JP2014207723A - バッテリ充電システム及びバッテリ充電方法 - Google Patents

バッテリ充電システム及びバッテリ充電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より短い充電時間で、より高い充電容量が得られるバッテリ充電システムを提供する。【解決手段】バッテリ充電システムは、電源18の出力電力により充電されるバッテリ10と、電源18又はバッテリ10の出力電力で駆動し、バッテリ10を加熱可能な加熱手段12と、バッテリ10の温度を検出する温度検出手段20と、充電制御及び加熱手段12の制御を行なう制御手段14、16を備える。制御手段14、16は、バッテリ10の充電開始後にバッテリ10の充電状態が現在のバッテリ温度における満充電状態になったら充電を停止し、充電停止後にバッテリ10の出力電力を用いて加熱手段12を駆動してバッテリ10を加熱し、加熱後に充電を再開してバッテリ10が再び満充電状態になるまで充電を実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、バッテリの充電システム及び充電方法に関する。
電気自動車やハイブリッド車両といった、いわゆる電動車のバッテリとして、リチウムイオン電池等の二次電池が用いられている。このような二次電池は、低温時には充電容量が減少する。また、リチウムイオン電池の場合は、リチウム電析を防止するための制御を実行することで充電電力が制限され、充電に時間を要する。これらの原因によって、低温時には、常温時と同じ満充電状態にすることができずに航続距離が短くなることがある。
特許文献1には、航続距離を確保するために、バッテリ温度が低い場合には、充電中にバッテリへの充電を一時停止して、バッテリ加熱用のヒータを稼働させてバッテリ温度を上昇させることが開示されている。
特開2011−238428
しかしながら、上記文献に開示されているようにヒータを用いてバッテリ外部からバッテリを加熱すると、バッテリの内部温度(反応界面温度)が上昇するまでに時間を要するので、短時間で充電容量を増大させることは困難である。また、バッテリ内部まで加熱しようとすると、加熱に時間を要するため充電時間が長くなってしまう。
そこで本発明では、より短い充電時間で、より高い充電容量が得られるバッテリ充電システムを提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、充放電可能であって電源の出力電力により充電されるバッテリと、電源又はバッテリの出力電力で駆動し、前記バッテリを加熱可能な加熱手段と、バッテリの温度を検出する温度検出手段と、バッテリの充電制御及び加熱手段の制御を実行する制御手段とを備えるバッテリ充電システムが提供される。このバッテリ充電システムでは、制御手段が、バッテリの充電開始後に現在のバッテリ温度における満充電状態になったら充電を停止し、充電停止後にバッテリの出力電力を用いて加熱手段を駆動してバッテリを加熱し、加熱後に充電を再開してバッテリが再び満充電状態になるまで充電を実行する。
上記態様によれば、バッテリヒータの稼働にバッテリの電力を用いるので、バッテリの内部と外部が同時に上昇する。したがって、より短い時間で、より高い充電容量が得られる。
図1は、本発明を適用するシステムの構成図である。 図2は、第1実施形態のバッテリ加熱制御ルーチンを示すフローチャートである。 図3は、第1実施形態のバッテリ加熱制御ルーチンを実行した場合のタイミングチャートである。 図4は、第2実施形態のバッテリ加熱制御ルーチンを示すフローチャートである。 図5は、第2実施形態のバッテリ加熱制御ルーチンを実行した場合のタイミングチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態を適用するシステムの構成図である。
この充電システムは、電動車に用いるバッテリ10を充電するものである。なお、ここでいう電動車とは、電動モータにより走行する電気自動車や、電動モータと内燃機関とを併用して走行するハイブリッド車両のように、車両の駆動源としてバッテリ10の電力で駆動する電動モータを備える車両である。
そして、本充電システムは、バッテリ10と、バッテリ10を加熱するためのバッテリヒータ12と、バッテリ10及びバッテリヒータ12に電力を供給する電源としての充電器18と、を備える。
また、バッテリ温度を検出する温度センサ20、バッテリ10の充電電流を検出する電流センサ22、バッテリ10の電圧(以下、バッテリ電圧ともいう)を検出する電圧センサ24を備える。
そして、後述する充電制御を実行するバッテリコントローラ14、バッテリヒータ12の稼働を制御するヒータコントローラ16を備える。これらのコントローラ14、16は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。また、各コントローラ14、16を複数のマイクロコンピュータで構成することも可能である。
バッテリ10は、例えばリチウムイオン電池やニッケル水素電池のような二次電池である。本実施形態ではリチウムイオン電池を用いる。
充電器18は、充電器18が供給し得る最大の電力である充電器出力可能電力と、バッテリ10の充電可能電力とに基づいてバッテリ10へ供給する充電電力を決定し、バッテリ10に電力(直流電流)を供給して充電を行なう。充電電力は、バッテリ10の充電可能電力が充電器出力可能電力より大きければ充電器出力可能電力、そうでない場合は充電可能電力とする。つまり、バッテリ温度が低く充電可能電力が制限される等の条件下で、できるだけ大きな充電電力とする。なお、充電器18は、車載型又は車外設置型のいずれでもよい。例えば、家庭用電源を用いる通常充電時には車載されたものを使用し、急速充電時には車外に設置された急速充電用充電器を使用する。また、充電器18は充電状態(充電中か充電停止中か)をヒータコントローラ16へ送る。ただし、充電器18からバッテリコントローラ14へ充電状態を送り、その充電状態をバッテリコントローラ14からヒータコントローラ16へ送られるようにしてもよい。
バッテリヒータ12は、バッテリ10から供給される電力によって稼働し、ヒータコントローラ16の出力指令に応じてバッテリ10を加熱する。バッテリヒータ12は、例えばPTCヒータのようにバッテリ10に貼り付けてバッテリ10を直接加熱するタイプでもよいし、空気または液体等の冷媒を加熱し、その冷媒を介してバッテリ10を加熱するタイプでもよい。
温度センサ20は、バッテリ10の温度を測定するものであるが、ここではバッテリ10とバッテリヒータ12の間の雰囲気温度を測定することによってバッテリ10の温度を測定するものとする。また、バッテリ10が組電池の場合には、各セルまたは複数のセルを一群とするセル群毎に温度センサ20を配置する。そして、複数の温度センサ20の中で最も低い温度をバッテリ温度としてバッテリコントローラ14及びヒータコントローラ16へ送信する。最も低い温度をバッテリ温度とすることにより、後述する加熱制御の終了時点において、一部のセルの温度が上昇しておらず充電容量が小さくなるという事態を回避できる。
なお、バッテリ温度をバッテリコントローラ14とヒータコントローラ16とのうちの、いずれか一方のコントローラに送信し、そのバッテリ温度をコントローラ間で共有するようにしてもよい。
バッテリコントローラ14は、電流センサ22、電圧センサ24、及び温度センサ20の検出値を読み込む。また、バッテリコントローラ14は、車両運行中に電圧と積算電流量に基づいて残容量を演算しており、走行終了時点での残容量を記憶しておく。そして、充電中にはセル電圧及び充電電流の積算値(積算電流)から公知の方法により残容量を推定する。これらの残容量の算出方法は公知であるので詳述しないが、充放電開始時のバッテリ10の開放電圧からバッテリの残容量を検出し、充放電開始時からの充電電流または放電電流の積算値に応じた残容量の変化量を充放電開始時の残容量に加算することにより算出することができる。
また、バッテリコントローラ14は、バッテリ10の電圧に基づいて充電可能な電力(以下、充電可能電力という)を算出し、算出結果を充電器18に送る。なお、バッテリの充電可能電力はバッテリ電圧が高いほど、すなわち残容量が大きいほど、小さくなることが知られているため、充電可能電力はバッテリ10の電圧に基づいて算出することが可能である。ここで、バッテリ10が複数のセル(単電池)を直列接続して形成された組電池である場合には、複数のセルには同一の充電電流が流れる。このため、バッテリ10が複数のセルを直列接続して形成された組電池である場合にはバッテリ10の充電可能電力は、各セルそれぞれの電圧値に基づいて算出される各セルの充電可能電流値のうちで最も小さい電流値に組電池の電圧を乗じた値となる。
ヒータコントローラ16は、充電状態とバッテリ温度に基づいて、バッテリヒータ12を稼働するか否かを判断し、ヒータ出力制御信号をバッテリヒータ12の出力制御回路に送る。バッテリヒータ12を稼働するか否かの判断については後述する。
なお、バッテリコントローラ14とヒータコントローラ16は一体式であってもよい。そこで、以下の説明ではバッテリコントローラ14とヒータコントローラ16を一体として制御部100とする。
図2は、制御部100が実行するバッテリ加熱制御ルーチンを示すフローチャートである。本制御ルーチンは、充電が開始されたら実行する。以下、ステップにしたがって説明する。
ステップS100で、制御部100はバッテリ温度を検出する。
ステップS110で、制御部100は現バッテリ温度における充電が完了したか否かを判定する。バッテリ10の満充電状態でのバッテリ電圧はバッテリ温度に応じて変化するので、バッテリ温度とセル電圧との関係をマップ化する等しておき、読み込んだバッテリ温度に基づいて現温度における満充電状態のバッテリ電圧を算出する。そして、現温度における満充電状態のバッテリ電圧と現在のバッテリ電圧を比較する。そして、現在のバッテリ電圧が現在のバッテリ温度における満充電状態のバッテリ電圧(最大電圧)になっており、かつ充電電流が最小値になっていれば、現在の温度での満充電状態になって云えると判定してステップS120の処理を実行し、そうでない場合はステップS100の処理に戻る。
なお、バッテリの電圧が現バッテリ温度での最大電圧になった、または充電電流が満充電と判定できる程度の小さな電流値となったら現バッテリ温度における充電が完了したと判定してもよい。
ステップS120で、制御部100はバッテリ温度が加熱目標温度以上か否かを判定する。加熱目標温度は、バッテリ10の本来の充電容量、つまり充電容量を使いきることができる温度(バッテリの満充電容量を、現在の劣化度に応じたバッテリの最大容量に近い値とすることが可能な温度)であり、バッテリ10の温度特性に基づいて設定する。ここでは、例えば15〜30(℃)の間で設定する。
判定の結果、バッテリ温度が加熱目標温度以上の場合は、制御部100はステップS130で充電完了か否かを判定し、完了であれば本ルーチンを終了し、完了でなければ完了するまでステップS130の処理を繰り返す。バッテリ温度が加熱目標温度より低い場合は、制御部100はステップS140で充電を停止させる。
ステップS150で、制御部100はバッテリヒータ12をバッテリ10の電力を用いて稼働させ、バッテリ10の加熱を開始する。
制御部100は、ステップS160でバッテリ温度を検出し、ステップS170でバッテリ温度が加熱目標温度以上か否かを判定する。判定の結果、バッテリ温度が加熱目標温度より低ければ制御部100はステップS160の処理に戻る。一方、バッテリ温度が加熱目標温度以上であれば、制御部100はステップS180でバッテリヒータ12を停止して加熱を終了し、ステップS190で充電を再開させてステップS110の処理に戻る。
上記のように、本制御ルーチンでは、可能な範囲で出来るだけ大きな充電可能電力で充電を開始した後、現状のバッテリ温度での満充電状態になったら充電を停止し、バッテリ10の電力によりバッテリヒータ12を稼働させてバッテリ10を加熱する。そして、バッテリ温度が加熱目標温度に達したら加熱を終了して充電を再開し、再び満充電状態になるまで充電を実行する。
図3は、上記制御ルーチンを実行した場合のタイミングチャートである。
ここでは、充電器出力可能電力で定電力充電を開始し、バッテリ10の充電可能電力が充電器18の充電器出力可能電力以上の間は、充電器出力可能電力で充電を実行する。その後、バッテリ10の充電が進むにつれて充電可能電力が減少して充電器出力可能電力未満となった後は、充電可能電力による充電に切り換える。なお、タイミングT1におけるバッテリ温度は、加熱目標温度より低い。
また、バッテリ電圧が現バッテリ温度での最大電圧(満充電状態の電圧)になり、かつ充電電流が最小値となったら、現バッテリ温度での満充電状態になったと判定するものとする。
タイミングT1で充電を開始するとバッテリ電圧が上昇し、タイミングT2でバッテリ10の充電可能電力が充電器出力可能電力未満となる。
その後、充電が進む、つまりバッテリ10の残容量が増大するのに伴い、充電可能電力が減少して充電電流が低下し、充電電流が最小となるタイミングT3で現バッテリ温度での満充電状態であると判定する。なお、このタイミングT3におけるバッテリ電圧は、バッテリ温度が加熱目標温度よりも低いため、加熱目標温度における最大電圧よりも低い。その後、バッテリ10の電力を用いてバッテリヒータ12を稼働させてバッテリ10の加熱を開始する。これによりバッテリ温度は上昇する。一方、バッテリ10は放電状態になるので、バッテリ電圧は低下する。
タイミングT4でバッテリ温度が加熱目標温度まで上昇したら、加熱を終了する。このとき、バッテリ温度が加熱目標温度になることで、バッテリ10の充電容量は増大している。
そして、加熱を終了したら充電を再開する。これにより、セル電圧は再び上昇する。そして、タイミングT5で再びバッテリ10の充電可能電力が充電器出力可能電力未満となる。その後、充電可能電力による充電に切り換え、タイミングT6で充電電流が最小値となったら充電を完了する。このときの充電容量は、タイミングT3における充電容量よりも大きくなっている。なお、図3のタイミングチャートにおけるタイミングT1からT2、及びタイミングT4からT5の間は、充電器は充電器出力可能電力で定電力充電を行なっており、厳密にはバッテリ電圧の上昇とともに充電電流は減少する。しかし、充電電力はキロワット(kW)単位であるのに対し電圧の上昇代は数ボルト(V)であるため充電電流の変化は微小であり、タイミングチャートには電流の変化を表現していない。同様に、タイミングT2からT3及びタイミングT5からT6の間は、バッテリ10の充電が進む(残容量が増加する)につれてバッテリ電圧が上昇するが、この間のバッテリ電圧変化はミリボルト(mV)単位の微小な変化であるので、電圧の変化を表現していない。
上記のようにバッテリ10の電力を用いてバッテリヒータ12を稼働させると、バッテリ10はバッテリヒータ12によって外部からも加熱されるだけでなく、放電することによって内部温度、つまりバッテリ内部の電極反応界面温度が上昇する。このようにバッテリ10の内部と外部の温度が同時に上昇するので、より短い時間でバッテリ10の内部まで温度上昇させることができる。さらに、バッテリ10の内外の温度差が小さくなることで内部から外部への熱移動が抑制されるので、充電再開後も加熱によって増大した充電容量が維持される。このため、充電再開後はバッテリヒータ12を稼働させる必要がなく、より大きな充電電力で充電できるので、より短い時間で満充電状態にできる。
さらに、現温度での満充電状態になった後で放電することにより、充電中に生じた分極の解消が促進されるので、充電可能容量をより速やかに増大させることができる。
したがって、本実施形態によれば、より短い時間で、より大きい充電容量の満充電状態にできる。
(第2実施形態)
現温度での満充電になったらいったん充電を停止して、バッテリ10の電力を使用してバッテリバッテリヒータ12を稼働させ、バッテリ温度が上昇したら充電を再開して再び満充電状態まで充電するという思想と、システムの構成は、第1実施形態と同様である。ただし、バッテリヒータ12の稼働のさせ方が第1実施形態とは異なる。
図4は、本実施形態において制御部100が実行するバッテリ加熱制御ルーチンを示すフローチャートである。本制御ルーチンは、充電が開始されたら実行する。なお、ここでの充電は、第1実施形態と同様に可能な範囲で出来るだけ大きな充電電力を供給して行う。以下、ステップにしたがって説明する。
ステップS200−S240は図2のステップS100−S140と同様なので説明を省略する。
ステップS250で、制御部100は、現在のバッテリ温度と加熱目標温度の温度差、使用するバッテリ10の発熱特性(バッテリ10の内部抵抗等で、バッテリ10自体が発熱する特性)、及び、熱容量等に基づいて必要セル発熱量を算出する。必要セル発熱量は、バッテリ10の電力を用いてバッテリヒータ12を稼働して、現在のバッテリ温度から加熱目標温度まで昇温する間に、バッテリ10で発生する発熱量である。
ステップS260で、制御部100はヒータ必要出力時間を算出する。ヒータ必要出力時間は、バッテリ10に必要セル発熱量を発生させるために必要なバッテリヒータ12の稼働時間であり、必要セル発熱量やバッテリヒータ12の仕様に基づいて算出する。
ヒータ必要出力時間を算出したら、制御部100はステップS270でバッテリヒータ12を稼働させ、加熱時間のカウントを開始する。
ステップS280で、制御部100は、加熱開始からヒータ必要出力時間が経過したか否かを判定する。制御部100は、ヒータ必要出力時間が経過するまでステップS280の処理を繰り返し、経過したらステップS290の処理を実行する。
制御部100は、ステップS290でバッテリヒータ12を停止し、ステップS300でバッテリ10の充電を再開してステップS200の処理に戻る。
上記のように、制御部100は、バッテリヒータ12を稼働させる時間を設定してバッテリ10の加熱を実行し、設定した時間が経過したら加熱を終了して充電を再開する。
図5は、上記制御を実行した場合のタイミングチャートである。
タイミングT1からタイミングT3までは図3と同様なので説明を省略する。
タイミングT3でバッテリ10の加熱を開始すると、加熱時間をカウントするカウンタの値が増大する。タイミングT4で加熱時間がヒータ必要出力時間になったら加熱を終了する。タイミングT4以降は図3と同様である。
以上のように、バッテリ温度が加熱目標温度に達したか否かをヒータ必要出力時間に基づいて判定してもよい。これによっても第1実施形態と同様に、より短い時間で、より大きい充電容量での満充電状態にすることができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
10 バッテリ
12 バッテリヒータ(加熱手段)
14 バッテリコントローラ(制御手段)
16 ヒータコントローラ(制御手段)
18 充電器(電源)
20 温度センサ(温度検出手段)

Claims (5)

  1. 充放電可能であって電源の出力電力により充電されるバッテリと、
    前記電源又は前記バッテリの出力電力で駆動し、前記バッテリを加熱可能な加熱手段と、
    前記バッテリの温度を検出する温度検出手段と、
    前記バッテリの充電制御及び前記加熱手段の制御を実行する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記バッテリの充電開始後に前記バッテリの充電状態が現在のバッテリ温度における満充電状態になったら充電を停止し、充電停止後に前記バッテリの出力電力を用いて前記加熱手段を駆動して前記バッテリを加熱し、加熱後に充電を再開して前記バッテリが再び満充電状態になるまで充電を実行するバッテリ充電システム。
  2. 請求項1に記載のバッテリ充電システムにおいて、
    前記制御手段は、前記バッテリの温度が所定温度まで上昇したら前記加熱手段による加熱を終了するバッテリ充電システム。
  3. 請求項1または2に記載のバッテリ充電システムにおいて、
    前記現在のバッテリ温度における満充電状態は、前記バッテリのセル電圧が現在のバッテリ温度における最大電圧となった状態であるバッテリ充電システム。
  4. 請求項1に記載のバッテリ充電システムにおいて、
    前記現在のバッテリ温度における満充電状態は、現在のバッテリ温度における最大電圧であり、かつ、バッテリへの充電電流が最小電流となった状態であるバッテリ充電システム。
  5. 充放電可能であって電源の出力電力により充電されるバッテリの充電を開始し、
    前記バッテリの温度を検出し、
    前記充電開始後に前記バッテリの充電状態が現在のバッテリ温度における満充電状態になったら充電を停止し、
    充電停止後に前記バッテリの出力電力を用いて加熱手段を駆動してバッテリの加熱を行ない、
    加熱後に充電を再開して前記バッテリが再び満充電状態になるまで充電を実行するバッテリ充電方法。
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