JP6337584B2 - 点火装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関(エンジン)に用いられる点火装置に関する。
点火プラグの負担を軽減し、無駄な電力消費を抑えて、火花放電を継続させる技術として、次のエネルギー投入回路を考案した(詳細は特願2013−082958参照。この技術は非公知である。)。エネルギー投入回路は、いわゆるフルトラ型の点火回路によって開始した火花放電(以下、主点火と呼ぶ。)が消える前に1次コイルのマイナス側から電気エネルギーを投入し、主点火と同一方向の2次電流を継続して流すことで、主点火として生じた火花放電を任意の期間に亘って継続させるものである。
なお、以下では、エネルギー投入回路により継続させる火花放電、つまり、主点火に続く火花放電を継続火花放電と呼ぶ。また、継続火花放電が続く期間を放電継続期間と呼ぶ。
エネルギー投入回路は、放電継続期間中の1次電流を制御することで、2次電流を調節して火花放電の維持を行う。また、継続火花放電中の2次電流を調節することで、点火プラグの負担を軽減し、且つ無駄な電力消費を抑えて、火花放電を継続することができる。
さらに、装置個体差、経年劣化および放電環境の多様性等に影響されず火花放電を安定して継続させるため、2次電流を検出してエネルギー投入回路にフィードバックするフィードバック回路を追加した構成を考案した(特願2013−246091参照。この技術は非公知である。)。
次に、本発明の理解補助の目的で、本発明を適用していないエネルギー投入回路の代表例を図7に基づき説明する。
図7に示す点火装置100は、フルトラに基づく主点火を点火プラグ101に生じさせる主点火回路102と、主点火に継続させて継続火花放電を生じさせるエネルギー投入回路103とを備える。
主点火回路102は、スイッチング素子104のオンによって車載バッテリ105から1次コイル106にプラスの1次電流を通電させて磁気エネルギーを蓄えさせ、その後、スイッチング素子104のオフにより、電磁誘導によって磁気エネルギーを電気エネルギーに変換して2次コイル107に高電圧を発生させ、主点火を生じさせる。また、エネルギー投入回路103は、昇圧回路108において車載バッテリ105の電圧を昇圧してコンデンサ109に蓄えるとともに、スイッチング素子110のオンオフにより、コンデンサ109に蓄えた電気エネルギーを1次コイル106のマイナス側に投入する。
また、図7に示す点火装置100は、2次電流を検出してエネルギー投入回路103にフィードバックするフィードバック回路111を備え、フィードバック回路111は、検出した2次電流をエネルギー投入回路103のドライバ回路にフィードバックする。
(問題点)
エンジン環境や点火システム異常等により点火プラグ101の電極間に火花放電が形成されない場合、2次電流がゼロになってしまうことから、エネルギー投入回路103は2次電流が不足していると判断する。この結果、スイッチング素子110は、過剰にオンされて過剰に電流が流れてしまい、故障する虞が高まる。
(参考技術)
なお、本発明に関連する技術として、「2次側の負荷」に応じて、1次電圧を増減する点火装置が公知である(例えば、特許文献1参照)。しかし、特許文献1の技術は、火花放電が形成されないことを検知するものではなく、火花放電が形成されない場合の処置を示唆するものでもない。
特許第3402608号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、継続火花放電を行う内燃機関用の点火装置において、火花放電が形成されない場合に、エネルギー投入回路に含まれるスイッチング素子に過剰に電流が流れてしまうのを阻止することにある。
本願の第1発明の内燃機関用の点火装置は、次の主点火回路、エネルギー投入回路、1次電圧検出手段、および、第1エネルギー投入停止手段を備える。
まず、主点火回路は、点火コイルの1次コイルにおける通電をオンした後、オフして点火プラグに火花放電を生じさせる。また、エネルギー投入回路は、主点火回路の動作によって開始した火花放電中に、1次コイルの通電制御を行って、点火コイルの2次コイルに同一方向の2次電流を継続して流し、主点火回路の動作によって開始した火花放電を継続させる。
また、1次電圧検出手段は1次電圧を検出するものである。そして、第1エネルギー投入停止手段は、主点火回路により1次コイルの通電がオフされた後、1次電圧が連続して所定の閾値(V1th)を超える連続閾値超え期間の長さを監視し、連続閾値超え期間の長さが所定の制限時間を超えたときに、エネルギー投入回路による1次コイルの通電制御を停止する。
さらに、エネルギー投入回路は、バッテリの電圧を昇圧して電気エネルギーとしてコンデンサに蓄える昇圧回路を有し、コンデンサに蓄えた電気エネルギーを1次コイルのマイナス側に投入する。そして、閾値(V1th)は、コンデンサに蓄えられる電気エネルギーの最大値に相当する電圧よりも大きい。
本願の第2発明の内燃機関用の点火装置は、次の2次電流検出手段、および、第2エネルギー投入停止手段を備える。
まず、2次電流検出手段は2次電流を検出するものである。そして、第2エネルギー投入停止手段は、主点火回路により1次コイルの通電がオフされてから所定の待機時間(Tw)の経過後に2次電流がゼロであれば、エネルギー投入回路による1次コイルの通電制御を停止する。
そして、待機時間(Tw)は、主点火回路により1次コイルにおける通電がオフされた後の2次電流の経時変化において、点火コイルにおける浮遊容量により一時的に発生するピークが収束して2次電流がゼロになるのに要する時間よりも長い。
これにより、点火装置は、火花放電が形成されないこと(以下、火花放電未形成と呼ぶことがある。)を検知するとともに、火花放電未形成を検知したときに、エネルギー投入回路による1次コイルの通電制御を停止する。このため、継続火花放電を行う内燃機関用の点火装置において、火花放電の未形成に伴い、エネルギー投入回路に含まれるスイッチング素子に過剰に電流が流れてしまうのを阻止することができる。
点火装置の構成図である(実施例)。 点火装置の正常時の動作を示すタイムチャートである(実施例)。 点火装置の火花放電未形成時の動作を示すタイムチャートである(実施例)。 点火装置の火花放電未形成時の動作を示す比較対象のタイムチャートである(実施例)。 点火装置の動作を示す詳細なタイムチャートである(実施例)。 点火装置の火花放電未形成時の動作を示す詳細なタイムチャートである(実施例)。 点火装置の構成図である(参考例)。
以下において、発明を実施するための形態を、実施例を用いて説明する。なお、実施例は具体的な一例を開示するものであり、本発明が実施例に限定されないことは言うまでもない。
〔実施例の構成〕
図1を参照して実施例の点火装置1を説明する。
点火装置1は、車両走行用の火花点火エンジンに搭載されるものであり、所定の点火時期に燃焼室内の混合気に点火するものである。なお、エンジンの一例は、ガソリンを燃料とする希薄燃焼(リーンバーン)が可能な直噴式エンジンであり、気筒内にタンブル流やスワール流等の混合気の旋回流を生じさせる旋回流コントロール手段を備える。そして、リーンバーンのように気筒内のガス流速が高く火花放電の吹き消え発生の可能性がある運転状態において、点火装置1は、主点火に続けて継続火花放電を行うように制御される。
また、点火装置1は、各気筒の点火プラグ2ごとに対応した点火コイル3を用いるDI(ダイレクト・イグニッション)タイプである。
さらに、点火装置1は、エンジン制御の中枢を成す電子制御ユニット(以下、ECU4と呼ぶ。)から与えられる点火信号IGtや放電継続信号IGw等の信号に基づいて点火コイル3の1次コイル5を通電制御するものであり、1次コイル5を通電制御することで点火コイル3の2次コイル6に生じる電気エネルギーを操作して、点火プラグ2の火花放電を制御する。
ここで、ECU4は、車両に搭載されてエンジンの運転状態や制御状態を示すパラメータ(暖機状態、エンジン回転速度、エンジン負荷、希薄燃焼の有無、旋回流の程度等)を検出する各種センサから信号が入力される。また、ECU4は、入力された信号を処理する入力回路、入力された信号に基づき、エンジン制御に関する制御処理や演算処理を行うCPU、エンジン制御に必要なデータやプログラム等を記憶して保持する各種のメモリ、CPUの処理結果に基づき、エンジン制御に必要な信号を出力する出力回路等を備えて構成される。そして、ECU4は、各種センサから取得したエンジンパラメータに応じた点火信号IGtおよび放電継続信号IGwを生成して出力する。
実施例の点火装置1は、フルトラに基づき主点火を発生させる主点火回路8と、主点火として生じた火花放電を電気エネルギーの追加投入により継続火花放電として継続させるエネルギー投入回路9と、2次電流を検出してエネルギー投入回路9にフィードバックするフィードバック回路10と、点火装置1の異常判定を行う異常判定部11とを備えて構成される。
なお、主点火回路8、エネルギー投入回路9、フィードバック回路10および異常判定部11は、点火回路ユニットとして1つのケース内に収容配置され、点火プラグ2、点火コイル3および点火回路ユニットは、気筒数と同数設けられて気筒毎に設置される。
点火プラグ2は、周知構造を有するものであり、2次コイル6の一端に接続される中心電極と、エンジンのシリンダヘッド等を介してアース接地される接地電極とを備え、2次コイル6に生じる電気エネルギーにより中心電極と接地電極との間で火花放電を生じさせる。
点火コイル3は、1次コイル5と2次コイル6とを有し、1次コイル5を流れる電流(1次電流)の増減に応じて電磁誘導により2次コイル6に電流(2次電流)を発生させる周知構造である。
1次コイル5の一端は車載バッテリ12のプラス電極に接続され、1次コイル5の他端は主点火回路8の点火用スイッチング手段13を介してアース接地される。さらに、1次コイル5の他端には、点火用スイッチング手段13を介してアース接地されるラインと並列に、エネルギー投入回路9が接続されている。
2次コイル6の一端は上述したように点火プラグ2の中心電極に接続され、2次コイル6の他端はフィードバック回路10に接続されている。なお、2次コイル6の他端は、2次電流の方向を一方向に限定する第1ダイオード14を介してフィードバック回路10に接続されている。
主点火回路8は、点火用スイッチング手段13のオンオフにより、1次コイル5にエネルギーを蓄えさせるとともに、1次コイル5に蓄えたエネルギーを利用して2次コイル6に高電圧を発生させ、点火プラグ2に主点火を生じさせる。
より具体的に、主点火回路8は、1次コイル5の通電状態を断続する点火用スイッチング手段13を備える。そして、主点火回路8は、ECU4から点火信号IGtが与えられる期間に点火用スイッチング手段13をオンすることで、1次コイル5に車載バッテリ12の電圧を印加してプラスの1次電流を通電し、1次コイル5に磁気エネルギーを蓄えさせる。その後、主点火回路8は、点火用スイッチング手段13のオフにより、電磁誘導によって磁気エネルギーを電気エネルギーに変換して2次コイル6に高電圧を発生させ、主点火を生じさせる。
なお、点火用スイッチング手段13は、パワートランジスタ、MOS型トランジスタ、サイリスタ等である。また、点火信号IGtは、主点火回路8において1次コイル5に磁気エネルギーを蓄えさせる期間および点火開始時期を指令する信号である。
エネルギー投入回路9は、以下の昇圧回路15と、投入エネルギー制御手段16とを備えて構成される。
まず、昇圧回路15は、ECU4から点火信号IGtが与えられる期間において車載バッテリ12の電圧を昇圧してコンデンサ18に蓄えさせる。
次に、投入エネルギー制御手段16は、コンデンサ18に蓄えた電気エネルギーを1次コイル5のマイナス側(接地側)に投入する。
昇圧回路15は、コンデンサ18以外に、チョークコイル19、昇圧用スイッチング手段20、昇圧用ドライバ回路21および第2ダイオード22を備えて構成される。なお、昇圧用スイッチング手段20は、例えば、MOS型トランジスタである。
ここで、チョークコイル19は一端が車載バッテリ12のプラス電極に接続され、昇圧用スイッチング手段20によりチョークコイル19の通電状態が断続される。また、昇圧用ドライバ回路21は、昇圧用スイッチング手段20に制御信号を与えて昇圧用スイッチング手段20をオンオフさせるものであり、昇圧用スイッチング手段20のオンオフ動作により、チョークコイル19で蓄えた磁気エネルギーはコンデンサ18で電気エネルギーとして充電される。
なお、昇圧用ドライバ回路21は、ECU4から点火信号IGtが与えられる期間において昇圧用スイッチング手段20を所定周期で繰り返してオンオフするように設けられている。
また、第2ダイオード22は、コンデンサ18に蓄えた電気エネルギーがチョークコイル19側へ逆流するのを防ぐものである。
投入エネルギー制御手段16は、次の投入用スイッチング手段24、投入用ドライバ回路25および第3ダイオード26を備えて構成される。なお、投入用スイッチング手段24は、例えば、MOS型トランジスタである。
ここで、投入用スイッチング手段24は、コンデンサ18に蓄えた電気エネルギーを1次コイル5にマイナス側から投入するのをオンオフし、投入用ドライバ回路25は、投入用スイッチング手段24に制御信号を与えてオンオフさせる。
そして、投入用ドライバ回路25は、投入用スイッチング手段24をオンオフさせてコンデンサ18から1次コイル5に投入する電気エネルギーを制御することで、放電継続信号IGwが与えられる期間において2次電流を所定値に維持させる。ここで、放電継続信号IGwは、継続火花放電を継続する期間を指令する信号であり、より具体的には、投入用スイッチング手段24にオンオフを繰り返させて昇圧回路15から1次コイル5に電気エネルギーを投入する期間を指令する信号である。
なお、第3ダイオード26は、1次コイル5からコンデンサ18への電流の逆流を阻止するものである。
フィードバック回路10は、2次電流を検出してエネルギー投入回路9の投入エネルギー制御手段16にフィードバックする。
ここで、フィードバック回路10には、2次電流を検出する2次電流検出手段としての2次電流検出抵抗28、および、フィードバック信号を合成して出力する電流検出回路29が設けられている。そして、2次電流の検出値は、2次電流検出抵抗28により電圧に変換されて電流検出回路29に出力される。また、電流検出回路29では、例えば、2次電流に対する上限下限の閾値が設定されており、検出値と上限、下限の閾値との比較に応じたフィードバック信号が合成されて投入用ドライバ回路25に出力される。
異常判定部11は、例えば、電流検出回路29において、2次電流の検出値が上限下限の範囲から外れたときに、2次電流の検出値に基づいて異常の有無を判定し、異常有りと判定した場合にダイアグ信号IGfをECU4に出力する。そして、異常判定部11は、異常有無の判定として、火花放電未形成が発生したか否かを判定する(後記する実施例の特徴的な構成を参照。)。
次に、図2を参照して点火装置1の正常時の動作を説明する。
なお、図2において、「IGt」は点火信号IGtの入力状態をハイ/ローで表すものであり、「IGw」は放電継続信号IGwの入力状態をハイ/ローで表すものである。また、「I1」、「V1」はそれぞれ1次電流(1次コイル5に流れる電流値)、1次電圧(1次コイル5に印加される電圧値)を表し、「I2」、「V2」はそれぞれ2次電流(2次コイル6に流れる電流値)、2次電圧(2次コイル6に印加される電圧値)を表す。さらに、「Vdc」はコンデンサ18に蓄えられる電気エネルギーを電圧値で表すものである。
点火信号IGtがローからハイへ切り替わると(時間t01参照。)、点火信号IGtがハイの期間において、点火用スイッチング手段13がオン状態を維持してプラスの1次電流が流れ、1次コイル5に磁気エネルギーが蓄えられる。また、昇圧用スイッチング手段20がオンオフを繰り返して昇圧動作を行い、昇圧された電気エネルギーがコンデンサ18に蓄えられる。
やがて、点火信号IGtがハイからローへ切り替わると(時間t02参照。)、点火用スイッチング手段13がオフされ、1次コイル5の通電状態が遮断される。これにより、1次コイル5に蓄えられた磁気エネルギーが電気エネルギーに変換されて2次コイル6に高電圧が発生し、点火プラグ2において主点火が開始される。
点火プラグ2において主点火が開始された後、2次電流は略三角波形状で減衰する(I2の点線を参照。)。そして、2次電流が下限の閾値に到達する前に、放電継続信号IGwがローからハイへ切り替わる(時間t03参照。)。
放電継続信号IGwがローからハイへ切り替わると、投入用スイッチング手段24がオンオフ制御されて、コンデンサ18に蓄えられていた電気エネルギーが、1次コイル5のマイナス側に順次投入され、1次電流は、1次コイル5から車載バッテリ12のプラス電極に向かって流れる。より具体的には、投入用スイッチング手段24がオンされる毎に1次コイル5から車載バッテリ12のプラス電極に向かう1次電流が追加され、1次電流がマイナス側に増加していく(時間t03〜t04参照。)。
そして、1次電流が追加される毎に、主点火による2次電流と同方向の2次電流が2次コイル6に順次追加され、2次電流は上限下限の間に維持される。
以上により、投入用スイッチング手段24をオンオフ制御することで、2次電流が火花放電を維持可能な程度に継続して流れる。その結果、放電継続信号IGwのオン状態が続くと、継続火花放電が点火プラグ2において維持される。
次に、実施例の特徴的な構成について説明する。
点火装置1は、1次電圧を検出する1次電圧検出手段としての1次電圧検出抵抗31を備え(図1参照。)、異常判定部11は、1次電圧および2次電流の検出値に基づき、火花放電未形成が発生したか否かを判定する。なお、1次電圧検出抵抗31は、1次コイル5と点火用スイッチング手段13との間の配線に設けられている。そして、点火装置1は、火花放電未形成に伴い投入用スイッチング手段24に過剰に電流が流れてしまうのを阻止するため、次の第1、第2エネルギー投入停止手段(以下、それぞれ第1、第2停止手段と略して呼ぶことあがる。)を備える。
第1、第2停止手段は、主に、異常判定部11により実行される機能であり、それぞれ以下の第1、第2条件が成立したときに、火花放電未形成が発生したものとみなし、投入用スイッチング手段24のオン動作を停止させてエネルギー投入回路9による1次コイル5の通電制御を停止する。
まず、第1条件とは、次の連続閾値超え期間の長さが所定の制限時間TLを超えることである。
ここで、連続閾値超え期間とは、点火信号IGtがハイからローに切り替わり、主点火回路8により1次コイル5の通電がオフされた後、1次電圧が上昇して所定の閾値V1thを上回った時点から、引き続き連続して閾値V1thよりも大きい値を保った後、閾値V1thを下回る時点までの期間である(図5および図6参照。)。
すなわち、異常判定部11は、主点火回路8により1次コイル5の通電がオフされた後(つまり、点火信号IGtがハイからローに切り替わった後、)、連続閾値超え期間の長さを監視し、連続閾値超え期間の長さが制限時間TLを超えたときに、エネルギー投入回路9による1次コイル5の通電制御を停止する。
なお、閾値V1thは、点火信号IGtのオン期間にコンデンサ18に蓄えられる電気エネルギーの最大値に相当する電圧値Vmax(図2等参照。)よりも大きい数値として設定される。
次に、第2条件とは、主点火回路8により1次コイル5の通電がオフされてから所定の時間(以下、待機時間Twと呼ぶ。)の経過後に2次電流がゼロであることである。つまり、第2条件とは、点火信号IGtがハイからローに切り替わる時間t02から待機時間Twだけ経過した後に2次電流がゼロであることである。
すなわち、異常判定部11は、点火信号IGtがローからハイに切り替わる時間t02以降、2次電流の検出値を監視し、時間t02から待機時間Twだけ経過した後に2次電流がゼロであれば、エネルギー投入回路9による1次コイル5の通電制御を停止する。
なお、待機時間Twは、後記するピークP0が収束するのに要する時間よりも長くなるように設定される。
次に、火花放電未形成が発生した時の点火装置1の動作を、図3および図4を参照して説明する。
なお、図3は火花放電未形成の発生に伴い第1、第2条件のいずれか一方が成立してエネルギー投入回路9による1次コイル5の通電制御が停止されたときの動作を示す。また、図4は火花放電未形成の発生後もエネルギー投入回路9による1次コイル5の通電制御を停止しないときの動作を比較の対象として示すものである。
また、図3および図4において、「IGt」は点火信号IGtの入力状態をハイ/ローで表すものであり、「IGw」は放電継続信号IGwの入力状態をハイ/ローで表すものである。また、「I1」、「V1」はそれぞれ1次電流(1次コイル5に流れる電流値)、1次電圧(1次コイル5に印加される電圧値)を表し、「I2」、「V2」はそれぞれ2次電流(2次コイル6に流れる電流値)、2次電圧(2次コイル6に印加される電圧値)を表す。さらに、「Vdc」はコンデンサ18に蓄えられる電気エネルギーを電圧値で表すものである。
点火信号IGtがローからハイへ切り替わると(時間t01参照。)、点火信号IGtがハイの期間において、点火用スイッチング手段13がオン状態を維持してプラスの1次電流が流れ、1次コイル5に磁気エネルギーが蓄えられる。また、昇圧用スイッチング手段18がオンオフを繰り返して昇圧動作を行い、昇圧された電気エネルギーがコンデンサ18に蓄えられる。なお、1次電圧は、点火用スイッチング手段13のオンに伴い、車載バッテリ12の電圧からゼロになる。
やがて、点火信号IGtがハイからローへ切り替わると、点火用スイッチング手段13がオフされ、1次コイル5の通電状態が突然遮断される(時間t02参照。)。これにより、1次コイル5に蓄えられた磁気エネルギーが電気エネルギーに変換され、1次コイル5、2次コイル6それぞれにプラス、マイナスの高電圧が発生しようとする。
しかし、点火プラグ2において火花放電が形成されないので、2次電流は、点火コイル3における浮遊容量により、一時的にマイナス側にピークP0を描いて変化した後、ゼロを維持する。また、1次、2次電圧はゼロ近傍からそれぞれプラス側、マイナス側のピークに向って変化した後、ピークからゼロ近傍に向って変化し(図3および図4の期間Tp参照。)、その後、ゼロ近傍を維持する。
この間、放電継続信号IGwがローからハイへ切り替わり(時間t03参照。)、エネルギー投入回路9による1次コイル5の通電制御が始まって2次電流のフィードバック制御が始まる。しかし、2次電流が増えないので、投入エネルギー制御手段16は、フィードバックされた2次電流の検出値(ゼロ)に基づき、1次電流をマイナス側に増加させようとする。
このとき、第1条件または第2条件が成立してエネルギー投入回路9による1次コイル5の通電制御が停止される。このため、1次電流は僅かにマイナス側に増加するものの直ちにゼロに戻る(図3の期間Tc参照。)。この結果、コンデンサ18に蓄えられた電気エネルギーは消費されず、コンデンサ18の電圧はほぼ電圧値Vmaxを保って推移し、1次電流は過剰に流れない。
一方、エネルギー投入回路9による1次コイル5の通電制御が続けられた場合(図4参照。)、コンデンサ18に蓄えられた電気エネルギーの消費が続き、コンデンサ18の電圧は低下する。この結果、1次電流が過剰に流れてしまう(図4の期間Tc参照。)。
ここで、点火信号IGtがハイからローへ切り替わり、引き続き放電継続信号IGwがローからハイへ切り替わるときの1次電流、1次電圧および2次電流の推移を、図5および図6を用いて詳細に説明する。なお、図5は火花放電未形成が発生せずに正常に主点火および継続火花放電が発生したときの推移であって図2に対応する。また、図6は火花放電未形成発生時の推移であって図3に対応する。
まず、点火信号IGtがハイからローに切り替わって点火用スイッチング手段13がオフすると、1次電圧は、漏れ磁束に起因する短期のプラス側のピークP1を形成して低下した後、引き続き、主磁束に基づく電磁誘導によりプラス側に増加していき、コンデンサ18の電圧値Vmaxよりも大きくなる。ここで、ピークP1における1次電圧の値は、閾値V1thより大きくなるものの、連続閾値超え期間が制限時間TLよりも短いので、図5、図6ともに第1条件が成立しない。
なお、点火信号IGtがハイからローに切り替わるのと同時に(つまり、時間t02において)、第2条件の成立、未成立の判定を開始するための時間カウントが始まる。
その後、点火プラグ2で火花放電(つまり、主点火)が正常に発生した場合(図5参照)、1次電圧は、火花放電が発生した時点をピークP2として急激に下がる。また、2次電流は、浮遊容量に基づくピークP0を形成してゼロに向かい低下している途中で、主点火の発生により急激にマイナス側に立ち上がった後、減衰していく。その後、放電継続信号IGwがローからハイへ切り替わって投入用スイッチング手段24がオンすると、1次電圧は、急激に上がった後(時間t03参照。)、漸減していく。また、1次電流は、投入用スイッチング手段24のオン後、マイナス側への増加を開始する。
これに対し、火花放電未形成の場合(図6参照)、1次電圧は上昇し続け、その後、放電継続信号IGwがローからハイへ切り替わって投入用スイッチング手段24がオンする(時間t03参照。)。これにより、1次電圧は、投入用スイッチング手段24のオン時点をピークP2として下降に転じて閾値V1thまで下がり、さらに電圧値Vmaxまで下がる。
この間に、連続閾値超え期間は制限時間TLよりも長くなり、第1条件が成立する。このため、第1条件成立の時点で第2条件が成立していなければ、第1条件が成立した時点でエネルギー投入回路9による1次コイル5の通電制御が停止される。
また、2次電流は、点火信号IGtがハイからローに切り替わった後、浮遊容量に基づくピークP0を形成し、その後ゼロを維持する。さらに、2次電流がゼロに戻って若干の時間が経過した時に、時間t02からの時間カウントが待機時間Twに達し、第2条件の成立、未成立が判定される。そして、時間t02からの時間カウントが待機時間Twに達した時、すでに2次電流はゼロに戻っているので、第2条件が成立しているものと判定される。
なお、図6によれば、連続閾値超え期間が制限時間TLよりも長くなる時は、時間t02からの時間カウントが待機時間Twに達する時よりも前である。このため、第2条件成立の時点では、第1条件がすでに成立しており、エネルギー投入回路9による1次コイル5の通電制御が停止されている。
また、図6では、1次電圧が電圧値Vmaxまで下がると1次電流が流れ始め、マイナス側に増加していく。このとき、1次電流のマイナス側への時間的な増加率は、火花放電が発生したときよりも大きい(図5および図6の楕円で囲った部分を参照。)。また、図6では、1次電流が流れ始めると1次電圧の下降が緩やかになる。
〔実施例の効果〕
実施例の点火装置1によれば、第1停止手段は、1次電圧の連続閾値超え期間の長さが制限時間TLを超えること(第1条件成立)により、エネルギー投入回路9による1次コイル5の通電制御を停止する。また、第2停止条件は、主点火回路8による1次コイル5の通電オフから待機時間Twの経過後に2次電流がゼロであること(第2条件成立)により、エネルギー投入回路9による1次コイル5の通電制御を停止する。
これにより、火花放電未形成が発生した場合、エネルギー投入回路9による1次コイル5の通電制御が停止される。このため、継続火花放電を行う点火装置1において、火花放電未形成に伴い、投入用スイッチング手段24に過剰に電流が流れてしまうのを阻止することができる。
〔変形例〕
上記の実施例の点火装置1は、第1、第2条件のいずれか一方が成立したら、エネルギー投入回路9による1次コイル5の通電制御を停止するものであったが、第1、第2条件の両方が成立したときにエネルギー投入回路9による通電制御を停止するようにしてもよい。
また、実施例の第1、第2停止手段は、主に、異常判定部11により実行されたが、ECU4により第1、第2停止手段の機能を実行してもよい。
上記の実施例では、ガソリンエンジンに本発明の点火装置1を用いる例を示したが、継続火花放電によって燃料(具体的には混合気)の着火性の向上を図ることができるため、エタノール燃料や混合燃料を用いるエンジンに適用してもよい。また、粗悪燃料が用いられる可能性のあるエンジンに用いても継続火花放電により着火性の向上を図ることができる。
上記の実施例では、希薄燃焼(リーンバーン)運転が可能なエンジンに本発明の点火装置1を用いる例を示したが、希薄燃焼とは異なる燃焼状態であっても継続火花放電によって着火性の向上を図ることができるため、希薄燃焼可能なエンジンへの適用に限定するものではなく、希薄燃焼を行わないエンジンに用いてもよい。
上記の実施例では、燃焼室に直接燃料を噴射する直噴式エンジンに本発明の点火装置1を用いる例を示したが、吸気バルブの吸気上流側(吸気ポート内)に燃料を噴射するポート噴射式のエンジンに用いてもよい。
上記の実施例では、混合気の旋回流(タンブル流やスワール流等)を気筒内にて積極的に生じさせるエンジンに本発明の点火装置1を用いる例を開示したが、旋回流コントロール手段(タンブル流コントロールバルブやスワール流コントロールバルブ等)を有しないエンジンに用いてもよい。
1 点火装置 2 点火プラグ 3 点火コイル 5 1次コイル 6 2次コイル 8 主点火回路 9 エネルギー投入回路 11 異常判定部(第1エネルギー投入停止手段) 31 1次電圧検出抵抗(1次電圧検出手段) V1th 閾値 TL 制限時間

Claims (2)

  1. 点火コイル(3)の1次コイル(5)における通電をオンした後、オフして点火プラグ(2)に火花放電を生じさせる主点火回路(8)と、
    この主点火回路(8)の動作によって開始した火花放電中に、前記1次コイル(5)の通電制御を行って、前記点火コイル(3)の2次コイル(6)に同一方向の2次電流を継続して流し、前記主点火回路(8)の動作によって開始した火花放電を継続させるエネルギー投入回路(9)と、
    1次電圧を検出する1次電圧検出手段(31)と、
    前記主点火回路(8)により前記1次コイル(5)の通電がオフされた後、1次電圧が連続して所定の閾値(V1th)を超える連続閾値超え期間の長さを監視し、前記連続閾値超え期間の長さが所定の制限時間(TL)を超えたときに、前記エネルギー投入回路(9)による前記1次コイル(5)の通電制御を停止する第1エネルギー投入停止手段とを備え
    前記エネルギー投入回路(9)は、バッテリ(12)の電圧を昇圧して電気エネルギーとしてコンデンサ(18)に蓄える昇圧回路(15)を有し、前記コンデンサ(18)に蓄えた電気エネルギーを前記1次コイル(5)のマイナス側に投入し、
    前記閾値(V1th)は、前記コンデンサ(18)に蓄えられる電気エネルギーの最大値に相当する電圧(Vmax)よりも大きいことを特徴とする内燃機関用の点火装置(1)。
  2. 点火コイル(3)の1次コイル(5)における通電をオンした後、オフして点火プラグ(2)に火花放電を生じさせる主点火回路(8)と、
    この主点火回路(8)の動作によって開始した火花放電中に、前記1次コイル(5)の通電制御を行って、前記点火コイル(3)の2次コイル(6)に同一方向の2次電流を継続して流し、前記主点火回路(8)の動作によって開始した火花放電を継続させるエネルギー投入回路(9)と、
    2次電流を検出する2次電流検出手段(28)と、
    前記主点火回路(8)により前記1次コイル(5)の通電がオフされてから所定の待機時間(Tw)の経過後に2次電流がゼロであれば、前記エネルギー投入回路(9)による前記1次コイル(5)の通電制御を停止する第2エネルギー投入停止手段とを備え
    前記待機時間(Tw)は、前記主点火回路(8)により前記1次コイル(5)における通電がオフされた後の2次電流の経時変化において、前記点火コイル(3)における浮遊容量により一時的に発生するピーク(P0)が収束して2次電流がゼロになるのに要する時間よりも長いことを特徴とする内燃機関用の点火装置(1)
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