JP2014202336A - 変速機の油圧制御装置 - Google Patents

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勇仁 服部
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Abstract

【課題】バランスピストン式バルブを用いた油圧制御装置の油温に応じた制御性を向上させる。【解決手段】変速機の油圧室に、油圧を選択的に供給する供給弁と油圧を選択的に排出する排出弁とが連通され、その少なくともいずれか一方がバランスピストン式バルブによって構成されている変速機の油圧制御装置において、制御ソレノイドバルブ38は、その弁体40が第2油室25に連通しているポート43の開口端部に押し付けられて閉弁し、弁体40がポート43の開口端部から離れて圧油が流れる隙間が生じることにより開弁するよう構成され、連通路32の一部に、連通路32における圧油の流量と温度との関係が、制御ソレノイドバルブ38が開弁して弁体40とポート43の開口端部との間を流れる圧油の流量とその圧油の温度との関係に近づける特性調整部36が設けられている。【選択図】図1

Description

この発明は、変速比や伝達トルク容量などが油圧によって制御される変速機を対象とした油圧制御装置に関し、特にバランスピストン式のソレノイドバルブによって油圧の供給および排出を制御するように構成された油圧制御装置に関するものである。
変速機による変速比はトルクの伝達経路やトルクの伝達点を変更することにより切り替えられ、またトルクの伝達経路に摩擦係合要素が配置されている変速機においては、その係合力によって変速機の全体としての伝達トルク容量が決まる。従来、このような変速比の切り替えや伝達トルク容量の設定を油圧によって行うように構成された変速機が知られており、その一例が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された変速機はベルト式無段変速機であって、ベルトが巻き掛けられている駆動プーリ(プライマリプーリ)と従動プーリ(セカンダリプーリ)とのそれぞれが、固定シーブとその固定シーブに対して接近あるいは離隔してベルト巻き掛け溝の幅を変更する可動シーブとによって構成されている。その可動シーブに推力を付与するそれぞれの油圧室には、油圧源の油圧を供給するための供給弁と、油圧をドレイン箇所に排出する排出弁とが接続されている。そして、一方のプーリ(例えばプライマリプーリ)に連通されている供給弁を開いて油圧を供給することにより、プライマリプーリの溝幅が狭くなってベルトの巻き掛け半径が増大することによりアップシフトが生じ、また反対に排出弁を開いてプライマリプーリから油圧を排出することにより、溝幅が広くなってベルトの巻き掛け半径が減少し、ダウンシフトが生じるように構成されている。これに対して他方のプーリ(例えばセカンダリプーリ)に連通されている供給弁を開いてセカンダリプーリに油圧を供給すると、ベルトを挟み付ける挟圧力が増大して伝達トルク容量が増大し、また反対に排出弁を開いてセカンダリプーリから油圧を排出することにより、ベルトを挟み付ける挟圧力が低下して伝達トルク容量が減少するように構成されている。
さらに、特許文献1には上記の供給弁もしくは排出弁として使用することのできるバランスピストン式のソレノイドバルブが記載されている。このソレノイドバルブは、ニードル状もしくはシャフト状の弁体が一体化されているピストンがシリンダ部の内部に軸線方向に前後動できるように収容されており、その弁体が収容されている油室に、高圧部に連通された流入ポートと、低圧部に連通された流出ポートとが形成され、前記弁体が流出ポートの前記油室側の開口端である弁座に突き当てられることにより閉弁状態となるように構成されている。また、上記の油室と、この油室に対してピストンを挟んで反対側の油室(以下、仮に制御油室と記す)とが連通路を介して連通されている。この連通路は、油圧の流通を制限した状態で各油室を連通するためのものであって、特許文献1の記載では小径油路(オリフィスもしくはチョーク)とされている。さらに、その制御油室が前記低圧部に連通されており、その制御油室を低圧部に対して開閉する制御ソレノイドが設けられている。
このバランスピストン式のソレノイドバルブでは、制御ソレノイドに対する通電を止めて閉弁状態に制御すると、上記の制御油室がこれとは反対側の油室に上記の小径油路を介して連通されていることにより、これらの油室の油圧が均衡する。そして、各油室におけるピストンの受圧面積に差異があることにより、ピストンおよびこれと一体の弁体が上記の流出ポート側に押されて閉弁状態となる。一方、制御ソレノイドを開制御することにより制御油室の油圧が低下し、その場合、制御油室に対する油圧の流入が上記の小径油路によって制限されるから、制御油室の低圧状態が維持され、その結果、ピストンが制御油室側に後退して弁体が弁座から離隔して開弁する。
特開2011−163508号公報
上述したバランスピストン式のソレノイドバルブでは、開閉制御のための信号圧を制御ソレノイドバルブによって発生させ、プーリにおける油圧室に対する油圧の供給あるいはその油圧室からの油圧の排出をピストンと一体の弁体がポートを開閉することにより行う。したがって、制御ソレノイドバルブは僅かな油圧を流通させる構成であればよいので、制御ソレノイドバルブを小型化することができる。したがって、制御ソレノイドバルブが開制御された場合、その開口したポートの開口径あるいは開口することに伴う流路断面積が小さいものとなり、ここにおいても油圧の流動に対する絞り作用が生じる。したがって、バランスいピストン式のソレノイドバルブでは、上記の小径油路や制御ソレノイドバルブにおける開口したポートのいずれにおいても圧油の流れに対して流動抵抗が生じる。それらの流動抵抗は、変速機の運転時における定常的な油温であれば、設計上想定した範囲内のものになり、また小径油路と上記の開口したポートとにおける流動抵抗あるいは油圧の流れ難さに特に差異は生じない。
しかしながら、油温が低いことにより圧油の粘度が増大した場合には、流路の長さに応じて流動抵抗が増大するから、上述した特許文献1に記載された構成では、小径油路と制御ソレノイドバルブにおける開口したポートとで圧油の流れ方の変化に差異が生じてしまう。すなわち、上述した特許文献1に記載されているようにピストンを貫通させて形成した小径油路は、その流路長がピストンの長さと同じになって、制御ソレノイドバルブにおける開口したポートで絞り作用が生じる部分の流路より格段に長くなる。そのため、特許文献1に記載された構成では、油温が低くて圧油の粘度が増大した場合には、小径油路と制御ソレノイドバルブにおける開口したポートとでの油圧の流れ難さの差異が大きくなり、制御ソレノイドバルブを開制御した場合に第2油室から油圧が排圧されるものの、第1油室側から第2油室側への油圧の流動が生じにくくなり、第1油室と第2油室との圧力差が想定されている以上の圧力差になって、バランスピストン式バルブの開度が過度に増大するなど、制御性が悪化する可能性がある。
なお、従来の一般的なバランスピストン式バルブ、特に車両の油圧制御装置に使用されているバランスピストン式バルブでは、バルブボディに組み込まれているガスケットなどの薄板材に微小孔を形成し、これを第1油室と第2油室との間の制御オリフィスとしている。このような構成では、制御オリフィスが圧油の流動に対して絞り作用を行うものの、その流路長が極めて短いので、油温が低くなってその粘度が増大しても制御オリフィスを通過する油圧の流量に特には影響が生じない。そのため、その制御オリフィスと制御ソレノイドバルブにおける開口したポートの油温特性(流量と油温との関係)に大きな差異が生じ、油温が低い場合には、前述した特許文献1に記載された例とは反対に、圧油が第2油室から排出され難くなって、制御ソレノイドバルブを開制御しても第1油室と第2油室との圧力差が生じ難く、バランスピストン式バルブの開度が過度に小さくなるなど、制御性が悪化する可能性がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、バランスピストン式ソレノイドバルブによって油圧の供給あるいは排出を制御するように構成された変速機の制御性を安定させ、あるいは向上させることのできる油圧制御装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、油圧が供給もしくは排出されることにより変速比あるいは伝達トルク容量が変化する油圧室に、油圧源の油圧を選択的に供給する供給弁と前記油圧室から油圧を選択的に排出する排出弁とが連通され、その供給弁と排出弁との少なくともいずれか一方が、ピストンを前後動可能に収容したシリンダ部の内部がそのピストンによって第1油室と第2油室とに区画されるとともにこれら第1油室と第2油室とが連通路を介して連通され、高圧部に連通された流入ポートと低圧部に連通された流出ポートとが前記第1油室に形成され、これら流入ポートと流出ポートとのいずれか一方を開閉する弁体が前記ピストンに一体化され、前記第2油室を低圧部に選択的に連通させる制御ソレノイドバルブが設けられているバランスピストン式バルブによって構成されている変速機の油圧制御装置において、前記制御ソレノイドバルブは、電磁力によって軸線方向に移動させられる弁体が前記第2油室に連通しているポートの開口端部に押し付けられて閉弁し、前記弁体が前記ポートの開口端部から離れて圧油が流れる隙間が生じることにより開弁するように構成され、前記連通路の一部に、前記連通路における圧油の流量と温度との関係が、前記制御ソレノイドバルブが開弁して前記弁体と前記ポートの開口端部との間を流れる圧油の流量とその圧油の温度との関係に近づける特性調整部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記特性調整部は、前記連通路の流路断面積より小さい開口面積で、かつ開口径よりも長さが長い油孔を含むことを特徴とする変速機の油圧制御装置である。
この発明の油圧制御装置によれば、制御ソレノイドバルブの制御量(すなわち開度)が「0」程度に小さい場合には、第2油室が低圧部に対して遮断され、これに対して連通路を介して第1油室もしくは高圧部に連通するため、第1油室と第2油室との油圧が等しくなる。第1油室側では、弁体がピストンに一体化されていることにより第1油室におけるピストンの受圧面積が第2油室での受圧面積より小さく、その結果、ピストンが第1油室側に押されて弁体が流入ポートもしくは流出ポートを閉じ、バランスピストン式バルブは閉弁状態となる。これに対して制御ソレノイドバルブの制御量を増大してこれを開弁させると、第2油室が低圧部に連通するので、第2油室の油圧が低下する。その場合、第1油室から第2油室への油圧の流動は連通路に設けられている特性調整部によって制限されているので、第2油室の油圧は制御ソレノイドバルブの開度に応じた圧力に低下する。このようにして生じる第1油室と第2油室との圧力差によってピストンが第2油室側に移動し、開弁する。すなわち、油圧室に流入ポートおよび流出ポートを通って油圧が供給され、あるいは油圧室から流入ポートおよび流出ポートを通って排出される。このような開弁状態は第1油室と第2油室との圧力差によってピストンが移動することにより生じるが、その圧力差は、制御ソレノイドバルブが開弁して生じる弁体と前記ポートとの間の隙間(すなわち絞り部)と前記連通路に設けられている特性調整部とでの圧油の流量の差によって生じる。そして、制御ソレノイドバルブが開弁して生じる絞り部における流動抵抗は圧油の温度が低下してその粘度が増大した場合に大きくなり、その流量と温度の関係と、前記連通路における流量と温度との関係とは、連通路に前記特性調整部が設けられていることにより近似し、もしくは等しくなっている。そのため、制御ソレノイドバルブが開弁して第2油室から流出する油圧の量と、連通路を通って第2油室に流入する圧油の量との関係が、油温の変化に伴う圧油の粘度の変化が生じても同じになり、もしくは近似したものとなる。すなわち、この発明に係る油圧制御装置によれば、油温の低下やそれに伴う粘度の増大の影響が生じず、もしくは抑制されるので、制御性が悪化することを防止もしくは抑制でき、あるいは変速機の制御性を向上させることができる。
この発明に係る油圧制御装置で使用されるバランスピストン式バルブの一例を示す断面図である。 そのバランスピストン式バルブの構成を原理的に示す模式図である。 その制御オリフィスと高圧部ならびに低圧部との関係を説明する説明図である。 この発明に係る油圧制御装置で使用されるバランスピストン式バルブの他の例を示す断面図である。 この発明に係る油圧制御装置で使用されるバランスピストン式バルブの更に他の例を示す断面図である。 この発明で対象とするベルト式無段変速機およびその油圧制御回路ならびに制御系統を模式的に示す図である。
この発明で対象とする変速機は、変速比や伝達トルク容量が油圧によって制御される変速機であり、したがってこの発明における変速機は従来知られている車両用の有段変速機や無段変速機であってよい。それらのうち、油圧のばらつきが変速比に直ちに影響する変速機はベルト式もしくはトロイダル型の無段変速機であり、したがってこの発明は、これらの無段変速機を対象とする油圧制御装置に好適に適用することができる。
図6にベルト式無段変速機とその変速比およびベルト挟圧力を設定するための油圧回路とを模式的に示してある。ベルト式無段変速機1は、エンジンなどの駆動力源(図示せず)のトルクが伝達される駆動プーリ(プライマリプーリ)2と、出力軸や出力ギヤなどの出力部材(図示せず)にトルクを出力する従動プーリ(セカンダリプーリ)3とにベルト4を巻き掛け、そのベルト4を介して各プーリ2,3の間でトルクを伝達するように構成されている。各プーリ2,3は、ベルト4が巻き掛けられるベルト溝の幅を変更できるように構成されており、具体的には、プライマリプーリ2は固定シーブ2Aとその固定シーブ2Aに対して接近および離隔できるように配置された可動シーブ2Bとによって構成されており、その可動シーブ2Bの背面側に設けられている油圧室2Cに供給あるいは排出する油圧によって可動シーブ2Bを固定シーブ2A側に移動させ、あるいは固定シーブ2Aから離隔させるように構成されている。これと同様に、セカンダリプーリ3は、固定シーブ3Aとその固定シーブ3Aに対して接近および離隔できるように配置された可動シーブ3Bとによって構成されており、その可動シーブ3Bの背面側に設けられている油圧室3Cに供給あるいは排出する油圧によって可動シーブ3Bを固定シーブ3A側に移動させ、あるいは固定シーブ3Aから離隔させるように構成されている。そして、いずれか一方のプーリ(例えばセカンダリプーリ3)の油圧室3Cに供給した油圧によってベルト4を各シーブ3A,3Bによって挟み付け、その挟圧力によってベルト4と各シーブ3A,3Bとの間の摩擦力に応じた伝達トルク容量が設定される。また、その状態で、他方のプーリ(例えばプライマリプーリ2)の油圧室2Cに油圧を供給し、あるいは排出することにより各シーブ2A,2Bの間隔(溝幅)を変化させてベルト4の各プーリ2,3に対する巻き掛け半径を変更し、変速を生じさせるようになっている。
上記の各プーリ2,3における油圧室2C,3Cの油圧は、油圧の供給と排出とを適宜に行って制御するように構成されている。その元圧は、オイルポンプもしくはアキュムレータなどの油圧源5の油圧であり、油圧源5としてオイルポンプを使用する場合、そのオイルポンプは前記駆動力源によって駆動されるいわゆる機械式オイルポンプやモータで駆動される電動オイルポンプであってよい。逆止弁6を介して油圧源5に連通されている供給油路(あるいはライン圧油路)7が上記の各油圧室2C,3Cに連通されており、プライマリプーリ2の油圧室2Cに連通されている供給油路7に供給弁8が設けられ、この供給弁8を開閉制御することにより、油圧室2Cに油圧を供給し、また油圧の供給を遮断するように構成されている。また同様に、セカンダリプーリ3の油圧室3Cに連通されている供給油路7に供給弁9が設けられ、この供給弁9を開閉制御することにより、油圧室3Cに油圧を供給し、また油圧の供給を遮断するように構成されている。さらに、プライマリプーリ2の油圧室2Cに排出弁10が連通されており、この排出弁10を開閉制御することによりその油圧室2Cから所定のドレイン箇所に油圧を排出し、また油圧の排出を遮断するように構成されている。そして、これと同様に、セカンダリプーリ3の油圧室3Cに排出弁11が連通されており、この排出弁11を開閉制御することによりその油圧室3Cから所定のドレイン箇所に油圧を排出し、また油圧の排出を遮断するように構成されている。
これらの供給弁8,9および排出弁10,11は電気的に制御されるソレノイドバルブであって、開制御されて油圧の供給と排出とを行うものの、それ自体は調圧機能のないバルブである。したがって、目標圧と実油圧との圧力偏差に基づいて各供給弁8,9および排出弁10,11をフィードバック制御して、各油圧室2C,3Cの油圧を目標とする油圧に制御するように構成されている。その制御のためのデータを得る各種のセンサが設けられており、その例を挙げると、元圧であるライン圧Pl を検出して信号を出力するライン圧センサ12、プライマリプーリ2の油圧室2Cの油圧Ppri を検出して信号を出力するプライマリ油圧センサ13、セカンダリプーリ3の油圧室3Cの油圧Psec を検出して信号を出力するセカンダリ油圧センサ14が設けられている。また、プライマリプーリ2の回転数Npri を検出して信号を出力するプライマリ回転数センサ15と、セカンダリプーリ3の回転数Nsec を検出して信号を出力するセカンダリ回転数センサ16とが設けられている。
そして、上記の各供給弁8,9および排出弁10,11を制御するための電子制御装置(ECU)17が設けられている。この電子制御装置17は、マイクロコンピュータを主体にして構成され、入力された各種のデータおよび予め記憶しているデータを利用して演算を行い、その演算の結果を制御指令信号として出力するように構成されている。したがって、この電子制御装置17には、上記の各センサ12〜16で検出されたデータ、すなわちライン圧Pl 、プライマリプーリ2の油圧室2Cの油圧Ppri 、セカンダリプーリ3の油圧室3Cの油圧Psec 、各プーリ2,3の回転数Npri ,Nsec などが入力されている。
この発明に係る油圧制御装置では、供給弁と排出弁との少なくともいずれか一つがバランスピストン式のバルブによって構成されており、図6に示す油圧回路では、各供給弁8,9および排出弁10,11のいずれもがバランスピストン式バルブによって構成されている。図6に示す例では、各バランスピストン式バルブは同一の構成のものであり、その構成を図1を参照して説明する。なお、バランスピストン式バルブについての以下の説明では、供給弁8,9について油圧源5もしくはライン圧Pl を高圧部、油圧室2C,3Cを低圧部とし、排出弁10,11について油圧室2C,3Cを高圧部、ドレイン箇所を低圧部として説明する。
図1において、バルブボディ20の内部にシリンダ部23が形成されており、そのシリンダ部23の内部に弁体21と一体のピストン22が前後動可能に収容されている。したがってシリンダ部23の内部はピストン22によって二つの油室24,25に区画されており、それらの油室24,25のうち弁体21が収容されている油室24には、高圧部26の油圧が供給される流入ポート27と、低圧部28に向けて油圧を流出させる流出ポート29とが形成されている。なお、流出ポート29は前記弁体21の先端側のエンドプレートに相当する部分に形成されており、弁体21が突き当たることにより流出ポート29を閉じ、弁体21が後退することにより流出ポート29を開くように構成されている。さらに、弁体21が収容されている油室24に対してピストン22を挟んで反対側の油室25には、ピストン22を前記流出ポート29側に押圧するスプリング30が配置されている。なお、ピストン22および弁体21は、その中心軸線に沿って油室25側から中ぐりされ、ピストン22の内部で大径で、ピストン22の内部で小径の二段の中空形状になっていて、スプリング30の先端部分はその大径の中空部22Aに挿入されている。
また油室25には信号圧ポート31が形成されている。この信号圧ポート31と前記流入ポート27とは連通路32によって連通されている。その連通路32の構成について具体的に説明すると、バルブボディ20は複数の部分によって構成されており、図1の下部パーツ20Aに前述したシリンダ部23が形成され、上記の流入ポート27および流出ポート29ならびに信号圧ポート31はその下部パーツ20Aの図1での上面すなわち中間パーツ20Bとの接合面に開口するように形成されている。また、中間パーツ20Bにおける前記下部パーツ20Aとの接合面側の部分で上記の流入ポート27と信号圧ポート31との間に相当する部分に溝部が形成され、その溝部に連通した供給油路33が形成されている。さらに、中間パーツ20Bの前記下部パーツ20Aに対する接合面で上記の流出ポート29に対応する位置に開口する流出油路34が中間パーツ20Bに形成されている。これらの下部パーツ20Aと中間パーツ20Bとは薄板状のガスケット35を挟んで液密状態に接合されている。そして、そのガスケット35には、上記の流入ポート27と上記の溝部、および信号圧ポート31と上記の溝部、流出ポート29と排出油路34とをそれぞれ連通させるように抜き孔が形成されている。したがって、流入ポート27もしくは供給油路33と信号圧ポート31とは上記の溝部および抜き孔によって連通しており、これら溝部および抜き孔によって上記の連通路32が構成されている。
そして、信号圧ポート31と溝部との間の抜き孔に、微小な油孔36が形成されたチップ37が嵌め込まれ、その油孔36が連通路32の一部となっていて、信号圧ポート31と前記溝部とがこの油孔36を介して連通されている。この油孔36はこの発明における特性調整部に相当するものであって、上記の溝部とこれを閉じているガスケット35とで形成される流路の断面積より小さい開口面積でかつその開口径よりも長さの長い貫通孔として形成されている。したがって、この油孔36によって圧油の流れを絞る制御オリフィスが形成され、かつ圧油の温度が低下してその粘度が増大して場合には、その粘度の増大に対応して流動抵抗を増大させるようになっている。
さらに、上記のスプリング30が配置されている油室25を低圧部28に選択的に連通させる制御ソレノイドバルブ38が設けられている。具体的に説明すると、この油室25に制御ソレノイドバルブ38が接続されている。この制御ソレノイドバルブ38は、軸状の弁体40をスプリング41によって軸線方向に押圧するとともに、そのスプリング41に抗して弁体40を軸線方向に引き戻す電磁力を発生する電磁コイル42を備えている。なお、この発明はいわゆるノーマルオープンタイプのバルブを使用した油圧制御装置にも適用することができるのであり、したがって弁体40をスプリング41の弾性力で開弁方向に引き戻し、電磁力をその弾性力に対抗するように弁体40に作用させるように構成されていてもよい。
また、弁体40の先端側には油室25に連通している流入ポート43が形成され、この流入ポート43の開口端が弁座になっていて、その開口端に前記弁体40の先端部が突き当たって密着することによりその流入ポート43を密閉し、また弁体40が離隔することにより流入ポート43を開くとともに、電磁コイル42に対する通電電流量に応じた開度となるように構成されている。さらに、弁体40が収容されている箇所を低圧部28に連通させる流出ポート44が形成されている。前述した中間パーツ20Bには、この流出ポート44に対応して他の流出油路45が形成され、この流出油路45と流出ポート44とがガスケット35に形成されている抜き孔を介して連通している。なお、流出油路45は前述した低圧部28に連通している。
制御ソレノイドバルブ38は、上記のように弁体40を流入ポート43の開口端である弁座に突き当てて閉弁するバルブであるから、その密閉状態を確実にし、また維持するために、弁体40の先端部は例えば凸円弧面状に形成され、これに対応して弁座となる部分は、凹円弧面状に形成されている。すなわち、両者の接触箇所が面となるように構成されている。したがって、制御ソレノイドバルブ38に通電して弁体40が弁座から僅かに離れて開弁した状態では、弁体40と弁座との間の僅かな隙間を圧油が流れることになるので、この部分で圧油の流れを制限する絞り作用が生じ、絞り部となる。この絞り部は、圧油の流れ方向にある程度の長さを有した形状になっており、圧油の粘度が大きい場合にはその開口径もしくは流路断面積ならびに流路長さに応じた流動抵抗を生じる。このような圧油の粘度が大きくなる低油温時において制御ソレノイドバルブ38を流れる圧油の流量と油温との関係(すなわち流量の温度特性)と、低油温時における上記の連通路32での流量と油温との関係(すなわち流量の温度特性)が等しくなるように、あるいは近づくように、上記のチップ37の油孔36が形成されている。このような温度特性となる油孔36の開口径と長さとは、制御ソレノイドバルブ38の平均的な開度における所定の温度での流量を計測し、これと同一の条件の下で前記油孔36を流れる流量が制御ソレノイドバルブ38での流量と同一もしくは近似するように実験的に定めればよい。
上記のバランスピストン式バルブの動作について説明すると、先ず、ピストン22およびこれと一体の弁体21に作用する軸線方向の力は以下のようになる。図2は上述したバランスピストン式バルブの原理図であって、この図2で右方向に作用する力は、前述した信号圧ポート31が形成されている油室(以下、第2油室と記すことがある)25の油圧Ps によって生じ、ピストン22におけるその受圧面積をAs とすると、右方向に向けた軸線方向力は「Ps ×As 」である。また、図2で左方向に作用する力は、高圧部26の油圧Pl と低圧部28の油圧Pr であるから、それぞれの受圧面積をAm およびAr とすると、左方向に向けた軸線方向力は「Pl ×Am +Pr ×Ar 」である。なお、高圧部26の油圧Pl が作用する受圧面積Am は、ピストン22の断面積から弁体21の断面積を減算した面積であり、また低圧部28の油圧Pr が作用する受圧面積Ar はほぼ流出ポート29の断面積である。図2での右方向を負の方向とし、スプリング30の弾性力を無視すれば、ピストン22およびこれと一体の弁体21に作用する軸線方向力は、
−Ps ×As +Pl ×Am +Pr ×Ar
となる。したがって、前記制御ソレノイドバルブ38に通電してこれを開制御することにより第2油室25の油圧Ps が低下してピストン22が第2油室25側に動く。それに伴って弁体21が流出ポート29の開口端(すなわち弁座)から離れて開弁する。すなわち、高圧部26から低圧部28に油圧が流れる。
このように動作する場合の第2油室25の油圧Ps は、連通路32の途中に設けられている前述した油孔36を通って高圧部26から第2油室25に供給される圧油の量Qc と、制御ソレノイドバルブ38を通って低圧部28に排出される圧油の量Qs との差(Qc −Qs )に比例する。この関係を図3に模式的に示してある。高圧部26から第2油室25に流れる圧油の流量Qc は油孔36で制約される。また第2油室25から低圧部28に流れる圧油の流量Qs は、制御ソレノイドバルブ38が多量の圧油を流す必要のない小型のものであることによりその流入ポート43の開弁時の開口面積が小さいので、その部分(絞り部)の絞り作用を受けて制約された流量となる。
そして、油孔36は、前述したように、また図3に模式的に示すように、前記溝部とガスケット35とによって形成されている連通路32の流路断面積より遙かに小さい開口径で、かつその長さが開口径より長い微小孔であり、これは図3に模式的に示すように、開弁した制御ソレノイドバルブ38における弁体40とその弁座との間の僅かな隙間(絞り部)と同様の特性(流量と油温との関係)となっている。したがって、油孔36を流れる圧油の量と、制御ソレノイドバルブ38を流れる圧油の量との関係は、変速機が定常的に動作していて油温がある程度高い場合と変速機の始動直後のように油温が低い場合とでほぼ等しくなる。すなわち、油温が低いこと伴って圧油の粘度が大きい場合には、制御ソレノイドバルブ38を開制御してその流入ポート43を流れる圧油の量が、油温が高い場合に比較して少なくなる。これと同様に、油温が低くて圧油の粘度が大きい場合には、油孔36での流動抵抗が大きくなって圧油の流量が制限され、その制限の度合いが制御ソレノイドバルブ38における制限の度合いと等しくなる。そのため、油温が変化した場合に、第2油室25の油圧の低下が過度に遅れて低圧部28に向けた圧油の流れに遅れが生じたり、あるいは反対に制御ソレノイドバルブ38を開制御した場合の第2油室25の油圧の低下が過剰に生じて低圧部28に対して過剰に圧油が流れたりする事態を防止もしくは抑制することができるので、上記のバランスピストン式バルブを備えているこの発明に係る油圧制御装置によれば、変速機の制御性を良好な状態に維持することができる。
なお、この発明における特性調整部は、前記第2油室25に対する圧油の流動に絞りを与え、かつ圧油の粘度が増大した場合に粘度の増大に対応して流動抵抗を増大させ、その場合の流量と温度との関係が、制御ソレノイドバルブ38における圧油の流量と温度との関係に近づくものであればよい。したがって、その特性調整部は、前述したチップ37に形成した油孔36に限られないのであり、例えば図4もしくは図5に示すように構成されていてもよい。図4に示す例は、シリンダ部23を貫通して形成されている信号圧ポート31を、連通路32の流路断面積に対して遙かに小さい開口径で、かつその開口径に対して長さの長い微小孔に形成し、その信号圧ポート31を特性調整部とした例である。なお、この信号圧ポート31はガスケット35に形成されている抜き孔に開口している。この信号圧ポート31を形成している微小孔の開口径および長さを、前述した油孔36と同様に設定することにより、連通路32における圧油の流量と温度との関係(流量の温度特性)を、制御ソレノイドバルブ38における圧油の流量と温度との関係(流量の温度特性)に等しくし、もしくは近づけることができる。
また、図5に示す例は、ピストン22および弁体21をその中心軸線に沿って穿って形成した中空部22Aを連通路とし、その中空部22Aから弁体21の外周面に貫通するように形成した微小孔21Aを特性調整部とした例である。すなわち、この微小孔21Aは、中空部22Aの断面積よりも遙かに小さい開口径で、かつその開口径に対して長さが長い貫通孔となっている。そして、その開口径と長さとは、前述した油孔36と同様に設定されている。その結果、この微小孔21Aおよび中空部22Aによって形成されている連通路における圧油の流量と温度との関係(流量の温度特性)が、制御ソレノイドバルブ38における圧油の流量と温度との関係(流量の温度特性)に等しく、もしくは近似したものとなっている。
これら図4および図5に示すいずれの構成であっても、流量の温度特性が制御ソレノイドバルブ38と信号圧ポート31あるいは微小孔21Aとで等しくなり、あるいは近似するので、油温の低下によって圧油の粘度が高くなったとしても、制御ソレノイドバルブ38を開制御して第2油室25から油圧を排出させる量と第2油室25に流入する油圧の量との関係が油温が高い場合と特には異ならない。そのため、上記のバランスピストン式バルブによって構成されている供給弁8,9あるいは排出弁10,11の温度特性が安定するので、変速機の制御性を良好な状態に維持することができる。
なおまた、圧油の粘度が低い場合には、圧油の流れに絞りを与える絞り部の長さが流量に及ぼす影響は小さい。したがって、この発明における特性調整部は、圧油の粘度が増大した場合に、前記連通路の温度特性を制御ソレノイドバルブ38における温度特性に近づけるものであればよいので、バイメタルなどの油温に応じて変形する部材によって連通路に設けられている絞り作用のある微小孔を開閉するように構成してもよい。さらに、この発明では、供給弁8,9および排出弁10,11の全てが上記のバランスピストン式バルブによって構成されている必要はなく、供給弁8,9および排出弁10,11の少なくともいずれか一つがバランスピストン式バルブによって構成されていればよい。
さらに、この発明における制御ソレノイドバルブあるいはバランスピストン式バルブは、オフ状態で閉弁するとともに電流の増大に応じて開度が増大するいわゆるノーマルクローズタイプのバルブに限られないのであり、オフ状態で開弁するとともに電流の増大に応じて開度が減少するいわゆるノーマルオープンタイプのバルブであってもよい。したがって、上述した具体例における「制御量の増大」は、開度を増大させることを意味し、ノーマルオープンタイプのバルブであれば、電流を減少させることを意味する。
1…ベルト式無段変速機、 2…駆動プーリ(プライマリプーリ)、 3…従動プーリ(セカンダリプーリ)、 4…ベルト、 2A…固定シーブ、 2B…可動シーブ、 2C…油圧室、 3…セカンダリプーリ、 3A…固定シーブ、 3B…可動シーブ、 3C…油圧室、 5…油圧源、 7…供給油路(あるいはライン圧油路)、 8…供給弁、 9…供給弁、 10…排出弁、 11…排出弁、 17…電子制御装置(ECU)、 20…バルブボディ、 23…シリンダ部、 21…弁体、 21A…微小孔、 22…ピストン、 22A…中空部、 24,25…油室、 26…高圧部、 27…流入ポート、 28…低圧部、 29…流出ポート、 30…スプリング、 31…信号圧ポート、 32…連通路、 33…供給油路、 34…流出油路、 35…ガスケット、 36…油孔、 37…チップ、 38…制御ソレノイドバルブ、 40…弁体、 41…スプリング、 42…電磁コイル、 43…流入ポート、 44…流出ポート、 45…流出油路。

Claims (2)

  1. 油圧が供給もしくは排出されることにより変速比あるいは伝達トルク容量が変化する油圧室に、油圧源の油圧を選択的に供給する供給弁と前記油圧室から油圧を選択的に排出する排出弁とが連通され、その供給弁と排出弁との少なくともいずれか一方が、ピストンを前後動可能に収容したシリンダ部の内部がそのピストンによって第1油室と第2油室とに区画されるとともにこれら第1油室と第2油室とが連通路を介して連通され、高圧部に連通された流入ポートと低圧部に連通された流出ポートとが前記第1油室に形成され、これら流入ポートと流出ポートとのいずれか一方を開閉する弁体が前記ピストンに一体化され、前記第2油室を低圧部に選択的に連通させる制御ソレノイドバルブが設けられているバランスピストン式バルブによって構成されている変速機の油圧制御装置において、
    前記制御ソレノイドバルブは、電磁力によって軸線方向に移動させられる弁体が前記第2油室に連通しているポートの開口端部に押し付けられて閉弁し、前記弁体が前記ポートの開口端部から離れて圧油が流れる隙間が生じることにより開弁するよう構成され、
    前記連通路の一部に、前記連通路における圧油の流量と温度との関係が、前記制御ソレノイドバルブが開弁して前記弁体と前記ポートの開口端部との間を流れる圧油の流量とその圧油の温度との関係に近づける特性調整部が設けられている
    ことを特徴とする変速機の油圧制御装置。
  2. 前記特性調整部は、前記連通路の流路断面積より小さい開口面積で、かつ開口径よりも長さが長い油孔を含むことを特徴とする請求項1に記載の変速機の油圧制御装置。
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