JP2014214495A - 二重葺折板屋根用支持金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】折板屋根の山部に立設する屋根材取付ボルトのネジが劣化により消失していても使用可能な折板屋根用二重葺金具を提供すること。【解決手段】外装用折板材2の山部5を被嵌固定可能な外装材固定部6の下方に、折板屋根1の山部3の頂面4に載置する載置部9と、この載置部9が頂面4に載置した際に頂面4から立設する屋根材取付ボルト7を配設可能なボルト配設部8を設け、載置部9に、頂面4と屋根材取付ボルト7に螺着された屋根材固定ナット10との間に入れ込む板厚1mm以下の挿入板部11を設け、この挿入板部11の挿入先端側の前縁部に、この前縁部から挿入板部11を前記頂面4と前記屋根材固定ナット10との間に入れ込む際に前記屋根材取付ボルト7を避けるボルト避け用切欠部12を設けた二重葺折板屋根用支持金具。【選択図】図1

Description

本発明は、古くなった折板屋根の葺替えや二重断熱構造の折板屋根を構築するために使用する折板屋根用二重葺金具に関するものである。
従来から、図8に示すような折板屋根用二重葺金具Bが実施されている。
この折板屋根用二重葺金具Bを説明すると、外装用折板材2の山部5を被嵌可能な屋根材固定部51の下部に、折板屋根1の山部3の頂面4に載置可能な台座部50が設けられた構成であって、前記屋根材固定部51は、この屋根材固定部51に被嵌した前記外装用折板材2の山部5をナット52止めする外装材取付ボルト53が立設状態に設けられ、前記台座部50は、下部前後に、前記折板屋根1の山部3の頂面4に載置する載置脚部54が設けられると共に、前記折板屋根1の山部3の頂面4から立設する屋根材取付ボルト7を挿通する挿通孔55が設けられ、この挿通孔55に屋根材取付ボルト7のネジ溝に圧接係止する係止片56が設けられて、この係止片56が屋根材取付ボルト7のネジ溝に圧接係止することで台座部50を前記頂面4に載置固定し得るように構成されている。
そして、このように構成された折板屋根用二重葺金具Bによれば、折板屋根1の山部3の頂面4に載置固定する構造であるから、折板屋根1には様々なサイズが存在するがどのサイズに対しても使用でき、また、折板屋根1への固定にナット止めなどの作業を要せず、折板屋根用二重葺金具Bを上方から押下げるようにして挿通孔55に屋根材取付ボルト7を押入れるだけの簡易作業で固定できるので、非常に実用的である。
この種の折板屋根用二重葺金具を用いて、古くなった折板屋根1の上方に新たな外装用折板材2を支持固定する葺替え工事が行われているが、既存の折板屋根1には、山部3の頂面4から立設する屋根材取付ボルト7が劣化してネジが消失しているものもあり、このような現場では上記の折板屋根用二重葺金具Bは使用できなかった。
本発明は、このような折板屋根の山部の頂面に載置固定するタイプの折板屋根用二重葺金具の現状に鑑みて開発されたもので、取付対象の折板屋根の山部に立設する屋根材取付ボルトのネジが消失していても使用可能な折板屋根用二重葺金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
折板屋根1の上方に外装用折板材2を支持固定する二重葺折板屋根用支持金具Aにおいて、前記外装用折板材2の山部5を被嵌固定可能な外装材固定部6の下方に、前記折板屋根1の山部3の頂面4に載置する載置部9と、この載置部9が頂面4に載置した際に頂面4から立設する屋根材取付ボルト7を配設可能なボルト配設部8を設け、前記載置部9に、前記頂面4と前記屋根材取付ボルト7に螺着された屋根材固定ナット10との間に入れ込む板厚1mm以下の挿入板部11を設け、この挿入板部11の挿入先端側の前縁部に、この前縁部から挿入板部11を前記頂面4と前記屋根材固定ナット10との間に入れ込む際に前記屋根材取付ボルト7を避けるボルト避け用切欠部12を設けて、この挿入板部11を頂面4と屋根材固定ナット10との間に入れ込むと屋根材取付ボルト7が前記ボルト配設部8に配設する構成としたことを特徴とする二重葺折板屋根用支持金具に係るものである。
また、前記外装材固定部6の下部左右に脚部16を突設してこの左右の脚部16間の空間部を前記ボルト配設部8とし、この左右の脚部16の下端に取付板部17を設け、この左右の取付板部17に前記挿入板部11の上面の左右部を重合固定して、この挿入板部11の下面を前記載置部6としたことを特徴とする請求項1記載の二重葺折板屋根用支持金具に係るものである。
また、前記挿入板部11の下面の左右部に、この挿入板部11より板厚がある補強板13を重合固定して、この補強板13と前記取付板部17とで挿入板部11の左右部を挟持したことを特徴とする請求項2記載の二重葺折板屋根用支持金具に係るものである。
また、前記挿入板部11の後部に、打撃工具で打撃可能な打撃部14を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の二重葺折板屋根用支持金具に係るものである。
また、前記挿入板部11の後縁部に、この挿入板部11より板厚がある補強板13を沿設すると共に、この補強板13の後縁部を上方へ折曲形成して、この折曲後板部15の後面部を打撃工具で打撃可能な打撃部14としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の二重葺折板屋根用支持金具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、折板屋根を固定するための屋根材取付ボルトのネジを利用して折板屋根の山部の頂面に載置固定するのではなく、折板屋根の頂面とこの頂面を固定している屋根材固定ナットとの間に載置部の挿入板部を入れ込んで固定する構成であるから、既存の折板屋根の屋根材取付ボルトのネジが劣化により消失しているような現場での葺替え工事にも使用でき、しかも、挿入板部を板厚1mm以下としたため、頂面と屋根材固定ナットとの間の僅かな隙間にも容易に入れ込んで本二重葺折板屋根用支持金具を折板屋根の山部の頂部に固定できるなど、極めて実用性に優れた二重葺折板屋根用支持金具となる。
また、請求項2記載の発明においては、ボルト配設部を有する構成を簡易に設計実現可能となり、しかも、左右の脚部の下端の取付板部に挿入板部の上面の左右部を重合固定したから、薄厚で強度不足の懸念がある挿入板部がその左右部に重合固定した脚部下端の取付板部で補強されて強度を確保できるなど、一層実用性に優れた構成の二重葺折板屋根用支持金具となる。
また、請求項3記載の発明においては、取付板部と板厚のある(強度のある)補強板とにより挿入板部がより高強度に補強される極めて実用性に優れた構成の二重葺折板屋根用支持金具となる。
また、請求項4,5記載の発明においては、打撃部をハンマーなどの打撃工具で打撃して挿入板部を折板屋根の山部の頂面と屋根材固定ナットの間の僅かな隙間に容易に入れ込むことができ、特に請求項5記載の発明のように構成すれば、薄厚な挿入板部の後縁部を補強板で補強できると共に、この強度のある補強板から打撃部を一体的に折曲形成したことによって、挿入板部にも打撃部にも打撃による変形を生じにくいなど、一層実用性に優れた構成の二重葺折板屋根用支持金具となる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例の分解斜視図である。 本実施例を、折板屋根の山部の頂面に載置固定した状態を示す概略説明斜視図である。 本実施例を、折板屋根の山部の頂面に載置固定する手順を示す説明平面図である。 本実施例を、折板屋根の山部の頂面に載置する様子を示す一部を切り欠いた説明側面図である。 図5に続いて、本実施例を折板屋根の山部の頂面に載置固定した状態と、外装材固定部に外装用折板材を被嵌固定した状態とを示す一部を切り欠いた説明側面図である。 本実施例を用いた二重葺折板屋根の完成直前の状態を示す概略説明斜視図である。 従来例を用いた二重葺折板屋根の完成状態を示す正面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
折板屋根1の山部3の頂面4に本発明の二重葺折板屋根用支持金具Aの載置部9を載置し、この頂面4とこの頂面4から立設する屋根材取付ボルト7に螺着された屋根材固定ナット10との間に載置部9の挿入板部11をその前縁部から入れ込むと、この挿入板部11の前縁部に設けたボルト避け用切欠部12が屋根材取付ボルト7を避けて挿入板部11が深く入れ込まれ、この屋根材取付ボルト7が外装材固定部6の下方のボルト配設部8に配設することになる。
そして、折板屋根1の山部3の頂面4とこの頂面4を固定している屋根材固定ナット10との間に挿入板部11が挟まれることにより、本二重葺折板屋根用支持金具Aが折板屋根1の頂面4上に載置した状態で固定される。
即ち、本発明は、折板屋根1を固定するための屋根材取付ボルト7のネジを利用して折板屋根1の山部3の頂面4に載置固定するのではなく、折板屋根1の頂面4とこの頂面4を固定している屋根材固定ナット10との間に載置部9の挿入板部11を入れ込んで固定する構成であるから、既存の折板屋根1の屋根材取付ボルト7のネジが劣化により消失しているような現場での葺替え工事にも使用可能である。
また、板厚1mm以下の挿入板部11は、頂面4と屋根材固定ナット10との間の僅かな隙間にも入れ込み易く、本二重葺折板屋根用支持金具Aの折板屋根1への固定作業を容易に行うことができる。
次いで、本二重葺折板屋根用支持金具Aの外装材固定部6に外装用折板材2の山部5を被嵌固定すると、折板屋根1の上方に外装用折板材2が支持固定されて二重葺折板屋根が完成する。
ところで、板厚1mm以下の前記挿入板部11には強度不足の懸念があるが、例えば、前記外装材固定部6の下部左右に脚部16を突設してこの左右の脚部16間の空間部を前記ボルト配設部8とし、この左右の脚部16の下端に取付板部17を設け、この左右の取付板部17に前記挿入板部11の上面の左右部を重合固定して、この挿入板部11の下面を前記載置部6とすれば、挿入板部11がその左右部に重合固定した脚部16下端の取付板部17によって補強されることになる。
更に例えば、前記挿入板部11の下面の左右部に、この挿入板部11より板厚がある補強板13を重合固定して、この補強板13と前記取付板部17とで挿入板部11の左右部を挟持すれば、取付板部17と板厚のある(強度のある)補強板13とによって挿入板部11が一層高強度に補強されることになる。
また、例えば、前記挿入板部11の後部に、打撃工具で打撃可能な打撃部14を設ければ、打撃部14をハンマーなどの打撃工具で打撃することによって頂面4と屋根材固定ナット10との間の僅かな隙間に挿入板部11を容易に入れ込むことができる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
図面は、重ね式折板構造屋根を示している。具体的には、タイトフレーム18の山部に立設した屋根材取付ボルト7(剣先ボルト)を利用して折板屋根1が屋根材固定ナット10によりタイトフレーム18に固定されていて、折板屋根1の山部3の上部には、屋根材取付ボルト7と屋根材固定ナット10(鍔付ナット)とが露出している(図3参照。)。
本実施例は、この重ね式の折板屋根1上に、この折板屋根1と間隔を置いた浮上状態にして外装用折板材2を取付する折板屋根用二重葺金具Aに係るもので、前記外装用折板材2の山部5を被嵌固定可能な外装材固定部6の下方に、前記折板屋根1の山部3の頂面4に載置する載置部9と、この載置部9が頂面4に載置した際に頂面4から立設する屋根材取付ボルト7を配設可能なボルト配設部8を設けている。
具体的には、外装材固定部6は、この外装材固定部6に被嵌した前記外装用折板材2の山部5をナット19止めする外装材取付ボルト20を立設状態に設け、下部左右に脚部16を突設してこの左右の脚部16間の空間部を前記ボルト配設部8としている。
更に詳しくは、図1,図2に示すように、後述の挿入板部11に対して二倍以上の板厚がある(強度がある)金属板金属製帯板をコ字状に折曲することで左右両端の突出板部16が下部となり各突出板部16の基端部間の連設板部21が上部となる構成の外装材支持フレーム22を形成し、この外装材支持フレーム22の前記連設板部21に、剣先ボルトを採用した前記外装材取付ボルト20を立設状態に設けて、この外装材取付ボルト20付の外装材支持フレーム22を前記外装材固定部6としている。
また、この外装材固定部6の左右の突出板部16を前記脚部16とし、この左右の脚部16間の間の空間部を前記ボルト配設部8としている。
本実施例は、この左右の脚部16の下端を夫々対向外側に向けて水平折曲してこの水平板部を取付板部17とし、この左右の取付板部17に前記挿入板部11の上面の左右部を重合固定している。即ち、挿入板部11は、左右の取付板部17間に架設状態に設けると共に、左右の取付板部17が挿入板部11の上面左右部に面接重合することでこの挿入板部11が補強される構成としている。
本実施例の挿入板部11は、図2に示すような横長帯状であって板厚1mm以下の金属板(バネ材)を採用して構成し、この薄厚な挿入板部11を前記頂面4と前記屋根材取付ボルト7に螺着された屋根材固定ナット10との間に入れ込んで挟着固定する構成としている。
この挿入板部11と前記取付板部17との固定構造は、挿入板部11の左右両端部の上面を前記左右の取付板部17の下面に重合した上で、リベット23を採用した止着具23により止着した構造としている。図中符号24は止着具23を挿通する止着孔である。
また、本実施例では、この挿入板部11の挿入先端側の前縁部に、この前縁部から挿入板部11を前記頂面4と前記屋根材固定ナット10との間に入れ込む際に前記屋根材取付ボルト7を避けるボルト避け用切欠部12を設けて、この挿入板部11を頂面4と屋根材固定ナット10との間に入れ込むと屋根材取付ボルト7が前記ボルト配設部8に配設する構成としている。
具体的には、図2に示すように、挿入板部11の前縁部の中間部を、後方に向けて平面視でU字状に切欠してこの切欠部を前記ボルト避け用切欠部12とすると共に、このボルト避け用切欠部12の前縁側開口は、切欠左右幅が幅広となる形状に切欠して、この幅広な切欠開口からボルト避け用切欠部12へと屋根材取付ボルト7が案内され易い構成としている。
また、このボルト避け用切欠部12は、幅広な切欠開口より後方側の部位の切欠左右幅寸法を、前記屋根材取付ボルト7のボルト杆の外径寸法よりやや幅広であって、この屋根材取付ボルト7に螺着される屋根材固定ナット10の外径より幅狭な左右幅に設定して、このボルト避け用切欠部12に屋根材取付ボルト7が配設すると、屋根材取付ボルト7付近のボルト避け用切欠部12の縁部上面が屋根材固定ナット10に当接(圧接)して挿入板部11が上方へ抜止状態となる構成としている。
また、本実施例では、前記挿入板部11の下面の左右部に、この挿入板部11より板厚がある補強板13を重合固定して、この補強板13の左右部と前記取付板部17とで挿入板部11の左右部を上下から挟持している。
具体的には、補強板13は、挿入板部11の板厚に対して二倍以上の板厚がある(強度がある)金属板を採用して構成している。従って、板厚のある補強板部13で薄厚な挿入板部11を高強度に補強すると共に、特にこの挿入板部11の左右部は、上面にも二倍以上の板厚の前記取付板部17が重合固定していることで、挿入板部11が極めて良好に補強されて強度不足を生じない構成としている。
また、この補強板13は、図2に示すように挿入板部11の後縁部に沿設させる後縁沿設板部25と、この後縁沿設板部25の左右部から前方へ突出し挿入板部11の左右部の下面に重合させる左右一対の重合板部26とから成るコ字板状に形成して、挿入板部11の左右部並びに後部を高強度に補強する構成としている。
この補強板13の挿入板部11への固定構造は、補強板13の左右両端部に前記止着具23を挿通する止着孔24を形成して、この止着具23によって前記挿入板部11を前記取付板部17に固定すると同時に、この補強板13を挿入板部11に重合固定した構造としている。
また、挿入板部11は、前記ボルト避け用切欠部12が形成されている中間部を、前記補強板13と前記取付板部17とに挟持される左右部より一段低くなる形状に折曲形成して、この中間部の下面と前記補強板13の下面とが面一状態となるように構成し、本実施例では、この面一状態となる挿入板部11の中間部の下面と補強板13の下面とが前記載置部9として機能するように構成している(図1,図2参照。)。
また、本実施例は、前記挿入板部11の後部に、打撃工具で打撃可能な打撃部14を設けている。
具体的には、前記補強板13の後縁沿設板部25の後縁部を後方へ延設形成すると共に、この後方延設部を上方へ略直角に折曲形成して、この折曲後板部15の後面部を前記打撃部14としている。
更に詳しくは、前記補強板13の後縁沿設板部25の、前記挿入板部11の中間部の真後ろに位置する後縁部を後方へ延設形成し、この後方延設部を上方へ略直角に折曲することで前記打撃部14を形成している。
従って、この打撃部14をハンマーなどの打撃工具で打撃すると、薄厚な挿入板部11が直接打撃されずにこの打撃力が強度のある補強板13を介して挿入板部11に伝達され、しかもこの打撃力は、挿入板部11の後縁部から伝達して挿入板部11の板面方向に支持されるから、挿入板部11がこの伝達力(打撃力)に対して強い耐変形強度を発揮して打撃による変形が防止される構成としている。
次に、本実施例の二重葺折板屋根用支持金具Aを用いた二重葺折板屋根の構築方法を説明する。
折板屋根1の山部3の頂面4に、この頂面4から立設する屋根材取付ボルト7に挿入板部11の前縁部のボルト避け用切欠部12を近接させて載置部9を載置し、挿入板部11の後部の打撃部14をハンマーなどの打撃工具で打撃する(図4(a),図5参照。)。
すると、板厚1mm以下の挿入板部11の前縁部が、頂面4とこの頂面4に当接している屋根材取付ボルト7に螺着された屋根材固定ナット10とを上下方向に押し広げるようにしてこの頂面4と屋根材固定ナット10の間に入り込むと共に、この挿入板部11の前縁部のボルト避け用切欠部12が屋根材取付ボルト7を避けることで挿入板部11が深く入れ込まれて屋根材取付ボルト7が外装材固定部6の下方のボルト配設部8に配設し、頂面4とこの頂面4を固定している屋根材固定ナット10との間に挿入板部11が挟まれた圧着状態となることによって、本二重葺折板屋根用支持金具Aが折板屋根1の頂面4上に載置固定される(図3,図4(b),図6(a)参照。)。
即ち、本実施例は、折板屋根1を固定するための屋根材取付ボルト7のネジを利用して折板屋根1の山部3の頂面4に載置固定するのではなく、折板屋根1の頂面4とこの頂面4を固定している屋根材固定ナット10との間に載置部9の挿入板部11を入れ込んで固定する構成であるから、既存の折板屋根1の屋根材取付ボルト7のネジが劣化により消失しているような現場での葺替え工事にも使用可能である。
次いで、本二重葺折板屋根用支持金具Aの外装材固定部6に外装用折板材2の山部5を被嵌固定すると、折板屋根1の上方に外装用折板材2が支持固定されて二重葺折板屋根が完成する(図6(b),図7参照。)。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 折板屋根
2 外装用折板材
3 山部
4 頂面
5 山部
6 外装材固定部
7 屋根材取付ボルト
8 ボルト配設部
9 載置部
10 屋根材固定ナット
11 挿入板部
12 ボルト避け用切欠部
13 補強板
14 打撃部
15 折曲後板部
16 脚部
17 取付板部
A 二重葺折板屋根用支持金具

Claims (5)

  1. 折板屋根の上方に外装用折板材を支持固定する二重葺折板屋根用支持金具において、前記外装用折板材の山部を被嵌固定可能な外装材固定部の下方に、前記折板屋根の山部の頂面に載置する載置部と、この載置部が頂面に載置した際に頂面から立設する屋根材取付ボルトを配設可能なボルト配設部を設け、前記載置部に、前記頂面と前記屋根材取付ボルトに螺着された屋根材固定ナットとの間に入れ込む板厚1mm以下の挿入板部を設け、この挿入板部の挿入先端側の前縁部に、この前縁部から挿入板部を前記頂面と前記屋根材固定ナットとの間に入れ込む際に前記屋根材取付ボルトを避けるボルト避け用切欠部を設けて、この挿入板部を頂面と屋根材固定ナットとの間に入れ込むと屋根材取付ボルトが前記ボルト配設部に配設する構成としたことを特徴とする二重葺折板屋根用支持金具。
  2. 前記外装材固定部の下部左右に脚部を突設してこの左右の脚部間の空間部を前記ボルト配設部とし、この左右の脚部の下端に取付板部を設け、この左右の取付板部に前記挿入板部の上面の左右部を重合固定して、この挿入板部の下面を前記載置部としたことを特徴とする請求項1記載の二重葺折板屋根用支持金具。
  3. 前記挿入板部の下面の左右部に、この挿入板部より板厚がある補強板を重合固定して、この補強板と前記取付板部とで挿入板部の左右部を挟持したことを特徴とする請求項2記載の二重葺折板屋根用支持金具。
  4. 前記挿入板部の後部に、打撃工具で打撃可能な打撃部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の二重葺折板屋根用支持金具。
  5. 前記挿入板部の後縁部に、この挿入板部より板厚がある補強板を沿設すると共に、この補強板の後縁部を上方へ折曲形成して、この折曲後板部の後面部を打撃工具で打撃可能な打撃部としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の二重葺折板屋根用支持金具。
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