JP2014212541A - ピアツーピア通信および広域ネットワーク(wan)通信の多重化 - Google Patents

ピアツーピア通信および広域ネットワーク(wan)通信の多重化 Download PDF

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Abstract

【課題】ピアツーピア通信と広域ネットワーク(WAN)通信とをサポートするための技法を提供する。【解決手段】P2P通信は、アップリンク・スペクトルでサポートされる。ユーザ機器(UE)は、(i)WAN通信のためにダウンリンク・スペクトルとアップリンク・スペクトルの両方で基地局と、また(ii)P2P通信のためにアップリンク・スペクトルのみで別のUEと、通信する。別の態様では、P2P通信は、2つのUEのためにダウンリンクとアップリンクとを(または送信リンクと受信リンクとを)時分割多重化することによってサポートされる。さらに別の態様では、WAN通信およびP2P通信は時分割多重化され、それにより両方がUEによって同時にサポートされる。さらに別の態様では、WAN送信とP2P送信との間の干渉を避けるために、これらの送信間の送信ギャップがもたらされる。【選択図】図7

Description

本出願は、2010年4月15日に出願され、参照により本明細書に全部組み込まれる「PEER−TO−PEER COMMUNICATIONS IN LONG TERM EVOLUTION SYSTEM」と題する仮米国出願第61/324,612号の優先権を主張する。
本開示は、一般に通信に関し、より詳細には、ピアツーピア(P2P)通信をサポートするための技法に関する。
ワイヤレス通信ネットワークは、ボイス、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々な通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレス・ネットワークは、利用可能なネットワーク・リソースを共有することによって複数のユーザをサポートすることが可能な多元接続ネットワークとすることができる。そのような多元接続ネットワークの例には、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークがある。ワイヤレス通信ネットワークは、広域ネットワーク(WAN)と呼ばれることもある。
ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのユーザ機器(UE)の通信をサポートすることができるいくつかの基地局を含むことができる。UEは、基地局と通信することができる。UEはまた、1つまたは複数の他のUEとピアツーピアに通信することが可能であり得る。UEのP2P通信を効果的にサポートすることが望まれ得る。
本明細書では、P2P通信とWAN通信とをサポートするための技法について説明する。一態様では、P2P通信は、周波数分割複信(FDD)展開においてWANによって使用されるアップリンク・スペクトルでサポートされ得る。1つの設計では、UEは、WAN通信のためにアップリンク・スペクトルとダウンリンク・スペクトルの両方で基地局と通信することができる。UEは、P2P通信のためにアップリンク・スペクトルのみで別のUEと通信することがある。P2P送信は、アップリンク・スペクトルでWAN送信と時分割多重化(TDM)され、かつ/または周波数分割多重化(FDM)されることがある。
別の態様では、P2P通信は、2つのUEのためにダウンリンクとアップリンクとを(または送信リンクと受信リンクとを)時分割多重化することによってサポートされ得る。1つの設計では、第1のUEは、P2P通信のために第1のサブフレームにおいて1つのスペクトルで第2のUEにデータを送信することができる。第1のUEは、P2P通信のために第2のサブフレームにおいて同じスペクトルで第2のUEによって第1のUEに送られたデータを受信することができる。第1のサブフレームは、第2のサブフレームと時分割多重化され得る。スペクトルは、アップリンク・スペクトル、専用スペクトルなどであり得る。
さらに別の態様では、WAN通信およびP2P通信は時分割多重化され、それにより両方が1つのUEによって同時にサポートされ得る。1つの設計では、第1のUEは、WAN通信のために少なくとも1つの第1のサブフレームにおいて基地局と通信することができる。第1のUEは、少なくとも1つの第2のサブフレームにおいて第2のUEと通信することができ、少なくとも1つの第2のサブフレームは、少なくとも1つの第1のサブフレームと時分割多重化され得る。第1のUEは、異なるサブフレームにおいて基地局および第2のUEと同時通信することができる。
さらに別の態様では、WAN送信とP2P送信との間の干渉を避けるために、これらの送信間の送信ギャップがもたらされ得る。1つの設計では、第1のUEは、WAN通信のために基地局に対し第1のサブフレームにおいて第1のデータ送信を送ることができる。第1のUEは、P2P通信のために第2のUEによって第1のUEに対し第2のサブフレームにおいて送られた第2のデータ送信を受信することができる。第2のデータ送信は、送信ギャップによって第1のデータ送信から分離可能であり、この送信ギャップは後述のように様々な方法で取得され得る。
本開示の様々な態様および特徴について以下でさらに詳細に説明する。
P2P通信をサポートするワイヤレス・ネットワークを示す図。 周波数分割複信(FDD)のためのフレーム構造を示す図。 時分割複信(TDD)のためのフレーム構造を示す図。 HARQによるデータ送信の例を示す図。 HARQによるデータ送信の例を示す図。 インターレース送信構造を示す図。 P2P通信をサポートするリソース区分方式を示す図。 P2P通信をサポートするリソース区分方式を示す図。 P2P通信をサポートするリソース区分方式を示す図。 FDDにおけるP2P通信に対するサブフレームの割振りを示す図。 図7に示すサブフレーム割振りの場合における同時のP2P通信とWAN通信とを示す図。 図7に示すサブフレーム割振りの場合における同時のP2P通信とWAN通信とを示す図。 TDDにおけるP2P通信に対するサブフレームの割振りを示す図。 TDDにおけるP2P通信に対するサブフレームの割振りを示す図。 TDDにおけるP2P通信に対するサブフレームの割振りを示す図。 図9Bに示すサブフレーム割振りの場合における同時のP2P通信とWAN通信とを示す図。 図9Bに示すサブフレーム割振りの場合における同時のP2P通信とWAN通信とを示す図。 図9Cに示すサブフレーム割振りの場合における同時のP2P通信とWAN通信とを示す図。 図9Cに示すサブフレーム割振りの場合における同時のP2P通信とWAN通信とを示す図。 TDDにおける送信ギャップを取得するためのいくつかの方式を示す図。 FDDにおける送信ギャップを取得するためのいくつかの方式を示す図。 FDDにおける送信ギャップを取得するためのいくつかの方式を示す図。 FDDにおける送信ギャップを取得するためのいくつかの方式を示す図。 アップリンク・スペクトルでP2P通信をサポートするためのプロセスを示す図。 P2P通信をサポートするためのプロセスを示す図。 WAN通信とP2P通信とをサポートするためのプロセスを示す図。 WAN送信とP2P送信との間の送信ギャップを取得するためのプロセスを示す図。 UEのブロック図。 基地局のブロック図。 基地局およびUEの別のブロック図。
本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のワイヤレス・ネットワークなど、様々なワイヤレス通信ネットワークに使用できる。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装することができる。UTRAは、Wideband CDMA(WCDMA)(登録商標)、時分割同期CDMA(TD−SCDMA)およびCDMAの他の変形態を含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、Global System for Mobile Communications(GSM)(登録商標)などの無線技術を実装することができる。OFDMAネットワークは、Evolved UTRA(E−UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装することができる。UTRAおよびE−UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。FDDとTDDの両方における3GPP Long Term Evolution(LTE)およびLTE−Advanced(LTE−A)は、ダウンリンク上ではOFDMAを利用し、アップリンク上ではSC−FDMAを利用するE−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上記のワイヤレス・ネットワークおよび無線技術、ならびに他のワイヤレス・ネットワークおよび無線技術に使用できる。明快のために、本技法のいくつかの態様について以下ではLTEに関して説明し、以下の説明の大部分でLTE用語を使用する。
図1は、WAN100を示しており、これはLTEネットワークまたは何らかの他のWANとすることができる。WAN100は、いくつかの進化型ノードB(eNB)および他のネットワーク・エンティティを含むことができる。簡単のために、図1には、3つのeNB110a、110bおよび110cならびに1つのネットワーク・コントローラ130のみを示す。eNBは、UEと通信するエンティティとすることができ、基地局、ノードB、アクセスポイントなどと呼ばれることもある。各eNBは、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供することができ、カバレージエリア内に位置するUEの通信をサポートすることができる。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用される状況に応じて、eNBのカバレージエリアおよび/またはこのカバレージエリアにサービスしているeNBサブシステムを指すことがある。3GPP2では、「セクタ」または「セルセクタ」という用語は、基地局のカバレージエリアおよび/またはこのカバレージエリアにサービスする基地局サブシステムのカバレージエリアを指すことができる。明快のために、本明細書の説明では「セル」の3GPP概念を使用する。
eNBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にする。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にする。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、家庭)をカバーし、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE)による限定アクセスを可能にする。図1に示す例では、WAN100はマクロセルのためのマクロeNB110aと、110bと、110cとを含む。WAN100は、ピコセルのためのピコeNBおよび/またはフェムトセルのためのホームeNB(HeNB)(図1には示されていない)を含むこともできる。
WAN100はまた、リレーを含み得る。リレーは、上流エンティティ(たとえば、eNBまたはUE)からデータの送信を受信し、そのデータの送信を下流エンティティ(たとえば、UEまたはeNB)に送るエンティティであり得る。リレーはまた、他のUEに対する送信を中継するUEとすることができる。
ネットワーク・コントローラ130は、eNBのセットに結合することができ、これらのeNBの調整および制御を行うことができる。ネットワーク・コントローラ130はバックホールを介してeNBと通信し得る。eNBも、バックホールを介して互いに通信することができる。
UE120はWAN100全体に分散でき、各UEは固定型または移動型とすることができる。UEは、局、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニットなどと呼ばれることもある。UEは、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、スマートフォン、ネットブック、スマートブック、タブレットなどとすることができる。UEは、eNB、リレー、他のUEなどと通信することができる。
本明細書の説明では、WAN通信は、たとえば別のUEなどのリモートエンティティと通話するための、UEとeNBとの間の通信を指す。P2P通信は、eNBを介さない、2つ以上のUE間の直接通信を指す。WAN UEは、WAN通信に関心を持っているか、WAN通信に関与しているUEである。P2P UEは、P2P通信に関心を持っているか、P2P通信に関与しているUEである。
図1に示す例では、UE120aおよび120bは、eNB110aのカバレージ内にあり、ピアツーピアに通信する。UE120cおよび120dは、eNB110bのカバレージ内にあり、ピアツーピアに通信する。UE120eおよび120fは、異なるeNB110bおよび110cのカバレージ内にあり、ピアツーピアに通信する。UE120g、120hおよび120iは、eNB110cのカバレージ内にあり、ピアツーピアに通信する。図1における他のUE120は、WAN通信に関与している。
2つ以上のUEからなる1つのグループは、P2P通信に関与することができ、P2Pグループと呼ばれ得る。1つの設計は、協調P2P(coordinated P2P)と呼ばれることがあり、この設計では、P2Pグループ内の1つのUEをP2Pグループオーナー(またはP2Pサーバ)に指定することができ、P2Pグループ内の残りの各UEをP2Pクライアントに指定することができる。P2Pサーバは、WANとシグナリングを交換する、P2Pサーバと(1つまたは複数の)P2Pクライアントとの間のデータ送信を調整するなどの一定の管理機能を実行することができる。別の設計は、アドホックP2Pと呼ばれることがあり、この設計では、P2Pグループ内のすべてのUEが、P2P通信のためにデータを送受信する目的で同様の機能を実行することができる。この設計では、P2P内のいかなるUEも、P2Pグループのための管理機能を課せられない。本明細書で説明する技法は、P2Pグループオーナーの有無にかかわりなく、協調P2PとアドホックP2Pの両方に使用できる。明快のために、以下の説明の大部分は、P2PグループオーナーがP2Pクライアントとピアツーピアに通信するケースについてのものである。
一般に通信は、ダウンリンクおよびアップリンク上での送信を通じて促進され得る。WAN通信の場合、ダウンリンク(または順方向リンク)はeNBからUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)はUEからeNBへの通信リンクを指す。WAN通信の場合のダウンリンクはWANダウンリンクと呼ばれることもあり、WAN通信の場合のアップリンクはWANアップリンクと呼ばれることもある。協調P2P通信の場合、P2PダウンリンクはP2PグループオーナーからP2Pクライアントへの通信リンクを指し、P2PアップリンクはP2PクライアントからP2Pグループオーナーへの通信リンクを指す。アドホックP2P通信の場合、P2Pダウンリンクは1つの特定のUEから(1つまたは複数の)ピアUEへの通信リンクを指すことがあり、P2Pアップリンクは(1つまたは複数の)ピアUEからこの特定のUEへの通信リンクを指すことがある。したがって、アドホックP2P通信の場合のP2PダウンリンクとP2Pアップリンクとは、対称的であることがあり、方向のみが異なり得る。
WAN100はFDDまたはTDDを利用し得る。FDDの場合、ダウンリンクおよびアップリンクには、2つの別個の周波数チャネルを割り振ることができ、これらはダウンリンク・スペクトルおよびアップリンク・スペクトルと呼ばれることがある。送信はダウンリンク・スペクトルおよびアップリンク・スペクトルで同時に送られ得る。TDDの場合、ダウンリンクとアップリンクとは同じ周波数チャネルまたはスペクトルを共有することができる。送信は、異なる時間間隔において同じスペクトルでダウンリンクおよびアップリンク上で送られ得る。一般に、「スペクトル」という用語は、周波数レンジを総称的に指すことができ、これは周波数チャネル、サブバンドなどに対応し得る。
図2に、LTEにおけるFDDのために使用されるフレーム構造200を示す。ダウンリンクおよびアップリンクの各々の送信タイムラインは無線フレームの単位に区分され得る。各無線フレームは、所定の持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を有することができ、0〜9のインデックスをもつ10個のサブフレームに区分できる。各サブフレームは2個のスロットを含むことができる。したがって、各無線フレームは、0〜19のインデックスをもつ20個のスロットを含むことができる。各スロットは、L個のシンボル期間、たとえば、(図2に示すように)通常の巡回プレフィックスの場合は7つのシンボル期間、または拡張された巡回プレフィックスの場合は6つのシンボル期間を含み得る。各サブフレーム中の2L個のシンボル期間には0〜2L−1のインデックスが割り当てられ得る。FDDの場合、ダウンリンク・スペクトル向けの各サブフレームは、ダウンリンク・サブフレームと呼ばれることがある。アップリンク・スペクトル向けの各サブフレームは、アップリンク・サブフレームと呼ばれることがある。
図3に、LTEにおけるTDDのために使用されるフレーム構造300を示す。送信タイムラインは無線フレームの単位に区分でき、各無線フレームは、0〜9のインデックスをもつ10個のサブフレームに区分できる。LTEは、TDDのためのいくつかのダウンリンクアップリンク構成をサポートする。すべてのダウンリンクアップリンク構成について、サブフレーム0および5はダウンリンク(DL)のために使用され、サブフレーム2はアップリンク(UL)のために使用される。サブフレーム3、4、7、8および9は、それぞれダウンリンクアップリンク構成に応じてダウンリンクまたはアップリンクのために使用できる。サブフレーム1は、ダウンリンク制御チャネルならびにデータ送信のために使用されるダウンリンク・パイロット・タイムスロット(DwPTS)と、無送信のガード期間(GP)と、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)またはサウンディング基準信号(SRS)のいずれかに使用されるアップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)とから構成される3つの特殊フィールドを含む。サブフレーム6は、ダウンリンクアップリンク構成に応じて、DwPTSのみ、または3つすべての特殊フィールド、またはダウンリンク・サブフレームを含むことができる。DwPTS、GPおよびUpPTSは、様々なサブフレーム構成について様々な持続時間を有することができる。TDDの場合、ダウンリンクに使用される各サブフレームは、ダウンリンク・サブフレームと呼ばれることがある。アップリンクに使用される各サブフレームは、アップリンク・サブフレームと呼ばれることがある。
LTEはFDDとTDDの両方の場合に、ダウンリンク上では直交周波数分割多重(OFDM)を利用し、アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重(SC−FDM)を利用する。OFDMおよびSC−FDMは、周波数レンジを、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(NFFT個)の直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアはデータにより変調され得る。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMでは時間領域で送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(NFFT)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、サブキャリア間隔は15キロヘルツ(KHz)であり得、NFFTは、1.25、2.5、5、10または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対してそれぞれ128、256、512、1024または2048に等しくなり得る。システム帯域幅をサブバンドに区分することもできる。各サブバンドは、たとえば1.08MHzの周波数レンジをカバーすることができる。
FDDとTDDの両方の場合に、OFDMシンボルがダウンリンク・サブフレームの各シンボル期間中で送信され得る。SC−FDMAシンボルがアップリンク・サブフレームの各シンボル期間中で送信され得る。
WAN100は、信頼性を高めるためにハイブリッド自動再送信(HARQ)によるデータ送信をサポートすることができる。HARQの場合、送信機は、データのパケットの最初の送信を送ることができ、必要に応じて、パケットが受信機によって正しく復号されるか、または、パケットに関して最大回数の送信が送られるか、または、何らかの他の終了条件に遭遇するまで、パケットの1回または複数回の追加の送信を送ることができる。
図4Aに、HARQを用いたダウンリンク上でのデータ送信の例を示す。UEは、eNBのためにダウンリンクのチャネル品質を推定し得、eNBに対し、ダウンリンク・チャネル品質を示すチャネル品質インジケータ(CQI)を送り得る。eNBは、ダウンリンク上でのデータ送信用にUEをスケジュールすることができ、CQIに基づいて変調および符号化方式(MCS)を選択することができる。eNBは、UEに対しダウンリンク許可とパケットの送信とを送ることができる。ダウンリンク許可は、選択されたMCS、割り当てられたリソースなどを含むことができる。UEは、eNBからのデータ送信を処理し、パケットが正しく復号された場合に肯定応答(ACK)を送り、パケットが誤って復号された場合に否定応答(NACK)を送ることができる。eNBは、NACKを受信した場合はパケットの別の送信を送ることができ、ACKを受信した場合はパケットの送信を終了させることができる。ダウンリンク上でのデータ送信およびアップリンク上でのACK/NACKフィードバックは、同様の方法で継続し得る。
図4Bに、HARQを用いたアップリンク上でのデータ送信の例を示す。UEは、送信すべきデータを有し得、スケジューリング要求をeNBに送り得る。eNBは、アップリンク上でのデータ送信用にUEをスケジュールすることができ、アップリンク許可をUEに送ることができる。アップリンク許可は、選択されたMCS、割り当てられたリソースなどを含むことができる。UEはアップリンク許可に従ってパケットの送信を送ることができる。eNBは、UEからのデータ送信を処理し、復号結果に応じてACKまたはNACKを送ることができる。UEは、NACKを受信した場合はパケットの別の送信を送ることができ、ACKを受信した場合はパケットの送信を終了させることができる。アップリンク上でのデータ送信およびダウンリンク上でのACK/NACKフィードバックは、同様の方法で継続し得る。
図5に、ダウンリンクおよびアップリンクの各々のために使用できる例示的なインターレース送信構造500を示す。0〜M−1のインデックスをもつM個のインターレースを定義することができ、ここで、Mは、4、6、8、またはある他の値に等しくなり得る。各インターレースは、M個のサブフレームだけ離間したサブフレームを含むことができる。たとえば、インターレースmは、m、m+M、m+2Mなどを含むことができる。M個のインターレースは、HARQに使用可能であり、HARQインターレース、HARQプロセスなどと呼ばれることがある。HARQの場合、送信機は、同じインターレースの異なるサブフレームにおいてパケットの送信すべてを送ることができる。送信機は、異なるインターレースにおいて異なるパケットの送信を送ることができる。
図4Aおよび図4Bに示すように、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ送信は、各リンクに1つのインターレースでサポートされ得る。ダウンリンク上でのデータ送信の場合、ダウンリンク向けのインターレースのサブフレームにおいてデータを送ることができ、アップリンク向けのインターレースのサブフレームにおいてACK/NACKフィードバックを送ることができる。アップリンク上でのデータ送信の場合、アップリンク向けのインターレースのサブフレームにおいてデータを送ることができ、ダウンリンク向けのインターレースのサブフレームにおいてACK/NACKフィードバックを送ることができる。より多くのインターレースを各リンクに使用することで、容量を拡大し、遅延を減らし、かつ/または他の利益を得ることができる。
P2P通信は、とりわけUEが互いに接近して位置する場合に、WAN通信と比較していくつかの利点を提供することができる。特に、2つのUE間の経路損失が、いずれかのUEとそのサービングeNBとの間の経路損失よりも大幅に小さくなり得るので、効率性が高まり得る。さらに2つのUEは、WAN通信向けの2つの送信「ホップ」(すなわち、1つのUEからサービングeNBへのアップリンク向けのホップ、および同じまたは異なるeNBから他のUEへのダウンリンク向けの別のホップ)を経由する代わりに、P2P通信向けの単一の送信ホップを経由して直接通信することができる。P2P通信をこのようにして利用してUEの能力を高めるとともに、P2P通信に負荷を移すことによってネットワーク容量を拡大することもできる。
一般にP2P通信は、同一チャネルP2P展開においてWAN100によって使用される同じスペクトルで、またはWAN100によって使用されない異なるスペクトルでサポートされ得る。同一チャネルP2P展開は、たとえば、P2P通信をサポートするために別個のスペクトルを利用することが不可能なときに利用され得る。以下の説明の大部分は、同一チャネルP2P展開を想定している。しかしながら、本明細書で説明する技法は、専用スペクトルによるP2P展開にも適用できる。
一態様では、P2P通信は、FDD展開においてWANによって使用されるアップリンク・スペクトルでサポートされ得る。規制上の制約から、FDDにおいてWANによって使用されるダウンリンク・スペクトルとアップリンク・スペクトルの両方でP2P通信をサポートするのは難しい場合や、不可能な場合がある。したがって、アップリンク・スペクトルで利用可能な時間周波数リソースの一部をP2P通信に割り振ることによって、P2P通信はアップリンク・スペクトルでサポートされ得る。
別の態様では、WAN通信とP2P通信との間におけるTDM区分によりフレーム構造を定義し、それにより両方がUEによって同時にサポートされ得る。これは、一部のサブフレームをP2P通信に割り振り、残りのサブフレームをWAN通信に使用することによって達成できる。さらに別の態様では、TDM区分はP2PダウンリンクとP2Pアップリンクの両方に利用可能で、これによりUEは、P2PダウンリンクとP2Pアップリンクの両方の場合に同じスペクトルで動作することができる。これは、P2P通信に割り振られた一部のサブフレームをP2Pダウンリンクに使用し、割り振られた残りのサブフレームをP2Pアップリンクに使用することによって達成できる。
図6Aに、周波数分割多重(FDM)によりアップリンク・スペクトルでP2P通信をサポートする設計を示す。この設計では、アップリンク・スペクトルの一部分が、P2P通信の持続時間全体にわたりUEグループに割り当てられ得る。異なるUEグループは、アップリンク・スペクトルの重複しない異なる部分を割り当てられ得る。たとえば、第1のUEグループに第1の部分612を割り当て、第2のUEグループにアップリンク・スペクトルの第2の部分614を割り当てることができる。アップリンク・スペクトルの残りの部分は、WAN通信に使用できる。
図6Bに、時分割多重(TDM)によりアップリンク・スペクトルでP2P通信をサポートする設計を示す。この設計では、アップリンク・スペクトル向けのいくつかのサブフレームが、P2P通信のためにUEに割り当てられ得る。異なるUEグループは異なるサブフレーム、または場合によっては互いに過剰な干渉を引き起こさなければ同じサブフレームを割り当てられ得る。アップリンク・スペクトル向けの残りのサブフレームは、WAN通信に使用できる。
図6Cに、FDMとTDMの両方によりアップリンク・スペクトルでP2P通信をサポートする設計を示す。この設計では、いくつかのサブフレームにおけるアップリンク・スペクトルの一部分が、P2P通信のためにUEグループに割り当てられ得る。異なるUEグループは、アップリンク・スペクトルの、かつ/または様々なサブフレームにおいて、重複しない異なる部分を割り当てられ得る。たとえば、第1のUEグループ(G1)は、サブフレーム0および2においてアップリックスペクトルの第1の部分を割り当てられ得る。第2のUEグループ(G2)は、サブフレーム0、1および5においてアップリックスペクトルの第2の部分を割り当てられ得る。アップリンク・スペクトルでの残りの時間周波数リソースは、WAN通信に使用できる。
図6Aに示すFDM設計の場合、TDDフレーム構造はP2PダウンリンクおよびP2Pアップリンクに使用できる。P2Pグループごとに、いくつかのサブフレームをP2Pダウンリンクに割り振ることができ、残りのサブフレームをP2Pアップリンクに割り振ることができる。各P2P UEは、いくつかのサブフレームにおいてアップリンク・スペクトルの割り当てられた部分でデータを送信することができ、他のサブフレームにおいてアップリンク・スペクトルの割り当てられた部分でデータを受信することができる。一方で、P2P UEは(i)P2P通信のために別のUEからアップリンク・スペクトルでデータを受信することと、(ii)同じサブフレームにおいてWAN通信のためにeNBにアップリンク・スペクトルでデータを送信することとを求められることがあるので、P2P UEがP2P通信とWAN通信とを同時にサポートするのは難しいことがある。P2P UEは、UE内での送信機から受信機への信号漏洩のせいで、同じスペクトルで同時に送信および受信することが不可能なことがある。
図6Bに示すTDM設計および図6Cに示すFDM−TDM設計の場合も、TDDフレーム構造はP2PダウンリンクおよびP2Pアップリンクに使用できる。この場合、各P2P UEは、いくつかのサブフレームにおいてアップリンク・スペクトルの全部または一部分でデータを送信することができ、他のサブフレームにおいてアップリンク・スペクトルの全部または一部分でデータを受信することができる。図6Bおよび図6Cに示すように、P2P通信およびWAN通信は時分割多重化され、異なるサブフレームにおいて生じるので、P2P UEはP2P通信とWAN通信とを同時にサポートすることもできる。
図6A〜図6Cに示す設計はFDD展開に使用でき、前述のように、P2P通信はアップリンク・スペクトルでサポートされ得る。図6A〜図6Cに示す設計はTDD展開にも使用でき、P2P通信は同様に、アップリンク・サブフレーム(またはいくつかのダウンリンクおよびアップリンク・サブフレーム)においてサポートされ得る。
明快のために、以下の説明の大部分は、P2P通信が(i)FDD展開においてアップリンク・スペクトルで、または(ii)TDD展開においてアップリンク・サブフレームのみ、もしくはダウンリンク・サブフレームとアップリンク・サブフレームの両方においてサポートされることを想定している。以下の説明の大部分は、図6Cに示すFDM−TDM設計およびP2P通信のためのTDDフレーム構造の使用も想定している。
FDD展開では、たとえば図5示すように、ダウンリンクおよびアップリンクの各々についてM個のインターレースを定めることができる。アップリンク向けの1つのインターレースが、P2P通信に割り振られ得る。このインターレースにおけるサブフレームの半分は、P2Pダウンリンクに使用でき、このインターレースにおけるサブフレームの他方の半分は、P2Pアップリンクに使用できる。この場合、データの送信をサブフレームtにおいて送ることができ、ACK/NACKフィードバックをサブフレームt+Mにおいて送ることができ、データの別の送信をサブフレームt+2Mにおいて送ることができる、といった具合である。データ送信の後、M個のサブフレームにおいてACK/NACKフィードバックを送ることは、遅延に敏感なサービス(たとえば、ボイス)にふさわしくないことがある。したがって、遅延を減らすためにP2P通信に複数のインターレースが割り振られ得る。
図7に、P2P通信に対するFDD展開におけるアップリンク・スペクトル向けのサブフレームの例示的な割振りを示す。図7に示す例では、8つのインターレース0〜7がアップリンクのために利用可能であり、2つのインターレース3および7がP2P通信に割り振られ、残りの6つのインターレースがWAN通信に使用される。インターレース0〜2および4〜6におけるサブフレームはWANアップリンクに使用され得る。インターレース3におけるサブフレームはP2Pダウンリンクに使用され得る。インターレース7におけるサブフレームはP2Pアップリンクに使用され得る。
図7に示すように、2つの均等に離間したインターレース(たとえば、インターレース3および7)がP2P通信に割り振られ得る。さらに、2つの割り振られたインターレースにおけるサブフレームは、P2PダウンリンクおよびP2Pアップリンクに均等に割り振られ得る。この場合、8msのHARQ送信タイムラインがP2P通信向けにサポートされ得る。
P2PグループオーナーおよびP2Pクライアントは、P2PダウンリンクおよびP2Pアップリンクに割り振られたサブフレームにおいて通信することができる。eNBは、同じインターレースまたは異なるインターレースのいずれかのサブフレームにおいて、これらのサブフレームがP2PダウンリンクおよびP2Pアップリンク向けのサブフレームと異なる限り、P2PグループオーナーおよびP2Pクライアントに送信することができる。
図8Aに、図7に示すサブフレーム割振りの場合における同時のP2P通信およびWAN通信の1つの設計を示す。図8Aに示す設計では、eNBはサブフレーム0においてP2Pグループオーナーにデータ送信を送り、サブフレーム4におけるP2PグループオーナーからのACK/NACKフィードバックを受信し、サブフレーム8においてP2Pグループオーナーに別のデータ送信を送ることができる。同様に、eNBはサブフレーム0においてP2Pクライアントにデータ送信を送り、サブフレーム4におけるP2PクライアントからのACK/NACKフィードバックを受信し、サブフレーム8においてP2Pクライアントに別のデータ送信を送ることができる。したがってeNBは、図8Aで同じインターレースにおいてP2PグループオーナーおよびP2Pクライアントにデータを送信することができる。
図8Bに、図7に示すサブフレーム割振りの場合における同時のP2P通信およびWAN通信の別の設計を示す。図8Bに示す設計では、eNBはサブフレーム1においてP2Pグループオーナーにデータ送信を送り、サブフレーム5におけるP2PグループオーナーからのACK/NACKフィードバックを受信し、サブフレーム9においてP2Pグループオーナーに別のデータ送信を送ることができる。eNBはサブフレーム0においてP2Pクライアントにデータ送信を送り、サブフレーム4におけるP2PクライアントからのACK/NACKフィードバックを受信し、サブフレーム8においてP2Pクライアントに別のデータ送信を送ることができる。したがってeNBは、図8Bで異なるインターレースにおいてP2PグループオーナーおよびP2Pクライアントにデータを送信することができる。
図8Aと図8Bの両方の場合に、P2Pグループオーナーはサブフレーム3においてP2Pクライアントにデータ送信を送り、サブフレーム7におけるACK/NACKフィードバックを受信し、次の無線フレームのサブフレーム1において別のデータ送信を送ることができる。同様に、P2Pクライアントはサブフレーム7においてP2Pグループオーナーにデータ送信を送り、次の無線フレームのサブフレーム1におけるACK/NACKフィードバックを受信し、次の無線フレームのサブフレーム5において別のデータ送信を送ることができる。
図9Aに、TDD展開におけるダウンリンクおよびアップリンクに対するサブフレームの例示的な割振りを示す。図9Aに示す例では、ダウンリンクアップリンク構成1が使用のために選択され、各無線フレームのサブフレーム0、4、5および9はダウンリンクに割り振られ、図9Aではラベル「D」で示されている。各無線フレームのサブフレーム2、3、7および8はアップリンクに割り振られ、ラベル「U」で示されている。サブフレーム1および6は特殊サブフレームであり、ラベル「S」で示されている。
図9Bに、P2P通信に対しTDD展開においてダウンリンク・サブフレームとアップリンク・サブフレームの両方を割り振る設計を示す。図9Bは、図9Aに示すダウンリンクアップリンク構成1が使用のために選択されると想定している。図9Bに示す例では、各無線フレームのアップリンク・サブフレーム3およびダウンリンク・サブフレーム9がP2P通信に割り振られ、サブフレーム3はP2Pダウンリンクに使用され、サブフレーム9はP2Pアップリンクに使用され得る。この設計は、P2P通信のためのHARQ送信タイムラインに対する影響を軽減することができる。ただし、ダウンリンク・サブフレーム上でのP2P UEからの送信が、WAN UEに対する過剰な干渉を引き起こさないよう、注意が必要である。
図9Cに、P2P通信に対しTDD展開においてアップリンク・サブフレームのみを割り振る設計を示す。図9Cは、図9Aに示すダウンリンクアップリンク構成1が使用のために選択されると想定している。図9Cに示す例では、各無線フレームのアップリンク・サブフレーム2および7がP2P通信に割り振られ、サブフレーム2はP2Pダウンリンクに使用され、サブフレーム7はP2Pアップリンクに使用され得る。この設計は、ダウンリンク上でのP2P UEからWAN UEへの干渉を回避することができる。しかしながら、いくつかのダウンリンクアップリンク構成では、アップリンク・サブフレームは無線フレーム全体に分散されないことがあり、P2P通信に割り振られたサブフレームが無線フレーム全体に分散されないこともある。この場合、P2P通信のためのHARQ送信タイムラインは、P2P通信に割り振られたサブフレームに基づき必要に応じて修正できる。
図10Aに、図9Bに示すサブフレーム割振りの場合における同時のP2P通信およびWAN通信の1つの設計を示す。eNBは、サブフレーム4においてP2PグループオーナーおよびP2Pクライアントにデータ送信を送り、サブフレーム8におけるACK/NACKフィードバックを受信し、次の無線フレームのサブフレーム4においてP2PグループオーナーおよびP2Pクライアントに追加のデータ送信を送ることができる。したがってeNBは、図10Aで同じサブフレームにおいてP2PグループオーナーおよびP2Pクライアントにデータを送信することができる。
図10Bに、図9Bに示すサブフレーム割振りの場合における同時のP2P通信およびWAN通信の別の設計を示す。eNBはサブフレーム0においてP2Pグループオーナーにデータ送信を送り、サブフレーム7におけるP2PグループオーナーからのACK/NACKフィードバックを受信し、次の無線フレームのサブフレーム0においてP2Pグループオーナーに別のデータ送信を送ることができる。eNBはサブフレーム4においてP2Pクライアントにデータ送信を送り、サブフレーム8におけるP2PクライアントからのACK/NACKフィードバックを受信し、次の無線フレームのサブフレーム4においてP2Pクライアントに別のデータ送信を送ることができる。したがってeNBは、図10Bで異なるサブフレームにおいてP2PグループオーナーおよびP2Pクライアントにデータを送信することができる。
図10Aと図10Bの両方の場合に、P2Pグループオーナーはサブフレーム3においてP2Pクライアントにデータ送信を送り、サブフレーム9におけるACK/NACKフィードバックを受信し、次の無線フレームのサブフレーム3において別のデータ送信を送ることができる。同様に、P2Pクライアントはサブフレーム9においてP2Pグループオーナーにデータ送信を送り、次の無線フレームのサブフレーム3におけるACK/NACKフィードバックを受信し、次の無線フレームのサブフレーム9において別のデータ送信を送ることができる。
図10Cに、図9Cに示すサブフレーム割振りの場合における同時のP2P通信およびWAN通信の1つの設計を示す。eNBは、サブフレーム4においてP2PグループオーナーおよびP2Pクライアントにデータ送信を送り、サブフレーム8におけるACK/NACKフィードバックを受信し、次の無線フレームのサブフレーム4においてP2PグループオーナーおよびP2Pクライアントに追加のデータ送信を送ることができる。したがってeNBは、図10Cで同じサブフレームにおいてP2PグループオーナーおよびP2Pクライアントにデータを送信することができる。
図10Dに、図9Cに示すサブフレーム割振りの場合における同時のP2P通信およびWAN通信の別の設計を示す。eNBはサブフレーム0においてP2Pグループオーナーにデータ送信を送り、サブフレーム7におけるP2PグループオーナーからのACK/NACKフィードバックを受信し、次の無線フレームのサブフレーム0においてP2Pグループオーナーに別のデータ送信を送ることができる。eNBはサブフレーム4においてP2Pクライアントにデータ送信を送り、サブフレーム8におけるP2PクライアントからのACK/NACKフィードバックを受信し、次の無線フレームのサブフレーム4においてP2Pクライアントに別のデータ送信を送ることができる。したがってeNBは、図10Dで異なるサブフレームにおいてP2PグループオーナーおよびP2Pクライアントにデータを送信することができる。
図10Cと図10Dの両方の場合に、P2Pグループオーナーはアップリンク・サブフレーム2においてP2Pクライアントにデータ送信を送り、アップリンク・サブフレーム7におけるACK/NACKフィードバックを受信し、次の無線フレームのアップリンク・サブフレーム2において別のデータ送信を送ることができる。同様に、P2Pクライアントはアップリンク・サブフレーム7においてP2Pグループオーナーにデータ送信を送り、次の無線フレームのアップリンク・サブフレーム2におけるACK/NACKフィードバックを受信し、次の無線フレームのアップリンク・サブフレーム7において別のデータ送信を送ることができる。
図10Cおよび図10Dにおけるアップリンク・サブフレームのみを使用したP2P通信のためのHARQ送信タイミングは、図10Aおよび図10Bにおけるダウンリンク・サブフレームとアップリンク・サブフレームの両方を使用したP2P通信のためのHARQ送信タイミングとは異なる。P2PグループオーナーおよびP2Pクライアントは、この相違を認識することができ、適切なサブフレームにおいてデータとACK/NACKフィードバックとを送信することができる。
FDD展開とTDD展開の両方の場合に、たとえばLTE規格において指定されているように、eNBとUEとの間のWAN通信のためのHARQ送信タイムラインを維持することが望まれ得る。これは、eNBとの通信用にUEを適切にスケジュールし、かつ/またはP2P通信にインターレースを適切に割り振ることによって達成できる。さらに、同時のP2P通信およびWAN通信は、eNBとUEとの間におけるWAN通信のためのアップリンク向けの少なくとも1つのインターレースを確保することによってサポートされ得る。
図7〜図10Dは、2つのインターレースがP2P通信に割り振られる例を示している。たとえば、P2P通信のスループットを高めるために、P2P通信に3つ以上のインターレースを割り振ることもできる。P2P通信のためのHARQ送信タイムラインを、3つ以上のインターレースがP2P通信に割り振られるケースに拡張することができる。たとえば、P2P通信のためのHARQ送信タイムラインを、3サブフレーム処理時間要件を満たすように定めることができ、これは、ACK/NACKフィードバックはデータ送信の少なくとも3サブフレーム後でなければならず、かつ/または別のデータ送信はACK/NACKフィードバックの少なくとも3サブフレーム後でなければならないことを意味する。ACKバンドリングを用いて処理時間要件を満たすことができ、その手段として、(i)異なるインターレースで送られるデータ送信のためにACKおよび/またはNACKをバンドルまたは結合し、(ii)処理時間要件を満たすサブフレームにおいてバンドルされたACK/NACKを送る。
上記のように、干渉のほかUEにおける送信機から受信機への漏洩を回避する目的で、UEが同時に同じスペクトルで信号を送信し受信することはできないことがある。これは、UEが同じスペクトルで送信と受信との間(TX/RX)または受信と送信との間(RX/TX)で切り替わるときはいつでも、送信におけるギャップ(すなわち、送信ギャップ)を有することによって確保され得る。
さらに別の態様では、様々な技法を用いて、同じスペクトルで、各TX/RX切替ポイントにおいて、またさらに各RX/TX切替ポイントにおいて、送信ギャップを確保することができる。送信ギャップ要件は、FDD展開およびTDD展開において異なることがある。ここで、以下でFDDおよびTDDに関して、送信ギャップを取得するための技法について別個に説明する。
明快のために、以下の説明の大部分は、P2P通信とWAN通信とを同時に行う特定のUEを対象としている。以下の説明では次の用語が使用される。
・WAN TX−UEはWAN通信のためにeNBにデータを送信する。
・WAN RX−UEはWAN通信のためにeNBからデータを受信する。
・P2P TX−UEはP2P通信のためにピアUEにデータを送信する。
・P2P RX−UEはP2P通信のためにピアUEからデータを受信する。
・WAN TXタイミング−WAN通信向けのUEの送信タイミング
・WAN RXタイミング−WAN通信向けのUEの受信タイミング
・P2Pタイミング−P2P通信向けのUEの送受信タイミング
WAN TX、WAN RX、P2P TXおよびP2P RXは、UEの観点からのものである。WAN TXタイミング、WAN RXタイミングおよびP2Pタイミングは、UE向けに与えられる。
TDDの場合、WAN通信とP2P通信の両方に同じスペクトルが使用される。さらに、WANダウンリンク、WANアップリンク、P2PダウンリンクおよびP2Pアップリンクに同じスペクトルが使用される。したがって、WAN通信はP2P通信に干渉する可能性があり、その逆も起こり得る。表1は、1つの設計による、TDDにおける異なるTX/RXおよびRX/TX切替ポイントについて送信ギャップを確保する様々な方法を記載したものである。
Figure 2014212541
図11に、TDDにおける異なるTX/RXおよびRX/TX切替ポイントについて送信ギャップを確保するいくつかの設計を示す。図11は、ダウンリンクアップリンク構成1が使用のために選択され、各無線フレームのサブフレーム0、4、5および9がダウンリンクに割り振られ、各無線フレームのサブフレーム2、3、7および8がアップリンクに割り振られ、サブフレーム1および6が特殊サブフレームであると想定している。各特殊サブフレームはダウンリンク部分を含み、その後にTギャップのギャップがあり、その後にアップリンク部分があり、この場合、Tギャップは構成可能とすることができ、TDDにおいて使用するために選択されるサブフレーム構成に依存し得る。図11は、いくつかのアップリンク・サブフレームがP2P通信に割り振られることを想定している。図11は、簡単のためにゼロの往復遅延(RTD)も想定している。
WAN RXタイムライン1112は、UEが各無線フレームのダウンリンク・サブフレーム0、4、5および9において、またさらに特殊サブフレーム1および6のダウンリンク部分において、eNBからデータを受信する可能性があることを示している。WAN
TXタイムライン1114は、UEが各無線フレームのアップリンク・サブフレーム2、3、7および8において、またさらに特殊サブフレーム1および6のアップリンク部分において、eNBにデータを送信する可能性があることを示している。UEがWAN通信のみに関与している(かつ、P2P通信に関与していない)ときに、WAN TXタイムライン1114は適用可能である。
1つの設計では、図11のタイムライン1114が示すように、UEのWAN TXタイミングは、UEのWAN RXタイミングに対してデルタ1msだけ先行し得る。つまり、UEのアップリンク/送信サブフレームは、UEのダウンリンク/受信サブフレームに対してデルタ1だけ先行し得る。その場合、デルタ1の送信ギャップはWAN TXとWAN RXとの間、たとえばアップリンク・サブフレーム8とダウンリンク・サブフレーム9との間で取得できる。デルタ2の送信ギャップはWAN RXとWAN TXとの間、たとえば特殊サブフレーム6において取得でき、この場合、デルタ2は(Tギャップ−デルタ1)に等しくなり得る。デルタ1はデルタ2に等しいことも、等しくないこともある。
タイムライン1116は、P2P TXサブフレームと、P2P RXサブフレームと、WAN TXサブフレームとをバンドルすることによって送信ギャップを取得する設計を示している。タイムライン1116に示す設計の場合、UEのP2PタイミングはWAN TXタイミングと同様であってよい。連続するアップリンク・サブフレームの各グループは、タイムライン1114に関して上述したように取得される送信ギャップによって、ダウンリンク・サブフレームから分離され得る。UEは、連続するアップリンク・サブフレームの各グループにおいて、(i)eNBおよび/もしくはピアUEに送信すること、または(ii)ピアUEから受信すること、のいずれかが可能である。これにより、連続するアップリンク・サブフレームの任意のグループにおけるTX/RXまたはRX/TX切替ポイントが回避され、さらに、連続するアップリンク・サブフレームの任意のグループ内における送信ギャップの必要性が回避される。P2P通信の場合、サブフレームのバンドリングによりHARQ送信タイムラインはより長くなることがある。適切なダウンリンク−アップリンク・サブフレーム構成を選択し、かつ/または、十分な数のインターレースをP2P通信に割り振って、所望のHARQ送信タイムラインを取得することができる。
タイムライン1118は、シンボルをパンクチャリングすることによって送信ギャップを取得する設計を示している。タイムライン1118に示す設計の場合、UEのP2PタイミングはWAN TXタイミングと同様であってよい。連続するアップリンク・サブフレームの各グループは、WAN TX、P2P TX、および/またはP2P RXに使用できる。所与のグループにおけるすべてのアップリンク・サブフレームが(i)WAN
TXおよび/もしくはP2P TX、または(ii)P2P RXのみに使用される場合、送信ギャップは必要とされない。所与のグループにおけるアップリンク・サブフレームがWAN/P2P TXとP2P RXの両方に使用される場合、送信ギャップがもたらされ得る。第1の設計では、送信ギャップは、(i)グループの最後のアップリンク・サブフレーム(たとえば、サブフレーム8)で生じるようにP2P RXをスケジュールし、(ii)直前のアップリンク・サブフレーム(たとえば、サブフレーム7)において送られるデータ送信の最後のシンボルをパンクチャリングまたは削除することによって取得され得る。第2の設計では、送信ギャップは、(i)グループの最後のアップリンク・サブフレーム(たとえば、サブフレーム8)で生じるようにWAN/P2P TXをスケジュールし、(ii)WAN/P2P TXにおいて送られるデータ送信の最初のシンボルをパンクチャリングすることによって取得され得る。しかしながら、最初のいくつかのシンボルは通常、制御データを運んでおり、残りのシンボルは通常、トラフィックデータを運んでいるので、第2の設計における最初のシンボルの代わりに、第1の設計における最後のシンボルをパンクチャリングする方が良いことがある。
1つの設計では、通常はサブフレームの最後のシンボル期間にアップリンク上で送信されるサウンディング基準信号(SRS)を送信するようにUEを構成することによって、サブフレームにおける送信の最後のシンボルをパンクチャリングすることができる。ただし、UEは送信ギャップを取得する目的でSRSを実際に送信することはない。SRSを送信するようにUEを構成することによって、UEは、サブフレームの最後のシンボル期間を除くすべてにおいてデータが送られるようにデータを処理することができ、それにより、パンクチャリングに起因するデータ送信品質に対する影響を軽減することができる。したがって、SRSを送信するようにUEを構成することによって、LTEにおいて指定される機構を使用して送信の最後のシンボルを好都合にパンクチャリングすることができる。
タイムライン1120は、WAN TXタイミングに対して(デルタ1−デルタ3)だけP2Pタイミングを遅行させることによって、送信ギャップを取得する設計を示している。連続するアップリンク・サブフレームの各グループは、WAN TX、P2P TX、および/またはP2P RXに使用できる。所与のグループにおけるすべてのアップリンク・サブフレームが(i)WAN TXおよび/もしくはP2P TX、または(ii)P2P RXのみに使用される場合、送信ギャップは必要とされない。所与のグループにおけるアップリンク・サブフレームがWAN/P2P TXとP2P RXの両方に使用される場合、送信ギャップがもたらされ得る。連続するアップリンク・サブフレームの最後のグループにおいて、P2P TXまたはP2P RXがスケジュールされ得る。P2PタイミングがWAN TXタイミングに対して(デルタ1−デルタ3)だけ遅行することで、(たとえば、サブフレーム1および2に示されているように)WAN TXの後に生じるP2P RX向けに(デルタ1−デルタ3)の送信ギャップが取得され得る。(i)WAN TXタイミングがWAN RXタイミングに対しデルタ1だけ先行し、(ii)P2PタイミングがWAN TXタイミングに対し(デルタ1−デルタ3)だけ遅行することで、(たとえば、サブフレーム3および4に示されているように)WAN RXの前に生じるP2P TX向けにデルタ3の送信ギャップが取得され得る。デルタ3は、デルタ1よりも小さいことも、デルタ1に等しいこともある。この場合、P2P TXからWAN RXへの移行およびWAN TXからP2P RXへの移行向けに異なるガード期間を作ることができる。
FDDの場合、異なるダウンリンク・スペクトルおよびアップリンク・スペクトルが、それぞれWANダウンリンクおよびWANアップリンクに使用され得る。ここでは、WAN TXとWAN RXとの間に送信ギャップは必要とされない。アップリンク・スペクトル向けのいくつかのサブフレームが、P2P通信のために割り振られ得る。したがって、WAN TXはP2P通信に干渉する可能性があり、その逆も起こり得る。表2は、1つの設計による、FDDにおける異なるTX/RXおよびRX/TX切替ポイントについて送信ギャップを確保する様々な方法を記載したものである。
Figure 2014212541
図12Aに、FDDにおける対象のTX/RXおよびRX/TX切替ポイントについて送信ギャップを取得するいくつかの設計を示す。図12Aは、図7に示すサブフレーム割振りを想定しており、アップリンク・スペクトル向けのインターレース3および7がP2P通信に割り振られる。図12Aは、簡単のためにゼロの往復遅延も想定している。
WAN RXタイムライン1212は、UEがダウンリンク・スペクトル向けのすべてのサブフレームにおいてeNBからデータを受信する可能性があることを示している。WAN TXタイムライン1214は、UEがインターレース0〜2および4〜6のサブフレームにおいてeNBにデータを送信する可能性があることを示している。
P2Pタイムライン1216は、UEのP2PタイミングがWAN TXタイミングに対してデルタ1だけ先行していることを示している。UEは、アップリンク・スペクトル向けのいくつかのサブフレームにおいてピアUEにデータを送信し、アップリンク・スペクトル向けの他のサブフレームにおいてピアUEからデータを受信する可能性がある。P2PタイミングをWAN TXタイミングに対してデルタ1だけ先行させることによって、(たとえば、サブフレーム7および8における)P2P RXとWAN TXとの間でデルタ1の送信ギャップが取得され得る。(たとえば、サブフレーム6における)eNBに送られるデータ送信の最後のシンボルをパンクチャリングすることによって、(たとえば、サブフレーム6および7における)WAN TXとP2P RXとの間でデルタ2の送信ギャップを取得することができ、この場合、デルタ2=Tsym−デルタ1であり、Tsymは1シンボル期間の持続時間である。デルタ1はデルタ2に等しいことも、等しくないこともある。デルタ1とデルタ2との和が小さい(たとえば、およそ5〜10マイクロ秒)場合、(シンボル期間全体の代わりに)巡回プレフィックスの一部分を使用して送信ギャップを取得することができる。反対に、デルタ1とデルタ2との和が大きい場合、1シンボル期間を使用して送信ギャップを取得することができる。
WAN TXタイムライン1218は、いかなるWAN送信の最後の部分も削除する必要なしに、UEがインターレース0〜2および4〜6のサブフレームにおいてeNBにデータを送信する可能性があることを示している。P2Pタイムライン1220は、UEのP2PタイミングがWAN TXタイミングに対してデルタ1だけ遅行していることを示している。P2PタイミングをWAN TXタイミングに対してデルタ1だけ遅行させることによって、(たとえば、サブフレーム6および7における)WAN TXとP2P RXとの間でデルタ1の送信ギャップが取得され得る。(たとえば、サブフレーム7における)P2P通信のために送られるデータ送信の最後のシンボルをパンクチャリングすることによって、(たとえば、サブフレーム7および8における)P2P RXとWAN TXとの間でデルタ2の送信ギャップが取得され得る。
P2Pタイムライン1214によって示される設計は、(たとえば、サブフレーム2および6における)WAN送信の最後のシンボルをパンクチャリングすることによって、WAN通信に影響を及ぼすことがある。P2Pタイムライン1220によって示される設計は、(たとえば、サブフレーム3および7における)P2P送信の最後のシンボルをパンクチャリングすることによって、WAN通信への影響を回避することができる。両方の設計において、送信ギャップを取得するためにSRSを実際に送信することはないとしても、SRSを送信するようにUEを構成することによって、サブフレームにおける送信の最後のシンボルをパンクチャリングすることができる。
図12Bは、P2P TXサブフレームとP2P RXサブフレームとをバンドルすることによって、TX/RXおよびRX/TX切替ポイントの数を減らす設計を示している。図12Bに示す例では、アップリンク・スペクトル向けの2つの連続するインターレース3および4がP2P通信に割り振られ得る。UEは、インターレース3および4の2つの連続するサブフレームにおいてピアUEに送信し、次いでインターレース3および4の2つの連続するサブフレームにおいてピアUEから受信することができる、といった具合である。P2P TXサブフレームとP2P RXサブフレームとをバンドルすることによって、送信ギャップの数を半減できる。ただし、図12Aに示す設計と比較して、HARQ送信タイムラインを拡張する(たとえば、2倍にする)こともできる。
図12Cに、特殊サブフレームを使用してTX/RXおよびRX/TX切替ポイントについて送信ギャップを取得する設計を示す。図12Cに示す例では、アップリンク・スペクトル向けの2つのインターレース2および6がP2P通信に割り振られ得る。インターレース3および7は、特殊サブフレームを含むように定められ得る。
WAN RXタイムライン1232は、UEがダウンリンク・スペクトル向けのすべてのサブフレームにおいてeNBからデータを受信する可能性があることを示している。WAN TXタイムライン1234は、UEがインターレース0、1、4および5のサブフレームにおいて、またさらにインターレース3および7の特殊サブフレームのアップリンク部分において、eNBにデータを送信する可能性があることを示している。
P2Pタイムライン1236は、UEのP2PタイミングがWAN TXタイミングに対してデルタ1だけ遅行していることを示している。UEは、アップリンク・スペクトル向けのいくつかのサブフレームにおいてピアUEにデータを送信し、アップリンク・スペクトル向けの他のサブフレームにおいてピアUEからデータを受信する可能性がある。P2PタイミングをWAN TXタイミングに対してデルタ1だけ遅行させることによって、(たとえば、サブフレーム5および6における)WAN TXとP2P RXとの間でデルタ1の送信ギャップが取得され得る。特殊サブフレームにおけるギャップにより、(たとえば、サブフレーム7における)P2P RXとWAN TXとの間でデルタ2の送信ギャップを取得することができ、この場合、デルタ2=Tギャップ−デルタ1である。
図11〜図12Cは、TDD展開およびFDD展開において同時のWAN通信およびP2P通信のためにTX/RXおよびRX/TX切替ポイントにおいて送信ギャップを取得する様々な設計を示している。送信ギャップは他の方法で取得することもできる。
さらに別の態様では、WAN通信に使用される物理チャネルおよび信号は、P2P通信に再使用できる。たとえば、P2Pダウンリンクおよび/またはP2Pアップリンクは、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)、物理HARQインジケータチャネル(PHICH)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、セル固有基準信号(CRS)、UE固有の基準信号(UE−RS)、ならびに/またはLTEにおいてダウンリンクに使用される他の物理チャネルおよび信号を使用することができる。P2Pアップリンクおよび/またはP2Pダウンリンクは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)、SRS、ならびに/またはLTEにおいてアップリンクに使用される他の物理チャネルおよび信号を使用することができる。これらの様々な物理チャネルおよび信号は、公開されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E−UTRA);Physical Channels and Modulation」と題する3GPP TS 36.211に記載されている。
本明細書で説明する技法は、様々な利点を提供することができる。第1に、P2P通信向けにWAN物理チャネルと信号とを再使用することによって、P2P通信をサポートするためのUEの複雑性は比較的低くなり得る。第2に、P2P通信向けにWANフレーム構造とタイムラインとを使用することによって、上記のように、WAN通信とP2P通信とを同時にサポートすることが可能なことがある。第3に、かかる技法を使用して、FDD展開とTDD展開の両方において、P2P通信をサポートすることができる。第4に、かかる技法を使用して、WAN通信に使用されるスペクトル(たとえば、FDD展開におけるアップリンク・スペクトル)またはP2P向けの専用スペクトルまたは無許可のスペクトルでのP2P通信をサポートすることができる。第5に、かかる技法を他の通信システム(たとえば、Wi−Fi)が採用してP2P通信をサポートすることができ、それにより様々なシステムにおけるUEがP2Pと直接通信することができる。本明細書で説明する技法は、他の利点を提供することもできる。
図13に、WAN通信とP2P通信とをサポートするためのプロセス1300の設計を示す。プロセス1300は、(以下で説明するように)第1のUEによって、または何らかの他のエンティティによって実行され得る。第1のUEは、WAN通信のためにダウンリンク・スペクトルとアップリンク・スペクトルの両方で基地局と通信することができる(ブロック1312)。ブロック1312において、第1のUEは、ダウンリンク・スペクトルで基地局からデータを受信することができ、アップリンク・スペクトルで基地局にデータを送信することができる。第1のUEは、P2P通信のためにアップリンク・スペクトルのみで第2のUEと通信することができる(ブロック1314)。ブロック1314において、第1のUEは、アップリンク・スペクトルで第2のUEとの間でデータを送受信することができる。
1つの設計では、WAN通信およびP2P通信はアップリンク・スペクトルで周波数分割多重化され得る。この設計では、第1のUEは、たとえば、図6Aに示すように、(i)ブロック1312において、基地局に対しアップリンク・スペクトルの第1の部分でデータを送信し、(ii)ブロック1314において、第2のUEに対しアップリンク・スペクトルの第2の部分でデータを送信することができる。
別の設計では、WAN通信およびP2P通信はアップリンク・スペクトルで時分割多重化され得る。この設計では、第1のUEは、たとえば、図6Bまたは図6Cに示すように、(i)ブロック1312において、基地局に対し第1のサブフレームにおいてアップリンク・スペクトルでデータを送信し、(ii)ブロック1314において、第2のUEに対し第2のサブフレームにおいてアップリンク・スペクトルでデータを送信することができる。
図14に、P2P通信をサポートするためのプロセス1400の設計を示す。プロセス1400は、(以下で説明するように)第1のUEによって、または何らかの他のエンティティによって実行され得る。第1のUEは、P2P通信のために第1のサブフレームにおいて指定スペクトルで第2のUEにデータを送信することができる(ブロック1412)。第1のUEは、P2P通信のために第2のサブフレームにおいて指定スペクトルで第2のUEによって第1のUEに送られたデータを受信することができる(ブロック1414)。第1のサブフレームは、第2のサブフレームと時分割多重化され得る。
1つの設計では、第1および第2のサブフレームは、TDDを利用する基地局に関する2つのアップリンク・サブフレームに対応し得る。この設計では、指定スペクトルは、ダウンリンクとアップリンクの両方に使用されるスペクトルに対応し得る。別の設計では、第1および第2のサブフレームは、FDDを利用する基地局に関するアップリンク・スペクトル向けの2つのサブフレームに対応し得る。この設計では、指定スペクトルはアップリンク・スペクトルに対応し得る。
1つの設計では、第1のUEは、WAN通信のために第3のサブフレームにおいて基地局と通信することができる。WAN通信およびP2P通信は時分割多重化でき、第3のサブフレームは第1および第2のサブフレームと時分割多重化され得る。
図15は、WAN通信とP2P通信とをサポートするためのプロセス1500の設計を示している。プロセス1500は、(以下で説明するように)第1のUEによって、または何らかの他のエンティティによって実行され得る。第1のUEは、WAN通信のために少なくとも1つの第1のサブフレームにおいて基地局と通信する(たとえば、基地局との間でデータを送受信する)ことができる(ブロック1512)。第1のUEは、少なくとも1つの第2のサブフレームにおいて第2のUEと通信することができ、少なくとも1つの第2のサブフレームは、少なくとも1つの第1のサブフレームと時分割多重化され得る(ブロック1514)。1つの設計では、第1のUEは、基地局および第2のUEと同時に通信することができる。
1つの設計では、基地局はFDDを利用することがあり、ダウンリンク・スペクトルおよびアップリンク・スペクトルで動作することができる。この少なくとも1つの第1のサブフレームおよび少なくとも1つの第2のサブフレームは、アップリンク・スペクトル向けのサブフレームに対応し得る。別の設計では、基地局はTDDを利用することがある。この少なくとも1つの第2のサブフレームは、基地局に関する少なくとも1つのアップリンク・サブフレームおよび/または少なくとも1つのダウンリンク・サブフレームに対応し得る。
図16に、P2P通信をサポートするためのプロセス1600の設計を示す。プロセス1600は、(以下で説明するように)第1のUEによって、または何らかの他のエンティティによって実行され得る。第1のUEは、WAN通信のために基地局に対し第1のサブフレームにおいて第1のデータ送信を送ることができる(ブロック1612)。第1のUEは、P2P通信のために第2のUEによって第1のUEに対し第2のサブフレームにおいて送られた第2のデータ送信を受信することができる(ブロック1614)。第2のデータ送信は、WAN TXとP2P RXとを分離する第1の送信ギャップによって、第1のデータ送信から分離され得る。
第1の送信ギャップは様々な方法で取得できる。1つの設計では、(i)第1のデータ送信の少なくとも1サブフレーム後に、または(ii)サブフレームの送信部分と受信部分との間のギャップを備える特殊サブフレームにおいて送られるように第2のデータ送信をスケジュールすることによって、第1の送信ギャップが取得され得る。ケース(i)は、図11のタイムライン1116のサブフレーム8におけるWAN TXおよび次の無線フレームのサブフレーム2におけるP2P RXによって示され得る。別の設計では、たとえば、図11のタイムライン1118のサブフレーム7におけるWAN TXによって示されるように、第1のUEは第1のデータ送信の最後の部分を削除して、第1の送信ギャップを取得することができる。第1のUEは、第1のUEのためのSRS構成に基づいて、第1のデータ送信の最後のシンボル期間を削除することができる。さらに別の設計では、たとえば、図11のタイムライン1120のサブフレーム7におけるWAN TXおよびサブフレーム8におけるP2P RXによって示されるように、第1のUEは、WAN通信向け送信タイミングに対しP2P通信向け送信タイミングを遅行させて、第1の送信ギャップを取得することができる。さらに別の設計では、第1のUEは、WAN通信向け送信タイミングに対しP2P通信向け送信タイミングを先行させることができる。第1のUEは、たとえば、図12Aのタイムライン1214および1216の、サブフレーム6におけるWAN TXおよびサブフレーム7におけるP2P RXによって示されるように、第1のデータ送信の最後の部分を削除することによって、第1の送信ギャップを取得することができる。さらに別の設計では、たとえば図12Cに示すように、サブフレームの送信部分と受信部分との間のギャップを備える特殊サブフレームにおいて第1または第2のデータ送信が送られることによって、第1の送信ギャップが取得され得る。たとえば、前述の表1および表2に記載したように、他の方法で第1の送信ギャップを取得することもできる。
1つの設計では、第1のUEは、P2P通信のために第2のUEによって第1のUEに対し第3のサブフレームにおいて送られた第3のデータ送信を受信することができる(ブロック1616)。第1のUEは、WAN通信のために基地局に対し第4のサブフレームにおいて第4のデータ送信を送ることができる(ブロック1618)。第4のデータ送信は、P2P RXとWAN TXとを分離する第2の送信ギャップによって、第3のデータ送信から分離され得る。前述のように、第2の送信ギャップは様々な方法で取得できる。
1つの設計では、第1のUEは、たとえば、図11のタイムライン1114によって示されるように、WAN通信向け受信タイミングに対してWAN通信向け送信タイミングを先行させることができる。これにより、第1のUE向けにWAN TXとWAN RXとの間の送信ギャップがもたらされ得る。たとえば、図11に示すように、特殊サブフレームの使用によって、WAN RXとWAN TXとの間の送信ギャップを取得できる。
図17Aに、図1のUEの1つであり得るUE120xの設計のブロック図を示す。UE120x内において、受信機1712は、P2P通信のために他のUEによって送信されたP2P信号と、WAN通信のためにeNBによって送信されたダウンリンク信号とを受信することができる。送信機1714は、P2P通信のために他のUEに対しP2P信号を、またWAN通信のためにeNBに対しアップリンク信号を送信することができる。モジュール1716は、P2P通信をサポートすること、たとえば、P2P通信に使用される信号を生成および処理することができる。モジュール1718は、WAN通信をサポートすること、たとえば、WAN通信に使用される信号を生成および処理することができる。モジュール1720は、P2P通信のために割り振られるサブフレームと、P2Pダウンリンクに使用されるサブフレームと、P2Pアップリンクに使用されるサブフレームとを決定することができる。モジュール1722は、WAN通信のために利用可能なサブフレームを決定することができる。モジュール1724はUE120xのP2Pタイミングを決定することができ、このタイミングはWAN TXタイミングに対して一致すること、先行すること、または遅行することがある。モジュール1726は、UE120xのWAN TXタイミングとWAN RXタイミングとを決定することができる。UE120x内の様々なモジュールは、上記のように動作することができる。コントローラ/プロセッサ1728は、UE120x内の様々なモジュールの動作を指示することができる。メモリ1730は、UE120xのためのデータとプログラムコードとを記憶することができる。
図17Bに、図1のeNBの1つであり得るeNB110xの設計のブロック図を示す。eNB110x内において、受信機1752は、WAN通信をサポートするためにUEによって送信されたアップリンク信号を受信することができる。送信機1754は、WAN通信をサポートするためにUEにダウンリンク信号を送信することができる。モジュール1756は、UEのためにWAN通信をサポートすること、たとえば、WAN通信に使用される信号を生成および処理することができる。モジュール1758は、バックホールを介した他のネットワーク・エンティティ(たとえば、eNB)との通信をサポートすることができる。モジュール1760は、WAN通信のために利用可能なサブフレームを決定することができる。モジュール1762は、P2P通信にサブフレームを割り振ることができる。モジュール1764は、eNB110xのWAN TXタイミングとWAN RXタイミングとを決定することができる。eNB110x内の様々なモジュールは、上記のように動作することができる。コントローラ/プロセッサ1768は、eNB110x内の様々なモジュールの動作を指示することができる。メモリ1770は、eNB110xのためのデータとプログラムコードとを記憶することができる。スケジューラ1766は、UEをWAN通信および/またはP2P通信用にスケジュールし、スケジュールされたUEにリソースを割り当てることができる。
図17AのUE120xおよび図17BのeNB110xの中のモジュールは、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子構成要素、論理回路、メモリ、ソフトウェアコード、ファームウェアコードなど、またはそれらの任意の組合せを備え得る。
図18に、図1のeNBの1つであり得るeNB110y、および図1のUEの1つであり得るUE120yの設計のブロック図を示す。ENB110yはT個のアンテナ1834a〜1834tを装備し得、UE120yはR個のアンテナ1852a〜1852rを装備し得、この場合一般に、T≧1およびR≧1である。
eNB110yにおいて、送信プロセッサ1820はデータソース1812からの1つまたは複数のUE向けのデータと、コントローラ/プロセッサ1840からの制御情報(たとえば、P2P通信、WAN通信をサポートするメッセージなど)とを受信することができる。プロセッサ1820は、データと制御情報とを処理(たとえば、符号化および変調)して、それぞれデータシンボルと制御シンボルとを取得し得る。プロセッサ1820はまた、同期信号、基準信号などに関する基準シンボルを生成することができる。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ1830は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行し、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)1832a〜1832tに供給することができる。各変調器1832は、(たとえば、OFDMなどの)それぞれの出力シンボルストリームを処理して出力サンプルストリームを取得し得る。各変調器1832はさらに、ダウンリンク信号を取得するために、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログへの変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)することができる。変調器1832a〜1832tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれT個のアンテナ1834a〜1834tを介して送信され得る。
UE120yにおいて、アンテナ1852a〜1852rは、eNB110yおよび他のeNBからダウンリンク信号ならびに/または他のUEからのP2P信号を受信し得、受信信号をそれぞれ復調器(DEMOD)1854a〜1854rに供給し得る。各復調器1854は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを得ることができる。各復調器1854はさらに、(たとえば、OFDM、SC−FDMなどの)入力サンプルを処理して受信シンボルを取得し得る。MIMO検出器1856は、すべてのR個の復調器1854a〜1854rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合は受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを供給することができる。受信プロセッサ1858は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)し、UE120yの復号されたデータをデータシンク1860に供給し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ1880に供給し得る。チャネル・プロセッサ1884は、P2P UEからのP2P信号とeNBからのダウンリンク信号とを検出することができる。プロセッサ1884は、検出されたP2P信号およびダウンリンク信号の受信信号強度を測定することができ、検出されたP2P UEおよびeNBのチャネル利得を割り出すことができる。
アップリンク上では、UE120yにおいて、送信プロセッサ1864は、データソース1862からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ1880から制御情報(たとえば、P2P通信、WAN通信のメッセージなど)を受信し得る。プロセッサ1864は、データと制御情報とを処理(たとえば、符号化および変調)して、それぞれデータシンボルと制御シンボルとを取得し得る。プロセッサ1864はまた、基準信号、近接検出信号などに関するシンボルを生成することができる。送信プロセッサ1864からのシンボルは、適用可能な場合はTX MIMOプロセッサ1866によってプリコードし、(たとえば、SC−FDM、OFDMなどの)変調器1854a〜1854rによってさらに処理し、eNB110y、他のeNBおよび/または他のUEに送信することができる。eNB110yにおいて、UE120yおよび他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ1834によって受信され、復調器1832によって処理され、適用可能な場合はMIMO検出器1836によって検出され、さらに受信プロセッサ1838によって処理されて、UE120yおよび他のUEによって送られた復号されたデータおよび制御情報が取得され得る。プロセッサ1838は、復号されたデータをデータシンク1839に供給し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ1840に供給し得る。
コントローラ/プロセッサ1840および1880は、それぞれeNB110yにおける動作およびUE120yにおける動作を指示することができる。UE120yにおけるプロセッサ1880および/または他のプロセッサおよびモジュールは、図13のプロセス1300、図14のプロセス1400、図15のプロセス1500、図16のプロセス1600、および/または本明細書で説明する技法のための他のプロセスを実行または指示し得る。メモリ1842および1882は、それぞれeNB110yおよびUE120yのためのデータとプログラムコードとを記憶することができる。通信(Comm)ユニット1844は、eNB110yが他のネットワーク・エンティティと通信することを可能にし得る。スケジューラ1846は、WAN通信およびP2P通信用にUEをスケジュールすることができる。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置120xおよび/または120yは、WAN通信のためにダウンリンク・スペクトルとアップリンク・スペクトルの両方で第1のUEによって基地局と通信するための手段と、P2P通信のためにアップリンク・スペクトルのみで第1のUEによって第2のUEと通信するための手段とを含むことができる。
別の構成では、ワイヤレス通信のための装置120xおよび/または120yは、P2P通信のために第1のサブフレームにおいて指定スペクトルで第1のUEから第2のUEにデータを送信するための手段と、P2P通信のために第2のサブフレームにおいて指定スペクトルで第2のUEによって第1のUEに送られたデータを受信するための手段とを含むことができ、第1のサブフレームは第2のサブフレームと時分割多重化され得る。
さらに別の構成では、ワイヤレス通信のための装置120xおよび/または120yは、WAN通信のために少なくとも1つの第1のサブフレームにおいて第1のUEによって基地局と通信するための手段と、少なくとも1つの第2のサブフレームにおいて第1のUEによって第2のUEと通信するための手段とを含むことができ、少なくとも1つの第1のサブフレームは、少なくとも1つの第2のサブフレームと時分割多重化され得る。
さらに別の構成では、ワイヤレス通信のための装置120xおよび/または120yは、WAN通信のために第1のUEによって基地局に対し第1のサブフレームにおいて第1のデータ送信を送るための手段と、P2P通信のために第2のUEによって第1のUEに対し第2のサブフレームにおいて送られた第2のデータ送信を受信するための手段と、P2P通信のために第2のUEによって第1のUEに対し第3のサブフレームにおいて送られた第3のデータ送信を受信するための手段と、WAN通信のために第1のUEによって基地局に対し第4のサブフレームにおいて第4のデータ送信を送るための手段とを含むことができる。第2のデータ送信は、第1の送信ギャップによって第1のデータ送信から分離され得る。第4のデータ送信は、第2の送信ギャップによって第3のデータ送信から分離され得る。
一態様では、上述の手段は、UE120yにおける(1つまたは複数の)プロセッサ1858、1864および/または1880であってよく、これらは上述の手段によって具陳される機能を実行するように構成され得る。別の態様では、上述の手段は、上述の手段によって具陳される機能を実行するように構成された1つもしくは複数のモジュールまたは任意の装置であり得る。
情報および信号は様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表すことができることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、本明細書の開示に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装できることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装することができるが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
本明細書の開示に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタロジック、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書に記載の機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行できる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサとすることができるが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械とすることができる。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装することもできる。
本明細書の開示に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで実施するか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施するか、またはその2つの組合せで実施することができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐することができる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化することができる。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐することができる。ASICは、ユーザ端末内に常駐することができる。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内に個別構成要素として常駐することもできる。
1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能を、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または任意のそれらの組合せで実装することができる。ソフトウェアで実装する場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶するか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信することができる。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体とすることができる。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、または他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。さらに、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
本開示の前述の説明は、いかなる当業者でも本開示を作成または使用することができるように提供される。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用できる。したがって、本開示は、本明細書で説明する例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。

Claims (55)

  1. ワイヤレス通信のための方法であって、
    広域ネットワーク(WAN)通信のためにダウンリンク・スペクトルとアップリンク・スペクトルの両方で第1のユーザ機器(UE)によって基地局と通信することと、
    ピアツーピア(P2P)通信のために前記アップリンク・スペクトルのみで前記第1のUEによって第2のUEと通信することと、
    を備える方法。
  2. 前記基地局と前記通信することは、前記基地局に対し前記アップリンク・スペクトルの第1の部分でデータを送信することを備え、前記第2のUEと前記通信することは、前記第2のUEに対し前記アップリンク・スペクトルの第2の部分でデータを送信することを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基地局と前記通信することは、前記基地局に対し第1のサブフレームにおいて前記アップリンク・スペクトルでデータを送信することを備え、前記第2のUEと前記通信することは、前記第2のUEに対し第2のサブフレームにおいて前記アップリンク・スペクトルでデータを送信することを備える、請求項1に記載の方法。
  4. ワイヤレス通信のための装置であって、
    広域ネットワーク(WAN)通信のためにダウンリンク・スペクトルとアップリンク・スペクトルの両方で第1のユーザ機器(UE)によって基地局と通信するための手段と、
    ピアツーピア(P2P)通信のために前記アップリンク・スペクトルのみで前記第1のUEによって第2のUEと通信するための手段と、
    を備える装置。
  5. 前記基地局と通信するための前記手段は、前記基地局に対し前記アップリンク・スペクトルの第1の部分でデータを送信するための手段を備え、前記第2のUEと通信するための前記手段は、前記第2のUEに対し前記アップリンク・スペクトルの第2の部分でデータを送信するための手段を備える、請求項4に記載の装置。
  6. 前記基地局と通信するための前記手段は、前記基地局に対し第1のサブフレームにおいて前記アップリンク・スペクトルでデータを送信するための手段を備え、前記第2のUEと通信するための前記手段は、前記第2のUEに対し第2のサブフレームにおいて前記アップリンク・スペクトルでデータを送信するための手段を備える、請求項4に記載の装置。
  7. ワイヤレス通信のための装置であって、
    広域ネットワーク(WAN)通信のためにダウンリンク・スペクトルとアップリンク・スペクトルの両方で第1のユーザ機器(UE)によって基地局と通信し、ピアツーピア(P2P)通信のために前記アップリンク・スペクトルのみで前記第1のUEによって第2のUEと通信するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える装置。
  8. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記基地局に対し前記アップリンク・スペクトルの第1の部分でデータを送信し、前記第2のUEに対し前記アップリンク・スペクトルの第2の部分でデータを送信するように構成される、請求項7に記載の装置。
  9. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記基地局に対し第1のサブフレームにおいて前記アップリンク・スペクトルでデータを送信し、前記第2のUEに対し第2のサブフレームにおいて前記アップリンク・スペクトルでデータを送信するように構成される、請求項7に記載の装置。
  10. 広域ネットワーク(WAN)通信のためにダウンリンク・スペクトルとアップリンク・スペクトルの両方で第1のユーザ機器(UE)によって基地局と通信することを、少なくとも1つのプロセッサに行わせるためのコードと、
    ピアツーピア(P2P)通信のために前記アップリンク・スペクトルのみで前記第1のUEによって第2のUEと通信することを、前記少なくとも1つのプロセッサに行わせるためのコードと、
    を備える非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
  11. ワイヤレス通信のための方法であって、
    ピアツーピア(P2P)通信のために第1のサブフレームにおいて指定スペクトルで第1のユーザ機器(UE)から第2のUEにデータを送信することと、
    P2P通信のために第2のサブフレームにおいて前記指定スペクトルで前記第2のUEによって前記第1のUEに送られたデータを受信することと、を備え、前記第1のサブフレームは前記第2のサブフレームと時分割多重化(TDM)される、方法。
  12. 前記第1のサブフレームおよび前記第2のサブフレームは、時分割複信(TDD)を利用する基地局に関する2つのアップリンク・サブフレームに対応する、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1のサブフレームおよび前記第2のサブフレームは、周波数分割複信(FDD)を利用し、アップリンク・スペクトルおよびダウンリンク・スペクトルで動作する基地局に関する前記アップリンク・スペクトル向けの2つのサブフレームに対応する、請求項11に記載の方法。
  14. 広域エリアネットワーク(WAN)通信のために第3のサブフレームにおいて前記第1のUEによって基地局と通信すること、をさらに備え、前記第3のサブフレームは、前記第1のサブフレームおよび前記第2のサブフレームと時分割多重化される、請求項11に記載の方法。
  15. ワイヤレス通信のための装置であって、
    ピアツーピア(P2P)通信のために第1のサブフレームにおいて指定スペクトルで第1のユーザ機器(UE)から第2のUEにデータを送信するための手段と、
    P2P通信のために第2のサブフレームにおいて前記指定スペクトルで前記第2のUEによって前記第1のUEに送られたデータを受信するための手段と、
    を備え、前記第1のサブフレームは前記第2のサブフレームと時分割多重化(TDM)される、装置。
  16. 前記第1のサブフレームおよび前記第2のサブフレームは、時分割複信(TDD)を利用する基地局に関する2つのアップリンク・サブフレームに対応する、請求項15に記載の装置。
  17. 前記第1のサブフレームおよび前記第2のサブフレームは、周波数分割複信(FDD)を利用し、アップリンク・スペクトルおよびダウンリンク・スペクトルで動作する基地局に関する前記アップリンク・スペクトル向けの2つのサブフレームに対応する、請求項15に記載の装置。
  18. ワイヤレス通信のための装置であって、
    ピアツーピア(P2P)通信のために第1のサブフレームにおいて指定スペクトルで第1のユーザ機器(UE)から第2のUEにデータを送信し、P2P通信のために第2のサブフレームにおいて前記指定スペクトルで前記第2のUEによって前記第1のUEに送られたデータを受信するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備え、前記第1のサブフレームは前記第2のサブフレームと時分割多重化(TDM)される、装置。
  19. 前記第1のサブフレームおよび前記第2のサブフレームは、時分割複信(TDD)を利用する基地局に関する2つのアップリンク・サブフレームに対応する、請求項18に記載の装置。
  20. 前記第1のサブフレームおよび前記第2のサブフレームは、周波数分割複信(FDD)を利用し、アップリンク・スペクトルおよびダウンリンク・スペクトルで動作する基地局に関する前記アップリンク・スペクトル向けの2つのサブフレームに対応する、請求項18に記載の装置。
  21. ピアツーピア(P2P)通信のために第1のサブフレームにおいて指定スペクトルで第1のユーザ機器(UE)から第2のUEにデータを送信することを、少なくとも1つのプロセッサに行わせるためのコードと、
    P2P通信のために第2のサブフレームにおいて前記指定スペクトルで前記第2のUEによって前記第1のUEに送られたデータを受信することであって、前記第1のサブフレームは前記第2のサブフレームと時分割多重化(TDM)されることを、前記少なくとも1つのプロセッサに行わせるためのコードと、
    を備える非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
  22. ワイヤレス通信のための方法であって、
    広域ネットワーク(WAN)通信のために少なくとも1つの第1のサブフレームにおいて第1のユーザ機器(UE)によって基地局と通信することと、
    少なくとも1つの第2のサブフレームにおいて前記第1のUEによって第2のUEと通信することとを備え、前記少なくとも1つの第1のサブフレームは前記少なくとも1つの第2のサブフレームと時分割多重化(TDM)される、方法。
  23. 前記基地局は、周波数分割複信(FDD)を利用し、ダウンリンク・スペクトルおよびアップリンク・スペクトルで動作し、前記少なくとも1つの第1のサブフレームおよび前記少なくとも1つの第2のサブフレームは、前記アップリンク・スペクトル向けのサブフレームに対応する、請求項22に記載の方法。
  24. 前記基地局は、時分割複信(TDD)を利用し、前記少なくとも1つの第2のサブフレームは、前記基地局に関する少なくとも1つのダウンリンク・サブフレーム、または前記基地局に関する少なくとも1つのアップリンク・サブフレーム、または少なくとも1つのダウンリンク・サブフレームと少なくとも1つのアップリンク・サブフレームの両方に対応する、請求項22に記載の方法。
  25. 前記基地局と前記通信すること、および前記第2のUEと前記通信することは、同時に生じる、請求項22に記載の方法。
  26. ワイヤレス通信のための装置であって、
    広域ネットワーク(WAN)通信のために少なくとも1つの第1のサブフレームにおいて第1のユーザ機器(UE)によって基地局と通信するための手段と、
    少なくとも1つの第2のサブフレームにおいて前記第1のUEによって第2のUEと通信するための手段とを備え、前記少なくとも1つの第1のサブフレームは前記少なくとも1つの第2のサブフレームと時分割多重化(TDM)される、装置。
  27. 前記基地局は、周波数分割複信(FDD)を利用し、ダウンリンク・スペクトルおよびアップリンク・スペクトルで動作し、前記少なくとも1つの第1のサブフレームおよび前記少なくとも1つの第2のサブフレームは、前記アップリンク・スペクトル向けのサブフレームに対応する、請求項26に記載の装置。
  28. 前記基地局は、時分割複信(TDD)を利用し、前記少なくとも1つの第2のサブフレームは、前記基地局に関する少なくとも1つのダウンリンク・サブフレーム、または前記基地局に関する少なくとも1つのアップリンク・サブフレーム、または少なくとも1つのダウンリンク・サブフレームと少なくとも1つのアップリンク・サブフレームの両方に対応する、請求項26に記載の装置。
  29. 前記基地局との通信および前記第2のUEとの通信は同時に生じる、請求項26に記載の装置。
  30. ワイヤレス通信のための装置であって、
    広域ネットワーク(WAN)通信のために少なくとも1つの第1のサブフレームにおいて第1のユーザ機器(UE)によって基地局と通信し、少なくとも1つの第2のサブフレームにおいて前記第1のUEによって第2のUEと通信するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備え、前記少なくとも1つの第1のサブフレームは前記少なくとも1つの第2のサブフレームと時分割多重化(TDM)される、装置。
  31. 前記基地局は、周波数分割複信(FDD)を利用し、ダウンリンク・スペクトルおよびアップリンク・スペクトルで動作し、前記少なくとも1つの第1のサブフレームおよび前記少なくとも1つの第2のサブフレームは、前記アップリンク・スペクトル向けのサブフレームに対応する、請求項30に記載の装置。
  32. 前記基地局は、時分割複信(TDD)を利用し、前記少なくとも1つの第2のサブフレームは、前記基地局に関する少なくとも1つのダウンリンク・サブフレーム、または前記基地局に関する少なくとも1つのアップリンク・サブフレーム、または少なくとも1つのダウンリンク・サブフレームと少なくとも1つのアップリンク・サブフレームの両方に対応する、請求項30に記載の装置。
  33. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記基地局および前記第2のUEと同時に通信するように構成される、請求項30に記載の装置。
  34. 広域ネットワーク(WAN)通信のために少なくとも1つの第1のサブフレームにおいて第1のユーザ機器(UE)によって基地局と通信することを、少なくとも1つのプロセッサに行わせるためのコードと、
    少なくとも1つの第2のサブフレームにおいて前記第1のUEによって第2のUEと通信することであって、前記少なくとも1つの第1のサブフレームは前記少なくとも1つの第2のサブフレームと時分割多重化(TDM)されることを、前記少なくとも1つのプロセッサに行わせるためのコードと、
    を備える非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
  35. ワイヤレス通信のための方法であって、
    広域ネットワーク(WAN)通信のために第1のユーザ機器(UE)によって基地局に第1のサブフレームにおいて第1のデータ送信を送ることと、
    ピアツーピア(P2P)通信のために第2のUEによって前記第1のUEに対し第2のサブフレームにおいて送られた第2のデータ送信を受信することと、を備え、前記第2のデータ送信は、送信ギャップによって前記第1のデータ送信から分離される、方法。
  36. 前記第1のデータ送信の少なくとも1サブフレーム後に送られるように、またはサブフレームの送信部分と受信部分との間のギャップを備える前記サブフレームにおいて送られるように前記第2のデータ送信をスケジュールすることによって、前記送信ギャップが取得される、請求項35に記載の方法。
  37. 前記送信ギャップを取得するために前記第1のデータ送信の最後の部分を削除すること、
    をさらに備える、請求項35に記載の方法。
  38. 前記第1のデータ送信の前記最後の部分を前記削除することは、前記第1のUEのためのサウンディング基準信号(SRS)構成に基づいて前記第1のデータ送信の最後のシンボル期間を削除することを備える、請求項37に記載の方法。
  39. WAN通信向けの前記第1のUEの送信タイミングに対してP2P通信向けの前記第1のUEの送信タイミングを遅行させること、
    をさらに備える、請求項35に記載の方法。
  40. WAN通信向けの前記第1のUEの送信タイミングに対してP2P通信向けの前記第1のUEの送信タイミングを先行させることをさらに備える、請求項35に記載の方法。
  41. 前記送信ギャップは、前記第1のデータ送信の最後の部分を削除することによって取得される、請求項40に記載の方法。
  42. サブフレームの送信部分と受信部分との間のギャップを備える前記サブフレームにおいて前記第1のデータ送信または前記第2のデータ送信が送られることによって、前記送信ギャップが取得される、請求項35に記載の方法。
  43. P2P通信のために前記第2のUEによって前記第1のUEに対し第3のサブフレームにおいて送られた第3のデータ送信を受信することと、
    WAN通信のために前記第1のUEによって前記基地局に対し第4のサブフレームにおいて第4のデータ送信を送ることと、
    をさらに備え、前記第4のデータ送信は、第2の送信ギャップによって前記第3のデータ送信から分離される、請求項35に記載の方法。
  44. WAN通信向けの前記第1のUEの受信タイミングに対してWAN通信向けの前記第1のUEの送信タイミングを先行させることをさらに備える、請求項35に記載の方法。
  45. ワイヤレス通信のための装置であって、
    広域ネットワーク(WAN)通信のために第1のユーザ機器(UE)によって基地局に対し第1のサブフレームにおいて第1のデータ送信を送るための手段と、
    ピアツーピア(P2P)通信のために第2のUEによって前記第1のUEに対し第2のサブフレームにおいて送られた第2のデータ送信を受信するための手段とを備え、前記第2のデータ送信は、送信ギャップによって前記第1のデータ送信から分離される、装置。
  46. 前記送信ギャップを取得するために前記第1のデータ送信の最後の部分を削除するための手段をさらに備える、請求項45に記載の装置。
  47. WAN通信向けの前記第1のUEの送信タイミングに対してP2P通信向けの前記第1のUEの送信タイミングを遅行させるための手段をさらに備える、請求項45に記載の装置。
  48. WAN通信向けの前記第1のUEの送信タイミングに対してP2P通信向けの前記第1のUEの送信タイミングを先行させるための手段をさらに備える、請求項45に記載の装置。
  49. P2P通信のために前記第2のUEによって前記第1のUEに対し第3のサブフレームにおいて送られた第3のデータ送信を受信するための手段と、
    WAN通信のために前記第1のUEによって前記基地局に対し第4のサブフレームにおいて第4のデータ送信を送るための手段と、
    をさらに備え、前記第4のデータ送信は、第2の送信ギャップによって前記第3のデータ送信から分離される、請求項45に記載の装置。
  50. ワイヤレス通信のための装置であって、
    広域ネットワーク(WAN)通信のために第1のユーザ機器(UE)によって基地局に対し第1のサブフレームにおいて第1のデータ送信を送り、ピアツーピア(P2P)通信のために第2のUEによって前記第1のUEに対し第2のサブフレームにおいて送られた第2のデータ送信を受信するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備え、前記第2のデータ送信は、送信ギャップによって前記第1のデータ送信から分離される、装置。
  51. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記送信ギャップを取得するために前記第1のデータ送信の最後の部分を削除するように構成される、請求項50に記載の装置。
  52. 前記少なくとも1つのプロセッサは、WAN通信向けの前記第1のUEの送信タイミングに対してP2P通信向けの前記第1のUEの送信タイミングを遅行させるように構成される、請求項50に記載の装置。
  53. 前記少なくとも1つのプロセッサは、WAN通信向けの前記第1のUEの送信タイミングに対してP2P通信向けの前記第1のUEの送信タイミングを先行させるように構成される、請求項50に記載の装置。
  54. 前記少なくとも1つのプロセッサは、P2P通信のために前記第2のUEによって前記第1のUEに対し第3のサブフレームにおいて送られた第3のデータ送信を受信し、WAN通信のために前記第1のUEによって前記基地局に対し第4のサブフレームにおいて第4のデータ送信を送るように構成され、前記第4のデータ送信は、第2の送信ギャップによって前記第3のデータ送信から分離される、請求項50に記載の装置。
  55. 広域ネットワーク(WAN)通信のために第1のユーザ機器(UE)によって基地局に対し第1のサブフレームにおいて第1のデータ送信を送ることを、少なくとも1つのプロセッサに行わせるためのコードと、
    ピアツーピア(P2P)通信のために第2のUEによって前記第1のUEに対し第2のサブフレームにおいて送られた第2のデータ送信を受信することであって、前記第2のデータ送信は、送信ギャップによって前記第1のデータ送信から分離されることを、前記少なくとも1つのプロセッサに行わせるためのコードと、
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