JP2014211742A - 制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子制御装置とセンサ装置との間の配線数を低減でき、通信のためのIDの設定を不要とする。【解決手段】各インジェクタ3につき1本の信号線12に圧力信号と通信信号を重畳させる。インジェクタ3の出力回路16は、センサ11で検出された燃料圧力に応じた電圧を持つ圧力信号をECU4に伝送する。通信ドライバ17は、信号線12の駆動/非駆動の状態を切り替えることにより通信信号をセンサ信号に重ね合わせて送信し、信号線12の電圧をしきい値電圧Vt1と比較して通信信号を受信する。ECU4の入力回路34は、通信ドライバ35の受信信号または送信信号がLからHに変化した時に、信号線12の電圧をサンプルホールドする。通信ドライバ35は、信号線12の電圧をしきい値電圧Vt2と比較して通信信号を受信する。しきい値電圧Vt1、Vt2は、圧力信号の電圧レベルを基準として設定される。【選択図】図1

Description

本発明は、電子制御装置とセンサ装置が当該センサ装置ごとに設けられた信号線により接続された制御システムに関する。
例えば車両に搭載されるディーゼルエンジンの燃料噴射制御システムは、エンジンの各気筒に設けられたインジェクタと、当該インジェクタを駆動して燃料の噴射制御を行う電子制御装置(以下、ECUと称す)を備えている。各インジェクタは、燃料供給用配管を通して高圧燃料の供給を受ける。
インジェクタには、燃料噴射口を開閉するアクチュエータと、燃料供給用配管からの燃料取込口における燃料圧力を検出する圧力センサ(センサ装置)を備えたものが知られている。燃料圧力に対応したセンサ信号は、信号線を通してインジェクタからECUに伝送される。このようなインジェクタを用いると、ECUは、燃料噴射期間を含む特定期間のセンサ信号を高速にサンプリングすることにより、燃料噴射に伴う燃料圧力の変動を高精度に算出できる。ECUは、この算出した燃料圧力の変動に基づいて実際の噴射状態を検出できるので、好ましい噴射特性に近付くように噴射特性の補正が可能となる。
上記インジェクタは、初期特性値、学習によって得られた機差や経時変化に対する補正情報など、各インジェクタに固有の情報を記憶するメモリを備えている。この固有情報は、ECUの交換等に備えて、ECUとインジェクタとの間で共有されている。製品出荷時に初期特性値がメモリに書き込まれた後、ECUは、エンジンの運転開始時などのタイミングでインジェクタから固有情報を読み出し、エンジンの運転停止時などのタイミングでインジェクタに固有情報を書き込む。そのための手段として、ECUとインジェクタには通信機能が必要になる。
特許文献1に記載された制御システムは、ECUと各インジェクタが備える通信デバイスとが共通の通信線を介してバス接続されている。また、各インジェクタは、インジェクタごとに個別に設けられた信号線に接続されており、これらの信号線を通してインジェクタからECUにセンサ信号を伝送するようになっている。
特開2012−2212号公報
上述のように、従来の制御システムでは、センサ信号を伝送する信号線の他に、固有情報を送受信するための通信線が必要になる。このため、コネクタ端子の数やワイヤの本数が増えて、搭載環境の圧迫やコストアップが問題となっていた。また、バス接続された通信線を用いる場合、ノードIDの設定が必要になる。しかし、ID設定命令中は、信号線を0Vに設定する必要があるので、その間センサ値をモニタできないという不都合があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、電子制御装置とセンサ装置との間の配線数を低減でき、通信のためのIDの設定も不要となる制御システムを提供することにある。
請求項1に記載した制御システムは、電子制御装置とセンサ装置が当該センサ装置ごとに設けられた信号線により接続された制御システムである。センサ装置は、物理量を検出するセンサと、検出される物理量に応じた電圧レベルを持つセンサ信号を信号線に出力するセンサ信号出力部と、通信信号が持つ2値のレベルに応じて信号線の駆動/非駆動の状態を切り替えることにより当該通信信号をセンサ信号に重ね合わせて信号線に出力する送信機能を有する通信処理部とを備えている。
電子制御装置は、信号線の電圧を所定のしきい値電圧と比較することにより信号線の電圧信号から通信信号を分離する受信機能を有する通信処理部と、信号線がセンサ装置の通信処理部によって非駆動の状態とされている期間に信号線からセンサ信号を入力するセンサ信号入力部とを備えている。
この構成によれば、センサ装置は、通信信号を送信する場合、通信信号が持つ2値のレベルに応じて信号線の駆動/非駆動の状態を切り替える。信号線の電圧は、駆動状態では駆動電圧によって定まり、非駆動状態ではセンサ信号の電圧に等しくなる。従って、電子制御装置の通信処理部は、通信信号を受信する場合、信号線の電圧をしきい値電圧(駆動電圧とセンサ信号の電圧との中間電圧)と比較することにより信号線の電圧信号から通信信号を分離できる。
請求項8、9記載の手段のように、通信信号は、デジタル値に対応した2値のレベルを有するビット列信号、アナログ値に対応したデューティ比を有する信号など、2値レベルを組み合わせて構成されている。このため、例えば1単位(例えば1バイト、1周期)の通信信号を送受信する場合、信号線が非駆動状態となる期間が現れる。電子制御装置のセンサ信号入力部は、非通信期間中は勿論、通信期間中であっても信号線が非駆動状態とされている期間に、信号線からセンサ信号を入力することができる。
本手段によれば、信号線を用いてセンサ装置から電子制御装置にセンサ信号を伝送できるとともに、同じ信号線を用いてセンサ装置から電子制御装置への通信が可能となる。これにより、従来構成で必要とされた通信線が不要となり、コネクタ端子の数やワイヤの本数(配線数)を減らすことができる。また、センサ装置と電子制御装置とは、信号線により1:1に接続されているので、従来構成で必要とされた通信のためのIDの設定も不要となる。すなわち、本手段によれば、センサ装置と電子制御装置との間のインタフェース機能を高めることができる。
請求項2記載の手段によれば、電子制御装置の通信処理部は、センサ信号入力部が入力したセンサ信号の電圧レベルを基準としてしきい値電圧を設定する。この構成によれば、センサ装置が出力するセンサ信号の電圧レベルにかかわらず、通信信号を分離するための適切なしきい値電圧が設定される。
請求項3記載の手段によれば、センサ信号入力部は、電子制御装置の通信処理部が受信した通信信号が、信号線の駆動状態に対応した第1レベルから信号線の非駆動状態に対応した第2レベルに変化したタイミングで、信号線の電圧信号をセンサ信号として入力する。この構成によれば、センサ信号入力部は、信号線が非駆動の状態とされているタイミングを正しく検出でき、通信信号に妨げられることなくセンサ信号を正しく入力できる。
請求項4記載の手段によれば、センサ信号入力部は、信号線の電圧信号を入力するバッファ回路と、ホールド回路と、電子制御装置の通信処理部が受信した通信信号が第1レベルから第2レベルに変化した時にサンプリングパルスを生成するパルス生成回路と、サンプリングパルスが入力された時にバッファ回路の出力電圧をホールド回路に入力するサンプリング回路とを備えている。
この構成によれば、通信信号が第1レベルから第2レベルに変化すると、信号線の電圧信号(センサ信号)がバッファ回路を介してホールド回路に入力される。その後、サンプリングパルスが消滅すると、サンプリング回路に入力された電圧がホールドされる。電子制御装置は、通信が行われている限り、ホールド電圧を参照すれば最新のセンサ信号を得られる。
請求項5記載の手段によれば、センサ装置の通信処理部は、送信機能に加えて、信号線の電圧を所定のしきい値電圧と比較することにより信号線の電圧信号から通信信号を分離する受信機能を有している。電子制御装置の通信処理部は、受信機能に加えて、通信信号が持つ2値のレベルに応じて信号線の駆動/非駆動の状態を切り替えることにより当該通信信号を信号線に出力する送信機能を有している。センサ信号入力部は、信号線がセンサ装置の通信処理部および電子制御装置の通信処理部によって非駆動の状態とされている期間に信号線からセンサ信号を入力する。これにより、センサ装置と電子制御装置との間で双方向の通信が可能になる。
請求項6記載の手段によれば、センサ装置の通信処理部は、センサにより検出される物理量に応じた電圧レベルを基準としてしきい値を設定する。この構成によれば、自ら出力するセンサ信号の電圧レベルにかかわらず、通信信号を分離するための適切なしきい値電圧が設定される。
請求項7記載の手段によれば、センサ装置は、燃料を蓄える蓄圧容器の燃料出口からインジェクタの噴射口に至るまでの燃料通路に配置されて当該燃料通路内の燃料圧力を検出し、その検出した燃料圧力に対応するセンサ信号を信号線に出力する装置である。電子制御装置は、信号線を介して入力した燃料噴射前のセンサ信号に基づいて燃料圧力の圧力制御とインジェクタの噴射制御を実行する。燃料噴射前における燃料圧力の変化は小さい。このため、センサ信号入力部は、通信中であっても、信号線が非駆動状態とされている期間に正しい燃料圧力を入力することができる。
さらに、電子制御装置は、信号線を介して入力した燃料噴射期間を含む特定期間のセンサ信号に基づいて燃料噴射に伴い変動する燃料圧力を検出し、その検出した燃料圧力に基づいて実際の噴射状態を算出して噴射制御にフィードバックする。この期間における燃料圧力は大きく変化する。センサ信号入力部は、信号線上のセンサ信号を高速にサンプリングして燃料圧力を検出する必要がある。このため、信号線に通信信号が重畳すると、燃料噴射に伴い変動する燃料圧力を正確に入力することができない。
電子制御装置がマスタとされ、センサ装置がスレーブとされてマスタスレーブ形式の通信を行う。電子制御装置は、上述した理由により、その通信処理部が通信信号を送受信している間、特定期間における燃料圧力の検出動作を停止する。また、電子制御装置は、特定期間における燃料圧力の検出動作中は、通信処理部からのマスタデータの送信を停止する。マスタデータの送信を停止することで、センサ装置からのスレーブデータの送信も停止する。
このように、本制御システムは、圧力制御と噴射制御を実行する電子制御装置と、燃料圧力を検出するセンサ装置とを備えた燃料噴射制御システムに好適となる。特に、燃料噴射に伴い変動する燃料圧力を検出して噴射制御にフィードバックする高精度な制御では、センサ装置とともに設けられるインジェクタの固有情報を、電子制御装置との間で通信する機能が必要となる。本手段によれば、信号線を用いて通信できるので通信線が不要となる。
第1の実施形態の燃料噴射制御システムに係る概略的な電気的構成図 燃料噴射制御システムを表す構成図 インジェクタに設けられたセンサ装置の構成図 ECUに設けられた入力回路と通信ドライバの構成図 インジェクタとECUとの間での圧力信号の伝送と通信に係る波形図 信号線の電圧波形 第2の実施形態を示す図4相当図 図5相当図
各実施形態において実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
(第1の実施形態)
以下、本発明をディーゼルエンジンのコモンレール式燃料噴射制御システムに適用した第1の実施形態について図1から図6を参照しながら説明する。図1、図2に示すように、燃料噴射制御システム1は、ディーゼルエンジン2の気筒#1〜#4にそれぞれ設けられたインジェクタ3と、当該インジェクタ3を駆動して燃料噴射を制御するECU4(エンジン制御装置)を備えている。
各インジェクタ3は、コモンレール5の燃料出口6から延びる燃料供給用配管7(燃料通路)に接続されており、その燃料供給用配管7を通して高圧燃料が供給される。コモンレール5(蓄圧容器)には、図示しない燃料タンクから燃料ポンプによって圧送された燃料が高圧の状態で蓄圧されている。インジェクタ3は、電磁コイルやピエゾ素子の通電により噴射口8を開くアクチュエータを備えている。ECU4が駆動信号線9および駆動装置(以下、EDUと称す)10を介して駆動信号を出力すると、アクチュエータが駆動されて噴射口8からエンジン2の気筒#1〜#4に燃料が噴射される。
インジェクタ3において燃料供給用配管7からの燃料取込口には、燃料圧力および燃料温度を検出するセンサ11が設けられている。このセンサ11は、燃料噴射に伴い変動する燃料圧力(インレット圧)を高精度に検出することができる。インジェクタ3とECU4との間には、各インジェクタ3ごとに信号線12が設けられている。インジェクタ3は、燃料圧力に応じた電圧レベルを持つ圧力信号(センサ信号に相当)を信号線12を介してECU4に伝送する。ECU4は、その圧力信号が示す燃料圧力に基づいて、噴射動作や実噴射による圧力変動態様を高い精度で検出することができる。
図1に示すように、ECU4は、共通の電源線13、14により各インジェクタ3に電源電圧を供給している。インジェクタ3は、センサ11と制御IC15を備えている。インジェクタ3は、信号線12を介してECU4にアナログデータである圧力信号を伝送するとともに、同じ信号線12を介してECU4との間でインジェクタ3の固有情報、燃料温度などのデジタルデータからなる通信信号を送受信する。
この通信信号は、デジタル値に対応した2値のレベルを有するビット列信号である。また、固有情報とは、インジェクタの初期特性値、学習によって得られたインジェクタの機差や経時変化に対する補正情報など、個々のインジェクタに固有のデータである。固有情報は、ECU4の交換等に備えて、通信によりECU4とインジェクタ3との間で共有されている。
センサ11は、図3に示すように、ダイアフラム上にホイートストンブリッジを構成するように形成されたピエゾ抵抗素子11a〜11dを備えている。このホイートストンブリッジに端子11p、11sを介して一定の駆動電流を流すと、端子11q、11r間に燃料圧力に応じた電圧が生じる。また、ホイートストンブリッジ全体の合成抵抗が圧力に依存せず、温度にのみ依存する構成とすることで、端子11p、11s間に燃料温度に応じた電圧が生じる。
制御IC15は、出力回路16、通信ドライバ17、制御回路18、不揮発性メモリ19およびA/Dコンバータ(以下、ADCと称す)20、21を備えている。不揮発性メモリ19は、電気的にデータの書き換えが可能なEEPROM等から構成されており、上述した固有情報、センサ11の特性ばらつきの補正値(ゲイン、オフセット)等が記憶されている。出力回路16は、センサ信号出力部に相当する。制御回路18は、センサ11の特性ばらつきの補正、燃料圧力の検出分解能の向上などの目的から、出力回路16に対しゲインとオフセットを設定するためのゲインレジスタの値とオフセットレジスタの値を出力する。
ゲインレジスタのデジタル値はD/Aコンバータ(以下、DACと称す)22でD/A変換され、バッファ回路23は、この変換電圧に応じた電流を端子11pから流し込む。端子11p、11s間の燃料温度に応じた電圧(温度信号)は、ADC21によりデジタル値に変換されて制御回路18に入力される。
オフセットレジスタの値はDAC24でD/A変換され、バッファ回路25を介して加算回路26に与えられる。差動増幅回路27は、端子11q、11r間の燃料圧力に応じた電圧を増幅して加算回路26に出力する。加算回路26は、燃料圧力に応じた電圧レベルを持つ圧力信号を出力し、バッファ回路28はその圧力信号を信号線12に出力する。圧力信号は、ADC20によりデジタル値に変換されて制御回路18に入力される。
通信ドライバ17は、通信処理部に相当する。通信ドライバ17は、制御回路18から出力される送信信号の2値レベルに応じてトランジスタ29をオン/オフすることで、信号線12の駆動/非駆動の状態を切り替える。この送信機能により、通信信号を圧力信号に重ね合わせて信号線12に出力できる。一方、コンパレータ30は、信号線12の電圧を所定のしきい値電圧Vt1と比較することにより、信号線12の電圧信号から受信信号を分離して制御回路18に出力する。この受信機能により、信号線12上の圧力信号に重畳された通信信号を受信することができる。以上説明したセンサ11と制御IC15によりセンサ装置31が構成されている。
ECU4は、マイクロコンピュータ(マイコン)32と駆動回路33の他に、インジェクタ3ごとに入力回路34と通信ドライバ35を備えている。マイコン32は、CPU、揮発性メモリ(RAM)、不揮発性メモリ(ROM)、A/Dコンバータ、シリアル通信回路(送信回路、受信回路)、I/Oポートなどを備えている。駆動回路33は、噴射指令信号に従ってEDU10に対し駆動信号を出力する。
図4は、ECU4のうちマイコン32および1系統分の入力回路34と通信ドライバ35を示している。また、マイコン32が備える構成要素のうちA/Dコンバータ(ADC)36、送信回路(TXD)37および受信回路(RXD)38を示している。
入力回路34は、センサ信号入力部に相当する。入力回路34は、信号線12がTXD37およびインジェクタ3の通信ドライバ17によって非駆動の状態とされている期間に、信号線12から圧力信号を入力する。バッファ回路39は、信号線12の電圧を入力し、それをFET40を介してホールド回路41に出力する。FET40は、Hレベルのサンプリングパルスが入力された時にオンするサンプリング回路である。ホールド回路41は、抵抗42とコンデンサ43から構成されている。
パルス生成回路44は、通信ドライバ35の受信信号またはマイコン32の送信信号がLレベル(第1レベル)からHレベル(第2レベル)に変化した時に、幅狭のサンプリングパルスを生成する。ORゲート45は、これら受信信号と送信信号を入力し、インバータ46を介して微分回路に入力する。微分回路は、コンデンサ47と抵抗48、49から構成されており、その後インバータ50を介した信号が上記サンプリングパルスとなる。微分回路に替えて、ワンショットパルス発生回路を用いてもよい。
通信ドライバ35は、通信処理部に相当する。通信ドライバ35は、TXD37から出力される送信信号をインバータ51で反転し、その2値レベルに応じてトランジスタ52をオン/オフすることで、信号線12の駆動/非駆動の状態を切り替える。この送信機能により、マイコン32からの通信信号を信号線12に出力できる。
抵抗53、54からなるしきい値設定回路55は、入力回路34が入力した圧力信号(ホールド電圧)を分圧してしきい値電圧Vt2を生成する。バッファ回路56は、信号線12の電圧を入力する。コンパレータ57は、バッファ回路56の出力電圧をしきい値電圧Vt2と比較することにより、信号線12の電圧信号から受信信号を分離してRXD38に出力する。この受信機能により、信号線12上の圧力信号に重畳された通信信号を受信することができる。
次に、本実施形態の作用について図5および図6も参照しながら説明する。本実施形態の燃料噴射制御システム1は、各インジェクタ3につき1本の信号線12にアナログデータである圧力信号とデジタルデータからなる通信信号を重畳させる。通信信号を送受信する場合、ECU4がマスタ、インジェクタ3がスレーブとなり、各インジェクタ3ごとにマスタスレーブ形式の通信を行う。このため、通信信号の衝突は生じない。
図5は、非噴射期間におけるLIN(Local Interconnect Network)による通信波形を示している。上から順に、インジェクタ3の出力回路16の圧力信号、通信信号、信号線12の電圧、ECU4の入力回路34の圧力信号としきい値電圧Vt2、ECU4の送信信号、インジェクタ3の送信信号である。圧力信号は、実際の変化よりも大きい変化で描いてある。信号線12の電圧は、通信信号がドミナント(論理値0)の期間では0Vとなり、レセッシブ(論理1)の期間では圧力信号の電圧に等しくなる。
インジェクタ3の制御IC15に設けられた出力回路16は、センサ11で検出された燃料圧力に応じた電圧レベルを持つ圧力信号をECU4に伝送する。通信ドライバ17は、トランジスタ29をオンして信号線12をほぼ0Vに駆動する状態と、トランジスタ29をオフして信号線12を非駆動とする状態とを組み合わせて通信信号を送信する。また、通信ドライバ17は、信号線12の電圧をしきい値電圧Vt1と比較することにより通信信号を受信する。しきい値電圧Vt1は、駆動電圧(0V)と圧力信号の電圧との中間電圧である必要がある。ここでは、LレベルとHレベルに対するマージンが等しくなるように、バッファ回路28に入力される圧力信号の電圧レベルを基準として、その1/2の電圧レベルに設定されている。
一方、ECU4の入力回路34は、通信ドライバ35の受信信号またはマイコン32の送信信号がLレベルからHレベルに変化した時に、信号線12の電圧をサンプリングしてホールド回路41にホールドする。すなわち、入力回路34は、インジェクタ3から送信されてくる固有情報、温度情報などの通信信号のLからHへのビット変化を利用して圧力信号をサンプリングする。また、マイコン32は、TXD37の出力電圧をLレベルからHレベルに変化させることで、所望のタイミングで圧力信号をサンプリングすることもできる。それ以外のときには、サンプリングパルスが発生しないので、入力回路34は、圧力信号をホールドする。ECU4は、ホールド電圧をADC36でデジタルデータに変換してデジタル制御に用いる。
ECU4の通信ドライバ35は、信号線12の電圧をしきい値電圧Vt2と比較することにより通信信号を受信する。しきい値電圧Vt2は、駆動電圧(0V)と圧力信号の電圧との中間電圧である必要がある。しきい値設定回路55の抵抗53、54を同じ抵抗値に設定することで、インジェクタ3の通信ドライバ17と同様に、入力回路34に入力される圧力信号の電圧レベルを基準として、その1/2の電圧レベルにしきい値電圧Vt2を設定することができる。
ところで、ECU4は、エンジン回転数と必要噴射量から目標の燃料圧力を算出し、センサ11で検出された燃料圧力をフィードバック制御する圧力制御、およびクランク角に同期して所定気筒のインジェクタ3が噴射する前の圧力から適正な噴射量を算出し噴射を行う噴射制御を実行する。この場合、ECU4は、信号線12を介して伝送された圧力信号から、インジェクタ3の噴射前(インジェクタ3の非駆動期間)の燃料圧力を得る。また、ECU4は、インジェクタ3から信号線12を介して送信された燃料温度の情報を受信する。
燃料噴射前における燃料圧力の変化は小さい。このため、ECU4の入力回路34は、通信信号がレセッシブの期間(信号線12が非駆動状態とされている期間)に、正しい燃料圧力を得ることができる。ECU4は、燃料圧力が目標値に等しくなるように燃料ポンプを制御する。また、ECU4は、燃料圧力、エンジン回転数、アクセル開度などに基づいて目標噴射状態を決定し、後述する学習により得た補正値を反映した噴射指令信号を設定する。
ECU4は、インジェクタ3の機差や経時変化にかかわらず、実噴射状態が目標噴射状態に一致するよう燃料噴射状態(噴射開始時期、噴射終了時期、噴射量等)を高精度に制御する。そこで、ECU4の入力回路34は、所定時に、信号線12を介して伝送された圧力信号から、燃料噴射期間を含む特定期間の燃料圧力を高速にサンプリングし、実噴射に伴う燃料圧力の推移波形を求め、その推移波形に基づいて実噴射状態を検出する。そして、噴射指令信号と実噴射状態との相関を学習することにより、噴射指令信号に対する補正値を算出して噴射制御にフィードバックする。
燃料噴射期間では燃料圧力は大きく変化する。このため、信号線12に通信信号が重畳すると、燃料噴射に伴い変動する燃料圧力を正確に得ることができない。そこで、ECU4は、入力回路34が通信信号を送受信している間、特定期間における燃料圧力の検出動作を停止する。また、ECU4は、特定期間における燃料圧力の検出動作中は、通信ドライバ35からのマスタデータの送信を停止する。マスタデータの送信を停止することで、インジェクタ3の通信ドライバ17からのスレーブデータの送信も停止する。ECU4は、特定期間における燃料圧力の検出動作が完了した後、通信を再開すればよい。
上述したように、固有情報は、ECU4とインジェクタ3との間で共有されている。ECU4は、エンジン2の運転開始時(例えばIGスイッチのオン操作時)に、固有情報の送信要求を含む通信信号を送信し、それに応じて各インジェクタ3から送信されてくる固有情報を含む通信信号を受信する。また、ECU4は、エンジン2の運転終了時(例えばIGスイッチのオフ操作時)に、各インジェクタ3の固有情報を含む通信信号を各インジェクタ3に送信する。インジェクタ3の制御回路18は、受信した固有情報により不揮発性メモリ19の記憶内容を更新する。
図6は、エンジン2の運転開始時に各インジェクタ3から固有情報を読み出すときの信号線12の電圧波形を示している。ここでは、気筒#1、#3、#4、#2の順で燃料噴射が行われる。送信要求であるマスタデータに続いて、固有情報であるスレーブデータが送られている。このうちAで示すマスタデータとスレーブデータは、燃料噴射期間に重なって通信が行われている。
インジェクタ3の通信ドライバ17、ECU4の通信ドライバ35は、それぞれ圧力信号の電圧レベルを基準とするしきい値電圧Vt1、Vt2を比較基準とすることにより通信信号を受信する。このため、燃料の噴射に伴い信号線12の電圧レベルが大きく変動した時でも、誤りなく受信信号を分離できる。
以上説明したように、燃料噴射に伴い変動する燃料圧力を検出して噴射制御にフィードバックする高精度な制御では、インジェクタ3の固有情報をECU4との間で通信する機能が必要となる。本実施形態によれば、各気筒について1本の信号線12により、インジェクタ3からECU4に圧力信号を伝送できるとともに、インジェクタ3とECU4との間で双方向の通信ができる。これにより、通信線が不要となり、コネクタ端子の数やワイヤの本数を減らすことができる。また、インジェクタ3とECU4とは、信号線12により1:1に接続されているので、通信のためのIDの設定も不要となる。これにより、インジェクタ3とECU4との間のインタフェース機能を高めることができる。
ECU4の入力回路34は、通信ドライバ35が受信した通信信号が、LレベルからHレベルに変化したタイミングで、信号線12の電圧信号を圧力信号として入力する。これにより、入力回路34は、信号線12が非駆動の状態とされているタイミングで、通信信号に妨げられることなく圧力信号を正しく入力できる。また、この圧力信号はホールドされるので、マイコン32は、信号線12が駆動状態とされている期間を含め圧力信号をモニタできる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図7および図8を参照しながら説明する。本実施形態のインジェクタ3は、信号線12を介して、燃料圧力に応じた電圧値を持つ圧力信号を伝送するとともに、燃料圧力に対応したデューティ比を持つ通信信号を送信する。すなわち、圧力情報の送信について2重系となっている。本実施形態でも圧力制御と噴射制御を実行するが、燃料噴射期間の燃料圧力を高速サンプリングして噴射制御にフィードバックする制御は行っていない。
図3に示したインジェクタ3の制御回路18は、ADC20から入力した燃料圧力を、その燃料圧力に対応したデューティ比を持つ1kHzの通信信号に変換して通信ドライバ17から送信する。図7に示すように、ECU61の通信ドライバ62は、図4に示した通信ドライバ35からトランスミッタ(インバータ51とトランジスタ52)を除いた構成を備えている。これに伴い、入力回路34は、通信ドライバ35の受信信号がLレベルからHレベルに変化した時に、信号線12の電圧をサンプルホールドする。受信回路(RXD)63は、受信信号のデューティ比に応じた値(燃料圧力)を得る。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
図8は、上から順に、インジェクタ3の出力回路16の圧力信号、通信信号、信号線12の電圧、ECU61の入力回路34の圧力信号としきい値電圧Vt2、入力回路34のサンプリングパルス、ECU61の受信信号である。ECU61において、時刻t1より前の圧力信号およびしきい値電圧Vt2は0Vである。
時刻t1で通信信号がドミナント(論理値0)からレセッシブ(論理1)に変化すると、通信ドライバ62の受信信号がHレベルとなる。この時、入力回路34の微分回路によって時刻t2までサンプリングパルスが生成され、その間だけFET40がオンする。これにより、ホールド回路41の電圧は信号線12の電圧と等しくなり、時刻t2にサンプリングパルスがLレベルに変化した後、通信信号が再びレセッシブに変化する時刻t4までホールドする。このホールド電圧(圧力信号)はADC36に入力され、例えば2msの周期でA/D変換される。
信号線12上の圧力信号の変化率は小さく、しきい値電圧Vt2はホールド電圧の1/2の電圧レベルに設定されている。これにより、通信が行われている限り、しきい値電圧Vt2は圧力信号の1/2の電圧に設定される。従って、通信ドライバ62は、送信されてきた通信信号のレベル変化を確実に捉えて受信信号を生成することができる。
本実施形態によれば、各気筒について1本の信号線12により、インジェクタ3からECU4に、燃料圧力に応じた圧力信号を伝送できるとともに燃料圧力に応じたデューティ比を有する通信信号を送信できる。この2重系のシステムにより、ECU4は、インジェクタ3のセンサ11で検出した燃料圧力を一層確実に得ることができる。その他、第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形、拡張を行うことができる。
本発明の制御システムは、車両の燃料噴射制御システムに限られない。電子制御装置とセンサ装置が当該センサ装置ごとに設けられた信号線により接続され、その信号線を介して、センサ装置から電子制御装置にセンサ信号を伝送するとともに、少なくともセンサ装置から電子制御装置に通信信号を送信するシステムに広く適用できる。第2の実施形態のように、センサ装置と電子制御装置との間で双方向の通信をするものであってもよい。
しきい値電圧Vt1、Vt2を圧力信号の1/2の電圧レベルに設定したが、圧力信号の電圧範囲、信号線12に加わるノイズの大きさなどを勘案して適宜変更してもよい。
図面中、1は燃料噴射制御システム(制御システム)、3はインジェクタ、4、61はECU(電子制御装置、エンジン制御装置)、5はコモンレール(蓄圧容器)、6は燃料出口、7は燃料供給用配管(燃料通路)、8は噴射口、11はセンサ、12は信号線、16は出力回路(センサ信号出力部)、17は通信ドライバ(通信処理部)、31はセンサ装置、34は入力回路(センサ信号入力部)、35、62は通信ドライバ(通信処理部)、39はバッファ回路、40はFET(サンプリング回路)、41はホールド回路、44はパルス生成回路である。

Claims (9)

  1. 電子制御装置(4,61)とセンサ装置(31)が当該センサ装置ごとに設けられた信号線(12)により接続された制御システムであって、
    前記センサ装置は、
    物理量を検出するセンサ(11)と、
    前記検出される物理量に応じた電圧レベルを持つセンサ信号を前記信号線に出力するセンサ信号出力部(16)と、
    通信信号が持つ2値のレベルに応じて前記信号線の駆動/非駆動の状態を切り替えることにより当該通信信号を前記センサ信号に重ね合わせて前記信号線に出力する送信機能を有する通信処理部(17)とを備え、
    前記電子制御装置は、
    前記信号線の電圧を所定のしきい値電圧と比較することにより前記信号線の電圧信号から通信信号を分離する受信機能を有する通信処理部(35,62)と、
    前記信号線が前記センサ装置の通信処理部によって非駆動の状態とされている期間に前記信号線から前記センサ信号を入力するセンサ信号入力部(34)とを備えていることを特徴とする制御システム。
  2. 前記電子制御装置の通信処理部は、前記センサ信号入力部が入力したセンサ信号の電圧レベルを基準として前記しきい値電圧を設定することを特徴とする請求項1記載の制御システム。
  3. 前記センサ信号入力部は、前記電子制御装置の通信処理部が受信した通信信号が、前記信号線の駆動状態に対応した第1レベルから前記信号線の非駆動状態に対応した第2レベルに変化したタイミングで、前記信号線の電圧信号を前記センサ信号として入力することを特徴とする請求項1または2記載の制御システム。
  4. 前記センサ信号入力部は、
    前記信号線の電圧信号を入力するバッファ回路(39)と、
    ホールド回路(41)と、
    前記電子制御装置の通信処理部が受信した通信信号が前記第1レベルから前記第2レベルに変化した時にサンプリングパルスを生成するパルス生成回路(44)と、
    前記サンプリングパルスが入力された時に前記バッファ回路の出力電圧を前記ホールド回路に入力するサンプリング回路(40)とを備えていることを特徴とする請求項3記載の制御システム。
  5. 前記センサ装置の通信処理部(17)は、前記信号線の電圧を所定のしきい値電圧と比較することにより前記信号線の電圧信号から通信信号を分離する受信機能を有し、
    前記電子制御装置の通信処理部(35)は、通信信号が持つ2値のレベルに応じて前記信号線の駆動/非駆動の状態を切り替えることにより当該通信信号を前記信号線に出力する送信機能を有し、
    前記センサ信号入力部(34)は、前記信号線が前記センサ装置の通信処理部および前記電子制御装置の通信処理部によって非駆動の状態とされている期間に前記信号線から前記センサ信号を入力することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の制御システム。
  6. 前記センサ装置の通信処理部は、前記センサにより検出される物理量に応じた電圧レベルを基準として前記しきい値を設定することを特徴とする請求項5記載の制御システム。
  7. 前記センサ装置は、燃料を蓄える蓄圧容器(5)の燃料出口(6)からインジェクタ(3)の噴射口(8)に至るまでの燃料通路(7)に配置されて当該燃料通路内の燃料圧力を検出し、その検出した燃料圧力に対応するセンサ信号を前記信号線に出力する装置であり、
    前記電子制御装置は、前記信号線を介して入力した燃料噴射前のセンサ信号に基づいて前記燃料圧力の圧力制御と前記インジェクタの噴射制御を実行するとともに、前記信号線を介して入力した燃料噴射期間を含む特定期間のセンサ信号に基づいて燃料噴射に伴い変動する燃料圧力を検出し、その検出した燃料圧力に基づいて実際の噴射状態を算出して前記噴射制御にフィードバックするエンジン制御装置であり、
    前記電子制御装置がマスタとされ、前記センサ装置がスレーブとされてマスタスレーブ形式の通信を行い、
    前記電子制御装置は、その通信処理部が通信信号を送受信している間、前記特定期間における燃料圧力の検出動作を停止し、前記特定期間における燃料圧力の検出動作中は、前記通信処理部からのマスタデータの送信を停止するように制御することを特徴とする請求項5または6記載の制御システム。
  8. 前記通信信号は、デジタル値に対応した2値のレベルを有するビット列信号であることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の制御システム。
  9. 前記通信信号は、アナログ値に対応したデューティ比を有する信号であることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の制御システム。
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