JP2014204607A - 保護装置 - Google Patents

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泰紀 戸佐間
Yasunori Tosama
泰紀 戸佐間
秀典 玉木
Hidenori Tamaki
秀典 玉木
秀平 曽田
Shuhei Soda
秀平 曽田
隆志 吉岡
Takashi Yoshioka
隆志 吉岡
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Abstract

【課題】複数の電気所の間を中継するように設けられる電気所における母線事故を確実に検出する。【解決手段】第1電気所との間の電力供給路である第1送電線と、第2電気所との間の電力供給路である第2送電線と、が共に接続される母線を有する第3電気所に設けられる保護装置であって、第1送電線と母線との間に設けられる第1遮断器を遮断させる第1送電線リレーの作動状況及び第2送電線と母線との間に設けられる第2遮断器を遮断させる第2送電線リレーの作動状況を検知する送電線リレー作動検知部と、第1送電線を流れる交流電流の振幅及び位相を所定サイクル前と比較することにより振幅及び位相の変化量を検出する電流変化検出部と、第1及び第2送電線リレーがいずれも作動していないにもかかわらず振幅及び位相の変化量が判定値以上である場合に第1遮断器を遮断させる送電線遮断部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、保護装置に関する。
図10に示すように、電気所A100の発電機170により発電された電力を、電気所B200を中継して電気所C300に送電する場合がある。なお電気所は、発電所や変電所の総称である。
このような、送電系統で発生する事故を検出する技術は様々に開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−93789号公報
しかしながら、電気所B200には電気所A100から電気所C300に向かうループ潮流等も流れるため、電気所B200の母線210に短絡等の事故が生じた場合の保護装置を電気所B200の構内に設置するのは容易ではない。
電気所B200に流れるループ潮流等によってこの保護装置が誤作動しないようにするためには、母線210に事故が発生した場合にのみ保護装置を動作させるようなインタロック回路も併せて設置することが必要となる。そしてこのようなインタロック回路を構築する際には、電気所B200において起こり得る様々な潮流の状態を考慮して、保護装置の作動条件等の設定を行わなければならない。また電気所B200内の各所に設置されるリレー等の経時変化等に起因して、インタロック回路の誤作動が起こり得ることも考慮しなければならない。
そのため、このような保護装置及びインタロック回路を電気所B200の構内に設けるのではなく、電源端側の電気所A100の送電線リレーLP−A140及びLP−B141を用いて電気所B200の母線210の事故を検出し、遮断器CB−A120及びCB−B121をトリップさせるようにしている。
ところが、遮断器CB−A120及びCB−B121をトリップさせると、電気所A100から受電している電気所D400のような他の電気所への送電も停止してしまう。電気所D400は、電気所B200の母線事故とは何の関係もないのに受電できないことになる。
このようなことから、電気所A100と電気所C300との間を中継するように設けられる電気所B200における母線事故を、インタロック回路等を構成しなくても確実に検出でき、電気所B200の構内に設置可能な保護装置が求められている。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、複数の電気所の間を中継するように設けられる電気所における母線事故を確実に検出可能な保護装置を提供することを一つの目的とする。
一つの側面に係る保護装置は、第1電気所との間の電力供給路である第1送電線と、第2電気所との間の電力供給路である第2送電線と、が共に接続される母線を有して構成される第3電気所に設けられる保護装置であって、前記第1送電線と前記母線との間に設けられる第1遮断器を、前記第1送電線に事故が発生した場合に遮断させる第1送電線リレーの作動状況を検知する第1送電線リレー作動検知部と、前記第2送電線と前記母線との間に設けられる第2遮断器を、前記第2送電線に事故が発生した場合に遮断させる第2送電線リレーの作動状況を検知する第2送電線リレー作動検知部と、前記第1送電線を流れる交流電流の振幅及び位相を、前記交流電流の所定サイクル前の振幅及び位相と比較することにより、前記交流電流の振幅及び位相の変化量を検出する電流変化検出部と、前記第1送電線リレー及び前記第2送電線リレーがいずれも作動していないにもかかわらず、前記振幅の変化量が第1判定値以上であり、かつ前記位相の変化量が第2判定値以上である場合に、前記第1遮断器を遮断させる送電線遮断部と、を備える。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄の記載、及び図面の記載等により明らかにされる。
複数の電気所の間を中継するように設けられる電気所における母線事故を確実に検出可能な母線保護装置を提供することができる。
本実施形態に係る送電系統を示す図である。 本実施形態に係る保護装置の構成を示す図である。 本実施形態に係る送電系統において事故が発生した場合の動作を説明するための図である。 本実施形態に係る位相比較を説明するための図である。 本実施形態に係る電流の流れを示す図である。 本実施形態に係る保護装置への電流の流れを示す図である。 本実施形態に係る電流の流れを示す図である。 本実施形態に係る保護装置への電流の流れを示す図である。 本実施形態に係る送電系統を示す図である。 他の実施形態に係る送電系統を示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
第1の実施形態について説明する。
本発明の実施形態に係る保護装置BP−C250が電気所B200に設けられる様子を図1に示す。電気所は、発電所や変電所の総称である。
電気所B200(第3電気所)は、電気所A100(第1電気所)の発電機170により発電された電力を、送電線L1(AB)(第1回線送電線)及びL2(AB)(第2回線送電線)を介して受電すると共に、電気所C300(第2電気所)に対し、送電線L1(BC)(第3回線送電線)及びL2(BC)(第4回線送電線)を介して送電する電気所である。
各電気所は、需要者に供給される電力の品質(振幅や位相等)が事前に定められた品質の規定範囲に収まるように、発電機や変圧器等に対する制御を行なっている。例えば電力の力率は80%以上を保つように制御されている。
また各電気所には、落雷等により事故が発生した場合には送電線を遮断する等の制御を行なう様々な保護装置が設置されている。
==電気所A==
電気所A100には、電気所A100の母線110に地絡等の事故が生じた場合の保護装置として、母線保護リレーBP−A150及び母線保護リレーBP−B151が設置されている。
母線保護リレーBP−A150は、電力供給路である送電線L1(AB)に設けられている変流器130よりも母線110に近い側において発生した事故を検出すると、遮断器CB−A120をトリップさせる。
また母線保護リレーBP−B151は、電力供給路である送電線L2(AB)に設けられている変流器131よりも母線110に近い側において発生した事故を検出すると、遮断器CB−B121をトリップさせる。
また電気所A100には、電気所A100と電気所B200との間の送電線L1(AB)やL2(AB)に事故が生じた場合の保護装置として、送電線リレーLP−A140及びLP−B141が設置されている。
送電線リレーLP−A140は、送電線L1(AB)に設けられている変流器130よりも電気所B200に近い側において発生した事故を検出すると、遮断器CB−A120をトリップさせる。
送電線リレーLP−B141は、送電線L2(AB)に設けられている変流器131よりも電気所B200に近い側において発生した事故を検出すると、遮断器CB−B121をトリップさせる。
==電気所C==
電気所C300にも、電力供給路である送電線L1(BC)や送電線L2(BC)、電気所C300の母線310に地絡等の事故が生じた場合の保護装置として、母線保護リレーや送電線リレーが設けられている(不図示)。図1には、これらの母線保護リレーや送電線リレーに応動して送電線L1(BC)や送電線L2(BC)を遮断する遮断器CB−G320及びCB−H321が電気所C300に設置されている様子が示されている。
==電気所D==
電気所D400は、電気所A100と電気所B200とを接続する送電線L1(AB)から分岐する送電線を介して、電気所A100から送電される電力を受電する電気所である。
電気所D400にも、電気所D400の母線410や送電線L1(AB)に地絡等の事故が生じた場合の保護装置として、母線保護リレーや送電線リレーが設けられている(不図示)。図1には、これらの母線保護リレーや送電線リレーに応動して送電線L1(AB)を遮断する遮断器CB−I420が電気所D400に設置されている様子が示されている。
==電気所B==
電気所B200は、送電線L1(AB)及びL2(AB)を介して電気所A100と接続されると共に、送電線L1(BC)及びL2(BC)を介して電気所C300と接続される。
また電気所B200は、第1母線211及び第2母線212を有して構成されている。第1母線211には、送電線L1(AB)及び送電線L1(BC)が接続されている。第2母線212には、送電線L2(AB)及び送電線L2(BC)が接続されている。
また第1母線211と第2母線212とは、母線分割開閉器260を介して接続されている。母線分割開閉器260は、第1母線211と第2母線212との間を開閉可能に接続する。
本実施形態に係る母線分割開閉器260は通常は閉じられているが、母線分割開閉器260を開放した場合、電気所A100から電気所C300の間は、送電線L1(AB)、第1母線211、送電線L1(BC)を経由する回線と、送電線L2(AB)、第2母線212、送電線L2(BC)を経由する回線と、の2回線で送電可能になる。この場合、一方の回線に地絡等の事故が発生して電力供給に支障が生じた場合でも、他方の回線を用いて電力の供給を継続することが可能である。
電気所B200には、電気所B200と電気所A100との間の送電線L1(AB)やL2(AB)に事故が生じた場合の保護装置として、送電線リレーLP−C240(第1回線送電線リレー)及びLP−D241(第2回線送電線リレー)が設置されている。
送電線リレーLP−C240は、送電線L1(AB)に設けられている変流器230よりも電気所A100に近い側において発生した事故を検出すると、送電線L1(AB)と第1母線211との間に設けられている遮断器CB−C220(第1回線遮断器)をトリップ(遮断)させる。これにより送電線L1(AB)の保護を図っている。
送電線リレーLP−D241は、送電線L2(AB)に設けられている変流器231よりも電気所A100に近い側において発生した事故を検出すると、送電線L2(AB)と第2母線212との間に設けられている遮断器CB−D221(第2回線遮断器)をトリップ(遮断)させる。これにより送電線L2(AB)の保護を図っている。
さらに、電気所B200には、電気所B200と電気所C300との間の送電線L1(BC)やL2(BC)に事故が生じた場合の保護装置として、送電線リレーLP−E242(第3回線送電線リレー)及びLP−F243(第4回線送電線リレー)が設置されている。
送電線リレーLP−E242は、送電線L1(BC)に設けられている変流器232よりも電気所C300に近い側において発生した事故を検出すると、送電線L1(BC)と第1母線211との間に設けられている遮断器CB−E222をトリップ(遮断)させる。これにより送電線L1(BC)の保護を図っている。
同様に、送電線リレーLP−F243は、送電線L2(BC)に設けられている変流器233よりも電気所C300に近い側において発生した事故を検出すると、送電線L2(BC)と第2母線212との間に設けられている遮断器CB−F223をトリップ(遮断)させる。これにより送電線L2(BC)の保護を図っている。
さらに、電気所B200には、保護装置BP−C250が設けられている。
保護装置BP−C250は、電気所B200内の母線210に地絡等の事故が発生したことを検知し、送電線L1(AB)と第1母線211との間に設けられている遮断器CB−C220、及び送電線L2(AB)と第2母線212との間に設けられている遮断器CB−D221をトリップさせる。
また保護装置BP−C250は、母線210に事故が発生し、遮断器CB−C220及び遮断器CB−D221をトリップさせた場合に、母線分割開閉器260を開放させる機能も有する。これにより、母線210を構成する第1母線211と第2母線212とを切り離すことができる。すなわち、保護装置BP−C250が検出した母線210の事故が、第1母線211で発生した場合であっても、第2母線212で発生した場合であっても、事故が発生していない一方の母線を、事故が発生している他方の母線から切り離すことが可能となる。これにより、母線210に発生した事故の影響が及ぶ範囲を抑制することが可能となる。
また保護装置BP−C250は、母線分割開閉器260を開放させて、事故が発生していない方の母線(第1母線211又は第2母線212)を用いて電気所A100から電気所C300への送電を再開する場合に、送電を再開する方の遮断器CB−C220又は遮断器CB―D221のいずれか一方が指定された信号の入力を受けて、指定された方の遮断器を接続するようにする。
これにより、電気所B200の母線(第1母線211又は第2母線212)に事故が発生した場合であっても、事故を起こしていない方の母線(第1母線211又は第2母線212)を用いて、迅速に送電を再開することが可能となる。
以下、図2から図4を参照しながら、本実施形態に係る保護装置BP−C250について説明する。
図2に示すように保護装置BP−C250は、保護継電部500と、開放支援部600と、復旧支援部700と、を備えて構成される。
保護継電部500は、電気所B200内の母線210に地絡等の事故が発生したことを検知し、送電線L1(AB)と第1母線211との間に設けられている遮断器CB−C220、及び送電線L2(AB)と第2母線212との間に設けられている遮断器CB−D221をトリップさせる。
具体的にはまず、保護継電部500は、送電線L1(AB)に設置されている変流器230、および送電線L2(AB)に設置されている変流器231を通じて、交流電流Iの入力を受ける。
そうすると、AD変換部510はこの交流電流Iを所定のサンプリングのタイミングで順次デジタル値に変換する。
そしてこのデジタル値は、遅延部520と、電流比較部530と、位相比較部540に入力される。
遅延部520は、デジタル処理により、交流電流Iを所定サイクル(例えば2サイクル又は3サイクル)だけ遅延させる。
そして電流比較部530は、デジタル処理により、遅延されていない交流電流Iの振幅と遅延された交流電流Idの振幅とを比較し、振幅の変化量を検出する。例えば電流比較部530は、|I|−|Id|が第1判定値以上(例えば1kA以上)であるか否かを検出し、|I|−|Id|が第1判定値以上である場合には、その旨の信号を出力する。なお|I|は交流電流Iの振幅を示し、|Id|は交流電流Idの振幅を示す。
あるいは電流比較部530は、|I|/|Id|が第1判定値以上(例えば2以上)であるか否かを検出し、|I|/|Id|が第1判定値以上である場合には、その旨の信号を出力する。
一方、位相比較部540は、デジタル処理により、遅延されていない交流電流Iの位相と遅延された交流電流Idの位相とを比較し、位相の変化量を検出する。例えば位相比較部540は、位相差が第2判定値以上(例えば40°以上)であるか否かを検出し、位相差が第2判定値以上である場合には、その旨の信号を出力する。
ここで、上述したように、電気所A100や電気所B200、電気所C300、電気所D400においては、送電線L1(AB)、L2(AB)、L1(BC)、L2(BC)や母線210等を含む送電系統における電力が一定以上の品質となるように様々な制御が行なわれている。また送電系統における電力の品質は、電力需要家の設備の稼働状況等によっても影響を受けるが、供給約款等によって例えば力率を80%以上に保つように使用することが定められている。
そのため、送電線や母線等に事故が起きなければ、交流電流Iの位相や振幅、周波数等の変化は所定値未満に維持される。つまり、上記|I|−|Id|は第1判定値未満に維持され、IとIdの位相差も第2判定値未満に維持される。
具体的には、例えば図4に示すように、原点からの距離を交流電流I及びIdの振幅とし、横軸正の向き(図4では右向き)からの角度を交流電流Idからの位相差とするように交流電流I及びIdをベクトル表示した場合に、図4にケース1として示すように、交流電流IとIdとの位相差が40°未満である場合には、事故は発生していないと判定する(不動作域)ことができる。なお上記のように、電力需要家の設備の稼動状況による力率は80%以上に保たれるから、事故が発生していない場合には、交流電流IとIdとの位相差はcos-1(0.8)=36.86°以内に維持される。
一方、ケース2として示すように、交流電流IとIdとの位相差が40°以上であり、交流電流IとIdとの振幅の変化量が第1判定値以上である場合には、事故が発生していると判定する(動作域)ことができる。
また、図4に示すように、本実施形態の保護装置BP−C250は、交流電流IとIdとの位相差が40°以上であっても、140°を超え180°以下となる場合は、事故は発生していない(不動作域)と判定する。
つまり保護装置BP−C250は、交流電流Iの位相を180度変化させることによって位相の変化量が第2判定値未満(40°未満)となる場合には、事故は発生していない(不動作域)と判定する。
このようにすることにより、送電線のループ切り替え作業等を行なうことによって交流電流Iの位相が180°反転し、交流電流IとIdとの位相差が広がった場合であっても、事故ではないことを正しく判定することが可能となる。
図2に戻って、AND回路550は、電流比較部530から振幅の変化量が第1判定値以上である旨の信号が出力され、位相比較部540から位相の変化量が第2判定値以上である旨の信号が出力されると、事故が発生していることを示す信号を出力する。
一方で、上述したように、送電線L1(AB)、L2(AB)、L1(BC)、L2(BC)には、それぞれ、送電線リレーLP−C240(第1回線送電線リレー)、LP−D241(第2回線送電線リレー)、LP−E242(第3回線送電線リレー)、及びLP−F243(第4回線送電線リレー)が設置されている。これらの送電線リレーは、送電線に事故が発生した場合に作動する。
従って、送電線L1(AB)、L2(AB)、L1(BC)、L2(BC)のいずれかに事故が発生したことによって、交流電流Iの振幅の変化量が第1判定値以上となり、交流電流Iの位相の変化量が第2判定値以上となった場合には、送電線リレーLP−C240、LP−D241、LP−E242、LP−F243のいずれかが作動する。
逆に、交流電流Iの振幅の変化量が第1判定値以上となり、交流電流Iの位相の変化量が第2判定値以上となった場合に、送電線リレーLP−C240、LP−D241、LP−E242、及びLP−F243のいずれも作動していなければ、電気所B200の母線200に事故が発生したことが判別できる。
AND回路580は、送電線リレーLP−C240、LP−D241、LP−E242、及びLP−F243の作動状況を検知し、いずれの送電線リレーも作動していない場合に、その旨を示す信号を出力する。
なお、送電線リレーLP−C240、LP−D241、LP−E242、及びLP−F243が作動する際には、所定の作動時間(数十ミリ秒程度)を要する。そのため、これらの送電線リレーが作動しているか、作動していないかを判定するためには所定の時間を要する。
そのため、タイマ560は、AND回路550から事故が発生していることを示す信号が出力された場合に、この信号を、送電線リレーLP−C240、LP−D241、LP−E242、LP−F243が作動しているか、作動していないかの判定をするのに要する所定時間だけ待機させてから出力する。
AND回路570は、タイマ560から事故が発生していることを示す信号が出力され、AND回路580から送電線リレーLP−C240、LP−D241、LP−E242、及びLP−F243のいずれも作動していないことを示す信号が出力されている場合に、CB−Cトリップ信号及びCB−Dトリップ信号を出力する。
CB−Cトリップ信号は、遮断器CB−C220をトリップさせるための信号である。CB−Cトリップ信号が遮断器CB−C220に入力されることにより、遮断器CB−C220はトリップする。
CB−Dトリップ信号は、遮断器CB−D221をトリップさせるための信号である。CB−Dトリップ信号が遮断器CB−D221に入力されることにより、遮断器CB−D221はトリップする。
このように、本実施形態に係る保護装置BP―C250によれば、送電線L1(AB)及びL2(AB)を流れる交流電流Iの位相変化及び振幅変化に基づいて、事故の有無を判定することができると共に、さらに、送電線リレーLP−C240、LP−D241、LP−E242、及びLP−F243の作動状況によって、送電線L1(AB)、L2(AB)、L1(BC)、L2(BC)の事故であるのか、母線210の事故であるのかを判別することができる。
これにより、電気所A100と電気所C300との間を中継するように設けられる電気所B200における母線事故を、インタロック回路等を構成しなくても確実に検出できるようになるため、保護装置BP―C250を電気所B200の構内に設置することが可能となる。
なお、遮断器CB−C220あるいはCB−D221がトリップ状態から接続状態に切り替わった直後は、交流電流Iが入力されても交流電流Idはゼロであるので、電流比較部530及び位相比較部540は、交流電流IとIdとの位相及び振幅を比較できない。そのため、保護継電部500は、遮断器CB−C220及びCB−D221が接続された直後は位相や振幅の比較を行なわないようにし、位相や振幅の比較を行えるようになるまで遮断器CB−C220及びCB−D221をトリップさせる動作をロックするようにすると良い。
次に、図2に示すように、本実施形態に係る保護装置BP−C250は、開放支援部600を有して構成されている。
開放支援部600は、母線210に事故が発生し、保護継電部500が遮断器CB−C220及び遮断器CB−D221をトリップさせた場合に、母線分割開閉器260を開放させる。
具体的には、開放支援部600は、遮断器CB−C220及び遮断器CB−D221がトリップしており、かつ、母線210の電圧が所定値以下に低下しており(例えば0ボルト)、かつ、保護継電部500からCB−Cトリップ信号及びCB−Dトリップ信号が出力されている場合に、AND回路610から、母線分割開閉器切信号を出力する。
母線分割開閉器260は、母線分割開閉器切信号が入力されると、接点を開放する。
つまり開放支援部600は、電気所B200の母線210に事故が発生した場合に母線分割開閉器260を開放させる。
これにより、母線210を構成する第1母線211と第2母線212とを切り離すことができる。すなわち、保護装置BP−C250が検出した母線210の事故が、第1母線211で発生した場合であっても、第2母線212で発生した場合であっても、事故が発生していない一方の母線を、事故が発生している他方の母線から切り離すことが可能となる。これにより、母線210に発生した事故の影響が及ぶ範囲を抑制することが可能となる。
また本実施形態に係る保護装置BP−C250は、復旧支援部700を有して構成されている。
復旧支援部700は、母線分割開閉器260を開放させて、事故が発生していない方の母線(第1母線211又は第2母線212)を用いて電気所A100から電気所C300への送電を再開しようとする場合に、送電を再開する方の遮断器CB−C220又は遮断器CB―D221のいずれか一方が指定された信号の入力を受けて、指定された方の遮断器を接続するようにする。
具体的には、復旧支援部700は、母線分割開閉器260が開放している場合に、遮断器CB−C220を接続する旨の信号の入力を受けると、AND回路710からCB−C投入信号を出力する。
CB−C投入信号は、遮断器CB−C220を接続させるための信号である。CB−C投入信号が遮断器CB−C220に入力されることにより、遮断器CB−C220が接続される。
同様に、復旧支援部700は、母線分割開閉器260が開放している場合に、遮断器CB−D221を接続する旨の信号の入力を受けると、AND回路720からCB−D投入信号を出力する。
CB−D投入信号は、遮断器CB−D221を接続させるための信号である。CB−D投入信号が遮断器CB−D221に入力されることにより、遮断器CB−D221が接続される。
このようにして、本実施形態に係る復旧支援部700によれば、電気所B200の母線(第1母線211又は第2母線212)に事故が発生した場合であっても、事故を起こしていない方の母線(第1母線211又は第2母線212)を用いて、迅速に送電を再開することが可能となる。
次に、図1及び図3を参照しながら、本実施形態に係る保護装置BP−C250の動作を具体的に説明する。
まず、図1において、送電線L1(BC)の「(A)」で示す地点において地絡事故が発生した場合について説明する。
この場合は、事故電流は電気所A100から電気所C300に向かって流れる。
そうすると、保護装置BP−C250は、交流電流Iの位相変化及び振幅の変化を検知し、タイマ560からは事故が発生していることを示す信号が出力される。
一方で、送電線リレーLP−E242及びLP−F243は、交流電流が電気所B200から電気所C300に向かって流れるので作動し、遮断器CB−E222及びCB−F223がトリップする。送電線リレーLP−C240及びLP−D241は、交流電流が電気所A100から電気所B200に向かって流れるので不作動となる。
そうすると、タイマ560からは、事故が発生していることを示す信号が出力されるが、AND回路580からは、送電線リレーLP−C240、LP−D241、LP−E242、及びLP−F243のいずれも作動していないことを示す信号は出力されないため、AND回路570から、CB−Cトリップ信号及びCB−Dトリップ信号は出力されない。
そのため、遮断器CB−C220及びCB−D221はトリップせずに、接続のままとなる。
次に、図1において、電気所B200の第2母線212の「(B)」で示す地点において地絡事故が発生した場合について説明する。
この場合は、図5中に矢印で示すように、事故電流は、送電線L1(AB)及びL2(AB)上を、電気所A100から電気所B200の第2母線212に向かって流れる。
そうすると、図6に示すように、変流器230及び変流器231によりそれぞれ検出された電流が変流器341において加算される向きに電流が流れるため、保護装置BP−C250のAD変換部510に電流が入力される。そして、保護装置BP−C250は、交流電流Iの位相変化及び振幅の変化を検知し、タイマ560からは事故が発生していることを示す信号が出力される。
一方で、送電線リレーLP−C240、LP−D241は、交流電流が電気所B200に向かって流れるので不作動となる。また送電線リレーLP−E242、LP−F243には、事故電流が流れないため不作動となる。
そうすると、タイマ560からは、事故が発生していることを示す信号が出力されると共に、AND回路580からは、送電線リレーLP−C240、LP−D241、LP−E242、及びLP−F243のいずれも作動していないことを示す信号が出力されるので、AND回路570から、CB−Cトリップ信号及びCB−Dトリップ信号が出力される。
そのため、遮断器CB−C220及びCB−D221がトリップする。
次に、図1において、送電線L1(AB)の「(C)」で示す地点において地絡事故が発生した場合について説明する。
この場合は、図7中に矢印で示すように、事故電流は、送電線L1(AB)及びL2(AB)上を、送電線L1(AB)においては電気所B200から電気所A100に向かって流れ、送電線L2(AB)においては電気所A100から電気所B200に向かって流れる。
そうすると、図8に示すように、変流器230及び変流器231によりそれぞれ検出された電流が変流器341において打ち消しあう向きに電流が流れるため、保護装置BP−C250のAD変換部510には電流が入力されない。そして、保護装置BP−C250は、交流電流Iの入力がゼロとなり、位相及び振幅の比較が行えないので、遮断器CB−C220及びCB−D221をトリップさせる動作をロックする。
一方で、送電線リレーLP−C240は、交流電流が電気所A100に向かって流れるので作動し、送電線リレーLP−D241は、交流電流が電気所B200に向かって流れるので不作動となる。また送電線リレーLP−E242、LP−F243には、事故電流が流れないため不作動となる。
そうすると、保護装置BP−C250への交流電流Iの入力がゼロとなり、位相及び振幅の比較が行えないため、AND回路550からは事故が発生していることを示す信号が出力されず、AND回路580からは、送電線リレーLP−C240、LP−D241、LP−E242、及びLP−F243のいずれも作動していないことを示す信号は出力されないため、AND回路570から、CB−Cトリップ信号及びCB−Dトリップ信号は出力されない。
そのため、保護装置BP−C250から遮断器CB−C220及びCB−D221はトリップさせる信号は出力されないが,LP−C240により遮断器CB−C220はトリップする。
以上説明したように、本実施形態に係る保護装置BP―C250によれば、複数の電気所の間を中継するように設けられる電気所における母線事故を、インタロック回路等を構成しなくても確実に検出することが可能となる。
電気所A100と電気所C300との間を中継するように設けられる電気所B200における母線事故を、インタロック回路等を構成しなくても確実に検出できるようになるため、保護装置BP―C250を電気所B200の構内に設置することが可能となる。
また、図4に示したように、本実施形態の保護装置BP−C250は、交流電流IとIdとの位相差が40°以上であっても、交流電流Iの位相を180度変化させることによって位相の変化量が第2判定値未満(40°未満)となる場合には、事故は発生していない(不動作域)と判定するようにしている。
このようにすることにより、送電線のループ切り替え作業等を行なうことによって交流電流Iの位相が180°反転し、交流電流IとIdとの位相差が広がった場合であっても、事故ではないと正しく判定することが可能となる。
また本実施形態の保護装置BP−C250は、電気所B200の母線210に事故が発生した場合には、母線分割開閉器260を開放させるようにしている。
これにより、母線210を構成する第1母線211と第2母線212とを切り離すことができる。すなわち、保護装置BP−C250が検出した母線210の事故が、第1母線211で発生した場合であっても、第2母線212で発生した場合であっても、事故が発生していない一方の母線を、事故が発生している他方の母線から切り離すことが可能となる。これにより、母線210に発生した事故の影響が及ぶ範囲を抑制することが可能となる。
また本実施形態に係る保護装置BP−C250によれば、電気所B200の母線(第1母線211又は第2母線212)に事故が発生した場合であっても、事故を起こしていない方の母線(第1母線211又は第2母線212)を用いて、迅速に送電を再開することが可能となる。
次に第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態においては、図9に示すように、電気所C300の母線310に発電機330が接続されている。また電気所B200には保護装置BP−D251や変流器342が設けられている。保護装置BP−D251は、保護装置BP−C250と同様の構成であり、保護継電部500や開放支援部600、復旧支援部700を備えている。
このような構成において、電気所B200の母線210(図9の(B)で示す地点)に事故が発生した場合を例に説明する。この場合、発電機170と発電機330から事故電流が電気所B200の母線210に流れる。
この場合、仮に、電気所B200に保護装置BP−D251や変流器342が設けられていない場合には、保護装置BP−C250が、発電機170の事故電流を検知して遮断器CB−C220およびCB−D221を遮断(トリップ)させるとともに、送電線L1(BC)および送電線L2(BC)に流れる発電機330からの事故電流を検知して遮断器CB−C220およびCB−D221を遮断させることもできる。
しかしながら、発電機170が作業等により停止している際に、電気所B200の母線210に事故が発生した場合には、発電機170からの事故電流が保護装置BP−C250に供給されないため、変流器341に事故電流が流れず保護装置BP−C250は作動しない。
よって、送電線L1(BC)及び送電線L2(BC)の変流器232および233に変流器341と同様の変流器342を設けると共に、保護装置BP−C250と同様の機能を備える保護装置BP−D251を設置し、遮断器CB−C220およびCB−D221を保護装置BP−D251からの遮断信号で遮断させることで、発電機330からの事故電流が電気所Bの母線210に流れることを防ぐ。
発電機170および発電機300が送電線系統に接続されている場合、電気所B200の母線210の事故時の事故除去機能を保護装置BP−C250および保護装置BP―D251に機能分担させることが出来ると共に、発電機170の運転状態に左右されない母線保護が可能となる。
また、開放支援部600および復旧支援部700も、保護装置BP−C250および保護装置BP―D251がそれぞれ備えているため、電気所B200の開閉器260を切、電気所A100の遮断器CB−A120を切(電気所D400は、電気所C300経由した電力供給の系統)といった、変則的な作業時の系統にも柔軟に対応することが可能となる。
なお上述した実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
100 電気所A
110 母線
120 遮断器A
121 遮断器B
130 変流器
131 変流器
140 送電線リレーA
141 送電線リレーB
150 母線保護リレーA
151 母線保護リレーB
170 発電機
200 電気所B
210 母線
211 第1母線
212 第2母線
220 遮断器C
221 遮断器D
222 遮断器E
223 遮断器F
230 変流器
231 変流器
232 変流器
233 変流器
240 送電線リレーC
241 送電線リレーD
242 送電線リレーE
243 送電線リレーF
250 保護装置
251 保護装置
260 母線分割開閉器
300 電気所C
330 発電機
341 変流器
342 変流器
400 電気所D
500 保護継電部
510 AD変換部
520 遅延部
530 電流比較部
540 位相比較部
550 AND回路
560 タイマ
570 AND回路
580 AND回路
600 開放支援部
610 AND回路
700 復旧支援部
710 AND回路
720 AND回路
L1(AB) 送電線
L2(AB) 送電線
L1(BC) 送電線
L2(BC) 送電線

Claims (4)

  1. 第1電気所との間の電力供給路である第1送電線と、第2電気所との間の電力供給路である第2送電線と、が共に接続される母線を有して構成される第3電気所に設けられる保護装置であって、
    前記第1送電線と前記母線との間に設けられる第1遮断器を、前記第1送電線に事故が発生した場合に遮断させる第1送電線リレーの作動状況を検知する第1送電線リレー作動検知部と、
    前記第2送電線と前記母線との間に設けられる第2遮断器を、前記第2送電線に事故が発生した場合に遮断させる第2送電線リレーの作動状況を検知する第2送電線リレー作動検知部と、
    前記第1送電線を流れる交流電流の振幅及び位相を、前記交流電流の所定サイクル前の振幅及び位相と比較することにより、前記交流電流の振幅及び位相の変化量を検出する電流変化検出部と、
    前記第1送電線リレー及び前記第2送電線リレーがいずれも作動していないにもかかわらず、前記振幅の変化量が第1判定値以上であり、かつ前記位相の変化量が第2判定値以上である場合に、前記第1遮断器を遮断させる送電線遮断部と、
    を備えることを特徴とする保護装置。
  2. 請求項1に記載の保護装置であって、
    前記送電線遮断部は、前記第1送電線リレー及び前記第2送電線リレーがいずれも作動していないにもかかわらず、前記振幅の変化量が前記第1判定値以上であり、かつ前記位相の変化量が前記第2判定値以上である場合であっても、前記交流電流の位相を180度変化させることによって前記位相の変化量が前記第2判定値未満となる場合には、前記第1遮断器を遮断させない
    ことを特徴とする保護装置。
  3. 請求項1又は2に記載の保護装置であって、
    前記母線は、第1母線と、第2母線と、前記第1母線と前記第2母線との間を開閉可能に接続する母線分割開閉器と、を有して構成され、
    前記第1送電線は、前記第1母線に接続される第1回線送電線と、前記第2母線に接続される第2回線送電線と、を有し、
    前記第2送電線は、前記第1母線に接続される第3回線送電線と、前記第2母線に接続される第4回線送電線と、を有し、
    前記第1遮断器は、前記第1回線送電線と前記第1母線との間に設けられる第1回線遮断器と、前記第2回線送電線と前記第2母線との間に設けられる第2回線遮断器と、を有し、
    前記第2遮断器は、前記第3回線送電線と前記第1母線との間に設けられる第3回線遮断器と、前記第4回線送電線と前記第2母線との間に設けられる第4回線遮断器と、を有し、
    前記第1送電線リレーは、前記第1回線送電線に事故が発生した場合に前記第1回線遮断器を遮断させる第1回線送電線リレーと、前記第2回線送電線に事故が発生した場合に前記第2回線遮断器を遮断させる第2回線送電線リレーと、を有し、
    前記第2送電線リレーは、前記第3回線送電線に事故が発生した場合に前記第3回線遮断器を遮断させる第3回線送電線リレーと、前記第4回線送電線に事故が発生した場合に前記第4回線遮断器を遮断させる第4回線送電線リレーと、を有し、
    前記第1送電線リレー作動検知部は、前記第1回線送電線リレーと前記第2回線送電線リレーとの作動状況を検知し、
    前記第2送電線リレー作動検知部は、前記第3回線送電線リレーと前記第4回線送電線リレーとの作動状況を検知し、
    前記電流変化検出部は、前記第1回線送電線及び前記第2回線送電線を流れる交流電流の振幅及び位相を、前記交流電流の所定サイクル前の振幅及び位相と比較することにより、前記交流電流の振幅及び位相の変化量を検出し、
    前記送電線遮断部は、前記第1回線送電線リレー、前記第2回線送電線リレー、前記第3回線送電線リレー及び前記第4回線送電線リレーがいずれも作動していないにもかかわらず、前記振幅の変化量が前記第1判定値以上であり、かつ前記位相の変化量が前記第2判定値以上である場合に、前記第1回線遮断器及び前記第2回線遮断機を遮断させ、
    前記送電線遮断部が前記第1回線遮断器及び前記第2回線遮断器を遮断させた場合に、前記母線分割開閉器を開放させる母線分割制御部と、
    をさらに備えることを特徴とする保護装置。
  4. 請求項3に記載の保護装置であって、
    前記第1回線遮断器または前記第2回線遮断器の何れか一方が指定された信号の入力を受ける遮断器指定入力部と、
    前記母線分割制御部が前記母線分割開閉器を開放させている場合に、指定された方の前記第1回線遮断器または前記第2回線遮断器を接続させる遮断器接続部と、
    をさらに備えることを特徴とする保護装置。
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