JP2014210093A - コードレスアイロン - Google Patents

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均 高木
小林 幸久
Yukihisa Kobayashi
幸久 小林
浩文 笠原
Hirofumi Kasahara
浩文 笠原
庭山晃一
Koichi Niwayama
晃一 庭山
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Abstract

【課題】使い勝手を維持しつつ、感電防止機構を確保し、かつ安全性を考慮したコードレスアイロンを提供する。【解決手段】アイロン本体1には、ベース3と、ベース3を加熱する加熱手段としてのヒータ2と、ヒータ2に導通する受電端子53と、ベース3に導通する感電防止用のアース端子60が配置される。載置台61には、電源電線64に導通する電源端子としての給電端子65と、接地側の電源電線64に接続するアース受け端子68が設けられる。アース端子60とアース受け端子68との接続部69を、受電端子53と給電端子65との接続部70の下方に配置する。これにより、アイロン本体1の後部が狭くても、アース端子60と給電端子65との間で十分な絶縁距離を確保できる。【選択図】図4

Description

本発明は、アイロン本体を載置台に載置してベースを加熱し、衣類などのしわ伸ばしを行なうコードレスアイロンに関する。
従来、この種のコードレスアイロンでは、感電を防止するためにアース機構を設けたものが知られている。例えば特許文献1のコードレスアイロンでは、アイロン本体の後方に設けた一対の受電端子の間に、アース端子を配置させる構成が提案されている。
また、別な特許文献2では、アイロン本体の受電部に嵌合するように、凸状の給電部を載置台に設け、載置台に対するアイロン本体の載置作業を良好にするために、給電部の前面に誘導部を設けたコードレスアイロンが知られている。
特開2001−96100号公報 特開2011−98235号公報
従来の構成では、給電端子とアース端子との間の絶縁距離を確保するために、アイロン本体の後部を広くする必要があった。ところが現在では、コードレスアイロンとしての使い勝手の向上から、ベースの前部と後部を尖形にした前後対称形のベースが主流となりつつあり、ベースの後部を尖形にすると、アイロン本体の後部も狭くする必要がある。そのため、アース機構を配置した機種では、絶縁距離を確保するのが困難となる。また、アース機構は加熱手段で加熱されるベースに接続するため、アース端子はかなり高温となる。したがって、コードレスアイロンとしての安全性を考慮して、容易にユーザが触れることのできない箇所にアース端子を配置する必要がなる。
従来の構成では、アイロン本体の載置台への載置時には、アイロン本体が載置部へ置かれることから、受電部の位置が上下方向に変動することは少ないものの、載置部へ置かれるときのアイロン本体の姿勢は一定せず、載置台に対して上方から、或いは横方向から、さらには斜め方向から、アイロン本体を置く度にその方向が変化する。つまり、アイロン本体を載置部に置く度に、給電部に対する受電部の位置は左右方向に変化するため、受電部をスムーズに給電部へ導くのが困難である。また、アイロン本体の後部にはアース端子が配置され、誘導部よりも先にアース端子とアース受け端子が接続する構成になっているので、載置時のアイロン本体の状態によっては、アース端子がアース受け端子に接続されない虞もある。
従来のコードレスアイロンの温度制御は、低温から高温に設定温度を変更した場合は、アイロン本体のベースを加熱することで行ない、ベースに対する適温制御は温度が下がった特に加熱をして行ってきた。しかし、高温から低温に設定温度を変更した場合は、自然冷却によりベースが適温に下がるまで待たなければならず、不便であった。また、アイロンかけを終了しても、ベースは高温のままとなっていて、更なる安全性が望まれていた。
本発明は上記問題点に鑑み、使い勝手を維持しつつ、感電防止機構を確保し、かつ安全性を考慮したコードレスアイロンを提供することを第1の目的とする。
また、本発明の第2の目的は、アイロン掛けの小休止時に、アイロン本体のベースが確実に加熱されると共に、アイロン本体が確実にアース接続され、載置台に対するアイロン本体の頻繁な載置操作性を良好にして、使い勝手を向上することが可能なコードレスアイロンを提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、高温から低温への応答性に優れたコードレスアイロンを提供することにある。
請求項1の発明では、アース端子とアース受け端子との接続部を、受電端子と電源端子との接続部の下方に配置しただけの簡単な構成で、アイロン本体の後部が狭くても、アース端子と電源端子との間で十分な絶縁距離を確保できる。そのため、使い勝手を維持しつつ、感電防止機構を確保し、かつ安全性を考慮したコードレスアイロンを提供できる。
請求項2の発明では、アース端子をハンドルカバーで覆うことで、アース端子をユーザーが容易に触れないようにすることができ、より安全性を高めたコードレスアイロンを提供できる。
請求項3の発明では、アース端子を弾性をもたせたバネ接点とし、アース受け端子を剛体とすることで、アイロン本体を載置台に完全に収納載置すると、アース端子が撓んでアース受け端子に押し込まれ、アイロン本体の内部にアース端子を配置することができる。したがって、アース端子をユーザーが容易に触れないようにすることができ、アース端子とアース受け端子との確実な接続を実現して、より安全性を高めたコードレスアイロンを提供できる。
請求項4の発明では、載置台に形成した給電部の下方に、アイロン本体の受電部に設けた支持部が嵌入可能な溝と、その溝に向かって傾斜する誘導部とをそれぞれ配置しているため、受電部の左右方向の傾きと位置ずれを誘導部によって変位させて正しい位置に矯正することができ、無造作に置かれたアイロン本体をスムーズに載置台の給電部に誘導できる。また、受電部が給電部に誘導されるのに伴い、アイロン本体側のアース端子も載置台側のアース受け端子に自ずとスムーズに誘導される。そのため、アイロン掛けの小休止時に、アイロン本体のベースが確実に加熱されると共に、アイロン本体が確実にアース接続され、載置台に対するアイロン本体の頻繁な載置操作性を良好にして、使い勝手を向上することが可能になる。
請求項5の発明では、アイロン本体が載置台へ載置された時の受電部の左右方向の傾きが大きいときでも、V字状に開いた誘導部で支持部を受けることができ、受電部の傾きを矯正して給電部の下方に設けた溝に誘導することができるようになる。そのため、アイロン本体のベースがより確実に加熱されると共に、アイロン本体がより確実にアース接続され、載置台に対するアイロン本体の頻繁な載置操作性を良好にして、より使い勝手を向上することが可能になる。
請求項6の発明では、溝の入口から支持部が所定の長さで嵌合することができ、アイロン本体の変位方向を規制して、アイロン本体がより確実にアース接続される安全なコードレスアイロンを提供できる。
請求項7の発明では、給電台に備えた冷却装置を稼働させて、アイロン本体の温度を素早く低下させることが可能になり、高温から低温への応答性に優れたコードレスアイロンを提供できる。
請求項8の発明では、アイロン本体の温度を設定することで、冷却装置の稼働を容易に制御することが可能になる。
請求項9の発明では、アイロン本体の温度低下時に、アイロン本体の温度の状態を表示することで、アイロン本体の温度の状態を目視で確認できる。
請求項1の発明によれば、使い勝手を維持しつつ、感電防止機構を確保し、かつ安全性を考慮したコードレスアイロンを提供できる。
請求項2,3の発明によれば、アース端子をユーザーが容易に触れないようにすることができ、より安全性を高めたコードレスアイロンを提供できる。
請求項4の発明によれば、アイロン掛けの小休止時に、アイロン本体のベースが確実に加熱されると共に、アイロン本体が確実にアース接続され、載置台に対するアイロン本体の頻繁な載置操作性を良好にして、使い勝手を向上することが可能なコードレスアイロンを提供できる。
請求項5の発明によれば、アイロン本体のベースがより確実に加熱されると共に、アイロン本体がより確実にアース接続され、載置台に対するアイロン本体の頻繁な載置操作性を良好にして、より使い勝手を向上することが可能なコードレスアイロンを提供できる。
請求項6の発明によれば、アイロン本体がより確実にアース接続される安全なコードレスアイロンを提供できる。
請求項7の発明によれば、高温から低温への応答性に優れたコードレスアイロンを提供できる。
請求項8の発明によれば、冷却装置の稼働を容易に制御することが可能になる。
請求項9の発明によれば、アイロン本体の温度の状態を目視で確認することが可能なコードレスアイロンを提供できる。
本発明の第1実施形態のコードレスアイロンにおけるアイロン本体の上面図である。 同上、アイロン本体の側面図である。 同上、図1のA−A線断面図である。 同上、アイロン本体の後面図である。 同上、載置台の上面図である。 同上、アース端子とアース受け端子との接続状態を示す要部断面図である。 同上、給電端子と電源端子との接続状態を示す要部断面図である。 同上、アイロン本体を後方から見た要部斜視図である。 同上、載置台の要部斜視図である。 本発明の第2実施形態のコードレスアイロンにおける縦断面図である。 同上、操作部の上面図である。 同上、載置台の要部斜視図である。 同上、アイロン本体を後方から見た要部斜視図である。 本発明の第3実施形態のコードレスアイロンにおける縦断面図である。 同上、上面図である。 同上、アイロン本体の正面図である。 本発明の第4実施形態のコードレスアイロンにおけるアイロン収納ケースと載置台との嵌合部分をあらわす要部断面図である。 同上、図17の要部拡大断面図である。 同上、アイロン収納ケースを持ち上げたときの載置台に嵌合した状態を示す要部拡大断面図である。
以下、本発明の好ましいコードレスアイロンの各実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で共通する構成には共通の符号を付し、共通する箇所の説明は重複を避けるため極力省略する。
図1〜図9は、本発明の第1実施形態におけるコードレスアイロンを示している。これらの各図において、1はアイロン本体であり、このアイロン本体1は加熱手段としてのヒータ2を埋設した金属製のベース3を下部に備えている。ここでのベース3は、使い勝手を向上させるために、前端部3aと後端部3bを何れも尖形に形成したいわゆる前後対称形に形成される。ベース3の内部には、ヒータ2の近傍に位置して、凹状の蒸気室すなわち気化室4が形成され、この気化室4に連通する噴出孔5が、ベース3の下面に設けられている。気化室4は、液体である水を気化して噴出孔5からスチームを噴出させるものであるが、ベース3に形成するのではなく別体に設けてもよい。
6はベース3の上部に設けられた樹脂製のカバーであり、7はカバー6の上方に設けられたハンドルである。ハンドル7の前方には、水タンクに相当する容器たるカセットタンク8が、アイロン本体1に対して着脱可能に設けられる。カセットタンク8は、例えば合成樹脂で形成され、上面から見た形状が略U字状で、その両側がハンドル7の前端部側から後端部側にかけて跨るように配置される。9はカセットタンク8の前部に設けられた開閉自在な注水口蓋であり、ここからカセットタンク8内に水を収容したり、カセットタンク8内の不要水を廃棄したりすることが可能になる。また、アイロン本体1に対するカセットタンク8のロック機構は、カセットタンクの一側面にやや突出してタンクロック釦10を設け、カセットタンク8の内部で上下動する昇降体11が、弾性部材であるスプリング12により常時上方に付勢され、昇降体11の上部に突設したロック部13が、アイロン本体1のハンドル7の前面に形成した孔部14に係止することで構成される。これにより、スプリング12の付勢に抗してタンクロック釦10を押動操作すると、昇降体11が押し下げられてロック部13と孔部14との係止状態が解除され、アイロン本体1からカセットタンク8を離脱させることが可能になる。
カセットタンク8の内部には、弁装置15が設けられており、この弁装置15の下部には、気化室4に連通する導水路たる通水継手16が設けられる。弁装置15は、カセットタンク8の内部に形成された支持体17により、直立状態で摺動自在に支持されたスチーム開閉体たるスチーム開閉棒18と、支持体17の凹部底面上に設けられたパッキン19と、このパッキン19を支持体17の凹部底面側に常時付勢して、密着状態を保持する付勢部材としてのスプリング20とを備え、スチーム開閉棒18の下端部に形成した弾性を有する弁体21は、カセットタンク8の底面に形成した流出孔22の中心部に臨んで設けられる。スチーム開閉棒18の上部には、カセットタンク8の上面より突出するスチーム釦23がスライド可能に設けられており、このスチーム釦23を手動で操作することにより、スチーム開閉棒18と共に上下動する弁体21で流出孔22を開閉して、スチームタンク8から気化室4への水の供給(スチーム)と停止(ドライ)を行なう構成となっている。
通水継手16とベース3との間には、ベース3からの熱を遮断する遮熱板24が設けられ、遮熱板24の下方には、気化室4の上部開口部を覆うようにして、蓋体25が設けられる。26は、通水継手16の途中に設けられたノズルであり、このノズル26を開閉する開閉弁27が、前記遮熱板24および蓋体25に共通して設けられた開口部28より、ベース3の上面に形成した有底状の凹部29に向けて下方に突出している。ベース3の凹部29には、感熱押動体に相当する反転式のバイメタル30が収容され、凹部29の近傍にある気化室が所定の温度に達すると、バイメタル30が凹部29の内部で反転し、スプリング31の付勢に抗して開閉弁27を押し上げることで、ノズル26を開いて通水継手16から気化室4に至る水通路を開放する。このようにして、気化室4で発生した蒸気をベース3の噴出孔5から噴出させるスチーム機構が構成される。
前記ハンドル7は、把持部に相当する把手部35の他に、この把手部35の下方に位置するアイロン本体1の腹部36と把手部35との間に、手を差し入れるための空洞37を形成してある。なお、ここでいう腹部とは、カセットタンク8の両側を除く把手部35に対向したアイロン本体1の平坦状の中央上面部を指すものである。
ハンドル7の上部には、ベース3の設定温度を変えるための設定釦39が配設されており、ハンドル9の内部には、ヒータ2を適宜通断電することにより、ベース3を所定の温度に制御する温度制御装置40が設けられる。この温度制御装置40は、具体的には、前記設定釦39のスイッチ部43や複数の発光ダイオードすなわちLED44の他に、現在の設定温度を記憶保持し、設定釦39の受付を可能にする2次電池あるいはコンデンサなどの蓄電装置46などを、基板47の上面に実装して構成される。LED44の光は、把手部35に貼付された温度表示銘板48を透過し、現在の設定温度を表示する。
51は、ベース3の後部上面を覆うように、アイロン本体1のカバー6の後方に配置された樹脂製のハンドルカバーである。このハンドルカバー51には、アイロン本体1の後面から内方へ凹状に窪ませた受電部52が形成される。ハンドル7の後端部に位置する受電部52内には、ヒータ2の通電回路に導通する一対の受電端子53が設けられると共に、ハンドルカバー51と一体に形成される板状の仕切部54と支持部55が、それぞれ垂直方向に設けられる。棒状の導電体からなる受電端子53は、一対の受電端子53に介在する仕切部54と共に、ハンドル7に向けて上方に傾斜する受電部52の底面から、後方に突出して配設される。これに対して支持部55は、ベース3の後端部3bに向けて下方に傾斜する受電部52の下側面から、後方に突出して配設される。
ハンドルカバー51の後端には、受電部52よりも下方に位置してアース部58が形成される。このアース部58に囲われた状態で、アイロン本体1の後端部には、ねじなどの固着具59を利用してベース3の後上面に接続したアース端子60が配設される。アース端子60は、ユーザが容易に触れないように、アイロン本体1の後端部から外方に露出する接触部60aを除いて、全体がハンドルカバー51でカバーされている。また、本実施形態のアース端子60は、受電端子53のような導電性の剛体ではなく、弾性をもたせた導電板状のバネ接点として、受電端子53の下方に配置される。
続いて、アイロン本体1を載置する載置台61の構成を詳しく説明する。載置台61は、後部側に向けて下方に傾斜する載置部62が上面に形成され、この載置部62の上に、ベース3を下にしてアイロン本体1を載置するようになっている。載置部62は、ベース3の底面を下方から支持する回動自在なローラー62aで構成され、本実施形態ではローラー62aをベース3の前後方向に2か所設けることで、アイロン本体1を前部と後部の離れた位置で安定的に支持する構成となっている。
載置台61の傾斜下端側の後端部には、アイロン本体1の後端部に配置されている受電端子53を受ける凸状の給電部63が設けられる。給電部63は、載置台61にアイロン本体1を載置したときに、受電部52が嵌合し得る形状に形成され、商用電源電圧が印加される電源電線64と電気的に導通するように、一対の給電端子65が配設される。給電端子65は、弾性をもたせた導電板状のバネ接点として構成され、ねじなどの固定具66を利用して載置台61の内部に取付け固定される。給電端子65の基端側には、前述の電源電線64が接続される一方で、給電端子65の先端側の接触部65aは、給電部63の前面に設けた左右一対の孔67に臨んでいる。これにより、アイロン本体1を載置台61に載置したときに、受電端子53の先端部が孔67を貫通して、給電端子64の接触部65aに接触し、図示しないコンセントに接続した電源電線64からアイロン本体1内に、必要に応じて電源供給が行われるようになっている。
68は、載置台61の給電部63の下方に配設されるアース受け端子である。アース受け端子68は棒状の導電体からなり、商用電源の接地側ラインに接続する一方の電源電線64と電気的に接続される。アース受け端子68の先端部は載置台61の外方に露出しており、受電端子53と給電端子65との接触と同様に、アイロン本体1を載置台61に載置したときに、アイロン本体1側のアース端子60が載置台61側のアース受け端子68と接触して接続する。その際、コードレスアイロンとしての感電防止機能を確実に働かせるために、受電端子53と給電端子65が接触する前に、アース端子60とアース受け端子68が接触するように、これらの各部材が配設される。アース端子60とアース受け端子68が接続する接続部69は、受電端子53と給電端子65が接続する接続部70の下方に位置して、接続部69,70の間の絶縁距離を確保している。
前述したように、アース端子60は弾性をもたせたバネ接点として構成する一方、載置台61に設けたアース受け端子68は、導電性の剛体として構成される。そのため、アイロン本体1が載置台61に載置された時に、アース端子60の接触部60aがアース受け端子68の先端部に当接して、アース端子60が撓んだ状態でアース受け端子68に接続され、そこからアイロン本体1が載置部62に沿って後方に移動し、載置台62に完全に収納されると、アース端子60がさらに撓んで、アース受け端子68に押し込まれ、アース端子60を囲むハンドルカバー51の内部で、アース端子60とアース受け端子68との確実な接続がなされるようになっている。
給電部63の内部には、アイロン本体1は載置台61から取り外されているときに、孔67を閉じる方向に付勢されたシャッター72が可動自在に設けられる。給電部63の前面には、一対の孔67の間に位置して、仕切部54が嵌入可能なスリット73を形成しており、アイロン本体1を載置台61に載置したときに、受電部52に設けた仕切部54がスリット73を挿通し、シャッター72への付勢力に抗して、孔67を開ける方向にシャッター72を移動させ、受電端子53が孔67を通して板バネ状の給電端子65と接続される構成となっている。
給電部63の下方には、受電部52に設けた支持部55が嵌入可能な溝75が設けられる。また、支持部55が嵌入する溝75の入口、すなわち給電部63の下面には、溝75に向かって傾斜する誘導部76を形成している。誘導部76は略V字状に形成され、溝75の前端部分から前方に向かって左右方向に開くように傾斜しており、アイロン本体1を載置台61に載置する際に、支持部55の先端が誘導部76の傾斜面に当接したときに、溝75の前端部分である入口に向けて支持部55の先端を滑動させ、溝部75内へ支持部55を誘導するようになっている。また、支持部55が溝75内に誘導されると、アース端子60の接触部60aも自ずとアース受け端子68の先端部に導かれて確実に当接できるように、給電部63の下方に設けられるアース受け端子68は、溝75の直下に位置している。
溝75は、好ましくはアイロン本体1を載置台61に載置するときの変位方向、すなわちアイロン本体1の前後方向に形成される。これにより、溝75に支持部55が所定の長さで嵌合し、アイロン本体1の変位方向が規制される。
次に、上記構成のコードレスアイロンについて、その作用を説明する。
アイロン掛けを行なう場合は、予め注水口蓋9からカセットタンク8に水を収納し、このカセットタンク8をハンドル7の前部から差し込むと、カセットタンク8側のロック部13が、スプリング12の付勢力に抗してアイロン本体1側の孔部14に嵌り込み、カセットタンク8がアイロン本体1の所定位置にセットされる。次いで、アイロン本体1の受電部52が載置台61の給電部63に対向するように、アイロン本体1を載置台61の載置部62上に載置する。このときアイロン本体1は、傾斜した載置部62によって、載置台61の傾斜下端側に自ずと移動する。
アイロン本体1の受電部52が載置台61の給電部63に完全に嵌合すると、受電部52内の受電端子53が、給電部63に設けた給電端子65と電気的に接続され、受電端子53と給電端子65との接続部70を介して、載置台61からアイロン本体1内の温度制御装置40に電源が供給される。この状態で温度制御装置40は、設定釦39を押動操作する毎に、設定モードを例えば「低」→「中」→「高」→「切」の順に切換えて、「切」以外の設定モードでは、ヒータ2を制御して、ベース3が各設定モードに対応した設定温度になるまでLED44を点滅させ、ベース3が設定温度に達すると、LED44を点滅から点灯に切換えて、ベース3が設定温度を維持するようにヒータ2を引き続き制御する。また、ベース3の加熱中に、気化室4が水の蒸発可能温度に達すると、バイメタル30が凹部29の内部で反転して、通水継手16の途中に設けたノズル26が開放し、スチーム釦23の手動操作によって、カセットタンク8内の水を気化室4へ滴下供給することができる。一方、「切」の設定モードでは、安全のためにヒータ2への通電を行なわず、LED44も消灯させて、ベース3を加熱していないことをユーザーに知らせる。
その後、アイロン掛けのためにアイロン本体1を載置台61から離脱すると、載置台61からアイロン本体1側への電源供給が遮断され、ヒータ2は断電状態となるが、ベース3の余熱を利用して、ベース3の底面に押し当てられた衣類などのしわ伸ばしを行なうことができる。アイロン本体1単独の状態では、ベース3の温度が次第に低下するため、アイロン掛け中には、アイロン本体1を載置台61に載置して小休止し、ベース3を設定温度に加熱してから、アイロン本体1を載置台61から離脱して衣服などのしわ伸ばしを行なう動作が繰り返し行われることとなる。
上述した受電部52と給電部63が完全に嵌合した状態では、受電端子53と給電端子65のみならず、アース端子60とアース受け端子68も電気的に接続され、接続部69を介してアイロン本体1が載置台61とアース接続される。アイロン本体1を載置台61に完全に載置する過程で、アース端子60とアース受け端子68は、受電端子53と給電端子65よりも先に接続され、載置台61からアイロン本体1に給電が行われる前に、アイロン本体1が載置台61とアース接続されるので、コードレスアイロンとして感電防止機能を確実に動作させることができる。また、アース端子60とアース受け端子68との接続部69は、受電端子53と給電端子65との接続部70の下方に配置されており、接続部69,70の間で十分な絶縁距離を確保できる。
さらに、受電端子53の下方には、ベース3の後端部3bを覆うハンドルカバー51を設けているので、高温に加熱されるベース3の後端部3bからの熱を、ハンドルカバー51で遮ることができる。したがって、アイロン本体1を載置台61に載置または離脱する時に、ベース3の後端部3bが給電部63に当接するのを防止できると共に、アイロン本体1を載置台61に載置した状態で、給電部63が過熱されるのを防止できる。
特にこのハンドルカバー51は、アース端子60をもカバーする機能を兼用しており、ユーザーが容易にアース端子60に触れることができないようにして、コードレスアイロンとしての安全性をさらに高めることができる。また、弾性変形可能なバネ接点としてのアース端子60は、剛体によるアース受け端子68に押し込まれ、ハンドルカバー51の内部で撓んだ状態でアース受け箪笥68と接触する。したがって、ハンドルカバー51によりユーザーが容易にアース端子60に触れることができないようにして、アース端子60とアース受け端子68との確実な接続を実現できる。
また、受電部52が給電部63に完全に嵌合するまでの過程で、給電部63の下方には、支持部55が嵌入可能な溝75と、この溝75から前方に向かって左右方向へ開くように傾斜する誘導部76がそれぞれ形成されるので、支持部55の先端が誘導部76の傾斜面に当接すると、そこから溝75の入口に向かって支持部55の先端を滑動させて、溝75へと誘導することができ、支持部55を確実に溝75に嵌合させることができる。したがって、受電部52の左右方向の傾きと位置ずれを、誘導部76によって変位させて正しい位置に矯正することができ、載置台61に対して無造作に置かれたアイロン本体1を、スムーズに載置台61の給電部63へ誘導できるようになり、アイロンかけの小休止時に、溝75の直下に配置されたアース受け端子68に、アイロン本体1のアース端子60を確実にアース接続することが可能になる。
さらに、誘導部76は略V字状に形成され、溝75の前端部分から前方に向かって左右方向に開くように傾斜しているので、アイロン本体1が載置台61に載置された時に、受電部52の左右方向の傾きが大きくても、略V字状に開いた誘導部76で支持部55を受けることができ、受電部52の傾きを矯正して、給電部63の下方に設けた溝75へ支持部55の先端を誘導し、支持部55を確実に溝75に嵌合させることができる。したがってこの場合も、アイロンかけの小休止時に、溝75の直下に配置されたアース受け端子68に、アイロン本体1のアース端子60を確実にアース接続することが可能になる。
また、アイロン本体1の変位方向に溝75を形成することで、溝75に支持部55が所定の長さで嵌合することができ、アイロン本体1の変位方向が規制することができるようになる。そのため、アイロン本体1のアース端子60を、より確実にアース受け端子68にアース接続することが可能になる。
以上のように本実施形態では、アイロン本体1と、このアイロン本体1を載置する載置台61とからなり、アイロン本体1には、気化室4を有するベース3と、ベース3を加熱する加熱手段としてのヒータ2と、ヒータ2に導通する受電端子53と、ベース3に導通する感電防止用のアース端子60が配置される一方で、載置台61には、電源電線64に導通する電源端子としての給電端子65と、接地側の電源電線64に接続するアース受け端子68が設けられるコードレスアイロンにおいて、アース端子60とアース受け端子68との接続部69を、受電端子53と給電端子65との接続部70の下方に配置している。
この場合、アース端子60とアース受け端子68との接続部69を、受電端子53と給電端子65との接続部70の下方に配置しただけの簡単な構成で、アイロン本体1の後部が狭くても、アース端子60と給電端子65との間で十分な絶縁距離を確保できる。そのため、使い勝手を維持しつつ、感電防止機構を確保し、かつ安全性を考慮したコードレスアイロンを提供できる。
また本実施形態では、ベース3の後方にハンドルカバー51を配置し、アース端子60をハンドルカバー51で覆って構成される。
このように、アース端子60をハンドルカバー51で覆うことで、アース端子60をユーザーが容易に触れないようにすることができ、より安全性を高めたコードレスアイロンを提供できる。
また、本実施形態のアース端子60は、弾性を有するバネ接点で構成され、アース受け端子68は剛体で構成される。
このように、アース端子60を弾性をもたせたバネ接点とし、アース受け端子68を剛体とすることで、アイロン本体1を載置台61に完全に収納載置すると、アース端子60が撓んでアース受け端子68に押し込まれ、アイロン本体1の内部にアース端子60を配置することができる。したがって、アース端子60をユーザーが容易に触れないようにすることができ、アース端子60とアース受け端子68との確実な接続を実現して、より安全性を高めたコードレスアイロンを提供できる。
本実施形態のアイロン本体1は、ヒータ3によって加熱されるベース2を有し、後部に凹状の受電部52とアース部58を設けて、受電部52内に受電端子53と、アース部58内にアース端子60をそれぞれ設けており、載置台61は、受電部52に嵌合する凸状の給電部63を形成し、前記給電部63内に受電端子53と接続する給電端子65が設けられ、給電端子65の下方にアース端子60と接続するアース受け端子68を設けており、受電部52内に垂直方向に設けた板状の支持部55を後方へ突出させると共に、給電部63の下方に、支持部55が嵌入可能な溝75と、溝75に向かって傾斜する誘導部76を形成している。
この場合、載置台61に形成した給電部63の下方に、アイロン本体1の受電部52に設けた支持部55が嵌入可能な溝75と、その溝75に向かって傾斜する誘導部76とをそれぞれ配置しているため、受電部52の左右方向の傾きと位置ずれを誘導部76によって変位させて正しい位置に矯正することができ、無造作に置かれたアイロン本体1をスムーズに載置台61の給電部63に誘導できる。また、受電部52が給電部63に誘導されるのに伴い、アイロン本体1側のアース端子60も載置台61側のアース受け端子68に自ずとスムーズに誘導される。そのため、アイロン掛けの小休止時に、アイロン本体1のベース3が確実に加熱されると共に、アイロン本体1が確実にアース接続され、載置台に対するアイロン本体1の頻繁な載置操作性を良好にして、使い勝手を向上することが可能になる。
また、本実施形態の誘導部76は略V字状に形成され、溝75から前方に向かって開くように傾斜させている。
この場合、アイロン本体1が載置台61へ載置された時の受電部52の左右方向の傾きが大きいときでも、V字状に開いた誘導部76で支持部55を受けることができ、受電部52の傾きを矯正して、給電部63の下方に設けた溝75に誘導することができるようになる。そのため、アイロン本体1のベース3がより確実に加熱されると共に、アイロン本体1がより確実にアース接続され、載置台61に対するアイロン本体1の頻繁な載置操作性を良好にして、より使い勝手を向上することが可能になる。
また本実施形態では、溝75をアイロン本体1の変位方向に形成している。この場合、溝75の入口から支持部55が所定の長さで嵌合することができ、アイロン本体1の変位方向を規制して、アイロン本体1がより確実にアース接続される安全なコードレスアイロンを提供できる。
図10〜図13は、本発明の第2実施形態におけるコードレスアイロンを示している。第1実施形態との構成上の違いを説明すると、本実施形態では、載置台61の内部に冷却装置となる送風機としての送風ファン81が設けられている。この送風ファン81は、何れも図示しないが、電気信号を回転力に変換するモータと、モータの回転力により回転されて送風を行なうファンとにより構成され、アイロン本体1を載置台61に載置したときに、送風ファン81からベース3の底面に向けて風が送り出されるように配置される。なお、冷却装置としての形態は、本実施形態のような送風ファン81に限定されず、同等の機能が発揮できれば別な装置で構成しても構わない。
送風ファン81は、アイロン本体1の温度設定などにより、その稼働が制御される。アイロン本体1からは、送風ファン81を稼働するための信号線が、受電端子53と給電端子65とによる電源接続接点とは別に設けられている。具体的には、アイロン本体1には、温度制御装置40に接続する信号端子82が設けられる一方で、載置台61には信号受け端子83が設けられ、アイロン本体1を載置台61に載置したときに、受電端子53と給電端子65が電気的に接続すると同時に、信号端子82と信号受け端子83も電気的に接続する構成になっている。そして温度制御装置40は、設定釦39の操作により設定された温度に基づき、アイロン本体1を冷却する必要があると判断した場合に、信号端子82に稼働制御信号を送出し、信号受け端子83を介してこの稼働制御信号を送風ファン81が受けると、送風ファン81のモータが稼働してファンを回転させ、アイロン本体1に向けて送風を行なう構成となっている。
図11に示すように、本実施形態では、設定釦39の操作により切換わる「切」,「低」,「中」,「高」の各モードに対応して、個々にLED44が配設される。温度制御装置40は、設定釦39を押動操作する毎に、設定モードを例えば「低」→「中」→「高」→「切」の順に切換えて、「切」以外の設定モードでは、ヒータ2を制御して、ベース3が各設定モードに対応した設定温度になるまでの温度調節中(例えば、「高」→「低」、「低」→「高」など)に、その設定モードに対応するLED44を点滅させ、ベース3が設定温度に達すると、LED44を点滅から点灯に切換えて、ベース3が設定温度を維持するようにヒータ2を引き続き制御する。
一方、設定モードが「切」になると、温度制御装置40は「切」に対応するLED44を点滅させ、前述の稼働制御信号を載置台61に供給して送風ファン81を稼働させる。そして、ベース3が安全な温度にまで低下すると、温度制御装置40は「切」に対応するLED44を消灯させ、載置台61への稼働制御信号の供給を遮断して、送風ファン81を停止させる。その他の構成は、第1実施形態と共通であるので、説明は省略する。
本実施形態では、アイロン本体1を載置台61に載置すると、載置台61を介してアイロン本体1への電源供給を行なうのと同時に、設定釦39の操作による設定温度に基づき、載置台61に備えた送風ファン81の稼働が制御される。温度制御手段40は、特にヒータ2への通電を行なわない「切」の設定モードに、温度設定が変更された場合に、載置台61に稼働制御信号を送出して、送風ファン81を連続して稼働させる。これにより、アイロン本体1のベース3を送風ファン81からの送風により強制的に冷却することができ、高温から低温への応答性に優れたコードレスアイロンを提供できる。
また、アイロン本体1への電源供給時と同様に、アイロン本体1を載置台61に載置することで送風ファン81の送風を制御できるので、通常のアイロンかけを行なう操作だけで、特別な操作を必要とせずに、アイロン本体1を速やかに温度低下させることができる。しかも、アイロン本体1を載置台61に載置しない限り、載置台61へは稼働制御信号が供給されないので、不必要な送風ファン81の稼働を防ぐことができる。
また、ベース3が設定温度に達していて適温である場合は、LED44が点灯する一方で、設定釦39により設定温度を切換えた直後の、ベース3が設定温度に達していない温度調節中は、LED44が点滅する。このようなLED44の動作により、ユーザーはアイロン本体1の温度の状態を確認することが可能になる。さらに、設定モードを「切」に切換えた場合、ベース3が安全な温度になるまでは、「切」に対応したLED44が点滅し、送風ファン81が稼働してベース3を速やかに温度低下させ、やがてベース3が安全な温度に低下すると、「切」に対応するLED44が消灯して、送風ファン81の運転も停止する。これにより、ベース3の温度低下時においても、アイロン本体1の温度をLED44で表示することで、ベース3の適温状態を目視で把握することが可能になり、不必要な送風ファン81の稼働を防ぐことができる。
以上のように、本実施形態では、アイロン本体1と、このアイロン本体1に給電する給電台としての載置台61とからなるコードレスアイロンにおいて、載置台61に冷却装置としての送風ファン81を設置している。
この場合、載置台61に備えた送風ファン81を稼働させて、アイロン本体1の温度を素早く低下させることが可能になり、高温から低温への応答性に優れたコードレスアイロンを提供できる。
また、本実施形態における送付ファン81は、例えば設定釦39からの操作入力を受けて、アイロン本体1の温度設定により稼働する構成となっている。
この場合、アイロン本体1の温度を設定することで、送風ファン81の稼働を容易に制御することが可能になる。
また、本実施形態では、アイロン本体1の温度低下時に、このアイロン本体1の温度を例えばLED44で表示する構成となっている。
この場合、アイロン本体1の温度低下時に、アイロン本体1の温度の状態を表示することで、アイロン本体1の温度の状態を目視で確認できる。
図14〜図16は、本発明の第3実施形態におけるコードレスアイロンを示している。これらの各図において、101はアイロン本体、102はアイロン本体101を上面に載置する給電台である。ここでのコードレスアイロンは、アイロン本体101側で発熱体としてのシーズ線をベースに鋳込む構成とせず、給電台102側にIH(誘導加熱)コイル103を配設し、アイロン本体101側に鉄板をアルミ鍛造したベース104を設けることで、アイロン本体101の軽量化を図っている。IHコイル103とベース104の鉄板は、アイロン本体101を給電台102に載置した状態で、互いに向かい合う位置に配置される。
アイロン本体1は、ベース104の上面を例えば樹脂製のカバー105で覆い、このカバー105の略中央上部に、手で掴むことが可能なハンドル106を配設して構成される。鉄板105の底面は、衣類などを当ててアイロンがけを行なう略平坦な掛け面107として形成される。
給電台102には、アイロン本体101を給電台102に載置したときに、掛け面107に当接してベース104の温度を検出する温度検出部としての温度センサ111や、給電第102の前側上面に配置される操作部112や、必要に応じてIHコイル103に高周波電流を供給する電源部113などが組み込まれている。電源部113は、温度センサ111からの検出温度が、予め操作部112で設定した温度となるように、IHコイル103を制御するもので、電源部113からIHコイル103に高周波電流を供給すると、このIHコイル103から磁性部材であるベース104の鉄板に交番磁界が発生して、ベース104がアイロンかけに適した温度に発熱する構成となっている。
従来のコードレスアイロンは、アイロン本体の内部で温度センサによりベースの温度を検出し、この検出した温度が設定した温度となるようにシーズ線を加熱して、アイロン本体の加熱制御や温度制御を行なっていた。しかし、これではアイロン本体のかけ面を均一に加熱することができず、またアイロン本体が重くなる問題があった。
そこで、本実施形態のコードレスアイロンは、給電台102自体にIHコイル103を配置し、アイロン本体101側にはIHコイル103により発熱する鉄板をアルミ鍛造したベース104が配設される。シーズ線を発熱体としたものとは違い、IHコイル103は面が広くベース104を加熱できるため、アイロン本体101の掛け面107を均等に加熱することができ、効果的なアイロン掛けが可能になる。
また、給電台102に発熱体としてのIHコイル103や、温度センサ111を配置し、アイロン本体101には電気回路を配置しないように構成したので、アイロン本体101の軽量化を図ることができる。特に給電台102に温度センサ111を有することで、アイロン本体101のベース104を制御部としての電源部113で温度制御することが可能になる。さらに、給電台102のアイロン本体101を載せるだけでベース104を加熱できるため、給電台102の接点にアイロン本体101を合わせておくような不便さもなく、コードレスアイロンとしての使い勝手も向上する。
前述のように、アイロン本体101と給電台102には、それぞれ電気的な接点が存在せず、アイロン本体101は上下左右の方向性を必要としないため、握り手であるハンドル106をアイロン本体101の中央に設置することができる。また、アイロン本体101の掛け面107を、円形や楕円形などに対応することができ、コードレスアイロンとしての使い勝手をさらに向上させることができる。
図17〜図19は、本発明の第4実施形態におけるコードレスアイロンを示している。本実施形態は、第1実施形態や第2実施形態で説明した載置台61と、この載置台61に着脱可能に設けられ、アイロン本体1を収納保管するアイロン収納ケース121との係脱構造に関するものである。
これらの各図において、アイロン収納ケース121は弾性を有する樹脂製部材で形成され、載置台61にアイロン本体1を載置した状態で、このアイロン本体1を包囲し、且つ載置台61で下方開口122が閉じられる形状を有する。アイロン収納ケース121の内側面には、載置台61と着脱自在に結合する爪部123が形成され、アイロン収納ケース121の外側面には、下側から指を差し入れることができる形状の操作部124が、アイロン収納ケース121と一体的に形成される。特に、本実施形態における爪部123の上面は、載置台61に向けて上方に傾斜するテーパー面126として形成され、このテーパー面126と爪部123の内端面127とにより、爪部123の内側上部には、鋭角の角部128が形成される。
載置台61は、アイロン収納ケース121の内側面に対向して、爪部123と係脱可能な凸部131が設けられる。この凸部131の下端には、前述の角部128が入り込める形状の段差状の凹空間132が形成される。
上記構成において、アイロン本体1を収納するときは、アイロン本体1を載置台61上に載置し、アイロン本体1を上方から覆うようにアイロン収納ケース121を上方から被せると、爪部123が凸部131に当接し、さらに下げると樹脂製のアイロン収納ケース121自身の弾性により外側へ広がるように変位し、爪部123が凸部131を超えたところで、アイロン収納ケース121は載置台61側へ戻る。この時の状態を示したのが、図17および図18である。
特に本実施形態の爪部123は、上面にテーパー面126を形成したテーパー形状になっており、爪部123が凸部131を乗り超えて、アイロン収納ケース121が載置台61にセットされたときに、爪部123が載置台61の内部に入り込む構造となっている。したがって、アイロン収納ケース121を載置台61にセットする際に、アイロン収納ケース121と載置台61との間で容易にロックを掛けることができる。
この状態から、コードレスアイロンを運搬する場合は、アイロン収納ケース121の上方に設けられた図示しないハンドルを持ち上げる。すると、アイロン収納ケース121と共に爪部123が上方向へ移動し、爪部123が載置台61に設けた凸部131の角部132と嵌合して、アイロン本体1と共に載置台61が持ち上げられる。この時の状態を示したのが、図19である。
特に本実施形態では、アイロン収納ケース121を持ち上げた際に、アイロン収納ケース121の角部128が載置台61の凹空間132に入り込んで、アイロン収納ケース121の外方向への動きを阻害することで、載置台61とアイロン収納ケース121の安易な嵌合外れが防止される。従って、運搬時に不測に外力の衝撃が加わった場合でも、テーパー形状の爪部123が載置台61の内部に入り込んで、載置台61の落下を防止することができ、安全性の高いコードレスアイロンを提供できる。
一方、載置台61からアイロン収納ケース121を取り外す場合は、アイロン収納ケース121を載置台61に置いた状態にして、操作部124の下面から指を差し入れ、アイロン収納ケース121自身の弾性に抗して、アイロン収納ケース121を外方に開くように操作部124を変位させる。このとき、爪部123にはテーパー面126が形成されており、このテーパー面126に沿って、凸部131の下端面との当接位置が移動しながら、爪部123と凸部131とのロック状態がスムーズに解除され、載置台61からアイロン収納ケース121を離脱させることが可能になる。
従来は、アイロン収納ケースに凹凸形状の爪部を設けてあり、アイロン収納ケースと載置台をロックした際に、その凹凸形状の爪部が載置台に掛かる構成が提案されていた。しかし、こうした爪部が載置台に掛かってしまうと、アイロン収納ケースが外れにくくなりすぎてしまい、ユーザーがアイロン収納ケースを外すのに困難になる傾向があった。本実施形態は、アイロン収納ケースの爪部が載置台に掛かりやすく、且つアイロン収納ケースを持ち上げる際に、載置台が落下するのを回避し、さらにアイロン収納ケースを外す際には、スムーズにロック解除が可能なコードレスアイロンの構造を提案している。
すなわち本実施形態では、アイロン収納ケース121にテーパー形状の爪すなわち爪部123を設け、アイロン収納ケース121を載置台61にセットした際に、爪部123が載置台61に形成した凸部131の内部に入り込む構造となっている。これにより、アイロン収納ケース121を載置台61にセットしたときに、爪部123が載置台61の内部に入り込んで、容易にアイロン収納ケース121と載置台61をロック状態にすることができる。
また本実施形態では、アイロン収納ケース121を持ち上げたときに、爪部123が載置台61に掛かって、凸部131の内部に入り込む構造となっている。これにより、アイロン収納ケース121を持ち上げた際に、爪部123が載置台61に形成した凸部131の内部に入り込んで、アイロン収納ケース121の外方向への動きを阻害し、載置台61の落下を防止することができ、安全性の高いコードレスアイロンを提供できる。
さらに、載置台61からアイロン収納ケース121を取り外す場合も、テーパー形状の爪部123が載置台61からスムーズにロック解除され、アイロン収納ケース121を容易に外すことが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更可能である。例えば、各実施形態で示した構成を適宜組み合わせたコードアイロンとしても構わない。
1 アイロン本体
2 ヒータ(加熱手段)
3 ベース
51 ハンドルカバー
52 受電部
53 受電端子
55 支持部
58 アース部
60 アース端子
61 載置台(給電台)
63 給電部
64 電源電線
65 給電端子(電源端子)
68 アース受け端子
69,70 接続部
75 溝
76 誘導部
81 送風ファン(冷却装置)

Claims (9)

  1. アイロン本体と、このアイロン本体を載置する載置台とからなり、
    前記アイロン本体には、ベースと、前記ベースを加熱する加熱手段と、前記加熱手段に導通する受電端子と、前記ベースに感電防止用のアース端子とが配置され、
    前記載置台には、電源電線に導通する電源端子とアース受け端子が設けられるコードレスアイロンにおいて、
    前記アース端子と前記アース受け端子との接続部を、前記受電端子と前記電源端子との接続部の下方に配置したことを特徴とするコードレスアイロン。
  2. 前記ベースの後方にハンドルカバーを配置し、前記アース端子を前記ハンドルカバーで覆ったことを特徴とする請求項1記載のコードレスアイロン。
  3. 前記アース端子は弾性を有するバネ接点で構成され、前記アース受け端子は剛体で構成されることを特徴とする請求項1または2記載のコードレスアイロン。
  4. アイロン本体と、このアイロン本体を載置する載置台とからなり、
    前記アイロン本体は、加熱手段によって加熱されるベースを有し、後部に凹状の受電部とアース部を設けて、前記受電部内と前記アース部内に受電端子とアース端子をそれぞれ設け、
    前記載置台は、前記受電部に嵌合する凸状の給電部を形成し、前記給電部内に前記受電端子と接続する給電端子が設けられ、前記給電端子の下方に前記アース端子と接続するアース受け端子が設けられ、
    前記受電部内に垂直方向に設けた板状の支持部を後方へ突出させると共に、
    前記給電部の下方に、前記支持部が嵌入可能な溝と、前記溝に向かって傾斜する誘導部を形成したことを特徴とするコードレスアイロン。
  5. 前記誘導部は略V字状に形成され、前記溝から前方に向かって開くように傾斜させたことを特徴とする請求項4記載のコードレスアイロン。
  6. 前記溝を、前記アイロン本体の変位方向に形成したことを特徴とする請求項4または5記載のコードレスアイロン。
  7. アイロン本体と、このアイロン本体に給電する給電台とからなるコードレスアイロンにおいて、
    前記給電台に冷却装置を設置したことを特徴とするコードレスアイロン。
  8. 前記冷却装置は、前記アイロン本体の温度設定により稼働するものであることを特徴とする請求項7記載のコードレスアイロン。
  9. 前記アイロン本体の温度低下時に、当該アイロン本体の温度を表示する構成としたことを特徴とする請求項7または8記載のコードレスアイロン。
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