JP2014191020A - 表示装置、表示駆動方法、表示駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数個の表示パネル(11,12)がライン走査進行方向に隣接配置されて1つの画面を形成する。この場合に一の表示パネルをマスターコントローラ20Mが駆動し、他の表示パネルをスレーブコントローラ20Sが駆動する。マスターコントローラは、生成した走査制御信号(EN)及びクロック信号(CLK)に基づいて対応する表示パネルの駆動を行うとともに、生成した走査制御信号及びクロック信号を出力する。スレーブコントローラは、入力した走査制御信号及びクロック信号に基づいて対応する表示パネルの駆動を行う。これにより各表示パネルで走査開始タイミング及びクロックを同期させる。
【選択図】図2
Description
表示パネル上に画像を表出させるための発光駆動方式としては、ドット毎に順次時系列で制御する方式(ドット駆動方式)、ドットを直線状に並べたラインに属する複数のドットを同時発光させ順次ライン毎に時系列で制御する方式(ライン駆動方式)、1画面を構成するフレームに属するすべてのドットを同時発光させフレーム毎に同時に制御する方式(フレーム駆動方式)などがある。
また上記特許文献1には、例えばVFDを用いる表示装置において、複数個に区分されたグリッド系列に対応するドットの各々を右方向または左方向に等しい周期でスキャンし、所謂、デューティサイクルを複数倍にする駆動技術が提案されている。
ドットの数が増大する結果として、従来の駆動技術では、必然的に1個のドットを駆動する時間が短くなり、高輝度の画像を得るために各ドットの輝度を高く設定せざるを得ない。しかしながら、ドット輝度を高く設定することで表示パネルの寿命は短くなる。また、ライン駆動を採用する場合においてはラインの間の相互干渉によって、表出される画像の品質が悪化する。特に薄型化、軽量化等の観点から注目されているOLEDを用いる表示装置では、これらの問題は顕著である。
各表示パネルに対して、それぞれマスターコントローラ、スレーブコントローラが駆動を行う場合に、マスターコントローラは生成した走査制御信号及びクロック信号を出力できるようにする。またスレーブコントローラは、その走査制御信号及びクロック信号を入力できるようにする。これによりマスターコントローラ側の走査制御信号及びクロック信号をスレーブコントローラ側に供給可能な構成が実現できる。
これにより、マスターコントローラとスレーブコントローラで同一の走査制御信号及びクロック信号を用いることができる。つまり各表示パネルで、ライン走査の実行を共通制御できる。
これにより、マスターコントローラ側とスレーブコントローラ側でライン走査開始タイミングを一致させることができ、各表示パネルで同じラインを発光させる状態とする(スキャン同期を保つ)ことが可能となる。
ライン走査が行われていても、表示データ出力が実行されていなければ画像表示は行われない(表示オフ)。ライン走査が実行され、かつ表示データ出力が実行されることで画像表示が行われる(表示オン)。ここで、表示データ出力は、必ずしも各表示パネルで同時に開始されなくてもよい。ライン走査が共通の走査制御信号に応じて行われることでスキャン同期は保たれるためである。従って各表示パネルでは表示開始コマンドに応じて表示データ出力が開始されるようにすればよい。
スレーブコントローラが、走査制御信号に応じてライン走査を実行していても、スレーブコントローラが表示停止コマンドに応じて現フレームのライン走査終了時点で表示データ出力を停止させることで画面表示はオフとなる。
これによりマスターコントローラとスレーブコントローラを同一構成とすることが可能となる。
これにより同一構成のマスターコントローラとスレーブコントローラで、クロック信号と走査制御信号を共用できる接続構成が実現できる。
これにより、マスターコントローラとスレーブコントローラで同一の走査制御信号及びクロック信号を用いて、各表示パネルで、ライン走査の実行を共通制御できる。
これにより上述のマスターコントローラ、スレーブコントローラのいずれにも用いることのできる表示駆動装置が実現できる。
<1.実施の形態の表示装置のパネル構成>
<2.スキャン同期がとれていない場合のライン干渉>
<3.表示装置構成>
<4.表示開始、表示停止制御>
<5.まとめ及び変形例>
まず図1により、実施の形態の表示装置に採用される表示パネル構成を説明する。図1はユーザが視認する表示パネルを構成する表示部10を模式的に示している。
図1に示す表示部10の表示エリアは、表示パネル11と表示パネル12とが隣接して配置されて形成される。
表示パネル11と表示パネル12とは同一構成である。具体的には1枚のガラスの上に表示パネル11と表示パネル12とが配置され、表示部10を構成している。表示パネル11と表示パネル12との各々は、表示画像を構成する有効画素として例えば240個のドットが水平方向に配置され、68個のドットが垂直方向(ライン走査方向)に配置される。従って表示パネル11、12は、それぞれ240×68=16320個の有効ドットを有する。各ドットが表示画素となる。
図の表示エリア内に示す水平方向の破線は水平方向に並ぶ画素としてのラインを示しており、各表示パネル11,12はそれぞれ、第1ラインから第68ラインが有効表示ラインとなる。各ラインは、水平方向に並ぶ第1ドットから第240ドットが有効画素となる。
本実施の形態の場合、各ドットはOLEDを用いた自発光素子として形成される。
各表示パネル11,12はそれぞれ独立してライン走査される。本実施の形態の場合、スキャン方向SD1,SD2として示すように、各表示パネル11,12は、それぞれ第1ラインから第68ラインに進行するように1ライン毎に選択されるライン走査が行われる。
一般に表示パネルは、垂直方向に並ぶ全ドットに対して1本の表示データ線(輝度制御線)を設け、水平方向に並ぶ全ドットに対して1本の走査線を設ける。例えば240ドット×136ドットの表示パネルを構成する場合、垂直方向に延設される240本の表示データ線と、水平方向に延設される136本の走査線を設ける。
そして例えばライン駆動方式を用いる場合、走査線により1ラインごとに選択しながら、表示データ線から1ライン上の各ドットに表示データ信号(輝度信号)を与え、当該ラインの各ドットを発光させる。これを第1ラインから最終ラインまで順次行うことで1フレームの画像表示が行われる。
従って、表示部10を視認する者に生じる視覚的な残像現象を利用して、各ラインのドット輝度が同レベルであっても表示部10に表示される画像の輝度を2倍にすることができる。あるいは、ドットの発光輝度をさほど高くしなくても表示画像において十分な輝度を得ることができるともいえる。
このため図1のような複数パネルによる1画面を構成し、各パネルをそれぞれ独立して駆動する手法は、大画面化、高精細化に適した手法となる。
ここで2枚の表示パネル11,12を隣接配置した場合に生ずる画質劣化(輝線の発生)について図2を参照して説明しておく。なお図2において表示パネル11,12内の破線は、ライン走査により選択されている(発光している)ラインを示している。
表示パネル11,12を独立して表示制御する場合、図2Aに示すように、表示パネル11に対して表示データ線ドライバ101A、走査線ドライバ102Aが設けられる。走査線ドライバ102Aによって各ラインが順次選択されながら、表示データドライバ101Aにより、選択されたラインの各ドットに対して表示データ信号が供給されることで、第1ラインから順次各ラインが発光駆動される。
同様に表示パネル12に対して表示データ線ドライバ101B、走査線ドライバ102Bが設けられ、走査線ドライバ102Bによって各ラインが順次選択されながら、表示データドライバ101Bにより、選択されたラインの各ドットに対して表示データ信号が供給されて、第1ラインから順次各ラインが発光駆動される。
ところが、それぞれのクロック発生部(発振回路)は、基本的には同一周波数に設計されるが、実際にはわずかな周波数誤差を生じることが多い。また、表示開始のコマンド信号が入力されるタイミングもずれることが通常である。
このため、表示パネル11側と表示パネル12側で、スキャン同期がとれていない状態となる。なおスキャン同期とは、それぞれの表示パネル11,12において、同時に同一ライン番号のラインを選択してライン走査が行われる状態をいう。
ライン走査を行って画面表示を実現するのは、上述のようにそもそも視覚的な残像現象を利用しているのであるが、同時に発光する2つのラインの間隔が、10ライン以内などとして近接していると、残像現象が顕著に表れてしまう。これによって人の目には、近接ラインの同時発光部分において輝線が認識されるような状態となる。
実施の形態の表示装置の具体的構成例を説明する。
図3は実施の形態の表示装置1と、表示装置1の表示動作制御を行うMPU(Micro Processing Unit:演算装置)2を示している。
表示パネル11は図1に示したように例えば240個のドットが水平方向に配置され、68個のドットが垂直方向(ライン走査方向)に配置される。従って表示パネル11、12は、それぞれ表示画像を構成する有効画素として例えば水平方向240個、垂直方向68個の16320個のドットを有する。これらのドットに対して、表示データ線及び走査線が配設されている。
即ち表示パネル11については、240本の表示データ線22Mが設けられる。表示データ線22Mのそれぞれは、表示パネル11上の列方向(垂直方向)に並ぶ68個のドットに共通に接続されている。また68本の走査線23Mが設けられる。走査線23Mのそれぞれは、行方向(水平方向)に並ぶ240個のドットに共通に接続されている。走査線23Mで選択されたラインの240個のドットに、表示データ線22Mから表示データ信号(輝度信号)が与えられることで、当該ラインの各ドットが、表示データ信号に応じた輝度で発光駆動される。
また表示パネル12についても、240本の表示データ線22Sが設けられる。表示データ線22Sのそれぞれは、表示パネル12上の列方向(垂直方向)に並ぶ68個のドットに共通に接続されている。また68本の走査線23Sが設けられる。走査線23Sのそれぞれは、行方向(水平方向)に並ぶ240個のドットに共通に接続されている。走査線23Sで選択されたラインの240個のドットに、表示データ線22Sから表示データ信号(輝度信号)が与えられることで、当該ラインの各ドットが、表示データ信号に応じた輝度で発光駆動される。
データバス41は、例えばバス幅が16ビットのデジタルバスとされ、データバス信号DATAの送受信が、MPU2と、マスターコントローラ20M及びスレーブコントローラ20Sとの間で行われる。データバス41により送受信されるデータバス信号DATAとしては、コマンド信号や、表示データ信号がある。
MPU2と、マスターコントローラ20M及びスレーブコントローラ20Sの間にはリード信号線44が設けられる。MPU2は、リード信号線44により、リードタイミングを指示するリード信号RDをマスターコントローラ20M及びスレーブコントローラ20Sに送信する。
MPU2と、マスターコントローラ20M及びスレーブコントローラ20Sの間にはライト信号線45が設けられる。MPU2は、ライト信号線45により、ライトタイミングを指示するライト信号WRをマスターコントローラ20M及びスレーブコントローラ20Sに送信する。
MPU2と、スレーブコントローラ20Sの間にはチップセレクト信号線47が設けられる。MPU2は、チップセレクト信号線47により、スレーブコントローラ20Sを対象とするチップセレクト信号CS2を送信する。
即ちMPU2は、チップセレクト信号CS1、CS2により通信対象をマスターコントローラ20Mとスレーブコントローラ20Sのいずれか(又は両方)に指定したうえで、コマンド信号やデータ信号の通信を行う。
マスターコントローラ20Mは、ライト信号WRがLレベルからHレベルへ立ち上がるときに、MPU2がデータバス41に乗せたデータバス信号DATAがコマンド信号であると認識してこれを取り込む。
続いてMPU2は、識別信号C ̄/DをHレベルとしたうえで、所定タイミングでリード信号RDををHレベルからLレベルとする。
マスターコントローラ20Mは、リード信号RDがHレベルからLレベルに立ち下がるときに、コマンド信号が指示したデータ信号をデータバス41に乗せる。このデータ信号をMPU2が取り込む。
マスターコントローラ20Mは、ライト信号WRがLレベルからHレベルへ立ち上がるときに、MPU2がデータバス41に乗せたデータバス信号DATAがコマンド信号であると認識してこれを取り込む。
続いてMPU2は、識別信号C ̄/DをHレベルとし、データバス信号DATAとしてデータ信号を出力する。そして所定タイミングでライト信号WRを一旦Lレベルとし、その後Hレベルとする。
マスターコントローラ20Mは、ライト信号WRがLレベルからHレベルへ立ち上がるときに、MPU2がデータバス41に乗せたデータバス信号DATAがデータ信号であると認識してこれを取り込む。このデータ信号には、表示パネル11に表示する画像の表示データ信号(輝度信号)を含ませることができる。
また表示パネル11の表示を終了させる場合には、MPU2が以上の図4Bのような通信で、表示停止のコマンド信号(表示停止コマンド)を送信する。マスターコントローラ20Mは表示停止のコマンド信号を取り込んだ後、表示パネル11に対する走査線23Mの駆動と、表示データ線22Mへの表示データ出力を終了させて、表示パネル11における画像表示を停止させる。
マスターコントローラ20Mは、表示パネル11で表示を実行させる場合、カソードドライバ21Mによりライン走査を実行させるが、そのためにカソードドライバ制御信号CAをカソードドライバ21Mに供給する。
カソードドライバ制御信号CAとしては、図示のようにトリガ信号TRG、ライン選択信号DTk、ラッチ信号LAT、ブランキング信号BKがある。
図5Aにカソードドライバ制御信号CAを示している。ライン選択信号DTkは、トリガ信号TRGの所定のタイミングでLレベルとなることで走査するラインを選択する。図は第1ラインを選択する状態である。ラッチ信号LATのタイミングで、ライン選択(この場合第1ライン)が確定する。カソードドライバ21Mは、選択されたラインに対応する走査線23Mに対して走査信号を出力する。
このようなカソードドライバ制御信号CAがマスターコントローラ20Mからカソードドライバ21Mへ供給されて、各ラインが順次選択されていくことに応じて、カソードドライバ21Mは、走査線23Mにより第1ラインから第68ラインを順次走査することとなる。なおブランキング信号BKは、各ラインの走査過程でカソード信号をすべて非選択にするタイミングを規定する信号である。
具体的には、マスターコントローラ20Mは、MPU2から表示開始のコマンド信号を受け取ると、それに応じてスキャンイネーブル信号ENを生成し、クロック信号CLK及びスキャンイネーブル信号ENに応じてカソードドライバ21Mによるライン走査開始のタイミングと、表示データ線22Mへの表示データ信号出力のタイミングを生成する。
本実施の形態の表示装置1では図3に示すように、マスターコントローラ20Mが、この内部生成するクロック信号CLK及びスキャンイネーブル信号ENを端子31,32から外部に出力できる構成とされている。
スレーブコントローラ20Sは、端子33,34からクロック信号CLK及びスキャンイネーブル信号ENを入力可能な構成とされている。そしてスレーブコントローラ20Sは、入力されたクロック信号CLK及びスキャンイネーブル信号ENに応じてカソードドライバ21Sによるライン走査開始のタイミングと、表示データ線22Sへの表示データ信号出力のタイミングを生成する。(詳しくは図7から図9を用いて後述する)
従って本実施の形態では、マスターコントローラ20Mとスレーブコントローラ20Sが、共通のクロック信号CLK及びスキャンイネーブル信号ENを用いて、それぞれ表示パネル11,12を駆動するものとなる。
この表示駆動装置20は、MPUインターフェース60、コマンドデコーダ61、発振回路62、スキャンイネーブル信号生成部63、第1のセレクタ64、第2のセレクタ65、タイミングコントローラ66、メモリ67、アノードドライバ68を有する。
コマンドデコーダ61は、MPU2から送信されてきたコマンド信号を内部レジスタに取り込むと共に、コマンド信号のデコードを行う。メモリ67は例えばMPU2から送信されてきたデータ信号の記憶に用いられる
コマンドデコーダ61は、ライト信号WRのタイミングで取り込んだコマンド信号の内容が表示開始、又は表示停止のコマンドであれば、その情報をスキャンイネーブル信号生成部63に通知する。またコマンドデコーダ61はタイミングコントローラ66に対してコマンド信号の内容に応じた動作を実行させるべく通知を行う。またコマンドデコーダ61はライト信号WRのタイミングで取り込んだデータ信号(例えば表示データ信号)をメモリ67に記憶させる。
クロック信号CLKはメモリ67に供給されてデータの書込/読出動作のクロックとしてに用いられる。またクロック信号CLKはセレクタ64のM端子に供給される。さらにクロック信号CLKは端子69から表示駆動装置20の外部に出力される。
セレクタ64のS端子は、端子70と接続されている。
スキャンイネーブル信号生成部63から出力されるスキャンイネーブル信号ENはセレクタ65のM端子に供給される。またスキャンイネーブル信号ENは端子71から表示駆動装置20の外部に出力される。
セレクタ65のS端子は、端子72と接続されている。
アノードドライバ68は、タイミングコントローラ66が規定する駆動タイミングで表示データ信号を表示データ線22に出力する。
タイミングコントローラ66には、セレクタ64を介してクロック信号CLKが供給され、またセレクタ65を介してスキャンイネーブル信号ENが供給される。さらにタイミングコントローラ66には、コマンドデコーダ61からコマンド内容に応じた信号が供給される。
タイミングコントローラ66は、クロック信号CLK及びスキャンイネーブル信号EN、及びコマンド内容に基づいて、ライン走査タイミング及び表示データ線22への表示データ信号の出力タイミングを設定することになる。
そしてタイミングコントローラ66はカソードドライバ制御信号CAを出力して、カソードドライバ(21M、21S)によるライン走査を実行させる。またタイミングコントローラ66はアノードドライバ68による表示データ線22への表示データ信号の出力タイミングを規定すると共に、表示データをメモリ67から読み出してアノードドライバ68に転送する。これによってアノードドライバ68が、各走査線23の走査タイミングにあわせて、該当ラインの各ドットの表示データ信号を表示データ線22に出力する。
またタイミングコントローラ66は、フレームの先頭、つまり第1ラインの走査タイミングで割込信号INT(INT1,INT2)を出力する。
すると、このマスターコントローラ20Mとしての表示駆動装置20は、発振回路62で生成されたクロック信号CLKがセレクタ64を介してタイミングコントローラ66及びメモリ67に供給されて、表示駆動制御に用いられることになる。
またスキャンイネーブル信号生成部63から出力されたスキャンイネーブル信号ENがセレクタ65を介してタイミングコントローラ66に供給されて、表示駆動制御に用いられる。
さらに発振回路62で生成されたクロック信号CLKと、スキャンイネーブル信号生成部63から出力されたスキャンイネーブル信号ENが、表示駆動装置20の外部に出力される。
すると、このスレーブコントローラ20Sとしての表示駆動装置20は、マスターコントローラ20Mから出力されたクロック信号CLKがセレクタ64を介してタイミングコントローラ66及びメモリ67に供給されて、表示駆動制御に用いられることになる。
またマスターコントローラ20Mから出力されたスキャンイネーブル信号ENがセレクタ65を介してタイミングコントローラ66に供給されて、表示駆動制御に用いられる。
以下、マスターコントローラ20Mとスレーブコントローラ20Sによる表示開始、表示停止制御の具体例を図7、図8、図9を参照して説明していく。
なお図7、図8、図9では、ライト信号WRを示しているが、これはMPU2からの表示開始又は表示停止のコマンド信号が、マスターコントローラ20M又はスレーブコントローラ20Sに取り込まれるタイミングを示すものとしている。
またマスターコントローラ20M、スレーブコントローラ20Sはいずれも、スキャンイネーブル信号ENがHレベルとなることでカソードドライバ21M、21Sによるライン走査を開始させる。
割込信号INT1,INT2は、前述したフレーム先頭タイミングを示す意味で図示している。
表示ON(オン)とは、表示パネル11,12において画像表示が実行されている期間を示し、表示OFF(オフ)とは、画像表示が実行されていない期間を示す。
なお、表示オンとは、カソードドライバ21M、21Sによる走査線23M、23Sに対するライン走査(以下「カソードスキャン」ともいう)と、アノードドライバ68による表示データ線22M、22Sへの表示データ信号の出力(以下「アノード信号出力」ともいう)の双方が行われている場合となる。
一方、表示オフとは、基本的にはカソードスキャンとアノード信号出力の双方が行われていない場合である。但しカソードスキャンが実行されていてもアノード信号出力が行われていない場合も画像表示はなされないため、このような期間も表示オフとなる。
マスターコントローラ20Mとスレーブコントローラ20Sにおいて、常に同時にMPU2からのコマンド信号を取り込むことができればよいのであるが、実際には必ずしもそのような同時取り込みとはならない。
コマンド信号は、チップセレクト信号CS1、CS2でマスターコントローラ20Mとスレーブコントローラ20Sのいずれかが選択され、もしくは同時に選択されて、MPU2から送信される。例えばMPU2から表示開始のコマンド信号が、異なるタイミングでマスターコントローラ20Mとスレーブコントローラ20Sに供給された場合、当然コマンド信号を取り込むタイミングがずれる。また表示開始のコマンド信号がマスターコントローラ20Mとスレーブコントローラ20Sに同時に供給されたとしても、実際の取り込みにはタイミング誤差が生ずることが多い。
そこで本実施の形態では、コマンド取得タイミングにかかわらず、表示パネル11,12で適切にスキャン同期がとれるように、以下の(1)(2)(3)の考え方に基づいて、マスターコントローラ20Mとスレーブコントローラ20Sが動作するようにしている。
(2)アノード信号出力については、マスターコントローラ20Mとスレーブコントローラ20Sのいずれも、コマンド信号(表示開始、表示停止)に従って、必要なタイミング(例えばフレーム先頭タイミング)で開始又は停止制御を行う。
(3)カソードスキャンを停止させる際には、アノード信号出力も停止させる。
上記(2)に関しては、マスターコントローラ20M、スレーブコントローラ20Sの各タイミングコントローラ66が、それぞれ表示開始のコマンド信号に応じて、コマンド取り込み後のフレーム先頭タイミングで、アノードドライバ68からのアノード信号出力を開始させ、また表示停止のコマンド信号に応じてアノードドライバ68からのアノード信号出力を停止させるようにすればよい。
上記(3)に関しては、マスターコントローラ20M、スレーブコントローラ20Sの各タイミングコントローラ66が、カソードスキャンを停止させる場合は、アノード信号出力も停止させるように制御すればよい。
図7Aはマスターコントローラ20Mの動作例(マスター動作例I)を示している。
マスターコントローラ20Mが、ライト信号WRに応じて時点Tmsで表示開始のコマンド信号を取り込んだとする。
マスターコントローラ20Mのスキャンイネーブル信号生成部63は、例えば時点Tmsから固定の遅延時間DLが経過した時点Tenに、スキャンイネーブル信号ENをHレベルとする。スキャンイネーブル信号ENがHレベルとなることで、マスターコントローラ20Mのタイミングコントローラ66はカソードスキャンを開始させ、またアノード信号出力を開始させる(上記(1)(2)参照)。従って、この時点Tenがフレームの先頭(INT1参照)となり、表示パネル11は表示オンとなる。
例えば図7Cのスレーブ動作例iとして、スレーブコントローラ20S側はライト信号WRに応じて時点Tssで表示開始のコマンド信号を取り込んだとする。この時点Tssは、図7Aで述べた時点Tmsと同時もしくはわずかに遅れたタイミングであるが、時点Tenよりは前のタイミングであったとする。
スレーブコントローラ20Sのタイミングコントローラ66は、時点Tenでマスターコントローラ20Mから供給されるスキャンイネーブル信号ENがHレベルとなることで、カソードスキャンを開始させ、また表示開始のコマンド信号に応じてフレーム先頭タイミングでアノード信号出力を開始させる(上記(1)(2)参照)。従って時点Tenがフレームの先頭(INT2参照)となり、表示パネル12は表示オンとなる。
つまり、表示パネル11、12はカソードスキャンの開始タイミング及びアノード信号出力の開始タイミングが一致して同時に表示オンとなる。しかも、カソードスキャンとアノード信号出力は共通のクロック信号CLKに基づくことから、常に表示パネル11、12は常に同じ番号のラインを発光させる状態となる。
スレーブコントローラ20Sのタイミングコントローラ66は、時点Tenでマスターコントローラ20Mから供給されるスキャンイネーブル信号ENがHレベルとなることで、まだ表示開始のコマンド信号を受信しない時点であっても、カソードスキャンを開始させる(上記(1)参照)。従って時点Tenがフレームの先頭(INT2参照)のタイミングとなる。但し、アノード信号出力については表示開始のコマンド信号に従う(上記(2)参照)ため、この時点ではアノード信号出力は開始させず、表示パネル12は表示オフである。
その後、時点Tssで表示開始のコマンド信号を取得すると、スレーブコントローラ20Sのタイミングコントローラ66は、次のフレーム先頭タイミングとなる時点Tsdでアノード信号出力を開始させる。これにより表示パネル12は表示オンとなる。
つまりこの場合、表示パネル11、12はカソードスキャンの開始タイミングが一致するが、アノード信号出力の開始タイミングが一致せず、表示オンのタイミングはずれる。ところが、カソードスキャンの同期はとれており、しかも、カソードスキャンとアノード信号出力は共通のクロック信号CLKに基づくことから、表示パネル12がオンとなった後は、常に表示パネル11、12で常に同じ番号のラインを発光させる状態が保たれる。
即ちマスターコントローラ20Mが、ライト信号WRに応じて時点Tmsで表示開始のコマンド信号を取り込むと、同時的にスキャンイネーブル信号生成部63はスキャンイネーブル信号ENをHレベルとする(時点Ten)。スキャンイネーブル信号ENがHレベルとなることで、タイミングコントローラ66はカソードスキャンを開始させ、またアノード信号出力を開始させる(上記(1)(2)参照)。従って、この時点Tms(=Ten)がフレームの先頭(INT1参照)となり、表示パネル11は表示オンとなる。
図8Aはマスターコントローラ20Mの動作例(マスター動作例III)を示している。
マスターコントローラ20Mが、ライト信号WRに応じて時点Tmeで表示停止のコマンド信号を取り込んだとする。
マスターコントローラ20Mのスキャンイネーブル信号生成部63は、この時点Tmeに、スキャンイネーブル信号ENをLレベルとする。スキャンイネーブル信号ENがLレベルとなったら、マスターコントローラ20Mのタイミングコントローラ66は、現在のフレームのスキャンが終わった時点Tdeでカソードスキャンを停止させる。またマスターコントローラ20Mのタイミングコントローラ66は表示停止のコマンド信号に応じて現在のフレームのスキャンが終わった時点Tdeでアノード信号出力も停止させる(上記(1)(2)参照)。従って時点Tdeで表示パネル11は表示オフとなる。
まず図8Bのスレーブ動作例iiiは、スレーブコントローラ20Sが表示停止のコマンド信号を取り込んだ時点Tseが、図8Aの時点Tmeより遅れた場合である。
スレーブコントローラ20Sのタイミングコントローラ66は、先に時点Tmeに、マスターコントローラ20Mからのスキャンイネーブル信号ENがLレベルとなることで、現在のフレームのスキャンが終わった時点Tdeでカソードスキャンを停止させる。またカソードスキャン停止に伴ってアノード信号出力も停止させる(上記(1)(3)参照)。従って時点Tseに先だって表示パネル12は表示オフとなる。
つまり、表示パネル11、12は同時に表示オフとなる。
スレーブコントローラ20Sのタイミングコントローラ66は、時点Tseに表示停止のコマンド信号を取り込んだことに応じて、現在のフレームのスキャンが終わった時点T10でアノード信号出力を停止させる(上記(2)参照)。但しカソードスキャンは継続する(上記(1)参照)。アノード信号出力が停止されることで表示パネル12は表示オフとなる。
その後、マスターコントローラ20M側が表示停止のコマンド信号を取り込み、時点Tmeでスキャンイネーブル信号ENをLレベルにしたら、スレーブコントローラ20Sのタイミングコントローラ66は、現在のフレームのスキャンが終わった時点T11でカソードスキャンを停止させる(上記(1)参照)。
つまりこの場合は、表示パネル12が表示パネル11より先にアノード信号出力を停止するが、表示パネル11のカソードスキャンが停止するまでは、表示パネル12のカソードスキャンは継続される。
もし仮に、マスターコントローラ20Mに対して表示停止のコマンド信号が発行されないままスレーブコントローラ20Sに表示開始のコマンド信号が発行された場合、それに応じてスレーブコントローラ20Sはアノード信号出力を再開することになるが、カソードスキャンは継続していたため、スキャン同期がとれた状態は保たれていることになる。
スレーブコントローラ20Sのタイミングコントローラ66は、時点Tse(=図8Aの時点Tme)に表示停止のコマンド信号を取り込む。マスターコントローラ20Mからのスキャンイネーブル信号ENはこの時点でLレベルとなるため、スレーブコントローラ20Sのタイミングコントローラ66は、現在のフレームのスキャンが終わった時点Tdeでカソードスキャンを停止させる(上記(1)参照)。また表示停止のコマンド信号を取得することに応じて、現在のフレームのスキャンが終わった時点Tdeでアノード信号出力を停止させる(上記(2)参照)。従って表示パネル11、12は同時に表示オフとなる。
この場合、時点Tmeでスキャンイネーブル信号ENがLレベルとなり、時点Tenで再びHレベルとなる。
スレーブコントローラ20Sのタイミングコントローラ66は、スキャンイネーブル信号ENがLレベルとなルことに応じて、現在のフレームのスキャンが終わった時点Tdeカソードスキャンを停止させ、同時にアノード信号出力を停止させる(上記(1)(3)参照)。従って表示パネル12は時点Tdeに表示オフとなる。
その後、時点Tenでスキャンイネーブル信号ENがHレベルとなると、スレーブコントローラ20Sのタイミングコントローラ66は、カソードスキャンを開始させ、またアノード信号出力を開始させる(上記(1)(2)参照)。従って時点Tenがフレームの先頭(INT2参照)となり、表示パネル12は表示オンとなる。
このように、マスターコントローラ20M側のみが表示停止のコマンド信号を取得し、その後、表示開始のコマンド信号を取得した場合でも、表示部11,12は同時に表示オフ、さらに表示オンとなり、かつ表示オンとなった後にもスキャン同期がとれている状態が得られる。
以上説明してきたように本実施の形態の表示装置1では、マスターコントローラ20Mは生成したクロック信号CLK及びスキャンイネーブル信号EN(走査制御信号)を出力できる構成としている(図2の端子31,32、図6の端子69,71)。またスレーブコントローラ20Sは、そのクロック信号CLK及びスキャンイネーブル信号ENを入力できるようにしている(図2の端子33,34、図6の端子70,72)する。この構成により、マスターコントローラ20M側で用いるクロック信号CLK及びスキャンイネーブル信号ENをスレーブコントローラ20S側に供給可能な構成が実現できる。
そしてマスターコントローラ20Mは、内部で生成したスキャンイネーブル信号EN(走査制御信号)及びクロック信号CLKに基づいて対応する表示パネル11の駆動を行うとともに、生成したスキャンイネーブル信号ENとクロック信号CLKを出力する。一方、スレーブコントローラ20Sは、マスターコントローラ20Mから入力したスキャンイネーブル信号ENとクロック信号CLKに基づいて対応する表示パネル12の駆動を行う。
従って、カソードスキャンの開始タイミングを規定するイネーブル信号ENとカソードスキャンに用いるクロック信号CLKが共用され、スキャン同期を適切にとることができる。これによって、表示パネル11、12では常に同じライン番号のラインが選択されている状態とでき、図2に示したように発光するラインが近接するということは生じない。
このため複数の表示パネルによる大画面化と高輝度化を図る場合に、ライン間の相互干渉による輝線の発生を解消でき、表示品質の向上が実現できる。
これにより、マスターコントローラ20M側とスレーブコントローラ20S側でライン走査開始タイミングを一致させることができ、各表示パネルで同じラインを発光させる状態とする(スキャン同期を保つ)ことが可能となる。
表示データ出力は、必ずしも各表示パネルで同時に開始されなくても、ライン走査が共通のスキャンイネーブル信号ENに応じて行われることでスキャン同期は保たれる。従って各表示パネル11,12では表示開始のコマンド信号に応じて表示データ出力(アノード信号出力)が開始されるようにすればよいことになり、コマンド信号に応じた表示動作が保証される。
さらにスレーブコントローラ20Sは、表示停止のコマンドに応じて現フレームのライン走査終了時点で各ラインの画素への表示データ出力(アノード信号出力)を停止させるようにしている。つまりスレーブコントローラ20S側のみに対する表示停止のコマンドに対応した表示パネル12の表示オフも実行できる。換言すれば、スレーブコントローラ20S側のみへのコマンド信号にも対応可能である。またスキャンイネーブル信号ENがHレベルである限りはカソードスキャンについては継続していることで、その後の表示オンの際のスキャン同期維持も可能となる。
表示駆動装置20をマスターコントローラ20Mとして用いる場合、セレクタ64が発振回路62で発生されたクロック信号CLKを選択し、セレクタ65がスキャンイネーブル信号生成部63で生成したスキャンイネーブル信号ENを選択するようにすればよい。また、表示駆動装置20をスレーブコントローラ20Sとして用いる場合、セレクタ64が端子70から入力されたクロック信号CLKを選択し、セレクタ65が端子72から入力したスキャンイネーブル信号ENを選択するようにすればよい。このような選択は、固定のM/S信号により設定でき、使い分けは容易である。
図6の表示駆動装置20として、発振回路62からのクロック信号CLKをメモリ67に直接供給せず、セレクタ64で選択されたクロック信号CLKがメモリ67に供給されてデータの書込/読出動作に用いられるようにしてもよい。
またマスターコントローラ20M及びスレーブコントローラ20Sとする表示駆動装置20は、異なる構成でもよい。その場合、マスターコントローラ20Mとする表示駆動装置20は、図6の構成からセレクタ64,65、端子69〜73を設けない構成で実現できる。スレーブコントローラ20Sとする表示駆動装置20は、図6の構成からセレクタ64,65、スキャンイネーブル信号発生部63、発振回路62、端子69,71,73を設けない構成とし、端子70,72からのクロック信号CLKとスキャンイネーブル信号ENがタイミングコントローラ66に直接入力されるようにすることもできる。
2…MPU
10…表示部
11,12…表示パネル
20…表示駆動装置
20M…マスターコントローラ
20S…スレーブコントローラ
21M,21S…カソードドライバ
61…コマンドデコーダ
62…発振回路
63…スキャンイネーブル信号生成部
64,65…セレクタ
66…タイミングコントローラ
68…アノードドライバ
Claims (11)
- ライン走査進行方向に隣接配置されて1つの画面を形成する複数個の表示パネルと、
複数個のうちの一の表示パネルに対応して、その表示パネルを駆動するマスターコントローラと、
前記一の表示パネル以外の表示パネルに対応して、その表示パネルを駆動するスレーブコントローラと、
を有し、
前記マスターコントローラは、生成した走査制御信号及びクロック信号に基づいて対応する表示パネルの駆動を行うとともに、生成した前記走査制御信号及び前記クロック信号を出力可能な構成とされ、
前記スレーブコントローラは、入力した前記走査制御信号及び前記クロック信号に基づいて対応する表示パネルの駆動を行う構成とされている
表示装置。 - 前記スレーブコントローラは、前記マスターコントローラが出力した前記走査制御信号及び前記クロック信号を入力し、入力した前記走査制御信号及び前記クロック信号に基づいて対応する表示パネルの駆動を行う
請求項1に記載の表示装置。 - 前記マスターコントローラは、入力された表示開始コマンドに応じたタイミングでライン走査開始を示す前記走査制御信号を生成し、該走査制御信号に応じてライン走査の開始制御を行い、
前記スレーブコントローラは、前記マスターコントローラから供給された、ライン走査開始を示す前記走査制御信号に応じてライン走査の開始制御を行う
請求項2に記載の表示装置。 - 前記マスターコントローラ及び前記スレーブコントローラは、入力された表示開始コマンドに応じたタイミングで、対応する表示パネルの各ラインの画素への表示データ出力を開始させる
請求項3に記載の表示装置。 - 前記マスターコントローラは、入力された表示停止コマンドに応じて、ライン走査停止を示す前記走査制御信号を生成し、該走査制御信号に応じて現フレームのライン走査終了時点でライン走査の停止制御を行い、
前記スレーブコントローラは、前記マスターコントローラから供給された、ライン走査停止を示す前記走査制御信号に応じて現フレームのライン走査終了時点でライン走査の停止制御を行う
請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の表示装置。 - 前記マスターコントローラ及び前記スレーブコントローラは、ライン走査の停止制御と共に、各ラインの画素への表示データ出力を停止させる
請求項5に記載の表示装置。 - 前記スレーブコントローラは、さらに、入力された表示停止コマンドに応じて現フレームのライン走査終了時点で各ラインの画素への表示データ出力を停止させる
請求項6に記載の表示装置。 - 前記マスターコントローラ及び前記スレーブコントローラは、
クロック発生部と、
前記クロック発生部で発生されたクロック信号と入力されたクロック信号とを選択する第1のセレクタと、
入力されたコマンドに応じた前記走査制御信号を生成する走査制御信号生成部と、
前記走査制御信号生成部で生成した走査制御信号と、入力された走査制御信号とを選択する第2のセレクタと、
前記第1のセレクタで選択されたクロック信号と前記第2のセレクタで選択された走査制御信号を用いて、ライン走査及び表示データ出力の制御を行うタイミングコントローラと、を備えている
請求項1に記載の表示装置。 - 前記マスターコントローラは、
前記第1のセレクタが前記クロック発生部で発生されたクロック信号を選択し、前記第2のセレクタが前記走査制御信号生成部で生成した走査制御信号を選択するものとされ、
前記スレーブコントローラは、
前記第1のセレクタが前記入力されたクロック信号を選択し、前記第2のセレクタが前記入力された走査制御信号を選択するものとされている
請求項8に記載の表示装置。 - ライン走査進行方向に隣接配置されて1つの画面を形成する複数個の表示パネルに対する表示駆動方法として、
複数個のうちの一の表示パネルに対応するマスターコントローラが、生成した走査制御信号及びクロック信号に基づいて対応する表示パネルの駆動を行うとともに、生成した前記走査制御信号及び前記クロック信号を出力し、
前記一の表示パネル以外の表示パネルに対応するスレーブコントローラが、前記マスターコントローラが出力した前記走査制御信号及び前記クロック信号を入力し、入力した前記走査制御信号及び前記クロック信号に基づいて対応する表示パネルの駆動を行う
表示駆動方法。 - クロック発生部と、
前記クロック発生部で発生されたクロック信号と入力されたクロック信号とを選択する第1のセレクタと、
入力されたコマンドに応じた前記走査制御信号を生成する走査制御信号生成部と、
前記走査制御信号生成部で生成した走査制御信号と、入力された走査制御信号とを選択する第2のセレクタと、
前記第1のセレクタで選択されたクロック信号と前記第2のセレクタで選択された走査制御信号を用いて、ライン走査及び表示データ出力の制御を行うタイミングコントローラと、を備えている
表示駆動装置。
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