JP2014209945A - 酸素濃縮器のバックアップシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の酸素濃縮器に対してバックアップシステムを構築する。【解決手段】酸素濃縮器のバックアップシステム1は、高濃度の酸素を供給する供給口28が設けられた酸素濃縮器10における当該供給口28に接続されるシステムである。このバックアップシステム1は、供給口28から患者の気道までを繋ぐメイン流路12と、酸素濃縮器10をバックアップする酸素ボンベ11から、メイン流路12における濃縮器側逆止弁29よりも患者側に設けられた分岐点までを繋ぐバックアップ流路13と、このバックアップ流路13を閉じている正常状態、及び、バックアップ流路13を開いているバックアップ状態、を切り替える状態切替え手段14と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、酸素濃縮器のバックアップシステムに関する。
近年、肺気腫や慢性気管支炎などの慢性呼吸疾患に苦しむ呼吸不全の患者が増加している。このような呼吸不全の患者に対しては、在宅酸素療法が施されている。これにより、呼吸不全の患者であっても自宅での生活が可能となっている。在宅酸素療法では、例えば90%程度に濃縮された高濃度の酸素が、酸素供給源から患者に供給される。酸素供給源としては、空気を吸引して酸素濃度を高める酸素濃縮器(酸素富化器)などが一般に用いられている。そして、万一の停電などに備え、酸素ボンベを常備してバックアップ可能な状態になっている(特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に記載のシステムでは、酸素濃縮器の異常を検出した場合にバッテリー電源を用いて電磁弁を開き、酸素ボンベから酸素が供給される。これにより、酸素濃縮器に異常が発生した場合であっても、酸素ボンベから酸素を供給できる。
特許第4723389号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシステムの場合、酸素濃縮器の内部に電磁弁を備える構造であり、既存の酸素濃縮器に適用することが想定されていない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、既存の酸素濃縮器に対して構築できるバックアップシステムを提供することを目的とする。
(1)本発明は、高濃度の酸素を供給する供給口が設けられた酸素濃縮器における該供給口に接続されるバックアップシステムであって、前記供給口から患者の気道までを繋ぐメイン流路と、前記酸素濃縮器をバックアップする酸素ボンベから、前記メイン流路における前記濃縮器側逆止弁よりも患者側に設けられた分岐点までを繋ぐバックアップ流路と、前記バックアップ流路を閉じている正常状態、及び、前記バックアップ流路を開いているバックアップ状態、を切り替える状態切替え手段と、を備えることを特徴とする、酸素濃縮器のバックアップシステムである。
本発明によれば、酸素濃縮器の供給口から患者の気道までを繋ぐメイン流路の途中に設けられた分岐点に、酸素ボンベからのバックアップ流路を繋いでいるので、既存の酸素濃縮器に対してバックアップシステムを構築できる。
(2)本発明はまた、前記状態切替え手段は、前記メイン流路の内部における流量又は気圧の変化に基づいて、前記正常状態から前記バックアップ状態に切り替えることを特徴とする、上記(1)に記載の酸素濃縮器のバックアップシステムである。
上記発明によれば、簡易な構造でありながら、電磁弁を設けた場合と同様の応答性を確保できる。
(3)本発明はまた、前記メイン流路に設けられ、前記供給口への酸素の逆流を防止する濃縮器側逆止弁と、前記バックアップ流路に設けられ、前記酸素ボンベへの酸素の逆流を防止するボンベ側逆止弁と、を備えることを特徴とする、上記(2)に記載の酸素濃縮器のバックアップシステムである。
上記発明によれば、酸素ボンベへの酸素の逆流を防止するボンベ側逆止弁を備えているので、バックアップ流路がメイン流路から外れてしまった場合であっても、酸素濃縮器からの酸素は、漏れ出ることはなく、確実に患者に供給される。また、酸素濃縮器の供給口への酸素の逆流を防止する濃縮器側逆止弁を備えているので、メイン流路の酸素濃縮器側が当該メイン流路の患者側やバックアップ流路から外れてしまった場合であっても、酸素ボンベからの酸素は、漏れ出ることはなく、確実に患者に供給される。
(4)本発明はまた、前記状態切替え手段は、前記濃縮器側逆止弁と、前記ボンベ側逆止弁と、前記ボンベ側逆止弁を閉鎖する方向に付勢して、前記酸素濃縮器からの酸素の供給を、前記酸素ボンベからの酸素の供給に優先させる付勢手段と、を備えることを特徴とする、上記(3)に記載の酸素濃縮器のバックアップシステムである。
(5)本発明はまた、前記酸素ボンベから供給される酸素の量を調整する流量調整弁を備えることを特徴とする、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の酸素濃縮器のバックアップシステムである。
上記発明によれば、酸素ボンベでバックアップする酸素の量を調整できる。
(6)本発明はまた、前記メイン流路の内部において前記酸素濃縮器から供給される酸素の流量又は圧力を計測する流路内センサと、前記流路内センサの計測結果に基づいて、前記酸素ボンベから供給される酸素の量を決定するボンベ側供給量決定手段と、を備え、前記流量調整弁は、前記酸素ボンベから供給される酸素の量を、前記ボンベ側供給量決定手段で決定された酸素の量に調整することを特徴とする、上記(5)に記載の酸素濃縮器のバックアップシステムである。
上記発明によれば、流路内センサの計測結果に基づいて、酸素ボンベから供給される酸素の量を決定するので、患者に供給する酸素の量を一定に保てる。
(7)本発明はまた、前記流路内センサの計測結果を出力する計測結果出力手段、を備えることを特徴とする、上記(6)に記載の酸素濃縮器のバックアップシステムである。
上記発明によれば、計測結果出力手段の出力に基づいて、異常を容易に発見させることができる。
(8)本発明はまた、前記酸素濃縮器の起動を検出する濃縮器起動検出センサと、前記濃縮器起動検出センサが前記酸素濃縮器の起動を検出したことを契機に前記酸素ボンベを起動させるボンベ起動手段と、を備えることを特徴とする、上記(5)〜(7)のいずれかに記載の酸素濃縮器のバックアップシステムである。
酸素ボンベの起動を手動で行う必要があると仮定すると、その作業を忘れて行わなかった場合、酸素ボンベでバックアップできない。一方、上記発明によれば、酸素濃縮器の起動に連動して酸素ボンベが自動的に起動するので、酸素ボンベでバックアップできないという事態を避けることができ、安全である。
(9)本発明はまた、前記流路内センサは、前記濃縮器起動検出センサを兼ねることを特徴とする、上記(8)に記載の酸素濃縮器のバックアップシステムである。
(10)本発明はまた、前記状態切替え手段は、前記分岐点に設けられるシャトル弁であり、前記バックアップ状態において、前記供給口から前記分岐点までの前記メイン流路を閉じることを特徴とする、上記(1)〜(9)のいずれかに記載の酸素濃縮器のバックアップシステムである。
上記発明によれば、状態切替え手段をシャトル弁一つで構成することができる。このため、部品点数を削減でき、結果としてコスト削減を図れる。
(11)本発明はまた、前記バックアップ状態を検出する状態検出センサと、前記状態検出センサが前記バックアップ状態を検出したことを契機に警報を出力する警報出力手段と、を備えることを特徴とする、上記(1)〜(10)のいずれかに記載の酸素濃縮器のバックアップシステムである。
上記発明によれば、警報出力手段の出力に基づいて、酸素ボンベによるバックアップ状態であることを容易に認識させることができる。
本発明の上記(1)〜(11)に記載の酸素濃縮器のバックアップシステムによれば、既存の酸素濃縮器に対して構築することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明の第1実施形態に係る酸素濃縮器のバックアップシステムのブロック図である。 酸素濃縮器のブロック図である。 状態切替え手段の概略図であり、(A)は正常状態を示し、(B)及び(C)はバックアップ状態を示す。 制御ユニットのハード構成を示すブロック図である。 制御ユニットの機能構成を示すブロック図である。 流路内センサによって検出される酸素の量を説明する時刻歴であり、(A)はバックアップ状態では酸素濃縮器からの酸素の供給が完全に停止する場合を示し、(B)はバックアップ状態であっても酸素濃縮器からの酸素の供給が停止しない場合を示す。 本発明の第2実施形態に係る酸素濃縮器のバックアップシステムにおける状態切替え手段の概略図であり、(A)は正常状態を示し、(B)はバックアップ状態を示す。 本発明の第3実施形態に係る酸素濃縮器のバックアップシステムのブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る酸素濃縮器のバックアップシステムについて詳細に説明する。
[第1実施形態]まず、図1〜図5を用いて、本発明の第1実施形態に係るバックアップシステム1の構成について説明する。図1は、バックアップシステム1のブロック図である。図2は、酸素濃縮器10のブロック図である。図3は、状態切替え手段14の概略図である。図3(A)は、正常状態を示す。図3(B)及び図3(C)はバックアップ状態を示す。図4は、制御ユニット21のハード構成を示すブロック図である。図5は、制御ユニット21の機能構成を示すブロック図である。なお、各図において、一部の構成を適宜省略して、図面を簡略化する。そして、各図において、部材の大きさ等を適宜誇張して表現する。
図1に示されるバックアップシステム1は、在宅酸素療法に用いられる酸素濃縮器10を、常備する酸素ボンベ11でバックアップ可能としているシステムである。具体的に、バックアップシステム1は、酸素濃縮器10の供給口28(図2参照)に接続されるシステムであり、酸素ボンベ11と、メイン流路12と、バックアップ流路13と、状態切替え手段14と、開閉弁15aと、流量調整弁15bと、流路内センサ16と、濃縮器起動検出センサ17と、状態検出センサ18a,18bと、モニター19と、警報出力手段20と、制御ユニット21と、バックアップ電源(図示省略)と、等を備えている。
酸素濃縮器10は、高濃度の酸素を患者等に供給する機器であり、空気(大気)を吸引して酸素濃度を高めている。この酸素濃縮器10には、濃縮器起動検出センサ17が設けられている。このような酸素濃縮器10には、患者が以前から利用している既存のものを採用できる。具体的には、図2に示されるように、酸素濃縮器10は、フィルター23と、圧縮機24と、切替え弁25と、一対の酸素濃縮塔26a,26bと、加湿器27と、供給口28と、等を備えている。
フィルター23は、不織布やスポンジ等からなり、取り込まれる空気の中の塵埃を濾過する。圧縮機24は、フィルター23を介して取り込まれた空気を圧縮する。切替え弁25は、圧縮機24で圧縮された空気を送り込む酸素濃縮塔26a,26bを切り替える。一対の酸素濃縮塔26a,26bは、ゼオライトなどの酸素濃縮触媒を備えている。これら一対の酸素濃縮塔26a,26bは、圧縮機24で圧縮された空気が送り込まれ、昇圧する。これにより、一対の酸素濃縮塔26a,26bは、酸素濃縮触媒が作用して、空気中から窒素や水分を吸着する。その後、一対の酸素濃縮塔26a,26bは、窒素や水分を放出することで、高濃度(例えば、90%)の酸素を生成する。加湿器27は、酸素濃縮塔26a,26bで生成された高濃度の酸素を加湿する。供給口28は、加湿器27で加湿された高濃度の酸素を、メイン流路12を介して患者に供給する。このような酸素濃縮器10には、株式会社メトラン(埼玉県川口市)が市販する「KM−X 3L(商品名)」を採用できる。
図1に戻って説明する。酸素ボンベ11は、酸素濃縮器10をバックアップするために常備されている。この酸素ボンベ11は、酸素濃縮器10に異常がある場合に、当該酸素濃縮器10の代わりに高濃度の酸素を供給する。なお、酸素ボンベ11は、1本だけでなく、複数本を並列に常備するようにしてもよい。
メイン流路12は、チューブ(カニューラ)等からなり、酸素濃縮器10の供給口28(図2参照)から患者の気道までを繋ぐ。このメイン流路12の途中には分岐点があり、その分岐点を基点として状態切替え手段14が設けられている。また、メイン流路12内には、流路内センサ16が設けられている。
バックアップ流路13は、チューブ等からなり、酸素ボンベ11から状態切替え手段14までを繋ぐ。このバックアップ流路13の途中には、開閉弁15a及び流量調整弁15bが設けられている。
状態切替え手段14は、酸素濃縮器10の供給口28(図2参照)からのメイン流路12を開いていると共にバックアップ流路13を閉じている正常状態(図3(A)参照)、及び、バックアップ流路13を開いているバックアップ状態(図3(B)及び図3(C)参照)を切り替える。この状態切替え手段14は、メイン流路12の内部における酸素の流量(又は気圧)の変化に基づいて、正常状態からバックアップ状態に、あるいはその逆に切り替える。ただし、厳密に解釈するならば、後述する付勢手段29b,30bの力を考慮する必要がある。
具体的には、図3(A)〜図3(C)に示されるように、状態切替え手段14は、メイン流路12内に設けられた濃縮器側逆止弁29と、バックアップ流路13内に設けられたボンベ側逆止弁30と、を備えている。
濃縮器側逆止弁29は、磁石を内蔵する弁本体29aと、この弁本体29aを付勢する付勢手段(例えば、コイルスプリング)29bと、などを備えている。この濃縮器側逆止弁29は、酸素濃縮器10から供給される酸素の流れ(流量・流速や気圧)に基づく力(便宜上、濃縮器側開放力と称す。)と、酸素濃縮器10へ逆流する酸素の流れ(流量・流速や気圧)に基づく力に、付勢手段29bの付勢力(復元力)を加算した力(便宜上、濃縮器側閉鎖力と称す。)と、の差によって動作する。
すなわち、濃縮器側逆止弁29は、濃縮器側開放力が濃縮器側閉鎖力に対して上回っている場合に開放して、酸素濃縮器10の供給口28から供給される酸素の流れを許容する(図3(A)及び図3(C)参照)。そして、濃縮器側逆止弁29は、濃縮器側閉鎖力が濃縮器側開放力に対して上回っている場合に閉鎖して、酸素濃縮器10側への酸素の逆流を防止する(図3(B)参照)。
ボンベ側逆止弁30は、濃縮器側逆止弁29と同様の構成であり、磁石を内蔵する弁本体30aと、この弁本体30aを付勢する付勢手段(例えば、コイルスプリング)30bと、などを備えている。このボンベ側逆止弁30は、酸素ボンベ11から供給される酸素の流れ(流量・流速や気圧)に基づく力(便宜上、ボンベ側開放力と称す。)と、酸素ボンベ11へ逆流する酸素の流れ(流量・流速や気圧)に基づく力に、付勢手段30bの付勢力(復元力)を加算した力(便宜上、ボンベ側閉鎖力と称す。)と、の差によって動作する。
すなわち、ボンベ側逆止弁30は、ボンベ側開放力がボンベ側閉鎖力に対して上回っている場合に開放して、酸素ボンベ11から供給される酸素の流れを許容する(図3(B)及び図3(C)参照)。そして、ボンベ側逆止弁30は、ボンベ側閉鎖力がボンベ側開放力に対して上回っている場合に閉鎖して、酸素の逆流を防止する(図3(A)参照)。なお、付勢手段30bの付勢力は、濃縮器側逆止弁29の付勢手段29bと比較して強くなるように設定されている。これにより、酸素ボンベ11から供給される酸素よりも、酸素濃縮器10から供給される酸素を優先して患者に供給することを実現する。
図1に戻って説明する。開閉弁15aは、制御ユニット21からの信号に基づいて、開閉して酸素ボンベ11からの酸素の供給をオンオフする。この開閉弁15aには、例えば、電磁弁が用いられる。流量調整弁15bは、制御ユニット21からの信号に基づいて、酸素ボンベ11から供給される酸素の量を調整する。この流量調整弁15bには、例えば、ニードル弁が用いられる。
流路内センサ16は、メイン流路12の内部において酸素濃縮器10から供給される酸素の流量(又は流速)を計測する流量計である。この流路内センサ16は、計測結果を信号にして制御ユニット21に逐次送信する。
濃縮器起動検出センサ17は、酸素濃縮器10からの信号を受け、当該酸素濃縮器10の電源のオンオフを検出する。すなわち、濃縮器起動検出センサ17は、酸素濃縮器10の起動(電源が入ったこと)又は停止(電源ボタンの操作で電源が切れたこと)を検出する。この濃縮器起動検出センサ17は、検出結果を信号にして制御ユニット21に逐次送信する。
状態検出センサ18a,18bは、状態切替え手段14の状態を検出する。すなわち、図3(A)〜図3(C)に示されるように、状態検出センサ18aは、濃縮器側逆止弁29の状態を検出する。具体的に、状態検出センサ18aは、ホール素子を採用したセンサであり、弁本体29aに内蔵されている磁石の磁力に基づいて、濃縮器側逆止弁29の開閉状態及び開放量を検出する。また、状態検出センサ18bは、ボンベ側逆止弁30の状態を検出する。具体的に、状態検出センサ18bは、ホール素子を採用したセンサであり、弁本体30aに内蔵されている磁石の磁力に基づいて、ボンベ側逆止弁30の開閉状態及び開放量を検出する。結果、状態検出センサ18a,18bは、状態切替え手段14の状態が、正常状態(図3(A)参照)であるかバックアップ状態(図3(B)及び図3(C)参照)であるかを検出する。これら状態検出センサ18a,18bは、検出結果を信号にして制御ユニット21に逐次送信する。
モニター19は、制御ユニット21から送信される信号に基づいて、各センサ16,17,18a,18bの検出結果を出力する。
警報出力手段20は、制御ユニット21から送信される信号に基づいて、各種警報を出力するスピーカーやランプ等である。この警報出力手段20は、酸素濃縮器10が起動したことを検出したことを契機に警報を出力する。あるいは、警報出力手段20は、例えば、状態検出センサ18a,18bがバックアップ状態(図3(B)及び図3(C)参照)を検出したことを契機に警報を出力する。なお、警報出力手段20による警報は、フラグが解除されるまでは出力され続ける。酸素濃縮器10が起動したことによる警報は、後述する流量決定ボタン(図示省略)が操作され、酸素ボンベ11による流量が決定することで停止する。他の警告は、正常な状態に復帰した後に専用のボタン(図示省略)が操作されることで停止する。
図4に示されるように、制御ユニット21は、CPU32と、第1記憶媒体33と、第2記憶媒体34と、バス35と、等を備えている。
CPU32は、いわゆる中央演算処理装置であり、各種プログラムが実行されて本制御ユニット21の各種機能を実現する。第1記憶媒体33は、いわゆるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)であり、CPU32の作業領域として使用される。例えば、第1記憶媒体33は、状態検出センサ18a,18bがバックアップ状態であることを検出した場合に、その履歴を示すフラグを記憶する。第2記憶媒体34は、いわゆるROM(リード・オンリー・メモリー)であり、CPU32で実行されるプログラムを記憶する。バス35は、CPU32、第1記憶媒体33、第2記憶媒体34等を一体的に接続して通信を行う配線となる。
図5に示されるように、制御ユニット21は、機能構成として、センシング部36と、ボンベ起動部37と、ボンベ側供給量決定部38と、モニター制御部39と、警報制御部40と、を備えている。
センシング部36は、各センサ16,17,18a,18bのセンシングデータ(検出結果)を常に取得して各部37〜40に伝達する。センシング部36で取得したデータは、履歴として記憶される。履歴の記憶先は、制御ユニット21内であっても、外部の送信先であってもよい。外部への送信手段は、無線であっても有線であってもよく、記録媒体等の媒体を介して送信してもよい。また、センシング部36で取得した流路内センサ16のデータを、酸素濃縮器10にフィードバックして、酸素濃縮器10から供給される酸素の量を一定に保つ。これにより、酸素濃縮器10で予め設定されている酸素の量に保たれる。
ボンベ起動部37は、センシング部36から伝達されたセンシングデータ(濃縮器起動検出センサ17の検出結果)を参照して、濃縮器起動センサ17が酸素濃縮器10の起動を検出したことを契機に、開閉弁15aに信号を送信し、当該開閉弁15aを開く。結果、酸素ボンベ11が起動する。すなわち、ボンベ起動部37は、濃縮器起動センサ17が酸素濃縮器10の起動を検出したことを契機に酸素ボンベ11を起動させているといえる。また、ボンベ起動部37は、センシング部36から伝達されたセンシングデータ(濃縮器起動検出センサ17の検出結果)を参照して、濃縮器起動センサ17が酸素濃縮器10のボタン操作による停止を検出したことを契機に、開閉弁15aに信号を送信し、当該開閉弁15aを閉じて停止させる。
ボンベ側供給量決定部38は、センシング部36から伝達されたセンシングデータ(流路内センサ16の検出結果)を参照して、酸素ボンベ11から供給される酸素の量を決定する。具体的に、ボンベ側供給量決定部38は、センシング部36のセンシングデータが、予め定められた範囲(酸素濃縮器10の適正な動作で想定される範囲)内で定常値となり、かつ、利用者(看護師、介助者、患者など)によって流量決定ボタン(図示省略)が操作されて信号が入力されたことを条件(正常状態となったことを条件)に、当該センシングデータの値を、酸素ボンベ11から供給される酸素の量と決定する。ボンベ側供給量決定部38による決定は、1回に限らず複数回行う。酸素濃縮器10から供給される酸素の量の設定値が変更されることもあるからである。なお、酸素濃縮器10から供給される酸素の量の設定値が変更された場合には、流量決定ボタンが操作されない限り、酸素ボンベ11から供給される酸素の量は、設定変更前の設定値に維持される。また、バックアップ状態に切り替わった後は、その履歴を示すフラグが解除されるまでは、ボンベ側供給量決定部38による決定は行われない。そして、ボンベ側供給量決定部38は、決定した内容を信号として流量調整弁15bに送信し、当該流量調整弁15bを制御する。
モニター制御部39は、センシング部36から伝達されたセンシングデータ(各センサ16,17,18a,18bの検出結果)をモニター19に送信して、当該モニター19に各センサ16,17,18a,18bの検出結果を出力させる。
警報制御部40は、センシング部36のセンシングデータを参照して、濃縮器起動センサ17が酸素濃縮器10の起動を検出したことを契機に、あるいは、当該センシングデータが予め設定されている範囲から外れたことを契機に、警報出力手段20に信号を送信し、当該警報出力手段20に警報を出力させる。例えば、警報制御部40は、センシング部36から、バックアップ状態に切り替えられたという検出結果が伝達されたことを契機に、警報出力手段20に信号を送信する。
図1に戻って説明する。バックアップシステム1は、プラグ(図示省略)をコンセントに差し込んで電源を得る構成となっている。このバックアップシステム1は、コンセントからの電源が途絶えた場合にバックアップするバックアップ電源(図示省略)を備えている。
次に、図3及び図6を用いて、バックアップシステム1の処理手順について説明する。
図6は、流路内センサ16によって検出される酸素の量を説明する時刻歴である。図6(A)は、バックアップ状態では酸素濃縮器10からの酸素の供給が完全に停止する場合を示す。図6(B)は、バックアップ状態であっても酸素濃縮器10からの酸素の供給が停止しない場合を示す。
バックアップシステム1の前提として、各センサ16,17,18a,18bの検出結果は、信号にして制御ユニットのセンシング部36に送信される。センシング部36は、各センサ16,17,18a,18bから信号として送信された検出結果を、制御ユニット21のモニター制御部39に伝達する。モニター制御部39は、センシング部36から伝達された信号としての検出結果を、モニター19に送信して当該モニター19に逐次表示させる。
まず、酸素濃縮器10が起動されると、濃縮器起動検出センサ17が酸素濃縮器10の起動を検出し、その検出結果を信号にして制御ユニット21のセンシング部36に送信する。センシング部36は、濃縮器起動検出センサ17から送信された検出結果を、制御ユニット21の警報制御部40及びボンベ起動部37に伝達する。警報制御部40は、センシング部36から伝達された検出結果に基づいて、警告出力手段20に起動信号を送信する。警告出力手段20は、ボンベ起動部37から起動信号が伝達されたことを契機に、起動する。これにより、利用者に注意喚起される。警告出力手段20による警告は、流量決定ボタン(図示省略)が操作されるまで出力され続ける。ボンベ起動部37は、センシング部36から伝達された検出結果に基づいて、開閉弁15aに起動信号を送信する。開閉弁15aは、ボンベ起動部37から起動信号が伝達されたことを契機に、起動する。これにより、酸素ボンベ11から酸素を供給することが可能となる。
また、酸素濃縮器10が起動されて、当該酸素濃縮器10から酸素が供給されると、状態切替え手段14が流路12,13内の気圧の影響を受けて、濃縮器側逆止弁29を開く(図3(A)参照)。そして、流路内センサ16がメイン流路12の内部における酸素の流量を計測し、その検出結果を信号にして制御ユニット21のセンシング部36に送信する。センシング部36は、流路内センサ16から送信された検出結果を、制御ユニット21のボンベ側供給量決定部38に伝達する。ボンベ側供給量決定部38は、流量決定ボタン(図示省略)が操作された場合であって、かつ、センシング部36から伝達された検出結果が条件を満たしている場合に、当該検出結果に基づいて、酸素ボンベ11から供給される酸素の量を決定する。ボンベ側供給量決定部38は、決定した内容を信号として流量調整弁15bに送信する。流量調整弁15bは、ボンベ側供給量決定部38から送信された信号に基づいて、酸素ボンベ11から供給される酸素の量を調整する。また、警告出力手段20による警告は停止する。
酸素濃縮器10に異常が発生して、当該酸素濃縮器10から酸素の供給が停止すると、状態切替え手段14が流路12,13内の気圧の影響を受けて、濃縮器側逆止弁29を閉じると共にボンベ側逆止弁30を開く(図3(A)→図3(B)参照)。すなわち、正常状態からバックアップ状態に切り替えられる。この結果、酸素ボンベ11から供給され、流量調整弁15bで量が調整された酸素が、バックアップ流路13を経由してメイン流路12を流れる。なお、流路内センサ16で検出される酸素の量は、正常状態からバックアップ状態に切り替えられても、一定である(図6(A)参照)。
バックアップ状態に切り替えられると、状態検出センサ18a,18bが、状態が切り替えられたことを検出し、その検出結果を信号にして制御ユニット21のセンシング部36に送信する。センシング部36は、状態検出センサ18a,18bから送信された検出結果を、制御ユニット21の警報制御部40に伝達する。警報制御部40は、センシング部36から、バックアップ状態に切り替えられたという検出結果が伝達されたことを契機に、警報出力手段20に信号を送信し、当該警報出力手段20に警報を出力させる。
酸素濃縮器10の異常が除去され、当該酸素濃縮器10から酸素が再び供給されると、状態切替え手段14が流路12,13内の気圧の影響を受けて、濃縮器側逆止弁29を開くと共にボンベ側逆止弁30を閉じる(図3(B)→図3(A)参照)。すなわち、バックアップ状態から正常状態に切り替えられる。この結果、酸素ボンベ11からの酸素の供給が停止する。なお、流路内センサ16で検出される酸素の量は、バックアップ状態から正常状態に切り替えられても、一定である(図6(A)参照)。
また、酸素濃縮器10に異常が発生して、当該酸素濃縮器10から供給される酸素の量が一定(付勢手段30bの選定により予め設定されている値)以上低減すると、状態切替え手段14が流路12,13内の気圧の影響を受けて、濃縮器側逆止弁29の開放量を小さくすると共にボンベ側逆止弁30を少し開く(図3(A)→図3(C)参照)。すなわち、正常状態からバックアップ状態に切り替えられる。この結果、酸素濃縮器10から供給される酸素に加え、酸素ボンベ11から供給され、流量調整弁15で量が調整された酸素が、バックアップ流路13を経由してメイン流路12を流れる。なお、流路内センサ16で検出される酸素の量は、正常状態からバックアップ状態に切り替えられても、一定である(図6(B)参照)。
酸素濃縮器10の異常が除去され、当該酸素濃縮器10から当初の量の酸素が再び供給されると、状態切替え手段14が流路12,13内の気圧の影響を受けて、濃縮器側逆止弁29の開放量を大きくすると共にボンベ側逆止弁30を閉じる(図3(C)→図3(A)参照)。すなわち、バックアップ状態から正常状態に切り替えられる。この結果、酸素ボンベ11からの酸素の供給が停止する。なお、流路内センサ16で検出される酸素の量は、バックアップ状態から正常状態に切り替えられても、一定である(図6(B)参照)。
一方、図3(C)に示されるバックアップ状態において、酸素濃縮器10から供給される酸素の量が更に一定(付勢手段29bの選定により予め設定されている値)以上低減すると、状態切替え手段14が流路12,13内の気圧の影響を受けて、濃縮器側逆止弁29を閉じると共にボンベ側逆止弁30の開放量を大きくする(図3(C)→図3(B)参照)。この結果、酸素ボンベ11からの酸素の供給が停止する。なお、流路内センサ16で検出される酸素の量は、一定に保たれる。
以上説明したように、本実施形態のバックアップシステム1によれば、酸素濃縮器10の供給口28から患者の気道までを繋ぐメイン流路12の途中に設けられた分岐点に、酸素ボンベ11からのバックアップ流路13を繋いでいるので、既存の酸素濃縮器に対してバックアップシステム1を構築できる。
そして、酸素ボンベ11への酸素の逆流を防止するボンベ側逆止弁29を備えているので、バックアップ流路13がメイン流路12から外れてしまった場合であっても、酸素濃縮器10からの酸素は、漏れ出ることはなく、確実に患者に供給される。また、酸素濃縮器10の供給口28への酸素の逆流を防止する濃縮器側逆止弁29を備えているので、メイン流路12の酸素濃縮器10側が患者側やバックアップ流路13から外れてしまった場合であっても、酸素ボンベ11からの酸素は、漏れ出ることはなく、確実に患者に供給される。
そして、メイン流路12の内部における流量又は気圧の変化に基づいて、正常状態からバックアップ状態に切り替えるので、簡易な構造でありながら、電磁弁を設けた場合と同様の応答性を確保できる。
また、酸素ボンベ11から供給される酸素の量を調整する流量調整弁15bを備えているので、酸素ボンベ11でバックアップする酸素の量を調整できる。
さらに、流路内センサ16の計測結果に基づいて、酸素ボンベ11から供給される酸素の量を決定するので、患者に供給する酸素の量を一定に保てる。
そして、モニター19の出力に基づいて、異常を容易に発見させることができる。
ところで、酸素ボンベ11(開閉弁15a)の起動を手動で行う必要があると仮定すると、その作業を忘れて行わなかった場合、酸素ボンベ11でバックアップできない。一方、本実施形態によれば、酸素濃縮器10の起動に連動して酸素ボンベ11(開閉弁15a)が自動的に起動するので、酸素ボンベ11でバックアップできないという事態を避けることができ、安全である。
また、警報出力手段20の出力に基づいて、酸素ボンベ11によるバックアップ状態であることを容易に認識させることができる。
[第2実施形態]次に、図7を用いて、本発明の第2実施形態に係るバックアップシステム2の構成について説明する。図7は、バックアップシステム2における状態切替え手段44の概略図である。図7(A)は、正常状態を示す。図7(B)は、バックアップ状態を示す。
なお、ここでは、バックアップシステム2の特徴部分のみを説明し、バックアップシステム1と同様の構成、作用及び効果についての説明は省略する。また、後で説明する第3実施形態についても、特徴部分のみを説明する。
図7(A)及び図7(B)に示されるバックアップシステム2は、第1実施形態における状態切替え手段14に代えて、状態切替え手段44を備えている。また、バックアップシステム2は、第1実施形態における状態検出センサ18a,18bに代えて、状態検出センサ18cを備えている。
状態切替え手段44は、酸素濃縮器10の供給口28(図2参照)からのメイン流路12を開くと共にバックアップ流路13を閉じる正常状態(図7(A)参照)、及び、バックアップ流路13を開くバックアップ状態(図7(B)参照)を切り替える。この状態切替え手段44は、メイン流路12の内部における酸素の流量(又は気圧)の変化に基づいて、正常状態からバックアップ状態に、あるいはその逆に切り替える。なお、状態切替え手段44は、第1実施形態における状態切替え手段14と同様、バックアップ状態の一態様として、メイン流路12及びバックアップ流路13の双方を開くこともある(図示省略)。
具体的に、状態切替え手段44は、メイン流路12とバックアップ流路13との分岐点に設けられたシャトル弁45、を備えている。
シャトル弁45は、二つの入口と一つの共通の出口をもち、出口が、入口側の気圧の作用によって、一方の入口に自動的に接続される。具体的に、シャトル弁45は、磁石を内蔵する弁本体45aと、この弁本体45aを付勢する付勢手段(例えば、コイルスプリング)45bと、などを備えている。この弁本体45aは、酸素濃縮器10から供給される酸素の流れ(流量・流速や気圧)に基づく力に、付勢手段45bの付勢力(復元力)を加算した力(便宜上、濃縮器側開放力と称す。)と、酸素ボンベ11から供給される酸素の流れ(流量・流速や気圧)に基づく力(便宜上、ボンベ側開放力と称す。)と、の差によって動作する。
すなわち、シャトル弁45は、濃縮器側開放力がボンベ側開放力に対して上回っている場合に酸素濃縮器10側を開放して、酸素濃縮器10の供給口28から供給される酸素の流れを許容すると共に、酸素ボンベ11側を閉鎖して、酸素ボンベ11側への酸素の逆流を防止する(図7(A)参照)。
また、シャトル弁45は、ボンベ側開放力が濃縮器側開放力に対して上回っている場合に酸素濃縮器10側を閉鎖して、酸素濃縮器10側への酸素の逆流を防止すると共に、酸素ボンベ11側を開放して、酸素ボンベ11から供給される酸素の流れを許容する(図7(B)参照)。
以上説明したように、本実施形態のバックアップシステム2によれば、状態切替え手段44をシャトル弁45一つで構成することができる。このため、部品点数を削減でき、結果としてコスト削減を図れる。
[第3実施形態]次に、図8を用いて、本発明の第3実施形態に係るバックアップシステム3の構成について説明する。図8は、バックアップシステム3のブロック図である。
図8に示されるバックアップシステム3は、状態切替え手段14を備える代わりに、開閉弁15aが状態切替え手段として機能する。そして、バックアップシステム3は、状態切替え手段14における濃縮器側逆止弁29の代わりとして、逆止弁52を備えている。また、状態検出センサ18a,18bを備えていないさらに、バックアップシステム3における制御ユニット21のボンベ起動部37は、上記第1実施形態と異なる機能を有する。
次に、バックアップシステム3の処理手順について説明する。
酸素濃縮器10に異常が発生して、当該酸素濃縮器10からの酸素の供給が停止したり、酸素の供給量が少なくなったりすると、その異常は流路内センサ16によって検出される。すなわち、流路内センサ16がメイン流路12の内部における酸素の流量を計測し、その検出結果(酸素の供給量の異常)を信号にして制御ユニット21のセンシング部36に送信する。センシング部36は、流路内センサ16から送信された検出結果(酸素の供給量の異常)を、制御ユニット21のボンベ起動部37に伝達する。ボンベ起動部37は、センシング部36から伝達された検出結果(酸素の供給量の異常)に基づいて、開閉弁15a及び流量調整弁15bに信号を送信する。これにより、酸素ボンベ11から酸素が供給されると共に、酸素ボンベ11から供給される酸素の量が調整される。すなわち、正常状態からバックアップ状態に切り替えられる。なお、流路内センサ16で検出される酸素の量は、正常状態からバックアップ状態に切り替えられても、一時的に瞬間的な変動があるにしても、略一定である。
酸素濃縮器10の異常が除去され、当該酸素濃縮器10から酸素が再び供給されると、その異常の除去は流路内センサ16によって検出される。すなわち、流路内センサ16がメイン流路12の内部における酸素の流量を計測し、その検出結果(酸素の供給量の増大(酸素濃縮器10からの供給+酸素ボンベ11からの供給))を信号にして制御ユニット21のセンシング部36に送信する。センシング部36は、流路内センサ16から送信された検出結果を、制御ユニット21のボンベ起動部37に伝達する。ボンベ起動部37は、センシング部36から伝達された検出結果に基づいて、開閉弁15aに信号を送信する。これにより、酸素ボンベ11からの酸素の供給が停止する。すなわち、バックアップ状態から正常状態に切り替えられる。なお、流路内センサ16で検出される酸素の量は、バックアップ状態から正常状態に切り替えられても、一時的に瞬間的な変動があるにしても、略一定である。
本発明は、上記各実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
すなわち、上記各実施形態において、各構成の位置、大きさ(寸法)、形状、材質、向き、数量は適宜変更できる。例えば、上記各実施形態において、流路内センサ16が設けられる位置は、分岐点より患者側の場合を例に説明しているが、分岐点より酸素濃縮器10側であってもよい。この場合、別途センサを設けない限り、酸素ボンベ11から供給される酸素の量をフィードバックすることができないので、酸素の供給源として、酸素濃縮器10と酸素ボンベ11を択一的に利用する必要がある。このため、上記第1実施形態においては、状態切替え手段14は、メイン流路12とバックアップ流路13の一方のみが開くように設定しておくことになる。
あるいは、上記各実施形態では、流路内センサ16として流量計の場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の流路内センサとして、メイン流路12の内部において酸素濃縮器10から供給される酸素の圧力を計測する圧力計を備えるようにしてもよい。ただし、メイン流路12は、患者側が開放しているので、気圧の変動が微小である。そこで、圧力計としてダイヤフラムを利用したものを採用することで、微小な圧力変動を計測することが可能となる。
あるいは、上記第1実施形態において、状態検出センサ18a,18bを、流路内センサを兼ねるものとしてもよい。状態検出センサ18a,18bは、弁の開放量を検出するが、弁の開放量から酸素の流量を算出することができるからである。
あるいは、上記各実施形態では、各センサ16,17,18a,18bの検出結果について、モニター19に表示するようにしているが、本発明はこれに限定されず、別の機器に送信して、当該別の機器で用いるようにしてもよい。例えば、電子カルテを管理する機器に送信するようにしてもよい。別の機器への送信の手段は、無線であっても有線であってもよい。
あるいは、上記各実施形態では、濃縮器起動検出センサ17を別途備えているが、本発明はこれに限定されず、流路内センサ16が濃縮器起動検出センサ17を兼ねるようにしてもよい。この場合、酸素の流れを検出したことを、酸素濃縮器10の起動を検出したこととする。あるいは、酸素の流れがゼロとなったことを検出したことを、酸素濃縮器10の停止を検出したこととする。
あるいは、上記各実施形態において、状態検出センサ18a〜18cは、ホール素子を採用したセンサを例に説明したが、本発明はこれに限定されず、弁の変位を検出することができればいずれのセンサであってもよい。また、ホール素子として磁石を用いる場合を例に説明したが磁石を用いていないものであってもよい。
あるいは、上記第1及び第2実施形態において、状態切替え手段14,44を構成する弁に電磁弁を採用してもよい。すなわち、状態切替え手段14,44は、メイン流路12の内部における流量(又は気圧)の変化に基づいて、正常状態からバックアップ状態に切り替えているが、電磁弁を採用して、強制的に、正常状態からバックアップ状態に切り替えるようにしてもよい。
あるいは、上記第3実施形態において、メイン流路12における分岐点よりも供給口28側に、開閉弁を備えるようにしてもよい。この開閉弁は、制御ユニット21からの信号に基づいて、開閉して酸素濃縮器10から供給される酸素をオンオフする。
1,2,3 酸素濃縮器のバックアップシステム
10 酸素濃縮器
11 酸素ボンベ
12 メイン流路
13 バックアップ流路
14,44 状態切替え手段
15a 開閉弁(状態切替え手段)
15b 流量調整弁
16 流路内センサ
17 濃縮器起動検出センサ
18a,18b,18c 状態検出センサ
19 モニター(計測結果出力手段)
20 警報出力手段
28 供給口
29 濃縮器側逆止弁
30 ボンベ側逆止弁
37 ボンベ起動部(ボンベ起動手段)
45 シャトル弁(濃縮器側逆止弁、ボンベ側逆止弁)
52 逆止弁

Claims (11)

  1. 高濃度の酸素を供給する供給口が設けられた酸素濃縮器における該供給口に接続されるバックアップシステムであって、
    前記供給口から患者の気道までを繋ぐメイン流路と、
    前記酸素濃縮器をバックアップする酸素ボンベから、前記メイン流路における前記濃縮器側逆止弁よりも患者側に設けられた分岐点までを繋ぐバックアップ流路と、
    前記バックアップ流路を閉じている正常状態、及び、前記バックアップ流路を開いているバックアップ状態、を切り替える状態切替え手段と、を備えることを特徴とする、
    酸素濃縮器のバックアップシステム。
  2. 前記状態切替え手段は、前記メイン流路の内部における流量又は気圧の変化に基づいて、前記正常状態から前記バックアップ状態に切り替えることを特徴とする、
    請求項1に記載の酸素濃縮器のバックアップシステム。
  3. 前記メイン流路に設けられ、前記供給口への酸素の逆流を防止する濃縮器側逆止弁と、
    前記バックアップ流路に設けられ、前記酸素ボンベへの酸素の逆流を防止するボンベ側逆止弁と、を備えることを特徴とする、
    請求項2に記載の酸素濃縮器のバックアップシステム。
  4. 前記状態切替え手段は、
    前記濃縮器側逆止弁と、
    前記ボンベ側逆止弁と、
    前記ボンベ側逆止弁を閉鎖する方向に付勢して、前記酸素濃縮器からの酸素の供給を、前記酸素ボンベからの酸素の供給に優先させる付勢手段と、を備えることを特徴とする、
    請求項3に記載の酸素濃縮器のバックアップシステム。
  5. 前記酸素ボンベから供給される酸素の量を調整する流量調整弁を備えることを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれかに記載の酸素濃縮器のバックアップシステム。
  6. 前記メイン流路の内部において前記酸素濃縮器から供給される酸素の流量又は圧力を計測する流路内センサと、
    前記流路内センサの計測結果に基づいて、前記酸素ボンベから供給される酸素の量を決定するボンベ側供給量決定手段と、を備え、
    前記流量調整弁は、前記酸素ボンベから供給される酸素の量を、前記ボンベ側供給量決定手段で決定された酸素の量に調整することを特徴とする、
    請求項5に記載の酸素濃縮器のバックアップシステム。
  7. 前記流路内センサの計測結果を出力する計測結果出力手段、を備えることを特徴とする、
    請求項6に記載の酸素濃縮器のバックアップシステム。
  8. 前記酸素濃縮器の起動を検出する濃縮器起動検出センサと、
    前記濃縮器起動検出センサが前記酸素濃縮器の起動を検出したことを契機に前記酸素ボンベを起動させるボンベ起動手段と、を備えることを特徴とする、
    請求項5〜7のいずれかに記載の酸素濃縮器のバックアップシステム。
  9. 前記流路内センサは、前記濃縮器起動検出センサを兼ねることを特徴とする、
    請求項8に記載の酸素濃縮器のバックアップシステム。
  10. 前記状態切替え手段は、前記分岐点に設けられるシャトル弁であり、前記バックアップ状態において、前記供給口から前記分岐点までの前記メイン流路を閉じることを特徴とする、
    請求項1〜9のいずれかに記載の酸素濃縮器のバックアップシステム。
  11. 前記バックアップ状態を検出する状態検出センサと、
    前記状態検出センサが前記バックアップ状態を検出したことを契機に警報を出力する警報出力手段と、を備えることを特徴とする、
    請求項1〜10のいずれかに記載の酸素濃縮器のバックアップシステム。
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