JP2014189995A - トイレ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】1つのセンサで入室検知、人体検知、着座検知を行うことを可能とし、デザイン性が高く、また組立性の高いトイレ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】便器後部上方に設置される本体部と、前記本体部に軸支され、開閉可能な便座と、前記本体部に軸支され、開閉可能な便ふたと、前記本体部の内部に配置され、人体の局部を洗浄可能な人体洗浄ノズルと、を備えたトイレ装置であって、前記トイレ装置は、トイレルームに入室した人体を検知する入室検知と、男子小時の静止した人体を検知する人体検知と、前記便座に人体が着座したことを検知する着座検知と、を行う1つのサーモパイルセンサを有することを特徴とするトイレ装置である。
【選択図】図2
【解決手段】便器後部上方に設置される本体部と、前記本体部に軸支され、開閉可能な便座と、前記本体部に軸支され、開閉可能な便ふたと、前記本体部の内部に配置され、人体の局部を洗浄可能な人体洗浄ノズルと、を備えたトイレ装置であって、前記トイレ装置は、トイレルームに入室した人体を検知する入室検知と、男子小時の静止した人体を検知する人体検知と、前記便座に人体が着座したことを検知する着座検知と、を行う1つのサーモパイルセンサを有することを特徴とするトイレ装置である。
【選択図】図2
Description
本発明の態様は、外観を向上し、組立性も向上できるトイレ装置に関する。
従来トイレ装置では人体検知用のセンサとして3つのセンサを有する。人体がトイレルームに入室したことを検知し、便ふたを自動で開ける等の機能を開始するためのセンサ。
人体が便座に着座したことを検知し、おしり洗浄等の主要機能を開始するためのセンサ。
便座・便ふたを開した状態で用を足す男子小時に人がトイレ装置の前にいることを検知し、便座・便ふたが自動で閉まることを禁止する等のためのセンサである。(特許文献1)
人体が便座に着座したことを検知し、おしり洗浄等の主要機能を開始するためのセンサ。
便座・便ふたを開した状態で用を足す男子小時に人がトイレ装置の前にいることを検知し、便座・便ふたが自動で閉まることを禁止する等のためのセンサである。(特許文献1)
入室検知用のセンサは動体を検知する性能が必要で着座検知は静体を検知する性能が必要で便座・便ふたの自動閉を禁止するには静体を検知する性能が必要である。着座検知と便座・ふたの自動閉を禁止するセンサはともに静体を検知できる性能があれば良いが、
トイレ装置の状態が便座閉・便ふた開と便座開・便ふた開の両方を状態で検知する必要がある。従来静体検知には測距式のセンサを用いていたが、測距式はビーム上の非常に狭いエリアとなるため、それぞれの状態の人体を検知するには製品形状上困難である。その他着座検知の手段として荷重検知や静電容量式などの手段があるが、それらのセンサは
近距離もしくは接しなければ人体検知は不可能である。そのため、従来のトイレ装置は3つのセンサを有している。
トイレ装置の状態が便座閉・便ふた開と便座開・便ふた開の両方を状態で検知する必要がある。従来静体検知には測距式のセンサを用いていたが、測距式はビーム上の非常に狭いエリアとなるため、それぞれの状態の人体を検知するには製品形状上困難である。その他着座検知の手段として荷重検知や静電容量式などの手段があるが、それらのセンサは
近距離もしくは接しなければ人体検知は不可能である。そのため、従来のトイレ装置は3つのセンサを有している。
しかしながら、従来とのトイレ装置は3つのセンサを有しているため、センサ部が3箇所露出しており、製品デザイン上の制約や製造における組立性に問題がある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、1つのセンサで入室検知、人体検知、着座検知を行うことを可能とし、デザイン性が高く、また組立性の高いトイレ装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、便器後部上方に設置される本体部と、前記本体部に軸支され、開閉可能な便座と、前記本体部に軸支され、開閉可能な便ふたと、前記本体部の内部に配置され、人体の局部を洗浄可能な人体洗浄ノズルと、を備えたトイレ装置であって、前記トイレ装置は、トイレルームに入室した人体を検知する入室検知と、男子小時の静止した人体を検知する人体検知と、前記便座に人体が着座したことを検知する着座検知と、を行う1つのサーモパイルセンサを有することを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、熱を感知するサーモパイルセンサは静体・動体を検知できる。そのため、1つのサーモパイルセンサで入室検知、人体検知、着座検知ができる。結果、デザイン性が高く、また組立性の高いトイレ装置を提供することができる。
また、第2の発明は、前記トイレルームの壁面に配置され、前記人体洗浄ノズルを操作可能な操作部と、を有し、前記サーモパイルセンサは前記操作部に配置されていることを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、1つのサーモパイルセンサはトイレルーム内の壁面に配置された操作部に配置されている。そのため、サーモパイルセンサが入室検知、人体検知、着座検知をする際に便座、または便ふたの開閉状態の影響を受けない。そのため、1つのサーモパイルセンサで入室検知、人体検知、着座検知を精度よく検知することができる。また、1つのサーモパイルセンサで入室検知、人体検知、着座検知ができるので、デザイン性が高く、また組立性の高いトイレ装置を提供することができる。
本発明の態様によれば、1つのサーモパイルセンサで入室検知、人体検知、着座検知を行うことを可能とし、デザイン性が高く、また組立性の高いトイレ装置を提供される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は本発明の実施の形態にかかるトイレ装置を例示する斜視模式図である。図2は本発明の実施の形態にかかるサーモパイルセンサの入室検知を説明するための側面図である。図3は本発明の実施の形態にかかるサーモパイルセンサの人体検知を説明するための側面図である。図4は本発明の実施の形態にかかるサーモパイルセンサの着座検知を説明するための側面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態におけるトイレ装置1は、トイレルームに配置され、トイレルームの壁面に配置された操作部であるリモコン装置2を有する。
トイレ装置1は、便器3後方上方に設置され、各種機能を制御するための制御部等を有するトイレ装置本体部4と、トイレ装置本体部4に回動可能に軸支された便座5と、同じくトイレ装置本体部4に回動可能に軸支された便ふた6と、を備えている。
そしてリモコン装置2には、サーモパイルセンサ100が配置されている。
そして、このトイレ装置1はサーモパイルセンサ100により使用者がトイレルームに入室したことを検知すると、便ふた6を自動的に開放状態にすると共に、使用者を検知しなくなると、便ふた6を自動的に閉塞状態とする便ふた自動開閉ユニット(図示しない)による便ふた自動開閉機能を備えている。
また、このトイレ装置1は使用者の局部を洗浄する人体洗浄ノズルユニット(図示しない)による局部洗浄機能を備えており、局部を洗浄する際には、図1に示す人体洗浄ノズル8から洗浄水を使用者の局部へ向けて噴射することにより、局部洗浄を行う。
他、このトイレ装置1は便座5表面の温度を使用者が快適と感じる温度となるように制御する便座暖房ユニットによる便座暖房機能や、節電機能等、様々な機能を備えている。
特に、このトイレ装置1はトイレ装置本体部4の内部にリモコン装置2からの制御信号を受信する無線信号受信手段を備えている。
そして、無線信号受信手段は、リモコン装置2から受信した制御信号に対応した各種機能を操作できる。例えばリモコン装置2から受信した制御信号に対応して人体洗浄ノズルを操作できる。
次に図2に基づき、サーモパイルセンサ100の入室検知を説明する。
本実施形態では、リモコン装置2に配置されたサーモパイルセンサ100はリモコン装置2が配置する壁面と対面する壁面方向に検知エリアを構成する。検知エリアは4×4の16エリアで構成する。検知エリアの前後方向はトイレルーム入口から一部便座、便ふたにかかる範囲で構成する。また、検知エリアの上下方向は便器上面から使用者の平均的な身長に入る範囲で構成する。ただし、検知エリア範囲はこれに限定されるものではなく、例えば、3×3、16×16等でもセンサとして機能できれば、問題ない。
サーモパイルはゼーベック効果を利用した温度検知センサである。例として熱電対があり、ゼーベック効果を利用し、異種金属間で発生した起電力から対象物の温度を算出する。サーモパイルも同様に異種金属間で発生した起電力から対象物の温度を算出するが、熱電対が対象物に触れている必要があるのに対して、サーモパイルはレンズを利用し、所定のエリアの温度測定ができるという特徴を持つ。
図2に基づき、サーモパイルセンサ100の入室検知を説明する。本実施形態では、エリアA〜Dのどれかに体温相当の温度が検知された場合、入室検知を行う。
本実施形態では、入室検知後、便ふたの自動開動作を行い、スムーズに用を足すことができる。
次に図3に基づき、サーモパイルセンサ100の人体検知を説明する。本実施形態では、エリアI〜Lのどれかに体温相当の温度が検知された場合、人体検知を行う。
本実施形態では、人体検知後、便座、便ふたを自動で閉まることを禁止し、所定のエリアに体温相当の温度がないと判断したときに便座、便ふたを自動で閉めることで、男子小時に便座、便ふたに小水がかかることを防止する。
次に図4に基づき、サーモパイルセンサ100の着座検知を説明する。本実施形態では、エリア0〜Pのどれかに体温相当の温度が検知された場合、着座検知を行う。
本実施形態では、着座検知することで、使用者の局部を洗浄する人体洗浄ノズルユニットをリモコン装置2を使用し、操作することが可能となる。
本実施形態によれば、1つのサーモパイルセンサで入室検知、人体検知、着座検知を行うことを可能とし、デザイン性が高く、また組立性の高いトイレ装置を提供することができる。
1・・・トイレ装置、2・・・リモコン装置、3・・・便器、4・・・トイレ装置本体、5・・・便座、6・・・便ふた、8・・・人体洗浄ノズルユニット、100・・・サーモパイルセンサ
Claims (2)
- 便器後部上方に設置される本体部と、
前記本体部に軸支され、開閉可能な便座と、
前記本体部に軸支され、開閉可能な便ふたと、
前記本体部の内部に配置され、人体の局部を洗浄可能な人体洗浄ノズルと、
を備えたトイレ装置であって、
前記トイレ装置は、トイレルームに入室した人体を検知する入室検知と、男子小時の静止した人体を検知する人体検知と、前記便座に人体が着座したことを検知する着座検知と、を行う1つのサーモパイルセンサを有することを特徴とするトイレ装置。 - 前記トイレルームの壁面に配置され、前記人体洗浄ノズルを操作可能な操作部と、を有し、
前記サーモパイルセンサは前記操作部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のトイレ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013065104A JP2014189995A (ja) | 2013-03-26 | 2013-03-26 | トイレ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013065104A JP2014189995A (ja) | 2013-03-26 | 2013-03-26 | トイレ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014189995A true JP2014189995A (ja) | 2014-10-06 |
Family
ID=51836545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013065104A Pending JP2014189995A (ja) | 2013-03-26 | 2013-03-26 | トイレ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014189995A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020022744A (ja) * | 2018-08-03 | 2020-02-13 | Toto株式会社 | 認知機能判定システム |
-
2013
- 2013-03-26 JP JP2013065104A patent/JP2014189995A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020022744A (ja) * | 2018-08-03 | 2020-02-13 | Toto株式会社 | 認知機能判定システム |
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