JP2015184514A - 電気泳動表示装置、電子機器及び電気泳動表示装置の制御方法 - Google Patents

電気泳動表示装置、電子機器及び電気泳動表示装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】温度に応じた適切な駆動方法で駆動することが可能な電気泳動表示装置、電子機器及び電気泳動表示装置の制御方法を提供すること。
【解決手段】電気泳動表示装置の制御部は、共通電極と画素電極に電圧を印加し、表示部に表示される画像を書き換える制御を行い、表示部に第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでの間に画素を複数回数駆動する第1モードと、表示部に第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでの間に画素を複数回数よりも少ない回数駆動する第2モードとを、温度センサーで検出された温度に基づいて切り替える。
【選択図】図7

Description

本発明は、電気泳動表示装置、電子機器及び電気泳動表示装置の制御方法に関する。
電気泳動表示装置は、表示部の全体を描画する全面駆動方式、又は書き換え対象である一部を描画することも可能な部分駆動方式により画像を表示することができる。部分駆動方式は、短い時間で表示画像を更新できる。しかし、部分駆動方式で特定の領域を繰り返し書き換えると、その領域のコントラスト比が低下することが知られている。特許文献1には、部分駆動方式における局所的なコントラスト比の低下や残像の問題を解決するための駆動方法として、表示部に画像を表示させてから次の画像を表示させるまでの間に表示部全体の画素を黒色又は白色へと変化させるいくつかの駆動方法が提案されている。
特開2013−61592号公報
ここで、電気泳動表示装置では、電気泳動粒子の泳動特性が温度によって変わるため、温度に応じた適切な駆動方法によって駆動することが求められている。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものである。本発明のいくつかの態様によれば、温度に応じた適切な駆動方法で駆動することが可能な電気泳動表示装置、電子機器及び電気泳動表示装置の制御方法を提供することができる。
(1)本発明は、
一対の基板間に電気泳動粒子を挟持する電気泳動表示装置において、
温度を検出する温度センサーと、
前記電気泳動表示装置の画素電極と共通電極に電圧を印加し、前記画素電極と前記共通電極との間に生じた電界によって前記電気泳動粒子を移動させることで前記電気泳動表示装置の表示部に表示される画像を書き換える制御を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記表示部に第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでの間に前記表示部の画素を複数回数駆動する第1モードと、前記表示部に第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでの間に前記画素を前記複数回数よりも少ない回数駆動する第2モードとを、前記温度センサーで検出された温度に基づいて切り替える。
第1の画像、第2の画像は表示部の一部に表示される画像であって、文字、数字、文章、図形、記号、模様等のいずれか又はこれらの組み合わせであってもよい。また、第1の画像、第2の画像は、表示される度に異なる文字、数字、文章、図形、記号、模様等に変化してもよい。
本発明によれば、表示部に第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでの間に画素を駆動する回数が互いに異なる第1モードと第2モードとを、温度センサーで検出された温度に基づいて切り替えることで、温度に応じた適切な制御方法(駆動方法)を実現することができる。
(2)また本発明において、
前記制御部は、
前記第1モードでは、前記表示部に第1の画像を第1色で表示させた後に、前記表示部に前記第1の画像の背景を前記第1色で表示させ、その後、前記表示部の全画素を第2色で表示させ、その後、前記表示部に前記第2の画像を前記第1色で表示させる制御を行い、前記第2モードでは、前記表示部に第1の画像を前記第1色で表示させた後に、前記表示部に前記第1の画像の背景を前記第1色で表示させ、その後、前記表示部に前記第2の画像の背景を前記第2色で表示させ、その後、前記表示部に前記第2の画像を前記第2色で表示させる制御を行ってもよい。
ここで、第1色とは例えば黒色であり、第2色とは例えば白色である。また、第1の画像の背景、第2の画像の背景は、表示部におけるそれぞれ第1の画像以外の部分、第2の画像以外の部分をいう。
本発明によれば、第1モードでは、第1の画像を第1色で表示させた後に第1の画像の背景を第1色で表示させることで表示画面全体を第1色に表示し、その後表示画面全体を第2色に表示し、これにより、DCバランスをとっている(印加される電界の時間平均をほぼ0にする)。また、第2モードでは、第1の画像を第1色で表示させた後に第1の画像の背景を第1色で表示させることで表示画面全体を第1色に表示し、その後、第2の画像の背景を第2色で表示させた後に第2の画像を第2色で表示させることで表示画面全体を第2色に表示し、これにより、DCバランスをとっている。第1モードでは、第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでに画素を2回駆動する(第1の画像の背景を第1色で表示させ、全画素を第2色で表示させる)必要があり、駆動時間(画像の書き換えに要する時間)が長くなるものの、表示品質が高い。一方、第2モードでは、第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでに画素を1回駆動する(第1の画像の背景を第1色で表示させる)だけであり、第1モードよりも駆動時間が短くなる。そして、本発明では、表示品質の高い第1モードと駆動時間の短い第2モードとを温度に基づき切り替えることで、温度に応じた適切な制御方法を実現することができる。
(3)また本発明において、
前記制御部は、
前記温度センサーで検出された温度が基準温度以上の場合には、前記第1モードによって制御を行い、前記温度センサーで検出された温度が基準温度未満の場合には、前記第2モードによって制御を行ってもよい。
本発明によれば、温度が高いときは第1モードで制御することで高い表示品質で画像を表示させることができ、また、画像の書き換え時間が長くなる低温時には第2モードで制御することで駆動時間が長くなりすぎることを抑制することができ、温度に応じた適切な制御方法を実現することができる。
(4)また本発明において、
前記制御部は、
前記温度センサーで検出された温度が基準温度以上の場合には、前記第2モードによって制御を行い、前記温度センサーで検出された温度が基準温度未満の場合には、前記第1モードによって制御を行ってもよい。
本発明によれば、本発明によれば、温度が高いときは第2モードで制御することで駆動時間を短縮することを優先し、表示品質が低下し易い低温時には第1モードで制御することで表示品質の低下を抑制することができ、温度に応じた適切な制御方法を実現すること
ができる。
(5)また本発明は、前記電気泳動表示装置を含む電子機器であってもよい。
(6)本発明は、
一対の基板間に電気泳動粒子を挟持し、温度を検出する温度センサーを備えた電気泳動表示装置の制御方法において、
前記電気泳動表示装置の画素電極と共通電極に電圧を印加し、前記画素電極と前記共通電極との間に生じた電界によって前記電気泳動粒子を移動させることで前記電気泳動表示装置の表示部に表示される画像を書き換える制御を行い、前記表示部に第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでの間に前記表示部の画素を複数回数駆動する第1モードと、前記表示部に第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでの間に前記画素を前記複数回数よりも少ない回数駆動する第2モードとを、前記温度センサーで検出された温度に基づいて切り替える。
本発明によれば、表示部に第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでの間に画像を書き換える回数が互いに異なる第1モードと第2モードとを、温度センサーで検出された温度に基づいて切り替えることで、温度に応じた適切な制御方法(駆動方法)を実現することができる。
本実施形態の電気泳動表示装置のブロック図。 本実施形態の電気泳動表示装置の画素の構成例を示す図。 図3(A)は電気泳動素子の構成例を示す図。図3(B)、図3(C)は電気泳動素子の動作の説明図。 図4(A)〜図4(B)は部分駆動方式の波形図、反射率の例を示す図。 図5(A)〜図5(F)は第1モードにおける表示例を示す図。 図6(A)〜図6(H)は第2モードにおける表示例を示す図。 第1の手法における制御の流れを示すフローチャート。 第2の手法における制御の流れを示すフローチャート。 適用例の電子機器のブロック図。 図10(A)は電子機器の一例である電子時計の図、図10(B)は電子機器の一例である電子ペーパーの図。
1.構成
図1は、本実施形態のアクティブマトリックス方式の電気泳動表示装置の構成を示す図である。
電気泳動表示装置10は、表示制御回路60、表示部3、温度センサー20を含む。表示制御回路60は、表示部3を制御する制御部であり、走査線駆動回路61、データ線駆動回路62、コントローラー63、共通電源変調回路64、記憶部160を含む。
走査線駆動回路61、データ線駆動回路62、共通電源変調回路64、記憶部160は、それぞれコントローラー63と接続されている。コントローラー63は、例えば時刻信号等の入力信号(図外)に基づいて、これらを総合的に制御する。
記憶部160は、例えばVRAMと、例えばフラッシュメモリー等の不揮発性メモリーを含んでいてもよい(図外)。VRAMは表示部3に表示させる画像のデータを記憶する。VRAMは複数のバンクに分かれており、それぞれが個別のVRAMとして機能しても
よい。また、不揮発性メモリーはVRAMに記憶されたデータを構成する要素のデータ(例えばパーツデータや背景データ)を記憶する。なお、記憶部160は、その他に例えばSRAM、DRAM等を含んでいてもよい。
表示部3には、走査線駆動回路61から延びる複数の走査線66と、データ線駆動回路62から延びる複数のデータ線68とが形成されており、これらの交差位置に対応して複数の画素40が設けられている。
走査線駆動回路61は、m本の走査線66(Y1、Y2、…、Ym)により各画素40に接続されている。走査線駆動回路61は、コントローラー63の制御に従って1行目からm行目までの走査線66を順次選択することで、画素40に設けられた駆動用TFT48(図2参照)のオンタイミングを規定する選択信号を供給する。
データ線駆動回路62は、n本のデータ線68(X1、X2、…、Xn)により各画素40に接続されている。データ線駆動回路62は、コントローラー63の制御に従って、画素40のそれぞれに対応する1ビットの画像データを規定する画像信号を画素40に供給する。なお、本実施形態では、画素データ「0」を規定する場合には、ローレベルの画像信号を画素40に供給し、画素データ「1」を規定する場合には、ハイレベルの画像信号を画素40に供給するものとする。
表示部3には、また、共通電源変調回路64から延びる低電位電源線49(Vss)、高電位電源線50(Vdd)、共通電極配線55(Vcom)、第1のパルス信号線91(S1)、第2のパルス信号線92(S2)が設けられており、それぞれの配線は画素40と接続されている。共通電源変調回路64は、コントローラー63の制御に従って上記配線のそれぞれに供給する各種信号を生成する一方、これら各配線の電気的な接続及び切断(ハイインピーダンス化、Hi−Z)を行う。
温度センサー20は、表示部3の温度(或いは、表示部3の近傍の温度)を検出するサーミスター等の温度センサーであり、コントローラー63と接続されている。コントローラー63は、温度センサー20で検出された温度(温度センサー20からの検出信号)に基づいて、後述する2つの制御方法(駆動方法)である第1モードと第2モードとを切り替える制御を行う。
図2は、図1の画素40の回路構成図である。なお、図1と同じ配線には同じ番号を付しており、説明は省略する。また、全画素に共通の共通電極配線55については記載を省略している。
画素40には、駆動用TFT(Thin Film Transistor)48と、ラッチ回路70と、スイッチ回路80が設けられている。画素40は、ラッチ回路70により画像信号を電位として保持するSRAM(Static Random Access Memory)方式の構成をとる。
駆動用TFT48は、N−MOSトランジスタからなる画素スイッチング素子である。駆動用TFT48のゲート端子は走査線66に接続され、ソース端子はデータ線68に接続され、ドレイン端子はラッチ回路70のデータ入力端子に接続されている。ラッチ回路70は転送インバーター70tと帰還インバーター70fとを備えている。転送インバーター70t、帰還インバーター70fには、低電位電源線49(Vss)と高電位電源線50(Vdd)から電源電圧が供給される。
スイッチ回路80は、トランスミッションゲートTG1、TG2からなり、ラッチ回路70に記憶された画素データのレベルに応じて、画素電極35(図3(B)、図3(C)
参照)に信号を出力する。なお、Vaは、1つの画素40の画素電極へ供給される電位(信号)を意味する。
ラッチ回路70に画素データ「1」(ハイレベルの画像信号)が記憶されて、トランスミッションゲートTG1がオン状態となると、スイッチ回路80はVaとして信号S1を供給する。一方、ラッチ回路70に画素データ「0」(ローレベルの画像信号)が記憶されて、トランスミッションゲートTG2がオン状態となると、スイッチ回路80はVaとして信号S2を供給する。このような回路構成により、表示制御回路60はそれぞれの画素40の画素電極に対して供給する電位(信号)を制御することが可能である。
2.表示方式
本実施形態の電気泳動表示装置10は、二粒子系マイクロカプセル型の電気泳動方式であるとする。分散液は無色透明、電気泳動粒子は白色又は黒色のものであるとすると、白色又は黒色の2色を基本色として少なくとも2色を表示できる。ここでは、電気泳動表示装置10は、基本色として黒色と白色とを表示可能であるとして説明する。そして、黒色を表示している画素を白色で表示すること、又は白色を表示している画素を黒色で表示することを反転と表現する。
図3(A)は、本実施形態の電気泳動素子132の構成を示す図である。電気泳動素子132は素子基板130と対向基板131(図3(B)、図3(C)参照)との間に挟まれている。電気泳動素子132は、複数のマイクロカプセル120を配列して構成される。マイクロカプセル120は、例えば無色透明な分散液と、複数の白色の電気泳動粒子(白色粒子127)と、複数の黒色の電気泳動粒子(黒色粒子126)とを封入している。本実施形態では、例えば白色粒子127は負に帯電しており、黒色粒子126は正に帯電しているとする。
図3(B)は、電気泳動表示装置10の表示部3の部分断面図である。素子基板130と対向基板131は、マイクロカプセル120を配列してなる電気泳動素子132を挟持している。表示部3(図1参照)は、素子基板130の電気泳動素子132側に、複数の画素電極35が形成された駆動電極層350を含む。図3(B)では、画素電極35として画素電極35Aと画素電極35Bが示されている。画素電極35により、画素ごとに電位を供給することが可能である(例えば、Va、Vb)。ここで、画素電極35Aを有する画素を画素40Aとし、画素電極35Bを有する画素を画素40Bとする。画素40A、画素40Bは画素40(図1、図2参照)に対応する2つの画素である。
一方、対向基板131は透明基板であり、表示部3において対向基板131側に画像表示がなされる。表示部3は、対向基板131の電気泳動素子132側に、平面形状の共通電極37が形成された共通電極層370を含む。なお、共通電極37は透明電極である。共通電極37は、画素電極35と異なり全画素に共通の電極であり、電位Vcomが供給される。
共通電極層370と駆動電極層350との間に設けられた電気泳動表示層360に電気泳動素子132が配置されており、電気泳動表示層360が表示領域となる。共通電極37と画素電極(例えば、35A、35B)との間の電位差に応じて、画素毎に所望の表示色を表示させることができる。
図3(B)では、共通電極側の電位Vcomが画素40Aの画素電極の電位Vaよりも高電位である。このとき、負に帯電した白色粒子127が共通電極37側に引き寄せられ、正に帯電した黒色粒子126が画素電極35A側に引き寄せられるため、画素40Aは白色を表示していると視認される。
図3(C)では、共通電極側の電位Vcomが画素40Aの画素電極の電位Vaよりも低電位である。このときは逆に、正に帯電した黒色粒子126が共通電極37側に引き寄せられ、負に帯電した白色粒子127が画素電極35A側に引き寄せられるため、画素40Aは黒色を表示していると視認される。なお、図3(C)の構成は図3(B)と同様であり説明は省略する。また、図3(B)、図3(C)ではVa、Vb、Vcomを固定された電位として説明したが、実際にはVa、Vb、Vcomは時間とともに電位が変化する。以下では、電位Va、Vb、Vcomを与える信号をパルス信号という。そして、特に共通電極へのパルス信号を駆動パルス信号という。
ここで、図3(B)の後に、図3(C)の状態に変化したとする。このとき、画素40Aは白色の後に黒色が表示されており、印加電界の方向が正反対に変化している。画素40Aについては、印加電界が対称的でありDCバランスがとられている。一方、画素40Bは白色だけが表示されており、印加電界が対称的でなく、DCバランスがとられていない。電気泳動表示装置の長期信頼性を確保するためには、この例の画素40Aのように、反転表示を行う必要がある。
3.駆動方式
次に、制御部(図1の表示制御回路60が対応)が表示部に画像を表示する制御を行うときのパルス信号の駆動方式について説明する。
図4(A)は部分駆動方式の波形図である。電気泳動表示装置では、応答速度を速めるために、表示部の全体を描画するのではなく、書き換え対象である一部を描画する場合がある。部分駆動方式によって、書き換え対象である一部の描画ができる。なお、図4(A)のVa、Vb、Vcomは図3(B)〜図3(C)と同じであり、Va、Vb、Vcomはハイレベル(VH)、ローレベル(VL)、またはハイインピーダンス状態(Hi−Z)をとり得る。
図4(A)のVcomは、共通電極への駆動パルス信号の例を示す。ここでのVcomは、あるパルス幅T1(以下、単にT1とする)で第1の電位を共通電極に印加するパルスの後に、短いパルス幅T2(以下、単にT2とする)で第2の電位を共通電極に印加するパルス(逆電位駆動パルス)が続き、それが繰り返される。ただし、図4(A)のように駆動停止の直前では例外的に第1の電位を共通電極に印加して終了する。パルス幅の短い逆電位駆動パルスにより、部分書き換え時の駆動時間をより短縮することができる。ここで、白色表示をする場合には第1の電位はVH(第2の電位はVL)であり、黒色表示をする場合には第1の電位はVL(第2の電位はVH)である。また、例えば、T2はT1の1%〜15%程の短い時間であってもよい。
この例では、画素40Aの画素電極に印加される電位Vaを与えるパルス信号は駆動パルス信号の反転信号である。また、画素40Bの画素電極に印加される電位Vbを与えるパルス信号は駆動パルス信号と同じ信号(正転信号)である。画素40Aと画素40Bは例えば図3(B)で示された2つの画素である。画素40Aは、図4(A)の「白色表示」と示された期間に黒色から白色へと書き換えられ、「黒色表示」と示された期間に白色から黒色へと書き換えられる。一方、画素40Bは、共通電極と画素電極との間に電界を生じないため書き換えが行われずに黒色表示を続ける。
図4(B)は、図4(A)の例による画素40A、画素40Bの色(反射率)の変化を示す図である。まず、画素40Aについて説明する。画素40Aは最初に黒色で表示されているものとする。「白色表示」のT1に対応する区間では、画素電極の電位はVLで共通電極の電位はVHであるため白色表示に近づく。しかし、「白色表示」のT2に対応す
る区間では、画素電極の電位はVHで共通電極の電位はVLであるため黒色表示に近づく。しかし、T1>T2であるため、画素40Aは「白色表示」の期間の最後には白色で表示される。そして、画素40AはVcomの極性が反転した「黒色表示」の期間の最後には黒色で表示される。
一方、画素40Bは、常にVcomと同じ信号が画素電極に供給されているので電位差が生じることはなく当初からの黒色表示を続ける。このように部分駆動方式では、変化させたい画素のみを駆動することができ、画像の書き換えにおける応答速度を速めることができる。特に、パルス幅の短い逆電位駆動パルスを使用することで部分書き換え時の駆動時間を短縮することができる。
なお、書き換え対象である一部を描画する場合に適していることから、このようなパルス信号の駆動方式を部分駆動方式と呼ぶ。しかし、部分駆動方式は、書き換え対象を表示部の一部の画素に限るものではない。そのため、表示部の全画素を、部分駆動方式で描画することが可能である。
3−1.第1モード
次に、本実施形態で採用される制御方法の1つである第1モードについて説明する。第1モードは、表示部に第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでの間に、画素を2回(複数回数の一例)駆動する制御方法である。より詳細には、第1モードでは、表示部に第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでの間に、表示部の全画素を第1色又は第2色で表示させる制御を2回行う。
図5(A)〜図5(F)は第1モードにおける表示例を表す。図5(A)〜図5(F)のそれぞれの左図は表示部3の表示画像を表し、右図は表示部3の表示を行うために駆動される画素を濃灰色(ダークグレー)で表した駆動画素13を表す。駆動画素13の下部には、全面駆動方式か部分駆動方式かの区別と、駆動画素13の濃灰色(ダークグレー)で表された画素が黒色表示されるのか、白色表示されるのかの区別が示されている。
また、図5(A)〜図5(F)の工程名は、後述するフローチャートの工程名に対応するものである。なお、工程のあとに付してある括弧で囲まれた数字は、同じ名称の工程を区別するために実行の順番を表している。
ここで、本実施形態の電気泳動表示装置の制御部は、表示部の画像を、すでに表示している元画像から次の新画像へと更新する制御を行う。つまり、元画像を消去し、新画像を表示するための制御を実行する。
元画像を消去する制御や新画像を表示する制御は所定の順番で実行される。画像の更新に関する制御を実行するそれぞれの段階を工程という。例えば、制御部が第1画像表示制御を実行する段階を第1画像表示工程と表現する。そして、以下において各工程で制御部が対応する制御を実行することを、単に「工程を実行する」と表現する。例えば第1画像表示工程において制御部が第1画像表示制御を実行することを、単に第1画像表示工程を実行する、と表現する。
図5(A)は、第1画像表示工程(1)を実行したときの表示部3の表示画像と、そのための駆動画素13を表す。第1画像表示工程(1)では、部分駆動方式によって、表示部3に時刻表示10:05(第1の画像に対応)を黒色(第1色に対応)で表示する。なお、第1画像表示工程(1)の実行前は、表示部3は全面が白色の状態であったとする。
図5(B)は、第1画像消去工程(1)を実行したときの表示部3の表示画像と、その
ための駆動画素13を表す。第1画像消去工程(1)では、部分駆動方式によって、表示部3に時刻表示10:05以外の部分(第1の画像の背景に対応)を黒色(第1色に対応)で表示する。このとき、表示部3は、全面が黒色の状態になる。
図5(C)は、表示初期化工程(1)を実行したときの表示部3の表示画像と、そのための駆動画素13を表す。表示初期化工程(1)では、部分駆動方式によって、表示部3の全画素を白色(第2色に対応)で表示する。このとき、表示部3は、全面が白色の状態になる。
図5(D)は、表示初期化工程(1)の後で、再び第1画像表示工程(2)を実行したときの表示部3の表示画像と、そのための駆動画素13を表す。第1画像表示工程(2)では、部分駆動方式で、表示部3に時刻表示10:06(第2の画像に対応)を黒色(第1色に対応)で表示する。
以下、図5(E)、図5(F)は、それぞれ図5(B)、図5(C)と対応するので、詳細な説明を省略する。なお、図5(A)〜図5(F)の例では、1分おきに時刻表示が変化して、各工程もその変化に対応して実行される。例えば、時刻表示10:05が表示(図5(A))されてから1分後に、表示部3は全面が黒色の状態になり(図5(B))、続いて表示部3は全面が白色の状態になり(図5(C))、その後に時刻表示10:06が表示される(図5(D))。
ここで、第1画像表示工程(1)と第1画像消去工程(1)の駆動画素13を合わせると表示部全体の画素を黒色へと変化させている(図5(A)〜図5(B)のa1)。そして、表示初期化工程(1)では表示部全体の画素を白色へと変化させている(図5(C)のe1)。そのため、これらの3つの工程でDCバランスがとられることになる。なお、第1画像表示工程(2)、第1画像消去工程(2)と表示初期化工程(2)についても同様にDCバランスがとられることになる(図5(D)〜図5(F)のa2とe2)。また、部分駆動方式で生じ得る局所的なコントラスト比の低下の問題もない。つまり、表示部全体の画素を黒色(第1画像表示工程と第1画像消去工程)、又は白色(表示初期化工程)へと変化させているので、表示部全体に均一に電界を印加しているからである。
3−2.第2モード
次に、本実施形態で採用される制御方法の1つである第2モードについて説明する。第2モードは、表示部に第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでの間に、画素を1回(複数回数よりも少ない回数に対応)駆動する制御方法である。より詳細には、第1モードでは、表示部に第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでの間に、表示部の全画素を第1色又は第2色で表示させる制御を1回行う。
図6(A)〜図6(H)は第2モードにおける表示例を表す。図6(A)〜図6(H)の工程名は、後述するフローチャートの工程名に対応するものである。なお、工程のあとに付してある括弧で囲まれた数字は、同じ名称の工程を区別するために実行の順番を表している。また、図5(A)〜図5(F)と同じ要素には同じ符号を付しており説明を省略する。
図6(A)は、第1画像表示工程(1)を実行したときの表示部3の表示画像と、そのための駆動画素13を表す。第1画像表示工程(1)では、部分駆動方式によって、表示部3に時刻表示10:05(第1の画像に対応)を黒色(第1色に対応)で表示する。なお、第1画像表示工程(1)の実行前は、表示部3は全面が白色の状態であったとする。
図6(B)は、第1画像消去工程(1)を実行したときの表示部3の表示画像と、その
ための駆動画素13を表す。第1画像消去工程(1)では、部分駆動方式によって、表示部3に時刻表示10:05以外の部分(第1の画像の背景に対応)を黒色(第1色に対応)で表示する。このとき、表示部3は、全面が黒色の状態になる。
図6(C)は、第2画像表示工程(1)を実行したときの表示部3の表示画像と、そのための駆動画素13を表す。第2画像表示工程(1)では、部分駆動方式で、表示部3に時刻表示10:06(第2の画像に対応)以外の部分(第2の画像の背景に対応)を白色(第2色に対応)で表示する。このとき、表示部3には、時刻表示10:06が黒色で表示されることになる。
図6(D)は、第2画像消去工程(1)を実行したときの表示部3の表示画像と、そのための駆動画素13を表す。第2画像消去工程(1)では、部分駆動方式で、時刻表示10:06を白色(第2色に対応)で表示する。このとき、表示部3は、全面が白色の状態になる。
図6(E)は、第2画像消去工程(1)の後で、再び第1画像表示工程(2)を実行したときの表示部3の表示画像と、そのための駆動画素13を表す。第1画像表示工程(2)では、部分駆動方式で、表示部3に時刻表示10:07(第1の画像に対応)を黒色(第1色に対応)で表示する。
以下、図6(F)〜図6(H)は、それぞれ図6(B)〜図6(D)で、第1の画像が時刻表示10:07、第2の画像が時刻表示10:08である場合に対応するので、詳細な説明を省略する。なお、図6(A)〜図6(H)の例では、1分おきに時刻表示が変化して、各工程もその変化に対応して実行される。例えば、時刻表示10:05が表示(図6(A))されてから1分後に、表示部3は全面が黒色の状態になり(図6(B))、その後に時刻表示10:06が表示される(図6(C))。
ここで、第1画像表示工程(1)と第1画像消去工程(1)の駆動画素13を合わせると表示部全体の画素を黒色へと変化させている(図6(A)〜図6(B)のa1)。そして、第2画像表示工程(1)と第2画像消去工程(1)の駆動画素13を合わせると表示部全体の画素を白色へと変化させている(図6(C)〜図6(D)のb1)。よって、これらの4つの工程で、DCバランスがとられている(図6(A)〜図6(D)のa1とb1)。なお、図6(E)〜図6(H)のa2とb2についても、同様にDCバランスがとられることになる。また、部分駆動方式で生じ得る局所的なコントラスト比の低下の問題もない。つまり、表示部全体の画素を黒色(第1画像表示工程と第1画像消去工程)、又は白色(第2画像表示工程と第2画像消去工程)へと変化させているので、表示部全体に均一に電界を印加しているからである。
4.本実施形態の手法
次に、本実施形態の手法について説明する。
上述した第1モードでは、第1画像表示工程を実行してから次の第1画像表示工程を実行するまでの間に、画素を2回駆動する(第1画像消去工程と、表示初期化工程を実行する)ため、画像の書き換えに要する時間(駆動時間)が長くなるものの、常に全画素が白色の状態から黒色で画像が表示されるため、色のにじみや残像等が発生せず、高い表示品質で画像を表示することができる。
一方、第2モードでは、第1画像表示工程を実行してから第2画像表示工程を実行するまでの間、又は第2画像表示工程を実行してから次の第1画像表示工程を実行するまでの間に、画素を1回駆動する(第1画像消去工程、又は第2画像消去工程を実行する)だけ
であるから、第1モードよりも画像の書き換えに要する時間(駆動時間)が短くなる。駆動時間が短いと消費電力も小さくなる。
本実施形態の手法では、このような第1モードと第2モードのそれぞれの特性を考慮して、表示品質の高い第1モードと駆動時間の短い第2モードとを、温度センサー20で検出された温度に基づき切り替える。これにより、温度に応じた適切な制御方法を実現することができる。
4−1.第1の手法
第1の手法では、温度センサー20で検出された温度が基準温度(例えば、10℃)以上の場合に、第1モードによって制御し、検出された温度が基準温度未満の場合に、第2モードによって制御する。
第1の手法によれば、温度が高いとき(例えば、常温時)は第1モードで制御することで高い表示品質で画像を表示させることができ、また、画像の書き換え時間が長くなる低温時には第2モードで制御することで駆動時間が長くなりすぎることを抑制することができ、温度に応じた適切な制御を行うことができる。
図7は、本実施形態の電気泳動表示装置の制御部が行う第1の手法における制御の流れを示すフローチャートである。
制御部では、温度センサー20からの検出信号(検出値)に基づき温度が基準温度以上であるか否かが判定され(ステップS10)、基準温度以上である場合(ステップS10のY)には、第1モードの制御が実行される(ステップS12)。すなわち、第1の画像(例えば、時刻表示)を第1色で表示させる第1画像表示工程が実行され、第1の画像の背景を第1色で表示させることで表示部3全体を第1色にする第1画像消去工程が実行され、表示部3の全画素を第2色で表示させる表示初期化工程が実行され、ステップS10に移行する。
一方、基準温度未満である場合(ステップS10のN)には、第2モードの制御が実行される(ステップS14)。すなわち、第1の画像(例えば、分一桁が奇数の時刻表示)を第1色で表示させる第1画像表示工程が実行され、第1の画像の背景を第1色で表示させることで表示部3全体を第1色にする第1画像消去工程が実行され、第2の画像(例えば、分一桁が偶数の時刻表示)の背景を第2色で表示させる第2画像表示工程が実行され、第2の画像を第2色で表示させることで表示部3全体を第2色にする第2画像消去工程が実行され、ステップS10に移行する。
なお、ステップS10の処理(温度の判定)を行うタイミングは任意である。例えば、画像として分単位の時計表示を表示する場合、1分毎に温度判定を行ってもよいし、N(Nは2以上の整数)分毎に温度判定を行ってもよい。また、第1モードに切り替えた場合には、1分後(表示初期化工程の後)に次の温度判定を行い、第2モードに切り替えた場合には、2分後(第2画像消去工程の後)に次の温度判定を行うようにしてもよい。
4−2.第2の手法
第2の手法では、温度センサー20で検出された温度が基準温度(例えば、10℃)以上の場合に、第2モードによって制御し、検出された温度が基準温度未満の場合に、第1モードによって制御する。
第2の手法によれば、温度が高いとき(例えば、常温時)は第2モードで制御することで短い駆動時間で画像を表示させ且つ消費電力を低減させることができ、また、表示品質
が低下し易い低温時には第1モードで制御することで表示品質の低下を抑制することができる、温度に応じた適切な制御を行うことができる。
図8は、本実施形態の電気泳動表示装置の制御部が行う第2の手法における制御の流れを示すフローチャートである。
制御部では、温度センサー20からの検出信号(検出値)に基づき温度が基準温度以上であるか否かが判定され(ステップS20)、基準温度以上である場合(ステップS20のY)には、第2モードの制御が実行される(ステップS22)。すなわち、第1の画像(例えば、分一桁が奇数の時刻表示)を第1色で表示させる第1画像表示工程が実行され、第1の画像の背景を第1色で表示させることで表示部3全体を第1色にする第1画像消去工程が実行され、第2の画像(例えば、分一桁が偶数の時刻表示)の背景を第2色で表示させる第2画像表示工程が実行され、第2の画像を第2色で表示させることで表示部3全体を第2色にする第2画像消去工程が実行され、ステップS20に移行する。
一方、基準温度未満である場合(ステップS20のN)には、第1モードの制御が実行される(ステップS24)。すなわち、第1の画像(例えば、時刻表示)を第1色で表示させる第1画像表示工程が実行され、第1の画像の背景を第1色で表示させることで表示部3全体を第1色にする第1画像消去工程が実行され、表示部3の全画素を第2色で表示させる表示初期化工程が実行され、ステップS20に移行する。
なお、第2の手法においても、第1の手法と同様に、ステップS20の処理(温度の判定)を行うタイミングは任意である。
5.変形例
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
上記実施形態においては、電気泳動表示装置は、黒粒子および白粒子による白黒二粒子系の電気泳動が行われるものに限られず、青白等の一粒子系の電気泳動を行っても良く、また、白黒以外の組み合わせでも構わない。
上記実施形態の電気泳動表示装置は、例えば時刻表示を行う電子時計などの電子機器に適用できる。図9は適用例に係る電子機器1のブロック図である。電子機器1は、CPU2、入力部4、記憶部5、電気泳動表示装置10を含む。電気泳動表示装置10は、上記実施形態の電気泳動表示装置であって、様々な画像を表示する表示部3と図示しない温度センサーを含む。CPU2は、他のブロックを制御し様々な演算や処理を行う。CPU2は、例えば記憶部5からプログラムを読み込み、プログラムに従って電気泳動表示装置10に時刻信号などを入力してもよい。入力部4は、例えば電子機器1の使用者からの指示を受け取り、指示に応じた信号を他のブロックに出力してもよい。記憶部5は、例えばDRAMやSRAMなどのメモリーであってもよいし、ROMを含んでいてもよい。CPU2が使用するプログラムは、例えば記憶部5が含むROMに書かれていてもよい。表示部3は、電気泳動表示装置10の一部であって、例えば時刻を表示したり、文字、写真などを表示したりしてもよい。
図10(A)〜図10(B)に、電子機器の具体例を示す。図10(A)は電子機器の1つである電子時計1000の正面図である。電子時計1000は、例えば腕時計であり、時計ケース1002と、時計ケース1002に連結された一対のバンド1003とを備える。時計ケース1002の正面には、電気泳動表示装置10の表示部3(図9参照)である表示部1004が設けられ、時刻表示1005を行っている。時計ケースの側面には
、2つの操作ボタン1011と1012とが設けられ、入力部4(図9参照)として機能する。また、例えば図10(B)は電子機器の1つである電子ペーパー1100の斜視図である。電子ペーパー1100は可撓性を有し、電気泳動表示装置10の表示部3(図9参照)である表示領域1101と、本体1102とを備えている。
前記の適用例の電子時計は、腕時計に限らず、置き時計、掛け時計、懐中時計などの時計機能を有する機器に広く適用できる。
1 電子機器、2 CPU、3 表示部、4 入力部、5 記憶部、10 電気泳動表示装置、13 駆動画素、20 温度センサー、35,35A,35B 画素電極、37 共通電極、40,40A,40B 画素、48 駆動用TFT、49 低電位電源線、50 高電位電源線、55 共通電極配線、60 表示制御回路(制御部)、61 走査線駆動回路、62 データ線駆動回路、63 コントローラー、64 共通電源変調回路、66 走査線、68 データ線、70 ラッチ回路、70f 帰還インバーター、70t
転送インバーター、80 スイッチ回路、91 第1のパルス信号線、92 第2のパルス信号線、120 マイクロカプセル、126 黒色粒子、127 白色粒子、130
素子基板、131 対向基板、132 電気泳動素子、160 記憶部、350 駆動電極層、360 電気泳動表示層、370 共通電極層、1000 電子時計、1002
時計ケース、1003 バンド、1004 表示部、1005 時刻表示、1011,1012 操作ボタン、1100 :電子ペーパー、1101 表示領域、1102 本体

Claims (6)

  1. 一対の基板間に電気泳動粒子を挟持する電気泳動表示装置において、
    温度を検出する温度センサーと、
    前記電気泳動表示装置の画素電極と共通電極に電圧を印加し、前記画素電極と前記共通電極との間に生じた電界によって前記電気泳動粒子を移動させることで前記電気泳動表示装置の表示部に表示される画像を書き換える制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記表示部に第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでの間に前記表示部の画素を複数回数駆動する第1モードと、前記表示部に第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでの間に前記画素を前記複数回数よりも少ない回数駆動する第2モードとを、前記温度センサーで検出された温度に基づいて切り替える、電気泳動表示装置。
  2. 請求項1に記載の電気泳動表示装置において、
    前記制御部は、
    前記第1モードでは、前記表示部に第1の画像を第1色で表示させた後に、前記表示部に前記第1の画像の背景を前記第1色で表示させ、その後、前記表示部の全画素を第2色で表示させ、その後、前記表示部に前記第2の画像を前記第1色で表示させる制御を行い、前記第2モードでは、前記表示部に第1の画像を前記第1色で表示させた後に、前記表示部に前記第1の画像の背景を前記第1色で表示させ、その後、前記表示部に前記第2の画像の背景を前記第2色で表示させ、その後、前記表示部に前記第2の画像を前記第2色で表示させる制御を行う、電気泳動表示装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電気泳動表示装置において、
    前記制御部は、
    前記温度センサーで検出された温度が基準温度以上の場合には、前記第1モードによって制御を行い、前記温度センサーで検出された温度が基準温度未満の場合には、前記第2モードによって制御を行う、電気泳動表示装置。
  4. 請求項1又は2に記載の電気泳動表示装置において、
    前記制御部は、
    前記温度センサーで検出された温度が基準温度以上の場合には、前記第2モードによって制御を行い、前記温度センサーで検出された温度が基準温度未満の場合には、前記第1モードによって制御を行う、電気泳動表示装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の電気泳動表示装置を含む電子機器。
  6. 一対の基板間に電気泳動粒子を挟持し、温度を検出する温度センサーを備えた電気泳動表示装置の制御方法において、
    前記電気泳動表示装置の画素電極と共通電極に電圧を印加し、前記画素電極と前記共通電極との間に生じた電界によって前記電気泳動粒子を移動させることで前記電気泳動表示装置の表示部に表示される画像を書き換える制御を行い、前記表示部に第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでの間に前記表示部の画素を複数回数駆動する第1モードと、前記表示部に第1の画像を表示させてから第2の画像を表示させるまでの間に前記画素を前記複数回数よりも少ない回数駆動する第2モードとを、前記温度センサーで検出された温度に基づいて切り替える、電気泳動表示装置の制御方法。
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