JP2014213847A - 津波対策装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高額でありしかも災害時に特に必要度の高いものを含む航空機を津波や洪水などの非常事態から確実に護り減災を図ることができるようにした津波対策装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 飛行場の特定一部に待機する航空機を下から受け止める手段と、この受け止める手段を高く持ち上げて保持する手段とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、津波対策装置に関する。
先般の大震災の津波襲来に先立って下記のような津波避難装置が提案されている。
特開2008−14112
特許文献1に開示された津波避難装置によれば、近隣の住民は階段を上がって避難ステージまで避難すれば津波から避難して助かるのであるが、先の震災でもみられたように航空機の場合には避難できず流され津波からの被害を受けてしまったのが現実である。こうした航空機の場合はそれぞれ高額なものでその損害額は多大になるし、再運行に至るまでに多くの時間がかかるものである。特に、ヘリコプターやセスナ機については災害時の緊急救助や情報収集のために必要とされる航空機であるため津波や洪水などから確実に護ることが必要である。
本発明は、このような問題を解決しようとするものであり、高額でありしかも災害時に特に必要度の高いものを含む航空機を津波や洪水などの非常事態から確実に護り減災を図ることができるようにした津波対策装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、飛行場の特定一部に待機する航空機を下から受け止める手段と、この受け止める手段を高く持ち上げて保持する手段とを有する。
上述したように本発明は、飛行場の特定一部に待機する航空機を下から受け止める手段と、この受け止める手段を高く持ち上げて保持する手段とを有するので、高額でありしかも災害時に特に必要度の高いものを含む航空機を津波や洪水などの非常事態から確実に護り減災を図ることができるようにした津波対策装置を提供することができる。
本発明の一実施形態である津波対策装置を示す図2の平面図。 図1のA−A線断面図。 図2のB−B線断面図。 図2の津波対策装置の作動を示す縦断面図。 他の実施形態を示す図6C−C線断面図。 図5のD−D線断面図。 他の実施形態を示す拡大断面図。 他の実施形態を示す図9の平面図。 図8のE−E線断面図。 他の実施形態を示す縦断面図。 図10のF−F線断面図。 他の実施形態を示す側断面図。 図12のG方向からの矢視図。 他の実施形態を示す平面図。 図14のH−H線断面図。 図15の作動説明である断面図。 他の実施形態を示す図18の平面図。 図17の側面図。 他の実施形態を示す装置側面図。 他の実施形態を示す図21の平面図。 図20の側面図。 他の実施形態を示す図23の平面図。 図22の側面図。 付加的な例を示す斜視図。 その定寸カット製品例を示す斜視図。 他の付加的な例を示す斜視図。 図26の正面図。 図27のI−I線断面図。
各実施形態で説明する各案は関係する他の実施形態においても適用することができる。
図1ないし図4は本発明の一実施形態を示す。1は飛行場の基盤の一部でヘリコプター(航空機)2などが飛行を終えて帰還・待機するスペースとなっている。この基盤1には1個所あるいは複数個所にピット3が形成されている。このピット3は、1つの底面と3つの周面とを有し上面を開放状にした矩形ピットとされ、その上縁には密封部材4を備えた段差部5を有する。
7はリフター(持ち上げ保持する手段)で、ピット3の底面に固定された受皿状の固定フレーム8が設けられている。この固定フレーム8の対応する2個所には、下部ガイドレール9が設けられている。10A、10Bは下部リンク、11は上部リンクで、下部リンク10A、10Bは、下部交差軸12を介してX字状とされそれらのリンクが左右(図3の上下方向)2組をもって構成されている。一方の下部リンク10Aの一端は固定フレーム8の定位置に回転自在に軸止めされ、他方の下部リンク10Bの一端は前記ガイドレール9に添って進退し得るようになっている。下部リンク10A,10Bの左右の組間には、下部交差軸12を両端に備えた伝動装置13が装架されている。
伝動装置13は、内部空間を有するケースに減速機付きモーターである駆動部14を有するとともに、ケース内には減速ギア機構である2系統の伝動機構15により回転駆動される左右一対の同調回転式駆動ナット16を備える。駆動ナット16が回転されると左右一対のスクリュウ軸17が同調して進退駆動されるようになっている。このスクリュウ軸17の先端は横軸18に連結されてこれを前後に応動させるとともに、横軸18が進退されるとその両端の駆動ローラー19を進退させるようになっている。下部リンク10A,10Bには、それぞれに弓形の膨らんだ形をした部分を有し、その部分間に駆動ローラー19が介在することにより、駆動ローラー19が図2の右方向に引かれると下部リンク10A、10Bは鋏の刃が拡がるようにしてピット3内で立ち上り、図2の左方向に押し出されると下部リンク10A,1Bは鋏の刃が窄まるようにしてピット3内で低く畳まれた状態に戻されるようになっている。
上部リンク11は、上部交差軸21により結合したX字状リンクでなり、これも左右2組をなして設けられそれぞれの下端が下部リンク10A,10bの上端に連結されてなる。23は昇降フレーム(航空機を下から受け止める手段)で、受皿を逆様にした形をして上部リンク11の一端が移動しないように連結される一方他端は上部ガイドレール24内でローラーを介して進退するように連結されている。ピット3内の底部には、密封部材4により雨水などの浸入がないようにしてあるが、仮に浸水した場合のために排水ポンプ25を備えてある。
津波Tの襲来が警告された場合、駆動部14が駆動されて駆動ローラー19が引き方向に連動し、これにより、下部リンク10A,10Bがピット3から立ち上がるとともに上部リンク11もピット3より大きく立ち上がるため昇降フレーム23は図4のように高く持ち上がり、その結果、ヘリコプター2は津波(押し波)Tの襲来から護られる。勿論引き波−Tからも護られる。尚、以下の実施形態でも同様であるが、ヘリコプター2などの航空機をそれを支持する床面に対し安定化用のストッパを構成することができる。
尚、27は緩衝杭で、津波T,−Tや漂流物の襲来からリフター7を護りヘリコプター2が衝撃で落下しないようにするためのものである。この緩衝杭27はリフター7の上昇に連動して立ち上がるようになっている。ピット3の前後には複数本の縦溝28が形成されて、その内部に緩衝杭27が伏した状態で収められて軸29回りに同期して回転可能とされている。緩衝杭27と昇降フレーム23との間はバネ30付きの牽き材(リンクチェーンなど)31で連結されている。32は収納溝で、牽き材31を通し収めるためのものである。33は蓋でヒンジ34により横開き可能になっている。
昇降フレーム23が上昇すると、図4のように、牽き材31が引っ張り上げられ、それにより緩衝杭27が立上げられる。バネ30により緩衝杭27は確実に立ち上がる。緩衝杭27には係合爪36に係合してゆくレバー37を備えておいて立ち上がった状態をロックしてゆくように構成すれば、例えば、津波Tが後側(図4の左側)の緩衝杭27に作用しても倒れるようなことがなく、また津波−Tが前方(図4の右側)の緩衝杭27に作用しても倒れるようなことがない。その一方で、レバー37を係合爪36から外せば元の状態に容易に収めることもできる。この緩衝杭27はピット3の前後のみに配備されているが、ピット3の左右側脇(図4の紙面に直交する方向サイド)にも配備することもできる。
図5および図6は他の実施形態を示す。この実施形態は、大型旅客機40を対象にした津波対策装置についてのもので、ピット3は旅客機40に対応した大きい凹み状のもので、その内部には複数基のリフター7…が設置されている。これらについて図1ないし図4と同様の構成には同じ符号を付して説明は省略する。41は共通昇降フレーム(航空機を下から受け止める手段)で、昇降フレーム23を1つのフレームでつなぐものとなっている。この共通昇降フレーム41の周縁に密封部材4が対応して水の浸入を防ぐようにしてある。
尚、この実施形態の場合も前記のような緩衝杭27を配備することができる。
図7は他の実施形態を示す。この実施形態は、リフターのリンク駆動方法をボールナット・ネジ軸方式としたものを示す。44はシリンダブラケット、45はリンクブラケットで、下部リンク46Aの一端はリンクブラケット45に軸止めされ、下部リンク46Bの他端のローラーはガイドレール47に進退自在としてある。シリンダ48は、基部がシリンダブラケット44に駆動軸49を介して支持されている。駆動軸49は基部ケース50内の伝動ギア51を介してネジ軸52を回転させるとともに、ネジ軸52はボールナット53を介して進退ロッド54を出し入れ可能とする。進退ロッド54はガイドシリンダ55に添って進退する。このようにオールナット・ネジ軸方式の駆動シリンダとX字形のリンクの複数組を介して前記のようなリフターを構成したものである。その他の構造は図1ないし図6のいずれにも適用できる。
図8および図9は他の実施形態を示す。この実施形態は、ボールナット・ネジ軸方式のシリンダ58の複数本を縦軸状にしてピット59内に立設配備し、そのうちの一対を共通駆動軸60で同期駆動可能にしたものである。61は駆動部、62は伝動ギア装置で、これらのシリンダ58により昇降フレーム63が上下運動するようになっている。64は戦闘機であるが、セスナ機やヘリコプターその他の航空機でもよい。
図10および図11は他の実施形態を示す。この実施形態は、戦闘機66などの航空機を津波流Tが襲来する前の先行津波流tにより高いところに上昇させて避難させるようにしたものである。67は基盤、68はピットで、このピット68内にはガイドローラー69により軽快確実に上昇し得るようにした中空密閉型のフロートであるリフター70を装備している。このリフター70はその底面に凸部71を複数装備しその間を通水路72として形成することでリフター70の底面に水が行き渡るようにしてある。基盤67内の通水路72に臨む個所には先行津波流tが圧力をもって流れ込むように複数本の作用路73が形成されている。またこの作用路73に直交する縦方向には、シリンダ74が前後をなすように配置され、これらシリンダ74を通じて中空パイプ製の緩衝杭75が上向きに突き上がるように挿入されている。76は圧力発生溜まりである。
戦闘機66は図10の実線のようにリフター70上に待機しており、そこで津波の警報が出るとその時点では上昇を開始せず、実際にリフター70から離れた海岸に津波流Tが襲来した時点で先行津波流tが作用路73に作用してくることで上昇作用する。津波流tは緩衝杭75を持ち上げるとともに通水路72を通じてリフター70を上昇させて戦闘機66を高く避難させた状態とすることができる。この方式によれば、地震で電動機が作動しなくなっても津波流を利用して作動させるので確実な作動が約束される。
尚、リフター70は最終的にピット68内から抜け出し浮遊することも考えられるが、その際緩衝杭75が抵抗体として作用するので勝手に流されるおそれはない。
図12および図13は飛行場施設内への津波流の襲来を飛行場80の襲来側前方において未然に食い止めるようにした実施形態を示す。飛行場80の前方縁部にはブラケット81が配備され、これらブラケット81を介する前部には1本の軸82が設けられている。この軸82を介して複数本の中空浮上型防護杭83が起倒自在に配備されている。各防護杭83にはワイヤ84が上下複数本通されるとともにワイヤ84の外周には浮き上がりやすくしかも防護効果を上げるためのフロート85が取り付けられている。また、防護杭83の先端には津波流Tによって起き上がりを起生しかつ浮き上がるようにする先端フロート86が装着されている。尚、87は通水性防護面体で金属網や多孔質材、エキスパンドメタルなどである。この防護面体87は、前記ワイヤ84の本数如何によっては設けないこともある。
津波流Tが第1段階の押し波として襲来してくると先端フロート86を介して防護杭83が起こされさらにフロート85を介して大きな浮上力を得て垂直状態に立上げられる。防護杭83はブラケット81に背を当てられて固定され津波流Tおよび漂流物をそこで抑え込むようにする。通水性防護面体87はさらに細かい泥状物などを抑え込む。この実施形態は図1ないし図11までその他の実施形態にも組み合わせて適用され得る。
図14ないし図16は、リフター90上で上昇し避難される航空機が襲来する津波流に伴うオイルなどの油分により火災に巻き込まれないようにした実施形態を示す。図14はその平面図、図15はその一部断面図を示すもので、リフター90はピット91の上面にあり図示しない前記実施形態のような各種機構を採用可能である。92は周溝で、ピット91やリフター90の外周りを取り囲むようにして基盤93に形成されている。この周溝92内に添って上下に伸縮可能な膜材94とその上端に添った耐熱・耐火性遮蔽フロート95とでなる防護フェンスが収められている。96は防護フェンスを溝底に取り付けるためのアンカー、97は自動脱着可能な蓋であり、前記膜材94の適所には浮上を促進するための補助フロート94a…が取り付けられている。98は作用路で、津波流の一部である先行流tが作用して防護フェンスに浮上を促すための流路である。
図15に示すように津波流の先行流tが作用路98に作用してくると、図16のように膜材94が伸びながら遮蔽フロート95が浮上してゆく。これにより、防護フェンスはリフター90周りを囲むことになるので、あとで襲ってくる油分や現火災流源などから遮って護ってくれる。尚、膜材94の一部に通水部99を設けておけば水分のみを流して過度の抵抗をなくすことができる。
図17および図18は他の津波対策装置についての実施形態を示す。100は飛行場の基盤で、その基盤100にはレール上面が基盤上面と同一レベルとなるようにして一対のガイドレール101が敷設されている。これらガイドレール101間の一方のスペース上にはヘリコプター102である航空機を載せて待機させ得る架台付き搭載台(航空機を下から受け止める手段)103が設置されている。この搭載台103はその4個所にアイボルト式の被係合具104が設けられている。この搭載台103は基盤100と同じ上面となるように設定してもよい。
一方、ガイドレール101の長手方向他側方には、自走式リフトキャリア(持ち上げて保持する手段)107がガイドレール101に沿って進退可能に設けられている。同キャリア107は、下端に自走用の走行ローラー108を備えた4本の支柱109と、これら支柱109を下部ブロックおよび上端において連結する横連結材110とを備えるとともに、前部にはパイロット室111を備え、上端には電動ウインチ112を備えている。ウインチ112により矩形枠状の受枠113が昇降し、その受枠113から垂下されたフック式の係合具114は前記被係合具104に係合し得るものになっている。係合具114は被係合具104に対して係脱可能な機構としたり電磁石で脱着可能に構成することもできる。自走機構の詳細説明は省略する。自走機構を含むキャリア107全体の駆動源は、地震時にも起動し得るエンジンが好ましいが電動式であったり、エンジンと電動の組み合わせ式にしてもよい。電動式はキャリア107それ自体に搭載したソーラー方式によるものも含む。
津波警報が出されたとき、リフトキャリア107はガイドレール101に沿って矢印方向に進行する。そして、図18の仮想線のようにヘリコプター102を含む搭載台103を跨ぐところまで対応すると係合具114を下げて被係合具104に係合させる。そのあと、搭載台103をリフトアップさせればそのあとにくる津波流から逃れることができる。引き波など津波流が去ったあとは搭載台103を降ろせば再使用可能となる。尚、支柱109とガイドレール101とは互いに一時連結ロック・連結解除可能にしておけば、津波流や漂流物などでリフトキャリア107それ自体が流されたり倒壊したりするおそれがなくなる。
前記リフトキャリア107はフォークを備えて搭載台103下に差し入れリフト可能に構成したものでもよい。
尚、図19に示すように、ガイドレールなしで基盤100上を自由に走行可能なリフトキャリア107としてもよい。同図には、係合具114の一例として電磁石式のものが示されている。116は走行台車で、自走タイヤ117を装備している。この例でもフォーク式を採用できる。
図20および図21は他の実施形態を示す。同実施形態は、リフトキャリア120が戦闘機121である航空機をリフトアップして一時避難台135上に載せ付けて津波か逃れるようにしたものである。リフトキャリア120は、走行ローラー123付き支柱124と横連結材125とで枠組みされパイロット室126や電動ウインチ127、受枠128などを備えたものになっている。受枠128には複数の電磁石式吸着保持具129が設けられている。130はガイドレール131間に基盤132と同一面状をなして設置されたリフト台(航空機を下から受け止める手段)であり、またその前方にはコラム133上に避難ステージ134を取り付けた一時避難台135を設置してある。吸着保持具129はフック係合式のものでもよい。
津波警報が出ると、リフトキャリア120が前進し吸着保持具129下げてリフト台130側に吸着させそのあとリフトアップして戦闘機121を持ち上げてのちリフトキャリア120を前進させてリフト台130を避難ステージ134上に載せ付ける。そのあと吸着保持具129の電源を切ってもよいがそのままにしておくとリフトキャリア120とリフト台130との連携関係が保たれて津波や漂流物が襲来してきても戦闘機121の安定性が確保される。
図22および図23は他の実施形態を示す。この実施形態は、ガイドレール138間にリフト台139と一時避難台140とを設置しておき、その手前に走行ローラー141で進退可能なリフトキャリア142を配置しておいて津波警報時にリフト台139を介してその上のヘリコプター(航空機)143を旋回ブーム144で吊上げて一時避難台140上に避難させるようにしたものである。
リフトキャリア142は、4本の低い支柱145上をコの字形をした連結材146で繋いで基枠とし、その基枠上の1隅部に縦軸状のセンター支柱147を立設し、この支柱147の上端に旋回駆動部148を介して旋回ブーム144を水平旋回自在に取り付けてある。支柱147には昇降駆動手段149により受枠150を昇降可能にしたもので、受枠150の吸着保持具151がリフト台139上に電磁的に吸着できるようになっている。
したがって、津波警報が出ると、リフトキャリア142が前進したり旋回ブーム144が旋回されるなどによりヘリコプター143を搭載するリフト台139をリフトキャリア142が跨ぐように位置制御され、そのあと受枠150が降ろされて吸着保持具151がリフト台139上に電磁吸着される。そのあと、昇降駆動手段149によりヘリコプター143とリフト台139が持ち上げられ、そのままリフトキャリア142が前進されて一時避難台140上にリフト台139が対応するように移送されて降ろされるとヘリコプター143は津波から逃れ得る状態となる。
尚、図22の平面図に示すように、一時避難台140はガイドレール138外にあるように設置してその上までリフト台139およびヘリコプター143を旋回避難させるようにしてもよい。
図24は、セシウムなどの放射性物質による被爆対策を示す付加的な提案例であって、その1枚の遮蔽原板155を示す。この遮蔽原板155は、発泡スチロールやコンパネなどでなる前後に対向する2枚の外板156,156間に金属網製の複数枚の補強芯材157を面状でかつ平行状に介して「EAGLE8」(商品名)である遮蔽質材158を流し込んで固化し1枚ものとして仕上げてある。その遮蔽原板155は、例えば、図24の仮想線のように一定寸法の矩形にカットすることにより遮蔽製品板159が得られる。その寸法には各仕様のものがあるが、例えば、図25に示す製品板159は、その右欄に示すように、家屋の立壁161や天壁162に添って一面にくまなく貼着したあと各目地については目地カバー163をまたコーナーについてはアングル型コーナーカバー164を装着して遮蔽効果を上げるようにする。勿論、これらカバー163,164についてもその左に示す遮蔽製品板159と同様の「EAGLE8」をサンドイッチにしたものを使用することができる。
尚、前記遮蔽製品板159は、図示しないが、その他の適用例としては、バスの内壁全体や幌付き車両や箱型収納庫付き車両の内面全体を対象にくまなく貼着内装して外部からの放射性物質の透過侵入を完全に遮断しその内部での安全生活空間の確保を可能にすることができるようにする。
図26は化粧ケースについての付加的な提案例を示し、このケースは、台座166上に底板167を、またその上に天板168を備えるとともに、左右に側板169を、また奥側に背板170を備えたもので、前面には透明な通覧板171を備える。そして、前記底板167の上面には、純金質で盛り上がった日本列島の形に造り上げた装飾品本体172が図27、図28のように貼着されるとともに、その日本列島のある個所にはミニチュア国旗(日の丸)セット173が抜差可能に立てられており、さらに背板170と左右の側板169の内面は、金の茶室を演出するような金塗り化粧とされてケース全体が仕上げられている。
1…基盤 2…ヘリコプター(航空機) 3…ピット 7…リフター。

Claims (1)

  1. 飛行場の特定一部に待機する航空機を下から受け止める手段と、この受け止める手段を高く持ち上げて保持する手段とを有する津波対策装置。
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