JP2014197826A - イヤホン及びイヤホンの製造方法 - Google Patents

イヤホン及びイヤホンの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】音響特性に優れたイヤホンを提供する。
【解決手段】本発明の一形態に係るイヤホン1は、ハウジング2と、ハウジング2に搭載され、音波を生成してハウジング2内に出力する第1の音源3と、を備え、ハウジング2は、使用者の耳穴に挿脱され、使用者の耳穴への挿脱方向に見て耳穴の配置領域内において、使用者側の部分に形成される外部との第1の連通孔4dと使用者側に対して逆側の部分に形成される外部との第2の連通孔4eとを有する第1の音導管4と、第1の音源3が収納される収納部5と、第1の音導管4と収納部5とを連通させる第2の音導管6と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、イヤホン及びイヤホンの製造方法に関する。
特許文献1及び2には、使用者がイヤホンを装着した際に、外部の音を聞き取ることができるようにハウジングに外部との連通孔を形成する技術が開示されている。
特許文献3には、外部の騒音を打ち消す音波を放出する雑音制御に関する技術が開示されている。
特開2004−208220号公報 特開2002−224050号公報 特開平9−93684号公報
特許文献1のイヤホンは、骨伝導タイプのイヤホンであって、振動板の振動によって音を発生させるタイプのイヤホンではない。
特許文献2のイヤホンは、ハウジングにおける使用者側に対して逆側の部分に外部との連通孔を形成しているため、所謂外耳道閉塞効果を低減することができるが、音響特性の改善の余地が残されている。
特許文献3のイヤホンは、所謂外耳道閉塞効果を回避することができる構成とされていない。つまり、特許文献3のイヤホンも、音響特性の改善の余地が残されている。
本発明の目的は、上述した課題を解決するためになされたものであり、音響特性に優れたイヤホン及びイヤホンの製造方法を提供することである。
本発明の一形態に係るイヤホンは、ハウジングと、前記ハウジングに搭載され、音波を生成して前記ハウジング内に出力する第1の音源と、を備え、前記ハウジングは、使用者の耳穴に挿脱され、使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の配置領域内において、使用者側の部分に形成される外部との第1の連通孔と前記使用者側に対して逆側の部分に形成される外部との第2の連通孔とを有する第1の音導管と、前記第1の音源が収納される収納部と、前記第1の音導管と前記収納部とを連通させる第2の音導管と、を備える。
本発明の一形態に係るイヤホンは、ハウジングと、前記ハウジングに搭載され、音波を生成して前記ハウジング内に出力する第1の音源と、を備え、使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の略中心軸上に第1の連通孔の中心が配置されるように、前記第1の連通孔が前記ハウジングの使用者側の部分に形成され、使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の略中心軸上に第2の連通孔の中心が配置され、前記第2の連通孔が前記ハウジングの使用者側に対して逆側の部分に形成されるように、前記第1の音源は、使用者の耳穴の中心軸と干渉しないように配置されている。
本発明の一形態に係るイヤホンの製造方法は、使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の略中心軸上に第1の連通孔が配置されるように、前記第1の連通孔をハウジングの使用者側の部分に形成する工程と、使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の略中心軸上に第2の連通孔が配置されるように、前記第2の連通孔を前記ハウジングの使用者側に対して逆側の部分に形成する工程と、前記ハウジングに搭載され、音波を生成して前記ハウジング内に出力する第1の音源を使用者の耳穴の中心軸と干渉しないように配置する工程と、を備える。
本発明によれば、音響特性に優れたイヤホン及びイヤホンの製造方法を提供することができる。
イヤホンを使用者が装着した状態を概略的に示す図である。 イヤホンを使用者が装着した状態を拡大して示す図である。 実施の形態1のイヤホンを概略的に示す正面図である。 実施の形態1のイヤホンを概略的に示す右側面図である。 実施の形態1のイヤホンを概略的に示す縦断面図である。 ハウジングを概略的に示す組み立て斜視図である。 ハウジングを概略的に示す異なる組み立て斜視図である。 ハウジングを概略的に示す分解斜視図である。 実施の形態2のイヤホンを概略的に示す縦断面図である。 実施の形態3のイヤホンを概略的に示す縦断面図である。 実施の形態4のイヤホンを概略的に示す縦断面図である。 実施の形態5のイヤホンを概略的に示す縦断面図である。 実施の形態6のイヤホンを概略的に示す正面図である。 実施の形態6のイヤホンを概略的に示す縦断面図である。 実施の形態7のイヤホンを概略的に示す縦断面図である。 イヤホンの装着時に発生する外耳道閉塞効果を説明するための図である。 イヤホンの装着時に発生する外耳道閉塞効果を説明するための図である。 イヤホンの装着時に発生する外耳道閉塞効果を説明するための図である。
<本発明の着想>
ここで、一般的なイヤホンは、ハウジングに収納されたドライバ(音源)の中にある振動板の振動によって空気の粗密波を生成し、入力信号に応じた音が発生するようにされている。特に、インナ−イヤ型のイヤホンは、音導菅とイヤピースによって外耳道入口に直接音を伝えるため、効率が良い、外部音の影響が少ない、等の利点がある。
しかし、このようなイヤホンの課題として、バイノ−ラル録音された音源を再生する際に音像定位感の欠如が挙げられる。すなわち、音像が受聴者の頭部外側に定位しなかったり、頭部の内側から聞こえてくるように知覚したりするため、不自然さや不快を感じてしまう問題である。
その原因としては、主に、音の方向感を知覚するための室内外の空間の伝達関数(反射・残響)情報の欠落、及び外耳道にイヤホンを直接接続することによる外耳道の音響伝達関数の変化によるものと考えられる。
音の方向感は、両耳の音圧レベル差、位相差、及び反射音情報によって得られるが、イヤホンを外耳道に直接接続することにより外耳道閉塞効果が生じる。すなわち、外耳道入口を塞いで受聴することにより、外耳道の管としての共鳴特性が変化する。
例えば、通常、音を聞く場合には、外耳道は、図14A及び図14Bのように外耳道入口を開放端とした一端開一端閉の共鳴管として作用している。
ところが、イヤホンを装着して音を聞く場合には、外耳道は、図14Cのように外耳道入口を閉鎖端とした両端閉の共鳴管として作用するため、外耳道の共鳴周波数特性が変化し、開放端の時の共鳴ピークは生じず、約倍の周波数ピークを有する周波数特性となる。よって、これらのイヤホンでバイノ−ラル録音された音源を聞く場合には、前述の原因により音像が頭外にはっきりと定位しないという問題が生じる。
そこで、本出願人は、一例として以下の構成のイヤホン及びイヤホンの製造方法を提案する。
以下、本発明の実施の形態に係るイヤホン及びイヤホンの製造方法について説明する。但し、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態のイヤホンを使用者が装着した状態を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態のイヤホンを使用者が装着した状態を拡大して示す図である。図3Aは、本実施の形態のイヤホンを概略的に示す正面図である。図3Bは、本実施の形態のイヤホンを概略的に示す右側面図である。図4は、本実施の形態のイヤホンを概略的に示す縦断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態のイヤホン1は、使用者の耳穴(通常、外耳道)に装着して使用される。イヤホン1は、図3A、B及び図4に示すように、ハウジング2及び第1の音源3を備えている。
ハウジング2は、一般的なハウジングと同様に、例えば樹脂等で成形されている。ハウジング2は、図4に示すように、第1の音導管4、収納部5及び第2の音導管6を備えている。
第1の音導管4は、円筒部分4a、テーパー部分4b及び蓋部分4cを備えている。円筒部分4aは、使用者の外耳道に挿脱される。円筒部分4aにおける使用者側の端部の開口部は、外部とハウジング2内とを連通させる第1の連通孔4dとなる。第1の連通孔4dは、外耳道への挿脱方向に見て当該外耳道の配置領域内に配置されている。
円筒部分4aの使用者側の端部には、イヤピース7が嵌合されている。イヤピース7は、一般的なイヤピースと同様に、弾力のあるエラストマ(シリコンゴム)等で成形されている。円筒部分4aの使用者側に対して逆側の端部は、テーパー部分4bと連続している。
テーパー部分4bは、中空の略円錐形状に形成されている。詳細には、テーパー部分4bは、使用者側に向かって縮径するように形成されており、使用者側の端部が円筒部分4aにおける使用者側に対して逆側の端部に連続している。テーパー部分4bにおける使用者側に対して逆側の端部は、蓋部分4cによって部分的に塞がれている。
蓋部分4cには、外部とハウジング2内とを連通させる第2の連通孔4eが形成されている。第2の連通孔4eは、外耳道への挿脱方向に見て当該外耳道の配置領域内に形成されている。詳細には、第2の連通孔4eは、外耳道への挿脱方向に見て円形に形成されており、第1の連通孔4dと重なるように配置されている。但し、第2の連通孔4eの形状は、円形に限定されず、他の形状でもよい。
収納部5は、第1の音源3を収納している。第1の音源3は、図示を省略するが、一般的にイヤホンに用いられるドライバと同様に、磁石、ムービングコイル及び振動板等を備えている。第1の音源3は、信号線8を介して外部の制御装置9から入力される制御信号に基づいて駆動する。
第2の音導管6は、第1の音導管4と収納部5とを連通させる。詳細には、第2の音導管6は、円筒形状であって、一方の端部は第1の音導管4に形成された開口部4fに連結されている。また、第2の音導管6における他方の端部は、収納部5における振動板が配置された側の部分に形成された開口部5aに連結されている。これにより、第1の音源3から出力された音は、第2の音導管6を介して第1の音導管4に導かれ、使用者の外耳道に放出される。
このような構成のイヤホン1は、以下の要領で製造される。ここで、図5Aは、ハウジングを概略的に示す組み立て斜視図である。図5Bは、ハウジングを概略的に示す異なる組み立て斜視図である。図6は、ハウジングを概略的に示す分解斜視図である。
先ず、第1の音導管4と第2の音導管6との一体物が縦に分割された分割片10a、10bを組み合わせ、その後に第1の連通孔4d側に対して逆側の開口部を蓋部分4cで部分的に塞ぐ。このとき、第1の連通孔4d及び第2の連通孔4eは、使用者の外耳道への挿脱方向に見て当該外耳道の配置領域内に配置される。
次に、第1の音源3が収納された収納部5の開口部5aに第2の音導管6の端部を接合すると右耳用又は左耳用の構造体が完成する。
上記構造体をもう一つ作成し、最後に第1の音導管4の使用者側の端部にイヤピース7を嵌め込むとイヤホン1が完成する。
このように第1の連通孔4d及び第2の連通孔4eを、使用者の外耳道への挿脱方向に見て当該外耳道の配置領域内に配置したので、イヤホン1を外耳道に直接接続することで発生する外耳道閉塞効果を抑制することができる。
しかも、イヤホンを接続していない耳の状態により近づけることができ、外耳道の音響伝達関数変化への影響を低減することが可能となる。故に自然な音像定位が実現できる。つまり、本実施の形態のイヤホンは、現実の音波が外耳道内へ入射するのとほぼ同じ状態に近づける構造を実現したため、空間音像情報を有する音響再生に対し、良好な空間音像定位が得られる。これにより、映画館の様な超臨場感な音響再現や、気配の再現、音響を使った方向指示、ナビケ−ション、存在感の分かる遠隔コミュニケ−ションなどに応用できる。
ここで、第1の連通孔4dの中心及び第2の連通孔4eの中心は、外耳道の略中心軸L上に配置されていることが好ましい。言い換えれば、第1の連通孔4dの中心及び第2の連通孔4eの中心は、第1の音導管4の円筒部分4aの略中心線上に配置されていることが好ましい。これにより、第1の連通孔4dと第2の連通孔4eとは一直線上に配置され、外耳道閉塞効果をより抑制することができる。
特に、本実施の形態では、第1の音導管4とは別に第1の音源3を収納する収納部5を設け、当該収納部5と第1の音導管4とを第2の音導管6で接続したので、第1の連通孔4dと第2の連通孔4eとの間に部材が配置されておらず、第1の連通孔4dと第2の連通孔4eとを結ぶ連通路が真っ直ぐに形成される。そのため、外耳道閉塞効果をより抑制することができる。しかも第1の音導管4内に大きな容量の音響室を確保することができる。その結果、本実施の形態のイヤホン1は、音響特性に優れている。
ここで、イヤホン1のハウジング2には、第1の連通孔4d及び第2の連通孔4eに加えて、第3の連通孔4gも形成されていることが好ましい。第3の連通孔4gは、使用者の外耳道への挿脱方向に見て当該外耳道の配置領域外に配置されている。本実施の形態の第3の連通孔4gは、テーパー部分4bにおける蓋部分4c側の縁に沿って複数個形成されている。これにより、第1の連通孔4d及び第2の連通孔4eとの相乗効果が生まれ、イヤホンの無い耳の状態により近づけることができる。その結果、より自然な音像定位が実現できる。
また、連通孔を通した音の伝搬は、使用者の耳介の影響と密接に関係するため耳介と影響可能な範囲に連通孔を配置する必要がある。そこで、第1の連通孔4d、第2の連通孔4e及び第3の連通孔4gは、図2に示すように、使用者の外耳道への挿脱方向に沿って当該使用者の耳珠先端から約20mmの範囲内に配置されていることが好ましい。これにより、連通孔を通した音は耳介と影響しイヤホンの無い耳の状態に近づけることができる。
さらに、イヤホン1は、図示を省略するが、所謂ノイズキャンセラーを備えていることが好ましい。つまり、イヤホン1は、イヤホン1の周囲の音を検出する検出部、検出部の検出信号に対して逆位相の信号を生成する制御部及び制御部が生成した逆位相の信号を出力する第2の音源を備えていることが好ましい。これにより、連通孔から漏れ出た音を打ち消すことができる。このとき、検出部の検出信号に基づいて第1の音源3及び第2の音源を制御することが好ましい。例えばイヤホン1の外部の音が大きい場合には、第1の音源3及び第2の音源から出力される音を大きくし、イヤホン1の外部の音が小さい場合には、第1の音源3及び第2の音源から出力される音を小さくする。
<実施の形態2>
本実施の形態のイヤホンは、特性が略等しい(即ち、再生周波数帯が略等しい)複数の第1の音源を備えている。なお、本実施の形態のイヤホンは、実施の形態1のイヤホンと略同様の構成であるため、重複する説明は省略し、同一の要素には同一の符号を用いて説明する。
図7は、本実施の形態のイヤホン41を概略的に示す縦断面図である。図7に示すように、本実施の形態のイヤホン41は、特性が略等しい複数(図示例では2つ)の第1の音源42を備えている。第1の音源42は、実施の形態1の第1の音源3と略同様の構成とされており、信号線8を介して外部の制御装置9から入力される制御信号に基づいて駆動する。ちなみに、本実施の形態の収納部5は、複数の第1の音源42から出力される音が第2の音導管6に良好に導かれるように、当該第2の音導管6に向かって縮径する形状とされている。
制御信号としては、第1の音源42毎に同一の信号が入力される場合や、第1の音源42毎に異なる信号が入力される場合がある。これらの第1の音源42を用いたり、第1の音源42を個別の信号で駆動させたりすることにより、より良好な音像定位が得られる。
例えばイヤホンが3つの第1の音源を備える場合、1つ目の第1の音源は2kHzより低い帯域(低周波)、2つ目の第1の音源は2kHz〜4kHzの帯域、3つ目の第1の音源は4kHz〜6kHzの帯域を強調させた制御信号で駆動させるとか、可聴帯域全体を3分割して各周波数帯域を強調した制御信号で駆動させるなどが考えられる。つまり、複数の第1の音源の特性が略等しい場合において、第1の音源毎の再生周波数帯域を異なる制御信号で制御することができる。
<実施の形態3>
本実施の形態のイヤホンは、特性が異なる複数の第1の音源を備えている。なお、本実施の形態のイヤホンは、実施の形態1のイヤホンと略同様の構成であるため、重複する説明は省略し、同一の要素には同一の符号を用いて説明する。
図8は、本実施の形態のイヤホン51を概略的に示す縦断面図である。図8に示すように、本実施の形態のイヤホン51は、特性が異なる複数(図示例では2つ)の第1の音源52を備えている。これらの第1の音源52は、実施の形態1の第1の音源3と略同様の構成とされており、信号線8を介して外部の制御装置9から入力される制御信号に基づいて駆動する。
制御信号としては、実施の形態2と同様に第1の音源52毎に同一の信号が入力される場合や、第1の音源52毎に異なる信号が入力される場合がある。これらの第1の音源52を用いたり、第1の音源52を個別の信号で駆動させたりすることにより、より良好な音像定位が得られる。
例えばイヤホンが3つの第1の音源を備える場合、1つ目の第1の音源は2kHzより低い帯域(低周波)、2つ目の第1の音源は2kHz〜4kHzの帯域、3つ目の第1の音源は4kHz〜6kHzの帯域を強調させた特性とすれば、同一の制御信号で駆動させたとしても各周波数を異なる信号で駆動させた場合と同様の効果が得られる。
また、同様に可聴帯域全体を3分割して各周波数帯域を強調する第1の音源を複数備える構成なども考えられる。
更に、第1の音源の特性毎に制御信号を変更することにより周波数特性を強調したり弱めたりすること等もできる。
<実施の形態4>
本実施の形態のイヤホンは、第1の音導管4における第1の連通孔4dに対して逆側の開口部に第1の音源の収納部が連結されている。なお、本実施の形態のイヤホンは、実施の形態1のイヤホンと略同様の構成であるため、重複する説明は省略し、同一の要素には同一の符号を用いて説明する。
図9は、本実施の形態のイヤホン21を概略的に示す縦断面図である。図9に示すように、収納部22が第1の音導管4における第1の連通孔4d側に対して逆側の端部に連結されている。つまり、実施の形態1のイヤホン1の蓋部分4cの代わりに、収納部22が第1の音導管4に連結されている。ここで、第1の連通孔4dの中心は、使用者の外耳道の略中心線L上に配置されている。
収納部22は、第1の音源23を収納する。この収納部22は、使用者側の側部22a、周側部22b及び使用者側に対して逆側の側部22cを備えており、基本形態が中空の円柱形状に形成されている。収納部22は、第1の音導管4における第1の連通孔4d側に対して逆側の端部から連続している。
使用者側の側部22aは、例えば使用者の外耳道の中心線Lに対して直交するように配置されており、第1の音導管4における第1の連通孔4d側に対して逆側の端部に連結されている。使用者側の側部22aの略中央部には、第1の音導管4と収納部22とを連通させる第4の連通孔22dが形成されている。つまり、使用者側の側部22aは、第1の音導管4と収納部22とを連結する音導管として機能する。
第4の連通孔22dは、使用者の外耳道への挿脱方向に見て例えば円形に形成されており、中心が使用者の外耳道の略中心線L上に配置されている。但し、第4の連通孔22dの形状は、特に限定されず、第4の連通孔22dの中心が使用者の外耳道の略中心線L上に配置されていればよい。ちなみに、本実施の形態では、第4の連通孔22dに連通して使用者側に対して逆側の側部22cに向かって突出する連通路22eが使用者側の側部22aに設けられている。
使用者側の側部22aにおける第4の連通孔22dの周辺には、第5の連通孔22fが形成されている。つまり、第5の連通孔22fは、第4の連通孔22dを囲むように配置されている。
周側部22bは、使用者側の側部22aと使用者側に対して逆側の側部22cとを連結する。周側部22bの外径は、第1の音導管4における第1の連通孔4d側に対して逆側の端部の外径と略等しい。
使用者側に対して逆側の側部22cは、例えば使用者の外耳道の中心軸Lに対して直交するように配置されている。使用者側に対して逆側の側部22cには、収納部22と外部とを連通させる第2の連通孔22gが形成されている。
第2の連通孔22gは、使用者の外耳道への挿脱方向に見て例えば円形に形成されており、中心が使用者の外耳道の略中心線L上に配置されている。つまり、第1の連通孔4dの中心、第4の連通孔22dの中心及び第2の連通孔22gの中心は、使用者の外耳道の略中心軸L上に配置されている。但し、第2の連通孔22gの形状は、特に限定されず、第2の連通孔22gの中心が使用者の外耳道の略中心線L上に配置されていればよい。
第1の音源23は、磁石24、ムービングコイル25及び振動板26等を備えており、使用者側から順に振動板26、ムービングコイル25、磁石24の順で配置されている。磁石24、ムービングコイル25及び振動板26は、使用者の外耳道への挿脱方向に見て少なくとも第4の連通孔22dと重なる領域に連通孔が形成されている。
本実施の形態の磁石24は、使用者の外耳道への挿脱方向に見て第2の連通孔22gと重なる領域に連通孔24aを有する円筒形状に形成されている。そして、磁石24は、使用者側に対して逆側の側部22cに固定されている。
ムービングコイル25は、使用者の外耳道への挿脱方向に見て第2の連通孔22gと重なる領域に連通孔25aを有する円筒形状に形成されている。振動板26は、使用者の外耳道への挿脱方向に見て第4の連通孔22dと重なる領域に連通孔26aを有する円盤形状に形成されている。
振動板26は、ムービングコイル25における使用者側の面に接合されている。そして、振動板26は、弾性支持体27を介して周側部22bと連通路22eとに連結されている。これにより、ムービングコイル25及び振動板26は、収納部22に支持されている。
このように第1の連通孔4dの中心、第4の連通孔22dの中心及び第2の連通孔22gの中心を使用者の外耳道の略中心線L上に配置したので、外耳道閉塞効果を抑制することができ、結果として優れた音響特性を得ることができる。
<実施の形態5>
本実施の形態のイヤホンは、複数の第1の音源を備えている。なお、本実施の形態のイヤホンは、実施の形態4のイヤホン21と略同様の構成とされているため、重複する説明は省略し、同一の要素には同一の符号を用いて説明する。
図10は、本実施の形態のイヤホンを概略的に示す縦断面図である。図10に示すように、本実施の形態のイヤホン61も、収納部62が第1の音導管4における第1の連通孔4d側に対して逆側の端部に連結されており、収納部62内に複数の第1の音源63が収納されている。
詳細には、収納部62は、使用者側の側部62a、周側部62b及び使用者側に対して逆側の側部62cを備えており、基本形態が中空の円柱形状に形成されている。収納部62は、第1の音導管4における第1の連通孔4d側に対して逆側の端部から連続している。
使用者側の側部62aは、例えば使用者の外耳道の中心線Lに対して直交するように配置されており、第1の音導管4における第1の連通孔4d側に対して逆側の端部に連結されている。使用者側の側部62aの略中央部には、第1の音導管4と収納部62とを連通させる第4の連通孔62dが形成されている。
第4の連通孔62dは、使用者の外耳道への挿脱方向に見て例えば円形に形成されており、中心が使用者の外耳道の略中心線L上に配置されている。但し、第4の連通孔62dの形状は、特に限定されず、第4の連通孔62dの中心が使用者の外耳道の略中心線L上に配置されていればよい。
使用者側の側部62aにおける第4の連通孔62dの周辺には、複数の第5の連通孔62eが形成されている。つまり、複数の第5の連通孔62eは、第4の連通孔62dを囲むように配置されている。本実施の形態の第5の連通孔62eは、第1の音源63の配置に対応するように配置されており、使用者の外耳道への挿脱方向に見て例えば当該中心線Lを中心とする点対称に配置されている。
使用者側に対して逆側の側部62cは、例えば使用者の外耳道の中心軸Lに対して直交するように配置されている。使用者側に対して逆側の側部62cには、収納部62と外部とを連通させる第2の連通孔62fが形成されている。
第2の連通孔62fは、使用者の外耳道への挿脱方向に見て例えば円形に形成されており、中心が使用者の外耳道の略中心線L上に配置されている。そして、第2の連通孔62fは、使用者の外耳道への挿脱方向に見て第4の連通孔62dと略重なるように配置され、第4の連通孔62dと略等しい直径とされている。なお、第2の連通孔62fの形状は、特に限定されず、第2の連通孔62fの中心が使用者の外耳道の略中心線L上に配置されていればよい。
第2の連通孔62fと第4の連通孔62dとは、連通路62gによって連結されている。連通路62gは、円筒形状に形成されており、中心が使用者の外耳道の略中心線L上に配置されている。つまり、第1の連通孔4dの中心、第4の連通孔62dの中心、連通路62gの中心及び第2の連通孔62fの中心は、使用者の外耳道の略中心軸L上に配置されている。
周側部62bは、使用者側の側部62aと使用者側に対して逆側の側部62cとを連結する。周側部62bの外径は、第1の音導管4における第1の連通孔4d側に対して逆側の端部の外径と略等しい。
第1の音源63は、実施の形態2や3の第1の音源と同様の構成とされている。つまり、複数の第1の音源63は、特性の等しい複数の第1の音源63、特性の異なる複数の第1の音源63、又はそれらの組み合わせであり、第1の音源63毎に等しい制御信号、又は異なる制御信号が入力される。
これらの第1の音源63は夫々、第5の連通孔62eに対応するように収納部62内に収容されている。例えば、使用者の外耳道への挿脱方向に見て第1の音源63の中心と第5の連通孔62eの中心とが略等しい位置に配置されている。
このようなイヤホン61は、第1の連通孔4dの中心、第4の連通孔62dの中心、連通路62gの中心及び第2の連通孔62fの中心を使用者の外耳道の略中心線L上に配置したので、外耳道閉塞効果を抑制することができ、結果として優れた音響特性を得ることができる。
<実施の形態6>
本実施の形態のイヤホンも、複数の第1の音源を備えている。なお、本実施の形態のイヤホンは、実施の形態5のイヤホン61と略同様の構成とされているため、重複する説明は省略し、同一の要素には同一の符号を用いて説明する。
図11は、本実施の形態のイヤホンを概略的に示す正面図である。図12は、本実施の形態のイヤホンを概略的に示す縦断面図である。図11及び図12に示すように、本実施の形態のイヤホン71も、収納部72が第1の音導管4における第1の連通孔4d側に対して逆側の端部に連結されており、収納部72内に複数の第1の音源63が収納されている。
詳細には、収納部72は、周側部72a及び使用者側に対して逆側の側部72bを備えており、第1の音導管4における第1の連通孔4d側に対して逆側の端部から連続して使用者に対して逆側に拡径する形状とされている。例えば、収納部72は、4つの等しい円錐形状を1つに束ねた際に形成される外形の如き外形を有し、内部に中空部を有する。そして、収納部72は、第1の音導管4と遮る物なく連通されている。
使用者側に対して逆側の側部72bは、例えば使用者の外耳道の中心軸Lに対して直交するように配置されている。この使用者側に対して逆側の側部72bは、使用者の外耳道への挿脱方向に所定の厚さを有し、複数の第1の音源63が嵌め込まれる嵌合部72cが形成されている。
また、使用者側に対して逆側の側部72bには、収納部72と外部とを連通させる第2の連通孔72dが形成されている。第2の連通孔72dは、例えば使用者の外耳道への挿脱方向に見て円形に形成されており、中心が使用者の外耳道の略中心線L上に配置されている。なお、第2の連通孔72dの形状は、特に限定されず、第2の連通孔72dの中心が使用者の外耳道の略中心線L上に配置されていればよい。
さらに、使用者側に対して逆側の側部72bには、第2の連通孔72dに連通して使用者側に向かって突出する連通路72eが設けられている。本実施の形態の連通路72eは、例えば円筒形状に形成されており、連通路72eの中心が使用者の外耳道の略中心線L上に配置されている。つまり、第1の連通孔4dの中心、連通路72eの中心及び第2の連通孔72dの中心とは、使用者の外耳道の略中心軸L上に配置されている。
第1の音源63は夫々、収納部72の嵌合部72cに嵌め込まれている。嵌合部72cに嵌め込まれた第1の音源63は、例えば、使用者の外耳道への挿脱方向に見て当該外耳道の中心線Lを中心とする点対称に配置される。
このようなイヤホン71は、第1の連通孔4dの中心、連通路72eの中心及び第2の連通孔72dの中心を使用者の外耳道の略中心線L上に配置したので、外耳道閉塞効果を抑制することができ、結果として優れた音響特性を得ることができる。
<実施の形態7>
本実施の形態のイヤホンは、所謂ノイズキャンセラーを備えている。なお、本実施の形態のイヤホンは、実施の形態4のイヤホン21と略同様の構成とされているため、重複する説明は省略し、同一の要素には同一の符号を用いて説明する。
図13は、本実施の形態のイヤホン31を概略的に示す縦断面図である。図13に示すように、収納部22内に第1の音源23に加えてノイズキャンセラー32が収納されている。ノイズキャンセラー32は、一般的なノイズキャンセラーと同様に、検出部33、制御装置34及び出力部35を備えている。
本実施の形態では、第2の連通孔22gと連通して使用者側に突出する連通路22hが使用者側に対して逆側の側部22cに設けられている。また、使用者側に対して逆側の側部22cには、ノイズキャンセラー32で生成された音を放出する第6の連通孔22iが形成されている。さらに、周側部22bには、磁石24を支持するための支持部22jが形成されている。
検出部33は、マイクロフォンを備えており、イヤホン31の周囲の音を検出し、信号線36を介して検出信号を制御装置34に出力する。検出部33は、使用者側に対して逆側の側部22cに設けられている。
制御装置34は、入力された検出信号の逆位相の信号を生成し、信号線36を介して生成した信号を出力部35に出力する。なお、制御装置34としては、実施の形態1の制御装置9を用いることができる。
出力部35は、第2の音源として機能する。つまり、出力部35は、第1の音源23と共通要素である磁石24、ムービングコイル37及び振動板38を備えており、使用者側から順に、磁石24、ムービングコイル37、振動板38の順で配置されている。
磁石24は、周側部22bに形成された支持部22jに支持されている。ムービングコイル37及び振動板38は、使用者の外耳道への挿脱方向に見て第2の連通孔22g及び第4の連通孔22dと重なる領域に連通孔が形成されている。
本実施の形態のムービングコイル37は、使用者の外耳道への挿脱方向に見て第2の連通孔22g及び第4の連通孔22dと重なる領域に連通孔37aを有する円筒形状に形成されている。振動板38は、使用者の外耳道への挿脱方向に見て第2の連通孔22g及び第4の連通孔22dと重なる領域に連通孔38aを有する円盤形状に形成されている。
振動板38は、ムービングコイル37の使用者側に対して逆側の面に接合されている。そして、振動板38は、弾性支持体39を介して周側部22bと連通路22hとに連結されている。これにより、ムービングコイル37及び振動板38は、収納部22に支持されている。
このようなノイズキャンセラー32は、第2の連通孔22g及び第3の連通孔4gから放出される音を検出部33で検出し、検出信号の逆位相の信号を制御装置34によって生成し、生成した信号を出力部35から第6の連通孔22iを介してイヤホン31の外部に放出する。
そのため、本実施の形態のイヤホン31は、実施の形態2のイヤホン21の効果に加えて、第2の連通孔22g及び第3の連通孔4gから放出される音をノイズキャンセラー32によって減音することができ、周囲への音漏れを抑制することができる。
このとき、検出部33の検出信号に基づいて第1の音源23及び出力部35を制御することが好ましい。例えばイヤホン31の外部の音が大きい場合には、第1の音源23及び出力部35から出力される音を大きくし、イヤホン31の外部の音が小さい場合には、第1の音源3及び出力部35から出力される音を小さくする。
<他の実施の形態>
実施の形態1乃至7のイヤホンは、図示を省略するが、イヤホンの姿勢を検出する姿勢検出部を備えていることが好ましい。姿勢検出部としては、加速度センサやジャイロセンサを用いることができる。
姿勢検出部によってイヤホンの姿勢を検出することで、使用者の頭部の動きに対して音像定位位置を制御し空間に音像が固定しているかのような音像を再現することができる。
本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
ハウジングと、
前記ハウジングに搭載され、音波を生成して前記ハウジング内に出力する第1の音源と、
を備え、
前記ハウジングは、
使用者の耳穴に挿脱され、使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の配置領域内において、使用者側の部分に形成される外部との第1の連通孔と前記使用者側に対して逆側の部分に形成される外部との第2の連通孔とを有する第1の音導管と、
前記第1の音源が収納される収納部と、
前記第1の音導管と前記収納部とを連通させる第2の音導管と、
を備えるイヤホン。
(付記2)
前記第1の連通孔の中心及び前記第2の連通孔の中心は、使用者の耳穴の略中心軸上に配置される付記1に記載のイヤホン。
(付記3)
前記第1の音導管は、使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の配置領域外に形成される外部との第3の連通孔を備える付記1又は2に記載のイヤホン。
(付記4)
前記第1の音源を複数備える付記1乃至3のいずれか1項に記載のイヤホン。
(付記5)
複数の第1の音源は、再生周波数帯域が異なる第1の音源を備える付記4に記載のイヤホン。
(付記6)
複数の第1の音源は、同一又は個別の制御信号により駆動する付記4又は5に記載のイヤホン。
(付記7)
前記第1の連通孔、前記第2の連通孔、又は前記第3の連通孔は、使用者の耳穴にイヤホンが挿入された状態で、使用者の耳穴への挿脱方向に沿って、耳珠先端から略20mmの範囲内に配置されている付記3乃至6に記載のイヤホン。
(付記8)
イヤホンの周囲の音を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出信号に対して逆位相の信号を生成する制御手段と、
前記制御手段が生成した逆位相の信号を出力する第2の音源と、
を備える付記1乃至7のいずれか1項に記載のイヤホン。
(付記9)
前記制御手段は、前記検出手段の検出信号に基づいて、前記第1の音源又は前記第2の音源を制御する付記8に記載のイヤホン。
(付記10)
イヤホンの姿勢を検出する姿勢検出部を備える付記1乃至9のいずれか1項に記載のイヤホン。
(付記11)
ハウジングと、
前記ハウジングに搭載され、音波を生成して前記ハウジング内に出力する第1の音源と、
を備え、
使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の略中心軸上に第1の連通孔の中心が配置されるように、前記第1の連通孔が前記ハウジングの使用者側の部分に形成され、
使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の略中心軸上に第2の連通孔の中心が配置されるように、前記第2の連通孔が前記ハウジングの使用者側に対して逆側の部分に形成され、
前記第1の音源は、使用者の耳穴の中心軸と干渉しないように配置されているイヤホン。
(付記12)
前記第1の連通孔の中心及び前記第2の連通孔の中心は、使用者の耳穴の略中心軸上に配置される付記11に記載のイヤホン。
(付記13)
前記第1の音導管は、使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の配置領域外に形成される外部との第3の連通孔を備える付記11又は12に記載のイヤホン。
(付記14)
前記第1の音源を複数備える付記11乃至13のいずれか1項に記載のイヤホン。
(付記15)
複数の第1の音源は、再生周波数帯域が異なる第1の音源を備える付記14に記載のイヤホン。
(付記16)
複数の第1の音源は、同一又は個別の制御信号により駆動する付記14又は15に記載のイヤホン。
(付記17)
前記第1の連通孔、前記第2の連通孔、又は前記第3の連通孔は、使用者の耳穴にイヤホンが挿入された状態で、使用者の耳穴への挿脱方向に沿って、耳珠先端から略20mmの範囲内に配置されている付記13乃至16に記載のイヤホン。
(付記18)
イヤホンの周囲の音を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出信号に対して逆位相の信号を生成する制御手段と、
前記制御手段が生成した逆位相の信号を出力する第2の音源と、
を備える付記11乃至17のいずれか1項に記載のイヤホン。
(付記19)
前記制御手段は、前記検出手段の検出信号に基づいて、前記第1の音源又は前記第2の音源を制御する付記18に記載のイヤホン。
(付記20)
イヤホンの姿勢を検出する姿勢検出部を備える付記11乃至19のいずれか1項に記載のイヤホン。
(付記21)
使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の略中心軸上に第1の連通孔が配置されるように、前記第1の連通孔をハウジングの使用者側の部分に形成する工程と、
使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の略中心軸上に第2の連通孔が配置されるように、前記第2の連通孔を前記ハウジングの使用者側に対して逆側の部分に形成する工程と、
前記ハウジングに搭載され、音波を生成して前記ハウジング内に出力する第1の音源を使用者の耳穴の中心軸と干渉しないように配置する工程と、
を備えるイヤホンの製造方法。
1 イヤホン
2 ハウジング
3 第1の音源
4 第1の音導管、4a 円筒部分、4b テーパー部分、4c 蓋部分、4d 第1の連通孔、4e 第2の連通孔、4f 開口部、4g 第3の連通孔
5 収納部、5a 開口部
6 第2の音導管
7 イヤピース
8 信号線
9 制御装置
10a 、10b 分割片
21 イヤホン
22 収納部、22a 使用者側の側部、22b 周側部、22c 使用者側に対して逆側の側部、22d 第4の連通孔、22e 連通路、22f 第5の連通孔、22g 第2の連通孔、22h 連通路、22i 第6の連通孔、22j 支持部
23 第1の音源
24 磁石、24a 連通孔
25 ムービングコイル、25a 連通孔
26 振動板、26a 連通孔
27 弾性支持体
31 イヤホン
32 ノイズキャンセラー
33 検出部
34 制御装置
35 出力部
36 信号線
37 ムービングコイル、37a 連通孔
38 振動板、38a 連通孔
39 弾性支持体
41 イヤホン
42 第1の音源
51 イヤホン
52 第1の音源
61 イヤホン
62 収納部、62a 使用者側の側部、62b 周側部、62c 使用者側に対して逆側の側部、62d 第4の連通孔、62e 第5の連通孔、62f 第2の連通孔、62g 連通路
63 第1の音源
71 イヤホン
72 収納部、72a 周側部、72b 使用者側に対して逆側の側部、72c 嵌合部、72d 第2の連通孔、72e 連通路
L 使用者の耳穴の中心線

Claims (10)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに搭載され、音波を生成して前記ハウジング内に出力する第1の音源と、
    を備え、
    前記ハウジングは、
    使用者の耳穴に挿脱され、使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の配置領域内において、使用者側の部分に形成される外部との第1の連通孔と前記使用者側に対して逆側の部分に形成される外部との第2の連通孔とを有する第1の音導管と、
    前記第1の音源が収納される収納部と、
    前記第1の音導管と前記収納部とを連通させる第2の音導管と、
    を備えるイヤホン。
  2. 前記第1の連通孔の中心及び前記第2の連通孔の中心は、使用者の耳穴の略中心軸上に配置される請求項1に記載のイヤホン。
  3. 前記第1の音導管は、使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の配置領域外に形成される外部との第3の連通孔を備える請求項1又は2に記載のイヤホン。
  4. 前記第1の音源を複数備える請求項1乃至3のいずれか1項に記載のイヤホン。
  5. 前記第1の連通孔、前記第2の連通孔、又は前記第3の連通孔は、使用者の耳穴にイヤホンが挿入された状態で、使用者の耳穴への挿脱方向に沿って、耳珠先端から略20mmの範囲内に配置されている請求項3に記載のイヤホン。
  6. イヤホンの周囲の音を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出信号に対して逆位相の信号を生成する制御手段と、
    前記制御手段が生成した逆位相の信号を出力する第2の音源と、
    を備える請求項1乃至5のいずれか1項に記載のイヤホン。
  7. 前記制御手段は、前記検出手段の検出信号に基づいて、前記第1の音源又は前記第2の音源を制御する請求項6に記載のイヤホン。
  8. イヤホンの姿勢を検出する姿勢検出部を備える請求項1乃至7のいずれか1項に記載のイヤホン。
  9. ハウジングと、
    前記ハウジングに搭載され、音波を生成して前記ハウジング内に出力する第1の音源と、
    を備え、
    使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の略中心軸上に第1の連通孔の中心が配置されるように、前記第1の連通孔が前記ハウジングの使用者側の部分に形成され、
    使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の略中心軸上に第2の連通孔の中心が配置されるように、前記第2の連通孔が前記ハウジングの使用者側に対して逆側の部分に形成され、
    前記第1の音源は、使用者の耳穴の中心軸と干渉しないように配置されているイヤホン。
  10. 使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の略中心軸上に第1の連通孔が配置されるように、前記第1の連通孔をハウジングの使用者側の部分に形成する工程と、
    使用者の耳穴への挿脱方向に見て前記耳穴の略中心軸上に第2の連通孔が配置されるように、前記第2の連通孔を前記ハウジングの使用者側に対して逆側の部分に形成する工程と、
    前記ハウジングに搭載され、音波を生成して前記ハウジング内に出力する第1の音源を使用者の耳穴の中心軸と干渉しないように配置する工程と、
    を備えるイヤホンの製造方法。
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