JP2014189570A - 貼り付け用シート、貼り付け用テープロール、貼り付け用テープカセット - Google Patents

貼り付け用シート、貼り付け用テープロール、貼り付け用テープカセット Download PDF

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Abstract

【課題】被着体への位置決めを容易に行うことができ、且つ、被着体へ強固に固定できるようにする。
【解決手段】厚さ方向寸法及び幅方向寸法を備えた貼り付け用シートSであって、基材層104と、基材層の厚さ方向の一方側に隣接して厚さ方向に第1厚さとなるように設けられ、所定の融点以上の温度で溶融して接着性を発現可能なホットメルト接着層105と、基材層104の厚さ方向の一方側に隣接して厚さ方向に第1厚さよりも大きい第2厚さとなるように設けられ、所定の受圧により接着性を発現可能な感圧粘着層106と、ホットメルト接着層105及び感圧粘着層106の厚さ方向の一方側に隣接して、それらホットメルト接着層105及び感圧粘着層106を覆うように設けられた剥離材層108とを有し、ホットメルト接着層105及び感圧粘着層106は、基材層104と剥離材層108との間において、幅方向に交互に配列される。
【選択図】図6

Description

本発明は、ホットメルト接着層を備えた貼り付け用シート、これを巻回した貼り付け用テープロール、及び、これを収納した貼り付け用テープカセットに関する。
従来、ホットメルト接着層(ホットメルト接着剤層)を備えた貼り付け用シート(印字用テープ)を巻回した貼り付け用テープロールを筐体内に収納し貼り付け用テープカセット(テープカセット)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平5−70950号公報
上記従来技術の貼り付け用シートのホットメルト接着層に備えられるホットメルトは、所定の融点以上の温度で溶融して接着性を発現できるので、貼り付け時に当該融点以上の温度とすることで、当該接着性によって被着体に強固に固定することができる。しかしながら、接着のために加熱道具が別途必要であり、また加熱しないと接着性を発現できないことから、被着体に対する位置決めのし易さの点で改善の余地がある。
そこで、ホットメルト接着層の代わりに感圧粘着層を備えた貼り付け用シートを用いることが考えられる。感圧粘着層に備えられる感圧粘着剤は、所定の受圧により接着性を発現できるので、貼り付け時に押圧して所定の圧力を負荷することで、上記ホットメルトのような加熱道具を別途用いることなく当該接着性によって被着体に固定することができる。しかしながら、感圧粘着剤の接着力は上記ホットメルトの接着力よりも小さく、強固に固定できないという問題がある。
すなわち、上記従来技術では、位置決めの容易性と強固な固定性とを両立することができなかった。
本発明の目的は、被着体への位置決めを容易に行うことができ、且つ、被着体へ強固に固定できる貼り付け用シート、貼り付け用テープロール、貼り付け用テープカセットを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、厚さ方向寸法及び幅方向寸法を備えた貼り付け用シートであって、基材層と、前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接して前記厚さ方向に第1厚さとなるように設けられ、所定の融点以上の温度で溶融して接着性を発現可能なホットメルト接着層と、前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接して前記厚さ方向に前記第1厚さよりも大きい第2厚さとなるように設けられ、所定の受圧により接着性を発現可能な感圧粘着層と、前記ホットメルト接着層及び前記感圧粘着層の前記厚さ方向の一方側に隣接して、それらホットメルト接着層及び感圧粘着層を覆うように設けられた剥離材層と、を有し、前記ホットメルト接着層及び前記感圧粘着層は、前記基材層と前記剥離材層との間において、前記幅方向に交互に配列されていることを特徴とする。
本願発明の貼り付け用シートは、テープ厚さ方向他方側から一方側に向かって基材層、ホットメルト接着層及び感圧粘着層、剥離材層の順で含む、積層構造となっている。この貼り付け用シートを適宜の幅に切断することで、貼り付け用テープを作成することができる。
ここで、ホットメルト接着層に備えられるホットメルトは、所定の融点以上の温度で溶融して接着性を発現できるので、貼り付け時に当該融点以上の温度とすることで、当該接着性によって被着体に強固に固定することができる。しかしながら、接着のために加熱道具が別途必要であり、また加熱しないと接着性を発現できないことから、被着体に対し位置決めをしにくいという難点がある。
一方、感圧粘着層に備えられる感圧粘着剤は、所定の受圧により接着性を発現できるので、貼り付け時に押圧して所定の圧力を負荷することで、(上記ホットメルトのような加熱道具を別途用いることなく)当該接着性によって被着体に固定することができる。しかしながら、感圧粘着剤の接着力は上記ホットメルトの接着力よりも小さいという難点がある。
そこで、本願発明の貼り付け用シートにおいては、基材層と剥離材層との間において、ホットメルト接着層と感圧粘着層とが幅方向に交互に配列されている。すなわち、基材層と剥離材層との間において、…、ホットメルト接着層、感圧粘着層、ホットメルト接着層、感圧粘着層、ホットメルト接着層、…、といった並びになっている。これにより、上記貼り付け用シートの切断時において、例えば各ホットメルト接着層の幅方向中間部において切断を行い上記貼り付け用テープを作成すれば、各貼り付け用テープにおいて、幅方向中央部に感圧粘着層が配置され、幅方向両端部にホットメルト接着層が配置される構成とすることができる。
このような構成の貼り付け用テープをユーザが上記被着体に貼り付けようとする際には、まず、加熱を行わない状態で、被着体に対し貼り付け用テープを軽く押しつけることで、感圧粘着剤の接着力により被着体への仮接着を行う。その際、感圧粘着剤の接着力は比較的小さいことから、いったん仮接着したものを引き剥がして位置修正を行って再度仮接着する等により、位置決めを容易に行うことができる。その際、上記貼り付け用テープでは、感圧粘着層の第2厚さのほうがホットメルト接着層の第1厚さよりも大きく、感圧粘着層のほうがホットメルト接着層よりも貼り付け側に突出することになる。これにより、上記仮接着による位置決めを(ホットメルト接着層が被着体に接触することなく)容易に行うことができる。そして、上記のように位置決めが終了したら、加熱道具を用いて貼り付け用テープを加熱することで、ホットメルト層の大きな接着力により貼り付け用テープを強固に被着体に固定することができる。特に剥がれやすいテープ幅方向両端部を強固に固定できるという効果がある。
以上により、本願発明によれば、被着体への位置決めを容易に行うことができかつ被着体へ強固に固定できる、貼り付け用テープを実現することができる。
また、上記目的を達成するために、本願発明は、厚さ方向寸法及び幅方向寸法を備えた貼り付け用テープを、所定の軸心を備えた巻回部材の外周に巻回して構成した貼り付け用テープロールであって、前記貼り付け用テープは、基材層と、前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接しかつ当該貼り付け用テープの前記幅方向の両端部に、前記厚さ方向に第1厚さとなるように設けられ、所定の融点以上の温度で溶融して接着性を発現可能なホットメルト接着層と、前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接しかつ当該貼り付け用テープの前記幅方向の中央部に、前記厚さ方向に前記第1厚さよりも大きい第2厚さとなるように設けられ、所定の受圧により接着性を発現可能な感圧粘着層と、前記ホットメルト接着層及び前記感圧粘着層の前記厚さ方向の一方側に隣接して、それらホットメルト接着層及び感圧粘着層を覆うように設けられた剥離材層と、を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本願発明は、厚さ方向寸法及び幅方向寸法を備え、基材層と、前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接しかつ当該貼り付け用テープの前記幅方向の両端部に、前記厚さ方向に第1厚さとなるように設けられ、所定の融点以上の温度で溶融して接着性を発現可能なホットメルト接着層と、前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接しかつ当該貼り付け用テープの前記幅方向の中央部に、前記厚さ方向に前記第1厚さよりも大きい第2厚さとなるように設けられ、所定の受圧により接着性を発現可能な感圧粘着層と、前記ホットメルト接着層及び前記感圧粘着層の前記厚さ方向の一方側に隣接して、それらホットメルト接着層及び感圧粘着層を覆うように設けられた剥離材層と、を有する貼り付け用テープを、所定の軸心を備えた巻回部材の外周に巻回した貼り付け用テープロールと、前記貼り付け用テープロールから繰り出された前記貼り付け用テープを案内するためのガイド軸と、内部に前記貼り付け用テープロール及び前記ガイド軸を収納する筐体と、を有し、前記貼り付け用テープロールから繰り出した前記貼り付け用テープを、前記筐体の外へ連続的に供給可能に構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、被着体への位置決めを容易に行うことができ、且つ、被着体へ強固に固定できる。
本発明の一実施形態のテープカセットが装着される印字ラベル作成装置の斜視図である。 カセットカバーが開いた状態にある印字ラベル作成装置の斜視図である。 本発明の一実施形態のテープカセット及び当該テープカセットが装着されるカセット装着部を表す斜視図である。 本発明の一実施形態のテープカセットの内部構造を、当該テープカセットが装着されたカセット装着部とともに表す平面図である。 印字ラベル作成装置の電気的構成を示すブロック図である。 印字ラベル作成装置により作成された印字ラベルの平面図、側面図、図6(b)中A方向からの剥離材層を省略した矢視図、図6(a)中VId−VId断面による断面図である。 幅方向両端にホットメルト接着領域と感圧粘着領域を交互配置する変形例における印字ラベルの平面図、側面図、図6(b)中B方向からの剥離材層を省略した矢視図、図6(a)中VIId−VIId断面による断面図である。 貼り付け用シートを切断して貼り付け用テープを作成することを説明するための説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、図1の左下側を前側とし、図1の右上側を後側とし、図1の右下側を右側とし、図1の左上側を左側として説明する(各図中の矢印表示参照)。
<印字ラベル作成装置の概略構成>
まず、本実施形態のテープカセットが装着して用いられる印字ラベル作成装置の概略構成について説明する。図1及び図2に示すように、印字ラベル作成装置1は、平面視長方形状の本体カバー2を備えている。本体カバー2の前側には、文字、記号及び数字等の文字キーや、種々の機能キー等を含むキーボード3が配設されている。キーボード3の後側には、入力した文字や記号を表示可能な液晶ディスプレイ5が設けられる。液晶ディスプレイ5の後側には、例えばテープカセット30(後述の図4参照)の交換時に開閉される蓋状のカセットカバー6が設けられている。カセットカバー6に対応する本体カバー2の内部には、テープカセット30を着脱自在に装着可能な凹部状のカセット装着部8が設けられている。
本体カバー2の左側面後方には、印字済みのテープを外部に排出するための排出スリット9が設けられている。カセットカバー6の左側面には、カセットカバー6を閉じた状態で排出スリット9を外部に露出させる排出窓11が形成されている。カセットカバー6の前面略中央には、その下面から下方に突出する鉤状の係止ロック4が設けられている。本体カバー2には、係止ロック4に対応する位置にロック孔7が設けられており、カセットカバー6が閉じられると係止ロック4がロック孔7に嵌め込まれて係止されることで、カセットカバー6の自然開放が防止される。
<内部構造>
次に、本体カバー2の内部構造について、図3及び図4を用いて説明する。図3及び図4に示すように、上記カセット装着部8は、テープカセット30に備えられたカセットケース31のカセット底面31A側から挿入され装着された当該テープカセット30を、下方から支持する。
<テープカセット詳細>
テープカセット30(貼り付け用テープカセット)は、上下方向端部にカセット上面31C及び上記カセット底面31Aをそれぞれ備えると共に、上下方向に直交する水平方向端部にカセット側面31Bを備える、略箱形である上記カセットケース31(筐体)を有している。カセット側面31Bのうち特定のカセット側面31Ba(言い換えれば被印字テープ43及び印字済テープ50の搬送経路に沿った最下流側の端部)には、テープ幅方向が上下方向に沿うように搬送された、印字済みの被印字テープ43(すなわち印字済テープ50)をカセットケース31外へ排出するためのテープ排出口49aが設けられている。
そして、カセットケース31内の後部左側には、被印字テープ43(貼り付け用テープ)を所定の軸心を備えたテープスプール40(巻回部材)の外周に巻回して構成したテープロール41(貼り付け用テープロール)が配置されている。テープスプール40は、支持孔65(図3参照)を介して回転可能に配置されている。カセットケース31内の前部右側には、インクリボン60を巻回したリボンスプール42が回転可能に配置されている。カセットケース31内におけるテープスプール40とリボンスプール42との間には、リボンスプール42からインクリボン60を引き出すとともに、文字等の印字にて使用されたインクリボン60を巻き取るリボン巻取スプール44が、支持孔67(図3参照)を介して回転可能に配置されている。なお、リボン巻取スプール44の下部には、リボン巻取スプール44が逆転することで巻き取ったインクリボン60が緩んでしまうのを防止するためのクラッチバネ(図示せず)が取り付けられている。
テープカセット30の前面右側には、テープカセット30の前方にやや延びるとともに中央に向かって直角に折り返されたアーム部34が設けられている。アーム部34内には、テープロール41から繰り出された被印字テープ43と、リボンスプール42から引き出されたインクリボン60とが共に案内されている。そして、アーム部34の内面とテープカセット30の前面とに囲まれる隙間が、印字ラベル作成装置1の上記サーマルヘッド10が嵌るためのヘッド装着部39となっている。さらに、アーム部34の先端には、被印字テープ43とインクリボン60とを重合した状態でヘッド装着部39に供給する開口34aが設けられている。
また、アーム部34の開口34aからテープ排出口49aまでの被印字テープ43及びインクリボン60の搬送方向において、ヘッド装着部39の下流側には支持孔が設けられ、この支持孔の内側にテープ駆動ローラ46が回動可能に軸支されている。テープ駆動ローラ46は、対向する可動搬送ローラ14との協働により、テープロール41から被印字テープ43を繰り出す。テープ駆動ローラ46の上流側には、上下一対の規制部材36(ガイド軸)が設けられている。規制部材36は、サーマルヘッド10の下流側にて文字が印字された被印字テープ43を幅方向に規制してテープ排出口49aに向かって案内する。規制部材36の近傍には、上記ヘッド装着部39を経由して搬送された使用済みのインクリボン60を被印字テープ43から離間させ、リボン巻取スプール44に向かって案内するための案内壁38が立設されている。案内壁38とリボン巻取スプール44との間には、案内壁38に沿って案内される使用済みのインクリボン60が、テープスプール40に巻回されている被印字テープ43に接触するのを防止するための分離壁48が立設されている。
また、カセットケース31は、図3に示すように、所定の角部(詳細には、後述のテープ排出口49aが設けられていない角部)の高さ方向中間部において、平面視で直角をなすように外側方向に共通部32が突出している。そして、カセット装着部8は、図3及び前述の図2に示すように、平面視で丸みを帯びた角部を有する略長方形状の凹陥部8aを有する。凹陥部8aの上端縁部のうち、丸みを帯びた角部に隣接する平面が、装着されたテープカセット30の上記共通部32を下方から支持するカセット支持部8bである。すなわち、共通部32は、テープカセット30がカセット装着部8に装着されたときに、カセット支持部8bによって下方から支持される。
<カセット装着部の詳細>
カセット装着部8の前側には、発熱体(図示せず)を備えるサーマルヘッド10(図5も参照)を搭載したヘッドホルダ74が固設されている。カセット装着部8の外側には、例えばステッピングモータであるテープ送りモータ23(図3参照)が配設されている。上記テープ送りモータ23の駆動軸の下端には、駆動ギヤ91が固着されている。駆動ギヤ91は開口を介してギヤ93に噛合され、ギヤ93はギヤ94に噛合されている。ギヤ94の上面には、テープカセット30の上記リボン巻取スプール44の回転駆動を行うリボン巻取軸95(図3参照)が立設されている。さらに、ギヤ94にはギヤ97が噛合され、ギヤ97にはギヤ98が噛合され、ギヤ98にはギヤ101が噛合されている。ギヤ101の上面に、テープカセット30に備えられた上記テープ駆動ローラ46の回転駆動を行うテープ駆動軸100(図3参照)が立設されている。
テープカセット30がカセット装着部8に装着された状態でテープ送りモータ23が反時計回り方向に回転駆動されると、駆動ギヤ91、ギヤ93、ギヤ94を介して、リボン巻取軸95が反時計回り方向に回転駆動される。リボン巻取軸95は、リボン巻取軸95が嵌挿された上記リボン巻取スプール44を回転駆動させる。さらに、ギヤ94の回転は、ギヤ97、ギヤ98、ギヤ101を介してテープ駆動軸100に伝達されて、テープ駆動軸100が時計回り方向に回転駆動される。これにより、テープ駆動軸100が嵌挿されたテープカセット30の上記テープ駆動ローラ46が回転駆動する。
このとき、ヘッドホルダ74の前側には、図4に示すように、アーム状のプラテンホルダ12が軸支部12aを中心に揺動可能に軸支されている。プラテンホルダ12の先端側には、サーマルヘッド10に相対して接離可能に設けられたプラテンローラ15と、上記テープ駆動ローラ46に相対して接離可能に設けられた可動搬送ローラ14と、が共に回転可能に軸支されている。
プラテンホルダ12には、カセットカバー6の開閉に連動して左右方向に移動する図示しないリリースレバーが連結されている。カセットカバー6が開放されると、リリースレバーが右方向に移動して、プラテンホルダ12が待機位置に向けて移動する。待機位置では、プラテンホルダ12がカセット装着部8から離間する方向に移動して、テープカセット30をカセット装着部8に着脱することができる。なお、プラテンホルダ12は、図示しない巻きバネにより常に待機位置に弾性付勢されている。
一方、カセットカバー6が閉鎖されると、リリースレバーが左方向に移動して、プラテンホルダ12が印字位置に向けて移動する。印字位置では、プラテンホルダ12がカセット装着部8に近接する方向に移動する。そして、カセット装着部8にテープカセット30が装着されていれば、プラテンローラ15が被印字テープ43及びインクリボン60を介して上記サーマルヘッド10を押圧するとともに、可動搬送ローラ14が被印字テープ43を介してテープ駆動ローラ46を押圧する。ここで、後述するように、被印字テープ43には、インクリボン60からの熱転写により印字形成可能な被転写材料により構成され、被印字層として機能する基材層104が備えられている。上記の押圧及びサーマルヘッド10の発熱により、インクリボン60からの熱転写によって、基材層104に所望の印字が形成され、上記印字済みテープ50となる。
そして、テープカセット30のテープ排出口49aから上記排出スリット9までの間の搬送経路、すなわち印字済テープ50が搬送される搬送経路には、印字済テープ50を所定位置で切断して印字ラベルとする図示しないカット機構が設けられている。カット機構は、固定刃と、固定刃に対向して前後方向に移動可能に支持された移動刃とで構成されている。なお、移動刃は、カッターモータ24(後述の図5参照)によって前後方向に移動される。
なお、カセット装着部8には、2つの位置決めピン102,103(図3参照)が設けられている。各位置決めピン102,103は、カセット装着部8に装着されたテープカセット30の底面に形成された2つのピン孔(図示せず)にそれぞれ対応する位置に設けられている。各位置決めピン102,103は、カセット装着部8に装着されたテープカセット30を、カセット装着部8内の適正な位置に位置決めする。
<ラベル作成装置の電気的構成>
次に、印字ラベル作成装置1の電気的構成について図5を用いて説明する。図5に示すように、印字ラベル作成装置1は、制御基板上に形成される制御回路部70を備えている。制御回路部70は、各機器を制御するCPU71と、CPU71にデータバス69を介して接続されたCG−ROM72と、ROM74と、RAM75と、入出力インタフェース77と、等から構成されている。
CG−ROM72には、アルファベット文字や記号等のキャラクタを印字するための多数のキャラクタの各々に関して、印字用ドットパターンデータが、書体(ゴシック系書体、明朝体書体等)毎に分類され、各書体毎に6種類(例えば、16、24、32、48、64、96のドットサイズ)の印字文字サイズ分、コードデータに対応させて記憶されている。
ROM74には、上記キーボード3から入力された文字や数字等のキャラクタのコードデータに対応させて液晶駆動回路(LCDC)25を制御する表示駆動制御プログラムと、上記サーマルヘッド10や上記テープ送りモータ23を駆動する印字駆動制御プログラムと、各印字ドットの形成エネルギー量に対応する印加パルス数を決定するパルス数決定プログラムと、上記カッターモータ24を駆動して印字済テープ50を所定の切断位置で切断する切断駆動制御プログラムと、その他の印字ラベル作成装置1の制御上必要な各種のプログラムと、等が各々記憶されている。つまり、CPU71は、これら各種プログラムに基づいて各種演算を行う。
RAM75には、テキストメモリ、印字バッファ、カウンタ、総印字ドット数カウンタ、パラメータ記憶エリア等が設けられている。テキストメモリには、キーボード3から入力された文書データが格納されている。印字バッファには、複数の文字や記号等の印字用ドットパターンや各ドットの形成エネルギー量である印加パルス数等がドットパターンデータとして格納されている。つまり、サーマルヘッド10はこの印字バッファに記憶されているドットパターンデータに従ってドット印字を行う。カウンタには、サーマルヘッド10により印字される1ライン分の印字ドット数のカウント値が記憶されている。総印字ドット数カウンタには、サーマルヘッド10により印字される起動時からの総印字ドット数が記憶されている。パラメータ記憶エリアには、各種演算データが記憶されている。
入出力インタフェース77には、上記キーボード3と、上記液晶ディスプレイ(LCD)5に表示データを出力するためのビデオRAM(図示せず)を有する上記液晶駆動回路(LCDC)25と、上記テープ送りモータ23を駆動するための駆動回路26と、上記サーマルヘッド10を駆動するための駆動回路27と、上記カッターモータ24を駆動するための駆動回路28と、等が各々接続されている。
<ラベル作成装置の動作>
上記構成の印字ラベル作成装置1において、キーボード3を用いて文字等が入力されると、そのテキスト(文書データ)が上記テキストメモリに記憶される。そして、各種プログラムに基づいて、キーボード3で入力された文字等に対応するドットパターンが上記液晶ディスプレイ5上に表示される。そして、サーマルヘッド10が駆動回路27を介して駆動され、印字バッファに記憶されたドットパターンデータの印字を行う。また、テープ送りモータ23は、サーマルヘッド10による印字動作に同期してテープの送り制御を行う。このとき、サーマルヘッド10では、駆動回路27によって発熱体(図示せず)に設けられた各発熱素子が1ライン分の印字ドットに対応して選択的に発熱駆動される。これにより、キーボード3で入力された文字等が被印字テープ43の上記基材層104の印字面に印字されて印字済テープ50となる。印字済テープ50は、カット機構の切断位置まで搬送されて、移動刃と固定刃とが互いに協動することで切断され、印字ラベルLが生成される。
<本実施形態の特徴>
以上、説明した基本構成において、本実施形態の最大の特徴は、作成された印字ラベルLを、被着体への位置決めを容易に行うことができ、且つ、被着体へ強固に固定できるようにしたことにある。以下、図6に基づき、その構成について詳細に説明する。
図6に、被印字テープ43の上記基材層104に印字されて印字済テープ50となり、当該印字済テープ50が所定の長さに切断されて生成された、印字ラベルLを示す。したがって、図6(b)(c)(d)に示す印字ラベルLの層構成は、印字テープ43及び印字済テープ50についても共通する。なお、図6(c)は図6(b)のA矢視図であり、剥離材層108の図示を省略している。また、図6(d)は図6(a)中VId−VId断面による断面図である。
図6に示すように、印字ラベルL(印字テープ43及び印字済テープ50も同様。)は、所定の厚さ方向寸法(図6(b)及び図6(d)の上下方向寸法)及び幅方向寸法(図6(a)及び図6(c)の上下方向寸法)を備えている。図6(b)〜図6(d)に示すように、印字ラベルLは、基材層104と、基材層104の厚さ方向の一方側(図6(b)及び図6(d)中下側。以下同様)に隣接して設けられ、所定の融点以上の温度で溶融して接着性を発現可能なホットメルト接着層105と、上記基材層104の厚さ方向の一方側に隣接して設けられ、所定の受圧により接着性を発現可能な感圧粘着層106と、ホットメルト接着層105及び感圧粘着層106の厚さ方向の一方側に隣接して、それらホットメルト接着層105及び感圧粘着層106を覆うように設けられた剥離材層108と、を有する。
基材層104には、キーボード3で入力された文字等(この例では「ABC」)に対応する印字Pが形成されている。この基材層104は、例えば不織布やガラスクロス等の布素材で構成されている。
図6(c)及び図6(d)に示すように、ホットメルト接着層105及び感圧粘着層106は、基材層104と剥離材層108との間において、幅方向(図6(c)中上下方向。図6(d)中左右方向)に交互に配列されている。具体的には、感圧粘着層106は印字ラベルLの幅方向中央部に、ホットメルト接着層105は印字ラベルLの幅方向両端部に配置されている。本実施形態では、接着剤が互いに混入しないように、ホットメルト接着層105と感圧粘着層106とを隙間107を介して配置しているが、接触させて配置してもよい。
また、図6(d)に示すように、印字ラベルLは、感圧粘着層106の厚さ(第2厚さ)が、ホットメルト接着層105の厚さ(第1厚さ)よりも大きくなるように、構成されている。すなわち、剥離材層108を剥がすと、感圧粘着層106の方がホットメルト接着層105よりも被着体側に突出した状態となる。
このように構成される印字ラベルLは、剥離材層108を剥がされ、ホットメルト接着層105及び感圧粘着層106の接着力により被着体に接着される。この印字ラベルLは、例えば、衣服・帽子などの布地に貼り付けてマーキング用途として使用される。
<本実施形態の効果>
上記構成である印字ラベルLをユーザが被着体に貼り付けようとする際には、まず、加熱を行わない状態で、被着体に対し印字ラベルLを軽く押しつけることで、感圧粘着層106の接着力により被着体への仮接着(すなわち位置決めのための仮固定)を行う。その際、感圧粘着層106の接着力は比較的小さいことから、いったん仮接着したものを引き剥がして位置修正を行って再度仮接着する等により、位置決めを容易に行うことができる。
その際、上記印字ラベルLでは、感圧粘着層106のほうがホットメルト接着層105よりも貼り付け側に突出していることから、上記仮接着による位置決めを、ホットメルト接着層105が被着体に接触することなく容易に行うことができる。そして、上記のように位置決めが終了したら、加熱道具を用いて印字ラベルLを加熱することで、ホットメルト接着層105の大きな接着力により印字済テープ50を強固に被着体に固定することができる。特に剥がれやすい幅方向両端部を強固に固定できるという効果がある。
以上のように、本実施形態においては、被着体への位置決めを容易に行うことができ、且つ、被着体へ強固に固定できる印字ラベルL(印字テープ43、印字済テープ50)を実現することができる。
また、感圧粘着層106のほうがホットメルト接着層105よりも面積が広く、ラベルLの面積の大部分を占めることから、仮に加熱を行わない(ホットメルト接着を行わない)場合でも、感圧粘着層106により印字ラベルLを被着体に接着できる。
また、本実施形態では特に、基材層104が布素材で構成される。これにより、溶融したホットメルト接着剤が基材層104に染み込みやすくなり、接着性をさらに向上できる。
<変形例>
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)幅方向両端にホットメルト接着領域と感圧粘着領域を交互配置する場合
本変形例について、図7(a)〜図7(d)を用いて説明する。なお、図7(c)は、図7(b)のB矢視図であり、剥離材層108の図示を省略している。
本変形例の印字ラベルL(印字テープ43及び印字済テープ50も同様。)では、上記実施形態におけるホットメルト接着層105の代わりに、交互パターン層109が設けられる。図7(c)に示すように、交互パターン層109では、所定の融点以上の温度で溶融して接着性を発現可能なホットメルト接着領域109a、及び、所定の受圧により接着性を発現可能な感圧粘着領域109bが、幅方向(図7(c)中上下方向)に対し傾斜した角度の隙間109c(境界線)により区分されつつ交互に配置される。つまり、交互パターン層109では、ホットメルト接着領域109a及び感圧粘着領域109bのそれぞれが、隙間109cを介して、互いに幅方向に対し傾斜した角度となって交互に配列されている。なお、ホットメルト接着領域109a及び感圧粘着領域109bの各々を幅方向に沿って配列してもよい。
また、本変形例の印字ラベルLは、図7(d)に示すように、感圧粘着層106の厚さ(第4厚さ)が、交互パターン層109の厚さ(第3厚さ)よりも大きくなるように、構成されている。すなわち、剥離材層108を剥がすと、感圧粘着層106の方が交互パターン層109よりも被着体側に突出した状態となる。なお、感圧粘着層106については上記実施形態と同様である。
本変形例においては、上記実施形態と同様に、感圧粘着層106の感圧粘着剤の接着力により被着体への位置決めを容易に行いつつ、位置決め後に加熱することで、交互パターン層109のホットメルト接着領域109aに含まれるホットメルトの大きな接着力により印字ラベルLを強固に被着体に固定することができる。また、上記実施形態と同様に、特に剥がれやすい幅方向両端部を強固に固定できるという効果がある。また、幅方向両端部が交互パターン層109となっているので、非加熱状態であっても、幅方向両端部において、交互パターン層109の感圧粘着領域109bの感圧粘着剤によりある程度の接着力を得ることができる、というメリットもある。
(2)貼り付け用シートを切断して貼り付け用テープを作成する場合
本変形例の貼り付け用シートSは、テープ厚さ方向他方側から一方側に向かって基材層104、ホットメルト接着層105及び感圧粘着層106、剥離材層108の順で含む、積層構造となっている。なお、図8では、説明の便宜上、ホットメルト接着層105及び感圧粘着層106の部分のみを平面視で図示している。図8に示すように、貼り付け用シートSでは、基材層104と剥離材層108との間において、ホットメルト接着層105と感圧粘着層106とが幅方向(図8中左右方向)に交互に配列されている。
この貼り付け用シートSを不図示のスリッタ装置等によって適宜の幅に切断することで、被印字テープ43(貼り付け用テープ)を作成することができる。この切断時において、不図示の切断刃により例えば各ホットメルト接着層105の幅方向中間部において切断(図8中、破線で示す切断線CLで示す)を行うことで、各被印字テープ43において、テープ幅方向中央部に感圧粘着層106が配置され、テープ幅方向両端部にホットメルト接着層105が配置される構成とすることができる。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
30 テープカセット(貼り付け用テープカセット)
31 カセットケース(筐体)
36 規制部材(ガイド軸)
40 テープスプール(巻回部材)
41 テープロール(貼り付け用テープロール)
43 被印字テープ(貼り付け用テープ)
104 基材層
105 ホットメルト接着層
106 感圧粘着層
108 剥離材層
109 交互パターン層
109a ホットメルト接着領域
109b 感圧粘着領域
109c 隙間(境界線)
S 貼り付け用シート

Claims (9)

  1. 厚さ方向寸法及び幅方向寸法を備えた貼り付け用シートであって、
    基材層と、
    前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接して前記厚さ方向に第1厚さとなるように設けられ、所定の融点以上の温度で溶融して接着性を発現可能なホットメルト接着層と、
    前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接して前記厚さ方向に前記第1厚さよりも大きい第2厚さとなるように設けられ、所定の受圧により接着性を発現可能な感圧粘着層と、
    前記ホットメルト接着層及び前記感圧粘着層の前記厚さ方向の一方側に隣接して、それらホットメルト接着層及び感圧粘着層を覆うように設けられた剥離材層と、
    を有し、
    前記ホットメルト接着層及び前記感圧粘着層は、前記基材層と前記剥離材層との間において、前記幅方向に交互に配列されている
    ことを特徴とする貼り付け用シート。
  2. 厚さ方向寸法及び幅方向寸法を備えた貼り付け用シートであって、
    基材層と、
    前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接して前記厚さ方向に第3厚さとなるように設けられるとともに、所定の融点以上の温度で溶融して接着性を発現可能なホットメルト接着領域、及び、所定の受圧により接着性を発現可能な感圧粘着領域が、前記幅方向に対し傾斜した角度の境界線により区分されつつ交互に配置される、交互パターン層と、
    前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接して前記厚さ方向に前記第3厚さよりも大きい第4厚さとなるように設けられ、所定の受圧により接着性を発現可能な感圧粘着層と、
    前記交互パターン層及び前記感圧粘着層の前記厚さ方向の一方側に隣接して、それら交互パターン層及び感圧粘着層を覆うように設けられた剥離材層と、
    を有し、
    前記交互パターン層及び前記感圧粘着層は、前記基材層と前記剥離材層との間において、前記幅方向に交互に配列されている
    ことを特徴とする貼り付け用シート。
  3. 請求項1又は請求項2記載の貼り付け用シートにおいて、
    前記基材層は、布素材で構成されている
    ことを特徴とする貼り付け用シート。
  4. 厚さ方向寸法及び幅方向寸法を備えた貼り付け用テープを、所定の軸心を備えた巻回部材の外周に巻回して構成した貼り付け用テープロールであって、
    前記貼り付け用テープは、
    基材層と、
    前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接しかつ当該貼り付け用テープの前記幅方向の両端部に、前記厚さ方向に第1厚さとなるように設けられ、所定の融点以上の温度で溶融して接着性を発現可能なホットメルト接着層と、
    前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接しかつ当該貼り付け用テープの前記幅方向の中央部に、前記厚さ方向に前記第1厚さよりも大きい第2厚さとなるように設けられ、所定の受圧により接着性を発現可能な感圧粘着層と、
    前記ホットメルト接着層及び前記感圧粘着層の前記厚さ方向の一方側に隣接して、それらホットメルト接着層及び感圧粘着層を覆うように設けられた剥離材層と、
    を有することを特徴とする貼り付け用テープロール。
  5. 厚さ方向寸法及び幅方向寸法を備えた貼り付け用テープを、所定の軸心を備えた巻回部材の外周に巻回して構成した貼り付け用テープロールであって、
    前記貼り付け用テープは、
    基材層と、
    前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接しかつ当該貼り付け用テープの前記幅方向の両端部に、前記厚さ方向に第3厚さとなるように設けられるとともに、所定の融点以上の温度で溶融して接着性を発現可能なホットメルト接着領域、及び、所定の受圧により接着性を発現可能な感圧粘着領域が、前記幅方向に対し傾斜した角度の境界線により区分されつつ交互に配置される、交互パターン層と、
    接着層と、
    前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接しかつ当該貼り付け用テープの前記幅方向の中央部に、前記厚さ方向に前記第3厚さよりも大きい第4厚さとなるように設けられ、所定の受圧により接着性を発現可能な感圧粘着層と、
    前記交互パターン層及び前記感圧粘着層の前記厚さ方向の一方側に隣接して、それら交互パターン層及び感圧粘着層を覆うように設けられた剥離材層と、
    を有することを特徴とする貼り付け用テープロール。
  6. 請求項4又は請求項5記載の貼り付け用テープロールにおいて、
    前記貼り付け用テープの前記基材層は、布素材で構成されている
    ことを特徴とする貼り付け用テープロール。
  7. 厚さ方向寸法及び幅方向寸法を備え、基材層と、前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接しかつ当該貼り付け用テープの前記幅方向の両端部に、前記厚さ方向に第1厚さとなるように設けられ、所定の融点以上の温度で溶融して接着性を発現可能なホットメルト接着層と、前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接しかつ当該貼り付け用テープの前記幅方向の中央部に、前記厚さ方向に前記第1厚さよりも大きい第2厚さとなるように設けられ、所定の受圧により接着性を発現可能な感圧粘着層と、前記ホットメルト接着層及び前記感圧粘着層の前記厚さ方向の一方側に隣接して、それらホットメルト接着層及び感圧粘着層を覆うように設けられた剥離材層と、を有する貼り付け用テープを、所定の軸心を備えた巻回部材の外周に巻回した貼り付け用テープロールと、
    前記貼り付け用テープロールから繰り出された前記貼り付け用テープを案内するためのガイド軸と、
    内部に前記貼り付け用テープロール及び前記ガイド軸を収納する筐体と、
    を有し、
    前記貼り付け用テープロールから繰り出した前記貼り付け用テープを、前記筐体の外へ連続的に供給可能に構成された
    ことを特徴とする貼り付け用テープカセット。
  8. 厚さ方向寸法及び幅方向寸法を備え、基材層と、前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接しかつ当該貼り付け用テープの前記幅方向の両端部に、前記厚さ方向に第3厚さとなるように設けられるとともに、所定の融点以上の温度で溶融して接着性を発現可能なホットメルト接着領域、及び、所定の受圧により接着性を発現可能な感圧粘着領域が、前記幅方向に対し傾斜した角度の境界線により区分されつつ交互に配置される、交互パターン層と、前記基材層の前記厚さ方向の一方側に隣接しかつ当該貼り付け用テープの前記幅方向の中央部に、前記厚さ方向に前記第3厚さよりも大きい第4厚さとなるように設けられ、所定の受圧により接着性を発現可能な感圧粘着層と、前記交互パターン層及び前記感圧粘着層の前記厚さ方向の一方側に隣接して、それら交互パターン層及び感圧粘着層を覆うように設けられた剥離材層と、を有する貼り付け用テープを、所定の軸心を備えた巻回部材の外周に巻回した貼り付け用テープロールと、
    前記貼り付け用テープロールから繰り出された前記貼り付け用テープを案内するためのガイド軸と、
    内部に前記貼り付け用テープロール及び前記ガイド軸を収納する筐体と、
    を有し、
    前記貼り付け用テープロールから繰り出した前記貼り付け用テープを、前記筐体の外へ連続的に供給可能に構成された
    ことを特徴とする貼り付け用テープカセット。
  9. 請求項7又は請求項8記載の貼り付け用テープカセットにおいて、
    前記貼り付け用テープの前記基材層は、布素材で構成されている
    ことを特徴とする貼り付け用テープカセット。
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