JP2014207421A - Ptc組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】室温抵抗率が低く、保持電流が大きな新規ポリマーPTC組成物を提供すること。
【解決手段】(a)高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンおよびポリオレフィン系コポリマーから選択される1種または2種以上のポリマー、および無定形ポリマーを含むポリマー材料;および(b)導電性フィラーを含んで成るポリマーPTC組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリマーPTC(Positive Temperature Coefficient)組成物、それを用いたポリマーPTC素子およびPTCデバイスに関する。
ポリマー材料および導電性フィラーを含んで成るPTC要素が2枚の金属箔電極の間に挟まれているポリマーPTC素子は広く知られ、種々の分野で使用されている。この素子は、所定温度以上になると、その電気抵抗値が急激に増加し、電流の流れを実質的に遮断できるという特性を有する。ポリマーPTC素子は、周囲の過熱状態によって生じる熱により、または過電流が流れることによりその温度が上昇すると、抵抗値が大きくなって電流の流れを遮断でき、この性質を利用して、電気回路を保護する目的でポリマーPTC素子が使用されている(特許文献1)。
上記のように、ポリマーPTC素子は、種々の分野で使用されているが、近年、電子・電気機器の性能・機能は向上し、それに伴って使用する電流量が増加し、ポリマーPTC素子のような保護素子については、保持電流、即ち、容量が大きいものが要望されている。
国際公開第2005/122190号
したがって、本発明が解決しようとする課題は、室温抵抗率が低く、保持電流が大きな新規ポリマーPTC組成物を提供することである。
上記課題について、鋭意検討した結果、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンおよびポリオレフィン系コポリマーから選択される1種または2種以上のポリマーおよび無定形ポリマーを含んで成るポリマー材料、および導電性フィラーを含んで成るポリマーPTC組成物を用いることにより、機器の正常時における使用温度での抵抗率、例えば室温抵抗率が低く、保持電流の大きいポリマーPTC素子を提供できることが見出された。
したがって、第1の要旨において、本発明は、
(a)高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンおよびポリオレフィン系コポリマーから選択される1種または2種以上のポリマー、および無定形ポリマーを含むポリマー材料;および
(b)導電性フィラー
を含んで成るポリマーPTC組成物を提供する。
第2の要旨において、本発明は、
(A)上記ポリマーPTC組成物からなる層状ポリマーPTC要素;および
(B)層状ポリマーPTC要素の少なくとも1つの主表面上に配置された金属電極;
を有して成るポリマーPTC素子を提供する。
第3の要旨において、本発明は、
(1)上記ポリマーPTC素子;および
(2)ポリマーPTC素子の少なくとも1つの金属電極に電気的に接続されたリード
を有して成るPTCデバイスを提供する。
第4の要旨において、本発明は、上記ポリマーPTC素子またはPTCデバイスを有して成る電気装置、例えば2次電池を提供する。
本発明のポリマーPTC組成物を用いることにより、室温抵抗率が小さく、保持電流の大きいポリマーPTC素子を提供することが可能になる。
図1は、実施例1、3および5、および比較例1の試料を用いたPTC素子のPTC特性を示すグラフである。 図2は、実施例3の試料を用いたPTC素子の復帰性を示すグラフである。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明は、
(a)高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンおよびポリオレフィン系コポリマーから選択される1種または2種以上のポリマー、および無定形ポリマーを含むポリマー材料;および
(b)導電性フィラー
を含んで成るポリマーPTC組成物(以下、単に「PTC組成物」ともいう)を提供する。
上記ポリマー材料における高密度ポリエチレン(以下、「HDPE」ともいう)は、特に限定されず、従来のポリマーPTC組成物に使用されるものを用いることができる。例えば、重量平均分子量が1×10〜1×10、好ましくは5×10〜3×10である高密度ポリエチレンを用いることができる。また、結晶化度が、40〜85%、好ましくは60%以上である高密度ポリエチレンを用いることができる。このような高密度ポリエチレンは、例えば、出光興産製のHI−ZEX−3300F、HI−ZEX−1608J、HI−ZEX 7000F、HI−ZEX−640UFなどとして入手することができる。
上記ポリマー材料における低密度ポリエチレンは、特に限定されず、従来のポリマーPTC組成物に使用されるものを用いることができる。当該低密度ポリエチレンは、直鎖状低密度ポリエチレンであってもよい。例えば、重量平均分子量は1×10〜1×10であり得る。また、結晶化度が、30〜60%、好ましくは40%以上である低密度ポリエチレンを用いることができる。このような低密度ポリエチレンは、例えば、ダウケミカル社製のLDPE132Iなどとして入手することができる。
上記ポリマー材料における直鎖状低密度ポリエチレンは、低密度ポリエチレンのうち、分子主鎖中の分岐構造が少ないものであり、例えば、プライムポリマー社製のEVOLLUE SP3010、プライムポリマー製のNEO−ZEX−45200、東ソー製の二ポロンZ−ZF260、二ポロンL−M70、二ポロンZ−TZ−260、出光興産製のモアテック−0278G、モアテック−0168Nなどが挙げられる。
上記ポリマー材料におけるポリオレフィン系コポリマーとしては、例えば、エチレン−エチルアクリレート、エチレン−ブチルアクリレート、エチレン−メチルアクリレート、エチレン−ビニルアセテート、エチレン−メタクリル酸メチル等が挙げられる。
上記ポリマー材料における無定形ポリマーとしては、特に限定されず、例えばアクリル樹脂やメタクリル樹脂(以下、総称して(メタ)アクリル系ポリマーともいう)、およびポリスチレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体が挙げられる。
上記(メタ)アクリル系ポリマーとしては、特に限定されないが、例えば、ポリメタクリル酸メチルおよびポリアクリル酸メチルなどのポリ(メタ)アクリル酸エステル、メタクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸共重合体、メタクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、メタクリル酸メチル−アクリル酸エステル−(メタ)アクリル酸共重合体、(メタ)アクリル酸メチル−スチレン共重合体、脂環族炭化水素基を有する重合体(例えば、メタクリル酸メチル−メタクリル酸シクロヘキシル共重合体、メタクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ノルボルニル共重合体など)等が挙げられる。好ましくは、ポリ(メタ)アクリル酸C1−6アルキルを主成分(50〜100質量%、好ましくは70〜100質量%(モノマー単位基準))とする(メタ)アクリル酸C1−6アルキル系樹脂が挙げられ、より好ましくは、メタクリル酸メチルを主成分(50〜100質量%、好ましくは70〜100質量%(モノマー単位基準))とするメタクリル酸メチル系樹脂、例えばポリメタクリル酸メチルが挙げられる。
上記ポリメタクリル酸メチル(以下、「PMMA」ともいう。)の重量平均分子量は、特に限定されないが、例えば1×10〜1×10であり、好ましくは5×10〜2×10である。
上記ポリマー材料における高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンおよびポリオレフィン系コポリマーから選択される1種または2種以上のポリマーと無定形ポリマーの質量比は、15:85〜55:45であり、好ましくは35:65である。このような範囲とすることにより、PTC組成物の室温抵抗率を十分に低減させることができ、また、良好なPTC特性(所定の温度を超えると急激に抵抗率が上昇する特性)を得ることができる。
高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンおよびポリオレフィン系コポリマーから選択される1種または2種以上のポリマー、および無定形ポリマーを含むポリマー材料を用いることにより、PTC素子またはPTCデバイスを作成する際の種々の処理(放射線処理(電子線処理、ガンマ線処理)、リフロー工程等)を経ることによる抵抗率の上昇を抑制することができ、さらに、トリップ(動作)後温度が下がった場合に、抵抗率が初期に近い値に戻る復帰性を得ることができる。
一の好ましい態様において、上記ポリマー材料は、高密度ポリエチレンおよびポリメタクリル酸メチルを含んで成る。
上記導電性フィラーとしては、カーボンブラック、グラファイト(または黒鉛)、他の炭素質材料、金属、導電性金属酸化物、導電性セラミック、導電性ポリマー、およびそれらの組合せが挙げられる。導電性フィラーは、通常、粉末状態である。
上記炭素質材料の例としては、カーボンブラック、グラファイトに加え、カーボンファイバー、カーボンナノチューブ、ガラス状炭素および炭素ビーズが挙げられる。上記金属の例としては、金、銀、銅、ニッケル、アルミニウム、タングステンおよびそれらの合金が挙げられる。上記金属酸化物の例としては、ITO(インジウム−スズ酸化物)、リチウム−マンガン複合酸化物、五酸化バナジウム、酸化スズ、酸化亜鉛、およびチタン酸カリウムが挙げられる。上記導電性セラミックの例としては、カーバイド(例えば、炭化タングステン、炭化チタン、炭化タンタルおよびそれらの複合体(または錯体化合物))、ホウ酸チタン、チタン窒化物、ケイ化チタン、ケイ化ジルコニウム、ケイ化二オブ、ケイ化モリブデン、ケイ化タンタル、およびケイ化タングステンが挙げられる。上記導電性ポリマーの例としては、ポリアセチレン、ポリピレン、ポリアニリン、ポリフェニレン、およびポリアセンが挙げられる。
好ましくは、上記導電性フィラーは、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、炭化チタンまたはニッケル粉末であり、より好ましくはニッケル粉末である。
ポリマーPTC組成物に含まれる導電性フィラーの割合は、特に限定されないが、ポリマーPTC組成物全体に対して、20vol%以上である。当該割合の下限は、25vol%、30vol%、35vol%または40vol%であってもよい。また、当該割合の上限は、60vol%、50vol%、40vol%または30vol%であってもよい。なお、導電性フィラーの体積%(vol%)は、用いるポリマーおよび導電性フィラーの重量と真密度から、それらの体積を算出することにより得ることができる。
ポリマーPTC組成物に含まれる導電性フィラーの割合は、質量%(wt%)で表すことができる。例えば、導電性フィラーとしてニッケルを用いる場合、上記の導電性フィラーの割合は、ポリマーPTC組成物全体に対して、60wt%以上である。当該割合の下限は、70wt%、75wt%、80wt%または83wt%であってもよい。また、当該割合の上限は、93wt%、90wt%、85wt%または80wt%であってもよい。
また、導電性フィラーとしてカーボンブラックを用いる場合、上記の導電性フィラーの割合は、ポリマーPTC組成物全体に対して、30wt%以上である。当該割合の下限は、35wt%、40wt%、45wt%または50wt%であってもよい。また、当該割合の上限は、75wt%、65wt%、55wt%または45wt%であってもよい。
導電性フィラーの割合を上記のような範囲とすることにより、PTC組成物の室温抵抗率を低減させることができ、また、PTC素子またはPTCデバイスを作成する際の種々の処理(放射線処理(電子線処理、ガンマ線処理)、リフロー工程等)を経ることによる抵抗率の上昇を抑制することができ、さらに、トリップ(動作)後温度が下がった場合に、抵抗率が初期に近い値に戻る復帰性を得ることができる。
本発明のポリマーPTC組成物は、従来のHDPE単独のポリマー材料を含んで成るポリマーPTC組成物と比較して、室温抵抗率が低くなり、PTC特性も向上する。このような効果は、理論に限定されるものではないが、導電性フィラーが高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンおよびポリオレフィン系コポリマーから選択される1種または2種以上のポリマー内部またはその表面に偏在することによって得られると考えられる。
また、本発明は、
(A)上記の本発明のポリマーPTC組成物からなる層状ポリマーPTC要素;および
(B)層状ポリマーPTC要素の少なくとも1つの主表面上に配置された金属電極;
を有して成るポリマーPTC素子を提供する。
上記ポリマーPTC要素は、本発明のPTC組成物を層状に形成することによって、例えば押出成形、射出成形またはホットプレスすることによって得られる。
上記ポリマーPTC要素の厚さは、特に限定されないが、例えば、0.1〜0.7mm、好ましくは0.2〜0.6mmである。PTC層状要素の厚さが0.7mmを超える場合、既存の2次電池内に組み入れることが困難となる。また、ポリマーPTC要素の厚さが0.1mm未満である場合、押出成形での製造が困難になり、安定性およびコストの観点から不利である。
このポリマーPTC要素は、その少なくとも1つの主表面上に配置された金属電極を有して成る。一の態様において、ポリマーPTC要素は、両側の主表面上に金属電極を有してもよい。この金属電極は、通常、導電性を有する金属の薄い層(例えば、厚さが0.1μm〜100μm程度)により形成され、複数の金属薄層により形成されていてもよい。金属電極を形成する金属材料としては、例えば銅、ニッケル、アルミニウム、金等の金属が挙げられる。
本発明のポリマーPTC素子は、それを構成するPTC組成物を、金属電極を構成する金属シート(または金属箔)と一緒に同時押し出しすることによって、金属シート(または金属箔)の間にPTC組成物が挟まれた状態の押出物を得ることによって、製造することができる。別の態様では、PTC組成物の層状物を例えば押出によって得、この層状物を金属シート(または金属箔)の間に挟み、これらを一体に熱圧着して圧着物を得ることによって、製造することもできる。このような押出物(または圧着物)は、金属電極を両側の主表面に有するポリマーPTC要素が多数隣接して集合した状態であり、押出物(または圧着物)を所定の形状・寸法に切り出して、単一のポリマーPTC素子を得ることができる。
更に、別の態様では、ポリマーPTC要素に導電性金属のメッキを施すことによって、両側の主表面上に金属電極を形成してもよい。この場合も、上述のような集合状態のものを得、その後、個別のポリマーPTC素子に分割するのが好ましい。
また、本発明は、
(1)本発明のポリマーPTC素子;および
(2)ポリマーPTC素子の少なくとも1つの金属電極に電気的に接続されたリード
を有して成るPTCデバイスを提供する。
上記リードは、PTCデバイスを用いる電気装置において、PTC素子を所定の回路、より詳細には、配線、部品、パッド、ランド、ターミナル等に電気的に接続するために存在するものであり、PTCデバイスに一般的に用いられるものであれば特に限定されない。リードは、いずれの適当な形態であってもよく、例えば、正方形もしくは矩形の金属箔、金属シート等のストリップの形態であってもよい。リードを構成する材料としては、導電性材料であれば特に限定されず、例えば、ニッケル、コバール、42アロイ(Fe−42%Ni合金)等が挙げられる。
ポリマーPTC素子の金属電極とリードとの接続に用いる接続材料としては、PTCデバイスに一般的に用いられるものであれば特に限定されず、ハンダ材料、導電性接着剤、導電性ペースト、銀ロウ部材等が挙げられる。ポリマーPTC素子の金属電極とリードとの接続は、例えば、金属電極上に接続材料、例えばハンダ材料を配置し、その上にリードを配置して、その後、例えば加熱手段によって加熱し、あるいはリフロー炉に入れて接続材料を溶融させることにより実施される。上記したように本発明のPTCデバイスはこのようなリフロー処理等を経ても室温抵抗率はあまり増加しない。
本発明のポリマーPTC素子またはPTCデバイスは、上記リードを介して種々の回路に接続されるので、本発明はまた、本発明のポリマーPTC素子またはPTCデバイスを有して成る電気装置、および本発明のポリマーPTC素子またはPTCデバイスを有して成る2次電池セルをも提供する。
以下の実施例を通じて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1〜5
HDPE(HI−ZEX−3300F:出光興産製;重量平均分子量=1.23×10;融点130℃)およびPMMA(アクリペットVH:三菱レイヨン製;重量平均分子量=1.3×10)を下記表1に示す組成で混合し、ラボプラストミル装置(4M150;東洋精機製)を使用して、温度200℃、回転数80rpmで5分間混練し、ついで、回転数を10rpmにして、組成物全体に対して20vol%の導電性フィラー(ニッケル粉末:ヴァーレ社製;ニッケルパウダー Type255;平均粒径(フィシャー値)=2.2〜2.8μm(ASTMB330);抵抗率=7.0×10−5Ω・cm)を加え、ついで、回転数60rpmで15分間混練し、得られたHDPE/PMMA/Ni混合物を、温度200℃、圧力0.58MPaで7分間ホットプレス(G−12;テクノサプライ製)し、70mm×70mm×1mmの板状に成型し、実施例1〜5のポリマーPTC要素(試料)を得た。
比較例1
ポリマー材料としてHDPEのみを用いたこと以外は、上記実施例と同様にして、比較例1のポリマーPTC要素(試料)を得た。
Figure 2014207421
(評価)
・室温抵抗率
上記実施例1〜5および比較例1の試料について、板の異なる9点において、抵抗率計(ロレスタGP MCP−T610;三菱化学アナリテック製)により四探針法で室温(25℃)での抵抗率を測定し、その平均値を各試料の室温抵抗率とした。結果を下記表2に示す。
Figure 2014207421
・PTC特性
上記実施例1、3および5および比較例1の試料の両主表面にNi箔を、温度200℃、圧力0.725MPaで5分間熱圧着し電極を設けた後加工し、10mm×10mmのPTC素子を得た。オーブン(DRX320DA;ADVANTEC製)を用いて試料の温度を1℃/minで上げたときの抵抗率をデジタルマルチメータ(PC520M;sanwa製)を使用し測定することにより、PTC特性を評価した。結果を図1に示す。
・PTC特性の繰り返し性(復帰性)
上記実施例3のPTC素子を、オーブン(DRX320DA;ADVANTEC製)を用いて試料の温度を1℃/minで、室温(25℃)から140℃まで昇温してトリップさせ、その後室温(48℃)まで降温して、抵抗率をデジタルマルチメータ(PC520M;sanwa製)を使用し測定した。結果を図2に示す。
なお、トリップ前の25℃での抵抗率は5.19Ω・cm(接触抵抗を含む)であり、トリップ後の48℃での抵抗率は5.56Ω・cm(接触抵抗を含む)であり、ほぼ同じ抵抗率であった。
以上の結果から、HDPEおよびPMMAを含むポリマー材料を用いた実施例1〜5は、HDPE単独のポリマー材料を用いた比較例1と比較して、室温抵抗率が低いことが確認された。また、これらの試料を用いたPTC素子が良好なPTC特性を示し、特にHDPE/PMMAが35/65(質量比)である実施例3は優れたPTC特性を示すことが確認された。さらに、実施例3の試料を用いたPTC素子は、トリップ後の復帰性も優れていることが確認された。HDPEおよびPMMAは非相溶性であり、これらをブレンドすることにより優れた機能を有するポリマーPTC素子を提供できることが示された。
実施例6
HDPEおよびPMMAを、それぞれ、40vol%(34.7wt%)および60vol%(65.3wt%)の割合で用い、導電性フィラーを組成物全体に対して35vol%用いたこと以外は、実施例1〜5と同様にして、ポリマーPTC要素を得た。
比較例2
HDPEの代わりに、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)(KYNAR K720:ARKEMA製;重量平均分子量=9.5×10)を用い、PVDFおよびPMMAを、それぞれ、80wt%(73.2vol%)および20wt%(26.8vol%)の割合で混合したこと以外は、実施例6と同様にして、比較例2のポリマーPTC要素を作製した。
(評価)
・室温抵抗率
上記実施例6および比較例2のPTC要素について、板の異なる9点において、抵抗率計(ロレスタGP MCP−T610;三菱化学アナリテック製)により四探針法で室温(25℃)での抵抗率を測定し、その平均値を各PTC要素の室温抵抗率Aとした。結果を下記表3に示す。
・ガンマ線処理後の室温抵抗率
実施例6および比較例2のPTC要素の両主表面にNi箔を、温度200℃、圧力0.725MPaで5分間熱圧着し電極を設け、実施例6および比較例2のPTC原板を作製した。
上記で得られた実施例6および比較例2のPTC原板に、ガンマ線照射装置(JS10000HD:ノルディオン社製)を用いてガンマ線を照射した(吸収線量:99.6〜104kGy)。
ガンマ線処理したPTC原板を、直径3mmの円形状チップに打ち抜き、実施例6および比較例2のPTC素子を作製した。
実施例6および比較例2のPTC素子各15個について、ミリオームメーター(Hioki3227:日置電機株式会社製)を用いて四端子法にて抵抗値を測定し、さらにマイクロメーター(SPM2−25MJ:ミツトヨ製)を用いて厚みを測定した。これらの測定結果から、それぞれPTC素子15個の平均値として実施例6および比較例2のPTC素子の室温抵抗率B(接触抵抗を含む)を算出し、結果を下記表3に併せて示す。
・リフロー処理後の室温抵抗率
ついで、ガンマ線処理後のPTC素子(実施例6および比較例2について各15個)の電極に、鉛フリー半田ペースト(Sn−Ag−Cu合金系)を塗布し、厚さ0.1mm×幅2.3mm×長さ5.6mmのニッケルリードをPTC素子の両面(両電極上)に配置し、リフロー炉に通して半田付けして、PTCデバイスを作製した(リフロー条件:6ゾーン、290℃、ベルトスピード0.70m/分)。得られたPTCデバイスを、アルミ袋に入れて、脱気吸引し、室温で15時間保管した。ついで、各PTC素子の抵抗率を、四端子法ミリオームメーター(HP4338A:ヒューレットパッカード製)を用いて測定した。これらの測定結果から、それぞれPTC素子15個の平均値として、実施例6のPTC素子を用いたPTCデバイスおよび比較例2のPTC素子を用いたPTCデバイスの室温抵抗率(接触抵抗を含む)、すなわち、リフロー処理された後のPTC素子の室温抵抗率Cを算出し、結果を下記表3に併せて示す。なお、PTCデバイスはPTC素子の両面にリードを有するが、リードの抵抗率は、PTC素子と比較して十分に小さいので無視できる。
Figure 2014207421
以上の結果から、高密度ポリエチレンとポリメタクリル酸メチルを含むポリマー材料を用いた実施例6は、ポリフッ化ビニリデンとポリメタクリル酸メチルを含むポリマー材料を用いた比較例2と比較して、ガンマ線処理およびリフロー炉における加熱処理の両方において抵抗率の増加率が小さいことが確認された。結果として、未処理のPTC要素からPTCデバイスを作製する工程において、比較例2は室温抵抗率が13.0倍も増加したのに対して、実施例6は4.6倍しか増加せず、実際の製品に加工した場合でも低い室温抵抗率を実現できることが確認された。
本発明のポリマーPTC組成物は、使用温度、例えば室温での抵抗率が低く、放射線処理工程、リフロー工程等の製品化工程を経ても室温抵抗率の上昇が少なく、トリップからの回復後も室温抵抗率の上昇が抑制されるので、本発明のポリマーPTC組成物を用いて製造されたポリマーPTC素子は、保持電流が大きく、高品質であり、様々な電子・電気装置の保護素子として好適に用いることができる。

Claims (15)

  1. (a)高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンおよびポリオレフィン系コポリマーから選択される1種または2種以上のポリマー、および無定形ポリマーを含むポリマー材料;および
    (b)導電性フィラー
    を含んで成るポリマーPTC組成物。
  2. ポリマー材料が、高密度ポリエチレンおよび無定形ポリマーを含む、請求項1に記載のポリマーPTC組成物。
  3. 無定形ポリマーが(メタ)アクリル系ポリマーである、請求項1または2に記載のポリマーPTC組成物。
  4. 無定形ポリマーがポリメタクリル酸メチルである、請求項1〜3のいずれかに記載のポリマーPTC組成物。
  5. 導電性フィラーが、カーボンブラック、グラファイト、カーボンファイバー、カーボンナノチューブ、ガラス状炭素、炭素ビーズ;金、銀、銅、ニッケル、アルミニウム、タングステンおよびそれらの合金;インジウム−スズ酸化物、リチウム−マンガン複合酸化物、五酸化バナジウム、酸化スズ、酸化亜鉛、チタン酸カリウム;炭化タングステン、炭化チタン、炭化タンタルおよびそれらの複合体;ホウ酸チタン、チタン窒化物、ケイ化チタン、ケイ化ジルコニウム、ケイ化二オブ、ケイ化モリブデン、ケイ化タンタル、およびケイ化タングステンから選択される1種または2種以上の組み合わせである、請求項1〜4のいずれかに記載のPTC組成物。
  6. 導電性フィラーがニッケル、カーボンブラックまたは炭化チタンである、請求項1〜5のいずれかに記載のPTC組成物。
  7. 導電性フィラーがニッケルである請求項1〜6のいずれかに記載のPTC組成物。
  8. 導電性フィラーの割合が、ポリマーPTC組成物全体に対して20〜60vol%である、請求項1〜7のいずれかに記載のPTC組成物。
  9. 導電性フィラーの割合が、ポリマーPTC組成物全体に対して60〜95wt%である、請求項7に記載のPTC組成物。
  10. ポリマーPTC組成物中の結晶性ポリマーと無定形ポリマーとの質量比が、15:85〜55:45である、請求項1〜9のいずれかに記載のPTC組成物。
  11. ポリマーPTC組成物中の結晶性ポリマーと無定形ポリマーとの質量比が、35:65である、請求項1〜10のいずれかに記載のPTC組成物。
  12. (A)請求項1〜11のいずれかに記載のポリマーPTC組成物からなる層状ポリマーPTC要素;および
    (B)層状ポリマーPTC要素の少なくとも1つの主表面上に配置された金属電極;
    を有して成るポリマーPTC素子。
  13. (1)請求項12に記載のポリマーPTC素子;および
    (2)ポリマーPTC素子の少なくとも1つの金属電極に電気的に接続されたリード
    を有して成るPTCデバイス。
  14. 請求項12に記載のポリマーPTC素子または請求項13に記載のPTCデバイスを有して成る電気装置。
  15. 請求項12に記載のポリマーPTC素子または請求項13に記載のPTCデバイスを有して成る2次電池セル。
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