JP2014204529A - モータ制御装置 - Google Patents
モータ制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014204529A JP2014204529A JP2013077724A JP2013077724A JP2014204529A JP 2014204529 A JP2014204529 A JP 2014204529A JP 2013077724 A JP2013077724 A JP 2013077724A JP 2013077724 A JP2013077724 A JP 2013077724A JP 2014204529 A JP2014204529 A JP 2014204529A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- switching element
- specific phase
- short circuit
- circuit abnormality
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims abstract description 92
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 34
- 238000000034 method Methods 0.000 description 34
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 6
- 230000003071 parasitic effect Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Abstract
【解決手段】このモータ制御装置4は、各相に対応する上下アームの接続点P1〜P3から給電線Wu〜Wwを介してモータ20に交流電力を供給する駆動回路40と、駆動回路40の駆動を制御するマイコン41とからなる。マイコン41は、駆動回路40のFET44u〜44w,45u〜45wの短絡異常を検出した際、短絡異常が検出された特定相の上側FET及び下側FETをオフ状態に固定する。そして特定相以外の二相の下側FETが共にオン状態になったとき、特定相の接続点の電圧に基づいて特定相の上側FETに短絡異常が生じているか否かを判定する。また特定相以外の二相の上側FETが共にオン状態になったとき、特定相の接続点の電圧に基づいて特定相の下側FETに短絡異常が生じているか否かを判定する。
【選択図】図2
Description
そして上記モータ制御装置については、前記制御部は、前記特定相の上下アームの接続点の電圧と、予め設定された閾値との比較に基づいて前記短絡異常の判定を行うことが有効である。
図1に示すように、この電動パワーステアリング装置は、運転者のステアリングホイール10の操作に基づき転舵輪3を転舵させる操舵機構1、及び運転者のステアリング操作を補助するアシスト機構2を備えている。
Iv=Im_v−Iv_v ・・・(2)
Iw=Im_w−Iv_w ・・・(3)
そしてマイコン41は、演算された各相電流値Iu〜Iw、及び各センサ5〜7により検出される操舵トルクTh、車速V、及びモータ回転角θmに基づいて制御信号Sc1〜Sc6を生成する。具体的には、マイコン41は、モータ回転角θmに基づいて各相電流値Iu〜Iwをd/q座標系のd軸電流値及びq軸電流値に変換する。またマイコン41は、操舵トルクTh及び車速Vに基づいて、操舵系に付与すべきアシストトルクの目標値に対応するq軸電流指令値を演算する。例えば、マイコン41は、操舵トルクThの絶対値が大きくなるほど、また車速Vが遅くなるほど、q軸電流指令値の絶対値をより大きい値に設定する。またマイコン41はd軸電流指令値を零に設定する。そしてマイコン41は、d軸電流値をd軸電流指令値に追従させるべく、またq軸電流値をq軸電流指令値に追従させるべく電流フィードバック制御を行うことによりd/q座標系の電圧指令値を演算する。次にマイコン41は、モータ回転角θmに基づいて、このd/q座標系の電圧指令値を逆変換することにより、三相座標系の各相電圧指令値を演算する。さらにマイコン41は、演算された各相電圧指令値に基づく各デューティ値Du〜Dwを、図3に例示したように三角波δと比較することにより制御信号Sc1〜Sc6を生成し、生成した制御信号Sc1〜Sc6を駆動回路40に出力する。これにより、目標アシストトルクを発生させるための駆動電力がモータ20に供給されるようになっている。
(1)モータ制御装置4は、FET44u〜44w,45u〜45wの短絡異常を検出した際、短絡異常が検出されたFETに対応する相を特定相として、特定相の上側FET及び下側FETをオフ状態にするとともに、特定相以外の二相の上側FET及び下側FETのスイッチングを継続することとした。そしてモータ制御装置4は、特定相以外の二相の下側FETが共にオン状態になったとき、特定相の上下アームの接続点の電圧Vpに基づいて特定相の上側FETに短絡異常が生じているか否かを判定することとした。またモータ制御装置4は、特定相以外の二相の上側FETが共にオン状態になったとき、特定相の上下アームの接続点の電圧Vpに基づいて特定相の下側FETに短絡異常が生じているか否かを判定することとした。これによりモータ制御装置4は、FET44u〜44w,45u〜45wの短絡異常を検出したとき、その短絡異常検出が正しいか否かを検証することができる。したがって短絡異常の誤検出を的確に回避することができる。また高い判定精度を確保することもできる。
・特定相の上側スイッチング素子及び下側スイッチング素子をオフ状態にしたとき、特定相の給電線に電流が流れていると、特定相の上下アームの接続点の電圧が変動するため、短絡異常検出の正誤を適切に判定できないおそれがある。このようなケースとしては2つのケースがあるため、まずは第1のケースについて説明する。例えば図2に示すU相上側FET44u及び下側FET45uが共に正常な状況でそれらをオフ状態にしたとき、U相給電線Wuにモータ20からU相接続点P1に向かう方向の電流が流れていると、U相接続点P1の電圧は、U相上側FET44uの寄生ダイオードDに順方向の電流が流れる電圧となる。すなわちこの場合、U相接続点P1の電圧は、電源電圧VBと寄生ダイオードDの順方向電圧Vfとを加算した電圧「VB+Vf」となる。したがって、U相給電線Wuにモータ20からU相接続点P1に向かう方向の電流が流れている状況でマイコン41が図6に示した処理を実行すると、実際にはU相上側FET44uが正常であるにもかかわらず、U相上側FET44uの短絡異常検出が正しいと誤判定するおそれがある。したがって、マイコン41は、図6に示す処理を、特定相の給電線に電流が流れていない状況で実行することが好ましい。具体的には、マイコン41が、各相電流値Iu〜Iwのうち、特定相の電流値が「0」であることを条件に、図6に示す処理を実行すればよい。これにより短絡異常検出の判定精度を的確に確保することができる。
Claims (6)
- 電源に接続された上アーム及び接地された下アームの直列回路を各相に対応して有し、前記上アームを構成する上側スイッチング素子及び前記下アームを構成する下側スイッチング素子のスイッチングに基づき、前記各相に対応する上下アームの接続点から給電線を介してモータに交流電力を供給する駆動回路と、
前記駆動回路の駆動を制御する制御部と、を備え、
前記駆動回路のスイッチング素子の短絡異常を検出するモータ制御装置において、
前記制御部は、前記駆動回路のスイッチング素子の短絡異常を検出した際、短絡異常が検出されたスイッチング素子に対応する相を特定相として同特定相の上側スイッチング素子及び下側スイッチング素子をオフ状態に固定するとともに、前記特定相以外の二相の上側スイッチング素子及び下側スイッチング素子のスイッチングを継続し、前記特定相以外の二相の下側スイッチング素子が共にオン状態になったとき、あるいは前記特定相以外の二相の上側スイッチング素子が共にオフ状態になったとき、前記特定相の上下アームの接続点の電圧に基づいて前記特定相の上側スイッチング素子に短絡異常が生じているか否かを判定することを特徴とするモータ制御装置。 - 電源に接続された上アーム及び接地された下アームの直列回路を各相に対応して有し、前記上アームを構成する上側スイッチング素子及び前記下アームを構成する下側スイッチング素子のスイッチングに基づき、前記各相に対応する上下アームの接続点から給電線を介してモータに交流電力を供給する駆動回路と、
前記駆動回路の駆動を制御する制御部と、を備え、
前記駆動回路のスイッチング素子の短絡異常を検出するモータ制御装置において、
前記制御部は、前記駆動回路のスイッチング素子の短絡異常を検出した際、短絡異常が検出されたスイッチング素子に対応する相を特定相として同特定相の上側スイッチング素子及び下側スイッチング素子をオフ状態に固定するとともに、前記特定相以外の二相の上側スイッチング素子及び下側スイッチング素子のスイッチングを継続し、前記特定相以外の二相の上側スイッチング素子が共にオン状態になったとき、あるいは前記特定相以外の二相の下側スイッチング素子が共にオフ状態になったとき、前記特定相の上下アームの接続点の電圧に基づいて前記特定相の下側スイッチング素子に短絡異常が生じているか否かを判定することを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項1又は2に記載のモータ制御装置において、
前記制御部は、前記特定相の給電線に電流が流れていない状態で、前記特定相のスイッチング素子に短絡異常が生じているか否かを判定することを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータ制御装置において、
前記制御部は、前記特定相の上下アームの接続点の電圧と、予め設定された閾値との比較に基づいて前記短絡異常の判定を行うことを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータ制御装置において、
前記上側スイッチング素子は、ドレイン端子が電源に接続されたFETからなり、
前記下側スイッチング素子は、ソース端子が接地に接続されたFETからなり、
前記上側スイッチング素子のソース端子と前記下側スイッチング素子のドレイン端子とが互いに接続されることで前記上下アームの直列回路が構成され、
前記制御部は、前記特定相における前記上側スイッチング素子のドレイン−ソース間の電位差と、予め設定された閾値との比較に基づいて前記短絡異常の判定を行うことを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータ制御装置において、
前記上側スイッチング素子は、ドレイン端子が電源に接続されたFETからなり、
前記下側スイッチング素子は、ソース端子が接地に接続されたFETからなり、
前記上側スイッチング素子のソース端子と前記下側スイッチング素子のドレイン端子とが互いに接続されることで前記上下アームの直列回路が構成され、
前記制御部は、前記特定相における前記下側スイッチング素子のドレイン−ソース間の電位差と、予め設定された閾値との比較に基づいて前記短絡異常の判定を行うことを特徴とするモータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013077724A JP6035190B2 (ja) | 2013-04-03 | 2013-04-03 | モータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013077724A JP6035190B2 (ja) | 2013-04-03 | 2013-04-03 | モータ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014204529A true JP2014204529A (ja) | 2014-10-27 |
JP6035190B2 JP6035190B2 (ja) | 2016-11-30 |
Family
ID=52354538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013077724A Expired - Fee Related JP6035190B2 (ja) | 2013-04-03 | 2013-04-03 | モータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6035190B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008129658A1 (ja) * | 2007-04-16 | 2008-10-30 | Mitsubishi Electric Corporation | 電動機制御装置 |
JP2009006963A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
JP2011135770A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-07-07 | Denso Corp | 操舵システムの昇圧制御装置及び操舵システムの作動復帰方法 |
JP2013013297A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-17 | Jtekt Corp | 車両用操舵装置 |
-
2013
- 2013-04-03 JP JP2013077724A patent/JP6035190B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008129658A1 (ja) * | 2007-04-16 | 2008-10-30 | Mitsubishi Electric Corporation | 電動機制御装置 |
JP2009006963A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
JP2011135770A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-07-07 | Denso Corp | 操舵システムの昇圧制御装置及び操舵システムの作動復帰方法 |
JP2013013297A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-17 | Jtekt Corp | 車両用操舵装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6035190B2 (ja) | 2016-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2787633B1 (en) | Motor control device | |
US9371087B2 (en) | Power conversion device and electric power steering device using the same | |
US9667179B2 (en) | Multi-phase motor control apparatus and electric power steering apparatus using the same | |
EP2410652A1 (en) | Motor control device and electric power steering apparatus | |
US8217600B2 (en) | Motor control device and electric power steering system | |
US9831807B2 (en) | Motor control apparatus and power steering system | |
EP2555416B1 (en) | Motor control device | |
JP2012143118A (ja) | モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 | |
US8767364B2 (en) | Vehicle steering system | |
US20190135335A1 (en) | Steering control apparatus | |
JP4603340B2 (ja) | モータ制御装置、および操舵装置 | |
JP6764564B2 (ja) | モータ制御装置 | |
JP6468461B2 (ja) | モータ制御装置 | |
JP5927858B2 (ja) | モータ制御装置及び車両の電動パワーステアリング装置 | |
JP6035190B2 (ja) | モータ制御装置 | |
JP2004312930A (ja) | モータ制御装置 | |
JP2010068672A (ja) | モータ駆動制御回路及び電動パワーステアリング装置 | |
JP5910295B2 (ja) | モータ駆動系の異常検出装置 | |
JP2010074868A (ja) | モータ駆動制御回路及び電動パワーステアリング装置 | |
JP2013162622A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2013046461A (ja) | モータ制御装置及びこれを備える電動パワーステアリング装置。 | |
JP5412768B2 (ja) | モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 | |
JP2019092343A (ja) | モータ制御装置 | |
JP2013162620A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2013162621A (ja) | 電動パワーステアリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160930 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161004 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161031 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6035190 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |