JP2014193325A - 頭部固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外科処置で患者の頭部を固定する頭部固定装置及び方法に関する。
【解決手段】 頭部固定装置は、全体として、それぞれに、頭蓋骨クランプと、当該頭蓋骨クランプに対して動かすことができる頭蓋骨クランプ円弧組立体と、脳神経外科的処置及び頚椎処置中に患者の頭部に係合し、頭部を固定する働きをする複数の頭蓋骨ピンと、を備えている。頭蓋骨クランプは、クランプの各端に1つずつ頭蓋骨ピンを備えることができる。2つの頭蓋骨ピンは、患者の頭部に実質的に等しい圧迫力を加える。頭蓋骨クランプ円弧組立体とその円弧頭蓋骨ピンは、頭部の追加固定支持のために患者の頭部を係合及び係合解除するように枢動させることができる。
【選択図】図1A

Description

本開示の実施形態は、概括的には、外科処置中に外科用ヘッドフレームと共に使用するための頭部固定装置に関する。より具体的には、実施形態は、それぞれに、頭蓋骨クランプと、当該頭蓋骨クランプに対して動かすことができる頭蓋骨クランプ円弧組立体と、外科処置中に患者の頭部に係合し、当該頭部を固定する複数の頭蓋骨ピンと、を備えている頭部固定装置に関する。
従来の3ピンC字形頭蓋骨クランプは、典型的には、脳神経外科的処置及び頚椎処置中に患者の頭部を支持するのに、外科用の頭部固定装置と共に使用されている。頭蓋骨クランプは、Cクランプ又は万力の様に、手術が行われる際に患者の頭部を安定した状態に保つのに役立つ。典型的には、頭蓋骨クランプの一方の側には、2つの頭蓋骨ピンを保有している揺動腕部があり、反対の側には、第3のピンを患者の頭蓋骨に係合させて、その中へ前進させるための機構がある。典型的には、約60ポンド(約27kg)から約80ポンド(約36kg)の圧迫力が、第3頭蓋骨ピンによって頭部に加えられる。そうすると、通常、頭蓋骨クランプが成人患者の頭部に正しく配置され、適用されている場合、第3の頭蓋骨ピンが頭蓋骨の中へ進められると、揺動腕部頭蓋骨ピンのそれぞれは、第3のピンによって加えられる力の大凡半分、又は約30ポンド(約13.5kg)から約40ポンド(約18kg)の圧迫力を当該患者の頭部に加えることになると想定される。
しかしながら、揺動腕部の頭蓋骨ピンが頭部に正しく配置されていない、又は適用されていない場合、問題が生じる可能性がある。例えば、揺動腕部が第3のピンと正しく整列していなければ、2つの揺動腕部頭蓋骨ピンのそれぞれによって加えられる圧迫力は、等しくならないかもしれない。この様に、加えられる圧迫力の不均衡は、従来型の頭蓋骨クランプの患者の頭部を固定する能力に悪影響を与えかねない。更に、揺動腕部が第3の頭蓋骨ピンと整列不良であれば、揺動腕部の頭蓋骨ピンは適切な圧迫力を加えることができず、その結果、外科処置中に患者の頭部が回転したり、頭蓋骨ピンが頭部に沿って滑脱してしまい、頭部の皮膚の損傷や組織の裂傷が引き起こされる可能性がある。
よって、以上を根拠に、頭部固定装置において、頭蓋骨クランプと、頭部のそれぞれの側に実質的に等しい圧迫力を加えるように配置されている少なくとも2つの相対する頭蓋骨ピンと、外科処置中に患者の頭部に係合し、当該頭部を更に固定するための、前記相対する頭蓋骨ピンからオフセットした少なくとも1つの動かすことができる円弧頭蓋骨ピンと、を備えた頭部固定装置が必要とされている。
上記を背景に、本開示の実施形態は、概括的には、それぞれに、頭蓋骨クランプと、当該頭蓋骨クランプに対して動かすことができる頭蓋骨クランプ円弧組立体と、脳神経外科的処置及び頚椎処置中に患者の頭部に係合し、当該頭部を固定する複数の頭蓋骨ピンと、を備えている頭部固定装置に関する。頭蓋骨クランプは、クランプの各端に少なくとも1つの頭蓋骨ピンを備えている。2つの頭蓋骨ピンは、実質的に等しい圧迫力を患者の頭部に加える。頭蓋骨クランプ円弧組立体とその円弧頭蓋骨ピンは、頭部の固定支持を追加するために患者の頭部を係合及び係合解除するように、枢動させることができる。
1つの実施形態によれば、頭部固定装置は、頭蓋骨クランプと、第1頭蓋骨ピンと、第2頭蓋骨ピンと、頭蓋骨クランプ円弧組立体と、を備えている。頭蓋骨クランプは、患者の頭部周囲に配置することができ、第1端と、当該第1端と反対側の第2端と、を備えている。第1頭蓋骨ピンは、頭蓋骨クランプの第1端に設けられ、第2頭蓋骨ピンは、頭蓋骨クランプの第2端に設けられ、第1頭蓋骨ピンと第2頭蓋骨ピンは、軸線に沿って相対して整列している。第1頭蓋骨ピンと第2頭蓋骨ピンの少なくとも一方は、第1端と第2端に対して、頭蓋骨クランプが患者の頭部周囲に配置されたときに第1頭蓋骨ピンと第2頭蓋骨ピンが患者の頭部を係合及び係合解除するように、動かすことができる。頭蓋骨クランプ円弧組立体は、円弧頭蓋骨ピンを備えており、頭蓋骨クランプの第1端と第2端の一方から、円弧頭蓋骨ピンが軸線からオフセットするようにして、伸張している。頭蓋骨クランプ円弧組立体は、頭蓋骨クランプの第1端と第2端に対して、円弧頭蓋骨ピンが頭蓋骨クランプ円弧組立体の運動によって患者の頭部を係合及び係合解除する働きをするように、動かすことができる。
別の実施形態によれば、頭部固定装置の頭蓋骨クランプ円弧組立体は、第1端と第2端のうち頭蓋骨クランプ円弧組立体が伸張している一方に対して、頭蓋骨クランプ円弧組立体が軸線を画定している水平方向軸線周りに回転するように、回転させることができる。更に、頭蓋骨クランプ円弧組立体は、第1端と第2端のうちの一方に対して、円弧頭蓋骨ピンが軸線を画定している水平方向軸線に向かって及び同軸線から遠くへ枢動するように、枢動させることができる。
更に別の実施形態では、患者の頭部を固定する方法は、患者の頭部を固定する働きをする頭部固定装置を提供する段階を含んでいる。頭部固定装置は、第1端と、当該第1端と反対側の第2端と、を備えている頭蓋骨クランプと、頭蓋骨クランプの第1端に設けられている第1頭蓋骨ピンと頭蓋骨クランプの第2端に設けられている第2頭蓋骨ピンであって、軸線に沿って相対して整列している第1頭蓋骨ピン及び第2頭蓋骨ピンと、円弧頭蓋骨ピンを備えている頭蓋骨クランプ円弧組立体と、を備えている。頭蓋骨クランプ円弧組立体は、頭蓋骨クランプの第1端と第2端のうちの一方から、円弧頭蓋骨ピンが軸線からオフセットするようにして、伸張している。本方法は、更に、頭部固定装置を患者の頭部周囲に、頭蓋骨クランプの第1端と第2端が患者の頭部周囲に配置されるように、配置する段階を備えている。本方法は、その後、第1頭蓋骨ピンと第2頭蓋骨ピンのうちの少なくとも一方を、頭蓋骨クランプの第1端と第2端に対して、第1頭蓋骨ピンと第2頭蓋骨ピンが患者の頭部の第1の側と第2の側に係合するように、動かす段階と、頭蓋骨クランプ円弧組立体を、第1端と第2端に対して、頭蓋骨クランプ円弧組立体が軸線周りに回転して円弧頭蓋骨ピンを患者の頭部の第3の側の上に選択的に配置するように、回転させる段階と、を備えている。更に、本方法は、頭蓋骨クランプ円弧組立体を、第1端と第2端に対して、円弧頭蓋骨ピンが枢動して患者の頭部の第3の側に係合するように、枢動させる段階を備えている。患者の頭部の第1の側、第2の側、第3の側に、第1頭蓋骨ピン、第2頭蓋骨ピン、及び円弧頭蓋骨ピンをそれぞれ係合させることで、患者の頭部が十分に固定される。
具体的な実施形態の以下の詳細な説明は、添付図面と関連付けて読んで頂ければ最も理解し易く、図中、同様の構造は同様の符号で表されている。
本開示の1つの実施形態による頭部固定装置の正面図を示している。 図1Aに示されている本開示の1つの実施形態による頭部固定装置の頭蓋骨クランプ円弧組立体の拡大図を示しており、頭蓋骨クランプ円弧組立体は、第1頭蓋骨ピンと第2頭蓋骨ピンが整列している軸線から離れた最大枢動位置まで枢動させられている。 図1Aに示されている頭部固定装置の頭蓋骨クランプ円弧組立体の拡大図を示しており、頭蓋骨クランプ円弧組立体は、第1頭蓋骨ピンと第2頭蓋骨ピンが整列している軸線に向かって枢動させられている。 本開示の別の実施形態による頭部固定装置の正面図を示している。 本開示の別の実施形態による頭部固定装置の頭蓋骨クランプ円弧組立体と係止組立体の図を示している。 本開示の別の実施形態による頭蓋骨ピンの断面図を示している。 本開示の別の実施形態による頭部固定装置の揺動案内組立体の断面図を示している。 本開示の別の実施形態による頭部固定装置の下揺動組立体の断面図を示している。 本開示の別の実施形態による頭部固定装置のラチェット式構成を備えた下揺動組立体の正面図を示している。 図6Bに示されている頭部固定装置のラチェット式構成を備えた下揺動組立体の側面図を示している。 本開示の別の実施形態による頭部固定装置のラチェット式構成を備えた上揺動組立体の正面図を示している。 図7Aに示されている頭部固定装置のラチェット式構成を備えた上揺動組立体の側面図を示している。 本開示の別の実施形態による頭部固定装置の正面図を示している。 図8に示されている頭部固定装置の頭蓋骨ピン組立体の分解図を示している。 本開示の別の実施形態による頭部固定装置の頭蓋骨クランプ円弧組立体の正面図を示している。 図10Aに示されている頭部固定装置の頭蓋骨クランプ円弧組立体の分解図を示している。
図面に示されている実施形態は、本質的に説明を目的としており、特許請求の範囲に定義されている実施形態を限定する意図はない。更に、図面及び実施形態の個々の態様は、以下の詳細な説明を考察頂ければ、より完全に、明らかになり、理解されるであろう。
まず図1Aを参照すると、頭部固定装置20は、頭蓋骨クランプ22と、第1頭蓋骨ピン24A及び第2頭蓋骨ピン24Bと、頭蓋骨クランプ22から伸張している頭蓋骨クランプ組立体26と、を備えている。頭蓋骨クランプ22は、患者の頭部周囲に配置することができる。頭蓋骨クランプ22は、全体として、必ずしもというわけではないが、本体28と、第1端30Aと、第1端30Aと反対側の第2端30Bとを含む、Cクランプ様の形状を備えている。頭蓋骨クランプ22はまた、円形、楕円形、多角形、又はここに開示されている又はそこから推断され得る機能を果たすように構成される他の形状、を備えていてもよいものと考えられる。
Cクランプ様の形状の頭蓋骨クランプ22の第1端30Aと第2端30Bは、小児又は成人の患者の頭部を収容するのに十分な間隙32だけ隔てられている。頭蓋骨クランプ22の本体28は、2つの相補的なラチェット腕部34A、34Bを備えていてもよい。ラチェット腕部34A、34Bは、頭蓋骨クランプ22の第1端30Aと第2端30Bを隔てる間隙32の長さを調整するために、共有のラチェット機構36を介し互いに対して動くことができるものであってよい。ラチェット機構36は、ラチェット腕部34A、34Bの横運動を阻止するための係止と横方向運動を許容するための係止解除を制御するばね付勢ピン37を備えていてもよい。ラチェット腕部34A、34Bは、間隙32の長さを調整するのに使用者がラチェット腕部34A、34Bを把持し易くなるように設計されている把持区域38A、38Bを備えていてもよい。更に、1端30Aと第2端30Bを隔てる間隙32の長さの調整を許容及び制御するのに、ラチェット機構36に加えて又はその代わりに、1つ又はそれ以上の機構が使用されていてもよいものと考えられる。
第1頭蓋骨ピン24Aと第2頭蓋骨ピン24Bは、第1端30Aと第2端30Bにそれぞれ設けられており、よって、間隙32だけ隔てられている。それにより、第1頭蓋骨ピン24Aと第2頭蓋骨ピン24Bは、ラチェット機構36によるにせよ、それ以外によるにせよ、頭蓋骨クランプ本体28の運動に従って互いに近づいたり遠ざかったりする。更に、第1頭蓋骨ピン24Aと第2頭蓋骨ピン24Bは、軸線40に沿って相対して整列している。本明細書中において「或る/当該の軸線に沿って相対して整列している」とは、一般的に、第1頭蓋骨ピン24Aと第2頭蓋骨ピン24Bの少なくともそれぞれの一部分が、実質的に或る線に沿って整列していることを指し、ピン24A、24Bが、患者の頭部に係合したときに、必ずしも頭部の正反対の位置に適用されることを示唆するものではない。よって、第1ピン24Aと第2ピン24Bは、平行又は実質的に平行であってもよいのはもちろんのこと、頭蓋骨ピン24A、24Bの当該部分は、鋭角又は鈍角を問わず或る角度で又はそれ以外で互いからオフセットされていて、オフセットした頭蓋骨ピンの少なくともそれぞれの一部分、例えばそれぞれの頭蓋骨係合先端などが、実質的に当該線に沿って整列した状態を保っている、という場合も考えられる。
更に、第1頭蓋骨ピン24Aと第2頭蓋骨ピン24Bのうちの少なくとも一方は、頭蓋骨クランプ22が患者の頭部周囲に配置されたときに頭部を係合及び係合解除するために、頭蓋骨クランプ22の第1端30Aと第2端30Bに対して、それらから独立して、動かせることができてもよい。より具体的には、頭蓋骨ピン24A、24Bは個々に、図1Aに第2頭蓋骨ピン24Bに関して示されている様に、第1端30Aと第2端30Bに固定されていて、患者の頭部に係合する働きをする先端42を備えていてもよい。代わりに、図1Aに第1頭蓋骨ピン24Aに関して示され、図4と図9に更に詳細に示されている様に、頭蓋骨ピン24A/24A”、24B/24B”は、個々に、先端42に加えて、頭蓋骨ピン24A/24A”、24B/24B”が頭蓋骨クランプ22の第1端30Aと第2端30Bに対して、それらから独立して、軸線40に沿って横方向に動くのを許容するように協働するプランジャ44/44”と、プランジャ案内部46/46”と、圧縮ばね48/48”と、を備えていてもよい。プランジャ44は、先端42を支持する働きをすることができ、一方、プランジャ案内部46は、プランジャ44と先端42の運動を制御する働きをすることができる。圧縮ばね48は、プランジャ案内部46の運動を、当該運動が相対する頭蓋骨ピンに向かってであろうが当該ピンから遠くへであろうが、プランジャ44と先端42へ移す働きをすることができる。先端42は、第1端30A又は第2端30Bに固定されていようがプランジャ44によって支持されていようが、頭蓋骨固定装置20の使い捨て構成要素として装置20から取り外して廃棄し、その後、別の先端42と取り替えることができる。
図4と図9に示されている様に、プランジャ案内部46/46”は、ノブ50/50”と、頭蓋骨ピン24A/24A”、24B/24B”が通される第1端30A及び/又は第2端30Bのねじが切られた内側チャネル54/54”と相補的であるねじが切られた外側表面52/52”と、を備えていてもよい。装置20の使用者がノブ50を回転させることで、頭蓋骨ピン24A、24Bを、頭蓋骨クランプ22の第1端30Aと第2端30Bを通して前進又は後退させることができる。例えば、第1頭蓋骨ピン24Aのノブ50に加圧方向の回転を加えると、プランジャ案内部46が第1端30Aを通って前進して圧縮ばね48を収縮させ、それによってプランジャ44と第1頭蓋骨ピン24Aが第2頭蓋骨ピン24Bに向かって前進する。従って、頭蓋骨クランプ22が患者の頭部周囲に配置されているとき、第1頭蓋骨ピン24Aは、その様に前進することで、患者の頭部に係合し、当該頭部に増大する圧迫力を加えることができる。反対に、例えば、第1頭蓋骨ピン24Aのノブ50に減圧方向の回転を加えると、プランジャ案内部46が第1端30Aを通って後退させられて圧縮ばね48を伸長させ、それによってプランジャ44と第1頭蓋骨ピン24Aが第2頭蓋骨ピン24Bから引き離される。従って、第1頭蓋骨ピン24Aは、その様に引き出されることで、患者の頭部に加えている圧迫力を徐々に減少させ、最終的に頭部との係合を解除することができる。頭蓋骨ピン24A/24A”、24B/24B”は、それぞれに、頭蓋骨クランプ22が患者の頭部周囲に配置されているときに各先端42によって頭部に加えられている圧迫力を示す働きをする表示器56/56”を備えていてもよい。
第1頭蓋骨ピン24Aと第2頭蓋骨ピン24Bは、それぞれの構成に関わらず、患者の頭部に係合したときに、頭部に実質的に等しい圧迫力を加える働きをするように、頭蓋骨クランプ22上に配置されているものと考えられる。それにより、頭部固定装置20は、患者の頭部と係合しているときは頭部を実質的に固定し、円弧頭蓋骨ピン57と協働して使用されることで、頭部の回転及び頭蓋骨ピン24A、24Bの頭部に沿った滑脱の可能性を最小限にする。
頭蓋骨クランプ22に設けられている第1頭蓋骨ピン24Aと第2頭蓋骨ピン24Bに加え、頭蓋骨クランプ円弧組立体26が、ここでは円弧頭蓋骨ピン57と呼ばれている頭蓋骨ピン57を備えている。図1Aに示されている様に、頭蓋骨クランプ円弧組立体26は、頭蓋骨クランプ22の第1端30Aと第2端30Bのうちの少なくとも一方から伸張している。従って、円弧頭蓋骨ピン57は、軸線40並びに第1頭蓋骨ピン24A及び第2頭蓋骨ピン24Bからオフセットしている。
図3に示されている様に、頭蓋骨クランプ22は、一般的に、頭蓋骨クランプ円弧組立体26が伸張しているほうの第1端30A及び/又は第2端30Bに設けられている係止組立体58を備えている。係止組立体58は、頭蓋骨クランプ円弧組立体26を第1端30A又は第2端30Bに固定する働きをすることができる。係止組立体58は、ここで説明されている様に機能する、如何なる様々な1つ又はそれ以上の構成要素及び/又は機構を備えていてもよい。図3に示されている1つの実施形態では、係止組立体58は、係止プレート60と、Oリング62と、スナップリング64を備えている。係止プレート60は、頭蓋骨クランプ22の第1端30A又は第2端30Bに動かせないように固定され、頭蓋骨クランプ円弧組立体26を支持する働きをすることができる。係止プレート60は、以下でより詳細に説明されているが、頭蓋骨クランプ円弧組立体26が当該プレートに対して動かないようにするために係止ピン84を挿入することができる少なくとも1つの窪み61を備えていてもよい。係止プレート60はまた、一般的に、支柱63と、支柱63の端に近接して設けられている陥凹65を備えている。Oリング62は、支柱63周囲に配置することができ、頭蓋骨クランプ円弧組立体26の係止プレート60並びに第1端30A又は第2端30Bに対する運動をやり易くする働きをすることができる。スナップリング64は、係止プレート60の支柱63の陥凹65にスナップ式に嵌められるか又はそれ以外で固定されることによって、頭蓋骨クランプ円弧組立体26を係止プレート60に固定する働きをすることができる。
頭蓋骨クランプ円弧組立体26は、当該組立体が伸張しているほうの第1端30A又は第2端30Bに対して、円弧頭蓋骨ピン57が頭蓋骨クランプ円弧組立体26の運動によって患者の頭部を係合及び係合解除する働きをするように、動かすことができる。例えば、1つの実施形態では、頭蓋骨クランプ円弧組立体26は、第1端30A又は第2端30Bに対して、頭蓋骨クランプ円弧組立体26が軸線40周りに回転するように、回転させることができる。
それに加え、又はその代わりに、頭蓋骨クランプ円弧組立体26は、円弧頭蓋骨ピン57が軸線40に向かって及び軸線40から離れる方向へ旋回するように、当該組立体が伸張しているほうの第1端30A又は第2端30Bに対して旋回させることができてもよい。それにより、円弧頭蓋骨ピン57は、頭蓋骨クランプ22が患者の頭部周囲に配置されているときに頭部を係合及び係合解除することができる。例えば、図1Bと図1Cに示されている様に、頭蓋骨クランプ円弧組立体26は、円弧頭蓋骨ピンが第1端30A及び第2端30B並びに軸線40に対して旋回できるように、2つであろうとそれ以上であろうと複数の枢軸点66A、66Bを備えていてもよい。こうして、頭蓋骨クランプ円弧組立体の回転運動と枢動運動のうちの少なくとも一方のおかげで、円弧頭蓋骨ピン57を所望通り選択的に配置することができる。更に、頭蓋骨クランプ円弧組立体26が、回転できると同時に、上に説明されている様に、当該組立体が伸張しているほうの第1端30A又は第2端30Bに対して枢動できる場合には、円弧頭蓋骨ピン57が患者の頭部に沿って偶発的に回転運動する可能性を最小限にするために、頭蓋骨クランプ円弧組立体26は、当該頭蓋骨クランプ円弧組立体26が枢軸点66Aと66Bのうちの少なくとも一方の周りに軸線40から離れた最大枢動位置まで枢動した場合に限り、回転できるように構成されていてもよい。
頭蓋骨クランプ円弧組立体26は、当該組立体26がここに説明されている様に機能できるようにするのに適した如何なる様々な構成要素及び/又は機構のうちの1つ又はそれ以上を備えている如何なる様々な構成体のうちの1つを備えていてもよい。図1B、図1C、及び図3に示されている1つの実施形態では、頭蓋骨クランプ円弧組立体26は、揺動案内組立体68と、下揺動組立体70と、上揺動組立体72を備えている。揺動案内組立体68は、第1端30Aと第2端30Bのうち頭蓋骨クランプ円弧組立体26が伸張しているほうの一方に固定することができる。更に、下揺動組立体70は、揺動案内組立体68に第1枢軸点66Aで固定することができ、一方、上揺動組立体72は、下揺動組立体70に第2枢軸点66Bで固定することができる。下揺動組立体70は、第1枢軸点66A周りに軸線40に向かって及び軸線40から離れる方向へ枢動でき、上揺動組立体72は、第2枢軸点66B周りに軸線40に向かって及び軸線40から離れる方向へ枢動できる。
図6に示されている様に、下揺動組立体70は、下揺動円弧74と、カム76と、爪レバー77と、爪レバー77を少なくとも部分的に収納している、下揺動円弧74の窪み78と、を備えていてもよい。下揺動組立体70は、頭部固定装置20の使用者によりラチェット構成を介して又はそれ以外で、下揺動組立体70が第1枢軸点66A周りに枢動するのを阻止するように係止され、及び許容するように係止解除されることができる。より具体的には、カム76は、揺動案内組立体68のラチェット91に係合する溝付き部分79を備えていてもよい。ラチェット91は、装置20の使用者が揺動案内組立体68の爪90を押し下げると、ラチェット91がカム76の溝付き部分79を係合解除し、それによりカム76ひいては下揺動円弧74の揺動案内組立体68に対する枢動が可能になるように、ばね付勢されていてもよい。下揺動円弧74が所望の通り配置されたら、使用者は揺動案内組立体68の爪90を解放してもよい。それにより、付勢ばねがラチェット91を変位させてカム76の溝付き部分79に係合させ、カムを所定の位置に係止する。
上揺動組立体72は、図7に示されている様に、上揺動円弧80とカム81を備えていてもよい。下揺動組立体70の爪レバー77を使用者が操作して、上揺動組立体72が第2枢軸点66B周りに枢動できるように、上揺動組立体72の上揺動円弧80を係止解除することができる。同様に、爪レバー77を操作して、上揺動組立体72が第2枢軸点66B周りに枢動できなくなるように、上揺動円弧80を係止することができる。例えば、爪レバー77は、爪レバーばね75によるばね付勢型であり、上揺動組立体72の運動を阻止するように同組立体72に係止し、及び運動を許容するように係止解除する働きをする突起77Aを備えていてもよい。ばね付勢型の爪レバー77を使用者が押し下げて突起77Aを上揺動組立体72のカム81から離れる方向へ枢動させ、それにより当該カムを係合解除すれば、上揺動円弧80は軸線40に向かって及び軸線40から離れる方向へ枢動することができる。使用者がばね付勢型の爪レバー77を解放すると、レバー77はその弛緩状態に移行し、その結果、突起77Aはカム81に向かって枢動し、それにより当該カムに係合するので、上揺動円弧80は係止状態を取り、枢動が阻止される。カム81は、カム81ひいては上揺動円弧80の下揺動組立体70に対するラチェット運動が防止されるように突起77Aによって係合され、可能になるように係合解除される溝付き部分83を備えていてもよい。
更に、上揺動円弧80は、少なくとも部分的に円弧80を貫いて伸張しているチャネル85に円弧頭蓋骨ピン57を受け入れ、支持する働きをしていてもよい。それにより、円弧頭蓋骨ピン57は、上揺動円弧80が第2枢軸点66B周りに軸線40に向かって及び軸線40から離れる方向へ枢動することによって、患者の頭部を係合及び係合解除する働きをすることができる。更に、ここで第1頭蓋骨ピン24Aと第2頭蓋骨ピン24Bに関して説明されている様に、円弧頭蓋骨ピン57は、円弧頭蓋骨ピン57を支持している上揺動円弧80に対して、当該上揺動円弧80から独立して、軸線40に近づく及び軸線40から遠ざかるように、動かすことができてもよい。例えば、円弧頭蓋骨部57は、上揺動部80に固定されている先端を備えていてもよいし、当該先端に加えて、当該先端を上揺動円弧80に対して動かすために協働するプランジャとプランジャ案内部と圧縮ばねを備えていてもよい。
図1B、図1C、図3、及び図5に示されている様に、揺動案内組立体68は、頭蓋骨クランプ22の第1端30Aと第2端30Bのうちの一方に設けられている係止プレート60の支柱63に固定することができ、第1端30A又は第2端30Bに対して、頭蓋骨クランプ円弧組立体26が軸線40周りに回転することができるように、回転させることができてもよい。頭蓋骨クランプ円弧組立体26のその様な回転は、下揺動組立体70と上揺動組立体72のうちの少なくとも一方が第1枢軸点66A及び第2枢軸点66Bの周りにそれぞれに軸線40から遠い最大枢動位置まで枢動した場合のみに限定されていてもよい。
1つの実施形態では、揺動案内組立体68は、本体82と、係止ピン84と、当該係止ピン84を少なくとも部分的に収納している、本体82の窪み86と、係止レバー88と、爪90と、ラチェット91と、本体82を貫くチャネル92であって、それを通して揺動案内組立体68を係止プレート60の支柱63に固定することができるチャネル92と、を備えていてもよい。揺動案内組立体68は、上に説明されている様に、爪90が押し下げられると、ラチェット91が下揺動組立体70のカム76との係合から解放され、それにより、下揺動組立体70が第1枢軸点66A周りに枢動することが許容されるように、作用することができる。使用者は、下揺動組立体70を、その所望の位置が得られるまで枢動させ、所望の位置が得られた時点で使用者が爪90の押し下げを解けば、それによってばね94がラチェット91を付勢してカム76に係合させ、カムを所定の位置に係止し、爪90をその突出した状態まで前進させることができるようになる。下揺動組立体70が軸線40から離れた最大枢動位置まで枢動すると、下揺動組立体70のカム76は、揺動案内組立体68の係止レバー88に係合する。その係合により、係止レバー88は係止ピン84を係止状態から係止解除状態へ移行させるので、頭蓋骨クランプ円弧組立体26は、係止プレート60及び当該アセンブリが伸張しているほうの第1端30A又は第2端30Bに対して回転できるようになる。こうして、頭蓋骨クランプ円弧組立体26は、軸線40周りに回転することができる。
より具体的には、1つの実施形態では、図1B、図1C、図3、及び図5に示されている様に、係止ピン84は、ばね98により、係止ピン84が係止プレート60の窪み61のうちの1つに挿入されている係止状態へ付勢されている。頭蓋骨クランプ円弧組立体26の頭蓋骨クランプ22に関する配置能力を高めるために、係止プレート60には、何れの数の窪み61が設けられていてもよいと考えられる。カム76の係止レバー88に係合する運動によって、係止レバー88が付勢ばね98を収縮させ、係止ピン84の窪み96に係合する。カム76が引き続き動いてゆくと、係止レバー88は、窪み96との係合により、係止ピン84を窪み61から後退させ、それにより、その下の付勢ばね98を収縮させる。係止ピン84の後退により、揺動案内組立体68が係止解除され、係止プレート60に対する軸線40周りの回転が許容される。表示器100は、揺動案内組立体68が係止解除された状態に入り回転できるようになったことを表すために、下揺動組立体68の本体62から突き出るように構成されていてもよい。
更に、揺動案内組立体68は、下揺動組立体70が第1枢軸点66A周りに軸線40から離れた最大枢動位置以外の枢動位置まで枢動した場合はカム76が係止レバー88から係合解除されるように、作用することができる。こうして、ばね98は係止ピン84を係止プレート60に向かって付勢し、その結果、ピンは係止プレート60の窪み61に挿入される。それにより、係止ピン84は、頭蓋骨クランプ円弧組立体26が、係止プレート60及び組立体26が伸張しているほうの第1端30A又は第2端30Bに対して回転できないように、係止状態を維持する。より具体的には、カム76の係止レバー88を係合解除する運動によって、付勢ばね98はその弛緩状態まで自由に伸長し、係止レバー88と係止ピン84を後退した状態から窪み61の中へ変位させて係止状態にさせ、揺動案内組立体68が回転しないようにする。
頭部固定装置の別の実施形態が、図2と図8に示されている。図2は、頭蓋骨クランプ22’と、当該頭蓋骨クランプ22’に対して動かすことができる2つの頭蓋骨ピン24A’、24B’と、それぞれに円弧頭蓋骨ピン57’を備える2つの頭蓋骨クランプ円弧組立体26’であって、第1端30A’と第2端30B’から伸張していて、頭蓋骨クランプ22’及び2つの頭蓋骨ピン24A’、24B'が相対して整列している軸線40’に対して動かすことができる頭蓋骨クランプ円弧組立体26’と、を備えている頭部固定装置20’を示している。更に、頭蓋骨クランプ22’は、ラチェット機構36の無い、より曲線状の構成を有する本体28’を備えている。むしろ、第1頭蓋骨ピン24A’と第2頭蓋骨ピン24B’は、それぞれに、以下に詳細に説明されている様に、第1頭蓋骨ピン24A’と第2頭蓋骨ピン24B’を隔てる間隙32の長さを調整するために、横方向に、第1端30A’と第2端30B’から独立して動くことができる。
図8は、頭蓋骨クランプ22”と、当該頭蓋骨クランプ22”に対して動かすことができる2つの頭蓋骨ピン24A”、24B”と、それぞれに円弧頭蓋骨ピン57”を備える2つの頭蓋骨クランプ円弧組立体26”であって、第1端30A”と第2端30B”から伸張していて、頭蓋骨クランプ22”及び2つの頭蓋骨ピン24A”、24B”が整列している軸線40”に対して動かすことができる頭蓋骨クランプ円弧組立体26”と、を備えている頭部固定装置20”の別の実施形態を示している。頭蓋骨クランプ円弧組立体26”は、ここで説明されている第1枢軸点66Aと第2枢軸点66Bの両方ではなくて第1枢軸点66A”のみをそれぞれに備えているものとして示されている。更に、図10に示されている様に、組立体26”は、組立体26”の枢軸点66A”周りの運動を阻止及び許容する働きをする係止ピン84”を備えていてもよい。よって、ここで提供されている開示は、概して、図1に示されている様に頭蓋骨クランプ22の第1端30Aと第2端30Bのうちの一方から伸張している1つの頭蓋骨円弧組立体26に特定されているが、限定するわけではないが図2と図8に示されている装置の様な本開示の頭部固定装置の実施形態は、ここで説明されているもの又はそこから推断され得るものと同じに構成され、同じ働きをする第2の頭蓋骨円弧組立体26を、更に備えていてもよいものと考えられる。
本開示の更に別の実施形態は、概して、本開示の頭部固定装置の実施形態を使用して患者の頭部を固定する方法に関する。例えば、1つの実施形態では、患者の頭部を固定する方法は、患者の頭部を固定する働きをする頭部固定装置を提供する段階を備えている。当該頭部固定装置は、第1端と当該第1端と反対側の第2端とを備えている頭蓋骨クランプと、頭蓋骨クランプの第1端に設けられている第1頭蓋骨ピンと頭蓋骨クランプの第2端に設けられている第2頭蓋骨ピンであって、軸線に沿って相対して整列している第1頭蓋骨ピン及び第2頭蓋骨ピンと、円弧頭蓋骨ピンを備えている頭蓋骨クランプ円弧組立体であって、頭蓋骨クランプの第1端と第2端のうちの一方から、円弧頭蓋骨ピンが当該軸線からオフセットし且つ第1頭蓋骨ピンと第2頭蓋骨ピンは軸線上に整列するように、伸張している頭蓋骨クランプ円弧組立体と、を備えている。頭部固定装置は、次に、頭蓋骨クランプの第1端と第2端が患者の頭部周囲に配置されるように、患者の頭部周囲に配置される。その後、第1頭蓋骨ピンと第2頭蓋骨ピンのうちの少なくとも一方が、頭蓋骨クランプの第1端と第2端に対して、第1頭蓋骨ピンと第2頭蓋骨ピンが患者の頭部の第1の側と第2の側に係合するように、動かされ、頭蓋骨クランプ円弧組立体が、第1端と第2端のうち当該頭蓋骨クランプ円弧組立体が伸張しているほうの一方に対して、頭蓋骨クランプ円弧組立体が軸線周りに回転して円弧頭蓋骨ピンを患者の頭部の第3の側の上に選択的に配置するように、回転させられる。更に、頭蓋骨クランプ円弧組立体は、第1端と第2端のうち当該頭蓋骨クランプ円弧組立体が伸張しているほうの一方に対して、円弧頭蓋骨ピンが枢動して患者の頭部の第3の側に係合するように、枢動させられる。患者の頭部の第1の側、第2の側、第3の側に、第1頭蓋骨ピン、第2頭蓋骨ピン、及び円弧頭蓋骨ピンをそれぞれ係合させることで、患者の頭部が十分に固定される。
本開示の頭部固定装置の実施形態は、更に、単独で又は組み合わせて頭部固定装置の頭蓋骨クランプを手術台又は移動ベッドに接続及び/又は固定する働きをする、1つ又はそれ以上の構成要素を備えていてもよいものと考えられる。その様な構成要素には、限定するわけではないが、頭蓋骨クランプに直接的又は間接的に取り付けることができるテーブルクランプ、レールクランプ、及び伸張支持器を含めることができる。
更に、或る実施形態の或る構成要素が或る特定のやり方で「構成されて」いる、又は特定の属性又は機能を特定の様式で具現化すること、というここでの詳述は、意図されている使用法の詳述とは対照的に構造的な詳述であることに留意されたい。より具体的には、或る構成要素が「構成されて」いる、その様式がここで言及されている場合、それは、当該構成要素の現在の物理的条件を示しており、よって、当該構成要素の構造的因子の定義的な詳述であると捉えられたい。
「一般的に」、「普通に」、及び「典型的に」の様な用語がここで用いられている場合、それらは、特許請求の範囲に記載の実施形態の範囲を限定するために用いられているわけでもなければ、一定の特徴が、特許請求の範囲に記載の実施形態の構造又は機能にとって決定的である、不可欠である、又は重要ですらある、ことを示唆するために用いられているわけでもない。むしろ、これらの用語は、単に、或る実施形態の特定の態様を識別すること、或いは特定の実施形態で利用されるかもしれないし利用されないかもしれない代わりの又は追加の特徴を強調することを意図している。
ここでの実施形態を記述し定義する上で、「実質的に」、「著しく」、及び「大凡」という用語は、ここでは、何らかの定量的な比較、値、測定値、又は他の表現に起因するであろう不確実性の固有の度合いを表現するのに用いられていることに留意されたい。「実質的に」、「著しく」、及び「大凡」という用語は同様に、ここでは、定量的表現が、考察対象の主題の基本的な機能に変化をもたらすこと無しに、述べられている基準から変動してもよい幅を表すために用いられている。
本開示の実施形態を、その具体的な実施形態に関連付けて詳細に説明してきたが、付随の特許請求の範囲に定義されている実施形態の範囲から逸脱すること無く、修正及び変更がなされ得ることは自明であろう。より具体的には、本開示の実施形態の幾つかの態様は、ここでは好適又は特に好都合であるものとして識別されているが、本開示の実施形態は、必ずしもこれらの好適な態様に限定されるものではないと考えられる。
20、20’、20” 頭部固定装置
22、22’、22” 頭蓋骨クランプ
24A、24A’、24A”、24B、24B’、24B” 頭蓋骨ピン
26、26’26” 頭蓋骨クランプ組立体
28、28’ 頭蓋骨クランプの本体
30A、30A’、30A”、30B、30B’、30B” 頭蓋骨クランプの端
32 間隙
34A、34B ラチェット腕部
36 ラチェット機構
37 ばね付勢ピン
38A、38B 把持区域
40、40’、40” 軸線
42 先端
44、44” プランジャ
46、46” プランジャ案内部
48、48” 圧縮ばね
50、50” ノブ
52、52” ねじが切られた外側表面
54、54” ねじが切られた内側チャネル
56、56” 表示器
57、57’、57” 円弧頭蓋骨ピン
58 係止組立体
60 係止プレート
61 窪み
62O リング
63 支柱
64 スナップリング
65 陥凹
66A、66A”、66B 枢軸点
68 揺動案内組立体
70 下揺動組立体
72 上揺動組立体
74 下揺動円弧
75 爪レバーばね
76 カム
77 爪レバー
77A 突起
78 窪み
79 溝付き部分
80 上揺動円弧
81 カム
82 本体
83 溝付き部分
84、84” 係止ピン
85 チャネル
86 窪み
88 係止レバー
90 爪
91 ラチェット
92 チャネル
94 ばね
96 窪み
98 付勢ばね
100 表示器
頭蓋骨クランプ円弧組立体26は、当該組立体が伸張しているほうの第1端30A又は第2端30Bに対して、円弧頭蓋骨ピン57が頭蓋骨クランプ円弧組立体26の運動によって患者の頭部を係合及び係合解除する働きをするように、動かすことができる。例えば、1つの実施形態では、円弧頭蓋骨ピン57は、第1端30A又は第2端30Bに対して、頭蓋骨クランプ円弧組立体26が軸線40周りに回転するように、回転させることができる。

Claims (20)

  1. 頭部固定装置において、
    患者の頭部周囲に配置することができる頭蓋骨クランプであって、第1端と、前記第1端に対向する第2端と、を備えている頭蓋骨クランプと、
    前記頭蓋骨クランプの前記第1端に設けられている第1頭蓋骨ピンと、前記頭蓋骨クランプの前記第2端に設けられている第2頭蓋骨ピンであって、前記第1頭蓋骨ピンと前記第2頭蓋骨ピンは、軸線に沿って相対して整列していて、前記第1頭蓋骨ピンと前記第2頭蓋骨ピンのうちの少なくとも一方は、前記頭蓋骨クランプが前記患者の頭部周囲に配置されているときに前記第1頭蓋骨ピンと前記第2頭蓋骨ピンが前記患者の頭部に係合及び該頭部から係合解除されるように、前記第1端と前記第2端に対して可動である、第1頭蓋骨ピン及び第2頭蓋骨ピンと、
    円弧頭蓋骨ピンを備えている頭蓋骨クランプ円弧組立体であって、前記頭骸骨クランプ円弧組立体は、前記円弧頭蓋骨ピンが前記軸線からオフセットするようにして、前記頭蓋骨クランプの前記第1端と前記第2端のうちの一方から伸張しており、前記頭蓋骨クランプ円弧組立体は、前記円弧頭蓋骨ピンが前記頭蓋骨クランプ円弧組立体の運動によって前記患者の頭部に係合及び該頭部から係合解除される働きをするように、前記頭蓋骨クランプの前記第1端と前記第2端に対して可動である、頭蓋骨クランプ円弧組立体と、を備えている頭部固定装置。
  2. 前記頭蓋骨クランプの前記第1端と前記第2端のうち前記頭蓋骨クランプ円弧組立体が伸張している前記一方は、前記頭蓋骨クランプ円弧組立体を前記第1端と前記第2端のうちの前記一方に固定する働きをする係止組立体を備えており、
    前記係止組立体は、係止プレートと、Oリングと、スナップリングと、を備えている、請求項1に記載の頭部固定装置。
  3. 前記係止プレートは、前記頭蓋骨クランプの前記第1端と前記第2端のうち前記頭蓋骨クランプ円弧組立体が伸張している前記一方に固定されて、前記頭蓋骨クランプ円弧組立体を支持する働きをし、且つ、支柱と、前記支柱の端部に近接して設けられている陥凹と、を備えており、
    前記Oリングは、前記係止プレートの前記支柱の周囲に配置することができ、前記頭蓋
    骨クランプ円弧組立体の前記係止プレートに対する運動を容易にする働きをし、
    前記スナップリングは、前記係止プレートの前記陥凹に固定されて、前記頭蓋骨クランプ円弧組立体を前記係止プレートの前記支柱に固定する働きをする、請求項2に記載の頭部固定装置。
  4. 前記頭蓋骨クランプ円弧組立体は、前記頭蓋骨クランプ円弧組立体が前記軸線周りに回
    するように、前記第1端と前記第2端に対して回転させることができる、請求項1に記載の頭部固定装置。
  5. 前記頭蓋骨クランプ円弧組立体は、前記頭蓋骨クランプが前記患者の頭部周囲に配置されているときに、前記円弧頭蓋骨ピンが前記患者の頭部に係合及び該頭部から係合解除されるために前記軸線に向かって及び前記軸線から離れる方向へ枢動するように、前記前記第1端と前記第2端に対して枢動させることができる、請求項1に記載の頭部固定装置。
  6. 前記頭蓋骨クランプ円弧組立体は、前記円弧頭蓋骨ピンが前記軸線に対して枢動できるように、複数の枢軸点を含んでいる、請求項5に記載の頭部固定装置。
  7. 前記頭蓋骨クランプ円弧組立体は、前記円弧頭蓋骨ピンが前記複数の枢軸点のうちの少なくとも1つの周りに前記軸線から離れた最大枢動位置まで枢動すると、前記頭蓋骨クランプ円弧組立体が前記軸線周りに回転するように、前記第1端と前記第2端に対して回転させることができる、請求項6に記載の頭部固定装置。
  8. 前記頭蓋骨クランプ円弧組立体は、
    前記第1端と前記第2端のうち前記頭蓋骨クランプ円弧組立体が伸張している前記一方に固定することができる揺動案内組立体と、
    前記揺動案内組立体に第1枢軸点で固定することができ、前記第1枢軸点周りに前記軸線に向かって及び前記軸線から離れる方向へ枢動できる下揺動組立体と、
    前記下揺動組立体に第2枢軸点で固定することができ、前記第2枢軸点周りに前記軸線に向かって及び前記軸線から離れる方向へ枢動できる上揺動組立体と、を備えている、請求項5に記載の頭部固定装置。
  9. 前記揺動案内組立体は、前記下揺動組立体と前記上揺動組立体のうちの少なくとも一方が前記第1枢軸点と前記第2枢軸点の周りにそれぞれ前記軸線から離れた最大枢動位置まで枢動すると、前記頭蓋骨クランプ円弧組立体が前記軸線周りに回転するように、前記第1端と前記第2端に対して回転させることができる、請求項8に記載の頭部固定装置。
  10. 前記揺動案内組立体は、本体と、係止ピンと、前記係止ピンを少なくとも部分的に収容している前記本体の窪みと、前記係止ピンと係合する係止レバーと、前記係止レバーに係合及び該係止レバーから係合解除されるように動くことができるカムと、前記本体を通るチャネルであって、該チャネルを通して、前記揺動案内組立体を前記頭蓋骨クランプの前記第1端と前記第2端のうちの前記一方に固定することができるチャネルと、を備えている、請求項8に記載の頭部固定装置。
  11. 前記揺動案内組立体は、前記下揺動組立体が前記第1枢軸点周りに前記軸線から離れた最大枢動位置まで枢動すると、前記係止ピンが非係止状態へ動き、これにより、前記頭蓋骨クランプ円弧組立体を、前記頭蓋骨クランプ円弧組立体が前記軸線周りに回転するように、前記第1端と前記第2端に対して回転できるようにする働きをし、
    前記揺動案内組立体は、前記下揺動組立体が前記第1枢軸点周りに前記最大枢動位置以外の枢動位置まで枢動すると、前記係止ピンが係止状態に維持され、これにより、前記頭蓋骨クランプ円弧組立体を、前記第1端と前記第2端に対して回転できないようにする働きをする、請求項10に記載の頭部固定装置。
  12. 前記下揺動組立体は、下揺動円弧及び爪レバーを備えている、請求項8に記載の頭部固定装置。
  13. 前記下揺動円弧は、前記第1枢軸点周りに枢動でき、
    前記爪レバーは、前記上揺動組立体が前記第2枢軸点周りに枢動できる非係止状態と、前記上揺動組立体が前記第2枢軸点周りに枢動できない係止状態の間で動かすことができる、請求項12に記載の頭部固定装置。
  14. 前記上揺動組立体は、前記円弧頭蓋骨ピンを受け入れて支持する働きをする上揺動円弧を備えている、請求項13に記載の頭部固定装置。
  15. 前記円弧頭蓋骨ピンは、前記上揺動円弧が前記第2枢軸点周りに前記軸線に向かって枢動すると前記患者の頭部に係合し、前記上揺動円弧が前記第2枢軸点周りに前記軸線から離れる方向へ枢動すると前記患者の頭部から係合解除される働きをする、請求項14に記載の頭部固定装置。
  16. 前記円弧頭蓋骨ピンは、前記円弧頭蓋骨ピンが支持されている前記上揺動円弧に対して、前記上揺動円弧から独立して動かすことができる、請求項15に記載の頭部固定装置。
  17. 前記第1頭蓋骨ピンと前記第2頭蓋骨ピンは、それぞれに、前記頭蓋骨クランプが前記患者の頭部周囲に配置されたとき前記患者の頭部に係合及び該頭部から係合解除される働きをする先端と、前記先端を支持する働きをするプランジャと、前記プランジャと前記先端の運動を制御する働きをするプランジャ案内部と、前記プランジャ案内部の運動を前記プランジャと前記先端に移す働きをする圧縮ばねと、前記頭蓋骨クランプが前記患者の頭部周囲に配置されたとき、前記先端によって前記患者の頭部に与えられている圧迫力を示す働きをする表示器と、を備えている、請求項1に記載の頭部固定装置。
  18. 前記頭部固定装置は、前記頭蓋骨クランプの前記第1端と前記第2端から伸張する複数の頭蓋骨クランプ円弧組立体を備えている、請求項1に記載の頭部固定装置。
  19. 頭部固定装置において、
    患者の頭部周囲に配置することができる頭蓋骨クランプであって、第1端と、前記第1端に対向する第2端と、を備えている頭蓋骨クランプと、
    前記頭蓋骨クランプの前記第1端に設けられている第1頭蓋骨ピンと、前記頭蓋骨クランプの前記第2端に設けられている第2頭蓋骨ピンであって、前記第1頭蓋骨ピンと前記第2頭蓋骨ピンは、軸線に沿って相対して整列していて、前記第1頭蓋骨ピンと前記第2頭蓋骨ピンのうちの少なくとも一方は、前記頭蓋骨クランプが前記患者の頭部周囲に配置されているときに前記第1頭蓋骨ピンと前記第2頭蓋骨ピンが前記患者の頭部に係合及び該頭部から係合解除されるように、前記第1端と前記第2端に対して可動である、第1頭蓋骨ピン及び第2頭蓋骨ピンと、
    円弧頭蓋骨ピンを備えている頭蓋骨クランプ円弧組立体であって、前記頭骸骨クランプ円弧組立体は、前記円弧頭蓋骨ピンが前記軸線からオフセットするようにして、前記頭蓋骨クランプの前記第1端と前記第2端のうちの一方から伸張しており、前記頭蓋骨クランプ円弧組立体は、前記頭蓋骨クランプ円弧組立体が前記軸線周りに回転するように、前記第1端と前記第2端に対して回転させることができ、前記頭蓋骨クランプ円弧組立体は、前記円弧頭蓋骨ピンが前記軸線に向かって及び前記軸線から離れる方向へ枢動するように、前記第1端と前記第2端に対して枢動させることができる、頭蓋骨クランプ円弧組立体と、を備えている頭部固定装置。
  20. 患者の頭部を固定する方法において、
    前記患者の頭部を固定する働きをする頭部固定装置を提供する段階であって、
    第1端と、前記第1端に対向する第2端と、を備えている頭蓋骨クランプと、
    前記頭蓋骨クランプの前記第1端に設けられている第1頭蓋骨ピンと、前記頭蓋骨クランプの前記第2端に設けられている第2頭蓋骨ピンであって、軸線に沿って相対して整列している、第1頭蓋骨ピン及び第2頭蓋骨ピンと、
    円弧頭蓋骨ピンを備えている頭蓋骨クランプ円弧組立体であって、前記円弧頭蓋骨ピンが前記軸線からオフセットするようにして、前記頭蓋骨クランプの前記第1端と前記第2端のうちの一方から伸張している、頭蓋骨クランプ円弧組立体と、を備えている前記頭部固定装置を、提供する段階と、
    前記頭部固定装置を前記患者の頭部周囲に、前記頭蓋骨クランプの前記第1端と前記第2端が前記患者の頭部周囲に配置されるように、配置する段階と、
    前記第1頭蓋骨ピンと前記第2頭蓋骨ピンのうちの少なくとも一方を、前記第1頭蓋骨ピンと前記第2頭蓋骨ピンが前記患者の頭部の第1の側と第2の側に係合するように、前記頭蓋骨クランプの前記第1端と前記第2端に対して動かす段階と、
    前記頭蓋骨クランプ円弧組立体を、前記頭蓋骨クランプ円弧組立体が前記軸線周りに回転して前記円弧頭蓋骨ピンを前記患者の頭部の第3の側の上に選択的に配置するように、前記第1端と前記第2端に対して回転させる段階と、
    前記頭蓋骨クランプ円弧組立体を、前記円弧頭蓋骨ピンが枢動して前記患者の頭部の前記第3の側に係合するように、前記第1端と前記第2端に対して枢動させる段階と、から成り、
    前記患者の頭部の前記第1の側、前記第2の側、前記第3の側に、前記第1頭蓋骨ピン、前記第2頭蓋骨ピン、及び前記円弧頭蓋骨ピンをそれぞれ係合させることにより、前記患者の頭部が十分に固定される、方法。
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