を過ぎても、前記異なる順序情報が付与されたパケットに対する送信要求を受信しない場合に、前記送信済みパケットを再送する
    ことを特徴とする請求4に記載の通信方法。
  6. 前記通信設定は、通信方式の異なる通信リンクの切り替えによって、切り替えられる
    ことを特徴とする請求項1〜5に記載の通信方法。
  7. 前記第1通信設定として設定された第1通信リンクを使用して送信された前記送信済みパケットに使用した変調方式と、前記第2通信設定として設定された前記第2通信リンクを使用して送信される前記パケットに使用した変調方式との差に応じて、前記遅延量を調整する
    ことを特徴とする請求項6の何れか1項に記載の通信方法。
  8. 前記送信済みのパケットに対する送信要求を、第1通信レイヤのプロトコルに従って発生させ、
    前記通信設定の切り替えを、前記第1通信レイヤよりも下位の第2通信レイヤで実行する
    ことを特徴とする請求項2〜7の何れか1項に記載の通信方法。
  9. パケット通信の通信設定を切り替えてパケットを送信する第1通信装置と、
    前記第1通信装置によって送信されたパケットを受信する第2通信装置と
    を有し、
    前記第1通信装置は、前記第1通信装置から送信した順序とは異なる順序で前記第2通信装置にパケットが届けられると予測されると、前記通信設定を切り替える場合に、パケットの送信タイミングを調整することを特徴とする通信システム。
  10. パケット通信の通信設定を切り替える通信装置であって、
    送信側から送信した順序とは異なる順序で受信側にパケットが届けられると予測されると、前記通信設定を切り替える場合に、パケットの送信タイミングを調整する調整部
    を有することを特徴とする通信装置。
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