JP2014214873A - 液圧式車両ブレーキ装置用のピストンポンプ弁 - Google Patents

液圧式車両ブレーキ装置用のピストンポンプ弁 Download PDF

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Abstract

【課題】ノイズ及び振動の少ないピストンポンプ弁を提供する。
【解決手段】液圧式車両ブレーキ装置用のピストンポンプ弁70であって、弁開口部50の選択的な開閉のための閉止体72を有しており、該閉止体72の流入側96に、ピストンポンプを通って供給される液が流入可能であり、且つ、開口部の移動98により、前記液が前記弁開口部50を通って貫流することができ、前記閉止体72は、当該閉止体72の前記流入側96にて中空状に形成されており、且つ、前記開口部の移動98の際、前記流入側96にて弾性状に変形することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、弁開口部の選択的な開閉のための閉止体を有しており、該閉止体の流入側に、ピストンポンプを通って供給される液が流入可能であり、且つ、開口部の移動により、液が弁開口部を通って貫流することができる液圧式車両ブレーキ装置用のピストンポンプ弁に関している。更に、本発明は、そのようなピストンポンプ弁の、液圧式車両ブレーキ装置での使用に関している。
殊に、ABS及びESPブレーキシステムを有する自動車に使用されている液圧式車両ブレーキ装置は、少なくとも1つの所属のピストンポンプ弁を有するピストンポンプを有している。個別のピストンポンプ弁は、択一的に吸入又は吐出バルブとして作用し、ブレーキシステムに調整されたブレーキ圧を形成することができるのに寄与する。そのために、ピストンポンプ弁は、従来技術のように球として成形された閉止体を有しており、この閉止体は、ピストンポンプの弁開口部を必要に応じて開閉する。弁開口部は、吐出バルブの場合、一般的に、カップ状のシリンダの端側に設けられており、シリンダ内にピストンが軸方向に摺動可能に支承されている。ピストンは、当該ピストンの一方の端にて偏心カムによって駆動され、当該ピストンの他方の端がカップ状シリンダ内に突出している。そのようなピストンポンプは、例えば、特許文献1から公知である。
ドイツ連邦共和国特許出願第102009046313号公開公報
本発明によると、液圧式車両ブレーキ装置用のピストンポンプ弁が提供され、弁開口部の選択的な開閉のための閉止体を有しており、該閉止体の流入側に、ピストンポンプを通って供給される液が流入可能であり、且つ、開口部の移動により、液が弁開口部を通って貫流することができる。その際、閉止体は、当該閉止体の流入側にて中空状に形成されており、且つ、開口部の移動の際乃至開口部の移動と共に、流入側にて弾性状に変形することができる。つまり、閉止体は、殊に、長手方向で見て、凹状の流入側に形成されており、流入側の凹状部は、弁の開の場合に拡開される。弁開口部は、殊に、閉止体の凹状の形状部の拡開によって開かれる。
本発明の中空乃至凹状の、閉止体の流入側ということは、液の流れ方向で流入側が中空にされているということである。つまり、液が長手方向に流れる場合、流入側は、同様にこの長手方向に中空にされていて、特に湾曲されている。その際、長手方向とは、特に、所属のシリンダの軸方向のことである。その際、「凹状」とは、流入側が内側に向かって湾曲されていることであり、その際、「内側」とは、ピストンポンプの内部スペース乃至加圧室に関係する。これに対して、「外側」とは、流れ方向で内部スペースのリヤ側に延在している、ピストンポンプの外側スペースのことである。
そのように形成されて、本発明の閉止体は、長手方向で見て、殊に、両側でそれぞれ側縁によって限定された真ん中の領域を有している。それぞれの側縁は、真っ直ぐに、又は、真ん中の領域から液の流れ方向とは逆向きに丸目られ、乃至、湾曲して延在している。真ん中の領域自体は、同様に、少なくとも少し湾曲してもよい。特に、有利には、真ん中の領域は、平坦に形成されている。そのように本発明により形成された閉止体は、当該閉止体の中空乃至凹状の流入側を有しており、この閉止体は、圧力下で液が流入する際、閉止体の元の形状から僅かに凹状の形状に変形し、従って、流入する液によって変形、特に、拡開される。変形時、殊に、拡開時、閉止体は、弁開口部を開放し、それにより、開口部が移動する。拡開は、僅かな凹状の形状から平坦な形状を経て端面の凸状の形状に至る迄になることがある。従って、適切な流れ横断面及び時間単位当たりの貫流容量を調整することができる。流れ横断面は、液により閉止体に加わる圧力と、流れ方向で閉止体のリヤ側に生じている圧力との差圧の関数(並びに、当該差圧の時間経過の関数)である。適切に調整可能な流れ横断面を用いて、妨害となるノイズおよび振動を少なくともほぼ回避することができる。本発明の解決手段を用いると、特に、ノイズ及び振動の少ないピストンポンプ弁を提供することができる。
変形、特に、拡開は、本発明によると、弾性的に行われる。変形時に、変形エネルギが蓄積され、この変形エネルギにより、液の弱まった圧力の場合、閉止体が再び当該閉止体の元の形状に戻るように動くようになる。従って、閉止体は、それ自体、リセット乃至弾性状に作用し、従って、閉止体の機能の他に、それと同時に、リセット部材の機能を果たす。材料及びスペースを節約して、従来技術のピストンポンプ弁に較べて構成部品の必要個数を低減することができる。
更に、本発明の凹状の流入側は、有利には、特に平坦な、殊に、ディスク状の閉止体を用いて製造され、閉止体は、軸方向で、従来技術の閉止体よりも著しく僅かな構成スペースしか必要としない。有利には、閉止体は、本発明によると、半月キーよりもスペースを節約して形成される。
更に、閉止体は、本発明によると、有利には、当該閉止体の流入側にて端面と共にシーリング作用し、その際、端面は、弁開口部がシーリングされるように、終端支持部材に当接される。終端支持部材は、有利には、弁開口部を囲む弁座部材である。特に有利には、弁座部材は、凸部、殊に、段乃至エッジを有しており、この凸部に、端面が対向側としてシーリングして当接している。従って、特にスペース及び材料を節約してシーリング効果が達成される。
しかも、閉止体は、本発明によると、有利には、リングディスクとして構成されており、その際、リングディスクは、特に開口部の移動時に、弁開口部を通って流れる液の流れ方向に変形されることがある。リングディスクは、中央開口乃至孔で丸く形成されており、平坦な部材でディスク状に形成されている。平坦な部材は、2つの端面を有しており、2つの端面のうち、一方の端面は、流入側に設けられている。更に、平坦な部材は、内側エッジ面を、中央開口を囲む内側エッジに有しており、外側エッジ面を、内側エッジに半径方向に対向して位置している外側エッジに有している。
驚くべきことに、正に、閉止体内の、そのような開口は、特に有利である。中央開口は、配向の特徴部として役立ち、それにより、閉止体は、本発明のピストンポンプ弁内に特に簡単に正確な位置で配置することができる。それと同時に、中央開口の内側エッジは、有利には、そのために設けられた、反作用する部材に、この反作用する部材が中央開口を液の流れの方向で遮断するように設けることができる。従って、平坦な部材と結合して、弁開口部は、総体的に閉じられる。リングディスクの平坦な部材は、本発明によると、圧力下で液が流入する際に変形し、その際、弁開口部を解放する。その際、変形は、ここでも、リングディスクの傾動も含む。有利には、本発明のリングディスクは、円錐胴であり、円錐胴は、当該円錐胴の外側エッジの領域内で、液の流れの方向に変形する。従って、皿バネをリングディスクとして使用してもよい。
更に、リングディスクは、本発明によると、有利には、前述の内側エッジを有しており、且つ、保持部材に保持されており、保持部材にて、リングディスクが当該リングディスクの内側エッジと共にシーリングしている。保持部材は、有利には、既述の反作用する部材であり、殊に、弁カバー部材である。内側エッジでのシーリングのために、リングディスクは、特に形状結合により軸方向に保持部材に取り付けられている。特に有利には、リングディスクは、当該リングディスクの内側エッジにて弾性変形可能、殊に、半径方向に拡開可能である。従って、リングディスクは、当該リングディスクの内側エッジにて全く簡単にコスト上ニュートラルに保持部材にクリップすることができる。択一的に、リングディスクは、当該リングディスクの内側エッジにて保持部材と押し込んで固定されている。押し込み固定を用いて、付加的な製造ステップで、クリップによる結合に較べて一層安定し、且つ、一層シーリングした結合が提供される。
更に、閉止体は、本発明によると、有利なやり方で自由に動くことができる終端領域を有している。その際、閉止体は、液の主な流れ方向に対して横方向の延在部を有しており、この横方向の延在部に関して半径方向内側及び半径方向外側の領域を有している。半径方向内側の領域も半径方向外側の領域も、ここでは、終端領域と呼ぶ。本発明によると、終端領域は、自由に動くことができる乃至自由な終端を有する。従って、閉止体は、所期のように、終端領域にて流入する液により押し戻されて、変形することがあり、特に、拡開され、それにより、弁開口部は、終端領域で解放される。この終端領域は、リングディスクの場合、閉止体として有利には閉止体の半径方向内側の領域内に設けられており、その結果、液は、中央でピストンポンプ弁の長手方向延在部に沿ってピストンポンプから出ることができる。特に有利には、本発明により自由に動くことができる終端領域は、閉止体の半径方向外側の領域内に位置している。閉止体の半径方向外側の領域内では、液により、半径方向内側の領域に較べて、一層僅かな変形力しか加えられないはずである。従って、開口部の移動は、液の比較的小さな圧力上昇でも迅速に実行することができる。
しかも、閉止体は、本発明によると有利に、前述の外側エッジを有しており、この外側エッジと共に閉止体はシーリング作用する。そのために、閉止体の外側エッジは、対向側にて、殊に、弁座部材にシーリングして当接している。この対向側は、殊に、シーリング面として機能する面を有している。従って、弁開口部は、特に簡単且つ部材を節約してシーリングされる。
更に、閉止体は、本発明によると、有利には、一定の厚みを軸方向に有している。従って、閉止体の厚みに関して特に均一な逆圧を、流入する液に対して加える閉止体が提供される。逆圧での変化は、閉止体の横方向延在部の本発明の形状によってのみ得られ、その結果、閉止体の逆圧は、この横方向延在部の変化によってのみ可変のファクタとして調整することができる。変形後の適切なスプリングバック作用は、この1つのファクタだけの所期の変形によって達成することができる。
更に、本発明のピストンポンプ弁の場合、有利には、閉止体の開口部の移動に対する移動路制限部材が設けられている。その際、移動路制限部材は、有利には、各流入側の1つとは反対側に配設されている。そこでは、移動路制限部材は、有利には、流入側とは反対側の、閉止体のリヤ側に直接設けられている、及び/又は、閉止体のリヤ側に対向している部材に設けられている。この部材は、殊に、弁カバー部材である。移動路制限部材は、そこで突出しており、その結果、閉止体は、液の流入時に、且つ、液の流入により生じた開口部の移動時に移動路制限部材に当接する。従って、閉止体が更に変形、殊に拡開しないようになり、その結果、閉止体の最大偏位を特に簡単なやり方で制限することができる。開口部の移動の限定を用いて、流れ横断面をピストンポンプの使用領域に応じて調整可能である。
更に、本発明によると、有利には、弁座部材及び弁カバー部材を有するピストンポンプ弁が提供され、このピストンポンプ弁では、閉止体は、弁座部材と弁カバー部材との間に設けられている。そのために、ケーシング部材が設けられており、このケーシング部材の中で、弁カバー部材は、当該弁カバー部材内にある開口、有利には、段のある開口を液密に閉じる。弁カバー部材は、ピストンポンプ弁の吐出領域の境界を共に限定し、更に、弁座部材を開口内に圧入する。従って、弁座部材は、開口内に位置固定して保持され、弁開口部を囲む弁座を支持する。従って、弁座部材及び弁カバー部材は、軸方向に順次連続して取り付けられ、他方、弁カバー部材は、弁座部材を位置固定して保持する。弁カバー部材と弁座部材との間に、本発明による閉止体が正確な位置で、且つ、本発明の開口部の移動に関して動くように保持される。既述の装置構成は、簡単に取り付けることができる。更に、既述のピストンポンプは、特に容易に、本発明のピストンポンプ弁と共に後から取り付けることができる。その際、閉止体は、各部材の1つに、殊に弁カバー部材に予め取り付けておくことができ、それから、最終組み立ての際には、もはや余分に取り付ける必要はない。
有利には、閉止体は、弁座部材、及び/又は、弁カバー部材に当接しており、殊に、シーリングし、特に有利にプレストレスを加えられている。
更に、弁座部材は、有利には、弁カバー部材の方に向けられた、弁開口部の周囲に延びている、高い領域を有しており、この高い領域に、閉止体が当該閉止体の端面と共に流入側にシーリングして当接している。それと共に、高い領域は、閉止体用の支持部として利用される。有利には、高い領域は、横断面で見て、段乃至エッジであり、既述の、閉止体の流入側での端面用の終端支持部材を成している。
更に、弁カバー部材は、有利には、凹部を有する内部輪郭を有しており、この内部輪郭内に、閉止体が当該閉止体の終端領域と共に、リングディスクの場合、閉止体として殊に当該閉止体の半径方向内側の領域と共に設けられている。長手方向の延在部を中心にして半径方向に延びている凹部と共に、当該凹部の中心内に、弁カバー部材の中央の領域が成形されており、弁カバー部材は、リングディスクの中央開口を閉じる。
しかも、弁カバー部材の内部輪郭は、有利には、段を有するように形成されており、この段は、閉止体の開口部の移動用の移動路制限部材として使われる。
本発明は、更に、そのようなピストンポンプ弁の、液圧式車両ブレーキ装置での使用に関している。そのようなピストンポンプ弁は、公知のピストンポンプ弁に較べて、本発明により構成された閉止体では、スペースを節約して、軸方向での構成スペースを著しく僅かしか必要としない。従って、液圧式車両ブレーキシステムも小さく構成され、その結果、車両ブレーキ装置用に必要な、車両内での構成スペースが低減される。更に、本発明によりノイズ及び振動の少ないピストンポンプ弁を有する液圧式車両ブレーキ装置は、改善されたNVH特性を有している。NVHとは、“Noise,Vibration,Harshness”のことであり、所属の車両内での不快な騒音及び振動と同義であり、これらの騒音及び振動は、本発明のピストンポンプ弁を用いて低減される。この理由から、本発明は、更に有利に、そのようなピストンポンプ弁の、ノイズに敏感な領域内で使用されるピストンポンプ装置内での使用に向いている。
所属のピストンポンプ弁を有する、従来技術の車両ブレーキ装置用のピストンポンプの長手方向断面図である。 本発明のピストンポンプ弁の第1の実施例の図1の拡大部分断面図である。 本発明のピストンポンプ弁の第2の実施例の図2の部分断面図である。 本発明のピストンポンプ弁の第3の実施例の図2の部分断面図である。 本発明のピストンポンプ弁の第4の実施例の図2の部分断面図である。
以下、図面を参照して本発明の解決手段の各実施例を詳細に説明する。
図1には、液圧式車両ブレーキ装置用のピストンポンプ10が示されている。ピストンポンプ10は、カップ状のシリンダ12を有しており、シリンダ12のシリンダ壁14は、シリンダ軸線16に沿って延在している。シリンダ壁14の開いた端側には、フィルタスリーブ18が設けられており、且つ、当該端側に続いて低圧パッキンリング20並びに支持リング22が設けられている。
低圧パッキンリング20内に、ピストンのピストンロッド24が案内されており、ピストンには、更に、ピストンロッド24に軸方向に続いている弁座部26が所属している。弁座部26内には、3つの吸入開口28が形成されており、低圧領域から半径方向内側の、公知のピストンポンプ弁としての吸入バルブ32の弁座30の方にブレーキ液を案内するために用いられる。吸入バルブ32には、更に、弁籠34並びに当該弁籠34内に保持された、ネジ状のリターンスプリング36及び球状の閉止体38が所属している。弁籠34は、高圧パッキンリング40と共に一体的に形成されており、高圧パッキンリング40は、シリンダ壁41の内側にシーリングされており、従って、シリンダ12内で、供給すべき液用の圧縮室乃至加圧室42を限定する。
シリンダ12の円形シリンダベース44内には、真ん中に、吐出バルブ48の円錐台状の弁座46が、公知の別のピストンポンプ弁として設けられており、ピストンポンプ弁の円形の弁開口部50は、球状の閉止体52を用いて閉止可能である。閉止体52は、その際、ネジ状のリターンスプリング54を用いて弁座46に向かって押圧されており、リターンスプリング54は、ポンプカバー56で支持している。ポンプカバー56内には、吐出部58として、加圧下でシリンダ室42からブレーキ液を排出するための通路が形成されている。ピストンロッド24、弁座部26及び高圧パッキンリング40から構成されたピストンを用いて圧力が形成され、その際、このピストン運動には、シリンダ室42内に設けられている、ピストンの戻り用のリターンスプリング60を用いて反作用する力が加えられている。
ポンプカバー56を用いて、シリンダ12が、及び、当該シリンダ12を用いて、フィルタスリーブ18並びに低圧パッキンリング20及び支持リング22が、段付けられたホールとして構成された、ブロック状のポンプケーシング64のケーシング開口62内に押し留められている。更に、ポンプケーシング64乃至ケーシング部材は、ポンプカバー56と、液密に閉じられている。ポンプカバー56は、そのために、リング状の領域66を越えてポンプケーシング64と押し込んで固定されている。従って、ポンプカバー56は、吐出部58の各通路で形成された吐出領域を外側に向かってシーリングする。この吐出領域は、シリンダ12でのガスケット68を用いて、シリンダ12とケーシング開口62との間で、吸入開口28に設けられている吸入領域に対してシーリングされている。
図2〜図5には、本発明のピストンポンプ弁70の実施例が示されており、ピストンポンプ弁70は、軸方向に閉止体72を、弁座部材74と弁カバー部材76との間に有している。閉止体72は、弁開口部50を選択的に開閉するために、且つ、本発明によると、それと同時に復帰部材として使用される。閉止体72は、弁座部材74と弁カバー部材76との間で少なくとも僅かにプレストレスが加えられており、且つ、一定の厚み77を軸方向に有している。
図2の実施例では、閉止体72は、平坦な部材79を有する円錐胴状の皿バネの形状のリングディスク78であり、この平坦な部材79は、内側エッジ80のところで中央開口82を円形に囲んでいる。中央開口82内には、半径方向に外側に配向された、ステップの形状での保持部材86を有する弁カバー部材76のシリンダ状部分84が突出しており、このステップの上に、リングディスク78が当該リングディスク78の内側エッジ80を用いてコスト上ニュートラルにクリップされている。従って、部分84は、保持部材86及び内側エッジ80と共に中央開口82を少なくとも略液密に閉じ、且つ、内側エッジ80は、弁カバー部材76に位置固定して取り付けられている。更に、従って、閉止体72と弁カバー部材76との、取り扱い可能且つ移動可能な組み合わせ部材が形成され、この部材は、ピストンポンプ10を、時間を節約して組み立てるために予め事前に製造しておくことができる。
更に、リングディスク78は、内側エッジ80に対向して半径方向に外側エッジ88を有しており、外側エッジ88は、自由に動くことができる端領域90を閉じている。自由に動くことができる端領域90は、ピストンポンプ弁70の閉じられた状態で、弁座部材74にシーリングして当接し、そのようにして、弁開口部50を閉じる。そのために、図2〜4の各実施例では、弁座部材74に終端支持部材92が設けられており、終端支持部材92に、閉止体72の端面94が載置されている。終端支持部材92は、ここでは、周回するコーナー乃至エッジ乃至段として構成されており、その際、閉止体72用の支持部として、並びに、端面94用のシーリングシートとして使用される。端面94は、閉止体72の流入側96に設けられており、閉止体72は、ピストンロッド24が入り込む時に、その際弁開口部50を通って圧入された液が流入し、その際、液圧作用面を形成する。
端面94は、閉止体72の、リングディスク78としての既述の装置構成を用いて、円錐胴状の皿バネの形状で流入側96上に中空に形成乃至凹状に成形されている。その際、端面94を用いて形成された、この凹状の流入側96に、閉止体72は、圧力下にある流体の流入の際に、本発明によると、自由に動くことができる端領域90が終端支持部材92から持ち上げられるように弾性的に拡張乃至変形する。そうすることにより、開口部の移動98が生じ、開口部の移動の際、流体が加圧室42から液圧式吐出乃至排出開口100を通って排出し、液圧式吐出乃至排出開口100は、そのために、ポンプケーシング64内に、弁座部材74と弁カバー部材76との間に設けられている。排出する流体の、閉止体72上及び殊に閉止体72の自由に動くことができる端領域90上での圧力が弱まると、この端領域90は、弾性変形時に蓄積された変形エネルギに基づいて再び押されて、終端支持部材92を戻す。従って、弁開口部50は、再び閉じられ、閉止体72は、本発明によると、部材を節約して、それと同時に復帰部材として作用する。更に、本発明による閉止体72を用いると、極めて平坦な復帰部材が得られ、それにより、僅かな構成スペースしかピストンポンプ10の軸方向に必要としない。
流入側96の端面94に関して反対側の、閉止体72のリヤ側102上に、移動路制限部材104が設けられている。移動路制限部材104は、弁カバー部材76に、周回する段乃至エッジの形式で構成されており、この段乃至エッジのところに、閉止体72が当該閉止体72のリヤ側102で開口部の移動98の際に当接することができる。従って、閉止体72の変形乃至拡開が、所定の最大偏位に制限される。
更に、弁カバー部材76には、半径方向に周回する凹部106が設けられており、凹部106は、ここでは、段として形成されているが、面取り面として構成してもよい。凹部106を用いて、弁カバー部材76の、ポンプケーシング64内での真ん中の取り付けが容易になる。
図3〜図5の各実施例には、本発明の閉止体72の種々の各変形実施例が示されている。この各変形実施例は、図2の実施例に記載されているのと同様に作用するが、それとは相違して、中央開口82を有していない。
図3の閉止体72は、液の主な流れ方向に空洞化されていて、流入側96に凹状の端面94を有する球冠108である。
図4には、真ん中に平坦な領域110と、それに続いて周回する円錐状の外被112を有する、中空円錐台の形式の閉止体72が示されている。円錐状の外被112は、横断面で見て、弁座部材74の方に配向された2つの側縁を形成している。従って、本発明の凹状の流入側96には、当該流入側96の端面94が成形されており、この流入側96は、ピストンポンプ弁70の閉じられた状態でシーリングされて、周回する面取り面に終端支持部材92として当接している。
図5には、閉止体72が図示されており、この閉止体72は、真ん中の凸状の領域114と、当該の領域114に周回する円錐状の外被112を有しており、その結果、総体的に、凹状の流入側96を形成している。更に、ここでは、既述の各実施例とは異なり、閉止体72の外側エッジ88がシーリングされて弁座部材74に当接している。
10 ピストンポンプ
12 シリンダ
14 シリンダ壁
16 シリンダ軸線
18 フィルタスリーブ
20 低圧パッキンリング
22 支持リング
24 ピストンロッド
26 弁座部
28 吸入開口
30 弁座
32 吸入バルブ
34 弁籠
36 リターンスプリング
38 球状の閉止体
40 高圧パッキンリング
41 シリンダ壁
42 圧縮室乃至加圧室
44 円形シリンダベース
46 弁座
48 吐出バルブ
50 弁開口部
52 球状の閉止体
54 リターンスプリング
56 ポンプカバー
58 吐出部
60 リターンスプリング
62 ケーシング開口
64 ポンプケーシング
66 リング状の領域
68 ガスケット
70 ピストンポンプ弁
72 閉止体
74 弁座部材
76 弁カバー部材
77 一定の厚み
78 リングディスク
79 平坦な部材
80 内側エッジ
82 中央開口
84 シリンダ状部分
86 保持部材
88 外側エッジ
90 自由に動くことができる端領域
92 終端支持部材
94 端面
96 流入側
98 開口部の移動
100 液圧式吐出乃至排出開口
102 リヤ側
104 移動路制限部材
106 凹部
108 球冠
110 平坦な領域
112 円錐状の外被
114 凸状の領域

Claims (10)

  1. 液圧式車両ブレーキ装置用のピストンポンプ弁(70)であって、弁開口部(50)の選択的な開閉のための閉止体(72)を有しており、該閉止体(72)の流入側(96)に、ピストンポンプ(10)を通って供給される液が流入可能であり、且つ、開口部の移動(98)により、前記液が前記弁開口部(50)を通って貫流することができ、前記閉止体(72)は、当該閉止体(72)の前記流入側(96)にて中空状に形成されており、且つ、前記開口部の移動(98)の際、前記流入側(96)にて弾性状に変形することができることを特徴とするピストンポンプ弁。
  2. 閉止体(72)は、当該閉止体(72)の前記流入側(96)にて端面(94)と共にシーリング作用する請求項1に記載のピストンポンプ弁。
  3. 閉止体(72)は、リングディスク(78)として形成されており、その際、前記リングディスク(78)は、殊に、開口部の移動(98)時に、弁開口部(50)を通って流れる流体の流れ方向に変形され得る請求項1又は2に記載のピストンポンプ弁。
  4. リングディスク(78)は、内側エッジ(80)を有しており、且つ、保持部材(86)に保持されており、前記保持部材(86)にて、前記リングディスク(78)は、当該リングディスク(78)の前記内側エッジ(80)を用いてシーリングされている請求項3に記載のピストンポンプ弁。
  5. 閉止体(72)は、自由に動くことができる端領域(90)を有している請求項1〜4の何れか1項に記載のピストンポンプ弁。
  6. 閉止体(72)は、外側エッジ(88)を有しており、該外側エッジ(88)を用いて、前記閉止体(72)は、シーリング作用する請求項1〜5の何れか1項に記載のピストンポンプ弁。
  7. 閉止体(72)は、一定の厚み(77)を軸方向に有している請求項1〜6の何れか1項に記載のピストンポンプ弁。
  8. 閉止体(72)の開口部の移動(98)用の移動路制限部材(104)が設けられている請求項1〜7の何れか1項に記載のピストンポンプ弁。
  9. 弁座部材(74)及び弁カバー部材(76)を有しており、該弁カバー部材(76)には、閉止体(72)が前記弁座部材(74)と前記弁カバー部材(76)との間に設けられている請求項1〜8の何れか1項に記載のピストンポンプ弁。
  10. 請求項1〜9の何れか1項に記載のピストンポンプ弁(70)の液圧式車両ブレーキシステムでの使用。
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