JP5516890B2 - 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 - Google Patents
電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5516890B2 JP5516890B2 JP2010268777A JP2010268777A JP5516890B2 JP 5516890 B2 JP5516890 B2 JP 5516890B2 JP 2010268777 A JP2010268777 A JP 2010268777A JP 2010268777 A JP2010268777 A JP 2010268777A JP 5516890 B2 JP5516890 B2 JP 5516890B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pixels
- display device
- pixel
- color
- partial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Description
本発明の第1実施形態について図1〜図8を参照して説明する。
1.1.1.電気泳動表示装置の構成
図1は、本実施形態に係るアクティブマトリックス駆動方式の電気泳動表示装置100のブロック図である。
図2は、図1の画素40の回路構成図である。なお、図1と同じ配線には同じ番号を付しており、説明は省略する。また、全画素に共通の共通電極配線55については記載を省略している。
本実施形態の電気泳動表示装置100は、二粒子系マイクロカプセル型の電気泳動方式であるとする。分散液は無色透明、電気泳動粒子は白色又は黒色のものであるとすると、白色又は黒色の2色を基本色として少なくとも2色を表示できる。ここでは、電気泳動表示装置100は、第1色として黒色を、第2色として白色を表示するものとして説明する。そして、黒(第1色)を表示している画素を白(第2色)で表示すること、又は白を表示している画素を黒で表示することを反転と表現する。
1.2.1.輪郭部分の残像
電気泳動表示装置の駆動方法として、表示部の全体を描画する全面駆動だけでなく、書き換えを行う表示部の一部のみを描画する部分駆動が用いられることがある。電圧を印加する対象の画素数を減らすことで、書き換え時のレスポンスを早めることができる。
残像消去は、文字、数字、図形等自体の表示、消去とは別の付随的な処理である。また、残像消去の工程において電界が印加される時間は、文字、数字、図形等自体の表示、消去と比べると短時間である。そのため、従来、残像消去についてDCバランスが考慮されることはなかった。
ここで、残像消去対称化において、DCバランスをとる必要がある画素の情報は、画像信号として記憶部160(図1参照)から読み出される必要がある。残像消去対称化の工程においては、複数の視覚表現について行われた残像消去について、まとめて対称化する(DCバランスをとる)ことが処理効率の観点から好ましい。しかし、DCバランスをとる必要がある画素が視覚表現ごとに異なっている場合には、残像消去対称化において記憶部160に複数回アクセスして画像信号を取得する必要がある。このことは、電気泳動表示装置の応答速度を低下させ、消費電力を増大させる可能性がある。また、各視覚表現のDCバランスをとる必要がある画素を表すデータを全て記憶部に保存する必要があるので、大きな記憶容量の記憶部を要するというコスト上の問題が発生し得る。
このときの固定画像としては、表示される全ての視覚表現の輪郭形成画素と背景境界画素とを含む必要がある。輪郭形成画素と背景境界画素とは、残像として視認され得るからである。ここで、視覚表現によって輪郭形成画素と背景境界画素とは異なる。よって、固定画像としては表示される全ての視覚表現の輪郭形成画素と背景境界画素が含まれるような閉じた図形であることが考えられる。閉じた図形とは、外周で閉じた図形の意味であり、多角形(例えば四角形)や丸、楕円などの形状の図形も含む。また、固定画像は、表示される全ての視覚表現の輪郭形成画素と背景境界画素とを合成してできる画像であってもよい。合成とは、例えば各視覚表現の輪郭形成画素と背景境界画素に1を割り当て、その他の画素に0を割り当てて、全ての視覚表現について画素毎に論理和をとるような処理を意味する。このとき、固定画像は、視覚表現のすべての輪郭形成画素と背景境界画素の集合で表される画像となる。
図7は、第1実施形態における電気泳動表示装置の駆動方法のフローチャートである。本実施形態にかかる電気泳動表示装置の駆動方法は、最初に部分書き換え工程S2を行う。部分書き換え工程S2は、電気泳動表示装置の表示部における所与の領域内で、部分駆動によって所与の視覚表現の書き換えを行う。部分書き換え工程S2は、残像消去が行われる残像消去工程を含む。
1.2.6.1.部分書き換え工程
図8(A)は、部分書き換え工程S2のサブルーチンを示すフローチャートである。本実施形態では、部分書き換え工程S2は、部分書き込み工程S20、部分消去工程S22、残像消去工程S24を含む。
図8(B)は、非対称性解消工程S6のサブルーチンを示すフローチャートである。本実施形態では、非対称性解消工程S6は、第1全面書き込み工程S60、残像消去対称化工程S62、第2全面書き込み工程S64を含む。
本発明の第2実施形態について図9〜図10を参照して説明する。なお、図1〜図8と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略し、相違する部分について説明する。
ここで、第2実施形態として、腕時計1000を含む電子時計の実施形態について図10を用いて説明する。また、第2実施形態の比較例について図11を用いて説明する。
図10(A)〜図10(J)は本実施形態に係る電子時計の表示部5の表示例を示す。図10(A)〜図10(J)では表示部5のうち時刻表示部分のみを抜き出している。また、領域51は部分駆動が行われ得る領域を示す。図10(A)〜図10(J)に示す実施例では領域51は時刻表示の分桁の一桁目に対応するが、例えば分桁の十桁目も含めて領域51としてもよいし、時刻表示全体を領域51としてもよい。
図11(A)〜図11(J)は比較例における電子時計の表示部5の表示例を示す。なお、本実施形態に係る電子時計(図10(A)〜図10(J))との違いは、図11(C)、図11(F)、図11(H)、図11(I)のみであるので、これらの図についてのみ説明し、その他の重複する説明は省略する。
図10(A)〜図10(J)の電子時計の例では、10分毎に残像消去対称化工程S62がおこなわれているが、例えば1日に1回だけ残像消去対称化工程S62が行われてもよい。電子時計にとっては、時刻表示という基本機能とは関係のない残像消去対称化工程S62を1日分まとめて行う方が処理の効率がよい。また、S62を1時間に1回行ってもよい。
前記の実施形態においては、電気泳動表示装置は、黒色粒子および白色粒子による白黒二粒子系の電気泳動が行われるものに限られず、青白等の一粒子系の電気泳動を行っても良く、また、白黒以外の組み合わせでも構わない。
Claims (11)
- 一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を狭持し、少なくとも第1色と第2色を表示可能な画素からなる表示部を含む電気泳動表示装置の駆動方法であって、
前記表示部の所与の領域の内部で前記電気泳動素子に電圧を印加することにより所与の視覚表現の書き換えを行う、部分書き換え工程と、
前記部分書き換え工程が所与の回数繰り返された後に、前記部分書き換え工程で印加された電圧の非対称性を解消する、非対称性解消工程と、を含み、
前記部分書き換え工程は、
前記所与の視覚表現を形成する画素である視覚表現形成画素を前記第1色で表示する、部分書き込み工程と、
前記視覚表現形成画素を前記第2色で表示する、部分消去工程と、
前記所与の領域の内部で固定画像を構成する画素を前記第2色で表示する、残像消去工程と、を含み、
前記非対称性解消工程は、
前記表示部の全ての領域で前記電気泳動素子に電圧を印加する全面駆動を行い、前記所与の領域を前記第1色で表示する、第1全面書き込み工程と、
前記第1全面書き込み工程の後に、前記部分書き換え工程で消去された前記固定画像を構成する画素を前記第1色で表示する処理を前記所与の回数繰り返す、残像消去対称化工程と、
前記残像消去対称化工程の後に、前記全面駆動を行い、前記所与の領域を前記第2色で表示する、第2全面書き込み工程と、を含み、
前記第2全面書き込み工程の後に、再び前記部分書き換え工程を行う、電気泳動表示装置の駆動方法。 - 請求項1に記載の電気泳動表示装置の駆動方法において、
前記所与の領域に表示される前記視覚表現の全てを包含する閉じた図形を前記固定画像とする、電気泳動表示装置の駆動方法。 - 請求項1に記載の電気泳動表示装置の駆動方法において、
前記所与の領域に表示される前記視覚表現の全てについて、前記視覚表現の輪郭を形成している輪郭形成画素と、前記輪郭形成画素と隣接する画素のうち前記視覚表現形成画素以外の画素である背景境界画素と、を合成した画素からなる画像を前記固定画像とする、電気泳動表示装置の駆動方法。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の電気泳動表示装置の駆動方法において、
前記所与の回数は複数回である、電気泳動表示装置の駆動方法。 - 電気泳動表示装置であって、
一対の基板間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を狭持し、少なくとも第1色と第2色を表示可能な画素からなる表示部と、
前記表示部を制御する制御部と、を含み、
前記制御部は、
前記表示部の所与の領域の内部で前記電気泳動素子に電圧を印加することにより所与の視覚表現の書き換えを行う、部分書き換え制御と、
前記部分書き換え制御を所与の回数繰り返した後に、前記部分書き換え制御で印加された電圧の非対称性を解消する、非対称性解消制御と、を行い、
前記部分書き換え制御において、
前記所与の視覚表現を形成する画素である視覚表現形成画素を前記第1色で表示する、部分書き込み制御と、
前記視覚表現形成画素を前記第2色で表示する、部分消去制御と、
前記所与の領域の内部で固定画像を構成する画素を前記第2色で表示する、残像消去制御と、を行い、
前記非対称性解消制御において、
前記表示部の全ての領域で前記電気泳動素子に電圧を印加する全面駆動を行い、前記所与の領域を前記第1色で表示する、第1全面書き込み制御と、
前記第1全面書き込み制御の後に、前記部分書き換え制御で消去された前記固定画像を構成する画素を前記第1色で表示する処理を前記所与の回数繰り返す、残像消去対称化制御と、
前記残像消去対称化制御の後に、前記全面駆動を行い、前記所与の領域を前記第2色で表示する、第2全面書き込み制御と、を行い、
前記第2全面書き込み制御の後に、再び前記部分書き換え制御を行う、電気泳動表示装置。 - 請求項5に記載の電気泳動表示装置において、
前記制御部は、
前記所与の領域に表示される前記視覚表現の全てを包含する閉じた図形を前記固定画像とする、電気泳動表示装置。 - 請求項5に記載の電気泳動表示装置において、
前記制御部は、
前記所与の領域に表示される前記視覚表現の全てについて、前記視覚表現の輪郭を形成している輪郭形成画素と、前記輪郭形成画素と隣接する画素のうち前記視覚表現形成画素以外の画素である背景境界画素と、を合成した画素からなる画像を前記固定画像とする、電気泳動表示装置。 - 請求項5乃至7のいずれかに記載の電気泳動表示装置を含む電子機器。
- 請求項5乃至7のいずれかに記載の電気泳動表示装置を含む電子時計であって、
前記表示部は、
少なくとも、時桁と分桁を含む時刻表示を行い、
前記制御部は、
前記部分書き換え制御において、前記時刻表示の前記分桁を前記所与の視覚表現とする、電子時計。 - 請求項9に記載の電子時計であって、
前記制御部は、
前記残像消去対称化制御を10分に1回行う、電子時計。 - 請求項9に記載の電子時計であって、
前記制御部は、
前記残像消去対称化制御を1日に1回行う、電子時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010268777A JP5516890B2 (ja) | 2010-12-01 | 2010-12-01 | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010268777A JP5516890B2 (ja) | 2010-12-01 | 2010-12-01 | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012118352A JP2012118352A (ja) | 2012-06-21 |
JP5516890B2 true JP5516890B2 (ja) | 2014-06-11 |
Family
ID=46501217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010268777A Active JP5516890B2 (ja) | 2010-12-01 | 2010-12-01 | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5516890B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109272948A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-01-25 | 中山大学 | 基于机器学习的电子纸驱动调试方法、装置及计算机设备 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6570643B2 (ja) * | 2015-01-30 | 2019-09-04 | イー インク コーポレイション | 電気光学ディスプレイのためのフォント制御、ならびに、関連する装置および方法 |
CN117153118B (zh) * | 2023-09-18 | 2024-05-24 | 广州文石信息科技有限公司 | 墨水屏的画面更新方法、装置、设备以及存储介质 |
-
2010
- 2010-12-01 JP JP2010268777A patent/JP5516890B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109272948A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-01-25 | 中山大学 | 基于机器学习的电子纸驱动调试方法、装置及计算机设备 |
CN109272948B (zh) * | 2018-11-30 | 2021-06-01 | 中山大学 | 基于机器学习的电子纸驱动调试方法、装置及计算机设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012118352A (ja) | 2012-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5950109B2 (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、電子機器および電子時計 | |
JP5874379B2 (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、電子機器及び電子時計 | |
JP2009258614A (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置及び電子機器 | |
JP5601470B2 (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 | |
JP5516890B2 (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 | |
CN102214431B (zh) | 电光学装置及其驱动方法、控制电路、电子设备 | |
JP2010181618A (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 | |
JP5359840B2 (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 | |
JP2011186147A (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 | |
JP5454246B2 (ja) | 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置の制御回路、電子機器 | |
JP2014056038A (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、電子機器および電子時計 | |
US20150269891A1 (en) | Electrophoretic device and electronic apparatus | |
JP2013061592A (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、電子機器及び電子時計 | |
JP2011186183A (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 | |
JP2011186146A (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 | |
JP2014191152A (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法 | |
JP2013054202A (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、電子機器及び電子時計 | |
JP2009288685A (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 | |
JP2009294617A (ja) | 電気泳動表示装置とその駆動方法、及び電子機器 | |
JP2012118349A (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子時計 | |
JP2014191213A (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法 | |
JP2013061595A (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、電子機器及び電子時計 | |
JP5459617B2 (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 | |
JP2011221466A (ja) | 電気光学装置の駆動方法、電気光学装置、電気光学装置用の制御回路、電子機器 | |
JP2013130629A (ja) | 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、電子機器及び電子時計 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131015 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140305 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140318 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5516890 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |