JP2014200930A - 透湿性防水シート - Google Patents

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泰治 高木
松本 和也
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Konosuke Uozumi
幸之助 魚住
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Abstract

【課題】表面が開放された複数の孔を有する多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜を用いた透湿性防水シートであって、耐久性のある柄が膜面に付与された透湿性防水シートを提供する。【解決手段】表面が開放された多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜の少なくとも片面に、顔料を含むアクリル樹脂膜にて柄が付与されており、当該アクリル樹脂膜で前記多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜の開放された表面の少なくとも一部を閉じている。【選択図】図1

Description

本発明は、透湿性防水シートに関するものである。
合羽やスキーウエア、ウインドブレーカーをはじめ、テント、靴材、手袋などでは、身体から放出される汗などの湿気は通過させるが、雨などの水の浸入を防止する透湿性防水布帛が使用されている。
透湿性防水布帛には、繊維布帛に多孔質膜を積層したものが知られている。多孔質膜を用いた透湿性防水布帛は、透湿性や防水性を有している。このため、このような透湿性防水布帛で製造された、合羽、コート、ジャンパー、ヤッケ、ウインドブレーカーまたはスキーウエアなどの衣服を着用すれば、雨の中でも快適な環境のもと作業やスポーツが可能である。
多孔質膜を用いた透湿性防水布帛がこのような様々な分野の衣服として用いられることにともない、このような透湿性防水布帛を用いた衣服には、よりファッション性が求められ、また、より軽くて薄いものが求められるようになってきた。このような流れの中で、裏地を用いずに縫製した透湿防水衣料が用いられるようになってきている。
例えば、特許文献1には、多孔質膜として多孔質ポリウレタン樹脂膜を用いて透湿性防水布帛を作製することによって膜表面の肌触りを改良できることが開示されている。また、特許文献1には、意匠性を重視する場合に、顔料を配合したり柄をプリントしたりすることも記載されている。
特開2002−61009号公報
ところで、多孔質膜としては、多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜も知られている。多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜に顔料で柄を付与する場合、多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜は表面が開放された無数の孔からなる多孔質構造を有することから、この孔内に顔料を含む樹脂を充填させることより容易に柄を付与できると考えられていた。
しかしながら、実際に多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜の膜面に柄を付与してみたところ、ポリテトラフルオロエチレンと、柄を付与するときに用いる樹脂との親和性等の影響により、孔の内部に樹脂が入り込まなかったり、鮮明な柄を付与できなかったり、あるいは、洗濯や摩耗により柄が消えてしまったりすることが判明した。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、表面が開放された複数の孔を有する多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜を用いた透湿性防水シートであって、耐久性のある柄が膜面に付与された透湿性防水シートを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る透湿性防水シートは、表面が開放された多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜の少なくとも片面に、顔料を含むアクリル樹脂膜にて柄が付与されており、当該アクリル樹脂膜で前記多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜の開放された表面の少なくとも一部を閉じていることを特徴とする。
また、本発明に係る透湿性防水シートにおいて、アクリル樹脂膜の厚みは、5μm以下であるとよい。
また、本発明に係る透湿性防水シートにおいて、10回洗濯処理後において、アクリル樹脂の柄が残留していることが好ましい。
また、本発明に係る透湿性防水シートにおいて、透湿性防水シートが繊維布帛を含むことが好ましい。
本発明によれば、耐久性のある柄を有するポリテトラフルオロエチレン膜を用いた透湿性防水シートを得ることができる。したがって、この透湿性防水シートを、ウインドブレーカー、合羽、コート、ジャケット、スキーウエア、スノーボードウエア、ヤッケ、テント、手袋、靴、寝袋、鞄またはフィルター等に用いることにより、衣服内等への水の浸入を抑えながらムレを抑え、さらに、洗濯処理を行っても膜面の柄が消えにくく、しかも、軽くて意匠性に優れた繊維製品を提供することができる。
図1は、本発明の実施例1における透湿性防水シートの表面の電子顕微鏡写真である。 図2は、本発明の実施例1における透湿性防水シートの断面の電子顕微鏡写真である。
以下に本発明の好ましい実施の形態について説明するが、本発明はこれらの態様のみに限定されるものではなく、本発明の精神と実施の範囲において多くの変形が可能であることを理解されたい。
[透湿性防水シート]
本発明の実施の形態に係る透湿性防水シートは、表面が開放された多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜(以下、「開放されたPTFE膜」、あるいは単に「PTFE膜」ということもある)の少なくとも片面に、顔料を含むアクリル樹脂膜にて柄が付与されており、当該アクリル樹脂膜によって、表面が開放された多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜の開放された表面の少なくとも一部を閉じているものである。
さらに、本実施の形態における透湿性防水シートにおいて、PTFE膜に付与したアクリル樹脂膜の厚みは、5μm以下であることが好ましい。
さらに、本実施の形態における透湿性防水シートにおいて、PTFE膜に付与したアクリル樹脂の柄は、10回洗濯処理後においても残留していることが好ましい。
さらに、本実施の形態における透湿性防水シートは、繊維布帛をも含むことが好ましい。
本実施の形態において、表面が開放された多孔質膜とは、膜の表面が無数に開放された複数の微細孔を有する多孔質膜のことをいい、本実施の形態では、これらの微細孔が連通したものであって、雨などの浸入を抑制しながら、通気性を有し、気体状の汗などの湿気を多孔質膜の一方の面から他方の面に通過させることができる性能を有するものである。
多孔質膜に形成される孔の大きさは特に限定されるものではないが、例えば、孔径で0.01μm〜30μm程度のものを挙げることができる。
より具体的には、表面が開放されたPTFE膜としては、日本ゴア株式会社または日本ドナルドソン株式会社などで取り扱われており、PTFEやe−PTFE(expanded PTFE)と称され、厚さは10μm〜300μm程度のものが市販されている。なお、透湿性防水シートをウインドブレーカーや合羽等の衣服に用いる場合、衣料用の防水性、透湿性、工程通過性または風合いなどの観点から、厚みが20μm以上100μm以下のPTFE膜を用いることが好ましい。
また、本実施の形態において、顔料を含むアクリル樹脂膜とは、PTFE膜に柄を付与するためのものである。
顔料としては、カーボン、酸化チタン、アルミニウム、キナクドリン系、イソインドリン系、アンスラキノン系、弁柄、アゾ系またはフタロシアニン系等、公知の顔料を用いることができるが、特に限定されるものではない。このような顔料は、DIC株式会社または大日精化工業株式会社などで取り扱われており、容易に入手可能である。
アクリル樹脂膜は、アクリル樹脂を用いて形成された膜である。本実施の形態では、当該アクリル樹脂膜によって、柄を付与するとともに多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜の開放された表面の少なくとも一部を閉じている。このように、アクリル樹脂膜によって多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜の開放された表面の少なくとも一部を閉じていることにより、付与された柄が鮮明になる。
アクリル樹脂は、主としてアクリル酸、メタクリル酸、およびこれらの誘導体の重合体であり、アクリル酸メチル、アクリル酸エチルまたはアクリルニトリルなどの重合体で、酢酸ビニル、塩化ビニルまたはスチレンなどと共重合して用いられるものが挙げられる。
また、アクリル樹脂は、PTFE膜の多孔質内に含浸しているとよい。顔料を含むアクリル樹脂が含浸することにより柄の濃度が向上し、より鮮明な柄を付与することができる。なお、PTFE膜の内部に含浸したアクリル樹脂は、PTFE膜を構成する孔内を充填するように付与されていてもよいし、孔として維持されるように(つまり内部に空洞を有するように)、多孔質を構成する膜内部のポリテトラフルオロエチレン樹脂の表面を数nm〜数百nmの厚みで覆うように付与されていてもよい。柄の鮮明性および防水性の観点からは、孔が顔料を含むアクリル樹脂で充填されていることが好ましい。また、透湿性および通気性の観点からは、PTFE膜上の柄の面積にもよるが、孔として維持されているものが好ましい。
なお、多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜の開放された表面の少なくとも一部を閉じているとは、多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜の開放された表面全体が完全に樹脂で覆われている必要はなく、アクリル樹脂膜の表面にところどころ穴が開いていてもよい、ということである。もちろん多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜の開放された表面全体が完全にアクリル樹脂で覆われていてもよい。
また、PTFE膜に付与されたアクリル樹脂膜の厚みは、特に限定されるものではないが、5μm以下が好ましい。より好ましくは3μm以下、さらに好ましくは1μm以下である。
アクリル樹脂膜の厚みが5μmを超えると、柄を有するところは常に凸状となり、洗濯や摩耗により凸が抵抗となって、アクリル樹脂膜が脱落したり、削られて柄が薄くなったり、無くなったりしてしまうおそれがある。
また、アクリル樹脂膜の厚みの下限値は特に限定されないが、アクリル樹脂膜の厚みは少なくとも50nm以上がよい。厚みが50nmを下回ると、顔料を含むアクリル樹脂のPTFE膜内への含浸の程度にもよるが、色の濃度が低くなって柄が不鮮明となるおそれがある。
また、アクリル樹脂膜の中には、顔料以外に、耐久性を向上させるためのメラミン系、イソシアネート系、エポキシ系、カルボジイミド系もしくはオキサゾリン系などの架橋剤、肌触り等を変えるための球状粒子や鱗片状粒子などの粒子、保温性を付与するためのアンチモンドープ錫、カーボンブラック、アンチモンドープ酸化錫、錫ドープ酸化インジウムもしくは炭化ジルコニウムなどの赤外線吸収剤あるいは赤外線反射剤、消臭性を付与するためのゼオライト、活性炭もしくは酸化亜鉛などの消臭剤、抗菌防臭性・制菌性を付与するための第四級アンモニウム塩、ジンクピリチオン、銀もしくは銅などの抗菌剤、制電性を付与するための導電性微粒子や界面活性剤、または、難燃性を付与するためヘキサブロモシクロデカンなどのハロゲン系やリン系の難燃剤等が含まれていてもよい。
なお、本明細書において、アクリル樹脂膜の厚みとは、アクリル樹脂膜のうち、PTFE膜の表面から上に形成されている部分の高さのことをいい、PTFE膜に含浸している部分は含まない。また、アクリル樹脂膜の厚みには、アクリル樹脂膜中に含まれる粒子等が突出している部分の高さは含まれない。
また、本実施の形態において、透湿性防水シートに付与されている柄は、10回洗濯処理後においても柄が残留しているとよい。ここで、柄が残留するとは、目視にて柄が確認できるものをいう。なお、10回洗濯処理とは、JIS L0217 103法に準じて行う処理のことである。すなわち、10回洗濯処理とは、5分間洗剤を含む洗濯液中で洗濯を行い、その後2分間注水を行いながらのすすぎを2回行ったものを洗濯1回としたときに、この操作を10回繰り返し、乾燥処理として最後に1回のみ吊り干し乾燥を行う処理のことをいう。
また、透湿性防水シートに付与されている柄は、摩耗試験後においても柄が残留しているとよい。柄が残留するとは、上述のように、目視にて柄が確認できるものをいう。なお、摩耗試験とは、JIS L1076E法に準じて行うものをいう。具体的には、摩耗試験とは、10cm×10cmに透湿性防水シートをカットし、この試験片を0.01%の非イオン界面活性剤水溶液に5分間浸漬後、当該試験片をアクセレロータ形摩耗試験機(型式:ACR−2C、(株)大栄科学精器製作所製)に入れ、約2000回/分で10分間回転させる処理のことをいう。
また、本実施の形態における透湿性防水シートは、繊維布帛を含んでいるとよい。繊維布帛とは、ポリエステル、ナイロン、アラミド、ポリウレタン、アクリル、レーヨン、アセテート、ポリ乳酸、大豆蛋白、絹、羊毛、綿または麻などの化学繊維や天然繊維等、いかなる繊維であってもよく、また、これらの繊維は、混繊、混紡、交織または交編等がなされているものであってもよい。また、繊維布帛の形態としては、織物、編物または不織布等、いかなる形態を有するものであってもよい。
例えば、PTFE膜と繊維布帛とを積層させることができる。この場合、PTFE膜または繊維布帛の少なくともいずれかに、接着剤(バインダー)などを点状、線状または格子状などとして付与し、PTFE膜と繊維布帛とを貼り合せることにより積層すればよい。なお、PTFE膜と繊維布帛とを貼り合わせる際の接着剤は、特に限定されるものではなく、例えば、ウレタン系、エポキシ系、メラミン系、ナイロン系、ポリエステル系またはアクリル系などの接着剤を用いることができる。また、接着剤は、1液型および2液型のいずれであってもよく、また、湿気硬化型などを含むホットメルトタイプのウレタン樹脂であってもよい。
また、繊維布帛に対して、染色加工、捺染加工、撥水加工、制電加工、吸水加工、SR加工、抗菌防臭加工、制菌加工、消臭加工、紫外線遮蔽加工、防炎加工またはカレンダー加工などを施してもよい。
また、本実施の形態における透湿性防水シートは、耐水圧が10000mm以上であるとよい。耐水圧は、JIS L1092−1998耐水度試験B法(高水圧法)に準じて測定したものをいう。なお、試験中に水圧をかけることにより試験片が伸びる場合には、試験片の上にナイロンタフタ(2.54cm当りの縦糸と横糸の密度の合計が210本程度のもの)を重ねて、試験機に取り付けて測定を行う。
また、本実施の形態における透湿性防水シートは、通気度が0.01cm/cm・s以上であるとよい。
透湿性防水シートの通気度が0.01cm/cm・s以上であれば、この透湿性防水シートを用いた衣服については、当該衣服内の湿気等を外部に放出することができるので、衣服着用時のムレを抑制し快適性を維持できる。なお、よりムレを抑制するとの観点からは、通気度は、0.03cm/cm・s以上であることが好ましく、0.05cm/cm・s以上がさらに好ましい。
また、透湿性防水シートの通気度の上限値は、特に限定するもではないが、通気度は、1cm/cm・s以下とすることが好ましい。通気度が1cm/cm・s以下の透湿性防水シートであれば、防水性を維持しながら、ムレを抑制する効果に優れる。
なお、通気度の測定は、JIS L1096 A法(フラジール形法)に準じて測定することができる。
また、本実施の形態における透湿性防水シートは、JIS L1099−1993 A−1法に準じて測定したときの透湿度(塩化カルシウム法)が5000〜20000g/m・24時間であることが好ましい。透湿度が5000g/m・24時間未満であると、この透湿性防水シートを用いた衣服については、衣服着用時にムレるおそれがある。また、透湿度が20000g/m・24時間以上を超えると、十分な防水性が得られないおそれがある。
なお、透湿性防水シートの透湿度を、JIS L1099−1993 B−1法またはB−2法に準じて測定する場合、透湿性防水シートの透湿度(酢酸カリウム法)は、5000〜200000g/m・24時間であることが好ましい。なお、B−2法は、耐水圧が低下し、B−1法による測定では漏水する場合に用いるとよい。
以下に、本実施の形態における透湿性防水シートの好ましい製造方法について説明を行う。なお、本実施の形態における透湿性防水シートは、下記の製造方法で製造されるものに限定されない。また、開放されたPTFE膜およびアクリル樹脂膜等は、前記で述べたものと同一である。
透湿性防水シートの製造方法は、アクリル樹脂の柄を形成するために、表面が開放されたPTFE膜の上に、顔料を含むアクリル樹脂溶液を付与する工程を含むものである。
アクリル樹脂の付与方法としては、グラビアコータ、フラットスクリーン、ロータリースクリーンまたはインクジェットプリンターなどを用いて、顔料を含むアクリル樹脂溶液をPTFE膜上に直接塗布して柄を付与する方法が挙げられる。また、転写紙を用いて行うこともでき、顔料を含むアクリル樹脂をPTFE膜に転写して柄を付与してもよい。
なお、大量に同一柄を付与する場合には、グラビアコータを用いるとよい。また、任意の柄を付与する場合には、フラットスクリーンやロータリースクリーンを用いるとよい。また、少量の柄を付与する場合には、インクジェットプリンターを用いるとよい。
表面が開放されたPTFE膜の上に顔料を含むアクリル樹脂溶液を付与した後は、50〜200℃程度にて熱処理を行う。特にアクリル樹脂溶液中に架橋剤が含まれている場合には、130℃×1分以上の熱処理および/または50〜100℃×5〜100時間程度の熱処理を行うとよい。これにより、架橋反応が十分行われ、透湿性防水シートの耐久性を向上させることができる。
アクリル樹脂溶液には、前記の通り、架橋剤を含めた各種添加剤を添加することができる。また、アクリル樹脂は、水系のエマルジョンタイプであってもよいし、有機溶剤に溶解されたソリューションタイプであってもよい。
アクリル樹脂溶液の粘度は、アクリル樹脂膜で多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜の開放された表面の少なくとも一部を閉じるように調整すればよい。
また、透湿性防水シートとして繊維布帛をも含む場合には、前記の通り、PTFE膜または繊維布帛の少なくともいずれかに、接着剤(バインダー)などを点状、線状または格子状などとして付与し、貼り合せることにより積層すればよい。この場合、接着剤も前記の通り特に限定されるものではなく、接着剤としては、例えば、ウレタン系、エポキシ系、メラミン系、ナイロン系、ポリエステル系またはアクリル系などの接着剤を用いることができる。また、接着剤は、1液型および2液型のいずれであってもよく、また、湿気硬化型などを含むホットメルトタイプのウレタン樹脂であってもよい。
また、PTFE膜と繊維布帛を貼り合せた後は、50〜200℃程度にて熱処理を行う。特にアクリル樹脂溶液中に架橋剤が含まれている場合には、130℃×1分以上の熱処理および/または50〜100℃×5〜100時間程度の熱処理を行うとよい。これにより、架橋反応が十分行われ、PTFE膜と繊維布帛との接着力を向上させることができる。
PTFE膜上にアクリル樹脂を付与して柄を付与する工程と、PTFE膜と繊維布帛を積層する工程とは、何れが先であってもよいが、生産の安定性の観点からは、PTFE膜と繊維布帛とを貼り合せた後に、PTFE膜上にアクリル樹脂を付与するとよい。
また、得られた透湿性防水シートの耐水性を向上させるとの観点からは、PTFE膜上に柄を付与した後、さらに、得られた透湿性防水シートに撥水剤を付与してもよい。この場合、グラビアコータ等を用いて、透湿性防水シートの片面に撥水剤を付与してもよいし、ディップ−ニップ法にて両面に撥水剤を付与してもよい。また、繊維布帛が積層されている場合には、繊維布帛のみにグラビアコータ等を用いて撥水剤を付与してもよいし、ディップ−ニップ法にてPTFE膜面および繊維布帛面の両面に撥水剤を付与してもよい。
また、PTFE膜上に柄を付与した後、本発明の目的を逸脱しない範囲で、前記撥水剤の付与と同様の方法で、抗菌剤、難燃剤、SR剤、消臭剤、帯電防止剤、吸水剤または紫外線吸収剤などを付与してもよい。
以下、実施例により本発明に係る透湿性防水シートの説明を更に行うが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。なお、透湿性防水シートにおける各種物性等の測定及び評価は、以下の方法で行った。
<A 透湿度>
塩化カルシウム法による透湿度は、JIS L1099−1993A−1法に準じて測定した。また、酢酸カリウム法による透湿度は、JIS L1099−1993B−1法に準じて測定した。
なお、塩化カルシウム法、酢酸カルシウム法ともに、24時間当りの透湿量に換算した。また、B−2法は、耐水圧が低下し、漏水する場合に用いた。
<B 耐水圧>
耐水圧は、JIS L1092−1998耐水度試験(静水圧法)A法(低水圧法)及びB法(高水圧法)に準じた方法で測定した。なお、単位は、低水圧法、高水圧法とも比較しやすいように、低水圧法の単位に換算した。
また、水圧をかけることにより試験片が伸びる場合には、試験片の上にナイロンタフタ(2.54cm当りの縦糸と横糸の密度の合計が210本程度のもの)を重ねて、試験機に取り付けて測定を行った。
<C 通気度>
通気度は、JIS L1096 A法(フラジール形法)に準じて測定を行った。
<D 10回洗濯処理>
10回洗濯処理は、JIS L0217 103法に準じて行った。すなわち、5分間洗剤を含む洗濯液中で洗濯を行い、その後2分間注水を行いながらのすすぎを2回行ったものを洗濯1回としたときに、この操作を10回繰り返し、乾燥処理として最後に1回のみ吊り干し乾燥を行ったものとした。この場合、洗濯用合成洗剤は花王株式会社製のアタック高活性バイオEXを1g/lで使用し、洗濯機は旧松下電気産業株式会社製(現パナソニック株式会社)のナショナル全自動電気洗濯機NA−F50Y2を用いた。なお、乾燥後、ドライアイロン仕上げなどの熱処理は行わないものとした。
<E 摩耗試験>
摩耗試験は、JIS L1076E法に準じて行った。具体的には、10cm×10cmに透湿性防水シートをカットし、この試験片を0.01%の非イオン界面活性剤水溶液に5分間浸漬後、当該試験片をアクセレロータ形摩耗試験機(型式:ACR−2C、(株)大栄科学精器製作所製)に入れ、約2000回/分で10分間回転させた。
<F 風合>
風合いは、手でさわって判断を行った。
<G 樹脂の付着状態>
アクリル樹脂のPTFE膜への付着の状態は、電子顕微鏡(SEMEDX Type H形、日立サイエンスシステムズ製)を用い、透湿性防水シートの表面及び断面を500倍〜3000倍で観察して判断した。なお、アクリル樹脂膜の厚さを測定する場合、アクリル樹脂膜の厚みではなく、電子顕微鏡用に試料をカットする際にPTFE膜がカットする刃によって断面側に沈み込んだ部分(アクリル樹脂膜の表面)をアクリル樹脂膜の厚みであると誤解して、アクリル樹脂膜の厚みを実際の厚みよりも厚く測定するおそれがあるため、電子顕微鏡の試料台の角度を変えるなどして慎重に確認しながら行った。
<H 上昇温度>
1個のランプ(商品名:アイランプ、岩崎電気(株)製の100V、PRF−500WD)から15cmの距離に基準布と試験布を並べて設置し、基準布と試験布に対し光を照射した。次に、非接触型温度計(横河メータ&インスツルメンツ(株)製、ディジタル放射温度計 530 04)を用い、基準布のランプ照射面の裏面温度が40℃になった時の試験布のランプ照射面の裏面温度を測定し、試験布の温度から基準布の温度を引いたものを上昇温度とした。
(実施例1)
実施例1では、開放された多孔質膜として、PTFE膜(日本ドナルドソン(株)製、TX2201)を用いた。
まず、グラビアコータを用いてPTFE膜上に下記の接着剤樹脂溶液を点状に塗布し、120℃で乾燥した。
[接着剤樹脂溶液]
・2液型ポリウレタン樹脂(HI−MUREN Y134−45(大日精化工業(株)製)、固形分60%) 100質量部
・トルエン 30質量部
・MEK(メチルエチルケトン) 40質量部
・イソシアネート(コロネートHL(日本ポリウレタン工業(株)製)) 9質量部
・アミン系触媒(HI−299(大日精化工業(株))) 0.5質量部
次に、基布となる繊維布帛としてポリエステルタフタを用い、PTFE膜の接着剤が付与された面に当該ポリエステルタフタを載せ、ニップロールでニップした後、150℃で30秒間の熱処理を行った。
なお、このとき用いたポリエステルタフタとしては、タテ糸およびヨコ糸がともに83デシテックス/72フィラメントで、密度がタテ180本/2.54cm、ヨコ90本/2.54cmであり、また、分散染料で青色に染色し、フッ素系撥水剤アサヒガードAGE−081(旭硝子(株)製)の5%水溶液を用いてパディング法にて撥水加工し、撥水加工後、170℃にてカレンダー加工したものを用いた。
次に、70℃にて48時間のエージングを行った。
次に、ロータリースクリーン捺染機にて、下記の顔料を含むアクリル樹脂糊をPTFE膜上に格子柄状に付与し、90℃で1分間乾燥した後、160℃で30秒間熱処理し、格子柄を有する透湿性防水シートを得た。
[顔料を含むアクリル樹脂糊]
・元樹脂A(下記) 75質量%
・顔料(RYUDYE−W RED FFGN DIC(株)製) 5質量%
・架橋剤(イソシアネート系架橋剤、固形分100%) 4質量%
・水 16質量%
[元樹脂A]
・アクリル樹脂エマルジョン(固形分15質量%) 100質量部
・架橋剤(イソシアネート系架橋剤、固形分100質量%) 10質量部
・ターペン 130質量部
・水 200質量部
(比較例1)
比較例1では、アクリル樹脂溶液ではなく、ウレタン樹脂溶液をPTFE膜上に付与した。具体的には、実施例1と同様の方法でポリエステルタフタにPTFE膜を貼り合せたものに対し、グラビアコータにて下記の顔料を含むウレタン樹脂溶液をPTFE膜上に格子状に付与し、120℃で1分間乾燥した後、160℃で30秒間熱処理することによって透湿性防水シートを得た。
[顔料を含むウレタン樹脂溶液]
・ウレタン樹脂(固形分31質量%) 100質量部
・トルエン 20質量部
・イソプロピルアルコール 20質量部
・イソシアネート系架橋剤(固形分75質量%) 1質量部
・アミン系触媒(固形分5〜10質量%) 0.5質量部
・顔料(DILAC Black WT−1311K DIC(株)製) 5質量部
(実施例2)
実施例2でも、実施例1と同様に、開放された多孔質膜として、PTFE膜(日本ドナルドソン(株)、TX2201)を用いた。
実施例2では、まず、ロータリースクリーン捺染機にて下記の顔料を含むアクリル樹脂糊をPTFE膜上に水玉柄状に付与し、90℃で1分間乾燥した後、160℃で30秒間熱処理することによって水玉柄を有する透湿性防水シートを得た。なお、元樹脂は実施例1と同じものを用いた。
[顔料を含むアクリル樹脂糊]
・元樹脂A(実施例1と同じ) 75質量%
・顔料(RYUDYE−W BLACK RC DIC(株)製) 5質量%
・架橋剤(イソシアネート系架橋剤。固形分100%) 6質量%
・水 16質量%
次に、グラビアコータを用いてPTFE膜の柄が付与されていない面上に下記の接着剤樹脂溶液を点状に塗布し、120℃で乾燥した。
[接着剤樹脂溶液]
・2液型ポリウレタン樹脂(HI−MUREN Y134−45(大日精化工業(株)製)、固形分60%) 100質量部
・トルエン 30質量部
・MEK(メチルエチルケトン) 40質量部
・イソシアネート(コロネートHL(日本ポリウレタン工業(株)製)) 9質量部
・アミン系触媒(HI−299(大日精化工業(株))) 0.5質量部
次に、基布となる繊維布帛としてナイロンタフタを用い、PTFE膜の接着剤が付与された面に当該ナイロンタフタを載せ、ニップロールでニップした後、150℃で30秒間の熱処理を行った。
なお、このとき用いたナイロンタフタとしては、タテ糸およびヨコ糸がともに22デシテックス/20フィラメントで、密度がタテ171本/2.54cm、ヨコ160本/2.54cmであり、また、酸性染料で黒色に染色し、170℃にてカレンダー加工したものを用いた。
次に、70℃にて48時間のエージングを行った。
次に、フッ素系撥水剤アサヒガードAGE−081(旭硝子(株)製)の5%水溶液を用いてパディング法にて撥水加工した後、170℃にてセットを行い透湿性防水シートを得た。
以上のようにして得られた実施例1、比較例1および実施例2における各透湿性防水シートについて、各種物性値等の測定結果を以下の表1に示す。
表1に示すように、実施例1および実施例2の透湿性防水シートによれば、透湿防水性を有していながら、また、風合いを硬化させたり凹凸感のあるタッチを付与したりすることなく、耐久性のある柄をPTFE膜に付与することができることが分かる。
また、実施例1で得られた透湿性防水シートについて、アクリル樹脂の柄を付与したPTFE膜の表面および断面の電子顕微鏡写真を図1(表面)及び図2(断面)に示す。なお、図1および図2では、アクリル樹脂を付与した場合とアクリル樹脂を付与しない場合とを比較するために、PTFE膜の表面の一部にアクリル樹脂を付与したものを示している。
図1に示すように、アクリル樹脂を付与した箇所においては、PTFE膜の表面の孔がほとんど閉ざされていることが分かる。
また、図2に示すように、アクリル樹脂を付与した箇所とアクリル樹脂を付与しない箇所との境界部分において、1μm以下程度の段差(厚みの差)が生じていることが分かる。つまり、アクリル樹脂膜の厚みは1μm以下である。
また、上記実施例1の顔料を含むアクリル樹脂糊中に、5質量%の赤外線吸収剤(アンチモン酸亜鉛、固形分30%)を添加すると、赤外線吸収剤が未添加のものと比べて、3℃の温度上昇が確認された。なお、上昇温度は、上記の「<H 上昇温度>」の方法によって確認した。この場合、基準布として、実施例1(上記赤外線吸収剤が未添加のもの)の透湿性防水シートを用いた。
本発明に係る透湿性防水シートは、裏地を用いない、ウインドブレーカー、合羽、ジャンパー、コート、ジャケット、スキーウエア、スノーボードウエア、ヤッケ、テント、靴、寝袋、鞄または手袋等の種々の繊維製品に意匠性を付与することができ、これらの繊維製品に対して広く利用することができる。

Claims (4)

  1. 表面が開放された多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜の少なくとも片面に、顔料を含むアクリル樹脂膜にて柄が付与されており、当該アクリル樹脂膜で前記多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜の開放された表面の少なくとも一部を閉じている透湿性防水シート。
  2. 前記アクリル樹脂膜の厚みが5μm以下である請求項1に記載の透湿性防水シート。
  3. 10回洗濯処理後において前記柄が残留している請求項1または2に記載の透湿性防水シート。
  4. 繊維布帛を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の透湿性防水シート。
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