JP2014203505A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】抵抗変化型メモリデバイスにおいて、可変抵抗素子に個体差が存在する場合であっても適切なライト動作を可能とする。【解決手段】可変抵抗素子を含む複数のメモリセルのうち、選択された1つのメモリセルと接続されるグローバルビット線GBLと、互いに異なる複数のリファレンス電位VREF1〜VREF3とグローバルビット線GBLの電位とを比較するセンスアンプ回路23と、グローバルビット線GBLに接続されるライトアンプ回路24と、センスアンプ回路23による比較の結果に応じてライトアンプ回路24を制御することによって、選択された1つのメモリセルへのデータライト動作を行う判定レジスタ25と、を備える。本発明によれば、可変抵抗素子に個体差が存在する場合であっても、適切なライト動作を行うことが可能となる。【選択図】図4

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、可変抵抗素子を含む複数のメモリセルを備えた抵抗変化型メモリデバイスに関する。
半導体メモリデバイスには種々のタイプが存在するが、中でもDRAM(Dynamic Random Access Memory)及びフラッシュメモリは代表的な半導体メモリデバイスであり、パーソナルコンピュータや携帯型情報端末などのIT機器に広く用いられている。
DRAMは揮発性の半導体メモリデバイスであり、電源をオフにするとデータが全て消失するが、高速なランダムアクセスが可能であることから主にメインメモリとして利用されている。これに対し、フラッシュメモリは不揮発性の半導体メモリデバイスであり、電源をオフしてもデータが保持されるという特徴を有している。しかしながら、リード動作に比べてライト動作に長い時間がかかる点や、ランダムアクセス性に劣るなどの問題があるため、主にアーカイブデータの保存に用いられる。
近年、DRAMのように高速なランダムアクセスが可能であり、且つ、フラッシュメモリのように不揮発性である半導体メモリデバイスの研究が進められている。このような半導体メモリデバイスとして、ReRAM(Resistive RAM)、PCRAM(Phase Change RAM)、STTRAM(Spin Transfer Torque RAM)などの抵抗変化型メモリデバイスが開発されている。抵抗変化型メモリデバイスは、可変抵抗素子を含む複数のメモリセルを備えており、可変抵抗素子にライト電流を流すことによってその抵抗値を変化させることができる。可変抵抗素子の抵抗値は、電源をオフしても従前の状態に維持されるため、不揮発性の半導体メモリデバイスとして用いることができる(特許文献1参照)。
特開2012−59321号公報
2011 Symposium on VLSI Technology Digest of Technical Papers. 2B-1, p.22-p.23.
しかしながら、抵抗変化型メモリデバイスには多数のメモリセルが含まれるため、個々の可変抵抗素子には必然的に個体差が存在する。このため、各可変抵抗素子に対して一定のライト電流を供給する方式では、所望の抵抗値が得られない、或いは、ライト動作に長い時間がかかるという現象が生じることがあった。したがって、可変抵抗素子に個体差が存在する場合であっても、適切なライト動作を行うことが可能な抵抗変化型メモリデバイスが望まれている。
本発明の一側面による半導体装置は、其々が可変抵抗素子を含む複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルのうち、選択された1つのメモリセルと接続されるビット線と、前記ビット線に接続され、互いに異なる複数のリファレンス電位と前記ビット線の電位とを比較するセンスアンプ回路と、前記ビット線に接続されるライトアンプ回路と、前記センスアンプ回路による比較の結果に応じて前記ライトアンプ回路を制御することによって、前記選択された1つのメモリセルへのデータライト動作を行う判定レジスタと、を備えることを特徴とする。
本発明の他の側面による半導体装置は、ビット線と、前記ビット線に接続された可変抵抗素子と、前記可変抵抗素子の抵抗値が、少なくとも第1及び第2の抵抗範囲を含む複数の抵抗範囲のいずれの範囲内にあるかを判定するセンスアンプ回路と、前記可変抵抗素子の抵抗値を前記複数の抵抗範囲のいずれにも含まれない別の抵抗範囲に変化させるライトアンプ回路と、を備え、前記ライトアンプ回路は、前記可変抵抗素子の抵抗値が前記第1の抵抗範囲内にあると判定された場合には、前記ビット線に第1のライト電流を供給することによって、前記可変抵抗素子の抵抗値を前記別の抵抗範囲に変化させ、前記可変抵抗素子の抵抗値が前記第2の抵抗範囲内にあると判定された場合には、前記ビット線に第2のライト電流を供給することによって、前記可変抵抗素子の抵抗値を前記別の抵抗範囲に変化させ、前記第1のライト電流と前記第2のライト電流は、互いに電流値が異なることを特徴とする。
本発明によれば、可変抵抗素子に個体差が存在する場合であっても、適切なライト動作を行うことが可能となる。
本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の構成を示すブロック図である。 メモリセルアレイ11の主要部を示す回路図である。 セット状態にある可変抵抗素子Rの抵抗値Rsetと、リセットライト時に可変抵抗素子Rに流れるリセット電流Irstとの関係を示すグラフである。 センスアンプ回路23、ライトアンプ回路24、判定レジスタ25及びデータレジスタ26の接続関係を説明するためのブロック図である。 (a)はリセットライト動作による可変抵抗素子Rの抵抗変化を説明するための図であり、(b)はセットライト動作による可変抵抗素子Rの抵抗変化を説明するための図である。 多値メモリセルのライト動作による可変抵抗素子Rの抵抗変化を説明するための図であり、(a)はリセットライト時の抵抗変化を示し、(b)はセットライト時の抵抗変化を示している。 メモリセルアレイ11の構成を説明するための模式的な平面図である。 メモリブロック50の構成を説明するための模式的な平面図である。 サブワードドライバ51の一部を示す回路図である。 ビット線セレクタ52及びソース線ドライバ53の一部を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態によるセンスアンプ回路23、ライトアンプ回路24及び判定レジスタ25の回路図である。 1つのメモリセルMCに対応するメモリブロック50内の回路を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態による半導体装置のイレース動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の第1の実施形態による半導体装置のプログラム動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の第1の実施形態による半導体装置のリード動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の第2の実施形態によるセンスアンプ回路23、ライトアンプ回路24及び判定レジスタ25の回路図である。 本発明の第3の実施形態によるセンスアンプ回路23、ライトアンプ回路24及び判定レジスタ25の回路図である。 本発明の第3の実施形態による半導体装置のイレース動作を説明するためのタイミング図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の構成を示すブロック図である。
本実施形態による半導体装置10はReRAMであり、NAND型フラッシュメモリとの互換性を確保すべく、NAND型フラッシュメモリに準じたインターフェースを有している。但し、本発明の適用対象がReRAMに限定されるものではなく、PCRAM、STTRAMなど他の種類の抵抗変化型メモリデバイスに適用することも可能である。また、本発明による半導体装置がNAND型フラッシュメモリのインターフェースを採用することも必須でない。
図1に示すように、本実施形態による半導体装置10は、2つのバンクBank0,Bank1に分割されたメモリセルアレイ11を備えている。バンクとは個別にコマンドを実行可能な単位であり、バンク間においては基本的に非排他的な動作が可能である。但し、本発明においてメモリセルアレイ11が複数のバンクに分割されていることは必須でなく、また、複数のバンクに分割されている場合であってもバンク数が2個に限定されるものではない。
上述の通り、本実施形態による半導体装置10はNAND型フラッシュメモリのインターフェースを有しているため、図1に示すように、チップイネーブル信号/CE、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号/WE、リードイネーブル信号/RE及びライトプロテクト信号/WPが入力されるコマンドディレクタ12と、コマンド・アドレス・データI/O1〜I/O8の入出力を行うI/Oコントロール回路13を備えている。尚、先頭にスラッシュ(/)が付された信号は、ローアクティブな信号であることを意味する。
コマンドディレクタ12は、入力された上記の信号をデコードすることによってコマンドの内容を解析し、その結果に基づいてI/Oコントロール回路13及び制御ロジック回路14を制御する。具体的には、コマンドディレクタ12によって解析されたコマンドの内容がコマンド入力期間であることを示している場合には、I/Oコントロール回路13に入力されたコマンド(I/O1〜I/O8)がコマンドレジスタ15にラッチされ、制御ロジック回路14に供給される。制御ロジック回路14は、コマンドディレクタ12及びコマンドレジスタ15を介して入力されたコマンドに基づき、アレイコントロール回路16及びステータスレジスタ17を制御するとともに、トランジスタTを制御することによって、レディ・ビジー信号RY/BYを生成する。
一方、コマンドディレクタ12によって解析されたコマンドの内容がアドレス入力期間であることを示している場合には、I/Oコントロール回路13に入力されたアドレス(I/O1〜I/O8)がアドレスレジスタ18にラッチされる。アドレスレジスタ18にラッチされたアドレスのうち、ロウアドレスについてはロウアドレスバッファ19を介してロウデコーダ20に供給され、カラムアドレスについてはカラムアドレスバッファ21を介してカラムデコーダ22に供給される。
ロウデコーダ20はメモリセルアレイ11に対するロウアクセスを行う回路であり、カラムデコーダ22はメモリセルアレイ11に対するカラムアクセスを行う回路である。メモリセルアレイ11に対するカラムアクセスには、カラムデコーダ22の他、センスアンプ回路23、ライトアンプ回路24、判定レジスタ25及びデータレジスタ26も用いられる。そして、リード動作時においては、メモリセルアレイ11からデータレジスタ26に読み出されたリードデータがI/Oコントロール回路13を介して外部に出力され、ライト動作時においては、外部からI/Oコントロール回路13を介して入力されたライトデータがデータレジスタ26を介してメモリセルアレイ11に書き込まれる。
図1に示す各回路の動作は、図示しない内部クロック信号(CLK)に同期して行われる。半導体装置10の動作については、図12などを参照しながら追って詳述する。
図2は、メモリセルアレイ11の主要部を示す回路図である。メモリセルアレイ11のより詳細な回路構成については追って説明する。
図2に示すように、メモリセルアレイ11には複数のメモリセルMCが含まれている。メモリセルMCは、セルトランジスタCTと可変抵抗素子Rが直列接続された構成を有しており、セルトランジスタCT側の一端は対応するローカルビット線LBL(LBL0,LBL1・・・)に接続され、可変抵抗素子R側の一端はグローバルソース線GSLに接続されている。また、セルトランジスタCTのゲート電極は、対応するサブワード線SWL(SWL0,SWL1・・・)に接続されている。かかる構成により、所定のサブワード線SWLが選択されるとセルトランジスタCTがオンするため、ローカルビット線LBLとグローバルソース線GSLとの間の電圧が可変抵抗素子Rの両端に印加されることになる。
ローカルビット線LBLは、スイッチ回路SW(SW0,SW1・・・)に接続されている。スイッチ回路SWは、対応するローカルビット線LBLをグローバルビット線GBL及びグローバルソース線GSLのいずれか一方に接続する回路である。1つのグローバルビット線GBLには複数のローカルビット線LBLが割り当てられており、これら複数のローカルビット線LBLのうち選択されたローカルビット線LBLについてはスイッチ回路SWを介してグローバルビット線GBLに接続され、他のローカルビット線LBLについてはスイッチ回路SWを介してグローバルソース線GSLに接続される。これにより、選択されたローカルビット線LBLに接続されたセルトランジスタCTがオンすると、対応する可変抵抗素子Rの両端には、グローバルビット線GBLとグローバルソース線GSLとの間の電圧が印加される一方、非選択のローカルビット線LBLに接続されたセルトランジスタCTがオンしても、対応する可変抵抗素子Rの両端には電位差が生じない。
グローバルソース線GSLは、ソース線ドライバ53に接続されている。ソース線ドライバ53にはソース線選択信号SLSELが供給されており、その論理レベルによってグローバルソース線GSLを接地電位VSS及びリセット電位VRSTのいずれか一方に駆動する。
本実施形態において用いる可変抵抗素子Rは、順方向に電流を流すと、つまりローカルビット線LBL側からグローバルソース線GSL側に電流を流すと低抵抗化し、逆方向に電流を流すと、つまりグローバルソース線GSL側からローカルビット線LBL側に電流を流すと高抵抗化する特性を有している。可変抵抗素子Rが低抵抗化した状態は「セット状態」と呼ばれ、例えば論理値「1」が割り当てられる。逆に、可変抵抗素子Rが高抵抗化した状態は「リセット状態」と呼ばれ、例えば論理値「0」が割り当てられる。可変抵抗素子Rをリセット状態からセット状態(0→1)に遷移させる動作は「セットライト動作」と呼ばれ、可変抵抗素子Rをセット状態からリセット状態(1→0)に遷移させる動作は「リセットライト動作」と呼ばれる。
このような特性を得ることが可能な可変抵抗素子Rの材料としては、Al,Hf,Ni,Co,Ta,Zr,W,Ti,Cu,V,Zn,Nbの少なくとも何れか1つの金属の酸化物あるいは酸窒化物が挙げられる。一例として、可変抵抗素子RとしてHf酸化物の薄膜を用い、これをTaからなる上部電極とTiNからなる下部電極で挟み込んだ構成を採用することができる。
可変抵抗素子Rのセット状態における抵抗値やリセット状態における抵抗値は、全てのメモリセルMCにおいて常に一定であることが理想的である。しかしながら、実際には、図5(a)に示すように、セット状態における抵抗値Rsetやリセット状態における抵抗値Rrstはある程度の範囲で分布をもつ。このような場合であっても、セット状態における抵抗値Rsetの分布と、リセット状態における抵抗値Rrstの分布が十分に分離していれば、リード動作時において正しく情報を読み出すことが可能である。しかしながら、このような抵抗値のばらつきは、ライト動作時においてライト時間の増大やライト不良などの問題を生じさせることがある。
図3は、セット状態にある可変抵抗素子Rの抵抗値Rsetと、リセットライト時に可変抵抗素子Rに流れるリセット電流Irstとの関係を示すグラフである(非特許文献1参照)。
図3から明らかなように、可変抵抗素子Rの抵抗値Rsetとリセット電流Irstとの間には明確な相関があり、抵抗値が低いほどリセット電流Irstが大きくなる。かかる現象は、セットライト時にも生じる。つまり、リセット状態である可変抵抗素子Rの抵抗値Rrstとセット電流Isetとの間にも相関があり、抵抗値Rrstが高いほどセット電流Isetが大きくなる。このことは、可変抵抗素子Rの実際の抵抗値によって、最適なリセット電流Irstやセット電流Isetの値が異なることを意味する。
本実施形態による半導体装置10は、この点を考慮して、セットライト時又はリセットライト時に可変抵抗素子Rの実際の抵抗値を評価し、その結果に基づいて、セット電流Iset又はリセット電流Irstの値を切り替えることを特徴としている。セット電流Iset又はリセット電流Irstの切り替えは、可変抵抗素子Rに印加する電圧を切り替えることによって行っても構わないし、可変抵抗素子Rに印加する電圧は一定としつつ可変抵抗素子Rに流れる電流を切り替えることによって行っても構わない。後者の方法は、例えば可変抵抗素子Rに印加する電圧を一定とし、且つ、印加する時間を切り替えることによって実現することが可能である。
図4は、センスアンプ回路23、ライトアンプ回路24、判定レジスタ25及びデータレジスタ26の接続関係を説明するためのブロック図である。これら回路のより詳細な回路構成については追って説明する。
図4に示すように、センスアンプ回路23はグローバルビット線GBLに共通接続された3つのセンスアンプ31〜33を含んでいる。これらセンスアンプ31〜33にはそれぞれレベルの異なるリファレンス電位VREF1〜VREF3が供給されており、これによりセンスアンプ回路23は、グローバルビット線GBLの電位と3つのリファレンス電位VREF1〜VREF3とを同時に比較することができる。ここで、リファレンス電位VREF1〜VREF3のレベルは、図5(a)に示すように
VREF1>VREF2>VREF3
である。尚、図5(a)の横軸は抵抗値を示すものであるが、図5(a)に示すVREF1〜VREF3は、可変抵抗素子Rが当該抵抗値である場合にグローバルビット線GBLに現れる電位を意味する。
図5(a)に示すように、リファレンス電位VREF1は、セット状態における抵抗値Rsetの分布と、リセット状態における抵抗値Rrstの分布の中間の抵抗値に対応した電位である。したがって、リファレンス電位VREF1を受けるセンスアンプ31は、アクセスされたメモリセルMCに含まれる可変抵抗素子Rがセット状態であるかリセット状態であるかを判定するために用いられる。
これに対し、リファレンス電位VREF2,VREF3は、いずれもセット状態における抵抗値Rsetの分布内に対応した電位である。リファレンス電位VREF2,VREF3を受けるセンスアンプ32,33は、アクセスされたメモリセルMCに含まれる可変抵抗素子Rがセット状態である場合に、実際の抵抗値が分布範囲のどの領域に属しているかを判定するために用いられる。
図4に示すように、センスアンプ31〜33の出力信号は、判定レジスタ25に供給される。判定レジスタ25は、リード動作時においてはセンスアンプ31の出力信号に基づいてリードデータを生成し、これをデータレジスタ26に格納する。データレジスタ26に格納されたリードデータは、データバスDBUSを介し、図1に示したI/Oコントロール回路13に転送される。一方、ライト動作時においては、判定レジスタ25は、データバスDBUSを介してデータレジスタ26に格納されたライトデータと、センスアンプ31〜33の出力信号を参照し、これらに基づいてライトアンプ回路24を制御する。
ライトアンプ回路24には1つのセットライトドライバ40と、3つのリセットライトドライバ41〜43が含まれている。セットライトドライバ40は、セットライト動作時に活性化される回路であり、グローバルビット線GBLをセット電位VSETに駆動することにより、可変抵抗素子Rにセット電流Isetを供給する。セット動作時においては、グローバルソース線GSLの電位が接地電位VSSに設定されることから、セットライトドライバ40が活性化されると、選択されたメモリセルMCの可変抵抗素子RにはVSET−VSSの電圧が順方向に印加されることになる。
リセットライトドライバ41〜43は、リセットライト動作時に活性化される回路であり、グローバルビット線GBLをそれぞれリセット電位VRH,VRM,VRLに駆動することにより、可変抵抗素子Rにリセット電流Irstを供給する。ここで、リセット電位VRH,VRM,VRLの関係は、
VRH>VRM>VRL
である。リセット動作時においては、グローバルソース線GSLの電位がリセット電位VRSTに設定される。このため、選択されたメモリセルMCの可変抵抗素子Rには、リセットライトドライバ41が活性化された場合にはVRST−VRHの電圧(低リセット電圧)が逆方向に印加され、リセットライトドライバ42が活性化された場合にはVRST−VRMの電圧(中リセット電圧)が逆方向に印加され、リセットライトドライバ43が活性化された場合にはVRST−VRLの電圧(高リセット電圧)が逆方向に印加されることになる。
図5(a)は、リセットライト動作による可変抵抗素子Rの抵抗変化を説明するための図である。
図5(a)に示すように、可変抵抗素子Rがセット状態にある場合であっても、実際の抵抗値はある程度の分布を有している。本例では、セット状態である可変抵抗素子Rの抵抗値を高抵抗セット状態SH、中抵抗セット状態SM、低抵抗セット状態SLの3段階に分類している。可変抵抗素子Rがどの抵抗状態であるかは、センスアンプ回路23によって判定される。
具体的には、リセットライト対象となるメモリセルMCに対してリード動作を実行した結果、グローバルビット線GBLの電位がリファレンス電位VREF2を超えている場合、センスアンプ32,33の出力信号はいずれもハイレベルとなるため、判定レジスタ25は当該可変抵抗素子Rが高抵抗セット状態SHであると判定することができる。この場合、判定レジスタ25はリセットライトドライバ41を選択し、グローバルビット線GBLにリセット電位VRHを出力する。これにより、当該可変抵抗素子Rには、VRST−VRHの電圧(低リセット電圧)が逆方向に印加され、矢印Aで示すようにセット状態からリセット状態に遷移する。
一方、リセットライト対象となるメモリセルMCに対してリード動作を実行した結果、グローバルビット線GBLの電位がリファレンス電位VREF2とVREF3の間である場合、センスアンプ32,33の出力信号はそれぞれローレベル及びハイレベルとなるため、判定レジスタ25は当該可変抵抗素子Rが中抵抗セット状態SMであると判定することができる。この場合、判定レジスタ25はリセットライトドライバ42を選択し、グローバルビット線GBLにリセット電位VRMを出力する。これにより、当該可変抵抗素子Rには、VRST−VRMの電圧(中リセット電圧)が逆方向に印加され、矢印Bで示すようにセット状態からリセット状態に遷移する。
そして、リセットライト対象となるメモリセルMCに対してリード動作を実行した結果、グローバルビット線GBLの電位がリファレンス電位VREF3未満である場合、センスアンプ32,33の出力信号はいずれもローレベルとなるため、判定レジスタ25は当該可変抵抗素子Rが低抵抗セット状態SLであると判定することができる。この場合、判定レジスタ25はリセットライトドライバ43を選択し、グローバルビット線GBLにリセット電位VRLを出力する。これにより、当該可変抵抗素子Rには、VRST−VRLの電圧(高リセット電圧)が逆方向に印加され、矢印Cで示すようにセット状態からリセット状態に遷移する。
このように、本実施形態においては、リセットライト対象となる可変抵抗素子Rの実際の抵抗値に基づいて、可変抵抗素子Rに印加されるリセット電圧のレベルを切り替えている。つまり、可変抵抗素子Rが中抵抗セット状態SMである場合を基準とすると、可変抵抗素子Rが高抵抗セット状態SHである場合にはより少ないリセット電流Irstでリセットライトを行うことができ、可変抵抗素子Rが低抵抗セット状態SLである場合にはより大きいリセット電流Irstでリセットライトを行う必要がある。この点を考慮し、本実施形態ではリセット電位のレベルを切り替えることによって、可変抵抗素子Rに流れるリセット電流Irstの電流量を切り替えている。これにより、過剰なリセット電流Irstを供給したり、セット状態からリセット状態に正しく遷移しないといった問題を解消することが可能となる。
以上、リセットライト時(1→0)においてリセット電流Irstを切り替える例を説明したが、これに代えて、或いはこれに加えて、セットライト時(0→1)においてセット電流Isetを切り替えることも可能である。
図5(b)は、セットライト動作による可変抵抗素子Rの抵抗変化を説明するための図である。
図5(b)に示すように、可変抵抗素子Rがリセット状態である場合も、実際の抵抗値はある程度の分布を有している。本例では、リセット状態である可変抵抗素子Rの抵抗値を高抵抗リセット状態RH、中抵抗リセット状態RM、低抵抗リセット状態RLの3段階に分類している。これを判定するためには、リファレンス電位VREF4,VREF5を受けるセンスアンプをセンスアンプ回路23に設ければよい。これに伴い、セットライトドライバ40を3つに分け、それぞれセット電位VSH、VSM,VSLを出力可能とすればよい。但し、
VSH>VSM>VSL
である。
そして、セットライト対象となるメモリセルMCに対してリード動作を実行した結果、グローバルビット線GBLの電位がリファレンス電位VREF5を超えている場合、セットライトドライバ40はグローバルビット線GBLにセット電位VSHを出力する。これにより、当該可変抵抗素子Rには、VSH−VSSの電圧(高セット電圧)が順方向に印加され、矢印Dで示すようにリセット状態からセット状態に遷移する。
一方、セットライト対象となるメモリセルMCに対してリード動作を実行した結果、グローバルビット線GBLの電位がリファレンス電位VREF4とVREF5の間である場合、セットライトドライバ40はグローバルビット線GBLにセット電位VSMを出力する。これにより、当該可変抵抗素子Rには、VSM−VSSの電圧(中セット電圧)が順方向に印加され、矢印Eで示すようにリセット状態からセット状態に遷移する。
さらに、セットライト対象となるメモリセルMCに対してリード動作を実行した結果、グローバルビット線GBLの電位がリファレンス電位VREF4未満である場合、セットライトドライバ40はグローバルビット線GBLにセット電位VSLを出力する。これにより、当該可変抵抗素子Rには、VSL−VSSの電圧(低セット電圧)が順方向に印加され、矢印Fで示すようにリセット状態からセット状態に遷移する。
ここで、可変抵抗素子Rが中抵抗リセット状態RMである場合を基準とすると、可変抵抗素子Rが高抵抗リセット状態RHである場合にはより大きなセット電流Isetでセットライトを行う必要がある一方、可変抵抗素子Rが低抵抗リセット状態RLである場合にはより小さいセット電流Isetでセットライトを行うことができる。この点を考慮して、セット電位のレベルを切り替えることによって、可変抵抗素子Rに流れるセット電流Isetの電流量を切り替えれば、過剰なセット電流Isetを供給したり、リセット状態からセット状態に正しく遷移しないといった問題を解消することが可能となる。
尚、セットライト動作は、リセット状態、つまり高抵抗状態にある可変抵抗素子Rにセット電流Isetを流す動作であるため、リセット電流Irstよりもその絶対値が小さい。このため、セット電流Isetの値を一定とした場合であっても、可変抵抗素子Rの実際の抵抗値のばらつきに起因する電流誤差は、リセットライト時に比べると相対的に小さいものと考えられる。この点を考慮すれば、セットライト時におけるセット電流Isetの切り替えを行うことなく、リセットライト時におけるリセット電流Irstの切り替えだけを行っても構わない。
尚、リセット電流Irst又はセット電流Isetを切り替える方法としては、上記のようにリセットライトドライバ41〜43(及びセットライトドライバ40)の出力電圧を切り替える方法に限定されるものではない。例えば、リセットライトドライバ41〜43の出力電圧を一定とし、これらの電流供給能力(つまりドライバサイズ)に差を設けることによって、リセット電流Irst(又はセット電流Iset)の切り替えを行っても構わない。或いは、複数のリセットライトドライバ(又はセットライトドライバ)を並列接続し、活性化させるリセットライトドライバ(又はセットライトドライバ)の数を切り替えることによって、リセット電流Irst(又はセット電流Iset)の切り替えを行っても構わない。この場合、これらリセットライトドライバ(又はセットライトドライバ)の電流供給能力については互いに同じ能力に設定しても構わない。さらには、リセットライトドライバ(又はセットライトドライバ)を活性化させる時間を切り替えることによって、リセット電流Irst(又はセット電流Iset)の切り替えを行っても構わない。
以上説明したリセット電流Irst又はセット電流Isetの制御は、メモリセルMCが多値メモリセルである場合のライト動作にも応用することができる。
図6は多値メモリセルのライト動作による可変抵抗素子Rの抵抗変化を説明するための図であり、(a)はリセットライト時の抵抗変化を示し、(b)はセットライト時の抵抗変化を示している。
図6においては、1個のメモリセルで2ビットのデータを記憶する多値メモリセルを想定している。例えば、メモリセルMCに対してリード動作を実行した結果、グローバルビット線GBLの電位がリファレンス電位VREF1を超える場合には論理値「00」を割り当て、リファレンス電位VREF1とVREF2の間である場合には論理値「01」を割り当て、リファレンス電位VREF2とVREF3の間である場合には論理値「10」を割り当て、リファレンス電位VREF3未満である場合には論理値「11」を割り当てることができる。論理値「01」、「10」、「11」を取るのは、いずれも可変抵抗素子Rがセット状態である場合であり、セット状態における実際の抵抗値をコントロールすることによって、異なる情報を保持する。
このような多値メモリセルを用いる場合、論理値「01」、「10」、「11」から論理値「00」に変化させるためには、図6(a)に示すように、いずれの場合もリセットライト動作を実行すればよい。しかしながら、最適なリセットライト動作を行うために必要なリセット電流Irstは、セット状態における実際の抵抗値、つまり論理値「01」、「10」、「11」のいずれであるかによって異なる。この場合、図5(a)を参照しながら説明したとおり、セット状態における実際の抵抗値に応じてリセット電流Irstの電流量を制御することにより、いずれの場合であっても最適なリセットライト動作を行うことが可能となる。
一方、論理値「00」から論理値「01」、「10」、「11」に変化させるためには、図6(b)に示すように、いずれの場合もセットライト動作を実行すればよい。しかしながら、最適なセットライトを行うために必要なセット電流Isetは、書き込むべき論理値が「01」、「10」、「11」のいずれであるかによって異なる。この場合も、書き込むべき論理値が「01」、「10」、「11」によってセット電流Isetの電流量を制御すればよい。
具体的には、矢印Hで示すように論理値「00」から論理値「10」に変化させる場合に最適なセット電流Isetを得るためのセット電位をVS10とすると、矢印Gで示すように論理値「00」から論理値「01」に変化させる場合には最適なセット電流Isetがより少なくなることから、セット電位をVS01(<VS10)に低減し、矢印Iで示すように論理値「00」から論理値「11」に変化させる場合には最適なセット電流Isetがより多くなることから、セット電位をVS11(>VS10)に増大すればよい。これにより、書き込むべきデータに応じた最適なセットライト動作を行うことが可能となる。
次に、本実施形態による半導体装置10のより詳細な構成について説明する。
図7は、メモリセルアレイ11の構成を説明するための模式的な平面図である。
図7に示すように、メモリセルアレイ11はX方向及びY方向にマトリクス状に配置された複数のメモリブロック50によって構成されている。X方向に配列された複数のメモリブロック50には共通のメインワード線MWLBが割り当てられ、Y方向に配列された複数のメモリブロック50には共通のグローバルビット線GBLが割り当てられている。メインワード線MWLBはロウデコーダ20によって駆動される上位のワード線である。グローバルビット線GBLは上位のビット線であり、センスアンプ回路23、ライトアンプ回路24などからなるカラム系回路に接続されている。
図8は、メモリブロック50の構成を説明するための模式的な平面図である。
図8に示すように、メモリブロック50はアレイ領域ARYを有している。アレイ領域ARY内においては、X方向に延在する複数のサブワード線SWLと、Y方向に延在する複数のローカルビット線LBLが設けられており、これらの交点にメモリセルMCが配置されている。サブワード線SWLは下位のワード線であり、サブワードドライバ51によって駆動される。サブワードドライバ51は、上述したメインワード線MWLBを介してロウデコーダ20から供給されるメインワード信号によって活性化される。1つのサブワード線SWLによって選択される複数のメモリセルMCは、いわゆる「ページ」を構成し、リード/ライト動作はページ単位で行われる。1つのメモリブロック50には数十ページが含まれている。但し、フラッシュメモリとの互換性を確保すべく、リセットライト動作については、ページ単位ではなくブロック単位で行っても構わない。
また、ローカルビット線LBLは下位のビット線であり、ビット線セレクタ52に接続されている。ビット線セレクタ52は、カラムアドレスに基づいて所定のローカルビット線LBLをグローバルビット線GBLに接続する回路であり、カラムデコーダ22によって制御される。
さらに、メモリブロック50内には複数のソース線ドライバ53が設けられている。ソース線ドライバ53は、当該メモリブロック50内のグローバルソース線GSLを駆動する回路である。
図9は、サブワードドライバ51の一部を示す回路図である。
図9に示すように、サブワードドライバ51内には、対応するサブワード線SWLをそれぞれ駆動する複数のドライバ回路SWDが設けられている。ドライバ回路SWDは、Pチャンネル型MOSトランジスタP11と、Nチャンネル型MOSトランジスタN11,N12からなり、これらトランジスタP11,N11,N12のドレインがサブワード線SWLに接続されている。トランジスタP11のソースには対応するワード線選択信号WLSEL(WLSEL0,WLSEL1・・・)が供給され、トランジスタN11,N12のソースには接地電位VSS(或いは負電位)が供給されている。トランジスタP11,N11のゲート電極には対応するメインワード線MWLBを介してメインワード信号MWBが供給され、トランジスタN12のゲート電極には対応するワード線選択信号WLSELの反転信号が供給されている。メインワード信号MWBはロウアドレスの一部によって生成される信号であり、ワード線選択信号WLSELはロウアドレスの他の一部によって生成される信号である。
かかる構成により、所定のメインワード信号MWB及び所定のワード線選択信号WLSELが活性化すると、これらによって選択されるドライバ回路SWDのトランジスタP11がオンし、対応するサブワード線SWLがワード線選択信号WLSELの活性レベルに駆動される。ワード線選択信号WLSELの活性レベルは、ワード線電源ドライバ54によって生成される高電位である。後述する図10に示すように、ワード線電源ドライバ54は、ソース線ドライバ53が配置される領域に配置される。
図10は、ビット線セレクタ52及びソース線ドライバ53の一部を示す回路図である。
図10に示すように、ビット線セレクタ52内には、対応するローカルビット線LBLごとに設けられた複数のスイッチ回路SWを備えている。スイッチ回路SWは、対応するビット線選択信号BLSEL(BLSEL0,BLSEL1・・・)に基づき、一方がオン、他方がオフとなる2つのトランスファゲートTG1,TG2からなる。トランスファゲートTG1は、ローカルビット線LBLとグローバルビット線GBLとの間に接続されており、トランスファゲートTG2は、ローカルビット線LBLとグローバルソース線GSLとの間に接続されている。ビット線選択信号BLSELはカラムアドレスの一部によって生成される信号である。
かかる構成により、所定のビット線選択信号BLSELが活性化すると、対応するローカルビット線LBLがグローバルビット線GBLに接続されることになる。他のローカルビット線LBLについては、全てグローバルソース線GSLに接続される。
グローバルソース線GSLは、ソース線ドライバ53によって駆動される。ソース線ドライバ53は、直列接続されたPチャンネル型MOSトランジスタP20及びNチャンネル型MOSトランジスタN20を含み、これらのドレインがグローバルソース線GSLに接続されている。トランジスタP20のソースにはリセット電位VRSTが供給され、トランジスタN20のソースには接地電位VSSが供給されている。これらトランジスタP20,N20のゲート電極にはソース線選択信号SLSELが共通に供給されているため、グローバルソース線GSLは、ソース線選択信号SLSELの論理レベルによってリセット電位VRST及び接地電位VSSのいずれか一方に駆動される。
図11Aは、センスアンプ回路23、ライトアンプ回路24及び判定レジスタ25の回路図であり、本発明の第1の実施形態に相当する。図11Bは、1つのメモリセルMCに対応するメモリブロック50内の回路を示している。
図11Aに示すセンスアンプ31〜33は、図1に示したセンスアンプ回路23に含まれる要素である。この点は、図4を用いて説明したとおりであり、いずれのセンスアンプ31〜33もグローバルビット線GBLに接続されている。但し、図11Aに示す例では、センスアンプ31に2種類のリファレンス電位VREF0,VREF1を入力可能に構成されている。リファレンス電位VREF0は確認リード動作においてセット/リセット判定を行うために用いられ、リファレンス電位VREF1は検証リード動作においてセット/リセット判定を行うために用いられる。その選択は、選択信号REGSEL,ISPSELに基づいたトランジスタTRN1,TRN2の選択によって行うことができる。但し、確認リード動作と検証リード動作とで異なるリファレンス電位を用いることは必須でなく、同じリファレンス電位を用いても構わない。一方、センスアンプ32,33には、それぞれリファレンス電位VREF2,VREF3が供給される。
グローバルビット線GBLには、セットライトドライバ40、リセットライトドライバ41〜43、セットマスクアンプ44、リセットマスクアンプ45及び充電アンプ46が接続されている。これらの回路40〜46は、図1に示したライトアンプ回路24に含まれる要素である。
セットライトドライバ40は、直列接続されたトランジスタPチャンネル型MOSトランジスタTRP1,TRP2からなる。トランジスタTRP1のゲート電極には制御信号SETPLSBが供給され、トランジスタTRP2のゲート電極はラッチ回路LAT0のノードbに接続されている。これにより、トランジスタTRP1,TRP2がオンすると、セットライトドライバ40によってグローバルビット線GBLがセット電位VSETに駆動される。ラッチ回路LAT0のノードaは、トランジスタTRN10を介してリードライトデータRWDATAが入力されるノードであり、ラッチ回路LAT0のノードbは、トランジスタTRN22を介してリードライトデータRWDATAが出力されるノードである。トランジスタTRN10,TRN22は、それぞれ制御信号LDINT,LDOUYによって制御される。リードライトデータRWDATAの入出力は、図1に示したデータレジスタ26を介して行われる。
リセットライトドライバ41〜43は、リセット配線RSGLに接続されたNチャンネル型MOSトランジスタTRN15〜TRN17によってそれぞれ構成されている。リセット配線RSGLは、トランジスタTRN3,TRN5を介してグローバルビット線GBLに接続されている。トランジスタTRN3のゲート電極には制御信号RSTSLTが供給され、トランジスタTRN5のゲート電極はラッチ回路LAT0のノードbに接続されている。
トランジスタTRN15〜TRN17のソースには、リセット電位VRH,VRM,VRLがそれぞれ供給されている。また、トランジスタTRN15〜TRN17のゲート電極は、それぞれラッチ回路LAT1〜LAT3のノードd,f,hに接続されている。
ラッチ回路LAT0〜LAT3のノードb,d,f,hは、いずれもトランジスタTRNRを介して接地されている。これにより、制御信号LRSTが活性化するとラッチ回路LAT1〜LAT3が全てリセットされ、制御信号LRST,LPRTの両方が活性化するとラッチ回路LAT0〜LAT3が全てリセットされる。
ラッチ回路LAT1のノードcは、トランジスタTRN7,TRN8を介して接地されている。トランジスタTRN7,TRN8のゲート電極には、センスアンプ32の出力信号SAOUT2及びセンスアンプ33の出力信号SAOUT3がそれぞれ供給される。これにより、出力信号SAOUT2,SAOUT3がいずれもハイレベルである場合、ラッチ回路LAT1はセットされる。
ラッチ回路LAT2のノードeは、トランジスタTRN9,TRN10を介して接地されている。トランジスタTRN9,TRN10のゲート電極には、出力信号SAOUT2をインバータINV1によって反転した信号及び出力信号SAOUT3がそれぞれ供給される。これにより、出力信号SAOUT2,SAOUT3がそれぞれローレベル及びハイレベルである場合、ラッチ回路LAT2はセットされる。
ラッチ回路LAT3のノードgは、トランジスタTRN11,TRN12を介して接地されている。トランジスタTRN11,TRN12のゲート電極には、出力信号SAOUT2をインバータINV1によって反転した信号及び出力信号SAOUT3をインバータINV2によって反転した信号がそれぞれ供給される。これにより、出力信号SAOUT2,SAOUT3がいずれもローレベルである場合、ラッチ回路LAT3はセットされる。
セットマスクアンプ44は、直列接続されたNチャンネル型MOSトランジスタTRN19,TRN20からなる。トランジスタTRN19のゲート電極には制御信号SETMSKTが供給され、トランジスタTRN20のゲート電極はラッチ回路LAT0のノードbに接続されている。かかる構成により、トランジスタTRN19,TRN20がオンするとグローバルビット線GBLが接地電位VSSに固定され、セットライト動作がマスクされる。
リセットマスクアンプ45は、直列接続されたトランジスタPチャンネル型MOSトランジスタTRP3,TRP4からなる。トランジスタTRP3のゲート電極には制御信号RSTPREBが供給され、トランジスタTRP4のゲート電極はラッチ回路LAT0のノードbに接続されている。これにより、トランジスタTRP3,TRP4がオンすると、グローバルビット線GBLはリセットマスクアンプ45によってリセット電位VRSTに駆動され、リセットライト動作がマスクされる。
次に、本発明の第1の実施形態による半導体装置の動作について説明する。
図12は、本発明の第1の実施形態による半導体装置のイレース動作を説明するためのタイミング図である。イレース動作とは、NAND型フラッシュメモリとの互換性を有している場合は、選択されたメモリブロック50内の全てのメモリセルMCをリセット状態(論理値=0)に初期化する動作であるが、図12には、所定のメモリブロック50内の所定のページに対するイレース動作のみを示している。
まず、外部からアドレス信号とともにイレースコマンド(Erase)又はイレースコマンドを含むプログラムコマンド(ライトコマンド)が発行されると、制御信号LPST,LRSTが時刻t1にてワンショットでハイレベルとなる。これによりトランジスタTRNRがオンすることから、ラッチ回路LAT0〜LAT3は全てリセットされる。つまり、ノードb,d,f,hは全てローレベルとなる。
尚、この時点では制御信号SBYDSTがハイレベルであるため、グローバルビット線GBLはトランジスタTRN4を介して接地電位VSSに固定されている。また、ビット線選択信号BLSELがローレベルであるため、ローカルビット線LBLはスイッチ回路SWを介してグローバルソース線GSLに接続されている。
次に、時刻t2に制御信号LDINTがワンショットでハイレベルとなる。これによりトランジスタTRN10がオンするため、リードライトデータRWDATAがラッチ回路LAT0に入力される。ここで、ラッチ回路LAT0に入力されるリードライトデータRWDATAの振幅の低下を防止するためには、制御信号LDINTのハイレベル電位をリードライトデータRWDATAのハイレベル電位よりも高電位に設定しても構わないし、トランジスタTRN10の代わりにトランスファゲートを用いても構わない。
リードライトデータRWDATAは、セットライト時にはハイレベル(論理値=1)となり、リセットライト時にはローレベル(論理値=0)となる。本例は、全てのメモリセルMCをリセット状態(論理値=0)とするイレース動作であることから、図12に示すようにリードライトデータRWDATAはローレベルである。
ローレベルのリードライトデータRWDATAが入力されると、ラッチ回路LAT0がセット状態に反転し、ノードbがハイレベルとなる。これによりトランジスタTRN5がオンする。これに対し、セットライト動作時においてはトランジスタTRN5がオフ状態を維持することから、グローバルビット線GBLとリセット配線RSGLが接続されることはない。但し、本実施形態による半導体装置10は、NAND型のフラッシュメモリと互換性のあるインターフェースを採用しているため、イレース動作時においては当該ページに対応する全てのリードライトデータRWDATAがローレベルとなる。
次に、確認リード動作が実施される。尚、確認リード動作時においては、制御信号SETMSKTがローレベルに固定されており、したがってトランジスタTRN19はオフ状態である。
まず、選択されたサブワード線SWLを時刻t3にてハイレベルに駆動し、当該メモリセルMCを選択状態とする。次に、時刻t4において、制御信号SBYDST及びビット線選択信号BLSELをそれぞれローレベル及びハイレベルに変化させる。これにより、トランジスタTRN4がオフし、グローバルビット線GBLが接地電位VSSから切り離されるとともに、ローカルビット線LBLがスイッチ回路SWを介してグローバルビット線GBLに接続される。
次に、時刻t5において制御信号SAEQTをハイレベルとすることによってトランジスタTRN18をオンし、グローバルビット線GBLにリード電位VSAEQを供給する。そして、センスアンプ31〜33を活性化させる。この時、制御信号REGSELがハイレベル、制御信号ISPSELがローレベルであることから、センスアンプ31にはリファレンス電位VREF0が供給されている。
制御信号SAEQTがハイレベルの期間は、グローバルビット線GBL及びローカルビット線LBLをリード電位VSAEQに充電するための期間である。充電が完了すると、一定期間待機することによってメモリセルMCを介した放電を行う。メモリセルMCを介した放電量は、可変抵抗素子Rの抵抗値に依存する。つまり、メモリセルMCが論理値1のセット状態(低抵抗状態)であれば高速に放電される一方、メモリセルMCが論理値10リセット状態(高抵抗状態)であれば低速に放電される。したがって、メモリセルMCを介した放電を一定期間行った後、グローバルビット線GBLの電位を参照すれば、メモリセルMCに保持されているデータを判定することができる。
グローバルビット線GBLの電位判定は、センスアンプ31〜33を同時に活性化させることにより行う。これにより、センスアンプ31〜33からは、出力信号SAOUT1〜SAOUT3が並列に出力されることになる。センスアンプ31〜33の出力信号SAOUT1〜SAOUT3は、対応するリファレンス電位に対してグローバルビット線GBLの電位が高ければハイレベルとなり、低ければローレベルとなる。センスアンプ31〜33は時刻t6において非活性化され、同時に、制御信号SBYDST及びビット線選択信号BLSELがそれぞれハイレベル及びローレベルに戻される。また、サブワード線SWLについてもローレベルに戻される。
そして、アクセス先のメモリセルMCがリセット状態(高抵抗状態)である場合には、出力信号SAOUT1がハイレベルとなり、セット状態(低抵抗状態)である場合には、出力信号SAOUT1がローレベルとなる。
ここで、メモリセルMCがリセット状態(高抵抗状態)であるために出力信号SAOUT1がハイレベルとなった場合、トランジスタTRN6がオンするため、ラッチ回路LAT0のノードbはローレベルに引き抜かれる。これによりトランジスタTRN5がオフするため、グローバルビット線GBLとリセット配線RSGLは切断される。したがって、その後のライト動作において、グローバルビット線GBLがリセットライトドライバ41〜43と接続されることはない。
一方、メモリセルMCがセット状態(低抵抗状態)であるために出力信号SAOUT1がローレベルとなった場合、ラッチ回路LAT0のノードbはハイレベルに維持される。
メモリセルMCがセット状態(低抵抗状態)である場合、センスアンプ32,33の出力信号SAOUT2,SAOUT3の論理レベルは、可変抵抗素子Rが高抵抗セット状態SH、中抵抗セット状態SM、低抵抗セット状態SLのいずれであるかによって異なる。
まず、可変抵抗素子Rが高抵抗セット状態SHである場合には、出力信号SAOUT2,SAOUT3がいずれもハイレベルとなる。これにより、トランジスタTRN7,TRN8がオンするため、ラッチ回路LAT1がセットされ、そのノードdがハイレベルとなる。他のラッチ回路LAT2,LAT3はリセットされたままである。その結果、リセット配線RSGLは、リセットライトドライバ41によってリセット電位VRHに駆動されることになる。
また、可変抵抗素子Rが中抵抗セット状態SMである場合には、出力信号SAOUT2,SAOUT3がそれぞれローレベル及びハイレベルとなる。これにより、トランジスタTRN9,TRN10がオンするため、ラッチ回路LAT2がセットされ、そのノードfがハイレベルとなる。他のラッチ回路LAT1,LAT3はリセットされたままである。その結果、リセット配線RSGLは、リセットライトドライバ42によってリセット電位VRMに駆動されることになる。
さらに、可変抵抗素子Rが低抵抗セット状態SLである場合には、出力信号SAOUT2,SAOUT3がいずれもローレベルとなる。これにより、トランジスタTRN11,TRN12がオンするため、ラッチ回路LAT3がセットされ、そのノードhがハイレベルとなる。他のラッチ回路LAT1,LAT2はリセットされたままである。その結果、リセット配線RSGLは、リセットライトドライバ43によってリセット電位VRLに駆動されることになる。
尚、図12に示す例では、アクセス先の可変抵抗素子Rが低抵抗セット状態SLである場合を示している。このため、出力信号SAOUT1〜SAOUT3はいずれもローレベルとなっており、リセット配線RSGLはリセット電位VRLに駆動されている。
次に、同時にアクセスされた全てのメモリセルMCがリセット状態(高抵抗状態)であるか否かを、同時に活性化される全ての判定レジスタ25をワイヤードオア接続することによって確認する。まず、時刻t7において制御信号WORPCT,WORENTを一時的にハイレベルとすることにより、トランジスタTPN5をオフ、トランジスタTRN14をオンさせる。これにより、ワイヤードオア配線WORSNはVDDレベルからフローティング状態に移行する。
ここで、ワイヤードオア配線WORSNは、同時に活性化される全ての判定レジスタ25に対して共通である。このため、同時に活性化される全ての判定レジスタ25において、全てのラッチ回路LAT0がセット状態(ノードb=ローレベル)に反転していれば、つまり、読み出されたメモリセルMCが全てリセット状態(論理値=0)であれば、トランジスタTRN13,TRN14からなる放電パスが全て遮断されるため、ワイヤードオア配線WORSNはVDDレベルを維持する。この場合、当該ページへのリセットライト動作は不要であるため、当該ページに対するリセットライト動作をスキップし、次のページに対する確認リード動作に移行する。
これに対し、同時に活性化される判定レジスタ25の少なくとも一つにおいて、ラッチ回路LAT0がリセット状態(ノードb=ハイレベル)に維持されていれば、つまり、読み出されたメモリセルMCの少なくとも一つがセット状態(論理値=1)であれば、トランジスタTRN13,TRN14からなる放電パスが少なくとも1本形成されるため、ワイヤードオア配線WORSNは接地電位VSSに引き抜かれる。この場合、当該ページに対するリセットライト動作に移行する。図12に示す例では、時刻t7においてワイヤードオア配線WORSNがローレベルに変化しており、したがってリセットライト動作に移行する。
リセットライト動作においては、まず時刻t8にソース線選択信号SLSELをローレベルとし、これにより、ソース線ドライバ53を用いてグローバルソース線GSLをリセット電位VRSTに駆動する。これにより、ローカルビット線LBLについてもスイッチ回路SWを介してリセット電位VRSTに充電される。さらに、時刻t8において制御信号SBYDST,RSTPREBをローレベルとすることにより、リセットマスクアンプ45を活性化させる。
ここで、確認リード時に読み出されたデータが0、つまり、メモリセルMCがリセット状態であった場合、ラッチ回路LAT0のノードbは既にローレベルに変化しているため、トランジスタTRP3,TRP4がオンし、グローバルビット線GBLもリセット電位VRSTに充電される。つまり、リセットマスクアンプ45によってリセットライト動作がマスクされる。一方、確認リード時に読み出されたデータが1、つまり、メモリセルMCがセット状態であった場合、ラッチ回路LAT0のノードbはハイレベルを維持していることから、トランジスタTRP4がオフする。このため、リセットマスクアンプ45はハイインピーダンス状態となり、グローバルビット線GBLに対して何らの影響も与えない。
図12に示す例では、選択されたメモリセルMCがセット状態である場合を示しており、このため、グローバルビット線GBLは接地電位VSSの近傍に維持される。
次に、時刻t9において制御信号RSTSLTをハイレベルとし、トランジスタTRN3をオンさせる。上述の通り、選択されたメモリセルMCがセット状態である場合には、確認リード動作によってトランジスタTRN5がオンしていることから、トランジスタTRN3がオンすると、グローバルビット線GBLとリセット配線RSGLが短絡されることになる。その結果、確認リード動作によって活性化されたリセットライトドライバ41〜43のいずれかによって、グローバルビット線GBLはリセット電位VRH,VRM,VRLのいずれかに駆動される。
図12に示す例では、選択されたメモリセルMCが低抵抗セット状態SLであるケースを示しており、このため、グローバルビット線GBLはリセット電位VRLに駆動される。
次に、時刻t9においてサブワード線SWLを再びハイレベルとし、メモリセルMCを再び選択状態とする。そして、時刻t10においてビット線選択信号BLSELをハイレベルに変化させ、ローカルビット線LBLとグローバルビット線GBLとを接続する。これにより、選択されたメモリセルMCには、グローバルビット線GBLの電位(リセット電位VRL)とグローバルソース線GSLの電位(リセット電位VRST)の差電位、つまりVRST−VRLの電圧が印加され、これに応じたリセット電流Irstが可変抵抗素子Rに流れる。
尚、選択されたメモリセルMCが中抵抗セット状態SMである場合には、可変抵抗素子RにVRST−VRMの電圧が印加され、これに応じたリセット電流Irstが流れる。また、選択されたメモリセルMCが高抵抗セット状態SHである場合には、可変抵抗素子RにVRST−VRHの電圧が印加され、これに応じたリセット電流Irstが流れる。ここで、
VRH>VRM>VRL
であることから、低抵抗セット状態SLである場合に最も高い電圧が印加され、高抵抗セット状態SHである場合に最も低い電圧が印加される。したがって、低抵抗セット状態SLである場合に最も大きなリセット電流Irstが流れ、高抵抗セット状態SHである場合に最も小さなリセット電流Irstが流れる。リセット電流Irstの流れる方向は、グローバルソース線GSLからグローバルビット線GBLであり、いわゆる逆方向である。
メモリセルMCにリセット電流Irstを流す期間は、ビット線選択信号BLSELをハイレベルとする期間によって定義される。図12に示す例では、時刻t10〜t11の期間にわたってビット線選択信号BLSELがハイレベルとされており、この期間にリセット電流Irstが流れる。
尚、選択されたメモリセルMCが既にリセット状態である場合には、トランジスタTRN5のオフによりグローバルビット線GBLがリセット配線RSGLから切り離されており、且つ、リセットマスクアンプ45によってグローバルビット線GBLがリセット電位VRSTに固定されていることから、メモリセルMCの両端に電位差は生じない。したがって、メモリセルMC内の可変抵抗素子Rには電流が流れない。
そして、時刻t11においてビット線選択信号BLSELをローレベルに戻すと、ローカルビット線LBLが再びグローバルソース線GSLに接続され、メモリセルMCの両端の電位差はゼロになる。
次に、時刻t12においてサブワード線SWL及び制御信号RSTSLTをローレベルに戻す。これにより、メモリセルMCの選択状態が解除されるとともに、グローバルビット線GBLとリセット配線RSGLとが切断される。さらに、時刻t13において、ソース線選択信号SLSELをローレベルとするとともに、制御信号SBYDST,RSTPREBをハイレベルとする。これにより、グローバルソース線GSLが接地電位VSSにリセットされるとともに、リセットマスクアンプ45が非活性化され、一連のリセットライト動作が完了する。
リセットライト動作が完了すると、次に検証リード動作を実行する。
検証リード動作では、まず時刻t14に制御信号LRSTがワンショットだけハイレベルとなり、ラッチ回路LAT1〜LAT3がリセットされる。つまり、ノードd,f,hは全てローレベルとなる。但し、制御信号LPRTはローレベルであるため、ラッチ回路LAT0については、確認リード動作後の状態が保持される。
次に、時刻t15において、制御信号REGSELがローレベル、制御信号ISPSELがハイレベルに変化する。これにより、センスアンプ31にはリファレンス電位VREF1が供給される。つまり、確認リード動作で用いるリファレンス電位VREF0の代わりに、検証リード動作で用いるリファレンス電位VREF1に切り替えられる。
その後は、時刻t16〜t20のタイミングで、上述した時刻t3〜t7における動作と同じ動作を行う。図12に示す例では、時刻t19においてセンスアンプ31〜33の出力信号SAOUT1〜SAOUT3がそれぞれローレベル、ハイレベル、ハイレベルとなっており、いわゆる高抵抗セット状態SHであることが分かる。つまり、時刻t8〜t13のリセットライト動作によって正しくリセット状態に遷移せず、低抵抗セット状態SLから高抵抗セット状態SHに遷移するにとどまっている。これに応答してラッチ回路LAT1がセットされ、そのノードdがハイレベルに変化している。
そして、時刻t21以降、時刻t8〜t13と同様のリセットライト動作を再度実行する。2回目のリセットライト動作では、ラッチ回路LAT1がセットされているため、グローバルビット線GBLにはリセット電位VRHが供給されることになる。
以降、全てのメモリセルMCがリセット状態に正しく遷移するまで、検証リード動作とリセットライト動作を交互に繰り返し実行する。メモリセルMCがリセット状態に遷移すると、検証リード動作によってラッチ回路LAT0がセットされ、そのノードbはローレベルに維持される。このため、その後リセットライト動作を実行しても、リセット電流IrstがメモリセルMCに供給されることはない。
そして、全てのメモリセルMCがリセット状態に正しく遷移すると、時刻t7(t20)に関連して説明したワイヤードオア配線WORSNがハイレベルに維持される。これにより、当該ページへのリセットライト動作が完了し、次のページに対する確認リード動作に移行する。或いは、リセットライト動作をN回繰り返し実行したことに応答して、当該ページへのリセットライト動作を強制的に完了しても構わない。
そして、選択されたメモリブロック50内の全てのページに対するリセットライト動作が正しく完了すると、図1に示したアレイコントロール回路16は、制御ロジック回路14にその旨を報知する。これに応答して、制御ロジック回路14はトランジスタTをオフさせることにより、レディ・ビジー信号RY/BYをハイレベルとした後、外部からのコマンド入力に応じて、「書き込み成功」のステータスを外部に出力する。一方、リセットライト動作の失敗したページが存在する場合は、レディ・ビジー信号RY/BYをハイレベルとした後、外部からのコマンド入力に応じて、「書き込み失敗」のステータスを外部に出力する。
以上説明したように、本実施形態による半導体装置10によれば、リセットライト動作の対象となる可変抵抗素子Rの実際の抵抗値に応じてリセット電流Irstを切り替えていることから、最適な条件により近い条件でリセットライト動作を行うことができる。これにより、これにより再書き込み回数を削減することができるため、スループットが向上するほか、イレース動作に必要な総エネルギーを削減することが可能となる。
図13は、本発明の第1の実施形態による半導体装置のプログラム動作を説明するためのタイミング図である。プログラム動作は、ブロック消去された後の所定のページの所定のメモリセルMCに対し、セットライト動作を実行するものである。
まず、外部からアドレス信号とともにプログラムコマンド(Program)が発行されると、制御信号LPST,LRSTが時刻t31にてワンショットでハイレベルとなり、ラッチ回路LAT0がリセットされる。次に、時刻t32に制御信号LDINTがワンショットでハイレベルとなり、リードライトデータRWDATAがラッチ回路LAT0に入力される。上述の通り、リードライトデータRWDATAは、セットライト時にはハイレベル(論理値=1)となり、リセットライト時にはローレベル(論理値=0)となる。本例は、任意のメモリセルMCをリセット状態からセット状態(0→1)に遷移させるプログラム動作であることから、図13に示すようにリードライトデータRWDATAはハイレベルである。したがって、ラッチ回路LAT0のノードbはローレベルとなる。
そして、時刻t33にてサブワード線SWLをハイレベルに活性化させた後、時刻t34にて制御信号SBYDSTをローレベルに変化させることにより、グローバルビット線GBLを接地電位VSSから切り離す。次に、時刻t35にて制御信号SETPLSB,SETMSKTをそれぞれローレベル及びハイレベルに変化させることにより、セットライトドライバ40及びセットマスクアンプ44を活性化させる。この時、ラッチ回路LAT0のノードbが上述の通りローレベルであれば、トランジスタTRP1,TRP2がいずれもオンするため、グローバルビット線GBLはセット電位VSETに充電されるとともに、セットマスクアンプ44はハイインピーダンス状態となる。一方、ラッチ回路LAT0のノードbがハイレベルでる場合、つまり、入力されたリードライトデータRWDATAがローレベルである場合には、セットライトドライバ40はハイインピーダンス状態となるとともに、トランジスタTRN19,TRN20がいずれもオンするため、グローバルビット線GBLは接地電位VSSとなる。
尚、プログラム動作は、正しくブロック消去された領域にのみ書き込み可能としているため、確認リード動作は不要である。
次に、時刻t36〜t37の期間において、ビット線選択信号BLSELをハイレベルに活性化させ、スイッチ回路SWを介してローカルビット線LBLとグローバルビット線GBLとを短絡する。これにより、リードライトデータRWDATAがハイレベルである場合、選択されたメモリセルMCには、グローバルビット線GBLの電位(セット電位VSET)とグローバルソース線GSLの電位(接地電位VSS)の差電位、つまりVSET−VSSの電圧が印加され、これに応じたセット電流Isetが可変抵抗素子Rに流れる。セット電流Isetの流れる方向は、グローバルビット線GBLからグローバルソース線GSLであり、いわゆる順方向である。
一方、リードライトデータRWDATAがローレベルである場合、選択されたメモリセルMCの両端には電位差が生じないため、メモリセルMC内の可変抵抗素子Rには電流が流れない。
そして、時刻t37においてビット線選択信号BLSELをローレベルに戻した後、時刻t38にて制御信号SETPLSB,SETMSKTをそれぞれハイレベル及びローレベルに戻すことにより、セットライトドライバ40及びセットマスクアンプ44を非活性化させる。さらに、時刻t39にて制御信号SBYDSTをハイレベルに戻すことにより、グローバルビット線GBLを接地電位VSSに接続した後、時刻t40にてサブワード線SWLをローレベルに戻す。これにより、メモリセルMCの選択状態が解除され、一連のセットライト動作が完了する。
一連のセットライト動作が完了すると、時刻t41にてレディ・ビジー信号RY/BYをハイレベルとする。図13に示す例は、1回のセットライト動作でリセット状態からセット状態への遷移が成功することを前提としているため、イレース動作時のような再書き込み動作を行っていない。しかしながら、プログラム動作が1回のセットライトで成功しない可能性がある場合には、イレース動作時と同様に、セットライト動作と検証リード動作を交互に実行すればよい。
図14は、本発明の第1の実施形態による半導体装置のリード動作を説明するためのタイミング図である。ここでは、センス動作の詳細は省略し、センスアンプ31を用いた読み出し前後における判定レジスタ25及びメモリセルアレイ11の動作について説明する。
まず、外部からアドレス信号とともにリードコマンド(Read)が発行されると、時刻t51にて制御信号RLRTがワンショットでハイレベルとなる。これにより、トランジスタTRN21がオンすることから、ラッチ回路LAT0がセットされ、そのノードbがハイレベルとなる。
次に、時刻t52〜t54のタイミングで、図12に示した時刻t3〜t5における動作と同じ動作を行う。これにより、選択されたメモリセルMCに保持されたデータがセンスアンプ31によって判定される。その結果、選択されたメモリセルMCがセット状態であれば、センスアンプ31の出力信号SAOUT1はローレベルを維持し、リセット状態であれば、センスアンプ31の出力信号SAOUT1は時刻t55においてワンショットでハイレベルとなる。
選択されたメモリセルMCがセット状態であり、その結果、出力信号SAOUT1がローレベルを維持している場合には、トランジスタTRN5はオフ状態を維持する。この場合、ラッチ回路LAT0のノードbはハイレベルを維持する。これに対し、選択されたメモリセルMCがリセット状態であり、その結果、出力信号SAOUT1がワンショットのハイレベルとなった場合には、トランジスタTRN6が一時的にオンするため、ラッチ回路LAT0のノードbはローレベルに反転する。その後、時刻t56においてサブワード線SWLがローレベルにリセットされる。
ラッチ回路LAT0にラッチされたデータの転送は、時刻t57〜t58において制御信号LDOUTをハイレベルに活性化させることにより行う。制御信号LDOUTがハイレベルになると、トランジスタTRN22がオンするため、ラッチ回路LAT0にラッチされたデータがリードライトデータRWDATAとしてデータレジスタ26に出力される。その後、時刻t59にてレディ・ビジー信号RY/BYがハイレベルとなり、外部へのデータ出力が可能となる。ここで、ラッチ回路LAT0から出力されるリードライトデータRWDATAの振幅の低下を防止するためには、制御信号LDOUTのハイレベル電位をリードライトデータRWDATAのハイレベル電位よりも高電位に設定しても構わないし、トランジスタTRN22の代わりにトランスファゲートを用いても構わない。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図15は、センスアンプ回路23、ライトアンプ回路24及び判定レジスタ25の別の回路図であり、本発明の第2の実施形態に相当する。
本実施形態は、リセットライトドライバ41〜43の回路構成において第1の実施形態と相違している。その他の点については、第1の実施形態と同じであることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図15に示すように、本実施形態によるリセットライトドライバ41〜43は、それぞれNチャンネル型MOSトランジスタTRN23〜TRN25が追加されている点において、図11Aに示したリセットライトドライバ41〜43と相違している。これらトランジスタTRN23〜TRN25は、対応するトランジスタTRN15〜TRN17と接地電位VSSとの間に接続されており、そのゲート電極にはそれぞれリセットバイアス電位VRCL,VRCM,VRCHが供給されている。リセットバイアス電位VRCL,VRCM,VRCHの関係は、
VRCL<VRCM<VRCH
である。
トランジスタTRN23〜TRN25は定電流源として機能し、ゲート電位が上記の関係となっていることから、リセットライトドライバ41が供給するリセット電流Irstが最小となり、リセットライトドライバ43が供給するリセット電流Irstが最大となる。これにより、第1の実施形態と同様、可変抵抗素子Rの実際の抵抗値に応じて最適なリセット電流Irstを供給することができることから、第1の実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図16は、センスアンプ回路23、ライトアンプ回路24及び判定レジスタ25のさらに別の回路図であり、本発明の第3の実施形態に相当する。
本実施形態は、リセットライトドライバ41〜43の回路構成において第1及び第2の実施形態と相違している。その他の点については、第1及び第2の実施形態と同じであることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図16に示すように、本実施形態によるリセットライトドライバ41〜43は、Pチャンネル型MOSトランジスタTRP11,TRP12と、Pチャンネル型MOSトランジスタTRP13,TRP14と、Pチャンネル型MOSトランジスタTRP15,TRP16をそれぞれ備えている。
より具体的に説明すると、リセットライトドライバ41については、トランジスタTRP11,TRP12,TRN15,TRN23が直列接続され、トランジスタTRP12,TRN15の接続点にリセット配線RSGLが接続された構成を有している。トランジスタTRP12,TRN15のゲート電極は、それぞれラッチ回路LAT1のノードc,dに接続されている。また、トランジスタTRP11,TRN23のゲート電極には制御信号RSTPLS1が供給されている。これにより、ラッチ回路LAT1がセット状態、つまりノードdがハイレベルである場合、制御信号RSTPLS1がハイレベルとなる期間だけ、リセット配線RSGLが接地電位VSSに駆動される。
リセットライトドライバ42については、トランジスタTRP13,TRP14,TRN16,TRN24が直列接続され、トランジスタTRP14,TRN16の接続点にリセット配線RSGLが接続された構成を有している。トランジスタTRP14,TRN16のゲート電極は、それぞれラッチ回路LAT2のノードe,fに接続されている。また、トランジスタTRP13,TRN24のゲート電極には制御信号RSTPLS2が供給されている。これにより、ラッチ回路LAT2がセット状態、つまりノードfがハイレベルである場合、制御信号RSTPLS2がハイレベルとなる期間だけ、リセット配線RSGLが接地電位VSSに駆動される。
リセットライトドライバ43については、トランジスタTRP15,TRP16,TRN17,TRN25が直列接続され、トランジスタTRP16,TRN17の接続点にリセット配線RSGLが接続された構成を有している。トランジスタTRP16,TRN17のゲート電極は、それぞれラッチ回路LAT3のノードg,hに接続されている。また、トランジスタTRP15,TRN25のゲート電極には制御信号RSTPLS3が供給されている。これにより、ラッチ回路LAT3がセット状態、つまりノードhがハイレベルである場合、制御信号RSTPLS3がハイレベルとなる期間だけ、リセット配線RSGLが接地電位VSSに駆動される。
次に、本発明の第3の実施形態による半導体装置の動作について説明する。
図17は、本発明の第3の実施形態による半導体装置のイレース動作を説明するためのタイミング図である。図17においては、図12に示した動作と同じ動作を行うタイミングについては、同じ符号を付してある。
本実施形態による半導体装置のイレース動作は、時刻t10〜t11(時刻t23〜t24)の期間において、図12に示した動作と異なっている。その他の動作については、図12に示した動作と同じであることから、重複する説明は省略する。
図17に示すように、時刻t10〜t11(時刻t23〜t24)の期間においては、時刻t101〜t104(時刻t201〜t204)の動作が追加される。まず、時刻t101(時刻t201)は、制御信号RSTPLS1〜RSTPLS3がハイレベルに活性化するタイミングである。そして、時刻t102〜t104(時刻t202〜t204)は、それぞれ制御信号RSTPLS1〜RSTPLS3がローレベルに戻るタイミングである。
このような動作により、図16に示したリセットライトドライバ41〜43によるリセット配線RSGLの駆動時間は、リセットライトドライバ41において最短、リセットライトドライバ43において最長となる。その結果、リセットライトドライバ41が供給するリセット電流Irstが最小となり、リセットライトドライバ43が供給するリセット電流Irstが最大となることから、第1及び第2の実施形態と同様、可変抵抗素子Rの実際の抵抗値に応じて最適なリセット電流Irstを供給することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
10 半導体装置
11 メモリセルアレイ
12 コマンドディレクタ
13 コントロール回路
14 制御ロジック回路
15 コマンドレジスタ
16 アレイコントロール回路
17 ステータスレジスタ
18 アドレスレジスタ
19 ロウアドレスバッファ
20 ロウデコーダ
21 カラムアドレスバッファ
22 カラムデコーダ
23 センスアンプ回路
24 ライトアンプ回路
25 判定レジスタ
26 データレジスタ
31〜33 センスアンプ
40 セットライトドライバ
41〜43 リセットライトドライバ
44 セットマスクアンプ
45 リセットマスクアンプ
46 充電アンプ
50 メモリブロック
51 サブワードドライバ
52 ビット線セレクタ
53 ソース線ドライバ
54 ワード線電源ドライバ
ARY アレイ領域
CT セルトランジスタ
DBUS データバス
GBL グローバルビット線
GSL グローバルソース線
LAT0〜LAT3 ラッチ回路
LBL ローカルビット線
MC メモリセル
MWLB メインワード線
R 可変抵抗素子
RSGL リセット配線
SW スイッチ回路
SWD ドライバ回路
SWL サブワード線
T トランジスタ

Claims (14)

  1. 其々が可変抵抗素子を含む複数のメモリセルと、
    前記複数のメモリセルのうち、選択された1つのメモリセルと接続されるビット線と、
    前記ビット線に接続され、互いに異なる複数のリファレンス電位と前記ビット線の電位とを比較するセンスアンプ回路と、
    前記ビット線に接続されるライトアンプ回路と、
    前記センスアンプ回路による比較の結果に応じて前記ライトアンプ回路を制御することによって、前記選択された1つのメモリセルへのデータライト動作を行う判定レジスタと、を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記センスアンプ回路は、前記複数のリファレンス電位と前記ビット線の電位とをそれぞれ比較する複数のセンスアンプを含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記判定レジスタは、前記比較の結果に応じて排他的に選択される複数のラッチ回路を含み、前記選択されたラッチ回路の設定値に基づいて前記データライト動作を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. ソース線と、
    前記ソース線に接続されるソース線ドライバと、をさらに備え、
    前記選択された1つのメモリセルの一端は前記ビット線に接続され、
    前記選択された1つのメモリセルの他端は前記ソース線に接続され、
    前記ソース線ドライバは、前記比較の結果に関わらず、前記データライト動作時に前記ソース線を所定の電位に駆動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記センスアンプ回路は、前記複数のリファレンス電位と前記ビット線の電位とを比較することにより、前記選択された1つのメモリセルに含まれる前記可変抵抗素子の抵抗値が複数の抵抗範囲のいずれの範囲内にあるかを判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記ライトアンプ回路は、前記可変抵抗素子を低抵抗状態から高抵抗状態に変化させる際、前記可変抵抗素子の抵抗値が低く判定されるほど前記ビット線に供給するライト電流を大きくすることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記ライトアンプ回路は、前記可変抵抗素子を高抵抗状態から低抵抗状態に変化させる際、前記可変抵抗素子の抵抗値が高く判定されるほど前記ビット線に供給するライト電流を大きくすることを特徴とする請求項5又は6に記載の半導体装置。
  8. 前記ライトアンプ回路は、ドライバサイズの異なる複数のライトドライバを含み、前記比較の結果に応じて前記複数のライトドライバの1又は2以上を活性化させることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 前記ライトアンプ回路は、出力電圧の異なる複数のライトドライバを含み、前記比較の結果に応じて前記複数のライトドライバのいずれか一つを活性化させることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記ライトアンプ回路は、前記比較の結果に応じて前記ビット線をドライブする期間を変化させることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  11. ビット線と、
    前記ビット線に接続された可変抵抗素子と、
    前記可変抵抗素子の抵抗値が、少なくとも第1及び第2の抵抗範囲を含む複数の抵抗範囲のいずれの範囲内にあるかを判定するセンスアンプ回路と、
    前記可変抵抗素子の抵抗値を前記複数の抵抗範囲のいずれにも含まれない別の抵抗範囲に変化させるライトアンプ回路と、を備え、
    前記ライトアンプ回路は、前記可変抵抗素子の抵抗値が前記第1の抵抗範囲内にあると判定された場合には、前記ビット線に第1のライト電流を供給することによって、前記可変抵抗素子の抵抗値を前記別の抵抗範囲に変化させ、前記可変抵抗素子の抵抗値が前記第2の抵抗範囲内にあると判定された場合には、前記ビット線に第2のライト電流を供給することによって、前記可変抵抗素子の抵抗値を前記別の抵抗範囲に変化させ、
    前記第1のライト電流と前記第2のライト電流は、互いに電流値が異なることを特徴とする半導体装置。
  12. 前記複数の抵抗範囲は第3の抵抗範囲をさらに含み、
    前記ライトアンプ回路は、前記可変抵抗素子の抵抗値が前記第3の抵抗範囲内にあると判定された場合には、前記ビット線に第3のライト電流を供給することによって、前記可変抵抗素子の抵抗値を前記別の抵抗範囲に変化させ、
    前記第1乃至第3のライト電流は、互いに電流値が異なることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記センスアンプ回路は、前記可変抵抗素子の抵抗値が前記第1の抵抗範囲にあるか前記第2又は第3の抵抗範囲にあるかを判定する第1のセンスアンプと、前記可変抵抗素子の抵抗値が前記第1又は第2の抵抗範囲にあるか前記第3の抵抗範囲にあるかを判定する第2のセンスアンプと、を含むことを特徴とする請求項12に記載の半導体装置。
  14. 前記ライトアンプ回路は、前記可変抵抗素子の抵抗値が前記第1の抵抗範囲内にあると判定された場合に活性化する第1のライトドライバと、前記可変抵抗素子の抵抗値が前記第2の抵抗範囲内にあると判定された場合に活性化する第2のライトドライバとを含むことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一項に記載の半導体装置。
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