JP2014202163A - 多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス検出装置 - Google Patents

多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】排気流量の変化に伴う排気ガスの空燃比センサへの当たり具合の変化を抑制して、検出精度を更に向上し、誤検出を抑制する。【解決手段】気筒間空燃比インバランス判定を実行するときには、WGV27が開弁されると共に、WGV27の開度が、排気流量に基づいて制御される。排気流量に応じて、排気ガスの空燃比センサへの当たり具合が検出により適した状態に誘導され、且つ、排気流量に応じた主流位置の変化が、WGV27を利用して補償ないし抑制される。排気流量の変化に伴う排気ガスの空燃比センサ17への当たり具合の変化を抑制して、検出精度を更に向上し、誤検出を抑制することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、多気筒内燃機関の気筒間空燃比のインバランス(ばらつき異常)を検出するための装置に係り、特に、多気筒内燃機関において気筒間の空燃比が比較的大きくばらついていることを検出する装置に関する。
一般に、触媒を利用した排気浄化システムを備える内燃機関では、排出ガス中有害成分の触媒による浄化を高効率で行うため、内燃機関で燃焼される混合気の空気と燃料との混合割合、すなわち空燃比をコントロールしている。空燃比は、内燃機関の排気通路に設けられた空燃比センサによって検出された空燃比を、所定の目標空燃比に一致させるように、フィードバック制御される。
一方、多気筒内燃機関においては、通常全気筒に対し同一の制御量を用いて空燃比制御を行うため、空燃比制御を実行したとしても、実際の空燃比が気筒間でばらつくことがある。このばらつきの程度が小さい場合には、これを空燃比フィードバック制御で吸収可能であり、また触媒でも排出ガス有害成分を浄化処理可能なので、排気エミッションに影響を与えず、問題とならない。
しかし、例えば一部の気筒の燃料噴射系が故障するなどして、気筒間の空燃比が大きくばらつくと、排気エミッションを悪化させてしまい、問題となる。このような排気エミッションを悪化させる程の大きな空燃比ばらつきは、異常として検出するのが望ましい。特に自動車用内燃機関の場合、排気エミッションの悪化した車両の走行を未然に防止するため、気筒間空燃比インバランスを車載状態(オンボード)で検出することが要請されており、近年ではこれを法規制化する動きもある。
そこで、例えば特許文献1に記載の装置では、排気集合部よりも下流側であって触媒の上流側の排気通路に空燃比センサを設け、この空燃比センサの出力に基づいて、各気筒の空燃比を個別に推定している。
また、特許文献2に記載の装置では、ターボチャージャおよびウェイストゲートバルブを備えた排気系において、空燃比の検出を精度よく行うために、空燃比インバランスを検出する場合にウェイストゲートバルブを開弁させ、バイパス通路から吐出された排気ガスを直接空燃比センサに当てている。
特開平11−009038号公報 特開2012−180793号公報
しかしながら、特許文献1のようなシステムを、ターボチャージャ、当該ターボチャージャのタービンをバイパスするバイパス通路、およびバイパス通路を開閉するウェイストゲートバルブを備えた排気系に適用するために、排気タービンの下流側に空燃比センサを設けた場合、排気タービンによる排出ガスの攪拌の影響によって、各気筒の空燃比の検出の精度が悪化するおそれがある。
また、特許文献2の構成によれば、バイパス通路から吐出された排気ガスを直接空燃比センサに当てているため、空燃比の検出精度がある程度改善されることが期待できる。しかしながら、排気ガスの流量は必ずしも一定でないため、流量によって排気ガスの空燃比センサへの当たり具合が変化するおそれがあり、これを更に改善することが望ましい。
そこで本発明は、以上の事情に鑑みて創案され、その目的は、排気流量の変化に伴う排気ガスの空燃比センサへの当たり具合の変化を抑制して、検出精度を更に向上し、誤検出を抑制し得る多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス検出装置を提供することにある。
本発明の一の態様は、
多気筒内燃機関に関連して設置された過給機と、
前記過給機のタービンをバイパスするように前記多気筒内燃機関の排気通路の設けられたバイパス通路と、
前記バイパス通路を開閉するウェイストゲートバルブと、
前記排気通路における前記タービンの下流側と前記バイパス通路の下流側との合流点よりも下流側の部分に設置された空燃比センサと、
前記ウェイストゲートバルブを制御するウェイストゲートバルブ制御手段と、
前記空燃比センサの出力の変動度合い又はこれに相関するパラメータの値を所定のしきい値と比較して気筒間空燃比インバランス判定を実行する判定手段と、
を備えた多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス検出装置において、
前記ウェイストゲートバルブ制御手段は、前記気筒間空燃比インバランス判定を実行するときには、前記ウェイストゲートバルブを開弁させると共に、前記ウェイストゲートバルブの開度を排気流量に基づいて制御することを特徴とする多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス検出装置である。
この態様では、ウェイストゲートバルブ制御手段は、気筒間空燃比インバランス判定を実行するときに、ウェイストゲートバルブを開弁させると共に、ウェイストゲートバルブの開度を排気流量に基づいて制御する。このため、排気流量に応じて、排気ガスの空燃比センサへの当たり具合が検出に適した状態になるようにウェイストゲートバルブの開度を設定することが可能になる。したがって、排気流量の変化に伴う排気ガスの空燃比センサへの当たり具合の変化を抑制して、検出精度を更に向上し、誤検出を抑制することが可能になる。
好ましくは、前記ウェイストゲートバルブ制御手段は、前記ウェイストゲートバルブを通過した排気ガスの主流の位置と前記空燃比センサの位置とが、空燃比の検出に適した所定範囲内で常に一致するように、前記ウェイストゲートバルブの開度を制御する。
さらに好ましくは、前記ウェイストゲートバルブ制御手段は、前記ウェイストゲートバルブを通過した排気の主流が前記空燃比センサに当たるように、前記ウェイストゲートバルブの開度を制御する。これらの態様によれば、排気流量の変化に伴う排気ガスの空燃比センサへの当たり具合の変化を抑制して、検出精度を向上することができる。
本発明の別の態様は、上記各態様において、
前記気筒間空燃比インバランス判定を実行する際に、通常制御時よりも低機関回転数かつ高負荷となるように前記多気筒内燃機関およびこれに接続された自動変速機を制御する低回転高負荷制御手段を更に備えたことを特徴とする多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス検出装置である。
一般に気筒間空燃比インバランス判定は、「低機関回転数かつ高負荷」であるほど、ノイズ成分が相対的に減少し分解能が高まるため、精度よく実行できる。したがって、この態様によれば、インバランス判定を実行する際に、通常制御時よりも低機関回転数かつ高負荷となるように多気筒内燃機関および自動変速機が制御されるので、インバランス判定を精度よく実行することができる。
本発明によれば、排気流量の変化に伴う排気ガスの空燃比センサへの当たり具合の変化を抑制して、検出精度を更に向上し、誤検出を抑制することができるという、優れた効果が発揮される。
本発明の実施形態に係る内燃機関の概略図である。 タービン、ウェイストゲートバルブ及び触媒前センサの近傍の排気通路を示す要部拡大図である。 WGV開度マップの設定例を示すグラフである。 触媒前センサおよび触媒後センサの出力特性を示すグラフである。 気筒間空燃比ばらつきが生じていない場合(線図a)および生じている場合(線図b)の空燃比センサ出力の変動を示すグラフである。 図5のVI部に相当する拡大図である。 気筒間空燃比インバランス検出のためのルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1は、本実施形態に係る内燃機関の概略図である。図示されるように、内燃機関(エンジン)1は、シリンダブロック2に形成された燃焼室3の内部で燃料および空気の混合気を燃焼させ、燃焼室3内でピストンを往復移動させることにより動力を発生する。本実施形態の内燃機関1は、自動車に搭載された多気筒内燃機関であり、より具体的には直列4気筒の火花点火式内燃機関即ちガソリンエンジンである。但し本発明が適用可能な内燃機関はこのようなものに限られず、複数の気筒を有する内燃機関であれば気筒数、形式等は特に限定されない。内燃機関1の不図示の出力軸は、不図示のトルクコンバータ、自動変速機30および不図示のディファレンシャルギヤアセンブリに接続されており、駆動輪を駆動する。自動変速機30は有段であるが、無段であってもよい。
図示しないが、内燃機関1のシリンダヘッドには、吸気ポートを開閉する吸気弁と、排気ポートを開閉する排気弁とが気筒ごとに配設されており、各吸気弁および各排気弁は、カムシャフト又はソレノイドアクチュエータによって開閉させられる。シリンダヘッドの頂部には、燃焼室3内の混合気を点火するための点火プラグが気筒ごとに取り付けられている。
各気筒の吸気ポートは、気筒毎の枝管4を介して、吸気集合室であるサージタンク8に接続されている。サージタンク8の上流側には吸気管13が接続されており、吸気管13は過給機25のコンプレッサ25aの出口に連結されている。コンプレッサ25aの入口は、エアクリーナ9に連結されている。
吸気管13には、吸入空気量(単位時間当たりの吸入空気の量すなわち吸気流量)を検出するためのエアフローメータ5と、電子制御式のスロットルバルブ10とが組み込まれている。吸気ポート、枝管4、サージタンク8および吸気管13により吸気通路が形成される。吸気管13の周りには、吸気管13内を流れる吸入空気を冷却するためのインタークーラ11が配置されている。インタークーラ11内に機関冷却水が導かれ、機関冷却水によって吸入空気が冷却される。
過給機25のコンプレッサ25aをバイパスするように、エアバイパス通路20、およびこれを開閉する電子制御式のエアバイパスバルブ(ABV)21が設置されている。このABV21は、スロットルバルブ10が急閉された場合に、スロットルバルブ10の上流側の圧力が一時的に急上昇するのを防止し、ひいては過給機25からのサージ音の発生を防止する。
吸気通路、特に吸気ポート内に燃料を噴射するインジェクタ(燃料噴射弁)12が、気筒ごとに配設される。インジェクタ12から噴射された燃料は吸入空気と混合されて混合気をなし、この混合気が吸気弁の開弁時に燃焼室3に吸入され、ピストンで圧縮され、点火プラグ7で点火燃焼させられる。
一方、各気筒の排気ポートは、排気マニフォールド14に接続される。排気マニフォールド14は、その上流部をなす気筒毎の枝管と、その下流部をなす排気集合部とからなる。排気集合部の下流側は、過給機25の排気タービン25bの入口に連結されている。排気タービン25bの出口は、排気管6に接続されている。排気ポート、排気マニフォールド14および排気管6により排気通路が形成される。
排気管6には、過給機25の排気タービン25bをバイパスするように、バイパス通路26、およびこれを開閉する電子制御式のウェイストゲートバルブ(WGV)27が設置されている。WGV27は、モータおよび歯車機構によって弁体を駆動するように構成されている。この歯車機構は、例えばウォームギヤおよびヘリカルギヤを含んで構成されており、このヘリカルギヤの回転位置を検出することで弁体の開度を検出するためのWGV開度センサ28が設けられている。なおWGV27は、過給圧又は吸気管圧力によって制御されるダイヤフラム式のものであってもよい。
排気管6には、それぞれ三元触媒からなる触媒、すなわち上流触媒11と下流触媒19が直列に取り付けられている。これら上流触媒11および下流触媒19は、例えばアルミナに、白金(Pt)、パラジウム(Ph)あるいはロジウム(Rd)などの貴金属を担持させたものであり、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)および窒素酸化物(NOx)等をまとめて触媒反応により浄化できる。
上流触媒11の上流側および下流側に、それぞれ排出ガスの空燃比を検出するための触媒前センサ17および触媒後センサ18が設置されている。これら触媒前センサ17および触媒後センサ18は、上流触媒11の直前および直後の位置に設置され、排出ガス中の酸素濃度に基づいて空燃比を検出する。触媒前センサ17が本発明にいう空燃比センサに該当し、排気通路における排気タービン25bの下流側とバイパス通路26の下流側との合流点よりも下流側の排気管6に設置される。
図2に示されるように、バイパス通路26と、排気タービン25bを経由する排気通路とは、排気タービン25bよりも下流の合流地点において合流する。WGV27はバイパス通路26を、合流地点において開閉する。WGV27の開度は、クランク角センサ16や不図示の過給圧センサの検出値などに基づく運転状況に応じて決定される。例えば、エンジン1の始動時やアイドリング時には、WGV27を開くようにして触媒11の床温を維持する一方、加速時などの、大きな過給圧が必要な場合には、WGV27を閉じるようにする。
本実施形態では、WGV27は、支点を中心に、0度(全閉)から90度(全開)の間で回動することで、排気タービン25bを通過する排気ガス流量を制御すると共に、バイパス通路26から吐出される吐出方向を制御する。特に、排気タービン25bを通過する排気ガス流量は0度から45度以下の間で調整され、WGV27の開度が45度以上のときは、開度に拠らず、排気ガスはバイパス通路26と排気タービン25bとにそれぞれ一定の流量が流れるようになっている。すなわち、WGV27の開度が所定以上のときには、WGV27の開度に拠らず、排気タービン25bの回転速度は一定となる。
上述した触媒前センサ17は、バイパス通路26の吐出口よりも下流であって、バイパス通路26の延長方向に備えられている。触媒前センサ17は、排気管6におけるWGV27の支点が設けられた側の管壁から、排気通路内に突出するように設けられている。
ところで、バイパス通路26の少なくとも出口近傍における軸線26aは、排気管6の軸線6aとは平行でなく、且つ、排気管6の軸線6aよりも触媒前センサ17の基部に近い方向に偏向している。他方、バイパス通路26から出た排気ガスは、排気流量が大きいほど、直進する傾向が強くなる。その結果、WGV27の開度が同じ場合であっても、排気ガスの主流の経路は、排気流量に応じて変化することになる。
具体的には、WGV27が図2において実線で示された或る開度にある場合に、排気ガスの主流は、排気流量が比較的大きい場合には、矢印f1のように、排気管6の軸線6aよりも触媒前センサ17の基部に近い位置を通り、排気流量が比較的小さい場合には、矢印f2のように、矢印f1よりも排気管6の軸線6aに近い位置を通ることになる。
このような排気流量に応じた主流位置の変化を、WGV27を利用して補償ないし抑制し、排気ガスの主流の触媒前センサ17への当たり具合(すなわち、主流と触媒前センサ17との相対位置)を、空燃比の検出に適した状態で所定範囲内で一定にするために、本実施形態では、気筒間空燃比インバランス判定を実行するときには、WGV27の開度を、排気流量に基づいて制御することとしている。
すなわち、本実施形態では、気筒間空燃比インバランス判定を実行する際に、排気流量が比較的小さい場合には、WGV27の開度を、図2において二点鎖線27aで示されるような比較的大きい開度に制御し、また排気流量が比較的大きい場合には、WGV27の開度を、図2において実線で示されるような比較的小さい開度に制御し、これによって、排気ガスの主流が常に矢印f1の位置を通るようにし、排気ガスの主流の触媒前センサ17への当たり具合を、空燃比の検出に適した状態で所定範囲内で一定にしている。すなわち、本実施形態では、WGV27を通過した排気ガスの主流の位置と触媒前センサ17の位置とが、空燃比の検出に適した所定範囲内で常に一致するように、WGV27の開度が制御されるものである。
再び図1において、上述の点火プラグ7、スロットルバルブ10、インジェクタ12、ABV21およびWGV27等は、コントローラとしての電子制御ユニット(以下ECUと称す)22に電気的に接続されている。ECU22は、何れも図示されないCPU、ROM、RAM、入出力ポート、および記憶装置等を含むものである。
またECU22には、図示されるように、前述のエアフローメータ5、触媒前センサ17、触媒後センサ18、WGV開度センサ28のほか、内燃機関1のクランク角を検出するクランク角センサ16、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ15、内燃機関1の冷却水の温度を検出する水温センサ23、吸気管13におけるインタークーラ11の下流側に配置され、スロットルバルブ10上流側の圧力(過給圧)を検出する過給圧センサ29、その他の各種センサが、図示されないA/D変換器等を介して電気的に接続されている。
ECU22は、各種センサの検出値等に基づいて、所望の出力が得られるように、点火プラグ7、スロットルバルブ10、インジェクタ12および自動変速機30等を制御し、点火時期、スロットル開度、燃料噴射量、燃料噴射時期および変速比等を制御する。なおスロットル開度は通常、アクセル開度に応じた開度に制御される。ECU22はまた、ABV21およびWGV27を制御し、吸気および排出ガスを必要に応じてバイパスさせる。
また、本実施形態では、排気流量に基づいてWGV27を制御するために、排気流量とWGV27の目標開度とを関連付けたWGV目標開度マップが予め作成され、ECU22のROMに格納されている。このWGV目標開度マップは、WGV27を通過した排気の主流が、常に触媒前センサ17に当たるように定められている。このWGV目標開度マップでは、例えば図3に示されるように、WGV27の開度は、排気流量が小さいほど、大きくなるように定められている。
触媒前センサ17は所謂広域空燃比センサからなり、比較的広範囲に亘る空燃比を連続的に検出可能である。図4に触媒前センサ17の出力特性を示す。図示するように、触媒前センサ17は、検出した排気空燃比(触媒前空燃比A/Ff)に比例した大きさの電圧信号Vfを出力する。排気空燃比がストイキ(理論空燃比、例えばA/F=14.6)であるときの出力電圧はVreff(例えば約3.3V)である。
他方、触媒後センサ18は所謂O2センサからなり、ストイキを境に出力値が急変する特性を持つ。図4に触媒後センサ18の出力特性を示す。図示するように、排気空燃比(触媒後空燃比A/Fr)がストイキであるときの出力電圧、すなわちストイキ相当値はVrefr(例えば0.45V)である。触媒後センサ18の出力電圧は所定の範囲(例えば0〜1(V))内で変化する。排気空燃比がストイキよりリーンのとき、触媒後センサの出力電圧はストイキ相当値Vrefrより低くなり、排気空燃比がストイキよりリッチのとき、触媒後センサの出力電圧はストイキ相当値Vrefrより高くなる。
上流触媒11および下流触媒19は、それぞれに流入する排出ガスの空燃比A/Fがストイキ近傍のときにNOx、HCおよびCOを同時に浄化するが、この三者を同時に高効率で浄化できる空燃比の幅(ウィンドウ)は比較的狭い。
上流触媒11に流入する排出ガスの空燃比がストイキ近傍に制御されるように、空燃比制御(ストイキ制御)がECU22により実行される。この空燃比制御は、触媒前センサ17によって検出された排気空燃比を所定の目標空燃比であるストイキに一致させるような主空燃比制御(主空燃比フィードバック制御)と、触媒後センサ18によって検出された排気空燃比をストイキに一致させるような補助空燃比制御(補助空燃比フィードバック制御)とからなる。
さて、例えば全気筒のうちの一部の気筒のインジェクタ12が故障し、気筒間に空燃比のばらつき(インバランス:imbalance)が発生したとする。例えば#1気筒が他の#2、#3および#4気筒よりも燃料噴射量が多くなり、その空燃比が大きくリッチ側にずれる場合である。このときでも前述の主空燃比フィードバック制御により比較的大きな補正量を与えれば、触媒前センサ17に供給されるトータルガスの空燃比をストイキに制御できる場合がある。しかし、気筒別に見ると、#1気筒がストイキより大きくリッチ、#2、#3および#4気筒がストイキよりリーンであり、全体のバランスとしてストイキとなっているに過ぎず、エミッション上好ましくないことは明らかである。そこで本実施形態では、かかる気筒間空燃比インバランスを検出する装置が装備されている。
図5に示すように、触媒前センサ17によって検出される排気空燃比A/Fは、1エンジンサイクル(=720°CA)を1周期として周期的に変動する傾向にある。そして気筒間空燃比ばらつきが発生すると、1エンジンサイクル内での変動が大きくなる。図5(B)部の空燃比線図aは気筒間空燃比ばらつきが発生していない場合、bは気筒間空燃比ばらつきが発生している場合をそれぞれ示す。なお、この図5は理解の容易のために模式的に示したものである。
ここでインバランス割合(%)とは、気筒間空燃比のばらつき度合いを表すパラメータである。即ち、インバランス割合とは、全気筒のうちある1気筒のみが燃料噴射量ズレを起こしている場合に、その燃料噴射量ズレを起こしている気筒(インバランス気筒)の燃料噴射量がどれくらいの割合で、燃料噴射量ズレを起こしていない気筒(バランス気筒)の燃料噴射量すなわち基準噴射量からズレているかを示す値である。インバランス割合をIB、インバランス気筒の燃料噴射量をQib、バランス気筒の燃料噴射量即ち基準噴射量をQsとすると、IB=(Qib−Qs)/Qsで表される。インバランス割合IBが大きいほど、インバランス気筒のバランス気筒に対する燃料噴射量ズレが大きく、空燃比ばらつき度合いは大きい。
[気筒間空燃比インバランス検出]
上記の説明から理解されるように、空燃比インバランスが発生すると触媒前センサ出力の変動が大きくなる。そこでこの変動度合いをモニタすることで、空燃比インバランスを検出することが可能である。本実施形態では、触媒前センサ出力の変動度合いに相関するパラメータである変動パラメータを算出すると共に、この変動パラメータを所定の異常判定値と比較してインバランスを検出する。
ここで変動パラメータの算出方法について説明する。図6は、図5のVI部に相当する拡大図であり、特に1エンジンサイクル内の触媒前センサ出力の変動を示す。ここで触媒前センサ出力としては、触媒前センサ17の出力電圧Vfを空燃比A/Fに換算した値を用いる。但し触媒前センサ17の出力電圧Vfを直接用いることも可能である。
図6の(B)部に示すように、ECU22は、1エンジンサイクル内において、所定のサンプル周期τ(単位時間、例えば4ms)毎に、触媒前センサ出力A/Fの値を取得する。そして今回のタイミング(第2のタイミング)で取得した値A/Fnと、前回のタイミング(第1のタイミング)で取得した値A/Fn−1との差ΔA/Fnを、次式(1)により求める。この差ΔA/Fnは今回のタイミングにおける微分値あるいは傾きと言い換えることができる。
Figure 2014202163
最も単純には、この差ΔA/Fnが触媒前センサ出力の変動を表す。変動度合いが大きくなるほど空燃比線図の傾きが絶対値で大きくなり、差ΔA/Fnが絶対値で大きくなるからである。そこで所定の1タイミングにおける差ΔA/Fnの値を変動パラメータとすることができる。
但し、本実施形態では精度向上のため、複数の差ΔA/Fnの平均値を変動パラメータとする。本実施形態では、1エンジンサイクル内において、各タイミング毎に差ΔA/Fnを積算し、最終積算値をサンプル数Nで除し、1エンジンサイクル内の差ΔA/Fnの平均値を求める。そしてさらに、Mエンジンサイクル分(例えばM=100)だけ差ΔA/Fnの平均値を積算し、最終積算値をサイクル数Mで除し、Mエンジンサイクル内の差ΔA/Fnの平均値を求める。
触媒前センサ出力の変動度合いが大きいほど、Mエンジンサイクル内の差ΔA/Fnの平均値も絶対値で大きくなる。そこで当該平均値が絶対値で所定の異常判定値以上であればインバランスありと判定され、当該平均値が異常判定値より小さければインバランスなし、即ち正常と判定される。
なお、触媒前センサ出力A/Fは増加する場合と減少する場合とがあるので、これら各場合の一方についてだけ上記差ΔA/Fnあるいはその平均値を求め、これを変動パラメータとすることができる。特に1気筒のみリッチずれの場合、当該1気筒に対応した排出ガスを触媒前センサが受けた時にその出力が急速にリッチ側に変化(すなわち急減)するので、減少側のみの値をリッチずれ検出のために用いることも可能である(リッチインバランス判定)。この場合には、図6の(B)部のグラフにおける右下がりの領域のみを、リッチずれ検出のために利用することになる。一般にリーンからリッチへの移行は、リッチからリーンへの移行よりも急峻に行われる場合が多いため、この方法によればリッチずれを精度よく検出することが期待できる。もっとも、これに限定されず、増加側の値のみを用いること、あるいは、減少側と増加側の双方の値を用いる(差ΔA/Fnの絶対値を積算し、この積算値をしきい値と比較することで)ことも可能である。
また、触媒前センサ出力の変動度合いに相関する如何なる値をも変動パラメータとすることができる。例えば、1エンジンサイクル内の触媒前センサ出力の最大値と最小値の差(所謂ピークトゥピーク; peak to peak)に基づいて、変動パラメータを算出することもできる。触媒前センサ出力の変動度合いが大きいほど当該差も大きくなるからである。
[気筒間空燃比インバランス検出ルーチン]
次に、図7を用いて、気筒間空燃比インバランス検出ルーチンについて説明する。
まずステップS101では、気筒間インバランス検出を行うのに適した所定の前提条件が成立しているか否かが判断される。この前提条件は、次の各条件が成立したときに成立する。
(1)内燃機関1の暖機が終了している。例えば水温センサ23で検出された水温が所定値以上であるとき暖機終了とされる。
(2)少なくとも触媒前センサ17が活性化している。
(3)内燃機関1が定常運転中である。
(4)ストイキ制御中である。
(5)内燃機関1が検出領域内で運転している。
(6)触媒前センサ17の出力A/Fが減少中である。
これらのうち(6)は、このルーチンが上述したリッチインバランス判定(減少側の値のみをリッチずれ検出のために用いる方法)によっていることを示す。前提条件が成立していない場合にはルーチンが終了される。
他方、前提条件が成立している場合には、次にECU22は、エンジン1および自動変速機30を制御して、通常制御時に比べて「低機関回転数かつ高負荷」の運転領域を選択するように制御を変更する(S102)。
一般に気筒間空燃比インバランス検出は、「低機関回転数かつ高負荷」であるほど、ノイズ成分が相対的に減少し分解能が高まるため、精度よく実行できる。本実施形態では、このことを考慮して、インバランス検出の際に、内燃機関1およびこれに接続された自動変速機30を制御して、通常制御時に比べて「低機関回転数かつ高負荷」の運転領域を選択するように制御を変更するものである。ここにいう通常制御とは、このような制御の変更が行われない場合における制御状態のことをいい、通常制御時における機関回転数と変速段ないし変速比は、基本的には車速と要求負荷に基づいて所定の変速段マップによって定められる。この制御の変更は、例えば、選択すべき変速段を車速または機関回転数および要求負荷に応じて定めた変速段マップを、通常運転時と比較して高いギヤ比(高い変速段)を選択するように変更すること(すなわち、アップシフトを通常運転時と比較して低車速または低回転数で実行するように、いわゆる変速線を変更すること)によって行うことができる。
次に、このようにして制御が変更された状態で、WGV開度が、上述したWGV開度マップに従って制御される(S103)。この制御では、排気流量が例えばエアフローメータ5及びクランク角センサ16の検出値に基づいて算出され、この排気流量に基づいて、WGV開度マップに従ってWGV開度の目標値が算出される。そして、WGV開度センサ28からの信号により検出されたWGV27の開度と、目標値とが一致するように、WGV27に対して制御出力が行われる。
このような排気流量に基づくWGV開度の制御が終了し、WGV27の開度が排気流量に基づいて定められた目標値に一致すると、次に、触媒前センサ17の出力に基づいて、空燃比変動が検出される(S104)。ここでは、今回のタイミングにおける触媒前センサ17(第1空燃比センサ)の出力A/Fnが取得され、今回のタイミングにおける出力差ΔA/Fnが、前式(1)より算出され記憶される。そして、これらの処理がMサイクル(Mは任意の自然数)について終了するまで繰返し実行される。Mサイクルが終了すると、これまでに算出された出力差ΔA/Fnの平均値ΔA/FAVが、例えば上述のように差ΔA/Fnの積算値をサンプル数Nおよびエンジンサイクル数Mで除することによって算出される。この平均値ΔA/FAVが空燃比変動を表す。
そして、検出された空燃比変動に基づいて、インバランス判定が実行される(S105)。ここでは具体的には、差ΔA/Fnの平均値ΔA/FAVの絶対値が、予め定められた異常しきい値αよりも大であるかが判定される。平均値ΔA/FAVの絶対値が異常しきい値αよりも小さい場合には、インバランス無しすなわち正常と判定され、異常しきい値α以上であるときは、インバランス有りすなわち異常と判定されて、ルーチンが終了される。なお、異常判定と同時に、あるいは異常判定が2トリップ(すなわち、エンジン始動から停止までの1トリップを2回連続で)続けて出された場合に、異常の事実をユーザに知らせるべくチェックランプ等の警告装置を起動させ、且つ所定のダイアグノーシスメモリに異常情報を、整備作業者による呼び出しが可能な態様で記憶させるのが好ましい。
このような一連の処理の結果、本実施形態では、気筒間空燃比インバランス判定を実行するときには、WGV27が開弁されると共に、WGV27の開度が、排気流量に基づいて、排気流量が小さいほど大きくなるように制御される。このため、排気流量に応じて、排気ガスの空燃比センサへの当たり具合が検出により適した状態に誘導され、且つ、当該WGV27の制御を行わない場合に比べて、排気流量の変化に応じた主流位置の変化がより少なくなるように、主流位置の変化が補償ないし抑制される。すなわち、本実施形態では、排気流量に基づくWGV27の制御により、排気ガスの主流の位置と触媒前センサ17の位置とが、空燃比の検出に適した所定範囲内で常に一致するように、且つWGV27を通過した排気ガスの主流が触媒前センサ17に当たるように維持される。このため、本実施形態では、排気流量の変化に伴う排気ガスの空燃比センサ17への当たり具合の変化を抑制して、検出精度を更に向上し、誤検出を抑制することができる。
また、本実施形態では、インバランス検出を実行する際には、エンジン1および自動変速機30を制御して、通常制御時に比べて「低機関回転数かつ高負荷」の運転領域を選択するように制御が変更されるので(S102)、インバランス検出を精度よく実行することができる。
なお、ステップS102における制御の変更、すなわち、通常制御時に比べて「低機関回転数かつ高負荷」の運転領域を選択するような制御の変更は、別の態様によって行うこともでき、また、本実施形態と異なる駆動系の機械的構成を有する車両にも適用できる。例えば、内燃機関とモータジェネレータとを走行に利用するハイブリッド車両においては、モータジェネレータによる回生量を増加させることによって、通常制御時に比べて「低機関回転数かつ高負荷」の運転領域の選択を実現することができ、これによって本実施形態の処理をそのまま適用することが可能である。
本発明は前述の態様のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本発明に含まれる。従って本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
例えば、上記実施形態におけるインバランス検出では、出力差ΔA/Fnの平均値A/FAVを用いたが、出力の変動度合いに相関するパラメータであれば他の値を用いてもよい。
また、上記実施形態ではWGV27の開度を検出するためのWGV開度センサ28を設けたが、WGV27の開度はWGV27の弁体を駆動するためのモータないしアクチュエータへの制御量など、他のパラメータに基づいて算出または推定してもよい。
また、上記実施形態では減少時(リッチ側への変化時)のみの空燃比センサ出力を利用してリッチずれ異常を検出した。しかしながら、増大時(リーン側への変化時)のみの空燃比センサ出力を利用する態様や、減少時および増大時の両者の空燃比センサ出力を利用する態様も可能である。またリッチずれ異常のみならず、リーンずれ異常をも検出することが可能であるし、これらリッチずれおよびリーンずれを区別せず、広く空燃比インバランスを検出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、排気流量が小さいほどWGV27の開度が大きくなるように、WGV27の開度を制御したが、本発明における排気流量とWGVの開度との関係は、バイパス通路・ウェイストゲートバルブ・タービン・空燃比センサ及びこれらを結ぶ排気通路の幾何学的な位置関係に応じて、実験的にあるいはシミュレーションによって、任意の各種の態様に設計することができる。いずれの場合にも、排気流量に応じて、排気ガスの空燃比センサへの当たり具合が検出により適した状態に誘導され、且つ、WGVの当該制御を行わない場合に比べて、排気流量の変化に応じた主流位置の変化がより少なくなるように、主流位置の変化を補償ないし抑制するように、排気流量とWGVの開度との関係を設計することができるものであって、このような構成のいずれも、排気流量の変化に伴う排気ガスの空燃比センサへの当たり具合の変化が抑制される限りにおいて、本発明の範疇に属するものである。
1 内燃機関
3 燃焼室
5 エアフローメータ
6 排気管
11 上流触媒
12 インジェクタ
14 排気マニフォールド
17 触媒前センサ
18 触媒後センサ
22 電子制御ユニット(ECU)
26 バイパス通路
27 ウェイストゲートバルブ(WGV)
28 WGV開度センサ

Claims (4)

  1. 多気筒内燃機関に関連して設置された過給機と、
    前記過給機のタービンをバイパスするように前記多気筒内燃機関の排気通路の設けられたバイパス通路と、
    前記バイパス通路を開閉するウェイストゲートバルブと、
    前記排気通路における前記タービンの下流側と前記バイパス通路の下流側との合流点よりも下流側の部分に設置された空燃比センサと、
    前記ウェイストゲートバルブを制御するウェイストゲートバルブ制御手段と、
    前記空燃比センサの出力の変動度合い又はこれに相関するパラメータの値を所定のしきい値と比較して気筒間空燃比インバランス判定を実行する判定手段と、
    を備えた多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス検出装置において、
    前記ウェイストゲートバルブ制御手段は、前記気筒間空燃比インバランス判定を実行するときには、前記ウェイストゲートバルブを開弁させると共に、前記ウェイストゲートバルブの開度を排気流量に基づいて制御することを特徴とする多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス検出装置。
  2. 請求項1に記載の多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス検出装置であって、
    前記ウェイストゲートバルブ制御手段は、前記ウェイストゲートバルブを通過した排気ガスの主流の位置と前記空燃比センサの位置とが、空燃比の検出に適した所定範囲内で常に一致するように、前記ウェイストゲートバルブの開度を制御することを特徴とする多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス検出装置。
  3. 請求項1に記載の多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス検出装置であって、
    前記ウェイストゲートバルブ制御手段は、前記ウェイストゲートバルブを通過した排気の主流が前記空燃比センサに当たるように、前記ウェイストゲートバルブの開度を制御することを特徴とする多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス検出装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス検出装置であって、
    前記気筒間空燃比インバランス判定を実行する際に、通常制御時よりも低機関回転数かつ高負荷となるように前記多気筒内燃機関およびこれに接続された自動変速機を制御する低回転高負荷制御手段を更に備えたことを特徴とする多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス検出装置。
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