JP2014189992A - 開閉部材制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異物の巻き込みを的確に検出しつつ、巻き込みの誤検出を抑制することが可能な開閉部材制御装置を提供する。
【解決手段】モータ14の回転速度の変化を検知してウィンドウガラスWDによる異物の巻き込みの有無を判定するコントローラ17を備えるパワーウィンドウ装置1において、コントローラ17は、巻き込み判定用の閾値を記憶し、変化後のモータ回転速度と閾値とを比較して異物の巻き込みの有無を判定し、閾値がウィンドウガラスWDの現在位置等に応じて異なっている。
【選択図】図5

Description

本発明は、開閉部材制御装置に係り、特に、開閉部材による異物の巻き込みの有無を判定することが可能な開閉部材制御装置に関する。
パワーウィンドウ装置などの車両用の開閉部材制御装置の中には、ウィンドウガラス等の開閉部材が移動中に異物を挟み込んだときに当該異物の挟み込みを検出する機構を備えているものが存在する(例えば、特許文献1参照)。例えば、特許文献1には、窓ガラスを開閉するモータと、窓ガラスの移動に応じてパルス信号を出力する回転検出装置と、パルス信号に基づいて窓ガラスによる異物の挟み込みを検出するコントローラとを備えるパワーウィンドウ装置が開示されている。そして、特許文献1に開示されたパワーウィンドウ装置では、コントローラが、パルス信号に基づいて窓ガラスの下降速度の変化量を算出し、下降速度の変化量の所定の演算結果と挟み込み判定用の閾値との比較結果によって窓ガラスによる異物の挟み込みの有無を判定する。
さらに、特許文献1に開示されたパワーウィンドウ装置では、コントローラが、異物の巻き込みを確定したときの窓ガラスの位置に応じて、窓ガラスの異物の巻き込みの進行を止める作動をするようにモータへの電力供給を制御する。このように特許文献1に開示されたパワーウィンドウ装置では、巻き込みを検出したときの窓ガラスの位置に応じた適切な巻き込み対応作動が可能である。
特開2011−122369号公報
ところで、窓ガラスが全閉位置にあるときには、窓枠の下端(所謂ベルトライン)に取り付けられたシール部材に乗員が手や腕を掛ける等の事情から、異物の巻き込みが発生する可能性があり、巻き込みが発生した場合には当該巻き込みを可及的速やかに検出する必要がある。
一方、窓ガラスが半分以上開いているときには、上述したシール部材自体が窓ガラスにより巻き込まれることがある。かかるシール部材の巻き込みは、本来の異物の巻き込みとは異なるため、検出対象から外されるべきである。
以上のような状況において特許文献1に開示されたパワーウィンドウ装置を利用しようとする場合、例えば、巻き込みの早期検出に応じるべく異物の巻き込みに対する検出感度を高く設定してしまうと、窓ガラスに上記シール部材が巻き込まれたときに誤って巻き込みを検出してしまう。さらに、当該巻き込みの誤検出がモータへの電力供給を制限してしまう結果、異物の巻き込みが生じていないにもかかわらず、窓ガラスの移動が強制的に止められてしまうことになる。
一方、シール部材の巻き込みを異物の巻き込みとして誤検出しないように検出感度を低く設定してしまうと、実際に異物の巻き込みが発生しているにもかかわらず、当該巻き込みを検出することができないまま窓ガラスを制止できなくなってしまう。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、異物の巻き込みを的確に検出しつつ、巻き込みの誤検出を抑制することが可能な開閉部材制御装置を提供することにある。
前記課題は、本発明の開閉部材制御装置によれば、開閉部材を開閉移動させる開閉部材駆動機構と、該開閉部材駆動機構による前記開閉部材の開閉動作が行われている間に前記開閉部材駆動機構の動作状態の変化を検知して前記開閉部材による異物の巻き込みの有無を判定する判定装置と、を備え、該判定装置は、前記異物の巻き込みの有無に関して設定された判定基準を記憶し、前記開閉部材駆動機構の前記動作状態が変化した際には前記判定基準に従って前記異物の巻き込みの有無を判定し、前記判定装置に記憶された前記判定基準は、前記開閉部材の現在位置、前記開閉動作における今回の開始時点から現時点までの動作継続時間、及び、前記開閉動作における今回の開始時点から現時点までの前記開閉部材の移動距離のうち、少なくともいずれか一つの指標に応じて異なっていることにより解決される。
以上の構成よれば、異物の巻き込みの有無を判定する際に適用される判定基準が、開閉部材の現在位置、開閉動作における今回の開始時点から現時点までの動作継続時間、及び、開閉動作における今回の開始時点から現時点までの開閉部材の移動距離のうち、少なくともいずれか一つの指標に応じて変化する。すなわち、上記の開閉部材制御装置では、開閉部材や開閉部材駆動機構の状態に応じて異物の巻き込みの検出感度を調整することが可能である。したがって、例えば異物の巻き込み(本来の巻き込み)が発生する可能性が高い時期には、巻き込みの発生を早期に検出し得るように上記の検出感度を高く設定する一方で、開閉部材と当接するシール部材が巻き込まれ易くなる時期については、巻き込みの誤検出を回避すべく上記の検出感度を低く設定することが可能となる。この結果、異物の巻き込みを的確に検出しつつ、巻き込みの誤検出を抑制することが可能となる。
また、上記の開閉部材制御装置において、前記判定装置に記憶された前記判定基準のうち、前記開閉部材を開方向に移動させる前記開閉動作に適用される前記判定基準は、前記少なくとも一つの指標に応じて異なっていることとしてもよい。
特に、上記の構成において、前記開閉部材を開方向に移動させる前記開閉動作に適用される前記判定基準は、前記開閉部材が全開位置により近い位置にある場合では前記開閉部材が全閉位置により近い位置にある場合よりも前記異物の巻き込みが有ると判定され難くなるように設定されていると好適である。
さらに、前記開閉部材を開方向に移動させる前記開閉動作に適用される前記判定基準は、前記開閉部材が全閉位置により近い位置にある場合では前記開閉部材が全開位置により近い位置にある場合よりも前記異物の巻き込みが有ると判定され易くなるように設定されている。
以上の構成であれば、本発明の効果をより効果的に発揮させることが可能となる。具体的に説明すると、開閉部材が全閉状態から開方向に移動し始める時期については、シール部材に乗員が手や腕を掛ける等の事情があるために異物の巻き込みが発生する可能性があるので、巻き込みの発生を可及的速やかに検出する必要がある。一方、全閉位置よりも全開位置に近い位置に開閉部材が到達した以降の期間については、開閉部材と当接するシール部材が巻き込まれ易くなる。このため、開動作の初期には上記の検出感度を高く設定し、開動作の終盤には上記の検出感度を低く設定することにより、異物の巻き込みを的確に検出しつつ、巻き込みの誤検出を抑制することが可能となる。
また、上記の開閉部材制御装置において、前記判断基準は、前記少なくとも一つの指標の変化に応じて漸次的に変化する値であることとしてもよい。
以上の構成であれば、巻き込みが発生する可能性がある開動作の初期と、開閉部材と当接するシール部材が巻き込まれ易くなる開動作の終盤と、の間で検出感度を変化させることが容易となる。
また、上記の開閉部材制御装置において、前記判定装置は、前記値としての閾値を記憶しており、前記モータの回転速度が変化した際には前記閾値と前記回転速度の変化量とを対比して前記異物の巻き込みの有無を判定し、前記開閉部材が全閉位置により近い位置にあるときに適用される前記閾値よりも、前記開閉部材が全開位置により近い位置にあるときに適用される前記閾値が小さく設定されていることとしてもよい。
以上の構成であれば、開閉部材と当接するシール部材が巻き込まれ易くなる開動作の終盤の検出感度を、異物の巻き込みが発生する可能性がある開動作の初期の検出感度よりも確実に下げることが可能になる。
また、上記の開閉部材制御装置において、車両に備えられたウィンドウガラスであり、移動範囲中の所定領域を移動する間、前記車両の窓枠の下端部において車外側と車内側にそれぞれ配設された弾性シール部材の間に挟まれ、該弾性シール部材の各々に当接した状態で開閉移動することとしてもよい。
以上の構成であれば、ウィンドウガラスの開閉動作において本発明の効果が奏される。これにより、シール部材に乗員が手や腕を掛ける等の事情により異物の巻き込みが発生する可能性がある時期については、巻き込みの発生を早期に検出し、弾性シール部材がウィンドウガラスに巻き込まれ易くなる時期については、弾性シール部材の巻き込みが異物の巻き込みとして誤検出されるのを回避することが可能となる。
本発明の開閉部材制御装置によれば、シール部材に乗員が手や腕を掛ける等の事情により異物の巻き込みが発生する可能性がある時期については、巻き込みの発生を早期に検出し得るように上記の検出感度を高く設定する。一方で、開閉部材と当接するシール部材が巻き込まれ易くなる時期については、巻き込みの誤検出を回避すべく上記の検出感度を低く設定することが可能となる。この結果、異物の巻き込みを的確に検出しつつ、巻き込みの誤検出を抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る開閉部材制御装置の構成を示す図である。 開閉部材駆動機構の一例を示す模式図である。 車両ドア及びウィンドウガラスを示す側面図である。 図3中のX−X断面を示す図である。 開動作時におけるモータ回転速度及び閾値の各々の変化を示す図である。 閾値の変化に関する第1変更例を示す図である。 閾値の変化に関する第2変更例を示す図である。 閾値の変化に関する第3変更例を示す図である。 閾値の変化に関する第4変更例を示す図である。 閾値の変化に関する第4変更例を示す図である。 異物の巻き込みの有無を判定する手順を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る開閉部材制御装置について、図1乃至11を参照しながら説明する。
以下に説明する開閉部材制御装置は、車両用のパワーウィンドウ装置1であり、車両内に設けられた開閉部材としてのウィンドウガラスWDの開閉移動を制御するものである。ウィンドウガラスWDは、例えば図3に示すように、車両ドアDRに配設され、車両ドアDRに対して昇降自在に取り付けられている。なお、ウィンドウガラスWDは、全開時において車両ドアDRの収容スペースに収容された状態にあり、全閉時には収容スペースの上方に位置する窓枠WF内にて大部分が露出した状態にある。
パワーウィンドウ装置1は、ウィンドウガラスWDの開閉動作を制御するものであり、図1に示すように、レギュレータ11、バッテリ12、スイッチ13、モータ14及びモータECU15を主な構成要素として備えている。
レギュレータ11は、モータ14とともに開閉部材駆動機構を構成し、モータ14の回転力を利用してウィンドウガラスWDを上下移動、すなわち、開閉移動させるものである。すなわち、モータ14とレギュレータ11との協働により実現されるウィンドウガラスWDの昇降動作は、本発明における開閉部材駆動機構による開閉部材の開閉動作に相当する。
レギュレータ11について図2を参照しながら詳しく説明すると、レギュレータ11は、モータ14の出力軸に連結されたプーリ11aと、2つの従動ローラ11b、11cと、無端状に配置されたワイヤ11dと、を有して構成されている。プーリ11aは、モータ14の回転力が伝達されることで回転子、2つの従動ローラ11b、11cと協働してワイヤ11dを回転駆動させるものである。一方、ワイヤ11dは、従動ローラ11b、11cの間に位置する部分にて、ウィンドウガラスWDに備えらえた係止部材11eに係止されている。この結果、ウィンドウガラスWDとワイヤ11dとが一体的に動作し、ワイヤ11dが回転すると、これに連動してウィンドウガラスWDが上下移動するようになる。
バッテリ12は、モータECU15のモータ駆動回路18を介してモータ14に電力を供給する電源である。スイッチ13は、車両ドアDRの車室側(インナーパネル側)に取り付けられたPWスイッチであり、乗員がウィンドウガラスWDを開閉するために行う操作を受け付けて、モータECU15のコントローラ17に当該操作の内容を示す信号を出力する。
モータECU15は、モータ14の回転を制御するために設けられたコントローラ17と、バッテリ12からの供給電力をモータ14に送電するために形成されたモータ駆動回路18とを有する。
コントローラ17は、マイコンからなり、スイッチ13からの出力信号を受信すると、当該信号を解析し、その解析結果に基づいてモータ駆動回路18の通電状態や同回路18を流れる電流の向きを切り替える。こうしたコントローラ17の制御により、乗員のスイッチ操作に応じた向きにウィンドウガラスWDが移動するようにモータ14が回転するようになる。
また、本実施形態において、コントローラ17は、モータ14の回転状況を監視するとともに、モータ14の回転状況からウィンドウガラスWDの現在位置を特定することが可能である。具体的に説明すると、本実施形態では、図1に示すように、モータ14に対してパルスセンサ16が設けられている。このパルスセンサ16は、例えば、ホール素子、ロータリーエンコーダ、レゾルバ等により構成されており、モータ14の回転速度(より正確には角速度)及び回転方向を検知して、信号の一例であるパルス信号を一定の回転角度毎に出力する。出力されたパルス信号は、コントローラ17に入力される。
コントローラ17は、パルス信号を受信すると、当該信号の受信間隔に基づいてモータ14の回転速度を割り出すとともにモータ14の回転方向を特定する。さらに、コントローラ17は、ウィンドウガラスWDの基準位置(例えば、全閉位置)を記憶しており、当該基準位置からの移動量をモータ14の回転回数から算出し、その算出結果からウィンドウガラスWDの現在位置を特定する。
さらに、本実施形態において、コントローラ17は、本発明の判定装置に相当し、開動作中におけるウィンドウガラスWDによる異物の巻き込みの有無を判定する機能を備えている。つまり、本実施形態に係るコントローラ17は、モータ14及びレギュレータ11の協働によるウィンドウガラスWDの開動作が行われている間にモータ14の動作状態が変化すると、当該動作状態の変化を検知して上記ウィンドウガラスWDによる異物の巻き込みの有無を判定する。
異物の巻き込みの有無についての判定方法について説明すると、コントローラ17は、前述したように、パルスセンサ16から受信したパルス信号に基づいて、モータ14の動作状態の一例に相当する回転速度を割り出す。一方、モータ14が回転している間、換言すると、ウィンドウガラスWDが開作動している間にウィンドウガラスWDが異物を巻き込むと、モータ14の回転速度(角速度)が変化するようになる。このような状況になると、コントローラ17は、パルス信号の受信間隔の変動から上記回転速度の変化を検知して、巻き込みの有無に関して設定された判定基準に従ってウィンドウガラスWDによる異物の巻き込みの有無を判定するようになる。
コントローラ17は、巻き込みの有無を判定するにあたり、自身が備えるメモリ17aから巻き込み判定用の閾値を読み出す。この閾値は、巻き込みの有無に関する判定基準として設定された値であり、コントローラ17は、モータ14の回転速度の変化を検知すると、変化後の回転速度を割り出すとともに、メモリ17aから閾値を読み出す。そして、コントローラ17は、読み出した閾値と変化後の回転速度とを対比し、その対比結果からウィンドウガラスWDによる巻き込みの有無を判定する。分かり易く説明すると、変化後の回転速度が閾値を下回ったとき、コントローラ17は、巻き込み有りと判定する。反対に、変化後の回転速度が閾値よりも上回っているとき、コントローラ17は、巻き込み無と判断する。
なお、本実施形態において、コントローラ17は、巻き込み有りと判定した場合、回転状態にあるモータ14を強制的に停止させるようにモータ駆動回路18の導通状態を切り替える。
また、図5に示すように、起動直後のモータ14の回転速度は、一般に、回転角度の増加に対して不安定な挙動を示す。このため、コントローラ17は、モータ14の起動直後に回転速度が不安定となる範囲(図5等においてマスク範囲と表記)に対して巻き込み判定を行わないようにマスク処理を実行し、巻き込みの誤判定を回避している。
ところで、発明が解決しようとする課題の項で説明したように、ウィンドウガラスWDが全閉位置にあるとき、図3中、窓枠WFの下端部に相当するベルトラインBLに乗員が手や腕を掛ける等の事情があり、全閉位置にあるウィンドウガラスWDを開けようとしたときに異物の巻き込みが発生する可能性がある。つまり、ウィンドウガラスWDが全閉位置にある状態で開動作を開始してから暫くの期間については、異物の巻き込み(本来の巻き込み)が発生する可能性がある。このため、上記の期間では巻き込みの発生を可及的速やかに検出する必要がある。
一方、ウィンドウガラスWDが半分以上開いているとき、異物の巻き込みが生じる可能性が低い反面、ベルトラインBLに取り付けられた弾性シール部材自体が窓ガラスにより巻き込まれることがある。より具体的に説明すると、図4に示すように、ベルトラインBLにおいて、車外側にはアウタベルトモール21が配設され、車室側にはインナウェザストリップ22が配設されている。これらの弾性シール部材は、上下方向においてベルトラインBLと略同位置に上方リップ部21a、22aを備え、ベルトラインBLより幾分下がった位置に下方リップ部21b、22bを備えている。
そして、ウィンドウガラスWDは、その移動範囲中の所定領域(本実施形態では、略全領域)を移動している間、各リップ部21a、22a、21b、22bと当接し、互いに対向し合うリップ部同士(上方リップ部21a、22a同士、並びに下方リップ部21b、22b同士)の間に挟まれた状態で開閉移動する。
ここで、ウィンドウガラスWDが半分以上開いている場合、換言すると、ウィンドウガラスWDが全閉位置よりも全開位置に近い位置にある場合に開動作が実行されたとき、上述したアウタベルトモール21やインナウェザストリップ22が、ウィンドウガラスWDにより巻き込まれ、図4中、各リップ部21a、22a、21b、22bが一点鎖線にて示す位置に移動するようになる。かかるシール部材の巻き込みは、本来の異物の巻き込みとは異なるため、巻き込みとして検出される対象から本来外されるべきではあるものの、誤って巻き込みとして検出される虞がある。
より詳しく説明すると、例えば、各弾性シール部材の上方リップ部21a、22aがウィンドウガラスWDに巻き込まれた場合、コントローラ17がこれを異物の巻き込みとして検出したとしても、乗員は、目視にて上方リップ部21a、22aが巻き込まれていると気付き、巻き込みが誤検出されたことを認識し得る。一方、各弾性シール部材の下方リップ21b、22bがウィンドウガラスWDに巻き込まれた場合、コントローラ17がこれを異物の巻き込みとして検出したとしても、乗員が下方リップ部21b、22bの巻き込みに気付かないので、巻き込みの誤検出をそのまま看過してしまう虞がある。
上記の事態は、巻き込みの早期検出に応じるために巻き込みの検出感度を比較的高く設定している場合には、より顕著に発生する。
以上のような状況において、例えば、巻き込みの早期検出に応じるべく異物の巻き込みに対する検出感度を高く設定し、当該感度をウィンドウガラスWDの開動作中、すべての期間において適用してしまうと、上記の弾性シール部材がウィンドウガラスWDに巻き込まれたときに誤って巻き込みを検出してしまう。さらに、巻き込みの誤検出がモータ14への電力供給を制限してしまう結果、異物の巻き込みが生じていないにもかかわらず、ウィンドウガラスWDの移動が強制的に止められてしまうことになる。他方、上記の弾性シール部材の巻き込みを異物の巻き込みとして誤検出しないように検出感度を低く設定してしまうと、実際に異物の巻き込みが発生しているにもかかわらず、それを検出することができないままウィンドウガラスWDを制止できなくなってしまう。
そこで、本実施形態では、ウィンドウガラスWDの開閉動作、特に開方向にウィンドウガラスWDを移動させる開閉動作(すなわち、開動作)の進行状況に応じて巻き込みの検出感度を変更することにしている。より具体的に説明すると、本実施形態では、開動作の初期と終盤とで、巻き込み判定用の閾値の大きさを変化させている。
以下、巻き込み用の閾値について図5乃至10を参照しながら説明する。
本実施形態において、巻き込み判定用の閾値、より厳密には、開動作において適用される閾値は、ウィンドウガラスWDの現在位置に応じて漸次的に変化するように設定されている。具体的に説明すると、コントローラ17に実装された巻き込み判定プログラムには、ウィンドウガラスWDの位置を変数とする関数として規定された閾値が規定されている。コントローラ17は、モータ14の回転速度の変化を検知したとき、ウィンドウガラスWDの現在位置を特定する一方で、上記巻き込み判定プログラムに規定された閾値の関数に従い、特定したウィンドウガラスWDの現在位置に対応する閾値を特定する。
このように本実施形態では、ウィンドウガラスWDの現在位置の変化に応じて閾値が変化することとなっており、ウィンドウガラスWDの現在位置を特定する都度、コントローラ17のメモリ17aに記憶されている閾値が、特定したウィンドウガラスWDの現在位置に対応した値に更新される。なお、メモリ17aに記憶されている閾値の更新については、ウィンドウガラスWDの現在位置が特定される度に実施される場合に限定されるものではない。例えば、コントローラ17が実際に巻き込みの有無を判定する時点において、当該時点でのウィンドウガラスWDの現在位置に対応する閾値を特定し、かかる時点においてメモリ17aに記憶されている閾値を更新することとしてもよい。
そして、本実施形態において、上記の閾値は、ウィンドウガラスWDが全開位置により近い位置にある場合ではウィンドウガラスWDが全閉位置により近い位置にある場合よりも異物の巻き込みが有ると判定され難くなるように設定されている。換言すると、上記の閾値は、ウィンドウガラスWDが全閉位置により近い位置にある場合ではウィンドウガラスWDが全開位置により近い位置にある場合よりも異物の巻き込みが有ると判定され易くなるように設定されている。
より分かり易く説明すると、図5に示すように、ウィンドウガラスWDが全閉位置により近い位置にあるときに適用される閾値よりも、ウィンドウガラスWDが全開位置により近い位置にあるときに適用される閾値が小さく設定されている。
以上のように閾値が設定されていることにより、開動作の初期、すなわち、ウィンドウガラスWDが全閉位置にある状態からモータ14が起動してウィンドウガラスWDが下降し始める時期については、巻き込みの検出感度が比較的高く設定される。この結果、異物の巻き込みが発生する可能性が高い時期については、早急な巻き込み検出が可能となる。
他方、開動作の終盤、すなわち、ウィンドウガラスWDが全閉位置よりも全開位置に近い位置にある時期、分かり易く言うと、ウィンドウガラスWDが半開位置よりも下方に位置する時期については、巻き込みの検出感度が開動作の初期の時点に比して幾分低く設定される。この結果、ベルトラインBLに取り付けられたアウタベルトモール21やインナウェザストリップ22がウィンドウガラスWDの下降に巻き込まれ易くなる時期については、これらの弾性シール部材の巻き込みを異物の巻き込みと誤判定してしまうのを回避することが可能となる。これにより、上記の弾性シール部材がウィンドウガラスWDに巻き込まれたとしても、モータ14の強制停止がなされないので、引き続きウィンドウガラスWDを下降させ続けて所望の位置に到達させることが可能となる。
なお、本実施形態では、図5に示すように、ウィンドウガラスWDの現在位置の変化に応じて直線状に変化するように閾値が設定されている。ただし、これに限定されるものではなく、例えば、図6に示すように、ウィンドウガラスWDの現在位置が全開位置に近付くにつれて閾値の減少度合いが大きくなるように、閾値がウィンドウガラスWDの現在位置の変化に対して曲線状に変化することとしてもよい。あるいは、図7に示すように、ウィンドウガラスWDの現在位置が所定位置となった時点で段差状に変化するように、閾値が設定されていることとしてもよい。
また、本実施形態では、開動作の進行状況を示す指標としてウィンドウガラスWDの現在位置を用い、当該現在位置に応じて閾値を変化させることとしたが、これに限定されるものではなく、ウィンドウガラスWDの現在位置以外の指標を用いることとしてもよい。例えば、開動作における今回の開始時点から現時点までの動作継続時間(以下、単に動作継続時間という)を開動作の進行状況を示す指標として用いることとしてもよい。ここで、動作継続時間とは、乗員がウィンドウガラスWDを開移動させるためにスイッチ操作(厳密には、直近のスイッチ操作)を行った時点を開始時点とし、現時点まで開動作が継続された時間、換言すると、モータ14が起動してから停止するまでの時間のことである。そして、図8乃至10に示すように、動作継続時間の変化に応じて漸次的に変化するように閾値が設定されていることとしてもよい。
また、開動作の進行状況を示す他の指標としては、開動作における今回の開始時点から現時点までのウィンドウガラスWDの移動距離(以下、単に移動距離)を用いることも可能である。ここで、移動距離とは、乗員がウィンドウガラスWDを開移動させるためにスイッチ操作(厳密には、直近のスイッチ操作)を行った時点を開始時点とし、同スイッチ操作により開始された開動作において現時点までの間にウィンドウガラスWDが移動した距離のことである。そして、上述した動作継続時間と同様、移動距離の変化に応じて漸次的に変化するように閾値が設定されていることとしてもよい。
次に、本実施形態に係るパワーウィンドウ装置1において異物の巻き込みの有無を判定する手順を、図11を参照しながら説明する。なお、以下では、ウィンドウガラスWDの開閉動作のうち、開動作における巻き込みの有無についての判定手順を説明する。
モータECU15のコントローラ17は、スイッチ13からの出力信号、より厳密には開動作に対応する信号を受信すると、モータ14を回転させてウィンドウガラスWDを下降させる。これにより、ウィンドウガラスWDの開動作が開始される(S001)。かかる開動作中、コントローラ17は、パルスセンサ16から出力されるパルス信号を受信して、モータ14の回転状況を監視する。
一方で、コントローラ17は、上記のパルス信号からウィンドウガラスWDの現在位置を特定する(S002)。さらに、コントローラ17は、巻き込み判定用プログラムに従って、特定したウィンドウガラスWDに対応する閾値を特定する。そして、コントローラ17は、メモリ17aに記憶されている閾値を上記手順により特定した閾値に切り替える(S003)。
その後、コントローラ17は、パルスセンサ16から出力されるパルス信号に基づいて開動作中におけるモータ14の回転状況を監視し、モータ14の回転速度に変化があると、これを検出して巻き込みの有無を確認する(S004、S005)。具体的に説明すると、コントローラ17は、上記のパルス信号から変化後の回転速度を割り出す一方で、メモリ17aに記憶された閾値を読み出し、当該閾値と変化後の回転速度とを対比する。そして、変化後の回転速度が閾値を下回っているとき、コントローラ17は、巻き込み有りと判定し(S005でYes)、モータ駆動回路18の導通状態を制御してモータ14を強制的に停止させる。反対に、変化後の回転速度が閾値を上回っているとき、コントローラ17は、巻き込み無しと判定し(S005でNo)、モータ14の回転を続行させる。
<<その他の実施形態>>
上記の実施形態には、主として本発明の開閉部材制御装置について説明した。しかし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
また、上記の実施の形態では、開閉動作のうち、開動作中において巻き込み判定用の閾値が変化することとしたが、これに限定されるものでなく、閉動作中において上記の閾値が変化することとしてもよい。
また、上記の実施形態では、ウィンドウガラスWDの現在位置、開動作の開始時点からの動作継続時間、及び、開動作の開始時点からのウィンドウガラスWDの移動距離のうち、いずれか一つの指標の変化に応じて閾値が変化することとしたが、これに限定されるものではない。上記3つの指標のうち、少なくとも一つの指標の変化に応じて閾値が変化するものであればよく、例えば、上記3つの指標のうちの2つ、あるいは、3つすべての変化に応じて閾値が設定されることとしてもよい。
また、上記の実施形態において、ウィンドウガラスWDを開閉させるために作動するレギュレータ11がワイヤ・プーリ方式でウィンドウガラスWDを上下移動させる機構であることとした。ただし、これに限定されるものではなく、モータ14の回転力を利用してウィンドウガラスWDを開閉できるものであれば制限なく利用可能であり、例えば、Xアーム方式の開閉機構であることとしてもよい。
また、上記の実施形態では、モータ14の回転速度が変化した際に、変化後の回転速度と閾値とを比較して巻き込みの有無を判定することとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、モータ14やレギュレータ11の動作状態の変化を検知し、当該動作状態の変化に基づいて巻き込みの有無を判定するものであればよく、回転速度以外の指標、例えば、回転速度の変化量または角速度の変化量を算出し、算出した変化量と閾値とを比較することで巻き込みの有無を判定することとしてもよい。
また、上記の実施形態では、ウィンドウガラスWDの開閉を制御するパワーウィンドウ装置1を本発明の開閉部材制御装置の一例として説明したが、これに限らず、本発明は、サンルーフ開閉装置やスライドドア開閉装置等の他の開閉部材を開閉駆動する装置に全般に適用してもよい。
1 パワーウィンドウ装置
11 レギュレータ、11a プーリ
11b,11c 従動ローラ
11d ワイヤ、11e 係止部材
12 バッテリ、13 スイッチ
14 モータ、15 モータECU
16 パルスセンサ、17 コントローラ
17a メモリ、18 モータ駆動回路
21 アウタベルトモール
21a 上方リップ部、21b 下方リップ部
22 インナウェザストリップ
22a 上方リップ部、22b 下方リップ部
BL ベルトライン、DR 車両ドア
WD ウィンドウガラス、WF 窓枠

Claims (7)

  1. 開閉部材を開閉移動させる開閉部材駆動機構と、
    該開閉部材駆動機構による前記開閉部材の開閉動作が行われている間に前記開閉部材駆動機構の動作状態の変化を検知して前記開閉部材による異物の巻き込みの有無を判定する判定装置と、を備え、
    該判定装置は、前記異物の巻き込みの有無に関して設定された判定基準を記憶し、前記開閉部材駆動機構の前記動作状態が変化した際には前記判定基準に従って前記異物の巻き込みの有無を判定し、
    前記判定装置に記憶された前記判定基準は、前記開閉部材の現在位置、前記開閉動作における今回の開始時点から現時点までの動作継続時間、及び、前記開閉動作における今回の開始時点から現時点までの前記開閉部材の移動距離のうち、少なくともいずれか一つの指標に応じて異なっていることを特徴とする開閉部材制御装置。
  2. 前記判定装置に記憶された前記判定基準のうち、前記開閉部材を開方向に移動させる前記開閉動作に適用される前記判定基準は、前記少なくとも一つの指標に応じて異なっていることを特徴とする請求項1に記載の開閉部材制御装置。
  3. 前記開閉部材を開方向に移動させる前記開閉動作に適用される前記判定基準は、前記開閉部材が全開位置により近い位置にある場合では前記開閉部材が全閉位置により近い位置にある場合よりも前記異物の巻き込みが有ると判定され難くなるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の開閉部材制御装置。
  4. 前記開閉部材を開方向に移動させる前記開閉動作に適用される前記判定基準は、前記開閉部材が全閉位置により近い位置にある場合では前記開閉部材が全開位置により近い位置にある場合よりも前記異物の巻き込みが有ると判定され易くなるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の開閉部材制御装置。
  5. 前記判断基準は、前記少なくとも一つの指標の変化に応じて漸次的に変化する値であることを特徴とする請求項3又は4に記載の開閉部材制御装置。
  6. 前記判定装置は、前記値としての閾値を記憶しており、前記モータの回転速度が変化した際には前記閾値と前記回転速度の変化量とを対比して前記異物の巻き込みの有無を判定し、
    前記開閉部材が全閉位置により近い位置にあるときに適用される前記閾値よりも、前記開閉部材が全開位置により近い位置にあるときに適用される前記閾値が小さく設定されていることを特徴とする請求項5に記載の開閉部材制御装置。
  7. 前記開閉部材は、車両に備えられたウィンドウガラスであり、移動範囲中の所定領域を移動する間、前記車両の窓枠の下端部において車外側と車内側にそれぞれ配設された弾性シール部材の間に挟まれ、該弾性シール部材の各々に当接した状態で開閉移動することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の開閉部材制御装置。
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