JP2014198986A - 固定金具 - Google Patents

固定金具 Download PDF

Info

Publication number
JP2014198986A
JP2014198986A JP2013148317A JP2013148317A JP2014198986A JP 2014198986 A JP2014198986 A JP 2014198986A JP 2013148317 A JP2013148317 A JP 2013148317A JP 2013148317 A JP2013148317 A JP 2013148317A JP 2014198986 A JP2014198986 A JP 2014198986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rafter
purlin
fixing bracket
contact
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013148317A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6302632B2 (ja
Inventor
直正 吉田
Naomasa Yoshida
直正 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Toto Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Kogyo Co Ltd filed Critical Toto Kogyo Co Ltd
Priority to JP2013148317A priority Critical patent/JP6302632B2/ja
Publication of JP2014198986A publication Critical patent/JP2014198986A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6302632B2 publication Critical patent/JP6302632B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Greenhouses (AREA)

Abstract

【課題】 既設の温室の屋根における垂木を母屋に再度固定するなどの際の利用に向く。
【解決手段】 長手方向部材4と、この長手方向部材4に直交して当接すると共にシートSを連結させる短手方向部材1とを備える屋根の骨組にあって、上記長手方向部材4の側面に当接する本体部11と、この本体部11の一端部に設けられて上記短手方向部材1を挿通させる凹部12と、上記本体部11の一端に設けられて上記凹部12を挿通する上記短手方向部材1を保持する保持部13とを備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、固定金具に関し、特に、温室の屋根を形成する骨組を修復するなどの際の利用に向く固定金具に関する。
温室における切妻(きりづま)型の屋根は、屋根の頂部を形成する棟木(むなぎ)、屋根の軒部を形成する敷桁(しきげた)、および、棟木、敷桁に並行する長手方向部材たる母屋(もや)に短手方向部材たる垂木(たるき)を架け渡して骨組を形成し、この骨組に透光性のシートを展設して、すなわち、垂木にシートを連結して屋根面を形成する。
ところで、近年の温室は、金属製の型材で骨組が形成されることが多く、このことから、切妻型の屋根の骨組を形成する棟木、敷桁、母屋および垂木についても、これが金属製の型材からなることが多い。そして、金属製の型材からなる垂木にシートを連結するのについては、たとえば、特許文献1に開示の定着構造が利用される。
この特許文献1に開示の定着構造について少し説明すると、特許文献1中に符号1で示される垂木は、図示されていない母屋に連結され、断面をほぼ直角三角形状にする台部と、この台部に連設されて台部の底部(文献1中に符号2で示される部位)から台部の脇外に延設される態様に設けられるフランジ部(文献1中に符号5で示される部位)とを備える金属製の型材からなる。
そして、この垂木1は、たとえば、本案図たる図3を借りて説明すると、母屋4の上端に台部1aおよびフランジ部1bを当接する態勢に載置され、フランジ部1bを貫通するネジBの母屋4の上端部への捻じ込みで母屋4に一体的に連結される。
ちなみに、垂木1に連結されるシートSは、合成樹脂製とされ、台部1aの上端と、この台部1aの上端に対向するように配されるシート押えS1との間に挟持され、この状態でシート押えS1を貫通するネジB1の台部1aの上端部への捻じ込みで垂木1の上端に連結される。
実用新案登録第3073178号公報
上記した図3に示す骨組にあっては、母屋4に対する垂木1の連結状態、すなわち、固定状態が正常である限りには、なんら問題を生じないが、いわゆる経年劣化が招来されたとき、母屋4に対する垂木1の固定状態を維持できなくなり、また、母屋4に対する垂木1の固定状態を再現できなくなる可能性がある。
すなわち、上記の切妻型の屋根を備える温室に展設されるシートSにあっては、これが図示しないアーチ型の屋根を備える温室に利用される合成樹脂製であって透光性のフィルムに比較して、材質を異にして耐久性を良くしたこともあって、骨組を形成する金属製の型材、たとえば、ネジBが捻じ込まれる垂木1より耐用年数を永くすることが周知されている。
言い換えると、上記の金属製の型材で形成された骨組にシートSを展設する温室にあっては、たとえば、垂木1を母屋4に連結するネジBが、あるいは、ネジBの母屋4に対する捻じ込み部分が経年劣化して、垂木1が母屋4から離れる状態になると、垂木1がいわゆる遊び得る状態になり、垂木1が遊ぶことでシートSがいたずらに引っ張られるなどして疲労したり破断したりすることが危惧される。
そこで、垂木1が母屋4から離れた状態を解消するために、垂木1を母屋4に再度固定することが必要になるが、垂木1の上端には合成樹脂製のシートSが連結されていることから、短時間での固定が実現できるとしても、たとえば、溶接による固定は不可能と言える。
そして、溶接に拠らなくて済む固定金具の利用が検討されるとしても、既設の温室の屋根における垂木1を母屋4に固定することを可能にする固定金具の提案が無いのが実情である。
そこで、本発明は、このような現状を鑑みて創案されたもので、既設の温室の屋根における骨組にあって、骨組を形成する母屋に同じく骨組を形成する垂木を再度固定するなどの際の利用に向く固定金具を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明による固定金具の構成を、長手方向部材と、この長手方向部材に直交して当接すると共にシートを連結させる短手方向部材とを備える屋根の骨組にあって、上記長手方向部材の側面に当接する本体部と、この本体部の一端部に設けられて上記短手方向部材を挿通させる凹部と、上記本体部の一端に設けられて上記凹部を挿通する上記短手方向部材を保持する保持部とを備えるとする。
それゆえ、屋根の骨組にあって、本発明の固定金具によれば、保持部が凹部を挿通する短手方向部材たる垂木を保持した状態で本体部が長手方向部材たる母屋の側面に当接するから、この本体部を母屋の側面に連結することで、垂木を母屋に固定することが可能になる。
母屋の側面に当接する本体部を母屋に連結する、すなわち、垂木を母屋に固定するのに際して、ネジを利用する場合には、作業を簡単迅速に行えると共に、両者間における溶接を要しないので、垂木に連結されているシートに溶接による悪影響が及ばない。
保持部が固定金具の取り付け作業の際に垂木に連結されるシートに干渉しない形状に形成される場合には、保持部によるシートへの傷付を発現させず、固定金具を利用することによるシートへの傷付の招来を危惧しなくて済む。また、保持部がシートに傷付を発現させない形状に形成される場合には、保持部によるシートへの傷付を発現させずして、固定金具の取り付け作業を可能に、作業性を向上させる。
本体部が他端に母屋に当接する係止部を備え、この係止部が母屋に当接する際に弾性を具有する場合には、係止部と、母屋に当接される垂木との間に母屋を挟持し得ることになり、垂木の母屋への仮固定を可能にする。
切妻型の屋根を備える温室をシートの一部を破断した状態で部分的に示す斜視図である。 母屋に対する垂木の連結状態を示す側面断面図で、(A)は、母屋たる型材の開口が上方を向く状態を示し、(B)は、母屋たる型材の背が上方を向く状態を示す。 垂木と母屋の連結状態を垂木にシートを連結した状態で示す部分縦断面図である。 本発明の一の実施形態による固定金具を示す斜視図で、(A)は、本体部の一方面側から見る場合の図であり、(B)は、本体部の他方面側から見る場合の図である。 図4の固定金具で垂木を母屋に固定した状態を示す部分縦断面立面図である。 図4の固定金具を利用して母屋に垂木を固定した状態を示す斜視図で、(A)は、母屋の上方であって垂木の左側上方から見た状態を示し、(B)は、母屋の上方であって垂木の右側上方から見た状態を示す。 図4の固定金具を利用して母屋に垂木を固定した状態を示す斜視図で、(A)は、母屋の上方であって垂木の右側上方から見た状態を示し、(B)は、母屋の上方であって垂木の左側上方から見た状態を示す。 図4の固定金具を利用して母屋に垂木を固定した状態を示す斜視図で、(A)は、母屋の上方であって垂木の左側上方から見た状態を示し、(B)は、母屋の下方であって垂木の左側下方から見た状態を示す。 図4の固定金具を利用して母屋に垂木を固定した状態を示す斜視図で、(A)は、母屋の上方であって垂木の右側上方から見た状態を示し、(B)は、母屋の下方であって垂木の右側下方から見た状態を示す。 図4の固定金具を利用して母屋の下端に垂木を固定した状態を示す斜視図で、(A)は、固定金具の本体部を母屋の背を備える側面に当接した状態を示し、(B)は、固定金具の本体部を母屋の開口を備える側面に当接した状態を示す。 本発明の他の実施形態による固定金具を示す斜視図で、(A)は、本体部の一方面側から見る場合の図であり、(B)は、本体部の他方面側から見る場合の図である。 母屋に対する他の実施形態による垂木の連結状態を垂木にシートを連結した状態で示す部分縦断面図である。 図11の固定金具を利用して母屋に他の実施形態による垂木を固定した状態を示す斜視図で、(A)は、母屋の上方であって垂木の右側上方から見た状態を示し、(B)は、母屋の下方であって垂木の右側下方から見た状態を示す。 本発明のさらに他の実施形態による固定金具を示す斜視図で、(A)は、本体部の一方面側から見る場合の図であり、(B)は、本体部の他方面側から見る場合の図である。 図14の固定金具を利用して母屋に他の実施形態による垂木を固定した状態を示す斜視図で、(A)は、母屋の上方であって垂木の右側上方から見た状態を示し、(B)は、母屋の下方であって垂木の右側下方から見た状態を示す。
以下に、図示した実施形態に基づいて、本発明を説明する。本発明による固定金具は、たとえば、既設の温室の屋根を形成する骨組を修復する際の利用に向く。そこで、本発明の固定金具の説明に先立ち、温室の構造について、図1に基づいて、少し説明する。ちなみに、図1にあっては、温室を一部破断した状態で示し、屋根にあって、シートSを一部破断した状態で示す。
図1に示すように、屋根が切妻型に形成される温室にあっては、屋根の頂部を形成する棟木2、屋根の軒部を形成する敷桁3、および、棟木2、敷桁3に並行する長手方向部材たる母屋4に短手方向部材たる垂木1を架け渡して格子状になる屋根の骨組を形成し、この骨組に合成樹脂からなる透光性のシートSを張って、すなわち、垂木1にシートSを連結して屋根面を形成する。
ちなみに、温室は、四隅部などに立設される柱5で屋根を支え、柱5間は、間柱(まばしら)5aおよび貫(ぬき)5bが利用されるなどして適宜に区分されるシートSを張った壁面とされ、この壁面には出入口Eが設けられたり、温室内の風通しを良くするための窓Wが設けられたりする。
また、柱5は、敷桁3に直交する梁6を支え、梁6は、束(つか)6aを立設させて棟木2や母屋4を支え、束6a間は、シートSを張った壁面とされて、たとえば、温室内の強制換気を可能にする換気扇Fが設けられたりする。なお、束6aは、下方の間柱5aと通し構造に構成されても良い。
戻って、棟木2、敷桁3、母屋4および垂木1は、それぞれ金属製の型材からなり、自己支持性と所定の機械的強度を備える。なお、上記した柱5や間柱5aおよび貫5b、さらには、梁6および束6aも、多くの場合に、金属製の型材からなり、同じく、自己支持性と所定の機械的強度を備える。
棟木2は、温室の屋根の頂部を形成すると共に垂木1の上端部を連結させるもので、その限りには、任意に構成されて良い。図示するところでは、棟木2は、角パイプからなるが、図2に示す母屋4を構成する断面角C字状の型材を背合せにするなどして形成されても良い。
敷桁3は、温室の屋根の軒部を形成すると共に垂木1の下端部を連結させるもので、その限りには、棟木2と同様に任意に構成されて良く、両端部が柱5の上端に支持されて、所定の高さ位置に位置決めされる。
母屋4は、棟木2および敷桁3に並行して棟木2と敷桁3との間に配されるもので、棟木2と敷桁3とのスパンが長くなり、棟木2と敷桁3とに架け渡した垂木1が撓むなどすることを防ぐ場合に、棟木2と敷桁3との間にあって、適宜の間隔に配され、それぞれが垂木1を連結させる。ちなみに、屋根の妻面には、棟木2と敷桁3とを結ぶ合掌(がっしょう)7が架設され、この合掌7には、母屋4の端部が連結される。
垂木1は、棟木2、敷桁3および母屋4に連結されて、これら棟木2、敷桁3および母屋4と共に格子状になる屋根の骨組みを形成し、上端にシートSを連結させるもので、その限りには任意に構成されて良い。
もっとも、温室の屋根は、ここに作業員が登って諸作業をなすことを可能にするように形成されるのが好ましい。と言うのも、垂木1にシートSを連結する作業については、いわゆる足場を造って実践するとしても良いが、コストを考えると、棟木2、敷桁3および母屋4に架け渡された垂木1を通路代わりにするのが有利になる。
そこで、垂木1は、平均的な体重の作業員がこの垂木1に乗っても簡単に破断したり折れ曲がったりしない、すなわち、平均的な体重の作業員がこの垂木1に乗ってシートSを連結する作業することを可能にするように形成されるのが良い。
この観点から、図示するところでは、垂木1は、前記した特許文献1に開示の垂木と同様の構造を備えるように形成される。すなわち、垂木1は、図3に示すように、断面をほぼ直角三角形状にする台部1aと、この台部1aに連設されて台部1aの底部から台部1aの脇外に延設される態様に設けられるフランジ部1bとを備える。そして、この垂木1は、台部1aの上端部にネジB1の捻じ込みを可能にする隙間(符示せず)を備える。
それゆえ、この垂木1にあっては、母屋4に台部1aおよびフランジ部1bが当接され、フランジ部1bを貫通するネジBの母屋4の上端部への捻じ込みで母屋4に一体的に連結されることになる。
ちなみに、垂木1に連結されるシートSは、合成樹脂製とされ、図示するところでは、台部1aの上端と、この台部1aの上端に対向するように配されるシート押えS1との間に挟持され、この状態でシート押えS1を貫通するネジB1の台部1aの上端部への捻じ込みで垂木1の上端に連結される。
なお、シートSは、前記したように、図示しないアーチ型の屋根を備える温室に利用される合成樹脂製のフィルムに比較して、材質を異にし、また、肉厚をやや厚して、耐久性を良くする。
そして、垂木1にあっては、ネジB1の捻じ込みを許容する隙間を形成するのが台部1aの天端に形成されるカール部1cおよびこのカール部1cに対向する折り曲げ部1dであり、折り曲げ部1dは、ここから延設する繋ぎ部1eを備え、この繋ぎ部1eの図中で下端となるいわゆる先端にフランジ部1bが連設されるとしている。
一方、垂木1が上記のように形成されるとき、この垂木1を連結させる母屋4については、図示するところでは、図2に示すように、断面を角C字状にする型材からなるとし、図2(A)に示すように、開口4aを、すなわち、開口4aを備える側面を図示しない棟木2の方向たる上方に向けるように配設される場合と、図2(B)に示すように、背4bを、すなわち、背4bを供える側面を棟木2の方向たる上方に向けるように配設される場合とがある。
母屋4が断面を角C字状にする型材からなりながら開口4aを上に向ける態勢とされるか、背4bを上に向ける態勢とされるかは、本発明の固定金具を利用する上で不具合がある訳ではなく、後述するように、いずれの態勢にあっても、本発明の固定金具の利用を可能にする。
そして、本発明の固定金具を利用する観点からすれば、母屋4については、図示する断面を角C字状にする型材からなることに代えて、図示しないが、断面を矩形にしたり丸形にするパイプからなるとしても良い。
ちなみに、垂木1を連結させる母屋4は、垂木1をいわゆる傾斜した態勢に連結させる。すなわち、垂木1は、結果として、屋根面の勾配を設定するもので、このことから、屋根の軒部から屋根の頂部に向けて登り勾配を備えるように傾斜して設けられる。
そして、この傾斜する垂木1を連結させる母屋4、すなわち、図示するところでは、垂木1を上端に載置させる母屋4は、垂木1の母屋4に対する接触面積を可能な限りに広くするのが良く、このことから、母屋4は、柱5や間柱5a、および、束6aなどの垂直部材に対して傾斜する態勢におかれる。
温室の屋根を形成する骨組、特に、母屋4および垂木1が上記のように形成されるとき、本発明による固定金具は、シートSを連結した状態の垂木1を母屋4に固定するのに最適となるように形成されている。
すなわち、図4に示すように、本発明の一の実施形態による固定金具10は、板状に形成されて母屋4の側面に当接する本体部11と、この本体部11の一端部たる上端部に設けられて垂木1を挿通させる凹部12と、本体部11の一端たる上端に設けられて凹部12を挿通する垂木1をいわゆる外側から保持する保持部13とを備える。
そして、この固定金具10は、図6乃至図9に示すように、四つのパターンの固定態様を呈するとしている。ちなみに、この固定金具10は、図10に示す言わば第五の固定パターンの固定状態を呈するが、このことについては、後述する。なお、図6乃至図9においては、各図の煩雑化を避けるために、シートSを二点鎖線で部分的に示し、また、母屋4および垂木1については、これを短尺化した状態で示している。
戻って、固定金具10において、本体部11は、図5乃至図9に示すように、母屋4の背4bあるいは開口4aを備える側部(符示せず)における外面、すなわち、側面に当接するもので、図示するところでは、ネジB2(図6および図7参照)の挿通を許容するネジ孔11a,11bを備える。
本体部11にあって、ネジ孔11a,11bは、本体部11の板厚を貫通して形成され、また、立面視でV字状になるように位置取りされて(図5参照)、すなわち、上方となる左右一対のネジ孔11aと、下方となる一つのネジ孔11bとを有して、いわゆる上下に設けられるとし、ネジB2を挿通する場所を選択できるようにして、この固定金具10の母屋4への連結作業を容易に実践し得るように配慮している。
言い換えると、保持部13に近くなる言わば上方左右のネジ孔11aについては、いわゆる都合の良い方を選択することで、垂木1にその作業、すなわち、ネジB2の捻じ込み作業を妨げられることを危惧させずして、本体部11を母屋4の側面に連結することを可能にする。
そして、凹部12から離れるように凹部の下方に設けられるネジ孔21bについても、垂木1にその作業、すなわち、ネジB2の捻じ込み作業を妨げられることを危惧させずして、本体部11を母屋4の側面に連結することを可能にする。
以上のことから、図6および図7に示すところでは、本体部11のネジ孔11a,11bに挿通したネジB2を母屋4の側部に捩じ込むことで、本体部11の、すなわち、固定金具10の母屋4への連結が可能になる。
凹部12は、本体部11の一端部たる上端部に形成され、図5にも示すように、垂木1の下端部、すなわち、台部1aの底部およびこの底部に連続するように延びるフランジ部1bの挿通を許容して、後述する保持部13が垂木1に対する所定の高さ位置に位置決めされるようにすると共に、この固定金具10を母屋4および垂木1に連結する際の作業を容易にするようにいわゆる大きく形成される。
すなわち、凹部12は、図示するところでは、母屋4の上端に着座してここを挿通する垂木1の下端部より幅を大きくして図示する状態たる正立状態になる垂木1の臨在を許容すると共に、母屋4の上端に着座した垂木1の下端と凹部12の底部との間に隙間を備えるとして、後述する第一当接部131の先端がフランジ部1bに接触する点を支点にして旋回する(図5中の二点鎖線図参照)とき、すなわち、言わば垂木1を回転中心にするようにして固定金具10を旋回させるようにする取り付け作業を容易に実践し得るように配慮している。
保持部13は、本体部11の一端たる上端に設けられ、本体部11における上記の凹部12を挿通する垂木1を母屋4に押し付けるようにする当接部として機能するもので、図示するところでは、第一当接部131および第二当接部132を備え、第一当接部131は、垂木1のフランジ部1bに上方から当接し、第二当接部132は、垂木1の台部1aの傾斜する側面に上方から当接することで、垂木1を母屋4に押し付けるとしている(図5参照)。
ちなみに、保持部13にあって、第一当接部131と第二当接部132との間の間隔は、傾斜状態にある垂木1の下端部の通過を許容するが、いわゆる正立状態にある垂木1の下端部の通過を阻止する寸法に設定されている(図5参照)。
そして、第一当接部131は、図4に示すところでは、本体部11の上端にあって水平方向に、すなわち、本体部11に直交する態勢に折り曲げ形成され、凹部12側に位置決めされる内側部131aが凹部12の上方に架かるように形成され、内側部131aが垂木1のフランジ部1bに上方から当接し得るように配慮している。
第一当接部131が本体部11の上端にあって水平方向に折り曲げ形成されることで、この第一当接部131の垂木1に対する接触面積を大きくでき、第一当接部131の垂木1に対する当接効果を向上させることが可能になる。
また、第一当接部131は、固定金具10を垂木1に連結する作業の際の動きにあって、シートSに干渉しないように、いわゆる角部が切欠形成されたり、縁が面取りされたりするとしている(図4(A)参照)。
なお、第一当接部131の角部が切欠形成される場合には、垂木1におけるフランジ部1bを母屋4に連結するネジBにこの第一当接部131が干渉することを回避できる(図7(A)参照)点でも有利になる。
この第一当接部131が機能するところ、すなわち、内側部131aの下端を垂木1のフランジ部1bの上端に当接させる(図5参照)機能からすると、また、第一当接部131の上端位置が第二当接部132の上端位置より低くなる(図5参照)ことからして、図5中に一点鎖線図で示すように、第一当接部131が本体部11の上端にあって、本体部11に連続するほぼ半円形の板状に起立形成されて、凹部12の上方に架かるようになる言わば内側部の下端を垂木1のフランジ部1bの上端に当接させるようにしても良い。
なお、第一当接部131におけるシートSへの干渉を回避するための角部の切欠形成や面取りは、この第一当接部131が図5中に一点鎖線図で示すように本体部11の上端に立上る態勢に形成される場合に実践されると有効である。
戻って、この第一当接部131は、垂木1のフランジ部1bに上方から当接するから、後述する第二当接部132に比較すると、本体部11に対するその高さ位置を低くし(図5参照)、したがって、前記したように、この固定金具10を垂木1に連結するとき、図5中に二点鎖線図で示すように、第一当接部131の垂木1のフランジ部1bに接触する部位を支点にするようにして、この固定金具10を旋回させることが可能になる。
上記のように形成される第一当接部131に対して、第二当接部132は、上記の第一当接部131と同様に、また、図4に示すところでは、互いに同じ方向にして本体部11の上端にあって水平方向に折り曲げられた態様に形成され、図示するところでは、凹部12側に位置決めされる内側部132aが凹部12の上方に架かるように形成され、内側部132aの先端が垂木1の台部1aにおける傾斜する側面に側方から当接し得るとしている。
それゆえ、保持部13にあって、第二当接部132は、上記した第一当接部131に比較して、本体部11の上端から高い位置に位置決めされているが、その分垂木1に連結されているシートSに近づき干渉し易くなる(図5参照)。
このことから、この第二当接部132にあって、内側部132aの反対側となる外側部132bは、本体部11の下端に向けて傾斜する傾斜部とされ、したがって、この固定金具10が垂木1に連結されるとき、外側部132bが垂木1の上端に連結されるシートSに干渉しないとし、第二当接部132がシートSに干渉することで、シートSの傷付きや破断が招来されることを防止している(図5参照)。
なお、この第二当接部132にあっても、本体部11の上端にあって水平方向に折り曲げ形成されるから、垂木1に対する接触面積を大きくでき、垂木1に対する当接効果を向上させることが可能になる。
ところで、本発明の固定金具10は、基本的には、上記したように形成されることで足りるが、図示するところでは、その利用に際しての利便性を高めるために、以下のような配慮をしているので、その説明をする。
すなわち、固定金具10は、図示する実施形態にあって、本体部11の他端となる下端に係止部14を備え、この係止部14は、上記の保持部13によって母屋4の上端に言わば載置される垂木1との間に母屋4を挟持するとしている。
そして、本発明の固定金具10は、母屋4の両側の側面に本体部11を当接させる設定とされているので、係止部14は、一方爪片141および他方爪片142からなるとしている。
一方爪片141は、本体部11の下端にあって、前記した保持部13たる当接部、すなわち、第一当接部131および第二当接部132と反対の方向にほぼ水平に突出するように折り曲げ形成され、他方爪片142は、本体部11の下端において、第一当接部131および第二当接部132と同方向にほぼ水平に突出するように折り曲げ形成されている(図4参照)。
そして、図示するところにあっては、一方爪片141が本体部11の下端にあって左右となる一対とされ、他方爪片142が一対となる一方爪片141の言わば間に位置決めされるように構成されている。
なお、係止部14が機能するところからすれば、一方爪片141および他方爪片142の両方あるいはいずれか一方の突出方向については、第一当接部131および第二当接部132と同方向にならずして反対方向になるとしても良く、また、一つとなる他方爪片142に対して一方爪片141が一対になることは必須ではなく、一方爪片141が他方爪片142と同様に一つからなるとしても良い。
ちなみに、一方爪片141および他方爪片142がほぼ水平に突出するの意味は、本体部11の下端から水平方向に折れ曲がり形成されるとき、本体部11との間になす角度を90度よりやや小さくなる角度になるとして、一方爪片141および他方爪片142が母屋4の下端に当接されて、角度が広げられるとき、一方爪片141および他方爪片142が弾性を具有するように構成されるの意味である。
一方爪片141および他方爪片142が弾性を具有することで、垂木1との間に母屋4を挟持するとき、固定金具10の本体部11が母屋4の側面に当接された状態、すなわち、固定金具10が母屋4に垂木1を連結した状態を維持できる。
このことは、係止部14を利用することで、固定金具10による母屋4への垂木1の仮止め状態を具現化できることを意味することになり、たとえば、ネジB2を利用して本体部11を母屋4の側面に連結する作業、すなわち、垂木1を母屋4に固定する作業の際に作業者が垂木1から手を放すことを可能にし、作業性を向上させる。
なお、係止部14、すなわち、一方爪片141および他方爪片142は、それぞれが本体部21の下端にあって水平方向に折り曲げ形成されるから、前記した保持部13、すなわち、第一当接部131および第二当接部132と同様に、これが母屋4に対する接触面積を大きくするのはもちろんである。
ところで、係止部14、すなわち、一方爪片141および他方爪片142が弾性を具有して母屋4の挟持を可能にすることからすれば、たとえば、上記したように、本体部11がネジB2を利用して母屋4の側面に連結されなくても良い、すなわち、固定金具10が母屋4に固定状態に連結されなくても良いと言い得る。
しかしながら、固定金具10の母屋4への連結状態を恒久的に保障する上からは、本体部11がネジB2を利用して母屋4に連結されるのが好ましいし、また、本体部11の母屋4への連結状態に係りなく、一方爪片141および他方爪片142が、ネジ利用で母屋4に連結されるのが好ましい。
そこで、図示するところでは、一方爪片141および他方爪片142がその肉厚を貫通するネジ孔141a,142aを備え、このネジ孔141a,142aにネジB3を挿通し、このネジB3を母屋4に捻じ込む(図8および図9参照)ことを許容し、ネジ利用で固定金具10の母屋4の側面への連結状態を恒久的に保障するとしている。
一方、上記の係止部14を形成する一方爪片141および他方爪片142は、これを利用するとき、母屋4の下方に言わば押し込んで母屋4の下端に当接させるが、上記したように一方爪片141および他方爪片142が弾性を具有すべく直角より小さい角度になるように折り曲げ形成されることからすると、母屋4の下方に押し込む作業が簡単でなくなる危惧がある。
そこで、図示するところでは、一方爪片141および他方爪片142が先端部にいわゆる前傾姿勢の傾斜部からなるガイド部141b,142bを備えて(図4参照)、一方爪片141および他方爪片142の母屋4の下方への押し込み動作を容易にするように配慮している。
以上のように形成された固定金具10は、前述したように、垂木1を母屋4に固定することを可能にする。そこで、図示したところに基づいて、そのパターンを以下に説明する。
図6は、固定金具10を利用して母屋4に垂木1を固定した第一のパターンを示すが、この第一のパターンにあっては、母屋4は、背4bを下方に向け、固定金具10は、本体部11が母屋4の背4bに当接された状態で垂木1を母屋4に固定する。
このとき、垂木1は、母屋4の背4bを見る状態のときに、台部1aを左側にしてフランジ部1bを右側にする態勢で、ネジB利用で母屋4に連結される(図6(B)参照)。
一方、図7は、固定金具10を利用して母屋4に垂木1を固定した第二のパターンを示すもので、この第二のパターンにあっても、母屋4は、背4bを下方に向け、固定金具10は、本体部11を母屋4の背4bに当接した状態で垂木1を母屋4に固定するが、垂木1は、母屋4の背4bを見る状態のときに、台部1aを右側にしてフランジ部1bを左側にする態勢で、ネジB利用で母屋4に連結されている(図7(B)参照)。
つまり、第一のパターンおよび第二のパターンにあっては、固定金具10の本体部11が共に母屋4の背4bのある側面に当接するが、垂木1の母屋4に対する向きが左右となって異なるものである。
母屋4の向きが同じであるときに、垂木1の向きが異なることになるのは、垂木1が母屋4の端部に位置決めされるとき、フランジ部1bの言わば向きを選択することで、ネジBを利用した母屋4への連結が実現可能になることに基づく。
戻って、図6に示すところでは、固定金具10における保持部13を形成する第一当接部131および第二当接部132が共に母屋4の上方に位置決めされ、固定金具10における係止部14を形成する他方爪片142(図4(A)参照)が母屋4の下端に当接する。
対して、図7に示すところでは、固定金具10における保持部13を形成する第一当接部131および第二当接部132が共に母屋4の上端の外側に位置決めされ、固定金具10における係止部14を形成する一方爪片141(図4(B)参照)が母屋4の下端に当接する。
一方、図6に示すように、保持部13が母屋4の上方に位置決めされるとき、母屋4の下端の外側に突出する係止部14の一方爪片141、および、図7に示すように、保持部13が母屋4の上端の外側に位置決めされるとき、母屋4の下端の外側に突出する係止部14の他方爪片142は、共にネジ孔141a,142aを備えている(図4参照)。
それゆえ、垂木1を母屋4に固定する固定金具10にあっては、一方爪片141および他方爪片142自体を利用して、あるいは、各ネジ孔141a,142aを利用して、図示しないが、たとえば、ロープやホースあるいは電気コードなどの他部材の吊持部としたり引っ掛け部としたりすることが可能になり、固定金具10の多目的利用を可能にすることになる。
上記したところに対して、図8および図9は、母屋4に垂木1を連結する第三のパターンおよび第四のパターンを示すもので、母屋4あっては、開口4aが下方を向く態勢にあるとしている。
そして、図8に示す第三のパターンの場合にあっては、母屋4に対して垂木1がフランジ部1bを右側に位置決め、図9に示す第四のパターンの場合には、母屋4に対して垂木1がフランジ部1bを左側に位置決めるとしている。
また、第三のパターンの場合にあっては、固定金具10における保持部13が母屋4の上方に位置決めされ、第四のパターンの場合にあっては、固定金具10における保持部13が母屋4の上端の外側に位置決めされる。
さらに、第三のパターンの場合にあっては、固定金具10の係止部14における他方爪片142が母屋4の下端に当接し(図8参照)、第四のパターンの場合にあっては、固定金具10の係止部14における一方爪片141が母屋4の下端に当接する。
そして、一方爪片141および他方爪片142は、それぞれネジ孔141a,142aを備えていて、ネジB3の利用で母屋4の下端に連結されるのを許容している。
また、この第三のパターンおよび第四のパターンにあっても、いわゆる不使用の一方爪片141あるいは他方爪片142を他部材などの吊持部としたり引っ掛け部としたりすることが可能になり、固定金具10の多目的利用を可能にすることになる。
その結果、本発明の固定金具10にあっては、母屋4が断面を角C字状にする型材からなって、言わば壁状になる背4bを上方に向け、あるいは、下方に向け異なる態勢となる場合に、また、この母屋4に対する垂木1の連結向きが左右に異なるときにも、ネジBの錆や、あるいは、ネジBを捻じ込んだ部分の錆などに起因して、シートSを連結する垂木1が母屋4から離れる状態になったときに、利用態勢を選択することで、垂木1の母屋4への再度の固定が可能になる。
前記したところでは、本発明の固定金具10が、既設の温室における屋根の骨組を形成する母屋4に対してシートSを連結する垂木1を再度固定する場合の利用に最適であるとして説明したが、本発明の固定金具10は、図10に示すように、言わば既設の温室における屋根の骨組を形成する母屋4の下端に新に垂木1を固定する際に利用されても良い。
と言うのも、本発明の固定金具10は、前記したように、母屋4に垂木1を固定させるから、母屋4の下端に新たな垂木1を当接する際、すなわち、垂木1が母屋4の下方から母屋4の下端に当接される際に、この垂木1を固定金具10で母屋4に仮止めすることが可能になる。
そして、固定金具10の利用で、母屋4の下端に新たな垂木1を当接させることが可能になるから、この新たな垂木1をネジB(図3参照)の利用で母屋4に固定する作業を容易にすることになる。
すなわち、作業者は、垂木1を下方から母屋4に押し付けるようにする操作を要せずに、ネジBを母屋4に捻じ込むことが可能になり、新たな垂木1を母屋4に固定する作業を容易になし得ることになる。
そして、母屋4の下端に固定された新たな垂木1にシート押えS1(図3参照)の利用で新たなシートSを定着し、ネジB1(図3参照)の利用でシートS(図3参照)を連結することで、屋根のシートSを二層にすることが可能になる。
図11は、本発明の他の実施形態による固定金具20を示し、図12は、他の実施形態の垂木8たる蟻溝フレームを示し、図13は、蟻溝フレームからなる垂木8を固定金具20の利用で母屋4に固定した状態を示すが、以下には、垂木8たる蟻溝フレームについて少し説明し、その後、固定金具20について説明する。
先ず、垂木8は、図12に示すところでは、たとえば、実用新案登録第3177539号公報に記載の符号Fで示すように構成される蟻溝フレームからなり、この蟻溝フレームは、前記した垂木1と同様に金属製とされ、また、前記した垂木1と同様に、平均的な体重の作業員がこの蟻溝フレームに乗っても簡単に破断したり折れ曲がったりしない、すなわち、平均的な体重の作業員が垂木8に乗ってシートSを連結する作業することを可能にするように形成される。
そして、図示する蟻溝フレームは、断面をほぼ台形状にする台部8aを備え、この台部8aは、母屋4に当接する底部81と、この底部81の両側から傾斜状態に延設されて天端側で適宜の間隔を有して互いに収斂する側部82,83とを備え、側部82,83の天端部は、カール部84,85とされてこのカール部84,85に接触するシートSにいわゆる傷付きを招来させないとしている。
一方、この蟻溝フレームは、内側に断面をほぼ台形にする空部たる蟻溝(符示せず)を備え、この蟻溝へのシートSの導入を許容すると共に、この蟻溝に導入されたシートSに積層するように当接する弾性係止線条S2の導入を許容する。
つまり、弾性係止線条S2は、蟻溝を形成する蟻溝フレームにおける側部82,83の天端部間を介して外方から、蟻溝に導入されて、その弾性に基づく附勢力でシートSを蟻溝内に定着させる。
そして、弾性係止線条S2は、詳しくは図示しないが、断面を円形にする鋼鉄線からなり、平面視で台形を正逆に連続させる形状に折り曲げ成形され(図13(A)参照)、台形を拡径するようにするとき、すなわち、いわゆる伸ばすようにするとき弾性に基づく附勢力を具有するように構成されている。なお、弾性係止線条S2にあって、平面視での台形における高さ寸法は、蟻溝の底部81の内幅にほぼ一致する寸法になるのはもちろんである。
それゆえ、蟻溝フレームの蟻溝に導入されたシートSに言わば重ねるように弾性係止線条S2を伸ばして蟻溝に導入すると、シートSが蟻溝フレームにおける側部82,83に押し付けられると共に、このとき、側部82,83が断面でハの字状を呈するように構成されているから、弾性係止線条S2が蟻溝フレームの底部81に向けて下降する傾向になる。
そして、このとき、弾性係止線条S2が弾性に基づく附勢力を具有するから、弾性係止線条S2が蟻溝フレームの底部81から天端側に抜け出なくなり、すなわち、蟻溝フレームの底部81にいわゆる落ち着くことになり、その結果、シートSが蟻溝フレーム、すなわち、垂木8に連結された状態が具現化されることになる。
ちなみに、垂木8たる蟻溝フレームにシートSを連結する場合には、弾性係止線条S2が必要になるが、この弾性係止線条S2を利用する場合には、前記した図3に示す場合のように垂木1にシートSを連結するのに際してシート押えS1に加えてネジB1が必要になることに比較、部品点数を少なくできる。
なお、上記の蟻溝フレームからなる垂木8にあっても、図示しないが、当初は、底部81を貫通するネジB(図3参照)の母屋4の上端部への捻じ込みで母屋4に一体的に連結される。
戻って、固定金具20は、基本的には、前記した固定金具10と同様に、すなわち、図11に示すように、固定金具10における本体部11と同様に構成される本体部21と、固定金具10における凹部12と同様に構成される凹部22と、固定金具10における保持部13と同様に構成される保持部23と、固定金具10における係止部14に相当する係止部24とを備える。
その一方で、この固定金具20にあって、保持部23および係止部24は、図示するところでは、前記した固定金具10における保持部13および係止部14と比較して、異なる構成を備える。
先ず、保持部23にあっては、これが、前記した固定金具10における保持部13と同様に、本体部21の一端たる上端に設けられ、本体部21の一端部に設けられる凹部22を挿通する垂木8を母屋4に押し付けるようにする当接部として機能するもので、一方当接部231と他方当接部232とを備える。
すなわち、保持部23は、前記した固定金具10における第一当接部131に代わる一方当接部231と、前記した固定金具10における第二当接部132に相当する他方当接部232とを備えてなる。
そして、保持部23にあって、一方当接部231は、凹部22に対して、他方当接部232と同じ高さ位置になるように設定され、また、一方当接部231および他方当接部232は、凹部22を挟んで対称に形成されて、対峙する態勢にある。
また、保持部23にあって、一方当接部231および他方当接部232は、それぞれ凹部22の上方に架かり内端が垂木8の側面、すなわち、台部8aの側部82,83に上方から当接する内側部231a,232aと、内側部231a,132aの反対側となる外側部231b,232bとを備える。
さらに、保持部23にあって、外側部231b,232bは、本体部21の下端に向けて傾斜する傾斜部とされ、この固定金具20が垂木8に連結されるとき、外側部231b,232bが垂木8の上端に連結されるシートS(図12参照)に干渉しないとし、一方当接部231および他方当接部232がシートSに干渉することで、シートSの傷付きや破断が招来されることを防止している。
なお、固定金具20にあって、保持部23は、前記した固定金具10における保持部13と同様に、一方当接部231および他方当接部232がそれぞれ本体部21の上端にあって水平方向に折り曲げ形成されるから、垂木8に対する接触面積を大きくでき、垂木8に対する当接効果を向上させることが可能になる。
戻って、上記に対して、本体部21の下端に設けられる係止部24は、図示するところでは、前記した固定金具10の係止部14における一対となる一方爪片141に相当する一対となる爪片241を備えてなる。
そして、本体部21がネジ孔21a,21bを備えるのと同様に、一対の爪片241は、それぞれがネジ孔241aを備え、また、前記した固定金具10の係止部14における一方爪片141がガイド部141bを備えると同様に、一対の爪片241は、それぞれが傾斜部からなるガイド部241bを備えている。
ちなみに、図示するところでは、本体部21は、固定金具10の係止部14における他方爪片142に相当する構成を備えていないが、これに代えて、図示しないが、この他方爪片142に相当する構成を備えてなるとしても良い。
そして、この他方爪片142に相当する構成を備える場合には、同じく図示しないが、他方爪片142に相当する構成にネジ孔を形成することを含めて、このネジ孔および他方爪片142に相当する構成自体を利用して、たとえば、ロープやホースあるいは電気コードなどの他部材の吊持部としたり引っ掛け部としたりすることが可能になり、固定金具20の多目的利用を可能にすることになる。
さらに、この一対の爪片241が機能するところからすれば、一対の爪片241が図示するように同方向に設けられることに代えて、図示しないが、一対の爪片241の一方が他方に対して反対方向に設けられるとしても良い。
それゆえ、上記の固定金具20で蟻溝フレームからなる垂木8を母屋4に固定するのに際しては、あらためて図示しないが、図5中に二点鎖線図で示す前記した固定金具10の場合と同様の手順を辿れば良いことになる。
すなわち、固定金具20を垂木8に対して傾斜させた状態で一方当接部231を一方側から、すなわち、蟻溝フレームにおける一方の側部83に上方から当接すると共に、この状態から、固定金具20を旋回させるようにして凹部22に垂木8、すなわち、蟻溝フレームの台部81を導入させ、次いで、他方当接部232を他方側から、すなわち、蟻溝フレームにおける他方の側部82に上方から当接し、この状態から、固定金具20を下降させるようにして台部81を母屋4の上端に定着させると共に本体部21を母屋4の側面に当接させる。
ちなみに、図13に示すところでは、固定金具20の本体部21が母屋4の開口4aを備える側面に当接するが、これに代えて、図示しないが、固定金具20の本体部21が母屋4の開口4aを備えない側面に当接する場合には、本体部21が備えるネジ孔21aあるいは21bを挿通するネジB2を母屋4の側面に捻じ込むことで、母屋4に垂木8を固定した状態を保障し得ることになる。
一方、固定金具20にあって、本体部21が母屋4の側面に当接するときには、係止部24を形成する爪片241が母屋4の下端に押し込まれるようにして当接することになる。このとき、係止部14は、弾性を具有するから、上記の保持部13によって母屋4の上端に言わば載置される垂木1との間に母屋4を挟持することになる。
したがって、固定金具20は、母屋4に垂木8をいわゆる仮止めする状態を具現化することになり、このとき、母屋4の下端に当接する爪片241に形成のネジ孔241aを挿通するネジB3を母屋4の下端部に捻じ込むことで、固定金具20による垂木8の母屋4への固定状態を保障し得ることになる。
図14は、本発明のさらに他の実施形態による固定金具30を示し、図15は、この固定金具30を利用して蟻溝フレームからなる垂木8を母屋4に固定した状態を示すが、以下には、この固定金具30について説明する。なお、図15にあっては、その煩雑化を避けるために、シートSを二点鎖線で示し、また、母屋4および垂木8については、これを短尺化した状態で示している。
ちなみに、垂木8については、前記した図12および図13に示すところと同様であるので、図15中にあってその構成が同一となるところについては、図12中および図13中の符号と同じ符号を付するのみとして、その詳しい説明は、これを省略する。
固定金具30は、基本的には、前記した固定金具20と同様に、すなわち、固定金具20における本体部21と同様に構成される本体部31と、固定金具20における凹部22と同様に構成される凹部32と、固定金具20における保持部23と同様に構成される保持部33と、固定金具20における係止部24に相当する係止部34とを備える。
そして、この固定金具30にあって、保持部33は、図示するところでは、前記した固定金具20における保持部23と比較して、僅かに変更された構成を備える。
すなわち、保持部33は、基本的には、前記した固定金具20における保持部23と同様に、本体部31の一端たる上端に設けられ、本体部31の一端部たる上端部に設けられる凹部32を挿通する垂木8を母屋4に押し付けるようにする当接部として機能するもので、一方当接部331と他方当接部332とを備える。
そして、保持部33にあって、一方当接部331は、凹部32に対して、他方当接部332と同じ高さ位置になるように設定され、また、一方当接部331および他方当接部332は、凹部32を挟んで対称に形成されて、対峙する態勢にある。
また、保持部33にあって、一方当接部331および他方当接部332は、それぞれ凹部32の上方に架かり内端が垂木8の側面、すなわち、台部8aの側部82,83に上方から当接する内側部331a,332aと、内側部331a,332aの反対側となる外側部331b,332bとを備える。
さらに、保持部33にあって、外側部331b,332bは、本体部31の下端に向けて傾斜する傾斜部とされ、この固定金具30が垂木8に連結されるとき、外側部331b,332bが垂木8の上端に連結されるシートS(図12参照)に干渉しないとし、一方当接部331および他方当接部332がシートSに干渉することで、シートSの傷付きや破断が招来されることを防止している。
なお、固定金具30にあって、保持部33は、前記した固定金具20における保持部23と同様に、一方当接部331および他方当接部332がそれぞれ本体部31の上端にあって水平方向に折り曲げ形成されるから、垂木8に対する接触面積を大きくでき、垂木8に対する当接効果を向上させることが可能になる。
以上のように形成される固定金具30にあって、図示する実施形態では、保持部33を構成する一方当接部331が、同じく保持部33を構成する他方当接部332に対して反対方向に突出するとしている。
すなわち、図示する実施形態にあっては、係止部34を構成する係止部341が本体部31に対して突出する方向と同じ方向に他方当接部332が突出する設定となるのに対して、一方当接部331が係止部341の突出方向と反対に突出するとしている。
これによって、固定金具30をいわゆる表裏反転して使用するとしても、一方当接部341あるいは他方当接部342のいずれか一方が必ず垂木8に上方から当接することになり、固定金具30による垂木8の母屋4に対する固定的な連結状態を確実に具現化できることになる。
戻って、上記に対して、本体部31の下端に設けられる係止部34にあっては、図示するところでは、前記した固定金具20の係止部24と同様に構成されてなるとし、前記した係止部24における一対の爪片241に相当する一対の爪片341を備えてなる。
そして、本体部31がネジ孔31a,31bを備えるのと同様に、一対の爪片341は、それぞれがネジ孔341aを備え、また、前記した固定金具20の係止部24における爪片241がガイド部241bを備えると同様に、一対の爪片341もそれぞれ傾斜部からなるガイド部341bを備えている。
ちなみに、図示するところでは、本体部31は、前記した固定金具20と同様に、前記した図4に示す他方爪片142に相当する構成を備えていないが、これに代えて、図示しないが、この他方爪片142に相当する構成を備えてなるとしても良い。
そして、この他方爪片142に相当する構成を備える場合には、これにネジ孔を形成することを含めて、このネジ孔および他方爪片142に相当する構成自体を利用して、たとえば、ロープやホースあるいは電気コードなどの他部材の吊持部としたり引っ掛け部としたりすることが可能になり、固定金具30の多目的利用を可能にすることになる。
なお、一対の爪片341が機能するところからすれば、一対の爪片341が図示するように同方向に設けられることに代えて、図示しないが、一対の爪片341の一方が他方に対して反対方向に設けられるとしても良い。
それゆえ、上記の固定金具30で蟻溝フレームからなる垂木8を母屋4に固定するのに際しては、あらためて図示しないが、図5中に二点鎖線図で示す前記した固定金具10の場合と同様の手順を辿れば良いことになる。
すなわち、固定金具30を垂木8に対して傾斜させた状態で一方当接部331を蟻溝フレームにおける一方の側部83に上方から当接すると共に、この状態から、固定金具30を旋回させるようにして凹部32に垂木8、すなわち、蟻溝フレームの台部81を導入させ、次いで、他方当接部332を蟻溝フレームにおける他方の側部82に上方から当接し、この状態から、固定金具30を下降させるようにして台部81を母屋4の上端に定着させると共に本体部31を母屋4の側面に当接させる。
そして、図示しないが、母屋4の側面に当接した本体部31が備えるネジ孔31aあるいは31bを挿通してネジB2を母屋4の背4b(図2参照)を備える側面に捻じ込むことで、母屋4に垂木8を固定することが可能になる。
一方、固定金具30にあって、本体部31が母屋4の側面に当接するときには、係止部34を形成する爪片341が母屋4の下端に押し込まれるようにして当接することになる。このとき、係止部34は、弾性を具有するから、上記の保持部33によって母屋4の上端に言わば載置される垂木1との間に母屋4を挟持することになる。
したがって、固定金具30は、母屋4に垂木8をいわゆる仮止めする状態を具現化することになり、このとき、母屋4の下端に当接する爪片341に形成のネジ孔341aを挿通するネジB3を母屋4の下端部に捻じ込むことで、固定金具30による垂木8の母屋4への固定状態を具現化できることになる。
以上からすれば、本発明による場合には、固定金具が、固定金具10、固定金具20および固定金具30と多種類となるので、母屋4に対する垂木が、垂木1あるいは垂木8となる場合、垂木1および垂木8の母屋4に対する配設方向が異なる場合、さらには、垂木1を母屋4に連結するネジBの場所が区々となる場合などに、最適となる固定金具を選択できることになり、初期の目的を遺憾なく達成できることになる。
前記したところでは、固定金具10,20,30が、本体部11,21,31にネジB2を挿通させるネジ孔11a,11b,21a,21b,31a,31bを備え、また、係止部14,24,34にネジB3を挿通させる141a,142a,143a,241a,341aを備えるとしたが、これに代えて、固定金具10,20,30の構成素材が選択されることで、上記のネジ孔11a,11b,21a,21b,31a,31b,141a,142a,143a,241a,341aの形成が省略されるとしても良い。
また、図13および図15に示すところにあっては、固定金具20あるいは固定金具30を利用して母屋4に蟻溝フレームからなる垂木8を再固定する場合を例にして説明したが、この固定金具20および固定金具30にあっても、前記した固定金具10の場合と同様に、既設の母屋4の下端に新たな蟻溝フレームからなる垂木8を固定する(図10参照)際に利用されるとしても良いことはもちろんである。
そして、前記した固定金具10,20,30にあって、保持部12,22,32は、本体部11,21,31の上端にいわゆる起立する状態に設けられるとするが、このとき、保持部12,22,32の本体部11,21,31に対する折れ曲がりなどの変形を防止するために、あらためて図示しないが、保持部12,22,32と本体部11,21,31の上端部とに跨るように、あるいは、保持部12,22,32に連続する本体部11,21,31の上端部に、凹凸変形部からなる補強部を設けるとしても良い。
1,8 短手方向部材たる垂木
1a,8a 台部
1b フランジ部
4 長手方向部材たる母屋
10,20,30 固定金具
11,21,31 本体部
11a,11b,21a,21b,31a,31b,141a,142a,241a,341a ネジ孔
12,22,32 凹部
13,23,33 保持部
14,24,34 係止部
131 第一当接部
132 第二当接部
231,331 一方当接部
232,332 他方当接部
B2,B3 ネジ
S シート
S2 弾性係止線条
以上からすれば、本発明による場合には、固定金具が、固定金具10、固定金具20および固定金具30と多種類となるので、母屋4に対する垂木が、垂木1あるいは垂木8となる場合、垂木1および垂木8の母屋4に対する配設方向が異なる場合、さらには、垂木1を母屋4に連結するネジBの場所が区々となる場合などに、最適となる固定金具を選択できることになり、初期の目的を遺憾なく達成できることになる。
ところで、前記した固定金具20および上記した固定金具30にあっては、いわゆる製作誤差が甚だしくなると、好ましい使用状態が得られない、つまり、固定金具20,30による母屋4への垂木8の連結状態が安定し難くなる危惧がある。
と言うのも、前記した図4に示す固定金具10にあっては、保持部13を形成する第一当接部131および第二当接部132が段違い構造に形成されるが、これは、図3に示す垂木1が図12に示す蟻溝フレームからなる垂木8に比較して、言わば特異な形状を呈することに起因するもので、この段違い構造に形成の第一当接部131を垂木1の台部1aの側面に当接させると共に第二当接部132をフランジ部1bに当接させるためには、操作の過程において、水平軸を中心にするようにして保持部13を回転させる(図5中の二点鎖線図参照)が、このとき、保持部13を言わば持ち上げることが必須になり、そのため、いわゆる干渉を避けるために、本体部11に形成の凹部12を言わば深く形成するとしている。
対して、図11に示す固定金具20および図14に示す固定金具30にあっては、保持部23,33を形成する上記の第一当接部131に相当する一方当接部231,331および第二当接部132に相当する他方当接部232,332が当接される垂木8における側部82,83は、言わば同じ高さに形成されており、したがって、この固定金具20,30における保持部23,33を垂木8の側部82,83に当接させるときには、固定金具20,30における本体部21,31を水平方向に回転させただけの状態で凹部22,32に垂木8を挿通させるようにすることで、保持部23,33を垂木8の側部82,83に当接することが可能になる。
そして、このことからすると、凹部22,32の深さを大きくせず、凹部22,32に垂木8を挿通させるとき、凹部22,32の内底部(符示せず)が垂木8の下底部(符示せず)に接触する設定にすれば、係止部24,34が附勢力を具有することもあって、本体部21,31、つまり、固定金具20,30が母屋4に対していわゆるガタツクことなく、それゆえ、垂木8が安定した態勢で母屋4に連結されることになる。
そしてまた、この凹部22,32の深さを言わば浅くする方策の場合には、垂木8が下底部にリブ状の突起(図13(B)および図15(B)参照)を設ける場合には、凹部22,32の内底部にこのリブ状の突起の先端を接触するようにして、凹部22,32の内底部へ垂木8の下底部が全面的に接触することを避け得ることになり、その限りにおいて、固定金具20,30の母屋4への装着を容易にし得ることになる。

Claims (9)

  1. 長手方向部材と、この長手方向部材に直交して当接すると共にシートを連結させる短手方向部材とを備える屋根の骨組にあって、
    上記長手方向部材の側面に当接する本体部と、この本体部の一端部に設けられて上記短手方向部材を挿通させる凹部と、上記本体部の一端に設けられて上記凹部を挿通する上記短手方向部材を保持する保持部とを備えることを特徴とする固定金具。
  2. 上記短手方向部材が、上記長手方向部材に当接すると共に断面をほぼ台形状にして上記シートをこのシートに積層される弾性係止線条で連結させる台部を備え、
    上記保持部が、上記台部に一方側から当接する一方当接部と、この一方当接部に対峙しながら上記台部に他方側から当接する他方当接部とを備え、
    上記一方当接部および他方当接部が上記短手方向部材の軸線方向に沿って互いに同方向にあるいは互いに反対方向に折り曲げ形成されて上記本体部に直交する請求項1に記載の固定金具。
  3. 上記短手方向部材が、上記長手方向部材に当接すると共に断面をほぼ三角形状にして頂部に上記シートを連結させる台部と、この台部から延ばされるように設けられて上記長手方向部材に当接するフランジ部とを備え、
    上記保持部が、上記フランジ部に当接する第一当接部と、この第一当接部に対峙しながら上記台部に当接する第二当接部を備え、
    上記第一当接部および第二当接部が上記短手方向部材の軸線方向に沿って互いに同方向にあるいは互いに反対方向に折り曲げ形成されて上記本体部に直交する請求項1に記載の固定金具。
  4. 上記本体部が、その肉厚を貫通するネジ孔を備え、このネジ孔を貫通するネジの上記長手方向部材の側面への捻じ込みを許容する請求項1、請求項2または請求項3に記載の固定金具。
  5. 上記本体部が、他端に折り曲げ形成されて上記長手方向部材に当接する係止部を備え、この係止部と、上記保持部によって上記長手方向部材に当接される短手方向部材との間に上記長手方向部材を挟持する請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の固定金具。
  6. 上記係止部が、上記長手方向部材に当接されるときに弾性を具有する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5に記載の固定金具。
  7. 上記係止部が、上記保持部を設ける側に折り曲げ形成される請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6に記載の固定金具。
  8. 上記係止部が、上記保持部を設ける側に折り曲げ形成されると共に上記保持部を設けない側にも折り曲げ形成される請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6または請求項7に記載の固定金具。
  9. 上記係止部が、その肉厚を貫通するネジ孔を備え、このネジ孔を貫通するネジの上記長手方向部材の下端への捻じ込みを許容する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7または請求項8に記載の固定金具。
JP2013148317A 2013-03-12 2013-07-17 固定金具 Active JP6302632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013148317A JP6302632B2 (ja) 2013-03-12 2013-07-17 固定金具

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013049275 2013-03-12
JP2013049275 2013-03-12
JP2013148317A JP6302632B2 (ja) 2013-03-12 2013-07-17 固定金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014198986A true JP2014198986A (ja) 2014-10-23
JP6302632B2 JP6302632B2 (ja) 2018-03-28

Family

ID=52356048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013148317A Active JP6302632B2 (ja) 2013-03-12 2013-07-17 固定金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6302632B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020130057A (ja) * 2019-02-20 2020-08-31 協同日之出産業株式会社 ビニールハウス用フィルム止着具及びその取付方法
JP7116469B2 (ja) 2018-03-09 2022-08-10 東都興業株式会社 ジョイント

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4173101A (en) * 1977-11-07 1979-11-06 Wingerden Aart Van Greenhouse gutter assembly
JPS5510431U (ja) * 1978-07-07 1980-01-23
JPS63127344U (ja) * 1987-02-13 1988-08-19
JPH01137145U (ja) * 1988-03-14 1989-09-20
JP3072489U (ja) * 2000-04-13 2000-10-20 東都興業株式会社 ビニールハウス用の楔式連結具
JP2004063932A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Kyocera Corp 固定装置及びそれを用いた太陽光利用装置
JP2005172129A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Toto Kogyo Co Ltd ジョイント

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4173101A (en) * 1977-11-07 1979-11-06 Wingerden Aart Van Greenhouse gutter assembly
JPS5510431U (ja) * 1978-07-07 1980-01-23
JPS63127344U (ja) * 1987-02-13 1988-08-19
JPH01137145U (ja) * 1988-03-14 1989-09-20
JP3072489U (ja) * 2000-04-13 2000-10-20 東都興業株式会社 ビニールハウス用の楔式連結具
JP2004063932A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Kyocera Corp 固定装置及びそれを用いた太陽光利用装置
JP2005172129A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Toto Kogyo Co Ltd ジョイント

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7116469B2 (ja) 2018-03-09 2022-08-10 東都興業株式会社 ジョイント
JP2020130057A (ja) * 2019-02-20 2020-08-31 協同日之出産業株式会社 ビニールハウス用フィルム止着具及びその取付方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6302632B2 (ja) 2018-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6302632B2 (ja) 固定金具
KR101543219B1 (ko) 새들 결합용 클립이 새들용 강재에 고정되는 구조를 가진 건축 구조물의 지붕 구조
KR101144052B1 (ko) 재래시장 아케이트의 지붕시트 고정프레임
JP6707019B2 (ja) 傾斜面用作業架台
JP5172607B2 (ja) 扁平柱と梁との接合部構造
JP6754702B2 (ja) 簡易建物
JP2019065543A (ja) 取付具及び建物の壁構造
JP5616554B1 (ja) 天井支持部材を備えた折板屋根構造
JP2011052485A (ja) 補強梁受け金物
JP4881103B2 (ja) スレート屋根上の固定治具
JP7046560B2 (ja) 終端保持具
JP3211223U (ja) 耐力壁用補助金具
JP4841374B2 (ja) クリーンルーム等の天井構造
JP2005256397A (ja) 壁パネル、及びその取付方法
KR102543329B1 (ko) 양방향 무용접 고정브라켓
JP4315100B2 (ja) 複合受け部材
JP2009013620A (ja) 間仕切パネル、およびその製造方法
JP2017166144A (ja) 勾配屋根における吊り天井下地構造及び既存吊り天井の下地改修方法
JP2022089237A (ja) 天井構造
JP5217022B2 (ja) 軽量気泡コンクリートパネルの取付構造
JP6705665B2 (ja) 押さえ材
JP6553998B2 (ja) 建築用受具
JP3419935B2 (ja) 吊 子
JP2011256552A (ja) 木造建築物の接合構造
KR20210006101A (ko) 트러스 구조물 고정용 브래킷

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180305

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6302632

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250