JP2021100230A - 聴取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーディオ信号に基づく再生音が外部に漏れることなく、また外部音を聴くことができ、しかも再生音の音質を向上させることができる聴取装置を提供する。【解決手段】ヘッドフォン装置に設けられる聴取装置3は、聴取用音響部10と相殺用音響部20を有している。聴取用音響部10の聴取用振動板32aからの内側(X1側)に生じる音圧は聴取空間61に与えられ、耳52で聴くことができる。聴取用音響部10の聴取用振動板32aと相殺用音響部20の相殺用振動板32bは、内外方向(X1−X2方向)に同じ位相で同期して振動する。そのため、外部連通空間63から外部に再生音が洩れることがない。しかも外部の環境音は、聴取用振動板32aを通過して耳52で聴くことができる。【選択図】図4

Description

本発明は、聴取する再生音の音質が良好で、外部に再生音が漏れにくく、しかも外部の音を聴くことも可能な聴取装置に関する。
特許文献1に2つのドライバユニットを備えたヘッドホンに関する発明が記載されている。
このヘッドホンは、イヤパッドとこれを支持するバッフル板とで、利用者の耳を囲む第1空気室が形成されており、バッフル板に第1ドライバユニットが支持されている。バッフル板の外側に隔壁が設けられ、バッフル板と隔壁との間に、第1ドライバユニットの後部空気室が形成されている。また、バッフル板には、隔壁を覆うようにハウジングが固定されており、ハウジング内に第2バッフル板が設けられ、第2バッフル板に第2ドライバユニットが支持されている。隔壁と第2ドライバユニットとの間に第2空気室が形成され、第2バッフル板とハウジングの裏面部との間に、第2ドライバユニットの後部空気室が形成されている。
前記イヤパッドの内部にマイクロホンが配置されており、バッフル板に形成された音響孔によって、マイクロホンと第2空気室とが連通している。またイヤパッドには、マイクロホンに対向する位置に開口が形成されている。開口を経てマイクロホンで取得された外来音による信号、およびマイクロホンで取得された第1ドライバユニットからの再生音による信号は、パワーアンプで増幅されさらに位相反転されてキャンセル信号が生成される。このキャンセル信号が第2ドライバユニットに供給され、第2ドライバユニットから第2空気室にキャンセル音が放射される。このキャンセル音は第2空気室に連通する音響孔からイヤパッド内のマイクロホンに与えられる。
マイクロホンは、イヤパッドと利用者の側頭部との圧着位置に設けられているため、この圧着位置で外来音による音圧が上昇すると、外来音による音圧が第2ドライバユニットによりキャンセルされる。また、圧着位置において第1ドライバユニットからの音圧が上昇した場合には、第2ドライバユニットの音圧によってキャンセルされる。
特開2015−2450号公報
特許文献1に記載されたヘッドホンは、マイクロホンで取得した信号に基づいて第2ドライバユニットでキャンセル音を発生させることにより、イヤパッドと側頭部との圧着位置から外来音が入り込むことを抑制し、さらに第1ドライバユニットの再生音が前記圧着位置から外部に洩れ出るのを抑制する、というものである。
最近のヘッドホンなどの聴取装置は、再生音が外部に漏れないのみならず、再生音を聴取中に、外部の音も聴くことができる機能を有するものが求められている。
しかし、特許文献1に記載されたヘッドホンでは、外部の音を聴くことができず、再生音についても、側頭部とイヤパッドとの圧着位置において局部的にキャンセルしているため、生成音の外への漏れを抑制する機能が完全とは言えない。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、外部に再生音が漏れにくく、外部の音も聴くことが可能で、しかも聴取する再生音の音質が良好な聴取装置を提供することを目的としている。
本発明は、音圧を発生する発音機構を備えた聴取装置において、
耳を含んだ聴取空間を形成する聴取用音響部と、前記聴取用音響部よりも耳から離れた位置に設けられて遮音空間を有する相殺用音響部と、前記聴取用音響部と前記相殺用音響部材との間に形成されて外部空間と通じる外部連通空間とが設けられ、
前記聴取用音響部には、前記聴取空間と前記外部連通空間との間に位置する聴取用振動板を備えた第1発音機構が設けられ、前記相殺用音響部には、前記遮音空間と前記外部連通空間との間に位置する相殺用振動板を備えた第2発音機構とが設けられており、
前記第1発音機構と前記第2発音機構に与えられる駆動信号によって、前記聴取用振動板と前記相殺用振動板とが、同じ方向へ振動させられることを特徴
とするものである。
本発明の聴取装置は、前記第1発音機構に含まれる第1磁気回路と、前記第2発音機構に含まれる第2磁気回路とが、同じ構造で同じ寸法であり、前記聴取用振動板と前記相殺用振動板とが、同じ構造で同じ寸法であることが好ましい。
さらに、前記聴取用音響部と前記相殺用音響部材との間に、前記外部連通空間を囲む周囲壁部が設けられており、この周囲壁部に、前記外部連通空間と外部空間とを連通する連通穴が形成されている構造が好ましい。
本発明の聴取装置は、第1発音機構で発せられた再生音が外部空間に洩れ出ることがなく、さらに外部空間の音を聴くことができる。また、再生音の音質を良好にでき、外部空間の音も振動板からの再生音ではなく、耳で直接聴くことができるため、違和感なく再生音と外部の音を同時に聴取することができる。
本発明の聴取装置を備えたヘッドフォン装置を示す斜視図、 図1に示した聴取装置の主要部をII−II線で切断した断面斜視図、 図2に示した断面斜視図のうちの第1発音機構と第2発音機構を示す部分断面斜視図、 実施形態の聴取装置が使用者に装着された状態を示す模式図、 (A)(B)(C)は、再生動作時の聴取用振動板と相殺用振動板の動作を示す説明図、
図1にヘッドフォン装置1が示されている。ヘッドフォン装置1は、ヘッドバンド2と、その両端部に固定された一対の聴取装置3すなわち聴取ユニットとを有している。一対の聴取装置3はその構造と寸法が同じであり、図1において左右方向に対称に向けられている。ヘッドフォン装置1は、一対の聴取装置3が、使用者の左右の耳を囲むように配置され、ヘッドバンド2が使用者の頭部に装着されて、ヘッドバンド2の弾性力により、一対の聴取装置3が使用者の側頭部に押し付けられる。
それぞれの聴取装置3は、再生音が外部空間に洩れるのを抑制でき、しかも外部空間の音(外部音)を使用者の耳で直接に聴取できる。また再生音の音質が良好であり、低音領域も再生可能である。図1に示すヘッドフォン装置1の図示左側の聴取装置3の断面斜視図が図2に示されている。図4には、図2に示した聴取装置3が使用者に装着された状態が模式的に示されている。
図2と図4に示されるように、聴取装置3は、聴取用音響部10と、聴取用音響部よりも外側に位置する相殺用音響部20とを有している。図4には、使用者の側頭部51と耳52が示されている。聴取用音響部10が側頭部51において耳52を囲むように装着される。本明細書では、側頭部51に向かう方向(X1方向)を内側方向と呼び、側頭部51から離れる方向(X2方向)を外側方向と呼ぶ。
図2に示されるように、聴取用音響部10は、聴取用支持部材11と、その内側表面11aに固定されたパッド部材12とを有している。聴取用支持部材11は、プラスチック材料または軽金属材料で形成されている。パッド部材12は発泡樹脂など圧縮可能な弾性材料で形成されている。図1に示されるように、聴取用支持部材11の内側表面11aにおいてパッド部材12が長円形の領域を囲むように取り付けられている。図4に示されるように、聴取装置3が使用者に装着されると、パッド部材12が側頭部51に圧接させられ、聴取用音響部10では、聴取用支持部材11とパッド部材12および側頭部51との間に、耳52を囲む聴取空間61が形成される。
図2に示されるように、相殺用音響部20は相殺用支持部材21を有しており、相殺用支持部材21の外側表面21aがケース部材22で覆われている。図2と図4に示されるように、相殺用音響部20には、相殺用支持部材21とケース部材22とで囲まれた遮音空間62が設けられている。遮音空間62は音響的な密閉空間である。音響的な密閉空間とは、相殺用音響部20において生成される相殺用の音圧が、遮音空間62の外側の空間に音響的な影響を与えるほどに洩れ出ることがない、との意味である。すなわち、内外で完全に空気が出入りできないほどの密閉空間を意味しているものではない。
図2に示されるように、相殺用支持部材21の内側表面の周囲には、前方(X1方向)に向けて突出する周囲壁部23が一体に形成されている。周囲壁部23の内方(X1方向)に向く端面23bが、聴取用支持部材11の外側表面11bに突き当てられて接着剤などで固定されている。図1と図2に示されるように、周囲壁部23には、周囲方向に間隔を空けて複数の連通穴23aが開口している。聴取用音響部10を構成する聴取用支持部材11と相殺用音響部20を構成する相殺用支持部材21との間に、外部連通空間(外部連通空間)63が形成されており、この外部連通空間63が、連通穴23bを通じて、聴取装置3の外部空間と連通している。
図2に示されるように、聴取用音響部10に第1発音機構30aが設けられ、相殺用音響部20に第2発音機構30bが設けられている。第1発音機構30aと第2発音機構30bは、同じ構造で同じ寸法で構成されている。ただし、図2および図3に示されるように、第1発音機構30aと第2発音機構30bは、内外方向(X1−X2方向)において、その向きが互いに対称(互いに逆向き)である。図2に示されるように、聴取用音響部10では、聴取用支持部材11の内側表面11aから内側(X1方向)に向けて一体に突出するリング状の支持突部13が一体に形成されている。支持突部13にカバーシート14の周縁部14aが接着されて固定されている。第1発音機構30aの内側(X1側)はカバーシート14で覆われている。カバーシート14は音圧を通過させることが可能な通気性素材で形成されている。
図3に構造の詳細が説明されているように、第1発音機構30aは、支持ブラケット31aを有しており、図2に示されるように、支持ブラケット31aが、聴取用支持部材11の中心部に開口している固定穴に嵌着されて固定されている。支持ブラケット31aは非磁性材料で形成されていることが好ましい。第1発音機構30aでは、支持ブラケット31aの内側(X1側)に聴取用振動板32aが設けられている。聴取用振動板32aは、紙材、不織布、織布、合成樹脂シートのいずれかあるいはこれらのいずれか複数が複合されて形成されている。支持ブラケット31aの外周部に、内側(X1側)に突出するリング状の隆起部が形成されており、聴取用振動板32aの外周縁部33aがこの隆起部に接着固定されている。支持ブラケット31aの複数か所に開口部34aが形成されている。聴取用振動板32aが振動すると、図4に示される聴取空間61に音圧が与えられるとともに、位相が反転した音圧が開口部34aを通過して、外部連通空間63にも与えられる。
図3に示されるように、第1発音機構30aに、第1磁気回路40aが設けられている。第1磁気回路40aは円形の磁性材料で形成された下部ヨーク41aを有しており、この下部ヨーク41aが支持ブラケット31aに形成された穴内に固定されている。下部ヨーク41aの内側(X1側)に磁石42aが固定され、磁石42aの内側に、磁性材料で形成された上部ヨーク43aが固定されている。上部ヨーク43aの外周面と下部ヨーク41aとの間に磁気ギャップGaが形成されている。聴取用振動板32aには外側(X2側)に向くボイスコイル44aが固定されており、ボイスコイル44aが磁気ギャップGa内に配置されている。
前述のように、第2発音機構30bは、第1発音機構30aと同じ構造で同じ寸法に構成されている。すなわち、第2発音機構30bは、開口部34bを有する支持ブラケット31bを有し、支持ブラケット31bが相殺用支持部材21の中心部に開口している固定穴に嵌着されている。支持ブラケット31bの外側(X2側)に相殺用振動板32bが設けられ、その外周縁部33bが支持ブラケット31bの外側に接着されている。支持ブラケット31bに第2磁気回路40bが固定されている。第2磁気回路40bは、下部ヨーク41bと磁石42bおよび上部ヨーク43bを有しており、上部ヨーク43bの外周面と下部ヨーク41bとの間に磁気ギャップGbが形成されている。相殺用振動板32bに設けられたボイスコイル44bが磁気ギャップGb内に位置している。
第1発音機構30aと第2発音機構30bとでは、第1磁気回路40aと第2磁気回路40bとが同じ構造で同じ寸法であり、聴取側振動板32aと相殺用振動板32bも同じ構造で同じ寸法である。また、支持ブラケット31aと支持ブラケット31bは同じ構造で同じ寸法である。
図2と図4に示されるように、第1発音機構30aに設けられた聴取用振動板32aは、聴取空間61と外部連通空間63の間(境界部)に位置しており、第2発音機構30bに設けられた相殺用振動板32bは、遮音空間62と外部連通空間63との間(境界部)に位置している。
次に、前記聴取装置3の動作を説明する。
図1に示されているヘッドフォン装置1では、使用者の左右の耳に装着される2つの聴取装置3に対してステレオのオーディオ信号が与えられる。以下では、図1の図示左側の聴取装置3の動作を説明するが、図示右側の聴取装置3の動作も同じである。
図4に示すように、第1発音機構30aの第1磁気回路40aに設けられたボイスコイル44aと、第2発音機構30bの第2磁気回路40bに設けられたボイスコイル44bに対して、オーディオ回路71からオーディオ信号(駆動信号)が与えられる。第1発音機構30aのボイスコイル44aには再生音として耳52に与えるべきオーディオ信号が与えられるが、第2発音機構30bのボイスコイル44bには、第1発音機構30aに与えられるオーディオ信号とは位相が反転したキャンセル信号が与えられる。
その結果、第1発音機構30aに設けられた聴取用振動板32aと、第2発音機構30bに設けられた相殺用振動板32bは、内外方向(X1−X2方向)で同じ方向に振動させられる。図5(A)(B)(C)には、聴取用振動板32aと相殺用振動板32bの動作が模式的に示されている。前記オーディオ信号とキャンセル信号が与えられると、聴取用振動板32aと相殺用振動板32bは、理想的には、内外方向(X1−X2方向)の間隔dが変化することなく、内側方向(X1方向)と外側方向(X2方向)に向けて同期して振動する。
図2に示されるように、聴取用音響部10と相殺用音響部20との間に外部連通空間63が形成されている。図3に示すように、聴取用振動板32aが振動したときの音圧が、支持ブラケット31aの開口部34aを通じて外部連通空間63に与えられ、相殺用振動板32bが振動したときの音圧が、支持ブラケット31bの開口部34bを通じて外部連通空間63に与えられる。図5に示されるように、聴取用振動板32aと相殺用振動板32bは内外方向(X1−X2方向)で同じ方向に同期して振動するため、外部連通空間63には、オーディオ信号による音圧が実質的に発生しない。
聴取用音響部10に設けられた第1発音機構30aと相殺用音響部20に設けられた第2発音機構30bは、同じ構造で同じ寸法であり、互いに音響特性が近似している。そのため、聴取用振動板32aと相殺用振動板32bとを図5(A)(B)(C)に示すように同期して振動させることが可能になり、外部連通空間63内に音圧が発生するのを効果的に抑制できる。
図4の模式図にも示されるように、聴取用音響部10では、聴取用振動板32aが振動したときに、内側(X1側)に与えられる音圧がカバーシート14を介して聴取空間61に与えられて、オーディオ信号に基づく再生音が耳52で聴取される。音圧はほぼ閉鎖空間である聴取空間61に与えられるため、耳52の鼓膜に音圧が効果的に作用し、低音再生能力も高くなり、再生音を高音質で聴くことができる。また、聴取用音響部10の外側は外部連通空間63であり、開口部34aを通じて、聴取用振動板32aが外部空間に接している。聴取用音響部10では、聴取用振動板32aを外側(X2側)から拘束する閉鎖空間が存在していないため、外側が解放された開放型フォン(オープンエア型フォン)と同等に機能する。そのため、耳52によって高音質の再生音を聴くことができる。
相殺用音響部20では、相殺用振動板32bの振動で内側(X1側)に発生する音圧が、支持ブラケット31bの開口部34bを経て外部連通空間63に与えられる。図5(A)(B)(C)に示されるように、相殺用振動板32bが、聴取用振動板32aと同期して内外方向(X1−X2方向)の同じ方向へ振動するため、外部連通空間63に実質的に音圧が発生しない。そのため、外部連通空間63が連通穴23bを経て外部空間に連通していても、オーディオ信号に基づく再生音の音圧が、外部連通空間63から外部空間に洩れ出ることはない。また、相殺用振動板32bの外側(X2側)は、ケース部材22で囲まれて音響的に閉鎖空間である遮音空間62となっているため、相殺用振動板32bから後方(X2方向)に与えられる音圧も外部に洩れにくくなっている。
また、聴取装置3の外部で発生する外部音(環境音や雑音など)は、連通穴23bから外部連通空間63に与えられる。この外部音は、支持ブラケット31aの開口部34aおよび聴取用振動板32aを通過し、カバーシート14を通過して聴取空間61に与えられる。そのため、耳52で、オーディオ信号による再生音を聴けると共に、外部音も聴くことができる。そのためには、聴取用振動板32aは音を透過させることができように薄い素材で通気性の素材で形成されることが好ましい。この外部音は、マイクで取得した信号を再生したものではなく、外部連通空間63を経て空間伝達により直接に聴こえるものであるため、きわめて自然な音として認識することができる。
なお、図2と図3に示す実施形態では、聴取用音響部10の第1発音機構30aと、相殺用音響部20の第2発音機構30bが、内外方向(X1−X2方向)で、互いに対称に逆向きに取り付けられているが、第2発音機構30bが第1発音機構30aと同じ向きで、すなわち第2発音機構30bの相殺用振動板32bが内側(X1側)に向けられていてもよい。この場合は、オーディオ回路71から、第1発音機構30aと第2発音機構30bに対して、同じ位相の同じオーディオ信号が与えられる。この変形例でも、図5(A)(B)(C)に示されるように、聴取用振動板32aと相殺用振動板32bを内外方向(X1−X2方向)で同じ方向へ同期して振動させることができる。
1 ヘッドフォン装置
3 聴取装置
10 聴取用音響部
11 聴取用支持部材
12 パッド部材
14 カバーシート
20 相殺用音響部
21 相殺用支持部材
22 ケース部材
23 周囲壁部
23a 連通穴
30a 第1発音機構
30b 第2発音機構
32a 聴取用振動板
32b 相殺用振動板
40a 第1磁気回路
40b 第2磁気回路
51 側頭部
52 耳
61 聴取空間
62 遮音空間
63 外部連通空間

Claims (3)

  1. 音圧を発生する発音機構を備えた聴取装置において、
    耳を含んだ聴取空間を形成する聴取用音響部と、前記聴取用音響部よりも耳から離れた位置に設けられて遮音空間を有する相殺用音響部と、前記聴取用音響部と前記相殺用音響部材との間に形成されて外部空間と通じる外部連通空間とが設けられ、
    前記聴取用音響部には、前記聴取空間と前記外部連通空間との間に位置する聴取用振動板を備えた第1発音機構が設けられ、前記相殺用音響部には、前記遮音空間と前記外部連通空間との間に位置する相殺用振動板を備えた第2発音機構とが設けられており、
    前記第1発音機構と前記第2発音機構に与えられる駆動信号によって、前記聴取用振動板と前記相殺用振動板とが、同じ方向へ振動させられることを特徴とする聴取装置。
  2. 前記第1発音機構に含まれる第1磁気回路と、前記第2発音機構に含まれる第2磁気回路とが、同じ構造で同じ寸法であり、前記聴取用振動板と前記相殺用振動板とが、同じ構造で同じ寸法である請求項1記載の聴取装置。
  3. 前記聴取用音響部と前記相殺用音響部材との間に、前記外部連通空間を囲む周囲壁部が設けられており、この周囲壁部に、前記外部連通空間と外部空間とを連通する連通穴が形成されている請求項1または2記載の聴取装置。
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