JP2014202999A - 高圧電源装置、駆動方法及び画像形成装置 - Google Patents

高圧電源装置、駆動方法及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】起動不良に起因する破損を抑制できる高圧電源装置を提供する。【解決手段】高圧電源装置300は、第1の電源部320と、第1の電源部320と接続された、第1の電源部320とは極性が異なる第2の電源部330と、出力端340と、出力端340側の電圧の極性を検出するための極性検出手段と、第1及び第2の電源部を駆動するための制御信号を、第1の電源部320及び第2の電源部330のうち、出力しようとする電圧の極性とは異なる極性を有する一方の電源部に入力した後に、出力しようとする電圧の極性と同じ極性を有する他方の電源部に入力するよう制御するための制御手段と、他方の電源部の極性と同じ極性を極性検出手段が検出したことに応答して、一方の電源部への制御信号の入力を遮断するための遮断手段とを含む。【選択図】図4

Description

本発明は、高圧電源装置、駆動方法、及び画像形成装置に関し、特に、極性が異なる正負両バイアスを出力可能な高圧電源装置、及びその駆動方法、並びに高圧電源装置を含む画像形成装置に関する。
プリンタ、ファックス、複写機、及びこれらの複合機等の画像形成装置の多くに電子写真方式が採用されている。電子写真方式の画像形成装置は、像担持体としての感光体ドラム、感光体ドラムを帯電させる帯電装置、帯電した感光体ドラムを露光して潜像を形成する露光装置、形成した潜像を現像剤としてのトナーを用いて現像する現像器、現像した画像(トナー像)を記録用紙に転写する転写装置を含む。
こうした画像形成装置において、帯電装置には感光体ドラムを帯電させるための電圧が印加され、現像器には潜像を現像するための電圧が印加され、転写装置には画像を記録用紙に転写するための電圧が印加される。帯電装置、現像器及び転写装置等に印加される電圧には高電圧(例えば、商用電源電圧よりも高い数百V以上の電圧)が必要とされる。例えば、転写装置には、良好な転写を行なうために最大3kV程度の高電圧が印加される。そのため、電子写真方式の画像形成装置は、高電圧を出力する高圧電源装置をさらに含む。
後掲の特許文献1は、転写装置に高電圧を印加するための高圧電源装置を開示する。特許文献1の高圧電源装置は、極性の異なる2つのバイアス電源(正バイアス電源及び負バイアス電源)を含む。正バイアス電源及び負バイアス電源は、同時に動作することがないよう制御されている。正バイアス電源は、印刷時に画像を記録用紙に転写するために、転写装置に対して正極性の電圧を出力する。負バイアス電源は、転写装置をクリーニングするために、転写装置に対して逆極性(負極性)の電圧を出力する。
電子写真方式の画像形成装置では、印刷時に、帯電装置によって感光体ドラムの表面電位が例えば−500V程度に帯電する。このとき、転写装置から感光体ドラムに、流れ込み電流と呼ばれる電流が流れる場合がある。流れ込み電流は、転写装置が置かれている環境条件により変化する。例えば、高湿条件においては、転写装置から感光体ドラムへの流れ込み電流は大きくなる。流れ込み電流は高圧電源装置に起動不良を生じさせる。この起動不良により、記録用紙に画像を転写する際に転写不良が生じる。上記した特許文献1の高圧電源装置は、流れ込み電流を抑制するための対策が何らなされていない。
一方、流れ込み電流を抑制するための対策として、従来、逆流防止用のツェナーダイオードを用いる方法が知られている。しかし、ツェナーダイオードを用いた場合でも、流れ込み電流を効果的に遮断することは困難であった。
こうした問題に対して、後掲の特許文献2は、流れ込み電流が発生した場合でも起動不良を抑制可能な高圧電源装置を開示する。特許文献2の高圧電源装置には、自励発振回路が搭載されている。この高圧電源装置は、記録用紙に対してトナー像を転写するための電圧を出力する転写出力電源部と、転写出力電源部を制御するコントローラとを含む。コントローラは、転写出力電源部の出力電圧を検知する検知部、及び検知部で検知された出力電圧に基づいて転写出力電源部を制御する制御信号を出力する制御信号生成部を含む。制御信号は、PWM(Pulse Width Modulation)信号であり、Duty比がコントローラによって可変制御される。転写出力電源部は、当該転写出力電源部のON/OFFを制御する駆動部、自励発振動作を行なうトランス及び自励発振のスイッチングを制御するトランジスタを含む。駆動部は、制御信号に基づく電圧と転写出力電源部の出力電圧との差分に応じた出力をする。トランスは、一次巻線、ベース駆動用巻線及び二次巻線を含む。特許文献2では、ベース駆動用巻線を介して駆動部の出力がトランジスタのベースに入力されることによりトランスがONされる。
こうした高圧電源装置において流れ込み電流が生じると、転写出力電源部の出力電圧と制御信号に基づく電圧との差が小さくなる。このため、駆動部からの出力が小さくなる。この場合、トランジスタに十分なベース電流が供給されなくなるためトランスをONできなくなる。そのため、特許文献2では、制御信号生成部が、検知部により検知された転写出力電源部の出力電圧に応じて制御信号のDuty比を制御して出力することにより、駆動部の出力を一定に維持している。すなわち、転写出力電源部の出力電圧が変化した場合、制御信号生成部は駆動部に入力する電圧を上昇させて、転写出力電源部の出力電圧との差を一定に維持している。これにより、トランジスタに十分なベース電流が流れるので、転写出力電源部の起動不良が抑制される。
特開2006−154077号公報 特開2008−225029号公報
上記のように、特許文献2は、流れ込み電流が生じた場合でも駆動部の出力を一定に維持して、トランジスタがONされなくなるのを抑制するための技術である。そのため、特許文献2の高圧電源装置には逆電流が流れる場合がある。二次巻線に逆電流が流れている状態でトランジスタがONされてトランスの一次巻線に電流が流れると、トランジスタがOFFされなくなる。すなわち、転写出力電源部を起動するために、トランジスタをONしてトランスの一次巻線に電流を流した場合、逆電流によって二次巻線に電流が流れているため、トランジスタのON状態が維持される。そのため、自励発振ができなくなって起動不良が生じる。トランジスタには電流が流れ続けるため、トランジスタ(高圧電源装置)が破損に至るおそれがある。
なお、逆流を防止するためのツェナーダイオードを用いる場合、事前に逆電圧を予想してツェナーダイオードの容量(ツェナー電圧)を決定し、実装する必要がある。実際の逆電圧が予想した値と異なる場合、流れ込み電流を効果的に遮断することがさらに困難になる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の1つの目的は、起動不良に起因する破損を抑制できる高圧電源装置、及び駆動方法、並びに画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の局面に係る高圧電源装置は、入力電圧を昇圧するための第1の昇圧手段を含む第1の電源部と、入力電圧を昇圧するための第2の昇圧手段を含み、第1の電源部と接続された、当該第1の電源部とは極性が異なる第2の電源部と、第1の昇圧手段によって昇圧された電圧、及び第2の昇圧手段によって昇圧された電圧が出力される出力端と、出力端側の電圧の極性を検出するための極性検出手段と、第1及び第2の電源部を駆動するための制御信号を、第1の電源部及び第2の電源部のうち、出力しようとする電圧の極性とは異なる極性を有する一方の電源部に入力した後に、出力しようとする電圧の極性と同じ極性を有する他方の電源部に入力するよう制御するための制御手段と、他方の電源部の極性と同じ極性を極性検出手段が検出したことに応答して、一方の電源部への制御信号の入力を遮断するための遮断手段とを含む。
第1の電源部及び第2の電源部を駆動する前に、出力端側の電圧の極性を検出することにより、高圧電源装置における外部(以下「電源外部」と記すがある。)の電圧の極性を検出できる。高圧電源装置は、第1及び第2の電源部を駆動するための制御信号を、第1の電源部及び第2の電源部のうち、出力しようとする電圧の極性とは異なる極性を有する一方の電源部に入力した後に、出力しようとする電圧の極性と同じ極性を有する他方の電源部に入力する。例えば、正極性の電圧を出力しようとする場合、負極性の電圧を出力する電源部に先に制御信号を入力して起動させ、その後、正極性の電圧を出力する電源部に制御信号を入力して起動させる。電源外部の電圧の極性が出力しようとする電圧の極性と異なる場合、電源外部の電圧の極性と同じ極性の電源部が先に起動する。これにより、高圧電源装置の内部の電圧が電源外部の電圧と同極性になるため、逆流防止用のツェナーダイオードを用いることなく、高圧電源装置に逆電流が流れるのを防止できる。その後、高圧電源装置は、電源外部の電圧の極性と異なる極性の電源部、すなわち、出力しようとする電圧の極性と同じ極性の電源部を起動する。第1の電源部の出力電圧と第2の電源部の出力電圧とが重畳されるため、出力端からは所望の極性の電圧が出力される。
一方、電源外部の電圧の極性が出力しようとする電圧の極性と同じ場合、高圧電源装置は、出力しようとする電圧の極性とは異なる極性を有する一方の電源部への制御信号の入力を遮断する。一方の電源部は起動されないため、出力しようとする電圧の極性と同じ極性の他方の電源部のみが起動する。例えば、正極性の電圧を出力しようとする場合、負極性の電圧を出力する電源部は起動されないため、正極性の電圧を出力する電源部のみが起動する。この場合も、高圧電源装置の内部の電圧が電源外部の電圧と同極性になるので、逆流防止用のツェナーダイオードを用いることなく、高圧電源装置に逆電流が流れるのを容易に抑制できる。出力しようとする電圧の極性と同じ極性の電源部が起動されるため、出力端からは所望の極性の電圧が出力される。
このように、本高圧電源装置は、電源外部の電圧と同じ極性の電源部を先に駆動することによって、電源部の起動時に逆電流が流れるのを効果的に抑制できる。したがって、電源部の起動不良を抑制できるので、起動不良に起因する破損を抑制できる。さらに、高圧電源装置の内部の電圧の値を調整することにより、逆電流が流れるのをより確実に抑制できるので、起動不良に起因する破損をより効果的に抑制できる。さらに、ツェナーダイオードを用いることなく、逆電流が流れるのを抑制できるので、起動不良に起因する破損をさらに効果的に抑制できる。なお、出力電圧を可変にしておけば、実装後においても、逆流防止用の電圧を容易に調整できる。
本発明の第2の局面に係る駆動方法は、入力電圧を昇圧するための第1の昇圧手段を含む第1の電源部と、入力電圧を昇圧するための第2の昇圧手段を含み、第1の電源部と接続された、第1の電源部とは極性が異なる第2の電源部と、第1の昇圧手段によって昇圧された電圧、及び第2の昇圧手段によって昇圧された電圧が出力される出力端とを含む高圧電源装置の駆動方法である。この駆動方法は、出力端側の電圧の極性を検出するステップと、検出するステップが検出した電圧の極性に応じて、第1の電源部及び第2の電源部のうち、検出するステップにおいて検出された極性と同じ極性を有する一方の電源部を駆動した後、検出するステップにおいて検出された極性とは異なる極性を有する他方の電源部を駆動するステップと、第1の電源部及び第2の電源部のうち、検出するステップにおいて検出された極性と同じ極性を有する電源部を駆動するステップとを切替えるステップとを含む。
検出するステップが検出した電圧の極性に応じて、第1の電源部及び第2の電源部のうち、検出するステップにおいて検出された極性と同じ極性を有する一方の電源部を駆動した後、検出するステップにおいて検出された極性とは異なる極性を有する他方の電源部を駆動するステップと、第1の電源部及び第2の電源部のうち、検出するステップにおいて検出された極性と同じ極性を有する電源部を駆動するステップとを切替えることにより、電源外部の電圧の極性と同じ極性の電源部を先に起動できる。そのため、電源部の起動時に逆電流が流れるのを効果的に抑制できる。これにより、電源部の起動不良を抑制できるので、起動不良に起因する破損を抑制できる。
本発明の第3の局面に係る画像形成装置は、像担持体と、像担持体を帯電させるための帯電手段と、帯電手段によって帯電した像担持体を露光して静電潜像を形成するための露光手段と、像担持体において静電潜像を顕像化した画像を形成するための現像手段と、像担持体に顕像化された画像を記録媒体に転写するための転写手段と、転写手段に電圧を印加する、上記第1又は第2の局面に係る高圧電源装置とを含む。
本画像形成装置は、転写手段に電圧を印加する高圧電源装置を含む。この高圧電源装置は、ツェナーダイオードを用いることなく流れ込み電流(逆電流)を効果的に遮断できる。そのため、電源部の起動不良を効果的に抑制できるので、起動不良に起因する破損を効果的に抑制できる。
以上より、本発明によれば、起動不良に起因する破損を抑制できる高圧電源装置、及び駆動方法、並びに画像形成装置を容易に得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示す制御ブロック図である。 図1に示す画像形成装置の作像部の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る高圧電源装置の構成を示すブロック図である。 図3に示す高圧電源装置の高電圧出力回路の構成を示す図である。 従来の高圧電源装置(高電圧出力回路)の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る高圧電源装置の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る高圧電源装置の構成を示す図である。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(第1の実施の形態)
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置100は、コピー機能及びプリンタ機能等を備えるMFP(Multifunction Peripheral:デジタル複合機)である。この画像形成装置100は、レーザー光を露光に利用する、所謂レーザー方式(電子写真方式)の印刷機能を備える。
[ハードウェア構成]
《画像形成装置100の構成》
図1を参照して、画像形成装置100は、制御部110、記憶装置120、操作部130、通信インターフェイス(以下「通信I/F」と記す。)140、画像読取部150、作像部160、露光装置170及び定着装置180を含む。
制御部110は、実質的にコンピュータであって、CPU(Central Processing Unit)112、ROM(Read Only Memory)114、及びRAM(Random Access Memory)116を含む。CPU112には、BUSライン190が接続されており、このBUSライン190には、ROM114及びRAM116が電気的に接続される。CPU112は、操作部130等からの指示に応じて各種コンピュータプログラムを実行することによって、画像形成装置100の各部の動作及び情報処理装置(図示せず。)等の外部機器との通信等の所望の処理を実行する。
BUSライン190には、さらに、記憶装置120、操作部130、通信I/F140、画像読取部150、作像部160、露光装置170及び定着装置180が電気的に接続される。
記憶装置120は、例えば、図示しないHDD(Hard Disk Drive)を含む。記憶装置120には、画像形成装置100の一般的な動作を実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。記憶装置120はまた、画像形成装置100が受信した画像データ及び、画像読取部150で読取った画像データを記憶する。
操作部130は、例えば、ユーザに対して対話的な操作インターフェイスを提供する、タッチパネルディスプレイ(図示せず。)を含む。通信I/F140は、ネットワーク50とのインターフェイスをとる。画像形成装置100は、この通信I/F140を介して、ネットワーク50上の情報処理装置等と、所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を行なうことができる。
画像読取部150は、原稿検知センサ及びCCD(Charge−Coupled Device)ラインセンサ(以上いずれも図示せず。)を含む。画像読取部150は、原稿のコピー時又はスキャン時に、原稿載置台に載置される原稿から原稿検知センサによって画像情報を読取り、読取った画像情報をCCDラインセンサによって電気信号に変換して画像データとして出力する。
作像部160は、画像データによって示される画像を記録用紙に形成(印刷)する。作像部160の詳細については後述する。露光装置170は、レーザースキャンユニット(図示せず。)を含む。レーザースキャンユニットは、印刷対象の画像データに基づいてレーザー光を変調し、このレーザー光によって像担持体の表面を主走査方向に繰返し走査して、静電潜像を像担持体の表面に形成する。
定着装置180は、記録用紙を加熱するための加熱ローラと、記録用紙を加圧するための加圧ローラとを含む。記録用紙は、加熱ローラによって加熱され、かつ、加圧ローラによって加圧されることによって、記録用紙上に転写されたトナー像が記録用紙に定着される。
《作像部160の構成》
図2を参照して、作像部160は、像担持体としての感光体ドラム200、帯電装置210、現像装置220、及び転写装置230等を含む。感光体ドラム200は、一方向(矢印R方向)に回転し、その表面は、図示しないクリーニング装置と除電装置によりクリーニングされた後、帯電装置210により均一に帯電する。帯電した感光体ドラム200は、露光装置170から出射されたレーザー光Lが照射されて静電潜像が形成される。現像装置220は、トナーを感光体ドラム200の表面に供給して静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラム200の表面に形成する。すなわち、現像装置220は、感光体ドラム200上の静電潜像をトナーで顕像化する。転写装置230は、転写装置230と感光体ドラム200との間を通過していく記録用紙Pに感光体ドラムの表面のトナー像を転写する。
作像部160はさらに、感光体ドラム200を帯電させるための電圧を帯電装置210に印加する高圧電源212、現像装置220にバイアス電圧を印加する高圧電源222、及び転写装置230にバイアス電圧を印加する高圧電源装置300を含む。
感光体ドラム200上で顕像化された静電像は、静電像が有する電荷の逆極性の電界が記録用紙P上に転写装置230から印加されることで記録用紙P上に転写される。例えば、静電像が負極性の電荷を有しているときは、転写装置230の印加極性は正極性となる。本実施の形態に係る画像形成装置100は、静電像が負極性の電荷を有するように構成されている。すなわち、画像形成装置100は、画像形成時に、感光体ドラム200に負極性の電圧を印加するよう構成されている。
以下、転写装置230にバイアス電圧を印加する、本実施の形態に係る高圧電源装置300について詳細に説明する。
《高圧電源装置300の構成》
図3を参照して、高圧電源装置300は、高電圧出力回路310と、高電圧出力回路310を駆動するための信号を出力するコントロール部370とを含む。高電圧出力回路310は、正極性の高電圧を出力する正バイアス電源部320、及び正バイアス電源部320と逆極性(負極性)の高電圧を出力する負バイアス電源部330を含む。正バイアス電源部320及び負バイアス電源部330はいずれも自励発振回路を含む。
コントロール部370は、制御信号生成部380と、クリーニング制御信号生成部390とを含む。制御信号生成部380は、記録用紙にトナー像を転写するために、転写装置230に対して正極性のバイアス電圧(転写電圧)を出力するように高電圧出力回路310を制御する。この制御信号生成部380は、正バイアス電源部320を制御(駆動)する制御信号384、及び負バイアス電源部330を制御(駆動)する制御信号382を出力する。制御信号生成部380はさらに、高電圧出力回路310の駆動時(起動時)に、負バイアス電源部330に対して制御信号382を先に出力し、その後(所定の時間遅れたタイミングで)、正バイアス電源部320に対して制御信号384を出力するよう構成されている。制御信号382及び制御信号384は、例えばPWM信号とすることができる。制御信号382と制御信号384とは同じ波形の信号であってもよいし、異なる波形の信号であってもよい。
クリーニング制御信号生成部390は、転写装置230に対して負極性のバイアス電圧(クリーニング電圧)を出力するように高電圧出力回路310を制御する。このクリーニング制御信号生成部390は、負バイアス電源部330を制御する制御信号392を生成して、負バイアス電源部330に対して出力する。制御信号392が入力された高圧電源装置300(負バイアス電源部330)は、印刷前の感光体ドラム200の回転動作によって感光体ドラム200上の残留トナーが転写装置230に付着して汚れるのを防止するために、転写装置230に対して逆極性(負極性)の電圧を出力する。コントロール部370は、制御信号生成部380とクリーニング制御信号生成部390とが同時に動作することがないよう、これらを制御する。なお、制御信号392は、例えばPWM信号とすることができる。
図4を参照して、高電圧出力回路310は、上記のように、正バイアス電源部320と負バイアス電源部330とを含む。負バイアス電源部330と正バイアス電源部320とは直列に接続されている。負バイアス電源部330からの出力電圧、及び正バイアス電源部320からの出力電圧は、それぞれ、出力端340から出力される。さらに、負バイアス電源部330からの出力電圧、及び正バイアス電源部320からの出力電圧が重畳された電圧を出力端340から出力することが可能とされている。
正バイアス電源部320は、直流電源322、自励発振動作を行なうトランス324、自励発振のスイッチングを制御するトランジスタ326及び整流回路328を含む。トランス324は一次巻線324a、ベース駆動用巻線324b及び二次巻線324cを含み、直流電源322から入力された電圧を昇圧する。ベース駆動用巻線324bの一端はトランジスタ326のベースに接続されており、他端は接地されている。二次巻線324cの一端は直流電源322と接続されており、他端はトランジスタ326のコレクタに接続されている。トランジスタ326のエミッタは接地されている。整流回路328は、ダイオード328a及びコンデンサ328bを含む。ダイオード328aのアノードは二次巻線324cの一端と接続されており、カソードはコンデンサ328bと接続されている。ダイオード328aは二次巻線324cに対して直列に接続されており、コンデンサ328bは二次巻線324cに対して並列に接続されている。整流回路328は、トランス324によって昇圧された電圧(電流)を整流して直流電圧(直流電流)に平滑化する。さらに、正バイアス電源部320のブリーダ抵抗342が、コンデンサ328bと並列に接続されている。トランジスタ326のベースには、信号入力線344が接続されており、この信号入力線344を介して、制御信号生成部380からの制御信号384がトランジスタ326のベースに入力される。
負バイアス電源部330は、直流電源332、自励発振動作を行なうトランス334、自励発振のスイッチングを制御するトランジスタ336及び整流回路338を含む。トランス334は一次巻線334a、ベース駆動用巻線334b及び二次巻線334cを含み、直流電源332から入力された電圧を昇圧する。ベース駆動用巻線334bの一端はトランジスタ336のベースに接続されており、他端は接地されている。二次巻線334cの一端は直流電源332と接続されており、他端はトランジスタ336のコレクタに接続されている。トランジスタ336のエミッタは接地されている。整流回路338は、ダイオード338a及びコンデンサ338bを含む。ダイオード338aのカソードは二次巻線334cの一端と接続されており、アノードはコンデンサ338bと接続されている。ダイオード338aは二次巻線334cに対して直列に接続されており、コンデンサ338bは二次巻線334cに対して並列に接続されている。整流回路338は、トランス334によって昇圧された電圧(電流)を整流して直流電圧(直流電流)に平滑化する。さらに、負バイアス電源部330のブリーダ抵抗346が、コンデンサ338bと並列に接続されている。トランジスタ336のベースには、信号入力線348が接続されており、この信号入力線348を介して、制御信号生成部380からの制御信号382、及びクリーニング制御信号生成部390からの制御信号392がトランジスタ336のベースに入力される。
高電圧出力回路310はさらに、出力端340の電圧の極性を検出する検出回路350、負バイアス電源部330への制御信号382の入力を遮断するトランジスタ360をさらに含む。検出回路350は、抵抗分圧回路352とコンパレータ(比較器)354とを含む。抵抗分圧回路352は抵抗352a及び抵抗352bを含み、出力端340(出力端340側)の電圧を分圧する。コンパレータ354は、抵抗分圧回路352によって分圧された電圧を基準電圧(接地電圧)と比較して、その結果を出力端子から出力する。
トランジスタ360のコレクタは信号入力線348に接続されており、トランジスタ360のエミッタは接地されている。トランジスタ360のベースはコンパレータ354の出力端子に接続されている。検出回路350によって、出力端340側の電圧の極性が正極性であることが検出されると、コンパレータ354の出力端子からハイ(Hight)が出力されてトランジスタ360にベース電流が流れる。これにより、トランジスタ360が導通するため、制御信号382の負バイアス電源部330への入力が遮断される。一方、検出回路350によって、出力端340側の電圧の極性が負極性であることが検出されると、コンパレータ354の出力端子からロウ(Low)が出力される。この場合、トランジスタ360は導通しないため、制御信号382の負バイアス電源部330への入力が遮断されない。このように、トランジスタ360は、検出回路350によって検出された出力端340側の電圧の極性が出力しようとする電圧の極性と同じ極性であるか否かを判定する機能と、その判定結果に応じて、負バイアス電源部330への制御信号382の入力、及び制御信号382の入力の遮断を切替える機能とを持つ。
[動作]
本実施の形態に係る高圧電源装置300は以下のように動作する。以下の説明では、記録用紙にトナー像を転写するために、転写装置230に対して正極性のバイアス電圧を出力(転写出力)する場合について説明する。クリーニング制御信号生成部390による逆極性(負極性)の電圧を出力する動作(クリーニング時の動作)は従来と同様である。
図4を参照して、まず、正バイアス電源部320の動作について説明する。負バイアス電源部330の動作は、電圧の極性が逆になる点を除いて正バイアス電源部320と同様であるため、その説明は省略する。
制御信号384の入力によってトランジスタ326にベース電流が流れると、トランス324がONする。トランス324はトランジスタ326によってONされると、一次巻線324aに電圧が加わり、同時にベース駆動用巻線324bにも電圧が発生する。ベース駆動用巻線324bに発生する電圧は、トランジスタ326をさらに導通させる方向に動作させ、正帰還の電圧となってトランジスタ326は急速にONする。これにより、トランス324の一次巻線324aにさらに電圧が加わる。
二次巻線324cの電圧はダイオード328aに対して逆に加わるため、トランス324の二次巻線324cには電流は流れない。このため、一次巻線324aに流れる電流はトランス324の励磁電流だけとなる。ベース電流がトランジスタ326の飽和を保てなくなると、トランジスタ326は飽和から外れてコレクタ−エミッタ間にかかる電圧(以下「Vce」と記す。)が増大する。Vceが増大してトランス324の一次巻線324aの電圧が低下すると、ベース駆動用巻線324bの電圧も低下し、さらにVceが増加する。この変化は正帰還されるのでトランジスタ326は急速にONからOFFになる。しかし、トランジスタ326がOFFした瞬間もトランス324に発生した磁界は同一に保たれるため、一次巻線324aに流れていた電流と同じエネルギを保つように二次巻線324cに電流が流れ、ダイオード328aを導通する。ダイオード328aが導通すると、トランス324に蓄積されていたエネルギが出力される。制御信号384によってトランジスタ326のON/OFFが切替えられることにより、上記の動作が繰返され、自励発振が継続する。
ここで、図5を参照して、従来の高圧電源装置(高電圧出力回路400)について説明する。図5において、図4に示す高電圧出力回路310と同一の部品には同一の参照番号を付してある。従来の高電圧出力回路400は、正バイアス電源部420と負バイアス電源部430とを含む。この高電圧出力回路400は、本実施の形態とは異なり、転写装置に対して正極性のバイアス電圧を出力する場合、正バイアス電源部420のみが駆動(正バイアス電源部420に制御信号422が入力)される。一方、クリーニング用に逆極性(負極性)のバイアス電圧を出力する場合は、負バイアス電源部430のみが駆動(負バイアス電源部430に制御信号432が入力)される。正バイアス電源部420と負バイアス電源部430とは直列に接続されており、正バイアス電源部420と負バイアス電源部430との間には、逆流防止用のツェナーダイオード410が実装されている。制御信号422及び制御信号432は、本実施の形態と同様、例えばPWM信号である。
今、逆流防止用のツェナーダイオード410が実装されていない場合を考える。転写装置から感光体ドラムに流れ込み電流が流れると、正バイアス電源部320に逆電流Fが流れる。この状態で、正バイアス電源部320を起動(駆動)すると、自励発振ができなくなり(起動不良になり)、トランジスタ326が破損する。詳述すると、制御信号422の入力によってトランジスタ326にベース電流が流れると、トランス324がONする。トランス324はトランジスタ326によってONされると、一次巻線324aに電圧が加わり、同時にベース駆動用巻線324bにも電圧が発生する。ベース駆動用巻線324bに発生する電圧は、トランジスタ326をさらに導通させる方向に動作させ、正帰還の電圧となってトランジスタ326は急速にONする。これにより、トランス324の一次巻線324aにさらに電圧が加わる。このとき、トランス324の二次巻線324cには逆電流Fが流れているため、トランジスタ326がOFFされずにON状態が維持される。トランジスタ326には電流が流れ続けるため、熱によってトランジスタ326が破損する。
従来の高圧電源装置(高電圧出力回路400)は逆流防止用のツェナーダイオード410を用いることによって、転写装置から感光体ドラムへの流れ込み電流を小さくできるものの、流れ込み電流(逆電流F)の発生を効果的に抑制するのは困難である。さらに、ツェナーダイオード410を用いる場合、事前に逆電圧を予想してツェナーダイオード410の容量(ツェナー電圧)を決定し、実装する必要がある。実際の逆電圧が予想した値と異なる場合、流れ込み電流を効果的に遮断することがさらに困難になる。
再び図4を参照して、本実施の形態に係る高圧電源装置300では、制御信号生成部380(図3参照)が、負バイアス電源部330に対して制御信号382を出力した後に、正バイアス電源部320に対して制御信号384を出力する。流れ込み電流が生じるおそれがある状況では、電源外部の電圧の極性が負極性となる。検出回路350は、出力端340側の電圧の極性を検出することにより、電源外部の電圧の極性を検出する。検出回路350が、電源外部の電圧の極性が負極性であることを検出した場合、トランジスタ360は導通しない。そのため、制御信号382の負バイアス電源部330への入力は遮断されない。この場合、負バイアス電源部330が先に起動されるので、高圧電源装置300の内部の電圧が電源外部の電圧と同じ極性になる。例えば、負バイアス電源部330が−3kVの電圧を出力する場合、負バイアス電源部330の起動によって、A点の電位が−3kVになる。したがって、感光体ドラム200の表面電位が−500V程度に帯電している場合でも、流れ込み電流の発生が十分に防止される。すなわち、電源外部の電圧に対して、高圧電源装置300の内部の電圧の方が低くなるので、流れ込み電流(逆電流)の発生が十分に防止される。正バイアス電源部320には逆電流が流れないため、その後、正バイアス電源部320を起動させた場合でも、起動不良が抑制される。これにより、起動不良に起因するトランジスタ326の破損が抑制される。
さらにこの場合、負バイアス電源部330を起動した後に、正バイアス電源部320が起動されるため、負バイアス電源部330の出力電圧と正バイアス電源部320の出力電圧とが重畳されて出力端340から出力される。正バイアス電源部320が+3kVの電圧を出力する場合、転写電圧として3kVの正極性のバイアス電圧を出力できる。
一方、検出回路350が、出力端340側の電圧の極性、すなわち電源外部の電圧の極性が正極性であることを検出した場合、トランジスタ360が導通して、制御信号382の負バイアス電源部330への入力が遮断される。正バイアス電源部320のみ起動するため、高圧電源装置300の内部の電圧が電源外部の電圧と同極性になる。この場合も、正バイアス電源部320に逆電流が流れないため、起動不良が生じない。正バイアス電源部320が+3kVの電圧を出力する場合、転写電圧として3kVの正極性のバイアス電圧を出力できる。
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る高圧電源装置300を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
記録用紙にトナー像を転写する場合、高圧電源装置300は転写装置230に対して正極性のバイアス電圧(転写電圧)を出力する。したがって、この場合に出力しようとする電圧の極性は正極性となる。
検出回路350は、出力端340側の電圧の極性を検出することにより、高圧電源装置300における外部(電源外部)の電圧の極性を検出できる。制御信号生成部380は、負バイアス電源部330に対して制御信号382を出力した後、正バイアス電源部320に対して制御信号384を出力する。電源外部の電圧の極性が出力しようとする電圧の極性と異なる場合、すなわち電源外部の電圧の極性が負極性の場合、電源外部の電圧の極性と同じ極性である負バイアス電源部330が先に起動する。高圧電源装置300の内部の電圧が電源外部の電圧と同極性になるため、逆流防止用のツェナーダイオード410を用いることなく、高圧電源装置300に逆電流が流れるのを防止できる。すなわち、電源外部の電圧に対して、高圧電源装置300の内部の電圧を容易に低くできるので、流れ込み電流(逆電流)の発生を十分に防止できる。その後、高圧電源装置300は、電源外部の電圧の極性とは異なる極性である正バイアス電源部320を起動する。負バイアス電源部330の出力電圧と正バイアス電源部320の出力電圧とが重畳されて、出力端340から正極性の高電圧が出力される。
一方、電源外部の電圧の極性が出力しようとする電圧の極性と同じ場合、すなわち電源外部の電圧の極性が正極性である場合、高圧電源装置300は、負バイアス電源部330への制御信号の入力を遮断する。負バイアス電源部330は起動されないため、出力しようとする電圧の極性と同じ極性である正バイアス電源部320のみが起動する。この場合も、高圧電源装置300の内部の電圧が電源外部の電圧と同極性になる。上記と同様、高圧電源装置300には逆電流が流れない。さらにこの場合、出力しようとする電圧の極性と同じ極性である正バイアス電源部320のみが起動されるため、出力端340から正極性の高電圧が出力される。なお、負バイアス電源部330への制御信号382の入力を遮断することにより、負バイアス電源部330の不必要な駆動を抑制できる。
このように、本実施の形態に係る高圧電源装置300は、検出回路350が検出した電圧の極性が、出力しようとする電圧の極性と同じ極性であるか否かに応じて、負バイアス電源部330を起動した後に正バイアス電源部320を起動する起動方法と、正バイアス電源部320のみを起動する起動方法とを切替える。電源外部の電圧と同じ極性の電源部が先に起動(駆動)するため、高電圧出力回路310の起動時に逆電流が流れるのを効果的に抑制できる。したがって、高電圧出力回路310の起動不良を抑制できるので、起動不良に起因する破損を抑制できる。
本実施の形態に係る高圧電源装置300は、ツェナーダイオード410を用いることなく、逆電流が流れるのを十分に防止できるので、起動不良に起因する破損をさらに効果的に抑制できる。さらに、負バイアス電源部330の出力電圧を可変にしておけば、実装後においても、逆流防止用の電圧をさらに容易に調整できる。
本実施の形態に係る画像形成装置100は、このような高圧電源装置300を含むため、起動不良に起因する破損を効果的に抑制できる。さらに、起動不良を抑制することによって、記録用紙に画像を転写する際に転写不良が生じるのを効果的に抑制できる。
(第2の実施の形態)
図6を参照して、本実施の形態に係る高圧電源装置500は、制御信号生成部380に代えて、制御信号384と同様の制御信号512を出力する制御信号生成部510を含む点において第1の実施の形態に係る高圧電源装置300と異なる。制御信号512は、信号入力線514を介して正バイアス電源部320に入力されるとともに、信号入力線514と接続された信号入力線516を介して負バイアス電源部330にも入力される。信号入力線514の途中には、抵抗520及びコンデンサ522が接続されている。そのため、正バイアス電源部320への制御信号512の入力が、負バイアス電源部330への制御信号512の入力よりも遅延する。したがって、制御信号生成部510から制御信号512が出力されると、負バイアス電源部330が正バイアス電源部320よりも先に起動する。
高圧電源装置500はさらに、直流電源530、トランジスタ532及びトランジスタ534を含む。トランジスタ532のコレクタは信号入力線516に接続されており、エミッタは接地されている。トランジスタ532のベース、及びトランジスタ534のコレクタは、それぞれ、直流電源530に接続されている。トランジスタ534のエミッタは接地されており、ベースは信号入力線518に接続されている。信号入力線518は信号入力線516に接続されている。
制御信号生成部510から制御信号512が出力されていない状態では、直流電源530によってトランジスタ532にベース電流が流れるため、トランジスタ532が導通している。そのため、クリーニング制御信号生成部390から制御信号392が出力された場合、制御信号392は正バイアス電源部320には入力されずに、負バイアス電源部330にのみ入力される。一方、制御信号生成部510から制御信号512が出力されると、制御信号512によってトランジスタ534にベース電流が流れるため、トランジスタ534が導通する。これにより、トランジスタ532にはベース電流が流れなくなるため、制御信号生成部510から出力された制御信号512は、負バイアス電源部330にも入力される。
このように、本実施の形態に係る高圧電源装置500は、制御信号生成部510からの制御信号512によって、負バイアス電源部330が正バイアス電源部320よりも先に起動するように構成されている。第1の実施の形態と同様、検出回路350が検出した電圧の極性に応じて、負バイアス電源部330への制御信号512の入力、及び制御信号512の入力の遮断を切替えることにより、高電圧出力回路に逆電流が流れるのを効果的に抑制できる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は、感光体ドラム上で顕像化された静電像が正極性の電荷を有するように構成されている。すなわち、本画像形成装置は、画像形成時に、感光体ドラムに正極性の電圧を印加するよう構成されている。
図7を参照して、本実施の形態に係る高圧電源装置600は、第1の実施の形態とは極性が逆になっている。この高圧電源装置600は高電圧出力回路650を含む。高電圧出力回路650には、図4に示す負バイアス電源部330に代えて正バイアス電源部670が設けられており、正バイアス電源部320に代えて負バイアス電源部660が設けられている。正バイアス電源部670は図4に示す正バイアス電源部320と同様の構成であり、負バイアス電源部660は図4に示す負バイアス電源部330と同様の構成である。高電圧出力回路650はさらに、図4に示す検出回路350に代えて検出回路680を含む。検出回路680は、抵抗分圧回路682とコンパレータ684とを含み、抵抗分圧回路682は抵抗682a及び抵抗682bを含む。この検出回路680は、出力端340側の電圧の極性が負極性であることを検出すると、コンパレータ684の出力端子からハイ(Hight)を出力する。すなわち、電源外部の電圧の極性が負極性の場合に、トランジスタ360を導通させて、正バイアス電源部670への制御信号690の入力を遮断する。
制御信号生成部(図示せず。)は、高電圧出力回路650の駆動時(起動時)に正バイアス電源部670に対して制御信号690を先に出力し、その後(所定の時間遅れたタイミングで)、負バイアス電源部660に対して制御信号692を出力する。制御信号690及び制御信号692は、第1の実施の形態と同様、例えばPWM信号とすることができる。制御信号690と制御信号692とは同じ波形の信号であってもよいし、異なる波形の信号であってもよい。
本実施の形態の高圧電源装置600は、記録用紙にトナー像を転写する場合に、転写装置に対して負極性のバイアス電圧(転写電圧)を出力する。第1の実施の形態とは異なり、流れ込み電流が生じるおそれがある状況では、電源外部の電圧の極性が正極性となる。検出回路680が、電源外部の電圧の極性が正極性であることを検出した場合、トランジスタ360は導通しない。そのため、制御信号690の正バイアス電源部670への入力は遮断されない。この場合、正バイアス電源部670が先に起動されるので、高圧電源装置600の内部の電圧が電源外部の電圧と同じ極性になる。例えば、正バイアス電源部670が+3kVの電圧を出力する場合、正バイアス電源部670の起動によって、B点の電位が+3kVになる。したがって、感光体ドラムの表面電位が+500V程度に帯電している場合でも、流れ込み電流の発生が十分に防止される。すなわち、電源外部の電圧に対して、高圧電源装置600の内部の電圧の方が高くなるので、流れ込み電流(逆電流)の発生が十分に防止される。負バイアス電源部660には逆電流が流れないため、その後、負バイアス電源部660を起動させた場合でも、起動不良が抑制される。これにより、起動不良に起因するトランジスタ336の破損が抑制される。
さらにこの場合、正バイアス電源部670を起動した後に、負バイアス電源部660が起動されるため、正バイアス電源部670の出力電圧と負バイアス電源部660の出力電圧とが重畳されて出力端340から出力される。負バイアス電源部660が−3kVの電圧を出力する場合、転写電圧として−3kVの負極性のバイアス電圧を出力できる。
一方、検出回路680が、出力端340側の電圧の極性、すなわち電源外部の電圧の極性が負極性であることを検出した場合、トランジスタ360が導通して、制御信号690の正バイアス電源部670への入力が遮断される。負バイアス電源部660のみが起動されるため、高圧電源装置600の内部の電圧が電源外部の電圧と同極性になる。この場合も、負バイアス電源部660に逆電流が流れないため、起動不良が生じない。負バイアス電源部660が−3kVの電圧を出力する場合、転写電圧として3kVの負極性のバイアス電圧を出力できる。
(変形例)
上記実施の形態では、画像形成装置の一例であるMFP(複合機)に本発明を適用した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。電子写真方式の印刷機能を備えていれば、画像形成装置は複合機以外であってもよい。例えば、画像形成装置は、コピー機、プリンタ等であってもよい。
上記実施の形態において、画像形成装置は、白黒画像を形成する作像部を含む構成であってもよいし、カラー画像を形成する作像部を含む構成であってもよい。
上記実施の形態では、二次転写装置(二次転写ローラ)を含まない画像形成装置の例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。画像形成装置は、二次転写装置を含む構成であってもよい。この場合、二次転写装置にバイアス電圧を印加する高圧電源装置に対して本発明を適用することもできる。なお、二次転写装置はカラー画像を形成する作像部を含む場合に用いられることがある。
上記第2の実施の形態では、記録用紙へのトナー像の転写時に、正極性のバイアス電圧を出力(転写出力)する高圧電源装置の例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。第3の実施の形態で示したように、高圧電源装置は、記録用紙へのトナー像の転写時に、負極性のバイアス電圧を出力(転写出力)するように構成することもできる。
(1)本発明の第1の局面に係る高圧電源装置300(500,600)は、入力電圧を昇圧するための第1の昇圧手段を含む第1の電源部と、入力電圧を昇圧するための第2の昇圧手段を含み、第1の電源部と接続された、当該第1の電源部とは極性が異なる第2の電源部と、第1の昇圧手段によって昇圧された電圧、及び第2の昇圧手段によって昇圧された電圧が出力される出力端340と、出力端340側の電圧の極性を検出するための極性検出手段と、第1及び第2の電源部を駆動するための制御信号を、第1の電源部及び第2の電源部のうち、出力しようとする電圧の極性とは異なる極性を有する一方の電源部に入力した後に、出力しようとする電圧の極性と同じ極性を有する他方の電源部に入力するよう制御するための制御手段と、他方の電源部の極性と同じ極性を極性検出手段が検出したことに応答して、一方の電源部への制御信号の入力を遮断するための遮断手段とを含む。
第1の電源部及び第2の電源部を駆動する前に、出力端340側の電圧の極性を検出することにより、高圧電源装置300(500,600)における外部(以下「電源外部」と記すがある。)の電圧の極性を検出できる。高圧電源装置300(500,600)は、第1及び第2の電源部を駆動するための制御信号を、第1の電源部及び第2の電源部のうち、出力しようとする電圧の極性とは異なる極性を有する一方の電源部に入力した後に、出力しようとする電圧の極性と同じ極性を有する他方の電源部に入力する。例えば、正極性の電圧を出力しようとする場合、負極性の電圧を出力する電源部に先に制御信号を入力して起動させ、その後、正極性の電圧を出力する電源部に制御信号を入力して起動させる。電源外部の電圧の極性が出力しようとする電圧の極性と異なる場合、電源外部の電圧の極性と同じ極性の電源部が先に起動する。これにより、高圧電源装置300(500,600)の内部の電圧が電源外部の電圧と同極性になるため、逆流防止用のツェナーダイオードを用いることなく、高圧電源装置300(500,600)に逆電流が流れるのを防止できる。その後、高圧電源装置300(500,600)は、電源外部の電圧の極性と異なる極性の電源部、すなわち、出力しようとする電圧の極性と同じ極性の電源部を起動する。第1の電源部の出力電圧と第2の電源部の出力電圧とが重畳されるため、出力端340からは所望の極性の電圧が出力される。
一方、電源外部の電圧の極性が出力しようとする電圧の極性と同じ場合、高圧電源装置300(500,600)は、出力しようとする電圧の極性とは異なる極性を有する一方の電源部への制御信号の入力を遮断する。一方の電源部は起動されないため、出力しようとする電圧の極性と同じ極性の他方の電源部のみが起動する。例えば、正極性の電圧を出力しようとする場合、負極性の電圧を出力する電源部は起動されないため、正極性の電圧を出力する電源部のみが起動する。この場合も、高圧電源装置300(500,600)の内部の電圧が電源外部の電圧と同極性になるので、逆流防止用のツェナーダイオードを用いることなく、高圧電源装置300(500,600)に逆電流が流れるのを容易に抑制できる。出力しようとする電圧の極性と同じ極性の電源部が起動されるため、出力端からは所望の極性の電圧が出力される。
このように、本高圧電源装置300(500,600)は、電源外部の電圧と同じ極性の電源部を先に駆動することによって、電源部の起動時に逆電流が流れるのを効果的に抑制できる。したがって、電源部の起動不良を抑制できるので、起動不良に起因する破損を抑制できる。さらに、高圧電源装置300(500,600)の内部の電圧の値を調整することにより、逆電流が流れるのをより確実に抑制できるので、起動不良に起因する破損をより効果的に抑制できる。さらに、ツェナーダイオードを用いることなく、逆電流が流れるのを抑制できるので、起動不良に起因する破損をさらに効果的に抑制できる。なお、出力電圧を可変にしておけば、実装後においても、逆流防止用の電圧を容易に調整できる。
(2)好ましくは、極性検出手段は、出力端340側の電圧を接地電圧と比較するための比較手段を含む。出力端340側の電圧を接地電圧と比較することにより、容易に、出力端340側の電圧の極性を検出できる。
(3)より好ましくは、第1の電源部は、第1の昇圧手段によって昇圧された電圧を整流するための第1の整流手段をさらに含み、第2の電源部は、第2の昇圧手段によって昇圧された電圧を整流するための第2の整流手段をさらに含み、出力端340からは、第1の整流手段によって整流された電圧、及び第2の整流手段によって整流された電圧が出力される。これにより、容易に、直流の高電圧を出力可能に構成できる。
(4)本発明の第2の局面に係る駆動方法は、入力電圧を昇圧するための第1の昇圧手段を含む第1の電源部と、入力電圧を昇圧するための第2の昇圧手段を含み、第1の電源部と接続された、第1の電源部とは極性が異なる第2の電源部と、第1の昇圧手段によって昇圧された電圧、及び第2の昇圧手段によって昇圧された電圧が出力される出力端340とを含む高圧電源装置300(500,600)の駆動方法である。この駆動方法は、出力端340側の電圧の極性を検出するステップと、検出するステップが検出した電圧の極性に応じて、第1の電源部及び第2の電源部のうち、検出するステップにおいて検出された極性と同じ極性を有する一方の電源部を駆動した後、検出するステップにおいて検出された極性とは異なる極性を有する他方の電源部を駆動するステップと、第1の電源部及び第2の電源部のうち、検出するステップにおいて検出された極性と同じ極性を有する電源部を駆動するステップとを切替えるステップとを含む。
検出するステップが検出した電圧の極性に応じて、第1の電源部及び第2の電源部のうち、検出するステップにおいて検出された極性と同じ極性を有する一方の電源部を駆動した後、検出するステップにおいて検出された極性とは異なる極性を有する他方の電源部を駆動するステップと、第1の電源部及び第2の電源部のうち、検出するステップにおいて検出された極性と同じ極性を有する電源部を駆動するステップとを切替えることにより、電源外部の電圧の極性と同じ極性の電源部を先に起動できる。そのため、電源部の起動時に逆電流が流れるのを効果的に抑制できる。これにより、電源部の起動不良を抑制できるので、起動不良に起因する破損を抑制できる。
(5)本発明の第3の局面に係る画像形成装置100は、像担持体と、像担持体を帯電させるための帯電手段と、帯電手段によって帯電した像担持体を露光して静電潜像を形成するための露光手段と、像担持体において静電潜像を顕像化した画像を形成するための現像手段と、像担持体に顕像化された画像を記録媒体に転写するための転写手段と、転写手段に電圧を印加する、上記第1又は第2の局面に係る高圧電源装置300(500,600)とを含む。
本画像形成装置100は、転写手段に電圧を印加する高圧電源装置300(500,600)を含む。この高圧電源装置300(500,600)は、ツェナーダイオードを用いることなく流れ込み電流(逆電流)を効果的に遮断できる。そのため、電源部の起動不良を効果的に抑制できるので、起動不良に起因する破損を効果的に抑制できる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
100 画像形成装置
160 作像部
170 露光装置
200 感光体ドラム
210 帯電装置
220 現像装置
230 転写装置
300、500、600 高圧電源装置
310、650 高電圧出力回路
320、670 正バイアス電源部
322、332 直流電源
324、334 トランス
326、336 トランジスタ
328、338 整流回路
330、660 負バイアス電源部
340 出力端
350、680 検出回路
352、682 抵抗分圧回路
354、684 コンパレータ
360 トランジスタ
380 制御信号生成部

Claims (5)

  1. 入力電圧を昇圧するための第1の昇圧手段を含む第1の電源部と、
    入力電圧を昇圧するための第2の昇圧手段を含み、前記第1の電源部と接続された、前記第1の電源部とは極性が異なる第2の電源部と、
    前記第1の昇圧手段によって昇圧された電圧、及び前記第2の昇圧手段によって昇圧された電圧が出力される出力端と、
    前記出力端側の電圧の極性を検出するための極性検出手段と、
    前記第1及び前記第2の電源部を駆動するための制御信号を、前記第1の電源部及び前記第2の電源部のうち、出力しようとする電圧の極性とは異なる極性を有する一方の電源部に入力した後に、出力しようとする電圧の極性と同じ極性を有する他方の電源部に入力するよう制御するための制御手段と、
    前記他方の電源部の極性と同じ極性を前記極性検出手段が検出したことに応答して、前記一方の電源部への制御信号の入力を遮断するための遮断手段とを含む、高圧電源装置。
  2. 前記極性検出手段は、前記出力端側の電圧を接地電圧と比較するための比較手段を含む、請求項1に記載の高圧電源装置。
  3. 前記第1の電源部は、前記第1の昇圧手段によって昇圧された電圧を整流するための第1の整流手段をさらに含み、
    前記第2の電源部は、前記第2の昇圧手段によって昇圧された電圧を整流するための第2の整流手段をさらに含み、
    前記出力端からは、前記第1の整流手段によって整流された電圧、及び前記第2の整流手段によって整流された電圧が出力される、請求項1又は請求項2に記載の高圧電源装置。
  4. 入力電圧を昇圧するための第1の昇圧手段を含む第1の電源部と、入力電圧を昇圧するための第2の昇圧手段を含み、前記第1の電源部と接続された、前記第1の電源部とは極性が異なる第2の電源部と、前記第1の昇圧手段によって昇圧された電圧、及び前記第2の昇圧手段によって昇圧された電圧が出力される出力端とを含む高圧電源装置の駆動方法であって、
    前記出力端側の電圧の極性を検出するステップと、
    前記検出するステップが検出した電圧の極性に応じて、前記第1の電源部及び前記第2の電源部のうち、前記検出するステップにおいて検出された極性と同じ極性を有する一方の電源部を駆動した後、前記検出するステップにおいて検出された極性とは異なる極性を有する他方の電源部を駆動するステップと、前記第1の電源部及び前記第2の電源部のうち、前記検出ステップにおいて検出された極性と同じ極性を有する電源部を駆動するステップとを切替えるステップとを含む、駆動方法。
  5. 像担持体と、
    前記像担持体を帯電させるための帯電手段と、
    前記帯電手段によって帯電した前記像担持体を露光して静電潜像を形成するための露光手段と、
    前記像担持体において前記静電潜像を顕像化した画像を形成するための現像手段と、
    前記像担持体に顕像化された画像を記録媒体に転写するための転写手段と、
    前記転写手段に電圧を印加する、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の高圧電源装置とを含む、画像形成装置。

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