JP2014187639A - カメラ装置および半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像素子と光学レンズとの間の光軸ズレの発生を防止しつつ、カメラ装置の組み立て性を良好にする。
【解決手段】カメラ装置は、光学部材を通過した光束を受光して光電変換信号を出力する撮像素子を封止樹脂によりパッケージングしてなる半導体装置と、半導体装置のリード端子がはんだ付けされ、光電変換信号が入力される画像処理回路が実装された回路基板と、 所定の平面度を有する表面には半導体装置を位置決めする第1嵌合部が設けられ、裏面には回路基板が取り付けられた位置決め部材とを有し、半導体装置の封止樹脂の裏面は所定の平面度を有し、第1嵌合部と嵌合する第2嵌合部を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、カメラ装置および半導体装置に関する。
従来から、撮像素子を搭載したパッケージに設けた貫通孔に、レンズ鏡筒に設けた突起を挿入して、撮像素子の撮像中心とレンズの光軸との位置合わせ、撮像素子の撮像面の平行度の位置合わせを可能にしたカメラが知られている(たとえば特許文献1)。
特開2003−86779号公報
しかしながら、組み立て時の位置調整の自由度が高いため調整工程での作業時間が増加するとともに、熱的な環境変化に起因する各部品の熱膨張差に伴う光軸ずれや、振動による相対位置のずれが発生して、カメラの撮影精度が低下するという問題がある。
請求項1に記載のカメラ装置は、光学部材を通過した光束を受光して光電変換信号を出力する撮像素子を封止樹脂によりパッケージングしてなる半導体装置と、半導体装置のリード端子がはんだ付けされ、光電変換信号が入力される画像処理回路が実装された回路基板と、所定の平面度を有する表面には半導体装置を位置決めする第1嵌合部が設けられ、裏面には回路基板が取り付けられた位置決め部材とを有し、半導体装置の封止樹脂の裏面は所定の平面度を有し、第1嵌合部と嵌合する第2嵌合部を備えることを特徴とする。
請求項11に記載の半導体装置は、光学部材を通過した光束を受光して光電変換信号を出力する撮像素子を封止樹脂によりパッケージングしてなる半導体装置であって、半導体装置の封止樹脂の裏面は、搭載時の位置決めのために、所定の平面度を有し、嵌合部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、所定の平面度を有する表面に位置決め用の第1嵌合部を設けた位置決め部材と、所定の平面度を有する封止樹脂の裏面に第2嵌合部を設けた半導体装置とを第1嵌合部と第2嵌合部とを介して嵌合させるので、良好な組み立て性を有するとともに、光軸ズレの発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態によるカメラ装置の構造を示す図であり、図1(a)は外観斜視図、図1(b)は図1(a)におけるA−A断面図である。 図2(a)はレンズ保持枠を説明する平面図であり、図2(b)は位置決め部材を説明する平面図である。 撮像素子パッケージを説明する図であり、図3(a)は断面図、図3(b)は撮像素子パッケージの裏面を説明する外観斜視図である。 第1の実施の形態によるカメラ装置の組み立て説明する分解斜視図である。 第2の実施の形態のカメラ装置の組み立てを説明する図であり、図5(a)は分解斜視図、図5(b)は撮像素子パッケージの裏面を説明する外観斜視図、図5(c)は断面図である。 第3の実施の形態のカメラ装置の組み立てを説明する図であり、図6(a)は分解斜視図、図6(b)は撮像素子パッケージの裏面を説明する外観斜視図、図6(c)は断面図である。 第4の実施の形態のカメラ装置の組み立てを説明する図であり、図7(a)は分解斜視図、図7(b)は撮像素子パッケージの裏面を説明する外観斜視図、図7(c)は断面図である。 第4の実施の形態の位置決め部材の嵌合部の形成方法を説明する図 第5の実施の形態のカメラ装置の構造を示す断面図 第6の実施の形態のカメラ装置の構造を示す図であり、図10(a)は断面図、図10(b)は分解斜視図である。
−第1の実施の形態−
図面を参照して、本発明の第1の実施の形態によるカメラ装置について説明する。本明細書では、乗用車等の車両に備えられ、車載安全装置の一つとして用いられる外界認識センサである車載ステレオカメラに搭載されるカメラ装置を一例として説明を行う。車載ステレオカメラでは、左右に基線長(たとえば200mm〜400mm程度)の間隔で離れて設けられた2つのカメラ装置により取得されたそれぞれの画像を用いて、三角測量の原理を利用して対象物までの距離を測定する。図1(a)は第1の実施の形態によるカメラ装置1の外観正面図、図1(b)は図1(a)におけるカメラ装置1のA−A断面図である。なお、説明の都合上、x軸、y軸およびz軸からなる座標系を図示の通りに設定する。
カメラ装置1は、光学レンズ2と、レンズ保持部材3と、位置決め部材6と、撮像素子パッケージ11と、回路基板13とを備えている。光学レンズ2は、z軸+方向に存在する被写体からの光束を通過させ、撮像素子パッケージ11に搭載された撮像素子の受光面上に被写体像が焦点を結ぶように、レンズ保持部材3により保持される。撮像素子は、事項した被写体光束を光電変換した信号を回路基板13へ出力する。
図1および図2(a)のレンズ保持部材3をz軸+側から見た平面図を用いて、レンズ保持部材3について説明する。レンズ保持部材3は、位置決め部材6にねじ5により固定される。レンズ保持部材3は、一対の取付部3aと、一対の立ち上げ部3bと、平面部3cと、レンズ固定部3dとからなるように金属板を機械加工された部材である。取付部3aは位置決め部材6と接触する面であり、ねじ5を挿通するための貫通孔3fが設けられている。立ち上げ部3bは、後述する撮像素子パッケージ11に対して、光学レンズ2の焦点距離に相当する距離だけz軸方向に空間が形成されるように設けられている。平面部3cは、一対の立ち上げ部3bの上端(z軸+側)を渡す平板であり、中央付近にレンズ固定部3dが設けられている。レンズ固定部3dは、光学レンズ2を保持するために設けられた開口部である。
レンズ固定部3dと貫通孔3fとは、レンズ保持部材3を位置決め部材6に取り付け後、光学レンズ2の光軸と撮像素子パッケージ11の中心軸とが実質的に一致するように、xy平面において互いに所定の精度を有して設けられている。すなわち、貫通孔3fの中心とレンズ固定部3dの中心、すなわち光学レンズ2の光軸とのx軸方向の距離X1とy軸方向の距離Y1とは、所定の精度を有するように設けられている。
図1および図2(b)の位置決め部材6をz軸+側から見た平面図を用いて、位置決め部材6について説明する。位置決め部材6は、アルミ板等に機械加工を施して作成され、z軸+側の面に設けられた取付ねじ孔6aと、z軸−側の面に設けられた取付ねじ孔6bと、貫通孔6cと、撮像素子パッケージ11と嵌合するための嵌合部6dとが設けられている。取付ねじ孔6aは、レンズ保持部材3を取り付けるために設けられ、レンズ保持部材3の取付部3aに設けられた貫通孔3fを介してねじ5が挿通される。取付ねじ孔6bは、回路基板13を取り付けるために設けられ、回路基板13に設けられた貫通孔13a(図4参照)を介してねじ16が挿通される。貫通孔6cは、嵌合部6dに撮像素子パッケージ11を嵌合した際に、撮像素子パッケージ11に設けられているリード端子11aを回路基板13の挿入孔13b(図4参照)に導くために設けられている。
嵌合部6dは、平面部6eと突起部6fとによって構成される。平面部6eは、撮像素子パッケージ11と嵌合させた際に、撮像素子パッケージ11のz軸−側の面と接触する面であり、高い平面度が得られるように形成されている。突起部6fは、z軸+方向に突設して設けられた凸部材であり、x軸方向に沿って直線状に延在する第1突起部6f1とy軸方向に沿って直線状に延在する第2突起部6f2とにより構成される。第1突起部6f1と第2突起部6f2とは、xy平面上で互いに交差するように切削加工等により形成される。図2では、第1突起部6f1と第2突起部6f2とがxy平面上にて十字状となる場合を例示している。また、本実施の形態では、第1突起部6f1のyz平面での断面と、第2突起部6f2のxz平面での断面は、矩形形状となるように形成される。
嵌合部6dと取付ねじ孔6aとは、xy平面において互いに所定の精度を有して設けられている。すなわち、レンズ保持部材3および撮像素子パッケージ11を位置決め部材6に取り付けた際に、光学レンズ2の光軸と撮像素子パッケージ11の中心軸とが実質的に一致するように、嵌合部6dに対して取付ねじ孔6aが所定の精度を有するように設けられる。
図2(b)に示すように、撮像素子パッケージ11に収容される撮像素子の中心軸を通りx軸およびy軸に沿った基準線をそれぞれL1、L2とする。換言すると、第1突起部6f1は基準線L1に沿って延在し、第2突起部6f2は基準線L2に沿って延在する。また、取付ねじ孔6aの中心を通りx軸およびy軸に沿った基準線をそれぞれL3、L4とする。本実施の形態では、基準線L1およびL3は所定の平行度を有し、基準線L2およびL4も同様に所定の平行度を有している。
取付ねじ孔6aの中心と基準線L1とL2との交点、すなわち撮像素子パッケージ11に収容される撮像素子の中心軸とのx軸方向の距離X2とy軸方向の距離Y2とは、所定の精度を有するように設けられている。この場合、上述した距離X1と距離X2との差分、および上述した距離Y1と距離Y2との差分が所定の許容誤差範囲内に収まるように取付ねじ孔6aが設けられる。この結果、位置決め部材6に取り付けた撮像素子パッケージ11の中心軸とレンズ保持部材3に保持される光学レンズ2の光軸とを実質的に一致させる。
図1および図3を用いて撮像素子パッケージ11について説明する。図3(a)は撮像素子パッケージ11のyz平面による断面を示し、図3(b)は撮像素子パッケージ11をz軸−側から見た場合の外観斜視図である。撮像素子パッケージ11には、光学レンズ2を通過した被写体光束をガラス面11aを介して受光して、光電変換信号を出力するCCDやCMOS等の撮像素子11bが封止樹脂によりパッケージングして成る半導体装置である。光電変換信号は撮像素子11bから内部配線11c、リード端子11dを介して回路基板13に設けられる処理IC(不図示)等に出力される。撮像素子パッケージ11は、z軸+方向から位置決め部材6に搭載され、位置決め部材6のz軸−側の面から突出したリード端子11dと、位置決め部材6にz軸−方向から固定されたガラスエポキシ等からなる回路基板13とがはんだ14により接続される。回路基板13と位置決め部材6とは、ねじ16により固定される。
撮像素子パッケージ11のz軸−側には、平面部11eと平面部11eに形成した凹部である溝部11fとが形成されている。平面部11eは、撮像素子パッケージ11に搭載される撮像素子11bの撮像面との間でxy平面における平行度が確保されるように、高い平面度を有している。撮像素子パッケージ11が位置決め部材6の嵌合部6dに嵌合される際には、平面部11eと嵌合部6dの平面部6eとが互いに接触する接触面となる。
図3(b)に示すように、溝部11fは、嵌合部6dに設けられた突起部6fに対応する形状を有している。すなわち、溝部11fは、x軸方向に沿って直線状に延在する矩形形状の断面を有する第1溝部11f1と、y軸方向に沿って直線状に延在する矩形形状の断面を有する第2溝部11f2とが互いに交差するように加工されている。撮像素子パッケージ11を位置決め部材6に取り付ける際には、第1溝部11f1と第1突起部6f1とが嵌合し、第2溝部11f2と第2突起部6f2とが嵌合する。このため、突起部6fと溝部11fとは、xy平面上にて3つ以上の異なる面にて互いに当接するので、位置決め部材6に対して図4に示すθz方向へ回転することを規制できる。
図4に示す、位置決め部材6と、撮像素子パッケージ11と、回路基板13との組み立てを説明するための分解斜視図を用いて、位置決め部材6と撮像素子パッケージ11との組み立てについて説明する。撮像素子パッケージ11のリード端子11dを位置決め部材6の貫通孔6cに挿入し、撮像素子パッケージ11の溝部11fと位置決め部材6の突起部6fとを互いに嵌合させた状態で、撮像素子パッケージ11をz軸+側からバネ等を用いてz軸−方向へ加圧して位置決め部材6に押し当てる(マウント工程)。この状態で、貫通孔6cを通過し位置決め部材6のz軸−側の面から突出したリード端子11dを挿入穴13bに挿入させて、回路基板13をz軸−側からねじ16によりねじ締めして位置決め部材6に固定する(ねじ締め工程)。回路基板13が位置決め部材6にねじ締めされた後、挿入穴13bに挿入されたリード端子11dをはんだ14によって回路基板13に接続する(はんだ付け工程)。
上記のようにマウント工程、ねじ締め工程およびはんだ付け工程により撮像素子パッケージ11を位置決め部材6に取り付ける際に、突起部6fと溝部11fとが互いに嵌合し合うことにより、撮像素子パッケージ11が位置決め部材6に対して図4に示すθz方向へ回転することを規制できる。また、互いに高い平面度を有するように形成された、撮像素子パッケージ11の平面部11eと位置決め部材6の嵌合部6dを構成する平面部6eとが互いに押し当てられるので、図2に示すθx方向、θy方向の回転(あおり)を規制できる。
撮像素子パッケージ11および回路基板13が位置決め部材6に取り付けられた後、レンズ保持部材3をねじ5によって位置決め部材6に固定する。この際、撮像素子パッケージ11と位置決め部材6との搭載位置の回転、あおりが規制され、さらに、レンズ固定部3dに対して貫通孔3fおよび嵌合部6dに対して取付ねじ孔6aが所定の精度を有するように設けられる。この結果、光学レンズ2の光軸と撮像素子パッケージ11の中心軸とが実質的に一致した状態を実現できるので、光学レンズ2の光軸を調整する工程が不要か、または必要最小限で済ませることができる。
上述した第1の実施の形態によるカメラ装置1によれば、次の作用効果が得られる。
(1)位置決め部材6の嵌合部6dには、所定の平面度を有する平面部6eと突起部6fとが設けられ、撮像素子パッケージ11の封止樹脂の裏面(z軸−側)には、所定の平面度を有する平面部11eと溝部11fとを設けるようにし、嵌合部6dの突起部6fおよび撮像素子パッケージ11の溝部11fを嵌合させるようにした。このため、マウント工程、ねじ締め工程およびはんだ付け工程により撮像素子パッケージ11を位置決め部材6に取り付ける際に、θx方向、θy方向への回転(あおり)およびθz方向への回転を規制できるので、調整作業が不要もしくは必要最小限となるので、組み立て性が良好で調整工程を簡素化させ、生産性の向上に寄与する。
特に、撮像素子11bを封止樹脂によりパッケージングしてなる半導体装置である撮像素子パッケージ11の裏面を、搭載時の位置決めのために、所定の平面度を有し、平面部11eと溝部fを備えるようにした。したがって、簡便な構成によりカメラ装置1への搭載の際に調整作業の工程を低減可能な半導体装置を製造できるので、生産性の向上に寄与する。
(2)嵌合部6dの突起部6fおよび撮像素子パッケージ11の溝部11fとは、光学レンズ2の光軸と直交するxy平面上において、少なくとも3つの面で互いに当接する形状を有するようにした。このため、撮像素子パッケージ11のθz方向への回転を規制できるので、組み立て時および搭載後の震動や温度変化等の環境下であっても光軸ズレの発生を抑制することができる。
(3)嵌合部6dの突起部6fおよび撮像素子パッケージ11の溝部11fとは、互いに嵌合する凹凸形状を有するようにした。したがって、撮像素子パッケージ11と位置決め部材6とを確実に嵌合させることができるので、搭載後の震動や温度変化等の環境下であっても撮像素子パッケージ11のθz方向への回転を規制して、光軸ズレの発生を抑制できる。
(4)突起部6fは、x軸方向に沿って延在する直線状の第1突起部6f1とy軸方向に沿って延在する直線状の第2突起部6f2とが互いに交差するように形成した。このため、撮像素子パッケージ11のθz方向への回転を規制できるので、組み立て時および搭載後の震動や温度変化等の環境下であっても光軸ズレの発生を抑制することができる。
(5)突起部6fと溝部11fとは、光学レンズ2の光軸方向であるz軸方向において矩形形状の断面を有するようにした。この結果、簡単な形状とすることにより凸部6fと溝部11fの加工を容易にして、生産性を向上させることができる。
なお、突起部6fを位置決め部材6に設け、溝部11fを撮像素子パッケージ11に設けるものに代えて、突起部6fを撮像素子パッケージ11に設け、溝部11fを位置決め部材6に設けても良い。この場合であっても、上述した作用効果と同様の作用効果が得られる。
−第2の実施の形態−
図面を参照して、本発明によるカメラ装置の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、位置決め部材に設けられた突起部の断面形状および撮像素子パッケージに設けられた溝部の断面形状が第1の実施の形態とは異なる。
図5(a)は、第2の実施の形態によるカメラ装置1の位置決め部材6と、撮像素子パッケージ11との組み立てを説明するための分解斜視図である。位置決め部材6の嵌合部6dは、平面部6eと突起部16fとにより構成される。平面部6eは、第1の実施の形態の場合と同様に、撮像素子パッケージ11と嵌合させた際に、撮像素子パッケージ11のz軸−側の面と接触する面であり、高い平面度が得られるように形成されている。突起部16fは、z軸+方向に突設して設けられた部材であり、x軸方向に沿って直線状に延在する第1突起部16f1とy軸方向に沿って直線状に延在する第2突起部16f2とにより構成される。第1突起部16f1と第2突起部16f2とは、xy平面上で互いに交差するように切削加工等により形成される。図5(a)では、第1突起部16f1と第2突起部16f2とがxy平面上にて十字状となる場合を例示している。本実施の形態では、第1突起部16f1のyz平面での断面と、第12突起部6f2のxz平面での断面は、楔形状となるように形成される。
図5(b)は、第2の実施の形態による撮像素子パッケージ11をz軸−側から見た場合の外観斜視図である。撮像素子パッケージ11のz軸−側には、平面部11eと凹部である溝部21fとが形成されている。平面部11bは、撮像素子パッケージ11に搭載される撮像素子の撮像面との間でxy平面における平行度が確保されるように、高い平面度を有している。撮像素子パッケージ11が位置決め部材6の嵌合部6dに嵌合される際には、平面部11eと嵌合部6dの平面部6eとが互いに接触する接触面となる。
溝部21fは、嵌合部6dに設けられた突起部16fに対応する形状を有している。すなわち、溝部21fは、x軸方向に沿って直線状に延在する楔形状の断面を有する第1溝部21f1と、y軸方向に沿って直線状に延在する楔形状の断面を有する第2溝部21f2とが互いに交差するように加工されている。撮像素子パッケージ11を位置決め部材6に取り付ける際には、第1溝部21f1と第1突起部16f1とが嵌合し、第2溝部21f2と第2突起部16f2とが嵌合する。
図5(c)は、上記の構造を有する位置決め部材6に撮像素子パッケージ11を搭載した際のxz平面における断面図である。図示の通り、楔形状の突起部16fと楔形状の溝部21fとが互いに嵌合する。
上述した第2の実施の形態によるカメラ装置1によれば、第1の実施の形態により得られる(1)〜(4)の作用効果に加えて次の作用効果が得られる。
突起部16fは、楔形状の断面構造を有する第1突起部16f1と、楔形状の断面構造を有する第2突起部16f2とが互いに交差するように形成され、溝部21fは、楔形状の断面構造を有する第1溝部21f1と、楔形状の断面構造を有する第2溝部21f2とが互いに交差するように形成されるようにした。したがって、マウント工程の際に撮像素子パッケージ11の搭載位置にずれが生じた場合、すなわち突起部16fのz軸方向の頂部と溝部21fのz軸方向の頂部とがxy平面に沿ってずれが生じた場合であっても、突起部16fと溝部21fとが有するテーパ形状の効果によって、撮像素子パッケージ11を位置決め部材6に対してxy平面上でスライドさせて、所望の位置に移動させることができる。この結果、撮像素子パッケージ11を位置決め部材6上に精度よく搭載でき、θz方向の回転を規制できるので、少ない調整工数にてカメラ装置1を製造できる。
なお、突起部16fを位置決め部材6に設け、溝部21fを撮像素子パッケージ11に設けるものに代えて、突起部16fを撮像素子パッケージ11に設け、溝部21fを位置決め部材6に設けても良い。この場合であっても、上述した作用効果と同様の作用効果が得られる。
−第3の実施の形態−
図面を参照して、本発明によるカメラ装置の第3の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、位置決め部材に設けられた突起部の形状および撮像素子パッケージに設けられた溝部の形状が第1の実施の形態とは異なる。
図6(a)は、第3の実施の形態によるカメラ装置1の位置決め部材6と、撮像素子パッケージ11との組み立てを説明するための分解斜視図である。位置決め部材6の嵌合部6dは、平面部6eと突起部26fとにより構成される。平面部6eは、第1の実施の形態の場合と同様に、撮像素子パッケージ11と嵌合させた際に、撮像素子パッケージ11のz軸−側の面と接触する面であり、高い平面度が得られるように形成されている。突起部26fは、z軸+方向に突設して設けられた円柱状部材である。図6(a)では、3個の突起部26fが設けられた例を示しているが、突起部26fの個数は図示の例に限定されるものではなく、撮像素子パッケージ11を位置決め部材6に搭載する際の搭載精度や突起部26fの加工工数等に応じて最適な個数が決定されればよい。また、複数の突起部26fのxy平面における互いの位置関係についても、同様に搭載位置精度や突起部26fの加工工数等に応じて決定されればよい。
図6(b)は、第3の実施の形態による撮像素子パッケージ11をz軸−側から見た場合の外観斜視図である。撮像素子パッケージ11のz軸−側には、平面部11eと凹部である溝部31fとが形成されている。平面部11eは、撮像素子パッケージ11に搭載される撮像素子11bの撮像面との間でxy平面における平行度が確保されるように、高い平面度を有している。撮像素子パッケージ11が位置決め部材6の嵌合部6dに嵌合される際には、平面部11eと嵌合部6dの平面部6eとが互いに接触する接触面となる。
溝部31fは、嵌合部6dに設けられた突起部26fに対応する位置に設けられる。すなわち、溝部31fは、撮像素子パッケージ11のz軸−側の平面部11eに、z軸−方向に中心軸を有する円筒状の孔である。上述したように、位置決め部材6は、金属板を加工して形成するので、切削加工により突起部を形成するよりも、精密プレス加工を用いた方が生産性を高めることができる。この場合、プレス型の寿命等を考慮して、突起部は本実施の形態のように、円柱状のような単純な形状であることが好ましい。
図6(c)は、上記の構造を有する位置決め部材6に撮像素子パッケージ11を搭載した際のxz平面における断面図である。図示の通り、複数の円柱状の突起部26fと複数の円筒状の溝部31fとがそれぞれ互いに嵌合する。この結果、複数の円柱状の部材にて位置決めすることにより、θz方向の回転を規制できる。
上述した第3の実施の形態によるカメラ装置1によれば、第1の実施の形態により得られる(1)〜(3)の作用効果に加えて次の作用効果が得られる。
突起部26fは、平面部6e上の異なる位置に設けられた複数の円柱部材により構成され、溝部31fは、複数の円柱部材に対応する位置に設けられた複数の円筒状の開口により構成されるようにした。突起部26fを円柱のように単純な形状とすることにより、突起部26fを加工する際に要する作業工程とコストとを削減することができる。
なお、突起部26fを位置決め部材6に設け、溝部31fを撮像素子パッケージ11に設けるものに代えて、突起部26fを撮像素子パッケージ11に設け、溝部31fを位置決め部材6に設けても良い。この場合であっても、上述した作用効果と同様の作用効果が得られる。
−第4の実施の形態−
図面を参照して、本発明によるカメラ装置の第4の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、はんだボール等の球状のビーズ材を用いて撮像素子パッケージと位置決め部材とを嵌合させる点が第1の実施の形態とは異なる。
図7(a)は、第4の実施の形態によるカメラ装置1の位置決め部材6と、撮像素子パッケージ11との組み立てを説明するための分解斜視図である。位置決め部材6の嵌合部6dは、平面部6eと孔36fとビーズ材37とにより構成される。平面部6eは、第1の実施の形態の場合と同様に、撮像素子パッケージ11と嵌合させた際に、撮像素子パッケージ11のz軸−側の面と接触する面であり、高い平面度が得られるように形成されている。
孔36fは平面部6e上に複数個設けられ、それぞれの孔36fには、はんだボールなどの球状に形成されたビーズ材37が収容される。それぞれの孔36fは、後述するように、z軸方向に沿って中心軸を有する孔径の異なる2つの円筒状の孔がz軸方向に並ぶように2段の孔加工を施すようにして形成される。図7(a)では、2個の孔36fが設けられた例を示しているが、孔36fの個数は図示の例に限定されるものではなく、撮像素子パッケージ11を位置決め部材6に搭載する際の搭載精度や孔36fの加工工数等に応じて最適な個数が決定されればよい。また、複数の孔36fのxy平面における互いの位置関係についても、同様に搭載位置精度や孔36fの加工工数等に応じて決定されればよい。
図8を用いて、位置決め部材6の嵌合部6dの形成方法を説明する。図8は、嵌合部6dを構成する孔36fの近傍のxz平面による断面図である。図8(a)に示すように、孔36fは、孔径の異なる円筒状の第1孔36f1と円筒状の第2孔36f2とによって形成される。図示の通り、第1孔36f1の孔径は第2孔36f2の孔径よりも大きくなるように形成され、第1孔36fは第2孔36f2よりもz軸+側に形成される。第1孔36f1の中心軸と第2孔36f2の中心軸とはz軸に沿って互いに一致するように形成されている。後述するように孔36fにビーズ材37を収容した場合にビーズ材37の一部が平面部6eから突出するように、第1孔36f1のz軸方向の長さおよび第2孔36f2の孔径が決定される。すなわち、第1孔36f1のz軸方向の長さおよび第2孔36f2の孔径は、ビーズ材37の内径よりも短くなるように形成される。上記のように形成された孔36fには、後述するはんだペースト等のロウ材の濡れ性を向上させるため、Ni等のメッキが施される。
図8(b)に示すように、孔36fの内部には、はんだペースト等のロウ材38が塗布される。そして、ビーズ材37をロウ材38の上部にマウントし、ロウ材38をリフローする。リフローによって、図8(c)に示すように、ロウ材38が溶融してビーズ材37が固着される。上述したように、第1孔36f1のz軸方向の長さおよび第2孔36f2の孔径は、ビーズ材37の内径よりも短くなるように形成されているので、ビーズ材37の一部がz軸+方向に向けて突出して固着される。ビーズ材37のうちz軸+方向に突出した部分が、後述する撮像素子パッケージ11のz軸−側に形成された孔と嵌合する。
図7(b)は、第4の実施の形態による撮像素子パッケージ11をz軸−側から見た場合の外観斜視図である。撮像素子パッケージ11のz軸−側には、平面部11eと孔41fとが形成されている。平面部11eは、撮像素子パッケージ11に搭載される撮像素子の撮像面との間でxy平面における平行度が確保されるように、高い平面度を有している。撮像素子パッケージ11が位置決め部材6の嵌合部6dに嵌合される際には、平面部11eと嵌合部6dの平面部6eとが互いに接触する接触面となる。撮像素子パッケージ11の孔41fは、嵌合部6dに設けられた孔36fに対応する位置に設けられる。すなわち、孔41fは、撮像素子パッケージ11のz軸−側の平面部11eに、z軸方向に中心軸を有する円柱状の孔である。
図7(c)の断面図に示すように、撮像素子パッケージ11が位置決め部材6に搭載されると、位置決め部材6に設けられた孔36fと撮像素子パッケージ11に設けられた孔41fとが、ビーズ材37を介して嵌合される。この結果、撮像素子パッケージ11を位置決め部材6上に精度よく搭載でき、θz方向の回転を規制できるので、少ない調整工数にてカメラ装置1を製造できる。また、孔36fに塗布したロウ材38をリフローする際には、プリント配線基板に電子部品を搭載してリフローにより電子回路基板を生成する際の工程を利用することができるので、特殊な装置を導入することなく精度の高い嵌合部6dを形成することができる。
上述した第4の実施の形態によるカメラ装置1によれば、第1の実施の形態により得られる(1)の作用効果に加えて次の作用効果が得られる。
位置決め部材6の嵌合部6dに複数の孔36fと、ビーズ材37とを設け、撮像素子パッケージ11のz軸−側の平面部11eには、孔36fと対応する位置に複数の孔41fを設けた。そして、位置決め部材6の孔36fと撮像素子パッケージ11の孔41fとは、ビーズ材37を介して嵌合されるようにした。したがって、撮像素子パッケージ11を位置決め部材6上に精度よく搭載でき、θz方向の回転を規制できるので、少ない調整工数にてカメラ装置1を製造できる。
−第5の実施の形態−
図面を参照して、本発明によるカメラ装置の第5の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、位置決め部材と撮像素子パッケージとを接着剤を用いて固定する点で第1の実施の形態とは異なる。
図9は、第5の実施の形態のカメラ装置1のxz平面による断面図である。位置決め部材6、撮像素子パッケージ11および回路基板13の形状は、第1の実施の形態にて説明した形状と同一である。本実施の形態では、位置決め部材6の嵌合部6dを構成する突起部6fに、たとえばエポキシ系の接着剤39をディスペンサ等により塗布する。そして、マウント工程にて、撮像素子パッケージ11をz軸+側からバネ等を用いてz軸−方向へ加圧して位置決め部材6に押し当てた状態で、接着剤39を加熱硬化させる。その結果、撮像素子パッケージ11を位置決め部材6に確実に位置決めさせた状態で固定するこので、瞬間的な衝撃力が加わった際に想定される撮像素子パッケージ11の微小な滑りによる位置ずれを防止できる。
上述した第5の実施の形態によるカメラ装置1によれば、第1の実施の形態により得られる(1)〜(5)の作用効果に加えて次の作用効果が得られる。
少なくとも突起部6fおよび溝部11fの近傍には接着剤39が塗布されるようにした。したがって、接着剤39により確実に撮像素子パッケージ11を位置決め部材6上に固定できるので、瞬間的な衝撃力が加わった場合であっても撮像素子パッケージ11の位置ずれの発生を防止できるので、カメラ装置1の組み立て時および苛酷な環境下での使用時であっても光軸ズレの発生を防止できる。
なお、上記の説明では、第1の実施の形態によるカメラ装置1と同様の形状に形成された位置決め部材6と撮像素子パッケージ11とを接着剤39により固定する例を示したが、第2〜第4の実施の形態によるカメラ装置1に適用してもよい。
−第6の実施の形態−
図面を参照して、本発明によるカメラ装置の第6の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、撮像素子パッケージをz軸+側から加圧固定する固定板をさらに備える点で第1の実施の形態とは異なる。
図10(a)は本実施の形態のカメラ装置1のxz平面による断面図であり、図10(b)は分解斜視図である。図に示すように、カメラ装置1は、位置決め部材6にねじ73によってz軸+側から固定された固定板7をさらに備えている。固定板7は、たとえばりん青銅等などの弾性板である。固定板7は、一対の取付部7aと、一対の立ち上げ部7bと、平面部7cとによって構成される。取付部7aは位置決め部材6と接触する面であり、ねじ73を挿通するための貫通孔72が設けられている。立ち上げ部7bは、取付部7aと平面部7cとが撮像素子パッケージ11のz軸方向の長さに応じた段差を有するように設けられた面部である。平面部7cは、一対の立ち上げ部7bの上端(z軸+側)を渡す平面状をなし、中央付近に光学レンズ2の径に応じた開口71が設けられている。
上述したマウント工程、ねじ締め工程、はんだ付け工程によって位置決め部材6に撮像素子パッケージ11が搭載された後、固定板7をz軸+側、すなわち撮像素子パッケージ11の受光面側から、貫通孔72を挿通させたねじ72によって位置決め部材6に設けられた取付ねじ穴6gに固定する。このとき、ねじ72により固定板7を加圧固定することにより、固定板7の弾性力により撮像素子パッケージ11がz軸−方向に付勢される。この結果、カメラ装置1の組み立て後であっても、撮像素子パッケージ11は、位置決め部材6に対するθx、θyおよびθz方向への回転が常時規制される。さらに、固定板7の平面部7cには開口71が設けられるので、光学レンズ2からの被写体光束は撮像素子パッケージ11に搭載された撮像素子によって受光でき、カメラ装置1としての機能を損なうことがない。
上述した第6の実施の形態によるカメラ装置1によれば、第1の実施の形態により得られる(1)〜(5)の作用効果に加えて次の作用効果が得られる。
撮像素子パッケージ11を撮像素子11bの受光面側から位置決め部材6に対して付勢する固定板7をさらに備えるようにした。このため、撮像素子パッケージ11は、常時、固定板7からの付勢力により位置決め部材6に密着するため、車両の振動や温度変化等の環境下に晒されても、光軸ズレの発生を防止できる。
さらに、固定板7を位置決め部材6にねじ72にて取り付けることができる。このため、従来の車載用のカメラ装置のように、板バネを用いて撮像素子パッケージを固定するために、圧縮した板バネの隙間に撮像素子パッケージを挿入する難作業を伴うことがないので、生産性の向上に寄与する。
なお、上記の説明では、第1の実施の形態によるカメラ装置1にさらに固定板7を設けた例を示したが、第2〜第4の実施の形態によるカメラ装置1に適用してもよい。
上述した第1〜第6の実施の形態によるカメラ装置1は、車両に搭載される車載用カメラとして説明した。しかし、建設機械や鉄道車両等の移動体や、産業用ロボットに搭載されるカメラ装置も本発明の一態様に含まれる。
上述した第1、第2、第5および第6の実施の形態では、突起部と溝部とがxy平面上十字状となるように形成された場合を説明したが、突起部と溝部とのxy平面上における形状は互いに交差する方向に延在する形状であるものに限定されない。突起部と溝部とが、xy平面上において、少なくとも3つの異なる面で当接するT字形状や多角形状等に形成されているものについても本発明の一態様に含まれる。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
1…カメラ装置、2光学レンズ、3…レンズ保持部材、
6…位置決め部材、6d…嵌合部、6e…平面部、
6f、16f、26f…突起部、
6f1、16f1、26f1…第1突起部、
6f2、16f2、26f2…第2突起部、
7…固定板、11…撮像素子パッケージ、11b…撮像素子、
11e…平面部、11f、21f、31f…溝部、
11f1、21f1…第1溝部、11f2、21f2…第2溝部、
36f、41f…孔、
37…ビーズ材、39…接着剤

Claims (11)

  1. 光学部材を通過した光束を受光して光電変換信号を出力する撮像素子を封止樹脂によりパッケージングしてなる半導体装置と、
    前記半導体装置のリード端子がはんだ付けされ、前記光電変換信号が入力される画像処理回路が実装された回路基板と、
    所定の平面度を有する表面には前記半導体装置を位置決めする第1嵌合部が設けられ、裏面には前記回路基板が取り付けられた位置決め部材とを有し、
    前記半導体装置の封止樹脂の裏面は前記所定の平面度を有し、前記第1嵌合部と嵌合する第2嵌合部を備えることを特徴とするカメラ装置。
  2. 請求項1に記載のカメラ装置において、
    前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とは、前記光学部材の光軸と直交する平面上において、少なくとも3つの面で互いに当接する形状を有することを特徴とするカメラ装置。
  3. 請求項1または2に記載のカメラ装置において、
    前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とは、互いに嵌合する凹凸形状を有することを特徴とするカメラ装置。
  4. 請求項3に記載のカメラ装置において、
    前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とは、互いに交差する方向に延在する凹凸形状をそれぞれ有することを特徴とするカメラ装置。
  5. 請求項4に記載のカメラ装置において、
    前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とは、前記光学部材の光軸方向において矩形形状の断面を有することを特徴とするカメラ装置。
  6. 請求項4に記載のカメラ装置において、
    前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とは、前記光学部材の光軸方向において楔形状の断面を有することを特徴とするカメラ装置。
  7. 請求項3に記載のカメラ装置において、
    前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とは、前記光学部材の光軸方向に沿って延在する円筒状の凹凸形状を有することを特徴とするカメラ装置。
  8. 請求項1に記載のカメラ装置において、
    前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とは、複数の孔と、前記複数の孔のそれぞれに挿入される球状部材とにより構成されることを特徴とするカメラ装置。
  9. 請求項3に記載のカメラ装置において、
    少なくとも前記第1嵌合部および第2嵌合部の近傍には接着剤が塗布されることを特徴とするカメラ装置。
  10. 請求項1に記載のカメラ装置において、
    前記半導体装置は、前記撮像素子が前記光学部材を通過した光束を受光するための受光面側から前記位置決め部材に対して付勢する固定板をさらに備えることを特徴とするカメラ装置。
  11. 光学部材を通過した光束を受光して光電変換信号を出力する撮像素子を封止樹脂によりパッケージングしてなる半導体装置であって、
    前記半導体装置の封止樹脂の裏面は、搭載時の位置決めのために、所定の平面度を有し、嵌合部を備えることを特徴とする半導体装置。
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