JP2014199060A - 懸架装置およびカバー部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】バンプストッパキャップを介してバンプラバーからの荷重を受けるシリンダが、損傷を受けることを抑制する。【解決手段】本発明の懸架装置は、外シリンダ711と、外シリンダ711内に収納されたピストンと、ピストンを支持し一部が外シリンダ711から突出するピストンロッドと、外シリンダ711の端部を覆うバンプストッパキャップ100とを備える。また、外シリンダ711は、円筒状の外シリンダ側部711Aと、外シリンダ側部711Aの端部から外シリンダ711の中心線側に延びる円環部711Bとを有する。さらに、バンプストッパキャップ100は、外シリンダ711の円環部711Bの内周端711Cよりも径方向外側で、かつ少なくとも一部が外シリンダ側部711Aを外シリンダ711の中心線に沿って延長した仮想線上に配置され、円環部711Bを押圧する外周凸部131を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、懸架装置およびカバー部材に関する。
ダンパ(懸架装置)は、ピストンから突出しているピストンロッドまわりに圧入されたバンプラバーや、ピストンにおけるピストンロッドが突出する側の端部において、ピストンロッドまわりを封止するシール部材を有する。また、ダンパは、ダンパが最も圧縮した状態にて、バンプラバーにより受ける荷重からシール部材を保護する構造として、バンプストッパキャップなどのカバー部材を有することがある。
例えば、特許文献1には、ショックアブソーバー用キャップにおける座金に対向する表面に、バウンドストッパーからの荷重が作用したときにシリンダの端部と当接する第1当接部と、座金の表面と当接する第2当接部とが形成されている。そして、第1当接部と第2当接部で荷重を分散して受けるため、キャップの変形や破損が防止されることが記載されている。
特開2001−50329号公報
ところで、バンプラバーは、ダンパが最も圧縮した状態において、バンプストッパキャップを介してシリンダを押圧する状態となる。
本発明の目的は、バンプストッパキャップを介してバンプラバーからの荷重を受けるシリンダが、損傷を受けることを抑制する点にある。
かかる目的のもと、本発明は、シリンダと、前記シリンダ内に収納されたピストンと、前記ピストンを支持するとともに一部が前記シリンダから突出するピストンロッドと、前記シリンダにおける前記ピストンロッドが突出する側の端部を覆うカバー部材と、を備え、前記シリンダは、円筒状の側部と、前記側部の前記ピストンロッドが突出する側の端部から前記シリンダの中心線側に延びる円環部とを有し、前記カバー部材は、前記シリンダの前記円環部の内周端よりも径方向外側で、かつ少なくとも一部が当該シリンダの前記側部を当該シリンダの中心線に沿って延長した仮想線上に配置され、当該円環部を押圧する押圧部を有することを特徴とする懸架装置である。
ここで、前記カバー部材は、前記円環部の径方向において、当該円環部の前記内周端を挟んで前記押圧部と対峙して設けられ当該円環部の内周側に設けられる部材を押圧する他の押圧部を有し、当該押圧部と当該他の押圧部との間にて流体が流れる流路が形成されることができる。
また、前記カバー部材は、前記円環部の径方向に沿って流体が流れる径方向流路と、当該径方向流路に対する当該円環部の径方向外側にて当該円環部の径方向に貫通する貫通孔とを有することができる。
また、他の観点から捉えると、本発明は、円筒状の側部と当該側部から当該側部の中心線側に延びる円環部とを有するシリンダのピストンロッドが突出する側の端部を覆う覆い部と、前記覆い部に設けられるとともに、前記円環部の径方向において、当該円環部の内周端よりも外側でありかつ前記側部よりも内側の位置から、少なくとも当該側部の位置までにわたって設けられ、当該円環部を押圧する押圧部とを有することを特徴とするカバー部材である。
本発明によれば、バンプストッパキャップを介してバンプラバーからの荷重を受けるシリンダが、損傷を受けることを抑制することが可能になる。
懸架装置の概略構成を示す図である。 減衰装置の概略構成を示す図である。 懸架装置の伸縮状態を説明するための図である。 バンプストッパキャップ周辺の構成を説明するための図である。 バンプストッパキャップの概略構成を示す図である。 本実施の形態とは異なるバンプストッパキャップの外周凸部を説明するための図である。 バンプストッパキャップおよび外シリンダの配置を説明するための図である。 変形例1のバンプストッパキャップの概略構成を示す図である。 変形例2のバンプストッパキャップの概略構成を示す図である。 変形例2のバンプストッパキャップの概略構成を示す図である。 変形例3のバンプストッパキャップの概略構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<実施形態1>
[懸架装置1]
図1は、懸架装置1の概略構成を示す図である。
懸架装置1は、図1に示すように、後述する減衰装置70と、減衰装置70のシリンダ71やピストンロッド20の外側に配置されたスプリング30と、を備えている。ピストンロッド20は、略円柱状の部材であり、円柱の中心線方向の一方の端部側に後述するピストン741(図2参照)が取り付けられ、中心線方向の他方の端部側にナット21が取り付けられている。以下、ピストンロッド20の円柱の中心線方向を、単に「中心線方向」と称す場合がある。
懸架装置1は、シリンダ71の外周に取り付けられてスプリング30の下端部を支持する下スプリングシート31と、ピストンロッド20の中心線方向の他方の端部側における外周に取り付けられてスプリング30の上端部を支持する上スプリングシート32とを備えている。スプリング30の下端部と下スプリングシート31との間には下シートラバー35が介在し、スプリング30の上端部と上スプリングシート32との間には上シートラバー36が介在している。
懸架装置1は、シリンダ71の下部に設けられた車輪側取付部40を備えている。一方、上スプリングシート32には、この懸架装置1を車体に取り付けるためのボルト33が取り付けられている。
また、懸架装置1は、シリンダ71から飛び出しているピストンロッド20の外周に圧入されたバンプラバー41と、このバンプラバー41の外周部に配置されたバンプラバーカップ42と、を備えている。
また、懸架装置1は、上端部がバンプラバーカップ42の外周に装着されるとともに下端部が下スプリングシート31に装着され、この間のシリンダ71およびピストンロッド20の外周を覆う蛇腹状のダストカバー50を備えている。ダストカバー50の下端部は、下スプリングシート31に、例えば、締め付けリング(不図示)およびビスにて締結されている。
また、懸架装置1は、ピストンロッド20の上端部側において上下方向に配置され、振動を吸収する複数(本実施形態においては2個)のマウントラバー61と、複数のマウントラバー61の内側に配置された円筒状のマウントカラー62と、複数のマウントラバー61を上下から挟む上座金63と、を備えている。複数のマウントラバー61の内の上側のマウントラバー61は、上スプリングシート32にその上端から凹むように形成された凹みに挿入されている。下側のマウントラバー61は、上スプリングシート32の下方に配置されたマウントラバーカップ65により、その上端および外周が覆われている。
図2は、減衰装置70の概略構成を示す図である。
減衰装置70は、図2に示すように、薄肉円筒状の外シリンダ711と、外シリンダ711内に収容される薄肉円筒状の内シリンダ712と、外シリンダ711における中心線方向の一方の端部を塞ぐ底蓋713と、を有するシリンダ71を備えている。
また、減衰装置70は、中心線方向に移動可能に内シリンダ712内に挿入された後述のピストン741と、中心線方向に延びるとともに中心線方向の一方の端部(図2では下端部)でピストン741を支持するピストンロッド20と、外シリンダ711の内側に配置されてピストンロッド20をガイドするロッドガイド725と、を備えている。ピストン741は、内シリンダ712の内周に接触し、内シリンダ712内の液体(本実施形態ではオイル)が封入された空間を、ピストン741よりも中心線方向の一方の端部側の第1油室Y1と、ピストン741よりも中心線方向の他方の端部側の第2油室Y2とに区分する。
また、減衰装置70は、ピストンロッド20を摺動させるとともに、外シリンダ711における中心線方向の他方の端部に装着されたバンプストッパキャップ(カバー部材)100を備えている。なお、バンプストッパキャップ100については、後に詳述する。
さらに、減衰装置70は、バンプストッパキャップ100の内側であって、ロッドガイド725に対してピストン741とは反対側に設けられ、シリンダ71内の液体の漏れやシリンダ71内への異物の混入を防ぐオイルシール729を備えている。
また、減衰装置70は、内シリンダ712における中心線方向の一方の端部に配置された第1バルブ装置730と、ピストンロッド20における中心線方向の一方の端部に配置された第2バルブ装置740と、を備えている。
第1バルブ装置730は、中心線方向に形成された複数の油路を有するバルブボディ731と、バルブボディ731に形成された複数の油路のうちの一部の油路における中心線方向の一方の端部を塞ぐ第1バルブ732と、バルブボディ731に形成された複数の油路の内の一部の油路における中心線方向の他方の端部を塞ぐ第2バルブ733とを備えている。
また、第2バルブ装置740は、ピストン741と、ピストン741に形成された複数の油路の内の一部の油路における中心線方向の一方の端部を塞ぐ第1バルブ742と、ピストン741に形成された複数の油路の内の一部の油路における中心線方向の他方の端部を塞ぐ第2バルブ743とを備えている。
シリンダ71においては、外シリンダ711における中心線方向の長さの方が内シリンダ712の長さよりも長く、内シリンダ712は、外シリンダ711と同心に配置される。つまり、内シリンダ712における中心線方向の一方の端部は、第1バルブ装置730のバルブボディ731と底蓋713とを介して、外シリンダ711における中心線方向の一方の端部に支持される。他方、内シリンダ712における中心線方向の他方の端部は、ロッドガイド725にて支持される。これらにより、内シリンダ712の外周と外シリンダ711の内周との間隙が中心線方向に一定となるように、内シリンダ712は、外シリンダ711と同心に配置される。
そして、内シリンダ712の外周と外シリンダ711の内周とで、リザーバ室Rを形成している。本実施形態の減衰装置70においては、このリザーバ室Rの内部を、オイルが封入された油室と、エア、不活性ガス等が封入されたガス室で区画している。第1バルブ装置730は、図2に示すように、バルブボディ731により第1油室Y1とリザーバ室Rとを区分する。
図3は、懸架装置1の伸縮状態を説明するための図である。
図3(a)は、シリンダ71から飛び出しているピストンロッド20の長さが最短となる縮み状態を示す図であり、図3(b)は、シリンダ71から飛び出しているピストンロッド20の長さが最長となる伸び状態を示す図である。
図3(a)に示すように、ピストンロッド20が、シリンダ71に対して中心線方向の一方の端部側(図3(a)においては下方)へ移動すると、シリンダ71に内蔵した減衰装置70によって圧縮行程時における減衰力が発生する。具体的には、図2に示すように、ピストン741の移動で第1油室Y1内のオイルは押され、第2バルブ装置740下面の圧力は上昇し、第2バルブ装置740に高圧が作用する。その結果、第2バルブ743が開き、オイルは油路を通って第2バルブ装置740の上方の第2油室Y2に流入する。この第1油室Y1から第2油室Y2へのオイルの流れは、第2バルブ743および油路で絞られ、圧縮行程時における減衰力を得る。
また、図2に示すように、ピストンロッド20の中心線方向の一方の端部側への移動により高まった第1油室Y1の圧力は、第1バルブ装置730の油路に作用し、これを閉塞する第1バルブ732を開く。そして、第1油室Y1内のオイルは、バルブボディ731の油路を通って内シリンダ712と外シリンダ711との間に形成されるリザーバ室Rに流入する。この第1油室Y1からリザーバ室Rへのオイルの流れは、第1バルブ732および油路で絞られ、圧縮行程時における減衰力を得る。
一方、図3(b)に示すように、ピストンロッド20が、シリンダ71に対して中心線方向の他方の端部側(図3(b)においては上方)へ移動すると、シリンダ71に内蔵した減衰装置によって伸張行程時における減衰力が発生する。具体的には、図2に示すように、ピストンロッド20が移動すると、その体積分のオイルが第1油室Y1に不足することにより負圧となる。これにより、第2油室Y2内のオイルが第2バルブ装置740の油路を通り、この油路を閉塞する第1バルブ742を開いて第1油室Y1に流入する。この第2油室Y2から第1油室Y1へのオイルの流れは、第2バルブ装置740の第1バルブ742および油路で絞られ、伸張行程時における減衰力を得る。
また、ピストンロッド20が移動すると、リザーバ室R内のオイルが第1バルブ装置730の油路を通り、この油路を閉塞する第2バルブ733を開いて第1油室Y1内に流入する。このリザーバ室Rから第1油室Y1へのオイルの流れは、第1バルブ装置730の第2バルブ733および油路で絞られ、伸張行程時における減衰力を得る。
以上のように、懸架装置1は、図3(a)に示す縮み状態および図3(b)に示す伸び状態に変化し、スプリング30にて路面からの衝撃を吸収したりシリンダ71が内蔵する減衰装置にてスプリング30の伸縮振動を制振したりすることで、路面の凹凸を車体に伝えない緩衝装置としての機能と、車体を路面に対して押さえつける機能とを果たす。そして、懸架装置1は、車両の乗り心地や操縦安定性を向上させている。
[バンプストッパキャップ100周辺の構成]
図4は、バンプストッパキャップ100周辺の構成を説明するための図である。なお、図4は、図2に示す円内の拡大図である。
上述のように、外シリンダ711のバンプラバー41側の端部には、バンプストッパキャップ100が装着される。図4に示すように、外シリンダ711において、バンプストッパキャップ100が装着された端部の内側には、ピストンロッド20をガイドするロッドガイド725、外シリンダ711および内シリンダ712(図2参照)内の液体の漏れやシリンダ71内への異物の混入を防ぐオイルシール729、およびオイルシール729を保護するエンドプレート728が設けられている。なお、ロッドガイド725、オイルシール729およびエンドプレート728は、外シリンダ711の内部に配置された状態で、外シリンダ711の外周を締める所謂かしめによって、外シリンダ711に対する位置が固定されている。
外シリンダ711は、円筒状の外シリンダ側部(側部)711Aと、外シリンダ側部711Aのピストンロッド20が突出する側の端部と外周が連続する略円環状の円環部(かしめ部)711Bとを有する。なお、円環部711Bの径方向における内側の端部を内周端711Cとする。
ロッドガイド725は、オイルシール729の下面を支持する支持部725A、およびオイルシール729のチェックリップ729F(後述)が接する段部725Bを有する。
オイルシール729は、略円環状をなすゴム製のオイルシール本体729Aと、略円環状をなす金属部材であり貫通孔にオイルシール本体729Aを保持する座金729Bと、リング状をなす金属部材であり、オイルシール本体729Aの一部をピストンロッド20に対して外周側から締め付けるように固定する締付リング729Cとを備える。
ここで、オイルシール本体729Aは、座金729Bに対して加硫接着により固定されている。
また、オイルシール本体729Aは、ピストンロッド20の外径に接し、ピストンロッド20に付着しているオイルを掻き落とすオイルリップ729D、およびピストンロッド20の外径に接し、埃等の侵入を防ぐダストリップ729Eを備える。さらに、図示の例においては、オイルシール本体729Aは、ロッドガイド725の段部725Bに接するチェックリップ729F、および外シリンダ側部711Aの内径に接する外周リップ729Gを備える。
さらに、ロッドガイド725の支持部725Aは、オイルシール729の座金729Bを支持する位置に設けられ、締付リング729Cは、オイルリップ729Dの外周を締め付ける位置に設けられる。
エンドプレート728は、略円環状をなす金属部材であり、オイルシール729の座金729Bに対して中心線方向外側に設けられる。
このエンドプレート728は、オイルシール729が外シリンダ711の内周面にかしめられることにともない、オイルシール729の座金729Bが変形することを抑制する。また、エンドプレート728は、バンプストッパキャップ100を介してバンプラバー41(図1参照)により押圧されることにともない、ダストリップ729Eが損傷を受けることを抑制する。
[バンプストッパキャップ100]
図5は、バンプストッパキャップ100の概略構成を示す図である。なお、図5(a)はバンプストッパキャップ100の斜視図であり、図5(b)は図5(a)に示すVbからみた図である。
図5(a)に示すように、バンプストッパキャップ100は、略円筒状の側部110と、側部110の中心線方向におけるバンプラバー41(図1参照)側の端部に設けられて、この端部の開口部を覆う覆い部120とを有している。
このバンプストッパキャップ100は、合成樹脂(熱可塑性樹脂)を用いて成形される。より具体的には、バンプストッパキャップ100は、ポリプロピレン、ABS樹脂、テフロン(登録商標)等の汎用プラスチックによって成形される。
図5(a)に示すように、側部110は、略円筒状であり、その内径は、外シリンダ711の外周面が圧入可能な大きさに設定される。そして、側部110の中心線方向における端部であって、覆い部120(バンプラバー41)側とは反対側の端部は開口しており、その開口部から外シリンダ711が挿入される。
覆い部120は、略円形をした板状部材であり、その中央部には、ピストンロッド20を通すために中心線方向に貫通する貫通孔121が形成されている。
なお、図4に示すように、貫通孔121の中心線方向における端部であって、バンプラバー41側とは反対側の端部には、貫通孔121と覆い部120の内側表面とを結ぶテーパー面121Aが形成されている。
さて、図5(b)に示すように、覆い部120の内側表面には、側部110の中心線方向における端部であって、バンプラバー41側とは反対側の端部(図5(b)における紙面手前側)に向けて突出する第1凸部130および第2凸部135を有する。
覆い部120に第1凸部130および第2凸部135を設けることにより、覆い部120の剛性が高まる。また、詳細は後述するが、第1凸部130および第2凸部135を、覆い部120と対峙して配置される他の部材に押し付けることにより、この他の部材と覆い部120との間で間隙を形成し、液体(オイルや水等)、埃あるいはエア等を流す流路が確保される。
図5(b)に示すように、第1凸部130は、略A字状を形成する。この第1凸部130は、覆い部120の外周側において周方向に沿って延びる外周凸部(押圧部)131と、この外周凸部131よりも中心線側に設けられる内周凸部(他の押圧部)132と、これらの外周凸部131および内周凸部132と交差する方向に延びる交差凸部133とが、互いに連続して設けられる。
なお、外周凸部131は、円環部の径方向において、円環部の内周端よりも外側でありかつ側部よりも内側の位置から、少なくとも側部の位置までにわたって設けられ、円環部を押圧する押圧部の一例として捉えることができる。
また、第2凸部135は、略I字状を形成し、覆い部120の径方向に沿って延びるように配置される。
なお、図示の例においては、第1凸部130および第2凸部135の組み合わせが周方向に6組設けられているが、この個数についてはなんら限定されるものではない。
また、以下の説明においては、覆い部120における第1凸部130および第2凸部135以外の部分を、便宜上、第1凹部130A乃至第3凹部130Cとする。第1凹部130Aは、外周凸部131、内周凸部132および交差凸部133で囲まれ周方向に沿って延びる部分であり、第2凹部130Bは、外周凸部131の径方向外側に位置し周方向に沿って延びる部分であり、第3凹部130Cは、第1凸部130および第2凸部135に挟まれ径方向に沿って延びる部分である。
ここで、図4に示すように、外周凸部131は、外シリンダ711を押圧し、内周凸部132は、エンドプレート728を押圧する位置に設けられる。
なお、内周凸部132がエンドプレート728を押圧することにより、バンプストッパキャップ100がバンプラバー41(図1参照)に押圧される際に、円環部711Bが撓む量(陥没する量)が抑制される。
また、内周凸部132は、外周凸部131よりも中心線方向の高さが高い。さらに説明をすると、内周凸部132と外周凸部131との高さの差は、円環部711Bの厚さと略同一となっている。また、図示は省略するが、外周凸部131、交差凸部133および第2凸部135は、中心線方向の高さが略同一となっている。
このことにより、内周凸部132がエンドプレート728を押圧している状態において、外周凸部131、交差凸部133および第2凸部135が外シリンダ711の円環部711Bを押圧可能となる。
[バンプストッパキャップ100および外シリンダ711の配置]
次に、図4乃至図7を参照しながら、バンプストッパキャップ100および外シリンダ711の配置について説明をする。
図6は、本実施の形態とは異なるバンプストッパキャップ100の外周凸部131を説明するための図である。図7は、バンプストッパキャップ100および外シリンダ711の配置を説明するための図である。
図4に示すように、本実施の形態においては、外周凸部131の少なくとも一部が、外シリンダ711の外シリンダ側部711Aを中心線方向に沿って延長した仮想線IO上となる位置に配置されている。
このことにより、本実施の形態においては、バンプストッパキャップ100を介してバンプラバー41(図1参照)から加わる力を、外シリンダ側部711Aが支持することが可能となる。
さらに説明をすると、本実施の形態のバンプストッパキャップ100においては、外周凸部131が、外シリンダ側部711Aに圧縮荷重を加えることが可能な位置に配置されている。
また、図6に示すように、本実施の形態とは異なり、外周凸部131が外シリンダ側部711Aを延長した仮想線IOよりも内側に配置される構成と比較して、本実施の形態においては、外シリンダ711がより大きな力でバンプストッパキャップ100を支持できる。このことにより、外シリンダ711の損傷を抑制し、オイルシール729の損傷が低減される。
次に、図7に示すように、バンプストッパキャップ100の外周凸部131は、外シリンダ711の内周端711Cよりも径方向外側にて、円環部711Bを押圧する位置に配置される。さらに説明をすると、内周端711Cは、径方向において、内周凸部132と外周凸部131との間を通るように配置される。なお、図示の例における第2凸部135は、内周端711Cと交差するように配置される。
このような配置により、第1凹部130Aおよび第3凹部130Cにおいて、内周端711Cを押圧しない部分が形成される。
ここで、エンドプレート728等を外シリンダ711にかしめることにより、外シリンダ711の内周端711Cが、中心線方向においてエンドプレート728から離間した位置となり得る。そして、エンドプレート728から離間した内周端711Cを、外周凸部131等が押圧すると、円環部711Bを曲げる力が加わることとなる。
本実施の形態においては、周方向において内周端711Cを押圧しない部分を形成することにより、円環部711Bの曲げを低減し得る。さらに具体的に説明をすると、第1凹部130Aおよび第3凹部130Cにおいて内周端711Cを押圧しない部分が形成されることにより、円環部711Bに加わる応力が低減される。
なお、第1凹部130Aおよび第3凹部130Cを備えるバンプストッパキャップ100は、円環部の内周端と対峙する部分に、内周端から離間する向きに没入する凹部が形成される構成として捉えることができる。また、内周凸部132と外周凸部131とを、円環部および円環部の内周側に設けられる部材を押圧する押圧部として捉えることができる。
また、他の観点からみると、図4に示す本実施の形態は、図6に示す比較例よりも、外周凸部131を径方向外側に移動させた構成である。つまり、本実施の形態は、図6に示す比較例よりも、円環部711Bにおける外シリンダ側部711Aと円環部711Bとの連続部(屈曲部)711Dに近い部分を押圧する。
ここで、円環部711Bにおける外周凸部131等によって押圧される部分を力点とし、接続部711Dを支点として考えると、力点を支点側に近づけることにより、円環部711Bが支点を中心として移動する(回転する)量が抑制される。
さらに、他の観点からみると、本実施の形態においては、外周凸部131の位置をより径方向外側にすると、外周凸部131の周方向長さを増すことが可能となる。そして、外周凸部131の周方向長さを長くすると、円環部711Bとの接触面積が増加する。このことにより、バンプラバー41に押圧される際に、外周凸部131が圧縮される量が低減され、結果として円環部711Bが陥没する量が抑制される。
なお、バンプラバー41に押圧される際に、覆い部120が陥没する量が増えると、ピストン741(図2参照)の可動範囲が減少する。しかしながら、本実施の形態においては、上記のように、円環部711Bが陥没する量が抑制されることにより、ピストン741の可動範囲の減少が抑制される。
また、外周凸部131の位置をより径方向外側にすると、外周凸部131の周方向長さを長くできる分、外周凸部131の径方向の幅を小さくすることもできる。このことにより、外周凸部131に沿う流路(後述)を大きくとることが可能となる。
さて、バンプストッパキャップ100がバンプラバー41によって押圧されることにともない、バンプストッパキャップ100内にエアが流れ込む。また、バンプストッパキャップ100内には、埃や水、あるいはオイルシール本体729Aによって掻き落とされたオイル等が進入し得る。そして、これらをバンプストッパキャップ100外部へ排出するための流路が必要となる。
上述のように、本実施の形態においては、第1凸部130および第2凸部135を設けることにより、覆い部120と、覆い部120と対峙して配置される他の部材の間に流路が確保される。
具体的に説明をすると、図7に示すように、円環部711Bの径方向内周側および外周側では、円環部711B(第1凹部130Aおよび第3凹部130C)に沿って流路が形成される。また、径方向においては、第1凸部130および第2凸部135に挟まれる領域において流路が形成される。
これらの流路を通して、バンプストッパキャップ100内の埃あるいはエア等が外部へと排出される。
なお、周方向において、隣接する第1凸部130の間に第2凸部135を設ける構成は、隣接する第1凸部130どうしの間に形成される流路の周方向中央部を第2凸部135が支持をする構成として捉えることができる。そして、この第2凸部135を設けることにより、第1凸部130間に形成される流路に露出するエンドプレート728の領域が抑制される。その結果、エンドプレート728において錆びる部分の面積が抑制され、エンドプレート728の長寿命化が可能となる。
<変形例>
[変形例1]
次に、変形例1が適用されるバンプストッパキャップ100について説明する。なお、上述した実施形態1と同様のものについては同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図8は、変形例1のバンプストッパキャップ100の概略構成を示す図である。なお、図8(a)は、図7に対応するバンプストッパキャップ100の構成図であり、図8(b)は、図8(a)におけるVIIIb―VIIIb線の断面図であり、図8(c)は、図8(a)におけるVIIIc―VIIIc線の断面図である。また、図8(a)においては、バンプストッパキャップ100を外シリンダ711に装着した際における、外シリンダ711の各部の位置を破線で示している。
図8(a)に示すように、変形例1のバンプストッパキャップ100は、覆い部120の内側表面において、第1凸部130および第2凸部135を有する。この第1凸部130における外シリンダ711の内周端711Cが通過する領域、さらに説明をすると径方向において外周凸部131と内周凸部132との間にて、離間部136が形成されている。また、第2凸部135における外シリンダ711の内周端711Cが通過する領域にて、離間部137が形成されている。
図8(b)に示すように、離間部136は、外周凸部131よりも中心線方向における高さが低い。このことにより、外周凸部131が外シリンダ711の円環部711Bを押圧しつつ、離間部136は外シリンダ711の内周端711Cから離間する。したがって、変形例1の第1凸部130によって内周端711Cが押圧されない。
また、図8(c)に示すように、離間部137は、第2凸部135における他の部分よりも、中心線方向における高さが低い。このことにより、第2凸部135における離間部137よりも径方向外側が外シリンダ711の円環部711Bを押圧しつつ、離間部137は外シリンダ711の内周端711Cから離間する。したがって、変形例1の第2凸部135によって内周端711Cが押圧されない。
さらに、変形例1のバンプストッパキャップ100は、離間部136および離間部137が形成されていることにより、円環部711B(第1凹部130Aおよび第3凹部130C)に沿った流路内の周方向の流れが促進される。
[変形例2]
次に、変形例2が適用されるバンプストッパキャップ100について説明する。なお、上述した実施形態1と同様のものについては同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図9−1および図9−2は、変形例2のバンプストッパキャップ100の概略構成を示す図である。
上記の説明においては、覆い部120の内側表面において、略A字状を形成する第1凸部130、および略I字状を形成する第2凸部135を有することを説明した。しかしながら、覆い部120の内側における突出する部分が、外シリンダ711の内周端711Cよりも径方向外側にて円環部711Bを押圧し、少なくとも一部が、外シリンダ711の外シリンダ側部711Aを中心線方向に沿って延長した仮想線IO上となる位置に配置されている構成であれば、上記構成に限定されない。
例えば、図9−1(a)に示すように、上記第1凸部130と同様に略A字状を形成する部分に加え、この略A字状における部分である基部1300の周方向中央部から径方向内側と外側とに向かって延びる部分を含み、全体として略A字状に対して略T字状(略十字状)を加えた形状に第1凸部1301を形成してもよい。
なお、基部1300は、上記第1凸部130における外周凸部131に対応する部分である。さらに説明をすると、基部1300は、内周端711Cよりも径方向外側にて周方向に沿って延びる部分であり、この基部1300の一部は、外シリンダ側部711A上に位置する。
また、図9−1(b)に示すように、基部1300、およびこの基部1300の周方向両端から、径方向外側に向かって延びる部分を含み、全体として略C字状に第1凸部1302を形成してもよい。
また、図9−1(c)に示すように、基部1300、およびこの基部1300の周方向両端および周方向中央部から、径方向外側に向かって延びる部分を含み、全体として略E字状に第1凸部1303を形成してもよい。
また、図9−1(d)に示すように、径方向に沿って延びる略I字状に第1凸部1304を形成してもよい。なお、この略I字状における外シリンダ711の内周端711Cと対峙する部分には、内周端711Cから離間する離間部1305が設けられてもよい。
また、図9−1(e)に示すように、基部1300、およびこの基部1300の周方向中央部から、径方向内側に向かって延びる部分を含み、全体として略T字状(略L字状)に第1凸部1306を形成してもよい。なお、この略T字状における外シリンダ711の内周端711Cと対峙する部分には、内周端711Cから離間する離間部1307が設けられてもよい。
また、図9−1(f)に示すように、径方向に延びる2つの部分が内周側で結合された形状となる、略V字状に第1凸部1308を形成してもよい。なお、この略V字状における外シリンダ711の内周端711Cと対峙する部分には、内周端711Cから離間する離間部1309が設けられてもよい。
また、図9−1(g)に示すように、径方向に沿って延びる部分と、この径方向に延びる部分の径方向外側の端部が二股に分岐して延びる形状となる部分を含み、全体として略Y字状に第1凸部1311を形成してもよい。なお、この略Y字状における外シリンダ711の内周端711Cと対峙する部分には、内周端711Cから離間する離間部1312が設けられてもよい。
また、図9−1(h)に示すように、基部1300、およびこの基部1300の周方向中央部から径方向内側に向かって延びるとともに、基部1300の周方向両端部から径方向内側に向かって、中央部から延びる部分より短く延びる部分を含み、全体として略E字状(略山字状)に第1凸部1313を形成してもよい。なお、この略E字状における外シリンダ711の内周端711Cと対峙する部分には、内周端711Cから離間する離間部1314が設けられてもよい。
また、図9−2(i)に示すように、基部1300、およびこの基部1300の周方向中央部から径方向内側に向かって延びるとともに、基部1300の周方向両端部から径方向外側に向かって延びる部分を含み、全体として略エッフェル塔形状(略T字状)に第1凸部1315を形成してもよい。なお、この略塔形状における外シリンダ711の内周端711Cと対峙する部分には、内周端711Cから離間する離間部1316が設けられてもよい。
また、図9−2(j)に示すように、基部1300、この基部1300の周方向中央部から径方向内側と外側とに向かって延びる部分、および基部1300の周方向両端部から径方向外側に向かって延びる部分を含み、全体として略フォーク形状(略T字状)に第1凸部1317を形成してもよい。なお、この略フォーク形状における外シリンダ711の内周端711Cと対峙する部分には、内周端711Cから離間する離間部1318が設けられてもよい。
また、図9−2(k)に示すように、上述の基部1300の周方向両端部にあたる部分、および外シリンダ711の内周端711Cよりも径方向内側の部分の計3カ所に設けられた突出部分により、第1凸部1319を形成してもよい。
また、図9−2(l)に示すように、基部1300の周方向両端部にあたる部分の計2カ所に設けられた突出部分により、第1凸部1321を形成してもよい。
また、図9−2(m)に示すように、外シリンダ711の内周端711Cを挟んで径方向において並んだ計2カ所に設けられた突出部分により、第1凸部1322を形成してもよい。
[変形例3]
次に、変形例3が適用されるバンプストッパキャップ200について説明する。なお、上述した実施形態1と同様のものについては同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図10は、変形例3のバンプストッパキャップ200の概略構成を示す図である。なお、図10(a)は、変形例3のバンプストッパキャップ200の斜視図であり、図10(b)は、図10(a)に示すXbからみた図の拡大図であり、図10(c)は、図10(a)に示すXc−Xc線の断面図である。
図10(a)に示すように、バンプストッパキャップ200は、略円筒状の側部210と、側部210の開口部を覆う覆い部220とを有している。また、この覆い部220の中央部には、貫通孔221が形成されている。
ここで、側部210の中心線におけるバンプラバー41側の端部において、径方向に沿って側部210を貫通する開口孔223が複数形成されている。なお、図示の例においては、開口孔223によって、覆い部220の外周側も一部切り欠かれている。
図10(b)に示すように、開口孔(貫通孔)223は、第2凸部235に沿って形成される第3凹部(径方向流路)230Cに対する径方向外側の位置において、この第3凹部230Cと連続する位置に設けられている。
また、図10(c)に示すように、開口孔223は、第2凸部235および第3凹部230Cの面に沿う流路の流れを妨げない位置に形成されている。すなわち、中心線方向において、第2凸部235および第3凹部230Cの面の位置は、開口孔223の開口領域に含まれるように、開口孔223の位置が定められている。
この構成により、液体(オイルや水等)や埃をバンプストッパキャップ200外へ排出することが促進される。
また、覆い部220の外周側も一部切り欠かれていることから、径方向に加えて、中心線方向に沿う方向においても、バンプストッパキャップ200内側から外側に向けて液体等の排出を行うことが可能となる。
さらに、開口孔223は、開口孔223が形成されていない場合に、覆い部220の内側表面に沿って流れる液体等が覆い部220に突き当たり淀み得る領域を開放することにより、覆い部220の内側表面に沿う液体等の流れを促進し得る。
なお、変形例3における開口孔223の形状、大きさ、個数等については上記変形例に限定されず、第3凹部(径方向流路)230Cの形状、大きさ、個数等についても上記変形例に限定されない。第3凹部(径方向流路)230Cについては、開口孔223と半径方向外側に向かって直線的な位置関係で連続するように構成されているが、これに限らず、第3凹部(径方向流路)230Cの少なくとも一部に屈曲部等を設け、開口孔223と連続するように構成してもよく、また、第3凹部(径方向流路)230Cと連続する位置に必ずしも開口孔223を設ける必要もない。
また、変形例3において、第1凸部230は、略Aの形状となっているが、これに限らず、変形例2(図9−1および図9−2)に示すような種々の第1凸部の形状としてもよい。
さて、上記の説明においては、減衰装置70のシリンダ71として、外シリンダ711と内シリンダ712とを備える二重管に、バンプストッパキャップ100を用いることを説明した。しかしながら、本実施の形態のバンプストッパキャップ100は、三重管等他の構成からなるシリンダに設けてももちろんよい。
1…懸架装置、20…ピストンロッド、30…スプリング、41…バンプラバー、42…バンプラバーカップ、70…減衰装置、71…シリンダ、100,200…バンプストッパキャップ、110…側部、120…覆い部、130…第1凸部、131…外周凸部

Claims (4)

  1. シリンダと、
    前記シリンダ内に収納されたピストンと、
    前記ピストンを支持するとともに一部が前記シリンダから突出するピストンロッドと、
    前記シリンダにおける前記ピストンロッドが突出する側の端部を覆うカバー部材と、
    を備え、
    前記シリンダは、
    円筒状の側部と、
    前記側部の前記ピストンロッドが突出する側の端部から前記シリンダの中心線側に延びる円環部とを有し、
    前記カバー部材は、
    前記シリンダの前記円環部の内周端よりも径方向外側で、かつ少なくとも一部が当該シリンダの前記側部を当該シリンダの中心線に沿って延長した仮想線上に配置され、当該円環部を押圧する押圧部を有する
    ことを特徴とする懸架装置。
  2. 前記カバー部材は、前記円環部の径方向において、当該円環部の前記内周端を挟んで前記押圧部と対峙して設けられ当該円環部の内周側に設けられる部材を押圧する他の押圧部を有し、当該押圧部と当該他の押圧部との間にて流体が流れる流路が形成されることを特徴とする請求項1記載の懸架装置。
  3. 前記カバー部材は、前記円環部の径方向に沿って流体が流れる径方向流路と、当該径方向流路に対する当該円環部の径方向外側にて当該円環部の径方向に貫通する貫通孔とを有することを特徴とする請求項1記載の懸架装置。
  4. 円筒状の側部と当該側部から当該側部の中心線側に延びる円環部とを有するシリンダのピストンロッドが突出する側の端部を覆う覆い部と、
    前記覆い部に設けられるとともに、前記円環部の径方向において、当該円環部の内周端よりも外側でありかつ前記側部よりも内側の位置から、少なくとも当該側部の位置までにわたって設けられ、当該円環部を押圧する押圧部と
    を有することを特徴とするカバー部材。
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