JP2014207205A - 蓄電素子、電源モジュール及び蓄電素子の製造方法 - Google Patents

蓄電素子、電源モジュール及び蓄電素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 蓄電素子においてセパレータや電極部材同士の位置ずれを防いで精度の高い蓄電素子を得る。
【解決手段】 セパレータ21及び23、正極部材22及び負極部材20を有し、正極部材22及び負極部材20が一対のセパレータ21及び23のいずれか一方を介するとともに、一対のセパレータ21及び23が正極部材22及び負極部材20のいずれか一方を介して巻回されてなる巻回型の電極体111を備え、一対のセパレータ21及び23は少なくとも、正極部材22又は負極部材20の、巻回軸に平行な一対の短辺と、巻回軸に交差する一対の長辺のいずれか一辺との周囲であって、縁端より内側の位置にて接合されている非水電解質二次電池100。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば二次電池その他の電池等の蓄電素子及びその製造方法等に関する。
二次電池は、一次電池の置きかえ用途はもとより、携帯電話、IT機器などの電子機器の電源として広く普及している。とりわけ、リチウムイオン電池に代表される非水電解質二次電池は、高エネルギー密度であることから、電気自動車などの産業用大型電気機器への応用も進められている。
そのような非水電解質二次電池は、正極部材及び負極部材の電極部材並びに一対のセパレータを有する電極体を有する。巻回型の場合、電極部材及びセパレータは帯状の形状を有し、これらが積層、巻回されることにより電極体は扁平な長円筒状の外形を有する。このような電極体の両端には正負それぞれのリードが露出しており、リードが集電体を介して収納容器の外部に設けられた電極端子と接続されることにより電池として構成される。
特開2011−216299号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、以下のような問題があった。
すなわち、従来の巻回型の電極体においては、正負の電極部材及びセパレータを積層された状態で巻回する際に、セパレータが電極部材間の短絡を防ぐように正極部材及び負極部材の間に介在された状態としている。
しかしながら、巻回の工程において、セパレータと電極部材との間に位置ずれが生じた場合、電極部材が接触し短絡が生ずる恐れや、セパレータ又は電極部材に皺が生じたまま巻回され形状に歪みが生ずる恐れがある。特に電極体の高性能化に伴う巻回数や部材の長大化により、位置ずれの影響は無視できなくなってきている。又、積層型の電極体においても、製造過程において正負の電極部材及びセパレータは巻回状態に置かれることがあるため、この場合も位置ずれの影響は無視することができないこととなっていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、セパレータや電極部材同士の位置ずれを防いで精度良く構成された電極体を有する蓄電素子及びその製造方法等を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、
一対のセパレータ、正極部材及び負極部材を有する、巻回型の電極体を備え、
前記一対のセパレータは少なくとも、
前記正極部材又は前記負極部材の、巻回軸に平行な一対の短辺の少なくともいずれか一辺と、前記巻回軸に交差する一対の長辺のいずれか一辺との周囲が
接合されている、
蓄電素子である。
又、本発明の第2の側面は、
前記一対のセパレータの接合箇所の全部又は一部は、それぞれのセパレータの縁端より内側に位置している、
本発明の第1の側面の蓄電素子である。
又、本発明の第3の側面は、
前記一対のセパレータの、巻回軸に平行な一対の短辺の前記一辺と前記巻回軸に交差する一対の長辺の前記一辺とは連続した状態で接合されており、
前記短辺の前記一辺の、前記長辺の前記一辺と結合していない側の一端は、前記一対のセパレータの縁端まで接合されている、
本発明の第1又は第2の側面の蓄電素子である。
又、本発明の第4の側面は、
前記一対のセパレータは、
前記一端が接合された前記縁端から、前記正極部材又は前記負極部材から遠ざかる方向に沿った位置にて更に接合されている、
本発明の第3の側面の蓄電素子である。
又、本発明の第5の側面は、
前記一対のセパレータは、
前記正極部材又は前記負極部材から前記巻回軸寄り側の位置のみにて接合されている、
本発明の第4の側面の蓄電素子である。
又、本発明の第6の側面は、
前記一対のセパレータは、
前記正極部材又は前記負極部材の、巻回軸に平行な一対の短辺の双方と、前記巻回軸に交差する一対の長辺のいずれか一辺との周囲が接合されており、
前記一対の短辺の間隔の全部又は一部は、
前記巻回軸に交差する一対の長辺のいずれか前記一辺から離れるにつれて小さくなっている、
本発明の第1から第5のいずれかの側面の蓄電素子である。
又、本発明の第7の側面は、
前記一対のセパレータが接合されている、前記正極部材又は前記負極部材の、前記巻回軸に交差する一対の長辺の前記一辺とは連続した状態で接合された、巻回軸に平行な前記一対の短辺の少なくともいずれか前記一辺は、全部又は一部が湾曲している、
本発明の第1から第6のいずれかの側面の蓄電素子である。
又、本発明の第8の側面は、
前記一対のセパレータが接合されている、前記正極部材又は前記負極部材の、前記巻回軸に交差する一対の長辺の前記一辺とは連続した状態で接合された、巻回軸に平行な前記一対の短辺の少なくともいずれか前記一辺の全部又は一部の幅は、
前記巻回軸に交差する一対の長辺のいずれか前記一辺から離れるにつれて小さくなっている、
本発明の第1から第7のいずれかの側面の蓄電素子である。
又、本発明の第9の側面は、
前記一対のセパレータが接合されている、前記正極部材又は前記負極部材の、前記巻回軸に交差する一対の長辺の前記一辺とは連続した状態で接合された、巻回軸に平行な前記一対の短辺の少なくともいずれか前記一辺の全部又は一部の幅は、
前記巻回軸に交差する一対の長辺のいずれか前記一辺から離れるにつれて大きくなっている、
本発明の第1から第8のいずれかの側面の蓄電素子である。
又、本発明の第10の側面は、
前記一対のセパレータの、前記電極体の巻き終わり側の巻回軸に平行な縁端は、巻回の外側に位置するものほうが内側に位置するものより長くなっている、
本発明の第1から第9のいずれかの側面の蓄電素子である。
又、本発明の第11の側面は、
シート状の一対のセパレータ、シート状の正極部材及びシート状の負極部材を有し、前記正極部材及び前記負極部材が前記一対のセパレータのいずれか一方を介するとともに、前記一対のセパレータが前記正極部材及び前記負極部材のいずれか一方を介して重ね合わせられた積層体を巻回又は更に積層してなる電極体を備えた蓄電素子であって、
前記一対のセパレータに挟まれた前記正極部材又は前記負極部材の少なくとも一部分は、一対のセパレータの間からはみ出しており、
前記正極部材又は前記負極部材の他の部分の周囲の少なくとも一部は、前記一対のセパレータのそれぞれの縁端より内側の位置にて、前記一対のセパレータ同士が接合されることにより封止されている、
蓄電素子である。
又、本発明の第12の側面は、
複数の蓄電素子を備え、前記蓄電素子の少なくとも一つは本発明の第1から第11のいずれかの側面の蓄電素子である、
電源モジュールである。
又、本発明の第13の側面は、
電極体を作成する工程として、
シート状の一対のセパレータ、シート状の正極部材及びシート状の負極部材を有し、前記正極部材及び前記負極部材が前記一対のセパレータのいずれか一方を介するとともに、前記一対のセパレータが前記正極部材及び前記負極部材のいずれか一方を介して重ね合わせる工程と、
前記一対のセパレータの一対の短辺に隣接する、一対の長辺のいずれか一辺の一部を接合する工程と、
前記一対のセパレータの前記一対の短辺の少なくともいずれか一辺を接合する工程と、
接合された前記一対のセパレータの前記一対の短辺側から、シート状の一対のセパレータ、シート状の正極部材及びシート状の負極部材を重ね合わせた状態で巻回する工程と、
前記巻回の工程に同期して、前記一対のセパレータの一対の短辺の前記一辺に隣接する、一対の長辺のいずれか一辺の残りの部分を接合する工程とを備え、
前記接合の各工程による前記一対のセパレータの接合箇所の全部又は一部を、少なくとも、前記一対の短辺及び前記一対の長辺のいずれか前記一辺のそれぞれの縁端より内側の位置に定めている、
蓄電素子の製造方法である。
以上のような本発明によれば、蓄電素子においてセパレータや電極部材同士の位置ずれを防いで、精度良く構成された電極体を得ることが可能になるという効果を有する。
本発明の実施の形態1に係る非水電解質二次電池の構成を示す要部分解斜視図 本発明の実施の形態1に係る非水電解質二次電池の電極体の構成を示す要部分解斜視図 (a)本発明の実施の形態1に係る非水電解質二次電池の電極体の製造方法を説明するための図(b)本発明の実施の形態1に係る非水電解質二次電池の電極体の製造方法のフローチャートを示す図 本発明の実施の形態1に係る非水電解質二次電池の電極体の構成を示す模式的平面図 (a)図4のA−A直線による、電極体の構成を示す模式的断面図(b)図4のB−B直線による、電極体の構成を示す模式的断面図 本発明の実施の形態2に係る非水電解質二次電池の電極体の構成を示す模式的平面図 本発明の実施の形態3に係る非水電解質二次電池の電極体の構成を示す模式的平面図 本発明の実施の形態4に係る非水電解質二次電池の電極体の構成を示す模式的平面図 本発明の実施の形態5に係る非水電解質二次電池の電極体の構成を示す模式的平面図 本発明の実施の形態6に係る非水電解質二次電池の電極体の構成を示す模式的平面図 本発明の実施の形態に係る非水電解質二次電池の電極体の他の構成例を示す模式的平面図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る非水電解質二次電池100の分解斜視図である。
図1に示すように、非水電解質二次電池100は、それぞれアルミニウム製である、開口110xを有する開口箱状の容器本体110と板状の蓋部120とから構成される、外形六面体の電池容器を外装として備える。
電極体111は、帯状の電極板である正極部材と負極部材を、セパレータを介して長円筒形に巻回した構成を有する。巻回された状態において、正極部材及び負極部材は巻回軸の両端の異なる方向に位置をずらして配置されており、電極体111の両端において、それぞれ所定の幅でセパレータから突出している。更に、各電極部材の突出部は活物質が担持されておらず、基材である金属箔がリードとして露出している。
電極体111の両端部にそれぞれはみ出した正極側金属箔部111a、負極側金属箔部111a´には、導電性の金属板である、正極側の集電体112及び負極側の集電体112´がそれぞれ接続される。
集電体112の一端には貫通孔112aが形成され、他端は電極体111の側面に露出した巻回状態の正極側金属箔部111aと共に、アルミニウム等の金属製の挟持板114に挟まれて超音波溶接等により接続、固定されている。負極側の集電体112´も同様の構成を有するが、金属の材質は銅等が用いられる。又、蓋部120の両端には後述する電極端子130を収納容器の内部へ導くための貫通孔が開口されている。なお、図中には正極側の貫通孔120aのみ示した。
蓋部120と集電体112との間には貫通孔113aを有する絶縁封止材113が、蓋部120の短辺側の端部近傍には筒部121cを貫通する貫通孔121bを有する絶縁封止材121がそれぞれ位置しており、更に絶縁封止材121の主面を蔽うように電極端子130が配置される。
電極端子130は平面形状を有するアルミニウム又はアルミニウム合金その他の導電性の金属製の電極部130a及び電極部130aの表面から突き出した接続部材130bから構成され、接続部材130bが、集電体112の貫通孔112aに通された状態で先端をかしめられることにより、電極端子130と集電体112とが電気的に接続されるとともに、蓋部120と電極体111とが機械的に結合される。
又、蓋部120の表面上には貫通孔122が開口されており、電極体111の収納後に蓋部120により開口110xがレーザ溶接で塞がれた容器本体110の内部空間と連通している。貫通孔122を介して容器本体110内に電解液が注入された後、金属製の封止栓123が貫通孔122に嵌め込まれ、封止栓123の周辺が蓋部120の表面とレーザ溶接されることにより封止され、非水電解質二次電池100が完成される。
なお、図1においては省略して示したが、集電体112,112′及び電極体111は、ポリエチレン等の合成樹脂製の絶縁性フィルムにより包まれており、容器本体110とは絶縁した状態で容器本体110に収納されている。
次に、図2は、本実施の形態1に係る非水電解質二次電池100の電極体111の模式的な構成を示す要部分解図である。
図2に示すように、電極体111は、最内周から外周に順に向かって積層された、シート状の負極部材20、高い放電性や電解質の保液性を示す多孔膜や不織布等を基材とするセパレータ21、正極部材22、及びセパレータ21と同一素材のセパレータ23の各部材を巻回し、巻回軸に直交する断面形状が長円筒形状となるよう成型されている。
負極部材20は、例えば帯状の銅箔の表面に負極活物質を担持させて構成し、正極部材22は、例えば帯状のアルミニウム箔の表面に正極活物質を担持させて構成される。電極体111においては、負極部材20及び正極部材22に、活物質が塗布された塗工部20a及び22aを帯の短手方向の一方の縁端まで形成しておき、他方の縁端には活物質を塗布しない未塗工部20b及び22bをそれぞれ設けておく。
なお、図中において塗工部20a及び22aと未塗工部20b及び22bとのそれぞれの境界は一点鎖線にて示した。これは以下の説明にて参照する各図においても同様である。又、図中においては説明のため、負極部材20の先端は他の部材とは剥離した状態にて示した。
そして、負極部材20及び正極部材22は、巻回の際に、互いに端面方向にずらすことにより、長円筒形の一方の端面に、未塗工部22bを図1の正極側金属箔部111aとしてはみ出させ、他方の端面に、未塗工部20bを図1の負極側金属箔部111a´としてはみ出させるようにしている。
更に、正極部材22が一対のセパレータ21及び23の間に位置した状態にあって、セパレータ21と22とは図中斜線で示す接合部24において貼り合わされており、一体化した状態で、負極部材20とともに巻回されている。
以上の構成において、非水電解質二次電池1は本発明の蓄電素子に相当し、電極体111は本発明の電極体に相当し、負極部材20は本発明の負極部材に、正極部材22は本発明の正極部材に、それぞれ相当する。又、セパレータ21及び23は本発明の一対のセパレータに相当する。又、接合部24は本発明の一対のセパレータが接合された部分及び接合箇所にそれぞれ相当する。
以下、図3及び図4を参照して、電極体111の構成を更に詳細に説明するとともに、これにより、本発明の蓄電素子の製造方法の一実施の形態について説明を行う。ただし図3(a)は、電極体111の製造工程を実行する装置を模式的に示す図であり、図3(b)は同製造工程のフローチャートを示す図である。又、図4は、電極体111の構成を説明する為に、完成状態の電極体111を仮想的に展開して平面状とした積層体10を示す模式的平面図である。
図3(a)に示すように、セパレータ21はボビン31に、正極部材22はボビン32に、セパレータ23はボビン33に、そして負極部材20はボビン34に、それぞれ巻き取られており、回転する各ボビンから送出されたセパレータ及び電極部材は、図2に示す積層状態で、各ボビンに同期して回転する断面形状長円形のボビン35に巻き取られることにより、電極体111に調製される。なお、ボビン35の回転軸35aが電極体111の巻回軸に一致することとなる。
本実施の形態においては、上記の基本的な工程に加えて、各ボビンから引き出されたセパレータ21、正極部材22及びセパレータ23の三者を重ね合わせた状態で、負極部材20に重ね合わせてボビン34へ巻き取らせる前に、圧着装置30へ導入させる。
圧着装置30は、対向する一対のヒートローラから構成された、単数又は複数の圧着ローラ30aを有し、導入されたセパレータ21及び23が正極部材22を間に挟んだまま、圧着ローラ30aがセパレータ21及び23の後述する特定部分を両主面から加熱、加圧する。特定部分が圧着ローラ30aにより熱融着されることでセパレータ21及びセパレータ23からなる接合部24が形成され、セパレータ21、正極部材22及びセパレータ23は、セパレータ21及び23による正極部材22の挟持状態が維持された積層体40として、負極部材20に重ねあわされた状態でボビン35に巻き取られる。
ここで、図4を参照して、圧着装置30により形成される接合部24について説明する。電極体111を展開してなる積層体10においては、最下層、すなわち巻回状態においては最外周となる位置に配置されたセパレータ23の上に正極部材22が重ねられ、正極部材22の上にはセパレータ21が重ねられ、セパレータ21の上、即ち最上層であって巻回状態において最内周となる位置に負極部材20が重ねられている。
セパレータ21及び23は巻回軸に平行な短手方向にて同一幅を有し、展開方向に沿った長手においてセパレータ23のほうがセパレータ21より長大な構成を有する。又、セパレータ21とセパレータ23は積層体10の巻き初めの端部Ea、及びセパレータの短手方向の縁端Ec及びEdが一致するように配置され、これによりセパレータ23の巻き終わりの端部が積層体10の端部Ebとなる。
次に、正極部材22は、完成後の電極体111において正極側金属箔部111aとなる未塗工部22bの一部がセパレータの縁端Edから露出するように、セパレータ21及び23の長手方向の中心線より平行にシフトさせて配置する。これにより、正極部材22は、平面において塗工部22aがセパレータ21及び23に囲まれた状態におかれる。
更に、負極部材20は、完成後の電極体111において負極側金属箔部111a´となる未塗工部20bの一部がセパレータ21及び23の縁端Ecから露出するように、正極部材22とは逆向きにシフトさせて配置される。
本実施の形態1の電極体111は、このような積層体10において、正極部材22を挟み込んだセパレータ21及び23の周囲を、縁端Ea、Eb及びEcよりも内側の位置で熱融着してなる接合部24a〜24cを有する接合部24で取り囲んだことにより、正極部材22の少なくとも塗工部22aを一対のセパレータにより形成された空間内に封止した構成としている。
すなわち、図4及び図5(a)の、図4のA−A直線による模式的断面図に示すように、正極部材22の短手方向の両辺は、積層体10の巻き初めの位置においてセパレータ21及び23の接合部24aにより封止され、積層体10の巻き終わり位置においてセパレータ21及び23の接合部24cより封止されている。
更に、図4及び図5(b)の、図4のB−B直線による模式的断面図に示すように、正極部材22の長手方向の、塗工部22aに含まれる側の縁端は、接合部24a及び24cと連続して形成された、セパレータ21及び23の接合部24bにより封止されている。
又、図5の各図に示すように、接合部24a〜24cとセパレータ21及び23の縁端Ea〜Edのそれぞれとの間は離隔しており、これら縁端Ea〜Edと接合部24a〜24cとの間の領域にはセパレータ21及び23同士が分離した一定幅の分離部25が形成されている。
なお、図5の各図において、接合部24a〜24cは厚みを持つものとして示したが、これは位置の説明のために誇張したものであって、実際には熱融着で接合しているため、接合部24a〜24cにおいてセパレータ21と23とは、間に介在物無しに密着している。同様に、図4中においては、接合部24aは、位置の説明のため、セパレータ21の上に積層された負極部材20を透過して目視されるものとして示した。これは以下の説明にて参照する、図4に相当する各図においても同様である。
次に、積層体10における接合部24の形成の工程を、図3(b)を併せて参照して説明する。はじめに、重ね合わせられたセパレータ21、正極部材22及びセパレータ23をセパレータの縁端Eaから圧着装置30へ導入した状態で、圧着ローラ30aにより長手方向に沿って図中領域αとして示す、接合部24bの所定長の一部を接合した(ステップ101)後、縁端Ea近傍の短手方向の領域βを接合して接合部24aを完成し(ステップ102)、一対のセパレータの巻き初めの、角の部分を封止する。なお、領域αの所定長とは接合部24aと同程度又はそれより短いことが望ましい。
次いで、ボビン35の巻き取りに同期して接合部24bの残りの領域γを接合し(ステップ103)、最後に、縁端Ebの手前の領域δにおいて短手方向にて熱融着を行って接合部24cを完成し(ステップ104)、積層体25を圧着装置30から送出する。
以上のように、本実施の形態1の非水電解質二次電池100の電極体111は、セパレータ21及び23を、正極部材22の塗工部22aを長手方向及び短手方向の双方から囲むように設けた接合部24にて接合した状態にて、負極部材20と重ね合わせるようにしている。これにより、巻回時の電極部材とセパレータの位置ずれを抑制して精度の高い電極体を得ることが可能となる。
又、電極体111においては、セパレータ21及び23の縁端Ea〜Edと接合部24a〜24cとの間に分離部25を設けたことにより、以下の効果を奏する。すなわち、セパレータ21及び23を縁端Ea〜Edにて接合する場合、圧着装置30内において、セパレータ21及び23の導入方向と圧着ローラ30aによる熱融着の方向との間にずれが生じた場合、接合部24の幅に不均衡が生じ、セパレータの剥離を引き起こしたり、正極部材22との重ね合わせ時やボビン35への巻回時にセパレータ表面に皺を生じさせたり原因となる恐れがある。
これに対し、本実施の形態においては、縁端Ea〜Edから分離部25を介した状態でセパレータ間の接合を行うことにより、セパレータ21及び23の導入方向と圧着ローラ30aによる熱融着の方向との間にずれが生じた場合であっても、分離部25がこのずれに対するバッファ分として、接合面を形成するための領域に用いられることとなる。したがって、接合部24の幅は所期の一定状態に保たれ、セパレータの剥離や皺縒りの恐れを低減することが可能となる。
更に、電極体111においては、セパレータ21及び23が、正極部材22の塗工部20aに対し、長手方向及び短手方向の双方から囲い込む接合部24を設けたことにより、以下の効果を奏する。すなわち、正極部材22と負極部材20とは、図5(a)に示す、積層体10の長手方向から見た形状においては、セパレータ21及び23の両端が接合部24a及び24cにより接合されることにより、短手方向において、セパレータ21により遮断された状態で隙間無く離隔されている。
又、図5(b)に示す、積層体10の短手方向から見た形状においては、セパレータ21及び23の一端が接合部24bにより接合されることにより、長手方向において、負極部材20の未塗工部20bに対応する金属層20y及び金属層20yと塗工部20aに対応する活物質層20xとの境界と、正極部材22とは、セパレータ21により遮断された状態で離隔されている。
換言すれば、正極部材20の塗工部20aを含む部分が、接合部24により接合されたことで袋状になったセパレータ21及び23に収納された状態で負極部材20に積層されていることから、正負の両電極部材は、電極体111として巻回された状態においては、セパレータ21又は23を介した状態で離隔される。これにより、正負電極のリードとしての金属層22y、20yを集電体112、112´に超音波溶接する場合などに生ずるコンタミネーションが、セパレータを跨いで電極部材間を移動することを防ぐことができる。
一方の極性の電極部材から生じた金属片又は金属粉末といったコンタミネーションが他方の極性の電極部材に達すると、当該電極部材の表面で電気化学反応を生じさせ、セパレータを破損させて電極部材同士の短絡を引き起こす原因となる。本実施の形態1の構成を備えることにより、正負の電極部材から生ずるコンタミネーションが異極の電極部材に達することを抑制して、短絡の恐れを低減した電極体を得ることを可能としている。
更に、電極体111においては、巻き終わりの側においてセパレータ23のほうがセパレータ21より長大な構成としたことにより、巻回状態における最外周の表面が、セパレータ23が他の電極部材及びセパレータ21を覆い隠した状態となる。これにより、電極体111の長円筒状の外形を良好に保つことができ、容器本体110内との接触等の恐れを低減することができる。ただし、各セパレータの他の縁端と同様、セパレータ21と23とを同一長としてもよく、上述した位置ずれの低減及び封止の効果が損なわれるものではない。又、巻き始めの側においても、設備の設計上等の理由により、セパレータ23がセパレータ21よりも先行する構成としても本発明の効果を損なうものではない。
以上のように、本実施の形態1の非水電解質二次電池100は、セパレータ21及び23によって、塗工部20aを含む、正極部材22の正極側金属箔部111aに対応する部分以外の部位の周囲が封止された状態で巻回されている電極体111を備えたことにより、セパレータや電極部材同士の位置ずれを防いで、精度良く構成された信頼性の高い電極体を得ることが可能となる。
なお、上記の説明においては、接合部24a及び24bはいずれも接合部24bから延伸してセパレータ21及び23の縁端Edまで接合するものとしたが、縁端Edに達さず、中途まで延伸するものとしてもよい。この場合、少なくとも塗工部22aと同じ長さとすることが、塗工部22aに起因するコンタミネーションの移動を防ぐ効果を保持でき、好適である。
更に、セパレータ21及び23上における負極部材20の塗工部20aと同じ長さまで延伸するものとしてもよい。この場合は、塗工部20aに起因するコンタミネーションの移動を防ぐ効果を保持でき、好適である。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2の非水電解質二次電池における、完成状態の電極体を仮想的に展開して平面状とした積層体11の構成を示す模式的平面図である。ただし図4と同一又は相当する構成については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。これは以下の各実施の形態も同様である。
本実施の形態2における電極体は、実施の形態1の積層体10の構成に、セパレータ21及び23の縁端Edまで達した接合部24aから、接合部24bと平行であって、巻き初めの側の縁端Eaに向かって延伸させた接合部24dを更に設けたものである。
接合部24dにてセパレータ21と23とを更に接合した構成とすることにより、積層体11は、巻き始めにおいて巻回軸の両端に接合部が設けられた状態となる。これにより、巻回軸周りの断面形状を巻回軸の両端において近似した形状に整えることができ、歪みを減じて精度の高い電極体を得ることが可能となる。
又、積層体11は、接合部24dと接合部24bにより、セパレータ21と23の短手方向の両端が順に固定される。これにより、巻き取りの方向、すなわち圧着装置30からボビン35へ向かう方向において、接合部24bの形成のためにセパレータ21及び23の一方の縁端Ecの近傍のみが圧着されることによるセパレータ表面の皺の発生や歪みを抑制することが可能となる。
なお、上記の説明においては、接合部24dは、積層体11の巻き始めの側の接合部24aから縁端Eaに向かって延伸する構成としたが、巻き終わりの側の接合部24cから縁端Ebに向かって延伸するように設けてもよい。この場合は、巻き終わりの部分、すなわち巻回状態が完成した電極体の表面形状の歪みを減ずることができる。更に、巻き始め、巻き終わりの双方の側に設けるようにしてもよい。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3の非水電解質二次電池における、完成状態の電極体を仮想的に展開して平面状とした積層体12の構成を示す模式的平面図である。
本実施の形態3における電極体は、セパレータ21及び23の一方の長手側に沿って形成された接合部24bから屈曲する短手側の接合部24a1及び24c1を、それぞれ接合部24bに対して鋭角をなす状態で短手側の縁端Edに向かって延伸する構成としたものである。
これにより以下の効果を奏する。すなわち、セパレータ21及び23の一方の縁端Ec近傍が接合部24bとして接合された場合において、熱融着など接合の具体的な手法によっては、接合の前後でセパレータ21及び23において収縮又は硬化が生じ、縁端Ecと縁端Edとで巻き取りの方向に沿った歪みが生じる恐れがある。この歪みはセパレータ表面の皺や、積層時の正極部材22との間の密着ムラを生じさせることとなる。
そこで、本実施の形態3においては、接合部24bから屈曲する短手側の接合部24a1及び24c1を設けたことにより、収縮前の接合部24bの全長S1が対向する縁端Edにおける接合部24a1及び24c1との間隔S2よりも大きくなるようにしている。これにより、接合部24bの形成後において、全長S1と間隔S2とを均一化し、セパレータ表面の皺の発生や、積層時の正極部材22との間の密着ムラの発生を抑制して、精度の高い電極体を得ることが可能となる。
なお、上記の説明においては、接合部24a1及び24c1は、共にそれぞれ接合部24bに対して鋭角をなすものとしたが、いずれか一方のみが鋭角であって、他方は実施の形態1と同様に直交するものであってもよい。要するに、収縮前の接合部24bの全長S1が対向する縁端Edにおける接合部24a1及び24c1との間隔S2よりも大きくなるような関係であれば、接合部24a1及び24c1のなす角度は任意であってよい。
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4の非水電解質二次電池における、完成状態の電極体を仮想的に展開して平面状とした積層体13の構成を示す模式的平面図である。
本実施の形態4における電極体は、セパレータ21及び23の一方の長手側に沿って形成された接合部24bから、他方の長手側の縁端Edに向かって延伸する短手側の接合部24a2及び24c2を、それぞれセパレータの中心に向かって湾曲した構成としたものである。
実施の形態1において、セパレータ21及び23の短手側の縁端Ea及びEb近傍が直線状の接合部24a及び24cとして接合された場合、熱融着など接合の具体的な手法によっては、接合の前後でセパレータ21及び23の短手方向において収縮が生じ、縁端Eaと縁端Ebの近傍にて巻回軸の方向に沿った歪みを生じさせる恐れがある。この歪みはセパレータ表面の皺や、積層時の正極部材22との間の密着ムラを生じさせる。
そこで、本実施の形態4においては、接合部24bから延伸する短手側の接合部24a2及び24c2を湾曲した構成としたことにより、接合部の形成に伴う収縮が縁端Ea及びEbに直接反映することを防いでいる。これにより、接合部24a2及び24c2の形成後において、縁端Eaと縁端Ebの近傍の歪みを低減して、セパレータ表面の皺の発生や、積層時の正極部材22との間の密着ムラの発生を抑制して、精度の高い電極体を得ることが可能となる。
さらに、本実施の形態4においては、接合部24a2及び24c2の湾曲が最も大きくなる位置を、積層体13の中心線Lcよりも縁端Ed寄りに定めている。これにより、収縮前の接合部24bの全長S1が、縁端Ed寄りである接合部24a2及び24c2の対向距離S3よりも大きくなるようにして、実施の形態3と同様、積層体13の長手方向である、縁端Ecと縁端Edとの歪みを低減することが可能となる。
なお、上記の説明においては、接合部24a2及び24c2は、セパレータの中央に対して対称をなすように湾曲するものとしたが、湾曲の程度は各接合部で異なっていてもよい。又、接合部24a2及び24c2は、いずれもその全体が湾曲するものとしたが、一部のみが湾曲するものとしてもよい。
(実施の形態5)
図9は、本発明の実施の形態5の非水電解質二次電池における、完成状態の電極体を仮想的に展開して平面状とした積層体14の構成を示す模式的平面図である。
本実施の形態5における電極体は、セパレータ21及び23の一方の長手側に沿って形成された接合部24bから他方の長手側の縁端Edに向かって延伸する短手側の接合部24a3及び24c3を、接合部24bから縁端Edまで徐々に幅を狭めた構成としたものである。具体的には、接合部24a3及び24c3は、接合部24bとの境界においては実施の形態1の接合部24a、24cよりも大きな幅W1を有し、セパレータ21及び23の縁端Edにおいては実施の形態1の接合部24a、24cよりも小さな幅W2を有する。
このような構成としたことにより、セパレータ21及び23により挟持される正極部材20の両側の角の部分における密着性を高め、巻回時の位置ずれをより効果的に抑制することが可能となる。又、接合部24a3及び24c3の表面積は全体として実施の形態1の接合部24a、24cと同程度に抑えられるため、収縮に伴う歪みの影響も抑えることができる。
(実施の形態6)
図10は、本発明の実施の形態6の非水電解質二次電池における、完成状態の電極体を仮想的に展開して平面状とした積層体15の構成を示す模式的平面図である。
本実施の形態6における電極体は、セパレータ21及び23の一方の長手側に沿って形成された接合部24bから他方の長手側の縁端Edに向かって延伸する短手側の接合部24a4及び24c4を、接合部24bから縁端Edまで徐々に幅を広げた構成としたものである。具体的には、接合部24a4及び24c4は、接合部24bとの境界においては実施の形態1の接合部24a、24cよりも小さな幅W3を有し、セパレータ21及び23の縁端Edにおいては実施の形態1の接合部24a、24cよりも大きな幅W4を有する。
このような構成としたことにより、縁端Ed側の接合部の表面積を大きくとることができ、実施の形態3と同様の作用に基づき、圧着時の収縮に起因する、積層体13の長手方向である、縁端Ecと縁端Edとの間の歪みを低減することができる。又、接合部24a4及び24c4の表面積は全体として実施の形態1の接合部24a、24cと同程度に抑えられるため、収縮に伴う歪みの影響も抑えることができる。
以上のように、本発明の実施の形態の非水電解質二次電池100によれば、電極体111において、正極部材22の正極側金属箔部111aに対応する部分の周囲が封止された状態で巻回されている構成としたことにより、セパレータや電極部材同士の位置ずれを防いで、精度良く構成された信頼性の高い電極体を得ることが可能となる。
しかしながら、本発明は、上記の各実施の形態に限定されるものではない。
上記の説明においては、正極部材22を挟み込んだセパレータ21及び23の周囲を、巻回軸に直交する縁端Ec、巻回軸に平行な縁端Ea及びEbの双方において熱融着してなる接合部24で取り囲んだことにより、正極部材22の少なくとも塗工部22aを一対のセパレータにより形成された空間内に封止したものとしたが、一対のセパレータ21及び23は、巻回軸に平行な縁端Ea又はEbのいずれか一方側と、縁端Ec側とで接合部を形成するようにしてもよい。
図11には、巻回軸寄りの縁端Ea側と縁端Ec側とを熱融着してなる接合部24a及び24bを有する積層体16を示した。このような構成においても、直交する接合部により形成された空間内に電極部材を封止することでき、セパレータや電極部材の位置ずれを防ぐことができる。
更に、上記の説明においては、接合部24は、いずれもセパレータ21及び23の縁端Ea、Eb及びEcから分離部25を介して内側寄りに位置して形成されるものとしたが、接合部24は、全部又は一部が縁端Ea、Eb及びEcと一致する、すなわち各セパレータの縁端まで分離部25を介さず形成されるものとしてもよい。
例として、図11の積層体16は、巻回軸寄りの縁端Eaと接合部24aとが一致する構成としている。接合部24bの、巻き終わり側の一端24b1は分離部25を介してセパレータ21の縁端よりも内側に位置するものとしたが、当該縁端21と一致するようにしてもよい。要するに、少なくとも接合部24の幅を十分確保することが求められる部分にのみ分離部25を設けるようにすれば、本発明の効果は十分に得られる。
又、図11に例示される、巻回軸に平行な縁端Ea又はEbのいずれか一方側と、縁端Ec側とで接合部を形成する構成や、接合部24の一部が分離部25を介さず各セパレータの縁端まで接合される構成は、上述した各実施の形態2〜6と任意に組み合わせて実施してもよい。
又、上記の説明においては、圧着装置30を用いたセパレータ21と23との接合は熱融着によるものとしたが、本発明はセパレータの接合の具体的な手法により限定されるものではない。したがって、超音波溶着による接合、接着剤やテープによる接合、機械的かしめ、その他任意の技術的手段を用いてもよい。
又、上記の説明においては、本発明の電極体は巻回型であるとしたが、本発明の積層体に相当する、積層体10〜16を複数積層して同極の未塗工部同士を接続して構成された、積層型の電極体として実現してもよい。
又、上記の説明においては、本発明の蓄電素子は、リチウムイオン二次電池に代表される非水電解質二次電池100であるとしたが、電気化学反応により充放電可能な電池であれば、ニッケル水素電池その他各種の二次電池を用いてもよい。又、一次電池であってもよい。さらに電気二重層キャパシタのように、電気を直接電荷として蓄積する方式の素子であってもよい。要するに、本発明の蓄電素子は電気を蓄積可能な素子であれば、その具体的な方式によって限定されるものではない。
したがって、電極体110は、リチウムイオン二次電池非水電解質二次電池を例に取り、各図に示すように、巻回の内側に負極部材20、外側に正極部材22が位置し、塗工部20aの面積を塗工部22aにより大きくとり、塗工部20aが塗工部22aの全面に対向している構成であるとしたが、発電素子の種類に応じて、巻回状態又は積層状態の電極体における正極部材と負極部材との配置や各電極の塗工部の対応関係は入れ替わったものとしてもよい。
又、容器本体110、蓋部120はアルミニウム製であるとしたが、本発明の蓄電素子の外装は、ステンレス、鉄、アルミニウムラミネートフィルム等の材料による部材によって構成されるものであっても問題なく、これら部材の材料が本発明の効果を制限するものではない。又、正極部材22および負極部材20はそれぞれアルミニウム箔に正極活物質、及び銅箔に負極活物質を塗工したものを例示したが、本発明の正極部材及び負極部材は、電極体の極性を特定するものであって、それぞれの電極を構成するための箔の種類によって限定されるものではない。したがって、電極部の具体的な構成は本発明の効果を制限するものではない。
又、容器本体110と蓋120との接合、蓋部120と封止栓123との接合にはレーザ溶接を用いたが、機械的かしめ、TIG溶接等の電気溶接、その他の技術的接合方法でもよい。
又、上記の説明においては、単体の非水電解質二次電池100を例に取ったが、本発明は、複数の蓄電素子において少なくとも一つの蓄電素子に本発明の蓄電素子を含んでなる、電源モジュールとして実現してもよい。
要するに、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したものを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。
以上のような本発明は、蓄電素子においてセパレータや電極部材同士の位置ずれを防いで、精度良く構成された電極体を得ることが可能になる効果を有し、例えば二次電池のような蓄電素子において有用である。
10 積層体
20 負極部材
20a、22a 塗工部
20b、22b 未塗工部
21、23 セパレータ
22 正極部材
20x、22x 活物質層
20y、22y 金属層
24、24a、24b、24c 接合部
25 分離部
30 圧着装置
100 非水電解質二次電池
111 電極体
111a 正極側金属箔部
111a´ 負極側金属箔部

Claims (13)

  1. 一対のセパレータ、正極部材及び負極部材を有する、巻回型の電極体を備え、
    前記一対のセパレータは少なくとも、
    前記正極部材又は前記負極部材の、巻回軸に平行な一対の短辺の少なくともいずれか一辺と、前記巻回軸に交差する一対の長辺のいずれか一辺との周囲が
    接合されている、
    蓄電素子。
  2. 前記一対のセパレータの接合箇所の全部又は一部は、それぞれのセパレータの縁端より内側に位置している、
    請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記一対のセパレータの、巻回軸に平行な一対の短辺の前記一辺と前記巻回軸に交差する一対の長辺の前記一辺とは連続した状態で接合されており、
    前記短辺の前記一辺の、前記長辺の前記一辺と結合していない側の一端は、前記一対のセパレータの縁端まで接合されている、
    請求項1又は2に記載の蓄電素子。
  4. 前記一対のセパレータは、
    前記一端が接合された前記縁端から、前記正極部材又は前記負極部材から遠ざかる方向に沿った位置にて更に接合されている、
    請求項3に記載の蓄電素子。
  5. 前記一対のセパレータは、
    前記正極部材又は前記負極部材から前記巻回軸寄り側の位置のみにて接合されている、
    請求項4に記載の蓄電素子。
  6. 前記一対のセパレータは、
    前記正極部材又は前記負極部材の、巻回軸に平行な一対の短辺の双方と、前記巻回軸に交差する一対の長辺のいずれか一辺との周囲が接合されており、
    前記一対の短辺の間隔の全部又は一部は、
    前記巻回軸に交差する一対の長辺のいずれか前記一辺から離れるにつれて小さくなっている、
    請求項1から5のいずれかに記載の蓄電素子。
  7. 前記一対のセパレータが接合されている、前記正極部材又は前記負極部材の、前記巻回軸に交差する一対の長辺の前記一辺とは連続した状態で接合された、巻回軸に平行な前記一対の短辺の少なくともいずれか前記一辺は、全部又は一部が湾曲している、
    請求項1から6のいずれかに記載の蓄電素子。
  8. 前記一対のセパレータが接合されている、前記正極部材又は前記負極部材の、前記巻回軸に交差する一対の長辺の前記一辺とは連続した状態で接合された、巻回軸に平行な前記一対の短辺の少なくともいずれか前記一辺の全部又は一部の幅は、
    前記巻回軸に交差する一対の長辺のいずれか前記一辺から離れるにつれて小さくなっている、
    請求項1から7のいずれかに記載の蓄電素子。
  9. 前記一対のセパレータが接合されている、前記正極部材又は前記負極部材の、前記巻回軸に交差する一対の長辺の前記一辺とは連続した状態で接合された、巻回軸に平行な前記一対の短辺の少なくともいずれか前記一辺の全部又は一部の幅は、
    前記巻回軸に交差する一対の長辺のいずれか前記一辺から離れるにつれて大きくなっている、
    請求項1から8のいずれかに記載の蓄電素子。
  10. 前記一対のセパレータの、前記電極体の巻き終わり側の巻回軸に平行な縁端は、巻回の外側に位置するものほうが内側に位置するものより長くなっている、
    請求項1から9のいずれかに記載の蓄電素子。
  11. シート状の一対のセパレータ、シート状の正極部材及びシート状の負極部材を有し、前記正極部材及び前記負極部材が前記一対のセパレータのいずれか一方を介するとともに、前記一対のセパレータが前記正極部材及び前記負極部材のいずれか一方を介して重ね合わせられた積層体を巻回又は更に積層してなる電極体を備えた蓄電素子であって、
    前記一対のセパレータに挟まれた前記正極部材又は前記負極部材の少なくとも一部分は、一対のセパレータの間からはみ出しており、
    前記正極部材又は前記負極部材の他の部分の周囲の少なくとも一部は、前記一対のセパレータのそれぞれの縁端より内側の位置にて、前記一対のセパレータ同士が接合されることにより封止されている、
    蓄電素子。
  12. 複数の蓄電素子を備え、前記蓄電素子の少なくとも一つは請求項1から11のいずれかに記載の蓄電素子である、
    電源モジュール。
  13. 電極体を作成する工程として、
    シート状の一対のセパレータ、シート状の正極部材及びシート状の負極部材を有し、前記正極部材及び前記負極部材が前記一対のセパレータのいずれか一方を介するとともに、前記一対のセパレータが前記正極部材及び前記負極部材のいずれか一方を介して重ね合わせる工程と、
    前記一対のセパレータの一対の短辺に隣接する、一対の長辺のいずれか一辺の一部を接合する工程と、
    前記一対のセパレータの前記一対の短辺の少なくともいずれか一辺を接合する工程と、
    接合された前記一対のセパレータの前記一対の短辺側から、シート状の一対のセパレータ、シート状の正極部材及びシート状の負極部材を重ね合わせた状態で巻回する工程と、
    前記巻回の工程に同期して、前記一対のセパレータの一対の短辺の前記一辺に隣接する、一対の長辺のいずれか一辺の残りの部分を接合する工程とを備え、
    前記接合の各工程による前記一対のセパレータの接合箇所の全部又は一部を、少なくとも、前記一対の短辺及び前記一対の長辺のいずれか前記一辺のそれぞれの縁端より内側の位置に定めている、
    蓄電素子の製造方法。
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