JP2023149873A - 車両用暖房装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】輻射式加温部が不必要な加熱能力を発揮してしまうことを抑制可能な車両用暖房装置を提供する。【解決手段】車両用暖房装置1は、助手席側輻射ヒータ11bと、輻射側加温制御部30aと、乗員が乗車しているか否かを判定する乗車判定部と、を備える。輻射側加温制御部30aは、乗車判定部によって乗員が乗車していないと判定されている際に、乗車判定部によって乗員が乗車していると判定されている際よりも、輻射式加温部の加熱能力を低下させる。【選択図】図1
Description
本発明は、輻射熱によって車室内の暖房を行う車両用暖房装置に関する。
従来、特許文献1に、輻射熱によって車室内の暖房を行う車両用暖房装置が開示されている。特許文献1の車両用暖房装置は、乗員に向けて輻射熱を放射する輻射式加温部である輻射ヒータを備えている。特許文献1の車両用暖房装置では、車室内の空調を行う車両用空調装置が車室内の暖房を行う際に、自動的に、あるいはユーザの操作によって、輻射ヒータを作動させている。
さらに、特許文献1には、輻射ヒータとして、運転席に乗車した乗員に向けて輻射熱を放射する運転席側輻射ヒータだけでなく、助手席に乗車した乗員に向けて輻射熱を放射する助手席側輻射ヒータ等を設けてもよいことが記載されている。
しかし、特許文献1の車両用暖房装置において、助手席側輻射ヒータを設けて、運転席側輻射ヒータと同様に作動させると、助手席に乗員が乗車していない時にも、助手席側輻射ヒータに加熱能力を発揮させてしまう可能性がある。その結果、助手席や助手席側のフロアに積み込まれた荷物等が必要以上に加熱されてしまい、不必要なエネルギ消費を招いてしまう。
本発明は、上記点に鑑み、輻射式加温部が不必要な加熱能力を発揮してしまうことを抑制可能な車両用暖房装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の車両用暖房装置は、輻射式加温部(11a、11b)と、輻射側加温制御部(30a)と、乗車判定部(S104、S113、S204、S212)と、を備える。
輻射式加温部は、所定の座席に乗車した乗員に向けて輻射熱を放射する。輻射側加温制御部は、輻射式加温部の作動を制御する。乗車判定部は、乗員が乗車しているか否かを判定する。
そして、輻射側加温制御部は、乗車判定部によって乗員が乗車していないと判定されている際に、乗車判定部によって乗員が乗車していると判定されている際よりも、輻射式加温部の加熱能力を低下させる。
これによれば、乗員が乗車していないと判定されている際に、輻射式加温部が不必要な加熱能力を発揮してしまうことを抑制することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の実施形態を説明する。各実施形態において先行する実施形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の実施形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示していなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
図1~図5を用いて、本発明に係る車両用暖房装置1の第1実施形態を説明する。本実施形態の車両用暖房装置1は、車両用空調装置2とともに車両に搭載されている。車両用暖房装置1および車両用空調装置2は、図1に示すように、共通する制御装置30および操作パネル40を備えている。
図1~図5を用いて、本発明に係る車両用暖房装置1の第1実施形態を説明する。本実施形態の車両用暖房装置1は、車両用空調装置2とともに車両に搭載されている。車両用暖房装置1および車両用空調装置2は、図1に示すように、共通する制御装置30および操作パネル40を備えている。
車両用空調装置2は、車室内へ送風される送風空気の温度調整を行い、温度調整された送風空気を車室内へ吹き出すことによって車室内の空調を行う。
車両用空調装置2は、冷凍サイクル装置21および室内空調ユニット22を備えている。冷凍サイクル装置21は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを有し、車室内へ送風される送風空気の温度を調整する。室内空調ユニット22は、通風路切替装置および送風機を有し、冷凍サイクル装置21によって温度調整された送風空気を車室内の適切な場所に適切な風量で吹き出す。
車両用空調装置2は、空調用の運転モードとして、冷房モード、除湿暖房モード、暖房モードを切り替えることができる。
冷房モードは、冷却された送風空気を車室内へ吹き出すことによって、車室内の冷房を行う運転モードである。除湿暖房モードは、冷却されて除湿された送風空気を再加熱して車室内へ吹き出すことによって、車室内の除湿暖房を行う運転モードである。暖房モードは、加熱された送風空気を車室内へ吹き出すことによって、車室内の暖房を行う運転モードである。
車両用暖房装置1は、輻射熱および熱伝導によって車室内の暖房を行う。車両用暖房装置1は、車両用空調装置2の作動状態によらず、ユーザの操作によって作動させることができる。このため、車両用空調装置2が暖房モードで作動している際に、車両用暖房装置1を作動させると、車両用空調装置2の暖房効果を向上させることができる。
車両用暖房装置1は、輻射ヒータ11a、11b、シートヒータ12a、12b、ステアリングヒータ13等を備えている。
輻射ヒータ11a、11bは、輻射熱を発生させて車室内の暖房を行う輻射式加温部である。輻射ヒータ11a、11bは、所定の座席に着座した乗員に輻射熱を放射することによって、所定の座席に着座した乗員に暖房感を与える。輻射ヒータ11a、11bは、制御装置30から供給された電力によって輻射熱を発生させる。
本実施形態の車両用暖房装置1は、輻射ヒータ11a、11bとして、運転席側輻射ヒータ11a、および助手席側輻射ヒータ11bを有している。運転席側輻射ヒータ11aは、運転席3に乗車した乗員に向けて輻射熱を放射する。助手席側輻射ヒータ11bは、助手席に乗車した乗員に向けて輻射熱を放射する。制御装置30は、運転席側輻射ヒータ11aおよび助手席側輻射ヒータ11bに対して、個別に電力を供給することができる。
輻射ヒータ11a、11bの具体的構成については、図2、図3を用いて説明する。図2、図3では、運転席側輻射ヒータ11aを図示している。運転席側輻射ヒータ11aは、図2に示すように、インストルメントパネル4の運転席側の下側面に配置されている。インストルメントパネル4は、車両前方のフロントガラスWの下部の運転席3側から助手席側へ至る範囲に取り付けられた内装部品である。
運転席側輻射ヒータ11aは、運転席の下方側へ向けて輻射熱を放射できるように、ステアリング5の下方側に配置されている。より具体的には、運転席側輻射ヒータ11aは、標準的な姿勢で運転席に着座した乗員Dの太腿、膝、脛に向けて輻射熱を放射できるように配置されている。
運転席側輻射ヒータ11aは、図3に示すように、略矩形の板状に形成されている。運転席側輻射ヒータ11aは、基板部111a、発熱部112a、絶縁カバー部113aを備えている。
基板部111aは、インストルメントパネル4の板面に沿って広がる板状に形成されている。基板部111aは、電気絶縁性を有し、耐熱性に優れる樹脂にて形成されている。基板部111aには、発熱部112a、運転席側ヒータ温度センサ32a、および運転席側接触センサ33aが取り付けられている。
発熱部112aは、電力を供給されることによって発熱し、輻射熱を放射する。本実施形態の発熱部112aは、銅とスズとの合金(Cu-Sn)、銀、スズ、ステンレス鋼、ニッケル、ニクロム等の金属、およびこれらを含む合金によって形成された電熱線である。
発熱部112aは、蒸着や印刷等によって、基板部111aの乗員側の面に配置されている。本実施形態の発熱部112aは、蛇行状に形成されていることによって、基板部111aの略全域に渡って配置されている。
運転席側ヒータ温度センサ32aは、発熱部112aの温度である運転席側発熱部温度Thdを検出する運転席側ヒータ温度検出部である。本実施形態の発熱部112aの温度は、作動時に120℃程度まで上昇することがある。本実施形態では、運転席側ヒータ温度センサ32aとして、サーミスタを採用している。
運転席側接触センサ33aは、乗員の指等の身体の一部が運転席側輻射ヒータ11aに近づいたことを検出する運転席側接触検出部である。本実施形態では、運転席側接触センサ33aとして、静電容量の変化によって、乗員の身体の一部が輻射ヒータ11a、11bに近づいたこと検知する静電容量センサを採用している。
絶縁カバー部113aは、基板部111a、発熱部112a、運転席側ヒータ温度センサ32a、および運転席側接触センサ33aの外表面を覆うように配置された保護部材である。絶縁カバー部113aは、電気絶縁性を有し、耐熱性に優れる樹脂にて形成されている。絶縁カバー部113aは、乗員が高温となり得る発熱部112aに直接触れてしまうことを防止している。
従って、本実施形態では、運転席側輻射ヒータ11a、運転席側ヒータ温度センサ32a、および運転席側接触センサ33aが、一体的に形成されている。
助手席側輻射ヒータ11bは、インストルメントパネル4の助手席側の下側面に配置されている。助手席側輻射ヒータ11bは、助手席の下方側へ向けて輻射熱を放射できるように配置されている。より具体的には、助手席側輻射ヒータ11bは、標準的な姿勢で助手席に着座した乗員の太腿、膝、脛に向けて輻射熱を放射できるように配置されている。助手席側輻射ヒータ11bの基本的構成は、運転席側輻射ヒータ11aと同様である。
従って、本実施形態では、助手席側輻射ヒータ11b、助手席側ヒータ温度センサ32b、および助手席側接触センサ33bが、一体的に形成されている。
助手席側ヒータ温度センサ32bは、助手席側輻射ヒータ11bの発熱部の温度である助手席側発熱部温度Thpを検出する助手席側ヒータ温度検出部である。助手席側接触センサ33bは、乗員の身体の一部が助手席側輻射ヒータ11bに近づいたことを検出する助手席側接触検出部である。
シートヒータ12a、12bは、乗員が着座する座席の表面を加温することによって乗員に暖房感を与える熱伝導式加温部である。シートヒータ12a、12bは、乗員が着座する座席の内部に配置されている。シートヒータ12a、12bは、制御装置30から供給された電力によって発熱する電熱線を有している。
本実施形態の車両用暖房装置1は、シートヒータ12a、12bとして、運転席の表面を加熱する運転席側シートヒータ12a、および助手席の表面を加熱する助手席側シートヒータ12bを有している。制御装置30は、運転席側シートヒータ12aおよび助手席側シートヒータ12bに対して、個別に電力を供給することができる。
ステアリングヒータ13は、ステアリング5を加熱することによって乗員に暖房感を与える熱伝導式加温部である。ステアリングヒータ13は、制御装置30から供給された電力によって発熱する電熱線を有している。
シートヒータ12a、12b、およびステアリングヒータ13の発熱量は、輻射ヒータ11a、11bの発熱部の発熱量よりも少ない。このため、シートヒータ12a、12bによって加熱される座席の表面温度、およびステアリングヒータ13によって加熱されるステアリングの表面温度は、輻射ヒータ11a、11bの発熱部よりも低い温度(具体的には、40℃~50℃程度)に調整される。
次に、制御装置30について説明する。制御装置30は、CPU、ROMおよびRAM等を含むマイクロコンピュータとその周辺回路を有している。制御装置30は、ROM内に記憶された制御プログラムに基づいて各種演算、処理を行い、出力側に接続された各種制御対象機器の作動を制御する。
本実施形態の制御装置30の出力側には、図1に示すように、車両用暖房装置1の各種制御対象機器、車両用空調装置2の各種制御対象機器が接続されている。また、制御装置30の出力側には、図示しない他の車載機器も接続されている。
制御装置30の入力側には、空調制御用センサ31、運転席側ヒータ温度センサ32a、助手席側ヒータ温度センサ32b、運転席側接触センサ33a、助手席側接触センサ33bが接続されている。さらに、制御装置30の入力側には、運転席側シートベルトセンサ34a、助手席側シートベルトセンサ34b、運転席側ドア開閉センサ35a、助手席側ドア開閉センサ35b等が接続されている。
空調制御用センサ31としては、内気温センサ、外気温センサ、日射センサ等がある。内気温センサは、車室内温度である内気温Trを検出する内気温度検出部である。外気温センサは、外気温Tamを検出する外気温度検出部である。日射センサは、車室内の日射量Asを検出する日射量検出部である。
運転席側シートベルトセンサ34aは、運転席側の乗員がシートベルトを装着しているか否かを検出する運転席側シートベルト検出部である。ここで、運転席側シートベルトセンサ34aが、運転席側のシートベルトの装着を検出している際には、高い確率で運転席に乗員が乗車している。従って、運転席側シートベルトセンサ34aは、乗員の運転席への着座を検出する運転席側着座検出部である。
助手席側シートベルトセンサ34bは、助手席側の乗員がシートベルトを装着しているか否かを検出する助手席側シートベルト検出部である。ここで、助手席側シートベルトセンサ34bが、助手席側のシートベルトの装着を検出している際には、高い確率で助手席に乗員が乗車している。従って、助手席側シートベルトセンサ34bは、乗員の助手席への着座を検出する助手席側着座検出部である。
運転席側ドア開閉センサ35aは、運転席側のドアの開閉状態を検出する運転席側ドア開閉検出部である。助手席側ドア開閉センサ35bは、助手席側のドアの開閉状態を検出する助手席側ドア開閉検出部である。制御装置30には、これらのセンサの検出信号が入力される。
また、制御装置30には、車室内前部の計器盤付近に配置された操作パネル40が接続されている。操作パネル40には、各種操作スイッチ41、および作動表示部42が配置されている。各種操作スイッチ41は、ユーザによって操作される。そして、各種操作スイッチ41の操作信号は、制御装置30に入力される。
操作パネル40に設けられた各種操作スイッチ41としては、エアコンスイッチ、室内温度設定スイッチ、風量設定スイッチ、補助暖房スイッチ41a等が設けられている。ここで、ユーザは乗員に限定されない。例えば、リモコン操作等によって各種操作スイッチ41を操作可能であれば、車両に乗車していない人間や、所定の座席に着座していない人間であってもユーザとなり得る。
エアコンスイッチは、ユーザの操作によって冷凍サイクル装置21を作動させて送風空気を冷却することを制御装置30に要求する車両用空調装置2の空調作動要求部である。室内温度設定スイッチは、ユーザの操作によって車室内の設定温度Tsetを設定する室内温度設定部である。風量設定スイッチは、ユーザの操作によって室内空調ユニット22から吹き出される送風空気の風量を設定する風量設定部である。
補助暖房スイッチ41aは、ユーザの操作によって全ての輻射式加温部(本実施形態では、運転席側輻射ヒータ11a、および助手席側輻射ヒータ11b)に加熱能力を発揮させることを制御装置30に要求する加熱能力要求部である。
より具体的には、ユーザの操作によって補助暖房スイッチ41aが投入状態(すなわち、ON)にされると、輻射式加温部に加熱能力を発揮させることが制御装置30に要求される。また、ユーザの操作によって補助暖房スイッチ41aが開放状態(すなわち、OFF)にされると、輻射式加温部に加熱能力を発揮させることは制御装置30に要求されない。
さらに、本実施形態の補助暖房スイッチ41aはONにされた際に、全ての輻射式加温部に加熱能力を発揮させることを制御装置30に要求すると同時に、全ての熱伝導式加温部(本実施形態では、運転席側シートヒータ12a、助手席側シートヒータ12b、およびステアリングヒータ13)に加熱能力を発揮させることを制御装置30に要求する。
従って、本実施形態の補助暖房スイッチ41aは、輻射式加温部および熱伝導式加温部の兼用の加熱能力要求部となっている。
さらに、本実施形態の補助暖房スイッチ41aは、ユーザの操作のみならず、制御装置30によってソフトウェア的に操作状態を切り替えることができる。例えば、制御装置30は、所定の条件が成立した際に、補助暖房スイッチ41aの操作状態をONからOFFへ変更することができる。また、制御装置30は、所定の条件が成立した際に、補助暖房スイッチ41aの操作状態をOFFからONへ変更することができる。
作動表示部42は、車両用空調装置2の作動状態、車両用暖房装置1の作動状態等が表示される画面である。より具体的には、作動表示部42には、車両用空調装置2の作動状態として、設定温度Tset、内気温Tr、送風空気の吹出方向や風量を示す情報が表示される。
また、作動表示部42には、車両用暖房装置1の作動状態として、輻射ヒータ11a、11b、シートヒータ12a、12b、ステアリングヒータ13が作動していることを示す作動情報が表示される。例えば、本実施形態の作動表示部42では、助手席側輻射ヒータ11bが作動していることを示す作動情報として、画面上の助手席側輻射ヒータ11bに対応する部位に「ON」のマークが表示される。
また、制御装置30には、スタートスイッチ51の操作信号が入力される。スタートスイッチ51は、ユーザの操作によって車両システムの起動および停止を要求する、いわゆるイグニッションスイッチである。スタートスイッチ51は、ユーザの操作によって車両システムの起動を要求するシステム起動要求部であり、かつ、車両システムの停止を要求するシステム停止要求部である。
また、制御装置30は、同一トリップ中の各種センサの検出信号の履歴および操作スイッチの操作信号の履歴を記憶する記憶部30mを有している。
具体的には、記憶部30mは、運転席側シートベルトセンサ34a、助手席側シートベルトセンサ34b、運転席側ドア開閉センサ35a、助手席側ドア開閉センサ35b等の検出信号の履歴を記憶しておくことができる。さらに、記憶部30mは、補助暖房スイッチ41a等の操作信号の履歴を記憶しておくことができる。
例えば、同一トリップ中に、助手席側ドア開閉センサ35bによって、助手席側のドアが開放されたことが1回でも検出されると、記憶部30mは、トリップの終了まで助手席側のドアが開放されたことを記憶しておくことができる。ここで、トリップとは、スタートスイッチ51が投入(すなわち、ON)されてから開放(すなわち、OFF)される迄の行程と定義することができる。
また、制御装置30は、その出力側に接続された各種制御対象機器を制御する複数の制御部が一体に構成されたものである。従って、制御装置30のうち、それぞれの制御対象機器の作動を制御する構成(すなわち、ハードウェアおよびソフトウェア)が、それぞれの制御対象機器の作動を制御する制御部となる。
例えば、制御装置30のうち、輻射ヒータ11a、11bの作動を制御する構成は、輻射側加温制御部30aである。制御装置30のうち、シートヒータ12a、12bおよびステアリングヒータ13の作動を制御する構成は、熱伝導側加温制御部30bである。
次に、本実施形態の車両用暖房装置1の作動について説明する。本実施形態の制御装置30は、所定の座席毎に、対応する座席用のセンサ(具体的には、シートベルトセンサ、ドア開閉センサ)の検出信号等を用いて、対応する座席用の輻射式加温部および熱伝導式加温部の作動を制御する。
例えば、所定の座席を助手席とした場合、制御装置30は、助手席側シートベルトセンサ34bおよび助手席側ドア開閉センサ35bの検出信号等を用いて、助手席側輻射ヒータ11bおよび助手席側シートヒータ12bの作動を制御することができる。以下の説明では、図4、図5を用いて、所定の座席を助手席とした場合の助手席側輻射ヒータ11bおよび助手席側シートヒータ12b等の作動について説明する。
図4、図5は、制御装置30が実行する制御処理を示すフローチャートである。図4、図5に示す制御処理は、車両システムのスタートスイッチ51がONされると開始される。なお、各図のフローチャートに示された各制御ステップは、それぞれ制御装置30が有する機能実現部である。
まず、図4のステップS101では、初期化処理がなされる。ステップS101の初期化処理には、記憶部30mの初期化も含まれる。また、ステップS101の初期化では、前回のトリップの終了時に記憶されていた一部の情報が読み込まれる。例えば、前回のトリップの終了時に記憶されていた情報として、補助暖房スイッチ41aの操作状態等が読み込まれる。
次に、ステップS102では、制御装置30の入力側に接続された各種センサの検出信号、操作パネル40の操作信号が読み込まれる。さらに、ステップS102では、各種センサの検出信号に基づいて、記憶部30mの情報更新が行われる。
次に、ステップS103では、ステップS102にて読み込まれた操作信号に基づいて、補助暖房スイッチ41aがONになっているか否かが判定される。ステップS103にて、補助暖房スイッチ41aがONになっていると判定された場合は、ステップS104へ進む。ステップS103にて、補助暖房スイッチ41aがOFFになっていると判定された場合は、ステップS115へ進む。
ステップS104では、ステップS102にて読み込まれた助手席側シートベルトセンサ34bの検出信号に基づいて、乗員が助手席側シートベルトの装着をしているか否かが判定される。
ステップS104にて、乗員が助手席側シートベルトの装着をしていると判定された場合は、高い確率で助手席に乗員が乗車しているものとして、ステップS105へ進む。ステップS104にて、乗員が助手席側シートベルトの装着をしていないと判定された場合は、高い確率で助手席に乗員が乗車していないものとして、ステップS113へ進む。
ここで、助手席側シートベルトセンサ34bは、助手席側着座検出部である。従って、ステップS104は、助手席側着座検出部によって乗員の助手席への着座が検出されている際に、乗員が助手席に乗車していると判定する助手席側乗車判定部を形成する。
ステップS105では、ステップS102にて読み込まれた助手席側発熱部温度Thpが目標下限温度TLO(本実施形態では、80℃程度)以下になっているか否かが判定される。
ステップS105にて、助手席側発熱部温度Thpが目標下限温度TLO以下になっていると判定された場合は、助手席側輻射ヒータ11bの加熱能力が不足しているものとして、ステップS106へ進む。ステップS105にて、助手席側発熱部温度Thpが目標下限温度TLO以下になっていないと判定された場合は、助手席側輻射ヒータ11bの加熱能力は不足していないものとして、ステップS109へ進む。
ステップS109では、ステップS102にて読み込まれた助手席側発熱部温度Thpが目標上限温度THO(本実施形態では、120℃程度)以上になっているか否かが判定される。
ステップS109にて、助手席側発熱部温度Thpが目標上限温度THO以上になっていると判定された場合は、助手席側輻射ヒータ11bの加熱能力が過剰になっているものとして、ステップS110へ進む。ステップS109にて、助手席側発熱部温度Thpが目標上限温度THO以上になっていないと判定された場合は、助手席側輻射ヒータ11bの加熱能力が過剰になっていないものとして、ステップS106へ進む。
ステップS110では、記憶部30mに記憶された情報を参照して、今回のトリップ中に一度でも助手席側のドアが開閉されたことを示す開閉履歴の有無が判定される。
ステップS110にて、今回のトリップ中に助手席側のドアの開閉履歴が有ったと判定された場合は、乗員が助手席に乗車している可能性があるものとして、ステップS111へ進む。ステップS110にて、今回のトリップ中に助手席側のドアの開放履歴が有ったと判定されなかった場合は、乗員が助手席に乗車している可能性がないものとして、ステップS112へ進む。
また、ステップS113では、記憶部30mに記憶された情報を参照して、今回のトリップ中に一度でも助手席側シートベルトが装着されたことを示す装着履歴の有無が判定される。
ステップS113にて、今回のトリップ中に助手席側シートベルトの装着履歴が有ったと判定された場合は、乗員が助手席に乗車している可能性があるものとして、ステップS105へ進む。ステップS113にて、今回のトリップ中に助手席側シートベルトの装着履歴が有ったと判定されなかった場合は、乗員が助手席に乗車している可能性はないものとして、ステップS114へ進む。
従って、ステップS113は、ステップS104とともに、同一トリップ中に一度でも助手席側着座検出部によって乗員の助手席への着座が検出された後、車両システムが停止するまで、乗員が助手席に乗車していると判定する助手席側乗車判定部を形成している。
ステップS114では、記憶部30mに記憶された情報を参照して、ステップS104にて乗員が助手席に乗車していないと判定された状態で、補助暖房スイッチ41aが操作されたことを示す操作履歴の有無が判定される。
ステップS114にて、補助暖房スイッチ41aの操作履歴が有ったと判定された場合は、ステップS105へ進む。ステップS114にて、補助暖房スイッチ41aの操作履歴が有ったと判定されなかった場合は、ステップS110へ進む。
図5に示すステップS106では、制御装置30が、助手席側輻射ヒータ11bに電力を供給する。これにより、助手席側輻射ヒータ11bが輻射熱を放射する。また、ステップS106では、制御装置30が、助手席側シートヒータ12bに電力を供給する。これにより、助手席側シートヒータ12bが助手席の表面を加熱する。
さらに、ステップS106では、助手席側輻射ヒータ11bが作動していることを示す作動情報を表示するように、制御装置30から作動表示部42へ制御信号が出力されて、ステップS107へ進む。
ステップS107では、スタートスイッチ51がONになっているか否かが判定される。ステップS107にて、スタートスイッチ51がONになっている場合は、所定の制御周期の経過を待ってステップS102へ戻る。ステップS107にて、スタートスイッチ51がONになっていない場合、すなわち、スタートスイッチ51がOFFになっている場合は、ステップS108へ進む。
ステップS108では、制御装置30が、補助暖房スイッチ41aの操作状態をOFFに変更して、車両用暖房装置1用の制御処理を終了する。
また、ステップS111では、制御装置30が、助手席側輻射ヒータ11bへの電力の供給を停止する。このため、助手席側輻射ヒータ11bは輻射熱を放射しない。また、ステップS111では、制御装置30が、助手席側シートヒータ12bに電力を供給する。これにより、助手席側シートヒータ12bが助手席の表面を加熱する。
さらに、ステップS111では、助手席側輻射ヒータ11bが作動していることを示す作動情報を表示するように、制御装置30から作動表示部42へ制御信号が出力されて、ステップS107へ進む。
また、ステップS112では、制御装置30が、助手席側輻射ヒータ11bへの電力の供給を停止する。このため、助手席側輻射ヒータ11bは輻射熱を放射しない。また、ステップS112では、制御装置30が、助手席側シートヒータ12bへの電力の供給を停止する。このため、助手席側シートヒータ12bは発熱しない。
さらに、ステップS112では、助手席側輻射ヒータ11bが作動していることを示す作動情報を表示するように、制御装置30から作動表示部42へ制御信号が出力されて、ステップS107へ進む。
また、ステップS115では、制御装置30が、助手席側輻射ヒータ11bへの電力の供給を停止する。このため、助手席側輻射ヒータ11bは輻射熱を放射しない。また、ステップS106では、制御装置30が、助手席側シートヒータ12bへの電力の供給を停止する。このため、助手席側シートヒータ12bは発熱しない。
さらに、ステップS112では、助手席側輻射ヒータ11bが作動していることを示す作動情報を表示しないように、制御装置30から作動表示部42へ制御信号が出力されて、ステップS107へ進む。
また、本実施形態の制御装置30は、図4を用いて説明した制御処理に加えて、車両用暖房装置1の安全性を向上させるための保護制御を行っている。保護制御では、助手席側接触センサ33bによって、乗員の身体の一部が助手席側輻射ヒータ11b近づいたことが検知された際に、所定時間が経過するまで、助手席側輻射ヒータ11bへの電力の供給を停止する。
本実施形態の車両用暖房装置1は、以上の如く作動するので、助手席側輻射ヒータ11bに、適切な加熱能力を発揮させることができる。
より詳細には、本実施形態の車両用暖房装置1では、助手席側乗車判定部であるステップS104にて、助手席に乗員が乗車していると判定された際には、ステップS105、S106、S109~S112等で説明したように、助手席側発熱部温度Thpが適切な温度範囲内となるように、助手席側輻射ヒータ11bへ供給される電力が制御される。
より詳細には、助手席側発熱部温度Thpが、目標下限温度TLOおよび目標上限温度THOによって決定される適切な温度範囲内となるように、助手席側輻射ヒータ11bへ供給される電力が制御される。従って、ステップS104にて、助手席に乗員が乗車していると判定された際には、助手席側輻射ヒータ11bの加熱能力が適切に調整される。
さらに、本実施形態の車両用暖房装置1では、ステップS104にて、助手席に乗員が乗車していないと判定された際には、ステップS110~S112等で説明したように、助手席側輻射ヒータ11bへの電力の供給を停止させることができる。すなわち、助手席に乗員が乗車していると判定されている際よりも、助手席側輻射ヒータ11bの稼働率を低下させて、加熱能力を低下させることができる。
従って、助手席に乗員が乗車していないと判定されている際に、助手席側輻射ヒータ11bが不必要な加熱能力を発揮してしまうことを抑制することができる。さらに、助手席の劣化抑制効果を得ることができる。また、運転席に乗車した乗員が、助手席や助手席側のフロアに常温よりも低い温度で保存されることが望ましい荷物を積み込んだ際には、荷物の劣化抑制効果を得ることができる。
ここで、一般的に、助手席に乗員が乗車する頻度は、運転席に乗員が乗車する頻度よりも少ない。従って、上述の図4、図5で説明したように、所定の座席を助手席として、助手席に乗員が乗車していないと判定された際に、助手席側輻射ヒータ11bの加熱能力を低下させることは、不必要なエネルギ消費を低減させるために有効である。
また、本実施形態の車両用暖房装置1では、助手席側着座検出部として、助手席側シートベルトセンサ34bを採用している。そして、ステップS104では、助手席側シートベルトセンサ34bの検出信号に基づいて、助手席に乗員が乗車しているか否かを判定している。これによれば、助手席側乗車判定部にて、助手席に乗員が乗車しているか否かを精度良く判定することができる。
また、本実施形態の車両用暖房装置1では、助手席側乗車判定部であるステップS113にて説明したように、一度でも助手席側着座検出部によって助手席に乗員が着座していることが検出された場合は、車両システムが停止するまで、乗員が助手席に乗車していると判定する。これによれば、一時休憩や座り直し等のために助手席側の乗員がシートベルトを外した際に、加熱能力を低下させてしまうことを回避することができる。
また、本実施形態の車両用暖房装置1では、ステップS111、S112にて説明したように、助手席側輻射ヒータ11bの加熱能力を低下させている際であっても、補助暖房スイッチ41aになっている際には、作動表示部42に助手席側輻射ヒータ11bが作動していることを示す作動情報を表示させる。これによれば、制御装置30が、助手席側輻射ヒータ11bの加熱能力を低下させても、乗員が違和感を覚えにくい。
また、本実施形態の車両用暖房装置1では、ステップS114にて説明したように、ステップS104、S103にて、乗員が助手席に乗車していないと判定され、かつ、補助暖房スイッチ41aの操作がなされていない際に、助手席側輻射ヒータ11bの加熱能力を低下させる。
換言すると、本実施形態の車両用暖房装置1では、乗員が助手席に乗車していないと判定された後であっても、補助暖房スイッチ41aの操作がなされた際には、乗員の操作を優先させて、助手席側輻射ヒータ11bに加熱能力を発揮させることができる。これによれば、運転席に乗車した乗員が、助手席や助手席側のフロアに、常温よりも高い温度で保存されることが望ましい荷物を積み込んだ際に、荷物の保温効果を得ることができる。
また、本実施形態の車両用暖房装置1では、ステップS107、S108にて説明したように、スタートスイッチ51がOFFにされた際に、制御装置30が補助暖房スイッチ41aの操作状態をOFFに変更している。つまり、車両システムの停止が要求された際に、補助暖房スイッチ41aの操作状態を、輻射式加温部および熱伝導式加温部に加熱能力を発揮させることを要求しない状態に変更している。
これによれば、次のトリップの開始後(すなわち、次にスタートスイッチ51がONにされた以降)、ユーザが補助暖房スイッチ41aをONにするまで、輻射式加温部および熱伝導式加温部が加熱能力を発揮してしまうことがない。従って、より一層、不必要な加熱能力が発揮されてしまうことを抑制できるとともに、安全性を向上させることができる。
また、本実施形態の車両用暖房装置1では、補助暖房スイッチ41aをONにすることで、制御装置30に、輻射式加温部に加熱能力を発揮させることを要求すると同時に、熱伝導式加温部に加熱能力を発揮させることを要求する。
これによれば、制御装置30が輻射式加温部の加熱能力を低下させても、熱伝導式加温部を作動させることができる。従って、仮に乗員が着座している際に、制御装置30が輻射式加温部の加熱能力を低下させてしまっても、乗員が暖房感の不足を感じ難い。さらに、熱伝導式加温部の発熱量は、輻射ヒータ11a、11bの発熱部よりも低い値に設定されているので、不必要な加熱能力が発揮されてしまうことも抑制することができる。
また、本実施形態の車両用暖房装置1では、ステップS110、S111にて説明したように、今回のトリップ中に助手席側のドアの開閉があったと判定された場合に、制御装置30が、助手席側シートヒータ12bに電力を供給する。
ここで、今回のトリップ中に助手席側のドアの開閉があったと判定された際には、乗員が助手席に乗車している可能性がある。従って、制御装置30が、助手席側輻射ヒータ11bの加熱能力を低下させていても、助手席側シートヒータ12bが発熱していることで乗員の暖房感を向上させることができる。
上述の如く、図4、図5では、所定の座席を助手席とした例を説明したが、所定の座席を運転席として同様の制御を行ってもよい。
所定の座席を運転席とする場合は、運転席側シートベルトセンサ34aおよび運転席側ドア開閉センサ35aの検出信号等を用いて、運転席側輻射ヒータ11aおよび運転席側シートヒータ12aの作動を、図4、図5に示す制御処理と同様に制御すればよい。ステアリングヒータ13については、運転席側シートヒータ12aと同様に制御すればよい。
例えば、ステップS104では、ステップS102にて読み込まれた運転席側シートベルトセンサ34aの検出信号に基づいて、乗員が運転席側シートベルトの装着をしているか否かを判定すればよい。これにより、ステップS104は、運転席側着座検出部によって乗員の運転席への着座が検出されている際に、乗員が運転席に乗車していると判定する運転席側乗車判定部となる。
例えば、ステップS105では、運転席側発熱部温度Thdが目標下限温度TLO以下になっているか否かを判定すればよい。例えば、ステップS108では、運転席側発熱部温度Thdが目標上限温度THO以上になっているか否かを判定すればよい。
例えば、ステップS110では、記憶部30mに記憶された情報を参照して、今回のトリップ中に一度でも運転席側のドアが開閉されたことを示す開閉履歴の有無を判定すればよい。例えば、ステップS113では、記憶部30mに記憶された情報を参照して、今回のトリップ中に一度でも運転席側シートベルトを装着したことを示す装着履歴の有無を判定すればよい。
例えば、ステップS106、S111、S112では、制御装置30が、運転席側輻射ヒータ11a、運転席側シートヒータ12a、およびステアリングヒータ13の作動を制御するとともに、作動表示部42へ運転席側輻射ヒータ11aの作動情報についての制御信号を出力すればよい。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態の車両用暖房装置1に対して、熱伝導式加温部であるシートヒータ12a、12b、およびステアリングヒータ13を廃止するとともに、車両用暖房装置1の制御処理を変更した例を説明する。本実施形態においても、図6、図7を用いて、所定の座席を助手席とした場合の車両用暖房装置1の作動を説明する。
本実施形態では、第1実施形態の車両用暖房装置1に対して、熱伝導式加温部であるシートヒータ12a、12b、およびステアリングヒータ13を廃止するとともに、車両用暖房装置1の制御処理を変更した例を説明する。本実施形態においても、図6、図7を用いて、所定の座席を助手席とした場合の車両用暖房装置1の作動を説明する。
まず、図6のステップS201では、第1実施形態のステップS101と同様に、初期化処理がなされる。次に、ステップS202では、第1実施形態のステップS102と同様に、検出信号および操作信号の読み込み、並びに、記憶部30mの情報更新が行われる。
次に、ステップS203では、ステップS202にて読み込まれた操作信号に基づいて、補助暖房スイッチ41aがONになっているか否かが判定される。ステップS203にて、補助暖房スイッチ41aがONになっていると判定された場合は、ステップS204へ進む。ステップS203にて、補助暖房スイッチ41aがOFFになっていると判定された場合は、ステップS214へ進む。
ステップS204では、ステップS202にて読み込まれた助手席側シートベルトセンサ34bの検出信号に基づいて、乗員が助手席側シートベルトの装着をしているか否かが判定される。ステップS204は、第1実施形態のステップS104と同様の助手席側乗車判定部を形成している。
ステップS204にて、乗員が助手席側シートベルトの装着をしていると判定された場合は、高い確率で助手席に乗員が乗車しているものとして、ステップS205へ進む。ステップS204にて、乗員が助手席側シートベルトの装着をしていないと判定された場合は、高い確率で助手席に乗員が乗車していないものとして、ステップS210へ進む。
ステップS205では、目標上限温度THOを助手席側輻射ヒータ11bの発熱部の最高温度(具体的には、120℃)に設定して、ステップS206へ進む。
ステップS206では、第1実施形態のステップS105と同様に、ステップS202にて読み込まれた助手席側発熱部温度Thpが目標下限温度TLO以下になっているか否かが判定される。
ステップS206にて、助手席側発熱部温度Thpが目標下限温度TLO以下になっていると判定された場合は、助手席側輻射ヒータ11bの加熱能力が不足しているものとして、ステップS207へ進む。ステップS206にて、助手席側発熱部温度Thpが目標下限温度TLO以下になっていないと判定された場合は、助手席側輻射ヒータ11bの加熱能力は不足していないものとして、ステップS210へ進む。
ステップS210では、第1実施形態のステップS109と同様に、ステップS202にて読み込まれた助手席側発熱部温度Thpが目標上限温度THO以上になっているか否かが判定される。
ステップS210にて、助手席側発熱部温度Thpが目標上限温度THO以上になっていると判定された場合は、助手席側輻射ヒータ11bの加熱能力が過剰になっているものとして、ステップS211へ進む。ステップS210にて、助手席側発熱部温度Thpが目標上限温度THO以上になっていないと判定された場合は、助手席側輻射ヒータ11bの加熱能力が過剰になっていないものとして、ステップS207へ進む。
また、ステップS212では、第1実施形態のステップS113と同様に、記憶部30mに記憶された情報を参照して、今回のトリップ中に一度でも助手席側シートベルトを装着したことを示す装着履歴の有無が判定される。ステップS212は、ステップS204とともに、第1実施形態のステップS113と同様の助手席側乗車判定部を形成している。
ステップS212にて、今回のトリップ中に助手席側シートベルトの装着履歴が有ったと判定された場合は、乗員が助手席に乗車している可能性があるものとして、ステップS205へ進む。ステップS212にて、今回のトリップ中に助手席側シートベルトの装着履歴が有ったと判定されなかった場合は、乗員が助手席に乗車している可能性はないものとして、ステップS213へ進む。
ステップS213では、目標上限温度THOをステップS205よりも低い温度(具体的には、100℃)に設定して、ステップS206へ進む。
図7に示すステップS207では、制御装置30が、助手席側輻射ヒータ11bに電力を供給する。これにより、助手席側輻射ヒータ11bが輻射熱を放射する。さらに、ステップS207では、助手席側輻射ヒータ11bが作動していることを示す作動情報を表示するように、制御装置30から作動表示部42へ制御信号が出力されて、ステップS208へ進む。
ステップS208では、第1実施形態のステップS107と同様に、スタートスイッチ51がONになっているか否かが判定される。ステップS208にて、スタートスイッチ51がONになっている場合は、所定の制御周期の経過を待ってステップS202へ戻る。ステップS208にて、スタートスイッチ51がONになっていない場合、すなわち、スタートスイッチ51がOFFになっている場合は、ステップS209へ進む。
ステップS209では、制御装置30が、補助暖房スイッチ41aの操作状態をOFFに変更して、車両用暖房装置1用の制御処理を終了する。
ステップS211では、制御装置30が、助手席側輻射ヒータ11bに電力への供給を停止する。このため、助手席側輻射ヒータ11bは輻射熱を放射しない。さらに、ステップS211では、助手席側輻射ヒータ11bが作動していることを示す作動情報を表示するように、制御装置30から作動表示部42へ制御信号が出力されて、ステップS208へ進む。
また、ステップS214では、制御装置30が、助手席側輻射ヒータ11bへの電力の供給を停止する。このため、助手席側輻射ヒータ11bは輻射熱を放射しない。さらに、ステップS214では、助手席側輻射ヒータ11bが作動していることを示す作動情報を表示しないように、制御装置30から作動表示部42へ制御信号が出力されて、ステップS208へ進む。
その他の作動は、第1実施形態と同様である。従って、本実施形態の車両用暖房装置1においても、第1実施形態と同様に、助手席側輻射ヒータ11bに、適切な加熱能力を発揮させることができる。
より詳細には、本実施形態の車両用暖房装置1では、ステップS204にて、助手席に乗員が乗車していないと判定された際には、ステップS205~S213等で説明したように、目標上限温度THOを低下させることができる。すなわち、助手席に乗員が乗車していると判定されている際よりも、助手席側輻射ヒータ11bの目標上限温度THOを低下させて、加熱能力を低下させることができる。
従って、助手席に乗員が乗車していないと判定されている際に、助手席側輻射ヒータ11bが不必要な加熱能力を発揮してしまうことを抑制することができる。
上述の如く、図6、図7では、所定の座席を助手席とした例を説明したが、所定の座席を運転席として同様の制御を行ってもよい。所定の座席を運転席とする場合は、運転席側シートベルトセンサ34aおよび運転席側ドア開閉センサ35aの検出信号等を用いて、運転席側輻射ヒータ11aの作動を、図6、図7に示す制御処理と同様に制御すればよい。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。また、上述の各実施形態に開示された手段は、実施可能な範囲で適宜組み合わせてもよい。
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。また、上述の各実施形態に開示された手段は、実施可能な範囲で適宜組み合わせてもよい。
(1)上述の実施形態では、輻射ヒータとして、運転席側輻射ヒータ11aおよび助手席側輻射ヒータ11bを有する車両用暖房装置1について説明したが、これに限定されない。
例えば、輻射ヒータとして、後部座席側輻射ヒータを有していてもよい。後部座席側輻射ヒータは、前席の背面に配置すればよい。この場合は、対応する後部座席用シートベルトセンサおよびドア開閉センサを設け、これらの検出信号に用いて、後部座席側輻射ヒータを制御すればよい。
(2)上述の実施形態では、着座検出部によって乗員の着座が検出された後、車両システムが停止するまで、乗員が乗車していると判定する乗車判定部を採用した例を説明したが、これに限定されない。
例えば、第1実施形態で説明したステップS104、S113、および第2実施形態で説明したステップS204、S212によって、着座検出部によって乗員の着座が検出された後、予め定めた基準時間が経過するまで、乗員が乗車していると判定する乗車判定部を形成してもよい。
この場合は、記憶部30mとして、各種センサの検出信号の履歴および操作スイッチの操作信号の履歴を予め定めた規準時間が経過するまで記憶する記憶部を採用すればよい。これによれば、記憶部30mの記憶容量を低減することができる。また、記憶部30mとして、クラウドサービス等を利用した車両外部に配置された記憶部を採用してもよい。
(3)上述の実施形態では、着座検出部として、シートベルトセンサ34a、34bを採用した例を説明したが、これに限定されない。着座検出部は、高い確率で乗員が乗車していることを検出可能であることが望ましい。従って、着座検出部として、座席にかかる荷重部によって乗員が着座しているか否かを検出する荷重センサ、座席のカメラ画像から乗員が着座しているか否かを検出する画像解析装置等を採用してもよい。
(4)上述の実施形態では、スタートスイッチ51がOFFにされた際に、制御装置30が補助暖房スイッチ41aの操作状態をOFFに変更した例を説明したが、これに限定されない。例えば、システム起動要求部でもあるスタートスイッチ51がONにされた際に、ステップS101、S201の初期化処理においてて、制御装置30が補助暖房スイッチ41aの操作状態をOFFに変更してもよい。
(5)上述の実施形態では、加熱能力要求部として、ONとOFFで、輻射式加温部に加熱能力を発揮させるか否かを制御装置30に要求する補助暖房スイッチ41aを採用した例を説明したが、これに限定されない。さらに、補助暖房スイッチ41aが、輻射式加温部の加熱能力を調整可能であってもよい。例えば、補助暖房スイッチ41aを押す度に、高加熱能力、低加熱能力、OFFを順に切替可能となっていてもよい。
また、上述の実施形態では、ユーザの操作によって補助暖房スイッチ41aがONされた際に、輻射ヒータ11a、11b、シートヒータ12a、12b、およびステアリングヒータ13を作動させる例を説明したがこれに限定されない。例えば、車両用空調装置2が暖房モードでの運転に切り替えられた際に、ユーザの操作によらず、制御装置30が補助暖房スイッチ41aの操作状態をONに変更するようになっていてもよい。
(6)上述の実施形態では、車両用空調装置2の冷凍サイクル装置21の詳細構成について言及していないが、冷凍サイクル装置21として種々の形式を採用することができる。冷凍サイクル装置21が、送風空気と熱交換する熱媒体を循環させる熱媒体回路を有していてもよい。そして、車両用空調装置2が空調用の運転モードを切り替える際に、冷凍サイクル装置21や熱媒体回路が回路構成を切替可能に形成されていてもよい。
(7)上述の実施形態では、図1に示すように、制御装置30を1つの制御装置として説明したが、制御装置30は、複数の制御装置を組み合わせて形成された制御システムであってもよい。制御システムでは、複数の制御装置が多重通信方式で互いに通信可能に接続されている。従って、1つの制御装置が、別の制御装置に入力された検出信号や制御信号を取得して、各種制御対象機器の作動を制御することができる。
具体的には、複数の制御装置として、車両用暖房装置1の各種構成機器の作動を制御する暖房制御装置、車両用空調装置2の各種構成機器の作動を制御する空調制御装置、車両走行用の各種構成機器の作動を制御する走行用制御装置があってもよい。
11a 運転席側輻射ヒータ(輻射式加温部)
11b 助手席側輻射ヒータ(輻射式加温部)
12a 運転席側シートヒータ(熱伝導式加温部)
12b 助手席側シートヒータ(熱伝導式加温部)
13 ステアリングヒータ(熱伝導式加温部)
34a 運転席側シートベルトセンサ(着座検出部)
34b 助手席側シートベルトセンサ(着座検出部)
30a 輻射側加温制御部
30b 熱伝導側加温制御部
S104、S113、S204、S212 乗車判定部
11b 助手席側輻射ヒータ(輻射式加温部)
12a 運転席側シートヒータ(熱伝導式加温部)
12b 助手席側シートヒータ(熱伝導式加温部)
13 ステアリングヒータ(熱伝導式加温部)
34a 運転席側シートベルトセンサ(着座検出部)
34b 助手席側シートベルトセンサ(着座検出部)
30a 輻射側加温制御部
30b 熱伝導側加温制御部
S104、S113、S204、S212 乗車判定部
Claims (10)
- 所定の座席に乗車した乗員に向けて輻射熱を放射する輻射式加温部(11a、11b)と、
前記輻射式加温部の作動を制御する輻射側加温制御部(30a)と、
前記乗員が乗車しているか否かを判定する乗車判定部(S104、S113、S204、S212)と、を備え、
前記輻射側加温制御部は、前記乗車判定部によって前記乗員が乗車していないと判定された際に、前記乗車判定部によって前記乗員が乗車していると判定された際よりも、前記輻射式加温部の加熱能力を低下させる車両用暖房装置。 - 前記輻射側加温制御部は、前記乗車判定部によって前記乗員が乗車していないと判定された際に、前記輻射式加温部の目標上限温度(THO)を低下させる請求項1に記載の車両用暖房装置。
- 前記乗員の着座を検出する着座検出部(34a、34b)を備え、
前記乗車判定部は、前記着座検出部によって前記乗員の着座が検出されている際に、前記乗員が乗車していると判定する請求項1または2に記載の車両用暖房装置。 - 前記乗車判定部は、前記着座検出部によって前記乗員の着座が検出された後、車両システムが停止するまで、前記乗員が乗車していると判定する請求項3に記載の車両用暖房装置。
- 前記乗車判定部は、前記着座検出部によって前記乗員の着座が検出された後、予め定めた基準時間が経過するまで、前記乗員が乗車していると判定する請求項3に記載の車両用暖房装置。
- 前記輻射式加温部が作動していることを示す作動情報を表示する作動表示部(42)を備え、
前記作動表示部は、前記輻射側加温制御部が前記輻射式加温部の加熱能力を低下させている際に、前記作動情報を表示する請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用暖房装置。 - ユーザの操作によって前記輻射式加温部に加熱能力を発揮させることを要求可能な加熱能力要求部(41a)を備え、
前記輻射側加温制御部は、前記乗車判定部によって前記乗員が乗車していないと判定され、かつ、前記加熱能力要求部の操作がされていない際に、前記輻射式加温部の加熱能力を低下させる請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車両用暖房装置。 - ユーザの操作によって車両システムの停止を要求するシステム停止要求部(51)と、
前記ユーザの操作によって前記輻射式加温部に加熱能力を発揮させることを要求可能な加熱能力要求部(41a)と、を備え、
前記システム停止要求部によって前記車両システムの停止が要求された際に、前記加熱能力要求部の操作状態を、前記輻射式加温部に加熱能力を発揮させることを要求しない状態に変更する請求項1ないし7のいずれか1つに記載の車両用暖房装置。 - 熱伝導によって前記乗員を加温する熱伝導式加温部(12a、12b、13)と、
ユーザの操作によって前記輻射式加温部に加熱能力を発揮させることを要求可能な加熱能力要求部(41a)と、を備え、
前記加熱能力要求部は、前記輻射式加温部に加熱能力を発揮させることを要求すると同時に、前記熱伝導式加温部に加熱能力を発揮させることを要求する請求項1ないし8のいずれか1つに記載の車両用暖房装置。 - 熱伝導によって前記乗員を加温する熱伝導式加温部(12a、12b、13)と、
前記熱伝導式加温部の作動を制御する熱伝導側加温制御部(30b)と、
車両のドアの開閉状態を検出するドア開閉検出部(35a、35b)と、を備え、
前記熱伝導側加温制御部は、前記乗車判定部によって前記乗員が乗車していないと判定された際であって、前記ドア開閉検出部によって前記ドアの開閉が検出されている際に、前記熱伝導式加温部に加熱能力を発揮させる請求項1ないし9のいずれか1つに記載の車両用暖房装置。
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