JP2014212458A - 接写映像生成装置及びそのプログラム - Google Patents

接写映像生成装置及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本願発明は、臨場感が高い接写映像を生成できる接写映像生成装置を提供する。
【解決手段】接写映像生成装置1は、切出領域のサイズを算出する切出領域サイズ算出手段11と、切出領域の領域数を算出する切出領域数算出手段13と、予め設定された速度曲線に基づいて、静止画内における切出領域の位置を算出する切出領域位置算出手段15と、切出条件に基づいて切出画像を生成する切出画像生成手段20と、切出画像の被写体を台形状に変形する被写体変形手段31と、切出画像に画像加工処理を施す切出画像加工手段33と、切出画像を時間方向で連続させた接写映像を生成する接写映像生成手段40とを備える。
【選択図】図3

Description

本願発明は、被写体の接写映像を生成する接写映像生成装置及びそのプログラムに関する。
例えば、テレビジョン番組及びドキュメンタリー映画では、書類や小物などの被写体を接写によって撮影し、この接写映像を解説することがある。この接写映像は、従来の産業用ロボット(マニピュレータ)を応用した接写装置を用いて、撮影することができる(非特許文献1,2参照)。すなわち、従来の接写装置は、多関節マニピュレータの先端部に撮影カメラを装着し、操作器で撮影カメラの動きを入力することで、被写体を接写するものである。
この従来の接写装置では、照明で被写体を照らしながら、接写映像を撮影することがある。このとき、従来の接写装置では、多関節マニピュレータで影が作られることがあり、接写映像の撮影準備に時間を要してしまう。さらに、従来の接写映像では、撮影カメラを被写体に対して移動させながら、動画で接写映像を撮影することがある。このとき、従来の接写装置では、カメラ操作時に撮影カメラが揺れると、接写映像を撮り直す必要がある。
そこで、従来から、多関節マニピュレータなどの大規模装置を利用せずに、個人用のビデオカメラで撮影された映像をトリミングし、被写体の一部が拡大されたトリミング映像を生成する発明も提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−261657号公報
「細型多関節マニピュレータ撮像システムの開発」、http://www.nhk.or.jp/pr/marukaji/m-giju002.html 西垣他、「4-6 狭所撮影用小型多関節マニピュレータの開発:わずかな隙間からハイビジョン撮影(第4部門 放送技術(放送現業))」、映像情報メディア学会年次大会講演予稿集(2008)、4-6、2008-08-01
前記した特許文献1に記載の発明は、以下の述べる理由により、臨場感が不足するという問題がある。
ここで、カメラマンは、パンニング速度を徐々に変化させる撮影技法を用いて、接写映像を撮影することが知られている。また、接写映像は、被写体と撮影カメラとが接近して撮影されるため、接写部分と撮影カメラとの位置関係により被写体が歪むことが多い。しかし、特許文献1に記載の発明は、被写体を単純にトリミングするだけなので、カメラマンの撮影技法や被写体の歪みがトリミング映像に反映されず、トリミング映像が単調になり、臨場感が不足してしまう。
そこで、本願発明は、前記した問題を解決し、臨場感が高い接写映像を生成できる接写映像生成装置及びそのプログラムを提供することを課題とする。
前記した課題に鑑みて、本願第1発明に係る接写映像生成装置は、静止画取得手段が取得した静止画を用いて、静止画に含まれる被写体を仮想カメラで接写した接写映像を生成する接写映像生成装置であって、切出領域サイズ算出手段と、切出領域数算出手段と、切出領域位置算出手段と、切出画像生成手段と、被写体変形手段と、接写映像生成手段と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、接写映像生成装置は、切出領域サイズ算出手段によって、仮想カメラの画角と、仮想カメラから被写体までの撮影距離とが予め設定され、画角及び撮影距離に応じて、静止画から切り出す領域である切出領域のサイズを算出する。また、接写映像生成装置は、切出領域数算出手段によって、接写映像の撮影時間と、接写映像の単位時間あたりの画像数とが予め設定され、撮影時間及び画像数に基づいて、切出領域の領域数を算出する。
また、接写映像生成装置は、カメラマンが同一カットの撮影を開始してから終了するまでの操作速度と操作時間との関係を示す速度曲線が予め設定され、速度曲線に基づいて、カメラマンの撮影技法を切出画像に反映させるように、切出領域の位置を算出する。そして、接写映像生成装置は、切出画像生成手段によって、切出領域のサイズと、切出領域の領域数と、切出領域の位置とに基づいて、静止画から切出領域が切り出された切出画像を生成する。
また、接写映像生成装置は、被写体変形手段によって、切出画像生成手段が生成した切出画像の法線と、仮想カメラの光軸とのなす角に応じて、切出画像に含まれる被写体を台形状に変形させ、切出領域と仮想カメラとの位置関係に起因した被写体の歪みを切出画像に反映させる。そして、接写映像生成装置は、接写映像生成手段によって、被写体が変形した切出画像を時間方向で連続させて、接写映像を生成する。
また、本願第2発明に係る接写映像生成装置は、被写体変形手段が、なす角が大きくなる程、被写体の変形量を大きくし、なす角が小さくなる程、被写体の変形量を小さくすることを特徴とする。
かかる構成によれば、接写映像生成装置は、切出領域と仮想カメラとの位置関係に起因した被写体の歪みを正確に、切出画像に反映させることができる。
また、本願第3発明に係る接写映像生成装置は、切出領域位置算出手段が、速度曲線の積分処理により、切出領域の位置を算出することを特徴とする。
かかる構成によれば、接写映像生成装置は、カメラマンの撮影技法を正確に、切出画像に反映させることができる。
また、本願第4発明に係る接写映像生成装置は、被写体変形手段が変形させた切出画像に、予め設定された画像加工処理を施す切出画像加工手段、をさらに備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、接写映像生成装置は、接写映像に所望の演出効果を加えることができる。
なお、本願第1発明に係る接写映像生成装置は、コンピュータが備えるCPU(Central Processing Unit)、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)などのハードウェア資源を、前記した各手段として協調動作させる接写映像生成プログラムとして実現することもできる。この接写映像生成プログラムは、通信回線を介して配布してもよく、CD−ROMやフラッシュメモリ等の記録媒体に書き込んで配布してもよい(本願第5発明)。
本願発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
本願第1,5発明によれば、カメラマンの撮影技法や被写体の歪みが切出画像に反映されるので、臨場感が高い接写映像を生成することができる。
本願第2発明によれば、被写体の歪みが正確に切出画像に反映されるので、接写映像の臨場感をより高めることができる。
本願第3発明によれば、カメラマンの撮影技法が正確に切出画像に反映されるので、接写映像の臨場感をより高めることができる。
本願第4発明によれば、接写映像に所望の演出効果を加えるので、接写映像の臨場感をより高めることができる。
本願発明の実施形態に係る接写映像生成装置を備える接写映像生成システムの概略図である。 図1の接写映像生成システムにおいて、静止画の切り出しを説明する説明図である。 図1の接写映像生成装置の構成を示すブロック図である。 図1の切出領域サイズ算出手段において、切出領域のサイズ算出手法を説明する説明図である。 図1の切出領域位置算出手段において、切出領域の位置算出手法を説明する説明図である。 図1の切出領域位置算出手段において、速度曲線を説明する説明図である。 図1の被写体変形手段において、被写体の変形を説明する説明図である。 図1の接写映像生成装置の動作を示すフローチャートである。
[接写映像生成システムの概略]
図1を参照し、接写映像生成システム100の概略について、説明する。
図1に示すように、接写映像生成システム100は、撮影カメラ3が撮影した静止画を用いて、被写体5の接写映像を生成するものであり、接写映像生成装置1と、ディスプレイ2と、撮影カメラ(静止画取得手段)3と、照明4とを備える。
また、図1には、被写体5と、操作者9とを図示した。
接写映像生成装置1は、撮影カメラ3から入力された静止画を用いて、被写体5の接写映像を生成するものである。
この接写映像生成装置1の詳細は、後記する。
ディスプレイ2は、接写映像生成装置1に接続され、操作者9に各種情報を提示するものである。例えば、ディスプレイ2は、被写体5が撮影した静止画や、接写映像生成装置1が生成した接写映像を操作者9に提示する。
撮影カメラ3は、静止画を撮影可能な一般的なデジタルカメラである。この撮影カメラ3は、静止画を撮影したときの画角と、撮影カメラ3から被写体5までの距離とを計測し、カメラパラメータとして、接写映像生成装置1に出力することが好ましい。
なお、接写映像生成システム100では、静止画取得手段が撮影カメラ3に制限されず、例えば、被写体5の写真や原稿を取り込むスキャナであってもよい。
照明4は、被写体5を照らす一般的な撮影用ライトである。この照明4は、撮影フロア内で任意の位置に配置され、照射方向も任意に調整可能である。また、照明4の台数は、2台に制限されず、撮影環境(例えば、撮影フロアの明るさ)に応じて、適宜変更可能である。
なお、接写映像生成システム100では、照明4の代わりに、撮影カメラ3に内蔵されたストロボを利用してもよい。
被写体5は、接写映像の撮影対象となるものである。本実施形態では、被写体5が本(正確には本に記述された文章)であることとする。
操作者9は、接写映像生成装置1を操作する者(オペレータ)である。また、操作者9は、接写映像生成装置1に切出パラメータを手動設定する。
ここで、接写映像生成システム100を用いて、接写映像を生成する手法について、説明する。
まず、操作者9は、被写体5に対し、照明光が均等に照射されるように、照明4の位置及び照射方向を調整する。また、操作者9は、撮影カメラ3を被写体5に正対させて、静止画を撮影する。このとき、操作者9は、静止画の中央付近に被写体5が位置し、極力歪みが発生しないように撮影を行うことが好ましい。
撮影カメラ3は、撮影時のカメラパラメータを計測し、静止画と共に接写映像生成装置1に出力する。図2に示すように、接写映像生成装置1は、静止画Aにおける切出領域Bの位置を徐々に変化させながら、切出領域Bを切り出して切出画像を生成する。そして、接写映像生成装置1は、この切出画像が時間方向で連続した接写映像を生成する。さらに、接写映像生成装置1は、生成した接写映像を、ディスプレイ2を介して、操作者9に提示する。
なお、図2では、切出領域Bの位置変化を矢印で図示した。
[接写映像生成装置の構成]
図3に示すように、接写映像生成装置1は、切出条件生成手段10と、切出画像生成手段20と、画像処理手段30と、接写映像生成手段40とを備える。
切出条件生成手段10は、予め設定された切出パラメータに基づいて、切出条件を生成するものであり、切出領域サイズ算出手段11と、切出領域数算出手段13と、切出領域位置算出手段15とを備える。
切出パラメータとは、切出条件の生成に必要となるパラメータのことである。例えば、切出パラメータには、仮想カメラ17(図4)の画角及び光軸と、撮影距離と、接写映像の撮影時間及びフレームレート(単位時間あたりの画像数)と、切出開始位置と、切出終了位置とが含まれる。
撮影距離とは、仮想カメラ17から被写体5までの距離のことである。
切出開始位置とは、静止画Aの中で切出領域Bの切り出しを開始する位置のことである。
切出終了位置とは、静止画Aの中で切出領域Bの切り出しを終了する位置のことである。
仮想カメラ17とは、被写体5を仮想的に撮影するカメラのことである。つまり、接写映像生成装置1は、この仮想カメラ17で撮影されたような接写映像を生成する。
切出条件とは、静止画Aから切出領域Bを切り出す条件(つまり、切出画像を生成する条件)であり、切出領域Bのサイズ、領域数及び位置が含まれる。
切出領域サイズ算出手段11は、切出パラメータに含まれる仮想カメラ17の画角及び撮影距離に応じて、切出領域Bのサイズを算出するものである。つまり、切出領域サイズ算出手段11は、仮想カメラ17の画角が大きくなる程、切出領域Bのサイズを大きくし、仮想カメラ17の画角が小さくなる程、切出領域Bのサイズを小さくする。また、切出領域サイズ算出手段11は、撮影距離が長くなる程、切出領域Bのサイズを大きくし、撮影距離が短くなる程、切出領域Bのサイズを小さくする。
<切出領域のサイズ算出手法>
図4を参照し、切出領域Bのサイズ算出手法について、その一例を説明する(適宜図3参照)。
図4では、仮想カメラ17の水平方向画角をθとし、仮想カメラ17の光学主点から被写体5までの撮影距離をXとし、切出領域Bの幅をWとする。また、図4では、仮想カメラ17の光軸を一点鎖線で図示した。
例えば、切出領域サイズ算出手段11は、下記の式(1)に示すように、仮想カメラ17の水平方向画角θと、撮影距離Xとを用いて、切出領域の幅Wを算出する。
W=2X・tan(θ/2) …式(1)
また、例えば、切出領域サイズ算出手段11は、下記の式(2)に示すように、仮想カメラ17の垂直方向画角θ(不図示)と、撮影距離Xとを用いて、切出領域の高さH(不図示)を算出する。
H=2X・tan(θ/2) …式(2)
図3に戻り、接写映像生成装置1の構成について、説明を続ける。
切出領域数算出手段13は、切出パラメータに含まれる撮影時間及びフレームレートに基づいて、切出領域Bの領域数を算出するものである。つまり、切出領域数算出手段13は、撮影時間にフレームレートを乗じて、切出領域Bの領域数を算出する。例えば、撮影時間が10(秒)であり、フレームレートが30(fps)の場合、切出領域Bの領域数は、300となる。
切出領域位置算出手段15は、予め設定された速度曲線に基づいて、静止画Aにおける切出領域Bの位置を算出するものである。
速度曲線とは、カメラマンが同一カットの撮影を開始してから終了するまでの操作速度と操作時間との関係を示す曲線である。
<切出領域の位置算出手法>
図5,図6を参照し、切出領域Bの位置算出手法について、その一例を説明する(適宜図3参照)。
本実施形態では、仮想カメラ17は、図5に示すように、平行移動せずに、水平方向に回転することとして説明する。図5では、回転前の仮想カメラ17を実線で図示し、回転途中の仮想カメラ17を破線で図示した。
切出領域位置算出手段15は、図6(a)に示すように、操作速度Vと時間Tとの関係を示す速度曲線が予め設定される。本実施形態では、図5のように、仮想カメラ17が水平方向にパンニング(回転)している。従って、この速度曲線は、カメラマンが同一カットを撮影するときに、パンニングを開始してから終了するまでのカメラ姿勢を計測し、この計測値を統計処理したものである。ここで、図6(a)の速度曲線は、図6(b)に示すように、カメラマンがパンニングを行っているときのカメラの角度φと、時間Tとの関係で表すこともできる。
なお、図6では、横軸の時間Tは、操作時間を0〜1の間で正規化したものを示す。
図6(a)及び図6(b)のように、操作開始時(T=0)から徐々に操作速度Vが速くなり、操作時間Tの中間よりも早い時点(T=0.4〜0.45)で、最速の操作速度Vmaxに到達する。そして、最速の操作速度Vmaxから徐々に操作速度Vが低下し、操作終了時(T=1)で、操作速度Vがゼロになる。つまり、速度曲線では、加速時間T1よりも減速時間T2の方が長くなり、カメラマンが滑らかにカメラを静止させていることがわかる。
そこで、切出領域位置算出手段15では、実際のカメラマンの撮影技法を示した速度曲線に基づいて、切出領域Bの位置を算出することとした。具体的には、切出領域数算出手段13は、図6(a)の速度曲線を積分することで、静止画Aの切出開始位置から切出終了位置までの間で、切出領域Bの領域数だけ、切出領域Bの位置を算出する。
図6(c)に示すように、切出領域位置算出手段15は、加速時間T1の間、切出領域Bの間隔を徐々に広くする。一方、切出領域位置算出手段15は、減速時間T2の間、切出領域Bの間隔を徐々に狭くする。このように、切出領域位置算出手段15は、切出領域Bを等間隔にするのではなく、カメラマンが実際に接写したように、切出領域Bの間隔を徐々に変化させる。
なお、図6(c)では、各切出領域Bの中に、各切出領域Bを切り出した時刻を図示した。
その後、切出条件生成手段10は、切出領域Bのサイズ、領域数及び位置が含まれる切出条件を、切出画像生成手段20に出力する。
図3に戻り、接写映像生成装置1の構成について、説明を続ける。
切出画像生成手段20は、切出条件生成手段10から入力された切出条件に基づいて、静止画Aから切出領域Bを切り出して、切出画像を生成するものである。つまり、切出画像生成手段20は、切出条件のサイズ及び位置で切出領域Bを切り出して、切出条件の領域数と同数の切出画像を生成する。そして、切出画像生成手段20は、生成した切出画像を画像処理手段30に出力する。
画像処理手段30は、切出画像生成手段20から入力された切出画像を加工するものであり、被写体変形手段31と、切出画像加工手段33とを備える。
被写体変形手段31は、切出画像の法線と、仮想カメラ17の光軸とのなす角に応じて、切出画像に含まれる被写体を台形状に変形するものである。
<被写体の変形>
図7を参照し、被写体変形手段31による被写体の変形について、説明する(適宜図3参照)。
図7では、切出画像C〜C(C)が5枚であり、切出画像Cを太線で図示した。また、図7では、切出画像Cに含まれる被写体5の領域を破線で図示した。
図7(a)の切出画像Cは、静止画Aの左端部分から切り出されている。従って、仮想カメラ17の光軸αと、切出画像Cの法線βとのなす角κは、大きくなる。
なお、切出画像Cが静止画Aと同一平面上にあるため、切出画像Cの法線βは、静止画Aと垂直に交わることになる。
このため、被写体変形手段31は、切出画像Cに含まれる被写体5を大きく変形する。具体的には、被写体変形手段31は、切出画像Cに被写体検出処理を施し、切出画像Cから被写体5を抽出する。この被写体検出処理は、例えば、色領域抽出処理、エッジ領域抽出処理又は特徴点抽出処理のように、切出画像Cから被写体5を抽出できれば、特に制限されない。そして、被写体変形手段31は、仮想カメラ17から離れた側(例えば、左側)が小さくなるように、抽出した被写体5を変形する。例えば、被写体変形手段31は、アフィン変換を用いて、被写体5を変形できる。
次に、図7(b)の切出画像Cは、切出画像Cよりも右側から切り出されている。従って、仮想カメラ17の光軸αと、切出画像Cの法線βとのなす角κは、図7(a)よりも小さくなる。このため、被写体変形手段31は、切出画像Cに比べ、切出画像Cに含まれる被写体5の変形量を小さくする。
次に、図7(c)の切出画像Cは、仮想カメラ17の正面から切り出されている。従って、仮想カメラ17の光軸αと、切出画像Cの法線βとのなす角κは、ゼロとなる。このため、被写体変形手段31は、切出画像Cに含まれる被写体5を変形しない。
次に、図7(d)の切出画像Cは、切出画像Cよりも右側から切り出されている。このため、被写体変形手段31は、被写体5の右側が小さくなるように、切出画像Cに含まれる被写体5を変形する。
最後に、図7(e)の切出画像Cは、切出画像Cよりも右側から切り出されている。従って、仮想カメラ17の光軸αと、切出画像Cの法線βとのなす角κは、図7(d)よりも大きくなる。このため、被写体変形手段31は、切出画像Cに比べ、切出画像Cに含まれる被写体5の変形量を大きくする。
図3に戻り、接写映像生成装置1の構成について、説明を続ける。
切出画像加工手段33は、撮影カメラ3から入力されたカメラパラメータを参照して、被写体変形手段31が変形させた切出画像Cに、予め設定された画像加工処理を施すものである。例えば、切出画像加工手段33は、画像加工処理として、被写体5の正面に点光源を配置したと仮定して、切出画像Cの周辺部分に照度低下処理を施す。この他、切出画像加工手段33は、画像加工処理として、デフォーカス処理を施してもよい。
その後、画像処理手段30は、被写体5が変形され、所望の画像加工処理が施された切出画像(加工済み切出画像)Cを、接写映像生成手段40に出力する。
接写映像生成手段40は、画像処理手段30から入力された加工済み切出画像を時間方向で連続させて、接写映像を生成するものである。例えば、図7の切出画像C〜Cが入力された場合、接写映像生成手段40は、切出画像C〜Cが順に連続した接写映像を生成する。そして、接写映像生成手段40は、生成した接写映像をディスプレイ2に出力する。
[接写映像生成装置の動作]
図8を参照し、接写映像生成装置1の動作について、説明する(適宜図3参照)。
接写映像生成装置1は、切出領域サイズ算出手段11によって、切出パラメータに含まれる仮想カメラ17の画角及び撮影距離に応じて、切出領域Bのサイズを算出する(ステップS1)。
接写映像生成装置1は、切出領域数算出手段13によって、切出パラメータに含まれる撮影時間及びフレームレートに基づいて、切出領域Bの領域数を算出する(ステップS2)。
接写映像生成装置1は、切出領域位置算出手段15によって、予め設定された速度曲線に基づいて、静止画Aにおける切出領域Bの位置を算出する(ステップS3)。
接写映像生成装置1は、切出画像生成手段20によって、ステップS1〜S3で求めた切出条件に基づいて、静止画Aから切出領域Bを切り出して、切出画像Cを生成する(ステップS4)。
接写映像生成装置1は、被写体変形手段31によって、切出画像Cの法線と、仮想カメラ17の光軸とのなす角に応じて、切出画像Cに含まれる被写体5を台形状に変形する(ステップS5)。
接写映像生成装置1は、切出画像加工手段33によって、切出画像Cに所望の画像加工処理を施す(ステップS6)。
接写映像生成装置1は、接写映像生成手段40によって、画像加工処理が施された切出画像Cを時間方向で連続させて、接写映像を生成する(ステップS7)。
[作用・効果]
以上のように、接写映像生成装置1は、切出領域位置算出手段15によって、カメラマンが実際に接写したように、切出領域Bの間隔を徐々に変化させる。さらに、接写映像生成装置1は、被写体変形手段31によって、切出領域Bと仮想カメラ17との位置関係に起因した被写体5の歪みを、切出画像Cに反映させる。これによって、接写映像生成装置1は、臨場感が高い接写映像を生成することができる。
さらに、接写映像生成装置1は、切出画像加工手段33で所望の画像加工処理を施すため、所望の演出効果が加えられた接写映像を生成することができる。さらに、接写映像生成装置1は、ディスプレイ2を介して、接写映像を操作者9に即座に提示できるため、接写映像を繰り返し生成する事態が少なく、接写映像を生成する手間を大幅に軽減できる。さらに、接写映像生成装置1は、静止画Aの撮影を行うため、撮影カメラ3の揺れによる悪影響が少ない。
1 接写映像生成装置
10 切出条件生成手段
11 切出領域サイズ算出手段
13 切出領域数算出手段
15 切出領域位置算出手段
20 切出画像生成手段
30 画像処理手段
31 被写体変形手段
33 切出画像加工手段
40 接写映像生成手段
2 ディスプレイ
3 撮影カメラ(静止画取得手段)
4 照明
5 被写体
9 操作者
100 接写映像生成システム

Claims (5)

  1. 静止画取得手段が取得した静止画を用いて、前記静止画に含まれる被写体を仮想カメラで接写した接写映像を生成する接写映像生成装置であって、
    前記仮想カメラの画角と、前記仮想カメラから前記被写体までの撮影距離とが予め設定され、前記画角及び前記撮影距離に応じて、前記静止画から切り出す領域である切出領域のサイズを算出する切出領域サイズ算出手段と、
    前記接写映像の撮影時間と、前記接写映像の単位時間あたりの画像数とが予め設定され、前記撮影時間及び前記画像数に基づいて、前記切出領域の領域数を算出する切出領域数算出手段と、
    カメラマンが同一カットの撮影を開始してから終了するまでの操作速度と操作時間との関係を示す速度曲線が予め設定され、前記速度曲線に基づいて、前記静止画内における切出領域の位置を算出する切出領域位置算出手段と、
    前記切出領域のサイズと、前記切出領域の領域数と、前記切出領域の位置とが含まれる切出条件に基づいて、前記静止画から前記切出領域が切り出された切出画像を生成する切出画像生成手段と、
    前記切出画像生成手段が生成した切出画像の法線と、前記仮想カメラの光軸とのなす角に応じて、当該切出画像に含まれる被写体を台形状に変形する被写体変形手段と、
    前記被写体が変形した切出画像を時間方向で連続させて、前記接写映像を生成する接写映像生成手段と、
    を備えることを特徴とする接写映像生成装置。
  2. 前記被写体変形手段は、前記なす角が大きくなる程、前記被写体の変形量を大きくし、前記なす角が小さくなる程、前記被写体の変形量を小さくすることを特徴とする請求項1に記載の接写映像生成装置。
  3. 前記切出領域位置算出手段は、前記速度曲線の積分処理により、前記切出領域の位置を算出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の接写映像生成装置。
  4. 前記被写体変形手段が変形させた切出画像に、予め設定された画像加工処理を施す切出画像加工手段、をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の接写映像生成装置。
  5. コンピュータを、請求項1に記載の接写映像生成装置として機能させるための接写映像生成プログラム。
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