JP2014211245A - 組込式加熱調理器 - Google Patents

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永田 隆二
Ryuji Nagata
隆二 永田
森本 泰史
Yasushi Morimoto
泰史 森本
相原 勝行
Katsuyuki Aihara
勝行 相原
牛尾 将蔵
Shozo Ushio
将蔵 牛尾
横野 政廣
Masahiro Yokono
政廣 横野
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Abstract

【課題】組込式加熱調理器をキッチン等に組み込んだ後に、簡素な構成で、組込式加熱調理器の前面部がキッチンの前面部とほぼ同一平面に配置調整する設置作業時の作業性を向上することができる前後位置調整機構を備えた加熱調理器を提供する。
【解決手段】下ユニット4を上ユニット3の左右幅よりも小さく形成して、上下ユニットの連結機構を兼ね備えた前後位置調整機構を上ユニット3下面に構成することで、部品点数の増加を抑制しつつ、下ユニット4を好ましい位置まで容易に前後方向へ移動することができ、下ユニット4のグリル加熱室14の扉16がキッチン1の前面部とほぼ同一平面に配置調整する設置作業時の作業性を向上することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、キッチンに組み込まれて使用され、組み込み後に位置調整可能とした組込式加熱調理器に関するものである。
従来、この種の組込式加熱調理器には、加熱調理器をキッチン等に組み込んだ後に、加熱調理器の前面部がキッチン等の前面部とほぼ同一平面上になるよう本体前面に設けた前後位置調整機構の調整部を用いて、前面から位置調整可能としたものがある。(例えば、特許文献1参照)。
図7は、前記特許文献1に記載された従来の組込式加熱調理器を示すものである。
図7に示すように、従来の組込式加熱調理器は、上ケース31内に誘導加熱体および冷却ファン10が設けられた上ユニット32と、下ケース31内にグリル部が設けられた下ユニット30から構成され、上ケース31の両側部には、上ユニット32と下ユニット30とを結合する結合部材40が設けられている。
下ケース31の上部で上ケース31の前面部の略中央には、上ユニット32に対する下ユニット30の前後方向の位置調整を行う前後位置調整機構60が設けられている。前後位置調整機構60は、ナット61、調整つまみ62及び保持部材63から構成され、ナット61は、上ケース31の前面部内側に例えば溶接等で固定されている。このナット61には、上ケース31に形成された孔を介して、調整つまみ62の軸部62aの一端に形成された雄ねじ部62bが螺合されている。調整つまみ62の軸部62aの他端、つまり上ユニット32の前方でトッププレート33の下方、かつ下ユニット30の上方には、前後位置調整機構60の調整部に相当するつまみ部62cが設けられている。また、軸部62aの略中央部には鍔部62dが2箇所設けられている。
また、下ケース31の上部前方に設けられた保持部材63には、保持孔63aが形成されており、調整つまみ62に設けられた2箇所の鍔部62c間の軸部62aがこの保持孔63aに挿入されることにより、保持部材63は調整つまみ62を保持する。
前後位置調整機構60は、製品前面からつまみ部62cを正面から見て時計回りに回すと、ナット61の雌ねじ部と調整つまみ62の雄ねじ部62bとの噛み合いによって、下ユニット30は上ユニットに対して前方に移動する構成としている。
特開2009−36383号公報
しかしながら、前記従来の構成では、前後位置調整機構と上下ユニット連結機構が別々に構成されているため構成部品も多く複雑である。また、位置調整を行う際は、調整機構の調整部を操作し少しずつ移動させる構成のため調整に手間がかかるという課題を有していた。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、上下ユニットの連結と前後位置調整に係る構成部品を少なくすると共に、下ユニットを任意の位置まで容易に前後方向へ移動することができ、下ユニットの前面部がキッチンの前面部とほぼ同一平面に配置調整する設置作業時の作業性を向上することができる加熱調理器を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、被加熱物を置載するトッププレート、トッププレートが上面に配置された上外郭ケースおよび上外郭ケース内に設けられかつトッププレート下方に配置されて被加熱物を加熱する加熱体を有する上ユニットと、上ユニットの下方に設けられた下外郭ケース、前面に前面開口部を有し内部を加熱するグリル加熱室および前面開口部を開閉する扉を有する下ユニットと、上ユニットと下ユニットとの前後位置関係を調整する前後位置調整機構と、を備え、下ユニットは、上ユニット下面に位置調整機構で連結された状態でキッチンの上面に設けられたキッチン上部開口穴から挿入され、かつ左右幅が上外郭ケースの左右幅よりも小さく構成され、上ユニットと下ユニットが前記キッチン上部開口穴に挿入された後に、前記前後位置調整機構により前記上ユニットと前記下ユニットとの前後位置関係の調整を上ユニット下方から可能としたものである。
これによって、前後位置調整機構が上下ユニットの連結機構を兼ねる構成としたことで、上下ユニットの連結と前後位置調整に係る構成部品が少なく簡易に構成することができる。また、上ユニットと下ユニットとの前後位置の調整を上ユニット下方から係止部を緩めた状態で直接下ユニットを操作して、すなわち下ユニットを手で押したり引いたりすることで調整することができ、下ユニットを好ましい位置まで容易に前後方向へ移動することができる。
本発明の加熱調理器は、下ユニットを上ユニット下面に連結したままで容易に前後方向へ移動することができ、組込式加熱調理器の前面部がキッチンの前面部とほぼ同一平面になるよう調整するための設置作業時の作業性を向上することができる。
本発明の第1の実施における組込式加熱調理器の形態の概略構成を示す分解斜視図 同組込式加熱調理器を下から見た底面図 同組込式加熱調理器を、キッチンに組込み後、前カバーがセットされる前に前方から見た正面図 同組込式加熱調理器を、キッチンに組込み後、前カバーがセットされた状態で右斜め後方より見た部分斜視図 (a)は同組込式加熱調理器を、キッチンに組込み後下ユニットを移動する前に右方から見た概略断面図(b)は同組込式加熱調理器を、キッチンに組込み後下ユニットを移動した後に右方から見た概略断面図 (a)は同組込式加熱調理器を、キッチンに組込み後下ユニットを移動する前に右方から見た、排気筒の嵌合状態を示す、概略断面図(b)は同組込式加熱調理器を、キッチンに組込み後下ユニットを移動する前に右方から見た、排気筒の嵌合状態を示す、概略断面図 特許文献1に記載された従来の加熱調理器の概略図
第1の発明は、被加熱物を置載するトッププレート、トッププレートが上面に配置された上外郭ケースおよび上外郭ケース内に設けられかつトッププレート下方に配置されて被加熱物を加熱する加熱体を有する上ユニットと、上ユニットの下方に設けられた下外郭ケース、前面に前面開口部を有し内部を加熱するグリル加熱室および前面開口部を開閉する扉を有する下ユニットと、上ユニットと下ユニットとの前後位置関係を調整する前後位置調整機構と、を備え、下ユニットは、上ユニット下面に位置調整機構で連結された状態でキッチン上部開口穴から挿入され、かつ左右幅が上外郭ケースの左右幅よりも小さく構成され、上ユニットと下ユニットがキッチン上部開口穴に挿入された後に、前後位置調整機構により上ユニットと下ユニットとの前後位置関係の調整が上ユニット下方から可能であることを特徴とする組込式加熱調理器としたものである。
この構成により、前後位置調整機構は、上下ユニットの連結機構を兼ねることで、上下ユニットの連結および前後位置調整機構に係る構成部品が少なく簡易な構成とすることができる。
また、上ユニットと下ユニットとの前後位置の調整は、上ユニット下方から下ユニット上部にある前後位置調整機構を直接操作してすることが可能となり、下ユニットを好ましい位置まで容易に前後方向へ移動することができる。これにより、加熱調理器の前面部がキッチンの前面部とほぼ同一平面に配置調整する設置作業時の作業性を向上することができる。
また、前後位置調整機構を機器前方の使用者が容易に触れる場所ではなく、上ユニット下面に構成したことで、使用者が意識せずに位置調整機構に触れて調整位置がずれる恐れがなく、組込式加熱調理器の前面部がキッチンの前面部とほぼ同一平面に配置したままの見栄えを維持することができる。
第2の発明は、特に第1の発明の下ユニットは、上部に左右外方へ伸びたフランジ部を備え、前後位置調整機構はフランジ部に形成した前後方向へ長い長穴と、フランジ部下方より長穴を貫通してフランジ部を上ユニット下面へ締め付けて係止する係止部とで構成され、係止部を緩めることで下ユニットが上ユニットに連結したまま長穴に沿って移動可能とする構成としたものである。
この構成により、係止部を緩めた状態では、下ユニットが上ユニットに連結したまま、長穴に沿って移動するため、前後方向へ下ユニットを直接手で操作して任意の位置へ移動しやすくすることができ、加熱調理器の前面部がキッチンの前面部とほぼ同一平面に配置調整する設置作業時の作業性を向上することができる。
また、係止部により下ユニットを好ましい位置で締め付け固定することで、位置調整後の位置に確実に下ユニットをとどまらせることができ、設置後使用者が誤って下ユニットにあたっても調整位置を保ち、加熱調理器の前面部がキッチンの前面部とほぼ同一平面に配置したままの見栄えを維持することができる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明の前後位置調整機構は、下方からみて下ユニットが上ユニット外郭ケースより突出しない位置になるよう調整可能としたものである。
この構成により、上下ユニットを水平な姿勢のまま同時にキッチン上部開口穴に挿入して組み込むことができる。したがって、上ユニット下面に下ユニットが連結された状態でキッチン上部開口穴から挿入されキッチンに組み込まれる際、キッチン上部開口穴に下ユニットが干渉しないように機器を傾けて挿入する必要がなくなる。このように、本発明によれば、機器を傾けて挿入する構成のものよりも、設置作業が容易行うことができるので設置作業性を向上することができる。
また、本発明によれば、機器を傾けて挿入する構成のものよりも、下ユニット前面がキッチン上部開口穴に挿入する時にキッチン上部開口穴の縁に衝突する恐れを低減することができる。
さらに、機器を傾けてキッチン上部開口穴に挿入するとキッチン上部にトッププレート前部干渉するため、挿入時トッププレート前部がキッチン上部に干渉しない寸法とする必要があった。一方、本発明によれば、キッチン上部開口穴上方より機器が水平な姿勢のままキッチン上部開口穴2に挿入して組み込むことができるので、挿入時のトッププレート前部とキッチン上部が衝突することがなく、トッププレート前部を機器前方へ広げることができ、鍋を置くトッププレートの面積を広くできるなど、使用性を向上することができる。
第4の発明は、特に第1〜第3のいずれかの発明において、キッチンの前面に設けられたキッチン前面開口部において扉で覆われない部分である扉横開口部を覆う着脱可能な前カバーを設ける構成としたものである。この構成により、下ユニットの扉がキッチンの前面部とほぼ同一平面に配置調整された後、前カバーを装着して、前カバーと扉でキッチン前面開口部の全体を隠すことができ、設置後の見栄えを向上することができる。
また、前カバーの装着により、容易に上ユニット下面の前後位置調整機構24に触れることができなくなるため、加熱調理器の下ユニット前面部がキッチンの前面部とほぼ同一平面に見栄えよく調整された状態を維持することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における組込式加熱調理器の概略構成を示す分解斜視図、図2は、同組込式加熱調理器を下から見た底面図、図3は、同組込式加熱調理器を、キッチンに組込んだ後、前カバーがセットされる前に前方から見た正面図、図4は、同組込式加熱調理器を、キッチンに組込んだ後に、前カバーがセットされた状態で右斜め後方より見た部分斜視図である。
図1〜4において、本実施の形態の組込式加熱調理器は、キッチン1に組み込んで使用される。キッチン1の上面にはキッチン上部開口穴2があり、組込式加熱調理器は、このキッチン上部開口穴2から挿入され、キッチン1に組み込まれる。
組込式加熱調理器は、上ユニット3及び下ユニット4から構成されている。上ユニット3の外郭は、上方が開口した略箱体形状に形成された上外郭ケース5、この上外郭ケース5の上部に設けられたトッププレート6および排気口12a、12bが設けられる排気口カバー12から構成されている。トッププレート6は、平板状の結晶化ガラスなどの電気絶縁物で形成されている。トッププレート6の使用者側には、加熱の開始/停止などを使用者が指示するための操作表示部7が設けられている。
上外郭ケース5内のトッププレート6下方には、高周波磁界を発生させることによって、トッププレート6上の被加熱物を誘導加熱する加熱コイル8を備えている。加熱コイル8の下方には、制御回路部9と加熱コイル8および制御回路部9を冷却するための冷却ファン10が配されている。上外郭ケース5の底面を構成する上外郭ケース下面5aには、冷却ファン10が吸気するための吸気口11が設けられる。トッププレート6の後方に設けられた排気口カバー12に、冷却ファン10からの冷却風を排気する排気口12aが設けられている。
また、下ユニット4は、下外郭ケース13、グリル加熱室14、前面板15および扉16を備える。下外郭ケース13は、前方と上方が開口した略箱体形状に形成されている。グリル加熱室14は、下外郭ケース13内の略中央部に配置され、前面が開口した略箱体形状に形成されている。前面板15は、グリル加熱室14前面に位置し、グリル加熱室14の前面開口部14aに嵌合して下外郭ケース13に固定されている。扉16は、グリル加熱室14の前面開口部14aを覆いふさぐように構成されている。この扉16は下ユニット前面部29と取手16aで構成され、組込式加熱調理器の前面部となる。扉16に連結された受け皿17と、受け皿17に載せられた焼き網18はグリル加熱室14に収められる。さらにグリル加熱室14内の焼き網18上部および下部にグリルヒーター28を配している。扉16と連結された受け皿17は前方から出し入れ自在に開閉することができる。
この下ユニット4は上外郭ケース5の前後左右幅よりも小さく、下方からみて上外郭ケース5よりも左右方向に突出する箇所がない。
さらに、グリル加熱室14後部には、略角筒状の排気筒が設けられており、排気筒は加熱室側排気筒19と排気口側排気筒20からなる。加熱室側排気筒19の一端は前方のグリル加熱室14に固定的に接続され、他端は排気口側排気筒20の内側に挿入されて嵌合接続される。排気口側排気筒20は一端が排気口側排気筒20の他端と嵌合し、他端はトッププレート6の後方で左右方向の略中央に設けられた排気口12bに上方へ向かって接続される。グリル加熱室14の煙は加熱室側排気筒19と排気口側排気筒20を経路として排気口12bへと移動し外部に排出される。ここで、加熱室側排気筒19と排気口側排気筒20との嵌合接続は前後方向嵌合とし、嵌合範囲内であれば自在に伸縮可能である。
さらに、下ユニット4は、下外郭ケース13の上部に左右外方へ伸びたフランジ部21を有し、左右のフランジ部21に前後に2箇所ずつ前後方向へ長い長穴22が形成されている。上ユニット3は、フランジ部21下方より長穴22を貫通して上ユニット下面へ係止する係止部23を有し、フランジ部21の長穴22とで上ユニット3と下ユニット4とを連結する連結機構を構成している。係止部23は、上外郭ケース下面5aに螺合するねじよりなり、係止部23のフランジ部21より下方に位置する端部は、長穴22の短径よりも大きい径の蝶ねじ頭形状としている。係止部23の蝶ねじを緩めることで下ユニット4が長穴22に沿って移動可能となり、下外郭ケース13をもって任意の位置に移動させ、係止部23の蝶ねじを締め付けて固定することで、上記上ユニット3と下ユニット4とを連結する連結機構は、前後位置調整機構24を兼ねている。
また、キッチン1の前面に形成されたキッチン前面開口部1aのうち、扉16で覆われない扉16の左右の部分である扉横開口部1aaを覆い隠すための前カバー25は、前面板15に設けられた前面板係合部26に係合爪27にて固定され、着脱可能としている。
以上のように構成された組込式加熱調理器について、以下、その動作、作用を説明する。
図5(a)は、本発明の第1の実施の形態における組込式加熱調理器をキッチンに組込んだ後、下ユニットを移動する前に右方より見た概略断面図、図5(b)は、同組込式加熱調理器をキッチンに組込んだ後、下ユニットを移動する前に右方より見た概略断面図、図6(a)は、同組込式加熱調理器を、キッチンに組込んだ後下ユニットを移動する前に右方から見た、排気筒の嵌合状態を示す概略断面図、図6(b)は、同組込式加熱調理器を、キッチンに組込んだ後下ユニットを移動した後に右方より見た概略断面図である。
組込式加熱調理器のキッチン1への設置方法を説明する。はじめに、上ユニット3下方から、係止部23の蝶ねじを緩め、下ユニット4が長穴22に沿って移動可能な状態とする。そして、下ユニット4を、下方からみて上外郭ケース5よりも突出しない位置に移動し、係止部23の蝶ねじを締め付けて固定する。この状態で、トッププレート6の左右端を持ち、機器が水平を保った状態で、トッププレート6とキッチン1上面の位置をあわせて、キッチン上部開口穴2に落とし込む。この際、扉16と連結された受け皿17は取り外しておく。
機器をキッチン上部開口穴2に挿入した後、扉16と連結された受け皿17をグリル加熱室14の前面開口部14aへ挿入して扉16を閉める。その後、扉横開口部1aaから手をいれて、再度、上ユニット3下方から、係止部23の蝶ねじを緩め、下ユニット4が長穴22に沿って移動可能な状態とする。
下ユニット4を手で持って、下ユニット前面部29を構成する扉16の前面がキッチン1の前面部とほぼ同一平面となるように下ユニット4の前後位置を調整してから、係止部23の蝶ねじを締め付けて固定する。その後、下外郭ケース13と扉横開口部1aaを覆い隠すための前カバー25を、前面板15にスリットが両側に形成された部分が凸状に折り曲げられて設けられた前面板係合部26に係合爪27を挿入して固定する。以上で、設置が完了となる。
次に設置された加熱調理器の加熱動作について説明する。
使用者が操作した内容を操作表示部7から送信される信号により、制御回路部9が機器内の加熱コイル8およびグリルヒーター28に電流を供給し加熱を開始するとともに加熱制御を行う。この際、制御回路部9および加熱コイル8には、流れる電流によるジュール熱で発熱する。このため、冷却ファン10を駆動させ、吸気口11から冷却ファン10により吸い込まれた空気を制御回路部9および加熱コイル8に向けて噴出して冷却し、トッププレート6後部の左右方向の略中央に設けられた排気口12bへと排熱する。
また、グリル調理は、受け皿17に載せた焼き網18に調理物をのせて、受け皿17をグリル加熱室14へ挿入して扉16を閉める。グリル加熱室14内のグリルヒーター28に通電され加熱が始まると、グリル加熱室14内の調理物から油煙が発生し、発生した煙はグリル加熱室14に連結された加熱室側排気筒19から排気口側排気筒20を通り、トッププレート6後方で左右方向の略中央に設けられ排気口側排気筒20に連通する排気口12bへと排出される。
また、操作表示部7は制御部から送信される信号により、機器が認識している情報を使用者へ表示により伝え、機器の操作を促す。使用者が加熱停止操作を行うと、操作表示部7から送信される信号により制御回路部9が機器内の加熱コイル8およびグリルヒーター28への電流供給を中止し、加熱が停止する。もちろん、操作表示部7と制御回路部9、そして制御回路部9と加熱コイル8およびグリルヒーター28は配線接続されている。特に、制御回路部9からグリルヒーター28への配線は、制御回路部9から上外郭ケース下面5aに設けた穴(図示せず)より、グリルヒーター28へ接続されている。制御回路部9からグリルヒーター28への配線は、グリル加熱室14の前後移動に伴う距離を考慮した長さとしており、キッチン1に挿入する際には、グリル加熱室14は後ろへ下がった位置となっているので制御回路部9からグリルヒーター28への配線は、下方へたるんだ状態となっている。上ユニット3と下ユニット4を、キッチン1に組込み後、下ユニット4を前に移動させて位置を調整すると当該配線のたるんでいた部分が配線としての調整の役割を果たし、ヒーター接続部28aは、下ユニット4の移動とともに、前方へ移動することとなる。
以上のように、本実施の形態において、下ユニット4は、上外郭ケース5の左右幅よりも小さく、上ユニット3下面に下ユニット4が連結された状態でキッチン上部開口穴2から挿入されて、キッチン1に組み込まれ、下ユニット4左右外方の上ユニット3下面に備えた上ユニット3と下ユニット4の連結機構を兼ねた前後位置調整機構24を用いて、キッチン1に挿入した後に、上ユニット3下方から調整可能な構成となっている。
この構成により、上ユニット3と下ユニット4の連結と前後位置調整に係る構成部品が少なく簡易に構成することができるとともに、上ユニット3と下ユニット4との前後位置の調整を上ユニット3下方から直接、下ユニット4を操作して下ユニット4を任意の位置まで容易に前後方向へ移動することができ、下ユニット前面部29がキッチン1の前面部とほぼ同一平面に配置調整する設置作業時の作業性を向上することができる。
また、前後位置調整機構24を機器前方の使用者が容易に触れる場所(例えば上ユニット3や下ユニット4の前面側)ではなく、前後位置調整機構24を上ユニット3下面に構成したことで、使用者が意識せずに前後位置調整機構24に触れて調整位置がずれる恐れがなく、下ユニット前面部29がキッチン1の前面部とほぼ同一平面に配置したままの見栄えを維持することができる。
また、本実施の形態において、前後位置調整機構24を、下ユニット4の上部に左右外方へ伸びたフランジ部21に形成した前後方向へ長い長穴22と、フランジ部21下方より長穴22を貫通して上ユニット3下面へ係止する係止部23とで構成し、係止部23を緩めることで下ユニット4が長穴22に沿って駆動可能とし、任意の位置で係止部23を締め付けて固定する構成とする。
この構成により、下ユニット4が長穴22に沿って移動するため、前後方向へ下ユニット4を直接手で操作して任意の位置へ移動しやすくすることができ、下ユニット前面部29がキッチン1の前面部とほぼ同一平面に配置調整する設置作業時の作業性を向上することができる。また、係止部23により下ユニット4を任意の位置で締め付け固定することで、位置調整後の位置に確実に下ユニット4をとどまらせることができ、設置後使用者が誤って下ユニット4にあたっても調整位置を保ち、下ユニット前面部29がキッチン1の前面部とほぼ同一平面に配置したままの見栄えを維持することができる。
またさらに、本実施の形態において、下ユニット4を、下方からみて上ユニット3外郭ケースよりも突出しない位置に調整可能としたことにより、上ユニット3下面に下ユニット4が連結された状態でキッチン上部開口穴2から挿入されキッチン1に組み込まれる際、キッチン上部開口穴2に下ユニット4が干渉しないように機器を傾けて挿入する必要がない。
したがって、キッチン上部開口穴2上方より機器が水平な姿勢のままキッチン上部開口穴2に挿入して組み込むことができるので、機器を傾けて挿入するよりも、設置作業が容易行うことができ作業性を向上することができる。また、機器を傾けて挿入するよりも、下ユニット4前面がキッチン上部開口穴2挿入時にキッチン上部開口穴2の縁に衝突する恐れを低減することができる。
さらに、機器を傾けてキッチン上部開口穴2に挿入するとキッチン1上部にトッププレート6前部干渉するため、挿入時にトッププレート6前部がキッチン1上部に干渉しない寸法とする必要があった。しかしながら本実施の形態の構成によれば、キッチン上部開口穴2上方より機器が水平な姿勢のままキッチン上部開口穴2に挿入して組み込むことができるので、挿入時のトッププレート6前部とキッチン上部が衝突することがなく、トッププレート6前部を機器前方へ広げることができ、鍋を置くトッププレート6の面積を広くできるなど、使用性を向上することができる。
さらに、本実施の形態において、扉横開口部1aaと下ユニット前面部29との左右の隙間を覆う着脱可能な前カバー25を設けたことにより、下ユニット前面部29がキッチン1の前面部とほぼ同一平面に配置調整後、前カバー25を装着してキッチン前面開口部1a全体を隠すことができ、設置後の見栄えを向上することができる。
また、前カバー25の装着により、容易に上ユニット3下面の前後位置調整機構24に触れることができなくなるため、下ユニット前面部29がキッチン1の前面部とほぼ同一平面に見栄えよく調整された状態を維持することができる。
以上のように、本発明にかかる組込式加熱調理器は、加熱調理器をキッチン等に組み込んだ後に、加熱調理器の前面部がキッチンの前面部とほぼ同一平面に配置調整する設置作業時の作業性を向上することができるので、キッチンに組み込んで設置する加熱調理器に適用できる。
1 キッチン
1a キッチン前面開口部
1aa 扉横開口部
2 キッチン上部開口穴
3 上ユニット
4 下ユニット
5 上外郭ケース
5a 上外郭ケース下面
6 トッププレート
7 操作表示部
8 加熱コイル
9 制御回路部
10 冷却ファン
11 吸気口
12 排気口カバー
12a、12b 排気口
13 下外郭ケース
14 グリル加熱室
14a 前面開口部
15 前面板
16 扉
17 受け皿
18 焼き網
19 加熱室側排気筒
20 排気口側排気筒
21 フランジ部
22 長穴
23 係止部
24 前後位置調整機構
25 前カバー
26 前面板係合部
27 係合爪
28 グリルヒーター
28a ヒーター接続部
29 下ユニット前面部

Claims (4)

  1. 被加熱物を置載するトッププレート、前記トッププレートが上面に配置された上外郭ケースおよび前記上外郭ケース内に設けられかつ前記トッププレート下方に配置されて前記被加熱物を加熱する加熱体を有する上ユニットと、
    前記上ユニットの下方に設けられた下外郭ケース、前面に前面開口部を有し内部を加熱するグリル加熱室および前記前面開口部を開閉する扉を有する下ユニットと、
    前記上ユニットと前記下ユニットとの前後位置関係を調整する前後位置調整機構と、
    を備え、
    前記下ユニットは、前記上ユニット下面に前記位置調整機構で連結された状態でキッチンの上面に設けられたキッチン上部開口穴から挿入され、かつ左右幅が前記上外郭ケースの左右幅よりも小さく構成され、
    前記上ユニットと前記下ユニットが前記キッチン上部開口穴に挿入された後に、前記前後位置調整機構により前記上ユニットと前記下ユニットとの前後位置関係の調整が上ユニット下方から可能である、
    組込式加熱調理器。
  2. 前記下ユニットは、上部に左右外方へ伸びたフランジ部を備え、前記前後位置調整機構は、前記フランジ部に形成した前後方向へ長い長穴と、前記フランジ部下方より前記長穴を貫通して前記フランジ部を上ユニット下面へ締め付けて係止する係止部とで構成され、前記係止部を緩めることで前記下ユニットが前記上ユニットに連結したまま前記長穴に沿って移動可能とする構成とした請求項1記載の組込式加熱調理器。
  3. 前記前後位置調整機構は、下方からみて前記下ユニットが前記上ユニット外郭ケースより突出しない位置になるよう調整可能とした請求項1または2に記載の組込式加熱調理器。
  4. 前記キッチンの前面に設けられ、前記扉横の開口部を覆う着脱可能な前カバーを設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の組込式加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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