JP2014198206A - トレーニング支援装置、トレーニング支援方法、プログラム - Google Patents

トレーニング支援装置、トレーニング支援方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】トレーニング中のユーザに対し効果的なトレーニングが可能なる有用な支援情報をリアルタイムに提供する。【解決手段】所定の距離を目標時間で移動するための支援を行うトレーニング支援装置1において、制御部11に、移動中のピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方を測定する処理と、前記測定による測定値から、前記所定の距離の残存区間を前記目標時間を達成すべく移動するためのピッチまたは歩幅の少なくともいずれか一方の目標値を取得する処理と、取得した目標値をLCD16により報知する処理とを行わせる。【選択図】図1

Description

本発明は、ランニング中のユーザに対し、ランニング状態を示す情報をリアルタイムに提供するトレーニング支援装置に関するものである。
近年、例えばGPS(Global Positioning System)機能を備えたランニングウオッチが市販されており、多くのランナーがトレーニング中心に使用する様になってきている。使い方としてはGPSで軌跡を取りながらストップウオッチを同期させて区間毎のラップタイムを計測してランナーに情報として告知する使い方が主流と言える。
また、ランニングウオッチには、歩数の情報を得てセンサから取得してランニング中のピッチを割り出し記憶するものもあり、センサが時計に内蔵されているものもあれば、オプションとして靴などに着けて本体と同期させてより正確に歩幅やピッチを算出するものもある。
また、例えば下記特許文献1には、ランニング中に取得した紫綬の情報によって、設定したゴールタイム(目標タイム)を達成するために必要なペース目標やスプリットタイムを自動的に決定し、ペース配分の変更が必要な場合は、それをランナーにリアルタイムにフィードバックする旨が記載されている。
特表2012−524638号公報([0109]参照)
しかしながら、トレーニング中のランナーにあっては、上記のように単にラップタイムや歩数やピッチ、またペース配分の変更が必要なことが知らされたとしても、それ以上の情報を得ることができず、トレーニングを支援するための情報としては不十分であるという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、トレーニング中のユーザに対し効果的なトレーニングが可能なる有用な支援情報をリアルタイムに提供することができるトレーニング支援装置、トレーニング支援方法、プログラムの提供を目的とする。
前記課題を解決するため第1の観点に係る発明にあっては、所定の距離を目標時間で移動するための支援を行うトレーニング支援装置において、移動中のピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方を測定する測定手段と、前記測定手段の測定値から、前記所定の距離の残存区間を前記目標時間を達成すべく移動するためのピッチまたは歩幅の少なくともいずれか一方の目標値を取得する目標値取得手段と、前記目標値取得手段により取得された目標値を報知する報知手段とを具備したことを特徴とする。
また、第2の観点に係る発明にあっては、所定の距離を目標時間で移動するための支援を行うトレーニング支援装置において、移動中のピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方を測定する測定手段と、前記測定手段による測定値が維持された場合に前記所定の距離を前記目標時間で移動可能か否かを判断し、判断結果を報知する報知手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、トレーニング中のユーザに対し効果的なトレーニングが可能なる有用な支援情報をリアルタイムに提供することが可能となる。
本発明の実施形態を示すランナーズウォッチのブロック図である。 トレーニングモードでの動作を示すフローチャートである。 図2に続くフローチャートである。 トレー人中における歩幅又はピッチの実測値及び目標値と、ランニングペースの改善結果の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明のトレーニング支援装置として例示するランナーズウォッチ1の電気的構成を示すブロック図である。
このランナーズウォッチ1は、ユーザが腕に装着して使用する腕時計型のものであり、通常の時計としての機能と、GPS(Global Positioning System)を利用して一定時間毎に現在位置を取得し、それを現在時刻と共に軌跡データとして記憶する機能を備えている。
図に示したようにランナーズウォッチ1は、制御部11と、制御部11に接続されたGPS部12、センサ部13、RTC(Real-Time Clock)14、表示駆動部15、LCD(Liquid Crystal Display)16、ROM(Read Only Memory)17、RAM(Random Access memory)18、入力部19を備えている。
GPS部12は、複数基のGPS衛星から送られている電波に重畳されているL1帯のC/Aコードを復調・解読して現在位置を演算する制御回路と、GPS衛星の捕捉に必要な衛星情報や、現在位置の演算に不可欠な測地系に関するデータ等を記憶するメモリと、現地時刻を高精度でカウントするカウンタと、等から構成される。
そして、GPS部12は、複数のGPS衛星(測位衛星)から送られてくる電波をGPSアンテナ12aにより受信することによって、現在位置を計測し、計測結果である緯度・経度・高度からなる位置データを制御部11へ供給する。
センサ部13は、ランナーズウォッチ1における3軸方向の加速度を検出する加速度センサ、加速度センサの検出信号を増幅するアンプ、検出信号をデジタルの検出信号に変換するA/D変換器から構成される。センサ部13は、ランニング時の腕の振りによる加速度を検出して歩数を検出し、検出結果を制御部11へ供給する。
RTC14は現在時刻を計時するとともにカレンダ機能を有しており、現在の日付情報と時刻情報とを制御部11に供給する。
表示駆動部15は、LCD16を駆動するドライバ回路等で構成され、制御部の指令によりLCD16を駆動することにより、LCD16に、日付、現在時刻や、後述する各種の支援情報等を表示させる。
入力部19は、ユーザがランナーズウォッチ1の操作に使用する、モード設定スイッチ等の複数の操作スイッチから構成される。なお、操作スイッチの操作状態は制御部11により逐次検出される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)及びその周辺回路等から構成され、ROM17に記憶されている制御プログラムに従い、RAM18を作業用のメモリ空間として使用してランナーズウォッチ1の各部を制御する。なお、ROM17は、実際には既存の記憶データの書き換え及び新たなデータの書き込みが可能な、フラッシュメモリ等である。
そして、以上の構成からなるランナーズウォッチ1には、動作モードとして時計モードとトレーニングモードとの2種類の動作モードが設けられている。なお、動作モードの設定は、ユーザが入力部18に設けられているモード設定スイッチを操作することにより行われる。
時計モードは、通常の時計と同様に現在の日付及び時刻をLCD16に表示するモードである。また、トレーニングモードは、制御部11が後述する処理を行うことにより、ユーザに対して効果的なトレーニングを可能とする有用な種々の支援情報をLCD16に表示するモードである。
図2は、上記構成からなるランナーズウォッチ1の本発明に係る動作を示すものであって、トレーニングモードにおける制御部11の処理内容を示すフローチャートである。
制御部11は、トレーニングモードの設定とともに動作を開始すると、まず、今回のランニングでのゴール地点と、スタート地点からゴール地点までの距離(既知の距離)、及び目標タイムとのデータを、所定のスイッチ操作によってユーザに設定させ、係る設定データをRAM18に記憶する(ステップS1)。
そして、制御部11は、ユーザからスイッチ操作による計測開始指示があるまで待機し(ステップS2:NO)、計測開始指示があると(ステップS2:YES)、現在地(スタート地点)からの走行距離、及び走行時間(スプリットタイム)の計測を開始する(ステップS3)。
制御部11による走行距離の計測は、GPS部12によって一定の時間間隔で現在地を示す位置データを取得し、相前後して取得した位置データにより示される2地点間の距離を算出し、算出結果を逐次加算することによって行われる。なお、取得した位置データは取得時刻と共に走行軌跡を示すログ情報としてRAM18に記憶する。
走行距離、及び走行時間計測を開始した後、制御部11は、センサ部13により歩数が検出されたか否かを逐次確認し、歩数が検出される毎に(ステップS4:YES)、歩数を加算する(ステップS5)。
また、ユーザがランニングを開始した後、制御部11は、歩数のカウントと並行してランニングの状態を確認すべき確認タイミングが到来したか否かを逐次確認する(ステップS6)。
この確認タイミングは、走行状態を確認するタイミングであり、本実施形態においては、計測中の走行距離が一定の距離毎の確認地点に達した時点である。したがって、制御部11は所定の確認区間を通過した時点を確認タイミングが到来したと判断する。以下の説明では、所定の距離が1kmであり、走行距離が1km、2km、3km、・・・にそれぞれ達する地点が確認地点であるものとする。
制御部11は、確認タイミングが到来していなければ(ステップS6:NO)、引き続き、現在の状態が改善内容の選択待ちの状態であるか否かを確認する(ステップS7)。ここで、改善内容の選択待ちの状態とは、後述するステップS12〜S16の処理が行われた後の状態であり、制御部11は、後述する確認フラグの値により改善内容の選択待ちの状態であるか否かを判断する。
したがって、処理開始当初の確認タイミングが一度も到来していない間については、改善内容の選択待ちの状態でないため(ステップS7:NO)、制御部11は、ステップS4の処理に戻り、引き続き歩数をカウントする処理を継続する。
その後、走行距離が最初の確認地点(1km地点)に達し、確認タイミングが到来すると(ステップS6:YES)、制御部11は、カウント中の歩数を直近区間、つまり今回の確認区間の全歩数としてRAM18に記憶し、カウント中の歩数をリセットする(ステップS8)。
次に、制御部11は予測タイムを算出する(ステップS9)。予測タイムは、確認地点で予測されるゴール地点までの走行時間である。より具体的に説明すると、制御部11は、確認地点までの走行速度が維持されるものと仮定し、下記式から予測タイムTxを算出する。
Tx = t+{(K−k)/(k/t)}
ここで、
t:走行時間
K:ゴール地点までの距離(全長)
k:走行距離
である。
そして、制御部11は、算出した予測タイムが目標タイムを超えていなければ(ステップS10:NO)、予測タイムをLCD16に表示し(ステップS11)、ステップS4の処理へ戻り上述した処理を繰り返す。
その間においても、改善内容の選択待ちの状態でないため(ステップS7:NO)、制御部11は、次の確認タイミングが到来するまで実質的には、現在の確認区間における歩数のカウントのみを行う。したがって、ユーザが走行を開始した後、予測タイムが目標タイムを超えるまでの間、制御部11は、確認タイミングが到来する毎にLCD16に表示中の予測タイムを更新する処理を繰り返す。
一方、ユーザのランニングペースがダウンし、任意の確認タイミング(任意の確認地点に達した時点)で算出した予測タイムが目標タイムを超えると(ステップS10:YES)、制御部11は以下の処理を行う。
まず、制御部11は、直近区間、つまり今回の確認区間におけるラップタイムと歩幅とピッチとを算出する(ステップS12)。具体的に説明すると、制御部11は、ログデータとしてRAM18に記憶されている前回の確認地点と今回の確認地点との測位時(通過時)の差をラップタイムとして取得する。また、制御部11は、確認区間の距離(1km)を今回の確認区間の全歩数で除した値を歩幅として取得し、カウント中の歩数を上記ラップタイムで除した値をピッチ(歩数/分)として取得する。
次に、制御部11は、目標タイムでゴール地点に到着することを可能とする歩幅とピッチの目標値をそれぞれ算出する(ステップS13)。具体的に説明すると以下の通りである。
歩幅の目標値は直近区間のピッチが維持されると仮定したときの値であり、制御部11は、例えば下記式から歩幅の目標値Wmを算出する。
Wm = (K−k)/{(Hn/Lt)×(T−t)}
ここで、
K :ゴール地点までの距離(全長)
k :確認地点での走行距離
Hn:直近区間の歩数のカウント値
Lt:直近区間のラップタイム
Tm:目標タイム
t :確認地点での走行時間
である。
また、ピッチの目標値は、直近区間の歩幅が維持されると仮定したときの値であり、制御部11は、例えば以下の手順でピッチの目標値を算出する。まず、制御部11は、目標タイムでゴール地点に到着することを可能とする各確認区間のラップタイムの目標値Ltmを下記式から算出する。
Ltm = (T−t)/(K−k)/Lk
ここで、
K :ゴール地点までの距離(全長)
k :走行距離
Lk:確認区間の距離(=1km)
T :目標タイム
t :走行時間
である。
そして、制御部11は、上記ラップタイムの目標値Ltmを用いてピッチの目標値Pmを下記の各式から算出する。
Pm = (Hn/Lt)×(Lt/Ltm)
ここで、
Hn:直近区間の歩数のカウント値
Lt:直近区間のラップタイム
である。なお、Lt、Ltmの単位は分である。
引き続き、制御部11は、ここで算出した歩幅及びピッチの目標値を、ステップS12の処理で算出した各々の実測値と共にLCD16に表示する(ステップS14)。係る表示によってユーザに対しランニングペースがダウンしていることを告知する。なお、ステップS14の処理に際して制御部11は、RAM18に記憶している確認フラグの値を改善内容の選択待ちの状態とする。
ランナーズウォッチ1においては、ユーザが所定のスイッチ操作によってランニング状態の改善目標として歩幅又はピッチのいずれか一方を選択可能であり、制御部11は、歩幅及びピッチの目標値と実測値を表示した後には、ユーザにより改善目標が選択されたか否かを逐次確認する(ステップS15)。
そして、ユーザにより改善目標が選択されるまでは(ステップS15:NO)、ステップS4の処理に戻り、前述した処理を繰り返す。すなわち制御部11は、次の確認地点に達するまでの間は、歩幅及びピッチの目標値と実測値をLCD16に表示した状態を維持する。また、制御部11は、次の確認地点に達した時点で依然として予測タイムが目標タイムを超えていれば、表示中の歩幅及びピッチの目標値と実測値とを新たな値に更新する。また、制御部11は、次の確認地点に達した時点で予測タイムが目標タイムを超えていなければ、LCD16の表示内容を予測タイムに変更する。
一方、歩幅及びピッチの目標値と実測値を表示している間に、ユーザによって歩幅又はピッチが改善目標として選択されると(ステップS15:YES)、制御部11は、引き続き、図3に示した以下の処理を実行する。
すなわち、改善目標が選択された後においても制御部11は、センサ部13により歩数が検出される毎に(ステップS16:YES)、歩数を加算する(ステップS17)し、次の確認タイミングが到来する以前には(ステップS18:NO)、歩数のカウントのみを行う。
そして、制御部11は、確認タイミングが到来すると(ステップS18:YES)、まず、カウント中の歩数を今回の確認区間の全歩数としてRAM18に記憶し、カウント中の歩数をリセットし(ステップS19)、直近区間のラップタイム、及び予測タイムをそれぞれを算出する(ステップS20)。なお、それらの算出方法については既に説明した通りである。
引き続き、制御部11は、ユーザに選択された改善目標が歩幅であった場合については(ステップS21:YES)、まず直近区間の歩幅を算出した後(ステップS22)、ラップタイムが改善したか否かを判断する(ステップS23)。このとき制御部11は、ステップS20の処理で取得した直近区間のラップタイムが、前述したステップS13の処理で取得したラップタイムの目標値(Ltm)以下であれば、ラップタイムが改善したと判断し、ラップタイムの目標値(Ltm)を超えていれば、ラップタイムが改善していないと判断する。言い換えると、ステップS23の処理では、目標タイムでゴール地点に到着することが可能か否かを判断する。
そして、制御部11は、ラップタイムが改善したと判断したときには(ステップS23:YES)、歩幅の実測値、目標値を、ランニングペースの改善を示す形態でLCD16に表示する(ステップS24)。具体的には、歩幅の実測値、目標値と共に、ラップタイムの実測値、目標値、及びゴール地点の予測タイム、目標タイムをLCD16に表示するとともに、ラップタイムの実測値のみを点滅させることにより、ランニングペースが改善したことをユーザに告知する。
図4(a)は、この場合のLCD16における各値の表示例を便宜的に示した図である。なお、図において「W」は歩幅であり、左側が実測値(単位はcm)であり、右側のカッコ内が目標値である。同様に「L」はラップタイム、左側が実測値(単位は分)であり、右側のカッコ内が目標値である。また、「T」は時間であり、左側が予測タイム(単位は分)であり、右側のカッコ内が目標タイムである。
係る表示によって、ユーザにおいてはピッチを落とすことなく歩幅の改善に成功していることを確認することができる。
また、上記とは逆にラップタイムが改善していないと判断したとき(ステップS23:NO)、制御部11は、歩幅の実測値、目標値を、ランニングペースの非改善を示す形態でLCD16に表示する(ステップS25)。具体的には、歩幅の実測値、目標値と共に、ラップタイムの実測値、目標値、及びゴール地点の予測タイム、目標タイムをLCD16に表示するとともに、ラップタイムの実測値と目標値との双方を点滅させることにより、ランニングペースが改善していないことをユーザに告知する。
図4(b)は、この場合のLCD16における各値の表示例を便宜的に示した図であって、図4(a)に対応する図である。
係る表示によって、ユーザにおいては、歩幅が改善されていない場合や、歩幅を広げたことに伴いピッチが低下していた場合には、それらを確認することができる。
一方、制御部11は、ユーザに選択された改善目標がピッチであった場合については(ステップS21:NO)、まず直近区間のピッチを算出した後(ステップS26)、ステップS23の処理と同様にラップタイムが改善したか否かを判断する(ステップS27)。
そして、制御部11は、ラップタイムが改善したと判断したときには(ステップS27:YES)、ピッチの実測値、目標値をランニングペースが改善したことを示す形態でLCD16に表示する(ステップS28)。具体的には、ピッチの実測値、目標値と共に、ラップタイムの実測値、目標値、及びゴール地点の予測タイム、目標タイムをLCD16に表示するとともに、ラップタイムの実測値のみを点滅させることにより、ランニングペースが改善したことをユーザに告知する。
図4(c)は、この場合のLCD16における各値の表示例を便宜的に示した図である。なお、図において「P」はピッチであり、左側が実測値(歩数/分)であり、右側のカッコ内が目標値である。他は図4(a)と同様である。
係る表示によって、ユーザにおいては歩幅を減少することなくピッチの改善に成功していることを確認することができる。
また、上記とは逆にラップタイムが改善していないと判断したとき(ステップS27:NO)、制御部11は、ピッチの実測値、目標値をランニングペースの非改善を示す形態でLCD16に表示する(ステップS25)。具体的には、ピッチの実測値、目標値と共に、ラップタイムの実測値、目標値、及びゴール地点の予測タイム、目標タイムをLCD16に表示するとともに、ラップタイムの実測値と目標値との双方を点滅させることにより、ランニングペースが改善していないことをユーザに告知する。
図4(d)は、この場合のLCD16における各値の表示例を便宜的に示した図であって、図4(c)に対応する図である。
係る表示によって、ユーザにおいては、ピッチが改善されていない場合や、ピッチを上げたことに伴い歩幅が減少していた場合には、それらを確認することができる。
以後、制御部11は、GPS部12による測位結果に基づいてユーザがゴール地点に到着したか否かを判断し、ゴール地点に到着したと判断できるまでの間(ステップS30:NO)、ステップS4(図2)の処理へ戻り、前述した全ての処理を繰り返す。
これにより、ユーザにおいては、ランニングペースの改善を必要に応じて歩幅の調整により試行したり、ピッチの調整により試行したりしながら、その結果をリアルタイムに知ることができる。
やがて、ユーザがゴール地点に到着したと判断すると(ステップS30:YES)、制御部11は、ゴール地点での走行時間つまり実測タイムがユーザに設定されている目標タイム以下であるか否かを確認する(ステップS31)。
しかる後、制御部11は、実測タイムが目標タイム以下であれば(ステップS31:YES)、実測タイムと目標タイムを、歩幅又はピッチの改善による効果があったことを示す形態でLCD16表示する(ステップS32)。この場合における具体的な表示形態は、実測タイムのみを点滅させるものである。
また、上記とは逆に、実測タイムが目標タイム以下でなければ(ステップS31:NO)、制御部11は、実測タイムと目標タイムを、歩幅又はピッチの改善による効果がなかったことを示す形態でLCD16表示する(ステップS33)。この場合における具体的な表示形態は、双方のタイムを共に点滅させるものである。
そして、制御部11は、ステップS32又はステップS32の処理による実測タイム、及び目標タイムの表示によって全ての処理を終了する。
以上のように本実施形態によれば、トレーニング中に予測タイムが目標タイムを超えた状況下で、目標タイムでゴール地点に到着することを可能とする歩幅とピッチの目標値を取得し、それ以後は、リアルタイムで変化する歩幅又はピッチの実測値を各々の目標値と共にユーザに知らせることができる。これにより、トレーニング中のユーザに対し効果的なトレーニングが可能なる有用な支援情報をリアルタイムに提供することができる。
また、歩幅又はピッチの実測値と共に表示する各々の目標値を、トレーニング中に予測タイムが目標タイムを超えた状況下においてユーザにより歩幅又はピッチが改善目標として選択された任意の時点に取得した目標値とした。よって、ユーザにあっては、ランニングペースを改善するための試行(歩幅又はピッチの調整)を自分が意図する時点から開始することができる。
また、ランニング状態の改善目標としてユーザが歩幅又はピッチを適宜選択することができるようにした。よって、ユーザにあっては、例えば改善目標として歩幅とピッチとを交互に選択してランニングペースの改善を試みることによって、自分の強み、伸ばすべき走行手法が見出すことが可能となる。
また、歩幅又はピッチの実測値及び目標値を表示する際には、それらの表示形態を変化させることによってランニングペースが改善したか否かをユーザに知らせ、その際、ランニングペースが改善したか否かの判断をラップタイムの実測値と目標値とを比較することにより行うようにした。よって、ユーザが目標タイムをクリアすることを目的としてトレーニングを行う場合において、ランニングペースの改善結果をより適切にユーザに知らせることができる。
また、歩幅又はピッチの実測値及び目標値の表示に際しては、それらと同時にラップタイムの実測値及び目標値とを表示するようにした。よって、ランニングペースの改善結果をより具体的にユーザに知らせることができる。
さらに、歩幅又はピッチの実測値及び目標値の表示に際しては、それらと同時に予測タイムと目標タイムも表示するようにした。これによっても、ランニングペースの改善結果をより具体的にユーザに知らせることができる。
ここで、本実施形態においては、歩幅又はピッチの実測値と共に表示する各々の目標値を、ユーザにより歩幅又はピッチが改善目標として選択された任意の時点に取得した目標値とした。しかし、歩幅又はピッチの目標値は、例えばトレーニング中に予測タイムが最初に目標タイムを超えた時点で取得したものとしても構わない。
また、本実施形態においては、歩幅の目標値を算出する際に基準とするピッチを、直近区間のピッチとし、また、ピッチの目標値を算出する際に基準とする歩幅を、直近区間の歩幅とした。しかし、基準とするピッチ及び歩幅は、例えば確認タイミングにおける、スタート地点から現在の確認地点までのランニング期間におけるピッチ及び歩幅の平均値としてもよし、予めユーザに設定(登録)させておいた任意の値、つまり固定値としてもよい。
また、本実施形態においては、ランニング状態の改善目標としてユーザが歩幅又はピッチを適宜選択させ、その後は、歩幅又はピッチの一方の実測値及び目標値を表示させるようにした。しかし、本発明の実施に際しては以下のようにしてもよい。
例えばユーザにはランニングペースを改善するための試行を開始するタイミングのみを指示させ、その後の確認タイミングでは歩幅とピッチの双方の実測値を取得し、各々の目標値と共に表示させる構成としてもよい。また、その場合には、歩幅の実測値及び目標値と、ピッチの実測値及び目標値とを同時に表示させるのではなく、それらをユーザによる所定のスイッチ操作に応じて交互に切り替え表示する構成としてもよい。
また、本実施形態においては、歩幅又はピッチの実測値及び目標値を表示する際には、それらの表示形態を変化させることによってランニングペースが改善したか否かの結果をユーザに知らせた(図4参照)。しかし、ランニングペースが改善したか否かの結果は、例えばそれを示す所定のマーク等を表示する等の任意の方法でユーザに知らせるようにしてもよい。
また、本発明の実施に際しては、ラップタイムの実測値及び目標値の表示を廃止することができる。その場合には、ランニングペースが改善したか否かの結果は、それを示す所定のマーク等を歩幅又はピッチの実測値及び目標値と共に表示させればよい。また、例えばランニングペースが改善していれば、歩幅又はピッチの実測値のみを点滅表示させ、かつランニングペースが改善していなければ、歩幅又はピッチの実測値及び目標値の双方を点滅表示させるようにしてもよい。
さらに、本実施形態においては、歩幅又はピッチの実測値及び目標値、及びランニングペースが改善したか否かの結果をLCD16へ表示してユーザに知らせるようにしたが、以下のようにしてもよい。例えばランナーズウォッチ1に音声出力手段を別途設け、歩幅又はピッチの実測値及び目標値、及びランニングペースが改善したか否かの結果を音声(音声合成技術を用いて作成した音声)によってユーザに知らせるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、ランニングペースが改善したか否かの判断をラップタイムの実測値と目標値とを比較することにより行うようにした。しかし、本発明の実施に際しては、ランニングペースが改善したか否かの判断を、ラップタイムの実測値と、設定されている目標タイムでゴール地点に到着するための基準となる確認区間毎のラップタイムの基準値(=目標タイム/確認区間数)とを比較することにより行うようにしてもよい。
係る場合には、ユーザが自分のペースの確立を目的としてトレーニングを行う場合において、ランニングペースの改善結果をより適切にユーザに知らせることができる。
なお、上記のようにランニングペースが改善したか否かの判断をラップタイムの実測値と基準との比較により行う場合、歩幅又はピッチ、或いは双方の実測値及び目標値と共に表示する情報も上記ラップタイムの実測値及び基準に変更することとなる。
さらに、本発明の実施に際しては、ランニングペースが改善したか否かの判断を、本実施形態のようにラップタイムの実測値と目標値との比較により行うか、又はラップタイムの実測値と基準との比較により行うかを、ユーザが事前に設定できる構成としてもよいし、トレーニング中に適宜切り替えることができる構成としてもよい。
また、本実施形態においては、直近区間における歩幅又はピッチを一定の距離毎の確認地点に達したタイミングで取得し、かつ表示する構成としたが、直近区間における歩幅又はピッチの取得及び表示は、走行距離に関係なく一定時間毎に行う構成とすることもできる。
また、本実施形態においては、ユーザがランニングペースの改善を歩幅の調整やピッチの調整により試行している間に、前述したランニングペースの改善結果(目標タイムでゴール地点に到着することが可能か否かの判断結果)を、歩幅又はピッチの実測値及び目標値と共にユーザに知らせるものについて説明した。
しかし、本発明の実施に際しては、ユーザがランニングペースの改善を歩幅の調整やピッチの調整により試行している間に、ランニングペースの改善結果のみをユーザに知らせるようにしてもよい。その場合であっても、ユーザにあっては、例えば改善目標として歩幅とピッチとを交互に選択してランニングペースの改善を試みることによって、自分の強み、伸ばすべき走行手法が見出すことが可能となる。
また、本実施形態においては、歩数を検出するセンサ部13、より具体的には加速度センサを備えたランナーズウォッチ1について説明したが、歩数を検出する加速度センサ等は、ランナーズウォッチ1に内蔵されたものでなくともよい。すなわち靴など装着可能なオプション機器内に加速度センサ等を設け、係るオプション機器から歩数信号を受信するものであっても構わない。
さらに、本発明は歩数を検出することができる任意のセンサを備えた構成であれば、例えば携帯型の音楽プレーヤー等の任意の携帯電子機器においても実現可能である。
以上、本発明の実施形態、及びその変形例について説明したが、これらは本発明の作用効果が得られる範囲内であれば適宜変更が可能であり、変更後の実施形態も特許請求の範囲に記載された発明、及びその発明と均等の発明の範囲に含まれる。
以下に、本出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[請求項1]
所定の距離を目標時間で移動するための支援を行うトレーニング支援装置において、移動中のピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方を測定する測定手段と、前記測定手段の測定値から、前記所定の距離の残存区間を前記目標時間を達成すべく移動するためのピッチまたは歩幅の少なくともいずれか一方の目標値を取得する目標値取得手段と、前記目標値取得手段により取得された目標値を報知する報知手段とを具備したことを特徴とするトレーニング支援装置。
[請求項2]
所定の距離を目標時間で移動するための支援を行うトレーニング支援装置において、移動中のピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方を測定する測定手段と、前記測定手段による測定値が維持された場合に前記所定の距離を前記目標時間で移動可能か否かを判断し、判断結果を報知する報知手段とを具備したことを特徴とするトレーニング支援装置。
[請求項3]
前記報知手段は、前記測定手段による測定値が維持された場合に前記所定の距離を前記目標時間で移動可能か否かを判断し、判断結果を前記目標値と共に報知することを特徴とする請求項1記載のトレーニング支援装置。
[請求項4]
前記目標値取得手段は、基準となるピッチに基づいて前記距離を前記目標時間で移動するための残存区間における歩幅、又は基準となる歩幅に基づいて前記距離を前記目標時間で移動するための前記残存区間におけるピッチの少なくともいずれか一方の目標値を繰り返し算出する目標値算出手段であり、前記測定手段は、前記目標値算出手段による前記目標値の算出後の所定のタイミングで、区間毎の歩数に基づいてピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方の実測値を前記測定値として算出する実測値算出手段であり、前記目標値算出手段により算出された目標値を記憶する記憶手段と、前記所定のタイミングで前記実測値算出手段により算出された実測値が維持された場合に前記所定の距離を前記目標時間で移動可能か否かを判断する判断手段とを備え、前記報知手段は、判断手段による判断結果を、前記記憶手段に記憶されている前記目標値と共に報知することを特徴とする請求項3記載のトレーニング支援装置。
[請求項5]
前記基準となるピッチは直近の所定区間でのピッチであり、前記基準となる歩幅は直近の所定区間での歩幅であることを特徴とする請求項4記載のトレーニング支援装置。
[請求項6]
前記報知手段が報知する前記目標値は、使用者の要求に応じた任意の時点で前記目標値算出手段に算出された前記目標値であることを特徴とする請求項4又は5記載のトレーニング支援装置。
[請求項7]
使用者の要求に応じ、前記実測値算出手段が算出する実測値の内容を歩幅又はピッチに設定する設定手段を備え、前記報知手段は、前記設定手段により設定された歩幅又はピッチの実測値及び目標値を報知することを特徴とする請求項4又は5,6記載のトレーニング支援装置。
[請求項8]
前記報知手段は、前記ピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方の目標値及び実測値の出力形態を前記判断手段による判断結果に応じて変化させることにより、前記判断手段による判断結果を報知することを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載のトレーニング支援装置。
[請求項9]
前記目標値算出手段は、前記ピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方の目標値の算出に際し、前記所定の距離を前記目標時間で移動するための残存区間における区間毎のラップ時間の目標値を算出し、前記記憶手段は、前記目標値算出手段により算出された前記ラップ時間の目標値を前記ピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方の目標値と共に記憶し、前記実測値算出手段は、直近の前記区間における前記ピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方の実測値を算出するとともに、直近の前記区間におけるラップ時間の実測値を取得し、前記判断手段は、前記実測値算出手段により取得されたラップ時間の実測値と前記記憶手段に記憶されているラップ時間の目標値との比較によって、前記所定のタイミングで前記所定の距離を前記目標時間で移動可能か否かを判断することを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項に記載のトレーニング支援装置。
[請求項10]
前記報知手段は、前記歩幅又はピッチの少なくともいずれか一方の実測値及び目標値に加え、前記ラップ時間の実測値及び目標値を報知することを特徴とする請求項9記載のトレーニング支援装置。
[請求項11]
前記所定の距離を前記目標時間で移動するための基準となる前記区間毎のラップ時間の基準値を算出する基準値算出手段を備え、前記実測値算出手段は、直近の前記区間における前記ピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方の実測値を算出するとともに、直近の前記区間におけるラップ時間の実測値を取得し、前記判断手段は、前記実測値算出手段により取得されたラップ時間の実測値と前記基準値算出手段により算出されたラップ時間の基準値との比較によって、前記所定のタイミングで前記所定の距離を前記目標時間で移動可能か否かを判断することを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項に記載のトレーニング支援装置。
[請求項12]
前記報知手段は、前記歩幅又はピッチの少なくともいずれか一方の実測値及び目標値に加え、前記ラップ時間の実測値及び基準値を報知することを特徴とする請求項11記載のトレーニング支援装置。
[請求項13]
前記目標値算出手段による前記目標値の算出時点における移動開始後の経過時間と移動距離とに基づいて、前記所定の距離の移動に要する予測時間を算出する予測時間算出手段をさらに備え、前記報知手段は、前記歩幅又はピッチの少なくともいずれか一方の実測値及び目標値に加え、前記予測時間算出手段により算出された予測時間、及び前記目標時間を報知することを特徴とする請求項4乃至12のいずれか1項に記載のトレーニング支援装置。
[請求項14]
所定の距離を目標時間で移動するための支援を行うトレーニング支援装置において、移動中のピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方を測定する工程と、前記測定による測定値から、前記所定の距離の残存区間を前記目標時間を達成すべく移動するためのピッチまたは歩幅の少なくともいずれか一方の目標値を取得する工程と、取得した目標値を報知する工程とを含むことを特徴とするトレーニング支援方法。
[請求項15]
所定の距離を目標時間で移動するための支援を行うトレーニング支援装置が有するコンピュータに、移動中のピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方を測定する処理と、前記測定による測定値から、前記所定の距離の残存区間を前記目標時間を達成すべく移動するためのピッチまたは歩幅の少なくともいずれか一方の目標値を取得する処理と、取得した目標値を報知する処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
[請求項16]
所定の距離を目標時間で移動するための支援を行うトレーニング支援装置において、移動中のピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方を測定する工程と、前記測定による測定値が維持された場合に前記所定の距離を前記目標時間で移動可能か否かを判断し、判断結果を報知する工程とを含むことを特徴とするトレーニング支援方法。
[請求項17]
所定の距離を目標時間で移動するための支援を行うトレーニング支援装置が有するコンピュータに、移動中のピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方を測定する処理と、前記測定による測定値が維持された場合に前記所定の距離を前記目標時間で移動可能か否かを判断し、判断結果を報知する処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
1 ランナーズウォッチ
11 制御部
12 GPS部
12a GPSアンテナ
13 センサ部
14 RTC
15 表示駆動部
16 LCD
17 ROM
18 RAM
19 入力部

Claims (17)

  1. 所定の距離を目標時間で移動するための支援を行うトレーニング支援装置において、
    移動中のピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方を測定する測定手段と、
    前記測定手段の測定値から、前記所定の距離の残存区間を前記目標時間を達成すべく移動するためのピッチまたは歩幅の少なくともいずれか一方の目標値を取得する目標値取得手段と、
    前記目標値取得手段により取得された目標値を報知する報知手段と
    を具備したことを特徴とするトレーニング支援装置。
  2. 所定の距離を目標時間で移動するための支援を行うトレーニング支援装置において、
    移動中のピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方を測定する測定手段と、
    前記測定手段による測定値が維持された場合に前記所定の距離を前記目標時間で移動可能か否かを判断し、判断結果を報知する報知手段と
    を具備したことを特徴とするトレーニング支援装置。
  3. 前記報知手段は、前記測定手段による測定値が維持された場合に前記所定の距離を前記目標時間で移動可能か否かを判断し、判断結果を前記目標値と共に報知することを特徴とする請求項1記載のトレーニング支援装置。
  4. 前記目標値取得手段は、基準となるピッチに基づいて前記距離を前記目標時間で移動するための残存区間における歩幅、又は基準となる歩幅に基づいて前記距離を前記目標時間で移動するための前記残存区間におけるピッチの少なくともいずれか一方の目標値を繰り返し算出する目標値算出手段であり、
    前記測定手段は、前記目標値算出手段による前記目標値の算出後の所定のタイミングで、区間毎の歩数に基づいてピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方の実測値を前記測定値として算出する実測値算出手段であり、
    前記目標値算出手段により算出された目標値を記憶する記憶手段と、
    前記所定のタイミングで前記実測値算出手段により算出された実測値が維持された場合に前記所定の距離を前記目標時間で移動可能か否かを判断する判断手段と
    を備え、
    前記報知手段は、判断手段による判断結果を、前記記憶手段に記憶されている前記目標値と共に報知する
    ことを特徴とする請求項3記載のトレーニング支援装置。
  5. 前記基準となるピッチは直近の所定区間でのピッチであり、前記基準となる歩幅は直近の所定区間での歩幅であることを特徴とする請求項4記載のトレーニング支援装置。
  6. 前記報知手段が報知する前記目標値は、使用者の要求に応じた任意の時点で前記目標値算出手段に算出された前記目標値であることを特徴とする請求項4又は5記載のトレーニング支援装置。
  7. 使用者の要求に応じ、前記実測値算出手段が算出する実測値の内容を歩幅又はピッチに設定する設定手段を備え、
    前記報知手段は、前記設定手段により設定された歩幅又はピッチの実測値及び目標値を報知する
    ことを特徴とする請求項4又は5,6記載のトレーニング支援装置。
  8. 前記報知手段は、前記ピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方の目標値及び実測値の出力形態を前記判断手段による判断結果に応じて変化させることにより、前記判断手段による判断結果を報知することを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載のトレーニング支援装置。
  9. 前記目標値算出手段は、前記ピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方の目標値の算出に際し、前記所定の距離を前記目標時間で移動するための残存区間における区間毎のラップ時間の目標値を算出し、
    前記記憶手段は、前記目標値算出手段により算出された前記ラップ時間の目標値を前記ピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方の目標値と共に記憶し、
    前記実測値算出手段は、直近の前記区間における前記ピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方の実測値を算出するとともに、直近の前記区間におけるラップ時間の実測値を取得し、
    前記判断手段は、前記実測値算出手段により取得されたラップ時間の実測値と前記記憶手段に記憶されているラップ時間の目標値との比較によって、前記所定のタイミングで前記所定の距離を前記目標時間で移動可能か否かを判断する
    ことを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項に記載のトレーニング支援装置。
  10. 前記報知手段は、前記歩幅又はピッチの少なくともいずれか一方の実測値及び目標値に加え、前記ラップ時間の実測値及び目標値を報知することを特徴とする請求項9記載のトレーニング支援装置。
  11. 前記所定の距離を前記目標時間で移動するための基準となる前記区間毎のラップ時間の基準値を算出する基準値算出手段を備え、
    前記実測値算出手段は、直近の前記区間における前記ピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方の実測値を算出するとともに、直近の前記区間におけるラップ時間の実測値を取得し、
    前記判断手段は、前記実測値算出手段により取得されたラップ時間の実測値と前記基準値算出手段により算出されたラップ時間の基準値との比較によって、前記所定のタイミングで前記所定の距離を前記目標時間で移動可能か否かを判断する
    ことを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項に記載のトレーニング支援装置。
  12. 前記報知手段は、前記歩幅又はピッチの少なくともいずれか一方の実測値及び目標値に加え、前記ラップ時間の実測値及び基準値を報知することを特徴とする請求項11記載のトレーニング支援装置。
  13. 前記目標値算出手段による前記目標値の算出時点における移動開始後の経過時間と移動距離とに基づいて、前記所定の距離の移動に要する予測時間を算出する予測時間算出手段をさらに備え、
    前記報知手段は、前記歩幅又はピッチの少なくともいずれか一方の実測値及び目標値に加え、前記予測時間算出手段により算出された予測時間、及び前記目標時間を報知する
    ことを特徴とする請求項4乃至12のいずれか1項に記載のトレーニング支援装置。
  14. 所定の距離を目標時間で移動するための支援を行うトレーニング支援装置において、
    移動中のピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方を測定する工程と、
    前記測定による測定値から、前記所定の距離の残存区間を前記目標時間を達成すべく移動するためのピッチまたは歩幅の少なくともいずれか一方の目標値を取得する工程と、
    取得した目標値を報知する工程と
    を含むことを特徴とするトレーニング支援方法。
  15. 所定の距離を目標時間で移動するための支援を行うトレーニング支援装置が有するコンピュータに、
    移動中のピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方を測定する処理と、
    前記測定による測定値から、前記所定の距離の残存区間を前記目標時間を達成すべく移動するためのピッチまたは歩幅の少なくともいずれか一方の目標値を取得する処理と、
    取得した目標値を報知する処理と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  16. 所定の距離を目標時間で移動するための支援を行うトレーニング支援装置において、
    移動中のピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方を測定する工程と、
    前記測定による測定値が維持された場合に前記所定の距離を前記目標時間で移動可能か否かを判断し、判断結果を報知する工程と
    を含むことを特徴とするトレーニング支援方法。
  17. 所定の距離を目標時間で移動するための支援を行うトレーニング支援装置が有するコンピュータに、
    移動中のピッチ又は歩幅の少なくともいずれか一方を測定する処理と、
    前記測定による測定値が維持された場合に前記所定の距離を前記目標時間で移動可能か否かを判断し、判断結果を報知する処理と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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