JP2014212228A - 光受信モジュール - Google Patents

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Yuichiro Horiguchi
裕一郎 堀口
雄鋭 上野
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雄鋭 上野
八田 竜夫
Tatsuo Hatta
竜夫 八田
宮原 利治
Toshiharu Miyahara
利治 宮原
柳生 栄治
Eiji Yagyu
栄治 柳生
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    • H03F3/04Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only
    • H03F3/08Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only controlled by light

Abstract

【課題】本発明は、より簡易で量産性に優れ、かつ、アンプまたは素子等に制約が少ない構造で、雑音を低減し、安定した高周波特性を得られる光受信モジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、誘電体からなるキャリア201と、GND導体4と、受光素子30と、アンプ10と、第1キャパシタ(41)と、第2キャパシタ(42)とを備える。第2キャパシタ(42)は、GND導体4が設けられていないキャリア201上に配置され、第2キャパシタ(42)の第1電極面または電極面(421、422)の法線方向と、GND導体4が設けられた面の法線方向とが異なる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバ通信等で用いられる光受信モジュールの高周波回路に関するものである。
光受信モジュールは、光ファイバ通信等に用いられる受信器であり、受信した光信号を電気信号に変換する。
光受信モジュールは、フォトダイオードとトランスインピーダンスアンプとを備えている。フォトダイオードは、光信号を電流信号に変換する受光素子である。トランスインピーダンスアンプは、フォトダイオードから出力された電流信号を電圧信号に変換するプリアンプである。
トランスインピーダンスアンプは、電圧信号を増幅するメインアンプ、リミッティングアンプ、オートゲイン回路、およびバッファ回路等とともに、InPおよびSiGe等からなるチップ上に集積されている(当該ICチップを、以下アンプと呼ぶ)。
受光素子およびアンプはキャリア上に実装され、出力信号を伝送する高周波伝送路および電源配線とともにパッケージに収められている。特許文献1および特許文献2には、受光素子とアンプとを備える光受信モジュールが記載されている。
特許第4139594号公報 特開2012−69681号公報
光受信モジュールにおいては、感度を高めるために、高利得のトランスインピーダンスアンプを実装することが求められる。
一方で、数十GHzを上回る高周波数の信号光を受信するため、光受信モジュールには広帯域の高周波特性も求められる。例えば50GbpsのOOK(on−off−keying)変調信号を受信するためには30〜35GHzの帯域が必要である。このような、25GHzを超える高い周波数の信号においては、信号の波長は、光受信モジュールにおけるアンプおよび受光素子等が構成する回路の寸法を下回る。
受光素子の電源配線、アンプの電源配線、および、アンプのGND端子は、キャリア表面に設けられたGND導体とキャパシタを介してAC接続されており、アンプ内部のGND導体を基準電位とすることで、アンプの動作に伴いアンプから放出される雑音の影響を抑制している。しかし、アンプと受光素子とが構成する回路の電気長に対して波長が短くなる数十GHzを超える高周波でアンプが動作する場合、各素子から見たGND電位は同一とならず、雑音の一部が、キャリアのGND導体とキャパシタとを経由し受光素子からの入力信号に混入する可能性がある。
このため、高利得かつ広帯域のアンプを用いると、雑音が混入しやすく、かつ、アンプ利得の高い20〜40GHzの高周波特性に発振が発生する場合があった。
このような高周波特性の劣化に対して、特許文献1においては、キャリアが経路に含まれない回路構成として、受光素子とアンプ素子とで形成する電流ループの電気長を高周波信号の波長より短くすることにより、安定した高周波特性を得ている。
特許文献2においては、誘電体からなるキャリア上に設けた金属膜と、抵抗膜により発生する抵抗と、キャパシタンスとを受光素子の給電配線に接続して共振特性を鈍らせることにより、共振のない安定した高周波特性を得ている。
しかしながら、特許文献1においては、アンプのGND端子をGND電極に接続せずフローティングとしたり、アンプ内にキャパシタを設けたり、受光素子をアンプ上にフリップチップ実装したりする回路構成または実装方法が用いられているため、そもそもこのような構成等を前提に設計されたアンプが必要であり、使用可能なアンプが制限されるという問題があった。また、アンプ内部にキャパシタを設ける構成では、受光素子への印加電圧が、アンプの耐電圧性能またはアンプ電位等により制約を受けるため、任意の電圧を設定できない場合があるという問題があった。
また、特許文献2においては、アンプの入力インピーダンス、受光素子およびワイヤが有する寄生容量、寄生インダクタンス等にあわせたキャパシタ容量を実装する必要があるため、アンプ品種または受光素子品種毎に、キャリアの設計を変更する必要があるという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、より簡易で量産性に優れ、かつ、アンプまたは素子等に制約が少ない構造で、雑音を低減し、安定した高周波特性を得られる光受信モジュールを提供することを目的とする。
本発明の一態様に関する光受信モジュールは、誘電体からなるキャリアと、前記キャリア表面に部分的に設けられた、GND導体と、前記GND導体と電気的に接続された、光信号を光電変換する受光素子と、前記GND導体と電気的に接続された、前記受光素子の第1端子から出力される信号を増幅するアンプと、第1電極面が前記GND導体に電気的に接続され、前記第1電極面と対向する第2電極面が前記アンプの電源端子側に接続された第1キャパシタと、第1電極面が前記GND導体に電気的に接続され、前記第1電極面と対向する第2電極面が前記受光素子の第2端子側に接続された第2キャパシタとを備え、前記第2キャパシタは、前記GND導体が設けられていない前記キャリア上に配置され、前記第2キャパシタの前記第1または第2電極面の法線方向と、前記GND導体が設けられた面の法線方向とが異なることを特徴とする。
本発明の上記態様によれば、第2キャパシタの第1または第2電極面の法線方向と、GND導体が設けられた面の法線方向とが異なることにより、第2キャパシタの第2電極面とGND導体との間の誘電結合が減少し、受光素子を経由してアンプに入力される雑音を抑制することができる。よって、アンプまたは素子等に制約が少ない構造で、雑音を低減し、安定した高周波特性を得ることができる。
実施形態に関する光受信モジュールの斜視図である。 実施形態に関する光受信モジュールの、電磁界解析から求めた信号および雑音の各高周波特性を示す図である。 実施形態に関する光受信モジュールの斜視図である。 実施形態に関する光受信モジュールの、電磁界解析から求めた信号および雑音の各高周波特性を示す図である。 実施形態に関する光受信モジュールの斜視図である。 実施形態に関する光受信モジュールの、電磁界解析から求めた信号および雑音の各高周波特性を示す図である。 前提技術に関する光受信モジュールの回路図である。 前提技術に関する光受信モジュールの斜視図である。 前提技術に関する光受信モジュールの高周波特性を示す図である。 前提技術に関する光受信モジュールの、電磁界解析から求めた信号および雑音の各高周波特性を示す図である。
以下、添付の図面を参照しながら実施形態について説明する。
まず、本発明の前提技術に関する光受信モジュールについて、図7〜10を用いて説明する。
図7は、前提技術に関する光受信モジュールの回路図である。図8は、図7に示された回路をキャリア上に実装した例を示す斜視図である。
図7に示されるように、光受信モジュール101は、アンプ10と受光素子30とを備えている。受光素子30は、光信号を光電変換する素子である。アンプ10は、受光素子30から出力される信号を増幅する素子である。
受光素子30におけるフォトダイオードのカソード端子54には電圧Vpdが印加される。受光素子30におけるフォトダイオードのアノード端子55はアンプ10の入力端子52に接続される。受光素子30の電源配線は、第2キャパシタとしてのキャパシタ42(コンデンサ)を介して導電体からなるキャリアに接続される。
アンプ10の電源端子51には電圧Vccが印加される。アンプ10のGND端子53は、ワイヤ23を介して導電体からなるキャリアに接続される。アンプ10の電源配線は、第1キャパシタとしてのキャパシタ41(コンデンサ)を介して導電体からなるキャリアに接続される。アンプ10において増幅された信号は、アンプ出力端子(第1端子)から出力される。
図8に示されるように、キャリア200上にアンプ10、受光素子30、キャパシタ41およびキャパシタ42が搭載されている。キャリア200は、FeとNiの合金からなり、表面にGND導体がめっきにより設けられている。アンプ10および受光素子30は、GND導体と電気的に接続されている。
キャパシタ41は、誘電体をベースとするチップキャパシタであり、対向する2表面に電極が設けられている。キャリア200上面においてキャパシタ41はアンプ10に隣接して配置され、アンプ10の電源端子51がキャパシタ41の電極面412にワイヤ21を介して接続される。また、キャパシタ41の電極面411(電極面412に対向する電極面)は、GND導体に電気的に接続されている。なおキャパシタ41は、キャリア200上に導電性接着剤あるいは半田により接着される。
受光素子30は、アンプ10に隣接するキャリア200上の位置に接着される。そして、アンプ10の入力端子52が、ワイヤ22を介して受光素子30のアノード端子55に接続される。
キャパシタ42は、キャパシタ41と同様のチップキャパシタである。キャパシタ42は、受光素子30に隣接する位置に配置される。そして、受光素子30のカソード端子54が、ワイヤ24を介してキャパシタ42の電極面422に接続される。また、キャパシタ42の電極面422に対向する電極面は、GND導体に電気的に接続されている。なおキャパシタ42は、キャリア200上に導電性接着剤あるいは半田により接着される。
キャパシタ41上面の電極面412は、ワイヤ21を介してアンプ10の電源端子51に接続されるとともに、図示されてはいないが、外部の電源にもワイヤで接続される。また、キャパシタ41を構成する高誘電率の誘電体を介する誘電結合により、電極面412は、キャリア200表面のGND導体とAC接続される。
キャパシタ42上面の電極面422は、ワイヤ24を介して受光素子30のカソード端子54に接続されるとともに、図示されてはいないが、外部の電源にもワイヤで接続される。また、キャパシタ42を構成する高誘電率の誘電体を介する誘電結合により、電極面422は、キャリア200表面のGND導体とAC接続される。
受光素子30のアノード端子55は、ワイヤ22を介してアンプ10の入力端子52に接続される。また、アンプ10のGND端子53は、ワイヤ23を介してキャリア200のGND導体に接続されている。ワイヤ21〜24は、ワイヤ長が最短となるようにワイヤボンディングされていることが望ましい。
なお、この例では受光素子30がGSG型の電極を有し、カソード端子54の横方向にキャパシタ42が配置される構成となっているが、GS型の電極を有し、アノード端子55が片側に配置されている受光素子でもよい。
図9は、このような構成の光受信モジュール101で得られる高周波特性(Sパラメータ)を示した図である。図9(a)においては、光受信モジュール101のSパラメータのS21が示され、図9(b)においては、光受信モジュール101のSパラメータのS22が示されている。各図とも、縦軸の単位がdB、横軸が振動数(GHz)である。
図9(a)に示されるように、S21では、20GHz以上では凹凸が見られ、30GHz以上では発振が発生している。また、図9(b)に示されるように、S22では、S21が凸となった周波数で−5dB以上まで増大している。
図10は、このような構成の光受信モジュール101の電磁界シミュレーションにより計算された高周波特性を示した図である。図10(a)においては、フォトダイオード部からアノード端子55に入力された信号がアンプ出力端子(第1端子)から出力される際の、高周波特性(S21)が示されている。図10(b)においては、アンプ出力端子からアンプ10に入力され、アンプ出力端子に戻り出力される信号の高周波特性(S22)が示されている。図10(c)においては、アンプ10の電源端子51からワイヤ21に入力され、アンプ10外部を経由してアンプ出力端子から出力される信号(雑音の利得)の高周波特性が示されている。各図とも、縦軸の単位がdB、横軸が振動数(GHz)である。
シミュレーションにより計算されるS21は、25GHz近くまで平坦で25GHz以上も大きな凹凸は見られない良好なS21特性を示している。また、S22も、−10dB以下に抑制され良好な特性が得られている。
これに対し、アンプ10の電源端子51から出力される雑音の利得の高周波特性は、17〜36GHzで0dBを上回っている。これは、電源端子51から出力される雑音が、キャリア200のGND導体から受光素子30を経由してアンプ10の入力端子52に入力され、アンプ10において当該雑音が混入した信号を増幅してしまっていることを示している。
このような雑音の増幅は、アンプ10内部のGND導体の電位とキャリア200のGND導体の電位とを同一とすることで抑制されているが、信号の波長が短い場合には電位が同一とならないため、抑制できていないことが原因と考えられる。
以上のように、前提技術に関する光受信モジュール101においては、電源端子51から出る雑音の混入が20GHz以上の高周波特性を劣化させている。以下、このような雑音の影響を抑制可能な実施形態について説明する。
なお、本実施形態において、上面または側面等の用語が用いられるが、これらの用語は、各面を便宜上区別するために用いられているものであり、実際の上下左右の方向とは関係しない。
<第1実施形態>
<構成>
図1は、本実施形態に関する光受信モジュール100をキャリア上に実装した例を示す斜視図である。なお、光受信モジュール100の回路図は図7に示されたものと同様であるので、図示を省略する。
キャリア201上にアンプ10、受光素子30、キャパシタ41およびキャパシタ42が搭載されている。キャリア201は酸化アルミニウムを含むセラミック等(誘電体)からなり、表面にGND導体4が設けられている。
キャパシタ41は、キャリア200上面においてアンプ10に隣接して配置され、アンプ10の電源端子51がキャパシタ41の電極面412にワイヤ21を介して接続される。またキャパシタ41の電極面411(電極面412に対向する電極面)は、GND導体4に電気的に接続されている。
GND導体4には、受光素子30の実装位置に隣接するキャパシタ42が実装される位置に、キャパシタ42の寸法に対し数十μm大きい寸法の抜きパターンが設けられ、当該抜きパターン内に、GND導体4とは連続しない(電気的に分離した)電極パターン5が設けられている。
電極パターン5は、ワイヤ24を介して受光素子30のカソード端子54に接続されるとともに、図示しない外部の電源にワイヤで接続されている。なお、電極パターン5が形成されていなくてもよい。その場合には、キャパシタ42の電極面422が、受光素子30のカソード端子54にワイヤ24を介して接続されればよい。
キャパシタ42は、2つの電極面のうち電極面422がキャリア201の電極パターン5に、電極面421がGND導体4にそれぞれ電気的に接続されるように配置されている。具体的には、キャパシタ42の側面(電極面ではない面)がキャリア201上の抜きパターンに接するように配置され、キャパシタ42の電極面422(の端部)が電極パターン5に接続され、電極面421(の端部)がGND導体4に接続される。なお、キャパシタ42が備えられる個数は、本実施形態に示されたものに限られない。
ここで、本実施形態では、キャパシタ42の少なくともいずれかの電極面の法線方向がキャリア201の平面(GND導体4が設けられた面)の法線方向に対して略90°となるように(直交するように)キャパシタ42が実装されている。しかし、キャパシタ42の電極面の法線方向がキャリア201の平面の法線方向に対して略90°となる場合以外でも、GND導体4とキャパシタ42の電極面とが、同一平面内に配置されなければよい。さらには、GND導体4が設けられた面の法線方向とキャパシタ42の電極面の少なくとも一方の法線方向とが、異なっていればよい。
<動作>
図2は、光受信モジュール100の電磁界シミュレーションにより計算された高周波特性を示した図である。図2(a)においては高周波特性(S21)が示されている。図2(b)においては高周波特性(S22)が示されている。図2(c)においては雑音の利得の高周波特性が示されている。各図とも、縦軸の単位がdB、横軸が振動数(GHz)である。
図2に示されるように、S21およびS22は図10に示された場合と同様に良好であり、さらに、雑音の利得をおよそ5dB低下させることができる。
これは、キャパシタ42の電極パターン5に接続される電極面422とGND導体4との間の誘電結合が減少し、受光素子30を経由してアンプ10に入力される雑音を抑制することができるためである。
<効果>
本実施形態によれば、光受信モジュールが、誘電体からなるキャリア201と、GND導体4と、受光素子30と、アンプ10と、第1キャパシタとしてのキャパシタ41と、第2キャパシタとしてのキャパシタ42とを備える。
GND導体4は、キャリア201表面に部分的に設けられた導体である。
受光素子30は、GND導体4と電気的に接続された、光信号を光電変換する素子である。
アンプ10は、GND導体4と電気的に接続された、受光素子30の第1端子から出力される信号を増幅する。
第1キャパシタは、第1電極面(電極面411に対応)がGND導体4に電気的に接続され、第1電極面と対向する第2電極面(電極面412に対応)がアンプ10の電源端子51側に接続されたキャパシタ41に対応する。
第2キャパシタは、第1電極面(電極面421に対応)がGND導体4に電気的に接続され、電極面421と対向する第2電極面(電極面422に対応)が受光素子30の第2端子(カソード端子54に対応)側に接続されたキャパシタ42に対応する。
キャパシタ42は、GND導体4が設けられていないキャリア201上に配置され、キャパシタ42の電極面421または電極面422の法線方向と、GND導体4が設けられた面の法線方向とが異なる。
このような構成によれば、キャパシタ42の電極パターン5に接続される電極面422とGND導体4との間の誘電結合が減少し、受光素子30を経由してアンプ10に入力される雑音を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、キャパシタ42の電極面421または電極面422の法線方向と、GND導体4が設けられた面の法線方向とが直交する。
このような構成によれば、キャパシタ42の電極パターン5に接続される電極面422とGND導体4との間の誘電結合が効果的に減少し、受光素子30を経由してアンプ10に入力される雑音を抑制することができる。
<第2実施形態>
<構成>
図3は、本実施形態に関する光受信モジュール102をキャリア上に実装した例を示す斜視図である。なお、光受信モジュール102の回路図は図7に示されたものと同様であるので、図示を省略する。
キャリア202上にアンプ10、受光素子30、キャパシタ41およびキャパシタ42が搭載されている。キャリア202は酸化アルミニウムを含むセラミック等(誘電体)からなり、表面にGND導体4が設けられている。
キャリア202上には、受光素子30の実装位置に隣接するキャパシタ42が実装される位置(GND導体4が設けられていない位置)に、受光素子30の高さと同一の高さを有する突起部35が設けられている。キャパシタ42は、突起部35上に配置される。
突起部35上面には、溝36が形成されている。溝36は、突起部35上面に向かって上広がりに形成されており、キャパシタ42の2つの電極面が、溝36の形成方向と平行に配置される。よって、各電極面が、溝内側の一方の側面にそれぞれ接触している。
溝36は、キャパシタ42が配置される突起部35上面においては、キャパシタ42の幅(キャパシタ42の2つの電極面間の距離に対応)よりも広がって形成されている。また、突起部35上面から下面方向に下るにつれて、溝36の幅は狭くなり、突起部35下面に到達するまでのある地点においてキャパシタ42の幅よりも狭くなる。
突起部35の、溝36で分けられた一方の上面(および上面付近の側面)には、電極パターン5が設けられている。また、溝36で分けられた他方の上面および側面には、電極パターン6が設けられている。電極パターン6は、GND導体4と連続する電極パターンである。ワイヤ長を最短となるようにワイヤボンディングする観点から、電極パターン6がアンプ10に近い方の上面に形成されることが望ましい。
アンプ10側の突起部35上面に形成された電極パターン6は、突起部35側面を介して、または介さずにGND端子53に接続される。電極パターン5は、ワイヤ24を介して受光素子30のカソード端子54に接続されるとともに、図示しない外部の電源にワイヤで接続されている。
キャパシタ42は、溝36内側の側面に各電極面が保持されるよう、溝36内に挿入される。そして、電極パターン5にキャパシタ42の電極面422が、電極パターン6にキャパシタ42の電極面421がそれぞれ接続され、導電性接着剤によって固定される。
<動作>
図4は、光受信モジュール102の電磁界シミュレーションにより計算された高周波特性を示した図である。図4(a)においては高周波特性(S21)が示されている。図4(b)においては高周波特性(S22)が示されている。図4(c)においては雑音の利得の高周波特性が示されている。各図とも、縦軸の単位がdB、横軸が振動数(GHz)である。
図4に示されるように、S21およびS22は図10に示された場合と同様に良好であり、さらに、雑音の利得がおよそ15dB低下させることができることがわかる。
これは、キャパシタ42の電極パターン5に接続される電極面422とGND導体4との間の誘電結合が減少し、受光素子30を経由してアンプ10に入力される雑音を抑制することができるためである。
また、GND端子53および電極パターン6を接続するワイヤ23と、カソード端子54および電極パターン5を接続するワイヤ24とを合わせたワイヤ長が短縮されるため、寄生インダクタンスが減少する。よって、第1実施形態の20GHz付近で見られた雑音利得の共振が生じなくなり、より安定した高周波特性が得られる。
<効果>
本実施形態によれば、光受信モジュールが、突起部35と、溝36とを備える。
突起部35は、GND導体4が設けられていないキャリア202上に形成されている。溝36は、突起部35上面に形成されている。
キャパシタ42は、溝36に保持され、キャパシタ42の電極面421および電極面422が溝36の一方の側面にそれぞれ接触している。
このような構成によれば、キャパシタ42の電極パターン5に接続される電極面422とGND導体4との間の誘電結合が減少し、受光素子30を経由してアンプ10に入力される雑音を抑制することができる。
また、GND端子53および電極パターン6を接続するワイヤ23と、カソード端子54および電極パターン5を接続するワイヤ24とを合わせたワイヤ長が短縮されるため、寄生インダクタンスが減少する。よって、より安定した高周波特性が得られる。
<第3実施形態>
<構成>
図5は、本実施形態に関する光受信モジュール103をキャリア上に実装した例を示す斜視図である。なお、光受信モジュール103の回路図は図7に示されたものと同様であるので、図示を省略する。
キャリア202上にアンプ10、受光素子30、キャパシタ41および導電性接着剤70で突起部35に接着された誘電体小片43が搭載されている。キャリア202は酸化アルミニウムを含むセラミック等(誘電体)からなり、表面にGND導体4が設けられている。
キャリア202には、受光素子30の実装位置に隣接する位置に、受光素子30の高さと同一の高さを有する突起部35が設けられている。さらに誘電体小片43が、突起部35上に配置される。
突起部35上面には、溝36が形成されている。溝36は、突起部35上面に向かって上広がりに形成されている。
溝36は、誘電体小片43が配置される突起部35上面においては、誘電体小片43の幅よりも広がって形成されている。また、突起部35上面から下面方向に下るにつれて、溝36の幅は狭くなり、突起部35下面に到達するまでのある地点において誘電体小片43の幅よりも狭くなる。
突起部35の、溝36で分けられた一方の上面(および上面付近の側面)には、電極パターン5が設けられている。また、溝36で分けられた他方の上面および側面には、電極パターン6が設けられている。電極パターン6は、GND導体4と連続する電極パターンである。ワイヤ長を最短となるようにワイヤボンディングする観点から、電極パターン6がアンプ10に近い方の上面に形成されることが望ましい。
アンプ10側の突起部35上面に形成された電極パターン6は、突起部35側面を介して、または介さずにGND端子53に接続される。電極パターン5は、ワイヤ24を介して受光素子30のカソード端子54に接続されるとともに、図示しない外部の電源にワイヤで接続されている。
誘電体小片43は、溝36内側の側面に保持されるよう溝36内に挿入される。そして誘電体小片43は、電極パターン5および電極パターン6に対し導電性接着剤70によって固定される。そして導電性接着剤70が、誘電体小片43を介して対向する電極面として機能する。
なお、図5においては、導電性接着剤70の形状は塊状となっているが、導電性接着剤70が固定される形状はこのような形状に限られるものではなく、例えば、誘電体小片43の対向する両側面全体に形成されていてもよい。
<動作>
図6は、光受信モジュール103の電磁界シミュレーションにより計算された高周波特性を示した図である。図6(a)においては高周波特性(S21)が示されている。図6(b)においては高周波特性(S22)が示されている。図6(c)においては雑音の利得の高周波特性が示されている。各図とも、縦軸の単位がdB、横軸が振動数(GHz)である。
図6に示されるように、S21およびS22は図10に示された場合と同様に良好であり、さらに、雑音の利得がおよそ15dB低下させることができることがわかる。
これは、誘電体小片43両側面に塗布された導電性接着剤70が誘電体小片43を介して誘電結合することで、誘電体小片43および導電性接着剤70がキャパシタとして機能するために生じるものである。誘電体小片43および導電性接着剤70がキャパシタとして機能することで、電極パターン5に接続される電極面とGND導体4との誘電結合が減少し、受光素子30を経由してアンプ10に入力される雑音を抑制することができる。
<効果>
本実施形態によれば、キャパシタの電極面が、導電性接着剤70から形成されている。
光受信モジュール103においては、誘電体小片43に導電性接着剤70が塗布されることでキャパシタの機能を果たしているため、キャパシタを実装する際の電極面の方向を考慮する必要がなくなる。よって、容易に実装可能であるとともに、雑音の利得を35GHz以下において第2実施形態と同程度に抑制することができる。
上記実施形態では、各構成要素の材質、材料、実施の条件等についても記載しているが、これらは例示であって記載したものに限られるものではない。
なお本発明は、その発明の範囲内において、各実施形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施形態において任意の構成要素の省略が可能である。
4 GND導体、5,6 電極パターン、10 アンプ、21〜24 ワイヤ、30 受光素子、35 突起部、36 溝、41,42 キャパシタ、43 誘電体小片、51 電源端子、52 入力端子、53 GND端子、54 カソード端子、55 アノード端子、70 導電性接着剤、100〜103 光受信モジュール、200〜202 キャリア、411,412,421,422 電極面。

Claims (5)

  1. 誘電体からなるキャリアと、
    前記キャリア表面に部分的に設けられた、GND導体と、
    前記GND導体と電気的に接続された、光信号を光電変換する受光素子と、
    前記GND導体と電気的に接続された、前記受光素子の第1端子から出力される信号を増幅するアンプと、
    第1電極面が前記GND導体に電気的に接続され、前記第1電極面と対向する第2電極面が前記アンプの電源端子側に接続された第1キャパシタと、
    第1電極面が前記GND導体に電気的に接続され、前記第1電極面と対向する第2電極面が前記受光素子の第2端子側に接続された第2キャパシタとを備え、
    前記第2キャパシタは、前記GND導体が設けられていない前記キャリア上に配置され、
    前記第2キャパシタの前記第1または第2電極面の法線方向と、前記GND導体が設けられた面の法線方向とが異なることを特徴とする、
    光受信モジュール。
  2. 前記第2キャパシタの前記第1または第2電極面の法線方向と、前記GND導体が設けられた面の法線方向とが直交することを特徴とする、
    請求項1に記載の光受信モジュール。
  3. 前記キャリア表面において、前記GND導体とは電気的に分離して設けられた電極パターンをさらに備え、
    前記第2キャパシタの前記第2電極面が、前記電極パターンを介して前記受光素子の前記第2端子側に接続されることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の光受信モジュール。
  4. 前記GND導体が設けられていない前記キャリア上に形成された突起部と、
    前記突起部上面に形成された溝とをさらに備え、
    前記第2キャパシタは、前記溝に保持され、
    前記第2キャパシタの前記第1および第2電極面が、前記溝の一方の側面にそれぞれ接触していることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれかに記載の光受信モジュール。
  5. 前記第2キャパシタの前記第1および第2電極面が、導電性接着剤から形成されていることを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれかに記載の光受信モジュール。
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