JP2014210998A - ラミネートテープ用基布及び当該基布を用いたラミネートテープ - Google Patents

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Abstract

【課題】薄くて軽量な編物(ニット)で構成され、タテ方向(長手方向)の強度を維持しながら、ヨコ方向(幅方向)の手切れ性を確保すると共に、樹脂層を積層して編地が固定されるまでの製造段階においてループがヨコ方向にずれて編地が乱れることのないラミネートテープ用基布及び当該基布を用いたラミネートテープを提供する。
【解決手段】編地の長さ方向に並列した経糸群がタテ方向に連続してループを形成するタテ編地であって、前記タテ編地に形成されたウェールを構成する各ループが他のウェールを構成する他のループに前記経糸によって連結されてなると共に、前記タテ編地の各ループを形成する前記経糸の間を縫うようにして、前記経糸よりも繊度の太い緯糸が各シンカーループに保持されてなるヨコ糸挿入編地からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラミネートテープ用基布に関するものである。また、本発明は、当該基布を用いたラミネートテープに関するものである。例えば、梱包用の粘着テープのように任意位置での手切れ性がよく、長手方向での所定の強さと被貼着品に対する追従性が要求されるラミネートテープに関するものである。
現在では、段ボール箱による荷造りや梱包作業等において、従来のロープや紐に替えて粘着テープが用いられている。これらの粘着テープには、例えば、レーヨン紡績糸、レーヨンマルチフィラメントヤーン、フラットヤーン(スリットヤーン又はスプリットヤーン)などを用いた織物にポリエチレン樹脂層などを積層したラミネートテープ(業界での呼称)が使用されている。
これらのラミネートテープには、タテ方向(長手方向)の強度を維持しながら、ヨコ方向(幅方向)の手切れ性を確保するために、経糸の繊度を緯糸の繊度より細くして織成した平織物などが基布として使用されている。このことにより、経糸の引裂き強さが低く、且つ、緯糸の引裂き強さが高くなり、ヨコ方向(幅方向)の手切れ性がよくなるというものである。
これらのラミネートテープ用基布には、薄くて軽量なものが要求される。しかし、織物において、特にレーヨン紡績糸を用いた平織物においては、薄さ軽さに限界があった。そこで、空隙率が大きく薄くて軽量な編物(ニット)を用いたラミネートテープ用基布が提案されている。
例えば、本発明の出願人が権利を有する下記特許文献1に示されるラミネートテープ用基布は、マルチフィラメントの経糸で形成された多数の並列した独立鎖編み(ウェール)の全幅に亘ってフラットヤーンの横入れ糸が挿入されたタテ編地で形成されている。
特許第3388315号
ところで、上記特許文献1においては、経糸にポリエステルのマルチフィラメント、緯糸にポリオレフィンのフラットヤーンが使用され、薄くて軽量であり、且つ、ヨコ方向(幅方向)の手切れ性がよいラミネートテープ用基布を構成することができる。
しかし、上記特許文献1のラミネートテープ用基布においては、独立鎖編みを構成する各ループが、同じウェール内のタテ方向にのみ連結してヨコ方向にある他のウェールと連結されておらず、且つ、全幅に亘って挿入される横入れ糸が滑り性のあるフラットヤーンから構成されている。
これらことから、タテ編地を編成してからポリエチレン樹脂層などを積層して編地が固定されるまでの製造段階において、各独立鎖編みのループがフラットヤーンに沿ってヨコ方向にずれて編地が乱れるという問題があった。
そこで、本発明は、以上のようなことに対処して、薄くて軽量な編物(ニット)で構成され、タテ方向(長手方向)の強度を維持しながら、ヨコ方向(幅方向)の手切れ性を確保すると共に、樹脂層を積層して編地が固定されるまでの製造段階においてループがヨコ方向にずれて編地が乱れることのないラミネートテープ用基布及び当該基布を用いたラミネートテープを提供することを目的とする。
上記課題の解決にあたり、本発明者は、鋭意研究の結果、タテ編地として各ウェールが横方向に適度に連結した編地を採用することにより、当該タテ編地を構成する各ループがヨコ糸に沿ってヨコ方向にずれることがないことを見出し本発明の完成に至った。
即ち、本発明に係るラミネートテープ用基布は、請求項1の記載によると、
編地の長さ方向に並列した経糸群がタテ方向に連続してループを形成するタテ編地であって、
前記タテ編地に形成されたウェールを構成する各ループが他のウェールを構成する他のループに前記経糸によって連結されてなると共に、
前記タテ編地の各ループを形成する前記経糸の間を縫うようにして、前記経糸よりも繊度の太い緯糸が各シンカーループに保持されてなるヨコ糸挿入編地からなることを特徴とする。
また、本発明は、請求項2の記載によると、請求項1に記載のラミネートテープ用基布であって、
前記タテ編地は、デンビー編地であることを特徴とする。
また、本発明は、請求項3の記載によると、請求項1又は2に記載のラミネートテープ用基布であって、
前記経糸は、マルチフィラメントヤーンからなり、前記緯糸は、フラットヤーン又はマルチフィラメントヤーンからなることを特徴とする。
また、本発明は、請求項4の記載によると、請求項3に記載のラミネートテープ用基布であって、
前記経糸は、ポリエステル樹脂からなるマルチフィラメントヤーンであって、前記緯糸は、ポリオレフィン樹脂からなるフラットヤーンであることを特徴とする。
また、本発明は、請求項5の記載によると、請求項3に記載のラミネートテープ用基布であって、
前記経糸は、がポリエステル樹脂からなるマルチフィラメントヤーンであって、前記緯糸は、ポリエステル樹脂からなるマルチフィラメントヤーンであることを特徴とする。
また、本発明に係るラミネートテープは、請求項6の記載によると、
請求項1〜5のいずれか1つに記載のラミネートテープ用基布に対して、片面又は両面に樹脂層が形成されている。
また、本発明は、請求項7の記載によると、請求項6に記載のラミネートテープであって、
前記樹脂層を形成する樹脂は、ポリオレフィン樹脂であることを特徴とする。
また、本発明は、請求項8の記載によると、請求項6又は7に記載のラミネートテープであって、
タテ方向の引張強さ(経糸を引っ張る強さ)が、ヨコ方向の引張強さ(緯糸を引っ張る強さ)の70%以下の強度であることを特徴とする。
また、本発明は、請求項9の記載によると、請求項6又は7に記載のラミネートテープであって、
タテ糸引裂強さ(経糸を横断して引裂く強さ)が、ヨコ糸引裂強さ(緯糸を横断して引裂く強さ)の70%以下の強度であることを特徴とする。
また、本発明に係るラミネートテープは、請求項10の記載によると、
請求項6〜9のいずれか1つに記載のラミネートテープの片面又は両面に粘着樹脂層が形成されている。
上記構成によれば、本発明に係るラミネートテープ用基布は、薄くて軽量なタテ編地(ニット)で構成されている。また、このタテ編地においては、編地に形成されたウェールを構成する各ループが他のウェールを構成する他のループに対して、当該ループを形成する経糸によって連結されている。このことにより、並列した各ウェール同士が適度に連結されており編地が乱れるということがない。
また、この編組織では、タテ編地の各ループを形成する経糸の間を縫うようにして、経糸よりも繊度の太い緯糸が挿入され各シンカーループに保持されている。このことにより、ラミネートテープのヨコ方向(幅方向)の強度を強くして、且つ、タテ方向(長手方向)の強度を維持しながら、ヨコ方向(幅方向)の手切れ性を確保することができる。
また、上記構成によれば、タテ編地としてデンビー編地を採用するようにしてもよい。このことにより、当該タテ編地を構成する各ループが隣接する他のループとヨコ方向に連結し、各ループが挿入されたヨコ糸に沿って各ループがヨコ方向にずれることがない。
また、上記構成によれば、本発明に係るラミネートテープ用基布においては、経糸としてマルチフィラメントヤーンを使用するようにしてもよい。更に、緯糸としてフラットヤーン又はマルチフィラメントヤーンを使用するようにしてもよい。このことにより、ラミネートテープ用基布は、より薄く軽量なものとなる。また、ヨコ方向(幅方向)の強度を強くして、且つ、タテ方向(長手方向)の強度を維持しながら、ヨコ方向(幅方向)の手切れ性を更に向上することができる。
また、経糸は、ポリエステル樹脂からなるマルチフィラメントヤーンであってもよい。一方、緯糸は、ポリオレフィン樹脂からなるフラットヤーン、又は、ポリエステル樹脂からなるマルチフィラメントヤーンであってもよい。
また、上記構成によれば、本発明に係るラミネートテープは、上記のラミネートテープ用基布に対して、片面又は両面に樹脂層が形成されている。この樹脂層を形成する樹脂としては、ポリオレフィン樹脂を採用するようにしてもよい。
また、上記構成によれば、本発明に係るラミネートテープのタテ方向の引張強さ(経糸を引っ張る強さ)は、ヨコ方向の引張強さ(緯糸を引っ張る強さ)の70%以下の強度であることが好ましい。或いは、本発明に係るラミネートテープのタテ糸引裂強さ(経糸を横断して引裂く強さ)は、ヨコ糸引裂強さ(緯糸を横断して引裂く強さ)の70%以下の強度であることが好ましい。
このように、タテ方向の強度とヨコ方向の強度とのバランスがこのようになれば、タテ方向(長手方向)の強度を維持しながら、ヨコ方向(幅方向)の手切れ性を更に向上することができる。
よって、本発明によれば、薄くて軽量な編物(ニット)で構成され、タテ方向(長手方向)の強度を維持しながら、ヨコ方向(幅方向)の手切れ性を確保すると共に、樹脂層を積層して編地が固定されるまでの製造段階においてループがヨコ方向にずれて編地が乱れることのないラミネートテープ用基布及び当該基布を用いたラミネートテープを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るラミネートテープ用基布の編組織を示す概略図である。 図1の編組織で編成されたラミネートテープ用基布において、各ループが伸長した状態を示す概略図である。 図1の編組織で編成されたラミネートテープ用基布に樹脂層を積層して作成したラミネートテープの表面状態を示す写真である。
以下、本発明を詳細に説明する。本実施形態においては、ラミネートテープとして梱包用途など片面に粘着樹脂層を形成した粘着テープ、或いは、両面に粘着樹脂層を形成した両面テープに使用されるものを例として説明するが、本発明に係るラミネートテープは、これに限るものではない。
また、本発明において、タテ編地とは、編地の長さ方向に並列した経糸群がタテ方向に連続してループを形成する編地であれば特に限定するものではないが、例えば、トリコット編機、ラッシェル編機、ミラニーズ編機で編成された編地であって、シングルデンビー編地やダブルデンビー編地などのデンビー編地(トリコット編地ともいう。)、シングルコード編地やダブルコード編地などのコード編地、シングルアトラス編地やダブルアトラス編地などのアトラス編地を挙げることができる。
但し、タテ編地の中で独立鎖編み(チェーンステッチともいう。)は採用することができない。編地を構成する各ループが、タテ方向にのみ連結しヨコ方向には連結していないからである。上述したように、本発明の出願人が権利を有する上記特許文献1においては、任意位置での手切れ性を確保する見地から独立鎖編みを採用した。しかし、本発明においては、下記に説明するように特定のタテ編地において同様の手切れ性を確保することができる。
本発明においては、上記タテ編地の中で特に、デンビー編地を採用することが好ましい。なお、デンビー編地としては、シングルデンビー編地とダブルデンビー編地のいずれを採用してもよい。このデンビー編地は、細い経糸を採用しても編地の安定性とある程度の強度を確保することができ、薄くて丈夫な編地を形成することができる。その結果、編成されたラミネートテープ用基布を薄く軽量なものとすることができる。また、デンビー編地は、隣接するループ同士が同じ経糸で連結されており、編地がタテ方向にもヨコ方向にも丈夫で乱れにくいという特徴を有している。
例えば、全幅に亘って挿入される緯糸に滑り性のあるフラットヤーンを採用した場合でも、タテ編地を編成してからポリエチレン樹脂層などを積層して編地が固定されるまでの製造段階において、各ループがフラットヤーンに沿ってヨコ方向にずれて編地が乱れるということがない。その結果、全幅に亘って挿入される緯糸の本数を減らすことが可能で従来よりも薄くて軽量な編地を編成することができる。
以下、本実施形態においては、タテ編地としてデンビー編地(具体的には、シングルデンビー編地)を例にして説明する。図1は、本実施形態に係るラミネートテープ用基布の編組織を示す概略図である。図1において、ラミネートテープ用基布を形成する編地(10)は、経糸(11)及び緯糸(12)からなり、この経糸(11)が編地の基礎を構成するループ(20)を形成する。
図1においては、4ウェール(タテ方向の畝)×6コース(ヨコ方向の畝)のデンビー編地からなるヨコ糸挿入編地を示す。各ウェール(30)及び各コース(40)は、更に上下左右方向に編成されて広幅長尺の編地を形成する。この図1においては、タテ方向に並列した4本の経糸(11)が、それぞれ、図示上方に延びながら各ループ(20)を形成する。
ここで、1つのループ(20)について、経糸(11)の動きを説明する。まず、経糸(11)は、図示上方に延びて上方に凸のニードルループ(21)を形成する。その後、この経糸(11)は、下方に延びて下方にある他のループのニードルループを経由(潜り抜ける)して、下方に凸のシンカーループ(22)を形成する。その後、この経糸(11)は、隣接する他のループのニードルループを経由(潜り抜ける)して更に上方に延び次のニードルループを形成する。
このようにして、各経糸(11)は、ループ(20)を形成すると共に、隣接するループを経由することにより当該ループと連結しながら編地(10)を形成する。その結果、図1に示す編地(10)は、タテ方向に走る4本のウェールとヨコ方向に走る6本のコースを形成している。なお、本実施形態においては、デンビー編地の各ループは、閉目で形成されているが、これに限るものではなく、開目で形成するようにしてもよい。
本実施形態において、各ループ(20)のループ長(長径)は、特に限定するものではないが、例えば、1〜6mmであることが好ましい。また、ウェールの密度は、8〜28本/インチ、更に、12〜28本/インチであることが好ましい。また、コースの密度は、4〜25本/インチ、更に、8〜25本/インチであることが好ましい。ウェールとコースの密度が低い場合には、編地の強度を得ることができない。逆に、ウェールとコースの密度が高い場合には、編地の強度は強くなるが編地が厚く重いものとなり、また、生産コストも上昇する。
このように、本実施形態においては、タテ方向に走る各ウェールを構成する各ループが他のウェールを構成する他のループに連結されており、挿入された緯糸に沿ってループがずれることがなく編目が乱れるということがない。なお、本実施形態の編地は、上記特許文献1の独立鎖編みと異なり、左右のループが経糸で連結されている。しかし、1本の経糸が1つのループを形成する際にタテ方向に重複するのは、いずれも3回(3本)であり、編成された編地をヨコ方向(幅方向)に引裂く際の力には変わりがない(図1及び上記特許文献1の図1参照)。
このことにより、本実施形態に係るラミネートテープ用基布は、ヨコ方向(幅方向)の手切れ性を確保すると共に、樹脂層を積層して編地が固定されるまでの製造段階においてループがヨコ方向にずれて編地が乱れるということがない。
一方、編地(10)の形成と共に、各ループを形成する経糸(11)の間を縫うようにして、経糸(11)よりも繊度の太い緯糸(12)が挿入されている。図1においては、各コースにおいて並列する4つのニードルループ(21)の図示手前側に緯糸(12)が挿入される。この緯糸(12)を4つのニードルループ(21)を形成した4本の経糸(11)がシンカーループ(22)を形成すると共に下方から緯糸(12)の図示手前側を上方に延びて緯糸(12)を保持している。即ち、各シンカーループ(22)を形成するV字型に曲がった各経糸(11)によって緯糸(12)が保持されている。
このように、経糸(11)よりも繊度の太い緯糸(12)が挿入されることにより、編地(10)のヨコ方向の強度がタテ方向の強度よりも強くなり、ラミネートテープを引裂いたときにタテ方向(長手方向)には裂け難く、ヨコ方向(幅方向)に容易に裂けるようになる。このことにより、ラミネートテープのタテ方向(長手方向)の強度を維持しながら、ヨコ方向(幅方向)の手切れ性を確保することができる。
ここで、本発明においては、経糸の素材と形状は特に限定するものではないが、ラミネートテープを薄く軽量にすることから、合成繊維、半合成繊維或いは再生繊維からなるマルチフィラメントヤーン、又は、モノフィラメントヤーンを使用することが好ましい。特に、ラミネートテープのタテ方向(長手方向)の強度を維持すると共に、ラミネートテープの柔軟性を確保する意味から細い長繊維を束ねたマルチフィラメントヤーンを採用することがより好ましい。
これらのマルチフィラメントヤーン、又は、モノフィラメントヤーンの素材としては、ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂、アセテート樹脂、セルロース樹脂などを挙げることができる。本実施形態においては、これらの中で、強度、耐水性、積層する樹脂層の接着性、入手容易性、コストなどの点から、ポリエステル樹脂からなるマルチフィラメントヤーンを採用することが好ましい。なお、マルチフィラメントヤーンの単糸繊度と本数については、用途により適宜選定するようにすればよい。
一方、本発明において、緯糸は経糸よりも繊度が太く強度のあるものであればよく、その素材と形状は特に限定するものではない。但し、緯糸においてもラミネートテープを薄く軽量にすることから、合成繊維、半合成繊維或いは再生繊維からなるマルチフィラメントヤーン、モノフィラメントヤーン、又は、フラットヤーンなどを使用することが好ましい。特に、ラミネートテープのヨコ方向(幅方向)の強度を高くすると共に、ラミネートテープの柔軟性を確保する意味から経糸よりも繊度の太いマルチフィラメントヤーン或いはフラットヤーンを採用することが好ましい。
ここで、フラットヤーンとは、タテ方向に延伸した樹脂フィルムを所定の幅にスリットしたテープ状の糸、或いは、樹脂フィルムを所定の幅にスリットしてからタテ方向に延伸したテープ状の糸をいい、スリットヤーン、テープヤーンともいう。
これらのマルチフィラメントヤーン或いはフラットヤーンの素材としては、ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂、アセテート樹脂、セルロース樹脂などを挙げることができる。本実施形態においては、これらの中で、強度、耐水性、積層する樹脂層の接着性、入手容易性、コストなどの点から、ポリエステル樹脂からなるマルチフィラメントヤーン、又は、ポリオレフィン樹脂からなるフラットヤーンを採用することが好ましい。
更に、ポリエチレン、ポロプロピレンなどのポリオレフィン樹脂からなるフラットヤーンは、軽量であることに加え、透明なものから着色したものまで市販品を安価に入手することができる。特に、延伸された高密度ポリエチレン(HDPE)フィルムをスリットしたフラットヤーンを採用することにより、フラットヤーンの伸びを抑えて手切れ性を向上し、且つ、繊度をある程度低くしても十分な強度を確保することができる。その結果、ラミネートテープが薄く軽量で、しかも、フラットヤーンの平滑性によりラミネートフィルムの表面模様が意匠性に優れたものとなるというメリットも生じる。
本実施形態においては、編地がデンビー編地からなり、挿入したフラットヤーンに沿って経糸で形成されたループがずれるということがない。従って、ループ長(長径)に対するフラットヤーンの幅を特に限定する必要がない。フラットヤーンの幅は、ウェールの密度、コースの密度、及び、経糸の強度との関係で必要な強度を有するものを適宜選定するようにすればよい。
また、緯糸としてフラットヤーンを採用することにより、編地をより薄く、且つ、平滑にすることができる。このことにより、樹脂層を積層する際の編地と樹脂層との接着性が向上する。また、粘着テープに使用した際に感圧性接着剤層の平滑度(均一度)が増大して、結果的に接着剤の使用量を削減することもできる。更に、挿入する緯糸の本数を少なくすることができるので、編地の生産性が向上する。
なお、経糸と緯糸の繊度と強度は、編組織、ウェールの密度、コースの密度などに関係するが、本実施形におけるデンビー編地からなるヨコ糸挿入編地においては、次のようにすることが好ましい。
例えば、経糸としてポリエステル樹脂からなるマルチフィラメントヤーンを採用する場合には、その繊度は、10〜110dtex(デシテックス)、好ましくは20〜80dtex、更に好ましくは30〜60dtexであることがよい。これに対して、ポリエチレン樹脂からなるフラットヤーンを採用する場合には、その繊度は、200〜450dtex、好ましくは250〜400dtex、更に好ましくは280〜380dtexであることがよい。
このように、図1に示す編組織により編成することにより、本実施形態に係るラミネートテープ用基布を得ることができる。しかし、図1はあくまでも編組織であって、実際の編地は、樹脂層を積層する際に経糸が経緯両方向に引っ張られることから、図2に示すように、形成されたループが引き伸ばされてニードルループとシンカーループの交絡点を4つの頂点とする菱形の中に2本の緯糸が保持された状態となる。
なお、図2は、ループが引き伸ばされた状態を示すための概要図であって、後述する実施例により実際に樹脂層を積層して製造したラミネートテープにおける経糸と緯糸の状態は、図3の写真に示すように規則的な模様を形成している。
ここで、上述のようにして得られたラミネートテープ用基布の表面に樹脂層を積層してラミネートテープを作成する工程について説明する。本実施形態において編地に樹脂層を形成する工程は、従来のラミネートテープ用基布である平織物或いは上記特許文献1の編地に対して樹脂層を形成する工程と何ら変わるものではなく、従来と同様の方法で作成するようにすればよい。
本発明においては、この工程をラミネートと呼んでいる(業界の慣習)が、一般的なラミネート(布と布、布とフィルムなどを張り合わせること)に限らず、これを広く解釈するものとし、編成されたラミネートテープ用基布の片面又は両面に樹脂層を形成する全ての工程を含むものとする。例えば、樹脂フィルムを接着剤或いは熱融着などで編地に接着する方法、熱可塑性樹脂をTダイ法などで押出しながら編地に接着する方法、及び、樹脂液を編地にコーティング或いは浸漬して樹脂層を形成する方法などを挙げることができる。
このようにして作成したラミネートテープは、例えば、粘着テープに使用された場合、任意位置でのヨコ方向(幅方向)の手切れ性がよく、長手方向での所定の強さと被貼着品に対する追従性が要求される。従って、本実施形態に係るラミネートテープにおいては、ヨコ方向の強度に対する縦方向の強度の比率を考慮して、経糸と緯糸の繊度と強度、編組織、ウェールの密度、コースの密度などを調整することが必要である。
本実施形態においては、タテ方向の引張強さ(経糸を引っ張る強さ)が、ヨコ方向の引張強さ(緯糸を引っ張る強さ)の70%以下の強度であることが好ましい。特に、タテ糸引裂強さ(経糸を横断して引裂く強さ)が、ヨコ糸引裂強さ(緯糸を横断して引裂く強さ)の70%以下の強度、好ましくは60%以下の強度であることがより好ましい。このような強度比であることにより、ラミネートテープのヨコ方向(幅方向)の手切れ性が良好となる。
更に、本実施形態においては、上述のようにして作成したラミネートテープの片面又は両面に粘着樹脂層を形成した粘着テープ或いは両面テープについてもラミネートテープというものとする。なお、このようにして作成された各種ラミネートテープの断面形状は、従来のラミネートテープの断面形状と変わるものではない。例えば、本発明の出願人が権利を有する上記特許文献1の図3、図4及び図5の断面図と同様である。
次に、実施例により本発明に係るラミネートテープ用基布及び当該基布を用いたラミネートテープを具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実施例にのみ限定されるものではない。
本実施例においては、経糸としてポリエステル樹脂からなる33dtex/12フィラメントのマルチフィラメントヤーンを使用した。このマルチフィラメントヤーンの引張強伸度(JIS L1013に準拠)は、引張強さ:1.3N、伸び率:28.5%であった。一方、緯糸として透明なポリエチレン樹脂からなる1.4mm幅の333dtexのフラットヤーンを使用した。このマルチフィラメントヤーンの引張強伸度(JIS L1013に準拠)は、引張強さ:14.3N、伸び率:28.4%であった。
編組織は、図1に示すデンビー編地(具体的には、シングルデンビー編地)からなるヨコ糸挿入編地とし、ウェールの密度:24本/インチ、コースの密度:14本/インチとし、各コースに1本ずつのフラットヤーンを挿入して本実施例1のラミネートテープ用基布を編成した。
次に、編成したラミネートテープ用基布の表裏両面に樹脂層を形成してラミネートテープを作成した。樹脂層にはポリエチレン樹脂を採用し、まず、ラミネートテープ用基布の片面にTダイから押し出した透明なポリエチレン樹脂層を積層した。更に、反対面にも同様にしてTダイから押し出したポリエチレン樹脂層を積層した。積層した樹脂層は、表裏両面とも、それぞれ30μmの厚みであった。
このようにして作成したラミネートテープは、従来17本が実用的な限界(例えば、上記特許文献1において)であった緯糸の挿入本数を14本と少なくしたにも拘らず、樹脂層を積層して編地が固定されるまでの製造段階においてループがヨコ方向にずれて編地が乱れることがなく良好であった。また、得られたラミネートテープは、薄くて軽量であり柔軟性と十分な強度を有していた。
樹脂層形成後のラミネートテープの表面形状の写真を図3に示す。図3は、ラミネートテープの背景に黒紙を置いて撮影したものであり、透明なフラットヤーン(緯糸)と白く見えるマルチフィラメントヤーン(経糸)の状態が把握できる。図3において、形成されたループが引き伸ばされてニードルループとシンカーループの交絡点を4つの頂点とする菱形の中に2本の緯糸が保持された規則的な模様が形成されており、意匠性にも優れたラミネートテープとなっている。また、図3から分かるように、編地の各ウェールと各コースは互いに連結し、樹脂層積層時において編地が乱れることのないことが分かる。
次に、得られたラミネートテープの引張強伸度(JIS Z1524に準拠:試験片の幅25mm)、及び、引裂き強さ(JIS Z1524に準拠:エレメンドルフ法)を測定した。各測定結果を表1に示す。
Figure 2014210998
表1において、「タテ/ヨコ」の値は、引張強さにおいては、ヨコ方向の引張強さに対するタテ向の引張強さの比率を表し、引裂き強さにおいては、ヨコ糸引張強さに対するタテ糸引張強さの比率を表している。表1から、ラミネートテープのタテ方向の引張強さ(経糸を引っ張る強さ)が、ヨコ方向の引張強さ(緯糸を引っ張る強さ)の70%以下の強度であることが分かる。また、タテ糸引裂強さ(経糸を横断して引裂く強さ)が、ヨコ糸引裂強さ(緯糸を横断して引裂く強さ)の70%以下の強度であることが分かる。
このように、表1における「タテ/ヨコ」の値が、それぞれ、70%以下の強度であることにより、タテ方向(長手方向)の強度を維持しながら、ヨコ方向(幅方向)の手切れ性を確保することのできる性能を示している。また、実際に使用してヨコ方向(幅方向)の手切れ性を確認したところ、ヨコ方向にスムーズに切断でき、タテ方向或いは斜め方向に裂けるということがなく良好であった。
以上説明したように、本発明によれば、薄くて軽量な編物(ニット)で構成され、タテ方向(長手方向)の強度を維持しながら、ヨコ方向(幅方向)の手切れ性を確保すると共に、樹脂層を積層して編地が固定されるまでの製造段階においてループがヨコ方向にずれて編地が乱れることのないラミネートテープ用基布及び当該基布を用いたラミネートテープを提供することができる。
なお、本発明の実施にあたり、上記実施形態に限らず次のような種々の変形例が挙げられる。
(1)上記実施形態においては、ラミネートテープとして粘着テープ、或いは、両面テープを例にとり説明するが、これに限るものではなく、装飾リボン、その他の用途にも本発明を適用することができる
(2)上記実施形態においては、ラミネートテープ用基布の表面に樹脂層を形成する際に、ポリエチレン樹脂をTダイ法で押出しながら編地に接着する工程を採用するが、これに限るものではなく、コーティング工程、ディップ・ニップによる浸漬工程などを採用するようにしてもよい。
(3)上記実施形態においては、デンビー編地の各コースに1本ずつの緯糸を挿入するが、これに限るものではなく、1つ置き、2つ置きなど任意に挿入するようにしてもよい。また、1つのコースに複数本の緯糸を挿入するようにしてもよい。
(4)上記実施例においては、緯糸として透明なフラットヤーンを使用したが、これに限るものではなく、着色したフラットヤーンや染色したマルチフィラメントヤーン(経糸)などを使用するようにしてもよい。この場合には、更に意匠性に優れたラミネートテープを提供することができる。
(5)上記実施例においては、ラミネートテープ用基布にTダイから押し出した透明なポリエチレン樹脂層を積層したが、これに限るものではなく、着色した樹脂層を積層するようにしてもよい。この場合には、更に意匠性に優れたラミネートテープを提供することができる。
(6)上記実施例においては、編地としてデンビー編地を採用したが、これに限るものではなく、コード編地、アトラス編地などの他のタテ編地を採用するようにしてもよい。
10…編地、11…経糸、12…緯糸、20…ループ、21…ニードルループ、
22…シンカーループ、30…ウェール、40…コース。

Claims (10)

  1. 編地の長さ方向に並列した経糸群がタテ方向に連続してループを形成するタテ編地であって、
    前記タテ編地に形成されたウェールを構成する各ループが他のウェールを構成する他のループに前記経糸によって連結されてなると共に、
    前記タテ編地の各ループを形成する前記経糸の間を縫うようにして、前記経糸よりも繊度の太い緯糸が各シンカーループに保持されてなるヨコ糸挿入編地からなることを特徴とするラミネートテープ用基布。
  2. 前記タテ編地は、デンビー編地であることを特徴とする請求項1に記載のラミネートテープ用基布。
  3. 前記経糸は、マルチフィラメントヤーンからなり、前記緯糸は、フラットヤーン又はマルチフィラメントヤーンからなることを特徴とする請求項1又は2に記載のラミネートテープ用基布。
  4. 前記経糸は、ポリエステル樹脂からなるマルチフィラメントヤーンであって、前記緯糸は、ポリオレフィン樹脂からなるフラットヤーンであることを特徴とする請求項3に記載のラミネートテープ用基布。
  5. 前記経糸は、がポリエステル樹脂からなるマルチフィラメントヤーンであって、前記緯糸は、ポリエステル樹脂からなるマルチフィラメントヤーンであることを特徴とする請求項3に記載のラミネートテープ用基布。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のラミネートテープ用基布に対して、片面又は両面に樹脂層が形成されてなるラミネートテープ。
  7. 前記樹脂層を形成する樹脂は、ポリオレフィン樹脂であることを特徴とする請求項6に記載のラミネートテープ。
  8. タテ方向の引張強さ(経糸を引っ張る強さ)が、ヨコ方向の引張強さ(緯糸を引っ張る強さ)の70%以下の強度であることを特徴とする請求項6又は7に記載のラミネートテープ。
  9. タテ糸引裂強さ(経糸を横断して引裂く強さ)が、ヨコ糸引裂強さ(緯糸を横断して引裂く強さ)の70%以下の強度であることを特徴とする請求項6又は7に記載のラミネートテープ。
  10. 請求項6〜9のいずれか1つに記載のラミネートテープの片面又は両面に粘着樹脂層が形成されてなるラミネートテープ。
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