JP2014198591A - 衛生物品収納体 - Google Patents

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Abstract

【課題】香りの強さや香りの種類の変更が可能で、しかも未使用保管期間中の香りの低下がない香り付きの衛生物品収納体を提供する。【解決手段】衛生物品を収納する収納箱に押し込み部を形成し、その押し込み部の収納箱内面側にハーフスリットを形成した保護層と香料層と香料バリア層とを有するフィルムを、前記保護層を収納箱内面側にして貼付した、衛生物品収納体により解決される。【選択図】図4

Description

本発明は、ティシュペーパー、化粧用パフ等の衛生物品が収納箱に収納された衛生物品収納体に関する。
ティシュペーパーなどの衛生物品の中には、香り付きの衛生物品がある。このような衛生物品は、ティシュペーパーや化粧用パフなどの物品自体に香料や香料をマイクロカプセル化して付与した製品や、収納箱に形成された取出口に貼られたシート材に香料を付与した製品が提案されている。
しかし、前者のものは、香り付きの衛生物品を製造するにあたり製造設備全体に香料が付着するため、香料のロスが大きく製造コストが高くなるとともに、香り付きの衛生物品以外の衛生物品を製造する際のライン切り替えに手間がかかり、生産性が低下する問題があった。
また、前者のものも後者のものも、保管期間中に香料が収納箱に吸収されたり、透過して揮散したりしてしまうことがあり、使用開始時に十分な香りが得られないことがあった。特に保管期間中に外気温が高くなると使用開始時に香りが感じられなくなることが顕著となる。
一方、この種の香り付きの製品においては、好みや気分に応じて香りの種類や香りの強さを調整したいという消費者の要望があるものの、従来製品は付与された単一の香りに限定されており、係る消費者の要望に応えられるものではなかった。
特開2007−254005 特開2010−179946 特開2010−173729
そこで、本発明の主たる課題は、保管期間が長くとも使用開始時に香りが十分に感じられ、しかも、香りの持続性に優れるとともに、使用者が香りの強さを調整したり、香りを変更したりすることができる、衛生物品収納体を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は以下のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
収納箱内に衛生物品が収納されている衛生物品収納体であって、
前記収納箱に収納箱内へと押し込まれる押し込み部が形成され、その押し込み部の収納箱内面側にフィルムが貼付され、
そのフィルムが、収納箱内面側に位置する保護層と香料の揮散を防止する香料バリア層との間に香料を含む基材層が介在され、その保護層に基材層に至るハーフスリットが形成された芳香フィルムであり、
前記押し込み部の押し込みによって前記フィルムのハーフスリットが開くように形成されている、ことを特徴とする衛生物品収納体。
〔請求項2記載の発明〕
前記保護層が、香料の揮散を抑制する香料弱透過層である、請求項1記載の衛生物品収納体。
〔請求項3記載の発明〕
二つ以上の押し込み部を有し、少なくとも二つの押し込み部の箱内面側に位置される芳香フィルムの香料が異なっている請求項1又は2記載の衛生物品収納体。
〔請求項4記載の発明〕
前記収納箱が、取出口形成用ミシン目線を切り裂くことにより形成される取出口を有する箱体と、その取出口の範囲を包含するように箱体に貼られたシート材と、取出口の長手方向に沿ってシート材に形成されたスリットとを有するものであり、その収納箱内に収められる衛生物品が、複数のティシュペーパーであり、そのティシュペーパーが折畳み重ねたティシュペーパー束として収納されている、請求項1〜3の衛生物品収納体。
以上の本発明によれば、保管期間が長くとも使用開始時に香りが十分に感じられ、しかも、香りの持続性に優れるとともに、使用者が香りの強さを調整したり、香りを変更したりすることができる、衛生物品収納体が提供される。
本発明の実施形態のティシュペーパー製品の斜視図である。 本発明の実施形態の収納箱の展開図である。 本発明の実施形態のティシュペーパー製品の構造を説明するための斜視図である。 本発明の実施形態の他のティシュペーパー製品の斜視図である。 図2のX部分を模式的に拡大した図であり、本発明の実施形態の押し込み部と芳香フィルムとを説明するための図である。 本発明の実施形態の押し込み部と芳香フィルムとを説明するための他の図である。 本発明の実施形態の押し込み部と芳香フィルムとを説明するための別の図である。 本発明の実施形態のティシュペーパー製品の使用時の斜視図である。
本発明の実施の形態を図1〜8を参照しながら、衛生物品をティシュペーパーとして、これを収納箱に収めたティシュペーパー製品100を例にして説明する。但し、本発明は、この実施形態に限定されない。
本実施形態に係るティシュペーパー製品100は、複数枚のティシュペーパー2t,2t…が、折畳み重ねられたティシュペーパー束2が、上面11に形成された取出口形成用ミシン目線20を有する収納箱1に収納されており、前記取出口形成用ミシン目線20を切り裂いて形成される取出口20Xからティシュペーパー2tを取り出して使用するものである。
図示の形態に係る収納箱1は、直六面体形状の製品外観をなすものであり、上面11に取出口20Xを形成するための取出口形成用ミシン目線20を有する箱体10と、前記取出口形成用ミシン目線20により囲まれる範囲20aを箱体内11i側から覆うシート材30とで構成されている。
箱体10は、収納箱1の外郭をなすものであり、その大きさ、外観形状、展開形状等は既知の収納箱の箱体の構成が採用される。ティシュペーパー製品100であれば、一般的な収納箱の大きさは、概ね長手縁L1が110〜320mm、短手縁L2が70〜200mm、高さL3が40〜150mm程度であり、本発明に係る収納箱1もこの大きさとすることができる。箱体10は内面や外面に適宜の印刷が施されていても良い。
また、箱体10の基材としては、バージンパルプ、古紙パルプ等の各種のパルプを主原料とする既知の紙素材や紙加工素材、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリスチレンテレフタレート等の各種のプラスチック素材、シリコン等のゴム素材が採用できる。好適な箱体10の素材は、米坪250〜500g/m2のコートボール紙である。なお、本発明に係る米坪とは、JIS P 8124(1998)の米坪測定方法によるものである。
図示の箱体10の組立て構造は、図2、図3に示すように、底面12と一方の長側面13Bを糊代部12Aで糊付けして筒状とした後、上面11、底面12及びこれらを連接する長側面13A,13Bから延出する各フラップF,F…を箱内面側に折り返し、各フラップF,F…の当接部分をホットメルト接着剤等により接着して短側面14を構成した構造となっている。但し、本発明の箱体10は、この組立て構造に限定されるわけではない。
他方、本実施形態に係る箱体10において上面に形成される取出口形成用ミシン目線20は環状をなすもので、そのカットタイ比は適宜の値とすることができる。取出口形成用ミシン目線20は、通常のミシン目線の他、二重ミシン目線、ジッパーミシン目線等で構成することができる。一部分のみ二重ミシン目線としてもよい。
本実施形態に係る取出口形成用ミシン目線20は、紙箱長手方向に延在する長辺21,21とこの長辺21,21の端同士を繋ぐ短手縁に平行な短辺22,22とを有し、その取出口形成用ミシン目線20に囲まれる範囲20aの形状が、収納箱1の長手方向に沿う方向が長い適宜の形状となっている。一般的には、収納箱1の長手方向に沿うやや細長い角取り矩形、或いはその矩形の長辺21,21の中央部を外方に向かってやや膨張させてアーチ状とし、楕円に近い形状としたものである。図示の形態は後者の例である。本実施形態に係る取出口20Xは、取出口形成用ミシン目線20の裂開により形成されるものであるから、その取出口20Xの形状も上記取出口形成用ミシン目線に囲まれる範囲20aの形状と同様となる。なお、本発明においては、取出口の形状及び構造は、収納される衛生物品に応じて適宜変更できる。
他方、本実施形態に係るシート材30は、前記取出口形成用ミシン目線20により囲まれる範囲20aより大きく、例えば、矩形や楕円形であり、箱体上面の内面側11iにおいて、特に取出口形成用ミシン目線20の切り剥がしに影響がないように、取出口形成用ミシン目線20に囲まれる範囲20aの外側で図示されない接着剤によって貼付されている。このシート材30には、スリット31が形成されており、このスリット31は取出口形成用ミシン目線20により囲まれる範囲20aで長手方向に沿って位置されている。したがって、図1、図3に示すとおり、取出口形成用ミシン目線20に沿ってその取出口形成用ミシン目線20で囲まれる範囲20aの一部又は全部を切り剥がすことにより、紙箱上面11に取出口20Xが形成されるとともに、前記シート材30及びスリット31が取出口20Xを介して露出される。但し、本発明においては、シート材は、必ずしも必須ではなく、収納される衛生物品に応じて適宜その有無や構成を変更することができる。
他方、本実施形態に係るティシュペーパー製品100においてシート材30に形成されるスリット31の長さは、適宜の長さとすることができ、既知の取出口形成用ミシン目線20に囲まれる範囲20aの形状や大きさとの関係で適する長さが採用できる。
以上の構成の本実施形態に係る収納箱1に束として収納されているティシュペーパー2t等は、図示のとおり、取出口形成用ミシン目線を裂開して取出口を形成し、前記スリット31を介して取出口20Xから一枚ずつ取り出される。そして、スリット31により、取出口20Xから露出するティシュペーパー2tの一部が支持されて収納箱内部に落ち込むことが防止される。
ここで、本実施形態にティシュペーパー製品100では、特徴的に、前記収納箱1に係る箱体10に収納箱外方から収納箱内へと押し込まれる押し込み部15,15…が形成され、その押し込み部15,15…の収納箱内面側に伸張又は変形可能な程度の柔軟なフィルム40が貼付されている。
前記押し込み部15,15…は、周囲の一部15aを残してミシン目線15bで囲まれる角取り四角形、矩形、円形、楕円形、星形等の任意の形状をなし、指1〜2本程度で押すことにより、前記ミシン目線15bで切り抜かれるとともに、ミシン目線15bが配されていない部分15aをヒンジ軸として、収納箱内部に切り抜かれた部分が押し込まれるように構成されている。図示の形態では、押し込み部15,15…は、角取り四角形に形成され、上面11の四隅近傍に配されているが、押し込み部15,15…は必ずしも上面11に設ける必要はなく、図8に示すように短側面14に配してもよい。押し込み部15,15…を設ける面や位置は、限定されない。また、押し込み部15,15…の数についても必ずしも4箇所にする必要はない。
一方、前記押し込み部15,15…の収納箱内面側に貼付される芳香フィルム40は、保護層40cと香料の揮散を防止する香料バリア層40bとの間に香料を含む基材層40aが介在され、その保護層40cに基材層40aに至る複数のハーフスリット41,41…が形成されたものとなっている。なお、ハーフスリット41,41…の平面視の配置態様は、特に限定されず、平行線が多数配された態様、格子状態様等、適宜に配することができる。
そして、本実施形態では、前記芳香フィルム40が、図2及び図5〜図7に示すように、前記保護層40cが収納箱内面側に位置するようにして配され、かつ、押し込み部15,15…の周囲を囲むように連続的に配された接着剤42により貼付されている。したがって、特に図6(A)(B)、図7(A)(B)から理解されるように、前記押し込み部15,15…の押し込みによって、芳香フィルム40が収納箱内方に向かって膨出するように変形或いは伸張されるようになっている。但し、芳香フィルム40は、必ずしもこのように接着剤を配する必要はなく、芳香フィルム40の変形等が促されるように、少なくとものれんの如く押し込み部15,15…により力が加わらないような態様で貼付されていなければよく、図示はしないが、押し込み部15,15…を囲むように接着剤を間欠的に配して貼付してもよいし、押し込み部15,15…を挟んでその両側に二箇所線状に接着剤を配して貼付してもよい。
本実施形態のティシュペーパー製品100では、上記押し込み部15,15…及び芳香フィルム40の構成とその位置関係を採ることで、押し込み部15,15…の押し込みによって、図7(A)(B)に示すように、芳香フィルム40のハーフスリット41,41…が収納箱内面側に向けて開いて基材層40aが露出され、そのときから香料が収納箱内に強く揮散されるようになる。また、その押し込み部15,15…の押し込み具合によって、ハーフスリット41,41…の開き具合が調整される。すなわち、本実施形態のティシュペーパー製品100では、押し込み部15,15…の押し込みによって、収納箱内部への香料の揮散具合を高める方向で調整することができる。
したがって、使用者が使用開始前又は使用開始後の任意の時期に押し込み部15,15…を押し込んで、その押し込み具合を調整することで、収納箱内部に収められたティシュペーパー2tへの香り付けを発揮させたり、強めたりすることができる。また、押し込み部15,15…を複数配置しておけば、一つの押し込み部15による香り付け効果が低下してきた際に、他の押し込み部15を押し込むことにより、再び香り付け効果が得られるようになる。さらに、押し込み部15,15…を複数配置する場合、少なくとも二つ以上の押し込み部15の収納箱内面側の芳香フィルム40の香料種を異なるものとしておくと、任意の押し込み部15を押し込むことによって、異なる香りを収納箱内部に揮散させることができるようになり、香りの選択や香りの変更を行なうことができるようになる。この場合、例えば、収納箱外面に香料種が特定できるような印刷を配しておくと、使用者が香りを選択しやすくなる。
ここで、本実施形態に係る芳香フィルム40についてより具体的に説明しておくと、芳香フィルムを構成する香料バリア層40bは、伸張性を有する香料非透過性の樹脂製フィルム層が望ましく、特に、酸素の透過度が200cc/m2・24h/atm未満、炭酸ガスの透過度が900cc/m2・24h/atm未満の樹脂製フィルム層が望ましい。上記ガスの透過度を有する樹脂製フィルム層であれば、香料の揮散を好適に防止することが可能となる。
香料バリア層40bを形成する樹脂製フィルム層として好適なものは、ポリエチレンテレフタレートフィルム層、ポリ塩化ビニリデンフィルム層、株式会社クラレ社製のエバールなどのEVOH樹脂フィルム層(エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム層)、EVOH樹脂にスチレン系エラストマーを配合した樹脂からなるフィルム層が挙げられ、これらの中から香料との関係で保香性等を考慮して適宜選択することができる。
香料バリア層40bの厚みは、5〜40μmであるのが望ましい。この範囲であれば、香料の透過を十分に防止できる。なお、本実施形態のティシュペーパー製品100において、特に好ましい香料バリア層40bは、ポリエチレンテレフタレートフィルム層である。
基材層40aは、香料を含有した薄膜の接着剤層や粘着剤層、香料を練り込んだ樹脂製フィルム層が例示できる。基材層40aを接着剤層等として形成する場合、例えば、天然ゴム系、天然ゴムラテックス系、アクリル系、ホットメルト系、ポリエステル系の粘着剤や接着剤を用いることができる。香料を練り込んだ樹脂製フィルムとする場合、基材樹脂は、スチレンブロックとジエンブロックを有するゴム質ブロック共重合体が望ましい。係るゴム質ブロック共重合体としては、スチレン-ブタジエン共重合体、スチレン-イソプレン共重合体、スチレン-ブタジエン-スチレン共重合体、スチレン-イソプレン-スチレン共重合体、スチレン-イソプレン-ブチレン-スチレン共重合体、スチレン-エチレン-プロピレン-スチレン共重合体、及びこれらの水素添加物が例示できる。
基材層中に含有させる香料としては、特に限定されない。香料としては植物の花、葉から抽出されるフローラル系のもの、動物由来のオリエンタル系のもの、柑橘系由来のフルーツ系のもの、香木から抽出されるウッディ系のものに大別されるが、そのいずれも使用することができる。合成香料も使用できる。なお、フローラル系の代表例としてはバラ、ジャスミン、スズランに係るものなどが挙げられる。オリエンタル系の代表例としてアンバーグリス、ムスク、シベット、バニラ、ミルラ、乳香に係るものなどが挙げられる。フルーツ系の代表例としてはレモン、ライム、オレンジ、ベルガモット、マンダリンなど柑橘類に由来するシトラス系のものが挙げられる。ウッディ系の代表例としては、ビャクダン、パチュリなどに係るものが例示できる。特に、フローラル系の中には、香りによって気分を和らげたり、よい睡眠が得られるなど様々な効能があると言われるハーブ系の香料があり、本実施形態では係る香料を用いることもできる。この種の香料としては、ローズヒップ、ローズマリー、ローリエ、ヒソップ 、レモンバーム、ミント、ハッカ、ジャスミン、バジリコ、オレガノ 、マジョラム 、シソ 、エゴマ 、セージ 、セイボリー、タイム 、アニス 、イノンド、ディル、アンゼリカ 、チャービル、コリアンダー、ミツバ 、フェンネル 、ロベッジ、ラビジ、パセリ 、チャイブ 、ニラ 、タラゴン 、レモンマートル、ルリジサ、ボリジ、ケッパー、レモングラス 、ゲッケイジュ、ベイリーフ、ローレル、レモンバーベナ 、オオバゲッキツ、カレーリーフ、ギシギシ、セイバ、キンレンカ、ナスタチウム 、マスティハ、セイヨウノコギリソウ、ヤロー、ムラサキバレンギク、エキナセア、エキナシア 、カモミール、ナツシロギク、フィーバーフュー 、セイヨウタンポポ、ダンデライオン 、ニガヨモギ、ワームウッド、タンジー、ヨモギギク、セイヨウフキ、バターバー、ラベンダー 、ホアハウンド 、イヌハッカ、キャットニップ 、チクマハッカ、キャットミント 、クラリセージ、オニサルビア、サンザシ、セント・ジョーンズ・ワート、セイヨウオトギリソウ、トケイソウ、パッションフラワー、ヘンルーダ 、セイヨウカノコソウ 、ゲッケイジュ、イランイランなどに係るものが挙げられる。
接着剤等や基剤樹脂への香料の配合割合は、香料の種類・揮発性等により定めることができるが、継続的にほのかに香気を発し、しかもコスト高とならないようにする点から、接着剤中に含有する場合には、0.5〜15g/m2、特に3〜8g/m2、樹脂製フィルムとする場合には、基材樹脂中に1〜50重量%の香料を配合させるようにするのがよい。
基材層の厚みは、5〜80μmである。この範囲であれば、香料を十分な量含有できる。
一方、保護層40cは、香料弱透過性或いは香料非透過性の伸張性を有する樹脂製フィルム層が望ましく、香料非透過性とする場合には、上記香料バリア層と同様のフィルム層構成とすることができる。保護層40cは、特に香料弱透過性であるのが望ましく、特に酸素の透過度が700cc/m2・24h/atm以上、炭酸ガスの透過度が4000cc/m2・24h/atm以上である樹脂製フィルム層が望ましい。上記ガスの透過度を有する樹脂製フィルム層であれば、基材層40aに含有させた香料を適度に揮散させて徐放性を発揮させることができ、継続的に安定した強さの香りを発するようにすることができる。保護層40cを形成する樹脂製フィルム層として好適なものは、ポリエチレンフィルム層、ポリスチレンフィルム層、ポリプロピレンフィルム層、ポリカーボネートフィルム層が挙げられ、これらの中から香料との関係で適宜選択することができる。
保護層40cの厚みは、20〜100μmであるのが望ましい。この範囲であれば、ティシュペーパー製品100の一般的な保管期間において香料が揮散されてしまうことがなく、また使用開始後においても十分に継続的に安定して香りを発するようにできる。 なお、本実施形態のティシュペーパー製品100において、特に好ましい保護層は、ポリエチレンフィルム層である。
本実施形態に係る芳香フィルム40は、基材層40a、香料バリア層40b、保護層40cを、Tダイ法による共押出法、押し出しラミネート法、ドライラミネート法によって積層一体化して形成することができる。また、芳香フィルム40に対するハーフスリット41の形成は、公知のハーフカット形成装置、ハーフスリット形成装置等を用いてフィルムに対してハーフスリットを形成する公知の技術により行なうことができる。
他方、本実施形態に係るティシュペーパー製品100では、取出口20Xに配されるシート材30にも香料が付与されていてもよい。押し込み部15,15…との相乗の効果が得られる。このようにするならば、シート材30は、上記芳香フィルム40と同様の層構造のものを用いてもよいし、シート材30の収納箱内面側に香料を塗布したものでもよい。その場合、香料をマイクロカプセルに封入して塗布してもよい。この場合、ティシュペーパー2tがスリット31を介して引き出される際にマイクロカプセルが壊れてティシュペーパー2tに香料が付与される。このように、本発明では、シート材30を用いた収納箱1を採用する場合に、そのシート材30に香料が付与されていることは否定されない。なお、シート材30は、20〜80μmのポリエチレンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネートフィルムが適する。
なお、本実施形態に係る芳香フィルム40、シート材30の厚みについては、ダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)を用いて5回測定した平均値とする。
他方、本実施形態に係るティシュぺーパー製品100は、前記ティシュペーパー束2の構成が、方形のティシュペーパー2tが実質的に二つ折りされ、その折り返し片の縁が上下に隣接するティシュペーパー2tの折り返し内面に位置するようにして、互い違いに重なり合いつつ積層されたものとなっている。この積層構造のティシュペーパー束2は、最上位に位置する一枚の折り返し片を上方に引き上げると、その直下で隣接する他の一枚の折り返し片が、摩擦により上方に引きずられて持ち上げられるようになっており、前記取出口20X、特にスリット31から最初の一組(最上面に位置する一組)が引き出されたときに、その直近下方に位置する他の一組の一部が露出されるようになっている。なお、本発明におけるティシュペーパー2tの積層枚数は限定されないが、この種の製品の一般的な積層枚数を例示すれば、120〜240組である。このティシュペーパー束2は、マルチスタンド式、ロータリー式の既知のインターフォルダにより製造することができる。
なお、ティシュペーパー束2を構成するティシュペーパー2tは、2枚〜3枚の薄葉紙が積層されたプライ構造を有する公知のものが利用できる。
以上、本発明の実施形態をティシュペーパー製品を例に説明したが、本発明は、このティシュペーパー製品に限らず、例えば、化粧パフ、コットン、不織布シート、ワイプ等の繊維性の衛生物品を収納箱に収納したものとすることができる。
100…ティシュペーパー製品、2…ティシュペーパー束、2t…ティシュペーパー、11…収納箱(紙箱)上面、20…取出口形成用ミシン目線、11i…収納箱(紙箱)上面の内側面、1…収納箱、20a…取出口形成用ミシン目線で囲まれる範囲、20X…取出口、30…シート材、10…箱体、12…収納箱(紙箱)底面、12A…糊代部、13A,13B…収納箱(紙箱)長側面、14…収納箱(紙箱)短側面、15…押し込み部、15a…ミシン目線が形成されていない部分、15b…ミシン目線、F…フラップ、21…取出口形成用ミシン目線の長辺、22…取出口形成用ミシン目線の短辺、31…スリット、40…芳香フィルム、40a…基材層、40b…香料バリア層、40c…保護層、41…ハーフスリット、42…接着剤、L1…収納箱の長手縁、L2…収納箱の短手縁、L3…収納箱の高さ。

Claims (4)

  1. 収納箱内に衛生物品が収納されている衛生物品収納体であって、
    前記収納箱に収納箱内へと押し込まれる押し込み部が形成され、その押し込み部の収納箱内面側にフィルムが貼付され、
    そのフィルムが、収納箱内面側に位置する保護層と香料の揮散を防止する香料バリア層との間に香料を含む基材層が介在され、その保護層に基材層に至るハーフスリットが形成された芳香フィルムであり、
    前記押し込み部の押し込みによって前記フィルムのハーフスリットが開くように形成されている、ことを特徴とする衛生物品収納体。
  2. 前記保護層が、香料の揮散を抑制する香料弱透過層である、請求項1記載の衛生物品収納体。
  3. 二つ以上の押し込み部を有し、少なくとも二つの押し込み部の箱内面側に位置される芳香フィルムの香料が異なっている請求項1又は2記載の衛生物品収納体。
  4. 前記収納箱が、取出口形成用ミシン目線を切り裂くことにより形成される取出口を有する箱体と、その取出口の範囲を包含するように箱体に貼られたシート材と、取出口の長手方向に沿ってシート材に形成されたスリットとを有するものであり、その収納箱内に収められる衛生物品が、複数のティシュペーパーであり、そのティシュペーパーが折畳み重ねたティシュペーパー束として収納されている、請求項1〜3の衛生物品収納体。
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JP2009521375A (ja) * 2005-12-27 2009-06-04 キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド 使用者選択可能芳香を備える包装消耗品

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