JP2014212266A - インプリントモールドの製造方法および基材 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラズマを用いたドライエッチングにより、面内において厚さの異なる部分を有する基材の一側に高精度の微細凹凸パターンを有するインプリントモールドを製造する方法、および、このインプリントモールドの製造に用いる基材を、提供する。【解決手段】第1の側10aと、第1の側に対向する第2の側10bとを有し、第2の側に窪み部13が形成された第1の誘電体を含む基材10を用いてインプリントモールドを製造する方法において、第2の側から誘電率調整部材30を支持する支持構造を基材に形成しておき、第2の誘電体を含む誘電率調整部材を基材の窪み部内に配置した後に、基材の第1の側に微細凹凸パターン2を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、インプリントモールドを製造する方法、および、インプリントモールドの製造に用いる基材に関するものである。
微細加工技術としてのナノインプリント技術は、基材の表面に微細凹凸パターンが形成されてなる型部材(インプリントモールド)を用い、当該微細凹凸パターンをインプリント樹脂等の被加工物に等倍転写するパターン形成技術である(特許文献1参照)。特に、半導体デバイスにおける配線パターン等のさらなる微細化の進行等に伴い、半導体デバイスの製造プロセス等においてナノインプリント技術が益々注目されている。
このナノインプリント技術として、光インプリント技術及び熱インプリント技術が知られているが、一般に、光インプリント技術が用いられている。光インプリントは、室温で低い印加圧力により微細凹凸パターンの転写が可能であり、熱インプリントのような加熱・冷却サイクルが不要であることでマスターモールドや樹脂の熱による寸法変化が生じないため、熱インプリントに比して、解像性、アライメント精度、生産性等の点で優れていると言われている。そのため、インプリントモールドを構成する基材としては、光インプリントにおける露光光を透過可能な石英基板が主に用いられている。
ナノインプリント技術に用いられるインプリントモールドとして、図10(c)に示すように、第1の側1100aと、第1の側1100aに対向する第2の側1100bとを有し、第1の側1100aに微細凹凸パターン1200が形成され、第2の側1100bに窪み部1130が形成されてなるインプリントモールド1100が知られている(特許文献2参照)。このインプリントモールド1100においては、第1の側1100aは、基材のほぼ中央に位置する肉薄領域1140と、その周囲に位置する肉厚領域1150とにより構成される。そして、第1の側1100aの微細凹凸パターン1200が形成されているパターン領域1120は、平面視において窪み部1130に包摂されている。
このインプリントモールド1100によれば、微細凹凸パターン1200の形成されているパターン領域1120が肉薄領域1140に位置することで、微細凹凸パターン1200を被加工物としてのインプリント樹脂に押し当てるときに第1の側1100aに向かって凸状に湾曲させることができるため、インプリント樹脂が濡れ広がるときに気泡を閉じ込めてしまうことなく微細凹凸パターン1200を転写することができる。また、微細凹凸パターン1200が転写されたインプリント樹脂からインプリントモールド1100を引き離す際にも同様に湾曲させることができるため、インプリント樹脂からのインプリントモールド1100の剥離容易性を向上させることができる。そのため、インプリント樹脂に形成される転写パターンの破損等を生じさせることなく、高精度に微細凹凸パターン1200を転写することができる。
このようなインプリントモールド1100は、以下のようにして製造され得る。
まず、第2の側1100bに窪み部1130が形成されてなる基材1010を用意する。なお、第1の側1100aには、微細凹凸パターン1200に対応する所定の開口部を有するエッチングマスク1160が設けられている。そして、当該基材1010の第1の側1100aにおけるパターン領域1120に、プラズマを用いたドライエッチングにより微細凹凸パターン1200を形成し、エッチングマスク1160を除去する(図10参照)。
米国特許第5,772,905号 特表2009−536591号公報 特開2011−245787号公報
上述したように、上記インプリントモールド1100は、第2の側1100bに窪み部1130が形成されてなる基材1010の第1の側1100a(パターン領域1120)に、反応性プラズマを用いたドライエッチングにより微細凹凸パターン1200を形成することで製造される。
ドライエッチングにより微細凹凸パターン1200を形成する際、ドライエッチング装置内の一対の電極(アノード及びカソード)間に基材1010が載置される。このとき、基材1010の第2の側1100bに窪み部1130が形成されていることにより、基材1010の肉薄領域1140部分は、基材1010の厚さ方向に見たときに、基材1010と気相(空気)との積層体とみなすことができる。よって、基材1010の肉薄領域1140部分における誘電率は、基材1010を構成する材料(誘電体)と気相(空気)との平均誘電率となる。一方、基材1010の肉厚領域1150部分の誘電率は、基材を構成する材料(誘電体)の誘電率となる。そのため、肉薄領域1140と肉厚領域1150とで誘電率が異なることになる。
これにより、基材1010の肉薄領域1140(特に、パターン領域1120)内におけるエッチング選択比の悪化、基材1010の第1の側1100a(特に、パターン領域1120)におけるイオンやラジカルの分布や指向性の均一性の悪化、微細凹凸パターン1200の断面形状の悪化(微細凹凸パターン1200の側壁の立ち上がり角度(微細凹凸パターン1200の凹部上面に対する凸部側壁の角度)の悪化)等が生じ、エッチング精度が低下するという問題がある。
このように、面内における厚さが均一ではない、誘電体により構成される基材の一の側に、プラズマを用いたドライエッチングにより微細凹凸パターンを形成する場合には、基材の厚さの違いにより、基材とドライエッチング装置の下部電極間に部分的に気相が存在し、その気相に起因する誘電率差によってエッチング精度の低下が生じ得るという問題がある。
かかる実情に鑑み、本発明は、プラズマを用いたドライエッチングにより、面内において厚さの異なる部分を有する基材の一側に高精度の微細凹凸パターンを有するインプリントモールドを製造する方法、および、このインプリントモールドの製造に用いる基材を、提供することを目的とする。
本発明者は種々研究した結果、第1の側と、第1の側に対向する第2の側とを有し、第2の側に窪み部が形成された第1の誘電体を含む基材を用いてインプリントモールドを製造する方法において、第2の側から誘電率調整部材を支持する支持構造を基材に形成しておき、第2の誘電体を含む誘電率調整部材を基材の窪み部内に配置した後に、基材の第1の側に微細凹凸パターンを形成することで、上記課題を解決できることを見出して本発明を完成したものである。
すなわち、本発明の請求項1に係る発明は、第1の側と、前記第1の側に対向する第2の側とを有し、前記第2の側に窪み部が形成され、第1の誘電体を含む基材を用いてインプリントモールドを製造する方法であって、第2の誘電体を含む誘電率調整部材を前記窪み部内に配置する誘電率調整部材配置工程と、前記誘電率調整部材が前記窪み部内に配置された前記基材の第1の側に、プラズマを用いたドライエッチングにより微細凹凸パターンを形成するパターン形成工程と、を含み、前記誘電率調整部材配置工程において、前記基材に形成された支持構造により、前記第2の側から前記誘電率調整部材を支持することを特徴とするインプリントモールドの製造方法である。
また、本発明の請求項2に係る発明は、前記誘電率調整部材配置工程が、前記基材の前記窪み部の側面に形成されている窪み部側面凹部に、前記誘電率調整部材の一部を挿入することにより、前記第2の側から前記誘電率調整部材を支持する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のインプリントモールドの製造方法である。
また、本発明の請求項3に係る発明は、前記誘電率調整部材配置工程が、前記基材の前記窪み部の側面に形成されている窪み部側面凸部により、前記第2の側から前記誘電率調整部材を支持する工程を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインプリントモールドの製造方法である。
また、本発明の請求項4に係る発明は、前記誘電率調整部材配置工程が、前記基材の前記窪み部の側面に形成されている窪み部側面凹凸部に、前記誘電率調整部材の側面に形成されている誘電率調整部材側面凹凸部をはめ合わせることにより、前記第2の側から前記誘電率調整部材を支持する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のインプリントモールドの製造方法である。
また、本発明の請求項5に係る発明は、前記誘電率調整部材配置工程が、断面視上、前記基材の前記窪み部において対向する側面に形成されている傾斜面であって、前記傾斜面の間の距離を、前記第1の側よりも前記第2の側を小さく形成されている傾斜面により、前記第2の側から前記誘電率調整部材を支持する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のインプリントモールドの製造方法である。
また、本発明の請求項6に係る発明は、インプリントモールドに用いられる基材であって、第1の側と、前記第1の側に対向する第2の側とを有し、前記第2の側に窪み部が形成されており、プラズマを用いたドライエッチングにより前記第1の側に微細凹凸パターンを形成する際に前記窪み部に配置される誘電率調整部材を、前記第2の側から支持する支持構造を有することを特徴とする基材である。
また、本発明の請求項7に係る発明は、前記窪み部の側面に窪み部側面凹部を有することを特徴とする請求項6に記載の基材である。
また、本発明の請求項8に係る発明は、前記窪み部の側面に窪み部側面凸部を有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の基材である。
また、本発明の請求項9に係る発明は、前記窪み部の側面に窪み部側面凹凸部を有することを特徴とする請求項6に記載の基材である。
また、本発明の請求項10に係る発明は、前記窪み部の側面が傾斜面を有しており、断面視上、前記窪み部において対向する前記傾斜面の間の距離が、前記第1の側よりも前記第2の側が小さいことを特徴とする請求項6に記載の基材である。
本発明によれば、プラズマを用いたドライエッチングにより、面内において厚さの異なる部分を有する基材の一側に高精度の微細凹凸パターンを有するインプリントモールドを製造する方法、および、このインプリントモールドの製造に用いる基材を、提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るインプリントモールドの製造方法の一例を概略的に示す工程図である。 本発明の第1の実施形態において用いられる基材の一例を示す説明図であり、(a)は切断端面図、(b)は底面図を示す。 本発明の第1の実施形態に係る窪み部側面凹部を形成する方法を説明する図である。 本発明の第1の実施形態において用いられる誘電率調整部材の一例を示す説明図であり、(a)は切断端面図、(b)は底面図を示す。 本発明の第2の実施形態において用いられる基材の一例を示す説明図であり、(a)は切断端面図、(b)は底面図を示す。 本発明の第2の実施形態において用いられる誘電率調整部材の一例を示す説明図であり、(a)は切断端面図、(b)は底面図を示す。 本発明の第3の実施形態において用いられる基材および誘電率調整部材の一例を示す説明図であり、(a)は基材の切断端面図、(b)は誘電率調整部材の切断端面図を示す。 本発明の第4の実施形態において用いられる基材の一例を示す説明図であり、(a)は切断端面図、(b)は底面図を示す。 本発明の第4の実施形態において用いられる誘電率調整部材の一例を示す説明図であり、(a)は切断端面図、(b)は底面図を示す。 従来のインプリントモールドの製造方法を概略的に示す工程図である。
[インプリントモールドの製造方法]
まず、本発明に係るインプリントモールドの製造方法を、図面を参照しながら説明する。
本発明に係るインプリントモールドの製造方法は、第1の側と、前記第1の側に対向する第2の側とを有し、前記第2の側に窪み部が形成され、第1の誘電体を含む基材を用いてインプリントモールドを製造する方法であって、第2の誘電体を含む誘電率調整部材を前記窪み部内に配置する誘電率調整部材配置工程と、前記誘電率調整部材が前記窪み部内に配置された前記基材の第1の側に、プラズマを用いたドライエッチングにより微細凹凸パターンを形成するパターン形成工程と、を含み、前記誘電率調整部材配置工程において、前記基材に形成された支持構造により、前記第2の側から前記誘電率調整部材を支持することを特徴とするものである。
これによれば、高精度の微細凹凸パターンを有するインプリントモールドを製造することができ、また、基材に形成された支持構造により、基材の搬送時等に誘電率調整部材が窪み部から脱落してしまうことを防止することができる。
(第1の実施形態)
<基材準備工程>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るインプリントモールドの製造方法の一例を概略的に示す工程図である。
本実施形態においては、図1(a)に示すように、まず、第1の側10aと、第1の側10aに対向する第2の側10bを有し、第2の側10bに窪み部13が形成されており、窪み部13の側面13bに窪み部側面凹部21aを有する基材10を準備する。
なお、基材10は、石英、酸化チタン、フッ化カルシウム、シリコン、樹脂等の第1の誘電体により構成されている。
また、基材10の第1の側10aには、その上面がパターン領域12である凸構造11が形成されており、本実施形態においては、パターン領域12に所定のパターン(インプリントモールド1が有する微細凹凸パターン2に対応するパターン)を有する、エッチングマスク16が、基材10の第1の側10aに形成されている。
エッチングマスク16は、クロム、クロム酸化物、クロム窒化物、酸化シリコン、窒化シリコン、レジスト材料等により構成される。
図2は、本発明の第1の実施形態において用いられる基材の一例を示す説明図であり、(a)は切断端面図、(b)は底面図を示す。
図2に示すように、基材10の第1の側10aの略中央には、平面視略方形状のメサ構造と呼ばれる凸構造11が設けられており、この凸構造11の上面が、微細凹凸パターン2が形成される領域(パターン領域12)に相当する。
また、第2の側10bの略中央には、平面視略円形状の窪み部13が形成されている。すなわち、基材10の第2の側10bの略中央に窪み部13が形成されることで、基材10の平面視における略中央が肉薄領域14として構成され、その周囲が肉厚領域15として構成される。
なお、肉薄領域14の厚さは概ね1mm程度であり、肉厚領域15の厚さ(T12)が概ね6mm程度であるのに対し、凸構造11の厚さT11は、30μm程度であることから、この凸構造11の厚さが微細凹凸パターンを形成する際のドライエッチングに与える影響は無視できる。
図2に示すように、基材10における凸構造11及び窪み部13は、窪み部13が形成されている第2の側10bを上方に位置させるようにした平面視にて、凸構造11が窪み部13の底面部13aに包摂される関係を有する。すなわち、窪み部13は、その底面部13aの面積が凸構造11の外形により規定される面積よりも大きくなるように、第2の側10bに形成されている。
一例として、基材10の外形サイズ(L11)が150mm程度の場合、窪み部13の開口直径(L12)は60mm程度とすることができる。
窪み部13の深さD11は、基材10の肉薄領域14部分がインプリント時(転写時、剥離時等)に第1の側10aに向かって凸状に湾曲可能な程度の厚さを有するように設定され得る。例えば、窪み部13の深さD11は、基材10の肉厚領域15部分の厚さT12の70%〜90%程度に設定され得る。
また、基材10は、窪み部13の側面13bに窪み部側面凹部21aを有している。
すなわち、基材10において、この窪み部13の側面13bに形成されている窪み部側面凹部21aが、基材10に形成された支持構造に相当し、本実施形態においては、後述する誘電率調整部材30の一部を、この窪み部側面凹部21aに挿入することにより、第2の側10bから誘電率調整部材30を支持する。
本実施形態においては、上記のような支持構造を有するため、基材10の搬送時等に誘電率調整部材30が窪み部13から脱落してしまうことを防止することができる。
図3は、窪み部側面凹部21aを形成する方法を説明する図である。
上記の窪み部側面凹部21aを形成する方法としては、例えば、図3(a)に示すように、窪み部130を有する従来の基材110を準備し、その窪み部130の側面130bの所定の箇所を、回転軸41の先端に研削ディスク42を有する研削治具を用いて研削する方法を挙げることができる(例えば、特許文献3)。
上記のような研削治具を用いて、窪み部の側面に沿って周回するように研削することで、図3(b)に示すような、窪み部13の側面13bに窪み部側面凹部21aを有する基材10を得ることができる。
一例として、図2に示す窪み部13の開口直径(L12)が60mm程度の場合、窪み部側面凹部21aの奥行(L13)は5mm程度とすることができる。また、窪み部側面凹部21aの高さ(S11)は、窪み部13の深さD11の10〜90%程度に設定され得る。
なお、本実施形態においては、例えば、図3(c)に示すように、窪み部側面凹部21aの有する第1の側10aの側(図2に示すZ方向の側)の面が、窪み部13の底面部13aと一致する高さ位置に形成されている形態であってもよい。
<誘電率調整部材配置工程>
次に、図1(b)に示すように、基材10全体の厚さ方向における誘電率差を小さくすることのできる、第2の誘電体により構成される誘電率調整部材30を、窪み部13内に配置する。窪み部13内に誘電率調整部材30が配置されることで、基材10の肉薄領域14部分と肉厚領域15部分との間の誘電率差を小さくすることができ、誘電率差に起因するエッチング精度の低下を抑制することができる。
誘電率調整部材30を構成する第2の誘電体の誘電率ε2は、基材10に含まれる第1の誘電体の誘電率ε1と実質的に等しい。具体的には、第1の誘電体の誘電率ε1と第2の誘電体の誘電率ε2とは、下記式に示す関係を有するのが望ましい。
0.8≦ε1/ε2≦1.2
なお、本実施形態において、基材10及び誘電率調整部材30に含まれる第1の誘電体及び第2の誘電体の誘電率ε1、ε2は、例えば、誘電体測定システム(126096型、東洋テクニカ社製)等を用いて測定される値である。
第1の誘電体と第2の誘電体とは、同一材料であってもよいし、互いに異なる材料であってもよい。第2の誘電体としては、例えば、石英、シリコン、アルマイト、PEEK(ポリエチルエーテルケトン)、ポリイミド、テフロン(登録商標)、塩化ビニル等を用いることができる。中でも、プラズマを用いたドライエッチングの際に、発塵性やガス発生が少ない、プラズマ耐食性を有する材料(石英、PEEK、ポリイミド等)が好ましい。
また、本実施形態においては、この誘電率調整部材配置工程において、誘電率調整部材30の一部を、基材10の窪み部側面凹部21aに挿入することにより、基材10の第2の側10bから誘電率調整部材30を支持する。これにより、基材10の搬送時等に誘電率調整部材30が窪み部13から脱落してしまうことを防止することができる。
図4は、本実施形態において用いられる誘電率調整部材の一例を示す説明図であり、(a)は切断端面図、(b)は底面図を示す。
例えば、図4に示すように、誘電率調整部材30は、円形状の上面30aと底面30bを有し、側面には側面凸部31を有している。そして、この側面凸部31を基材10の窪み部側面凹部21aに挿入することにより、基材10の第2の側10bから誘電率調整部材30を支持することができる。
より具体的に説明すると、誘電率調整部材の配置工程においては、まず、誘電率調整部材30の側面凸部31が、図2(b)に示す基材10の窪み部13の縁に設けられた切欠き部21bを通過するようにして、誘電率調整部材30全体を窪み部13に挿入し、その後、誘電率調整部材30の側面凸部31が基材10の窪み部側面凹部21aに沿って周回するように、誘電率調整部材30を回転させて、側面凸部31と切欠き部21bとが互いに重ならない位置に配置する。
このような配置工程を経ることにより、基材10の第2の側10bから誘電率調整部材30を支持することができる。
なお、誘電率調整部材30を基材10から取り外すには、上記の配置工程と逆の手順を行えばよい。具体的には、誘電率調整部材30を回転させて、側面凸部31と切欠き部21bとが互いに重なる位置にした後に、側面凸部31が切欠き部21bを通過するようにして、誘電率調整部材30全体を窪み部13から取り出せばよい。
ここで、誘電率調整部材30の各寸法は、基材10の窪み部13の各寸法よりも僅かに小さくなるように構成されていることが好ましい。
誘電率調整部材30の窪み部13内への配置や取り外しを容易にしつつ、窪み部13内に誘電率調整部材30を配置したときの窪み部13と誘電率調整部材30との間隙の体積を低減化することで、肉薄領域14部分と肉厚領域15部分との誘電率差をより小さくすることができるからである。
具体的には、図4に示す誘電率調整部材30の上面30aおよび底面30bの直径W31は、図2に示す窪み部13の開口の直径L12よりも、1%〜10%程度小さいことが好ましい。
また、図4に示す誘電率調整部材30の高さH31は、図2に示す窪み部13の深さD11よりも、1%〜10%程度小さいことが好ましい。
また、図4に示す誘電率調整部材30の側面凸部31の高さH32、奥行W32、および幅W33は、それぞれ、図2に示す窪み部13の窪み部側面凹部21aの高さS11、奥行L13、および切欠き部21bの幅L14よりも、1%〜10%程度小さいことが好ましい。
なお、図4に示す誘電率調整部材30においては、側面凸部31を2個有する形態の例を示しているが、本実施形態においては、この形態に限定されず、側面凸部31を3個以上有する形態であってもよい。
このような場合には、対応する基材10においても、誘電率調整部材30が有する側面凸部31の数や形状に応じた切欠き部21bを備えることになる。
また、図4に示す誘電率調整部材30においては、側面凸部31が固定された形態の例を示しているが、本実施形態においては、この形態に限定されず、側面凸部が側面から伸縮可能な可動性(例えば、可動ネジ機構)を有していてもよい。この場合、誘電率調整部材30を窪み部13内に挿入する際、側面凸部が誘電率調整部材の側面の中に収納され、一方、誘電率調整部材30が窪み部13内に収容された後で側面凸部を側面から突出するように調整するものであってもよい。
このような場合には、対応する基材においても、窪み部側面凹部は誘電率調整部材の側面凸部が挿脱可能な形状やサイズを備えていればよく、図2に示す基材10の窪み部側面凹部21aのような円周溝である必要は無い。また、図2に示す基材10のような切欠き部21bを設ける必要もない。
以上より、誘電率調整部材30が窪み部13に収容されて支持されたときに、誘電率調整部材30の平面投影図形と、窪み部13の開口の平面投影図形とを比較して、誘電率調整部材30の平面投影図形が窪み部13の開口の平面投影図形から突出する部分が複数存在することにより、誘電率調整部材30が窪み部13から脱落してしまうことを防止することができる。
<パターン形成工程>
続いて、図1(c)に示すように、窪み部13内に誘電率調整部材30が配置された基材10を、プラズマを用いたドライエッチング装置内に搬送し、プラズマを用いたドライエッチングによりパターン領域12に微細凹凸パターン2を形成する。その後、エッチングマスク16を除去するとともに、誘電率調整部材30を窪み部13内から取り外すことで、パターン領域12に微細凹凸パターン2が形成されてなるインプリントモールド1を製造することができる(図1(d)参照)。
本実施形態において用いられるドライエッチング装置は、チャンバーと、チャンバー内に配置される上部電極及び下部電極とを有する。このドライエッチング装置においては、チャンバー内で発生させた反応性プラズマにより、チャンバー内に導入されたCF4等のエッチングガスをイオン化させる。そして、下部電極側にイオンやラジカル等の反応種が引き寄せられ、当該反応種と下部電極上に載置された基材10との反応により微細凹凸パターン2を形成することができる。
本実施形態においては、基材10の窪み部13内に誘電率調整部材30が配置されていることで、基材10の肉薄領域14部分と肉厚領域15部分とにおける誘電率差が小さくなっている。そのため、ドライエッチング装置内でプラズマにより生じたイオン等の肉薄領域14部分における指向性を向上させることができ、側壁の立ち上がり角度が良好な微細凹凸パターン2を形成することができる。
よって、本実施形態によれば、プラズマを用いたドライエッチングにより微細凹凸パターンを形成するときに、基材10の肉薄領域14(特に、パターン領域12)内におけるエッチング選択比の悪化、基材10の第1の側10a(特に、パターン領域12)におけるイオンやラジカルの分布や指向性の均一性の悪化、微細凹凸パターン2の断面形状の悪化(微細凹凸パターン2の側壁の立ち上がり角度の悪化)等が生じるのを防止し、エッチング精度を向上させることができる。よって、微細凹凸パターン2を有するインプリントモールド1を高い精度で製造することができる。
また、本実施形態によれば、誘電率調整部材配置工程において、誘電率調整部材30の一部を基材10の窪み部側面凹部21aに挿入することにより、基材10の第2の側10bから誘電率調整部材30を支持することができる。基材10がこのような支持構造を有することにより、基材10の搬送時等に誘電率調整部材30が窪み部13から脱落してしまうことを防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
本実施形態においても、上述の第1の実施形態と同様に、第2の誘電体を含む誘電率調整部材を、第1の誘電体を含む基材の窪み部内に配置する誘電率調整部材配置工程と、誘電率調整部材が窪み部内に配置された基材の第1の側に、プラズマを用いたドライエッチングにより微細凹凸パターンを形成するパターン形成工程と、を備えているが、基材に形成された支持構造、対応する誘電率調整部材の構造、および、誘電率調整部材を支持する方法が、上述の第1の実施形態と異なる。
まず、本実施形態において用いられる基材の構成について説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態において用いられる基材の一例を示す説明図であり、(a)は切断端面図、(b)は底面図を示す。
図5に示すように、本実施形態においても、上述の第1の実施形態における基材10と同様に、基材50の第1の側50aの略中央には、平面視略方形状の凸構造51が設けられており、この凸構造51の上面が、微細凹凸パターンが形成される領域(パターン領域52)に相当する。
また、第2の側50bの略中央には、平面視略円形状の窪み部53が形成されている。すなわち、基材50の第2の側50bの略中央に窪み部53が形成されることで、基材50の平面視における略中央が肉薄領域54として構成され、その周囲が肉厚領域55として構成される。
ただし、本実施形態においては、基材50の窪み部53の側面53bに窪み部側面凸部61が形成されており、この窪み部側面凸部61により第2の側50bから、後述する誘電率調整部材70を支持する構成になっている。
この窪み部側面凸部61を形成する方法としては、上述の第1の実施形態で説明した方法と同様に、図3(a)に示すような、回転軸41の先端に研削ディスク42を有する研削治具を用いて研削する方法を挙げることができる。
一例として、図5に示す窪み部53の開口直径(L52)が60mm程度の場合、窪み部側面凸部61の突出長さ(L53)は5mm程度とすることができる。また、窪み部側面凸部61の高さ(S51)は、窪み部53の深さD51の10〜90%程度に設定され得る。
次に、本実施形態において用いられる誘電率調整部材の構成について説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態において用いられる誘電率調整部材の一例を示す説明図であり、(a)は切断端面図、(b)は底面図を示す。
本実施形態においても、上述の第1の実施形態における誘電率調整部材30と同様に、誘電率調整部材70は、窪み部53の平面視における外形に実質的に相似する形状を有する。誘電率調整部材70の平面視外形が窪み部53の平面視外形に実質的に相似することで、窪み部53内に誘電率調整部材70を配置したときに、窪み部53と誘電率調整部材70との間隙の体積をより低減することができ、肉薄領域54部分と肉厚領域55部分との誘電率差をより小さくすることができるからである。
ただし、上述の第1の実施形態における誘電率調整部材30が側面凸部31を有していたのに対し、本実施形態における誘電率調整部材70は側面凹部71aおよび切欠き部71bを有する点で相違する。
例えば、図6に示すように、誘電率調整部材70は、円形状の上面70aと底面70bを有し、その縁の一部に、上面70aから底面70bにおよぶ切欠き部71bを有している。また、側面には側面凹部71aを有している。
そして、この側面凹部71aに基材50の窪み部側面凸部61を挿入することにより、基材50の第2の側50bから誘電率調整部材70を支持する。
より具体的に説明すると、誘電率調整部材の配置工程においては、まず、基材50の窪み部側面凸部61が、図6(b)に示す誘電率調整部材70の縁に設けられた切欠き部71bを通過するようにして、誘電率調整部材70全体を窪み部53に挿入し、その後、基材50の窪み部側面凸部61が誘電率調整部材70の側面凹部71aに沿って周回するように、誘電率調整部材70を回転させて、窪み部側面凸部61と切欠き部71bとが互いに重ならない位置に配置する。
このような配置工程を経ることにより、基材50の第2の側50bから誘電率調整部材70を支持することができる。
なお、誘電率調整部材70を基材50から取り外すには、上記の配置工程と逆の手順を行えばよい。具体的には、誘電率調整部材70を回転させて、窪み部側面凸部61と切欠き部71bとが互いに重なる位置にした後に、窪み部側面凸部61が切欠き部71bを通過するようにして、誘電率調整部材70全体を窪み部53から取り出せばよい。
ここで、誘電率調整部材70の各寸法は、基材50の窪み部53の各寸法よりも僅かに異なるように構成されていることが好ましい。
誘電率調整部材70の窪み部53内への配置や取り外しを容易にしつつ、窪み部53内に誘電率調整部材70を配置したときの窪み部53と誘電率調整部材70との間隙の体積を低減化することで、肉薄領域54部分と肉厚領域55部分との誘電率差をより小さくすることができるからである。
具体的には、図6に示す誘電率調整部材70の上面70aおよび底面70bの直径W71は、図5に示す窪み部53の開口の直径L52よりも、1%〜10%程度小さいことが好ましい。
また、図6に示す誘電率調整部材70の高さH71は、図5に示す窪み部53の深さD51よりも、1%〜10%程度小さいことが好ましい。
また、図5に示す基材50の窪み部側面凸部61の高さS51、奥行L53、および幅L54は、それぞれ、図6に示す誘電率調整部材70の側面凹部71aの高さH72、奥行W72、および切欠き部71bの幅W73よりも、1%〜10%程度小さいことが好ましい。
なお、図5に示す基材50においては、窪み部側面凸部61を2個有する形態の例を示しているが、本実施形態においては、この形態に限定されず、窪み部側面凸部61を3個以上有する形態であってもよい。
このような場合には、対応する誘電率調整部材70においても、基材50が有する窪み部側面凸部61の数や形状に応じた切欠き部71bを備えることになる。
本実施形態においても、基材50の窪み部53内に誘電率調整部材70を配置することで、パターン形成工程に際し、基材50の肉薄領域54部分と肉厚領域55部分とにおける誘電率差を小さくすることができる。
よって、本実施形態においても、上述の第1の実施形態と同様に、パターン形成工程におけるエッチング精度を向上させることができ、微細凹凸パターンを有するインプリントモールドを高い精度で製造することができる。
また、本実施形態においては、誘電率調整部材配置工程において、基材50の窪み部側面凸部61を、誘電率調整部材70の側面凹部71aに挿入することにより、基材50の第2の側50bから誘電率調整部材70を支持することができる。このような支持構造により、本実施形態においても、上述の第1の実施形態と同様に、基材50の搬送時等に誘電率調整部材70が窪み部53から脱落してしまうことを防止することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明に係る第3の実施形態について説明する。
本実施形態においても、上述の第1の実施形態や第2の実施形態と同様に、第2の誘電体を含む誘電率調整部材を、第1の誘電体を含む基材の窪み部内に配置する誘電率調整部材配置工程と、誘電率調整部材が窪み部内に配置された基材の第1の側に、プラズマを用いたドライエッチングにより微細凹凸パターンを形成するパターン形成工程と、を備えているが、基材に形成された支持構造、対応する誘電率調整部材の構造、および、誘電率調整部材を支持する方法が、上述の第1の実施形態や第2の実施形態と異なる。
図7は、本発明の第3の実施形態において用いられる基材および誘電率調整部材の一例を示す説明図であり、(a)は基材の切断端面図、(b)は誘電率調整部材の切断端面図を示す。
図7に示すように、本実施形態においては、基材80の窪み部83の側面83bに窪み部側面凹凸部91が形成されており、誘電率調整部材100の側面に誘電率調整部材側面凹凸部101が形成されており、誘電率調整部材側面凹凸部101を窪み部側面凹凸部91にはめ合わせることにより、第2の側80bから誘電率調整部材100を支持する。
誘電率調整部材側面凹凸部101を窪み部側面凹凸部91にはめ合わせる方法としては、例えば、誘電率調整部材側面凹凸部101と窪み部側面凹凸部91を、互いの凹凸部が対応する1本のらせん状の構造となるように構成し、ボルトをナットにはめ合わせる(螺合する)ようにして、誘電率調整部材100を基材80の窪み部83にはめ合わせる方法を、好適に用いることができる。
窪み部側面凹凸部91を形成する方法としては、上述の第1の実施形態で説明した方法と同様に、図3(a)に示すような、回転軸41の先端に研削ディスク42を有する研削治具を用いて研削する方法を挙げることができる。一例として、窪み部側面凹凸部91の凹凸差(L91)は5mm程度とすることができる。
なお、図7(a)に示す例においては、窪み部83の側面83bの全面に窪み部側面凹凸部91が形成されている形態を示しているが、本実施形態においては、この形態に限定されず、窪み部83の側面83bの一部にのみ窪み部側面凹凸部91が形成されている形態であってもよい。
同様に、図7(b)に示す例においては、誘電率調整部材100の側面全面に誘電率調整部材側面凹凸部101が形成されている形態を示しているが、本実施形態においては、この形態に限定されず、誘電率調整部材100の側面の一部にのみ誘電率調整部材側面凹凸部101が形成されている形態であってもよい。
本実施形態においても、基材80の窪み部83内に誘電率調整部材100を配置することで、パターン形成工程に際し、基材80の肉薄領域部分と肉厚領域部分とにおける誘電率差を小さくすることができる。
よって、本実施形態においても、上述の第1の実施形態や第2の実施形態と同様に、パターン形成工程におけるエッチング精度を向上させることができ、微細凹凸パターンを有するインプリントモールドを高い精度で製造することができる。
また、本実施形態においては、誘電率調整部材配置工程において、誘電率調整部材100の誘電率調整部材側面凹凸部101を、基材80の窪み部側面凹凸部91にはめ合わせることにより、基材80の第2の側80bから誘電率調整部材100を支持することができる。このような支持構造により、本実施形態においても、上述の第1の実施形態や第2の実施形態と同様に、基材80の搬送時等に誘電率調整部材100が窪み部83から脱落してしまうことを防止することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明に係る第4の実施形態について説明する。
本実施形態においても、上述の第1〜第3の実施形態と同様に、第2の誘電体を含む誘電率調整部材を、第1の誘電体を含む基材の窪み部内に配置する誘電率調整部材配置工程と、誘電率調整部材が窪み部内に配置された基材の第1の側に、プラズマを用いたドライエッチングにより微細凹凸パターンを形成するパターン形成工程と、を備えているが、基材に形成された支持構造、対応する誘電率調整部材の構造、および、誘電率調整部材を支持する方法が、上述の第1〜第3の実施形態と異なる。
図8は、本発明の第4の実施形態において用いられる基材の一例を示す説明図であり、(a)は切断端面図、(b)は底面図を示す。また、図9は、本発明の第4の実施形態において用いられる誘電率調整部材の一例を示す説明図であり、(a)は切断端面図、(b)は底面図を示す。
図8に示すように、本実施形態においては、基材110の窪み部113の側面113bが傾斜面を有しており、断面視上、窪み部113において対向する傾斜面の間の距離が、第1の側110aよりも第2の側110bが小さくなっている。
一方、図9に示す誘電率調整部材130においては、側面凸部131の側面が傾斜面を有しており、側面凸部131を含む断面において、誘電率調整部材130の上面130aの寸法(W131+W132+W132)が、底面130bの寸法(W131)よりも大きくなっている形態を有している。
本実施形態においては、基材110が上記のような構成を有することにより、例えば、図9に示すような、側面凸部131を有する誘電率調整部材130を基材110の第2の側110bから支持することができる。
より具体的に説明すると、誘電率調整部材の配置工程においては、まず、図9に示す誘電率調整部材130の側面凸部131が、図8(b)に示す基材110の窪み部113の縁に設けられた切欠き部121を通過するようにして、誘電率調整部材130全体を窪み部113に挿入し、その後、誘電率調整部材130を回転させて、側面凸部131と切欠き部121とが互いに重ならない位置に配置する。
このような配置工程を経ることにより、基材110の第2の側110bから誘電率調整部材130を支持することができる。
なお、誘電率調整部材130を基材110から取り外すには、上記の配置工程と逆の手順を行えばよい。具体的には、誘電率調整部材130を回転させて、側面凸部131と切欠き部121とが互いに重なる位置にした後に、側面凸部131が切欠き部121を通過するようにして、誘電率調整部材130全体を窪み部113から取り出せばよい。
基材110の窪み部113の側面113bに傾斜面を形成する方法としては、上述の第1の実施形態で説明した方法と同様に、図3(a)に示すような、回転軸41の先端に研削ディスク42を有する研削治具を用いて研削する方法を挙げることができる。
傾斜面の角度(θ110)の範囲としては、9°<θ110<90°が適用可能であるが、基材110のパターン領域112の下の位置における窪み部113が、誘電率調整部材130の肉厚部(高さH130)で埋められるようにすること、すなわち、基材110のパターン領域112が誘電率調整部材130の底面130bと重複すること、を考慮すると、23°<θ110<90°が好ましい。
ここで、図9に示す誘電率調整部材130においては、側面凸部131の側面が傾斜面を有しているが、その角度(θ130)は、基材110の窪み部113の側面113bの傾斜面の角度(θ110)と一致していなくても良く、9°<θ130<90°の範囲で適用可能である。
さらには、本実施形態においては、誘電率調整部材の側面凸部の側面は傾斜面を有していなくても良く、例えば、上述の図4に示したような形態の誘電率調整部材も用いることができる。
ただし、窪み部113内に誘電率調整部材を配置したときに、窪み部113と誘電率調整部材との間隙の体積をより低減するためには、誘電率調整部材の形態は、図9に示す誘電率調整部材130のような形態であって、誘電率調整部材130の側面凸部131の側面が有する傾斜面の角度(θ130)は、基材110の窪み部113の側面113bの傾斜面の角度(θ110)と一致していることが好ましい。
また、上述の第1の実施形態と同様に、誘電率調整部材130の各寸法は、基材110の窪み部113の各寸法よりも僅かに小さくなるように構成されていることが好ましい。
具体的には、図9に示す誘電率調整部材130の底面130bの直径W131は、図8に示す窪み部113の開口の直径L112よりも、1%〜10%程度小さいことが好ましい。
また、図9に示す誘電率調整部材130の高さH130は、図8に示す窪み部113の深さD110よりも、1%〜10%程度小さいことが好ましい。
また、図9に示す誘電率調整部材130の側面凸部131の奥行W132、および幅W133は、それぞれ、図8に示す窪み部113の開口から底面部113aに至る奥行L113、および切欠き部121の幅L114よりも、1%〜10%程度小さいことが好ましい。
なお、図8に示す例においては、窪み部113の側面113bの全面が傾斜面になっている形態を示しているが、本実施形態においては、この形態に限定されず、窪み部113の側面113bの一部にのみ傾斜面が形成されている形態であってもよい。
また、図9に示す誘電率調整部材130においては、側面凸部131を2個有する形態の例を示しているが、本実施形態においては、この形態に限定されず、側面凸部131を3個以上有する形態であってもよい。
このような場合には、対応する基材110においても、誘電率調整部材130が有する側面凸部131の数や形状に応じた切欠き部121を備えることになる。
また、図9に示す誘電率調整部材130においては、側面凸部131が固定された形態の例を示しているが、本実施形態においては、この形態に限定されず、側面凸部131が可動性を有しており、例えば、側面凸部131が誘電率調整部材130の側面の中に収納されるようなものであってもよい。このような場合には、基材110には切欠き部121を設ける必要はない。
本実施形態においても、基材110の窪み部113内に誘電率調整部材130を配置することで、パターン形成工程に際し、基材110の肉薄領域部分と肉厚領域部分とにおける誘電率差を小さくすることができる。
よって、本実施形態においても、上述の第1〜第3の実施形態と同様に、パターン形成工程におけるエッチング精度を向上させることができ、微細凹凸パターンを有するインプリントモールドを高い精度で製造することができる。
また、本実施形態においては、基材110の窪み部113の側面113bが傾斜面を有しており、断面視上、窪み部113において対向する傾斜面の間の距離が、第1の側110aよりも第2の側110bが小さくなっているため、誘電率調整部材配置工程において、例えば、図9に示すような、側面凸部131を有する誘電率調整部材130を基材110の第2の側110bから支持することができる。
このような支持構造により、本実施形態においても、上述の第1〜第3の実施形態と同様に、基材110の搬送時等に誘電率調整部材130が窪み部113から脱落してしまうことを防止することができる。
以上、本発明に係るインプリントモールドの製造方法および基材についてそれぞれの実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と、実質的に同一の構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる場合であっても本発明の技術的範囲に包含される。
1・・・インプリントモールド
2・・・微細凹凸パターン
10、50、80、110・・・基材
10a、50a、80a、110a・・・第1の側
10b、50b、80b、110b・・・第2の側
11、51、81、111・・・凸構造
12、52、82、112・・・パターン領域
13、53、83、113・・・窪み部
13a、53a、83a、113a・・・底面部
13b、53b、83b、113b・・・側面
14、54、114・・・肉薄領域
15、55、115・・・肉厚領域
16・・・エッチングマスク
21a・・・窪み部側面凹部
21b、121・・・切欠き部
30、70、100、130・・・誘電率調整部材
30a、70a、100a、130a・・・上面
30b、70b、100b、130b・・・底面
31、131・・・側面凸部
41・・・回転軸
42・・・研削ディスク
61・・・窪み部側面凸部
71a・・・側面凹部
71b・・・切欠き部
91・・・窪み部側面凹凸部
101・・・誘電率調整部材側面凹凸部
1010・・・基材
1100・・・インプリントモールド
1100a・・・第1の側
1100b・・・第2の側
1120・・・パターン領域
1130・・・窪み部
1140・・・肉薄領域
1150・・・肉厚領域
1160・・・エッチングマスク
1200・・・微細凹凸パターン

Claims (10)

  1. 第1の側と、前記第1の側に対向する第2の側とを有し、前記第2の側に窪み部が形成され、第1の誘電体を含む基材を用いてインプリントモールドを製造する方法であって、
    第2の誘電体を含む誘電率調整部材を前記窪み部内に配置する誘電率調整部材配置工程と、
    前記誘電率調整部材が前記窪み部内に配置された前記基材の第1の側に、プラズマを用いたドライエッチングにより微細凹凸パターンを形成するパターン形成工程と、
    を含み、
    前記誘電率調整部材配置工程において、前記基材に形成された支持構造により、前記第2の側から前記誘電率調整部材を支持することを特徴とするインプリントモールドの製造方法。
  2. 前記誘電率調整部材配置工程が、
    前記基材の前記窪み部の側面に形成されている窪み部側面凹部に、
    前記誘電率調整部材の一部を挿入することにより、
    前記第2の側から前記誘電率調整部材を支持する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のインプリントモールドの製造方法。
  3. 前記誘電率調整部材配置工程が、
    前記基材の前記窪み部の側面に形成されている窪み部側面凸部により、
    前記第2の側から前記誘電率調整部材を支持する工程を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインプリントモールドの製造方法。
  4. 前記誘電率調整部材配置工程が、
    前記基材の前記窪み部の側面に形成されている窪み部側面凹凸部に、
    前記誘電率調整部材の側面に形成されている誘電率調整部材側面凹凸部をはめ合わせることにより、
    前記第2の側から前記誘電率調整部材を支持する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のインプリントモールドの製造方法。
  5. 前記誘電率調整部材配置工程が、
    断面視上、前記基材の前記窪み部において対向する側面に形成されている傾斜面であって、前記傾斜面の間の距離を、前記第1の側よりも前記第2の側を小さく形成されている傾斜面により、
    前記第2の側から前記誘電率調整部材を支持する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のインプリントモールドの製造方法。
  6. インプリントモールドに用いられる基材であって、
    第1の側と、前記第1の側に対向する第2の側とを有し、
    前記第2の側に窪み部が形成されており、
    プラズマを用いたドライエッチングにより前記第1の側に微細凹凸パターンを形成する際に前記窪み部に配置される誘電率調整部材を、前記第2の側から支持する支持構造を有することを特徴とする基材。
  7. 前記窪み部の側面に窪み部側面凹部を有することを特徴とする請求項6に記載の基材。
  8. 前記窪み部の側面に窪み部側面凸部を有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の基材。
  9. 前記窪み部の側面に窪み部側面凹凸部を有することを特徴とする請求項6に記載の基材。
  10. 前記窪み部の側面が傾斜面を有しており、
    断面視上、前記窪み部において対向する前記傾斜面の間の距離が、前記第1の側よりも前記第2の側が小さいことを特徴とする請求項6に記載の基材。
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