JP2014211191A - 双方向クラッチ装置 - Google Patents

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太郎 磯部
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俊一 渡邉
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Isamu Morimoto
勇 森本
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Haruhi Iuchi
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Abstract

【課題】出力側からの外力が入力側に伝達されることを阻止し、1つの入力部から複数の出力軸に選択的に回転力を伝達できる双方向クラッチ装置を提供する。【解決手段】入力側からの双方向の回転力は出力側に伝達するが出力側からの回転力は入力側に伝達しない複数個の逆入力遮断クラッチ16a、16bと、回転力を入力する入力部14と、入力部14からの回転力を複数個の逆入力遮断クラッチクラッチ16a、16bの入力側に伝達する歯車機構18、19とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、一つの入力側と複数の出力側を有し、入力側からの双方向の回転力をいずれかの出力側に伝達するが、出力側からの回転力は入力側に伝達しない双方向クラッチ装置に関する。
双方向クラッチは、入力側からの双方向の駆動力を出力側に伝達するものであるが、さらに、出力側からの外力を入力側に伝達しないようにしたものがある。このようなクラッチは逆入力遮断クラッチと呼ばれ、出力部材となる従動側部材に回転力が与えられると、従動側部材がロックされる機構を有し、そのロックによって従動側部材が回転できなくなり、出力側からの回転力は入力側に伝達されないようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、シャフトの一方の方向のみの回転力を外輪に伝達するワンウェイクラッチがある(例えば、特許文献2参照)。ワンウェイクラッチは、シャフトが回転力を伝達できる方向に回転するときは、外輪に形成された楔形状空間とシャフトとの間に設置された転動体が楔形状空間の狭幅部へ移動することでシャフトと外輪とが噛合い状態に至りシャフトの回転力を外輪に伝達し、一方、シャフトが逆方向へ回転したときは、転動体が楔形状空間の広幅部へ移動することで転動体の噛み合い状態が解除されてシャフトの回転は空転となり、外輪に回転力を伝達しないものである。
特開2000−199532号公報 特開2000−356230号公報
逆入力遮断クラッチは、例えば、車輪操舵装置に用いられる。車輪操舵装置に用いられる逆入力遮断クラッチは、モータからの回転力を連結ロッドに伝達して車輪を操舵する一方、車輪からの外力を受けた場合にはモータへの逆入力トルクを遮断する。また、ワンウェイクラッチは、例えば、複写機の用紙ストックからカット紙を連続して送り出すのに使用されている。
一方、出力側からの外力を入力側に伝達しないようにし、1つの入力部から複数の出力軸に回転力を伝達することや、複数の出力軸のうちのいずれかを選択して回転力を伝達するようにすることが要請されている。
本発明の目的は、出力側からの外力が入力側に伝達されることを阻止し、1つの入力部から複数の出力軸に選択的に回転力を伝達できる双方向クラッチ装置を提供することである。
請求項1の発明に係る双方向クラッチ装置は、入力側からの双方向の回転力は出力側に伝達するが出力側からの回転力は入力側に伝達しない複数個の逆入力遮断クラッチと、回転力を入力する入力部と、前記入力部からの回転力を前記複数個の逆入力遮断クラッチの入力側に伝達する歯車機構とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明に係る双方向クラッチ装置は、請求項1の発明において、前記複数個の逆入力遮断クラッチの少なくとも2つの逆入力遮断クラッチの入力側に、入力側からの一方向の回転力のみを出力側に伝達する同一方向のワンウェイクラッチを設けたことを特徴とする。
請求項3の発明に係る双方向クラッチ装置は、請求項1または2の発明において、前記歯車機構の一部の歯車を、回転力を入力する歯車と回転力を出力する歯車との2段構成としたことを特徴とする。
本発明によれば、出力側からの外力が入力側に伝達されることを阻止し、1つの入力部から複数の出力軸に選択的に回転力を伝達できる。
本発明の実施形態に係る双方向クラッチ装置の分解斜視図。 本発明の実施形態に係る双方向クラッチ装置の外観斜視図。 本発明の実施形態に係る双方向クラッチ装置の歯車機構の一例の説明図。 図3に示す歯車機構の動作の一例を示す動作説明図。 本発明の実施形態に係る双方向クラッチ装置の歯車機構の他の一例の説明図。 図5に示す歯車機構の動作の一例を示す動作説明図。 本発明の実施形態に係る双方向クラッチ装置の歯車機構の別の他の一例の説明図。 図7に示す歯車機構の動作の一例を示す動作説明図。 図7に示す歯車機構の逆入力遮断クラッチに異なる方向のワンウェイクラッチを取り付けた場合の歯車機構の動作の一例を示す動作説明図。
以下、本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の実施形態に係る双方向クラッチ装置の分解斜視図である。図1では、1つの入力部に対し2個の出力軸を有した双方向クラッチ装置を示している。
図1に示すように、容器11の底部には、シャフト12a、12bを回転可能に支承するシャフト支承部13a、13b、及び入力部14の回転軸を回転可能に支障する入力部支承部15が設けられている。シャフト12a、12bは、出力軸となる逆入力遮断クラッチ16a、16bの入力側に連結され、ベアリング17a、17b介して、それぞれ歯車18a、18bの中央部孔に設けられたワンウェイクラッチ25a、25bを貫通してシャフト支承部13a、13bで支承される。
すなわち、歯車18a、18bの中央部孔にはワンウェイクラッチ25a、25bが取り付けられ、ワンウェイクラッチ25a、25bはシャフト12a、12bとの噛み合いや解除を行う。ワンウェイクラッチ25a、25bがシャフト12a、12bと噛み合ったときは、歯車18a、18bの回転力がシャフト12a、12bに伝達され、ワンウェイクラッチ25a、25bがシャフト12a、12bとの噛み合い状態を解除したときは、歯車18a、18bは空転し、シャフト12a、12bに回転力の伝達を行わない。シャフト12aの歯車18aは、回転力を入力する歯車18a1と回転力を出力する歯車18a2との2段構成となっている。
また、入力部14の回転軸には歯車19が取り付けられ、入力部14の歯車19は、後述するように、シャフト12aの歯車18a1と係合する。そして、シャフト12aの歯車18a2とシャフト12bの歯車18bとが係合する。
前述したように、シャフト12a、12bの一端はシャフト支承部13a、13bで支承され、他端は逆入力遮断クラッチ16a、16bの入力側に連結される。そして、逆入力遮断クラッチ16a、16bの出力側は、ワッシャ20a、20bを介して蓋21の取出穴22a、22bから外部に突出して蓋21に取り付けられる。また、入力部14の一端は入力部支承部15で支承され、他端は蓋21の取出穴23から外部に取り出される。
また、蓋21には取付穴24a、24b、24cが設けられている。なお、容器11には取付穴24a、24b、24cの図示を省略している。この取付穴24a、24b、24cは、蓋21及び容器11を貫通して設けられ、例えば、ボルトを通して双方向クラッチ装置を取り付けることになる。
図2は本発明の実施形態に係る双方向クラッチ装置の外観斜視図である。図2に示すように、逆入力遮断クラッチ16a、16bの出力側が蓋21から突出して取り出され、逆入力遮断クラッチ16a、16bの出力側の部材が出力軸となる。また、入力部14の他端が蓋21の外部に取り出され、入力部14の連結穴に軸が挿入され回転力が入力される。
図3は本発明の実施形態に係る双方向クラッチ装置の歯車機構の一例の説明図であり、図3(a)は歯車機構の一例の平面図、図3(b)は歯車機構の一例の斜視図である。
図3において、入力部14の歯車19は、シャフト12aの2段構成の歯車18aの入力用の歯車18a1と係合して入力部14の回転力を歯車18a1に伝達する。また、シャフト12aの出力用の歯車18a2とシャフト12bの歯車18bとが係合して、歯車18a2の回転力を歯車18bに伝達する。
図4は図3に示す歯車機構の動作の一例を示す動作説明図であり、図4(a)はシャフト12a、12bに連結される図示省略の逆入力遮断クラッチ16a、16bの出力軸に時計方向(右回転方向)の逆入力が加わった場合の動作説明図、図4(b)はシャフト12a、12bに連結される図示省略の逆入力遮断クラッチ16a、16bの出力軸に反時計方向(左回転方向)の逆入力が加わった場合の動作説明図、図4(c)は入力部14に時計方向の回転力が加わった場合の動作説明図、図4(d)は入力部14に反時計方向の回転力が加わった場合の動作説明図である。
図4(a)及び図4(b)に示すように、シャフト12a、12bに連結される図示省略の逆入力遮断クラッチ16a、16bの出力軸に時計方向または反時計方向の逆入力が加わった場合は、逆入力遮断クラッチ16a、16bのロック機能によりシャフト12a、12bの回転は阻止されるので、出力軸からの逆入力は入力側の入力部14に伝達されることはない。
次に、図4(c)に示すように、入力部14に時計方向の回転力が加わった場合には、入力部14の歯車19が時計方向に回転する。入力部14の歯車19はシャフト12aの歯車18a1と係合しているので、シャフト12aの歯車18a1、18a2は反時計方向に回転する。また、シャフト12bの歯車18bは、シャフト12aの歯車18a2と係合しているので時計方向に回転する。
ここで、シャフト12a、12bには、図1に示したように、ワンウェイクラッチ25a、25bが取り付けられており、このワンウェイクラッチ25a、25bは、歯車18a(18a1、18a2)、18bが反時計方向に回転したときにはシャフト12a、12bにロックされ入力側からの回転力を出力側に伝達し、時計方向に回転したときにはシャフト12a、12bへのロックが解除されて空転し、入力側からの回転力を出力側に伝達しないものである。つまり、歯車18a、18bには、同一方向のワンウェイクラッチが取り付けられている。
従って、入力部14に時計方向の回転力が加わった場合には、歯車18a1、18a2が反時計方向に回転するので、歯車18a(18a1、18a2)はシャフト12aにロックされ、シャフト12aに回転力を伝達するので逆入力遮断クラッチ16aの出力軸が回転する。つまり、入力部14の時計方向の回転力は逆入力遮断クラッチ16aの出力軸の反時計方向の回転力として伝達される。
一方、シャフト12bの歯車18bは時計方向に回転するので、歯車18bはシャフト12bへのロックが解除され歯車18bは空転する。従って、シャフト12bに回転力を伝達することができないので、シャフト12bの出力軸には回転力は伝達されない。つまり、入力部14の時計方向の回転力はシャフト12bの出力軸には伝達されない。
次に、図4(d)に示すように、入力部14に反時計方向の回転力が加わった場合には、入力部14の歯車19が反時計方向に回転する。入力部14の歯車19はシャフト12aの歯車18a1と係合しているので、歯車18a1、18a2は時計方向に回転する。また、シャフト12bの歯車18bは、シャフト12aの歯車18a2と係合しているので反時計方向に回転する。
従って、入力部14に反時計方向の回転力が加わった場合には、歯車18a1、18a2が時計方向に回転するので、歯車18a(18a1、18a2)はシャフト12aへのロックが解除され歯車18a(18a1、18a2)は空転する。従って、シャフト12aに回転力を伝達することができないので、逆入力遮断クラッチ16aの出力軸には回転力は伝達されない。つまり、入力部14の反時計方向の回転力は逆入力遮断クラッチ16aの出力軸には伝達されない。
一方、シャフト12bの歯車18bは反時計方向に回転するので、歯車18bはシャフト12bにロックされ、逆入力遮断クラッチ16bの出力軸が回転する。つまり、入力部14の反時計方向の回転力は逆入力遮断クラッチ16aの出力軸の反時計方向の回転力として伝達される。
このように、入力部14の回転方向を時計方向に回転させたときは逆入力遮断クラッチ16aに回転力を伝達し、入力部14の回転方向を反時計方向に回転させたときは逆入力遮断クラッチ16bに回転力を伝達する。つまり、出力側からの外力を入力側に伝達しないようにし、入力部14の回転方向を変えることによって、2個の出力軸のうちのいずれかを選択して回転力を伝達することができる。
以上の説明では、ワンウェイクラッチ25a、25bを設けた場合について説明したが、ワンウェイクラッチ25a、25bを設けずに、歯車18a(18a1、18a2)、18bをシャフト12a、12bに固定して取り付けるようにしてもよい。この場合は、複数の出力軸のうちのいずれかを選択して回転力を伝達することはできないが、出力側からの外力を入力側に伝達しないようにし、1つの入力部14から複数の出力軸に回転力を伝達することができる。
図5は本発明の実施形態に係る双方向クラッチ装置の歯車機構の他の一例の説明図であり、図5(a)は歯車機構の他の一例の平面図、図5(b)は歯車機構の他の一例の斜視図である。この他の一例は、図3に示した一例に対し、シャフト12aの2段構成の歯車18a(18a1、18a2)に代えて、1段構成の歯車18aとしたものである。
図5において、入力部14の歯車19は、シャフト12aの1段構成の歯車18aと係合して入力部14の回転力を歯車18aに伝達する。また、シャフト12aの歯車18aとシャフト12bの歯車18bとが係合して、歯車18aの回転力を歯車18bに伝達する。このように、シャフト12aの歯車18aは、入力部14の歯車19とシャフト12bの歯車18bとの双方に係合する。
図6は図5に示す歯車機構の動作の一例を示す動作説明図であり、図6(a)はシャフト12a、12bに連結される図示省略の逆入力遮断クラッチ16a、16bの出力軸に時計方向の逆入力が加わった場合の動作説明図、図6(b)はシャフト12a、12bに連結される図示省略の逆入力遮断クラッチ16a、16bの出力軸に反時計方向の逆入力が加わった場合の動作説明図、図6(c)は入力部14に時計方向の回転力が加わった場合の動作説明図、図6(d)は入力部14に反時計方向の回転力が加わった場合の動作説明図である。
この場合も、図4に示した場合と同様な動作となる。図6(a)及び図6(b)に示すように、シャフト12a、12bに連結される図示省略の逆入力遮断クラッチ16a、16bの出力軸に時計方向または反時計方向の逆入力が加わった場合は、逆入力遮断クラッチ16a、16bのロック機能によりシャフト12a、12bの回転は阻止されるので、出力軸からの逆入力は入力側の入力部14に伝達されることはない。
また、図6(c)に示すように、入力部14の回転方向を時計方向に回転させたときは、逆入力遮断クラッチ16aの出力軸に回転力を伝達し、図6(d)に示すように、入力部14の回転方向を反時計方向に回転させたときは、逆入力遮断クラッチ16bの出力軸に回転力を伝達する。この場合、シャフト12aの歯車18aは、入力部14の歯車19とシャフト12bの歯車18bとの双方に係合する。
この場合において、ワンウェイクラッチ25a、25bを設けずに、歯車18a、18bをシャフト12a、12bに固定して取り付けるようにしてもよい。この場合も、図4の場合と同様に、複数の出力軸のうちのいずれかを選択して回転力を伝達することはできないが、出力側からの外力を入力側に伝達しないようにし、1つの入力部14から複数の出力軸に回転力を伝達することができる。
図7は本発明の実施形態に係る双方向クラッチ装置の歯車機構の別の他の一例の説明図であり、図7(a)は歯車機構の別の他の一例の平面図、図7(b)は歯車機構の別の他の一例の斜視図である。この別の他の一例は、図5に示した他の一例に対し、ワンウェイクラッチを有していない歯車18cをワンウェイクラッチ25aを有した歯車18aとワンウェイクラッチ25bを有した歯車18bとの間に設けたものである。
図7において、入力部14の歯車19は、シャフト12aの歯車18aと係合して、入力部14の回転力を歯車18aに伝達する。また、シャフト12aの歯車18aと、ワンウェイクラッチを有していない歯車18cとが係合して、歯車18aの回転力を歯車18cに伝達する。そして、歯車18cとシャフト12bの歯車18bとが係合して、歯車18cの回転力を歯車18bに伝達する。つまり、歯車18cは、シャフト12bの歯車18bの回転方向がシャフト12aの歯車18aの回転方向と同じになるように回転力を伝達するものである。
図8は図7に示す歯車機構の動作の一例を示す動作説明図であり、図8(a)はシャフト12a、12bに連結される図示省略の逆入力遮断クラッチ16a、16bの出力軸に時計方向の逆入力が加わった場合の動作説明図、図8(b)はシャフト12a、12bに連結される図示省略の逆入力遮断クラッチ16a、16bの出力軸に反時計方向の逆入力が加わった場合の動作説明図、図8(c)は入力部14に時計方向の回転力が加わった場合の動作説明図、図8(d)は入力部14に反時計方向の回転力が加わった場合の動作説明図である。
図8(a)及び図8(b)に示すように、シャフト12a、12bに連結される図示省略の逆入力遮断クラッチ16a、16bの出力軸に時計方向または反時計方向の逆入力が加わった場合は、逆入力遮断クラッチ16a、16bのロック機能によりシャフト12a、12bの回転は阻止されるので、出力軸からの逆入力は入力側の入力部14に伝達されることはない。
また、図8(c)に示すように、入力部14の回転方向を時計方向に回転させたときは、歯車19と歯車18aとの係合により、逆入力遮断クラッチ16aに反時計方向の回転力を伝達する。さらに、歯車18aと歯車18cとの係合、及び歯車18cと歯車18bとの係合により、逆入力遮断クラッチ16bにも、逆入力遮断クラッチ16aと同じ回転方向(反時計方向)の回転力を伝達する。
逆入力遮断クラッチ16a、16bには、歯車18a、18bが反時計方向に回転したときにロックし時計方向に回転したときはロックを解除する同じ(同一方向の)ワンウェイクラッチ25a、25bが取り付けられているので、入力部14に時計方向の回転力が加わった場合(シャフト12a、12bに反時計方向の回転力が加わった場合)には、逆入力遮断クラッチ16a、16bの双方の出力軸が回転する。つまり、逆入力遮断クラッチ16a、16bの双方の出力軸に反時計方向の回転力が伝達される。
一方、図8(d)に示すように、入力部14の回転方向を反時計方向に回転させたときは、歯車19と歯車18aとの係合により、歯車18aに時計方向の回転力を伝達する。さらに、歯車18aと歯車18cとの係合、及び歯車18cと歯車18bとの係合により、歯車18bにも、逆入力遮断クラッチ16aの歯車18aと同じ回転方向(時計方向)の回転力を伝達する。
歯車18a、18bには、歯車18a、18bが反時計方向に回転したときにロックし時計方向に回転したときはロックを解除する同じ(同一方向の)ワンウェイクラッチ25a、25bが取り付けられているので、入力部14に反時計方向の回転力が加わった場合(シャフト12a、12bに時計方向の回転力が加わった場合)には、ロックが解除されて歯車18a、18bは空転し入力側からの回転力は出力側に伝達されない。つまり、逆入力遮断クラッチ16a、16bの双方の出力軸に回転力が伝達されない。
この場合において、ワンウェイクラッチ25a、25bを設けずに、歯車18a、18bをシャフト12a、12bに固定して取り付けるようにしてもよい。この場合、入力部14に時計方向の回転力が加わった場合には、逆入力遮断クラッチ16a、16bの双方の出力軸に反時計方向の回転力が伝達され、入力部14に反時計方向の回転力が加わった場合には、逆入力遮断クラッチ16a、16bの双方の出力軸に時計方向の回転力が伝達される。このように、出力側からの外力を入力側に伝達しないようにしつつ、1つの入力部14から複数の出力軸に回転力を伝達することができる。
また、歯車18a、18bに同一方向のワンウェイクラッチ25a、25bを取り付けることに代えて、逆方向のワンウェイクラッチを取り付けてもよい。例えば、歯車18aには反時計方向に回転したときにロックするワンウェイクラッチを取り付け、歯車18bには時計方向に回転したときにロックする逆方向のワンウェイクラッチを取り付ける。
図9は、その場合の歯車機構の動作の一例を示す動作説明図であり、図9(a)は入力部14に時計方向の回転力が加わった場合の動作説明図、図9(b)は入力部14に反時計方向の回転力が加わった場合の動作説明図である。
図9(a)に示すように、入力部14の回転方向を時計方向に回転させたときは、歯車18aは反時計方向に回転する。歯車18aには、歯車18aが反時計方向に回転したときにロックするワンウェイクラッチ25aが取り付けられているので、シャフト12aがロックされ回転し逆入力遮断クラッチ16aの出力軸が回転する。一方、歯車18bには、歯車18bが時計方向に回転したときにロックするワンウェイクラッチ(反時計方向に回転したときにロック解除するワンウェイクラッチ)25bが取り付けられているので、歯車18bは空転しシャフト12bは回転しない。従って、逆入力遮断クラッチ16bの出力軸には回転力は伝達されない。
図9(b)に示すように、入力部14の回転方向を反時計方向に回転させたときは、歯車18aは時計方向に回転する。歯車18aには、歯車18aが反時計方向に回転したときにロックするワンウェイクラッチ25aが取り付けられているので、シャフト12aはロックされない。従って、逆入力遮断クラッチ16aの歯車18aは空転し逆入力遮断クラッチ16aの出力軸には回転力は伝達されない。一方、歯車18bには、歯車18bが時計方向に回転したときにロックするワンウェイクラッチ25bが取り付けられているので、シャフト12bがロックされ回転する。従って、逆入力遮断クラッチ16bの出力軸が回転する。
このように、歯車18cを有する歯車機構において、歯車18a、18bに逆方向のワンウェイクラッチを取り付けた場合は、逆入力遮断クラッチ16a、16bの出力軸の動作は図4の場合と同じ動作となる。すなわち、入力部14の回転方向を時計方向に回転させたときは逆入力遮断クラッチ16aに回転力を伝達し、入力部14の回転方向を反時計方向に回転させたときは逆入力遮断クラッチ16bに回転力を伝達する。つまり、出力側からの外力を入力側に伝達しないようにし、入力部14の回転方向を変えることによって、2個の出力軸のうちのいずれかを選択して回転力を伝達することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…容器、12…シャフト、13…シャフト支持部、14…入力部、15…入力部支承部、16…逆入力遮断クラッチ、17…ベアリング、18…歯車、19…歯車、20…ワッシャ、21…蓋、22…取出穴、23…取出穴、24…取付穴、25…ワンウェイクラッチ

Claims (3)

  1. 入力側からの双方向の回転力は出力側に伝達するが出力側からの回転力は入力側に伝達しない複数個の逆入力遮断クラッチと、
    回転力を入力する入力部と、
    前記入力部からの回転力を前記複数個の逆入力遮断クラッチの入力側に伝達する歯車機構とを備えたことを特徴とする双方向クラッチ装置。
  2. 前記複数個の逆入力遮断クラッチの少なくとも2つの逆入力遮断クラッチの入力側に、入力側からの一方向の回転力のみを出力側に伝達する同一方向のワンウェイクラッチを設けたことを特徴とする請求項1に記載の双方向クラッチ装置。
  3. 前記歯車機構の一部の歯車を、回転力を入力する歯車と回転力を出力する歯車との2段構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載の双方向クラッチ装置。
JP2013087493A 2013-04-18 2013-04-18 双方向クラッチ装置 Pending JP2014211191A (ja)

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