JP2014214686A - インジェクタ駆動用電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のインジェクタの間において、電磁弁の開弁スピードが異なることを抑制することが可能なインジェクタ駆動用電子制御装置を提供する【解決手段】電磁コイルへの通電に基づき燃料を噴射する複数のインジェクタを制御する電子制御装置であって、電磁コイルへ印加される昇圧電圧を生成する複数の昇圧回路(31、32)と、電磁コイルに昇圧電圧が印加されてから、その電磁コイルに流れる電流が所定の電流値に到達するまでの到達時間を計測する計測手段(44、45)と、計測手段によって、計測された一の昇圧回路に対応するインジェクタと他の昇圧回路に対応するインジェクタとについての到達時間を比較する比較手段(46)と、比較手段の比較結果に基づき、両者の到達時間が異なると判定された場合には、両者の到達時間が一致するように、一の昇圧回路または他の昇圧回路の電圧閾値を調整する閾値調整手段(41)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、インジェクタの電磁コイルに印加される昇圧電圧を生成する昇圧回路を複数備えるインジェクタ駆動用電子制御装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、内燃機関の燃焼室内に対して燃料を噴射するための電磁弁を備えたインジェクタに用いられる燃料噴射制御装置が提案されている。この燃料噴射制御装置は、電磁弁に高電圧を供給する二つのコンデンサと、このコンデンサのそれぞれに対して設けられており、バッテリ電圧を昇圧して対応するコンデンサを充電する二つの昇圧回路とを備えている。この燃料噴射制御装置によって制御されるインジェクタは内燃機関の気筒毎に設けられている。それぞれのインジェクタは、二つのコンデンサのいずれかに対応づけられており、その対応するコンデンサから高電圧が供給されることで、燃料を対応する気筒に噴射している。
特開2011−247185号公報
特許文献1に示される燃料噴射制御装置では、二つの昇圧回路が独立して対応するコンデンサに充電を行っているので、二つのコンデンサに蓄えられた電圧が異なる可能性がある。この場合、一方のコンデンサから電圧が供給される一のインジェクタと、他方のコンデンサから電圧が供給される他のインジェクタとで、供給される電圧が異なることとなる。各インジェクタに供給される電圧が異なると、各インジェクタの電磁弁の開弁スピードが異なってしまう。その結果、対応するインジェクタによって各気筒に噴射される燃料の噴射量に違いが生じ、気筒毎で発生する出力が異なってしまう虞がある。したがって、内燃機関の出力が安定せず、燃料が無駄に消費される虞がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、各インジェクタの電磁弁の開弁スピードが異なることを抑制することが可能なインジェクタ駆動用電子制御装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、内燃機関の複数の気筒にそれぞれ対応するように設けられており電磁コイル(11a、12a、13a、14a)への通電に基づき燃料を噴射するインジェクタ(11、12、13、14)を制御するインジェクタ駆動用電子制御装置であって、電磁コイルへ印加される昇圧電圧を生成する複数の昇圧回路(31、32)と、複数の昇圧回路のそれぞれに対して、それぞれの所定の電圧閾値まで電圧を昇圧させるよう昇圧回路を制御する昇圧回路制御手段(41)と、を備えており、インジェクタは、複数の昇圧回路のいずれかに対応づけられており、複数の昇圧回路は、それぞれ対応するインジェクタに昇圧電圧を供給するよう設けられており、さらに、インジェクタの電磁コイルに昇圧電圧が印加されてから、その電磁コイルに流れる電流が所定の電流値に到達するまでの到達時間を計測する計測手段(44、45)と、計測手段によって、計測された一の昇圧回路に対応するインジェクタと他の昇圧回路に対応するインジェクタとについての到達時間を比較する比較手段(46)と、比較手段の比較結果に基づき、両者の到達時間が異なると判定された場合には、両者の到達時間が一致するように、一の昇圧回路または他の昇圧回路の電圧閾値を調整する閾値調整手段(41)とを備えることを特徴とする。
このように本発明によれば、一の昇圧回路に対応する一のインジェクタと他の昇圧回路に対応する他のインジェクタとについて、インジェクタの電磁コイルに昇圧電圧が印加されてから、その電磁コイルに流れる電流が所定の電流値に到達するまでの到達時間が計測手段によって計測される。計測された両インジェクタの到達時間は比較手段によって比較され、到達時間が異なると判定された場合は、両者の到達時間を一致させるべく、閾値調整手段が一または他の昇圧回路の電圧閾値を調整する。ここで、昇圧回路の電圧閾値が調整されると、昇圧回路によって出力される昇圧電圧の高さが変化し、それに伴い、その昇圧電圧が印加されるインジェクタの電磁弁の開弁スピードが変化し、そのインジェクタの到達時間も変化する。したがって、閾値調整手段が電圧閾値の調整が行われる方の昇圧回路に対応するインジェクタの到達時間を、他方のインジェクタの到達時間に一致させるように、電圧閾値を調整することで、調整された方のインジェクタの到達時間を他方のインジェクタの到達時間に近づけることができる。両インジェクタの到達時間が近づくと、両インジェクタの開弁スピードのばらつきが低減され、両インジェクタによって燃料が供給される気筒毎の出力のばらつきが低減される。その結果、内燃機関は出力が安定し、燃費が向上する。
なお、上記括弧内の参照番号は、本発明の理解を容易にすべく、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、なんら本発明の範囲を制限することを意図したものではない。また、上述した特徴以外の本発明の特徴に関しては、後述する実施形態の説明および添付図面から明らかになる。
第1実施形態に係るインジェクタ駆動用電子制御装置の構成図である。 図1に示された駆動回路の回路図である。 第1実施形態に係るインジェクタ駆動用電子制御装置で実行される一連の処理を表したフローチャートである。 第1実施形態に係るインジェクタ駆動用電子制御装置について、各インジェクタの動作を示したタイムチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1に基づいて、本実施形態に係るインジェクタ駆動用電子制御装置100の構成を説明する。インジェクタ駆動用電子制御装置100は、4気筒のエンジンにおいて、各気筒に設けられたインジェクタ11、12、13、14の燃料噴射を制御するものである。各気筒では、180°クランクアングル(以下、゜CAとする)ずつずれて、燃焼サイクルが行われる。
このインジェクタ駆動用電子制御装置100は、電磁コイル11a、12a、13a、14aへの通電に基づき燃料を噴射する複数のインジェクタ11〜14と、インジェクタ11〜14を駆動する駆動回路21、22と、電磁コイル11a〜14aに印加される昇圧電圧VBOOST1、2を生成する昇圧回路31、32と、昇圧回路31、32を制御するマイコン40とを有する。各インジェクタ11〜14は、いずれかの駆動回路21、22に対応づけられており、その駆動回路21、22から、バッテリ電圧VB及び昇圧回路31、32によって生成された昇圧電圧VBOOST1、2が供給されることで、電磁弁が開弁するように構成されている。昇圧回路31、32は、駆動回路21、22毎に設けられており、各駆動回路21、22は対応する昇圧回路31、32から昇圧電圧VBOOST1、2が供給されるよう構成されている。
インジェクタ11〜14は常閉式の電磁弁を備え、電磁弁は、当該電磁弁の開閉を行う電磁コイル11a〜14aを備える。各電磁コイル11a〜14aが通電されると、図示しない弁体が開弁位置に移動し、燃料噴射が行われる。そして、各電磁コイル11a〜14aの通電が遮断されると、弁体が元の閉弁位置に戻り、燃料噴射が停止される。
インジェクタ駆動用電子制御装置100は各気筒の燃焼サイクルの吸気工程に合わせて燃料噴射を行うが、燃料噴射が行われる順序は、本実施形態では、例えば、インジェクタ11、インジェクタ14、インジェクタ13、インジェクタ12となっている。本実施形態では、噴射の順番が連続しないインジェクタ11及び13は共通の駆動回路21に接続しており、インジェクタ12及び14は共通の駆動回路22に接続している。
駆動回路21、22は、マイコン40から、対応するインジェクタ11〜14についての燃料噴射の開始タイミング及び停止タイミングの指示を受けるように構成されている。駆動回路21、22は、その指示に応じて、対応するインジェクタ11〜14の電磁コイル11a〜14aに対して、バッテリ電圧VB及び昇圧電圧VBOOST1、2を供給するように構成されている。具体的には、駆動回路21、22は、対応するインジェクタ11〜14の燃料噴射開始タイミングに応じて、まず昇圧電圧VBOOST1、2をそのインジェクタ11〜14の電磁コイル11a〜14aに供給する。これにより、電磁弁が開弁され始め、燃料噴射が開始される。その後、電磁弁が完全に開弁すると、駆動回路21、22は、電磁コイル11a〜14aに供給する電圧を、昇圧電圧VBOOST1、2から、昇圧電圧VBOOST1、2より低いが電磁弁の開弁状態を維持可能なバッテリ電圧VBに切替える。そして、駆動回路21、22は、燃料噴射停止タイミングに応じて、電磁コイル11a〜14aへのバッテリ電圧VBの印加を止める。これにより、電磁弁が閉弁され、燃料噴射が停止する。
駆動回路21、22は、具体的には図2のような構成になっている。駆動回路21、22には、バッテリ電圧VB及び対応する昇圧回路31、32からの昇圧電圧VBOOST1、2が入力されている。入力された電圧のうち、一方の電圧が、対応するインジェクタ11〜14の電磁コイル11a〜14aに出力される。具体的には、駆動回路21、22は、出力する電圧をバッテリ電圧VB及び昇圧電圧VBOOST1、2から選択するための入力トランジスタTri1、Tri2を備えている。燃料噴射を開始するときには、まず入力トランジスタTri1がオン状態にされ、駆動回路21、22からは昇圧電圧VBOOST1、2が出力される。その後、出力先のインジェクタ11〜14の電磁弁が完全に開弁すると、入力トランジスタTri1はオフ状態に、入力トランジスタTri2はオン状態にされ、駆動回路21、22からはバッテリ電圧VBが出力される。
また、駆動回路21、22は、電圧の出力先を選択するための出力トランジスタTro1、Tro2を備えている。出力トランジスタTro1がオン状態のときは、一方のインジェクタ11、12の電磁コイル11a、12aに電圧が印加され、出力トランジスタTro2がオン状態のときは、他方のインジェクタ13、14の電磁コイル13a、14aに電圧が印加される。入力トランジスタTri1、Tri2、出力トランジスタTro1、Tro2は、例えば、MOS−FET等が適用される。
さらに、駆動回路21、22は、出力する電圧の選択及び出力先の選択を制御し、出力先のインジェクタの燃料噴射を制御する噴射制御部21a、22aを備えている。この噴射制御部21a、22aは入力トランジスタTri1、Tri2及び出力トランジスタTro1、Tro2のオン状態、オフ状態の切替を行う。具体的には、噴射制御部21a、22aは、マイコン40から、対応するインジェクタ11〜14についての燃料噴射の開始タイミング及び停止タイミングの指示を受けるように構成されている。また、噴射制御部21a、22aは、それぞれ対応する後述の電流モニタ42、43と接続されており、その電流モニタ42、43から、電磁コイル11a〜14aに流れる電流がピーク電流閾値に到達し、電磁弁が完全に開弁していることを示すピーク到達信号が入力されるようになっている。
噴射制御部21a、22aは、マイコン40からの指示に基づく燃料噴射開始タイミングに応じて、まず、入力トランジスタTri1及び燃料噴射を行うインジェクタ11〜14に対応する出力トランジスタTro1、Tro2をオン状態にする。これにより、そのインジェクタ11〜14の電磁コイル11a〜14aに昇圧電圧が印加され、電磁弁が開弁し始める。
次に、噴射制御部21a、22aは電流モニタ42、43から、ピーク到達信号を受信し、電磁弁が完全に開弁していることを認識すると、入力トランジスタTri1をオフ状態に、入力トランジスタTri2をオン状態にする。これにより、電磁コイル11a〜14aにバッテリ電圧VBが印加され、電磁弁の開弁状態が維持される。
その後、噴射制御部21a、22aは、マイコン40からの指示に基づく燃料噴射停止タイミングに応じて、オン状態になっている入力トランジスタTri2及び出力トランジスタTro1、Tro2をオフ状態にする。これにより、電磁コイル11a〜14aへのバッテリ電圧VBの印加は停止され、電磁弁が閉弁される。
また、噴射制御部21a、22aは、それぞれ対応する後述のカウンタ44、45と接続されている。噴射制御部21a、22aは、インジェクタ11〜14に対して燃料噴射のため昇圧電圧を印加する際に、昇圧電圧を印加したことを示す通電開始信号を、対応する後述のカウンタ44、45に送出する。
また、電磁コイル11a〜14aの下流側には、検出抵抗Rc1、Rc2が設けられており、この電磁コイル11a〜14aの下流側は、この検出抵抗Rc1、Rc2を介してアースにつながっている。よって、電磁コイル11a〜14aに流れた電流は、検出抵抗Rc1、Rc2を通過して、アースへ流れる。このとき、検出抵抗Rc1、Rc2には、その電流に比例した電圧が印加されるが、後述する電流モニタ42、43はこの電圧を監視しており、この電圧に基づき、電磁コイル11a〜14aに流れた電流を検出している。
昇圧回路31、32は、昇圧電圧VBOOST1、2を生成し、その昇圧電圧VBOOST1、2を対応する駆動回路21、22に供給する回路である。昇圧回路31、32は、図1のように、昇圧コイルL1、L2と、昇圧トランジスタTrs1、Trs2と、ダイオードD1、D2、充電コンデンサC1、C2を備えており、バッテリ電圧VBが入力されている。昇圧回路31、32は、昇圧トランジスタTrs1、Trs2のオン状態、オフ状態の切替により、昇圧コイルL1、L2に逆起電力が発生し、その逆起電力によって、充電コンデンサC1、C2が充電される構成となっている。
逆起電力の発生については、具体的には、昇圧回路31、32は、昇圧トランジスタTrs1、Trs2のオン状態、オフ状態の切替により、昇圧コイルL1、L2に間欠的に電流が流れ、昇圧トランジスタTrs1、Trs2がオン状態からオフ状態になったときに、昇圧コイルL1、L2に逆起電力が発生するように構成されている。ダイオードD1、D2は、充電コンデンサC1、C2に充電された電圧が逆流するのを防止するものである。充電コンデンサC1、C2に充電された昇圧電圧VBOOST1、2は、対応する駆動回路21、22に入力される。昇圧トランジスタTrs1、Trs2は、例えば、MOS−FET等が適用される。
マイコン40は、駆動回路21、22の噴射制御部21a、22aのそれぞれに対して、対応するインジェクタ11〜14の燃料噴射開始タイミング及び燃料噴射停止タイミングを指示する機能を有している。また、マイコン40は、昇圧回路31、32の昇圧トランジスタTrs1、Trs2に対してオン状態、オフ状態の切替を行うことで、充電コンデンサC1、C2の充電を制御する充電電圧制御部41を備えている。この充電電圧制御部41は、充電コンデンサC1、C2の充電電圧を監視する機能を有している。具体的には、その充電電圧を抵抗R1及びR2で分圧した電圧を監視することで、充電電圧を監視している。
充電電圧制御部41は、昇圧トランジスタTrs1、Trs2に対してオン状態、オフ状態の切替を行うことで、充電コンデンサC1、C2を充電し、充電電圧が所定の充電閾値になるまで、充電コンデンサC1、C2の充電を継続する。充電閾値は、昇圧回路31、32毎に予め設定されており、充電電圧制御部41はその充電閾値を変更する機能を有している。
また、マイコン40は、駆動回路21、22毎に、電磁コイル11a〜14aに流れる電流を監視する電流モニタ42、43と、電磁コイル11a〜14aに電圧が印加され、電流が流れ始めてから、電流が所定のピーク電流に到達するまでの時間である到達時間をカウントするカウンタ44、45とを備えている。マイコン40は、さらに、駆動回路21、22毎にカウンタ44、45でカウントされた到達時間を比較する比較部を備えている。
電流モニタ42、43は、対応する駆動回路21、22によって電磁コイル11a〜14aに流れる電流を、それに対応した電流が流れる検出抵抗Rc1、Rc2に印加される電圧に基づき検出している。電流モニタ42、43は、電磁コイル11a〜14aに流れる電流が所定のピーク電流閾値に到達すると、対応するカウンタ44、45及び駆動回路21、22の噴射制御部21a、22aに、その旨を示すピーク到達信号を送出する。ピーク電流閾値は、ピーク電流設定部42a、43aにより設定される。本実施形態では、電磁コイル11a〜14aに昇圧電圧VBOOST1、2が印加されてから電磁弁が完全に開弁しているときに流れる電流が設定されている。ピーク電流設定部42a及び43aは、通常、同じ電流をピーク電流閾値として設定する。
カウンタ44、45は、対応する噴射制御部21a、22aからインジェクタ11〜14の電磁コイル11a〜14aに昇圧電圧を印加した旨の通電開始信号を受けると、カウントを開始する。そして、その電磁コイル11a〜14aに流れる電流がピーク電流閾値になった旨のピーク到達信号を対応する電圧モニタ42、43から受けるとカウントを止める。これにより、電磁コイル11a〜14aに電圧が印加されて、電流が流れ始めてから、その電流がピーク電流閾値に到達するまでの到達時間が計測される。カウンタ44、45は、計測した駆動回路21、22毎の到達時間を比較部46に出力する。
比較部46は、各駆動回路21、22の到達時間を比較し、到達時間が遅い方の駆動回路21、22の充電閾値を高く設定するよう、充電電圧制御部41に指示する機能を有する。この指示により、充電電圧制御部41は、到達時間が遅い方の駆動回路21、22の充電電圧を高く設定するので、その駆動回路21、22の充電コンデンサC1、C2には、より高い電圧が充電されるようになる。したがって、遅い方の駆動回路21、22に対応するインジェクタ11〜14には、より高い昇圧電圧VBOOST1、2が印加されるので、電磁弁が開弁するときの開弁スピードが速くなり、到達時間が短くなる。その結果、遅い方の駆動回路21、22の到達時間は、速い方の駆動回路21、22の到達時間に近づく。
次に、本実施形態に係るインジェクタ駆動用電子制御装置100の作動を説明する。
燃料噴射のため、電磁コイル11a〜14aに印加される昇圧電圧VBOOST1、2の生成について説明する。まず、充電電圧制御部41の指示によって、充電が行われる昇圧回路31、32の昇圧トランジスタTrs1、Trs2は、オン状態、オフ状態の切替が行われる。それに伴い、昇圧コイルL1、L2にて生ずる逆起電力によって、充電コンデンサC1、C2は充電される。このオン状態、オフ状態の切替は、充電コンデンサC1、C2の充電電圧が、充電閾値に到達するまで行われ、到達すると、切替が止められ、充電が停止する。
電磁コイル11a〜14aに電圧を印加し、燃料を噴射させる制御について説明する。まず、駆動回路21、22の噴射制御部21a、22aは、マイコン40から、対応するインジェクタ11〜14についての燃料噴射の開始タイミング及び停止タイミングの指示を受け、その指示に基づき、燃料を噴射させるインジェクタ11〜14を決定する。駆動回路21、22の噴射制御部21a、22aは、その燃料を噴射させるインジェクタ11〜14の電磁コイル11a〜14aに昇圧電圧VBOOST1、2を印加する。すなわち、昇圧電圧VBOOST1、2が印加される経路の入力トランジスタTri1、及び、そのインジェクタ11〜14に対応する出力トランジスタTro1、Tro2をオン状態にする。このオン状態にするタイミングは、噴射制御部21a、22aによって、マイコン40からの指示に基づく燃料噴射開始タイミングに応じて決定される。これにより、燃料を噴射させるインジェクタ11〜14の電磁コイル11a〜14aに昇圧電圧VBOOST1、2を印加され、電磁弁が開弁位置に向かって移動し、燃料が噴射される。
その後、電磁コイル11a〜14aに流れる電流がピーク電流閾値に到達し、電磁弁が完全に開弁すると、対応する電流モニタ42、43は、対応する噴射制御部21a、22aに、電磁コイル11a〜14aに流れる電流がピーク電流閾値に到達したことを示すピーク到達信号を送出する。それを受けた噴射制御部21a、22aは、印加される電圧をバッテリ電圧VBに切替えるため、昇圧電圧VBOOST1、2が印加される経路の入力トランジスタTri1をオフ状態にし、バッテリ電圧VBが印加される経路の入力トランジスタTri2をオン状態にする。これにより、燃料を噴射しているインジェクタ11〜14の電磁コイル11a〜14aには、バッテリ電圧VBが印加され、電磁弁が開弁状態で維持され、燃料噴射が継続される。
そして、噴射制御部21a、22aは、マイコン40の指示に基づく燃料噴射の停止タイミングに応じて、バッテリ電圧VBが印加される経路の入力トランジスタTri2、及び、そのインジェクタ11〜14に対応する出力トランジスタTro1、Tro2をオフ状態にする。これにより、インジェクタ11〜14への電圧の印加は停止され、燃料噴射が停止する。
本実施形態に係るインジェクタ駆動用電子制御装置100の特徴部分である充電閾値の調整について説明する。この充電閾値の調整は、2つの駆動回路21、22について、それぞれの駆動回路21、22によって燃料噴射が行われたときの到達時間の比較に基づき行われる。ここでは、例として、一方の駆動回路21によって駆動されるインジェクタ11により燃料噴射が行われるときの到達時間と、他方の駆動回路22によって駆動されるインジェクタ14により次の燃料噴射が行われるときの到達時間との比較を行い、充電閾値を調整する場合を説明する。
図3は、インジェクタ駆動用電子制御装置100が充電閾値を調整するために実行する一連の処理が示されたフローチャートであり、図4は、このフローチャートが実行されたときの各部の動作の一例を示したタイムチャートである。このタイムチャートを参照しつつ、フローチャートについて説明する。
まず、一方の駆動回路21に対応するピーク電流設定部42a及び他方の駆動回路22に対応するピーク電流設定部43aにより、それぞれに対応する電流モニタ42及び43のピーク電流閾値が設定される(S101)。
次に、燃料の噴射タイミングに応じたt1s時点で、一方の駆動回路21の噴射制御部21aが、入力トランジスタTri1及び出力トランジスタTro1をオン状態にする(S102)。これにより、インジェクタ11の電磁コイル11aに昇圧電圧VBOOST1が印加されて、電流が流れ始め、電磁弁が開弁し始める。このとき、同時に、噴射制御部21aは、電磁コイル11aに昇圧電圧VBOOST1が印加されて、電流が流れ始めた旨を示す通電開始信号を、対応するカウンタ44に送出する。
同様に、他方の駆動回路22の噴射制御部22aも、燃料の噴射タイミングに応じたt2s時点で、入力トランジスタTri1及び出力トランジスタTro2をオン状態にする。すると、インジェクタ14の電磁コイル14aに昇圧電圧VBOOST2が印加されて、電流が流れ始め、電磁弁が開弁し始める(S102)。このとき、同時に、噴射制御部22aは、電磁コイル14aに昇圧電圧VBOOST2が印加されて、電流が流れ始めた旨を示す通電開始信号を、対応するカウンタ45に送出する。
次に、カウンタ44及び45は、それぞれ対応する噴射制御部21a、22aからの通電開始信号を受信すると、カウントを始める(S103)。
その後、電磁コイル11a及び14aに流れる電流が、それぞれt1p時点及びt2p時点にてピーク電流閾値に到達したことを、対応する電流モニタ42及び43がそれぞれ検出すると、対応するカウンタ44及び45にピーク到達信号を送出する(S104)。
具体的には、電流モニタ42は、電磁コイル11aに流れる電流がt1p時点でピーク電流閾値に達したことを検出し、ピーク到達信号を対応するカウンタ44に送出する。このピーク到達信号は、対応する噴射制御部21aにも送出され、それを受けた噴射制御部21aは、電磁コイル11aに印加する電圧をバッテリ電圧VBに切替え、電磁コイル11aに流れる電流は、ピーク電流閾値から減少する。
同様に、電流モニタ43は、電磁コイル14aに流れる電流がt2p時点でピーク電流閾値に達したことを検出し、ピーク到達信号を対応するカウンタ45に送出する。このピーク到達信号は、対応する噴射制御部22aにも送出され、それを受けた噴射制御部22aは、電磁コイル14aに印加する電圧をバッテリ電圧VBに切替え、電磁コイル14aに流れる電流は、ピーク電流閾値から減少する。
次に、ピーク到達信号を受信したカウンタ44及び45は、それぞれ対応する電流モニタ42、43からピーク到達信号を受信すると、カウントを止める(S105)。
カウンタ44及び45は、カウントされた値に基づき、各駆動回路21、22について、電磁コイル11a〜14aに昇圧電圧VBOOST1、2が印加されてから、電磁コイル11a〜14aに流れる電流がピーク電流閾値に到達するまでの到達時間を算出し(S106)、図示しないレジスタに格納する(S107)。
次に、比較部46が、レジスタに格納された駆動回路21及び22の到達時間を比較し、到達時間が一致しているか否か判定する(S108)。一致していると判定されれば、図3のフローチャートの処理を終える。
一方、一致していないと判定されれば、充電電圧制御部41により、到達時間が長い方の駆動回路21、22に対応する昇圧回路31、32の充電閾値が調整される(S109)。具体的には、その充電閾値は、駆動回路21及び22の到達時間の差に応じた値だけ元の充電閾値に増加して設定される。この充電閾値の増加分は、予め定められた数式や到達時間の差と充電閾値の増加分との関係を示すマップに基づき求められる。
これにより、到達時間が長い方の駆動回路21、22に対応する昇圧回路31、32には、充電閾値が増加した分だけ高い電圧が充電コンデンサC1、C2に充電される。その充電電圧は、昇圧電圧VBOOST1、2として、その駆動回路21、22を介して電磁コイル11a〜14aに印加されるので、電磁弁の開弁スピードが速くなり、到達時間が短くなり、駆動回路21及び22の到達時間の差が小さくなる。したがって、到達時間が遅い方の駆動回路21、22に対応する昇圧回路31、32の充電閾値が、両到達時間の差に応じた値だけ元の充電閾値に増加して設定されることで、両到達時間を近づけることが可能になる。そして、図2のフローチャートの処理を終える。
例えば、図4のタイムチャートのように、S106にて、一方の駆動回路21に対応するインジェクタ11の到達時間がT、他方の駆動回路22に対応するインジェクタ14の到達時間がT+αと検出された場合、S108では、両駆動回路21、22の到達時間が一致しないと判定され、S109が実行される。S109では、到達時間が長い駆動回路22に対応する昇圧回路32の充電閾値が、到達時間の差αに応じた値だけ高く設定される。これにより、次に、両駆動回路21及び22によって、インジェクタ12及び13が燃料噴射するよう駆動される際には、到達時間が長かった駆動回路22に対応する昇圧回路32の充電閾値が調整されている。これにより、昇圧回路32の電圧が印加されるインジェクタ12に流れる電流の波形は、電流aから電流bに補正され、インジェクタ12及び13の到達時間がほぼ一致する。
次に、本実施形態のインジェクタ駆動用電子制御装置100の効果を説明する。
このインジェクタ駆動用電子制御装置100によれば、一方の昇圧回路31が生成した昇圧電圧VBOOST1が対応する駆動回路21を介して対応するインジェクタ11、13に印加された場合と、他方の昇圧回路32が生成した昇圧電圧VBOOST2が対応する駆動回路22を介して対応するインジェクタ12、14に印加された場合とについて、それぞれの到達時間が計測される。この到達時間は、インジェクタ11〜14の電磁コイル11a〜14aに昇圧電圧VBOOST1、2が印加されてから、その電磁コイル11a〜14aに流れる電流が所定のピーク電流値に到達するまでの時間である。
計測された、それぞれの場合の到達時間は比較部46によって比較され、両到達時間が異なると判定された場合は、両者の到達時間を一致させるべく、充電電圧制御部41によって、到達時間が長い方の昇圧回路31、32の充電閾値が調整される。具体的には、両者の到達時間の差に応じた値だけ元の充電閾値に増加して調整される。
これにより、到達時間が長い方の昇圧回路31、32の充電コンデンサC1、C2に充電される電圧が高くなり、その充電電圧が昇圧電圧VBOOST1、2として電磁コイル11a〜14aに印加される。よって、到達時間が長い方の昇圧回路31、32に対応するインジェクタ11〜14の電磁弁の開弁スピードが増加し、その到達時間が短くなる。
このインジェクタ駆動用電子制御装置100では、到達時間が長い方の昇圧回路31、32の充電閾値が、両到達時間の差に応じた値だけ元の充電閾値に増加して設定されるので、両到達時間をほぼ一致させることができる。
両到達時間が近づくと、一方の昇圧回路31に対応するインジェクタ11、13と他方の昇圧回路32に対応するインジェクタ12、14とについて開弁スピードのばらつきが低減される。その結果、気筒毎の燃料供給量のばらつきが低減され、内燃機関は出力が安定し、燃費が向上する。
また、上述した充電閾値の調整によって、到達時間が長い方の昇圧回路31、32に対応するインジェクタ11〜14の開弁スピードが速くなるので、その電磁コイル11a〜14aの発熱が軽減される。
また、このインジェクタ駆動用電子制御装置100では、燃料噴射が行われるインジェクタ11〜14の順序は、インジェクタ11、インジェクタ14、インジェクタ13、インジェクタ12となっている。燃料噴射が連続しないインジェクタ11、13は、一方の昇圧回路31から昇圧電圧VBOOST1が供給されていて、同じく燃料噴射が連続しないインジェクタ12、14は、他方の昇圧回路32から昇圧電圧VBOOST2が供給されている。
したがって、燃料噴射が行われるインジェクタ11〜14が切替わるごとに、昇圧電圧VBOOST1、2を供給する昇圧回路31、32が切替わる。よって、各昇圧回路31、32は、他の昇圧回路31、32が昇圧電圧VBOOST1、2を対応するインジェクタ11〜14に印加している間に、自身が昇圧電圧VBOOST1、2を対応するインジェクタに印加するときに備えて昇圧電圧VBOOST1、2を生成できるので、昇圧電圧VBOOST1、2を生成する時間を長く確保できる。
また、各駆動回路21、22及び各昇圧回路31、32は、それぞれ複数のインジェクタ11〜14に対応付けられているので、各インジェクタ11〜14に対して、それぞれ駆動回路及び昇圧回路を設ける必要がない。したがって、駆動回路及び昇圧回路の数を減らすことができ、コストを削減できる。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
第一実施形態では、駆動回路21、22及び昇圧回路31、32は、それぞれ2つのインジェクタ11〜14に対応付けられていたが、本発明はこれに限定されず、3つ以上のインジェクタ11〜14に対応付けられていてもよい。また、インジェクタ11〜14毎に、それぞれ駆動回路及び昇圧回路を設けてもよい。
第一実施形態では、4気筒のエンジンで各気筒にインジェクタ11〜14が設けられている場合を対象としていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、各気筒にインジェクタが設けられた6気筒エンジンに適用してもよい。そして、例えば、2つのインジェクタ毎に、昇圧回路を設けてもよい。この場合、昇圧回路が3つになるが、各昇圧回路について計測された到達時間の比較、及び、比較結果に基づく昇圧回路の充電閾値の調整は、一度に3つの昇圧回路について比較及び調整を行ってもよいし、選択した2つの昇圧回路毎に比較及び調整を行ってもよい。一度に3つの昇圧回路について比較及び調整を行う場合は、例えば、計測された中で一番短い到達時間に一致させるように調整が行われてもよい。
第一実施形態では、到達時間は、電磁コイル11a〜14aに昇圧電圧VBOOST1、2が印加されてから、電磁コイル11a〜14aに流れる電流がピーク電流閾値になるまでの時間であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、到達時間の終点は、電磁コイル11a〜14aに流れる電流が、電磁弁の開弁量が完全開弁に対して所定の割合、例えば1/3である場合に流れる電流に到達したときでもよい。
第一実施形態では、駆動回路21、22毎の到達時間を一致させるべく、到達時間が長い方の駆動回路21、22に対応する昇圧回路31、32の充電閾値を調整していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、到達時間が短い方の駆動回路21、22に対応する昇圧回路31、32の充電閾値を調整してもよい。
11〜14・・・インジェクタ
11a〜14a・・・電磁コイル
31、32・・・昇圧回路
41・・・充電電圧制御部
44、45・・・カウンタ
46・・・比較部
100・・・インジェクタ駆動用電子制御装置

Claims (6)

  1. 内燃機関の複数の気筒にそれぞれ対応するように設けられており電磁コイル(11a、12a、13a、14a)への通電に基づき燃料を噴射するインジェクタ(11、12、13、14)を制御するインジェクタ駆動用電子制御装置であって、
    前記電磁コイルへ印加される昇圧電圧を生成する複数の昇圧回路(31、32)と、
    前記複数の昇圧回路のそれぞれに対して、それぞれの所定の電圧閾値まで電圧を昇圧させるよう前記昇圧回路を制御する昇圧回路制御手段(41)と、を備えており、
    前記インジェクタは、前記複数の昇圧回路のいずれかに対応づけられており、
    前記複数の昇圧回路は、それぞれ対応する前記インジェクタに前記昇圧電圧を供給するよう設けられており、
    さらに、前記インジェクタの前記電磁コイルに前記昇圧電圧が印加されてから、その電磁コイルに流れる電流が所定の電流値に到達するまでの到達時間を計測する計測手段(44、45)と、
    前記計測手段によって計測された、一の前記昇圧回路に対応する前記インジェクタと他の前記昇圧回路に対応する前記インジェクタとについての到達時間を比較する比較手段(46)と、
    前記比較手段の比較結果に基づき、前記両者の到達時間が異なると判定された場合には、前記両者の到達時間が一致するように、前記一の昇圧回路または前記他の昇圧回路の前記電圧閾値を調整する閾値調整手段(41)とを備えることを特徴とするインジェクタ駆動用電子制御装置。
  2. 前記閾値調整手段は、前記比較手段の比較結果に基づき、前記両者の到達時間が異なると判定された場合には、前記到達時間が遅い方の前記インジェクタに対応する前記昇圧回路の前記電圧閾値を高くすることを特徴とする請求項1に記載のインジェクタ駆動用電子制御装置。
  3. 前記所定の電流値とは、前記インジェクタが最大に開弁しているときに前記電磁コイルに流れる電流値であることを特徴とする請求項1または2に記載のインジェクタ駆動用電子制御装置。
  4. 前記昇圧回路は、前記昇圧電圧を蓄えるためのコンデンサを有しており、前記昇圧電圧の出力の際には、このコンデンサに蓄えられた電圧が出力されるよう構成されており、
    前記昇圧回路制御手段は、前記コンデンサに蓄えられた電圧が前記電圧閾値に到達するまで前記コンデンサに充電を行うよう前記昇圧回路を制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のインジェクタ駆動用電子制御装置。
  5. 燃料の噴射のタイミングの順番が連続するインジェクタ同士は、異なる前記昇圧回路に対応づけられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のインジェクタ駆動用電子制御装置。
  6. 前記複数の昇圧回路のそれぞれに対しては、複数の前記インジェクタが対応付けられており、
    さらに、それぞれの昇圧回路より出力される昇圧電圧が入力され、その昇圧電圧をその昇圧回路に対応する前記複数のインジェクタのいずれかの前記電磁コイルに印加する駆動回路(21、22)が設けられており、
    前記駆動回路は、対応する前記昇圧回路より入力される前記昇圧電圧を、その昇圧回路に対応する前記複数のインジェクタのそれぞれに対して、それぞれの前記インジェクタの燃料噴射タイミングに応じて印加することを特徴とする請求項5に記載のインジェクタ駆動用電子制御装置。
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