JP2014194216A - バイナリー発電装置の運転方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のバイナリー発電装置1の運転方法は、蒸気を熱源として作動媒体を蒸発させる蒸発器2と、気体の作動媒体を膨張させて回転駆動力を発生する膨張機3と、気体の作動媒体を凝縮する凝縮器4と、凝縮器4から蒸発器2に向って作動媒体を循環させる循環ポンプ5とを備えた装置の運転方法であって、蒸発器2の入側の蒸気圧力を計測する入側蒸気圧力計19と、蒸発器2の出側の蒸気圧力を計測する出側蒸気圧力計20と、蒸発器2内に溜まったドレインを強制的に排出する強制ドレイン排出手段と、を設けておき、出側蒸気圧力計20で計測された蒸気圧力P3が、入側蒸気圧力計19で計測された蒸気圧力P1より大きくなった場合に、強制ドレイン排出手段を作動させる。
【選択図】図1
Description
上述したバイナリー発電装置のように蒸気を熱源とする発電装置では、蒸発器の内部で蒸気が凝縮してドレイン(排水)が発生する場合があり、蒸発器内に溜まったドレインを強制的に蒸発器の外部に排出するドレイン排出手段が設けられるのが一般的である。
また、特許文献2には、蒸発器(熱交換器)に蒸気を供給する蒸気供給管に、蒸気供給管を流れる蒸気の作用で吸引力を発生させる蒸気エゼクタを設け、分岐管を経由して液体圧送部材内に蓄えられた復水(ドレイン)を蒸気エゼクタの吸引室に吸引することにより、熱交換容器内の蒸気を対流させるドレイン排出手段を備えた熱交換器が開示されている。
即ち、本発明のバイナリー発電装置の運転方法は、蒸気を熱源として作動媒体を蒸発させる蒸発器と、前記蒸発器で蒸発した気体の作動媒体を膨張させて回転駆動力を発生する膨張機と、前記膨張機で膨張した気体の作動媒体を液体に凝縮する凝縮器と、前記凝縮器から蒸発器に向って作動媒体を循環させる循環ポンプとを備えるバイナリー発電装置の運転方法であって、前記蒸発器の入側の蒸気圧力を計測する入側蒸気圧力計と、前記蒸発器の出側の蒸気圧力を計測する出側蒸気圧力計と、前記蒸発器内に溜まったドレインを蒸気配管外に強制的に排出する強制ドレイン排出手段と、を設けておき、前記出側蒸気圧力計で計測された蒸気圧力P3が、入側蒸気圧力計で計測された蒸気圧力P1より大きくなった場合に、前記強制ドレイン排出手段を作動させることを特徴とする。
なお、好ましくは、前記強制ドレイン排出手段では、前記蒸発器の入側の蒸気圧力を駆動力に用いて前記蒸気のドレインを蒸発器外に強制的に排出するとよい。
以下、本発明のバイナリー発電装置1及びこのバイナリー発電装置1の運転方法の実施形態を、図面に基づき詳しく説明する。
図1は、第1実施形態のバイナリー発電装置1を模式的に示したものである。
図1に示すように、バイナリー発電装置1は、蒸気を熱源として液体の作動媒体を蒸発させる蒸発器2と、蒸発器2で蒸発した気体の作動媒体を膨張させて回転駆動力を発生する膨張機3と、膨張機3で膨張した気体の作動媒体を液体に凝縮する凝縮器4と、凝縮器4から蒸発器2に向って作動媒体を循環させる循環ポンプ5とを備えている。これらの蒸発器2、膨張機3、凝縮器4及び循環ポンプ5は作動媒体を循環させる閉ループ状の循環配管6により接続されていて、作動媒体を循環配管6の一方向(蒸発器2→膨張機3→凝縮器4→循環ポンプ5の順番に循環して蒸発器2に帰還する方向)に沿って流通できるようになっている。
蒸発器2は、1次側に供給された蒸気と、2次側に供給された作動媒体との熱交換を行う熱交換器であり、蒸気の熱を利用して液体の作動媒体を気化させるものである。蒸発器2の1次側には、この蒸発器2内に蒸気を供給する蒸気配管7が設けられており、この蒸気配管7を介して、例えば温泉などで発生した蒸気(後述する低圧の蒸気)が蒸発器2の内部に供給されている。また、蒸発器2の2次側には、上述した循環配管6を介して液体の作動媒体が供給され、1次側の蒸気との間で熱交換がなされる。1次側の蒸気との熱交換で加熱された作動媒体は、循環配管6を介して凝縮器4に向かって移送される。
蒸発器2から膨張機3に向かう循環配管6には、膨張機3に用いられるタービンなどに潤滑油を供給する潤滑手段14が設けられている。潤滑手段14は、蒸発器2から膨張機3に向かう循環配管6上に設けられてこの循環配管6を流通する作動媒体から潤滑油を分離する油分離器15と、油分離器15で作動媒体から分離された潤滑油を膨張機3(膨張機3のタービン)に供給する潤滑油供給配管16とを備えている。
また、循環ポンプ5から蒸発器2に向かう循環配管6上には、蒸発器2の負荷を下げるために液体の作動媒体を予め加熱する(予熱する)予熱器17が設けられている。この予熱器17には、外部から温水が供給されていて、温水との間に熱交換を行うことで液体の作動媒体を予熱できる構成となっている。
また、蒸発器2に供給される蒸気には、圧力が0.2MPaG以下の低圧の蒸気が用いられる。なお、この熱源である蒸気については、後ほど詳しく述べる。
このようにして蒸発器2で作動媒体が気化したら、気化した作動媒体を膨張機3に送って、膨張機3を駆動させる。膨張機3で発生した回転駆動力は駆動軸18を経由して発電機13に送り、発電機13で発電を行う。一方、膨張機3の駆動に用いられた気体の作動媒体は凝縮器4に送られ、凝縮器4において冷却水との間に熱交換が行われて、気体の作動媒体は液体に戻る(凝縮される)。凝縮器4で凝縮された液体の作動媒体は循環ポンプ5で圧送され、予熱器17を経由して再び蒸発器2に帰還する。予熱器17では、外部から供給された温水の作用で液体の作動媒体が予熱され、予熱された作動媒体がさらに蒸発器2で加熱されて、液体の作動媒体は気体の作動媒体に変化する(気化する)。このようにしてバイナリー発電装置1では、作動媒体を循環させつつランキンサイクルを利用して発電が行われるのである。
発器2の入側の蒸気圧力を計測する入側蒸気圧力計19が配備されており、また蒸発器2の出側の蒸気配管7に、蒸発器2の出側の蒸気圧力を計測する出側蒸気圧力計20が配備されている。さらに、蒸発器2の入側の蒸気配管7には、上述した入側蒸気圧力計19の更に上流側の蒸気配管7に減圧弁8が設けられており、減圧弁8の上流側の蒸気配管7には、減圧弁8に供給される蒸気の圧力を計測する減圧弁入側圧力計21が設けられている。これらの圧力計19〜21で計測された蒸気圧力はドレイン制御部24に送られる。また、蒸発器2の出側の蒸気配管7には、蒸発器2の内部に発生したドレインを排出するスチームトラップ9が設けられており、ドレイン制御部24からの指令で作動できるようになっている。
図1に示すように、第1実施形態のスチームトラップ9は、図示は省略するが、蒸発器2の出側の蒸気配管7内を流通するドレインを貯留(トラップ)するトラップ部と、トラップ部にトラップされたドレインを強制的に排出可能なポンプ部とを備えている。このトラップ部は、気体である蒸気の通過を規制しつつ、液体であるドレインを貯留・排除できるようになっており、例えば液体と気体との比重差を利用して液体のドレインだけを選別して貯留する構成となっている。また、ポンプ部は、ドレイン制御部24からの指令によってトラップ部に貯留されたドレインを吸引力などにより強制的に蒸発器2の外部に排出するものであり、電動式や圧力式で駆動するポンプなどが用いられる。なお、第1実施形態のポンプ部は、電動式のポンプを用いている。
ドレイン制御部24は、スチームトラップ9の作動状態を制御するものであり、パソコンやシーケンサで構成されている。ドレイン制御部24は、内部に記憶されたプログラムに従って、出側蒸気圧力P3が入側蒸気圧力P1より大きくなった場合に、スチームトラップ9を作動させ、出側蒸気圧力P3が入側蒸気圧力P1より小さくなった場合に、スチームトラップ9を停止させる構成となっている。
まず、上述した入側蒸気圧力計19で入側蒸気圧力P1を計測すると共に、出側蒸気圧力計20で出側蒸気圧力P3を計測する。それぞれの圧力計で計測された蒸気圧力はドレイン制御部24に送られる。
となる。
そのため、本発明のバイナリー発電装置1では、次のような過熱度制御部25を設けて、作動媒体の循環量を応答性良く適正なものに制御するようにしている。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のバイナリー発電装置1について説明する。
すなわち、第2実施形態の強制ドレイン排出手段は、ドレイン排送時の圧損が大きな第1ドレイン配管28と、ドレイン排送時の圧損が第1ドレイン配管28より小さな第2ドレイン配管29と、を有している。そして、ドレイン制御部24は、出側蒸気圧力計20で計測された蒸気圧力P3が、入側蒸気圧力計19で計測された蒸気圧力P1より大きくなった場合に、低圧損の第2ドレイン配管29を用いてドレインを排出し、出側蒸気圧力計20で計測された蒸気圧力P3が、入側蒸気圧力計19で計測された蒸気圧力P1より小さくなった場合に、高圧損の第1ドレイン配管28を用いてドレインを排出する構成とされている。
例えば、バイナリー発電装置1の熱源が地下から噴出する蒸気や湧出する熱水源から発生する蒸気である場合は、回収したドレインを再び地下の熱水源に帰還させたり、2次利用のために遠隔地にある温泉地の浴場などに送ったりする場合がある。このような場合は、ドレインを再び地下に帰還させるために、あるいは遠隔地までパイプなどで送るためにある程度大きな圧損が発生する。それゆえ、このドレインを再び地下に帰還させる配管や遠隔地まで移送するパイプなどが第1ドレイン配管28に該当する。
上述した第1ドレイン配管及び第2ドレイン配管29は、蒸発器2より下流側の蒸気配管7を分岐して形成されている。つまり、分岐した一方の蒸気配管7が第1ドレイン配管28とされ、分岐したもう一方の蒸気配管7が第2ドレイン配管29とされていて、第1ドレイン配管28と第2ドレイン配管29との分岐場所には、蒸気やドレインの配送先を切り替え可能な切り替えバルブ30が設けられている。この切り替えバルブ30は、上述したドレイン制御部24からの指令により、蒸気やドレインの配送先を第1ドレイン配管28と第2ドレイン配管29との間で切り替え可能とされている。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態のバイナリー発電装置1について説明する。
具体的には、第3実施形態のスチームトラップ9には、蒸発器2の入側の蒸気配管7に、より正確には減圧弁8より上流側の蒸気配管7に、この蒸気配管7を流れる蒸気の一部を引き込む駆動用蒸気配管31が設けられている。そして、この駆動用蒸気配管31のもう一方の端部は蒸気の圧力で吸引力を発生させる蒸気駆動式のポンプ(ポンプ部)に連結されている。また、この駆動用蒸気配管31には、配管を流れる蒸気の流通を遮断可能な遮断弁32が設けられており、遮断弁32は上述したドレイン制御部24からの指令で開閉可能とされている。
しかし、ドレイン制御部24から指令を送って遮断弁32を開動すれば、駆動用蒸気配管31を介してポンプ部に蒸気が流れ込み、スチームトラップ9のポンプ部で吸引力が発生してドレインを強制的に排出することができる。
「第4実施形態」
次に、第4実施形態のバイナリー発電装置1について説明する。
図4に示すように、第4実施形態のバイナリー発電装置1は、第1〜第3実施形態に対して、蒸発器2を通過したドレインの温度を調整可能となっている点が異なっている。つまり、第4実施形態のバイナリー発電装置1でも、第1〜第3実施形態と同様に、蒸発器2で作動媒体との熱交換に用いられた蒸気は、蒸気配管7を通じて強制ドレイン排出手段(図1〜図3の例であればスチームトラップ9が強制排出手段となっているが、本実施形態では図4に符号39で示される部材が強制排出手段となっている)に送られ、この強制ドレイン排出手段39で強制的に外部に排出される。
そこで、第4実施形態のバイナリー発電装置1では、蒸発器2の出側に位置する蒸気配管7をドレイン分岐配管35とドレイン主流配管36とに2つに分岐している。そして、この蒸気配管7が分岐される位置にドレインの流出先を2つの蒸気配管35、36の間で
切り換えるドレイン冷却・排出切替弁37を設けている。これら2つに分岐された蒸気配管のうち、一方の蒸気配管であるドレイン分岐配管35には、このドレイン分岐配管35を流通するドレインを冷却するドレイン冷却手段38が設けられている。また、他方の蒸気配管であるドレイン主流配管36は後述する強制ドレン排出手段39に直接接続している。それゆえ、ドレイン冷却・排出切替弁37をドレイン分岐配管35側に切り替えて、ドレインをドレイン冷却手段38に案内してドレインを冷却すれば、高温のドレインがそのまま強制ドレイン排出手段39に送られることを抑制することが可能となる。
ドレイン合流配管47は、ドレインを強制的に排出する強制ドレン排出手段39に接続されている。そして、ドレイン合流配管47には、このドレイン合流配管47を流れるドレインの温度を計測するドレイン温度計測手段40が設けられている。このドレイン温度計測手段40で計測されたドレインの温度は後述するドレイン温度制御用コントローラ43(第1〜第3実施形態のドレイン制御部24に相当する)に送られる。
また、このドレイン冷却水配管41には、ドレイン冷却水配管41を流通する冷却水の流量を調整するドレイン冷却水流量調整弁42と、このドレイン冷却水配管41を流通する冷却水の温度を計測するドレイン冷却水温度計46とが設けられている。このドレイン冷却水流量調整弁42は、分岐元の冷却水配管11と、ドレイン冷却手段38との間のドレイン冷却水配管41に設けられており、弁開度がドレイン温度制御用コントローラ43の指令により制御可能な電磁弁などから構成されており、ドレイン冷却手段38に導入される冷却水の流量を調整可能となっている。また、ドレイン冷却水温度計46で計測された冷却水の温度は後述するドレイン温度制御用コントローラ43に送られている。
図6に示すように、第4実施形態のバイナリー発電装置では、まず蒸発器2の入側の蒸気配管7に設けられる入側蒸気圧力計19で、蒸発器2の入側におけるドレインの圧力PS1が計測される。また、蒸発器2の出側の蒸気配管7に設けられる出側蒸気圧力計20で、蒸発器2の出側におけるドレインの圧力PS3が計測される。このようにして計測された蒸発器2の入側におけるドレインの圧力PS1及び、蒸発器2の出側におけるドレインの圧力PS3は、過熱度制御部25に送られる。
つまり、蒸発器2に供給される蒸気は、蒸気の供給源の状態などにより一時的に低下する場合があり、このような蒸気の圧力低下時にも蒸発器2内でドレインが閉塞し、熱交換が十分に行えなくなるなどの問題が発生する可能性がある。そこで、本実施形態のバイナリー発電装置1では、入側蒸気圧力計19で計測された圧力PS1が予め定められた圧力の最小値PS1minより小さいかどうかから、蒸気の圧力低下を判断している。
x以上であるとの判断が行われた場合は、合流後の蒸気配管7に設けられたドレイン温度計測手段40でドレインの温度TD1を計測する。そして、ドレイン温度計測手段40で計測されたドレインの温度TD1が予め定められたTDmax±αより高いか低いかを判断する(S009)。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
2 蒸発器
3 膨張機
4 凝縮器
5 循環ポンプ
6 循環配管
7 蒸気配管
8 減圧弁
9 スチームトラップ
10 冷却塔
11 冷却水配管
12 冷却水ポンプ
13 発電機
14 潤滑手段
15 油分離器
16 潤滑油供給配管
17 予熱器
18 駆動軸
19 入側蒸気圧力計
20 出側媒体圧力計
21 減圧弁入側圧力計
23 インバータ
24 ドレイン制御部
25 過熱度制御部
26 出側媒体圧力計
27 出側媒体温度計
28 第1ドレイン配管
29 第2ドレイン配管
30 切り替えバルブ
31 駆動用蒸気配管
32 遮断弁
35 ドレイン分岐配管
36 ドレイン主流配管
37 ドレイン冷却・排出切替弁
38 ドレイン冷却手段
39 強制ドレン排出手段
40 ドレイン温度計測手段
41 ドレイン冷却水配管
42 ドレイン冷却水流量調整弁
43 ドレイン温度制御用コントローラ
44 入側蒸発温度計
45 出側蒸発温度計
46 ドレイン冷却水温度計
47 ドレイン合流配管
Claims (7)
- 蒸気を熱源として作動媒体を蒸発させる蒸発器と、前記蒸発器で蒸発した気体の作動媒体を膨張させて回転駆動力を発生する膨張機と、前記膨張機で膨張した気体の作動媒体を液体に凝縮する凝縮器と、前記凝縮器から蒸発器に向って作動媒体を循環させる循環ポンプとを備えるバイナリー発電装置の運転方法であって、
前記蒸発器の入側の蒸気圧力を計測する入側蒸気圧力計と、前記蒸発器の出側の蒸気圧力を計測する出側蒸気圧力計と、前記蒸発器内に溜まったドレインを蒸気配管外に強制的に排出する強制ドレイン排出手段と、を設けておき、
前記出側蒸気圧力計で計測された蒸気圧力P3が、入側蒸気圧力計で計測された蒸気圧力P1より大きくなった場合に、前記強制ドレイン排出手段を作動させることを特徴とするバイナリー発電装置の運転方法。 - 前記出側蒸気圧力計で計測された蒸気圧力P3が、入側蒸気圧力計で計測された蒸気圧力P1より小さくなった場合に、前記強制ドレイン排出手段を停止させることを特徴とする請求項1に記載のバイナリー発電装置の運転方法。
- 前記強制ドレイン排出手段では、前記蒸発器の入側の蒸気圧力を駆動力に用いて前記蒸気のドレインを蒸発器外に強制的に排出することを特徴とする請求項1または2に記載のバイナリー発電装置の運転方法。
- 前記強制ドレイン排出手段は、ドレイン排送時の圧損が大きな第1ドレイン配管と、ドレイン排送時の圧損が第1ドレイン配管より小さな第2ドレイン配管とを有しており、
前記出側蒸気圧力計で計測された蒸気圧力P3が、入側蒸気圧力計で計測された蒸気圧力P1より大きくなった場合に、前記第2ドレイン配管を用いて、ドレインを排出し、
前記出側蒸気圧力計で計測された蒸気圧力P3が、入側蒸気圧力計で計測された蒸気圧力P1より小さくなった場合に、前記第1ドレイン配管を用いて、ドレインを排出することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバイナリー発電装置の運転方法。 - 前記蒸発器の出側において、前記作動媒体の圧力を計測する出側媒体圧力計と、前記作動媒体の温度を計測する出側媒体温度計とを設けておき、
前記出側媒体圧力計で計測された蒸気の圧力及び出側媒体温度計で計測された蒸気の温度に基づいて、蒸発器の出側における作動媒体の過熱度を算出し、算出された過熱度が、予め定められた過熱度の許容範囲内に含まれるように、前記循環ポンプによる作動媒体の循環量と圧力を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のバイナリー発電装置の運転方法。 - 前記蒸発器の出側に位置する前記蒸気配管をドレイン主流配管とドレイン分岐配管に分岐すると共に、前記分岐される位置にドレインの流出先を前記ドレイン主流配管と前記ドレイン分岐配管とに切り換えるドレイン冷却・排出切替弁を設け、
前記ドレイン分岐配管には、流通するドレインを冷却するドレイン冷却手段を設け、
前記ドレイン冷却手段より下流側で、前記ドレイン分岐配管と前記ドレイン主流配管と合流させてドレイン合流配管を形成し、
前記ドレイン合流配管を、前記強制ドレイン排出手段に接続し、
さらに、前記ドレイン合流配管にはドレインの温度を計測するドレイン温度計測手段を設け、
前記ドレイン冷却手段に導入される冷却水の流量を調整可能なドレイン冷却水流量調整弁を設けておき、
前記ドレイン温度計測手段で計測される前記ドレインの温度に基づいて、前記ドレイン冷却水流量調整弁の弁開度を調整することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
バイナリー発電装置の運転方法。 - 前記凝縮器で前記作動媒体の凝縮に用いられる冷却水の一部を前記ドレイン冷却手段に導入することを特徴とする請求項6に記載のバイナリー発電装置の運転方法。
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