JP2014211467A - 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置 - Google Patents

電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力を抑え、かつ見栄えのよい表示を行う電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置等を提供する。【解決手段】表示部に表示される画像の背景の色が第1色であるか第2色であるかを判定すること(S10)と、画像の背景の色が第2色であると判定した場合に、表示部に、画像を第3の反射率の第1色を用いて表示させ、かつ、画像の背景を第1の反射率の第2色を用いて表示させること(S110)と、画像の背景の色が第1色であると判定した場合に、表示部に、画像を第2の反射率の第2色を用いて表示させ、かつ、画像の背景を、第4の反射率の第1色を用いて表示させること(S120)と、を含む。【選択図】図10

Description

本発明は、電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置等に関する。
近年、電源を切っても画像を保持できるメモリー性を有する表示パネルが開発され、電子時計等にも使用されている。メモリー性を有する表示パネルとしては、EPD(Electrophoretic Display)すなわち電気泳動表示装置や、メモリー性液晶表示装置等が知られている。
電気泳動表示装置は、視野角の広さ、コントラスト比の高さ、柔軟性、反射型ディスプレイであるゆえの低消費電力などの優れた利点がある。
電気泳動表示装置は、例えば1フレームの画像の画素に対応する画素電極と共通電極とを含み、これらの電極のそれぞれに電圧を印加して、発生した電界によって電気泳動粒子を移動させることで表示部に表示される画像を更新する。電気泳動表示装置は、1フレームの画像の画素の全て、すなわち表示部の全画素の表示を更新する全面駆動方式により画像を表示することもできるし、書き換え対象である一部の画素を更新することも可能な部分駆動方式により画像を表示することもできる。
特許文献1の発明は、湿度または温度の変化に応じて、全面駆動方式、部分駆動方式を切り換えて画像を更新することで、コントラストを一定水準に保ち、かつ消費電力を抑えることができる。
特開2010−224095号公報
ここで、特許文献1の発明では、湿度または温度の変化という使用環境の変化に対応することができる。しかし、使用環境の変化への対応に限らず、コントラストを一定水準に保ちながら更なる低消費電力化が可能な電気泳動表示装置の駆動方法が求められている。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものである。本発明のいくつかの態様によれば、消費電力を抑え、かつ見栄えのよい表示を行う電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置等を提供することができる。
[適用例1]
本適用例に係る電気泳動表示装置の駆動方法は、前記電気泳動表示装置が、第1色と、前記第1色よりも反射率が高い第2色と、を表示する表示部、を含み、前記表示部に表示される画像の背景の色が前記第1色であるか前記第2色であるかを判定することと、前記画像の背景の色が前記第2色であると判定した場合に、前記表示部に、前記画像を第3の反射率の第1色を用いて表示させ、かつ、前記画像の背景を第1の反射率の第2色を用いて表示させることと、前記画像の背景の色が前記第1色であると判定した場合に、前記表示部に、前記画像を第2の反射率の第2色を用いて表示させ、かつ、前記画像の背景を、第4の反射率の第1色を用いて表示させることと、を含む。ただし、(第4の反射率)<(第3の反射率)<(第2の反射率)<(第1の反射率)である。
本適用例に係る電気泳動表示装置の駆動方法は、表示部に表示される画像の背景の色が第1色であるか第2色であるかを判定し、判定結果に応じて異なる反射率の第1色および第2色を用いて画像と画像の背景とを表示する。
本適用例に係る電気泳動表示装置の駆動方法は、背景の色が第2色であると判定した場合に、画像の背景(第2色)を第1の反射率で表示させる。また、本適用例に係る電気泳動表示装置の駆動方法は、背景の色が第1色であると判定した場合に、画像の背景(第1色)を第4の反射率で表示させる。
本適用例においては、(第4の反射率)<(第3の反射率)<(第2の反射率)<(第1の反射率)であるので、第1の反射率は、第2〜第4の反射率よりも反射率が高い。また、第4の反射率は、第1〜第3の反射率よりも反射率が低い。つまり、本適用例に係る電気泳動表示装置の駆動方法は、背景の色を、第1〜第4の反射率の中で最も高い反射率または最も低い反射率で表示する。人間の視覚は、背景の色に強い印象を受けやすい。そのため、背景の色が例えば第2の反射率または第3の反射率である場合と比較して、コントラストが良好であるとの印象を与えることができるので、見栄えが良い表示を行うことができる。
ここで、仮に、表示部が表示可能な最も低い反射率として定められる反射率の第1色と最も高い反射率として定められる反射率の第2色とを用いて画像を表示すると、コントラストは向上する。表示部が表示可能な最も低い反射率、最も高い反射率は、例えば飽和した反射率(以下、限界反射率)である。しかし、このとき第1色から第2色(または第2色から第1色)へと表示を変化させるための駆動時間が長くなり、消費電力も大きくなる。
本適用例に係る電気泳動表示装置の駆動方法は、第2の反射率の第2色、または、第3の反射率の第1色を用いて画像を表示する。これにより、高い方の限界反射率(以下、限界高反射率)または低い方の限界反射率(以下、限界低反射率)を用いて画像を表示する場合と比較して、第1色から第2色(または第2色から第1色)へと変化させるための駆動時間を短縮できるので、消費電力を抑えることが可能である。
[適用例2]
上記適用例に係る電気泳動表示装置の駆動方法において、前記第1の反射率は、前記表示部が表示可能な最も高い反射率として定められる反射率としてもよい。
上記適用例に係る電気泳動表示装置の駆動方法では、第1の反射率を、表示部が表示可能な最も高い反射率としてもよい。背景の色が第2色であると判定した場合に、画像の背景(第2色)を表示可能な最も高い反射率で表示させるので、コントラストが良好であるとの印象がより強くなる。したがって、画像の見栄えをさらに良くすることができる。
[適用例3]
上記適用例に係る電気泳動表示装置の駆動方法において、前記第4の反射率は、前記表示部が表示可能な最も低い反射率として定められる反射率としてもよい。
また、上記適用例に係る電気泳動表示装置の駆動方法では、第4の反射率を、表示部が表示可能な最も低い反射率としてもよい。このとき、背景の色が第1色であると判定した場合に、画像の背景(第1色)を表示可能な最も高い反射率で表示させるので、コントラストが良好であるとの印象がより強くなる。したがって、画像の見栄えをさらに良くすることができる。
ここで、第1色とは例えば黒色であり、第2色とは例えば白色である。第1色が白色、第2色が黒色であってもよい。表示部に表示される画像は、文字、数字、文章、図形、記号、模様等のいずれかまたはこれらの組み合わせであってもよい。すなわち、画像は、例えば面積階調で表示される写真、模様、イラスト等(以下、グラフィックとする)の場合もあるし、面積階調を用いない単一色画像、文字、数字、記号等(以下、非グラフィックとする)の場合もあるし、両方を含む場合もある。以下では、両方を含む場合は特に断らない限りグラフィックに区分されるとする。また、画像の背景は、表示部における画像以外の部分をいう。
例えば、黒色で文字、数字、文章、図形、記号、模様等のいずれかまたはこれらの組み合わせを表示したい場合、画像とは表示部全体における黒色の部分であり、画像の背景とは表示部全体における白色の部分である。逆に、白色で文字、数字、文章、図形、記号、模様等のいずれかまたはこれらの組み合わせを表示したい場合、画像とは表示部全体における白色の部分であり、画像の背景とは表示部全体における黒色の部分である。
[適用例4]
上記適用例に係る電気泳動表示装置の駆動方法において、前記第3の反射率と前記第4の反射率との差は、前記第1の反射率と前記第2の反射率との差よりも小さくてもよい。
上記適用例に係る電気泳動表示装置の駆動方法は第3の反射率と第4の反射率との差が、第1の反射率と第2の反射率との差よりも小さくなるようにしてもよい。このとき、背景が第2色である場合(第1の反射率と第3の反射率)よりも、背景が第1色(第2の反射率と第4の反射率)の方が第1色と第2色との反射率の差が小さくなるので、第2の使用範囲を選択した場合にコントラストが低下するようにも思える。
しかし、反射率の低い色(第3、第4の反射率を含む)は、反射率の高い色(第1、第2の反射率を含む)に比べて、少しの反射率の変化が見た目のコントラストに影響することが知られている。そのため、第3の反射率と第4の反射率との差が第1の反射率と第2の反射率との差よりも小さくても、コントラストが良好であるとの印象を与えることができる。そのため、第2の反射率と第4の反射率との差を狭くすることで、見かけのコントラストを低下させずに、さらに消費電力を低くできる。
[適用例5]
上記適用例に係る電気泳動表示装置の駆動方法において、前記判定することは、前記表示部の所定領域において、前記第1色を表示する画素の数と前記第2色を表示する画素の数とを比較して、前記第1色および前記第2色のうち前記表示する画素の数が多い方を前記画像の背景の色であると判定してもよい。
本適用例に係る電気泳動表示装置の駆動方法は、表示される第1色および第2色の面積を比較して、面積が大きい方の色を背景の色と判定する。具体的には、面積は画素の数で決まるので、表示部の所定領域において、第1色で表示される画素の数と第2色で表示される画素の数とを比較する。
視覚は、面積が広い方の領域の印象を強く受ける。そのため、印象が強い領域の色を背景の色と判定して、判定結果に基づいて第2の反射率の第2色、または、第3の反射率の第1色を用いて画像を表示することで、ユーザーにコントラストが良好であるとの印象を強く与えることができる。
ここで、表示部の所定領域とは、表示部全体であってもよいし、表示部に1つまたは複数設けられた小さな領域(例えば10画素×10画素の領域)であってもよい。境界についての所定数とは、例えば100、500といった固定値であってもよいし、表示部の所定領域の全画素数に対する比率(例えば50%以上)によって決定してもよい。
[適用例6]
本適用例に係る電気泳動表示装置は、第1色と、前記第1色よりも反射率が高い第2色と、を表示する表示部と、前記表示部を制御する表示制御部と、を含み、前記表示制御部は、前記表示部に表示される画像の背景の色が前記第1色であるか前記第2色であるかを判定し、前記画像の背景の色が前記第2色であると判定した場合に、前記表示部に、前記画像を第3の反射率で表示させ、かつ、前記画像の背景を第1の反射率で表示させ、前記画像の背景の色が前記第1色であると判定した場合に、前記表示部に、前記画像を第2の反射率で表示させ、かつ、前記画像の背景を第4の反射率で表示させる。ただし、第4の反射率<第3の反射率<第2の反射率<第1の反射率である。
本適用例においては、(第4の反射率)<(第3の反射率)<(第2の反射率)<(第1の反射率)であるので、第1の反射率は、第2〜第4の反射率よりも反射率が高い。また、第4の反射率は、第1〜第3の反射率よりも反射率が低い。つまり、本適用例に係る電気泳動表示装置は、背景の色を、第1〜第4の反射率の中で最も高い反射率または最も低い反射率で表示する。人間の視覚は、背景の色に強い印象を受けやすい。そのため、背景の色が例えば第2の反射率または第3の反射率である場合と比較して、コントラストが良好であるとの印象を与えることができるので、見栄えが良い表示を行うことができる。
そして、本適用例に係る電気泳動表示装置は、第2の反射率の第2色、または、第3の反射率の第1色を用いて画像を表示する。これにより、高い方の限界反射率(以下、限界高反射率)または低い方の限界反射率(以下、限界低反射率)を用いて画像を表示する場合と比較して、第1色から第2色(または第2色から第1色)へと変化させるための駆動時間を短縮できるので、消費電力を抑えることが可能である。
本実施形態における電気泳動表示装置のブロック図。 本実施形態における電気泳動表示装置の画素の構成例を示す図。 図3(A)は電気泳動素子の構成例を示す図。図3(B)、図3(C)は電気泳動素子の動作の説明図。 図4(A)〜図4(B)は部分駆動方式の波形図と反射率を例示する図。 本実施形態における電気泳動表示装置で使用される反射率の範囲を示す図。 図6(A)〜図6(C)は図5の反射率の使用範囲のそれぞれに対応した表示例を示す図。 図7(A)〜図7(D)は白色背景の場合の表示例を示す図。 図8(A)〜図8(D)は黒色背景の場合の表示例を示す図。 白色背景と黒色背景を切り換える場合のDCバランスについて説明する図。 本実施形態のフローチャート。 本実施形態の別の判定によるフローチャート。 応用例の電子機器のブロック図。 図13(A)は電子機器の一例である電子時計の図、図13(B)は電子機器の一例である電子ペーパーの図。
1.電気泳動表示装置
本発明の実施形態(以下、本実施形態)について図1〜図11を参照して説明する。本実施形態の電気泳動表示装置10は、文字、数字、写真、模様、イラスト等の様々な画像を表示可能であるとする。
1.1.電気泳動表示装置の構成
図1は、本実施形態のアクティブマトリックス方式の電気泳動表示装置10の構成を示す図である。
電気泳動表示装置10は、表示制御回路60、表示部3を含む。表示制御回路60は、表示部3を制御し、本発明の表示制御部に対応する。表示制御回路60は、走査線駆動回路61、データ線駆動回路62、コントローラー63、共通電源変調回路64、記憶部160を含む。
走査線駆動回路61、データ線駆動回路62、共通電源変調回路64、記憶部160は、それぞれコントローラー63と接続されている。コントローラー63は、例えば時刻信号等の入力信号(図外)に基づいて、これらを総合的に制御する。
記憶部160は、例えばVRAM(Video Random Access Memory)と、例えばフラッシュメモリー等の不揮発性メモリーを含んでいてもよい(図外)。VRAMは表示部3に表示させる画像のデータを記憶する。VRAMは複数のバンクに分かれており、それぞれが個別のVRAMとして機能してもよい。また、不揮発性メモリーはVRAMに記憶されたデータを構成する要素のデータ(例えばパーツデータや背景データ)を記憶する。なお、記憶部160は、その他に例えばSRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等を含んでいてもよい。
表示部3には、走査線駆動回路61から延びる複数の走査線66と、データ線駆動回路62から延びる複数のデータ線68とが形成されており、これらの交差位置に対応して複数の画素40が設けられている。
走査線駆動回路61は、m本の走査線66(Y1、Y2、…、Ym)により各画素40に接続されている。走査線駆動回路61は、コントローラー63の制御に従って1行目からm行目までの走査線66を順次選択することで、画素40に設けられた駆動用TFT(Thin Film Transistor)48(図2参照)のオンタイミングを規定する選択信号を供給する。
データ線駆動回路62は、n本のデータ線68(X1、X2、…、Xn)により各画素40に接続されている。データ線駆動回路62は、コントローラー63の制御に従って、画素40のそれぞれに対応する1ビットの画像データを規定する画像信号を画素40に供給する。なお、本実施形態では、画素データ「0」を規定する場合には、ローレベルの画像信号を画素40に供給し、画素データ「1」を規定する場合には、ハイレベルの画像信号を画素40に供給するものとする。
表示部3には、また、共通電源変調回路64から延びる低電位電源線49(Vss)、高電位電源線50(Vdd)、共通電極配線55(Vcom)、第1のパルス信号線91(S1)、第2のパルス信号線92(S2)が設けられており、それぞれの配線は画素40と接続されている。共通電源変調回路64は、コントローラー63の制御に従って上記配線のそれぞれに供給する各種信号を生成する一方、これら各配線の電気的な接続および切断(ハイインピーダンス化、Hi−Z)を行う。
1.2.画素部分の回路構成
図2は、図1の画素40の回路構成図である。なお、図1と同じ配線には同じ番号を付しており、説明は省略する。また、全画素に共通の共通電極配線55については記載を省略している。
画素40には、駆動用TFT48と、ラッチ回路70と、スイッチ回路80が設けられている。画素40は、ラッチ回路70により画像信号を電位として保持するSRAM方式の構成をとる。
駆動用TFT48は、N−MOS(Negative Channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタからなる画素スイッチング素子である。駆動用TFT48のゲート端子は走査線66に接続され、ソース端子はデータ線68に接続され、ドレイン端子はラッチ回路70のデータ入力端子に接続されている。ラッチ回路70は転送インバーター70tと帰還インバーター70fとを備えている。転送インバーター70t、帰還インバーター70fには、低電位電源線49(Vss)と高電位電源線50(Vdd)から電源電圧が供給される。
スイッチ回路80は、トランスミッションゲートTG1、TG2からなり、ラッチ回路70に記憶された画素データの信号レベルに応じて、画素電極35(図3(B)、図3(C)参照)に信号を出力する。なお、Vaは、1つの画素40の画素電極35へ供給される電位(信号)を意味する。
ラッチ回路70に画素データ「1」(ハイレベルの画像信号)が記憶されて、トランスミッションゲートTG1がオン状態となると、スイッチ回路80はVaとして信号S1を供給する。一方、ラッチ回路70に画素データ「0」(ローレベルの画像信号)が記憶されて、トランスミッションゲートTG2がオン状態となると、スイッチ回路80はVaとして信号S2を供給する。このような回路構成により、表示制御回路60はそれぞれの画素40の画素電極35に対して供給する電位(信号)を制御することが可能である。
1.3.表示方式
本実施形態の電気泳動表示装置10は、二粒子系マイクロカプセル型の電気泳動方式であるとする。分散液は透明、電気泳動粒子は白色および黒色のものであるとすると、白色および黒色の2色を基本色として少なくとも2色を表示できる。ここでは、電気泳動表示装置10は、基本色として黒色と白色とを表示可能であるとして説明する。そして、黒色を表示している画素を白色で表示すること、または白色を表示している画素を黒色で表示することを反転と表現する。また、本明細書においてある物が透明であるとは、当該物を通して視認した場合に、電気泳動粒子の色が判別できることを意味する。
図3(A)は、本実施形態の電気泳動素子132の構成を示す図である。電気泳動素子132は素子基板130と対向基板131(図3(B)、図3(C)参照)との間に挟まれている。電気泳動素子132は、複数のマイクロカプセル120を配列して構成される。マイクロカプセル120には、例えば分散液と、複数の白色の電気泳動粒子(白色粒子127)と、複数の黒色の電気泳動粒子(黒色粒子126)とが封入されている。本実施形態では、白色粒子127は負に帯電しており、黒色粒子126は正に帯電しているとする。
図3(B)は、電気泳動表示装置10の表示部3の部分断面図である。素子基板130と対向基板131は、マイクロカプセル120を配列してなる電気泳動素子132を狭持している。表示部3(図1参照)は、素子基板130の電気泳動素子132側に、複数の画素電極35が形成された駆動電極層350を含む。図3(B)では、画素電極35として画素電極35Aと画素電極35Bが示されている。画素電極35により、表示部の画素ごとに電位を供給することが可能である(例えば、Va、Vb)。ここで、画素電極35Aを有する画素を画素40Aとし、画素電極35Bを有する画素を画素40Bとする。画素40A、画素40Bは画素40(図1、図2参照)に対応する2つの画素である。
一方、対向基板131は透明基板であり、表示部3において対向基板131側に画像表示がなされる。表示部3は、対向基板131の電気泳動素子132側に、平面形状の共通電極37が形成された共通電極層370を含む。したがって、共通電極37と画素電極35とは向かい合っている。なお、共通電極37は透明電極である。共通電極37は、画素電極35と異なり全画素に共通の電極であり、電位Vcomが供給される。
共通電極層370と駆動電極層350との間に設けられた電気泳動表示層360に電気泳動素子132が配置されており、電気泳動表示層360が表示領域となる。共通電極37と画素電極35(例えば、35A、35B)との間の電位差に応じて、画素毎に所望の表示色を表示させることができる。
図3(B)では、共通電極37側の電位Vcomが画素40Aの画素電極35Aの電位Vaよりも高電位である。このとき、負に帯電した白色粒子127が共通電極37側に引き寄せられ、正に帯電した黒色粒子126が画素電極35A側に引き寄せられるため、画素40Aは白色を表示していると視認される。
図3(C)では、共通電極37側の電位Vcomが画素40Aの画素電極35Aの電位Vaよりも低電位である。このときは逆に、正に帯電した黒色粒子126が共通電極37側に引き寄せられ、負に帯電した白色粒子127が画素電極35A側に引き寄せられるため、画素40Aは黒色を表示していると視認される。なお、図3(C)の構成は図3(B)と同様であり説明は省略する。また、図3(B)、図3(C)ではVa、Vb、Vcomを固定された電位として説明したが、実際にはVa、Vb、Vcomは時間とともに(表示の書き換えに応じて)電位が変化する。以下では、電位Va、Vb、Vcomを与える信号をパルス信号という。そして、特に共通電極37へのパルス信号を駆動パルス信号という。
ここで、図3(B)の後に、図3(C)の状態に変化したとする。このとき、画素40Aは白色の後に黒色が表示されており、印加電界の方向が逆向きに変化している。画素40Aについては、印加電界が図3(B)と図3(C)とで対称的でありDCバランスがとられている。一方、画素40Bは白色だけが表示されており、印加電界が対称的でなく、DCバランスがとられていない。電気泳動表示装置10の長期信頼性を確保するためには、この例の画素40Aのように、反転表示(黒色を表示していた画素を白色で、または白色を表示していた画素を黒色で表示すること)を行う必要がある。
1.4.駆動方式
表示制御回路60が表示部に画像を表示する制御を行うときの駆動方式について図4(A)〜図4(B)を参照して説明する。ここで、表示制御回路60は、応答速度を速めるために、表示部3の全体を描画するのではなく、書き換え対象である一部を描画するものとして説明する。
図4(A)は部分駆動方式の波形図である。電気泳動表示装置10では、応答速度を速めるために、表示部の全体を描画するのではなく、書き換え対象である一部を描画する場合がある。部分駆動方式によって、書き換え対象である一部の描画ができる。なお、図4(A)のVa、Vb、Vcomは図3(B)〜図3(C)と同じであり、Va、Vb、Vcomはハイレベル(VH)、ローレベル(VL)、またはハイインピーダンス状態(Hi−Z)をとり得る。
図4(A)のVcomは、共通電極37への駆動パルス信号の例を示す。ここでのVcomは、あるパルス幅T1(以下、単にT1とする)で第1の電位を共通電極37に印加するパルスの後に、T1よりも短いパルス幅T2(以下、単にT2とする)で第1の電位とは異なる第2の電位を共通電極37に印加するパルス(逆電位駆動パルス)が続き、それが繰り返される。つまり、共通電極37には駆動パルス信号に基づく電圧が印加される。ただし、図4(A)のように駆動停止の直前では例外的に第1の電位を共通電極37に印加して終了する。パルス幅の短い逆電位駆動パルスにより、部分書き換えの際の駆動時間をより短縮することができる。ここで、白色表示をする場合には第1の電位はVH(第2の電位はVL)であり、黒色表示をする場合には第1の電位はVL(第2の電位はVH)である。また、例えば、T2はT1の1%〜15%程の短い時間であってもよい。
この例では、画素40Aの画素電極35Aに印加される電位Vaを与えるパルス信号は駆動パルス信号の反転信号である。また、画素40Bの画素電極35Bに印加される電位Vbを与えるパルス信号は駆動パルス信号と同じ信号(正転信号)である。つまり、画素電極35A、画素電極35Bには駆動パルス信号の反転信号、駆動パルス信号に基づく電圧が印加される。画素40Aと画素40Bは例えば図3(B)で示された2つの画素である。画素40Aは、図4(A)の「白色表示」と示された期間に黒色から白色へと書き換えられ、「黒色表示」と示された期間に白色から黒色へと書き換えられる。一方、画素40Bは、共通電極37と画素電極35Bとの間に電界を生じないため書き換えが行われずに黒色表示を続ける。
図4(B)は、図4(A)の例による画素40A、画素40Bの色(反射率)の変化を示す図である。縦軸が反射率、横軸が時間、Rが黒色の反射率、Rが白色の反射率を表す。まず、画素40Aについて説明する。画素40A(実線で表示)は最初に黒色(R)で表示されているものとする。「白色表示」のT1に対応する区間では、画素電極35Aの電位はVLで共通電極37の電位はVHであるため白色(R)表示に近づく。しかし、「白色表示」のT2に対応する区間では、画素電極35Aの電位はVHで共通電極37の電位はVLであるため黒色(R)表示に近づく。しかし、T1>T2であるため、画素40Aは「白色表示」の期間の最後には白色(R)で表示される。そして、画素40AはVcomの極性が反転した「黒色表示」の期間の最後には同様にして黒色(R)で表示される。
一方、画素40B(太破線で表示)は、常にVcomと同じ信号が画素電極35Bに供給されているので電位差が生じることはなく当初からの黒色表示を続ける。このように部分駆動方式では、変化させたい画素のみを駆動することができ、画像の書き換えにおける応答速度を速めることができる。特に、パルス幅の短い逆電位駆動パルスを使用することで部分書き換えの際の駆動時間を短縮することができる。表示部の全画素を、部分駆動方式で描画することも可能である。
なお、書き換え対象である一部を描画する場合に適していることから、このようなパルス信号の駆動方式を部分駆動方式と呼ぶ。しかし、部分駆動方式は、書き換え対象を表示部の一部の画素に限るものではない。そのため、表示部の全画素を、部分駆動方式で描画することが可能である。
1.5.反射率の使用範囲
図4(B)のように、画像を書き換えるためには、黒色、白色に対応する所望の反射率(図4(B)ではそれぞれR、R)になるまでパルス信号を駆動する必要がある。ここで、図4(B)におけるR、Rとして限界反射率を用いると、コントラストを最も高くすることができる。しかし、限界低反射率(黒色)と限界高反射率(白色)との差は、表示部3が表示可能な反射率の範囲において最も大きい。そのため、黒色から白色へと(または、白色から黒色へと)書き換えるのに必要なパルス信号の駆動時間が電気泳動表示装置10の駆動時間のうちで最も長くなり、消費電力も最も大きくなる。一方で、電気泳動表示装置10には、画像書き換えに要する時間の短縮と、低消費電力であることとが一層求められている。そのため、コントラストを一定水準に保つことができれば、黒色、白色に対応する所望の反射率を限界低反射率、限界高反射率に限定しないことが好ましい。
そこで、本実施形態の電気泳動表示装置10では、限界高反射率と限界低反射率との差よりも狭い範囲で白色、黒色を表示する。具体的には、図5に示す第1の使用範囲と第2の使用範囲とを切り換えて用いる。第1の使用範囲と第2の使用範囲は、異なる反射率の使用範囲である。
図5において、限界高反射率はRMHに対応し、限界低反射率はRMLに対応する。これらの差であるkだけ反射率を変化させるためには、パルス信号の駆動時間を最も長くする必要があり、消費電力も最も大きくなる。
そこで、本実施形態の電気泳動表示装置10は、kよりも小さい反射率の差であるk、kを有する第1の使用範囲と第2の使用範囲とを切り換えて用いる。第1の使用範囲を選択する場合には、反射率R1Hで白色を、反射率R1Lで黒色を表示し、これらの差がkとなる。第2の使用範囲を選択する場合には、反射率R2Hで白色を、反射率R2Lで黒色を表示し、これらの差がkとなる。第1の使用範囲または第2の使用範囲を用いて黒色から白色へと(または、白色から黒色へと)書き換える場合、反射率の差(k、k)はkよりも小さいため、必要なパルス信号の駆動時間を短くでき、消費電力を小さくできる。なお、R1H、R2HはRMHよりも反射率が小さいが、本明細書においては「白色」と表現する。R1L、R2LはRMLよりも反射率が大きいが、「黒色」と表現する。
なお、この例ではRMH、RMLは限界反射率であって、電気泳動表示装置10の仕様上の限界で決まる値である。例えば、電気泳動粒子や電気泳動素子132の仕様で決まっていてもよい。
また、反射率R1H、R1L、R2H、R2L、MH、RMLは、それぞれ本発明における第1の反射率、第3の反射率、第2の反射率、第4の反射率、表示部3が表示可能な最も高い反射率、表示部3が表示可能な最も低い反射率に対応する。例えば、第3の反射率は15%、第1の反射率は40%、第4の反射率は12%、第2の反射率は34%等である。この反射率の組み合わせの場合、第1の使用範囲が選択されると反射率が15%〜40%の範囲で表示され、第2の使用範囲が選択されると反射率が12%〜34%の範囲で表示される。コントラストをより良好にするには、反射率R1Hは42%、R1Lは8%、R2Hは38%、R2Lは5%、とすることがより好ましい。
ここで、駆動時間を短縮し、消費電力を抑えても、コントラストを一定水準に保たなければ、表示した画像の見栄えに影響する。本実施形態の電気泳動表示装置10は、表示部3に表示される画像の背景が白色であるか黒色であるかを判定する。そして、背景の色が白色であれば第1の使用範囲を選択し、背景の色が黒色であれば第2の使用範囲を選択する。
一般に、ユーザーは、表示部3に表示される画像および背景のうち、占める面積が相対的に大きい背景の色に印象が影響される。例えばユーザーは、表示部3に表示される画像自体が中間色(限界反射率に達していない色、例えばダークグレー)であっても、背景が白色(または黒色)であると認識すれば、コントラストが良好であると認識することが多い。逆に、背景が中間色であると、ユーザーはコントラストが良くないと感じることが多い。
そこで、本実施形態の電気泳動表示装置10は、第1の使用範囲の反射率R1Hを限界高反射率であるRMHにし、第2の使用範囲の反射率R2Lで限界低反射率であるRMLにする。第1の使用範囲、第2の使用範囲は、それぞれ背景が白色、黒色であるときに選択されるので、背景の色をそれぞれ限界高反射率、限界低反射率で表示することができる。そのため、ユーザーはコントラストが良好であるとの印象を受ける。つまり、本実施形態の電気泳動表示装置10はコントラストを一定水準に保つことができる。
ここで、以下では説明を分かりやすくするため、第1の使用範囲を白色背景使用範囲と、第2の使用範囲を黒色背景使用範囲と呼ぶ。図6(A)、図6(B)は、それぞれ白色背景使用範囲、黒色背景使用範囲を選択して、それぞれ背景が白色、黒色である画像(日付および時刻)を表示部3に表示した例を示す。このとき、背景の色は中間色(例えばグレー)でなく、それぞれ限界高反射率、限界低反射率である白色、黒色であるため、ユーザーはコントラストが良好であると認識する。
ここで、再び図5を参照する。白色背景使用範囲の反射率R1Hは厳密に限界高反射率であるRMHに完全に一致する必要はない。また、黒色背景使用範囲の反射率R2Lは厳密に限界低反射率であるRMLに完全に一致する必要はない。すなわち、ユーザーが白色および黒色と認識する反射率であればよく、例えばそれぞれRMH、RMLから5%以内の反射率で設定されてもよい。
白色背景使用範囲では反射率R1H、反射率R1Lがそれぞれ白色、黒色と認識される反射率である。また、黒色背景使用範では反射率R2H、反射率R2Lがそれぞれ白色、黒色と認識される反射率である。そして、反射率R2L<反射率R1L<反射率R2H<反射率R1Hの関係がある。
そして、反射率R1Lと反射率R2Lとの差であるkは、反射率R1Hと反射率R2Hとの差であるkよりも小さい。反射率の低い領域(反射率R1L、R2Lを含む領域)では、反射率の高い領域(反射率R1H、R2Hを含む領域)に比べて、少しの反射率の変化が見た目のコントラストに影響することが知られている。言い換えると、白色の反射率の違い(反射率R1Hと反射率R2Hとの色の違い)は、ユーザーに認識されにくい。そのため、図5のkをkよりも小さくしても、背景の色が黒色であると判定した場合に、ユーザーにコントラストが良好であるとの印象を与えることができる。つまり、黒色背景使用範囲の反射率の差(k)を白色背景使用範囲の反射率の差(k)より小さくすることで、見かけのコントラストを低下させずに、黒色背景使用範囲を選択した場合の消費電力をさらに低くしている。
ここで、本実施形態の電気泳動表示装置10は白色背景使用範囲と黒色背景使用範囲とを背景の色に応じて選択するが、図5の第3の使用範囲だけを用いても必要なパルス信号の駆動時間を短くでき、消費電力を小さくできる。つまり、第3の使用範囲の反射率の差であるkは、kよりも小さいため、必要なパルス信号の駆動時間を短くでき、消費電力を小さくできる。第3の使用範囲では、図5の反射率R3Hで相対的に反射率の高い色を、反射率R3Lで相対的に反射率の低い色を表示する。
しかし、第3の使用範囲を用いる場合には、図6(C)のように全体的にグレーがかった表示となり、表示部3に表示される画像(日付および時刻)の輪郭がはっきりとしていない。特に、表示部3に表示される画像が図6(C)の例のように非グラフィックの場合には、ユーザーの視認性を低下させるため好ましくない。そこで、本実施形態の電気泳動表示装置10は白色背景使用範囲と黒色背景使用範囲とを背景の色に応じて選択する。
なお、表示部3に表示される画像がグラフィックの場合には、あまり画像の輪郭が明確でなくてもよい場合もある。このとき、画像の種類が非グラフィックである場合は白色背景使用範囲と黒色背景使用範囲とを用いて、グラフィックである場合は第3の使用範囲を用いることも可能である。
1.6.DCバランス
白色背景使用範囲、黒色背景使用範囲が選択された場合における、画像表示の工程は特に限定されるものではない。しかし、本実施形態の電気泳動表示装置10では、DCバランスをとるように、以下のような工程に従う。ここで、DCバランスをとるとは、印加される電界の時間平均がほぼゼロになるようにすることである。電気泳動表示装置10において電極間(共通電極37と画素電極35との間)に印加される電界の時間平均がほぼゼロでなければ動作寿命が短くなる可能性がある。つまり、電気泳動表示装置10の長期信頼性を確保するためには、DCバランスをとることが重要である。
図7(A)〜図7(D)は背景の色が白色であると判定した場合の表示例を表す。図7(A)〜図7(D)のそれぞれの左図は表示部3の表示画像を表し、右図は表示部3の表示を行うために駆動される画素を濃灰色(ダークグレー)で表した駆動画素13を表す。駆動画素13の下部には、白色背景使用範囲、黒色背景使用範囲のうち選択された反射率の使用範囲と、駆動画素13の濃灰色(ダークグレー)で表された画素が黒色表示されるのか、白色表示されるのかの区別が示されている。
また、図7(A)〜図7(D)の工程名は、後述するフローチャートの工程の記号(a)〜(d)に対応するものである。工程(a)は第1の画像を特定色とは異なる色で表示し、工程(b)は第1の画像の背景を特定色とは異なる色で表示し、工程(c)は第2の画像の背景を特定色で表示し、工程(d)は第2の画像を特定色で表示するものである。ここで、第1の画像、第2の画像とは、表示部3に表示される画像である。第1の画像と第2の画像とは、同じ画像である必要はないが、これらの背景の色は同じであるとする。特定色とは、判定された背景の色であり、ここでは白色である。
図7(A)は、工程(a)を実行したときの表示部3の表示画像と、そのための駆動画素13を表す。工程(a)では、白色背景使用範囲を用いて、表示部3に時刻表示10:05(第1の画像)を黒色(特定色とは異なる色)で表示する。なお、工程(a)の実行前は、表示部3は全面が白色の状態であったとする。
図7(B)は、工程(b)を実行したときの表示部3の表示画像と、そのための駆動画素13を表す。工程(b)では、白色背景使用範囲を用いて、表示部3に時刻表示10:05以外の部分(第1の画像の背景)を黒色(特定色とは異なる色)で表示する。このとき、表示部3は、全面が黒色の状態になる。
図7(C)は、工程(c)を実行したときの表示部3の表示画像と、そのための駆動画素13を表す。工程(c)では、白色背景使用範囲を用いて、表示部3に時刻表示10:06以外の部分(第2の画像の背景)を白色(特定色)で表示する。このとき、表示部3には、黒色で時刻表示10:06が表示されることになる。
図7(D)は、工程(d)を実行したときの表示部3の表示画像と、そのための駆動画素13を表す。工程(d)では、白色背景使用範囲を用いて、時刻表示10:06(第2の画像)を白色(特定色)で表示する。このとき、表示部3は、全面が白色の状態になる。
ここで、工程(a)と工程(b)の駆動画素13を合わせると表示部全体の画素を黒色へと変化させている(図7(A)〜図7(B)のp1)。一方、工程(c)と工程(d)の駆動画素13を合わせると表示部全体の画素を白色へと変化させている(図7(C)〜図7(D)のq1)。よって、これらの4つの工程で、表示部全体のDCバランスがとられている。
このように、表示する画像(第1の画像、第2の画像)の背景が白色の場合に、白色背景使用範囲を用いて、4つの工程(a)〜(d)を実行することで、表示部全体のDCバランスをとることができる。
一方、図8(A)〜図8(D)は背景の色が黒色であると判定した場合の表示例を表す。なお、図7(A)〜図7(D)と同じ要素には同じ符号を付しており説明を省略する。このとき、図7(A)〜図7(D)とは異なり、特定色(判定された背景の色)は黒色である。
図8(A)は、工程(a)を実行したときの表示部3の表示画像と、そのための駆動画素13を表す。工程(a)では、黒色背景使用範囲を用いて、表示部3に時刻表示10:05(第1の画像)を白色(特定色とは異なる色)で表示する。なお、工程(a)の実行前は、表示部3は全面が黒色の状態であったとする。
図8(B)は、工程(b)を実行したときの表示部3の表示画像と、そのための駆動画素13を表す。工程(b)では、黒色背景使用範囲を用いて、表示部3に時刻表示10:05以外の部分(第1の画像の背景)を白色(特定色とは異なる色)で表示する。このとき、表示部3は、全面が白色の状態になる。
図8(C)は、工程(c)を実行したときの表示部3の表示画像と、そのための駆動画素13を表す。工程(c)では、黒色背景使用範囲を用いて、表示部3に時刻表示10:06以外の部分(第2の画像の背景)を黒色(特定色)で表示する。このとき、表示部3には、白色で時刻表示10:06が表示されることになる。
図8(D)は、工程(d)を実行したときの表示部3の表示画像と、そのための駆動画素13を表す。工程(d)では、黒色背景使用範囲を用いて、時刻表示10:06(第2の画像に対応)を黒色(特定色)で表示する。このとき、表示部3は、全面が黒色の状態になる。
ここで、工程(a)と工程(b)の駆動画素13を合わせると表示部全体の画素を白色へと変化させている(図8(A)〜図8(B)のp2)。一方、工程(c)と工程(d)の駆動画素13を合わせると表示部全体の画素を黒色へと変化させている(図8(C)〜図8(D)のq2)。よって、これらの4つの工程で、表示部全体のDCバランスがとられている。
このように、表示する画像(第1の画像、第2の画像に対応)の背景が黒色の場合に、黒色背景使用範囲を用いて、4つの工程(a)〜(d)を実行することで、表示部全体のDCバランスをとることができる。
ここで、表示部3に表示される画像が非グラフィックの場合には、例えばユーザーが指定することで、また、例えば使用環境の明るさに応じて、背景の色が切り換わることがある。このとき、電気泳動表示装置10は、例えば背景の色を切り換えるレジスターを持っていてもよい。例えば、電気泳動表示装置10は、反転表示モードを指定するレジスターを有しており、通常は背景の色が白色であり、反転表示モードがセットされた場合に背景の色が黒色となってもよい。一方、表示部3に表示される画像がグラフィックの場合には、反転表示すると印象が変化することがあるので、背景の色が固定されている(例えば白色)ことがある。
なお、表示される画像がグラフィックであるとの判定は、黒色と白色との境界が所定数以上含まれるか否かで判定してもよい。例えば、表示部の所定領域において、黒色と白色との境界が所定数以上含まれるか否かを判定してもよい。表示部の所定領域とは、表示部3の全体であってもよいし、表示部3に1つまたは複数設けられた小さな領域(例えば10画素×10画素の領域)であってもよい。境界についての所定数とは、例えば100、500といった固定値であってもよいし、表示部の所定領域の全画素数に対する比率(例えば50%以上)によって決定してもよい。また、画像を読み出すたびに隣り合う画素の色を比較して、境界の数を求めてもよい。画像の第1方向(例えば縦方向)と第2方向(例えば横方向)のうち、1方向において隣り合う画素だけを比較して境界の数を求めてもよいし、2方向について境界の数を求めてもよい。
このような要因により背景の色の変化がある場合には、図9に示すように、白色背景使用範囲から黒色背景使用範囲への切り換え工程Cwbと、黒色背景使用範囲から白色背景使用範囲への切り換え工程Cbwと、を実行することで表示部全体のDCバランスがとれる。ここで、切り換え工程Cwbは、表示部3の全面が白色の状態(図7(D)参照)から全面が黒色の状態にすることである。また、切り換え工程Cbwは、表示部3の全面が黒色の状態(図8(D)参照)から全面が白色の状態にすることである。よって、切り換え工程Cwbと切り換え工程Cbwとは対称的であり、白色背景使用範囲と黒色背景使用範囲とを切り換える場合において表示部全体のDCバランスがとれる。
ただし、切り換え工程Cwb、Cbwが発生することよりも、図9で白色背景、黒色背景と示されている、背景の色に変化のない期間での画像の更新の方がずっと多い。そのため、白色背景、黒色背景と示された期間において、工程(a)〜(d)によってDCバランスがとられているのであれば、切り換え工程Cwb、Cbwが対になって発生しなくてもよい。つまり、切り換え工程Cwb、Cbwが対になって発生しなくても(例えば、黒色背景使用範囲から白色背景使用範囲への切り換えの後、黒色背景使用範囲から白色背景使用範囲が長期間ない場合でも)、通常はDCバランスの偏りが非常に小さく、電気泳動表示装置10の長期信頼性に影響を与えない程度の偏りと考えられる。
1.7.フローチャート
本実施形態の電気泳動表示装置10の表示制御回路60が行う制御処理をまとめると図10、図11のフローチャートのようになる。表示制御回路60は、図10または図11のいずれかのフローチャートに従う処理を実行すればよい。これらの処理の選択は固定的であってもよいが、例えばユーザーがレジスター設定により一方の処理を選択できるようにしてもよい。
図10のフローチャートでは、表示する画像(第1の画像)を表示部3に表示した場合に、黒色および白色の面積を比較して、面積が大きい方の色を背景の色と判定する。具体的には、面積は画素の数で決まるので、表示部3の所定領域(一部でも良いが、好ましくは全画素)について、黒色で表示される画素数と白色で表示される画素数とを比較し、黒色で表示される画素数が白色で表示される画素数より多いか否かを判定する(S10)。
黒色で表示される画素数が多かった場合には(S10Y)、黒色背景使用範囲を選択する(S120)。このときの特定色は黒色である。一方、白色で表示される画素数が多かった場合には(S10N)、白色背景使用範囲を選択する(S110)。このときの特定色は白色である。
そして、表示制御回路60は、部分駆動方式で第1の画像を特定色とは異なる色で表示部3に表示させる工程(a)を実行し(S210)、部分駆動方式で第1の画像の背景を特定色とは異なる色で表示部3に表示させる工程(b)を実行し(S220)、部分駆動方式で第2の画像の背景を特定色で表示部3に表示させる工程(c)を実行し(S230)、部分駆動方式で第2の画像を特定色で表示部3に表示させる工程(d)を実行する(S240)。なお、第1の画像と第2の画像とは、同じ画像である必要はないが、これらの背景の色は同じであるとする。
なお、黒色を表示する画素数と白色を表示する画素数が等しい場合には、図10のフローチャートでは、白色背景使用範囲が選択される(S10N)が、黒色背景使用範囲が選択されるように設定されていても良い。反射率の差kが反射率の差kよりも小さければ、消費電力を抑制できる。
図10のフローチャートは、画像の種類を問わないが、背景の色は画像の種類で決まる場合がある。例えば、画像がグラフィックの場合には背景の色が白色に固定され、非グラフィックの場合には反転表示モードでない限りは背景の色が白色となるとする。このとき、図11のフローチャートのように、画像の種類を判定するのが効率的である。
なお、図11のフローチャートにおいて、図10と同じ工程には同じ符号を付しており、図10と異なる部分のみ説明する。
表示制御回路60は、まず、表示する画像(第1の画像、第2の画像のどちらでもよい)を表示部3に表示した場合に、表示部3の所定領域(例えば全体)において、黒色と白色との境界が所定数(例えば500)以上含まれるか否かを判定する(S20)。なお、画像を例えば黒色で表示した場合には背景は白色であるとする。
黒色と白色との境界が所定数以上含まれている場合には(S20N)、表示する画像はグラフィックであるので、白色背景使用範囲を選択する(S110)。黒色と白色との境界が所定数未満の場合には(S20Y)、表示する画像は非グラフィックであるので、反転表示モードであるか否かを調べる(S30)。反転表示モードでなければ(S30N)、白色背景使用範囲を選択する(S110)。しかし、反転表示モードであれば(S30Y)、黒色背景使用範囲を選択する(S120)。その後の工程(a)〜(d)については、図10のフローチャートと同じである。ここで、第1の画像と第2の画像とは、同じ画像である必要はないが、これらの画像の種類(例えば非グラフィック)は同じであるとする。
以上のような処理(図10または図11)により、消費電力を抑え、かつ見栄えのよい表示を行う電気泳動表示装置10の駆動方法を実現できる。
2.応用例
本発明の応用例について図12〜図13(B)を参照して説明する。なお、図1〜図11と同じ要素については同一符号を付して説明を省略する。前記の電気泳動表示装置10は、例えば時刻表示を行う電子時計などの電子機器に応用できる。
2.1.電子機器のブロック図
図12は応用例に係る電子機器1のブロック図である。電子機器1は、CPU(Central Processing Unit)2、入力部4、記憶部5、電気泳動表示装置10を含む。電気泳動表示装置10は、前記の電気泳動表示装置であって、様々な画像を表示する表示部3を含む。
CPU2は、他のブロックを制御し様々な演算や処理を行う。CPU2は、例えば記憶部5からプログラムを読み込み、プログラムに従って電気泳動表示装置10に時刻信号などを入力してもよい。
入力部4は、例えば電子機器1のユーザーからの指示を受け取り、指示に応じた信号を他のブロックに出力してもよい。
記憶部5は、例えばDRAMやSRAMなどのメモリーであってもよいし、ROM(Read Only Memory)を含んでいてもよい。CPU2が使用するプログラムは、例えば記憶部5が含むROMに書かれていてもよい。
表示部3は、電気泳動表示装置10の一部であって、例えば時刻を表示したり、文字、写真などを表示したりしてもよい。
電子機器1は、消費電力を抑え、かつ見栄えのよい表示を行う前記の電気泳動表示装置10を含む。そのため、電子機器1としても低消費電力化が可能であり、表示品質がよく、表現力に優れた電子機器1を実現できる。
2.2.電子機器の具体例
図13(A)〜図13(B)に、電子機器の具体例を示す。図13(A)は電子機器の1つである電子時計1000の正面図である。電子時計1000は、例えば腕時計であり、時計ケース1002と、時計ケース1002に連結された一対のバンド1003とを備える。時計ケース1002の正面(表示面側)には、電気泳動表示装置10の表示部3(図12参照)である表示部1004が設けられ、時刻表示1005を行っている。時計ケース1002の側面には、2つの操作ボタン1011と1012とが設けられ、入力部4(図12参照)として機能する。
また、図13(B)は電子機器の1つである電子ペーパー1100の斜視図である。電子ペーパー1100は可撓性を有し、電気泳動表示装置10の表示部3(図12参照)である表示領域1101と、本体1102とを備えている。
前記の電気泳動表示装置10は、これらの具体例を含む、様々な電子機器に適用できる。そして、そのような電子機器は、低消費電力化が可能であり、表示品質がよく、表現力に優れている。
3.その他
前記の実施形態においては、電気泳動表示装置10は、黒粒子および白粒子による白黒二粒子系の電気泳動が行われるものに限られず、青白等の一粒子系の電気泳動を行っても良く、また、白黒以外の組み合わせでも構わない。
前記の実施形態においては、第1の画像の背景の色を判定したが、第1の画像に加えて、第2の画像の背景の色も判定してもよい。第1の画像と第2の画像の背景の色が異なった場合は、切り換え工程CwbまたはCbwを直ちに実行してもよい。画像の種類を判定する場合も同様である。
前記の実施形態においては、画素の数や境界の数に基づいて背景の色を判定したが、各画像に対して背景の色を指定するフラグが設定されていてもよい。例えば背景が黒色なら「1」、白色なら「0」とすればよい。フラグを判別することによって背景の色を判定できるので、演算の負荷を軽減できる。また、画像の種類等に依存せずに、ユーザーがより良い印象を得やすい反射率で画像および背景を表示できるので、より見栄えの良い表示を実現できる。例えばレジスター設定等により、ユーザーがフラグを設定可能であってもよい。
さらに、前記の応用例の電子時計は、腕時計に限らず、置き時計、掛け時計、懐中時計などの時計機能を有する機器に広く適用できる。
これらの例示に限らず、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1 電子機器、2 CPU、3 表示部、4 入力部、5 記憶部、10 電気泳動表示装置、13 駆動画素、35 画素電極、35A 画素電極、35B 画素電極、37 共通電極、40 画素、40A 画素、40B 画素、48 駆動用TFT、49 低電位電源線(Vss)、50 高電位電源線(Vdd)、55 共通電極配線(Vcom)、60 表示制御回路、61 走査線駆動回路、62 データ線駆動回路、63 コントローラー、64 共通電源変調回路、66 走査線、68 データ線、70 ラッチ回路、70f 帰還インバーター、70t 転送インバーター、80 スイッチ回路、91 第1のパルス信号線(S1)、92 第2のパルス信号線(S2)、120 マイクロカプセル、126 黒色粒子、127 白色粒子、130 素子基板、131 対向基板、132 電気泳動素子、160 記憶部、350 駆動電極層、360 電気泳動表示層、370 共通電極層、1000 電子時計、1002 時計ケース、1003 バンド、1004 表示部、1005 時刻表示、1011 操作ボタン、1100 電子ペーパー、1101 表示領域、1102 本体

Claims (6)

  1. 電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記電気泳動表示装置は、
    第1色と、前記第1色よりも反射率が高い第2色と、を表示する表示部、
    を含み、
    前記表示部に表示される画像の背景の色が前記第1色であるか前記第2色であるかを判定することと、
    前記画像の背景の色が前記第2色であると判定した場合に、
    前記表示部に、
    前記画像を第3の反射率の第1色を用いて表示させ、かつ、
    前記画像の背景を第1の反射率の第2色を用いて表示させることと、
    前記画像の背景の色が前記第1色であると判定した場合に、
    前記表示部に、
    前記画像を第2の反射率の第2色を用いて表示させ、かつ、
    前記画像の背景を、第4の反射率の第1色を用いて表示させることと、
    を含む、
    電気泳動表示装置の駆動方法。
    ただし、(第4の反射率)<(第3の反射率)<(第2の反射率)<(第1の反射率)である。
  2. 請求項1に記載の電気泳動表示装置の駆動方法において、
    前記第1の反射率は、前記表示部が表示可能な最も高い反射率として定められる反射率である、
    電気泳動表示装置の駆動方法。
  3. 請求項1または2に記載の電気泳動表示装置の駆動方法において、
    前記第4の反射率は、前記表示部が表示可能な最も低い反射率として定められる反射率である、
    電気泳動表示装置の駆動方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法において、
    前記第3の反射率と前記第4の反射率との差は、前記第1の反射率と前記第2の反射率との差よりも小さい、
    電気泳動表示装置の駆動方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法において、
    前記判定することは、
    前記表示部の所定領域において、前記第1色を表示する画素の数と前記第2色を表示する画素の数とを比較して、前記第1色および前記第2色のうち前記表示する画素の数が多い方を前記画像の背景の色であると判定する、
    電気泳動表示装置の駆動方法。
  6. 第1色と、前記第1色よりも反射率が高い第2色と、を表示する表示部と、
    前記表示部を制御する表示制御部と、
    を含み、
    前記表示制御部は、
    前記表示部に表示される画像の背景の色が前記第1色であるか前記第2色であるかを判定し、
    前記画像の背景の色が前記第2色であると判定した場合に、
    前記表示部に、
    前記画像を第3の反射率で表示させ、かつ、
    前記画像の背景を第1の反射率で表示させ、
    前記画像の背景の色が前記第1色であると判定した場合に、
    前記表示部に、
    前記画像を第2の反射率で表示させ、かつ、
    前記画像の背景を第4の反射率で表示させる、
    電気泳動表示装置。
    ただし、第4の反射率<第3の反射率<第2の反射率<第1の反射率である。
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