JP2014188623A - 切削工具の吐水装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノズルを任意の角度で旋回させて調整し、切削液を所望の領域へ正確に噴射させることができる切削工具の吐水装置を提供する。
【解決手段】切削工具の吐水装置は、装着座1及びノズル2を備える。装着座1は、底端に形成された螺合部11と、軸心部に形成された貫通孔12とを有する。螺合部11の上端には、凹設されて凹弧面を有する収納槽13が形成され、収納槽13と貫通孔12とが連通し、収納槽13の内縁には、凹状環槽131が凹設され、凹状環槽131内には、防漏パッキン14が配設され、収納槽13の頂端には、固定ワッシャ15が配設される。ノズル2は、下ボールジョイント21と上ボール部22との組み合わせにより構成される。下ボールジョイント21は、装着座1の収納槽13内に対応して収納される。
【選択図】図3
【解決手段】切削工具の吐水装置は、装着座1及びノズル2を備える。装着座1は、底端に形成された螺合部11と、軸心部に形成された貫通孔12とを有する。螺合部11の上端には、凹設されて凹弧面を有する収納槽13が形成され、収納槽13と貫通孔12とが連通し、収納槽13の内縁には、凹状環槽131が凹設され、凹状環槽131内には、防漏パッキン14が配設され、収納槽13の頂端には、固定ワッシャ15が配設される。ノズル2は、下ボールジョイント21と上ボール部22との組み合わせにより構成される。下ボールジョイント21は、装着座1の収納槽13内に対応して収納される。
【選択図】図3
Description
本発明は、切削工具の吐水装置に関し、特に、ノズルを旋回させて任意の角度に調整し、切削液を所望の領域へ正確に噴射することができる切削工具の吐水装置に関する。
一般に各種機械加工の切削工具には噴水ヘッドが配設され、噴水ヘッドを介して切削液が刃とワークとの間に噴射される。旋盤は工業機械で最も重要であり、工業分野で広く採用されているが、その理由は旋盤が多様な切削機能を備えている上、各種材料の加工に応用することができるからである。
工業の発展に伴い、工業製品の正確さが日々向上しているが、それは旋盤装置が改良されてきているためである。旋盤に使用される刃は、一般にバイトと称される。バイトは、刃物台に保持されてワークに接触し、自在に交換することができるため使用が容易である。
工業の発展に伴い、工業製品の正確さが日々向上しているが、それは旋盤装置が改良されてきているためである。旋盤に使用される刃は、一般にバイトと称される。バイトは、刃物台に保持されてワークに接触し、自在に交換することができるため使用が容易である。
一般に旋盤などの切削工具は、切削加工を行う過程で、バイトがワークに高速で接触すると摩擦により高熱が発生し、過熱によりバイトが摩耗したりワークが変形するため、これを防ぐために、切削加工過程において噴水ヘッドによりバイトとワークとの間に切削液を噴射させる。
しかし、従来の噴水ヘッドは、バイトとワークとの間に切削液を噴射させることができるが、ノズルから噴射される切削液の角度が制限されていたため、使用が不便であり、改善が求められていた。
そのため、上述の問題点がない切削工具の吐水装置が求められていた。
本発明の目的は、ノズルの下ボールジョイントを収納槽内で旋回させてノズルを任意の角度に調整し、ノズルのノズル口から所望の領域へ切削液を正確に噴射させることができる切削工具の吐水装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によれば、装着座及びノズルを備えた切削工具の吐水装置であって、前記装着座は、底端に形成された螺合部と、軸心部に形成された貫通孔と、を有し、前記螺合部の上端には、凹設されて凹弧面を有する収納槽が形成され、前記収納槽と前記貫通孔とが連通し、前記収納槽の内縁には、凹状環槽が凹設され、前記凹状環槽内には、防漏パッキンが配設され、前記収納槽の頂端には、固定ワッシャが配設され、前記ノズルは、下ボールジョイントと上ボール部との組み合わせにより構成され、前記下ボールジョイントは、前記装着座の前記収納槽内に対応して収納され、前記下ボールジョイント及び前記上ボール部の内部には、前記装着座の前記貫通孔に対応した誘導流路が形成され、前記上ボール部には、ノズル口が外方へ突設され、前記ノズル口と前記誘導流路とが連通することを特徴とする切削工具の吐水装置が提供される。
また、前記ノズルの前記誘導流路と前記ノズル口とは、10〜90度の角度で連結されていることが好ましい。
また、前記装着座の底端に形成された前記螺合部上には、嵌合部が形成されていることが好ましい。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本発明が限定されるものではない。
図1〜図3を参照する。図1は、本発明の一実施形態に係る切削工具の吐水装置を示す分解斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る切削工具の吐水装置を示す斜視図である。図3は、本発明の一実施形態に係る切削工具の吐水装置を示す断面図である。図1〜図3に示すように、本発明の一実施形態に係る切削工具の吐水装置は、少なくとも装着座1及びノズル2から構成される。
装着座1は、底端に螺合部11が形成され、螺合部11により所定の位置に螺着される。装着座1の軸心部には、貫通孔12が形成され、螺合部11の上端には、凹設されて凹弧面を有する収納槽13が形成される。収納槽13と貫通孔12とは連通している。収納槽13の内縁には、凹状環槽131が凹設されている。凹状環槽131内には、防漏パッキン14が配設され、収納槽13の頂端には、固定ワッシャ15が配設される。
ノズル2は、下ボールジョイント21と上ボール部22との組み合わせにより構成される。下ボールジョイント21は、装着座1の収納槽13内に対応して収納され、下ボールジョイント21及び上ボール部22の内部には、装着座1の貫通孔12に対応した誘導流路23が形成されている。上ボール部22には、ノズル口24が外方に突設されている。ノズル口24は、誘導流路23と連通し、ノズル口24と誘導流路23とが10〜90度の角度で連結されている(図4を併せて参照)。
図5を参照する。図5は、本発明の一実施形態に係る切削工具の吐水装置を使用するときの状態を示す断面図である。図5に示すように、本発明の一実施形態に係る切削工具の吐水装置は、装着座1の防漏パッキン14が収納槽13の凹状環槽131内に配設された後、ノズル2の下ボールジョイント21が収納槽13内に収納され、固定ワッシャ15が収納槽13の頂端に取り付けられ、ノズル2の下ボールジョイント21が外れないように収納槽13に位置規制し、本発明をシャンクなどの各種切削工具上に取り付けることができる。
本発明をシャンクへ適用した場合、図6に示すように、本発明の装着座1の底端に設けられた螺合部11をシャンク3の適宜な箇所へ螺着し、ノズル2の下ボールジョイント21を収納槽13内で旋回させてその使用角度を調整する。ノズル2のノズル口24がバイトとワークとの間に対応し、装着座1の貫通孔12を介して切削液をノズル2の誘導流路23内へ注入し、誘導流路23を通った切削液がノズル口24を介してバイトとワークとの間へ噴射される。
ノズル2は、下ボールジョイント21と上ボール部22とが接続されて構成されているため、下ボールジョイント21を収納槽13内で旋回させて任意の角度に調整することができる上、ノズル2の誘導流路23とノズル口24との間が10〜90度の角度で結合されているため、誘導流路23を通る切削液を、ノズル口24を介してバイトの刃先とワークとの間へ噴射することができ、各種形式のバイトへ適用してバイトの使用寿命を大幅に延ばし、高い冷却効果を得ることができる。
本発明をシャンクへ適用した場合、図6に示すように、本発明の装着座1の底端に設けられた螺合部11をシャンク3の適宜な箇所へ螺着し、ノズル2の下ボールジョイント21を収納槽13内で旋回させてその使用角度を調整する。ノズル2のノズル口24がバイトとワークとの間に対応し、装着座1の貫通孔12を介して切削液をノズル2の誘導流路23内へ注入し、誘導流路23を通った切削液がノズル口24を介してバイトとワークとの間へ噴射される。
ノズル2は、下ボールジョイント21と上ボール部22とが接続されて構成されているため、下ボールジョイント21を収納槽13内で旋回させて任意の角度に調整することができる上、ノズル2の誘導流路23とノズル口24との間が10〜90度の角度で結合されているため、誘導流路23を通る切削液を、ノズル口24を介してバイトの刃先とワークとの間へ噴射することができ、各種形式のバイトへ適用してバイトの使用寿命を大幅に延ばし、高い冷却効果を得ることができる。
本実施形態の装着座1の底端に形成された螺合部11は、螺着位置に応じて螺合部11上に嵌合部111を取り付けたり、図7に示すように、螺合部11を一体成形して所望の異なる位置に螺着してもよい。
上述したことから分かるように、本発明の切削工具の吐水装置は、従来技術と比べ、ノズルの下ボールジョイントを収納槽内で旋回させてノズルを任意の角度(前後360度、上下35度〜180度)に調整することができ、様々な形状(例えば、三角形、菱形、円形、桃形など)を有するバイトを利用し、ノズルのノズル口から所望の領域へ切削液を正確に噴射させることができるため、実用的である。
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。本発明の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本発明の特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
1 装着座
2 ノズル
3 シャンク
11 螺合部
12 貫通孔
13 収納槽
14 防漏パッキン
15 固定ワッシャ
21 下ボールジョイント
22 上ボール部
23 誘導流路
24 ノズル口
111 嵌合部
131 凹状環槽
2 ノズル
3 シャンク
11 螺合部
12 貫通孔
13 収納槽
14 防漏パッキン
15 固定ワッシャ
21 下ボールジョイント
22 上ボール部
23 誘導流路
24 ノズル口
111 嵌合部
131 凹状環槽
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によれば、切削工具の一部に螺着し、切削工具とワークとの間へ切削液を噴射する切削工具の吐水装置であって、切削工具に螺着する装着座及び該装着座の上端に設けたノズルを備え、前記装着座は、底端に形成された螺合部と、軸心部に形成された貫通孔と、を有し、前記螺合部の上端には、凹設されて凹弧面を有する収納槽が形成され、前記収納槽と前記貫通孔とが連通し、前記収納槽の内縁には、凹状環槽が凹設され、前記ノズルは、下ボールジョイントと上ボール部との組み合わせにより構成され、前記下ボールジョイントは、防漏パッキンおよび固定ワッシャを介して前記装着座の前記収納槽内に収納され、前記下ボールジョイント及び前記上ボール部の内部には、前記装着座の前記貫通孔に対応した誘導流路が形成され、前記上ボール部には、ノズル口が外方へ突設され、前記ノズル口と前記誘導流路とが連通し、前記ノズルが、、前記装着座に対して旋回可能で、かつ、上下方向へ向けた角度調整が可能であることを特徴とする、切削工具の吐水装置が提供される。
Claims (3)
- 装着座及びノズルを備えた切削工具の吐水装置であって、
前記装着座は、底端に形成された螺合部と、軸心部に形成された貫通孔と、を有し、
前記螺合部の上端には、凹設されて凹弧面を有する収納槽が形成され、前記収納槽と前記貫通孔とが連通し、前記収納槽の内縁には、凹状環槽が凹設され、前記凹状環槽内には、防漏パッキンが配設され、前記収納槽の頂端には、固定ワッシャが配設され、
前記ノズルは、下ボールジョイントと上ボール部との組み合わせにより構成され、前記下ボールジョイントは、前記装着座の前記収納槽内に対応して収納され、前記下ボールジョイント及び前記上ボール部の内部には、前記装着座の前記貫通孔に対応した誘導流路が形成され、前記上ボール部には、ノズル口が外方へ突設され、前記ノズル口と前記誘導流路とが連通することを特徴とする、
切削工具の吐水装置。 - 前記ノズルの前記誘導流路と前記ノズル口とは、10〜90度の角度で連結されていることを特徴とする請求項1に記載の切削工具の吐水装置。
- 前記装着座の底端に形成された前記螺合部上には、嵌合部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の切削工具の吐水装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013066356A JP2014188623A (ja) | 2013-03-27 | 2013-03-27 | 切削工具の吐水装置 |
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JP (1) | JP2014188623A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017060642A1 (fr) * | 2015-10-09 | 2017-04-13 | Patrick Cruchet | Combinaison d'un récipient avec une bille |
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-
2013
- 2013-03-27 JP JP2013066356A patent/JP2014188623A/ja active Pending
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FR3042177A1 (fr) * | 2015-10-09 | 2017-04-14 | Patrick Cruchet | Recipient destine a recevoir un produit liquide, solide, pateux, poudreux ou sous forme de gel |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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