JP2014205372A - 輻射ヒータ装置 - Google Patents

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康弘 佐合
Yasuhiro Saai
康弘 佐合
浩司 太田
Koji Ota
浩司 太田
亜紗美 岡本
Asami Okamoto
亜紗美 岡本
拓也 片岡
Takuya Kataoka
拓也 片岡
前田 学
Manabu Maeda
学 前田
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Abstract

【課題】適切な暖房感が得られる温度制御を実現可能な輻射ヒータ装置を提供する。【解決手段】輻射ヒータ装置1は、基板部10と、基板部10の温度を検出する温度センサ6と、温度センサ6の検出温度を用いて運転を制御するヒータECU3と、温度センサ6に対して外部から加わる熱的因子の影響を抑制する外乱抑制手段(基板部10)と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、輻射によって対象を暖める輻射ヒータ装置に関する。
特許文献1、特許文献2は、輻射ヒータ装置の一形態を開示している。この従来の装置は、車両の室内において、乗員に対向するように設けられている。
特開2012−56531号公報 特開2010−111251号公報
上記の従来の装置において、乗員に対し、適切な暖房感を与えるためには、輻射ヒータの温度を適正に制御する必要がある。このため、輻射ヒータ装置には、さらなる改良が求められている。
本発明の目的は、適切な暖房感が得られる温度制御を実現可能な輻射ヒータ装置を提供することである。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された輻射ヒータ装置に係る発明のひとつは、通電により発熱する発熱部(11)を有し発熱部から供給される熱によって車室内に輻射熱を放射するヒータ本体(10;110)と、ヒータ本体の温度を検出する温度検出装置(6;106;206)と、温度検出装置によって検出されるヒータ本体の温度を用いて、ヒータ本体の運転を制御する制御装置(3)と、温度検出装置に対して外部から加わる熱的因子の影響を抑制する外乱抑制手段(10;107;80;81;82;83;106;206)と、を備えることを特徴とする。
この発明に係る輻射ヒータ装置のヒータ本体は、人、物体等が接触したり、空気が吹きつけたりすることによって、温度検出装置の検出温度が変動したり、実温度よりも低下または上昇したりすることがある。これらは、温度検出装置に外部から加わる熱的因子であり、本発明によれば、このような熱的因子を抑制する外乱抑制手段を備えることにより、検出温度の変動を抑制したり、適正な温度検出の妨げとなる要因を排除したりすることを実現できる。したがって、適正なヒータの温度制御を実施でき、適切な暖房感が得られる輻射ヒータ装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る輻射ヒータ装置と乗員との位置関係を表す図である。 第1実施形態の輻射ヒータ装置の平面図である。 第1実施形態の輻射ヒータ装置の断面図である。 第1実施形態の輻射ヒータ装置の制御に関するブロック図である。 図3の輻射ヒータ装置に対する第1の変形例を示す断面図である。 図3の輻射ヒータ装置に対する第2の変形例を示す断面図である。 図3の輻射ヒータ装置に対する第3の変形例を示す断面図である。 図3の輻射ヒータ装置に対する第4の変形例を示す断面図である。 図3の輻射ヒータ装置に対する第5の変形例に関して、組立方法を説明する図である。 図7に示す第3の変形例に関して、組立方法を説明する図である。 図3の輻射ヒータ装置に対する第6の変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る輻射ヒータ装置と乗員との位置関係を表す図である。 本発明の第3実施形態に係る輻射ヒータ装置の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る輻射ヒータ装置の下面図である。 本発明の第5実施形態に係る輻射ヒータ装置と乗員との位置関係を表す図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合わせることも可能である。
(第1実施形態)
開示発明に適用可能な輻射ヒータ装置1は、道路走行車両、船舶、航空機等の移動体の室内、土地に固定された建物の室内等に設置される。図1において、第1実施形態に係る装置1は、車室内のための暖房装置2の一部を構成している。装置1は、移動体に搭載された電池、発電機などの電源から給電されて発熱する電気的なヒータである。装置1は、薄い板状に形成されている。装置1は、電力が供給されると発熱する。装置1は、その表面と垂直な方向に位置つけられた対象物を暖めるために、主としてその表面と垂直な方向へ向けて輻射熱Rを放射する。
車室内には、乗員21が着座するための座席20が設置されている。装置1は、乗員21の足元に輻射熱Rを放射するように室内に設置されている。装置1は、室内の壁面に設置される。当該室内の壁面は、例えば、インストルメントパネル、ドアトリム、天井等の内装壁を構成する。装置1は、想定される通常の姿勢の乗員21に対向するように設置される。例えば、道路走行車両は、ハンドル23を支持するためのステアリングコラム22を有している。図1では、装置1を設置する実施形態の一例として、ステアリングコラム22の下面に、乗員21に対向するように設置することを示している。
図2に示すように、装置1は、ほぼ四角形の薄い板状に形成されている。装置1は、ヒータ本体を構成する基板部10と、複数の発熱部11と、導電部である一対の端子12とを有する。装置1は、主として表面と垂直な方向に向けて輻射熱Rを放射する面状ヒータとも呼ぶことができる。
基板部10は、優れた電気絶縁性を提供し、かつ高温に耐える樹脂材料によって作られている。基板部10は、多層基板である。基板部10は、表面層101と、裏面層102と、中間層103とを有する。表面層101は、室内に露出する基板部10の表面を含む層であり、輻射熱Rの放射方向に面している。換言すると、表面層101は、装置1の設置状態において、加熱対象物である乗員21の一部に対向して配置される面である。裏面層102は、基板部10の裏面を含む層であり、装置1の背面をなす。中間層103は、発熱部11と端子12とを支持する。基板部10は、それぞれ線状である複数の発熱部11を支持するための部材である。表面層101、裏面層102、中間層103は、発熱部11、端子12よりも熱伝導率が低い素材からなる絶縁部である。例えば、表面層101、裏面層102、中間層103は、ポリイミド樹脂によって作られている。
複数の発熱部11のそれぞれは、通電によって発熱する材料によって作られている。発熱部11は、金属材料によって作ることができる。例えば、発熱部11は、銅、銀、錫、ステンレス、ニッケル、ニクロム等から構成することができる。複数の発熱部11は、それぞれ、基板部10の面に対して平行な線状または板状を呈し、基板部10の表面に対して分散して配置されている。
各発熱部11は、所定の間隔を設けて配置される一対の端子12に接続されている。発熱部11は、一対の端子12の間で間隔を設けて配置されている。複数の発熱部11は、一対の端子12間を橋渡しするように一対の端子12に対して並列に接続され、基板部10表面のほぼ全体にわたって設けられている。複数の発熱部11は、中間層103とともに、表面層101と裏面層102の間に挟まれるように設けられている。複数の発熱部11は、基板部10によって外部から保護されている。
各発熱部11は、少なくとも表面層101に熱的に接続され、通電によって発熱する部材である。これにより、発熱部11が発生した熱は、表面層101に伝達される。ひとつの発熱部11が発生した熱は、基板部10などの部材を経由して、表面層101から外部に輻射熱として放射され、対向する乗員21に対して提供される。
発熱部11は、所定の発熱量を得るために、所定の長さをもつように設定されている。したがって、各発熱部11は、所定の抵抗値を有するように設定されている。また、各発熱部11は、横方向の熱抵抗が所定値となるように寸法、形状が設定されている。これにより、複数の発熱部11は、所定の電圧が印加されることにより所定の発熱量を発生する。複数の発熱部11は、所定の発熱量を発生して、所定温度に上昇する。所定温度に上昇した複数の発熱部11は、表面層101を所定放射温度に加熱する。そして、装置1は、乗員21、すなわち人に対して暖かさを感じさせる輻射熱Rを放射することができる。
装置1は、発熱部11を含む基板部10の温度を検出する温度検出装置に対して、外部から加わる熱的因子の影響を抑制する外乱抑制手段を備える。熱的因子とは、温度検出装置の温度検知部に対して、当該温度検知部が検知する温度の変化をもたらす因子である。熱的因子は、例えば、乗員等の人体、その他の温度検知部に接触する物体、温度検知部に接触する気流等であり、それぞれ、基板部10の温度を乱す外乱をもたらしうる。熱的因子の影響を大きく受けた温度検知部は、適正な温度を検出することができない。例えば、温度検出装置は、その検出値が大きく変動したり、実際のヒータ温度よりも高温または低温の検出値を出力したりすることがある。
図3に示すように、基板部10は、裏面層102がステアリングコラム22に装着される断熱層7に重なるように装着されている。ステアリングコラム22は、車室内の内装璧の一例である。断熱層7は、表面層101、裏面層102、中間層103よりも熱伝導率が低い素材で構成され、裏面層102から伝わる熱を内装壁側に伝えにくい部材である。断熱層7は、例えば、発泡系のシリコンやスチロール、ウレタン等で構成される。
温度センサ6は、発熱部11を含む基板部10(ヒータ本体)の温度を検出する温度検出装置である。温度センサ6の温度検知部60は、基板部10の裏面層102と断熱層7との間に介在している。さらに具体的には、温度検知部60は、断熱層7に形成された凹部70と裏面層102との間に設置されている。温度検知部60は、この凹部70に収容される形態で裏面層102に接触して設置されている。
この温度検知部60を基板部10の裏面層102と断熱層7との間に介在させる構成は、外乱抑制手段を構成する。この外乱抑制手段は、乗員等の人体、その他の温度検知部に接触する物体、外部を流れる空気流から温度検知部60を保護し、温度検知部60に加わる熱的因子の影響を抑制する。したがって、温度検知部60は、裏面層102との接触部分において基板部10の温度を電気信号として適正に検出し、断熱層7と裏面層102との間を外部へ延びる信号線61を通して、ヒータECU3に出力する。ヒータECU3は、このように外乱の影響が抑制された温度センサ6によって検出される基板部10の温度に応じて装置1の運転、出力を制御する。例えば、温度検知部60は、PTC機能材料、各種サーミスタにより構成される。
以下に、図4を参照して、装置1の制御に関する構成を説明する。発熱部11の出力、温度、発熱量は、ヒータECU3により制御される。ヒータECU3は、装置1の作動を制御する制御装置である。ヒータECU3は、発熱部11に印加する電圧値、電流値を制御することにより、発熱部11の出力、温度、発熱量等を制御できる。したがって、ヒータECU3は、乗員21に対して与える輻射熱量を可変する。ヒータECU3により装置1への通電が開始されると、装置1の表面温度は、制御する所定放射温度まで急速に上昇する。このため、冬期などにおいても、乗員21に迅速に暖かさを与えることができる。
装置1の表面層101に物体が接触した場合、発熱部11から表面層101に伝達している熱は、接触している物体に急速に伝達される。この結果、表面層101の接触している部分の温度は急速に低下する。よって、物体が接触している部分の装置1の表面温度は急速に低下する。物体が接触している部分の熱は、接触している物体に伝わり、接触している物体に拡散する。このため、接触している物体の表面温度の過剰な上昇が抑制される。
ヒータECU3は、発熱部11の出力レベルを設定できるものであってもよい。当該出力レベルは、所定の複数の段階に設定されうる。発熱部11の出力レベルは、自動運転において所定のプログラムを用いた演算により決定される場合や、乗員によって出力レベル操作部が操作されることによって送られる指令信号により決定される場合がある。
バッテリ4は、例えば、複数個の単電池の集合体からなる組電池で構成してもよい。各単電池は、例えばニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池、有機ラジカル電池で構成することができる。バッテリ4は、例えば、充放電可能で、車両走行用のモータ等に電力を供給する用途に用いることができる。
ヒータECU3は、エンジンの始動および停止を司るイグニッションスイッチのON、OFFに関係なく、車両に搭載された車載電源であるバッテリ4から直流電源が供給されて、演算処理や制御処理を行うように構成されている。ヒータECU3は、バッテリ4から得られる電力を装置1に供給し、当該供給電力を制御することができる。ヒータECU3は、当該電力制御によって、発熱部11の出力を制御することができる。
ヒータECU3には、インストルメントパネル等に一体的に設置された操作パネル上の各種操作スイッチ30から、各種スイッチ信号が入力されるように構成してもよい。また、各種操作スイッチ30は、入り切りスイッチ、レベル設定ダイヤル、レベル設定スイッチ等により構成することができる。入り切りスイッチは、乗員等によりON、OFFボタンが操作されることにより、装置1の運転、停止をヒータECU3に指令する。レベル設定ダイヤルは、乗員等により所定の位置にダイヤル設定されることによって、発熱部11の出力レベルを設定する出力レベル操作部である。レベル設定ダイヤルでは、例えば、出力レベルを「強」、「中」、「弱」の三段階に設定することができる。レベル設定スイッチは、乗員等により、レベル上げスイッチ、レベル下げスイッチが操作されることによって、発熱部11の出力レベルを設定する出力レベル操作部である。
ヒータECU3は、演算処理や制御処理を行うCPU(中央演算装置)、ROMやRAM等のメモリ、及びI/Oポート(入力/出力回路)等の機能を含んで構成されるマイクロコンピュータを備えている。温度センサ6は、電気信号として温度情報を検知する温度検知部60と、ヒータECU3に接続され、温度検知部60によって検知された電気信号をヒータECU3に通信する信号線61と、を備える。温度センサ6からの信号は、例えば、I/Oポート、もしくはA/D変換回路によってA/D変換された後に、マイクロコンピュータに入力される。ヒータECU3は、温度センサ6によって検出されるヒータ本体の温度を用いて装置1の運転、出力を制御する。
また、ヒータECU3は、エアコンECU5と通信可能に構成される。エアコンECU5は、CPU、ROM及びRAM等のマイクロコンピュータとその周辺回路から構成され、車室内の空調を制御する制御装置である。エアコンECU5には、内気センサ、外気センサ、日射センサ、吐出温度センサ、吐出圧力センサ、蒸発器温度センサ、室外熱交換器温度センサ等の空調制御用のセンサ群の各検出信号が入力される。
エアコンECU5は、これら検出信号と記憶された空調制御プログラムとを用いて各種演算、処理を行い、各モードドア用のアクチュエータ、ブロワモータのモータ駆動回路、圧縮機の容量制御弁、電磁クラッチのクラッチ駆動回路等に制御信号を出力する。これにより、エアコンECU5は、車室内空調に寄与する各種の空調機能部品50を制御する。したがって、ヒータECU3は、エアコンECU5による空調運転と連動した輻射ヒータ装置1の運転を実現できる。空調機能部品50には、空調用冷凍サイクルの圧縮機、室内用ブロワ、内外気切替装置(内外気切替ドア)、エアミックスドア、吹出しモード切換ドア等が含まれる。
図5は、図3に示す外乱抑制手段に係る構成の第1の変形例を示している。図5に示すように、基板部10は、裏面層102がステアリングコラム22に装着される断熱層107に重なるように装着されている。断熱層107は、表面層101、裏面層102、中間層103よりも熱伝導率が低い素材で構成され、裏面層102から伝わる熱を内装壁側に伝えにくい部材であり、断熱層7と同様の素材で構成される。
温度センサ6の温度検知部60は、裏面層102と断熱層107との間に介在している。断熱層107は断熱層7のような凹部70が形成されていない平板状である。温度検知部60は、裏面層102と断熱層107とに挟持される形態で裏面層102に接触して設置されている。
この温度検知部60を、基板部10の裏面層102と断熱層107との間に介在させる構成は、図3に図示する形態と同様に外乱抑制手段を構成する。したがって、温度検知部60は、裏面層102との接触部分において基板部10の温度を電気信号として適正に検出し、断熱層107と裏面層102との間を外部へ延びる信号線61を通して、ヒータECU3に出力する。ヒータECU3は、このように外乱の影響が抑制された温度センサ6によって検出される基板部10の温度に応じて装置1001の運転、出力を制御する。
図6は、図3に示す外乱抑制手段に係る構成の第2の変形例を示している。図6に示すように、図5に図示する形態と同様の断熱層107は、断熱層7と同様の素材で構成される。温度センサ6の温度検知部60は、車室内の内装壁を構成するステアリングコラム22と断熱層107との間に介在している。温度検知部60は、ステアリングコラム22と断熱層107とに挟持される形態で断熱層107に接触して設置されている。
この温度検知部60を、ステアリングコラム22と断熱層107との間に介在させる構成は、図3に図示する形態と同様に外乱抑制手段を構成する。したがって、温度検知部60は、断熱層107との接触部分において断熱層107の温度を電気信号として適正に検出し、断熱層107とステアリングコラム22との間を外部へ延びる信号線61を通して、ヒータECU3に出力する。ヒータECU3は、このように外乱の影響が抑制された温度センサ6によって検出される断熱層107の温度に応じて装置2001の運転、出力を制御する。
図7は、図3に示す外乱抑制手段に係る構成の第3の変形例を示している。図7に示すように、基板部10は、裏面層102が断熱層107に重なるように装着されている。外皮部材80は、基板部10の表面層101に重なるように装着されている。外皮部材80は、基板部10を覆う表皮をなしている。外皮部材80は、天然皮革、合成皮革、布地等により構成される。温度検知部60は、外皮部材80と表面層101との間に介在している。温度検知部60は、外皮部材80に覆われているとともに、外皮部材80と表面層101とに挟持される形態で表面層101に接触して設置されている。したがって、乗員等の人体、その他の物体は、外皮部材80に接触できるが、温度検知部60には直接接触できない。
この温度検知部60を、外皮部材80と表面層101との間に介在させる構成は、図3に図示する形態と同様に外乱抑制手段を構成する。したがって、温度検知部60は、表面層101との接触部分において表面層101の温度を電気信号として適正に検出し、外皮部材80と表面層101との間を外部へ延びる信号線61を通して、ヒータECU3に出力する。ヒータECU3は、このように外乱の影響が抑制された温度センサ6によって検出される表面層101の温度に応じて装置3001の運転、出力を制御する。
図8は、図3に示す外乱抑制手段に係る構成の第4の変形例を示している。図8に示すように、基板部10は、内装壁をなすステアリングコラム122に装着されている。温度検知部60は、基板部10の裏面層102とステアリングコラム122との間に介在している。さらに具体的には、温度検知部60は、ステアリングコラム122に形成された凹部220と裏面層102との間に設置されている。温度検知部60は、この凹部220に収容される形態で裏面層102に接触または離間して設置されている。
この温度検知部60を、ステアリングコラム122と裏面層102との間に介在させる構成は、図3に図示する形態と同様に外乱抑制手段を構成する。したがって、温度検知部60は、裏面層102と接触する場合は裏面層102の温度を電気信号として適正に検出し、裏面層102と接触しない場合は裏面層102の近傍の空気温度を電気信号として適正に検出する。当該検出された電気信号は、外皮部材80と表面層101との間を外部へ延びる信号線61を通して、ヒータECU3に出力される。第4の変形例の温度センサ6には、空気温度検出用のセンサを用いることができる。ヒータECU3は、このように外乱の影響が抑制された温度センサ6によって検出される裏面層102または近傍の空気の温度に応じて装置401の運転、出力を制御する。
図9は、図3に示す装置1に対する第5の変形例である装置501に関して、組立方法を説明する図である。装置501は、厚さ方向について、発熱部11と同じ位置、面に温度検知部60を設置する構成を有する。当該構成を有する基板部は、裏面層202と対向する面側に複数の発熱部11と温度検知部60とが設置された表面層201と、表面層201と対向する面側に端子12が設置された裏面層202とを重ね合わせて一体成型することにより組み立てる。このような組立方法によれば、一体成型品であるため、温度検知部60を取りつけるためのコストを低減でき、製品コストを安価にできる。
図10は、図7に示す装置3001の組立方法を説明する図である。装置3001は、厚さ方向について、発熱部11と異なる位置、面に温度検知部60を設置する構成を有する。装置3001は、前述の裏面層202と、裏面層202と対向する面側に複数の発熱部11が設置された表面層301と、表面層201と対向する面側に温度検知部60が設置された外皮部材80とを重ね合わせて一体成型することにより組み立てる。このような組立方法によれば、一体成型品であるため、温度検知部60を取りつけるためのコストを低減でき、製品コストを安価にできる。
図11は、図3に示す外乱抑制手段に係る構成の第6の変形例を示している。図11に示すように、基板部110は、裏面層102がステアリングコラム22に重なるように装着されている。表面層101には、表面が毛で覆われている毛状部81が設けられている。毛状部81は、表面にパイルを形成する不織布、パイル織物で形成される柔毛部である。毛状部81は、例えば、フィルタ材、フェルト材、ビロード、コール天、植毛等で構成することができる。
温度検知部60は、表面層101の表面に接地し、かつ毛状部81に埋まった形態で設置されている。したがって、毛状部81の毛の長さは、温度検知部60の外形寸法よりも長い。毛状部81は、温度検知部60を覆い隠すため、乗員等の人体、その他の物体は、毛状部81に接触できるが、温度検知部60には直接接触できない。この構成によれば、人や物の接触、空気風による外乱からの影響を抑制することができる。
この温度検知部60を、毛状部81で覆う構成は、図3に図示する形態と同様に外乱抑制手段を構成する。したがって、温度検知部60は、表面層101との接触部分において表面層101の温度を電気信号として適正に検出し、表面層101の表面に沿って外部へ延びる信号線61を通して、ヒータECU3に出力する。ヒータECU3は、このように外乱の影響が抑制された温度センサ6によって検出される表面層101の温度に応じて装置601の運転、出力を制御する。
次に、第1実施形態の輻射ヒータ装置1がもたらす作用効果について説明する。輻射ヒータ装置1は、発熱部11から供給される熱によって車室内に輻射熱を放射する基板部10と、基板部10の温度を検出する温度センサ6と、温度センサ6の検出温度を用いて装置1の運転を制御するヒータECU3と、外乱抑制手段とを備える。外乱抑制手段は、温度センサ6に対して外部から加わる熱的因子の影響を抑制する手段である。
この構成によれば、装置1の基板部10に、人、物体等が接触したり、空気が吹きつけたりすること等によって、温度センサ6の検出温度が変動したり、実際のヒータ温度よりも低下または上昇したりすることを抑制することができる。このような温度センサ6に外部から加わる熱的因子を抑制する外乱抑制手段を備えることにより、検出温度の変動を抑制したり、適正な温度検出の妨げとなる要因を排除したりすることを実施できる。このため、例えば、ヒータECU3が発熱部11の出力を必要以上に高くしてしまうことを回避できる。したがって、適正なヒータの温度制御を実施でき、適切な暖房感が得られる輻射ヒータ装置1を提供できる。
また、断熱層7は、ステアリングコラム22(内装璧)に重なるように装着されている。温度センサ6の温度検知部60は、基板部10と断熱層7との間に介在する構成である。この構成によれば、温度検知部60が基板部10によって外部の接触しうる物体、空気風等から保護されているため、乗員21、その他の物体、空気風は温度検知部60に接触することができない。これにより、人や物の接触等による外乱からの影響を抑制できるので、温度センサ6の検出値の変動を小さくして、装置1の出力制御を安定させ、適正な運転を実現できる。
また、基板部10(ヒータ本体)が装着された断熱層107は、ステアリングコラム22(内装璧)に重なるように装着されている。温度センサ6の温度検知部60は、断熱層107とステアリングコラム22との間に介在する構成である。この構成によれば、温度検知部60が基板部10及び断熱層107によって外部の接触しうる物体、空気風等から保護されているため、乗員21、その他の物体、空気風は温度検知部60に接触することができない。これにより、人や物の接触等による外乱からの影響を抑制することができる。
また、基板部10(ヒータ本体)の表面層101には、外皮部材80が重なるように装着されている。温度センサ6の温度検知部60は、基板部10と外皮部材80との間に介在する構成である。この構成によれば、温度検知部60が外皮部材80によって外部の接触しうる物体、空気風等から保護されているため、乗員21、その他の物体、空気風は温度検知部60に接触することができない。これにより、人や物の接触等による外乱からの影響を抑制することができる。
また、基板部10(ヒータ本体)は、ステアリングコラム122(内装璧)に重なるように装着されている。温度センサ6の温度検知部60は、基板部10の裏面層102とステアリングコラム22との間に介在する構成である。この構成によれば、温度検知部60が基板部10によって外部の接触しうる物体、空気風等から保護されているため、乗員21、その他の物体、空気風は温度検知部60に接触することができない。これにより、人や物の接触等による外乱からの影響を抑制することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について図12を参照して説明する。第2実施形態において、第1実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第1実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。
図12に示すように、温度センサ6の温度検知部60は、車室内に露出するように基板部10の表面に設置されている。基板部10の近傍には、車両用空調装置における室内吹出口の一つであるフット吹出口500が開口する。このフット吹出口500からは、乗員21の足元に向けて空調風が吹き出される。
フット吹出口500と温度検知部60との間には、空調空気を遮る遮風部材82が設けられている。遮風部材82は、フット吹出口500から車室内へ吹き出される空調空気が温度検知部60に向かうことを妨げ、空調空気が温度検知部60に直接当たらないようにしている。この遮風部材82は、フット吹出口500と温度検知部60との間で外乱抑制手段を構成する。
遮風部材82は、温度検知部60とフット吹出口500との間において、空調空気の吹出し方向(図12のACF矢印の向き)または下方向に向けて突出する板状の部材で構成する。この板状部材の横幅は、少なくともフット吹出口500の幅寸法以上、または内径寸法以上とすることが好ましい。また、遮風部材82は、温度検知部60の下方を覆うように設けられることが好ましい。
第2実施形態の外乱抑制手段によれば、フット吹出口500から吹き出された空調空気が乗員21、室内の壁等に衝突して向きを変えたり、側方に拡散したりした場合に、遮風部材82が盾となり、温度検知部60に吹きつけられることを抑制できる。これにより、室内吹出口からの吹出し空調空気による外乱が存在する場合でもその影響を抑制できるので、温度センサ6の検出値の変動を小さくして、装置1の出力制御を安定させ、適正な運転を実現できる。したがって、乗員21等に対して適切な暖房感を提供できる輻射ヒータ装置1が得られる。
(第3実施形態)
第3実施形態について図13を参照して説明する。第3実施形態において、第1実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第1実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。
図13に示すように、基板部10は、裏面層102がステアリングコラム22に重なるように装着されている。温度センサ6の温度検知部60は、車室内に露出するように基板部10の表面に設置されている。装置701は、温度検知部60の周囲を覆う保護ガード83を備える。保護ガード83は、椀状体であり、空気を通過するが人の指を通さない大きさの通気孔830を備えている。したがって、発熱部11からの発熱により、保護ガード83で覆われている部分の表面層101からの輻射熱や熱対流は、通気孔830を通して室内に放出することができる。また、保護ガード83は、温度検知部60を覆うため、乗員等の人体、その他の物体は、保護ガード83には接触できるが、温度検知部60には直接接触できない。
この温度検知部60を保護ガード83で覆う構成は、外乱抑制手段を構成する。したがって、外乱抑制手段によって保護される温度検知部60は、表面層101との接触部分において表面層101の温度を電気信号として適正に検出し、信号線61を通してヒータECU3に出力する。ヒータECU3は、このように外乱の影響が抑制された温度センサ6によって検出される表面層101の温度に応じて装置601の運転、出力を制御する。また、第3実施形態の温度センサ6には、空気温度検出用のセンサを用いることもできる。
第3実施形態の外乱抑制手段によれば、保護ガード83によって温度検知部60の周囲が保護されているため、乗員21、その他の物体は温度検知部60に接触することができない。これにより、人や物の接触による外乱からの影響を抑制できるので、温度センサ6の検出値の変動を小さくして、装置1の出力制御を安定させ、適正な運転を実現できる。したがって、乗員21等に対して適切な暖房感を提供できる輻射ヒータ装置701が得られる。
(第4実施形態)
第4実施形態について図14を参照して説明する。第4実施形態において、第1実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第1実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。
図14に示すように、第4実施形態の輻射ヒータ装置801が備える温度検出装置106は、4個の温度検知部160を有して構成される。したがって、ヒータECU3には、複数個の温度検知部160のそれぞれによって検知された電気信号が各信号線161を通して入力される。第4実施形態では、外乱抑制手段は、複数個の温度検知部160によって検知された温度を用いて基板部10の温度を検出することにより構成されるものである。
ヒータECU3は、例えば、複数個の温度検知部160による複数の検出値の平均値をヒータの温度として採用してもよいし、複数個の検出値の中から最大値をヒータの温度として採用するようにしてもよい。
図14に示す例では、各温度検知部160は、表面層101の裏側に設置されて表面層101の温度に検知する。また、この温度検知部160の設置に係る形態は、第1実施形態の図3、図5〜図11に図示するいずれの形態によってもよいし、室内に露出されるように設けられる形態でもよい。
第4実施形態の外乱抑制手段によれば、複数個のうちのいずれかの温度検知部160に対して、乗員21等の接触や気流の吹きつけ等があったとしても、該当する温度検知部への熱的影響を除外、または抑制した温度検出を行うことができる。例えば、明らかに他よりも温度低下が確認できる検出値については、ヒータの温度の検出から除外したり、平均値を採用することで、制御に使用するヒータの温度への影響を可能な限り抑制することができるのである。したがって、装置1の出力制御を安定させ、適正な運転を実現できるため、乗員21等に対して適切な暖房感を提供できる輻射ヒータ装置801が得られる。
(第5実施形態)
第5実施形態について図15を参照して説明する。第5実施形態において、第1実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第1実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。
図15に示すように、温度センサの温度検知部260は、車室内に露出するように基板部10の表面に設置されている。基板部10の近傍には、車両用空調装置における室内吹出口の一つであるフット吹出口500が開口する。このフット吹出口500からは、乗員21の足元に向けて空調風が吹き出される。
図15に示すように、温度検知部260は、フット吹出口500が設けられている箇所側の基板部10の端部に対して反対側となる位置で、基板部10に設けられている。換言すれば、温度検知部260は、フット吹出口500寄りの基板部10の端部に対して、反対側、すなわち、基板部10の中央部よりも反対側の端部に近い位置で、基板部10に設けられている。
このような温度検知部260とフット吹出口500との位置関係が外乱抑制手段を構成する。この両者の位置関係により、フット吹出口500から車室内へ吹き出される空調空気が温度検知部260に向かうことが抑制される。したがって、車室内に吹き出された空調空気は、温度検知部260に直接当たりにくいようになっている。この作用からすれば、温度検知部260は、フット吹出口500寄りの基板部10の端部に対して、反対側に位置する基板部10の端部に設けられることが好ましい。
また、第5実施形態に開示する温度検知部260とフット吹出口500との位置関係に加え、第3実施形態の遮風部材82を備える構成とすることがより好ましい。この構成によれば、第5実施形態に記載の作用効果と第3実施形態に記載の作用効果との相乗効果により、吹出し空調空気による外乱の影響を一層抑制することできる。
第5実施形態の外乱抑制手段によれば、フット吹出口500から空調空気が吹き出されたとしても、空調空気が温度検知部260に直接吹きつけられることを抑制できる。これにより、空調空気による熱的影響を抑制できるので、温度センサ6の検出値の変動を小さくして、装置1の出力制御を安定させ、適正な運転を実現できる。したがって、乗員21等に対して適切な暖房感を提供できる輻射ヒータ装置1が得られる。
(他の実施形態)
以上、開示された発明の好ましい実施形態について説明したが、開示された発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、開示された発明の技術的範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。開示された発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
上記実施形態において、ヒータECU3は、エアコンECU5と通信可能に構成されて、エアコンECU5とは別体の制御装置である。例えば、ヒータECU3は、エアコンECUと一体である共通の制御装置であってもよい。
上記実施形態において、信号線61には、所定の温度以上になると切断される温度ヒューズを設けるようにしてもよい。温度ヒューズは、基板部10に接触するように設けることができる。これによれば、基板部10が異常な温度まで高温になる場合に、温度ヒューズが切断されると、ヒータECU3に温度検知部60の適正な電気信号が入力されなくなる。この場合、ヒータECU3は異常状態であることを判断し、発熱部11への通電を禁止し、輻射ヒータ装置の運転を停止することができる。
上記実施形態において、ヒータの設定温度レベル、設定出力レベルは、「強」、「中」、「弱」の3段階としたが、さらに多くの段階で設定可能としてもよいし、段階的でなく線形的に変化する出力レベルに設定可能に構成してもよい。
1…輻射ヒータ装置
3…ヒータECU(制御装置)
6…温度センサ(温度検出装置)
10,110…基板部(ヒータ本体,外乱抑制手段)
11…発熱部
80…外皮部材(外乱抑制手段)
81…毛状部(外乱抑制手段)
82…遮風板(外乱抑制手段)
83…保護ガード(外乱抑制手段)
106,206…温度センサ(温度検出装置,外乱抑制手段)

Claims (6)

  1. 通電により発熱する発熱部(11)を有し前記発熱部から供給される熱によって車室内に輻射熱を放射するヒータ本体(10;110)と、
    前記ヒータ本体の温度を検出する温度検出装置(6;106;206)と、
    前記温度検出装置によって検出される前記ヒータ本体の温度を用いて、前記ヒータ本体の運転を制御する制御装置(3)と、
    前記温度検出装置に対して外部から加わる熱的因子の影響を抑制する外乱抑制手段(10;107;80;81;82;83;106;206)と、
    を備えることを特徴とする輻射ヒータ装置。
  2. 前記ヒータ本体(10)は、前記車室内の内装壁(22;122)、前記車室内の内装壁に装着された断熱層(7)、または前記ヒータ本体を覆う外皮部材(80)に重なるように装着され、
    前記温度検出装置の温度検知部(60)は、前記ヒータ本体と、前記内装璧、前記断熱層、または前記外皮部材との間に介在することを特徴とする請求項1に記載の輻射ヒータ装置。
  3. 前記温度検出装置の温度検知部(60)は、前記車室内に露出するように設けられ、
    前記外乱抑制手段として、室内吹出口(500)から前記車室内へ吹き出される空調空気が前記温度検知部に吹きつけられないように前記温度検知部に向かう前記空調空気を遮る遮風部材(82)を備えることを特徴とする請求項1に記載の輻射ヒータ装置。
  4. 前記温度検出装置の温度検知部(60)は、前記車室内に露出するように設けられ、
    前記外乱抑制手段として、前記温度検知部の周囲を覆う保護ガード(83)を備え、
    前記保護ガードは空気が通過するが人の指が通らない大きさの通気孔(830)を備えることを特徴とする請求項1に記載の輻射ヒータ装置。
  5. 前記温度検出装置(106)は、複数個の温度検知部(160)を有して構成され、
    前記外乱抑制手段は、前記複数個の温度検知部によって検知された温度を用いて前記ヒータ本体の温度を検出することにより構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の輻射ヒータ装置。
  6. 前記温度検出装置の温度検知部(260)は、前記車室内に露出するように設けられ、
    前記外乱抑制手段は、前記車室内へ向けて空調空気が吹き出される室内吹出口(500)が位置する箇所とは前記ヒータ本体の反対側となる位置に前記温度検知部を設けることにより構成されることを特徴とする請求項1または請求項4に記載の輻射ヒータ装置。
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