JP2014215611A - 定着器部材組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材からの自己剥離特徴を有する定着器部材材料を提供する。
【解決手段】定着器部材はポリイミドとアルコールホスフェートの組成物を含む。
【選択図】なし

Description

本開示は、一般的に、デジタル、多重画像型、転写固定固体インクジェット印刷システムを含む電子写真式画像形成装置で有用な定着器部材に関し、定着器部材は、ポリイミドとアルコールホスフェートの混合物を含む基材層で構成される。
紙のような支持部材にトナー材料を熱および圧力によって固定または定着させるために、通常は、トナーの構成要素を粘着性にし、トナーの温度を上げ、同時に融着させるのに十分な圧力をかけることが必要である。ゼログラフィー式および電子写真式による記録分野では、トナー画像を支持部材に固定するための熱エネルギーの使用が知られている。
ポリイミド定着器ベルトを得るための遠心分離成型プロセスも知られており、このプロセスでは、薄い(約0.5ミクロン)フッ素を含有する剥離層またはシリコーン剥離層を剛性の円柱形マンドレルの内側表面に塗布し、剥離層を備えるマンドレルの内側表面にポリイミドコーティングが塗布され、ポリイミドを硬化させ、次いで、マンドレルから剥離する。ポリイミドベルトの長さがマンドレルの大きさによって決定づけられること、マンドレルの内側表面に剥離層が必要なことといった上述のプロセスに関連する多くの欠点が存在し、高価になる可能性があり、さらなる処理工程を含む。したがって、さらなる剥離層を備えていないと、ポリイミドは、通常は、外からの努力がなければ自己剥離しないだろう。
さらに、このような部材が調製されるとき、選択される多くの基材からの自己剥離特徴を有する定着器部材材料が必要である。
さらに、ゼログラフィープロセスで現像した画像を熱融合させるために選択されるつなぎ目のない定着部材も必要であり、この部材は、別個の剥離層を備えていない。
さらに別の必要性は、剥離層を備える定着器部材よりも低コストで作成することが可能であり、既知の遠心分離によって作成するつなぎ目のないポリイミドベルトプロセスよりも低コストで作成することが可能なつなぎ目のない定着部材とつなぎ目のない定着器ベルトを提供することにある。
さらに、アルコールホスフェートの非フルオロ内部剥離剤を含むゼログラフィー用定着器部材が必要であり、ホスフェートは、経済的な様式でポリマー(例えばポリイミド)を含む組成物を基材から迅速に剥離することができ、オーバーコーティング層(例えば、シリコーン層のようなポリマー)の付着は、実質的に永久的である。
さらに、経済的で効果的に製造することができる組成物を含む定着部材と、そのつなぎ目のないベルトが必要である。
さらに、優れた機械特性を併せもち、それによって、定着部材の寿命が延び、本明細書に示されるような安定で実質的に一貫した特徴を有する定着部材が必要であり、この場合、コーティング層が1層だけ必要である。
ポリイミドとアルコールホスフェートの混合物を含む基材層を備える定着器部材が開示される。
さらに、本明細書には、ポリイミドと、以下の式/構造
2n+1−O−P(=O)(OH)
および
2n−1−O−P(=O)(OH)
を有するアルコールホスフェートの組成物の混合物を含み、式中、nは、炭素原子および水素原子およびこれらの混合物の数をあらわし、ポリイミドとアルコールホスフェートの混合物は、層の形態で、その上に場合により、ケイ素ゴム、フルオロポリマー、またはこれらの混合物のコーティングを有する、ゼログラフィー用定着器ベルトが示されている。
さらに、本明細書には、ポリイミド、アルコールホスフェートおよび溶媒を含む組成物を、回転する基材の外側表面にフローコーティングすることと、このコーティング組成物を約125℃〜約250℃の温度で前硬化させることと、その後に、約250℃〜約370℃の温度で最終的に硬化させることとを含み、場合により、溶媒は、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、N,N’−ジメチルホルムアミド、N,N’−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、塩化メチレンからなる群から選択され、場合により、前記アルコールホスフェートは、固形分の約0.03〜約0.5重量%の量で存在し、前記アルコールホスフェートは、
13−O−P(=O)(OH)
11−O−P(=O)(OH)
1225−O−P(=O)(OH)
1223−O−P(=O)(OH)
1633−O−P(=O)(OH)
1631−O−P(=O)(OH)
1327−O−P(=O)(OH)
1835−O−P(=O)(OH)
8−1017−21−O−P(=O)(OH)
17−O−P(=O)(OH)とC1021−O−P(=O)(OH)の混合物、
の少なくとも1つによってあらわされる、ゼログラフィー画像を作成するシステムとともに使用するのに適した定着器ベルトを作成する方法が開示される。
以下の図は、本明細書に開示する定着器部材をさらに示すために与えられる。
図1は、本開示のベルト形態である定着器部材の断面図の例示的な実施形態を示す図である。 図2Aは、本開示の例示的な一般化された定着構造を示す図である。 図2Bは、本開示の例示的な一般化された定着構造を示す図である。 図3は、本開示の転写固定装置の例示的な実施形態を示す図である。 図4は、定着器部材コーティング組成物の最終的な硬化を達成するための引っ張り機器の例示的な実施形態を示す図である。
種々の実施形態では、定着器部材は、例えば、その上に1つ以上の機能性層が形成された、ポリイミドポリマーとアルコールホスフェートの混合物を含む基材層を備えていてもよい。非導電性または導電性である適切な材料を用い、種々の形状(例えばベルトまたは膜)の基材を作成してもよく、定着器部材の厚みが、例えば、約30〜約1,000ミクロン、約100〜約800ミクロン、約150〜約500ミクロン、約100〜約125ミクロン、または約75〜約80ミクロンである。
矢印は、以下のそれぞれの図に存在するとき、示されている種々の要素の移動方向を示す。
本開示の例示的な実施形態である図1において、定着部材または転写固定部材200は、ポリイミドポリマーとアルコールホスフェートの混合物で構成される基材またはベルト210を備えていてもよく、その上に、1個以上、例えば、1〜約4個、または1〜約2個の機能性中間層220、任意要素の外側表面剥離層230が作られている。
図2Aおよび図2Bは、本開示の定着プロセスのための例示的な一般化された定着構造を示す。なお、電子写真式プリンタが記載されているが、開示されている装置および方法を他の印刷技術(その例として、オフセット印刷、インクジェット機および固体インクジェット転写固定機が挙げられる)および油を用いない定着システムに適用することができる。
図2Aは、図1に示される定着器部材200を組み込んだ定着構造300Aを示す。構造300Aは、ドラム100を周方向に包む図1の定着器ベルトを備えていてもよく、このベルトは、加圧機構335とともに定着器用爪を形成し、画像支持基材315のための加圧ベルトを含む。種々の実施形態では、加圧機構435を、加熱ランプ(図示せず)と組み合わせて用い、トナー粒子を画像支持基材315の上で融合または固定させるために圧力と熱を両方加えてもよい。それに加え、構造300Bは、図2Aに示されるように、クリーニングロール紙360とともに1個以上の外部加熱ロール350を備えていてもよい。
図2Bは、図1に示される定着器部材を備える定着構造400Bを示す。構造400Bは、図1のベルト200の形態の定着器部材を備えていてもよく、このベルトは、加圧機構435(例えば、加圧ベルト)と、媒体または紙基材415のためのローラーとともに定着器用爪を形成する。種々の実施形態では、加圧機構335を、加熱ランプ(図示せず)と組み合わせて用い、トナー粒子を媒体基材(例えば紙415)の上で融合させるために圧力と熱を両方加えてもよい。それに加え、構造400Bは、機械システム445を備えていてもよく、必要な場合、これを複数の加熱ローラーまたは1個の加熱ローラーとして使用することもでき、定着器ベルト200を動かし、媒体基板415の上でトナー粒子を融合させ、現像した画像を作成するために、少なくとも1つのローラー(例えば、それぞれ447、449および448で指定されるローラーa、bおよびc)を備えている。
図3は、ベルト、シート、膜などの形態であってもよい、転写固定部材7の一実施形態の図を示す。転写固定部材7は、本明細書に示す図1の定着器部材200または図2Bのベルト200と似た構成である。ゼログラフィーによるトナーの現像した画像12が定着部材1の上にあり、ローラー4およびローラー8を介して転写固定部材7と接触し、転写固定部材7に転写される。ローラー4および/またはローラー8は、これらに関連して熱を帯びていてもよいし、帯びていなくてもよい。転写固定部材7は、矢印13の方向に進む。複写基板9がローラー10とローラー11との間を進むにつれて、現像した画像12が転写固定部材7によって転写され、複写基板9に融合し、最終的な融合したトナーの現像した画像12が得られる。ローラー10および/またはローラー11は、これらに関連して熱を帯びていてもよいし、帯びていなくてもよい。
図4は、本開示の定着器部材のための硬化機器を示す。開示されている定着器部材コーティングの硬化は、例えば、約1〜約10キログラムまたは約3〜約7キログラムの張力で達成され、前硬化させた部材またはベルト210は、矢印20の方向に回転しつつ、2個のローラー250によって引っ張られる。開示されているコーティング組成物の混合物の前硬化は、種々の適切な温度で、例えば、約125℃〜約250℃、または約175℃〜約200℃で達成することができ、その後、約250℃〜約370℃または約300℃〜約325℃の温度で最終的に硬化させることができる。
ポリイミドとアルコールホスフェートを含む開示されている定着器部材組成物の混合物を、所望の生成物の周囲で、溶接したか、またはつなぎ目のないステンレス鋼のベルトまたはドラム、つなぎ目のないアルミニウムのベルトまたはドラム、電鋳したつなぎ目のないニッケルベルトまたはドラム、またはガラスドラムにフローコーティングしてもよい。ポリイミドアルコールホスフェートベルトを、例えば、約150℃〜約250℃、約125℃〜約250℃、または約180℃〜約220℃の温度で、例えば、約30〜約90分、または約45〜約75分かけて部分的に硬化させるか、または、前硬化させ、溶接したか、またはつなぎ目のないステンレス鋼のベルトまたはドラム、またはつなぎ目のないアルミニウムのベルトまたはドラム、または電鋳したつなぎ目のないニッケルベルトまたはドラム、またはガラスドラムから自己剥離させ、次いで、さらに、図4に示す構造で引っ張りつつ、例えば、約250℃〜約370℃、または約300℃〜約340℃で、例えば、約30〜約150分、または約60〜約120分かけて完全に硬化させる。最終的な硬化のために、ベルトは、約1〜約10キログラムまたは約3〜約7キログラムの張力であり、前硬化させたベルト210は、矢印20の方向に回転しつつ、2個のローラー250の間で引っ張られる。
画像(例えばゼログラフィー画像)を作成するシステムとともに使用するのに適した定着器ベルトを作成する方法も本明細書に開示される。この方法は、例えば、所望の生成物の周囲で、ポリイミド、アルコールホスフェートおよび溶媒を含む組成物を、回転する基材(例えば、溶接したか、またはつなぎ目のないステンレス鋼のベルトまたはドラム、またはつなぎ目のないアルミニウムのベルトまたはドラム、または電鋳したつなぎ目のないニッケルベルトまたはドラム、またはガラスドラム)の外側表面にフローコーティングすることを含む。コーティングを部分的に硬化させ、その後に、本明細書に示すように硬化させるか、または、回転する基材の上で完全に硬化させる。
(定着器部材組成物)
開示されている定着器部材は、ポリイミドとアルコールホスフェートの混合物で構成されていてもよく、組成物が、金属基材、例えばステンレス鋼から自己剥離し、金属基材の上の外側剥離層を省くことができる。したがって、開示されている組成物は、例えば、1層のコーティング層のみが必要なため、費用対効果がよい。
一実施形態では、開示されている定着器基材層組成物は、主に、内部剥離剤として機能するポリイミド前駆体、例えば、ポリアミド酸、特に、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物/フェニレンジアミンのポリアミド酸と、アルコールホスフェートとを含む。
(ポリイミド)
本明細書に示す定着器部材のために選択されるポリイミドの例は、ピロメリット酸二無水物/4,4’−オキシジアニリンのポリアミド酸、ピロメリット酸二無水物/フェニレンジアミンのポリアミド酸、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物/4,4’−オキシジアニリンのポリアミド酸、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物/フェニレンジアミンのポリアミド酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物/4,4’−オキシジアニリンのポリアミド酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物/4,4’−オキシジアニリン/フェニレンジアミンのポリアミド酸など、およびこれらの混合物のいずれかを含むポリアミド酸のポリイミド前駆体から作ることができる。硬化させた後、得られたポリイミドとしては、ピロメリット酸二無水物/4,4’−オキシジアニリンのポリイミド、ピロメリット酸二無水物/フェニレンジアミンのポリイミド、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物/4,4’−オキシジアニリンのポリイミド、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物/フェニレンジアミンのポリイミド、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物/4,4’−オキシジアニリンのポリイミド、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物/4,4’−オキシジアニリン/フェニレンジアミンのポリイミド、およびこれらの混合物が挙げられる。
選択されるピロメリット酸二無水物/4,4’−オキシジアニリンのポリアミド酸の市販例としては、PYRE−ML RC5019(N−エチル−2−ピロリドン(NMP)中、約15〜16重量%)、RC5057(NMP/芳香族炭化水素=80/20中、約14.5〜15.5重量%)、RC5083(NMP/DMAc=15/85中、約18〜19重量%)、すべてIndustrial Summit technology Corp.(Parlin、NJ)、FUJIFILM Electronic Materials U.S.A.,Inc.から市販されているDURIMIDE(登録商標)100が挙げられる。
本明細書に示す定着器部材のために選択されるポリイミドを作成するために、両方ともUBE America Inc.(New York、NY)から入手可能なU−VARNISH AおよびS(NMP中、約20重量)、両方ともHD MicroSystems(Parlin、NJ)から入手可能なPI−2610(NMP中、約10.5重量)およびPI−2611(NMP中、約13.5重量)を含む、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物/フェニレンジアミンのポリアミド酸を利用することができる。
ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物/4,4’−オキシジアニリンのポリアミド酸の市販例としては、両方ともUnitech Corp.(Hampton、VA)から入手可能なRP46およびRP50(NMP中、約18重量%)が挙げられ、一方、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物/4,4’−オキシジアニリン/フェニレンジアミンのポリアミド酸の市販例としては、すべてHD MicroSystems(Parlin、NJ)から入手可能な、PI−2525(NMP中、約25重量%)、PI−2574(NMP中、約25重量%)、PI−2555(NMP/芳香族炭化水素=80/20中、約19重量%)、PI−2556(NMP/芳香族炭化水素/プロピレングリコールメチルエーテル=70/15/15中、約15重量%)が挙げられる。
さらに具体的には、ポリイミドの作成のために選択可能なポリアミド酸またはポリアミド酸エステルの例は、酸二無水物とジアミンとの反応によって調製される。選択される適切な酸二無水物としては、芳香族酸二無水物および芳香族テトラカルボン酸二無水物、例えば、例えば、9,9−ビス(トリフルオロメチル)キサンテン−2,3,6,7−テトラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水物、2,2−ビス((3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水物、4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシ−2,5,6−トリフルオロフェノキシ)オクタフルオロビフェニル二無水物、3,3’,4,4’−テトラカルボキシビフェニル二無水物、3,3’,4,4’−テトラカルボキシベンゾフェノン二無水物、ジ−(4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニル)エーテル二無水物、ジ−(4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニル)スルフィド二無水物、ジ−(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ジ−(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、1,2,4,5−テトラカルボキシベンゼン二無水物、1,2,4−トリカルボキシベンゼン二無水物、ブタンテトラカルボン酸二無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、1,2,3,4−ベンゼンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−アントラセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,7,8−フェナントレンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4−4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、2,2−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)スルホン2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサクロロプロパン二無水物、1,1−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、1,1−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、4,4’−(p−フェニレンジオキシ)ジフタル酸二無水物、4,4’−(m−フェニレンジオキシ)ジフタル酸二無水物、4,4’−ジフェニルスルフィドジオキシビス(4−フタル酸)二無水物、4,4’−ジフェニルスルホンジオキシビス(4−フタル酸)二無水物、メチレンビス(4−フェニレンオキシ−4−フタル酸)二無水物、エチリデンビス(4−フェニレンオキシ−4−フタル酸)二無水物、イソプロピリデンビス(4−フェニレンオキシ−4−フタル酸)二無水物、ヘキサフルオロイソプロピリデンビス(4−フェニレンオキシ−4−フタル酸)二無水物などが挙げられる。
ポリアミド酸の調製に使用するのに適した選択される例示的なジアミンとしては、4,4’−ビス−(m−アミノフェノキシ)−ビフェニル、4,4’−ビス−(m−アミノフェノキシ)−ジフェニルスルフィド、4,4’−ビス−(m−アミノフェノキシ)−ジフェニルスルホン、4,4’−ビス−(p−アミノフェノキシ)−ベンゾフェノン、4,4’−ビス−(p−アミノフェノキシ)−ジフェニルスルフィド、4,4’−ビス−(p−アミノフェノキシ)−ジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノ−アゾベンゼン、4,4’−ジアミノビフェニル、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノ−p−ターフェニル、1,3−ビス−(ガンマ−アミノプロピル)−テトラメチル−ジシロキサン、1,6−ジアミノヘキサン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジアミノジフェニルメタン、1,3−ジアミノベンゼン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、2,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、1,4−ジアミノベンゼン、4,4’−ジアミノ−2,2’,3,3’,5,5’,6,6’−オクタフルオロ−ビフェニル、4,4’−ジアミノ−2,2’,3,3’,5,5’,6,6’−オクタフルオロジフェニルエーテル、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)−フェニル]スルフィド、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]ケトン、4,4’−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル、2,2−ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]−プロパン、2,2−ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、1,1−ジ(p−アミノフェニル)エタン、2,2−ジ(p−アミノフェニル)プロパン、2,2−ジ(p−アミノフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンなど、およびこれらの混合物が挙げられる。
二無水物およびジアミンは、例えば、重量比が約20:80〜約80:20、さらに具体的には、約50:50の重量比になるように選択される。芳香族テトラカルボン酸二無水物のような上述の芳香族二無水物、芳香族ジアミンのようなジアミンは、それぞれ単独で用いられるか、または混合物として用いられる。
さらに具体的には、有効な量で、例えば、固形分の約90〜約99.99重量%、約95〜約99重量%、または約98〜約99.95重量%の量で利用されるポリアミド酸の例としては、Industrial Summit technology Corp.(Parlin、NJ)からPyre−M.L.RC5019またはRC5083の商標名で市販されるピロメリット酸二無水物/4,4’−オキシジアニリンのポリアミド酸、UBE America Inc.、ニューヨーク、NYから両方ともU−VARNISH AおよびSとして市販されるか、またはKaneka Corp.、TXから入手可能なビフェニルテトラカルボン酸二無水物/フェニレンジアミンのポリアミド酸(NMP中、約20重量)が挙げられる。
開示されている定着器部材組成物のために選択されるポリイミドの例は、例えば、以下の式/構造のホスフェート
Figure 2014215611
およびこれらの混合物の少なくとも1つによってあらわされ、式中、nは、繰り返し部分の数をあらわし、例えば、約5〜約3,000、約50〜約2,000、約50〜約1,500、約200〜約1,200、約1,000〜約2,000、または約1,200〜約1,800である。
(アルコールホスフェート)
開示されている定着器部材混合物のために選択され、ホスフェートをStepan Companyから得ることができるアルコールホスフェートの例は、以下の式/構造
2n+1−O−P(=O)(OH)
および
2n−1−O−P(=O)(OH)
およびこれらの混合物の少なくとも1つによってあらわされ、式中、nは、炭素および水素の数をあらわし、この数は、例えば、約6〜約24、約7〜約20、約10〜約18、または約8〜約16である。さらに具体的には、開示されている定着器部材混合物のために選択され、Stepan Companyから得ることができるアルコールホスフェートの例は、本明細書に示す式/構造、例えば、以下の式/構造
Figure 2014215611
によってあらわされ、式中、Rは、直鎖、分枝鎖、環状、飽和および不飽和の炭化水素、例えば、アルキルおよびアルケニルを含み、それぞれ、例えば、約6〜約24個の炭素原子、約10〜約18個の炭素原子、約8〜約16個の炭素原子、または約12〜約13個の炭素原子を含む炭化水素である。
開示されている定着器部材混合物のために選択され、Stepan Companyから得ることができる具体的なアルコールホスフェートの例は、以下の式/構造
13−O−P(=O)(OH)
11−O−P(=O)(OH)
1225−O−P(=O)(OH)
1223−O−P(=O)(OH)
1633−O−P(=O)(OH)
1631−O−P(=O)(OH)
1327−O−P(=O)(OH)
1835−O−P(=O)(OH)
8−1017−21−O−P(=O)(OH)
17−O−P(=O)(OH)/C1021−O−P(=O)(OH)の混合物、
およびこれらの混合物によってあらわされる。
アルコールホスフェート炭化水素置換基の例は、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、エイコシル、シクロヘキシル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニル、エイコセニル、対応するアルケニルなどである。
剥離剤または添加剤として機能することができるアルコールホスフェートは、ポリイミドとアルコールホスフェートの溶液コーティングと相溶性であり(混合すると色が透明である)、得られるポリイミドも透明であり、明らかな相分離は起こらない。さらに、最終的な硬化の後に得られるポリイミド/アルコールホスフェート組成物は、ステンレス鋼のような金属コーティング基材から自己剥離し、厚い平滑なポリイミド/アルコールホスフェート組成物の定着器部材を得ることができる。
種々の量、例えば、(固形分全体の)約0.01〜約5重量%、約0.01〜約2重量%、約0.01〜約0.5重量%、約0.02〜約0.05重量%、約0.03〜約0.3重量%、約0.03〜約0.1重量%、約0.03〜約0.5重量%、約0.03〜約0.05重量%、約0.01〜約0.05重量%、約0.02〜約1重量%、または約0.05重量%、または約0.05重量%以下の量のアルコールホスフェートを、定着器部材組成物のために選択することができる。いくつかの実施形態では、ポリイミドポリマーとアルコールホスフェートの定着器部材組成物は、約99.95/0.05〜約95/5の重量比で存在する。
開示されている具体的な一定着器部材は、本明細書に示す溶媒中で調製され、固形分が約16〜約20重量%である、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物/フェニレンジアミンのポリイミドと、開示されているアルコールホスフェートの混合物を含み、開示されているポリイミドアルコールホスフェートの重量比は、例えば、99.95/0.05である。
開示されているポリイミド/アルコールホスフェート組成物は、例えば、ヤング弾性率が約4,000〜約10,000MPa、約5,000〜約10,000MPa、約6,500〜約7,500MPA、約5,700〜約5,900MPA、さらに具体的には、約5,800MPa、分解開始温度が約400℃〜約650℃、約500℃〜約640℃、約600℃〜約630℃、または約626℃である。
(機能性中間層)
ポリイミドとアルコールホスフェートの混合物を含むコーティング混合物と接するように配置され、定着器部材と、1つ以上の層の材料に弾性を付与することができ、この材料を無機粒子(例えば、SiCまたはAl)と混合することができる1つ以上の機能性中間層(緩衝層または中間層とも呼ばれる)のために選択される材料の例としては、フルオロシリコーン、シリコーンゴム、例えば、室温加硫(RTV)シリコーンゴム、高温加硫(HTV)シリコーンゴム、低温加硫(LTV)シリコーンゴムが挙げられる。これらのゴムは既知であり、商業的に簡単に入手可能であり、例えば、SILASTIC(登録商標)735ブラックRTVおよびSILASTIC(登録商標)732 RTV(いずれもDow Corning製)、106 RTV Silicone Rubberおよび90 RTV Silicone Rubber(いずれもGeneral Electric製)、JCR6115CLEAR HTVおよびSE4705U HTVシリコーンゴム(Dow Corning Toray Silicones製)、Toray silicone類、Dow CorningからQ3−6395、Q3−6396として得ることができる市販のLSRゴム、SILASTIC(登録商標)590 LSR、SILASTIC(登録商標)591 LSR、SILASTIC(登録商標)595 LSR、SILASTIC(登録商標)596 LSR、SILASTIC(登録商標)598 LSR、およびシロキサン(例えば、ポリジメチルシロキサン)、フルオロシリコーン(例えば、Silicone Rubber 552(Sampson Coating、リッチモンド、バージニアから入手可能))、液体シリコーンゴム、例えば、ビニル架橋した熱硬化性ゴム、またはシラノールを室温で架橋した材料が挙げられる。
また、1つ以上の機能性中間層に使用するのに適するさらなる材料としては、フルオロエラストマーも挙げられる。フルオロエラストマーは、(1)フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレンのうち、2つのコポリマー、(2)フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレンのターポリマー、(3)フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレン、キュアサイトモノマーのテトラポリマーに由来する。これらのフルオロエラストマーは、VITON A(登録商標)、VITON B(登録商標)、VITON E(登録商標)、VITON E 60C(登録商標)、VITON E430(登録商標)、VITON 910(登録商標)、VITON GH(登録商標)、VITON GF(登録商標)、VITON ETP(登録商標)のような種々の名称で知られており、市販されている。VITON(登録商標)という名称は、E.I.DuPont de Nemours,Inc.の商標である。キュアサイトモノマーは、4−ブロモペルフルオロブテン−1、1,1−ジヒドロ−4−ブロモペルフルオロブテン−1、3−ブロモペルフルオロプロペン−1、1,1−ジヒドロ−3−ブロモペルフルオロプロペン−1、または任意の他の適切な既知のキュアサイトモノマー(例えば、DuPontから市販されているもの)であってもよい。選択可能な他の市販されているフルオロポリマーとしては、FLUOREL 2170(登録商標)、FLUOREL 2174(登録商標)、FLUOREL 2176(登録商標)、FLUOREL 2177(登録商標)、FLUOREL LVS 76(登録商標)が挙げられ、FLUOREL(登録商標)は、3M Companyの登録商標である。さらなる市販の選択されるフルオロ材料としては、AFLAS(商標)というポリ(プロピレン−テトラフルオロエチレン)、FLUOREL II(登録商標)(LII900)というポリ(プロピレン−テトラフルオロエチレンビニリデンフルオリド)(これらも、3M Companyから入手可能)、FOR−60KIR(登録商標)、FOR−LHF(登録商標)、NM(登録商標)FOR−THF(登録商標)、FOR−TFS(登録商標)、TH(登録商標)、NH(登録商標)、P757(登録商標)TNS(登録商標)T439(登録商標)、PL958(登録商標)、BR9151(登録商標)、TN505(登録商標)として特定されるTecnoflon(Ausimont Inc.から入手可能)が挙げられる。
フルオロエラストマーであるVITON GH(登録商標)およびVITON GF(登録商標)は、フッ化ビニリデンの量が比較的少ない。例えば、VITON GF(登録商標)およびVITON GH(登録商標)は、約35重量%のフッ化ビニリデンと、約34重量%のヘキサフルオロプロピレンと、約29重量%のテトラフルオロエチレンと、約2重量%のキュアサイトモノマーとを含んでいる。
機能性中間層の厚みは、例えば、約30〜約1,000ミクロン、約10〜約800ミクロン、または約150〜約500ミクロンである。
(任意要素のポリマー)
開示されているポリイミド/アルコールホスフェート定着器部材組成物は、場合により、コーティングとして塗布されたとき、組成物の質を高めるか、または平滑にするために、ポリシロキサンポリマーを含んでいてもよい。ポリシロキサンコポリマーの濃度は、約1重量%以下、または約0.2重量%以下、さらに具体的には、約0.1〜約1重量%である。任意要素のポリシロキサンポリマーとしては、例えば、BYK Chemicalから市販されており、商標名がBYK(登録商標)310(キシレン中、約25重量%)およびBYK(登録商標)370(キシレン/アルキルベンゼン/シクロヘキサノン/モノフェニルグリコール=75/11/7/7中、約25重量%)のポリエステル改質されたポリジメチルシロキサン、BYK Chemicalから入手可能であり、商標名がBYK(登録商標)330(メトキシプロピルアセテート中、約51重量%)およびBYK(登録商標)344(キシレン/イソブタノール=80/20中、約52.3重量%)、BYK(登録商標)−SILCLEAN 3710および3720(メトキシプロパノール中、約25重量%)であるポリエーテル改質されたポリジメチルシロキサン、BYK Chemicalから市販されており、商標名がBYK(登録商標)−SILCLEAN 3700(メトキシプロピルアセテート中、約25重量%)であるポリアクリレート改質されたポリジメチルシロキサン、またはBYK Chemicalから市販されており、商標名がBYK(登録商標)375(ジ−プロピレングリコールモノメチルエーテル中、約25重量%)であるポリエステルポリエーテル改質されたポリジメチルシロキサンが挙げられる。ポリイミド/アルコールホスフェート/ポリシロキサンポリマーは、例えば、約99.9/0.09/0.01〜約95/4/1の重量比で存在する。
(任意要素の剥離層)
選択される定着器部材の任意要素のコーティング剥離層の例としては、フルオロポリマー、例えば、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレン、ペルフルオロアルキルビニルエーテル、およびこれらの混合物からなる群から選択されるモノマー繰り返し単位を含むフッ素含有ポリマーが挙げられる。フルオロポリマーは、直鎖または分枝鎖の分岐したポリマー、架橋したフルオロエラストマーを含んでいてもよい。フルオロポリマーの例としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ペルフルオロアルコキシポリマー樹脂(PFA)、テトラフルオロエチレン(TFE)とヘキサフルオロプロピレン(HFP)のコポリマー、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)とフッ化ビニリデン(VDFまたはVF2)のコポリマー、テトラフルオロエチレン(TFE)、フッ化ビニリデン(VDF)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)のターポリマー、テトラフルオロエチレン(TFE)、フッ化ビニリデン(VF2)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)のテトラポリマー、およびこれらの混合物が挙げられる。フルオロポリマーは、化学安定性および熱安定性を提供し、表面エネルギーが低く、溶融温度が例えば、約255℃〜約360℃または約280℃〜約330℃の粒子の形態である。これらの粒子を溶融させ、剥離層を作成する。
外側表面層または剥離層の厚みは、例えば、約10〜約100ミクロン、約20〜約80ミクロン、または約40〜約60ミクロンであってもよい。
(定着器部材の調製)
開示されている定着器部材は、本明細書に示すように、例えば、ポリイミドとアルコールホスフェートの組成物を、支持する基材にフローコーティングすることによって調製することができる。したがって、ポリイミド/アルコールホスフェート組成物、および存在してもよい任意要素を、所望の生成物の周囲で、つなぎ目のないか、または溶接したステンレス鋼円柱形、ガラス円柱形または電鋳つなぎ目のないニッケル円柱形にフローコーティングしてもよい。本明細書に示すように、ポリイミド/アルコールホスフェートベルトを部分的に硬化させるか、または前硬化させ、次いで、完全に硬化させる。
開示されている定着器部材組成物を、液体噴霧コーティング、浸漬コーティング、ワイヤ巻き付けロッドによるコーティング、流動床コーティング、粉末コーティング、静電噴霧、音波噴霧、ブレードコーティング、成形、積層などによって基材にコーティングすることもできる。
ポリイミド(または他のポリマー全体)およびアルコールホスフェートのコーティング組成物は、溶媒を含んでいてもよい。コーティング組成物を作成し、塗布するために選択される溶媒の例としては、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、N,N’−ジメチルホルムアミド、N,N’−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン(NMP)、塩化メチレンなど、およびこれらの混合物が挙げられ、溶媒は、例えば、コーティング混合物の要素の量を基準として約70〜約95重量%、80〜約90重量%の量になるように選択される。
種々の量、例えば、固形分の約1〜約40重量%、2〜約25重量%、または3〜約15重量%の添加剤および導電性フィラーまたは非導電性フィラーは、例えば、無機粒子を含む開示されている定着器部材コーティング組成物のポリイミドおよびアルコールホスフェートの層に存在していてもよい。選択されるフィラーの例は、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、酸化アルミニウム、グラファイト、グラフェン、銅フレーク、ナノダイヤモンド、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、金属酸化物、ドープされた金属酸化物、金属フレーク、およびこれらの混合物である。
任意の外部源(例えば、こじあける機器)の助けを借りない自己剥離特徴によって、開示されている定着器コーティングポリマーおよびアルコールホスフェートの組成物の約90〜約100パーセント、または約95〜約99パーセントを金属基材からの効率的で経済的な作成および完全な分離を可能にし、剥離材料および別個の剥離層を省くことができる。開示されている定着器部材組成物の自己剥離特徴を与える時間は、例えば、存在する要素、選択される要素の量によって変わる。一般的に、しかし、剥離時間は、約1〜約65秒、例えば、約1〜約50秒、約1〜約35秒、約1〜約20秒、または1〜約5秒、ある場合には、約1秒未満である。
(実施例I)
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物/フェニレンジアミンのポリアミド酸から調製され、ポリアミド酸がKaneka Corporationから得られるポリイミドと、Stepan Companyから得られるC17−O−P(=O)(OH)およびC1021−O−P(=O)(OH)の混合物であるアルコールホスフェートZELEC(登録商標)−UNを99.95対0.05の重量比で含む組成物を、固形分で約16.5重量%になるようにN−メチルピロリドン(NMP)中で調製した。Kaneka Corporationから得られたポリアミド酸は、約125℃〜約250℃の温度で前硬化し、その後に約250℃〜約370℃の温度で最終的に硬化した後に、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物/フェニレンジアミンのポリイミドに変換される。
上のようにして得られた組成物液体を、ステンレス鋼の剛性円柱形マンドレル基材にコーティングし、次いで、約210℃の温度で前硬化させ、320℃の温度で60分間かけて完全に硬化させた。得られたポリイミド/アルコールホスフェート定着器ベルトは、約5秒でステンレス鋼基材から自己剥離し、60ミクロンの厚い平滑なポリイミド/アルコールホスフェート定着器部材が得られ、定着器部材を、本明細書に開示するようなゼログラフィーによるトナー現像画像を融合するためのゼログラフィー機に組み込んだ。
(比較例1)
実施例1のプロセスを繰り返すが、但し、組成物にアルコールホスフェートを含まずにコーティング組成物を調製し、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のフッ素含有剥離層、またはSILASTIC(登録商標)735ブラックRTVのシリコーン剥離層を、剛性円柱形マンドレルの内側表面に塗布し、ポリイミドコーティングを、剥離層を備えるマンドレルの内側表面に塗布し、ポリイミドを硬化させ、次いで、マンドレルから剥離する。得られたポリイミド定着器ベルトは、コーティング基材から剥離しなかった。水に3ヶ月の長期間浸した後、上の比較例1で得られた定着器部材の膜は、最終的には基材から自己剥離した。
さらに、フッ素を含有する剥離層またはシリコーン剥離層がなければ、ポリイミドは、任意の外部源がなければ剥離しなかった。
(測定)
既知のASTM D882−97プロセスにしたがってヤング弾性率を測定した。上のように調製した定着器部材またはベルトのサンプル(0.5インチ×12インチ)をInstron Tensile Tester測定装置内に置き、次いで、このサンプルを破断するまで一定の引っ張り速度で伸ばした。この間に、サンプルの伸長度に対し、得られた負荷を記録した。記録した曲線の初期の線形部分に対して正接の関係にある点を選び、引張り応力を対応する歪みで割ることによって、ヤング弾性率を計算した。引っ張り応力は、各試験片の平均断面積で負荷を割ることによって計算した。弾性率は、比較例1と実施例1で6,000(MPa)対5,800(MPa)と実質的に差はなかった。
疎油特徴の程度を翻訳するヘキサデカン接触角を、周囲温度(約23℃)で、Contact Angle System OCA(Dataphysics Instruments GmbH、OCA15型)を用いて測定した。少なくとも10回の測定を行い、その平均を報告した。
本明細書に示す水接触角を、周囲温度(約23℃)で、既知のContact Angle System OCA(Dataphysics Instruments GmbH、OCA15型)を用いて測定した。
上のように調製した定着器ベルトは、以下の表1の特徴を有していた。
Figure 2014215611
表面特性、例えば、接触角によって測定される、開示されている実施例Iのポリイミド/アルコールホスフェート定着器ベルト基材の表面エネルギーは、比較例1のポリイミド定着器ベルト基材に匹敵するものであった。さらに、開示されているポリイミド/アルコールホスフェート定着器ベルト基材の上に開示した特性は、比較例1のポリイミド基材の特性と匹敵するものであったが、実施例Iの部材は、上の比較例1の外部剥離層コーティングが省かれるため、製造コストが約75%と低かった。
さらに、開示されているアルコールホスフェートを含有する実施例Iの定着器部材は、優れた剥離特徴を有しており、この部材は、10秒以内にステンレス鋼基材から容易に自己剥離し、一方、比較例1の熱硬化性ポリイミドを含有する定着器部材は、ステンレス鋼基材から剥離しなかったが、この基材に付着し、水に3ヶ月間浸した後にのみ剥離が起こった。
上のように調製したアルコールホスフェートを含有する実施例Iの定着器部材と、このアルコールホスフェートを含有する本明細書に開示する定着器部材は、ゼログラフィー画像形成プロセスの定着器機器または定着器ベルトとして選択することができ、または、ポリイミド/アルコールホスフェート混合物を、支持基材(例えば、ポリマーまたは他の適切な既知の基材)にコーティングすることができる。

Claims (9)

  1. ポリイミドとアルコールホスフェートの混合物を含む基材層を備える定着器部材。
  2. 前記アルコールホスフェートが、以下の式/構造、
    2n+1−O−P(=O)(OH)
    および
    2n−1−O−P(=O)(OH)
    を有し、式中、nは、炭素原子の数をあらわし、2n+1および2n−1は、水素原子の数をあらわし、前記部材は、導電性要素をさらに含む、請求項1に記載の定着器部材。
  3. 前記アルコールホスフェートが、以下の式/構造
    Figure 2014215611
    によってあらわされ、式中、Rは、炭化水素基である、請求項1に記載の定着器部材。
  4. 前記アルコールホスフェートが、
    13−O−P(=O)(OH)
    11−O−P(=O)(OH)
    1225−O−P(=O)(OH)
    1223−O−P(=O)(OH)
    1633−O−P(=O)(OH)
    1631−O−P(=O)(OH)
    1327−O−P(=O)(OH)
    1835−O−P(=O)(OH)
    8−1017−21−O−P(=O)(OH)
    および
    8−1017−21−O−P(=O)(OH)
    の少なくとも1つによってあらわされ、前記部材は、カーボンブラックである導電性要素をさらに含む、請求項1に記載の定着器部材。
  5. 前記アルコールホスフェートが、固形分の約0.01〜約5重量%の量で存在する、請求項1に記載の定着器部材。
  6. 前記ポリイミドが、以下の式/構造
    Figure 2014215611
    の少なくとも1つによってあらわされ、式中、nは、繰り返し基の数をあらわす、請求項1に記載の定着器部材。
  7. 前記ポリイミドとアルコールホスフェートの混合物は、さらに、ポリエステル改質されたポリジメチルシロキサン、ポリエーテル改質されたポリジメチルシロキサン、ポリアクリレート改質されたポリジメチルシロキサン、ポリエステルポリエーテル改質されたポリジメチルシロキサンからなる群から選択されるポリシロキサンポリマーを含み、前記部材は、カーボンブラックである導電性要素をさらに含む、請求項1に記載の定着器部材。
  8. 基材層が、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、酸化アルミニウム、グラファイト、グラフェン、銅フレーク、ナノダイヤモンド、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、金属酸化物、ドープされた金属酸化物、金属フレーク、およびこれらの混合物からなる群から選択される導電性要素をさらに含む、請求項1に記載の定着器部材。
  9. ポリイミド、アルコールホスフェート、導電性要素および溶媒を含む組成物を、回転する基材の外側表面にフローコーティングすることと、このコーティング組成物を約125℃〜約250℃の温度で前硬化させることと、その後に、約250℃〜約370℃の温度で最終的に硬化させることとを含み、場合により、溶媒は、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、N,N’−ジメチルホルムアミド、N,N’−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、塩化メチレンからなる群から選択され、場合により、前記アルコールホスフェートは、固形分の約0.01〜約5重量%の量で存在し、前記アルコールホスフェートは、
    13−O−P(=O)(OH)
    11−O−P(=O)(OH)
    1225−O−P(=O)(OH)
    1223−O−P(=O)(OH)
    1633−O−P(=O)(OH)
    1631−O−P(=O)(OH)
    1327−O−P(=O)(OH)
    1835−O−P(=O)(OH)
    8−1017−21−O−P(=O)(OH)
    17−O−P(=O)(OH)とC1021−O−P(=O)(OH)の混合物
    の少なくとも1つによってあらわされる、ゼログラフィー画像を作成するシステムとともに使用するのに適した定着器ベルトを作成する方法。
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