JP2014203709A - 端子金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】材料コストの低減を図る。
【解決手段】端子金具Fは、端子本体10と、端子本体10に形成されてタブ51を挿入させる角筒部12と、角筒部12に収容されるように端子本体10に形成され、タブ51に対し弾性的に当接する弾性接触片16と、端子本体10に対し角筒部12内に収容するように組み付けられた補助部材30と、補助部材30に形成され、弾性接触片16に対しタブ51に接近させる方向の弾性押圧力を付与する弾性支持部35と、補助部材30に形成され、基端部40Fが弾性支持部35に連なって片持ち状に延出した形態であり、延出端部40Rを角筒部12の内壁面に対し弾性的に当接させることで弾性支持部35の弾性押圧力を増強する補強部40とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、端子金具に関するものである。
特許文献1には、端子本体に別体の保護カバーを組み付けることで、接触信頼性の向上を実現した雌形の端子金具が開示されている。端子本体は、内部に弾性接触片が収容された角筒部と、電線に接続される電線圧着部とを一体に形成したものである。角筒部内に挿入された相手側端子のタブに対し、弾性接触片が弾性的に接触するようになっている。保護カバーには、弾性接触片の弾力不足を補うための手段として弾性補助片が形成されており、弾性補助片で弾性接触片を支えることにより、弾性接触片とタブとの接触圧が高められている。
特開平10−050376号公報
上記の端子金具は、保護カバーを用いて弾性接触片とタブとの接触圧を高めているので、弾性接触片に要求されるバネ性は比較的低くて済む。また、端子本体は、タブに接触する弾性接触片と、電線に接続される電線圧着部を有するので、良好な導電性が要求される。そこで、端子本体の材料としては、比較的安価な銅合金を用いることができる。一方、弾性補助片には高いバネ性が要求されるため、弾性補助片が形成されている保護カバーには、SUS等の比較的高価な材料を用いる必要がある。ところが、上記従来の端子金具は、保護カバーが角筒部を全周に亘って包囲するような角筒状をなしているので、保護カバーの材料コストが高くつき、この点において改善が望まれる。
第1の発明は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、材料コストの低減を図ることを目的とする。
また、上記の端子金具は、弾性接触片が片持ち状に延出した形態であり、その延出端部に、タブとの接点部が配されている。ところが、弾性接触片のうち弾性補助片によって支えられる領域は、基端部から、接点部よりも基端側の位置に至る領域に限定されている。つまり、弾性接触片のうち接点部の形成領域と接点部の近傍の領域は、弾性補助片によって直接、支えられてはいない。そのため、弾性接触片がヘタリを生じて弾力を失った場合には、接点部をタブに対して弾性的に当接させることができず、接触圧が不足して接触不良が懸念される。
第2の発明は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、弾性接触片のヘタリに起因する接触不良を回避することを目的とする。
第1の発明に係る端子金具は、
端子本体と、
前記端子本体に形成され、相手側端子のタブを挿入させる角筒部と、
前記角筒部内に収容されるように前記端子本体に形成され、前記角筒部内に挿入された前記タブに対し弾性的に当接する弾性接触片と、
前記端子本体とは別体をなし、前記端子本体に対し前記角筒部内に収容するように組み付けられた補助部材と、
前記補助部材に形成され、前記弾性接触片に対し前記タブに接近させる方向の弾性押圧力を付与する弾性支持部と、
前記補助部材に形成され、基端部が前記弾性支持部に連なって片持ち状に延出した形態であって、延出端部を前記角筒部の内壁面に対し弾性的に当接させることで前記弾性支持部の弾性押圧力を増強する補強部とを備えているところに特徴を有する。
また、第2の発明に係る端子金具は、
端子本体と、
前記端子本体に形成され、相手側端子のタブを挿入させる角筒部と、
前記端子本体に形成され、前記角筒部内に収容されて片持ち状に延出した形態とされた弾性接触片と、
前記弾性接触片の延出端部に形成され、前記角筒部内に挿入された前記タブに対し弾性的に当接する接点部と、
前記弾性接触片の延出端部に形成され、前記接点部の近傍に配された被支持部と、
前記端子本体とは別体部品であって、前記端子本体に組み付けられた補助部材と、
前記補助部材に形成され、前記被支持部に当接することで、前記弾性接触片に対して前記タブに接近させる方向の弾性押圧力を付与する弾性支持部とを備えているところに特徴を有する。
第1の発明によれば、補助部材は、角筒部を全周に亘って包囲するのではなく、角筒部内に収容されるので、材料コストを低減することができる。また、補強部によって弾性支持部の弾性押圧力を増強したので、弾性接触片に対する弾性支持部の弾性押圧力を向上させ、弾性接触片とタブを高い接触圧で接触させることができる。
また、第2の発明によれば、弾性支持部が、接点部の近傍の被支持部に当接して弾性接触片に弾性押圧力を付与するので、弾性接触片がヘタリを生じて弾力を失ったとしても、接点部には、弾性支持部による弾性押圧力が十分に作用する。これにより、弾性接触片とタブとの接触圧が確保されるので、接触不良を回避できる。
実施例1の端子金具の正面図 端子金具の一部切欠平面図 端子金具の底面図 端子金具の断面図 タブと端子金具を接続した状態の断面図 補助部材の正面図 補助部材の平面図 補助部材の側面図 補助部材の断面図
(1)第1の発明の端子金具は、
前記弾性支持部と前記補強部が、前記角筒部に対する前記タブの挿入方向と交差する幅方向に並ぶように配置されていてもよい。
この構成によれば、補強部が、弾性支持部を挟んで弾性接触片とは反対側に配置される場合に比べると、弾性支持部と弾性接触片とタブが並ぶ方向に関して、小型化することができる。
(2)第1の発明の端子金具は、
前記弾性接触片が、前記角筒部を構成する壁部の幅方向における中央部を切り起こすことによって形成されており、
一対の前記補強部が、幅方向に関して前記弾性支持部を挟むように配置され、前記壁部に対して弾性的に当接するようになっていてもよい。
この構成によれば、弾性接触片が角筒部を構成する壁部を切り起こした形態であっても、補強部の延出端部を弾性的に当接させる領域を確保できる。また、補強部は、弾性支持部を挟むように対をなして配置されているので、この一対の補強部と連なっている弾性支持部の姿勢が安定する。
(3)第1の発明の端子金具は、
前記弾性支持部が、前記角筒部の内面から遠ざかるように斜めに延出する基板部と、前記基板部の延出端縁から片持ち状に延出して前記弾性接触片を支持する突起状支持部とから構成され、
前記補強部が、前記基板部と、前記基板部の前記延出端縁から片持ち状に延出して前記角筒部の内面に当接するアーム部とから構成されていてもよい。
この構成によれば、突起状支持部とアーム部の形状や大きさを、個別に設定できるので、設計の自由度が高い。
(4)第1の発明の端子金具は、
前記弾性接触片が片持ち状に延出した形態であり、
前記弾性接触片の延出端部に、前記タブとの接点部と、前記弾性支持部に当接する被支持部とが配されていてもよい。
この構成によれば、弾性支持部が、接点部の近傍の被支持部に当接して弾性接触片に弾性押圧力を付与するので、弾性接触片がヘタリを生じて弾力を失ったとしても、接点部には、弾性支持部による弾性押圧力が十分に作用する。これにより、弾性接触片とタブとの接触圧が確保されるので、接触不良を回避できる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図9を参照して説明する。
<端子金具Fの概要>
本実施例1の端子金具Fは、前端部の角筒部12を有する雌形の端子である。端子金具Fの接続対象である雄形の相手側端子50は、細長いタブ51を有しており、このタブ51が、端子金具Fの前方から角筒部12に挿入されることで、端子金具Fと相手側端子50とが接続されるようになっている。
端子金具Fは、端子本体10と、端子本体10とは別体の部品として製造された補助部材30とを組み付けて構成されている。尚、以下の説明において、前後の方向に関しては、図2〜5における左側を「前側」と定義する。上下の方向に関しては、図1,4〜6にあらわれる向きを基準とする。左右の方向に関しては、図2,7(平面視図)における上側を「右側」と定義する。したがって、図1,6(正面図)にあらわれる左右の向きは、定義した左右の向きと逆になる。
<端子本体10>
端子本体10は、所定形状に打ち抜いた銅製又は銅合金製の板材に、曲げ加工や切り起こし加工等を施して成形され、全体として前後方向に細長い形状をなす。図4,5に示すように、端子本体10の後端部にはオープンバレル部の電線圧着部11が形成されている。電線圧着部11は、電線(図示省略)の前端部に圧着により導通可能に固着されている。
端子本体10の前端側領域は、角筒部12となっている。図1,2,4に示すように、角筒部12は、前後方向に細長い底壁部13(請求項に記載の角筒部を構成する壁部)と、底壁部13の左右両側縁から略直角に上方へ立ち上がる左右一対の側壁部14と、左右両側壁部14の上端縁から略直角に延出して上下に重ねられた一対の上壁部15とを備えて構成されている。
角筒部12内には、角筒部12に挿入されたタブ51に対し弾性的に接触する弾性接触片16が設けられている。弾性接触片16は、底壁部13の一部を上方へ切り起こすことによって形成されている。弾性接触片16は、全体として前後方向(つまり、平面視において角筒部12に対するタブ51の挿入方向と平行に方向)に細長く、底壁部13から斜め上前方へ片持ち状に延出し形態である。幅方向(タブ51の挿入方向と直交する方向)における弾性接触片16の位置は、角筒部12の中央部に設定されている。
弾性接触片16の高さは、その前端部において最も高くなっている。換言すると、弾性接触片16と後述する受圧部19との間の上下間隔は、前端部において最小となっている。この前端部における最も高い位置には、上面側へ突出した形態の接点部17が形成されている。接点部17は、角筒部12に挿入されたタブ51の下面に対して弾性的に当接するようになっている。また、弾性接触片16の前端部のうち接点部17よりも前方の領域は、接点部17よりも少し高さが低くなるように傾斜した被支持部18となっている。この被支持部18は、後述する補助部材30の弾性支持部35によって下から支えられている。
図1,4に示すように、上下一対の上壁部15のうち下側(内側)の上壁部15には、下方(底壁部13側)へ叩き出した形態の受圧部19が形成されている。受圧部19は、角筒部12に対するタブ51の挿入方向と平行な平板状をなしている。角筒部12には、底壁部13の左右両側縁部から左右両側壁部14の下端部に亘る部分を、角筒部12の内側へ切り起こすことにより、左右対称な一対の係止部20が形成されている。切り起こされた係止部20は、底壁部13に対し接近した位置で平行に対向するように曲げられている。この係止部20は、補助部材30を角筒部12内で位置決めして固定するための手段である。
<補助部材30>
補助部材30は、所定形状に打ち抜いたSUS製の板材に曲げ加工等を施して成形されている。補助部材30の板厚は、端子本体10の板厚よりも薄い。補助部材30は角筒部12内に収容された状態で組み付けられている。図6〜9に示すように、補助部材30は、角筒部12の底壁部13の上面にほぼ密着する前後一対の底板部31F,31Rと、左右両側壁部14の内側面にほぼ密着する左右対称な一対の側板部32と、弾性支持部35と、左右対称な一対の補強部40とを一体に形成したものである。
図7,9に示すように、前側の底板部31Fは、補助部材30の前端部に配置され、平面視形状は、左右方向に長い長方形をなす。後側の底板部31Rは、補助部材30の後端部に配置され、平面視形状は、前端縁の左右方向中央部に、弾性接触片16との干渉を回避するための逃がし凹部33が形成された略U字形をなす。左右両側板部32は、側面視形状が全体として前後方向に長い長方形をなす。左右両側板部32の下端縁における前端部同士は、前側の底板部31Fによって連結され、左右両側板部32の下端縁における後端部同士は、後側の底板部31Rによって連結されている。したがって、図1に示すように、補助部材30の正面形状は、略U字形をなしている。
図8,9に示すように、左右両側板部32の後端部下端縁には、略方形に貫通する切欠部34が形成されている。図4に示すように、切欠部34は、前後方向及び上下方向において、角筒部12の係止部20と対応する位置に配されている。係止部20は、切欠部34を貫通した状態で切欠部34の前後両開口縁に係止し、この係止構造により、補助部材30は角筒部12に対して前後方向に位置決め固定される。また、切欠部34を貫通した係止部20は、後側の底板部31Rの上面に対し上から当接又は係止し、後側の底板部31Rを底壁部13との間で上下に挟み付けた状態となる。この挟み付け構造により、補助部材30は角筒部12に対して上下方向に位置決め固定される。
図7,9に示すように、弾性支持部35は、前側の底板部31Fの後端縁におけるほぼ全幅領域から斜め上後方へ延出した基板部36と、基板部36の後端縁(延出端縁)における左右方向中央部から片持ち状に延出した突起状支持部37とから構成されている。図9に示すように、突起状支持部37は、基板部36の後端縁に対して段差状に低くなるように連なっている。つまり、突起状支持部37の高さは、その全領域に亘り、基板部36の最も高い位置よりも低く設定されている。また、突起状支持部37の後端側領域の上面は、底壁部13及び前後両底板部31F,31Rとほぼ平行をなす支持面38となっている。
図2,3に示すように、左右方向において、突起状支持部37は、弾性接触片16と対応する位置に配置されている。突起状支持部37の幅寸法は、弾性接触片16の幅寸法とほぼ同じかそれよりも少し広い寸法に設定されている。また、図4,5に示すように、前後方向において、突起状支持部37の支持面38は、弾性接触片16の被支持部18及び接点部17と対応するように配置されている。さらに、上下方向において、突起状支持部37の支持面38は、弾性接触片16が弾性撓みしていない状態の被支持部18に対して下から当接する形態、弾性接触片16が弾性撓みしていない状態の被支持部18の下面に対して僅かな隙間を空けて対向する形態、又は、被支持部18を下から弾性的に押し上げて弾性接触片16を弾性撓みさせる形態の、いずれかの形態に設定されている。
図7,9に示すように、補強部40は、弾性支持部35を構成する基板部36と、この基板部36の延出端縁における左右両端部領域から、後方へ片持ち状に延出した左右対称な一対のアーム部41とから構成されている。つまり、弾性支持部35と補強部40は、基板部36を両者で共通の構成部位としており、補強部40の基端部40F(基板部36)が弾性支持部35に連なった形態となっている。図9に示すように、アーム部41は、側面視において鈍角状に屈曲している。アーム部41の延出方向(前後方向)における中央よりも前方の部分は、アーム部41において最も高さの高い頂上部42となっている。
図4に示すように、前後方向において、頂上部42は、突起状支持部37の後端部及び接点部17とほぼ同じ位置に配されている。側面視において、アーム部41は弾性接触片16と重なるような形状及び位置に設定されている。頂上部42の上端の高さは、接点部17の上端の高さよりも低く設定されている。アーム部41(補強部40)の延出端部40Rは角筒部12の底壁部13の上面に対し、弾性撓みせずに当接する形態、僅かに弾性撓みした状態で当接する形態、又は図かな隙間を空けて対向する形態のいずれかの形態に設定されている。
<実施例の作用及び効果>
角筒部12内にタブ51が挿入されると、タブ51が、受圧部19に面当たりした状態で、接点部17に対して下向きの押圧力を付与する。この押圧作用により、接点部17が下方へ変位するともに、弾性接触片16と弾性支持部35が下方へ弾性撓みする。このとき、弾性接触片16と弾性支持部35の弾性復元力が、突起状支持部37と被支持部18を介して弾性接触片16に上向きの弾性押圧力(反力)として作用し、弾性接触片16とタブ51との間で所定の接触圧が確保される。
また、弾性接触片16と弾性支持部35が下方へ変位しながら弾性撓みすると、基板部36を弾性支持部35との共通部位としている補強部40も、下方へ変位し、これに伴って、アーム部41の後端部(補強部40の延出端部40R)が底壁部13に当接する。これにより、補強部40は、頂上部42の角度を拡大させるとともに、アーム部41を湾曲させるようにして弾性撓みする。したがって、弾性支持部35の弾性接触片16に対する弾性押圧力は、補強部40の弾性復元力によって増強される。
また、弾性接触片16は、銅製又は銅合金製であり、しかも細長い形状であることから、ヘタリを生じて弾力を失うことが懸念される。しかし、弾性接触片16は、弾性復元力と反対側から弾性支持部35で支えられているので、弾性接触片16には弾性支持部35の弾性復元力によってタブ51側への弾性押圧力が付与される。しかも、上述のように弾性接触片16の弾性押圧力は補強部40にょって増強されている。したがって、弾性接触片16がヘタリを生じても、弾性支持部35の弾性復元力と補強部40の増強力とにより、弾性接触片16とタブ51を十分な接触圧で接触させることができる。
特に、弾性接触片16のうち弾性支持部35によって当接支持される被支持部18は、接点部17の近傍に配置されているので、弾性接触片16がヘタリを生じても、弾性支持部35の弾性復元力は、ほぼダイレクトに接点部17に作用する。このように、接点部17には、弾性支持部35による弾性押圧力が十分に作用するので、弾性接触片16とタブ51との接触圧が確保され、接触不良を回避できる。
本実施例1の端子金具Fは、端子本体10と、端子本体10とは別体の補助部材30を端子本体10に組み付けて構成されている。組み付けられた補助部材30は、角筒部12を包囲する形態ではなく、角筒部12の内部に収容されている。この構成によれば、補助部材30が角筒部12を全周に亘って包囲する場合に比べと、補助部材30の材料コストを低減することができる。
また、本実施例1の端子金具Fは、弾性支持部35と補強部40が、角筒部12に対するタブ51の挿入方向と交差する幅方向(左右方向)に並ぶように配置されている。この弾性支持部35と補強部40の並び方向は、弾性接触片16とタブ51の並び方向と交差する方向である。したがって、本実施例1の端子金具Fは、補強部40が、弾性支持部35を挟んで弾性接触片16とは反対側に配置される場合に比べると、弾性支持部35と弾性接触片16とタブ51が並ぶ上下方向に関して、小型化することができる。
また、本実施例1の端子金具Fは、弾性接触片16が、角筒部12を構成する底壁部13を切り起こすことによって形成されているため、底壁部13に補強部40の延出端部40Rを弾性的に当接させる領域を確保できなくなることが懸念される。しかし、弾性支持部35が形成されているのは、底壁部13における左右方向(幅方向)の中央部であり、一対の補強部40が、左右方向に関して弾性支持部35を挟むように配置されている。したがって、底壁部13には、補強部40の延出端部40Rを当接させる領域を確保できる。また、補強部40が、弾性支持部35を挟むように対をなして配置されているので、この一対の補強部40と基板部36で連なっている弾性支持部35の姿勢が安定する。
また、本実施例1の端子金具Fは、弾性支持部35が、角筒部12の内面(底壁部13)から遠ざかるように斜めに延出する基板部36と、基板部36の延出端縁から片持ち状に延出して弾性接触片16を支持する突起状支持部37とから構成されている。一方、補強部40は、基板部36と、基板部36の延出端縁から片持ち状に延出して角筒部12の底壁部13に当接するアーム部41とから構成されている。この構成によれば、突起状支持部37とアーム部41の形状や大きさを、個別に設定できるので、設計の自由度が高い。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1では、弾性支持部の数を1つとしたが、弾性支持部の数は複数であってもよい。
(2)上記実施例1では、補強部の数を2つとしたが、補強部の数は、1つでもよく、3つ以上でもよい。
(3)上記実施例1では、幅方向において一対の補強部が弾性支持部を挟むように配置したが、これとは逆に、一対の弾性支持部が1つの補強部を幅方向に挟むような配置としてもよい。
(4)上記実施例1では、弾性接触片が、角筒部を構成する壁部を切り起こした形態であったが、弾性接触片は、角筒部を構成する壁部から延出した部分に曲げ加工等を施した形態であってもよい。
(5)上記実施例1では、弾性支持部を当接させるための被支持部を、弾性接触片の延出端部に配した、被支持部は、弾性接触片の延出端部よりも基端側の領域に配してもよい。
(6)上記実施例1では、被支持部を、接点部に近傍に配したが、被支持部と接点部は、離れた位置関係としてもよい。
(7)上記実施例1では、弾性支持部の突起状支持部と補強部のアーム部が、いずれも共通の基板部の延出端縁から延出する形態としたが、補強部のアーム部は、基板部の側縁から延出する形態であってもよい。
(8)上記実施例1では、補助部材を角筒部内に収容したが、第2の発明には、補助部材が角筒部を包囲する形態も含まれる。
(9)上記実施例1では、補助部材に、弾性支持部の弾性押圧力を増強する補強部を形成したが、第2の発明には、補助部材に補強部を形成しない形態も含まれる。
F…端子金具
10…端子本体
12…角筒部
13…底壁部(角筒部を構成する壁部)
16…弾性接触片
17…接点部
18…被支持部
30…補助部材
35…弾性支持部
36…基板部
37…突起状支持部
40…補強部
40F…補強部の基端部
40R…補強部の延出端部
41…アーム部
50…相手側端子
51…タブ

Claims (6)

  1. 端子本体と、
    前記端子本体に形成され、相手側端子のタブを挿入させる角筒部と、
    前記角筒部内に収容されるように前記端子本体に形成され、前記角筒部内に挿入された前記タブに対し弾性的に当接する弾性接触片と、
    前記端子本体とは別体をなし、前記端子本体に対し前記角筒部内に収容するように組み付けられた補助部材と、
    前記補助部材に形成され、前記弾性接触片に対し前記タブに接近させる方向の弾性押圧力を付与する弾性支持部と、
    前記補助部材に形成され、基端部が前記弾性支持部に連なって片持ち状に延出した形態であって、延出端部を前記角筒部の内壁面に対し弾性的に当接させることで前記弾性支持部の弾性押圧力を増強する補強部とを備えていることを特徴とする端子金具。
  2. 前記弾性支持部と前記補強部が、前記角筒部に対する前記タブの挿入方向と交差する幅方向に並ぶように配置されていることを特徴とする請求項1記載の端子金具。
  3. 前記弾性接触片が、前記角筒部を構成する壁部の幅方向における中央部を切り起こすことによって形成されており、
    一対の前記補強部が、幅方向に関して前記弾性支持部を挟むように配置され、前記壁部に対して弾性的に当接するようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の端子金具。
  4. 前記弾性支持部が、前記角筒部の内面から遠ざかるように斜めに延出する基板部と、前記基板部の延出端縁から片持ち状に延出して前記弾性接触片を支持する突起状支持部とから構成され、
    前記補強部が、前記基板部と、前記基板部の前記延出端縁から片持ち状に延出して前記角筒部の内面に当接するアーム部とから構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の端子金具。
  5. 前記弾性接触片が片持ち状に延出した形態であり、
    前記弾性接触片の延出端部に、前記タブとの接点部と、前記弾性支持部に当接する被支持部とが配されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の端子金具。
  6. 端子本体と、
    前記端子本体に形成され、相手側端子のタブを挿入させる角筒部と、
    前記端子本体に形成され、前記角筒部内に収容されて片持ち状に延出した形態とされた弾性接触片と、
    前記弾性接触片の延出端部に形成され、前記角筒部内に挿入された前記タブに対し弾性的に当接する接点部と、
    前記弾性接触片の延出端部に形成され、前記接点部の近傍に配された被支持部と、
    前記端子本体とは別体部品であって、前記端子本体に組み付けられた補助部材と、
    前記補助部材に形成され、前記被支持部に当接することで、前記弾性接触片に対して前記タブに接近させる方向の弾性押圧力を付与する弾性支持部とを備えていることを特徴とする端子金具。
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