JP2014202030A - 笠木用水切り部材 - Google Patents
笠木用水切り部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014202030A JP2014202030A JP2013081257A JP2013081257A JP2014202030A JP 2014202030 A JP2014202030 A JP 2014202030A JP 2013081257 A JP2013081257 A JP 2013081257A JP 2013081257 A JP2013081257 A JP 2013081257A JP 2014202030 A JP2014202030 A JP 2014202030A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- headboard
- draining
- joint member
- ridge
- side wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Fencing (AREA)
Abstract
Description
笠木の中には、例えば特許文献1に記載のようにアルミニウム等の金属により長尺に形成された笠木本体を、塀の延在方向に沿って複数連設することにより、塀の上端面を覆う構造としたものが提案されている。なお、笠木本体は長尺材であり、製作、配送に配慮して長さが決められているため、延設された塀等の躯体に対応させる必要があり、笠木本体を塀の延在方向に沿って複数連設して設置することが一般的である。
また、水切り板部の下端部は、雨水等が流れ出て雨垂れが発生しやすいジョイント部材の下方に配置されるので、笠木全体の塀等の躯体からの出巾を抑えることができ、意匠性の向上および低コスト化ができる。
また、水切り板部の下端部は、雨水等が流れ出て雨垂れが発生しやすいジョイント部材の下方に配置されるので、笠木全体の塀等の躯体からの出巾を抑えることができ、意匠性の向上および低コスト化ができる。
図1は、実施形態の笠木用水切り部材50を有する笠木5を備えた塀2の斜視図である。なお、以下では、塀2が延設されている方向を塀2の延設方向といい、水平面上で延設方向と直交する方向を塀2の幅方向という。また、上下方向は、鉛直上下方向に相当する。
図1に示すように、塀2は、例えば建物1の外構に用いられるものであって、建物1を囲うように設けられている。
図2に示すように、塀2は、塀本体3と、塀本体3の側面3aおよび上面3bを覆う仕上材6と、により構成されている。なお、以下の説明では、塀2の幅方向の中央において塀2に沿う面を仮想面Oとし、塀本体3の側面3aから見て、仮想面O側を内側といい、仮想面Oとは反対側を外側という。
塀本体3の側面3aおよび上面3bを覆う仕上材6は、例えばモルタルからなり、吹き付け塗装やコテ等により塗布することで形成される。仕上材6は、塀本体3の側面3aおよび上面3bから例えば10mm程度の厚さを有するとともに、塀本体3の上面3bにおける凹部内に充填されている。
笠天壁部21は、上面が上方に凸の曲面形状に形成されている。笠天壁部21は、塀2よりも幅広に形成されており、幅方向の端部21aが、塀2の側面2aよりも幅方向の外側に張り出し配置されている。
笠側壁部23は、笠天壁部21の端部21aから鉛直方向に沿って下方に延びており、下端部23aが塀2の上端面2bよりも下方に配置されている。
笠側壁部23には、内側面における上下方向の中間部から内側に向かって張り出す固定片24が形成されている。図3に示すように、笠木本体20の一方側(図3における右側)の固定片24は、接続ブラケット30に対して例えばタッピングネジ7により締結固定されている。
図2に示すように、接続ブラケット30の他方側(図2における左側)の端部30bは、塀2の内側から外側に向かって、上方に向かって立ち上がるように傾斜している。接続ブラケット30の他方側の端部30bは、笠木本体20の他方側(図2における左側)の固定片24よりも上方に配置されている。これにより、笠木本体20の他方側の端部の上方への移動を規制し、上方に浮き上がるのを防止している。また、笠木本体20の設置時においては、接続ブラケット30の他方側の端部30bに笠木本体20の他方側の端部を係止しつつ、塀本体3の上部に笠木本体20を容易に設置できる。
ジョイント部材40は、塀2の延設方向に沿って連設された一対の笠木本体20の境界部を覆うように配置されており、一対の笠木本体20における笠天壁部21の対向する端部を上方から覆うジョイント部材天壁部41と、一対の笠木本体20における笠側壁部23の対向する端部を側方から覆うジョイント部材側壁部43と、を備えている。
ジョイント部材天壁部41は、上面が上方に凸の曲面形状に形成されている。また、ジョイント部材側壁部43は、鉛直方向に沿って下方に延びており、下端部43aが塀2の上端面2bよりも下方であって、笠側壁部23の下端部23aと同等の位置に配置される。
図2に示すように、水切り板部53は、塀2の側面2aに対して離間した位置から下方に向かって立設されている。
図3に示すように、水切り板部53の上側には、延在方向の両端部において内側に張り出す一対の取付片55が形成されている。一対の取付片55には、固定孔56が形成されている。固定孔56には、タッピングネジ9が下方から挿通されて、笠木本体20の固定片24に螺着される。これにより、笠木用水切り部材50は、笠木本体20に対して締結固定される。
また、水切り板部53の下端部51は、一対の対向する笠側壁部23およびジョイント部材40よりも下方において、連設された一対の笠木用水切り部材50の境界部に跨るように配置される。また、水切り板部53の延在方向に沿う長さは、ジョイント部材40の延在方向に沿う幅よりも長くなっている。これにより、水切り板部53の延設方向における両端部は、ジョイント部材40の延設方向における両端部よりも外側に配置されている。
また、水切り板部53の下端部51は、雨水等が流れ出て雨垂れが発生しやすいジョイント部材40の下方に配置されるので、笠木5全体の塀2からの出巾を抑えることができ、意匠性の向上および低コスト化ができる。
続いて、実施形態の各変形例に係る笠木用水切り部材50を有する笠木5について説明をする。なお、以下では、実施形態と同様の構成部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図4は、実施形態の第一変形例に係る笠木用水切り部材50および笠木5の断面図である。
実施形態では、水切り板部53は、水切り板部53の上側に一対の取付片55が形成されており、タッピングネジ9により笠木本体20の固定片24に螺着されていた(図3参照)。
これに対して、図4に示すように、実施形態の第一変形例では、笠木用水切り部材50は、接続ブラケット30と一体形成されている点で、実施形態とは異なっている。
実施形態の第一変形例によれば、笠木用水切り部材50は、接続ブラケット30と一体形成されているので、笠木5への組み付けが容易で低コストな笠木用水切り部材50を提供できる。
図5は、実施形態の第二変形例に係る笠木用水切り部材50および笠木5の断面図である。
実施形態では、ジョイント部材側壁部43は、鉛直方向に沿って下方に延びており、水切り板部53の下端部51は、笠木本体20の笠側壁部23およびジョイント部材40のジョイント部材側壁部43よりも幅方向の外側に配置されていた(図2参照)。
これに対して、図5に示すように、実施形態の第二変形例では、ジョイント部材側壁部43の下端部43aは、上方から下方に向かって塀2の側面2aから離れるように傾斜しており、水切り板部53の下端部51は、笠木本体20の笠側壁部23およびジョイント部材側壁部43の下端部43aよりも幅方向の外側に配置されている点で、実施形態とは異なっている。
実施形態の第二変形例によれば、ジョイント部材側壁部43の下端部43aは、上方から下方に向かって塀2の側面2aから離れるように傾斜するジョイント部材水切り部44とされているので、ジョイント部材40から下方に落下した雨水等を、塀2の側面2aに対して離間した位置から下方に落下させることができる。また、水切り板部53の下端部51は、ジョイント部材水切り部44よりも幅方向の外側に配置されているので、ジョイント部材水切り部44から下方に落下した雨水および境界部近傍から流れ出る雨水等を、塀2の側面2aに対してさらに離間した位置から下方に落下させることができる。したがって、塀2の汚損を大幅に抑制することができる。
また、実施形態では、住宅等の建物1の外構に設けられた塀2の笠木に笠木用水切り部材50を適用しているが、本発明の適用は、建物1の外構に設けられた塀2に限定されない。例えば、ベランダやバルコニー等の塀の上端部に設けられる手すりを兼ねた笠木等に適用してもよい。
また、実施形態では、ジョイント部材40が笠木本体20の外側に設けられた、いわゆるアウタジョイント形式を例にして実施形態に係る笠木用水切り部材50を説明したが、例えば、ジョイント部材40が笠木本体20の内側に設けられた、いわゆるインナジョイント形式であっても、本発明の笠木用水切り部材50を適用できる。
2a 側面
2b 上端面
5 笠木
20 笠木本体
21 笠天壁部
21a 端部
23 笠側壁部
30 接続ブラケット
40 ジョイント部材
43 ジョイント部材側壁部
43a 下端部
44 ジョイント部材水切り部
50 笠木用水切り部材
51 下端部
51a 傾斜面
53 水切り板部
Claims (5)
- 塀の上端面を覆うとともに、前記塀の幅方向の端部が前記塀の側面よりも前記幅方向の外側に配置された笠天壁部と、前記笠天壁部の端部から下方に向けて延びる笠側壁部と、を備え、前記塀の上部に前記塀の延設方向に沿って複数連設される笠木本体と、
複数の前記笠木本体の境界部に配置されたジョイント部材と、
を備えた笠木に設けられる笠木用水切り部材であって、
前記塀の側面に対して離間した位置から下方に向かって立設された水切り板部を備え、
前記水切り板部の下端部は、複数の前記笠側壁部および前記ジョイント部材よりも下方において前記境界部に跨るように配置されるとともに、上方から下方に向かって前記塀の側面から離れるように傾斜する傾斜面を有することを特徴とする笠木用水切り部材。 - 請求項1に記載の笠木用水切り部材であって、
前記水切り板部の下端部は、前記笠木本体の前記笠側壁部よりも前記幅方向の外側に配置されていることを特徴とする笠木用水切り部材。 - 請求項1または2に記載の笠木用水切り部材であって、
前記水切り板部の前記延設方向における両端部は、前記ジョイント部材の前記延設方向における両端部よりも外側に配置されていることを特徴とする笠木用水切り部材。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の笠木用水切り部材であって、
前記笠木は、前記境界部に対応する位置において、複数の前記笠木本体を接続するとともに、複数の前記笠木本体を前記塀の上端面に接続する接続ブラケットを備え、
前記接続ブラケットと一体形成されていることを特徴とする笠木用水切り部材。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の笠木用水切り部材であって、
前記ジョイント部材のうち、前記笠側壁部に対応したジョイント部材側壁部の下端部は、上方から下方に向かって前記塀の側面から離れるように傾斜するジョイント部材水切り部とされ、
前記水切り板部の下端部は、前記ジョイント部材水切り部よりも前記幅方向の外側に配置されていることを特徴とする笠木用水切り部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013081257A JP6233951B2 (ja) | 2013-04-09 | 2013-04-09 | 笠木用水切り部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013081257A JP6233951B2 (ja) | 2013-04-09 | 2013-04-09 | 笠木用水切り部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014202030A true JP2014202030A (ja) | 2014-10-27 |
JP6233951B2 JP6233951B2 (ja) | 2017-11-22 |
Family
ID=52352714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013081257A Active JP6233951B2 (ja) | 2013-04-09 | 2013-04-09 | 笠木用水切り部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6233951B2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55129933U (ja) * | 1979-03-09 | 1980-09-13 | ||
JPS56171934U (ja) * | 1980-05-23 | 1981-12-18 | ||
JPS5778327U (ja) * | 1980-10-31 | 1982-05-14 | ||
JPS6051236U (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-10 | タキロン株式会社 | 笠木 |
JPS6183728U (ja) * | 1984-11-08 | 1986-06-03 | ||
JPH01154232U (ja) * | 1988-04-18 | 1989-10-24 | ||
JPH025535U (ja) * | 1988-06-23 | 1990-01-16 |
-
2013
- 2013-04-09 JP JP2013081257A patent/JP6233951B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55129933U (ja) * | 1979-03-09 | 1980-09-13 | ||
JPS56171934U (ja) * | 1980-05-23 | 1981-12-18 | ||
JPS5778327U (ja) * | 1980-10-31 | 1982-05-14 | ||
JPS6051236U (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-10 | タキロン株式会社 | 笠木 |
JPS6183728U (ja) * | 1984-11-08 | 1986-06-03 | ||
JPH01154232U (ja) * | 1988-04-18 | 1989-10-24 | ||
JPH025535U (ja) * | 1988-06-23 | 1990-01-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6233951B2 (ja) | 2017-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2752531B1 (en) | A gutter-like flashing member and a roof structure including such a flashing member | |
JP2010190003A (ja) | 袖瓦 | |
JP6233951B2 (ja) | 笠木用水切り部材 | |
JP5993970B2 (ja) | 防水瓦 | |
US8869462B2 (en) | Termination pocket for deck | |
JP5722666B2 (ja) | 建物の構造 | |
JP2017040105A (ja) | 水返し構造体及びこれを用いた換気棟構造体 | |
JP5385168B2 (ja) | 通気見切材の端部部材及び建築物の外壁構造 | |
JP6232675B2 (ja) | 笠木施工用部材および笠木施工方法 | |
JP6270419B2 (ja) | 外壁の排水通気構造 | |
FI126158B (fi) | Parvekekaiteen alaprofiili | |
JP5683821B2 (ja) | サイディングの防水構造 | |
JP5775035B2 (ja) | 屋根構造 | |
JP2012102577A (ja) | 谷部化粧板金及びそれを使用した屋根構造 | |
JP4054819B2 (ja) | 金属製谷瓦 | |
KR200482281Y1 (ko) | 빗물막이 발코니 난간대 커버 | |
JP2010043409A (ja) | 陸屋根又はベランダの排水構造及び溜まり幅規定部材 | |
KR102108117B1 (ko) | 코너 비드 후레싱 | |
JP2020051100A (ja) | ケラバカバー | |
JPH033687Y2 (ja) | ||
KR200362810Y1 (ko) | 조립식 건축물의 처마 후레싱 코너 연결구 | |
JP2024054674A (ja) | 屋外構造物 | |
JP2019044527A (ja) | 階段の踊場構造 | |
JP2022011876A (ja) | 天端水返し材 | |
JP2009102932A (ja) | 半笠木 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170131 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170403 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170926 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171023 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6233951 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |