JP2011125103A - 遮断器不動作対策装置 - Google Patents

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孝明 石本
Tsutomu Miyahara
勤 宮原
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Abstract

【課題】遮断器不動作時に母線事故を高速に除去することができる遮断器不動作対策装置を提供する。
【解決手段】母線保護継電装置10は、第1の送電線L1の自端子側を流れる第1の母線事故電流I1に基づいて第2の遮断器32が動作しなかったと判定すると、第1の送電線L1の対向端子側に設置された第1の遮断器31を遮断させるための遮断指令信号Sを生成して第2のPCM電流差動継電器212に出力する。第2のPCM電流差動継電器212は、遮断指令信号Sが入力されると、内蔵の伝送装置を用いて、第1のPCM電流差動継電器211に対して第1の遮断器31を瞬時に遮断させるための信号(遮断指令信号Sまたは第2の事故電流i2=0)を送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、母線事故時の遮断器不動作対策に好適な遮断器不動作対策装置に関する。
従来、電力会社では、電気所構内の母線事故に対して、キルヒホッフの第1法則を利用した電流差動方式に基づいて母線保護継電装置によって母線事故を検出することにより、事故箇所の切離しを最小限の影響範囲で行っている。
たとえば図4に示す二重母線方式の電力系統において甲母線1Aで事故が発生した場合には、第1乃至第4の送電線L1〜L4の自端子側(甲母線1Aおよび乙母線1B側)に設置された第1乃至第4の母線事故検出用変流器51〜54から入力される第1乃至第4の母線事故電流I1〜I4に基づいて母線保護継電装置100が動作して、甲母線1Aと乙母線1Bとを連絡するブスタイに設置された母線連絡遮断器2と甲母線1A(事故母線)に接続された第1および第3の送電線L1,L3の自端子側に設置された第2および第6の遮断器32,36とを遮断(開放)している。
このとき、図4に実線の×印で示すように第6の遮断器36は動作したが、同図に破線の×印で示すように第2の遮断器32が動作しなかった場合の遮断器不動作対策として、第1の送電線L1の対向端子側(甲母線1Aと反対側)に設置された第1の送電線保護継電装置の後備保護継電器として機能する第1の距離継電器(DZ)71の2段領域動作によって、同図に実線の×印で示すように第1の送電線L1の対向端子側に設置された第1の遮断器31を遮断するようにしている。
なお、送電線事故時や変圧器事故時の遮断器不動作対策としては、たとえば下記の特許文献1に開示されている遮断器不動作対策装置がある。
特開平5−22850号公報
しかしながら、第1の距離継電器71の2段領域動作の動作時限は約0.4秒に設定されている(後備保護継電器の動作時間は遅く設定されている)ため、母線事故電流が長時間流れる結果、電力系統の安定度が下がって、最悪の場合には発電機が脱調して広範囲な停電を生じさせるおそれがあるという問題があった。
また、上記の特許文献1に開示された遮断器不動作対策装置は、送電線事故を対象としたものであり、母線事故を対象としたものではない。
本発明の目的は、遮断器不動作時に母線事故を高速に除去することができる遮断器不動作対策装置を提供することにある。
本発明の遮断器不動作対策装置は、母線(1A)に接続された送電線(L1)の対向端子側に第1のPCM電流差動継電器(211,311)が設置されているとともに該送電線の自端子側に第2のPCM電流差動継電器(212,312)が設置された電力系統において、該母線に母線事故が発生したときに該送電線の自端子側に設置された第2の遮断器(32)が動作しなかった場合の対策として使用するための遮断器不動作対策装置であって、前記送電線の自端子側を流れる母線事故電流(I1)に基づいて前記第2の遮断器が動作しなかったと判定すると、該送電線の対向端子側に設置された第1の遮断器(31)を遮断させるための遮断指令信号(S)を生成し、該生成した遮断指令信号を前記第2のPCM電流差動継電器に出力する遮断指令信号生成手段(11,12)を具備し、前記第2のPCM電流差動継電器が、前記遮断指令信号生成手段から前記遮断指令信号が入力されると、内蔵の伝送装置を用いて、前記第1のPCM電流差動継電器に対して前記第1の遮断器を瞬時に遮断させるための信号を送信することを特徴とする。
ここで、前記第2のPCM電流差動継電器が、前記遮断指令信号生成手段から前記遮断指令信号が入力されると、内蔵の伝送装置を用いて、該入力された遮断指令信号を前記第1のPCM電流差動継電器に送信し、前記第1のPCM電流差動継電器が、前記第2のPCM電流差動継電器から前記遮断指令信号を受信すると、前記第1の遮断器を瞬時に遮断してもよい。
前記第1のPCM電流差動継電器が、前記送電線の対向端子側に設置された送電線事故検出用変流器(41)から入力される事故電流(i1)の大きさが整定値以上であることと前記遮断指令信号の受信とのAND条件で、前記第1の遮断器を瞬時に遮断してもよい。
前記第2のPCM電流差動継電器が、前記遮断指令信号生成手段から前記遮断指令信号が入力されると、内蔵の伝送装置を用いて、前記送電線の自端子側に設置された第2の送電線事故検出用変流器(42)から入力される第2の事故電流(i2)を“0”として前記第1のPCM電流差動継電器に送信し、前記第1のPCM電流差動継電器が、前記送電線の対向端子側に設置された第1の送電線事故検出用変流器(41)から入力される第1の事故電流(i1)と前記第2のPCM電流差動継電器から送信されてきた第2の事故電流=0とに基づいて該送電線において送電線事故が発生したと判定して、前記第1の遮断器を瞬時に遮断してもよい。
前記遮断指令信号生成手段が、前記母線を母線事故から保護するための母線保護継電装置に備えられていてもよい。
本発明の遮断器不動作対策装置は、以下の効果を奏する。
(1)母線事故時に自端子側の遮断器が動作しなかった場合に対向端子側の遮断器を瞬時に遮断することができるため、母線事故を高速に除去することができる。その結果、母線事故時の発電機に与える影響を小さくすることができ、発電機脱調による広範囲な停電を防止することができる。
(2)母線事故を高速に除去することができるため、瞬時電圧降下の時間を短縮できるので、負荷機器に与える影響を少なくすることができる。
(3)対向端子側の遮断器を遮断することにより、自動復旧装置(ARE)をロックして試充電させないようにできるので、設備損壊を防止することができる。
本発明の第1の実施例による遮断器不動作対策装置について説明するための図である。 図1に示した母線保護継電装置10の遮断器不動作対策用の構成を説明するためのブロック図である。 本発明の第2の実施例による遮断器不動作対策装置について説明するための図である。 従来の母線事故時の遮断器不動作対策について説明するための図である。
上記の目的を、送電線の自端子側を流れる母線事故電流に基づいて自端子側の遮断器の不動作と判定すると、対向端子側の遮断器を遮断させるための遮断指令信号を自端子側のPCM電流差動継電器から対向端子側のPCM電流差動継電器に送信して、対向端子側のPCM電流差動継電器によって対向端子側の遮断器を瞬時に遮断させることにより実現した。
以下、本発明の遮断器不動作対策装置の実施例について図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施例による遮断器不動作対策装置について、図1および図2を参照して説明する。
なお、図1では、第2乃至第4の送電線L2〜L4の自端子側および対向端子側にも、第1の送電線L1の自端子側および対向端子側に設置された送電線継電装置(主保護継電器であるPCM電流差動継電器と後備保護継電器である距離継電器とを備える。)が設置されているが、図面の簡単のため省略している。
本実施例による遮断器不動作対策装置は、以下に示す点を特徴とする。
(1)母線保護継電装置10が母線事故を検出して母線連絡遮断器2と第2、第4、第6および第8の遮断器32,34,36,38のうち該当の遮断器(事故母線に接続された送電線の自端子側に設置された遮断器)とを遮断したのちに、第1乃至第4の母線事故電流I1〜I4に基づいて不動作の遮断器を検出すると、検出した不動作の遮断器が設置された送電線の対向端子側に設置された遮断器を遮断させるための遮断指令信号Sを、検出した不動作の遮断器が設置された送電線の自端子側に設置された送電線保護継電装置のPCM電流差動継電器に出力する。
(2)母線保護継電装置10から遮断指令信号Sが入力されたPCM電流差動継電器は、内蔵する伝送装置を用いて、遮断指令信号Sをこの送電線の対向端子側に設置された送電線保護継電装置のPCM電流差動継電器に送信する。
(3)対向端子側のPCM電流差動継電器は、自端子側のPCM電流差動継電器から遮断指令信号Sを受信すると、この送電線の対向端子側に設置された遮断器を瞬時に遮断する。
そのため、母線保護継電装置10は、図2に示すように不動作遮断器判定部11と遮断指令信号生成部12とを備える点で、図4に示した母線保護継電装置100と異なる。
ここで、不動作遮断器判定部11は、第1乃至第4の母線事故検出用変流器51〜54から入力される第1乃至第4の母線事故電流I1〜I4のうち大きさが整定値以上のものがあると、該当の母線事故検出用変流器が設置された送電線の自端子側に設置された遮断器が不動作であると判定し、判定結果を遮断指令信号生成部12に出力する。
遮断指令信号生成部12は、不動作遮断器判定部11の判定結果が示す送電線の対向端子側に設置された遮断器を遮断させるための遮断指令信号Sを生成して、生成した遮断指令信号Sをこの送電線の自端子側に設置されたPCM電流差動継電器に出力する。
第1の送電線L1の自端子側に設置された第2のPCM電流差動継電器212(図1参照)は、内蔵の伝送装置を用いて、第1の送電線L1の対向端子側に設置された第1のPCM電流差動継電器211に遮断指令信号Sを送信する機能を備える点で、図4に示した第2のPCM電流差動継電器62と異なる。
第1のPCM電流差動継電器211は、第2のPCM電流差動継電器212から遮断指令信号Sを受信すると、第1の遮断器31を瞬時に遮断するためのトリップ信号を生成して、生成したトリップ信号を第1の遮断器31に出力する機能を備える点で、図4に示した第1のPCM電流差動継電器61と異なる。
次に、図1に示す二重母線方式の電力系統において甲母線1Aで事故が発生した場合の本実施例による遮断器不動作対策装置の動作について説明する。
甲母線1Aで事故が発生すると、母線保護継電装置10は、図4に示した母線保護継電装置100と同様に動作して、母線連絡遮断器2と第2および第6の遮断器32,36とを遮断する。
このとき、第6の遮断器36は動作したが第2の遮断器32が動作しなかった場合には、第3の母線事故電流I3の大きさは整定値未満となるが第1の母線事故電流I1の大きさは整定値以上のままであるため、整定値未満の大きさの第2乃至第4の母線事故電流I2〜I4と整定値以上の大きさの第1の母線事故電流I1とが母線保護継電装置10の不動作遮断器判定部11に入力される。
その結果、不動作遮断器判定部11は、第2の遮断器32が動作しなかったと判定して、判定結果を遮断指令信号生成部12に出力する。
遮断指令信号生成部12は、不動作遮断器判定部11から入力される判定結果に基づいて、第2の遮断器32が設置された第1の送電線L1の対向端子側に設置された第1の遮断器31を遮断させるための遮断指令信号Sを生成して、生成した遮断指令信号Sを第2のPCM電流差動継電器212に出力する。
第2のPCM電流差動継電器212は、内蔵の伝送装置を用いて、母線保護継電装置10から入力された遮断指令信号Sを第1のPCM電流差動継電器211に送信する。
第1のPCM電流差動継電器211は、第2のPCM電流差動継電器212から遮断指令信号Sを受信すると、第1の遮断器31を瞬時に遮断するためのトリップ信号を生成して、生成したトリップ信号を第1の遮断器31に出力する。
これにより、第1の送電線L1を甲母線1A(事故母線)から瞬時(母線保護継電装置10や第1のPCM電流差動継電器211などにおける処理時間を考慮すると、約0.2秒後)に切り離すことができる。
なお、第1および第2のPCM電流差動継電器211,212間の伝送路の故障などを考慮すると、第1のPCM電流差動継電器211は、第1の送電線L1の対向端子側に設置された第1の送電線事故検出用変流器41から入力される第1の事故電流i1の大きさが整定値以上であることと遮断指令信号Sの受信とのAND条件で、第1の遮断器31を瞬時に遮断するためのトリップ信号を生成してもよい。
次に、本発明の第2の実施例による遮断器不動作対策装置について、図3を参照して説明する。
本実施例による遮断器不動作対策装置は、以下に示す点で、上述した第1の実施例による遮断器不動作対策装置と異なる。
(1)母線保護継電装置10から遮断指令信号Sが入力されたPCM電流差動継電器は、内蔵する伝送装置を用いて、自端子側に設置された送電線事故検出用変流器から入力される事故電流が“0”であるとして、この送電線の対向端子側に設置されたPCM電流差動継電器に送信する。
(2)対向端子側のPCM電流差動継電器は、自端子側のPCM電流差動継電器から事故電流=0が送信されてくると、対向端子側に設置された送電線事故検出用変流器から入力される事故電流と送信されてきた事故電流=0とに基づいて送電線事故が発生したと判定して、この送電線の対向端子側に設置された遮断器を瞬時に遮断する。
そのため、第1の送電線L1の自端子側に設置された第2のPCM電流差動継電器312は、母線保護継電装置10から遮断指令信号Sが入力されると、内蔵の伝送装置を用いて、第2の送電線事故検出用変流器42から入力される第2の事故電流i2を“0”(i2=0)として第1のPCM電流差動継電器311に送信する機能を備える点で、図4に示した第2のPCM電流差動継電器62と異なる。
第1のPCM電流差動継電器311は、図4に示した第1のPCM電流差動継電器61と同じものである。
次に、図3に示す二重母線方式の電力系統において甲母線1Aで事故が発生した場合の本実施例による遮断器不動作対策装置の動作について説明する。
甲母線1Aで事故が発生すると、母線保護継電装置10は、図4に示した母線保護継電装置100と同様に動作して、母線連絡遮断器2と第2および第6の遮断器32,36とを遮断する。
このとき、第6の遮断器36は動作したが第2の遮断器32が動作しなかった場合には、第3の母線事故電流I3の大きさは整定値未満となるが第1の母線事故電流I1の大きさは整定値以上のままであるため、整定値未満の大きさの第2乃至第4の母線事故電流I2〜I4と整定値以上の大きさの第1の母線事故電流I1とが母線保護継電装置10の不動作遮断器判定部11(図2参照)に入力される。
その結果、不動作遮断器判定部11は、第2の遮断器32が動作しなかったと判定して、判定結果を遮断指令信号生成部12に出力する。
遮断指令信号生成部12は、不動作遮断器判定部11から入力される判定結果に基づいて、第1の遮断器31を遮断させるための遮断指令信号Sを生成して、生成した遮断指令信号Sを第2のPCM電流差動継電器312に出力する。
第2のPCM電流差動継電器312は、母線保護継電装置10から遮断指令信号Sが入力されると、内蔵の伝送装置を用いて、第2の事故電流i2=0を第1のPCM電流差動継電器311に送信する
第1のPCM電流差動継電器311は、第2のPCM電流差動継電器322から第2の事故電流i2=0が送信されてくると、第1の事故電流i1と受信した第2の事故電流i2=0とに基づいて第1の送電線L1に送電線事故が発生したと判定し、第1の遮断器31を瞬時に遮断するためのトリップ信号を生成して、生成したトリップ信号を第1の遮断器31に出力する。
これにより、第1の送電線L1を甲母線1Aから瞬時(母線保護継電装置10や第1のPCM電流差動継電器311などにおける処理時間を考慮すると、約0.2秒後)に切り離すことができる。
以上の説明においては、二重母線方式の電力系統を例としたが、1本の母線から複数本の送電線が分岐されている電力系統においても本発明の遮断器不動作対策装置を使用することにより、同様の効果を得ることができる。
2 母線連絡遮断器
1〜38 第1乃至第8の遮断器
1〜44 第1乃至第4の送電線事故検出用変流器
1〜54 第1乃至第4の母線事故検出用変流器
1,62,211,212,311,312 第1および第2のPCM電流差動継電器
1,72 第1および第2の距離継電器
10,100 母線保護継電装置
11 不動作遮断器判定部
12 遮断指令信号生成部
1A 甲母線
1B 乙母線
L1〜L4 第1乃至第4の送電線
1〜I4 第1乃至第4の母線事故電流
1,i2 第1および第2の事故電流
S 遮断指令信号

Claims (5)

  1. 母線(1A)に接続された送電線(L1)の対向端子側に第1のPCM電流差動継電器(211,311)が設置されているとともに該送電線の自端子側に第2のPCM電流差動継電器(212,312)が設置された電力系統において、該母線に母線事故が発生したときに該送電線の自端子側に設置された第2の遮断器(32)が動作しなかった場合の対策として使用するための遮断器不動作対策装置であって、
    前記送電線の自端子側を流れる母線事故電流(I1)に基づいて前記第2の遮断器が動作しなかったと判定すると、該送電線の対向端子側に設置された第1の遮断器(31)を遮断させるための遮断指令信号(S)を生成し、該生成した遮断指令信号を前記第2のPCM電流差動継電器に出力する遮断指令信号生成手段(11,12)を具備し、
    前記第2のPCM電流差動継電器が、前記遮断指令信号生成手段から前記遮断指令信号が入力されると、内蔵の伝送装置を用いて、前記第1のPCM電流差動継電器に対して前記第1の遮断器を瞬時に遮断させるための信号を送信する、
    ことを特徴とする、遮断器不動作対策装置。
  2. 前記第2のPCM電流差動継電器が、前記遮断指令信号生成手段から前記遮断指令信号が入力されると、内蔵の伝送装置を用いて、該入力された遮断指令信号を前記第1のPCM電流差動継電器に送信し、
    前記第1のPCM電流差動継電器が、前記第2のPCM電流差動継電器から前記遮断指令信号を受信すると、前記第1の遮断器を瞬時に遮断する、
    ことを特徴とする、請求項1記載の遮断器不動作対策装置。
  3. 前記第1のPCM電流差動継電器が、前記送電線の対向端子側に設置された送電線事故検出用変流器(41)から入力される事故電流(i1)の大きさが整定値以上であることと前記遮断指令信号の受信とのAND条件で、前記第1の遮断器を瞬時に遮断することを特徴とする、請求項2記載の遮断器不動作対策装置。
  4. 前記第2のPCM電流差動継電器が、前記遮断指令信号生成手段から前記遮断指令信号が入力されると、内蔵の伝送装置を用いて、前記送電線の自端子側に設置された第2の送電線事故検出用変流器(42)から入力される第2の事故電流(i2)を“0”として前記第1のPCM電流差動継電器に送信し、
    前記第1のPCM電流差動継電器が、前記送電線の対向端子側に設置された第1の送電線事故検出用変流器(41)から入力される第1の事故電流(i1)と前記第2のPCM電流差動継電器から送信されてきた第2の事故電流=0とに基づいて該送電線において送電線事故が発生したと判定して、前記第1の遮断器を瞬時に遮断する、
    ことを特徴とする、請求項1記載の遮断器不動作対策装置。
  5. 前記遮断指令信号生成手段が、前記母線を母線事故から保護するための母線保護継電装置に備えられていることを特徴とする、請求項1乃至4いずれかに記載の遮断器不動作対策装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106505529A (zh) * 2016-11-09 2017-03-15 国网辽宁省电力有限公司鞍山供电公司 一种智能变电站低压母线保护方法

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